JPS60160229A

JPS60160229A - 携帯用無線送受信機

Info

Publication number: JPS60160229A
Application number: JP59015378A
Authority: JP
Inventors: Kinichiro Nakano; 金一郎中野; Mikio Takeuchi; 幹夫竹内; Motomiki Hirano; 平野　元幹
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-01-31
Filing date: 1984-01-31
Publication date: 1985-08-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、無線式に車両側の装置との間で信号の送受
を行なう携帯用無線送受信機に関する。

（発明の背景）本願出願人は、先に、特願昭５７−１３２１１８号（未
公開）において［電波式キーシステムＪを提案している
。この電波式キーシステムは、例えば車両のドアロック
に適用され、運転者がキーを所持する代わりに送受信機
を持ち、この送受信機を所持したものが上記ドアに設け
られたスイッチを操作した場合のみドアロックの解錠あ
るいは施錠が行なわれる構成となっているものである。

第１図は、上記電波式キーシステム（以下、車両用施錠
制御装置と称する）の概略構成を示すブロック図である
。同図において、携帯用送受信機１は、車両１８の機械
式キーの代わりに運転者が携帯するものである。

他方、車両１８側には、第２図に示す如く、制御袋ｗ２
が搭載されており、更にドアウィンドにはループアンテ
ナ１０が設けられ、運転席側ドアのドアハンドル近傍に
スイッチ１２が設けられている。

上記携帯用送受信機１は、常時電源ＯＮ状態であって、
上記車体側の制御装置２から送信されるリクエスト信号
を受信可能な状態となっている。

そして、この携帯用送受信機１を携帯した運転者がドア
ロックの解錠を行なうために、上記スイッチ１２を手動
操作すると、第１図に示す制御装置２内のリクエスト信
号発生回路１１が作動し、一定時間リクエスト信号をル
ープアンテナ１０から送信する。このループアンテナ１
０から送信されたリクエスト信号は、電磁誘導作用によ
って上記携帯用送受信機１のループアンテナ３によって
受信される。そして、携帯用送受信機１側においては、
リクエスト信号検出回路７によって、上記リクエスト信
号が車両１８側の制御装置２から送信されたことを検出
し、コード信号発生口１８を作動させる。

コード信号発生回路８が作動すると、予めコード記憶回
路９に記憶されていた車両１８固有のコード信号（車両
毎に異なるコードが設定される）を出力する。そして、
変調回路５において、キャリア発振回路６から供給され
るキャリア信号を上記コード信号によって変調し、出力
回路４．ループアンテナ３を介して送信する。

すると、車両側においては、上記携帯用送受信Ｉ１１か
ら送信されてくる固有コード信号がループアンテナ１０
によって受信され、この受信された固有コード信号は、
受信・復調回路１３を介してコード照合回路１４へ供給
される。

コード照合回路１４は、コード記憶回路１５に予め登録
されている車両固有のコード信号と、上記受信されたコ
ード信号とが一致するか否かの判別を行なうものであり
、両コード信号が一致した場合に限りアクチュエータ駆
動回路１６の駆動を行なうものである。

そして、アクチュエータ駆動回路−１６が駆動されると
、ドアロックの解錠・施錠を行なうアクチュエータ１７
が駆動されてドアロックが解錠されることとなる。

このように、携帯用送受信機１側のコード信号と車両側
の制御回路２に登録されているコード信号とが一致した
場合に限りドアロックの解錠・施錠が行われることによ
って、例えば上記携帯用送受信機１を所持しない者がド
アロックを解錠しようとしても、ドアロックは解錠され
ない。また、コード信号の異なる携帯用送受信Ｉ！１１
を携帯した者がドアロックを解錠しようとしても同様に
してドアロックは解錠されない。これによって、上記携
帯用送受信機１は、従来の機械式キーと同様の防犯性を
有するものとなる。また、上記携帯用送受信機１は、ポ
ケットや鞄等の中に収納した状態で使用可能であるため
、従来の機械式キーのように、解錠あるいは施錠の都度
、キーを取り出す手間が省けることとなる。

なお、上記アクチュエータ１７は、駆動毎にドアロック
の状態を反転させる構成となっており、駆動前にドアロ
ックが施錠されていれば解錠動作を行ない、駆動前に解
錠状態となっていれば施錠動作を行ふう。

また、上記の車両用施錠Ｍ御装芦が搭載されている車両
は、従来の機械式ドアロック機構をも備えており、運転
者等は上記の携帯用送受信機１によってドアロックの解
錠・施錠を行なうことができるとともに、車両用キーに
よって手動操作でドアロックの解錠・施錠を行なうこと
もできるように構成されている。これは、例えば上記携
帯用送受信機１の電池が切れた場合には、上記車両用施
錠制御装置を作動させることが不可能となってしまうこ
とから、機械式キーによってドアロックの解錠・施錠を
行なう必要があるためである。

ところで、本願発明者らが上記車両用施錠制御装置につ
いて更に研究を重ねた結果、以下の点について改良を行
なうことによって、より性能の向上を図ることが可能で
あると知見した。

すなわち、上記携帯用送受信機１（以下、カード型送受
信機とする）は、クレジットカードと略同−の大きさで
あり、かつその大きさは数ｌｌ１ｌ〜１ＣＩｌｌ程度に
形成されている。また、運転者がポケットやカバン等に
収納した状態で常に所持し、長年にわたって使用される
ものである。

従って、上記カード型送受信機１の内部回路を保護し、
かつ外力によるカードケースのひび割れ等を防ぐために
、カードケースの強度は強いものでなければならない。

このためには、カードケース全体を金属板等で覆う構造
や、カードケース全体を金属部材で窓枠状に囲む構造等
が考えられるが、上記カード型送受信機１には、そのカ
ードケース内周縁にループアンテナ３が収納されており
、上記のような補強構造では、補強材としての金属が電
磁波を遮断したり、あるいは補強材の中に電磁誘導が生
じたりするため、上記ループアンテナ３の送受信効率を
著しく低下させてしまう。

以上の点を考慮した結果、本願発明をするに至ったので
ある。

（発明の目的）この発明の目的は、より強度が高く、かつ送受信効率に
悪影響を与えることがない携帯用無線送受信機を提供す
ることにある。

（発明の構成）この発明は、係る目的を達成するために、送受信回路を
収容するカード型ケースの内部に枠状に形成される金属
製補強部材を設け、その一部を切欠いて不連続としたこ
とを特徴とする。

（実施例の説明ｉ第３図は、この発明に係る携帯用送受信機の一実施例の
構成を示す斜視図である。なお、同図（より−スの蓋部
を開いた状態を示している。

ケース２１は、合成樹脂等の非磁性体によって形成され
ており、その外形はクレジットカードと略同−の大きさ
の薄箱状直方体に形成されている。

また、その厚さは数ｍｍ〜１ｃｍ程瓜に形成されている
。

上記ケース２１内には、上述した先願装置に示されるリ
クエスト信号の受信回路および固有コード信号の送信回
路とを備えた回路部（０１１図の４〜７の回路に相当す
る）２２８〜２２ｄが収容されており、また回路部２２
ａ〜２２ｄの電源となる小型電池２３が収容されている
。更に、このケース２１内周縁には、上記リクエスト信
号ａ３よび固有コード信号の送受信を行なうためのルー
プアンテナ２４が設（プられている。

また、上記ループアンテナ２４の外周には、上記ケース
２１の内周縁に沿って枠状に形成された金属製補強部材
２５が設けられている。

上記補強部材２５には、電気的な閉ループを構成しない
よう、切欠部２５ａが設けられている。

これは、金属で形成された上記枠状の補強部材２５を切
欠部のない連続した閉ループ形状とすると、上記ループ
アンテナ２４の送信信号あるいは受信信号によって電磁
誘導を起こし、この影響によって送受信感度を著しく減
衰させてしまい、安定した送受信が不可能となることか
ら、これを防止するために施したものである。

このように構成されたカード型送受信機２０は、運転者
等が洋服のポケットや財布あるいはハンドバッグ等に収
容した状態で長年使用しても、外力によるひび割れや変
形等が生じることを防止することができる。

なお、上記切欠部２５ａを有する金属製補強部材の配置
は、第３図に示した実施例に限られるものではなく、例
えば第４図に示すように、上記回路部２２ｂ〜２２ｄの
周囲に部分的に金属製補強部材を配置する構成であって
も良い。すなわち、回路部２２ｂの周囲には、切欠部２
’６　ａを有り−る補強部材２６を配置し、回路部２２
０，２２ｄの周囲には、切欠部２７ａを有する補強部＠
２７を配置する構成である。

また、上記実施例構成と第４図で示した回路部の周囲に
部分的に補強部材を配置する構成との組合せであっても
良い。ただし、何れの場合であっても、上記金属製補強
部材には、電気的な閉ループを構成しないようその一部
に切欠部を設け、不連続にする必要がある。

（発明の効果）以上、詳細に説明したように、この発明に係る携帯用無
線送受信機にあっては、より強固な構造で、かつ安定し
た送受信効率を有することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は先願に係る車両用施錠制御装置の概略構成を示
すブロック図、第２図は同装置の外観および車両への実
装状態を示す図、第３図は本発明に係る携帯用送受信機
の一実施例の構成を示す斜視図、第４図は携帯用送受信
機の他の例の構成を示す斜視図である。２０．３０・・・カード型送受信機２１・・・ケース２２ａ〜２２ｄ・・・回路部２４・・・ループアンブナ２５．２６，２７・・・金属製補強部材２５ａ　、２６
ａ　、２７ａ・・・切欠部特許出願人日産自動車株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車両に設けられた装置との間で、無線信号の送受
を行なう送受信回路と；前記送受信回路を収容するための薄箱状のカード型ケー
スと；前記無線信号を送受するためのループアンテナと；前記カード型ケースの内部に枠状に形成され、かつ該枠
状の少なくとも一部が切欠かれて不連続となっている金
属製補強部材とを具備づることを特徴とする携帯用無線
送受信機。