JPH0350072B2 - - Google Patents

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JPH0350072B2
JPH0350072B2 JP17748483A JP17748483A JPH0350072B2 JP H0350072 B2 JPH0350072 B2 JP H0350072B2 JP 17748483 A JP17748483 A JP 17748483A JP 17748483 A JP17748483 A JP 17748483A JP H0350072 B2 JPH0350072 B2 JP H0350072B2
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JP
Japan
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lock
vehicle
signal
actuator
switch
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JP17748483A
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JPS6070284A (ja
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Mikio Takeuchi
Kinichiro Nakano
Motomiki Hirano
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Priority to US06/651,782 priority patent/US4719460A/en
Publication of JPS6070284A publication Critical patent/JPS6070284A/ja
Publication of JPH0350072B2 publication Critical patent/JPH0350072B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この発明は、無線式にドアロツク等の錠の解
錠・施錠を行なう車両用施錠制御装置に関する。
≪発明の背景≫ 本願出願人は、先に、特願昭57−132118号(特
開昭59−24075号)において「電波式キーシステ
ム」提案している。この電波式キーシステムは、
例えば車両のドアロツクに適用され、運転者がキ
ーを所持する代わりに送信機を持ち、この送信機
を所持したものが上記ドアに設けられたスイツチ
を操作した場合のみドアロツクの解錠あるいは施
錠が行なわれる構成となつているものである。
第1図は、上記電波式キーシステム(以下、車
両用施錠制御装置と称する)の概略構成を示すブ
ロツク図である。同図において、送受信機1は、
カード型ケース内に収納されており、このカード
型送受信機1は、車両18の機械式キーとともに
運転者が携帯するものである。
他方、車両18側には、制御装置2が搭載され
ており、更にドアウインドにはループアンテナ1
0が設けられ、運転席側ドアのドアハンドル近傍
にスイツチ12が設けられている。
上記カード型送受信機1は、常時電源ON状態
であつて、上記車体側の制御装置2から送信され
る送信リクエスト信号を受信可能な状態となつて
いる。そして、このカード型送受信機1を携帯し
た運転者がドアロツクの解錠を行なうために、上
記スイツチ12を手動操作すると、第1図に示す
制御装置2内の送信リクエスト信号発生回路11
が作動し、一定時間送信リクエスト信号をループ
アンテナ10から送信する。このループアンテナ
10から送信された送信リクエスト信号は、電磁
誘導作用によつて上記カード型送受信機1のルー
プアンテナ3によつて受信される。そして、カー
ド型送受信機1側においては、送信リクエスト信
号検出回路7によつて、上記送信リクエスト信号
が車両18側の制御装置2から送信されたことを
検出し、コード信号発生回路8を作動させる。
コード信号発生回路8が作動すると、予めコー
ド記憶回路9に記憶されていた車両18固有のコ
ード信号(車両毎に異なるコードが設定される)
を出力する。そして、変調回路5において、キヤ
リア発振回路6から供給されるキヤリア信号を上
記コード信号によつて変調し、出力回路4、ルー
プアンテナ3を介して送信する。
すると、車両側においては、上記カード型送受
信機1から送信されてくる固有コード信号がルー
プアンテナ10によつて受信され、この受信され
た固有コード信号は、受信・復調回路13を介し
てコード照合回路14へ供給される。
コード照合回路14においては、コード記憶回
路15に予め登録されている車両固有のコード信
号と、上記受信されたコード信号とが一致するか
否かの判別を行なうものであり、両コード信号が
一致した場合に限りアクチユエータ駆動回路16
の駆動を行なうものである。
そして、アクチユエータ駆動回路16が駆動さ
れると、ドアロツクの解錠・施錠を行なうアクチ
ユエータ17が駆動されてドアロツクが解錠され
ることとなる。
このように、カード型送受信機1側のコード信
号と車両側の制御装置2に登録されているコード
信号とが一致した場合に限りドアロツクの解錠・
施錠が行われることによつて、例えば上記カード
型送受信機1を所持しない者がドアロツクを解錠
しようとしても、ドアロツクは解錠されない。ま
た、コード信号の異なるカード型送受信機1を携
帯した者がドアロツクを解錠しようとしても同様
にしてドアロツクは解錠されない。これによつ
て、上記カード型送受信機1は、従来の機械式キ
ーと同様の防犯性を有するものとなる。また、上
記カード型送受信機1は、ポケツトや鞄等の中に
収納した状態で使用可能であるため、従来の機械
式キーのように、解錠あるいは施錠の都度、キー
を取り出す手間が省けることとなる。
なお、上記アクチユエータ17は、駆動毎にド
アロツクの状態を反転させる構成となつており、
駆動前にドアロツクが施錠されていれば解錠動作
を行ない、駆動前に解錠状態となつていれば施錠
動作を行なう。
ところが、このような車両用施錠制御装置にあ
つては、上記カード型送受信機1が車両側の制御
装置2の近傍に存在し、かつ上記スイツチ12が
操作された場合には、必然的にドアロツクの施
錠・解錠が行なわれる構成となつているため、例
えば、上記カード型送受信機1を所持した運転者
が車室内に存在し、各ドアロツクを施錠して居眠
りをしていた場合などに、第3者が車外からスイ
ツチ12を操作した場合には施錠されていたドア
ロツクが解錠されてしまうこととなり、安全上好
ましくない事態を招くことが考えられる。
≪発明の目的≫ この発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、携帯用送信機を所
持した者が、車室内に存在している場合に車外か
らの解錠・施錠操作を禁止することのできる車両
用施錠制御装置を提供することにある。
≪発明の構成≫ 本発明は、上記目的を達成するために第3図に
示す如く構成され、車体側から無線送信された施
解錠動作開始の信号ftを受信し、この受信に応答
して所定の固有信号frを無線送信する携帯用送受
信機100と; 車体側に配設されている錠に対応して設けら
れ、前記施解錠動作開始の信号ftを送信するとと
もに前記携帯用送受信機100からの前記固有信
号frを受信するアンテナ109a〜109eと; 前記錠を施錠・解錠操作するロツクアクチユエ
ータ104a〜104eと; 前記ロツクアクチユエータ104a〜104e
によつて施解錠される錠に対応し、かつ車体外板
に設けられた車外側スイツチ110a〜110e
と; 前記車外側スイツチ110a〜110eが操作
されたときに、前記アンテナ109a〜109e
が受けた固有信号frを受信する受信手段101
と; 前記受信手段101によつて受信された固有信
号frが車体側に予め設定された固有信号と一致す
るか否かを判別する固有信号照合手段102と; 前記錠を施解錠すべく、前記車外側スイツチ1
10a〜110eの操作がなされ、かつ前記固有
信号照合手段102によつて前記固有信号の一致
が判定された場合に限り、前記ロツクアクチユエ
ータ104a〜104eを駆動するロツクアクチ
ユエータ駆動手段103と; 車室内に設けられた車内側スイツチ105から
の信号に応答して前記ロツクアクチユエータ10
4a〜104eの駆動を禁止するアクチユエータ
駆動禁止手段108を具備することを特徴とす
る。
≪実施例の説明≫ 以下、本発明の実施例を第4図以下の図面を用
いて詳細に説明する。
第4図は、本発明に係る車両用施錠制御装置の
一実施例におけるカード型送受信機の構成を示す
ブロツク図、第5図は同じく車体側に設けられた
制御装置の構成を示すブロツク図である。
第4図に示すカード型送受信機30は、前記第
2図に示した従来例と同様に、ほぼ名刺大の薄板
状カード型のケース内に収納されており、運転者
が従来の機械式キーとともに携帯するものであ
る。
そして、上記カード型送受信機30の電気的構
成としては、ループ型アンテナ31と、送信リク
エスト信号を検出するための受信・復調回路32
と、マイクロコンピユータ33と、固有コードを
記憶するためのメモリ34と、固有コード信号
(固有信号)を送信するためのキヤリア発振回路
36および変調回路35とから概略構成されてい
る。
他方、車体側の制御装置40は、第5図に示す
如く、ループアンテナ41a〜41eを備えてお
り、これらのループアンテナは、スイツチング回
路44a〜44eを介して受信・復調回路49に
接続されている。
また、車外側スイツチとして車体外板に設けら
れた押釦式スイツチ42a〜42eはそれぞれ上
記ループアンテナ41a〜41eに対応して設け
られ、これらのスイツチ42a〜42eが操作さ
れたときに、前記カード型送受信機1から送信さ
れるコード信号を受信するのに充分な時間所定の
信号を出力するタイマ43a〜43eに接続され
ている。
上記タイマ43a〜43eの出力は、上記スイ
ツチング回路44a〜44eのスイツチング信号
として供給されているとともに、AND回路45
a〜45eのゲート信号として供給されている。
更に、前記タイマ43a〜43eの出力は、多入
力OR回路48へ供給されており、前記5つのタ
イマ43a〜43eのうち何れかひとつでも作動
すると、多入力OR回路48からON出力がマイ
クロコンピユータ50へ供給される。
上記受信・復調回路49は、上記ループアンテ
ナ41a〜41eの何れかによつて受信されたコ
ード信号を抽出するものであり、抽出されたコー
ド信号はマイクロコンピユータ50へ供給され
る。
変調回路52は、マイクロコンピユータ50か
ら所定パルス幅のON信号をキヤリア(搬送波)
に乗せて出力し、上記ループアンテナ41a〜4
1eから送信リクエスト信号として送信するもの
である。
上記AND回路45a〜45eの他方の入力と
して、マイクロコンピユータ50からのアクチユ
エータ駆動指令信号が入力されており、前記タイ
マ43a〜43eからの出力信号と前記アクチユ
エータ駆動指令信号とのAND論理をとる構成と
なつている。
駆動回路46a〜46eは、上記AND回路4
5a〜45eからON信号が供給されるのに応答
して、各駆動回路に対応して接続されたアクチユ
エータ47a〜47eを駆動するものである。こ
れらの駆動回路によつて駆動されるアクチユエー
タ類47a〜47eとしては、同図に示す如く、
運転席側ドアのドアロツクの解錠・施錠を行なう
ための運転席ドアロツクアクチユエータ47a、
助手席側ドアのドアロツクの解錠・施錠を行なう
ための助手席ドアロツクアクチユエータ47b、
車体後部のトランクロツクの施錠・解錠を行なう
トランクロツクアクチユエータ47c、グローブ
ボツクスロツクの施錠・解錠を行なうためのグロ
ーブボツクスロツクアクチユエータ47d、ステ
アリングハンドルのロツキングを行なうためのス
テアリングロツクアクチユエータ47eが設けら
れている。
従つて、上記ループアンテナ41aとスイツチ
42aとタイマ43aとスイツチング回路44a
と、AND回路45aと、駆動回路46aと、運
転席ドアロツクアクチユエータ47aとによつ
て、運転席ドアロツク回路aが構成されており、
同様にして、助手席ドアロツク回路b、トランク
ロツク回路c、グローブボツクスロツク回路d、
ステアリングロツク回路eとが構成されている。
さらに、上記各ローク回路a〜e内のスイツチ
とタイマとの間には、リレースイツチRa〜Reが
介在されている。これらリレースイツチRa〜Re
は、イグニツシヨンキースイツチIGN内のキー
イン検出スイツチ(車内側スイツチ)62がON
の期間中は、リレースイツチの接点が開かれる構
成となつており、上記キーイン検出スイツチ62
は、イグニツシヨンキースイツチIGNの鍵孔6
1へイグニツシヨンキー63が挿入された場合に
ONとなる構成となつている。
従つて、上記イグニツシヨンキースイツチ
IGNにキー63が挿入されていない状態では、
上記キーイン検出スイツチ62はOFFであつて、
スイツチ42a〜42eの操作によつてタイマ4
3a〜43eの作動がなされる。これに対して、
イグニツシヨンキースイツチIGNにキー63が
挿入されている場合には、キーイン検出スイツチ
62はONとなつて、上記各リレースイツチRa〜
Reの接点は開かれて、スイツチ42a〜42e
を操作してもタイマ43a〜43eは作動しな
い。
また、上記カード型送受信機30内には、薄形
長寿命の電池が収納されて、各回路に常時電源を
供給している。そして、通常状態においては、前
記車体側の制御装置から送信される送信リクエス
ト信号の受信待機状態となつている。そして、制
御装置40から送信リクエスト信号が送信されて
きたときのみ、所定の固有コード信号を送信する
構成となつている。これは、常時固有コード信号
を送信する構成とすると、電力消費量が大となつ
て、上記電池の寿命が短くなつてしまうためであ
る。なお、上記送信リクエスト信号の受信待機状
態における電力消費量は、固有コード信号送信時
に消費する電力に比べ極めて微弱であるため、上
記電池の寿命に与える影響は少ない。
同様にして、上記車体側制御装置においても、
送信リクエスト信号は、スイツチ42a〜42e
の操作をしたときにのみ発生する構成となつてい
るため、常時送信リクエスト信号を発生する構成
に比べ電力消費量は少なくすることができる。
また、本実施例装置においては、上記送信リク
エスト信号および固有コード信号の送受信は、ル
ープアンテナ31と、41a〜41eとの間の電
磁誘導によつて行なわれており、これは、送受信
アンテナ間の距離が小さい場合には、少ない電力
で大きな感度を得ることができるためである。す
なわち、上記ドアロツク等の施・解錠操作は、車
体近傍において行なわれるため、遠隔操作の必要
性はなく、また電波を発生するためには電磁誘導
に比べて電力消費量が大となるためである。
そして、上記運転席ドアロツクアクチユエータ
47aおよび助手席ドアロツクアクチユエータ4
7bは、駆動回路46a,46bからON信号
(電源電圧)が到来する毎に、ドアロツクの状態
を反転させるものであり、駆動回路からON信号
が到来する以前にドアロツクが施錠状態であれば
解錠動作を行ない、ON信号到来前に解錠状態で
あれば施錠動作を行なう構成となつている。
同様にしてトランクロツクアクチユエータ47
cは、駆動回路46cからON信号が到来する毎
にトランクロツクの状態を反転させる動作を行な
うものであり、ステアリングロツクアクチユエー
タ47eは、ステアリングの回動をロツキングす
るためのステアリングロツクの状態を駆動回路4
6eからのON信号到来毎に反転させるものであ
る。
次に、第6図Aに示すフローチヤートは、上記
カード型送受信機30内のマイクロコンピユータ
33において実行される処理の内容を示すもの
で、同様にして、第6図Bに示すフローチヤート
は、上記車体側制御装置40内のマイクロコンピ
ユータ50において実行される処理の内容を示す
ものである。以下、これらのフローチヤートを用
いて、本実施例装置の動作を説明する。
今仮に、車両のドアロツク等が全て施錠されて
いると仮定し、上記カード型送受信機30を携帯
した運転者が車両に乗り込むため運転席側ドアロ
ツクを解錠しようとした場合の動作を一例として
説明する。また、この場合には、イグニツシヨン
キースイツチIGNにはキー63が挿入されてい
ない(運転者が所持している)状態である。
この場合、運転者が行なう操作としては、運転
席側ドアのドアハンドル近傍に設けられた車外側
のスイツチ42aを手動操作するのみで良い。
上記スイツチ42aのON操作がなされると、
これに伴つてタイマ43aが作動し、所定時間の
間ON出力を発生する。タイマ43aが作動した
ことによつて、スイツチング回路44aのみが
ONとなつて、ループアンテナ41aが受信可能
状態となる。
また、上記タイマ43aが作動したことによつ
て、多入力OR回路48からON信号がマイクロ
コンピユータに供給される。これは、上記第6図
Bのステツプ(10)の処理において用いられるデータ
となる。
すなわち、上記スイツチ42aが操作される以
前においては、カード型送受信機30側では、マ
イクロコンピユータ33は送信リクエスト信号の
受信待機状態を継続しており、他方制御装置40
側のマイクロコンピユータ50においては、上記
スイツチ42a〜42eのON操作の待機状態、
すなわち多入力OR回路48からのON信号の待
機状態を継続している。
そして、多入力OR回路48からON信号が供
給されると、第6図Bのステツプ(10)の判別結果が
YESとなつて、次のステツプ(11)の処理が実行さ
れて、送信リクエスト信号発生指令出力が変調回
路52へ供給される。これは、所定時間幅のパル
ス信号を変調回路52へ出力する処理であつて、
変調回路52においては、マイクロコンピユータ
50から供給されたパルス信号によつて所定のキ
ヤリアを変調して出力する。
すると、変調回路52から出力された送信リク
エスト信号は、上記能動状態となつているループ
アンテナ41aから送信されることとなる。
上記送信リクエスト信号が送信されると、カー
ド型送受信機30においては、送信リクエスト信
号がループアンテナ31で受信され、受信・復調
回路32を介してマイクロコンピユータ33へ供
給される。これに伴つて、第6図Aのステツプ(1)
の処理結果がYESとなつて、次のステツプ(2)の
処理が実行される。
上記ステツプ(2)の処理においては、予めメモリ
34に記憶されている車両固有のコード信号(例
えば8ビツトのシリアルデータにおける“0”、
“1”の組合せによつて設定される)を読込んで、
次のステツプ(3)の処理によつて、上記読込まれた
固有コードデータに対応するパルス列信号を変調
回路35へ出力する処理がなされる。
この間、上記車体側制御装置40においては、
第6図Bのステツプ(11)の処理が終了した後、ステ
ツプ(12)の処理において、コード信号が受信される
までの待機状態を継続している。
そして、上記カード型送受信機30から固有コ
ード信号が送信されると、車体側の制御装置40
において、上記能動状態となつているループアン
テナ41aによつて、上記固有コード信号が受信
される。
上記受信された固有コード信号は、受信・復調
回路49を介してキヤリア成分が取除かれた後マ
イクロコンピユータ50へ供給される。
これに伴つて、上記ステツプ(12)の判別結果が
YESとなつて、次のステツプ(13)の処理が実
行される。このステツプ(13)の処理において
は、上記受信されたコード信号(以下、受信コー
ドと称する)のデータを読込んで、所定レジスタ
に一時記憶する処理がなされる。そして、次のス
テツプ(14)の処理によつて、前記メモリ51内
に予め登録されている車両固有のコードデータが
読込まれる。
そして、ステツプ(15)の処理によつて、上記
受信コードとメモリ51内に記憶されていた固有
コードとの一致判別処理が所定の論理演算処理に
よつて実行される。
そして、次のステツプ(16)の処理において、
上記一致判別処理の結果が“一致”であるか否か
判別処理がなされ、YESであれば次のステツプ
(17)の処理によつて、アクチユエータ駆動指令
信号が出力される。他方、ステツプ(16)の判別
結果がNOであれば、アクチユエータ駆動指令信
号は出力されない。
上記アクチユエータ駆動指令信号は、マイクロ
コンピユータ50から第5図の5つのAND回路
45a〜45eへ供給される。このとき、上記ス
イツチ42aが操作されてタイマ43aが作動し
ていることから、5つのAND回路45a〜45
eのうちAND条件が成立するのは、運転席ドア
ロツク回路a内のAND回路45aのみとなる。
これによつて、運転席ドアロツクアクチユエータ
47aのみが駆動されて、運転席ドアロツクの解
錠動作がなされることとなる。
なお、運転者が車両を離れる場合等、解錠状態
の錠を施錠する場合にも、運転者がドアロツク等
の施錠したい錠に対応する車外側のスイツチを操
作するのみで、前記解錠動作の場合と同様にして
施錠動作が行なわれる。
このようにして、受信コードと車体側の固有コ
ードとが一致したときのみ、かつON操作された
スイツチに対応するロツクアクチユエータのみが
駆動される構成となつており、上記カード型送受
信機30を所持しない第3者がロツクを解錠しよ
うとしても解錠動作は行われない(施錠動作も同
様に行なわれない)。また、固有コード信号の異
なるカード型送受信機30を所持する者が同様に
解錠操作(あるいは施錠操作)を行なおうとして
も、解錠動作(あるいは施錠動作)は実行されな
い。
また、各ロツクの解錠・施錠を開始させる機会
を与える車外側のスイツチ42a〜42eは、各
錠毎に設けられており、これによつて、カード型
送受信機30を所持している者は、解錠あるいは
施錠を行なおうとする錠のみを選択して作動させ
ることができ、例えば、ドアロツクを全て施錠し
た状態でトランクロツクのみを解錠したい場合に
はトランクロツク回路cのスイツチ42cを操作
することによつてトランクロツクのみを解錠させ
ることができるのである。
他方、上記カード型送受信機30を携帯してい
る運転者が車両に搭乗して、イグニツシヨンキー
63をイグニツシヨンキー孔に挿入した場合には
車内側スイツチとして動作するキーイン検出スイ
ツチ62がON状態となつて、各ロツク回路a〜
eのリレースイツチRa〜Reの接点が開かれるた
め、車外側スイツチとして動作するスイツチ42
a〜42eを操作したとしても、このスイツチ操
作によるON信号はマイクロコンピユータ50へ
は到達しない。このため、第6図Bに示すフロー
チヤートにおけるステツプ(10)の判別結果はNOを
継続することとなり、各錠の解錠・施錠動作は行
なわれないこととなる。
上記の動作によつて、カード型送受信機30を
所持している者が車両内に搭乗している場合に
は、上記イグニツシヨンキースイツチIGNにキ
ー63を挿入しておけば、車外からドアロツク等
を解錠される虞れがなく、防犯性の向上を図るこ
とができる。
なお、上記実施例においては、リレースイツチ
Ra〜Reを各ロツク回路a〜eのスイツチとタイ
マとの間に介在する構成を示してあるが、このほ
かに、同様のリレースイツチをアンテナ41a〜
41eの接続ライン中に介在させる構成であつて
も良いし、また、キーイン検出スイツチ62の
ON・OFF状態をマイクロコンピユータ50へ入
力して、ソフト的にイグニツシヨンキー63の挿
入時にアクチユエータの駆動禁止処理を実行させ
る構成としても良い。
尚、上記実施例では、キーイン検出スイツチ6
2を特許請求の範囲における車内側スイツチとし
て利用し、イグニツシヨンキーの鍵孔へイグニツ
シヨンキー63が挿入されているときは携帯用送
受信機30を所持しているもの(例えば運転者)
が車内に存在するとみなしてアクチユエータの駆
動禁止処理を行うよう構成したが、本発明はこれ
に限ることなく、例えば、アクチユエータの駆動
禁止処理を行う車内側スイツチを車内に単独に設
けて、運転者によるスイツチ操作に応答して上記
駆動禁止処理を行なうようにしてもよい。
≪発明の効果≫ 以上詳細に説明したように本発明の車両用施錠
制御装置にあつては、携帯用送信機を所持してい
る者(例えば運転者)が、車内に存在する場合
に、車外からの解錠・施錠操作を禁止することが
可能となり、外部からの他人の侵入を防止し、防
犯性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用施錠制御装置の概略構成
を示すブロツク図、第2図は同装置の外観および
車両への実装状態を示す図、第3図は本発明のク
レーム対応図、第4図は本発明の一実施例装置に
おけるカード型送受信機の電気的構成を示すブロ
ツク図、第5図は同実施例装置における車体側制
御装置の電気的構成を示すブロツク図、第6図
A,Bは、同実施例装置において実行される処理
の内容を示すフローチヤートである。 100……携帯用送受信機、101……受信手
段、102……固有信号照合手段、103……ロ
ツクアクチユエータ駆動手段、104a〜104
e……ロツクアクチユエータ、105……車内側
スイツチ、105A……イグニツシヨンキー挿入
検出部、106……イグニツシヨンキー、107
……アクチユエータ駆動禁止部、108……アク
チユエータ駆動禁止手段、109a〜109e…
…アンテナ、110a〜110e……スイツチ、
30……カード型送受信機、31……ループアン
テナ、32……受信・復調回路、33……マイク
ロコンピユータ、35……変調回路、40……車
両側制御装置、41a〜41e……ループアンテ
ナ、50……マイクロコンピユータ、IGN……
イグニツシヨンキースイツチ、61……鍵孔、6
2……キーイン検出スイツチ、63……イグニツ
シヨンキー、Ra〜Re……リレースイツチ、47
a〜47e……ロツクアクチユエータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体側から無線送信された施解錠動作開始の
    信号ftを受信し、この受信に応答して所定の固定
    信号frを無線送信する携帯用送受信機100と; 車体側に配設されている錠に対応して設けら
    れ、前記施解錠動作開始の信号ftを送信するとと
    もに前記携帯用送受信機100からの前記固有信
    号frを受信するアンテナ109a〜109eと; 前記錠を施錠・解錠操作するロツクアクチユエ
    ータ104a〜104eと; 前記ロツクアクチユエータ104a〜104e
    によつて施解錠される錠に対応し、かつ車体外板
    に設けられた車外側スイツチ110a〜110e
    と; 前記車外側スイツチ110a〜110eが操作
    されたときに、前記アンテナ109a〜109e
    が受けた固有信号frを受信する受信手段101
    と; 前記受信手段101によつて受信された固有信
    号frが車体側に予め設定された固有信号と一致す
    るか否かを判別する固有信号照合手段102と; 前記錠を施解錠すべく、前記車外側スイツチ1
    10a〜110eの操作がなされ、かつ前記固有
    信号照合手段102によつて前記固有信号の一致
    が判定された場合に限り、前記ロツクアクチユエ
    ータ104a〜104eを駆動するロツクアクチ
    ユエータ駆動手段103と; 車室内に設けられた車内側スイツチ105から
    の信号に応答して前記ロツクアクチユエータ10
    4a〜104eの駆動を禁止するアクチユエータ
    駆動禁止手段108を具備することを特徴とする
    車両用施錠制御装置。 2 前記アクチユエータ駆動禁止手段108は、
    イグニツシヨンキー106が鍵穴に挿入されてい
    るか否かを検出することによつて車内側スイツチ
    105として動作するイグニツシヨンキー挿入検
    出部105Aと、該イグニツシヨンキー挿入検出
    部105Aによつてイグニツシヨンキー106が
    鍵穴に挿入されていることが検出されている期間
    中は、前記ロツクアクチユエータ104a〜10
    4eの駆動を禁止するアクチユエータ駆動禁止部
    107とからなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の車両用施錠制御装置。
JP58177484A 1983-09-19 1983-09-26 車両用施錠制御装置 Granted JPS6070284A (ja)

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JP58177484A JPS6070284A (ja) 1983-09-26 1983-09-26 車両用施錠制御装置
US06/651,782 US4719460A (en) 1983-09-19 1984-09-18 Keyless entry system for automotive vehicle devices with theft-prevention feature

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JP58177484A JPS6070284A (ja) 1983-09-26 1983-09-26 車両用施錠制御装置

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JPS6070284A JPS6070284A (ja) 1985-04-22
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JPS6273063U (ja) * 1985-10-26 1987-05-11
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