JPH0347385B2 - - Google Patents

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JPH0347385B2
JPH0347385B2 JP22496283A JP22496283A JPH0347385B2 JP H0347385 B2 JPH0347385 B2 JP H0347385B2 JP 22496283 A JP22496283 A JP 22496283A JP 22496283 A JP22496283 A JP 22496283A JP H0347385 B2 JPH0347385 B2 JP H0347385B2
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Japan
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door
signal
vehicle
lock
code
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JP22496283A
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Mikio Takeuchi
Kinichiro Nakano
Motomiki Hirano
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH0347385B2 publication Critical patent/JPH0347385B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この発明は、車両の機械式キーの代わりとし
て、無線式にドアロツク等の錠の解錠・施錠を行
なう車両用施錠制御装置に関する。
≪発明の背景≫ 本出願人は、先に、特願昭57−132118号(特開
昭59−24075号)において「電波式キーシステム」
を提案している。この電波式キーシステムは、例
えば車両のドアロツクに適用され、運転者がキー
を所持する代わりに送信機を持ち、この送信機を
所持したものが上記ドアに設けられたスイツチを
操作した場合のみドアロツクの解錠あるいは施錠
が行なわれる構成となつているものである。
第1図は、上記電波式キーシステム(以下、車
両用施錠制御装置と称する)の概略構成を示すブ
ロツク図である。同図において、送信機1は、カ
ード型ケース内に収納されており、このカード型
送信機1は、車両18の機械式キーの代わりに運
転者が携帯するものである。
他方、車両18側には、制御装置2が搭載され
ており、更にウインドウにはループアンテナ10
が設けられ、運転席側ドアのドアハンドル近傍に
スイツチ12が設けられている。
上記カード型送信機1は、常時電源ON状態で
あつて、上記車体側の制御装置2から送信される
リクエスト信号を受信可能な状態となつている。
そして、このカード型送信機1を携帯した運転者
がドアロツクの解錠を行なうために、上記スイツ
チ12を手動操作すると、第1図に示す制御装置
2内のリクエスト信号発生回路11が作動し、一
定時間リクエスト信号をループアンテナ10から
送信する。このループアンテナ10から送信され
たリクエスト信号は、電磁誘導作用によつて上記
カード型送信機1のループアンテナ3によつて受
信される。そして、カード型送信機1側において
は、リクエスト信号検出回路7によつて、上記リ
クエスト信号が車両18側の制御装置2から送信
されたことを検出し、コード信号発生回路8を作
動させる。
コード信号発生回路8が作動すると、予めコー
ド記憶回路9に記憶されていた車両18固有のコ
ード信号(車両毎に異なるコードが設定される)
を出力する。そして、変調回路5において、キヤ
リア発振回路6から供給されるキヤリア信号を上
記コード信号によつて変調し、出力回路4、ルー
プアンテナ3を介して送信する。
すると、車両側においては、上記カード型送信
機1から送信されてくる固有コード信号がループ
アンテナ10によつて受信され、この受信された
固有コード信号は、受信・復調回路13を介して
コード照合回路14へ供給される。
コード照合回路14は、コード記憶回路15に
予め登録されている車両固有のコード信号と、上
記受信されたコード信号とが一致するか否かの判
別を行なうものであり、両コード信号が一致した
場合に限りアクチユエータ駆動回路16の駆動を
行なうものである。
そして、アクチユエータ駆動回路16が駆動さ
れると、ドアロツクの解錠・施錠を行なうアクチ
ユエータ17が駆動されてドアロツクが解錠され
ることとなる。
このように、カード型送信機1側のコード信号
と車両側の制御装置2に登録されているコード信
号とが一致した場合に限りドアロツクの解錠・施
錠が行なわれることによつて、例えば上記カード
型送信機1を所持しない者がドアロツクを解錠し
ようとしても、ドアロツクは解錠されない。ま
た、コード信号の異なるカード型送信機1を携帯
した者がドアロツクを解錠しようとしても同様に
してドアロツクは解錠されない。これによつて、
上記カード型送信機1は、従来の機械式キーと同
様の防犯性を有するものとなる。
また、上記カード型送信機1は、ポケツトや鞄
等の中に収納した状態で使用可能であるため、従
来の機械式キーのように、解錠あるいは施錠の都
度、キーを取り出す手間が省けることとなる。
なお、上記アクチユエータ17は、駆動毎にド
アロツクの状態を反転させる構成となつており、
駆動前にドアロツクが施錠されていれば解錠動作
を行ない、駆動前に解錠状態となつていれば施錠
動作を行なう。
ところで、このような車両用施錠制御装置にあ
つては、上記カード型送信機1が車両側の制御装
置2の近傍に存在し、かつ上記スイツチ12が操
作された場合には必ずドアロツクの施錠・解錠が
行なわれる構成となつているため、例えば、運転
者が上記カード型送信機1を車室内に置いたまま
車外に出た後、ドアロツクの施錠を行なうために
スイツチ12を操作すると、ドアロツクは施錠さ
れてしまつて、カード型送信機1は車室内にとり
残されてしまうこととなり、更に、このような事
態が生じた場合、カード型送信機1は車両内に存
在するために、第3者がスイツチ12を操作すれ
ばドアロツクの解錠がなされてしまうことが考え
られる。
≪発明の目的≫ この発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、前述のようなカード型送信機1を車室内に置
き忘れてしまうような事態を防止し、防盗性の向
上を図ることにある。
≪発明の構成≫ 以下、本発明の構成を第3図のクレーム対応図
に基いて説明すると、同図に示す如く、車体側か
ら無線送信された施解錠動作開始の信号ftを受信
し、この受信に応答して所定の固有信号frを無線
送信する携帯用送受信機100と; 車体側に設けられ、前記施解錠動作開始の信号
ftを送信するとともに前記携帯用送受信機100
からの前記固有信号frを受信する送受信手段10
1と; 前記送受信手段101によつて受信された固有
信号frが車体側に予め設定された固有信号と一致
するか否か判別する固有信号照合手段102と; ドアロツク等の車体所定部位の錠を施錠・解錠
操作するロツクアクチユエータ105と; 手動操作にともなつて、前記送受信手段101
に対し、施解錠動作開始の信号ftの送信を指令す
るスイツチ103と; 前記スイツチ103の操作がなされ、かつ前記
固有信号照合手段102によつて前記固有信号の
一致が判定された場合に限り、前記ロツクアクチ
ユエータ105を駆動するロツクアクチユエータ
駆動手段104と; 車両ドアの開扉・閉扉を検出するドア開閉検出
手段106と; 前記ドアロツクの施錠・解錠状態を検出するド
アロツク状態検出手段107と; 前記ドア開閉検出手段106によつてドアの閉
扉が検出され、かつ前記ドアロツク状態検出手段
107によつてドアロツク施錠状態が検出された
場合に、前記携帯用送受信機100が車室内の存
在するか否かを検出する置き忘れ検出手段108
と; 前記置き忘れ検出手段108によつて車室内に
携帯用送受信機100が存在することが検出され
た場合には、前記ロツクアクチユエータ105の
駆動を禁止するロツクアクチユエータ駆動禁止手
段109と; 前記ロツクアクチユエータ105の駆動が禁止
された後に、所定操作によつて入力される暗号コ
ード信号が、予め設定された暗号コード信号に一
致するか否かを判別する暗号コード信号照合手段
110と; 前記暗号コード信号の一致が判定された場合に
限り、前記ロツクアクチユエータ駆動禁止を解除
する禁止解除手段111とを備えることを特徴と
する。
≪実施例の説明≫ 第4図は、本発明に係る車両用施錠制御装置の
一実施例におけるカード型送信機の構成を示すブ
ロツク図、第5図は同じく車体側に設けられた制
御装置の構成を示す回路図である。
第4図に示すカード型送信機30は、前記第2
図に示した従来例と同様に、ほぼ名刺大の薄板状
カード型のケース内に収納されており、運転者が
従来の機械式キーと同様に携帯するものである。
そして、上記カード型送信機30の電気的構成
としては、ループ型アンテナ31と、リクエスト
信号(車体側から無線送信される施解錠動作開始
の信号)を検出するための受信・復調回路32
と、マイクロコンピユータ33と、固有コードを
記憶するためのメモリ34と、固有コード信号
(固有信号)を送信するためのキヤリア発振回路
36および変調回路35とから概略構成されてい
る。
他方、車体側には、第5図に示すような制御装
置40が搭載されている。この制御装置40は、
マイクロコンピユータ(以下、CPUと称する)
53を中心として構成されており、このCPU5
3は、マイクロプロセツサユニツト、I/Oイン
ターフエイス回路、メモリ(ROM,RAM等)、
および、タイマ等を備えたものである。
アンテナ41a,41bは、車体のトランクの
トランクロツク近傍に設置されたループアンテナ
であり、両者は所定間隔を隔てて配置されてい
る。
もう1組のループアンテナ41c,41dは、
運転席側ドア近傍に配置されるもので、一方のル
ープアンテナ41cは運転席ドアミラーのミラー
枠内に、もう一方のループアンテナ41dは運転
席シートの背もたれ内に配置されている。
尚、このループアンテナ41dは、後に詳述す
るように、運転者が運転席にいる場合と車外に出
た場合の上記カード型送信機30から送信される
受信信号レベルを検出し、カード型送信機30が
車室内に置き忘れられたか否かの検出に利用され
るものなので、上記の如く運転席シートの背もた
れ内に配置されている。
上記ループアンテナ41a〜41dに対応し
て、運転席側ドアおよびトランクの外面所定位置
に押釦式スイツチ(以下、起動スイツチとする)
62,63が取付けられている。
前記2対のループアンテナの各々片方のアンテ
ナ41b,41dには90°移相器42,43が接
続されており、これによつて、送信信号および受
信信号が90°移相される構成となつている。
切換回路46a,46bは、CPU53の出力
ポートO3から出力される切換信号S1に応答して、
トランク側のアンテナ対41a,41bあるいは
運転席側のアンテナ対41c,41dの何れか一
方のアンテナ対を能動状態とするアナログスイツ
チ回路である。
A/Dコンバータ47は、運転席シートに取付
けられたアンテナ41dによつて受信される受信
信号を高周波増幅器44を介して入力し、この入
力された信号のレベルをデジタルデータに変換
し、このデジタルデータを受信信号強度データ
RfとしてCPU53の入力ポートI2へ供給するも
のである。また、このA/D変換動作は、CPU
53の出力ポートO4から供給されるトリガ信号
S2の到来に伴つて実行される。
切換回路48は、可動接点48a及び48bか
らなるアナログスイツチで、CPU53の出力ポ
ートO2から出力される切換信号S4に応答して、
切換回路46aと変調器49、切換回路46bと
高周波増幅器51の接続状態を切換える。
ドアスイツチ57は、運転席側ドアの開扉・閉
扉状態を検出するためのもので、ドア開でON、
ドア閉でOFFとなるものである。
同様にして、ドアスイツチ58は、助手席ドア
と後部座席用の左右2枚のドア(セダンの場合)
のそれぞれの開・閉状態を検出するためのスイツ
チであり、ドア開でON、ドア閉でOFFとなる。
キースイツチ59は、運転室内のイグニツシヨ
ンキースイツチのキーシリンダ内にキーが挿入さ
れたか否かを検出するためのスイツチであり、キ
ーシリンダ内にキーが挿入された状態でONとな
るものである。
ロツクノブスイツチ60は、運転席側ドア内面
に設けられているドアロツクノブの押込み操作が
なされて、ロツク操作が行なわれた場合にONす
るスイツチである。
ロツク状態検出スイツチ61は、運転席側ドア
のドアロツク機構の状態を検出するスイツチであ
り、このドアロツク機構が施錠状態にある場合に
はOFF、解錠状態にある場合にはONとなるスイ
ツチである。
電源スタート検出回路54は、前記各スイツチ
57,60,61,62,63のうち何れか1つ
でもONとなつた場合(ただし、スイツチ57,
61についてはON、OFFの切換え時)に所定時
間駆動し、パワーサプライ55から各回路に電源
を供給するものである。また、CPU53の出力
ポートO5から供給される電源保持信号S3が到来
した場合には、前記各スイツチのON動作にかか
わらず電源供給を維持し、CPU53がスタンバ
イ状態となつた時点で電源供給を停止する構成と
なつている。
リレー65は、CPU53の出力ポートO8から
トランクアンロツク信号S8が出力されてトランジ
スタTr1がONとなることによつて駆動し、トラ
ンクロツクの解錠用ソレノイド(図示略)を駆動
してトランクロツクの解錠を行なわせるものであ
る。
リレー66およびリレー67は、各々CPU5
3の出力ポートO7,O6から出力されるドアロツ
ク信号S7およびドアアンロツク信号S6によるトラ
ンジスタTr2,Tr3のONによつて駆動されるもの
で、リレー66はドアロツクの自動開閉を行うモ
ータ(図示略)を正転させてドアロツクの施錠を
行い、リレー67は前記モータを逆転させてドア
ロツクを解錠させるものである。
ブザー71は、CPU53の出力ポートO10から
出力されるブザー吹鳴信号S10によるトランジス
タTr4のONによつて駆動されるもので、例えば、
運転席側ドア内に設置されており、車外からその
ブザー音が聞こえるようになつている。
CPU53の出力ポートO9から出力される警報
信号S9は、警報駆動回路68の駆動を行なつてク
ラクシヨンを吹鳴させる信号である。
更に、前記CPU53の入力ポートI12からは、
マルチプレクサ69を介して固有コードが入力さ
れる構成となつている。
すなわち、マルチプレクサ69には、入力用の
コネクタが設けられており、このコネクタの各端
子は製造時においては全て開放されている。
そして、この施錠制御装置が販売されてユーザ
に手渡される際に、前記カード型送信機30とと
もに保管されていた固有コードプラグ70を、前
記マルチプレクサ69のコネクタに差込むことが
行なわれる。
この固有コードプラグ70は、カード型送信機
30の回路内に記憶されている固有コードに対応
するように4桁(各桁は4ビツトで表わされる)
のコードデータを形成するように対応するピン間
が短絡された構造となつている。
このような固有コードプラグ70がマルチプレ
クサ69のコネクタに差込まれることによつて、
マルチプレクサからは固有コードデータがCPU
53へ供給されることとなる。
次に、第6図に示すフローチヤートは、前記カ
ード型送信機30内のマイクロコンピユータ33
において実行される処理の内容を示すもので、第
7図〜第14図に示すフローチヤートは、前記車
体側制御装置40内のマイクロコンピユータ53
において実行される処理の内容を示すフローチヤ
ートである。
第6図のフローチヤートに示す如く、カード型
送信機30においては、ステツプ1の処理によつ
て、車体側制御装置40から送信される施解錠動
作開始のリクエスト信号の受信待機処理が行なわ
れており、リクエスト信号が受信されると、ステ
ツプ1の判別結果がYESとなつて、次のステツ
プ2およびステツプ3の処理が実行される。
上記ステツプ2の処理は、予めメモリ34に記憶
されている車両固有のコード信号(例えば4ビツ
ト4桁のシリアルデータを“0”、“1”の組合せ
によつて設定したもの)を読込んで、次のステツ
プ3の処理によつて、上記読込まれた固有コード
データに対応するパルス列信号を変調回路35へ
出力する処理がなされる。
これによつて、カード型送信機30のループア
ンテナ31からは、前記固有コード信号が載せら
れた信号が送出されることとなる。
第7図に示すフローチヤートは、前記車体側制
御装置40のCPU53において実行される処理
のうちのメインルーチンの内容を示すフローチヤ
ートである。このメインルーチンは、前記各スイ
ツチ57〜63のうち何れか1つでもスイツチし
た時点で開始されるものであり、ステツプ11の処
理において、メモリエリアのn番地のデータを読
出して、このn番地に入力ポートデータが格納さ
れているか否かを判別する。
次にステツプ12の処理で、前記n番地に入力ポ
ートのデータが格納されていた場合には、その入
力ポートが何れのポートであるか否かによつて、
その対応するサブルーチンを実行する。
そして、上記サブルーチンの実行が終了する
と、次にステツプ13の処理によつてn番地のリセ
ツトがなされた後、ステツプ14の処理により、n
+1番地の内容をn番地へシフトし、同時にn+
2番地以下の番地の内容を順次1つ前の番地へシ
フトする処理を行なう。
次のステツプ15の処理では、n番地内に入力ポ
ートデータが格納されているか否かを判別する処
理が行なわれ、n番地内に入力ポートデータが格
納されている場合には再びステツプ11へ戻り、以
下n番地内に入力ポートデータがなくなるまでこ
のメインルーチンが実行される。
そして、n番地内に入力ポートデータがなくな
つた時点でCPU53をスタンバイ状態にする。
よつて、次に各スイツチ57〜63のうちいずれ
かが操作され、割込処理が行なわれるまでは
CPU53は待機した状態となる。
このように、本実施例装置においては、各スイ
ツチ57〜63のうちいずれかが操作されるまで
の間は、最低限必要な電源を除いて、各回路への
電源供給が停止していることによつて、車載バツ
テリの電力消費量を極力低減させる構成となつて
いる。
上記入力ポートデータは、各スイツチ57〜6
3が操作される毎に行なわれる割込処理(第8図
に示す)によつて、スイツチ動作したポートの順
に、n番地、n+1番地、……の如く順位記憶が
行なわれる。
上記サブルーチンとしては、第9図以下に示す
如く、サブルーチンA〜Fの6つのサブルーチン
が設けられている。
サブルーチンAは、入力ポートI4にアース電位
の入力信号(以下、単に“L”と記す)があつた
場合に実行される処理で、これはドアスイツチ5
7のON操作があつた場合に行なわれる。
サブルーチンBは、入力ポートI10に“L”入
力信号があつた場合に実行されるもので、これ
は、起動スイツチ62のON操作があつた場合に
行なわれることとなる。
サブルーチンCは、入力ポートI5に入力があつ
た場合に実行されるもので、これは、AND回路
64から“H”信号が入力された場合に実行され
るものである。すなわち、ドアスイツチ57が
OFF(運転席側ドアが閉扉されている状態)で、
かつ、ロツク状態検出スイツチ61がOFF(運転
席側ドアのドアロツクが施錠された状態)のとき
にAND回路64の出力が“H”となる。
サブルーチンDは、入力ポートI8に“L”入力
があつた場合に実行されるもので、これは、ロツ
クノブスイツチ60がONとなつた場合に行なわ
れるものである。
サブルーチンEは、入力ポートI9に“L”入力
があつた場合に実行されるもので、これは、ロツ
ク状態検出スイツチ61がON(運転席側ドアの
ドアロツクが解錠された状態)のときに行なわれ
るものである。
サブルーチンFは、前記サブルーチンBの最初
のステツプ30の処理において、判別結果がYES
となつた場合に引き続き実行されるものである。
今仮に、車両のドアロツク等が全て施錠されて
いると仮定し、上記カード型送信機30を携帯し
た運転者が車両に乗り込むため運転席側ドアロツ
クを解錠しようとした場合の動作を説明する。
運転者が行なう操作としては、運転席側ドアの
ドアハンドル近傍に設けられた起動スイツチ62
を手動操作するのみで良い。
上記起動スイツチ62のON操作がなされるの
に伴つて、電源が各回路に供給されるとともに
CPU53が起動し、第8図に示す割込処理が行
なわれた後、第7図のメインルーチンが行なわ
れ、これによつて、前記起動スイツチ62のON
に対応するサブルーチンBが実行される。
第10図に示すサブルーチンBが開始される
と、ステツプ30において、まず、システムダウン
フラグFlagに“1”がセツトされているか否か
を判別する。このシステムダウンフラグFlagは、
後述するカード置き忘れ判別処理によつてカード
の置き忘れが検出された場合にセツトされるもの
で、このフラグFlagに“1”がセツトされてい
る場合には、ロツクの自動解錠・施錠は行なわれ
ない。この場合には、後述するサブルーチンFが
引き続き実行される。
上記フラグFlagが“0”のリセツト状態であ
れば、次にステツプ31の処理が実行されて、車室
内のイグニツシヨンキーシリンダにキーが差込ま
れているか否かを検出する。これは、前記キース
イツチ59がONになつているか否かを入力ポー
トI7の状態によつて判別する処理である。
この判別結果がNOである場合には、運転者が
乗車しているものと判定し、この場合にはドアロ
ツクの施錠・解錠制御は実行されない。
また、YESの場合には、次にステツプ32の処
理が実行されて、リクエスト信号出力処理が実行
される。この処理は、出力ポートO1,O2,O3
ら、それぞれ駆動信号S5および切換信号S4,S1
出力する処理である。これによつて、発振器50
から発生する搬送波を、変調器49において所定
の変調を行なつてリクエスト信号とし、このリク
エスト信号を切換回路48、切換回路46a、高
周波増幅器45bを介してループアンテナ41
c,41dへ供給することにより、リクエスト信
号を送信する動作が行なわれる。
このとき、90°移相器43によつて、ループア
ンテナ41dから発生するリクエスト信号は、ル
ープアンテナ41cから発生するリクエスト信号
に対しその位相が90°ずれた信号となつて送信さ
れる。これは、送信されたリクエスト信号が運転
者の携帯するカード型送信機30に確実に受信さ
れるようにするための構成である。
このようにして、リクエスト信号が送信される
と、運転者が携帯しているカード型送信機30側
では、第6図に示すフローチヤートのステツプ1
の判別結果がYESとなる。これによつて、次の
ステツプ2の処理が実行されて、予めメモリ34に
記憶されている車両固有のコード信号を読込ん
で、次のステツプ3の処理によつて、上記読込ま
れた固有コードデータに対応するパルス列信号を
変調回路35へ出力する処理がなされる。
この間、上記車体側制御装置40においては、
第10図のステツプ32の処理が終了した後、ステ
ツプ33の処理において、コード信号が受信される
までの待機状態を継続している。
そして、上記カード型送信機30から固有コー
ド信号が送信されると、車体側の制御装置40に
おいては、上記能動状態となつているループアン
テナ対41c,41dによつて上記固有コード信
号が受信される。
上記受信された固有コード信号のうち、ループ
アンテナ41dによつて受信された信号は90°移
相器43によつて90°の移相が行なわれ、かつ、
ループアンテナ41cによつて受信された信号と
合成された後、切換回路46b、切換回路48、
高周波増幅器51を介して検波・復調器52へ供
給される。この検波・復調器52によつて搬送波
中のコード信号成分が抽出されて、CPU53の
入力ポートI1へ入力される。
このとき、第10図のステツプ34の処理によつ
て、上記入力ポートI1に入力されたコード信号
(A/D変換されている)が読込まれて、所定の
レジスタに一時記憶される。
そして、ステツプ34の処理では、更にマルチプ
レクサ69から車体側に設定されている固有コー
ドデータ(以下、車体側固有データとする)が読
み込まれるとともに、次のステツプ35の処理で
は、前記受信されたコードデータ(以下、受信固
有コードとする)とを照合し、両者の一致の判別
を行う。
上記一致判別処理の結果が“不一致”であれ
ば、前記起動スイツチ62を操作した者が携帯し
ているカード型送信機が、この車両とは対応して
いないもの、すなわち、スイツチ操作した者がこ
の車両の所有者でない場合等であると判定して、
以下のドアロツクの解錠動作は行なわない。
他方、前記受信固有コードと車体側固有コード
とが“一致”していれば、次にステツプ36の処理
が実行され、現在ドアが解錠されているか否かの
判別処理が行なわれる。これは、ロツク状態検出
スイツチ61がONであるか否かを入力ポートI9
の状態から判別する処理である。
この判別結果がNOであれば、次のステツプ37
の処理が実行されて、出力ポートO6からドアア
ンロツク信号S6が出力され、トランジスタTr3
ONされることによつて、リレースイツチ67が
駆動し、これによつてドアロツクモータが逆転し
てドアロツクが解錠される。
このようにして、車体側の固有コードに一致す
るコードを持つカード型送信機30を所持した者
が起動スイツチ62をON操作したときのみドア
ロツクが解錠される構成となつており、上記カー
ド型送信機30を所持しない者がロツクを解錠し
ようとしても解錠動作は行なわれない。また、固
有コード信号の異なるカード型送信機を所持する
者が同様に解錠操作を行なおうとしてもドアロツ
クの解錠は行なわれない。
次に、運転者が、降車する際に、ドアロツクを
施錠する場合について説明する。
運転者が降車する際の動作としては、車両を停
止させた後、イグニツシヨンキーシリンダからキ
ーを抜取り、運転席側ドアを開扉して車外に出た
後、ドアを閉扉を施錠するという一連の動作を行
なう。
このとき、運転者がカード型送信機30を携帯
している場合には、車外に出て閉扉した後、起動
スイツチ62をONするか、ロツクノブを押込ん
だ状態で閉扉させるか、あるいはドアを閉扉した
後キーによつて施錠するかの3通りの施錠が行な
える。
まず、運転者がイグニツシヨンキーシリンダか
らキーを抜取つた後、降車するために運転席側ド
アを開いたとすると、ドアスイツチ57がONと
なつて、CPU53が起動する。これによつて、
サブルーチンAが実行されることとなる。
サブルーチンAが開始されるとステツプ21の処
理において、リクエスト信号出力処理が行なわれ
る。この処理は、前記第10図のステツプ32で示
した処理と同様である。上記リクエスト信号が送
信された後は、次のステツプ22の処理によつて、
カード型送信機30から送られて来るコード信号
の受信待機処理が行なわれる。
そしてコード信号が受信されると、次のステツ
プ23の処理が実行されて、運転席内に配置された
ループアンテナ41dによつて受信された信号を
入力ポートI2からA/Dコンバータ47の出力デ
ータを介して受信固有コードの強度データRfと
して読込んで、所定のレジスタに一時記憶する処
理が行なわれる。
上記の如く、受信固有コードの強度データRf
が読込まれると、この強度データは次のステツプ
24の処理によつて、第1の強度データVAとして
記憶される。
上記のような処理が実行されている間、運転者
は車外に出た後、ドアを閉扉する。このとき、運
転者はドアロツクノブを押込んで閉扉を行なつた
とする。
この場合、前記ドアの閉扉によつて、次にサブ
ルーチンCが実行されることとなる。
サブルーチンCが開始されると、まずステツプ
41の処理によつて、イグニツシヨンキーシリンダ
からキーが抜取られているか否かを判別し、抜取
られていない状態であれば、サブルーチンCの内
容は実行されない。
YESであれば、運転者は車外にいるものとし
て、次のステツプ42の処理へ移る。このステツプ
42の処理では、リクエスト信号出力処理が実行さ
れて、カード型送信機30へリクエスト信号を送
出する動作が行なわれる。
そして、次にステツプ43の受信待機処理が行な
われて、カード型送信機30からコード信号が送
信されてくると、これを受信して次のステツプ44
の処理が行なわれる。このステツプ44の処理は、
前記第9図のステツプ23の処理と同様の処理で、
A/Dコンバータ47から入力される受信固有コ
ード信号の強度データを読込む処理が行なわれ
る。
そして次のステツプ45の処理で、上記読込まれ
た強度データを第2の強度データVBとして一時
記憶する処理が行なわれる。
しかる後、ステツプ46の処理が実行されて、前
記第9図のステツプ24の処理によつて記憶された
第1の強度データVAと上記第2の強度データVB
とを読出して、両者の差|VA−VB|を求めて、
この差が予め設定されている基準値VDIFよりも大
きいか否かの判別処理が行なわれる。
上記|VA−VB|が基準値VDIF以下(この場合、
VA≒VBである)の場合には、運転者が車外に出
ているにもかかわらず、受信信号強度が変化して
いないことを表わしており、これはすなわち、カ
ード型送信機30を車室内に置いたまま運転者が
車外に出てしまつたと判定できる。
従つて、この場合には、次にステツプ47の処理
が実行されて、出力ポートO9から警報駆動信号
S9が出力されて、クラクシヨンが吹鳴される。
上記の動作によつて、運転者は上記警報を聞い
て、カード型送信機30を車室内に置き忘れたこ
とを知ることができる。
他方、上記|VA−VB|が基準値VDIFより大で
ある場合には、運転者が降車する直前の車室内に
いる状態での受信信号強度VAに対して、ドアが
閉扉された後の受信信号強度VBが変化している
ことを表わしており、この場合には、運転者がカ
ード型送信機30を所有している状態で車外に出
たと推定できる。
しかしながら、このように受信信号強度に経時
変化が現われる場合は、上記運転者がカード型送
信機30を所有して車外に出た場合の他にも、次
のような状態が考えられる。
すなわち、運転者が降車する際に、運転席側ド
アを開扉し、車室外に出た後、その時点まで着用
していた上着を脱いで車内に置いた場合、この上
着にカード型送信機30が入つていたとすると、
ドアを開扉した時点の受信信号強度VAと運転者
が車外に出て上着を車内に入れた後ドアを閉扉し
た時点における受信信号強度VBとは若干異なる
こととなり、上記ステツプ46の判別結果がYES
となつてしまう。
このため、カード型送信機30を車室内に置き
忘れているにもかかわらず、置き忘れを報知する
ための警報が吹鳴せず、運転者は置き忘れを知る
ことはできない。
そこで、本実施例装置は、上記の事態発生を防
止するために、更に2重の置き忘れ防止機能を設
けてある。
すなわち、上記ステツプ46の判別結果がYES
となつた後、次にステツプ48の処理によつて所定
のタイマをスタートさせ、所定時間経過した時点
で再度リクエスト信号を発生して、カード型送信
機30からこのリクエスト信号に応答してコード
信号が送信されて来るか否かを検出する処理が行
なわれる(ステツプ49〜51の処理)。
この場合、運転者がドアを施錠して車両から離
れた場合に、カード型送信機30を所持した状態
であれば、上記所定時間が経過する間に運転者
は、リクエスト信号が到達不可能な距離にまで離
れていると考えられるため、カード型送信機30
からコード信号は発生しないはずである。
これに対して、上記所定時間が経過しても、カ
ード型送信機30からコード信号が送信されて来
るということは、カード型送信機30が若干の位
置移動があつたとしても、未だ車室内に存在する
と判定できる。
従つて、この場合には、次にステツプ52の処理
が実行されて、システムダウンフラグFlagをセ
ツトし、以後起動スイツチ62,63をON操作
してもロツクの解錠・施錠動作が行なわれないよ
うにする。
このようにして、カード型送信機30の車室内
置き忘れの検出を2重のチエツクによつて確実に
検出し、置き忘れが検出された場合には、警報を
発生するか、あるいは、システムダウンを行なつ
て以後の解錠・施錠動作を禁止することによつ
て、第三者がドアロツク等の解錠を行なつてしま
うことを確実に防止できる。
次に、運転者が降車した後、起動スイツチ62
をON操作することによつて施錠を行なつた場合
について説明する。
まず、運転者が降車しようとしてドアを開扉し
ようとした場合には、同様にしてサブルーチンA
が実行され、この場合の受信信号の強度VAが記
憶される。
しかる後、運転者が車外に出た後ドアを閉扉
し、起動スイツチ62をON操作したとすると、
この起動スイツチ62のONに伴つて、サブルー
チンBが実行される。
このサブルーチンBが開始された後は、前述し
た動作と同様にして、リクエスト信号出力処理と
カード型送信機30からのカード信号の受信読込
み処理および、受信固有コードと車体側固有コー
ドとの照合一致判別処理とが行なわれ、両コード
の“一致”が判定されると、ステツプ36からステ
ツプ38の処理が実行されて、解錠状態のドアロツ
クを施錠する動作が行なわれる。
そして、ドアロツクの施錠が行なわれた後は、
第12図に示されるサブルーチンDの処理が引き
続き行なわれることとなる。
このサブルーチンDの処理は、ドアが開扉され
ているか否か、また、キーがイグニツシヨンキー
シリンダに挿入されているか否かを判別して、ド
アが開扉され、かつキーが挿入されている状態で
はドアロツクを解錠させる処理である。
従つて、この場合、ドアが閉扉されていれば、
またドアが開かれている状態でもキーが抜かれて
いる状態であれば、ドアの解錠は行なわれない。
そして、ドアが閉扉され、かつ、ドアロツクが
施錠されたことによつて、次にサブルーチンCが
引き続き実行されることとなる。
すなわち、再度リクエスト信号を出力するとと
もに、受信されるコード信号の強度(第2の強度
データV8)を求め、前記第1の強度データVA
第2の強度データVBとから受信信号強度の経時
変化があるか否かの判別を行なつて、変化が認め
られない場合には、これをカード型送信機30の
置き忘れと判定して警報を発生するか、あるい
は、上記受信信号強度の経時変化が認められない
場合であつても、ドアの閉扉時点から所定時間後
においても、リクエスト信号に応答してカード型
送信機30からコード信号が送信されて来た場合
には、置き忘れと判定してロツクの解錠・施錠動
作の禁止が行なわれる。
なお、運転者が降車してドアを閉扉した後、キ
ーによつてドアを施錠した場合には、前記ドアロ
ツクノブを押込み操作してドアを閉じた場合の動
作と同様の動作が行なわれる。
更に、上記の如く、カードの置き忘れが検出さ
れて、システムダウンがなされた場合には、運転
者自身でも、起動スイツチ62,63によるロツ
クの解錠・施錠が行なえないこととなるため、サ
ブルーチンEを設けて、キーによつてドアロツク
が解錠された場合には、上記システムダウンフラ
グFlagをリセツトする構成となつている。
従つて、カード型送信機30を車室内に置き忘
れてしまつたことによつて、システムダウンがな
された場合には、運転者が所持しているキーを用
いてドアロツクの解錠を行なうのに伴つて、再び
通常の動作に復帰することとなる。
更に、例えば上記システムダウンがなされた場
合に、運転者がキーを所持していなかつたとする
と、運転者はドアロツクの解錠を行なえなくな
り、乗車不可能となつてしまうことが考えられ
る。
この不便さを解消するために、本実施例装置
は、更にサブルーチンFを設けて、前記起動スイ
ツチ62,63の何れかから、暗号コードを入力
することによつて、システムダウンを解除するこ
とができる構成となつている。
すなわち、システムダウンがなされている状態
で、例えば運転席側ドアの起動スイツチ62を
ON操作したとすると、これに伴つて、サブルー
チンBが実行され、かつ、最初のステツプ30にお
いて、システムダウンを示すフラグFlagに“1”
がセツトされていることから、引き続きサブルー
チンFが実行される。
サブルーチンFが実行開始されると、まずステ
ツプ71の処理によつて、桁カウンタJが0である
か否かの判別を行なう。この桁カウンタJ=0の
場合には、システムダウン後、最初に起動スイツ
チ62がON操作されたことを表わしており、次
にステツプ85の処理が実行されて、CPU53の
出力ポートO10から、ブザー吹鳴出力S10が発生
し、ブザー71が3秒間駆動される。
しかる後、ステツプ86の処理によつて、所定の
タイマの始動し、ステツプ87の処理によつて、各
桁値レジスタDJ(J=1〜X)、桁カウンタJ、
入力数値カウンタIの初期設定が行なわれる。
このとき、運転者は、上記ブザーの吹鳴によつ
て、暗号コード信号入力動作が開始されたことを
知ることができる。
従つて、運転者は、引き続き起動スイツチ62
のON操作を行ない、予め車両購入時に知らされ
ている暗号コード(例えば、4桁の数字で、“5
−5−2−3”であつたとする)を、起動スイツ
チ62のON操作回数によつて入力を行なう。
従つて、次に起動スイツチ62のON操作があ
ると、ステツプ71の処理の後に、ステツプ72の処
理が実行されて、入力数値カウンタIがカウント
アツプされるとともに、次にステツプ73の処理に
よつて、前記タイマがタイムオーバ(本実施例で
は6秒)となつたか否かの判別が行なわれる。
未だ6秒を経過していない場合には、再び起動
スイツチ62のON操作待機状態となつて、以
後、タイマ時間6秒が経過するまで、ステツプ
71、72の処理が行なわれて、6秒間に起動スイツ
チ62がON操作された回数がカウントされる。
そして、上記タイマがタイムオーバした時点
で、次にステツプ74の処理が実行されて、ブザー
71が1秒間吹鳴される。
このブザー音によつて、運転者は、システムが
暗号コードの1桁めの数値の読込が終了したこと
を知ることができる、従つて、上記の暗号コード
の場合には、この6秒間で、起動スイツチを5回
ON操作する必要がある。
しかる後、ステツプ75の処理によつて、各桁値
レジスタDJ(この場合は、D1)に上記入力数値カ
ウンタIの内容を移転する処理が実行され、更
に、ステツプ76の処理によつて、上記タイマがリ
セツトされる。
次にステツプ77の処理が実行されて、上記桁カ
ウンタJの値がX(Xは暗号コードの桁数であり、
今、X=4である)となつたか否かの判別が行な
われる。
この場合、今までの処理によつて、暗号コード
の1桁めの数値“5”が入力されたのであるか
ら、判別結果はNOとなり、次にステツプ82の処
理が実行される。
ステツプ82の処理では、上記入力数値カウンタ
をリセツトする処理が行なわれ、次のステツプ83
の処理では、桁カウンタJをカウンタアツプする
処理が行なわれる。
そして次のステツプ84の処理によつて、再び上
記タイマの始動が行なわれる。
以後、ステツプ77の判別結果がYESとなるま
で、すなわち、6秒毎に起動スイツチ62のON
操作回数を読込んで、各桁値レジスタDJに記憶
する処理が行なわれる。
そして、ステツプ77の判別結果がYESとなつ
た時点、すなわち4桁の暗号コードの入力が終了
した場合には、次にステツプ78の処理が実行され
て桁カウンタJがリセツトされて、次にステツプ
79の処理が実行される。
このステツプ79の処理は、以上の処理によつて
入力された暗号コードが、予め設定記憶されてい
る暗号コードと一致するか否かの判別を行なう処
理である。
上記起動スイツチ62から入力された暗号コー
ドが、CPU53側の暗号コードと一致している
場合には、次にステツプ80の処理が実行されて、
ブザー71を吹鳴された後、ステツプ81の処理に
よつて、システムダウンフラグFlagをリセツト
する処理が行なわれる。
これによつて、以後、システムダウンが解除さ
れて、通常の動作に復帰することとなる。また、
運転者は上記ブザー音を聞いて、システムダウン
が解除されたことを知ることができる。
他方、上記ステツプ79の処理によつて、暗号コ
ードの“不一致”が判定された場合には、システ
ムダウンの解除はなされない。
なお、上記システムダウンの解除を行なうため
の暗号コードの桁数や、入力のパターン等は限定
されるものではない。
また、トランクロツクについては上述したドア
ロツクに関する動作と同様にして行なわれること
となり、これらの動作およびフローチヤートは同
様のものとして図示および説明は省略する。
≪発明の効果≫ 以上詳細に説明したように、この発明の車両用
施錠制御装置にあつては、携帯用の送信機を車室
内に置き忘れた場合の防盗性を一層確実に向上さ
せることができる。
また、上記携帯用送信機の置き忘れによつて、
解錠・施錠動作の禁止がなされた後には、所定の
暗号コードの入力によつて禁止を解除することが
できることによつて、装置の便利性の向上を図る
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先願に係る車両用施錠制御装置の概略
構成を示すブロツク図、第2図は同装置の外観お
よび車両への実装状態を示す図、第3図は本発明
のクレーム対応図、第4図は本発明の一実施例装
置におけるカード型送信機の電気的構成を示すブ
ロツク図、第5図は同実施例装置における車体側
制御装置の電気的構成を示す回路図、第6図は同
実施例装置のカード型送信機において実行される
処理の内容を示すフローチヤート、第7図〜第1
4図は同装置の車体側制御装置において実行され
る処理の内容を示すフローチヤートである。 100……携帯用送受信機、101……送受信
手段、102……固有信号照合手段、103……
スイツチ、104……ロツクアクチユエータ駆動
手段、105……ロツクアクチユエータ、106
……ドア開閉検出手段、107……ドアロツク状
態検出手段、108……置き忘れ検出手段、10
9……ロツクアクチユエータ駆動禁止手段、11
0……暗号コード信号照合手段、111……禁止
解除手段、30……カード型送信機、40……制
御装置、62,63……起動スイツチ、33,5
3……マイクロコンピユータ、41a〜41d…
…ループアンテナ、47……A/Dコンバータ、
54……電源スタート検出回路、57……ドアス
イツチ(運転席側ドア)、58……ドアスイツチ
(助手席側および後部ドア)、60……ロツクノブ
スイツチ、61……ロツク状態検出スイツチ、6
5〜67……リレースイツチ、68……警報駆動
回路、71……ブザー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体側から無線送信された施解錠動作開始の
    信号ftを受信し、この受信に応答して所定の固有
    信号frを無線送信する携帯用送受信機100と; 車体側に設けられ、前記施解錠動作開始の信号
    ftを送信するとともに前記携帯用送受信機100
    からの前記固有信号frを受信する送受信手段10
    1と; 前記送受信手段101によつて受信された固有
    信号frが車体側に予め設定された固有信号と一致
    するか否か判別する固有信号照合手段102と; ドアロツク等の車体所定部位の錠を施錠・解錠
    操作するロツクアクチユエータ105と; 手動操作にともなつて、前記送受信手段101
    に対し、施解錠動作開始の信号ftの送信を指令す
    るスイツチ103と; 前記スイツチ103の操作がなされ、かつ前記
    固有信号照合手段102によつて前記固有信号の
    一致が判定された場合に限り、前記ロツクアクチ
    ユエータ105を駆動するロツクアクチユエータ
    駆動手段104と; 車両ドアの開扉・閉扉を検出するドア開閉検出
    手段106と; 前記ドアロツクの施錠・解錠状態を検出するド
    アロツク状態検出手段107と; 前記ドア開閉検出手段106によつてドアの閉
    扉が検出され、かつ前記ドアロツク状態検出手段
    107によつてドアロツク施錠状態が検出された
    場合に、前記携帯用送受信機100が車室内に存
    在するか否かを検出する置き忘れ検出手段108
    と; 前記置き忘れ検出手段108によつて車室内に
    携帯用送受信機100が存在することが検出され
    た場合には、前記ロツクアクチユエータ105の
    駆動を禁止するロツクアクチユエータ駆動禁止手
    段109と; 前記ロツクアクチユエータ105の駆動が禁止
    された後に、所定操作によつて入力される暗号コ
    ード信号が、予め設定された暗号コード信号に一
    致するか否かを判別する暗号コード信号照合手段
    110と; 前記暗号コード信号の一致が判定された場合に
    限り、前記ロツクアクチユエータ駆動禁止を解除
    する禁止解除手段111とを備えることを特徴と
    する車両用施錠制御装置。 2 前記暗号コード信号照合手段110は前記ス
    イツチ103のON・OFF操作の回数からなる数
    列を暗号コードとして判別することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の車両用施錠制御装
    置。
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