JPH09300704A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

Info

Publication number
JPH09300704A
JPH09300704A JP8124801A JP12480196A JPH09300704A JP H09300704 A JPH09300704 A JP H09300704A JP 8124801 A JP8124801 A JP 8124801A JP 12480196 A JP12480196 A JP 12480196A JP H09300704 A JPH09300704 A JP H09300704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
shaded
halftone
character
mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8124801A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikako Bitou
美香子 尾藤
Yasushi Kawakami
泰 川上
Seiji Mori
政治 森
Shoji Sakuragi
章二 桜木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8124801A priority Critical patent/JPH09300704A/ja
Publication of JPH09300704A publication Critical patent/JPH09300704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用意された網掛を利用して新たな網掛パター
ンを作成することにより、さらに多彩な装飾を楽しむこ
とができる印刷装置を提供すること。 【解決手段】 キーボードの文字キーで入力した「CA
NDY」に対して各網掛範囲「ND」及び「CAND
Y」に異なる網掛パターンである網掛101と網掛10
2を付するように指定すると、網掛発生処理は、網掛1
01の網掛範囲である「ND」に基づいて、「1ワー
ド」の網掛101の網掛データをCG−ROMから読み
取って、「1ワード」毎に、網掛101の網掛データと
マスクデータとの論理積を求め、その論理積の網掛デー
タを印字バッファ33に展開する(S85)。さらに、
網掛102の網掛範囲「CANDY」に基づいて、「1
ワード」の網掛102の網掛データをCG−ROMから
読み取って、「1ワード」毎に、網掛102の網掛デー
タとマスクデータとの論理積を求め、その論理積の網掛
データを印字バッファに展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、テープ印字装置等の印刷装置に関し、特に、用意さ
れた網掛を利用して新たな網掛パターンを作成すること
ができる印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテープ印字装置等の印刷装
置では、入力した文字等に対して網掛を付して印字テー
プに印刷することができ、印刷された印字テープの見栄
えを良くするための有効な装飾機能として提供されてい
る。さらに、従来のテープ印字装置では、例えば、図3
0の網掛201や図31の網掛202のように、数種類
の網掛パターンが用意されており、多彩な装飾を楽しむ
こともできる。このように、入力された文字等に対して
種々の網掛を付して印刷するには、例えば、特開昭58
−16380号公報に記載された出力装置のように、文
字パターンに基づいて、該当する網掛データと文字デー
タとを論理和したものを印刷することにより実現してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テープ印字装置においては、例えば、図30の網掛20
1を付することを設定した後に、さらに、図31の網掛
202を付すること設定したときは、すなわち、図30
の網掛201と図31の網掛202の両者を同一範囲に
付することを設定したときは、後に設定された図31の
網掛202の網掛データと文字データとを論理和し、か
かる論理和された文字パターンを印刷するので、網掛2
01と網掛202の両者を同一範囲に付して、網掛20
1及び網掛202とは異なる新たな網掛パターンを作成
することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、網掛データを所定単位
データ毎にイメージバッファに展開させて、用意された
網掛を利用して新たな網掛パターンを作成することによ
り、さらに多彩な装飾を楽しむことができる印刷装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に記載の印刷装置は、種々のキャラ
クタを入力する入力手段と、前記キャラクタの背後に付
される網掛を指定する装飾手段と、前記装飾手段により
指定された網掛に基づいてその網掛範囲のマスクデータ
を所定単位データ毎に記憶する記憶手段と、前記装飾手
段により指定された網掛について網掛開始位置と網掛終
了位置とを求めるとともに、網掛開始位置と網掛終了位
置に基づき所定範囲を有する網掛データを作成するデー
タ作成手段と、前記網掛データの前記所定単位データ毎
にマスクデータとの論理積を求めつつ網掛データをイメ
ージバッファに展開するデータ展開手段と、前記入力手
段により入力されたキャラクタデータをイメージバッフ
ァ上で網掛データ中に配置するキャラクタデータ配置手
段と、前記イメージバッファの網掛データ及びキャラク
タデータを印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2に係る印刷装置は、請求項
1記載の印刷装置であって、前記装飾手段を介して指定
された第1網掛及び第2網掛が存在するとともに、第1
網掛に対応する第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第
2網掛範囲が相互に重複し、各第1網掛範囲及び第2網
掛範囲に異なる網掛パターンを付する場合、前記データ
展開手段は、前記所定単位データに基づき重複部分に付
される網掛パターンが各第1及び第2網掛範囲に付され
る網掛パターンとは異なる新たな網掛パターンが付され
るように、網掛データをイメージバッファに展開するこ
とを特徴とする。
【0007】このような構成を有する印刷装置において
は、入力手段で入力した種々のキャラクタに対し、第1
網掛に対応する第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第
2網掛範囲を相互に重複させ、各第1網掛範囲及び第2
網掛範囲に異なる網掛パターンを付するように装飾手段
で指定すると、データ作成手段は、第1網掛の第1網掛
範囲である網掛開始位置と網掛終了位置に基づいて、所
定単位データの第1網掛の網掛データを記憶手段から読
み取る。その後、データ展開手段で、所定単位データ毎
に、第1網掛の網掛データとマスクデータとの論理積を
求め、その論理積の網掛データをイメージバッファに展
開する。さらに、データ作成手段は、第2網掛の第2網
掛範囲である網掛開始位置と網掛終了位置に基づいて、
所定単位データの第2網掛の網掛データを記憶手段から
読み取る。その後、データ展開手段で、所定単位データ
毎に、第2網掛の網掛データとマスクデータとの論理積
を求め、その論理積の網掛データをイメージバッファに
展開する。その後、キャラクタデータ配置手段で、入力
手段により入力されたキャラクタデータをイメージバッ
ファ上で網掛データ中に配置し、印刷手段で、イメージ
バッファの網掛データ及びキャラクタデータを印刷す
る。これにより、重複部分に付される網掛パターンは、
第1網掛と第2網掛との網掛データが重なり合って、各
第1及び第2網掛範囲に付される網掛パターンとは異な
る新たな網掛パターンとなり、さらに多彩な装飾を楽し
むことができる。
【0008】また、請求項3に係る印刷装置は、請求項
1記載の印刷装置であって、前記装飾手段を介して指定
された第1網掛及び第2網掛が存在するとともに、第1
網掛に対応する第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第
2網掛範囲が相互に隣接し、各第1網掛範囲及び第2網
掛範囲に同一の網掛パターンを付する場合、前記データ
展開手段は、前記所定単位データに基づき網掛パターン
が第1網掛範囲及び第2網掛範囲に渡って連続するよう
に、網掛データをイメージバッファに展開することを特
徴とする。
【0009】このような構成を有する印刷装置において
は、同様にして、第1網掛範囲と第2網掛範囲に渡って
連続するように、同一の網掛パターンを有する第1網掛
と第2網掛が付される。
【0010】また、請求項4に係る印刷装置は、請求項
1記載の印刷装置であって、前記装飾手段を介して指定
された第1網掛及び第2網掛が存在するとともに、第1
網掛に対応する第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第
2網掛範囲が相互に重複し、各第1網掛範囲及び第2網
掛範囲に同一の網掛パターンを付する場合、前記データ
展開手段は、前記所定単位データに基づき重複部分に付
される網掛パターンが重複部分以外の各第1及び第2網
掛範囲に付される網掛パターンと一致するように、網掛
データをイメージバッファに展開することを特徴とす
る。
【0011】このような構成を有する印刷装置において
は、同様にして、第1網掛範囲と第2網掛範囲の重複部
分の網掛パターンは、同一の網掛パターンを有する第1
網掛と第2網掛との網掛データが重なり合って、かかる
重複部分以外の各第1及び第2網掛範囲に付される網掛
パターンと一致するように付される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図28に示されたテープ印字装
置1は、本発明に係る印刷装置であり、例えば、入力し
た文字「CANDY」に対し、以下に述べる3つの態様
で網掛を付して、印字テープに印刷することができる。
【0013】第1の態様は、例えば、図1及び図2に示
すように、異なる網掛パターンを有する網掛101及び
網掛102について、網掛101の網掛範囲である文字
「ND」と網掛102の網掛範囲である文字「CAND
Y」とを相互に重複させて設定した場合に、文字「CA
NDY」を印字テープ100に印刷するときに実施さ
れ、図3に示すように、重複部分である文字「ND」に
付される網掛103について、網掛101と網掛102
とが重なり合うことにより、網掛101及び網掛102
の網掛パターンとは異なる新たな網掛パターンが付され
る。
【0014】また、第2の態様は、例えば、図4及び図
5に示すように、同一の網掛パターンを有する網掛10
4及び網掛105について、網掛104の網掛範囲であ
る文字「CAN」と網掛105の網掛範囲である文字
「DY」とを相互に隣接させて設定した場合に、文字
「CANDY」を印字テープ100に印刷するときに実
施され、図6に示すように、文字「CANDY」に付さ
れる網掛106の網掛パターン(網掛104及び網掛1
05と同一のもの)について、網掛104の網掛範囲で
ある文字「CAN」と網掛105の網掛範囲である文字
「DY」に渡って連続するように付される。
【0015】さらに、第3の態様は、例えば、図7及び
図8に示すように、同一の網掛パターンを有する網掛1
07及び網掛108について、網掛107の網掛範囲で
ある文字「CAN」と網掛108の網掛範囲である文字
「NDY」とを相互に重複させて設定した場合に、文字
「CANDY」を印字テープ100に印刷するときに実
施され、図9に示すように、重複部分である文字「N」
に付される網掛109の網掛パターンについて、網掛1
07と網掛108とが重なり合うことにより、かかる重
複部分である文字「N」以外の文字「CA」に付される
網掛107、及び、文字「DY」に付される網掛108
の網掛パターンと一致するように付される。
【0016】次に、テープ印字装置1の概略構成につい
て、図28に基づいて説明する。図28において、テー
プ印字装置1の本体フレーム2における前部には、入力
手段であるキーボード3が配設さており、キーボード3
の後方で本体フレーム2の内部には、印刷手段であるサ
ーマル印字機構PMが配設されている。また、キーボー
ド3の右後方位置には、キーボード3から入力された文
字、数字等のキャラクタを表示する液晶ディスプレイ4
が配置されている。
【0017】また、キーボード3には、後述するテープ
印字装置1の動作に必要な各種のキーが配設されてい
る。例えば、文字、数字等の種々のキャラクタを入力す
る文字キー5、背後に網掛を付する範囲(以下、「網掛
範囲」という)を設定する範囲指定キー6、枠の種類等
を設定する書式設定キー7、印刷を実行する印刷キー
8、液晶ディスプレイ4のカーソルを左右に移動させる
左右キー9、各種処理の実行を指令するリターンキー1
0、網掛の種類等を設定する罫線キー11、キャラクタ
のサイズを設定するサイズキー12、明朝体やゴシック
体等のキャラクタのフォントを設定するフォントキー1
3、袋装飾や立体装飾等のキャラクタの装飾を設定する
装飾キー14、各種処理の実行をキャンセルするキャン
セルキー15、液晶ディスプレイ4のカーソルを上下に
移動させる上下キー16、その他テープ印字装置1に必
要な各種のキーが設けられている。
【0018】次に、テープ印字装置1の構成について、
図29のブロック図に基づき説明する。テープ印字装置
1の動作を制御するCPU20には、CGROM21、
ROM22、RAM30、入出力インターフェース23
等が、バス24を介して、接続されている。記憶手段で
あるCGROM21には、文字、数字等のキャラクタに
対応するドットパターンや印字用ドットパターンデー
タ、種々の網掛に対応する網掛データ等が記憶されてい
る。例えば、後述する図23の網掛データ70が記憶さ
れている。
【0019】また、ROM22には、各種のプログラム
が記憶されており、後述する図10のメイン処理、図1
1の範囲設定処理、図12の範囲内書式変更処理、図1
3の書式設定処理、図14の印刷処理、図15の網掛発
生処理、図16の印刷イメージ表示処理、その他テープ
印字装置1の制御上必要な処理に関する各種のプログラ
ム等が記憶されている。また、RAM30は、CPU2
0が各種のプログラムを実行する際に使用する記憶エリ
アであり、かかるRAM30には、図29に示すよう
に、テキストメモリ31、テキストポインタ記憶エリア
32、イメージバッファである印字バッファ33、表示
バッファ34、文字配置情報記憶エリア35、罫線配置
情報記憶エリア36、その他の記憶エリア37等の各種
のメモリが設けられている。
【0020】テキストメモリ31は、テキスト(文書デ
ータ)の書式情報やキーボード3から入力された文字等
に対応するコードデータを記憶するものである。例え
ば、キーボード3上の文字キー6で文字「CANDY」
と入力した場合には、図19に示すように、テキストの
全体の書式情報である全体書式31A、テキストの一部
(ここでは、「CANDY」が該当する)の書式情報で
ある部分書式31B、文字「CANDY」に対応する各
コードデータ31Cが記憶される。特に、全体書式31
Aには、テキストの全体に付される枠に関する情報が記
憶される。また、部分書式31Bには、テキストの一部
に付される網掛や罫線に関する情報が記憶される。テキ
ストポインタ記憶エリア32は、テキストメモリ31に
記憶された全体書式31A、部分書式31B、各コード
データ31Cを順次指示していくポインタの値を記憶す
るものである。
【0021】印字バッファ33は、テキストメモリ31
に基づきCGROM21から読み出されたデータが転送
され記憶されるものであり、サーマルヘッド26は、か
かる印字バッファ33に記憶されているデータに従って
ドット印字する。また、図22及び図23に示すよう
に、印字バッファ33は単位領域69で等しく区切られ
ている。かかる単位領域69は、例えば、16×16ド
ットで構成されており、本実施の形態においては、その
1列(16×1ドット)を「1ワード」と呼ぶ。尚、図
24に示すように、CGROM21に記憶されている種
々の網掛データ70は、単位領域69と同じ大きさをも
って記憶されている。また、表示バッファ34は、テキ
ストメモリ31に基づきCGROM21から読み出され
たデータが転送され記憶されるものであり、液晶ディス
プレイ4は、かかる表示バッファ34に記憶されている
データに従って表示する。
【0022】文字配置情報記憶エリア35は、後述する
図14の印刷処理等で作成される文字配置情報を記憶す
るメモリである。ここで、文字配置情報について、図2
0に基づいて説明すると、文字配置情報40は、各文字
に対応するコードデータ41、各文字の位置に対応する
X位置データ42とY位置データ43、各文字の文字幅
に対応する文字幅データ44、そのほか各文字に関する
情報である書式情報45等で構成される。また、図20
は、キーボード3上の文字キー6で文字「CANDY」
と入力した場合の文字配置情報40の構成を示してい
る。また、文字配置情報40の左側に付された数字はア
ドレス番号46である。
【0023】罫線配置情報記憶エリア36は、後述する
図14の印刷処理で作成される罫線配置情報を記憶する
メモリである。ここで、罫線配置情報について、図21
に基づいて説明すると、罫線配置情報50は、枠、網
掛、罫線の位置を特定するためのX1位置データ51、
X2位置データ52、Y1位置データ53、Y2位置デ
ータ54、及び、枠、網掛、罫線に関するその他の情報
である書式情報55等で構成される。図21の罫線配置
情報50は、図1〜9に示すように、キーボード3上の
各種のキーで網掛101〜109を付することを設定し
たときのものであり、X1位置データ51、X2位置デ
ータ52、Y1位置データ53、Y2位置データ54
で、網掛101、102、104、105、107、1
08の「網掛範囲」の対角する2点をもって、かかる網
掛101〜109の「網掛範囲」の位置を特定する。
尚、本実施の形態では、図1〜9では枠及び罫線は設定
されていないので、図21の罫線配置情報50には、枠
及び罫線に関する情報はない。また、罫線配置情報50
の左側に付された数字はアドレス番号56である。
【0024】ここで、図29に戻ってテープ印字装置1
の構成の説明を続けると、入出力インターフェース23
には、キーボード3、ディスプレイコントローラ25、
サーマル印字機構PM等が接続されている。キーボード
3の文字キー6を介して文字等が入力されると、後述す
る図16の印刷イメージ表示処理等に基づいて、入力し
た文字等に対応するドットパターンを、ディスプレイコ
ントローラ25を介して、液晶ディスプレイ4上に表示
する。また、サーマル印字機構PMにおいては、後述す
る図14の印刷処理等に基づいて、サーマルヘッド26
を駆動回路27を介して駆動させることにより、印字バ
ッファ33に記憶されたデータの印字を行うとともに、
これと同期して、テープ送りモータ28を駆動回路29
を介して駆動させることにより、印字テープの送りの制
御を行う。
【0025】次に、上述したように構成されたテープ印
字装置1の動作について、図10乃至図26に基づいて
説明する。図10は、テープ印字装置1のメイン処理の
フローチャートであり、かかるメイン処理には、装飾手
段である範囲設定処理、範囲内書式変更処理等が含まれ
る。先ず、ステップ(以下、「S」という)1におい
て、テープ印字装置1全体について初期設定処理が行わ
れる。次のS2では、図16の印刷イメージ表示処理が
行われる。印刷イメージ表示処理とは、印字テープに印
刷するイメージを液晶ディスプレイ4に表示するための
処理であるが、その詳細については後述する。
【0026】次のS3では、キーボード3上のいずれの
キーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード
3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合
(S3:Yes)には、次のS4に進むが、キーボード
3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合
(S3:No)には、S3に戻って、キーボード3上の
いずれのキーからキー入力があるまで、かかる判断を繰
り返す。次のS4では、キーボード3上の範囲指定キー
6からキー入力があるか否かを判断する。
【0027】キーボード3上の範囲指定キー6からキー
入力があると判断した場合(S4:Yes)には、S5
の範囲設定処理に進む。S5の範囲設定処理とは、「網
掛範囲」を設定するものである。ここからは、範囲設定
処理について、図11に基づいて説明する。先ず、S2
0において、「網掛範囲」の範囲先頭位置と範囲最終位
置とを、液晶ディスプレイ4に表示されている現在のカ
ーソルの位置に設定して、テキストメモリ31の部分書
式31Bに記憶する。次のS21では、図10のメイン
処理のS2と同様な印刷イメージ表示処理を行う。次の
S22では、範囲先頭位置から範囲最終位置までの「網
掛範囲」を反転処理して液晶ディスプレイ4に表示す
る。例えば、文字「CANDY」が既に文字キー6で入
力されており、この範囲設定処理において、カーソルが
文字「C」上に存在したままの状態にある場合には、図
17に示すように、文字「C」が反転処理された文字
「CANDY」が、液晶ディスプレイ4に表示される。
【0028】次のS23では、キーボード3上のいずれ
のキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボー
ド3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場
合(S23:Yes)には、次のS24に進むが、キー
ボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断し
た場合(S23:No)には、S23に戻って、キーボ
ード3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かか
る判断を繰り返す。
【0029】次のS24では、キーボード3上の左右キ
ー9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の
左右キー9の入力があると判断した場合(S24:Ye
s)には、次のS25で、「網掛範囲」の範囲先頭位置
と範囲最終位置とを、左右キー9の入力に従って移動す
るカーソルに基づいて変更し、テキストメモリ31の部
分書式31Bに記憶することにより、「網掛範囲」の設
定を行い、S26に進む。また、キーボード3上の左右
キー9の入力がないと判断した場合(S24:No)に
は、何も行うことなく、S26に進む。次のS26で
は、キーボード3上のリターンキー10の入力があるか
否かを判断する。キーボード3上のリターンキー10の
入力があると判断した場合(S26:Yes)には、図
10のメイン処理のS6に進むが、キーボード3上のリ
ターンキー10の入力がないと判断した場合(S26:
No)には、S21に戻って、S21以降の動作を繰り
返す。
【0030】範囲設定処理のS26において、キーボー
ド3上のリターンキー10の入力があると判断されると
(S26:Yes)、図10のメイン処理に戻って、S
6の範囲内書式変更処理に進む。S6の範囲内書式変更
処理とは、「網掛範囲」内に関する種々の書式(例え
ば、網掛、サイズ、フォント、装飾等の種類)をテキス
トメモリ31の部分書式31Bに記憶させて設定する装
飾手段である。ここからは、範囲内書式変更処理につい
て、図12に基づいて説明する。
【0031】先ず、S30において、既に記憶されてい
るテキストメモリ31の内容を、RAM30のその他の
記憶エリア37等に複製させる。次のS31では、図1
0のメイン処理のS2と同様な印刷イメージ表示処理を
行う。次のS32では、図11の範囲設定処理のS22
と同様にして、範囲先頭位置から範囲最終位置までの
「網掛範囲」内を反転処理して液晶ディスプレイ4に表
示する。次のS33では、キーボード3上のいずれのキ
ーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード3
上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合
(S33:Yes)には、次のS34に進むが、キーボ
ード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した
場合(S33:No)には、S31に戻って、S31か
らS33の動作を繰り返す。
【0032】次のS34では、キーボード3上の罫線キ
ー11の入力があるか否かを判断する。キーボード3上
の罫線キー11の入力があると判断した場合(S34:
Yes)には、S35において、「網掛範囲」内の網掛
の種類や罫線等を変更してテキストメモリ31の部分書
式31Bに記憶した後に、S36に進む。キーボード3
上の罫線キー11の入力がないと判断した場合(S3
4:No)には、何も行うことなく、S36に進む。
【0033】次のS36では、キーボード3上のサイズ
キー12の入力があるか否かを判断する。キーボード3
上のサイズキー12の入力があると判断した場合(S3
6:Yes)には、S37において、「網掛範囲」内の
キャラクタのサイズを変更してテキストメモリ31の部
分書式31Bに記憶した後に、S38に進む。キーボー
ド3上のサイズキー12の入力がないと判断した場合
(S36:No)には、何も行うことなく、S38に進
む。
【0034】次のS38では、キーボード3上のフォン
トキー13の入力があるか否かを判断する。キーボード
3上のフォントキー13の入力があると判断した場合
(S38:Yes)には、S39において、「網掛範
囲」内のキャラクタのフォントを変更してテキストメモ
リ31の部分書式31Bに記憶した後に、S40に進
む。キーボード3上のフォントキー13の入力がないと
判断した場合(S38:No)には、何も行うことな
く、S40に進む。
【0035】次のS40では、キーボード3上の装飾キ
ー14の入力があるか否かを判断する。キーボード3上
の装飾キー14の入力があると判断した場合(S40:
Yes)には、S41において、「網掛範囲」内のキャ
ラクタの装飾を変更してテキストメモリ31の部分書式
31Bに記憶した後に、S42に進む。キーボード3上
の装飾キー13の入力がないと判断した場合(S40:
No)には、何も行うことなく、S42に進む。
【0036】次のS42では、キーボード3上のキャン
セルキー15の入力があるか否かを判断する。キーボー
ド3上のキャンセルキー15の入力があると判断した場
合(S42:Yes)には、S43において、RAM3
0のその他の記憶エリア37等にS30で複製させた内
容を、テキストメモリ31に再生させた後に、図10の
メイン処理のS2に戻る。キーボード3上のキャンセル
キー15の入力がないと判断した場合(S42:No)
には、何も行うことなく、S44に進む。
【0037】次のS44では、キーボード3上のリター
ンキー10の入力があるか否かを判断する。キーボード
3上のリターンキー10の入力があると判断した場合
(S44:Yes)には、図10のメイン処理のS2に
戻るが、リターンキー10の入力がないと判断した場合
(S44:No)には、S31に戻って、S31以降の
動作を繰り返す。
【0038】ここで、図10のメイン処理のS4に戻っ
て説明を続けると、キーボード3上の範囲指定キー6か
らキー入力がないと判断した場合(S4:No)には、
S7に進む。次のS7では、キーボード3上の書式設定
キー7の入力があるか否かを判断する。キーボード3上
の書式設定キー7の入力があると判断した場合(S7:
Yes)には、S8の書式設定処理に進む。S8の書式
設定処理とは、テキスト全体の種々の書式(例えば、全
体枠の種類、キャラクタの水平/垂直の配置等)をテキ
ストメモリ31の全体書式31Aに記憶させて設定する
ものである。ここからは、S8の書式設定処理につい
て、図13に基づいて説明する。
【0039】先ず、S50において、図18の書式設定
画面を液晶ディスプレイ4に表示する。図18の書式設
定画面には、現在のテキストメモリ31の全体書式31
Aに設定された書式の一部が表示される。「全体枠」と
はテキスト全体を囲む枠をいい、また、「水平位置」、
「垂直位置」、「縦」は、文字等のキャラクタの配置に
関するものである。
【0040】次のS51では、キーボード3上のいずれ
のキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボー
ド3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場
合(S51:Yes)には、次のS52に進むが、キー
ボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断し
た場合(S51:No)には、S51に戻って、キーボ
ー3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かかる
判断を繰り返す。
【0041】次のS52では、キーボード3上の左右キ
ー9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の
左右キー9の入力があると判断した場合(S52:Ye
s)には、S53において、液晶ディスプレイ4に表示
されたカーソルを左右に移動させた後、S54に進む。
例えば、図18の書式設定画面において、右キー9の入
力があったときは、カーソルが右に移動して、「角枠」
にかわって「左寄せ」が反転表示される。キーボード3
上の左右キー9の入力がないと判断した場合(S52:
No)には、何も行うことなくS54に進む。
【0042】次のS54では、キーボード3上の上下キ
ー16の入力があるか否かを判断する。キーボード3上
の上下キー16の入力があると判断した場合(S54:
Yes)には、S55において、液晶ディスプレイ4で
反転表示された書式を変更させるとともに、変更した書
式をテキストメモリ31の全体書式31Aに記憶させた
後、S56に進む。
【0043】例えば、図18の書式設定画面において、
下キー16の入力があったときは、「角枠」にかわって
「丸枠」が表示されるとともに、「丸枠」が全体枠とし
てテキストメモリ31の全体書式31Aに記憶される。
さらに、下キー16の入力があったときは、「丸枠」に
かわって「キャンディ」が表示されるとともに、「キャ
ンディ」が全体枠としてテキストメモリ31の全体書式
31Aに記憶される。さらに、下キー16の入力があっ
たときは、「キャンディ」にかわって「リボン」が表示
されるとともに、「リボン」が全体枠としてテキストメ
モリ31の全体書式31Aに記憶される。このようにし
て、下キー16の入力があったときは、「角枠」、「丸
枠」、「キャンディ」、「リボン」の順に、液晶ディス
プレイ4に表示されるとともに、テキストメモリ31の
全体書式31Aを変更して記憶する。
【0044】キーボード3上の上下キー16の入力がな
いと判断した場合(S54:No)には、何も行うこと
なく、S56に進む。次のS56では、キーボード3上
のリターンキー10の入力があるか否かを判断する。キ
ーボード3上のリターンキー10の入力がある場合(S
56:Yes)には、図10のメイン処理のS2に戻
る。キーボード3上のリターンキー10の入力がない場
合(S56:No)には、S51に戻って、S51以降
の動作を繰り返す。
【0045】ここで、図10のメイン処理のS7に戻っ
て説明を続けると、キーボード3上の書式設定キー7か
らキー入力がないと判断した場合(S7:No)には、
S9に進む。次のS9では、キーボード3上の印刷キー
9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の印
刷キー9の入力があると判断した場合(S9:Yes)
には、S10の印刷処理に進む。
【0046】ここからは、S10の印刷処理を、図14
に基づいて説明する。S10の印刷処理とは、印字バッ
ファ33に網掛データを作成するデータ作成手段であ
り、また、印字バッファ33に網掛データを展開するデ
ータ展開手段であり、さらに、キャラクタデータを印字
バッファ33の網掛データ中に配置するキャラクタデー
タ配置手段である。また、かかる網掛データ及びキャラ
クタデータをサーマル印字機構PMで印字テープに印刷
するものでもある。
【0047】尚、以下の説明においては、図3のように
印刷させるために、後述する図10のメイン処理のS1
1において、文字「CANDY」が既に入力されてお
り、また、図11の範囲設定処理のS25において、文
字「ND」が「網掛範囲」として設定されており、ま
た、図12の範囲内書式変更処理のS35において、か
かる「網掛範囲」の網掛の種類として網掛101(図1
参照)が設定されており、さらに、その後において、図
11の範囲設定処理のS25において、文字「CAND
Y」が「網掛範囲」として設定されており、また、図1
2の範囲内書式変更処理のS35において、かかる「網
掛範囲」の網掛の種類として網掛102(図2参照)が
設定されており、また、罫線は設定しないものとする
(以下、この設定を「図3設定条件」という)。
【0048】先ず、S60において、テキストメモリ3
1に記憶された内容により、図20の文字配置情報40
を作成して、文字配置情報記憶エリア35に記憶する。
また、かかる文字配置情報40に基づいて、図21の罫
線配置情報50を作成して、罫線配置情報記憶エリア3
6に記憶する。尚、ここで作成される「図3設定条件」
の罫線配置情報50では、X1位置データ51、X2位
置データ52、Y1位置データ53、Y2位置データ5
4により特定される網掛101(図1参照)の「網掛範
囲」は、文字「CANDY」の「N」のデータ領域の左
下端点と、文字「CANDY」の「D」のデータ領域の
右上端点とする。
【0049】また、同様にして、X1位置データ51、
X2位置データ52、Y1位置データ53、Y2位置デ
ータ54により特定される網掛102(図2参照)の
「網掛範囲」は、文字「CANDY」の「C」のデータ
領域の左下端点と、文字「CANDY」の「Y」のデー
タ領域の右上端点とする。さらに、「図3設定条件」で
は、図15の配置罫線情報50の上段のデータ群は先に
設定された網掛101(図1参照)に関する情報であ
り、その下段のデータ群は後に設定された網掛102
(図2参照)に関する情報である。また、罫線は設定さ
れていないので、罫線に関する情報は作成されない。
【0050】次のS61では、RAM30のその他の記
憶エリア37等において、罫線パラメータFSP、FE
P、FCを確保し、罫線パラメータFSPに罫線配置情
報50の先頭のアドレス番号56を、罫線パラメータF
EPに罫線配置情報50の最終のアドレス番号56を、
罫線パラメータFCには数値「0」を記憶させる。次の
S62では、数式(FSP+(FC×10))で指示さ
れるアドレス番号56の罫線配置情報50のデータ群を
読み取る。尚、罫線パラメータFCに乗じる数値「1
0」は、図21の配置罫線情報50の1段分のアドレス
の移動量に相当する。
【0051】次のS63では、S62で読み取った罫線
配置情報50のデータ群が網掛に関する情報であるか否
かを判断する。S62で読み取った罫線配置情報50の
データ群が網掛に関する情報であると判断した場合(S
63:Yes)には、S64の網掛発生処理に進む。こ
こからは、S64の網掛発生処理を、図15に基づいて
説明する。印刷処理における網掛発生処理とは、印字バ
ッファ33における「網掛範囲」に網掛を付する処理で
あって、印字バッファ33に網掛データを作成するデー
タ作成手段であるとともに、印字バッファ33にかかる
網掛データを展開するデータ展開手段である。尚、この
網掛発生処理については、罫線配置情報50に格納され
た全ての網掛に関する情報について、繰り返して行われ
る。
【0052】先ず、S80において、罫線配置情報記憶
エリア36に記憶された罫線配置情報50により、網掛
に関する情報を取得する。次のS81では、罫線配置情
報50のX1位置51を網掛データ70の幅70Aで割
った商に網掛データ70の幅70Aを乗ずることによ
り、転送先Xポインタを求め、RAM30のその他の記
憶エリア37等に記憶する。また、次のS82において
は、罫線配置情報50のY1位置52を網掛データ70
の高さ70Bで割った商に網掛データ70の高さ70B
を乗ずることにより、転送先Yポインタを求め、RAM
30のその他の記憶エリア37等に記憶する。さらに、
次のS83においては、罫線配置情報50のX1位置5
1を網掛データ70の幅70Aで割った剰余により、網
掛データポインタを求め、RAM30のその他の記憶エ
リア37等に記憶する。
【0053】このようにして求めた転送先Xポインタ、
転送先Yポインタ、網掛データポインタは、網掛発生処
理の以下の動作において、印字バッファ33の単位領域
69の「1ワード」の位置を示すパラメータとして使用
される。例えば、S80で罫線配置情報50から取得し
た網掛に関する情報により、図22に示すように、網掛
68の「網掛範囲」が特定される場合、すなわち、「網
掛範囲」の左下端点としてX1位置51及びY1位置5
3で図22のQ1が、また、「網掛範囲」の右上端点と
してX2位置52及びY2位置54で図22のR1が、
それぞれ特定される場合には、S81で求めた転送先X
ポインタとS82で求めた転送先Yポインタにより図2
2のP1が特定され、さらに、X方向について、かかる
図22のP1からS83で求めた網掛データポインタ分
移動すると、図22のQ2が特定される。従って、S8
3の時点では、かかる「網掛範囲」の左下端点Q1が属
する単位領域69の「1ワード」を特定することができ
る。
【0054】次のS84においては、転送先Xポイン
タ、転送先Yポインタ、網掛データポインタによって特
定される「網掛範囲」の左下端点が属する「1ワード」
のマスクパターンを作成する。例えば、図22において
は、「網掛範囲」の左下端点Q1が属する「1ワード」
のマスクパターンとして、図25に示すマスクパターン
81が作成される。また、転送先Xポインタ、転送先Y
ポインタ、網掛データポインタによって、図22のQ3
が特定されるときは、図22のQ3が属する「1ワー
ド」のマスクパターンとして、図27に示すマスクパタ
ーン83が作成される。さらに、転送先Xポインタ、転
送先Yポインタ、網掛データポインタによって、図22
のQ4が特定されるときは、図22のQ4が属する「1
ワード」のマスクパターンとして、図26に示すマスク
パターン82が作成される。尚、「網掛範囲」におい
て、X方向に並列する「1ワード」のマスクパターンは
同じものになる。
【0055】S85では、CD−ROM21から取得し
た「1ワード」の網掛データ70とS84で作成した
「1ワード」のマスクパターンとの論理積を求めて、
「網掛範囲」外にある網掛データを消去し、転送先Xポ
インタ、転送先Yポインタ、網掛データポインタによっ
て特定される印字バッファ33の「1ワード」へ、かか
る論理積の網掛データを転送する。このとき、印字バッ
ファ33に既にデータが存在する場合には、かかるデー
タと論理和して転送する。次のS86では、網掛データ
ポインタに1ドット分の移動量を加えて、転送先Xポイ
ンタ、転送先Yポインタ、網掛データポインタによって
特定される「1ワード」をX方向に一つ移動させる。そ
の後、1つの単位領域69においてかかる転送が終了し
ておらず(S87:No)、かつ、X方向の「網掛範
囲」においてもかかる転送が終了してなければ(S9
0:No)、S85に戻って、S85以降の動作を繰り
返す。また、1つの単位領域69においてかかる転送が
終了していれば(S87:Yes)、S88で網掛デー
タポインタに「0」を代入して、網掛データポインタに
よって特定される「1ワード」を単位領域69の先頭の
ものに変更し、S89で転送先Xポインタに1つの単位
領域分の移動量を加えて、転送先Xポインタ、転送先Y
ポインタによって特定される点を、X方向に一つの単位
領域分移動させる。
【0056】例えば、図22においては、先ず、網掛6
8の「網掛範囲」の左下端点Q1が属する印字バッファ
33の「1ワード」に、図24の「1ワード」の網掛デ
ータ70と図25に示す「1ワード」のマスクパターン
81との論理積の網掛データを転送する(S85)。そ
して、網掛データポインタに1ドット分の移動量を加え
て、転送先Xポインタ、転送先Yポインタ、網掛データ
ポインタによって特定される「1ワード」をX方向に一
つ移動させ(S86)、同様にして(S87:No)
(S90:No)、論理積の網掛データを転送すること
を繰り返す(S85)。
【0057】その後、網掛68の「網掛範囲」の左下端
点Q1が属する単位領域69においてかかる転送が終了
すれば(S87:Yes)、網掛データポインタに
「0」を代入し(S88)、転送先Xポインタに1つの
単位領域分の移動量を加えて(S89)、転送先Xポイ
ンタ、転送先Yポインタ、網掛データポインタによって
図22のP2を特定し、かかるP2が属する単位領域6
9について、同様に論理積の網掛データを転送する(S
85)。これらの動作は、図22のR2が属する印字バ
ッファ33の「1ワード」まで行われる(S90:Ye
s)。尚、図22のR2とは、罫線配置情報50のX2
位置53及びY1位置52で特定される「網掛範囲」の
右下端点である。以上より、X方向について、Q1が属
する単位領域69からR2が属する単位領域69まで網
掛データを付することができる。
【0058】X方向の「網掛範囲」において、論理積の
網掛データの転送が終了すれば(S90:Yes)、S
91において、S83でRAM30のその他の記憶エリ
ア37等に記憶した網掛データポインタを読み出す。ま
た、S92において、転送先Yポインタに1つの単位領
域分の移動量を加えて、転送先Xポインタ、転送先Yポ
インタによって特定される点を、Y方向に一つの単位領
域分移動させる。さらに、S93において、S81でR
AM30のその他の記憶エリア37等に記憶した転送先
Xポインタを読み出す。その後、Y方向の「網掛範囲」
において、論理積の網掛データの転送が終了してなけれ
ば(S94:No)、S84に戻って、S84以降の動
作を繰り返す。一方、Y方向の「網掛範囲」において、
論理積の網掛データの転送が終了していれば(S94:
Yes)、網掛発生処理を終了して、図14の印刷処理
のS65に進む。
【0059】図22においては、R2が属する単位領域
69の「1ワード」まで網掛データを付すと(S90:
Yes)、S91の網掛データポインタ、S92の転送
先Yポインタ、S93の転送先Xポインタによって、図
22のQ3が特定される。そして、Q3が属する単位領
域69の「1ワード」からR3が属する単位領域69の
「1ワード」まで、図24の「1ワード」の網掛データ
70と図27に示す「1ワード」のマスクパターン83
との論理積の網掛データを転送する(S84〜S90:
Yes)。さらに、同様にして、Q4が属する単位領域
69の「1ワード」からR4が属する単位領域69の
「1ワード」まで、図24の「1ワード」の網掛データ
70と図26に示す「1ワード」のマスクパターン82
との論理積の網掛データを転送する(S84〜S90:
Yes)。このようにして、印字バッファ33の網掛6
8の「網掛範囲」に網掛データを付する。
【0060】ここで、「図3設定条件」における網掛発
生処理の動作について説明すると、S80において、
罫線配置情報記憶エリア36に記憶された罫線配置情報
50の上段のデータ群により、網掛101(図1参照)
に関する情報を取得する。次のS81〜S94までの動
作で、文字「CANDY」の「N」のデータ領域の左下
端点を図22のQ1とみなし、また、文字「CAND
Y」の「D」のデータ領域の右上端点を図22のR1と
みなして、網掛101の「網掛範囲」に網掛データを付
する。さらに、S80に戻って、 罫線配置情報記憶エ
リア36に記憶された罫線配置情報50の下段のデータ
群により、網掛102(図2参照)に関する情報を取得
し、次のS81〜S94までの動作で、同様にして、文
字「CANDY」の「C」のデータ領域の左下端点と
「Y」のデータ領域の右上端点で特定される網掛102
の「網掛範囲」に網掛データを付する。ただし、網掛1
01と網掛102が重複して設定された重複部分である
「ND」には、既に網掛101の網掛データが付されて
いるので、S85において、網掛102の網掛データは
網掛101の網掛データと論理和されて、印字バファ3
3に付される。以上より、網掛101と網掛102とが
重なり合うことができ、文字「ND」に付される網掛1
03は、図3に示すように、網掛101及び網掛102
の網掛パターンとは異なる新たな網掛パターンで付され
る。尚、文字「CANDY」の配置については、以下に
説明するS71〜S76で行われる。
【0061】図14に戻って、S62で読み取った罫線
配置情報50のデータ群が網掛に関する情報でないと判
断した場合(S63:No)には、S70に進んで、罫
線のイメージデータを、罫線配置情報50のデータ群に
基づいて、印字バッファ33の該当する位置に描画す
る。上述したS64、又は、S70のいずれかが終了す
ると、S65に進んで、罫線パラメータFCに数値
「1」を加える。次のS66では、数式(FSP+(F
C×10))の数値が罫線パラメータFEPの数値であ
るか否かを判断する。数式(FSP+(FC×10))
の数値が罫線パラメータFEPの数値でないと判断した
場合(S66:No)には、S62に戻って、S62以
降の動作を繰り返す。
【0062】数式(FSP+(FC×10))の数値が
罫線パラメータFEPの数値であると判断した場合(S
66:Yes)には、次のS71において、RAM30
のその他の記憶エリア37等において、文字パラメータ
CSP、CEP、CCを確保し、文字パラメータCSP
に文字配置情報40の先頭のアドレス番号46を、文字
パラメータCEPに文字配置情報40の最終のアドレス
番号46を、文字パラメータCCに数値「0」を記憶さ
せる。次のS72では、数式(CSP+(CC×1
0))で指示されるアドレス番号46の文字配置情報4
0のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCCに乗
じる数値「10」は、図20の文字罫線情報40の1段
分のアドレスの移動量に相当する。
【0063】次のS73では、CGROM21に記憶さ
れた印字用ドットパターンを、かかる文字配置情報40
のデータ群で特定されるキャラクタ及び位置に基づい
て、印字バッファ33に格納する。そして、S74に進
んで、文字パラメータCCに数値「1」を加える。次の
S75では、数式(CSP+(CC×10))の数値が
文字パラメータCEPの数値であるか否かを判断する。
数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメー
タCEPの数値でないと判断した場合(S75:No)
には、S72に戻って、S72以降の動作を繰り返す。
数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメー
タCEPの数値であると判断した場合(S75:Ye
s)には、S76に進んで、印字バッファ33に記憶さ
れた内容をサーマル印字機構PMで印字テープに印字
し、図10のメイン処理のS2の印刷イメージ処理に戻
る。
【0064】尚、図10のメイン処理のS2の印刷イメ
ージ表示処理は、一部を除いて、上述した図14の印刷
処理と同様である。S2の印刷イメージ表示処理とは、
印字テープに印刷するイメージを液晶ディスプレイ4に
表示するための処理であり、ここで、図16に基づいて
説明する。先ず、S99において、テキストメモリ31
に記憶された内容により、図20の文字配置情報40を
作成して、文字配置情報記憶エリア35に記憶する。ま
た、かかる文字配置情報40に基づいて、図21の罫線
配置情報50を作成して、罫線配置情報記憶エリア36
に記憶する。
【0065】次のS100では、S99で作成された文
字配置情報40や罫線配置情報50を、液晶ディスプレ
イ4の表示用に変換する。ここから以下の動作は、S1
16を除き、さらに、印字バッファ33と表示バッファ
34を交換すれば、図14の印刷処理と同じである。
【0066】すなわち、次のS101では、RAM30
のその他の記憶エリア37等において、罫線パラメータ
FSP、FEP、FCを確保し、罫線パラメータFSP
に罫線配置情報50の先頭のアドレス番号56を、罫線
パラメータFEPに罫線配置情報50の最終のアドレス
番号56を、罫線パラメータFCには数値「0」を記憶
させる。次のS102では、数式(FSP+(FC×1
0))で指示されるアドレス番号56の罫線配置情報5
0のデータ群を読み取る。尚、罫線パラメータFCに乗
じる数値「10」は、図21の配置罫線情報50の1段
分のアドレスの移動量に相当する。
【0067】次のS103では、S102で読み取った
罫線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報である
か否かを判断する。S102で読み取った罫線配置情報
50のデータ群が網掛に関する情報であると判断した場
合(S103:Yes)には、S104に進んで、図1
4の印刷処理のS64と同じ網掛発生処理を行う。S1
02で読み取った罫線配置情報50のデータ群が網掛に
関する情報でないと判断した場合(S103:No)に
は、S110に進んで、罫線のイメージデータを、罫線
配置情報50のデータ群に基づいて、表示バッファ34
の該当する位置に描画する。上述したS104、又は、
S110のいずれかが終了すると、S105に進んで、
罫線パラメータFCに数値「1」を加える。次のS10
6では、数式(FSP+(FC×10))の数値が罫線
パラメータFEPの数値であるか否かを判断する。数式
(FSP+(FC×10))の数値が罫線パラメータF
EPの数値でないと判断した場合(S106:No)に
は、S610に戻って、S102以降の動作を繰り返
す。
【0068】数式(FSP+(FC×10))の数値が
罫線パラメータFEPの数値であると判断した場合(S
106:Yes)には、次のS111において、RAM
30のその他の記憶エリア37等において、文字パラメ
ータCSP、CEP、CCを確保し、文字パラメータC
SPに文字配置情報40の先頭のアドレス番号46を、
文字パラメータCEPに文字配置情報40の最終のアド
レス番号46を、文字パラメータCCに数値「0」を記
憶させる。次のS112では、数式(CSP+(CC×
10))で指示されるアドレス番号46の文字配置情報
40のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCCに
乗じる数値「10」は、図20の文字罫線情報40の1
段分のアドレスの移動量に相当する。
【0069】次のS113では、CGROM21に記憶
されたドットパターンを、かかる文字配置情報40のデ
ータ群で特定されるキャラクタ及び位置に基づいて、表
示バッファ34に格納する。そして、S114に進ん
で、文字パラメータCCに数値「1」を加える。次のS
115では、数式(CSP+(CC×10))の数値が
文字パラメータCEPの数値であるか否かを判断する。
数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメー
タCEPの数値でないと判断した場合(S115:N
o)には、S112に戻って、S112以降の動作を繰
り返す。数式(CSP+(CC×10))の数値が文字
パラメータCEPの数値であると判断した場合(S11
5:Yes)には、S116に進んで、表示バッファ3
4に記憶された内容を液晶ディスプレイ4に表示し、図
10のメイン処理のS3に進む。
【0070】ここで、図10のメイン処理のS9に戻っ
て説明を続けると、キーボード3上の印刷キー9の入力
がないと判断した場合(S9:No)には、S11に進
んで、操作されたキーに対応する処理を行う。例えば、
文字キー5による文字、数字等の種々のキャラクタの入
力がある。
【0071】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の印字テープ装置1では、キーボード3の文字キー5で
入力した「CANDY」に対して(S11)、網掛10
1に対応する網掛範囲「ND」及び網掛102に対応す
る網掛範囲「CANDY」を相互に重複させ、各網掛範
囲「ND」及び「CANDY」に異なる網掛パターンで
ある網掛101と網掛102を付するように指定すると
(S25、S35)、S60の網掛発生処理は、網掛1
01の網掛範囲である「ND」に基づいて、「1ワー
ド」の網掛101の網掛データをCG−ROM21から
読み取って、「1ワード」毎に、網掛101の網掛デー
タとマスクデータとの論理積を求め、その論理積の網掛
データを印字バッファ33に展開する(S85)。
【0072】さらに、S60の網掛発生処理は、網掛1
02の網掛範囲「CANDY」に基づいて、「1ワー
ド」の網掛102の網掛データをCG−ROM21から
読み取って、「1ワード」毎に、網掛102の網掛デー
タとマスクデータとの論理積を求め、その論理積の網掛
データを印字バッファに展開する(S85)。その後、
キーボード3の文字キー5で入力した「CANDY」を
印字バッファ33上で網掛データ中に配置し(S7
3)、サーマル印字機構PMで、印字バッファ33の網
掛101及び網掛102の網掛データ及び「CAND
Y」を印刷する。これにより、重複部分「ND」に付さ
れる網掛パターンは、網掛101と網掛102との網掛
データが重なり合って、「ND」及び「CANDY」に
付される網掛101と網掛102の網掛パターンとは異
なる新たな網掛パターンとなり、さらに多彩な装飾を楽
しむことができる。を提供することができる。
【0073】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、図10のメイン処理のS11にお
いて、文字「CANDY」を入力し、また、図11の範
囲設定処理のS25において、文字「CAN」を「網掛
範囲」として設定し、また、図12の範囲内書式変更処
理のS35において、かかる「網掛範囲」の網掛の種類
として網掛104(図4参照)を設定し、さらに、その
後において、図11の範囲設定処理のS25において、
文字「CANDY」を「網掛範囲」として設定し、ま
た、図12の範囲内書式変更処理のS35において、か
かる「網掛範囲」の網掛の種類として網掛105(図5
参照)を設定すれば、図6に示すように、文字「CAN
DY」に付される網掛106の網掛パターン(網掛10
4及び網掛105と同一のもの)について、網掛104
の網掛範囲である文字「CAN」と網掛105の網掛範
囲である文字「DY」に渡って連続するように付するこ
とができる。
【0074】また、図10のメイン処理のS11におい
て、文字「CANDY」を入力し、また、図11の範囲
設定処理のS25において、文字「CAN」を「網掛範
囲」として設定し、また、図12の範囲内書式変更処理
のS35において、かかる「網掛範囲」の網掛の種類と
して網掛107(図7参照)を設定し、さらに、その後
において、図11の範囲設定処理のS25において、文
字「NDY」を「網掛範囲」として設定し、また、図1
2の範囲内書式変更処理のS35において、かかる「網
掛範囲」の網掛の種類として網掛108(図8参照)を
設定すれば、図9に示すように、重複部分である文字
「N」に付される網掛109の網掛パターンについて、
網掛107と網掛108とが重なり合うことにより、か
かる重複部分である文字「N」以外の文字「CA」に付
される網掛107、及び、文字「DY」に付される網掛
108の網掛パターンと一致するように付することがで
きる。
【0075】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、本発明の印字装置では、所定単位データ毎に、異な
る網掛パターンを有する第1網掛及び第2網掛の網掛デ
ータとマスクデータの論理積をイメージバッファ上に展
開させて、第1網掛及び第2網掛とは異なる新たな網掛
パターンを作成することにより、さらに多彩な装飾を楽
しむことができる印刷装置を提供することができ、その
産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力した文字「CANDY」に対して、網掛の
網掛範囲として文字「ND」を設定したときに、印刷さ
れる印字テープを示した想定図である。
【図2】入力した文字「CANDY」に対して、図1の
網掛パターンとは異なる網掛の網掛範囲として文字「C
ANDY」を設定したときに、印刷される印字テープを
示した想定図である。
【図3】図1及び図2の網掛範囲を相互に重複させて設
定したときに印刷される印字テープを示した図である。
【図4】入力した文字「CANDY」に対して、網掛の
網掛範囲として文字「CAN」を設定したときに、印刷
される印字テープを示した想定図である。
【図5】入力した文字「CANDY」に対して、図4の
網掛パターンと同一の網掛の網掛範囲として文字「D
Y」を設定したときに、印刷される印字テープを示した
想定図である。
【図6】図4及び図5の網掛範囲を相互に隣接させて設
定したときに印刷される印字テープを示した図である。
【図7】入力した文字「CANDY」に対して、網掛の
網掛範囲として文字「CAN」を設定したときに、印刷
される印字テープを示した想定図である。
【図8】入力した文字「CANDY」に対して、図7の
網掛パターンと同一の網掛の網掛範囲として文字「ND
Y」を設定したときに、印刷される印字テープを示した
図である。
【図9】図7及び図8の網掛範囲を相互に隣接させて設
定したときに印刷される印字テープを示した想定図であ
る。
【図10】テープ印字装置のメイン処理のフローチャー
ト図である。
【図11】テープ印字装置の範囲設定処理のフローチャ
ート図である。
【図12】テープ印字装置の範囲内書式変更処理のフロ
ーチャート図である。
【図13】テープ印字装置の書式設定処理のフローチャ
ート図である。
【図14】テープ印字装置の印刷処理のフローチャート
図である。
【図15】テープ印字装置の網掛発生処理のフローチャ
ート図である。
【図16】テープ印字装置の印刷イメージ表示処理のフ
ローチャート図である。
【図17】テープ印字装置の範囲設定処理において、液
晶ディスプレイの反転表示の一例を示した図である。
【図18】テープ印字装置の書式設定処理において、液
晶ディスプレイに表示される書式設定画面の一例を示し
た図である。
【図19】テキストメモリ内のデータ構成を説明する図
である。
【図20】文字配置情報記憶エリア内の文字配置情報の
データ構成を説明する図である。
【図21】罫線配置情報記憶エリア内の罫線配置情報の
データ構成を説明する図である。
【図22】テープ印字装置の網掛発生処理において、
「網掛範囲」の網掛データの一部をマスクデータで消去
したときの印字バッファを示したイメージ図である。
【図23】印字バッファを等しく区切る単位領域を示し
たイメージ図である。
【図24】CGROMに記憶された網掛データを示した
イメージ図である。
【図25】単位領域の1ワードのマスクパターンの一例
を示したイメージ図である。
【図26】単位領域の1ワードのマスクパターンの一例
を示したイメージ図である。
【図27】単位領域の1ワードのマスクパターンの一例
を示したイメージ図である。
【図28】テープ印字装置の外観を表わした図である。
【図29】テープ印字装置の構成を表わしたブロック図
である。
【図30】従来のテープ印字装置において、入力した文
字「CANDY」に対して、網掛の網掛範囲として文字
「CANDY」を設定したときに、印刷される印字テー
プを示した図である。
【図31】従来のテープ印字装置において、入力した文
字「CANDY」に対して、図30の設定をし、さら
に、図30の網掛パターンと異なる網掛の網掛範囲とし
て文字「CANDY」を設定したときに、印刷される印
字テープを示した図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 キーボード 21 CG−ROM 30 RAM 33 印字バッファ 69 単位領域 81、82、83 マスクパターン PM サーマル印字機構
フロントページの続き (72)発明者 桜木 章二 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々のキャラクタを入力する入力手段
    と、 前記キャラクタの背後に付される網掛を指定する装飾手
    段と、 前記装飾手段により指定された網掛に基づいてその網掛
    範囲のマスクデータを所定単位データ毎に記憶する記憶
    手段と、 前記装飾手段により指定された網掛について網掛開始位
    置と網掛終了位置とを求めるとともに、網掛開始位置と
    網掛終了位置に基づき所定範囲を有する網掛データを作
    成するデータ作成手段と、 前記網掛データの前記所定単位データ毎にマスクデータ
    との論理積を求めつつ網掛データをイメージバッファに
    展開するデータ展開手段と、 前記入力手段により入力されたキャラクタデータをイメ
    ージバッファ上で網掛データ中に配置するキャラクタデ
    ータ配置手段と、 前記イメージバッファの網掛データ及びキャラクタデー
    タを印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記装飾手段を介して指定された第1網
    掛及び第2網掛が存在するとともに、第1網掛に対応す
    る第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第2網掛範囲が
    相互に重複し、各第1網掛範囲及び第2網掛範囲に異な
    る網掛パターンを付する場合、前記データ展開手段は、
    前記所定単位データに基づき重複部分に付される網掛パ
    ターンが各第1及び第2網掛範囲に付される網掛パター
    ンとは異なる新たな網掛パターンが付されるように、網
    掛データをイメージバッファに展開することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記装飾手段を介して指定された第1網
    掛及び第2網掛が存在するとともに、第1網掛に対応す
    る第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第2網掛範囲が
    相互に隣接し、各第1網掛範囲及び第2網掛範囲に同一
    の網掛パターンを付する場合、前記データ展開手段は、
    前記所定単位データに基づき網掛パターンが第1網掛範
    囲及び第2網掛範囲に渡って連続するように、網掛デー
    タをイメージバッファに展開することを特徴とする請求
    項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記装飾手段を介して指定された第1網
    掛及び第2網掛が存在するとともに、第1網掛に対応す
    る第1網掛範囲及び第2網掛に対応する第2網掛範囲が
    相互に重複し、各第1網掛範囲及び第2網掛範囲に同一
    の網掛パターンを付する場合、前記データ展開手段は、
    前記所定単位データに基づき重複部分に付される網掛パ
    ターンが重複部分以外の各第1及び第2網掛範囲に付さ
    れる網掛パターンと一致するように、網掛データをイメ
    ージバッファに展開することを特徴とする請求項1記載
    の印刷装置。
JP8124801A 1996-05-20 1996-05-20 印刷装置 Pending JPH09300704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124801A JPH09300704A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124801A JPH09300704A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09300704A true JPH09300704A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14894470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8124801A Pending JPH09300704A (ja) 1996-05-20 1996-05-20 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09300704A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09300703A (ja) 印刷装置
JPH09286093A (ja) 地模様印刷画像作成方法およびその装置
JP2000052594A (ja) 画像印刷方法およびその装置
JP3603316B2 (ja) ラベル作成装置及びラベル作成方法
JPH02167593A (ja) 白抜き文字の作成方法
JPH10283492A (ja) レイアウト組版方法
JPH11226275A (ja) パッチワーク編集装置及びパッチワーク編集装置を動作させるためのプログラムを格納した記録媒体
JPH09300704A (ja) 印刷装置
JP3632294B2 (ja) バーコード出力装置
JPH04343167A (ja) 印刷処理装置
JPS62204956A (ja) 文書処理システム
JPH09314909A (ja) 印刷装置
JP3355265B2 (ja) 中抜け文字塗りつぶし方法及びその装置
JP2635311B2 (ja) 文書処理装置
JPH07156449A (ja) 印刷装置及び画像フォント拡大装置
JPH06198961A (ja) 文書処理装置の登録用ドットパターンデータ処理装置
JPH09300720A (ja) 印刷装置
JP2564779B2 (ja) 文字出力装置
JP2000190578A (ja) 印刷装置
JPH1039854A (ja) 文書処理装置
JPH0411020B2 (ja)
JPH09314921A (ja) 印刷装置
JPH03153298A (ja) 文書出力装置
JPH0728790A (ja) 文書処理方法及び装置
JPH05189424A (ja) 文書編集装置及び文書編集方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060718