JP3632294B2 - バーコード出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコードシンボルを印刷するバーコード出力装置に関し、特に、バーコードシンボルの全部又は一部に網掛が付されることを防止するバーコード出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、バーコードシンボルを印刷することが可能なバーコード出力装置の一つに、例えば、印字用テープにバーコードシンボルを印刷することができるテープ印字装置がある。かかるテープ印字装置を使用すれば、図23に示すように、数種類の幅の白と黒の平行バーからなるバーコード101、バーコード101の両側に設けられた余白部分であるマージン102、及び、バーコード101の下側に表示されたOCR−B字体の文字103から構成されるバーコードシンボル104を、商品等に貼付可能な印字用テープ100に手軽に印刷することができる。
【0003】
また、特開平5−177898号公報には、バーコードと所望の文字列とを任意の印刷位置に同時に印刷できる印刷装置が提案されている。その実施例に記載されたテープ印字装置を使用すれば、所望の文字列に対する従来のワープロ的機能に加えて、かかる文字列とバーコードとを任意の印刷位置に同時に印刷することができ、例えば、図24に示すように、「12」である文字列105と「ABC」である文字列106との間に、バーコードシンボル104を配置して印字用テープ100に印刷することができる。すなわち、かかるテープ印字装置では、バーコードシンボル104が印刷される印字用テープ100に、人間が読み取れる情報(所望の文字列で構成される)を任意の印刷位置に印刷できるので、バーコードによる商品等の管理の汎用性を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−177898号公報に記載されたテープ印字装置では、バーコードシンボル104を含めた網掛範囲をもって文字列に網掛を指定した場合、例えば、図24の文字列105の「1」と文字列106の「C」の間を網掛範囲として指定した場合には、図25に示すように、バーコードシンボル104のバーコード101やマージン102等に対しても網掛を付して印刷してしまうので、かかるバーコードシンボル104のデータをバーコードリーダで正確に読み取ることができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、バーコードシンボルを含めた網掛範囲で網掛が指定されたときには、網掛範囲内のバーコードシンボルの全部又は一部に網掛が付されることを防止して、印刷されたバーコードシンボルの読取精度を確保することができるバーコード出力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために成された請求項1に係るバーコード出力装置は、バーコードを入力する入力手段と、所望の網掛範囲を指定する装飾手段と、前記装飾手段により指定された網掛範囲に対して網掛を付する旨の第1網掛書式情報を設定する設定手段と、前記第1網掛書式情報に基づいて所定範囲を有する網掛データを作成するデータ作成手段と、前記網掛データ中からバーコード及びその両側に設けられるマージンとを含むバーコード領域に対応する網掛データを削除するデータ削除手段と、前記バーコード領域にバーコードデータを配置するデータ配置手段と、前記網掛データ及びバーコードデータを出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このような構成を有するバーコード出力装置では、入力手段で入力したバーコードを含んだ網掛範囲を装飾手段で指定したときは、設定手段で設定された第1網掛書式情報に基づいて、データ作成手段が作成する網掛データの中から、バーコード及びその両側に設けられるマージンとを含むバーコード領域に対応する網掛データをデータ削除手段が削除した後に、かかるバーコード領域にデータ配置手段でバーコードデータを配置し、網掛データ及びバーコードデータを出力手段で出力するので、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止され、出力されたバーコードの読取精度を確保することができる。
【0008】
また、請求項2に係るバーコード出力装置は、請求項1記載のバーコード出力装置であって、バーコードの下側に付される数字を前記バーコード領域に含ませたことを特徴とする。
【0009】
このような構成を有するバーコード出力装置装置では、バーコードの下側に付される数字をバーコード領域に含ませているので、バーコードの下側に付される数字に網掛を付することが防止でき、バーコードに関する数字を判読することが容易となる。
【0010】
【0011】
【0012】
また、請求項3に係るバーコード出力装置は、請求項1又は請求項2記載のバーコード出力装置であって、前記装飾手段で指定した網掛範囲内にキャラクタとバーコードがある場合、前記設定手段は、前記バーコードのみに対して網掛を解除する旨の第2網掛書式情報を設定することを特徴とする。
【0013】
このような構成を有するバーコード出力装置では、入力手段で入力したバーコードとキャラクタを含んだ網掛範囲を装飾手段で指定すると、設定手段で設定された第1網掛書式情報に基づいて、データ作成手段が網掛データを作成する。このとき、データ作成手段は、設定手段で設定された第2網掛書式情報により、バーコードのみに対して網掛データを作成しない。その後、データ配置手段でバーコードとキャラクタを配置し出力手段で出力するので、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止され、出力されたバーコードの読取精度を確保することができる。
【0014】
また、請求項4に係るバーコード出力装置は、請求項1記載のバーコード出力装置であって、前記出力手段は、テープ状の被印刷媒体に前記網掛データ及びバーコードデータを印刷する印刷手段であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図21に示されたテープ印字装置1は、本発明に係るバーコード出力装置であり、例えば、図1に示すように、バーコードシンボル104を含めた網掛範囲をもって文字列に網掛を指定した場合には、すなわち、文字列105の「1」と文字列106の「C」の間を網掛範囲として指定した場合には、バーコードシンボル104のバーコード101とマージン102とを含んだバーコード領域に網掛が付されることを防止して、印字テープ100に印刷するものである。
【0016】
次に、テープ印字装置1の概略構成について、図21に基づいて説明する。図21において、テープ印字装置1の本体フレーム2における前部には、入力手段であるキーボード3が配設さており、キーボード3の後方で本体フレーム2の内部には、出力手段かつ印刷手段であるサーマル印字機構PMが配設されている。また、キーボード3の右後方位置には、キーボード3から入力された文字、数字等のキャラクタを表示する液晶ディスプレイ4が配置されている。
【0017】
また、キーボード3には、後述するテープ印字装置1の動作に必要な各種のキーが配設されている。例えば、文字、数字等の種々のキャラクタ、バーコード等を入力する文字キー5、背後に網掛を付する範囲(以下、「網掛範囲」という)を設定する範囲指定キー6、枠の種類等を設定する書式設定キー7、印刷を実行する印刷キー8、液晶ディスプレイ4のカーソルを左右に移動させる左右キー9、各種処理の実行を指令するリターンキー10、網掛の種類等を設定する罫線キー11、キャラクタのサイズを設定するサイズキー12、明朝体やゴシック体等のキャラクタのフォントを設定するフォントキー13、袋装飾や立体装飾等のキャラクタの装飾を設定する装飾キー14、各種処理の実行をキャンセルするキャンセルキー15、液晶ディスプレイ4のカーソルを上下に移動させる上下キー16、バーコード入力処理を実行するバーコードキー17、バーコードの種類を決定するフォーマットキー18その他テープ印字装置1に必要な各種のキーが設けられている。
【0018】
次に、テープ印字装置1の構成について、図22のブロック図に基づき説明する。テープ印字装置1の動作を制御するCPU20には、CGROM21、ROM22、RAM30、入出力インターフェース23等が、バス24を介して、接続されている。記憶手段であるCGROM21には、バーコード、文字、数字等のキャラクタに対応するドットパターンや印字用ドットパターンデータ、種々の網掛に対応する網掛データ等が記憶されている。
【0019】
また、ROM22には、各種のプログラムが記憶されており、後述する図3のメイン処理、図4のバーコード入力処理、図5の範囲設定処理、図6、7の範囲内書式変更処理、図7の書式設定処理、図8の印刷イメージ表示処理、その他テープ印字装置1の制御上必要な処理に関する各種のプログラム等が記憶されている。また、RAM30は、CPU20が各種のプログラムを実行する際に使用する記憶エリアであり、かかるRAM30には、図22に示すように、テキストメモリ31、テキストポインタ記憶エリア32、イメージバッファである印字バッファ33及び表示バッファ34、文字配置情報記憶エリア35、罫線配置情報記憶エリア36、バーコード配置情報記憶エリア37、その他の記憶エリア38等の各種のメモリが設けられている。
【0020】
テキストメモリ31は、テキストの書式情報、バーコード情報、バーコード開始/終了コード、キーボード3から入力された文字等に対応するコードデータ等を記憶するものである。例えば、図1に示すように、キーボード3上の文字キー6で文字105である「12」、バーコード101、文字103である「*123」、文字106である「ABC」と入力した場合には、図9に示すように、書式情報31A、文字105である「12」の各コードデータ31B、バーコード開始コード31C、バーコード情報31D、文字103である「*123」の各コードデータ31E、バーコード終了コード31F、文字106である「ABC」の各コードデータ31G等が記憶される。
【0021】
書式情報31Aはテキストに対するものであり、例えば、図13に示すように構成され、フォントに関する情報が領域80に、サイズに関する情報が領域81に、枠に関する情報が領域82に、装飾に関する情報が領域83に、それぞれ記憶される。また、バーコード情報31Dはバーコードシンボル104に対するものであり、例えば、図14に示すように構成され、バーコード101の文字数に関する情報が領域90に、文字103に関する情報が領域91に、バーコード101の種類に関する情報が領域92に、それぞれ記憶される。テキストポインタ記憶エリア32は、テキストメモリ31に記憶された書式情報31A、各コードデータ31B、バーコード開始コード31C、バーコード情報31D、各コードデータ31E、バーコード終了コード31F、各コードデータ31Gを順次指示していくポインタを記憶するものである。
【0022】
印字バッファ33は、テキストメモリ31に記憶されたコードデータに基づきCGROM21から読み出されたデータが転送され記憶されるものであり、サーマルヘッド26は、かかる印字バッファ33に記憶されているデータに従ってドット印字する。また、表示バッファ34は、テキストメモリ31に記憶されたコードデータに基づきCGROM21から読み出されたデータが転送され記憶されるものであり、液晶ディスプレイ4は、かかる表示バッファ34に記憶されているデータに従って表示する。
【0023】
文字配置情報記憶エリア35は、後述する図8の印刷イメージ処理で作成される文字配置情報を記憶するメモリである。ここで、文字配置情報について、図10に基づいて説明すると、文字配置情報40は、バーコード及び文字に対応するコードデータ41、バーコード及び文字の位置を特定するX位置データ42とY位置データ43、バーコード及び文字の文字幅に対応する文字幅データ44、バーコード及び文字の文字高に対応する文字高データ47、そのほか各文字に関する情報である書式情報45等で構成される。また、文字配置情報40の左側に付された数字はアドレス番号46である。
【0024】
罫線配置情報記憶エリア36は、後述する図8の印刷イメージ処理で作成される罫線配置情報を記憶するメモリである。ここで、罫線配置情報について、図11に基づいて説明すると、罫線配置情報50は、枠、網掛、罫線の位置を特定するためのX1位置データ51、X2位置データ52、Y1位置データ53、Y2位置データ54、及び、枠、網掛、罫線に関するその他の情報である書式情報55等で構成される。図15の罫線配置情報50は、例えば、図1に示すように網掛を付することを設定したときのものであり、X1位置データ51、X2位置データ52、Y1位置データ53、Y2位置データ54で指示されるところの、網掛の「網掛範囲」の対角する2点をもって、かかる網掛の「網掛範囲」の位置を特定する。尚、図1では、枠と罫線は設定されていないので、図11の罫線配置情報50には、枠や罫線に関する情報はない。また、罫線配置情報50の左側に付された数字はアドレス番号56である。
【0025】
バーコード配置情報記憶エリア38は、後述する図8の印刷イメージ処理で作成されるバーコード配置情報を記憶するメモリである。ここで、バーコード配置情報について、図12に基づいて説明すると、バーコード配置情報60は、バーコードシンボル104のバーコード101とマージン102とを含んだバーコード領域の位置を特定するためのX1位置データ61、X2位置データ62、Y1位置データ63、Y2位置データ64、及び、バーコードシンボル104に関するその他の情報である書式情報65等で構成される。図12のバーコード配置情報60は、例えば、図1に示すようにバーコードシンボル104を配置することを設定したときのものであり、X1位置データ61、X2位置データ62、Y1位置データ63、Y2位置データ64で指示されるところの、バーコードシンボル104のバーコード101とマージン102とを含んだバーコード領域の対角する2点をもって、かかるバーコード領域の位置を特定する。
【0026】
ここで、図22に戻ってテープ印字装置1の構成の説明を続けると、入出力インターフェース23には、キーボード3、ディスプレイコントローラ25、サーマル印字機構PM等が接続されている。キーボード3の文字キー6を介して文字等が入力されると、後述する図8の印刷イメージ処理等に基づいて、入力した文字等に対応するドットパターンを、ディスプレイコントローラ25を介して、液晶ディスプレイ4上に表示する。また、サーマル印字機構PMにおいては、後述する図8の印刷イメージ処理等に基づいて、サーマルヘッド26を駆動回路27を介して駆動させることにより、印字バッファ33に記憶されたデータの印字を行うとともに、これと同期して、テープ送りモータ28を駆動回路29を介して駆動させることにより、印字テープの送りの制御を行う。
【0027】
次に、上述したように構成されたテープ印字装置1の動作について、図3乃至図20に基づいて説明する。図3は、テープ印字装置1のメイン処理のフローチャートであり、かかるメイン処理には、装飾手段である範囲設定処理、書式設定処理等が含まれる。先ず、ステップ(以下、「S」という)1において、テープ印字装置1全体について初期設定処理が行われる。次のS2では、キーボード3上のいずれのキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合(S2:Yes)には、次のS3に進むが、キーボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合(S2:No)には、S2に再び戻って、キーボー3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かかる判断を繰り返す。次のS3では、キー入力がキーボード3上の文字キー5等の文書作成キーからの入力であるか否かを判断する。キーボード3上の文字キー5等の文書作成キーからの入力であると判断した場合(S3:Yes)には、S4に進んで、文書の作成・編集が行われる。その後は、S2に戻って、上述した動作を繰り返す。
【0028】
キーボード3上の文字キー5等の文書作成キーからの入力でないと判断した場合(S3:No)には、S5に進む。S5では、キー入力がキーボード3上のバーコードキー17からの入力であるか否かを判断する。キーボード3上のバーコードキー17からの入力であると判断した場合(S5:Yes)には、S6のバーコード入力処理に進む。
【0029】
S6のバーコード入力処理とは、バーコード情報31Dを設定するものである。ここからは、バーコード入力処理について、図4に基づいて説明する。先ず、S20において、液晶ディスプレイ4に初期画面を表示する。次のS21では、キーボード3上のいずれのキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合(S21:Yes)には、次のS22に進むが、キーボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合(S21:No)には、S21に再び戻って、キーボー3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かかる判断を繰り返す。
【0030】
次のS22では、キー入力がバーコードのデータの作成に有効なキーであるか否かを判断する。バーコードのデータの作成に有効なキーであると判断した場合(S22:Yes)には、次のS23において、かかるキー入力に基づきテキストメモリ31のバーコード情報31Dの作成・編集(バーコードの種類の設定を除く)を行った後、S21に戻って、上述した動作を繰り返す。バーコードのデータの作成に有効なキーでないと判断した場合(S22:Yes)には、S24に進んで、キー入力がフォーマットキー18であるか否かを判断する。
【0031】
キー入力がフォーマットキー18であると判断した場合(S24:Yes)には、次のS25において、バーコードの種類を決定してテキストメモリ31のバーコード情報31Dに設定した後、S21に戻って、上述した動作を繰り返す。キー入力がフォーマットキー18でないと判断した場合(S24:No)には、S26に進んで、キー入力がリターンキー10であるか否かを判断する。
【0032】
キー入力がリターンキー10でないと判断した場合(S26:No)には、次のS27に進んで、操作されたキーに対応する処理を行った後、S21に戻って、上述した動作を繰り返す。キー入力がリターンキー10であると判断した場合(S26:Yes)には、次のS28において、テキストメモリ31のバーコード情報31Dを確定させた後、図3のメイン処理に戻る。
【0033】
ここで、図3のメイン処理のS5に戻って説明を続けると、キーボード3上のバーコードキー17からの入力でないと判断した場合(S5:No)には、S7に進む。次のS7では、キー入力がキーボード3上の範囲指定キー6からキー入力があるか否かを判断する。キーボード3上の範囲指定キー6からキー入力があると判断した場合(S7:Yes)には、S8の範囲設定処理に進む。S8の範囲設定処理とは、「網掛範囲」を設定するものである。ここからは、範囲設定処理について、図5に基づいて説明する。先ず、S30において、「網掛範囲」の範囲先頭位置と範囲最終位置とを、液晶ディスプレイ4に表示されている現在のカーソルの位置に設定して、テキストメモリ31の部分書式31Bに記憶する。次のS31では、後述する図4のメイン処理のS12と同様な印刷イメージ表示処理を行う。次のS32では、範囲先頭位置から範囲最終位置までの「網掛範囲」を反転処理して液晶ディスプレイ4に表示する。
【0034】
次のS33では、キーボード3上のいずれのキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合(S33:Yes)には、次のS34に進むが、キーボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合(S33:No)には、S33に戻って、キーボード3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かかる判断を繰り返す。
【0035】
次のS34では、キーボード3上の左右キー9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の左右キー9の入力があると判断した場合(S34:Yes)には、次のS35で、「網掛範囲」の範囲先頭位置と範囲最終位置とを、左右キー9の入力に従って移動するカーソルに基づいて変更し、テキストメモリ31の書式情報31Aに記憶することにより、「網掛範囲」の設定を行い、S36に進む。また、キーボード3上の左右キー9の入力がないと判断した場合(S34:No)には、何も行うことなく、S36に進む。次のS36では、キーボード3上のリターンキー10の入力があるか否かを判断する。キーボード3上のリターンキー10の入力があると判断した場合(S36:Yes)には、図4のメイン処理のS9に進むが、キーボード3上のリターンキー10の入力がないと判断した場合(S36:No)には、S31に戻って、S31以降の動作を繰り返す。
【0036】
範囲設定処理のS36において、キーボード3上のリターンキー10の入力があると判断されると(S36:Yes)、図3のメイン処理に戻って、S9の範囲内書式変更処理に進む。S9の範囲内書式変更処理とは、テキストに関する種々の書式(例えば、網掛、サイズ、フォント、装飾等の種類)をテキストメモリ31の書式情報31Aに記憶させて設定する装飾手段である。ここからは、範囲内書式変更処理について、図6に基づいて説明する。
【0037】
先ず、S40において、既に記憶されているテキストメモリ31の内容を、RAM30のその他の記憶エリア38等に複製させる。次のS41では、図4のメイン処理のS12と同様な印刷イメージ表示処理を行う。次のS42では、図5の範囲設定処理のS32と同様にして、範囲先頭位置から範囲最終位置までを反転処理して液晶ディスプレイ4に表示する。次のS43では、キーボード3上のいずれのキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合(S43:Yes)には、次のS44に進むが、キーボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合(S43:No)には、S41に戻って、S41からS43の動作を繰り返す。
【0038】
次のS44では、キーボード3上の罫線キー11の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の罫線キー11の入力があると判断した場合(S44:Yes)には、S45において、かかる範囲内の網掛の種類や罫線等を変更してテキストメモリ31の書式情報31Aに記憶した後に、S46に進む。キーボード3上の罫線キー11の入力がないと判断した場合(S44:No)には、何も行うことなく、S46に進む。
【0039】
次のS46では、キーボード3上のサイズキー12の入力があるか否かを判断する。キーボード3上のサイズキー12の入力があると判断した場合(S46:Yes)には、S47において、かかる範囲内のキャラクタのサイズを変更してテキストメモリ31の書式情報31Aに記憶した後に、S48に進む。キーボード3上のサイズキー12の入力がないと判断した場合(S46:No)には、何も行うことなく、S48に進む。
【0040】
次のS48では、キーボード3上のフォントキー13の入力があるか否かを判断する。キーボード3上のフォントキー13の入力があると判断した場合(S48:Yes)には、S49において、かかる範囲内のキャラクタのフォントを変更してテキストメモリ31の書式情報31Aに記憶した後に、S50に進む。キーボード3上のフォントキー13の入力がないと判断した場合(S48:No)には、何も行うことなく、S50に進む。
【0041】
次のS50では、キーボード3上の装飾キー14の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の装飾キー14の入力があると判断した場合(S50:Yes)には、S51において、かかる範囲内のキャラクタの装飾を変更してテキストメモリ31の書式情報31Aに記憶した後に、S52に進む。キーボード3上の装飾キー13の入力がないと判断した場合(S50:No)には、何も行うことなく、S52に進む。
【0042】
次のS52では、キーボード3上のキャンセルキー15の入力があるか否かを判断する。キーボード3上のキャンセルキー15の入力があると判断した場合(S52:Yes)には、S53において、RAM30のその他の記憶エリア38等にS40で複製させた内容を、テキストメモリ31に再生させた後に、図4のメイン処理に戻る。キーボード3上のキャンセルキー15の入力がないと判断した場合(S52:No)には、何も行うことなく、S54に進む。
【0043】
次のS54では、キーボード3上のリターンキー10の入力があるか否かを判断する。キーボード3上のリターンキー10の入力があると判断した場合(S54:Yes)には、図3のメイン処理に戻るが、リターンキー10の入力がないと判断した場合(S54:No)には、S51に戻って、S51以降の動作を繰り返す。
【0044】
ここで、図3のメイン処理のS7に戻って説明を続けると、キーボード3上の範囲指定キー7からの入力でないと判断した場合(S7:No)には、次のS10に進んで、キー入力がキーボード3上の印刷キー9からの入力であるか否かを判断する。キーボード3上の印刷キー9からの入力でないと判断した場合(S10:No)には、次のS14において、操作されたキーに対応する処理を行った後に、後述するS15の印刷イメージ処理を介して、S2に戻る。キーボード3上の印刷キー9からの入力であると判断した場合(S10:Yes)には、次のS11において、RAM30のその他の記憶エリア38等に記憶されるパラメータ「表示中」をオフする。
【0045】
尚、かかるパラメータ「表示中」のオン/オフは、後述するS12とS15の印刷イメージ処理の対象となるイメージバッファを特定する役割を有し、パラメータ「表示中」がオンであるときは、印刷イメージ処理の対象となるイメージバッファは表示バッファ34であり、パラメータ「表示中」がオフであるときは、印刷イメージ処理の対象となるイメージバッファは印字バッファ33である。
【0046】
次のS12では、図8の印刷イメージ処理が行われる。ここからは、S12の印刷処理を、図8に基づいて説明する。S12の印刷イメージ処理とは、書式情報31Aを設定する設定手段であり、網掛データを作成するデータ作成手段であり、バーコード領域に対応する網掛データを削除するデータ削除手段であり、バーコード領域にバーコードデータを配置するデータ配置手段であり、網掛データ及びバーコードデータを出力する出力手段である。
【0047】
先ず、S60において、テキストメモリ31に記憶された内容により、図10の文字配置情報40を作成して、文字配置情報記憶エリア35に記憶する。また、かかる文字配置情報40に基づいて、図11の罫線配置情報50を作成して、罫線配置情報記憶エリア36に記憶する。さらに、図12のバーコード配置情報60を作成して、バーコード配置情報記憶エリア37に記憶する。尚、このS60では、印字バッファ33に対するものが作成され記憶される。
【0048】
次のS61では、RAM30のその他の記憶エリア38等に記憶されたパラメータ「表示中」がオンであるか否かを判断する。パラメータ「表示中」がオンであると判断した場合(S61:Yes)には、S62に進んで、S60で作成された文字配置情報40、罫線配置情報50、バーコード配置情報60を、表示バッファ34に対するものに変換して、次のS63に進む。パラメータ「表示中」がオンでないと判断した場合(S61:No)には、何も行うことなく、次のS63に進む。
【0049】
S63では、RAM30のその他の記憶エリア38等において、罫線パラメータFSP、FEP、FCを確保し、罫線パラメータFSPに罫線配置情報50の先頭のアドレス番号56を、罫線パラメータFEPに罫線配置情報50の最終のアドレス番号56を、罫線パラメータFCには数値「0」を記憶させる。次のS64では、数式(FSP+(FC×10))で指示されるアドレス番号56の罫線配置情報50のデータ群を読み取る。尚、罫線パラメータFCに乗じる数値「10」は、図11の配置罫線情報50の1段分のアドレスの移動量に相当する。
【0050】
次のS65では、S64で読み取った罫線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報であるか否かを判断する。S64で読み取った罫線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報であると判断した場合(S65:Yes)には、S66に進んで、罫線配置情報50のデータ群で特定される「網掛範囲」の位置に基づいて、イメージバッファに網掛データを貼り合わせた後にS67に進む。S64で読み取った罫線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報でないと判断した場合(S65:No)には、S69に進んで、罫線配置情報50のデータ群に基づいて、印字バッファ33の該当する位置に罫線のイメージデータを描画する。
【0051】
この時点では、例えば、図1の下側の印字テープ100のように印刷するときは、図15に示すように、印字バッファ33の「網掛範囲」に網掛データが貼り合わされる一方、罫線は設定されていないので、印字バッファ33に罫線のイメージデータは描画されない。
【0052】
上述したS66又はS69のいずれかが終了すると、S67に進んで、罫線パラメータFCに数値「1」を加える。次のS68では、数式(FSP+(FC×10))の数値が罫線パラメータFEPの数値であるか否かを判断する。数式(FSP+(FC×10))の数値が罫線パラメータFEPの数値でないと判断した場合(S68:No)には、S64に戻って、S64以降の動作を繰り返す。
【0053】
数式(FSP+(FC×10))の数値が罫線パラメータFEPの数値であると判断した場合(S68:Yes)には、次のS70に進む。S70では、RAM30のその他の記憶エリア38等において、バーコードパラメータBSP、BEP、BCを確保し、バーコードパラメータBSPにバーコード配置情報60の先頭のアドレス番号66を、バーコードパラメータBEPにバーコード配置情報60の最終のアドレス番号66を、バーコードパラメータBCには数値「0」を記憶させる。次のS71では、数式(BSP+(BC×10))で指示されるアドレス番号66のバーコード配置情報60のデータ群を読み取る。尚、バーコードパラメータBCに乗じる数値「10」は、図12のバーコード配置情報60の1段分のアドレスの移動量に相当する。
【0054】
次のS72では、バーコード配置情報60のデータ群で特定されるバーコード領域の位置に基づいて、イメージバッファにクリアデータを貼り合わせた後に、次のS73に進む。S73では、バーコードパラメータBCに数値「1」を加える。次のS74では、数式(BSP+(BC×10))の数値がバーコードパラメータBEPの数値であるか否かを判断する。数式(BSP+(BC×10))の数値がバーコードパラメータBEPの数値でないと判断した場合(S74:No)には、S71に戻って、S71以降の動作を繰り返す。
【0055】
この時点では、例えば、図1の下側の印字テープ100のように印刷するときは、図16に示すように、印字バッファ33の網掛データ上のバーコード領域90に、クリアデータが貼り合わされる。
【0056】
数式(BSP+(BC×10))の数値がバーコードパラメータBEPの数値であると判断した場合(S74:Yes)には、次のS75に進む。S75では、RAM30のその他の記憶エリア38等において、文字パラメータCSP、CEP、CCを確保し、文字パラメータCSPに文字配置情報40の先頭のアドレス番号46を、文字パラメータCEPに文字配置情報40の最終のアドレス番号46を、文字パラメータCCに数値「0」を記憶させる。次のS76では、数式(CSP+(CC×10))で指示されるアドレス番号46の文字配置情報40のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCCに乗じる数値「10」は、図9の文字罫線情報40の1段分のアドレスの移動量に相当する。
【0057】
次のS77では、CGROM21に記憶された(印字)ドットパターンを、かかる文字配置情報40のデータ群で特定されるバーコード、キャラクタ及び位置に基づいて、イメージバッファに格納する。そして、S78に進んで、文字パラメータCCに数値「1」を加える。次のS79では、数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数値であるか否かを判断する。数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数値でないと判断した場合(S79:No)には、S76に戻って、S76以降の動作を繰り返す。
【0058】
この時点では、例えば、図1の下側の印字テープ100のように印刷するときは、図17に示すように、印字バッファ33上に、文字105である「12」のキャラクタデータ、バーコード101のバーコードデータ、文字103である「*123」のキャラクタデータ、文字106である「ABC」のキャラクタデータを格納する。特に、クリアデータが貼り合わされたバーコード領域90には、バーコード101のバーコードデータが格納されるとともに、バーコード101の両側にはマージン102が確保される。
【0059】
数式(CSP+(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数値であると判断した場合(S79:Yes)には、S80に進んで、RAM30のその他の記憶エリア38等に記憶されたパラメータ「表示中」がオンであるか否かを判断する。パラメータ「表示中」がオンであると判断した場合(S80:Yes)には、本印刷イメージ処理のイメージバッファは表示バッファ34であるので、S81において、表示バッファ34に記憶された内容を液晶ディスプレイ4に表示し、図4のメイン処理のS13に進む。パラメータ「表示中」がオフであると判断した場合(S80:Yes)には、本印刷イメージ処理のイメージバッファは印字バッファ33であるので、S82において、印字バッファ33に記憶された内容をサーマル印字機構PMで印字テープに印字し、印字バッファ33に記憶された内容を液晶ディスプレイ4に表示し、図4のメイン処理のS13に進む。これにより、例えば、図1の下側の印字テープ100のように印刷することができる。
【0060】
ここで、図4のメイン処理のS13に戻って説明を続けると、S13においては、RAM30のその他の記憶エリア38等に記憶されたパラメータ「表示中」をオンにし、S15の印刷イメージ処理に進む。S15の印刷イメージ処理は、上述したS12の印刷イメージ処理と同様であるが、S1の初期設定及びS13において、パラメータ「表示中」はオンに設定されるので、S15の印刷イメージ処理は液晶ディスプレイ4に対するものである。また、上述したS12の印刷イメージ処理は、S11において、パラメータ「表示中」はオフに設定されるので、S12の印刷イメージ処理はサーマル印字機構PMに対するものである。
【0061】
また、本発明に係るテープ印字装置1は、例えば、図1に示すように、バーコードシンボル104を含めた網掛範囲をもって文字列に網掛を指定した場合には、すなわち、文字列105の「1」と文字列106の「C」の間を網掛範囲として指定した場合には、図2に示すように、文字列105の「12」と文字列106の「ABC」のみに網掛を付し、バーコードシンボル104に網掛が付されることを防止して、印字テープ100に印刷することもできる。
【0062】
図2のように印字テープ100に印刷するには、図6の範囲内書式変更処理において、図18のテキストメモリ31を作成する。すなわち、図6の範囲内書式変更処理のS54において、キーボード3上のリターンキー10の入力があると判断した場合(S54:Yes)には、図4のメイン処理に戻らず、図7のS55に進む。S55では、かかる範囲内にバーコードがあるか否かを判断する。範囲内にバーコードがあると判断する場合(S55:Yes)には、図9のテキストメモリ31に対して、S56において、バーコード終了コード31Fの後に第1網掛情報である書式情報31Aを挿入し、S57において、バーコード開始コード31Cの前に第2網掛情報である書式情報31Hを挿入して、図4のメイン処理に戻る。
【0063】
バーコード終了コード31Fの前に挿入される書式情報31Aは、既にテキストメモリ31の先頭に格納された書式情報31Aと同じものであり、また、バーコード開始コード31Cの前に挿入された書式情報31Hは、既にテキストメモリ31の先頭に格納された書式情報31Aであって、網掛に関する情報がクリアされたものである。尚、範囲内にバーコードがないと判断する場合(S55:No)には、何も行うことなく図4のメイン処理に戻る。
【0064】
図18のテキストメモリ31が作成されれば、図8の印刷イメージ処理のS67では、例えば、図2の印字テープ100のように印刷するときは、図19に示すように、2つの書式情報31Aに基づいて、印字バッファ33の文字105である「12」及び文字106である「ABC」に該当する位置に網掛データが貼り合わされる。このとき、第2書式情報により、印字バッファ33のバーコードシンボル104の該当する位置91には、網掛データは貼り合わされない。そして、図8の印刷イメージ処理のS77において、図20に示すように、印字バッファ33上に、文字105である「12」のキャラクタデータ、バーコード101のバーコードデータ、文字103である「*123」のキャラクタデータ、文字106である「ABC」のキャラクタデータが格納される。
【0065】
以上詳細に説明したように、本実施の形態のテープ印字装置1では、キーボード3の文字キー5等で入力したバーコードシンボル104を(S6)、網掛範囲に含ませたときは(S35)、S12の印刷イメージ処理で設定された書式情報31Aに基づいて(S60)、印字バッファ33に貼り合わされた網掛データの中から(S66)、バーコード101及びその両側に設けられるマージン104とを含むバーコード領域90に対応する網掛データにクリアデータを付して(S72)、バーコード領域90の網掛データ削除し、その後に、かかるバーコード領域90にバーコードデータを格納し(S77)、網掛データ及びバーコードデータをサーマル印字機構PMで印字テープ100に印刷するので(S82)、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止され、出力されたバーコードの読取精度を確保することができる。
【0066】
また、キーボード3の文字キー5等で入力したバーコードシンボル104と(S6)、文字105、106とを(S4)、網掛範囲に含ませた場合に(S35)、S12の印刷イメージ処理のS60において、テキストメモリ31に書式情報31Aと第2書式情報31Hを挿入させたときは、書式情報31Aに基づいて、印字バッファ33の文字105、106に該当する位置に網掛データを貼り合わせる一方、バーコードシンボル104のみに対しては、第2書式情報31Hにより網掛データを貼り合わせないので(S66)、この後にバーコードデータと文字105、106の印字用ドットパターンを格納し(S77)、網掛データ及びバーコードデータ、印字用ドットパターンをサーマル印字機構PMで印字テープ100に印刷しても(S82)、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止することができ、出力されたバーコードの読取精度を確保することができる。
【0067】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図8の印刷イメージ処理のS60で作成されるバーコード配置情報60において、バーコードシンボル104のバーコード101とマージン102とを含んだバーコード領域に、バーコード101の下側に示されたOCR−B字体の文字103をも含ませたものを、X1位置データ61、X2位置データ62、Y1位置データ63、Y2位置データ64で特定できるようにすれば、バーコード101の下側に示されたOCR−B字体の文字103に対しても網掛を付することが防止でき、かかる文字103を判読することが容易となる。
【0068】
また、図8の印刷イメージ処理のS60で作成されるバーコード配置情報60において、バーコードシンボル104のバーコード101とマージン102ではなく、特定の文字等のキャラクタを含んだ領域を、X1位置データ61、X2位置データ62、Y1位置データ63、Y2位置データ64で特定できるようにすれば、かかるキャラクタに網掛を付することが防止できるので、キャラクタを判読することが容易となる。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したことから明らかなように、本発明のバーコード出力装置では、入力手段で入力したバーコードを含んだ網掛範囲を装飾手段で指定したときは、設定手段で設定された第1網掛書式情報に基づいて、データ作成手段が作成する網掛データの中から、バーコード及びその両側に設けられるマージンとを含むバーコード領域に対応する網掛データをデータ削除手段が削除した後に、かかるバーコード領域にデータ配置手段でバーコードデータを配置し、網掛データ及びバーコードデータを出力手段で出力するので、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止され、出力されたバーコードの読取精度を確保することができるバーコード出力装置を提供することができ、その産業上奏する効果は大である。
【0070】
また、入力手段で入力したバーコードとキャラクタとを網掛範囲に装飾手段で含ませた場合に、設定手段が第1網掛情報と第2網掛情報を作成したときは、第1網掛情報に基づいて、キャラクタに該当する位置に網掛データを貼り合わせる一方、バーコードのみに対しては、第2網掛情報により網掛データを貼り合わせないので、その後に、データ配置手段でバーコードとキャラクタを配置し出力手段で出力しても、網掛範囲内のバーコードに網掛が付されることが防止され、出力されたバーコードの読取精度を確保することができるバーコード出力装置を提供することができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ印字装置において、バーコードシンボルを含めた網掛範囲をもって文字列に網掛を指定したときに印刷される印字テープの一例を示した図である。
【図2】本発明に係るテープ印字装置において、バーコードシンボルを含めた網掛範囲をもって文字列に網掛を指定したときに印刷される印字テープの一例を示した図である。
【図3】テープ印字装置のメイン処理のフローチャート図である。
【図4】テープ印字装置のバーコード入力処理のフローチャート図である。
【図5】テープ印字装置の範囲設定処理のフローチャート図である。
【図6】テープ印字装置の範囲内書式変更処理のフローチャート図である。
【図7】テープ印字装置の範囲内書式変更処理のフローチャート図である。
【図8】テープ印字装置の印刷イメージ表示処理のフローチャート図である。
【図9】テキストメモリ内のデータ構成を説明する図である。
【図10】文字配置情報記憶エリア内の文字配置情報のデータ構成を説明する図である。
【図11】罫線配置情報記憶エリア内の罫線配置情報のデータ構成を説明する図である。
【図12】バーコード配置情報記憶エリア内のバーコード配置情報のデータ構成を説明する図である。
【図13】書式情報のデータ構成を説明する図である。
【図14】バーコード情報のデータ構成を説明する図である。
【図15】テープ印字装置の印刷イメージ処理において、「網掛範囲」に網掛データを張り合わせたときのイメージバッファのイメージを示した図である。
【図16】テープ印字装置の印刷イメージ処理において、「網掛範囲」の網掛データにクリアデータを付したときのイメージバッファのイメージを示した図である。
【図17】テープ印字装置の印刷イメージ処理において、液晶ディスプレイの表示又はサーマル印字機構が印刷する際のイメージバッファのイメージを示した図である。
【図18】テキストメモリ内のデータ構成を説明する図である。
【図19】テープ印字装置の印刷イメージ処理において、「網掛範囲」に網掛データを張り合わせたときのイメージバッファのイメージを示した図である。
【図20】テープ印字装置の印刷イメージ処理において、液晶ディスプレイの表示又はサーマル印字機構が印刷する際のイメージバッファのイメージを示した図である。
【図21】テープ印字装置の外観を表わした図である。
【図22】テープ印字装置の構成を表わしたブロック図である。
【図23】バーコードシンボルを説明する図である。
【図24】従来のテープ印字装置で、文字列の中にバーコードシンボルを配置して印刷した印字テープを示した図である。
【図25】従来のテープ印字装置で、バーコードシンボルを含む文字列に対して網掛を付して印刷した印字テープを示した図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置
3 キーボード
4 液晶ディスプレイ
31A 書式情報
31H 第2書式情報
33 印字バッファ
34 表示バッファ
90 バーコード領域
100 印字テープ
101 バーコード
102 マージン
103 文字
104 バーコードシンボル
PM サーマル印字機構
Claims (4)
- バーコードを入力する入力手段と、
所望の網掛範囲を指定する装飾手段と、
前記装飾手段により指定された網掛範囲に対して網掛を付する旨の第1網掛書式情報を設定する設定手段と、
前記第1網掛書式情報に基づいて所定範囲を有する網掛データを作成するデータ作成手段と、
前記網掛データ中からバーコード及びその両側に設けられるマージンとを含むバーコード領域に対応する網掛データを削除するデータ削除手段と、
前記バーコード領域にバーコードデータを配置するデータ配置手段と、
前記網掛データ及びバーコードデータを出力する出力手段とを備えたことを特徴とするバーコード出力装置。 - バーコードの下側に付される数字を前記バーコード領域に含ませたことを特徴とする請求項1記載のバーコード出力装置。
- 前記装飾手段で指定した網掛範囲内にキャラクタとバーコードがある場合、前記設定手段は、前記バーコードのみに対して網掛を解除する旨の第2網掛書式情報を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバーコード出力装置。
- 前記出力手段は、テープ状の被印刷媒体に前記網掛データ及びバーコードデータを印刷する印刷手段であることを特徴とする請求項1記載のバーコード出力装置。
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