JPH09300720A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH09300720A
JPH09300720A JP12028096A JP12028096A JPH09300720A JP H09300720 A JPH09300720 A JP H09300720A JP 12028096 A JP12028096 A JP 12028096A JP 12028096 A JP12028096 A JP 12028096A JP H09300720 A JPH09300720 A JP H09300720A
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JP12028096A
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Sachie Kanda
早智恵 神田
Hideo Ueno
英生 上野
Akihiro Sawada
昭広 澤田
Yasushi Kawakami
泰 川上
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普通装飾以外の装飾文字の印刷位置を普通装
飾文字と同一にする印刷装置を提供すること。 【解決手段】 キーボード3の文字キー5で入力したキ
ャラクタに対して(S9)、「白抜き普通」装飾を指定
し(S55)、さらに、網掛を付することを指定すると
(S25)、キャラクタのデータ領域を上下左右のいず
れかにシフトさせながら、展開バッファ37に展開され
たドットデータを修飾バッファ37に転送する(S9
5、S96)とともに、網掛データが貼り合わされた印
字バッファ33に対し、シフトさせたキャラクタのデー
タ領域の移動量に基づいて、修飾バッファ37のドット
データの配置位置を補正して、修飾バッファ37のドッ
トデータを転送するので(S84、S74)、網掛デー
タとの境界に白抜き部を形成する「白抜き普通」装飾の
ドットデータが印字バッファ33に作成されるととも
に、「白抜き普通」装飾のドットデータを、普通装飾の
ドットデータの印刷位置と同一にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、テープ印字装置等の印刷装置に関し、特に、修飾バ
ッファでシフトさせた文字データのデータ領域の移動量
に基づいて、印字バッファに配置される装飾文字データ
の位置を補正することにより、普通装飾以外の装飾文字
の印刷位置を普通装飾文字と同一にする印刷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープ印字装置等の印刷装置にお
いては、入力したキャラクタを普通装飾、強調装飾、袋
装飾、袋影装飾、又は、立体装飾等にして、印字テープ
に印刷することができる。例えば、キャラクタ「■」の
ドットパターンが、図18に示すように、3×3ドット
であるときは、各装飾のドットパターンについては、普
通装飾はかかる図18に示すものであり、強調装飾は図
19に示すものであり、袋装飾は図20に示すものであ
り、袋影装飾は図21に示すものであり、立体装飾は図
22に示すものである。尚、ここで普通装飾とは、強調
や袋等の装飾を何ら施すことなく、周知のCGROMに
記憶されたドットパターンを印刷することを示し、以下
同様である。
【0003】これらの各装飾のドットパターンは、図1
8の普通装飾のドットパターンから作成されている。例
えば、図20の袋装飾のドットパターンを作成するに
は、先ず、図23の装飾テーブル60の袋装飾に該当す
る装飾データ64の先頭にあるデータ「000」に基づ
き、図24に示すように、図18の普通装飾のドットパ
ターンを修飾バッファ38に転送する。尚、かかる転送
の位置が、以下の転送の際の基準となる。次に、装飾デ
ータ64の2番目にあるデータ「001」に基づき、図
18の普通装飾のドットパターンのデータ領域150の
左下端点P(図24参照)が、右方向に1ドット分移動
した位置に配置されるように、図18の普通装飾のドッ
トパターンを修飾バッファ38に転送して、既に修飾バ
ッファ38に転送されたドットパターンと論理和する。
【0004】すなわち、装飾データ64の一の桁の数値
は、普通装飾のドットパターンのデータ領域150が修
飾バッファ38に転送される際の右方向の移動量を意味
する。さらに、装飾データ64の3番目にあるデータ
「002」に基づき、図18の普通装飾のドットパター
ンのデータ領域150の左下端点P(図24参照)が、
右方向に2ドット分移動した位置に配置されるように、
図18の普通装飾のドットパターンを修飾バッファ38
に転送して、既に修飾バッファ38に転送されたドット
パターンと論理和する。
【0005】次に、装飾データ64の4番目にあるデー
タ「010」に基づき、図24の普通装飾のドットパタ
ーンのデータ領域150の左下端点P(図24参照)
が、上方向に1ドット分移動した位置に配置されるよう
に、図18の普通装飾のドットパターンを修飾バッファ
38に転送して、既に修飾バッファ38に転送されたド
ットパターンと論理和する。すなわち、装飾データ64
の十の桁の数値は、普通装飾のドットパターンのデータ
領域150が修飾バッファ38に転送される際の上方向
の移動量を意味する。以下、同様にして、図18の普通
装飾のドットパターンを修飾バッファ38に転送する。
【0006】そして、最後の転送として、装飾データ6
4の終了を意味するデータ「FFF」の前にあるデータ
「111」基づき、図18の普通装飾のドットパターン
のデータ領域150の左下端点P(図24参照)が、右
方向と上方向に各1ドット分移動した位置に配置される
ように、図18の普通装飾のドットパターンを反転させ
た後に修飾バッファ38に転送して、既に修飾バッファ
38に転送されたドットパターンと論理積する。すなわ
ち、装飾データ64の百の桁の数値は、普通装飾のドッ
トパターンが修飾バッファ38に転送される際に反転さ
れることと、論理和でなく論理積が行われることを意味
する。
【0007】このようにして、修飾バッファ38で論理
和された図18の普通装飾のドットパターンは、図20
の袋装飾のドットパターンとなり、特に、かかる袋装飾
のドットパターンのデータ領域は、普通装飾のドットパ
ターンのデータ領域150と比べて、縦方向と横方向と
も2ドット分大きくなる。同様にして、強調装飾のドッ
トパターンのデータ領域は、縦方向と横方向とも2ドッ
ト分大きくなる。また、袋影装飾及び立体装飾のデータ
領域は、縦方向と横方向とも3ドット分大きくなる。
【0008】このようにして作成された各装飾のドット
パターンは、各装飾のドットパターンのデータ領域の下
端を基準に、印字バッファに格納されて印刷される。例
えば、図25に示すように、普通装飾のドットパターン
のデータ領域150の左下端点Pと袋装飾のドットパタ
ーンのデータ領域151の左下端点P1は、印字バッフ
ァ33の縦方向の座標は同じとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、袋装飾
のドットパターンのデータ領域151は、普通装飾のド
ットパターンのデータ領域150と比べて、縦方向に2
ドット分大きいので、図25に示すように、袋装飾のド
ットパターンのデータ領域151と普通装飾のドットパ
ターンのデータ領域150との中心に1ドット分のずれ
Qが発生し、普通装飾のドットパターンと袋装飾のドッ
トパターンとを隣合わせで印刷すると、かかる1ドット
分のずれQにより違和感を与えることがあった。
【0010】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、修飾バッファでシフト
させた文字データのデータ領域の移動量に基づいて、印
字バッファに配置される装飾文字データの位置を補正す
ることにより、普通装飾以外の装飾文字の印刷位置を普
通装飾文字と同一にする印刷装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る印刷装置は、文字データのデ
ータ領域を上下左右のいずれかにシフトさせるシフトデ
ータを含み、文字データのデータ領域より大きいデータ
領域を有する装飾文字データが作成される修飾バッファ
と、文字データのデータ領域の端点を基準にして装飾文
字データが配置される印字バッファと、前記印字バッフ
ァに配置された装飾文字データを印刷する印刷手段を有
する印刷装置であって、前記シフトデータに従って修飾
バッファでシフトさせた文字データのデータ領域の移動
量に基づいて前記印字バッファに配置される装飾文字デ
ータの位置を補正する補正手段を備えることを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2に係る印刷装置は、請求項
1記載の印刷装置であって、前記補正手段は、シフトデ
ータを含む装飾文字データ中の文字データの印刷位置が
シフトデータの存在しない文字データの印刷位置と同一
となるように、装飾文字データの位置を補正することを
特徴とする。
【0013】このような構成を有する印刷装置の印字バ
ッファでは、データ領域の端点を基準にして、文字デー
タ及び装飾文字データが配置され、印刷手段はかかる印
字バッファに配置された文字データ及び装飾文字データ
を印刷する。このとき、シフトデータを含む装飾文字デ
ータは、文字データのデータ領域より大きいデータ領域
を有するので、かかるシフトデータに従って修飾バッフ
ァでシフトさせた文字データのデータ領域の移動量に基
づいて、補正手段は印字バッファに配置される装飾文字
データの位置を補正する。このようにして補正された装
飾文字データは、シフトデータの存在しない文字データ
の印刷位置と同一にすることができる。
【0014】また、請求項3に係る印刷装置は、請求項
1又は請求項2記載の印刷装置であって、前記文字デー
タに対して網掛を指定する指定手段を有し、前記印刷手
段は、指定手段を介して網掛が指定された場合に前記シ
フトデータに基づいて文字データと網掛との境界に白抜
き部を形成するように装飾文字データを印刷することを
特徴とする。
【0015】このような構成を有する印刷装置では、文
字データに対して網掛を指定手段で指定すると、修飾バ
ッファにおいて、文字データのデータ領域を上下左右の
いずれかにシフトさせて、文字データと網掛との境界に
白抜き部を形成するように装飾文字データが作成され、
シフトさせた文字データのデータ領域の移動量に基づい
て、補正手段は印字バッファに配置される装飾文字デー
タの位置を補正する。このようにして補正された装飾文
字データは、シフトデータの存在しない文字データの印
刷位置と同一にすることができる。
【0016】また、請求項4に係る印刷装置は、請求項
1記載の印刷装置であって、前記修飾バッファで作成さ
れた前記装飾文字データは、文字が強調、袋、袋影又は
立体に装飾されたものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図15に示されたテープ印字装
置1は、本発明に係る印刷装置であり、例えば、図1に
示すように、印字バッファ33において、データ領域1
51に含まれた袋装飾のドットパターンの配置位置を、
データ領域150に含まれた普通装飾のドットパターン
と同一にすることができるものである。
【0018】次に、テープ印字装置1の概略構成につい
て、図15に基づいて説明する。図15において、テー
プ印字装置1の本体フレーム2における前部には、入力
手段であるキーボード3が配設さており、キーボード3
の後方で本体フレーム2の内部には、印刷手段であるサ
ーマル印字機構PMが配設されている。また、キーボー
ド3の右後方位置には、キーボード3から入力された文
字、数字等のキャラクタを表示する液晶ディスプレイ4
が配置されている。
【0019】また、キーボード3には、後述するテープ
印字装置1の動作に必要な各種のキーが配設されてい
る。例えば、文字、数字等の種々のキャラクタを入力す
る文字キー5、背後に網掛を付する範囲を設定する範囲
指定キー6、枠の種類等を設定する書式設定キー7、印
刷を実行する印刷キー8、液晶ディスプレイ4のカーソ
ルを左右に移動させる左右キー9、各種処理の実行を指
令するリターンキー10、網掛の種類等を設定する罫線
キー11、キャラクタのサイズを設定するサイズキー1
2、明朝体やゴシック体等のキャラクタのフォントを設
定するフォントキー13、袋装飾、袋影装飾、立体装飾
等のキャラクタの装飾を設定する装飾キー14、各種処
理の実行をキャンセルするキャンセルキー15、液晶デ
ィスプレイ4のカーソルを上下に移動させる上下キー1
6、その他テープ印字装置1に必要な各種のキーが設け
られている。
【0020】また、図17に示すように、サーマル印字
機構PMに脱着されるテープカセット110は、印字テ
ープ100が巻装された印字テープ部120とカラーリ
ボン122が巻装されたリボン部121とから構成さ
れ、サーマル印字機構PMが印字テープ100に文字等
を印刷する際に、異なる色のカラーリボン112が巻装
されたリボン部121を交換することにより、多色印刷
することが可能となる。尚、その詳細については、特願
平7−100069号等に記載された構成と同一である
ので、ここではその説明を省略する。
【0021】次に、テープ印字装置1の構成について、
図16のブロック図に基づき説明する。テープ印字装置
1の動作を制御するCPU20には、CGROM21、
ROM22、RAM30、入出力インターフェース23
等が、バス24を介して、接続されている。CGROM
21には、文字、数字等のキャラクタに対応するドット
パターンや印字用ドットパターンデータ、網掛データ等
が記憶されている。
【0022】また、ROM22には、各種のプログラム
が記憶されており、後述する図2のメイン処理、図3の
範囲設定処理、図4の範囲内書式変更処理、図5の印刷
処理、図6の文字配置補正処理、図7の文字展開処理、
図8の印刷イメージ表示処理、その他テープ印字装置1
の制御上必要な処理に関する各種のプログラム、及び、
図14の装飾テーブル60Aや図23の装飾テーブル6
0等が記憶されている。また、RAM30は、CPU2
0が各種のプログラムを実行する際に使用する記憶エリ
アであり、かかるRAM30には、図16に示すよう
に、テキストメモリ31、テキストポインタ記憶エリア
32、印字バッファ33、表示バッファ34、文字配置
情報記憶エリア35、装飾テーブル記憶エリア36、展
開バッファ37、修飾バッファ38、その他の記憶エリ
ア39等の各種のメモリが設けられている。
【0023】テキストメモリ31は、テキスト(文書デ
ータ)の書式情報やキーボード3から入力された文字等
に対応するコードデータを記憶するものである。例え
ば、キーボード3上の文字キー6で文字「ABCD」と
入力した場合には、図11に示すように、テキスト全体
に対する書式情報31A、文字「ABCD」の各コード
データが記憶される。特に、書式情報31Aには、網掛
に関する情報や各文字に関するサイズ、装飾、文字色等
に関する情報が記憶される。テキストポインタ記憶エリ
ア32は、テキストメモリ31に記憶された書式情報3
1A、各コードデータ31Bを順次指示していくポイン
タを記憶するものである。
【0024】印字バッファ33は、テキストメモリ31
に記憶されているコードデータに基づきCGROM21
から読み出されたデータが転送され記憶されるものであ
り、サーマルヘッド26は、かかる印字バッファ33に
記憶されているデータに従ってドット印字する。また、
表示バッファ34は、テキストメモリ31に記憶されて
いるコードデータに基づきCGROM21から読み出さ
れたデータが転送され記憶されるものであり、液晶ディ
スプレイ4は、かかる表示バッファ34に記憶されてい
るデータに従って表示する。
【0025】文字配置情報記憶エリア35は、後述する
図5の印刷処理等で作成される文字配置情報を記憶する
メモリである。ここで、文字配置情報について、図12
に基づいて説明すると、文字配置情報40は、各文字に
対応するコードデータ41、各文字の位置を特定するX
位置データ42とY位置データ43、各文字の文字幅に
対応する文字幅データ44、そのほか各文字に関する情
報である書式情報45等で構成される。特に、書式情報
45には、各文字の装飾や印字色に関する情報が含まれ
る。また、図12は、キーボード3上の文字キー6で文
字「ABCD」と入力した場合の文字配置情報40の構
成を示している。また、文字配置情報40の左側に付さ
れた数字はアドレス番号46である。
【0026】装飾テーブル記憶エリア36は、後述する
図7の文字展開処理で使用される装飾テーブル60のデ
ータを記憶するメモリである。ここで、装飾テーブル6
0について、図23に基づいて説明すると、装飾テーブ
ル60は、装飾区分データ61、横増分データ62、縦
増分データ63、装飾データ64等で構成される。装飾
区分データ61とは、キャラクタである文字等の「普
通」、「強調」、「袋」、「袋影」、「立体」の各装飾
の区分を示すものである。横増分データ62とは、普通
装飾のデータ領域を基準にして、各装飾のデータ領域の
横方向の増分をドット数で表わしている。
【0027】同様にして、縦増分データ63とは、普通
装飾のデータ領域を基準にして、各装飾のデータ領域の
縦方向の増分をドット数で表わしている。また、装飾デ
ータ64は、従来技術の欄で述べたように、普通装飾の
ドットパターンから各装飾のドットパターンを作成する
ときに使用される。また、図14の装飾テーブル60A
には、「白抜き普通」装飾についての装飾区分データ6
1A、横増分データ62A、縦増分データ63A、装飾
データ64Aが格納されている。尚、「白抜き普通」装
飾とは、普通装飾のドットパターンの背後に網掛が付さ
れるときに、ドットパターンと網掛との境界に白抜き部
を形成する装飾である。
【0028】展開バッファ37は、CGROM21に記
憶されたドットパターンや印字用ドットパターンデータ
等が、印字バッファ33や表示バッファ34に転送され
る前に、展開されるものである。また、修飾バッファ3
8は、従来技術の欄で述べたように、普通装飾のドット
パターンから各装飾のドットパターンを作成するときに
使用される。
【0029】罫線配置情報記憶エリア39は、後述する
図5の印刷処理等で作成される罫線配置情報を記憶する
メモリである。ここで、罫線配置情報について、図13
に基づいて説明すると、罫線配置情報50は、枠、網
掛、罫線の位置を特定するためのX1位置データ51、
X2位置データ52、Y1位置データ53、Y2位置デ
ータ54、及び、枠、網掛、罫線に関するその他の情報
である書式情報55等で構成される。例えば、キーボー
ド3上の各種のキーで網掛を付することを設定したとき
は、X1位置データ51、X2位置データ52、Y1位
置データ53、Y2位置データ54で示されるところ
の、網掛が付される「網掛範囲」の対角する2点をもっ
て、かかる網掛の「網掛範囲」の位置を特定する。
【0030】次に、上述したように構成されたテープ印
字装置1の動作について、図2乃至図10に基づいて説
明する。図2は、テープ印字装置1のメイン処理のフロ
ーチャートであり、かかるメイン処理には、指定手段で
ある範囲設定処理等が含まれる。先ず、ステップ(以
下、「S」という)1において、テープ印字装置1全体
について初期設定処理が行われる。次のS2では、図8
の印刷イメージ表示処理が行われる。印刷イメージ表示
処理とは、印字テープに印刷するイメージを液晶ディス
プレイ4に表示するための処理であるが、その詳細につ
いては後述する。
【0031】次のS3では、キーボード3上のいずれの
キーからキー入力があるか否かを判断する。キーボード
3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場合
(S3:Yes)には、次のS4に進むが、キーボード
3上のいずれのキーからキー入力がないと判断した場合
(S3:No)には、S3に戻って、キーボー3上のい
ずれのキーからキー入力があるまで、かかる判断を繰り
返す。次のS4では、キーボード3上の範囲指定キー6
からキー入力があるか否かを判断する。
【0032】キーボード3上の範囲指定キー6からキー
入力があると判断した場合(S4:Yes)には、S5
の範囲設定処理に進む。S5の範囲設定処理とは、網掛
を付する範囲である「網掛範囲」を設定する指定手段で
ある。ここからは、範囲設定処理について、図3に基づ
いて説明する。先ず、S20において、「網掛範囲」の
範囲先頭位置と範囲最終位置とを、液晶ディスプレイ4
に表示されている現在のカーソルの位置に設定して、テ
キストメモリ31の書式情報31Aに記憶する。次のS
21では、図2のメイン処理のS2と同様な印刷イメー
ジ表示処理を行う。次のS22では、範囲先頭位置から
範囲最終位置までの「網掛範囲」を反転処理して液晶デ
ィスプレイ4に表示する。
【0033】次のS23では、キーボード3上のいずれ
のキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボー
ド3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場
合(S23:Yes)には、次のS24に進むが、キー
ボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断し
た場合(S23:No)には、S23に戻って、キーボ
ード3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かか
る判断を繰り返す。
【0034】次のS24では、キーボード3上の左右キ
ー9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の
左右キー9の入力があると判断した場合(S24:Ye
s)には、次のS25で、「網掛範囲」の範囲先頭位置
と範囲最終位置とを、左右キー9の入力に従って移動す
るカーソルに基づいて変更し、テキストメモリ31の書
式情報31Aに記憶することにより、「網掛範囲」の設
定を行い、S26に進む。例えば、文字「ABCD」が
既に文字キー6で入力されており、S24において、カ
ーソルが文字「B」から「C」に移動した場合には、図
9に示すように、文字「BC」が反転処理された文字
「ABCD」が、液晶ディスプレイ4に表示される。
【0035】また、キーボード3上の左右キー9の入力
がないと判断した場合(S24:No)には、何も行う
ことなく、S26に進む。次のS26では、キーボード
3上のリターンキー10の入力があるか否かを判断す
る。キーボード3上のリターンキー10の入力があると
判断した場合(S26:Yes)には、図4のメイン処
理のS6に進むが、キーボード3上のリターンキー10
の入力がないと判断した場合(S26:No)には、S
21に戻って、S21以降の動作を繰り返す。
【0036】範囲設定処理のS26において、キーボー
ド3上のリターンキー10の入力があると判断されると
(S26:Yes)、図4のメイン処理に戻って、S6
の範囲内書式変更処理に進む。S6の範囲内書式変更処
理とは、「網掛範囲」内の書式(例えば、サイズ、装
飾、キャラクタの印字色等)を、テキストメモリ31の
書式情報Aに記憶させて設定するものである。ここから
は、S6の書式設定処理について、図4に基づいて説明
する。
【0037】先ず、S50において、図10の書式設定
画面を液晶ディスプレイ4に表示する。図10の書式設
定画面には、S5の範囲設定処理にて設定されている書
式が現在のテキストメモリ31の書式情報31Aから読
み出されて表示される。「書体」とは、明朝体やゴシッ
ク体等の文字書体を設定する項目であり、図10の場
合、設定可能な文字書体がA〜Dの4種類あり、現在A
書体が選択されていることを示す。さらに、「サイ
ズ」、「装飾」、「文字色1」、「文字色2」の各下側
に、設定された範囲に対する書式内容が表示される。
【0038】「サイズ」では、キャラクタの大きさをポ
イント数で設定することができる。また、「装飾」で
は、キャラクタを普通装飾または中抜き装飾に設定する
ことができる。ここでは、普通装飾については、「普
通」または「強調」装飾のいずれか一つを設定すること
ができる。中抜き装飾については、「袋」、「袋影」、
「立体」、「白抜き普通」装飾のいずれか一つを設定す
ることができる。「文字色1」では、普通装飾された普
通文字又は中抜き装飾された中抜き文字の輪郭部の色を
数値で設定することができる。また、「文字色2」で
は、中抜き装飾された中抜き文字の中抜き部の色を数値
で設定することができる。尚、普通文字には中抜き部が
存在しないので、「普通」または「強調」装飾のいずれ
か一つを設定したときは、「文字色2」の下側には「な
し」が表示される。
【0039】次のS51では、キーボード3上のいずれ
のキーからキー入力があるか否かを判断する。キーボー
ド3上のいずれのキーからキー入力があると判断した場
合(S51:Yes)には、次のS52に進むが、キー
ボード3上のいずれのキーからキー入力がないと判断し
た場合(S51:No)には、S51に戻って、キーボ
ー3上のいずれのキーからキー入力があるまで、かかる
判断を繰り返す。
【0040】次のS52では、キーボード3上の左右キ
ー9の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の
左右キー9の入力があると判断した場合(S52:Ye
s)には、S53において、液晶ディスプレイ4に表示
されたカーソルを左右に移動させた後、S54に進む。
例えば、図10の書式設定画面において、右キー9の入
力があったときは、カーソルが右に移動して、書体の
「A」にかわってサイズの「38P」が反転表示され
る。キーボード3上の左右キー9の入力がないと判断し
た場合(S52:No)には、何も行うことなくS54
に進む。
【0041】次のS54では、キーボード3上の上下キ
ー16の入力があるか否かを判断する。キーボード3上
の上下キー16の入力があると判断した場合(S54:
Yes)には、S55において、液晶ディスプレイ4で
反転表示された書式を変更させるとともに、変更した書
式をテキストメモリ31の該当する部分書式に記憶させ
た後、S56に進む。
【0042】例えば、図10の書式設定画面において、
例えば、「サイズ」の下側に表示された「38P」が反
転表示されている場合に、下キー16の入力があったと
きは、「38P」にかわって「26P」が表示されると
ともに、文字「A」の「サイズ」としてテキストメモリ
31の該当する部分書式に記憶される。さらに、下キー
16の入力があったときは、「26P」にかわって「1
9P」が表示されるとともに、「19P」が設定された
範囲の「サイズ」としてテキストメモリ31の該当する
部分書式に記憶される。このようにして、下キー16の
入力があったときは、「38P」、「26P」、「19
P」、「13P」、「10P」、「6P」の順に、液晶
ディスプレイ4に表示されるとともに、テキストメモリ
31の該当する部分式を変更して記憶する。
【0043】キーボード3上の上下キー16の入力がな
いと判断した場合(S54:No)には、何も行うこと
なく、S56に進む。次のS56では、キーボード3上
のリターンキー10の入力があるか否かを判断する。キ
ーボード3上のリターンキー10の入力がある場合(S
56:Yes)には、図4のメイン処理のS2に戻る。
キーボード3上のリターンキー10の入力がない場合
(S56:No)には、S51に戻って、S51以降の
動作を繰り返す。
【0044】ここで、図2のメイン処理のS4に戻って
説明を続けると、キーボード3上の範囲指定キー6から
キー入力がないと判断した場合(S4:No)には、S
7に進む。次のS7では、キーボード3上の印刷キー9
の入力があるか否かを判断する。キーボード3上の印刷
キー9の入力があると判断した場合(S7:Yes)に
は、S8の印刷処理に進む。S8の印刷処理とは、印字
バッファ33に配置されたキャラクタの文字等をサーマ
ル印字機構PMで印字テープに印刷する印刷手段であ
る。
【0045】先ず、S60において、テキストメモリ3
1に記憶された内容により、図12の文字配置情報40
を作成して、文字配置情報記憶エリア35に記憶する。
また、図13の罫線配置情報50を作成して、罫線配置
情報記憶エリア39に記憶する。次のS61では、図6
の文字配置補正処理が行われる。文字配置補正処理と
は、印字バッファ33等に「白抜き普通」装飾されたド
ットパターンが配置される位置を補正する補正手段であ
る。ここからは、S61の文字配置補正処理を、図6に
基づいて説明する。
【0046】先ず、S80において、RAM30のその
他の記憶エリア40等において、文字パラメータCS
P、CEP、CCを確保するとともに、文字パラメータ
CSPに文字配置情報40の先頭のアドレス番号46
を、文字パラメータCEPに文字配置情報40の最終の
アドレス番号46を、文字パラメータCCに数値「0」
を記憶させて、文字パラメータCSP、CEP、CCの
初期化を行う。次のS81では、数式(CSP+(CC
×10))で指示されるアドレス番号46の文字配置情
報40のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCC
に乗じる数値「10」は、図12の文字罫線情報40の
1段分のアドレスの移動量に相当する。
【0047】次のS82では、S81で読み取られた文
字配置情報40のデータ群において、網掛の設定がある
か否かを判断する。また、次のS83では、S81で読
み取られた文字配置情報40のデータ群において、「白
抜き普通」装飾の設定があるか否かを判断する。網掛の
設定があると判断され(S82:Yes)、かつ、「白
抜き普通」装飾の設定があると判断されたときは(S8
3:Yes)、S84に進んで、S81で読み取られた
文字配置情報40のデータ群について、X位置データ4
2から数値「1」を引くとともに、Y位置データ43か
ら数値「1」を引くき、S85へ進む。
【0048】これは、従来技術の欄で述べた袋装飾の場
合と同様にして、「白抜き普通」装飾のドットパターン
のデータ領域は、普通装飾のドットパターンのデータ領
域150と比べて、縦方向と横方向とも2ドット分大き
くなるので、X位置データ42から1ドット分の数値
「1」を引くとともに、Y位置データ43から1ドット
分の数値「1」を引くことにより、印字バッファ33等
において、「白抜き普通」装飾のドットパターンの配置
位置を、普通装飾のドットパターンと同一にする。
【0049】一方、網掛の設定がないと判断され(S8
2:No)、又は、「白抜き普通」装飾の設定がないと
判断されたときは(S83:No)、何も行うことな
く、S85に進む。S85では、文字パラメータCCに
数値「1」を加える。次のS786では、数式(CSP
+(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数
値であるか否かを判断する。数式(CSP+(CC×1
0))の数値が文字パラメータCEPの数値でないと判
断した場合(S86:No)には、S81に戻って、S
81以降の動作を繰り返す。数式(CSP+(CC×1
0))の数値が文字パラメータCEPの数値であると判
断した場合(S86:Yes)には、図5の印刷処理の
S62に進む。
【0050】ここで、図5の印刷処理に戻って説明を続
けると、S62では、RAM30のその他の記憶エリア
40等において、罫線パラメータFSP、FEP、FC
を確保し、罫線パラメータFSPに罫線配置情報50の
先頭のアドレス番号56を、罫線パラメータFEPに罫
線配置情報50の最終のアドレス番号56を、罫線パラ
メータFCには数値「0」を記憶させる。次のS63で
は、数式(FSP+(FC×10))で指示されるアド
レス番号56の罫線配置情報50のデータ群を読み取
る。尚、罫線パラメータFCに乗じる数値「10」は、
図13の配置罫線情報50の1段分のアドレスの移動量
に相当する。
【0051】次のS64では、S63で読み取られた罫
線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報であるか
否かを判断する。罫線配置情報50のデータ群が網掛に
関する情報であると判断した場合(S64:Yes)に
は、S65において、罫線配置情報50のデータ群に基
づいて、印字バッファ33に網掛データを「網掛範囲」
に貼り合わせる。罫線配置情報50のデータ群が網掛に
関する情報でないと判断した場合(S64:No)に
は、S68において、罫線配置情報50のデータ群に基
づいて、印字バッファ33に罫線等のイメージデータを
描画する。
【0052】次のS66では、罫線パラメータFCに数
値「1」を加える。次のS67では、数式(FSP+
(FC×10))の数値が罫線パラメータFEPの数値
であるか否かを判断する。数式(FSP+(FC×1
0))の数値が罫線パラメータFEPの数値でないと判
断した場合(S67:No)には、S63に戻って、S
63以降の動作を繰り返す。
【0053】数式(FSP+(FC×10))の数値が
罫線パラメータFEPの数値であると判断した場合(S
67:Yes)には、次のS69において、RAM30
のその他の記憶エリア40等において、文字パラメータ
CSP、CEP、CCを確保し、文字パラメータCSP
に文字配置情報40の先頭のアドレス番号46を、文字
パラメータCEPに文字配置情報40の最終のアドレス
番号46を、文字パラメータCCに数値「0」を記憶さ
せる。次のS70では、数式(CSP+(CC×1
0))で指示されるアドレス番号46の文字配置情報4
0のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCCに乗
じる数値「10」は、図14の文字罫線情報40の1段
分のアドレスの移動量に相当する。
【0054】また、S71では、S70で読み取られた
文字配置情報40のデータ群に対応する印字ドットパタ
ーンを展開バッファ36に読み込む。次のS72では、
S70で読み取られた文字配置情報40のデータ群中の
書式情報45内に網掛に関する情報があるか否かを判断
する。書式情報45内に網掛に関する情報があると判断
した場合(S72:Yes)には、S73に進んで、図
7の文字展開処理を実行する。
【0055】ここからは、S73の文字展開処理を、図
7に基づいて説明する。文字展開処理とは、普通装飾の
ドットパターンから「白抜き普通」装飾のドットパター
ンを作成するものである。先ず、S80において、図5
の印刷処理のS70で読み取られた文字配置情報40の
データ群に設定された修飾の区分に基づいて、修飾テー
ブル60から必要な修飾データ64を読みだして、装飾
テーブル記憶エリア37に記憶する。ここでは、図14
の修飾データ64Aが読みだされる。次のS91では、
RAM30のその他の記憶エリア40等にポインタを確
保し、装飾テーブル記憶エリア37に記憶した修飾デー
タ64Aの先頭にセットする。
【0056】次のS92では、かかるポインタに対応す
る修飾データ64を読み取り、S93において、かかる
修飾データ64Aが「FFF」であるか否かを判断す
る。修飾データ64Aが「FFF」でなく(S93:Y
es)、かつ、修飾データ64Aの百の桁が「0」であ
るならば(S94:Yes)、S95に進んで、修飾デ
ータ64Aに基づいて、展開バッファ37の印字ドット
パターンを、修飾バッファ38に転送し、既に修飾バッ
ファ38に転送されているデータと論理和する。一方、
修飾データ64Aが「FFF」でなく(S93:Ye
s)、かつ、修飾データ64の百の桁が「0」でないな
らば(S94:No)、S96に進んで、修飾データ6
4Aに基づいて、展開バッファ37の印字ドットパター
ンを反転したものを、修飾バッファ38に転送し、既に
修飾バッファ38に転送されているデータと論理積す
る。
【0057】S95又はS96のいずれかが終了する
と、S97に進んで、修飾データ64Aの次のデータに
ポインタをセットし、S92に戻って、上述した動作を
繰り返す。また、修飾データ64Aが「FFF」である
ときは(S93:No)、図5の印刷処理のS75に進
む。
【0058】ここで、図5の印刷処理に戻って説明を続
けると、S73の文字展開処理が終了すれば、S74に
おいて、図6の文字展開処理で、修飾バッファ38に作
成された「白抜き普通」装飾の印字ドットパターンを印
字バッファ33に論理和して転送する。また、先のS7
2において、罫線配置情報50のデータ群に網掛に関す
る情報がないと判断した場合(S72:No)には、展
開バッファ36に展開された印字ドットパターンを修飾
バッファ38に一旦転送した後に、S74において、印
字バッファ33に論理和して転送する。
【0059】次のS75では、文字パラメータCCに数
値「1」を加える。次のS76では、数式(CSP+
(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数値
であるか否かを判断する。数式(CSP+(CC×1
0))の数値が文字パラメータCEPの数値でないと判
断した場合(S76:No)には、S70に戻って、S
70以降の動作を繰り返す。数式(CSP+(CC×1
0))の数値が文字パラメータCEPの数値であると判
断した場合(S76:Yes)には、S77に進んで、
印字バッファ33に記憶された内容を、サーマル印字機
構PMで印字テープに印刷して、図2のメイン処理のS
2に戻る。
【0060】ここで、図2のメイン処理のS2の印刷イ
メージ表示処理を説明する。S2の印刷イメージ表示処
理とは、印字テープに印刷するイメージを液晶ディスプ
レイ4に表示するための処理であり、図8に基づいて説
明する。先ず、S109において、テキストメモリ31
に記憶された内容により、図12の文字配置情報40を
作成して、文字配置情報記憶エリア35に記憶する。ま
た、図13の罫線配置情報50を作成して、罫線配置情
報記憶エリア39に記憶する。次のS110では、図6
の文字配置補正処理が行われる。次のS112では、S
109で作成された文字配置情報40と罫線配置情報5
0を、液晶ディスプレイ4の表示用に変換する。次のS
113では、数式(FSP+(FC×10))で指示さ
れるアドレス番号56の罫線配置情報50のデータ群を
読み取る。尚、罫線パラメータFCに乗じる数値「1
0」は、図13の配置罫線情報50の1段分のアドレス
の移動量に相当する。
【0061】次のS114では、S113で読み取られ
た罫線配置情報50のデータ群が網掛に関する情報であ
るか否かを判断する。罫線配置情報50のデータ群が網
掛に関する情報であると判断した場合(S114:Ye
s)には、S115において、罫線配置情報50のデー
タ群に基づいて、表示バッファ34に網掛データを「網
掛範囲」に貼り合わせる。罫線配置情報50のデータ群
が網掛に関する情報でないと判断した場合(S114:
No)には、S118において、罫線配置情報50のデ
ータ群に基づいて、表示バッファ34に罫線等のイメー
ジデータを描画する。
【0062】次のS116では、罫線パラメータFCに
数値「1」を加える。次のS117では、数式(FSP
+(FC×10))の数値が罫線パラメータFEPの数
値であるか否かを判断する。数式(FSP+(FC×1
0))の数値が罫線パラメータFEPの数値でないと判
断した場合(S117:No)には、S113に戻っ
て、S113以降の動作を繰り返す。
【0063】数式(FSP+(FC×10))の数値が
罫線パラメータFEPの数値であると判断した場合(S
117:Yes)には、次のS119において、RAM
30のその他の記憶エリア40等において、文字パラメ
ータCSP、CEP、CCを確保し、文字パラメータC
SPに文字配置情報40の先頭のアドレス番号46を、
文字パラメータCEPに文字配置情報40の最終のアド
レス番号46を、文字パラメータCCに数値「0」を記
憶させる。次のS120では、数式(CSP+(CC×
10))で指示されるアドレス番号46の文字配置情報
40のデータ群を読み取る。尚、文字パラメータCCに
乗じる数値「10」は、図14の文字罫線情報40の1
段分のアドレスの移動量に相当する。
【0064】また、S121では、S70で読み取られ
た文字配置情報40のデータ群に対応するドットパター
ンを展開バッファ36に読み込む。次のS122では、
図7の文字展開処理を実行する。そして、S122の文
字展開処理が終了すれば、S126において、図6の文
字展開処理で修飾バッファ38に作成された「白抜き普
通」装飾の印字ドットパターンを表示バッファ34に論
理和して転送する。
【0065】次のS123では、文字パラメータCCに
数値「1」を加える。次のS124では、数式(CSP
+(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数
値であるか否かを判断する。数式(CSP+(CC×1
0))の数値が文字パラメータCEPの数値でないと判
断した場合(S124:No)には、S120に戻っ
て、S120以降の動作を繰り返す。数式(CSP+
(CC×10))の数値が文字パラメータCEPの数値
であると判断した場合(S124:Yes)には、S1
25に進んで、表示バッファ34に記憶された内容を、
液晶ディスプレに表示して、図2のメイン処理のS3に
戻る。
【0066】ここで、図2のメイン処理のS7に戻って
説明を続けると、キーボード3上の印刷キー9の入力が
ないと判断した場合(S7:No)には、S9に進ん
で、操作されたキーに対応する処理を行う。例えば、文
字キー5による文字、数字等の種々のキャラクタの入力
がある。
【0067】以上詳細に説明したように、本実施のテー
プ印字装置では、キーボード3の文字キー5で入力した
キャラクタに対して(S9)、「白抜き普通」装飾を指
定し(S55)、さらに、網掛を付することを指定する
と(S25)、キャラクタのデータ領域を上下左右のい
ずれかにシフトさせながら、展開バッファ37に展開さ
れたドットデータを修飾バッファ37に転送する(S9
5、S96)とともに、網掛データが貼り合わされた印
字バッファ33に対し、シフトさせたキャラクタのデー
タ領域の移動量に基づいて、修飾バッファ37のドット
データの配置位置を補正して、修飾バッファ37のドッ
トデータを転送するので(S84、S74)、網掛デー
タとの境界に白抜き部を形成する「白抜き普通」装飾の
ドットデータが印字バッファ33に作成されるととも
に、「白抜き普通」装飾のドットデータを、普通装飾の
ドットデータの印刷位置と同一にすることができる。
【0068】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態における図7の文字
展開処理では、図14の修飾テーブル60Aから必要な
データを確保して、普通装飾のドットパターンから「白
抜き普通」装飾のドットパターンを作成していたが、図
23の修飾テーブル60から必要なデータを確保して、
普通装飾のドットパターンから「強調」、「袋」、「袋
影」、「立体」の各装飾のドットパターンを作成するこ
ともできる。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、本実施の形態の印刷装置では、シフトデータに従っ
て修飾バッファでシフトさせた文字データのデータ領域
の移動量に基づいて、補正手段は印字バッファに配置さ
れる装飾文字データの位置を補正するので、かかる補正
された装飾文字データを、シフトデータの存在しない文
字データの印刷位置と同一にすることができる印刷装置
を提供することができ、その産業上奏する効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープ印字装置の印刷修飾処理に
おいて、ドットパターンを転送した際の印字バッファの
イメージを示した図である。
【図2】テープ印字装置のメイン処理のフローチャート
図である。
【図3】テープ印字装置の範囲設定処理のフローチャー
ト図である。
【図4】テープ印字装置の範囲内書式変更処理のフロー
チャート図である。
【図5】テープ印字装置の印刷処理のフローチャート図
である。
【図6】テープ印字装置の文字配置補正処理のフローチ
ャート図である。
【図7】テープ印字装置の文字展開処理のフローチャー
ト図である。
【図8】テープ印字装置の印刷イメージ表示処理のフロ
ーチャート図である。
【図9】テープ印字装置の範囲設定処理において、液晶
ディスプレイの反転表示の一例を示した図である。
【図10】テープ印字装置の範囲内書式変更処理におい
て、液晶ディスプレイに表示される書式設定画面の一例
を示した図である。
【図11】テキストメモリ内のデータ構成を説明する図
である。
【図12】文字配置情報記憶エリア内の文字配置情報の
データ構成を説明する図である。
【図13】罫線配置情報記憶エリア内の罫線配置情報の
データ構成を説明する図である。
【図14】装飾テーブル記憶エリア内の装飾テーブルの
データ構成を説明する図である。
【図15】テープ印字装置の外観を表わした図である。
【図16】テープ印字装置の構成を表わしたブロック図
である。
【図17】テープカセットの外観を表わした図である。
【図18】普通装飾のドットパターンの一例を示した図
である。
【図19】図18のドットパターンを強調装飾にした図
である。
【図20】図18のドットパターンを袋装飾にした図で
ある。
【図21】図18のドットパターンを袋影装飾にした図
である。
【図22】図18のドットパターンを立体装飾にした図
である。
【図23】装飾テーブル記憶エリア内の装飾テーブルの
データ構成を説明する図である。
【図24】ドットパターンを転送する際の修飾バッファ
のイメージを示した図である。
【図25】ドットパターンが転送された際の印字バッフ
ァのイメージを示した図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 キーボード 33 印字バッファ 37 展開バッファ 38 修飾バッファ 60、60A 修飾テーブル PM サーマル印字機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 泰 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字データのデータ領域を上下左右のい
    ずれかにシフトさせるシフトデータを含み、文字データ
    のデータ領域より大きいデータ領域を有する装飾文字デ
    ータが作成される修飾バッファと、文字データのデータ
    領域の端点を基準にして装飾文字データが配置される印
    字バッファと、前記印字バッファに配置された装飾文字
    データを印刷する印刷手段を有する印刷装置において、 前記シフトデータに従って修飾バッファでシフトさせた
    文字データのデータ領域の移動量に基づいて前記印字バ
    ッファに配置される装飾文字データの位置を補正する補
    正手段を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、シフトデータを含む装
    飾文字データ中の文字データの印刷位置がシフトデータ
    の存在しない文字データの印刷位置と同一となるよう
    に、装飾文字データの位置を補正することを特徴とする
    請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記文字データに対して網掛を指定する
    指定手段を有し、前記印刷手段は、指定手段を介して網
    掛が指定された場合に前記シフトデータに基づいて文字
    データと網掛との境界に白抜き部を形成するように装飾
    文字データを印刷することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記修飾バッファで作成された前記装飾
    文字データは、文字が強調、袋、袋影又は立体に装飾さ
    れたものであることを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
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