JP3070822B2 - 輪郭線データ変換装置 - Google Patents

輪郭線データ変換装置

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JP3070822B2
JP3070822B2 JP7062142A JP6214295A JP3070822B2 JP 3070822 B2 JP3070822 B2 JP 3070822B2 JP 7062142 A JP7062142 A JP 7062142A JP 6214295 A JP6214295 A JP 6214295A JP 3070822 B2 JP3070822 B2 JP 3070822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字・図形等の輪郭を
表す輪郭線データを画素毎のドットデータに変換する輪
郭線データ変換装置に関し、特に細い線部分の輪郭線デ
ータのドットデータ変換制御を改良するようにしたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字・記号等のキャラクタを印字
媒体に印字したり、ディスプレイに表示する為に、それ
らキャラクタを表すデータとして、最小単位の画素に対
応するドットパターンデータで記憶する場合には、その
ドットパターンデータを記憶するメモリのメモリ容量が
大型化することから、例えば、特公昭53─41017
号公報には、文字・記号等の複数のキャラクタの各々に
ついて、キャラクタの輪郭を表す輪郭線データを作成し
て記憶しておき、印字処理や表示処理に際して、輪郭線
データに基づいて印字用のドットパターンデータに変換
するようにしたデータ変換技術が提案されている。
【0003】そこで、本願出願人は、特開平2─116
565号公報に記載のように、輪郭線データを規定する
座標面上に想定される文字・図形の輪郭線と、X軸に平
行で各画素の中心を通る互いに平行な複数の走査線との
交点の座標を全て求め、描画開始点と終了点とを指示す
る為に、互いに隣接する2つの交点を対にして、対の交
点座標を記憶するとともに、各対の交点を輪郭線の内側
へ画素の半幅分移動させた各対の移動交点の座標を求
め、更に、各対の移動交点が属する画素を印字用のドッ
トデータとして求めるようにしたデータ変換装置を提案
した。
【0004】しかし、このデータ変換装置においては、
輪郭線の線幅が小さく、しかもその輪郭線がX軸に平行
な走査線と交差しない場合には、交点が存在しないこと
になり、印字用のドットデータが作成されないことか
ら、ドットデータの不連続部分が生じ、文字・図形等の
見栄えが悪くなるという問題がある。そこで、本願出願
人は、更に特開平2─254491号公報に記載のよう
に、文字・図形等の輪郭線と、X軸に平行で各画素の中
心を通る互いに平行な複数のX方向走査線とのX方向交
点の座標を全て求めるとともに、Y軸に平行で各画素の
中心を通る互いに平行な複数のY方向走査線とのY方向
交点の座標を全て求め、これら全てのX方向交点とY方
向交点の各々について、描画開始点と終了点とに対応す
る対の交点座標を求め、これら各対の交点座標間の全て
の画素に対応するドットデータを印字用のドットパター
ンデータとして求めるようにしたデータ変換装置を提案
した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
平2─254491号公報に記載のデータ変換装置にお
いては、文字・図形等の輪郭線と、複数のX方向走査線
とのX方向交点の座標を全て求めるとともに、複数のY
方向走査線とのY方向交点の座標を全て求め、これら全
てのX方向交点とY方向交点の各々に基づいて設定され
た全ての画素に対応するドットデータを印字用のドット
データとして求めるので、例えば、図15に示すよう
に、線幅が極めて小さい細長い図形160の2つの輪郭
線161,162について、複数のX方向走査線SX
1、SX2、SX3、・・・とのX方向交点の座標に基
づいて、描画開始点と終了点とに対応する各対のX方向
交点座標を求め、これら対のX方向交点に基づく画素G
110〜G112に対応するドットデータが求められる
とともに、複数のY方向走査線SY1、SY2、SY
3、・・・とのY方向交点の座標に基づいて、描画開始
点と終了点とに対応する各対のY方向交点座標を求め、
これら対のY方向交点座標に基づく画素G110〜G1
11、G116に対応するドットデータが求められるこ
とになる。即ち、画素G110〜G112については、
図形160の輪郭線161,162に近い適合したドッ
トデータが作成されるが、画素G116については、輪
郭線161,162に対して余分に食み出しており、文
字・図形等の見栄えが悪くなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、線幅が極めて小さい細長
い文字・図形等の輪郭線であっても、余分な画素が食み
出すことがなく、見栄えの良い文字・図形等を表すドッ
トデータを作成し得るような輪郭線データ変換装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の輪郭線データ
変換装置は、文字・図形等の輪郭を表す輪郭線データを
画素毎のドットデータに変換する輪郭線データ変換装置
において、輪郭線データを規定する座標面上に想定され
る文字・図形等の輪郭線と、互いに平行な複数の第1走
査線との交点の座標を求める第1座標算出手段と、第1
座標算出手段により求めた交点の座標から各第1走査線
上で隣接する各対の交点の座標を取り出し、これら各対
の交点の座標間に画素が存在するか否かを判定する第1
判定手段と、第1判定手段により画素が存在すると判定
されたときには、各対の交点間に対応する全ての画素
を、文字・図形等の存在を表す存在ドットとしてそのド
ットデータを設定する第1ドットデータ設定手段と、第
1判定手段により画素が存在しないと判定されたときに
は、各対の交点に最も近い両外側の画素を対にして、文
字・図形等の準存在を表す準存在ドットとしてその準ド
ットデータを設定する第1準ドットデータ設定手段と、
輪郭線データを規定する座標面上に想定される文字・図
形等の輪郭線と、第1走査線と直交する互いに平行な複
数の第2走査線との交点の座標を求める第2座標算出手
段と、第2座標算出手段により求めた交点の座標から各
第2走査線上で隣接する各対の交点の座標を取り出し、
これら各対の交点の座標間に画素が存在するか否かを判
定する第2判定手段と、第2判定手段により画素が存在
すると判定されたときには、各対の交点間に対応する全
ての画素を、文字・図形等の存在を表す存在ドットとし
てそのドットデータを設定する第2ドットデータ設定手
段と、第2判定手段により画素が存在しないと判定され
たときには、各対の交点に最も近い両外側の画素を対に
して、文字・図形等の準存在を表す準存在ドットとして
その準ドットデータを設定する第2準ドットデータ設定
手段と、第1準ドットデータ設定手段による各対の準ド
ットデータについて、各々第2準ドットデータ設定手段
による準ドットデータとの論理積を求めて、各対の一方
の準ドットデータのみが論理積を成す場合に、その論理
積を成す方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表
すドットデータに設定し、各対の両方ともが論理積を成
す場合及び両方ともが論理積を成さない場合には、任意
の一方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すド
ットデータに設定する第3ドットデータ設定手段と、第
2準ドットデータ設定手段による各対の準ドットデータ
のうち、少なくとも一方が第3ドットデータ設定手段に
よりドットデータに設定された対を除く残りの各対の準
ドットデータについて、任意の一方の準ドットデータを
文字・図形等の存在を表すドットデータに設定する第4
ドットデータ設定手段と、第1ドットデータ設定手段に
よるドットデータと、第2ドットデータ設定手段による
ドットデータと、第3ドットデータ設定手段によるドッ
トデータと、第4ドットデータ設定手段によるドットデ
ータと、を合成して文字・図形等を表すドットデータを
作成するドットデータ合成手段とを備えたものである。
【0008】ここで、請求項2の輪郭線データ変換装置
は、請求項1の発明において、前記第3ドットデータ設
定手段は、各対の準ドットデータの両方ともが論理積を
成す場合及び両方ともが論理積を成さない場合には、各
対の交点の座標の中点が属する画素に対応する方の準ド
ットデータを文字・図形等の存在を表すドットデータに
設定するように構成され、また、前記第4ドットデータ
設定手段は、第3ドットデータ設定手段によりドットデ
ータに設定された対を除く残りの各対の準ドットデータ
について、各対の交点の座標の中点が属する画素に対応
する方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すド
ットデータに設定するように構成されたものである。
【0009】
【作用】請求項1の輪郭線データ変換装置においては、
第1座標算出手段は、輪郭線データを規定する座標面上
に想定される文字・図形等の輪郭線と、互いに平行な複
数の第1走査線との交点の座標を求めるので、第1判定
手段は、第1座標算出手段により求めた交点の座標から
各第1走査線上で隣接する各対の交点の座標を取り出
し、これら各対の交点の座標間に画素が存在するか否か
を判定する。そして、第1ドットデータ設定手段は、第
1判定手段により画素が存在すると判定されたときに
は、各対の交点間に対応する全ての画素を、文字・図形
等の存在を表す存在ドットとしてそのドットデータを設
定し、第1準ドットデータ設定手段は、第1判定手段に
より画素が存在しないと判定されたときには、各対の交
点に最も近い両外側の画素を対にして、文字・図形等の
準存在を表す準存在ドットとしてその準ドットデータを
設定する。
【0010】一方、第2座標算出手段は、輪郭線データ
を規定する座標面上に想定される文字・図形等の輪郭線
と、前記第1走査線と直交する互いに平行な複数の第2
走査線との交点の座標を求めるので、第2判定手段は、
第2座標算出手段により求めた交点の座標から各第2走
査線上で隣接する各対の交点の座標を取り出し、これら
各対の交点の座標間に画素が存在するか否かを判定す
る。そして、第2ドットデータ設定手段は、第2判定手
段により画素が存在すると判定されたときには、各対の
交点間に対応する全ての画素を、文字・図形等の存在を
表す存在ドットとしてそのドットデータを設定し、第2
準ドットデータ設定手段は、第2判定手段により画素が
存在しないと判定されたときには、各対の交点に最も近
い両外側の画素を対にして、文字・図形等の準存在を表
す準存在ドットとしてその準ドットデータを設定する。
【0011】更に、第3ドットデータ設定手段は、第1
準ドットデータ設定手段による各対の準ドットデータに
ついて、各々第2準ドットデータ設定手段による準ドッ
トデータとの論理積を求めて、各対の一方の準ドットデ
ータのみが論理積を成す場合に、その論理積を成す方の
準ドットデータを文字・図形等の存在を表すドットデー
タに設定し、各対の両方ともが論理積を成す場合及び両
方ともが論理積を成さない場合には、任意の一方の準ド
ットデータを文字・図形等の存在を表すドットデータに
設定するとともに、第4ドットデータ設定手段は、第2
準ドットデータ設定手段による各対の準ドットデータの
うち、少なくとも一方が前記第3ドットデータ設定手段
によりドットデータに設定された対を除く残りの各対の
準ドットデータについて、任意の一方の準ドットデータ
を文字・図形等の存在を表すドットデータに設定する。
そして、最終的に、ドットデータ合成手段は、第1ドッ
トデータ設定手段によるドットデータと、第2ドットデ
ータ設定手段によるドットデータと、第3ドットデータ
設定手段によるドットデータと、第4ドットデータ設定
手段によるドットデータと、を合成して文字・図形等を
表すドットデータを作成する。
【0012】このように、文字・図形等の輪郭線につい
て、複数の第1走査線と第2走査線との各々に基づい
て、各走査線上の各対の交点の座標を求めるとともに、
各第1走査線に関する存在ドットとしてのドットデータ
及び準存在ドットとしての準ドットデータを求める一
方、各第2走査線に関する存在ドットとしてのドットデ
ータ及び準存在ドットとしての準ドットデータを求め、
更に各第1走査線に関する各対の準ドットデータについ
て、第2走査線に関する準ドットデータに対して、各対
の一方の準ドットデータのみが論理積を成す場合には、
その論理積を成す準ドットデータを、また各対の両方と
もが論理積を成す場合と成さない場合には、任意の一方
の準ドットデータを、夫々存在を表すドットデータに設
定するとともに、各第2走査線に関する各対の準ドット
データのうち、存在ドットデータに設定された残りの各
対の準ドットデータについて、任意の一方の準ドットデ
ータを存在を表すドットデータに設定するので、各対の
準ドットデータのうち、輪郭線に近い何れか一方のみが
存在を表すドットデータに選別して設定されることか
ら、線幅が細い文字・図形等の輪郭線であっても、輪郭
線に対して余分な画素が食み出すことがなく、見栄えの
良い文字・図形等を表すドットデータを作成することが
できる。
【0013】請求項2の輪郭線データ変換装置において
は、請求項1と同様の作用を奏するが、前記第3ドット
データ設定手段は、各対の準ドットデータの両方ともが
論理積を成す場合及び両方ともが論理積を成さない場合
には、各対の交点の座標の中点が属する画素に対応する
方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すドット
データに設定するように構成され、また、前記第4ドッ
トデータ設定手段は、第3ドットデータ設定手段により
ドットデータに設定された対を除く残りの各対の準ドッ
トデータについて、各対の交点の座標の中点が属する画
素に対応する方の準ドットデータを文字・図形等の存在
を表すドットデータに設定するので、輪郭線に適合する
ドットデータのみが確実に選別され、文字・図形等の見
栄えや忠実度を向上させたドットデータを作成すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、レーザプリンタに設けられた輪
郭線データ変換装置であって、印字処理に際して、文字
・図形等のキャラクタの輪郭を表す輪郭線データ(アウ
トラインデータ)から印字用の画素毎のドットデータに
変換したドットパターンデータを作成する輪郭線データ
変換装置に本発明を適用した場合のものである。レーザ
プリンタLPについて簡単に説明すると、図1に示すよ
うに、基本的には、コントロールユニット10と、輪郭
線データ変換装置20と、印字機構40とから構成され
ている。
【0015】このレーザプリンタLPのコントロールユ
ニット10は、外部機器50から供給される各種のデー
タを受信するシリアルインターフェースやビデオコント
ローラやDCコントローラなどを備え、輪郭線データ変
換装置20で作成されたキャラクタのドットパターンデ
ータを、印字機構40に設けられた半導体レーザの発光
素子であるレーザダイオード、多面体ミラー、現像機構
及び定着機構などを駆動制御して印字用紙に印字する為
のものである。尚、このコントロールユニット10は、
一般に用いられているものと同様であり、本案に直接関
係しないので、その詳しい説明を省略する。
【0016】前記輪郭線データ変換装置20は、図2に
示すように、基本的には、CPU21と、このCPU2
1にデータバスなどのバス24を介して接続されたRO
M22,23と、RAM30とから構成され、このバス
24は、コントロールユニット10内のバスに接続され
ている。前記ROMからなる輪郭線データメモリ22に
は、複数のキャラクタの各々について、1つ又は複数の
輪郭線の各々を規定する複数の輪郭線セグメントデータ
からなる輪郭線データが、キャラクタコードに対応づけ
て、グローバル座標系の絶対座標データで格納されてい
る。前記ROMからなるプログラムメモリ23には、後
述の輪郭線データ変換制御を含み、レーザプリンタLP
の駆動を制御する各種の制御プログラムが格納されてい
る。
【0017】前記RAM30のテキストメモリ31に
は、外部機器50から供給されるキャラクタのキャラク
タコード、印字サイズを指定するサイズデータなどが格
納される。X方向交点座標メモリ32には、キャラクタ
の輪郭線と、互いに平行な複数のX方向走査線(第1走
査線に相当する)SX1,SX2,SX3・・・との交
点の座標を、各X方向走査線SX毎に座標値の大きい順
に並べた場合に、印字開始点と終了点とに対応して互い
に隣接する各対の交点の座標と、これら各対の交点を輪
郭線の内側へ画素Gの半幅分移動させた各対の移動交点
の座標とが、夫々対にして記憶される。
【0018】また、Y方向交点座標メモリ33には、キ
ャラクタの輪郭線と、X方向走査線と直交する互いに平
行な複数のY方向走査線(第2走査線に相当する)SY
1,SY2,SY3・・・との交点の座標を、各Y方向
走査線SY毎に座標値の大きい順に並べた場合に、印字
開始点と終了点とに対応して互いに隣接する各対の交点
の座標と、これら各対の交点を輪郭線の内側へ画素Gの
半幅分移動させた各対の移動交点の座標とが、夫々対に
して記憶される。
【0019】X方向存在ドットメモリ34には、求めら
れた各対の移動交点間に対応する全ての画素Gが、キャ
ラクタの存在を表す存在ドットとして記憶される。ま
た、Y方向存在ドットメモリ35には、求められた各対
の移動交点間に対応する全ての画素Gが、キャラクタの
存在を表す存在ドットとして記憶される。X方向準存在
ドットメモリ36には、キャラクタの準存在を表す為に
求められたX方向の準存在ドットのドットデータが記憶
される。また、Y方向準存在ドットメモリ37には、キ
ャラクタの準存在を表す為に求められたY方向の準存在
ドットのドットデータが記憶される。印字ドットデータ
メモリ38には、最終的に設定された存在データが印字
用ドットデータとして格納される。
【0020】次に、輪郭線データ変換装置20で行なわ
れる輪郭線データ変換制御のルーチンについて、図3〜
図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符
号Si(i=10、11、12、・・・)は各ステップ
である。テキストメモリ31に受信したキャラクタのコ
ードデータなどが格納されると、この制御が開始され、
先ずテキストメモリ31に格納された複数のキャラクタ
コードのうち、最初のキャラクタコードとサイズデータ
が読み込まれ(S10)、そのキャラクタコードに対応す
る輪郭線データが読み込まれ、スケーリング処理やショ
ートベクトル化処理などの各種の処理が実行される(S
11)。
【0021】次に、これら各種の処理が実行された輪郭
線データの座標面上におけるX方向最大サイズNXが演
算で求められるとともに(S12)、同様にY方向最大サ
イズNYが演算で求められる(S13)。そして、求めら
れた輪郭線データを規定する座標面上に想定されるキャ
ラクタの輪郭線と、互いに平行な複数のX方向走査線S
X1,SX2,SX3・・・との交点の座標が求められ
(S14)、更にこれら求められた複数の交点の座標を各
X方向走査線SX毎に座標値の大きさの順にならべた場
合に、印字開始点と終了点に対応する、互いに隣接する
各対の交点の座標が求められ、X方向交点座標メモリ3
2に格納される(S15)。
【0022】次に、同様にして、キャラクタの輪郭線
と、互いに平行な複数のY方向走査線SY1,SY2,
SY3・・・との交点の座標が求められ(S16)、更に
これら求められた複数の交点の座標を各Y方向走査線S
Y毎に座標値の大きさの順にならべた場合に、印字開始
点と終了点に対応する、互いに隣接する各対の交点の座
標が求められ、Y方向交点座標メモリ33に格納される
(S17)。
【0023】例えば、図8に示すように、輪郭線データ
を規定する座標面上に想定される図形60の2つの輪郭
線61,62と、互いに平行な複数のX方向走査線SX
1,SX2,SX3・・・との交点の座標x1 〜x6
夫々求められ、更に図9に示すように、各X方向走査線
SX毎の対の交点の座標(x1 ,x2 )、(x3
4 )、(x5 ,x6 )を、大きさの順に並べて互いに
隣接する各対の第1交点(x1 ,x3 ,x5 )と第2交
点(x2 ,x4 ,x6 )の座標とが夫々対応づけてX方
向交点座標メモリ32に格納される。ここで、図8にお
いて、X方向及びY方向の2点鎖線で示す座標(0、
1、2、3、・・・)は、夫々画素Gを設定する為の座
標であり、またX方向及びY方向の1点鎖線で示す(0.
5)、(1.5)、(3.5)、・・・は、画素Gの中心を通る各
走査線SX,SYのX座標又はY座標である。
【0024】一方、図8に示すように、輪郭線データを
規定する座標面上に想定される図形60の2つの輪郭線
61,62と、互いに平行な複数のY方向走査線SY
1,SY2,SY3・・・との交点の座標y1 〜y6
夫々求められ、更に図10に示すように、各Y方向走査
線SY毎の対の交点の座標(y1 ,y2 )、(y3 ,y
4 )、(y5 ,y6 )を、大きさの順に並べて互いに隣
接する各対の第1交点(y1 ,y3 ,y5 )と第2交点
(y2 ,y4 ,y6 )の座標とが夫々対応づけてY方向
交点座標メモリ33に格納される。
【0025】次に、キャラクタの存在を表す存在ドット
を求める為に、先ずX方向の存在ドット演算処理制御
(図4参照)が実行される(S18)。この制御が開始さ
れたときには、先ずX方向走査線SXを順次カウントす
る走査線カウンタIに初期値「1」がセットされ(S3
0)、更にこの走査線カウント値Iで指示するI番目の
X方向走査線SX上の対の交点の数Mが求められる(S
31)。次に、この対の交点をカウントする対の交点カウ
ンタJに初期値「1」がセットされる(S32)。
【0026】そして、対の交点カウント値Jで指示する
J番目の対の交点座標の第1交点座標に、「0.5 」を加
算して、この第1交点座標を輪郭線の内側へ画素Gの半
幅分移動させた移動交点の座標が求められるとともに、
更にこの移動交点座標の端数が切り捨てられて画素Gの
X方向の座標X1として求められ、夫々X方向交点座標
メモリ32に格納される(S33)。更に、対の交点カウ
ント値Jで指示するJ番目の対の交点座標の第2交点座
標から、「0.5 」を減算して、この第2交点座標を輪郭
線の内側へ画素Gの半幅分移動させた移動交点の座標が
求められるとともに、更にこの移動交点座標の端数が切
り捨てられて画素GのY方向の座標X2として求めら
れ、夫々X方向交点座標メモリ32に格納される(S3
4)。例えば、図9に示すように、X方向の第1交点
「x1 」に対応する第1移動交点座標「3.7 」と第2交
点「x2 」に対応する第2移動交点座標「2.9 」とが夫
々求められるとともに、第1画素座標X1「3」と第2
画素座標X2「2」とが求められ、夫々X方向交点座標
メモリ32に格納される。
【0027】次に、第1画素座標X1が第2画素座標X
2以下のとき、つまりX方向走査線SX方向の大小関係
とこの対の交点に対応する対の移動交点のX方向走査線
SX方向の大小関係とが一致する非反転ケースのときに
は(S35:Yes )、存在ドットデータを設定し得ること
になり、第1画素座標X1から第2画素座標X2までの
範囲に存在する全ての画素を存在ドットデータとしてそ
のドットデータがX方向存在ドットメモリ34に格納さ
れる(S37)。
【0028】ところで、第1画素座標X1が第2画素座
標X2よりも大きいとき、つまりX方向走査線SX方向
の大小関係と対の移動交点の大小関係とが反転し且つ対
の移動交点が異なる画素Gに属する反転異画素ケースの
ときには(S35:No)、対の移動交点の座標に基づい
て、対の移動交点が属する画素Gの座標をキャラクタの
準存在を表す準存在ドットとして、そのドットデータが
X方向準存在ドットメモリ36に記憶される(S36)。
例えば、図11に示すように、図9に示すX方向交点座
標メモリ32のデータに基づいて、X方向走査線SX1
のとき、つまりそのY座標が「0.5 」のときの準存在ド
ットデータ「X1(3,0)」、「X2(2,0)」が
X方向準存在ドットメモリ36に対にして記憶される。
【0029】次に、対の交点カウント値Jが1つインク
リメントされ(S38)、交点カウント値Jが対の交点の
数M以下のときには(S39:Yes )、S33以降が繰り返
して実行される。そして、交点カウント値Jが対の交点
の数Mよりも大きいとき、つまり現在のX方向走査線S
Xに関する存在ドットの演算が終了したときには(S3
9:No)、走査線カウント値Iが1つインクリメントさ
れ(S40)、走査線カウント値IがY方向最大サイズN
Y以下のときには(S41:Yes )、S31以降が繰り返し
て実行される。そして、走査線カウント値IがY方向最
大サイズNYよりも大きいときには(S41:No)、この
制御を終了して、輪郭線データ変換制御のS19へリター
ンする。このとき、図11に示すように、X方向準存在
ドットメモリ36に記憶された3つの画素座標X1に対
応する準存在ドットデータは、図13に示すように、3
つの画素10〜画素12に夫々設定され、また3つの画
素座標X2に対応する準存在ドットデータは、3つの画
素13〜画素15に夫々設定されている。
【0030】そして、輪郭線データ変換制御において、
Y方向の存在ドット演算処理制御(図5参照)が実行さ
れる(S19)。ここで、このY方向の存在ドット演算処
理制御は、前述したX方向の存在ドット演算処理制御と
略同様なので簡単に説明すると、I番目のY方向走査線
SY上の対の交点の数Mが求められ(S51)、対の交点
カウント値Jで指示するJ番目の対の交点座標の第1交
点座標に、「0.5 」を加算して、この第1交点座標を輪
郭線の内側へ画素Gの半幅分移動させた移動交点の座標
が求められるとともに、更にこの移動交点座標の端数が
切り捨てられて画素Gの座標Y1として求められ、夫々
Y方向交点座標メモリ33に格納される(S53)。
【0031】更に、対の交点カウント値Jで指示するJ
番目の対の交点座標の第2交点座標から、「0.5 」を減
算して、この第2交点座標を輪郭線の内側へ画素Gの半
幅分移動させた移動交点の座標が求められるとともに、
更にこの移動交点座標の端数が切り捨てられて画素Gの
座標Y2として求められ、夫々Y方向交点座標メモリ3
3に格納される(S54)。例えば、図10に示すよう
に、Y方向の第1交点「y1 」に対応する第1移動交点
座標「1.1 」と第2交点「y2 」に対応する第2移動交
点座標「0.3 」とが夫々求められるとともに、第1画素
座標Y1「1」と第2画素座標Y2「0」とが求めら
れ、夫々Y方向交点座標メモリ33に格納される。
【0032】次に、第1画素座標Y1が第2画素座標Y
2以下のとき、つまりY方向走査線SY方向の大小関係
とこの対の交点に対応する対の移動交点のY方向走査線
SY方向の大小関係とが一致する非反転ケースのときに
は(S55:Yes )、存在ドットデータを設定し得ること
になり、第1画素座標Y1から第2画素座標Y2までの
範囲に存在する全ての画素を存在ドットデータとしてそ
のドットデータがY方向存在ドットメモリ35に格納さ
れる(S57)。
【0033】ところで、第1画素座標Y1が第2画素座
標Y2よりも大きいとき、つまりY方向走査線SY方向
の大小関係と対の移動交点の大小関係とが反転し且つ対
の移動交点が異なる画素Gに属する反転異画素ケースの
ときには(S55:No)、この対の移動交点が属する画素
Gの座標をキャラクタの準存在ドットを表す準存在ドッ
トとして、そのドットデータがY方向準存在ドットメモ
リ37に記憶される(S56)。例えば、図12に示すよ
うに、図10に示すY方向交点座標メモリ33のデータ
に基づいて、Y方向走査線SY1のとき、つまりそのX
座標が「3.5 」のときの準存在ドットデータ「Y1
(3,1)」、「Y2(3,0)」がY方向準存在ドッ
トメモリ37に対にして記憶される。
【0034】そして、交点カウント値Jが対の交点の数
M以下のときには(S59:Yes )、S53以降が繰り返し
て実行される。また、走査線カウント値IがX方向最大
サイズNX以下のときには(S61:Yes )、S51以降が
繰り返して実行される。そして、走査線カウント値Iが
X方向最大サイズNXよりも大きいときには(S61:N
o)、この制御を終了して、輪郭線データ変換制御のS2
0へリターンする。このとき、図12に示すように、Y
方向準存在ドットメモリ37に記憶された3つの画素座
標Y1に対応する準存在ドットデータは、図13に示す
ように、3つの画素14、画素15、画素12に夫々設
定され、また3つの画素座標Y2に対応する準存在ドッ
トデータは、3つの画素10、画素11、画素16に夫
々設定されている。
【0035】次に、輪郭線データ変換制御において、X
方向準存在ドットメモリ36とY方向準存在ドットメモ
リ37とを検索して、準存在ドットデータが存在すると
きには(S20:Yes )、X方向準存在ドットデータとY
方向準存在ドットデータとの論理積のドットデータを求
めて、その論理積ドットデータのうち輪郭線61,62
に近いドットデータのみを選別する為に、先ずX方向準
存在ドットデータ選別処理制御(図6参照)が実行され
る(S21)。この制御が開始されたときには、先ずX方
向準存在ドットメモリ36に記憶されている対の準存在
ドットをカウントする準存在ドットカウンタKに初期値
「1」がセットされ(S70)、この準存在ドットカウン
ト値Kで指示される対の準存在ドットデータについてY
方向存在ドットメモリ35を検索して、X1の準存在ド
ット又はX2の準存在ドットは、Y方向方走査線SY上
では存在ドットのときには(S71:Yes )、そのX1の
準存在ドット又はX2の準存在ドットのうち該当する準
存在ドットだけが存在ドットに設定され、X方向存在ド
ットメモリ34に追加して記憶される(S74)。
【0036】そして、準存在ドットカウンタKが最終で
ないときは(S76:No)、準存在ドットカウント値Kが
1つインクリメントされ(S77)、S71以降が実行され
る。しかし、X1又はX2の準存在ドットがY方向方走
査線SY上では存在ドットでないときに(S71:No)、
Y方向準存在ドットメモリ37が検索され、X1とX2
の準存在ドットがY方向方走査線SY上で共に準存在ド
ットのときには(S72:Yes )、対の交点座標の中点に
近い画素Gに対応する準存在ドットだけが選別して存在
ドットして設定され、X方向存在ドットメモリ34に追
加して記憶される(S75)。
【0037】一方、S71において存在ドットでなく且つ
S72においても準存在ドットでないときに(S71・S7
2:No)、X1又はX2の準存在ドットがY方向方走査
線SY上では準存在ドットのときには(S73:Yes )、
その該当する準存在ドットだけが存在ドットしてX方向
存在ドットメモリ34に追加して記憶される(S74)。
しかし、X1又はX2の準存在ドットがY方向方走査線
SY上で準存在ドットでないときには(S73:No)、S
75で選別された存在ドットとしてX方向存在ドットメモ
リ34に追加して記憶される。そして、準存在ドットカ
ウンタKが最終のときは(S76:Yes )、この制御を終
了して、輪郭線データ変換制御のS22にリターンする。
例えば、図11に示すように、X1の準存在ドット
(5,2)とX2の準存在ドット(4,2)が共にY方
向方走査線SY上で準存在ドットなので、これら対の準
存在ドット(5,2)、(4,2)の交点座標の中点に
近い画素Gの座標は「5」であり、X1の準存在ドット
(5,2)だけが選別されて存在ドットとして設定さ
れ、X方向存在ドットメモリ34に追加して記憶され
る。
【0038】そして、更にY方向準存在ドットデータ選
別処理制御(図7)が実行される(S22)。この制御が
開始されると、先ず準存在ドットカウンタKに初期値
「1」がセットされ(S80)、この準存在ドットカウン
ト値Kで指示される対の準存在ドットデータについてX
方向存在ドットメモリ34を検索して、Y1の準存在ド
ット又はY2の準存在ドットは、X方向方走査線SX上
では存在ドットのときには(S81:Yes )、そのY1の
準存在ドット又はY2の準存在ドットのうち該当する準
存在ドットだけが選別して存在ドットに設定され、Y方
向存在ドットメモリ35に追加して記憶される(S8
2)。
【0039】そして、準存在ドットカウンタKが最終で
ないときは(S84:No)、準存在ドットカウント値Kが
1つインクリメントされ(S85)、S81以降が実行され
る。しかし、X1又はX2の準存在ドットがY方向方走
査線SY上では存在ドットでないときには(S81:N
o)、対の交点座標の中点に近い画素Gに対応する準存
在ドットだけが選別されて存在ドットして設定され、Y
方向存在ドットメモリ35に追加して記憶される(S8
3)。そして、準存在ドットカウンタKが最終のときは
(S84:Yes )、この制御を終了して、輪郭線データ変
換制御のS23にリターンする。
【0040】次に、輪郭線データ変換制御において、X
方向存在ドットメモリ36の存在ドットデータと、Y方
向存在ドットメモリ37の存在ドットデータとが合成処
理されて、印字ドットデータメモリ38に格納され(S
23)、全てのキャラクタについて存在ドットデータを作
成していないときには(S24:No)、S10以降が繰り返
して実行される。そして、全てのキャラクタについて存
在ドットデータを作成したときには(S24:Yes )、こ
の制御を終了して、メインルーチンにリターンし、図示
しない印字制御により、印字ドットデータメモリ38の
ドットデータに基づいて印字処理される。
【0041】その結果、図14に示すように、7つの準
存在ドットに対応する7つの画素10〜画素16のう
ち、図形60の輪郭線61,62に近いドットデータの
みが選別され、画素10〜画素12のみが印字処理され
る。
【0042】このように、図形60の輪郭線61,62
について、複数のX方向走査線SXとY方向走査線SY
との各々に基づいて、各走査線SX,SY上の各対の交
点の座標を求めるとともに、各X方向走査線SXに関す
る存在ドットとしてのドットデータ及び準存在ドットと
しての準ドットデータを求める一方、各Y方向走査線S
Yに関する存在ドットとしてのドットデータ及び準存在
ドットとしての準ドットデータを求め、更に各X方向走
査線SXに関する各対の準ドットデータについて、Y方
向走査線SYに関する準ドットデータに対して、各対の
一方の準ドットデータのみが論理積を成す場合には、そ
の論理積を成す準ドットデータを、また各対の両方とも
が論理積を成す場合と成さない場合には、各対の交点の
座標の中点が属する画素に対応する方の準ドットデータ
を、夫々存在を表すドットデータに設定するとともに、
各Y方向走査線SYに関する各対の準ドットデータのう
ち、存在ドットデータに設定された残りの各対の準ドッ
トデータについて、各対の交点の座標の中点が属する画
素に対応する方の準ドットデータを文字・図形等の存在
を表すドットデータに設定するので、各対の準ドットデ
ータのうち、輪郭線に適合するドットデータのみが確実
に存在を表すドットデータに選別して設定されることか
ら、線幅が細い文字・図形等の輪郭線であっても、輪郭
線に対して余分な画素が食み出すことがなく、文字・図
形等の見栄えや忠実度を向上させたドットデータを作成
することができる。
【0043】尚、輪郭線データとして、輪郭線セグメン
トデータから構成されるものに限らず、各種の輪郭線デ
ータであってもよい。尚、本発明の技術的思想の範囲内
において、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種
々の変更を加えることもあり得る。尚、輪郭線データを
画素毎のドットデータに変換する種々の輪郭線データ変
換装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の輪郭線データ変換装置によれ
ば、第1及び第2座標算出手段と、第1及び第2判定手
段と、第1及び第2ドットデータ設定手段と、第1及び
第2準ドットデータ設定手段と、第3及び第4ドットデ
ータ設定手段と、ドットデータ合成手段とを設け、文字
・図形等の輪郭線について、複数の第1走査線と第2走
査線との各々に基づいて、各走査線上の各対の交点の座
標を求めるとともに、各第1走査線に関する存在ドット
としてのドットデータ及び準存在ドットとしての準ドッ
トデータを求める一方、各第2走査線に関する存在ドッ
トとしてのドットデータ及び準存在ドットとしての準ド
ットデータを求め、更に各第1走査線に関する各対の準
ドットデータについて、第2走査線に関する準ドットデ
ータに対して、各対の一方の準ドットデータのみが論理
積を成す場合には、その論理積を成す準ドットデータ
を、また各対の両方ともが論理積を成す場合と成さない
場合には、任意の一方の準ドットデータを、夫々存在を
表すドットデータに設定するとともに、各第2走査線に
関する各対の準ドットデータのうち、存在ドットデータ
に設定された残りの各対の準ドットデータについて、任
意の一方の準ドットデータを存在を表すドットデータに
設定するので、各対の準ドットデータのうち、輪郭線に
近い何れか一方のみが存在を表すドットデータに選別し
て設定されることから、線幅が細い文字・図形等の輪郭
線であっても、輪郭線に対して余分な画素が食み出すこ
とがなく、見栄えの良い文字・図形等を表すドットデー
タを作成することができる。
【0045】請求項2の輪郭線データ変換装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記第3ドット
データ設定手段は、各対の準ドットデータの両方ともが
論理積を成す場合及び両方ともが論理積を成さない場合
には、各対の交点の座標の中点が属する画素に対応する
方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すドット
データに設定するように構成され、また、前記第4ドッ
トデータ設定手段は、第3ドットデータ設定手段により
ドットデータに設定された対を除く残りの各対の準ドッ
トデータについて、各対の交点の座標の中点が属する画
素に対応する方の準ドットデータを文字・図形等の存在
を表すドットデータに設定するので、輪郭線に適合する
ドットデータのみが確実に選別され、文字・図形等の見
栄えや忠実度を向上させたドットデータを作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの制御系の概略ブロック図であ
る。
【図2】レーザプリンタの輪郭線データ変換処理装置の
制御系のブロック図である。
【図3】輪郭線データ変換制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図4】X方向の存在ドット演算処理制御のルーチンの
概略フローチャートである。
【図5】Y方向の存在ドット演算処理制御のルーチンの
概略フローチャートである。
【図6】X方向準存在ドットの存在ドット化補正処理制
御のルーチンの概略フローチャートである。
【図7】Y方向準存在ドットの存在ドット化補正処理制
御のルーチンの概略フローチャートである。
【図8】座標面上に想定される図形の輪郭線の図であ
る。
【図9】X方向交点座標メモリ内のデータ構成を示す図
である。
【図10】Y方向交点座標メモリ内のデータ構成を示す
図である。
【図11】X方向準存在ドットメモリ内のデータ構成を
示す図である。
【図12】Y方向準存在ドットメモリ内のデータ構成を
示す図である。
【図13】求められた7つの準存在ドットの画素を示す
図である。
【図14】最終的に求められた3つの存在ドットの画素
を示す図である。
【図15】従来技術に係る図14相当図である。
【符号の説明】
20 輪郭線データ変換装置 21 CPU 23 プログラムメモリ(ROM) 30 RAM 34 X方向存在ドットメモリ 35 Y方向存在ドットメモリ 36 X方向準存在ドットメモリ 37 Y方向準存在ドットメモリ 38 印字ドットデータメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/24 B41J 2/485 G06T 11/20 G09G 5/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字・図形等の輪郭を表す輪郭線データ
    を画素毎のドットデータに変換する輪郭線データ変換装
    置において、 前記輪郭線データを規定する座標面上に想定される文字
    ・図形等の輪郭線と、互いに平行な複数の第1走査線と
    の交点の座標を求める第1座標算出手段と、 前記第1座標算出手段により求めた交点の座標から各第
    1走査線上で隣接する各対の交点の座標を取り出し、こ
    れら各対の交点の座標間に画素が存在するか否かを判定
    する第1判定手段と、 前記第1判定手段により画素が存在すると判定されたと
    きには、前記各対の交点間に対応する全ての画素を、文
    字・図形等の存在を表す存在ドットとしてそのドットデ
    ータを設定する第1ドットデータ設定手段と、 前記第1判定手段により画素が存在しないと判定された
    ときには、前記各対の交点に最も近い両外側の画素を対
    にして、文字・図形等の準存在を表す準存在ドットとし
    てその準ドットデータを設定する第1準ドットデータ設
    定手段と、 前記輪郭線データを規定する座標面上に想定される文字
    ・図形等の輪郭線と、前記第1走査線と直交する互いに
    平行な複数の第2走査線との交点の座標を求める第2座
    標算出手段と、 前記第2座標算出手段により求めた交点の座標から各第
    2走査線上で隣接する各対の交点の座標を取り出し、こ
    れら各対の交点の座標間に画素が存在するか否かを判定
    する第2判定手段と、 前記第2判定手段により画素が存在すると判定されたと
    きには、前記各対の交点間に対応する全ての画素を、文
    字・図形等の存在を表す存在ドットとしてそのドットデ
    ータを設定する第2ドットデータ設定手段と、 前記第2判定手段により画素が存在しないと判定された
    ときには、前記各対の交点に最も近い両外側の画素を対
    にして、文字・図形等の準存在を表す準存在ドットとし
    てその準ドットデータを設定する第2準ドットデータ設
    定手段と、 前記第1準ドットデータ設定手段による各対の準ドット
    データについて、各々第2準ドットデータ設定手段によ
    る準ドットデータとの論理積を求めて、各対の一方の準
    ドットデータのみが論理積を成す場合に、その論理積を
    成す方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すド
    ットデータに設定し、各対の両方ともが論理積を成す場
    合及び両方ともが論理積を成さない場合には、任意の一
    方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すドット
    データに設定する第3ドットデータ設定手段と、 前記第2準ドットデータ設定手段による各対の準ドット
    データのうち、少なくとも一方が前記第3ドットデータ
    設定手段によりドットデータに設定された対を除く残り
    の各対の準ドットデータについて、任意の一方の準ドッ
    トデータを文字・図形等の存在を表すドットデータに設
    定する第4ドットデータ設定手段と、 前記第1ドットデータ設定手段によるドットデータと、
    第2ドットデータ設定手段によるドットデータと、第3
    ドットデータ設定手段によるドットデータと、第4ドッ
    トデータ設定手段によるドットデータと、を合成して文
    字・図形等を表すドットデータを作成するドットデータ
    合成手段と、 を備えたことを特徴とする輪郭線データ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第3ドットデータ設定手段は、前記
    各対の準ドットデータの両方ともが論理積を成す場合及
    び両方ともが論理積を成さない場合には、前記各対の交
    点の座標の中点が属する画素に対応する方の準ドットデ
    ータを文字・図形等の存在を表すドットデータに設定す
    るように構成され、また、前記第4ドットデータ設定手
    段は、第3ドットデータ設定手段によりドットデータに
    設定された対を除く残りの各対の準ドットデータについ
    て、前記各対の交点の座標の中点が属する画素に対応す
    る方の準ドットデータを文字・図形等の存在を表すドッ
    トデータに設定するように構成されたことを特徴とする
    請求項1に記載の輪郭線データ変換装置。
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