JPH06324667A - データ変換装置 - Google Patents

データ変換装置

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JPH06324667A
JPH06324667A JP5113218A JP11321893A JPH06324667A JP H06324667 A JPH06324667 A JP H06324667A JP 5113218 A JP5113218 A JP 5113218A JP 11321893 A JP11321893 A JP 11321893A JP H06324667 A JPH06324667 A JP H06324667A
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Sanae Kamimura
早苗 上村
Kazuma Aoki
一磨 青木
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字・記号のサイズが小さくても、垂直線或
は水平線に対して緩やかに変化する直線或は曲線部分の
品質の良い文字・記号を出力するデータ変換装置を提供
する。 【構成】 キャラクタROM3よりアウトラインデータ
を読み出し(S1)、指定されたサイズを判定し(S
2)、入力された文字・記号のサイズがサイズメモリ7
で記憶された極小サイズであれば(S3)、緩線データ
ROM4で記憶された緩線データによって垂直線或は水
平線に対して緩やかに変化する直線或は曲線部分を直線
化する第1輪郭データ移動処理を行い(S4)、小サイ
ズであれば(S5)、前記緩線データによって垂直線或
は水平線に対して緩やかに変化する直線或は曲線部分の
凹凸部の量子化誤差を補正する第2輪郭データ移動処理
を行う(S6)ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字・記号等の輪郭を
表すアウトラインデータから高品質なドットデータに変
換するデータ変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文字や記号等キャラクタの発生装
置として、文字や記号の輪郭データ(以下、アウトライ
ンデータと称す)を用いるアウトライン方式がある。こ
の方式は、索引コード信号に従い、記憶部よりアウトラ
インデータを読みだし、それを任意のポイントサイズに
スケーリングし、ドットデータに変換するもので、変換
されたデータはレーザプリンタなどの出力機器から出力
されていた。
【0003】この方式では、アウトラインデータは図5
(a)に示す形状を図2に示すように直線と曲線のデー
タで記憶している。ここで「S」は一閉ループの開始点
を指示するフラグであり、後に続くx座標値、y座標値
の位置を開始点とする。「L」は直線を表すフラグであ
り、現在の位置(以下、カレントポイントと称する)か
ら後に続くx座標値、y座標値の位置までの直線を指示
している。「B」は3次Bezier曲線を表すフラグ
であり、後に3点のx座標値、y座標値が続く。最初の
2点は3次Bezier曲線の制御点であり、最後の点
は曲線の終点である。「*」は一閉ループの終点を指示
するフラグであり、「!」は1つのキャラクタのアウト
ラインデータの終了を示すフラグである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
アウトラインデータを小さなサイズで出力すると、垂直
線或は水平線に対して緩やかに変化する直線或は曲線部
分の品質が悪い印字結果となることがあった。例えば、
図5(a)の形状を表すアウトラインデータ図4をドッ
トデータに変換する場合、大きなサイズで処理すると、
高品質なドットデータが得られる(図5(b))。しか
し、小さなサイズでアウトラインデータからドットデー
タに変換すると,量子化誤差により、図6(b)のよう
に左右非対称になったり、さらに小さい極小サイズで変
換すると図6(a)のようにドットの凹凸が目立ったり
して、本来の輪郭形状とは異なってしまった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、文字・記号のサイズが小さくて
も垂直線或は水平線に対して緩やかに変化する直線或は
曲線部分の品質の良い文字・記号を出力するデータ変換
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のデータ変換装置は、アウトラインデータの点
データの直線或は曲線の構成点の種別を表す属性データ
と、点データの座標値を示す座標値データとを記憶した
アウトラインデータ記憶手段と、水平線に対して緩やか
に変化する直線或は曲線を指示するy緩線指示情報と、
そのy緩線指示情報で指示された直線或は曲線を構成す
る点データの内の1点を指示するy基準点情報とから成
る水平緩線データを記憶した水平緩線データ記憶手段
と、垂直線に対して緩やかに変化する直線或は曲線を指
示するx緩線指示情報と、そのx緩線指示情報で指示さ
れた直線或は曲線を構成する点データの内の1点を指示
するx基準点情報とから成る垂直緩線データを記憶した
垂直緩線データ記憶手段と、文字・記号の極小サイズの
範囲を示す極小サイズデータと、文字・記号の小サイズ
の範囲を示す小サイズデータとから成るサイズデータを
記憶するサイズデータ記憶手段と、前記アウトラインデ
ータ記憶手段に記憶されたアウトラインデータと、前記
水平緩線データ記憶手段に記憶された水平緩線データ
と、前記垂直緩線データ記憶手段に記憶された垂直緩線
データと、サイズデータ記憶手段に記憶されたサイズデ
ータとを読み込む読み込み手段と、文字・記号のサイズ
を判定する文字・記号サイズ判定手段と、その文字・記
号サイズ判定手段によって極小サイズデータと判定され
た場合に、前記y緩線指示情報で指示された直線或は曲
線を構成する点データのy座標値を、前記y基準点情報
のy座標値に移動し、前記x緩線指示情報で指示された
直線或は曲線を構成する点データのx座標値を、前記x
基準点情報のx座標値に移動する第1輪郭データ移動手
段と、前記文字・記号サイズ判定手段によって小サイズ
データと判定された場合に、アウトラインデータを前記
画素スクリーンに重ねたと想定し、前記y緩線指示情報
で指示された直線或は曲線を構成する点データのうちy
座標値が最大の点及び最小の点のy座標値を各々最も近
いy方向の画素の境界の座標値に移動し、前記x緩線指
示情報で指示された直線或は曲線を構成する点データの
うちx座標値が最大の点及び最小の点のx座標値を各々
最も近いx方向の画素の境界の座標値に移動する第2輪
郭データ移動手段とを備えている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明のデータ変換装置に
おいて、前記読み込み手段により、前記アウトラインデ
ータ記憶手段に記憶されたアウトラインデータと、前記
水平緩線データ記憶手段に記憶された水平緩線データ
と、前記垂直緩線データ記憶手段に記憶された垂直緩線
データと、前記サイズデータ記憶手段に記憶されたサイ
ズデータとが読み込まれ、前記文字・記号サイズ判定手
段により、文字・記号のサイズが判定される。極小サイ
ズと判定された場合には、第1輪郭データ移動手段によ
り、前記y緩線指示情報で指示された直線或は曲線を構
成する点データのy座標値が、前記y基準点情報のy座
標値に移動され、前記x緩線指示情報で指示された直線
或は曲線を構成する点データのx座標値が、前記x基準
点情報のx座標値に移動される。小サイズと判定された
場合には、第2輪郭データ移動手段により、アウトライ
ンデータを前記画素スクリーンに重ねたと想定し、前記
y緩線指示情報で指示された直線或は曲線を構成する点
データのうちy座標値が最大の点及び最小の点を各々の
最も近いy方向の画素の境界の座標値に移動され、前記
x緩線指示情報で指示された直線或は曲線を構成する点
データのうちx座標値が最大の点及び最小の点を各々の
最も近いx方向の画素の境界の座標値に移動される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、本実施例ではレーザプリンタに
於てアウトラインデータをドットデータに変換する装置
に本発明を適用した例として説明する。
【0009】図1はレーザプリンタの制御回路のうち、
主としてアウトラインデータをドットデータに変換して
出力する部分を示すブロック図である。この制御回路の
主体を成すマイクロコンピュータ部1は、CPU2、キ
ャラクタROM3、緩線データROM4、プログラムR
OM5、テキストメモリ6、サイズメモリ7、ワーキン
グメモリ8、ドットデータメモリ9を備えている。これ
らCPU2等は、バス12により接続されており、バス
12にはホストコンピュータ等の入力装置10及び印字
部11が接続されている。
【0010】CPU2は、実施例を実現するための処理
を与えられたプログラムに従って実行する。
【0011】キャラクタROM3は、アウトラインデー
タ記憶手段であり、文字・記号等のキャラクタのアウト
ラインデータをキャラクタ毎に記憶している。アウトラ
インデータは、フラグとそれに伴う座標値データから成
っている。フラグには、「S」・「L」・「B」・
「*」・「!」がある。「S」は一閉ループの開始点を
指示するフラグであり、「L」は直線を指示するフラグ
であり、「B」は3次Bezier曲線を指示するフラ
グであり、「*」は一閉ループの終了を指示するフラグ
であり、「!」は1つのキャラクタのアウトラインデー
タの終了を指示するフラグである。座標値データは、x
座標値・y座標値の順に格納しており、点の位置を示
す。「S」に続く座標値データは一閉ループの開始点で
あり、「L」に続く座標値データは現在の位置(カレン
トポイントと称する)からのその点までの直線を指示し
ており、「B」に続く3組の座標値データは、最初の1
組の座標値データが3次Bezier曲線の第1制御点
であり、次の1組の座標値データが第2制御点であり、
最後の1組が終点を指示している。
【0012】例えば、図5(a)に示すアウトラインデ
ータは、キャラクタROM3内では図2に概念的に示す
ように格納されている。図5(a)に付された0〜19
の番号は点番号であり、アウトラインデータ中の1点を
確定する番号である。このアウトラインデータの座標値
データは、図5(a)に付された点番号を指定すること
で参照できる。以後点番号nの点を点nで示す。図2の
フラグ「S」に続く座標値データ(x12,y12)は
図5(a)の点12を示し、フラグ「B」に続く座標値
データ(x13,y13)(x14,y14)(x1
5,y15)はseg5の点12を始点とし、点13を
第1制御点、点14を第2制御点、点15を終点とする
3次Bezier曲線を示し、フラグ「L」に続く座標
値データ(x16,y16)はseg6の点15から点
16までの直線を示す。
【0013】緩線データROM4は、水平緩線データ及
び垂直緩線データ(以下緩線データと称す)を記憶して
いる。水平緩線データは、水平線に対して緩やかに変化
する単独の直線或は曲線或は連続した複数の直線或は曲
線の始点と終点を点番号で指示するy緩線指示情報と、
y緩線指示情報で指示された直線或は曲線を構成する点
データのうちの1点を点番号で指示するy基準点情報と
で構成されており、垂直緩線データは、垂直線に対して
緩やかに変化する単独の直線或は曲線或は連続した複数
の直線或は曲線の始点と終点を点番号で指示するx緩線
指示情報と、x緩線指示情報で指示された直線或は曲線
を構成する点データのうちの1点を点番号で指示するx
基準点情報とで構成されている。
【0014】例えば、図5(a)のアウトラインデータ
に対する緩線データは、緩線データROM4内では、図
3に概念的に示すように格納されている。このアウトラ
インデータに対する水平緩線データは無く、垂直緩線デ
ータは2つ存在する。垂直緩線データの1つは、x緩線
指示情報により点12、点13、点14、点15で確定
する曲線を指示し、その基準点がx基準点情報により点
12であることを示している。又、もう1つの垂直緩線
データはx緩線指示情報により点16、点17、点1
8、点19で確定する曲線を指示し、その基準点がx基
準点情報により点19であることを示している。
【0015】プログラムROM5には本実施例で行う様
々な制御を実施するためのプログラムを記憶している。
テキストメモリ6は、入力装置10を通じて入力される
キャラクタコードと文字・記号のサイズと斜体や回転等
の変形指定データからなる出力指定データを記憶するも
のである。
【0016】サイズメモリ7は、文字・記号のサイズを
大きいサイズ・小さいサイズ(以下小サイズと称す)・
さらに小さいサイズ(以下極小サイズと称す)の3つの
大きさに分けるための2つの基準値(以下サイズデータ
と称す)を記憶するものである。
【0017】ワーキングメモリ8は、プログラム実行時
に必要なデータを一時的に記憶するものである。ドット
データメモリ9には、ドットデータ変換処理により得ら
れるドットデータを記憶するものである。
【0018】入力装置10は、外部から供給されるキャ
ラクタコード、文字・記号のサイズ、斜体や回転等の変
形指定データ等をマイクロコンピュータ部1に入力する
ものである。印字部11は、ドットデータメモリ9から
読み出されたドットデータを電子写真方式の印字機構に
より印字を行う部分である。
【0019】前述したCPU2では、キャラクタROM
3よりアウトラインデータを読み出し、指定された文字
サイズに拡大或は縮小処理するとともに、回転や斜体変
換するスケーリング処理を行い、後述する輪郭データ移
動処理を行い、アウトラインデータをドットデータに変
換するドットデータ変換処理を行う。ここでは、スケー
リング処理及びドットデータ変換処理については、すで
に実用化された公知の技術であり、本発明の主たる部分
ではないため説明は省く。
【0020】以下に本実施例の輪郭データ移動処理手順
を、図7、図8、図9のフローチャートと、図2、図4
のアウトラインデータ及び図3の垂直緩線データとを用
いて詳細に説明する。尚、以下のSi(i=1、2、
3、・・)は図中の各ステップを表す。
【0021】入力装置10よりキャラクタコード、文字
・記号のサイズが指示され、図2のに示すアウトライン
データにスケーリング処理を行ったアウトラインデータ
(図4)をワーキングメモリ8に格納した後、図7のフ
ローチャートの処理が実行される。
【0022】まず始めに、ワーキングメモリ8よりアウ
トラインデータを、サイズメモリ7よりサイズデータ
を、緩線データROM4より緩線データを読み出す(S
1)。アウトラインデータのデータ構造は図4に示すよ
うに、フラグとそれに伴う座標値データから成ってい
る。このフラグ及び座標値データは前述したキャラクタ
ROM3内の構造と同じことを示している。又、この図
4のアウトラインデータの座標値も点番号を指定するこ
とで参照可能になっている。
【0023】S2において、入力装置10より指示され
た文字・記号のサイズのサイズ判定処理を行う。文字・
記号のサイズが極小サイズであればサイズフラグsiz
eを1とし、極小サイズより大きく小サイズであればs
izeを2とし、それ以外の場合はsizeを0とす
る。。
【0024】S3において、sizeが1である時はS
4へ移り、異なる時はS5へ移る。S5において、si
zeが2である時はS6へ移り、異なる時はこの処理を
終了する。
【0025】S4においては、第1輪郭データ移動処理
を行い、この処理を終了する。S4については、第1輪
郭データ移動処理のフローチャートを図8に示し、後で
詳細に説明する。S6においては、第2輪郭データ移動
処理を行い、この処理を終了する。S6については、第
2輪郭データ移動処理のフローチャートを図9に示し、
後で詳細に説明する。
【0026】S4の第1輪郭データ移動処理において
は、まず水平緩線データに対して処理を行い、次に垂直
緩線データに対して処理を行う。以下に垂直緩線データ
に対する第1輪郭データ移動処理について詳細に説明す
る。
【0027】まず、S7において、垂直緩線データの処
理カウンタiを0にし、S8へ移る。S8においては、
ワーキングメモリより垂直緩線データ(図3)のi番目
のx基準点情報を読み込み、その点番号の示す点のx座
標値を基準座標値とし、S9へ移る。S9においては、
垂直緩線データの処理カウンタiを1インクリメント
し、S10へ移る。
【0028】次に、S10において、x緩線指示情報の
処理された点の数jを0にし、S11へ移る。S11に
おいては、緩線データのx緩線指示情報で指示された点
番号のj番目の点番号のx座標値をS8で確定した基準
座標値に変更し、S12へ移る。S12において、1つ
の垂直緩線データの処理された点の数jを1インクリメ
ントし、S13へ移る。
【0029】S13においては、x緩線指示情報の始点
から終点までの点の数Mだけ処理が終了したか判定し、
全て終了した時はS14へ、そうでない時はS11へ戻
る。S14においては、垂直緩線データの数Nだけ処理
が終了したか判定し、全て終了した時はこの処理を終了
し、そうでない時はS8へ戻る。
【0030】尚、水平緩線データの場合は、上述した説
明の「x」を「y」に、「垂直」を「水平」に置き換え
ることで説明できる。
【0031】図5(a)の形状をスケーリング処理して
得られた図4に示すアウトラインデータに、その緩線デ
ータ(図3)を用いてこの処理を行った結果、図4のア
ウトラインデータは、i=0の時、S8で基準座標値が
xx12となり、x緩線指示情報で指示された点12、
点13、点14、点15のx座標値は全てxx12とな
る。またi=1の時、S8で基準座標値がxx19とな
り、x緩線指示情報で指示された点16、点17、点1
8、点19のx座標値は全てxx19となり、図10の
様になる。従って、図5(a)の形状は図12(a)に
示す様になり高品質な出力結果が得られる。
【0032】S6の第2輪郭データ移動処理において
は、まず水平緩線データに対して処理を行い、次に垂直
緩線データに対して処理を行う。以下に垂直緩線データ
に対する第2輪郭データ移動処理について詳細に説明す
る。
【0033】まず、S15において、垂直緩線データの
処理カウンタiを0にしS16へ移る。S16において
は、垂直緩線データ(図3)のi番目のx緩線指示情報
で指示された直線或は曲線を構成する点データのうちの
x座標値が最大の点のx座標値p・及び最小の点のx座
標値qを読み込み、S17へ移る。
【0034】S17においては、アウトラインデータを
画素スクリーンに重ね合わせたと想定し、その時のp・
qのx座標値の各々最も近いx方向の画素の境界の座標
値であるp´・q´を求め、S18へ移る。
【0035】S18においては、変換関数を設定する。
この関数は、x緩線指示情報で指示された直線或は曲線
を構成する点のx座標値vの移動後の点のx座標値v´
を求めることができる。変換関数は以下の一次関数式に
従って設定し、S19へ移る。
【0036】
【数1】
【0037】S19においては、垂直緩線データの処理
カウンタiを1インクリメントし、S20へ移る。S2
0においては、x緩線指示情報の処理された点の数jを
0にし、S21へ移る。S21においては、緩線データ
のx緩線指示情報で指示された点番号のj番目の点番号
のx座標値vをS18で確定したv´に変更し、S22
へ移る。
【0038】S22においては、x緩線指示情報の始点
から終点までの点の数Mだけ処理が終了したか判定し、
全て終了した時はS24へ、そうでない時はS21へ戻
る。S24においては、垂直緩線データのの数Nだけ処
理が終了したか判定し、全て終了した時はこの処理を終
了し、そうでない時はS16へ戻る。
【0039】尚、水平緩線データの場合は、上述した説
明の「x」を「y」に、「垂直」を「水平」に置き換え
ることで説明できる。
【0040】図5(a)の形状をスケーリング処理して
得られた図4に示すアウトラインデータに、その緩線デ
ータ(図3)を用いてこの処理を行った結果、図4のア
ウトラインデータは、i=0の時、S16でx座標値の
最大の点のx座標値xx15及びx座標値の最小の点の
x座標値xx13が読み込まれ、x緩線指示情報で指示
された点12、点13、点14、点15のx座標値は、
S18において設定された変換関数により各々xx12
´、xx13´、xx14´、xx15´となる。又、
i=1の時、s16でx座標値の最大の点のx座標値x
x16及びx座標値の最小のx座標値xx18が読み込
まれ、x緩線指示情報で指示された点16、点17、点
18、点19のx座標値は、S18において設定された
変換関数により各々xx16´、xx17´、xx18
´、xx19´となり、図11のようになる。従って、
図5(a)の形状は図12(b)に示す様になり高品質
な出力結果が得られる。
【0041】本発明は上述した実施例に限定されること
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を
加えることができる。例えば、本実施例の第2輪郭デー
タ変更処理において、x緩線指示情報の曲線を構成する
点データのx座標値が最大値を持つx座標値p・最小値
を持つx座標値q以外の任意のx座標値vをpとvの距
離、qとvの距離の比を保つように移動したが、他の移
動方法でも良い。
【0042】また、レーザプリンタ以外のプリンタにも
本発明を適用し得ることはもちろん、プリンタ以外にも
文字・記号等のキャラクタのアウトラインデータをドッ
トデータに変換する必要のある装置に一般に本発明を適
用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、文字・記号のサイズが小さくても水平線
及び垂直線に対して緩やかに変化する直線或は曲線部分
の品質の良い文字・記号を出力するデータ変換装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例であるレーザプリ
ンタの制御回路のデータ変換部のブロック図である。
【図2】上記レーザプリンタに用いられたアウトライン
データの構造図である。
【図3】上記レーザプリンタに用いられた水平緩線デー
タ及び垂直緩線データの構造図である。
【図4】スケーリング後の上記アウトラインデータの構
造図である。
【図5】本実施例及び従来のアウトラインデータの形状
図である。
【図6】従来のアウトラインデータの形状図である。
【図7】アウトラインデータを移動処理するフローチャ
ートである。
【図8】極小サイズ時のアウトラインデータの移動処理
を示すフローチャートである。
【図9】小サイズ時のアウトラインデータの移動処理を
示すフローチャートである。
【図10】極小サイズ時の上記移動処理後のアウトライ
ンデータの構造図である。
【図11】小サイズ時の上記移動処理後のアウトライン
データの構造図である。
【図12】上記移動処理後のアウトラインデータの形状
図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ部 2 CPU 3 キャラクタROM 4 緩線データROM 5 プログラムROM 7 サイズメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字・記号の輪郭線の形状を複数の点デ
    ータで構成された直線及び曲線で表したアウトラインデ
    ータを、複数行×複数列の画素を有する画素スクリーン
    に重ね合わせたと想定した場合に、前記アウトラインデ
    ータにより規定されるキャラクタの構成線内に一定基準
    を満たす状態で含まれる画素に対応するドットデータの
    集合に変換するデータ変換装置において、 アウトラインデータの点データの直線或は曲線の構成点
    の種別を表す属性データと、点データの座標値を示す座
    標値データとを記憶したアウトラインデータ記憶手段
    と、 水平線に対して緩やかに変化する直線或は曲線を指示す
    るy緩線指示情報と、そのy緩線指示情報で指示された
    直線或は曲線を構成する点データの内の1点を指示する
    y基準点情報とから成る水平緩線データを記憶した水平
    緩線データ記憶手段と、 垂直線に対して緩やかに変化する直線或は曲線を指示す
    るx緩線指示情報と、そのx緩線指示情報で指示された
    直線或は曲線を構成する点データの内の1点を指示する
    x基準点情報とから成る垂直緩線データを記憶した垂直
    緩線データ記憶手段と、 文字・記号の極小サイズの範囲を示す極小サイズデータ
    と、文字・記号の小サイズの範囲を示す小サイズデータ
    とから成るサイズデータを記憶するサイズデータ記憶手
    段と、 前記アウトラインデータ記憶手段に記憶されたアウトラ
    インデータと、前記水平緩線データ記憶手段に記憶され
    た水平緩線データと、前記垂直緩線データ記憶手段に記
    憶された垂直緩線データと、サイズデータ記憶手段に記
    憶されたサイズデータとを読み込む読み込み手段と、 文字・記号のサイズを判定する文字・記号サイズ判定手
    段と、 その文字・記号サイズ判定手段によって極小サイズデー
    タと判定された場合に、前記y緩線指示情報で指示され
    た直線或は曲線を構成する点データのy座標値を、前記
    y基準点情報のy座標値に移動し、前記x緩線指示情報
    で指示された直線或は曲線を構成する点データのx座標
    値を、前記x基準点情報のx座標値に移動する第1輪郭
    データ移動手段と、 前記文字・記号サイズ判定手段によって小サイズデータ
    と判定された場合に、アウトラインデータを前記画素ス
    クリーンに重ねたと想定し、前記y緩線指示情報で指示
    された直線或は曲線を構成する点データのうちy座標値
    が最大の点及び最小の点のy座標値を各々最も近いy方
    向の画素の境界の座標値に移動し、前記x緩線指示情報
    で指示された直線或は曲線を構成する点データのうちx
    座標値が最大の点及び最小の点のx座標値を各々最も近
    いx方向の画素の境界の座標値に移動する第2輪郭デー
    タ移動手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装
    置。
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