JPH09299588A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH09299588A
JPH09299588A JP11797796A JP11797796A JPH09299588A JP H09299588 A JPH09299588 A JP H09299588A JP 11797796 A JP11797796 A JP 11797796A JP 11797796 A JP11797796 A JP 11797796A JP H09299588 A JPH09299588 A JP H09299588A
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JP
Japan
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island
gaming machine
rail
extending
pachinko machine
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Application number
JP11797796A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】島中段における遊技機の組付け作業が容易とな
り、しかも各遊技機の取付け後でも容易に位置調整する
ことができ、また各遊技機の傾斜角度も調整することが
できる遊技機島を提供する。 【解決手段】上段ユニット10Aの支持基板40に、島
奥行方向に延びるガイド孔41を複数設け、各ガイド孔
41に上下位置調整用スクリュー42を挿通させ、各上
下位置調整用スクリュー42の途中に可動ナット43を
螺合させ、各可動ナット43に奥行位置調整用スクリュ
ー44の一端側を連結し、各奥行位置調整用スクリュー
44の他端側を、支持基板40に固設した各固定ナット
45に回転操作可能に螺合させる。そして、各上下位置
調整用スクリュー42の下端間に、各パチンコ機11の
上端に設けたスライダ11aが島奥行方向に回動可能か
つ島長手方向に移動可能に係合する遊技機吊下用レール
46を架設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機とそ
の関連設備とを備え、関連設備がそれぞれ内設された島
下段と島上段との間に、前記複数の遊技機を島長手方向
に延びる列をなすよう配置して成る遊技機島に関する。
ここで遊技機とは、主としてパチンコ機を指すものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機島では、遊技店内
の配置場所にて先ずフレーム材から島全体のフレーム構
造をなす枠組が構築される。枠組下段の上端面をなすよ
う組み付けられた天板上に、複数のパチンコ機や球貸機
が島長手方向に列をなすよう配設される。天板上に位置
する枠組中段内は、パチンコ機や球貸機に対応させてフ
レーム材で個々の取付けスペースに仕切られており、各
取付けスペース毎に順次、パチンコ機や球貸機を島前方
より嵌め込むようにしてボルト等で固定していた。
【0003】ところで最近のパチンコ機は、ゲーム性を
高めたり面白みを増すために中央役物にCRTを使うも
のが多く、このようなCRTやその関連器機等の役物部
品は、パチンコ機の背面側にかなり出っ張る傾向にあ
る。しかも、メーカーや機種によって、各パチンコ機毎
に役物部品の位置や大きさはかなり異なるため、当然、
個々のパチンコ機の最大奥行幅も違ってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の遊技機島では、枠組内にて区分けされた
取付けスペース毎にパチンコ機を組み付けるから、厳密
な精度が要求されるとともに、最初から最良の位置にパ
チンコ機を組み付けるのは極めて難しかった。しかも、
いったんパチンコ機を枠組内に固定した後は、パチンコ
機の島奥行方向における取付位置に誤差が生じたり、あ
るいは取付位置を島奥行方向に多少変更したいような場
合でも、パチンコ機の位置を調整し直すことは面倒であ
った。
【0005】例えば当初の予想に反して、パチンコ機の
役物部品が後方に大きく出っ張ってしまい、パチンコ機
の背面側にある他物体(例えば、枠組自体)と干渉して
も、これらの不都合を回避するよう取付け後にパチンコ
機の位置調整することは非常に手間がかかる作業であっ
た。
【0006】また、パチンコ機の横幅や高さ寸法もメー
カーや機種によって異なるため、これらの規格寸法が当
初設定された取付けスペースの開口面積に合致しないこ
ともあり、もはや位置調整などできない枠組のフレーム
材が、却ってパチンコ機の組付け作業の邪魔になる虞れ
もあった。更に、パチンコ機の固定後に、その遊技盤面
の傾斜角度を多少調整し遊技の難易度に変化をもたらす
ようなことは極めて困難であった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、島中段における遊技
機の組付け作業が容易となり、しかも各遊技機の取付け
後でも容易に位置調整することができ、また各遊技機の
傾斜角度も調整することができる遊技機島を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。
【0009】1 複数の遊技機(11)とその関連設備
とを備え、関連設備がそれぞれ内設された島下段(10
C)と島上段(10A)との間に、前記複数の遊技機
(11)を島長手方向に延びる列をなすよう配置して成
る遊技機島(10)において、島上段(10A)の下端
面をなすよう島長手方向に延びる支持基板(40)に、
島奥行方向に延びるガイド孔(41)を所定間隔おきに
複数設け、各ガイド孔(41)に、それぞれ上下方向に
移動可能に延びる上下位置調整用スクリュー(42)を
挿通させ、前記各上下位置調整用スクリュー(42)の
途中に、それぞれ可動ナット(43)を螺合させ、各可
動ナット(43)に、前記各ガイド孔(41)に沿って
それぞれ移動可能に延びる奥行位置調整用スクリュー
(44)の一端側を押引き可能に連結し、各奥行位置調
整用スクリュー(44)の他端側を、前記支持基板(4
0)に所定間隔おきに複数固設した各固定ナット(4
5)にそれぞれ回転操作可能に螺合させ、前記各ガイド
孔(41)より下方に延出した各上下位置調整用スクリ
ュー(42)の下端間に、島長手方向に沿って延び各遊
技機(11)の上端に設けたスライダ(11a)が島奥
行方向に回動可能かつ島長手方向に移動可能に係合する
遊技機吊下用レール(46)を架設したことを特徴とす
る遊技機島(10)。
【0010】2 前記支持基板(40)の下面側に、遊
技機列に沿って島長手方向に延び、前記支持基板(4
0)より下方に延出した各上下位置調整用スクリュー
(42)の下端、および遊技機吊下用レール(46)を
隠蔽する上方ブラケット(47)を装着したことを特徴
とする1項記載の遊技機島(10)。
【0011】3 島長手方向に列をなす複数の遊技機
(11)を数台ずつユニットとし、各ユニットに対応さ
せて前記遊技機吊下用レール(46)を、少なくとも2
つの前記上下位置調整用スクリュー(42)に支持され
る所定の長さに分断したことを特徴とする1項または2
項記載の遊技機島(10)。
【0012】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技機島(10)によれば、島構築時
における各遊技機(11)の取付けは、各遊技機(1
1)の上端に設けたスライダ(11a)を、島上段(1
0A)の支持基板(40)の下方で島長手方向に延びる
遊技機吊下用レール(46)に係合させればよい。この
時、各遊技機(11)の下端側は天板上に変位可能に設
置させればよい。
【0013】前記遊技機吊下用レール(46)は、複数
の上下位置調整用スクリュー(42)によって支持基板
(40)の下方に吊り下げられた状態にあり、各上下位
置調整用スクリュー(42)は、それぞれ螺合する可動
ナット(43)を介して支持基板(40)に支持され
る。従って、各上下位置調整用スクリュー(42)を正
逆回転させれば、可動ナット(43)に対して遊技機吊
下用レール(46)の高さ位置は変動するため、遊技機
吊下用レール(46)に取付けた各遊技機(11)の上
下位置を調整することができる。
【0014】また、可動ナット(43)に押引き可能に
連結してある奥行位置調整用スクリュー(44)を正逆
回転させれば、該スクリューは支持基板(40)に固設
された固定ナット(45)に対して島奥行方向に移動す
る。従って、前記可動ナット(43)は上下方向には動
かないが、島奥行方向へ移動させることができ、それに
伴い前記遊技機吊下用レール(46)に取付けてある各
遊技機(11)の島奥行方向における位置も、適宜調整
することができる。
【0015】以上のように遊技機(11)の取付け後に
おいても、遊技機(11)の島奥行方向における位置や
高さ位置を調整することが可能であるから、各遊技機
(11)の取付け時における厳密な位置決めは不要とな
り、また、各遊技機(11)の取付け後でも容易に取付
位置を調整し直すことができる。
【0016】各遊技機(11)の上端にあるスライダ
(11a)は、前記遊技機吊下用レール(46)に対し
て島奥行方向に回動可能に係合しているので、各遊技機
(11)をその上端側を回動中心として前後に揺動可能
であり、遊技機(11)の傾斜角度を簡単に調整でき、
遊技の難易度に変化をもたらすことができる。しかも、
各遊技機(11)のスライダ(11a)は遊技機吊下用
レール(46)に係合しつつ島長手方向にも移動できる
から、各遊技機(11)の島長手方向における取付け時
の厳密な位置決めも不要となり、取付け後における位置
ずれも簡単に解消できる。
【0017】2項記載の遊技機島(10)によれば、前
記支持基板(40)の下面側に装着した上方ブラケット
(47)により、各上下位置調整用スクリュー(42)
の下端や遊技機吊下用レール(46)が外側からは見え
ないように隠蔽されるので、島外観の見栄えをよくする
ことができる。
【0018】また、3項記載の遊技機島(10)によれ
ば、複数の遊技機(11)を数台ずつユニットとし、各
ユニットに対応させて前記遊技機吊下用レール(46)
を、少なくとも2つの前記上下位置調整用スクリュー
(42)に支持される所定の長さに分断したから、遊技
機(11)を数台ずつまとめて、島奥行方向に移動させ
たりでき適宜位置調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の一の
実施の形態を示している。図2および図5に示すよう
に、本実施形態に係る遊技機島10は、遊技機(11)
としてのパチンコ機11の各種関連設備がそれぞれ内設
された上段ユニット(島上段)10Aと下段ユニット
(島下段)10Cの間に、複数のパチンコ機11が背中
合わせに2列をなすよう配設された中段ユニット(島中
段)10Bを配置して成る。
【0020】上段ユニット10Aは、島長手方向に互い
に平行に延びる略水平な一対の支持基板40,40と、
該支持基板40上に所定間隔おきに島長手方向と略直交
するよう垂設される複数の仕切板51,51…と、各仕
切板51間を連結するよう架設される複数のパイプ部材
54とを主要骨組として、その周囲に天井板55や内側
壁56、それに外壁をなす幕板57を予め組付けて構成
されている。
【0021】図1に示すように、支持基板40には、島
奥行方向に延びるガイド孔41が所定間隔おきに複数設
けられており、各ガイド孔41には、それぞれ上下方向
に延びる上下位置調整用スクリュー42が挿通してい
る。上下位置調整用スクリュー42の途中には可動ナッ
ト43が螺合している。可動ナット43の下端面は支持
基板40上におけるガイド孔41周縁に当接している。
【0022】各可動ナット43には、各ガイド孔41に
沿って島奥行方向に移動可能に延びる奥行位置調整用ス
クリュー44の一端側が押引き可能に連結されている。
すなわち、奥行位置調整用スクリュー44の一端側は可
動ナット43の外周部に、相対的に回動可能に連結され
ている。各奥行位置調整用スクリュー44の他端側は、
支持基板40に所定間隔おきに複数固設した各固定ナッ
ト45にそれぞれ回転操作可能に螺合している。
【0023】各ガイド孔41より下方に延出した各上下
位置調整用スクリュー42の下端間には、島長手方向に
沿って延びる遊技機吊下用レール46が架設されてい
る。遊技機吊下用レール46は、各パチンコ機11の上
端に設けたスライダ11aを、島奥行方向に回動可能か
つ島長手方向に移動可能に係合させるための部材であ
る。各上下位置調整用スクリュー42の下端は、遊技機
吊下用レール46の途中に対して相対的に回動可能に連
結されている。
【0024】以上のように遊技機吊下用レール46は、
上下位置調整用スクリュー42の回転操作により上下位
置を調整することができ、しかも、奥行位置調整用スク
リュー44の回転操作により島奥行方向にも位置調整で
きるようになっている。具体的には、遊技機吊下用レー
ル46は丸パイプ部材から成る。一方、スライダ11a
は上側に溝が延びる略C字形断面の部材から成る。な
お、逆の嵌合態様として、スライダを丸棒や丸パイプ等
から形成し、遊技機吊下用レールを略C字形断面の部材
から形成してもよい。
【0025】また、支持基板40の下面側には上方ブラ
ケット47が装着されている。上方ブラケット47は、
パチンコ機列に沿って島長手方向に延び、前記支持基板
40より下方に延出した各上下位置調整用スクリュー4
2の下端、および遊技機吊下用レール46を隠蔽するた
めの部材である。各上下位置調整用スクリュー42の途
中は上方ブラケット47に螺合しており、各上下位置調
整用スクリュー42の島奥行方向への移動に伴い上方ブ
ラケット47も移動するようになっている。
【0026】支持基板40の要所には、角度調整部材4
8が上下方向に移動可能に螺合している。角度調整部材
48も、上下位置調整用スクリュー42と同様のスクリ
ュー状部材であり、各パチンコ機11上端のスライダ1
1aより後端縁側を押圧し得るように配されている。
【0027】すなわち、角度調整部材48は、各パチン
コ機11上端の後端縁側を適度に押圧することにより、
前記遊技機吊下用レール46を回動中心とした各パチン
コ機11の傾き角度を調整するための部材である。上方
ブラケット47には、角度調整部材48が相対的に島奥
行方向に案内されるガイド溝47aが形成されている。
なお、角度調整部材48はスクリュー部材に限られるも
のではなく、各パチンコ機11上端の後端縁側を押圧で
きるものであれば、カムやシリンダーによって構成して
もよい。
【0028】図2に示すように、各仕切板51の略中央
には、給配樋80が上下に移動可能に挿通する中空部5
2が形成されている。また、各仕切板51には、前記中
空部52に挿通させた給配樋80を所望の高さ位置に支
持するための樋支持部材53が装着されている。なお、
給配樋80の途中箇所には、図示省略したが各パチンコ
機11および各球貸機11Aに対応した配給シュートと
称される球の供給部材が取付けられている。
【0029】各パイプ部材54には、それぞれ長手方向
に延びるスリットが形成され、該スリットよりパイプ部
材54内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるよう
に収納されている。また、上段ユニット10A内には、
各パチンコ機11にパチンコ球を供給する前記給配樋8
0の他、貨幣識別装置60や貨幣搬送装置70等の関連
設備も組付けられている。
【0030】貨幣識別装置60は、紙幣や硬貨の投入口
61に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する
各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイ
クロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置70
は、前記貨幣識別装置60から排出された紙幣や硬貨を
搬送するために、島長手方向に延びるように張設される
コンベヤベルトを具備して成る。
【0031】島全体の土台となる下段ユニット10C
は、前後の腰部支持板21,21と、各腰部支持板21
の上端に略水平に設けられてパチンコ機11が設置され
る前後の天板22,22を具備して成る。かかる下段ユ
ニット10Cは合成樹脂等により一体成形するとよい。
下段ユニット10C内には、島中央部に立設される研磨
揚送装置35を間にして、左右対称に島長手方向にそれ
ぞれ延びる貯留タンク30,30が設置されている。
【0032】図5に示す研磨揚送装置35は、貯留タン
ク30から導かれた球を上段ユニット10A側へ研磨し
ながら揚送するための装置である。研磨揚送装置35の
具体的構成としては、上下に延びる螺旋体の回転駆動に
より球と研磨材を混合しながら揚送するタイプや、互い
に対接しながら上下に延びる一対の研磨ベルトにより球
を磨きつつ揚送するタイプがある。本遊技機島10にお
いては何れのタイプでもかまわない。
【0033】貯留タンク30は、その一端側(島中央
側)に向い下方へ傾斜した箱型に形成され、複数の支持
脚31,31…により、下段ユニット10C内にてフロ
ア上に支持されている。貯留タンク30の上面側は略水
平に大きく開口し、各パチンコ機11から排出された球
を受け入れるようになっている。貯留タンク30内の球
が自然に集まる一端側の前壁下端には、研磨揚送装置3
5側に連通する球流出口があり、この球流出口に開閉可
能なシャッター32が設けられている。
【0034】また、貯留タンク30の上端縁33,33
は、天板22の島内側下方に直接当接して荷重を受ける
ように設定されている。すなわち、遊技機島10の中段
ユニット10Bより上側の荷重は、前後の腰部支持板2
1,21のみに集中することなく、貯留タンク30側に
も分散されるようになっている。
【0035】島下段10Aの天板22は、各パチンコ機
11の下端をその傾斜角度に応じて略水平面に対して変
位可能に支持できるように構成されている。すなわち、
図3及び図4に示すように、島下段10Aの天板22上
に、弾性体としてのスプリング23を介して上下方向に
変位可能に設けられた載置レール24から成る。載置レ
ール24は、天板22側に対接する水平部24aと、パ
チンコ機11下端の背面側に対接する垂直部24bとか
ら成る。水平部24aの後半側には、パチンコ機11下
端の止め溝に嵌合する突起25が設けられている。水平
部24aの前半側は球箱を載置できるスペースとなって
いる。
【0036】また、載置レール24の水平部24aの下
面にはベアリング26が取付けられており、載置レール
24は、次述する天板22の上板22a上を島長手方向
及び島奥行方向にも移動できるようになっている。この
載置レール24には、所定の位置に移動不能に拘束する
ロック機構を設けるとよい。
【0037】図3に示すように、天板22の上層部は切
り欠かれており、その上面にスプリング23と上板22
aが設けられている。スプリング23の弾性変形によ
り、上板22a上の載置レール24が支持するパチンコ
機11下端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して
適宜変位できるように設定されている。すなわち、スプ
リング23の存在によりパチンコ機11下端は所望の角
度に傾けられた状態に保持されている。
【0038】なお、弾性体はスプリング23に限られる
ものではなく、例えばゴムや軟質樹脂等の軟質材により
形成してもよい。更には、スプリング23や上板22a
を設けることなく、載置レール24の水平部24aに設
けたベアリング26自体に直接スプリングを組込んで弾
性体として構成してもかまわない。
【0039】図2に示すように、中段ユニット10B
は、前記天板22上に所定間隔おきに立設されて上段ユ
ニット10Aを支持する複数の中段支持体12,12…
と、各中段支持体12を間にして背中合わせに前後2列
に並設される複数のパチンコ機11とから構成されてい
る。
【0040】パチンコ機11は本実施形態ではパチンコ
機である。すなわち、パチンコ機11は、ハンドルの回
転操作によってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の
入賞を競い楽しむものである。また、各パチンコ機11
間に介装された球貸機11Aは、前記貨幣識別装置60
(図2参照)からの信号を受けた際に、相当数の球を計
数しつつ払い出すものである。
【0041】複数のパチンコ機11は数台ずつユニット
として組合されている。具体的には図4に示すように、
各パチンコ機11は2台あるいは3台ずつユニット化さ
れ、互いに一体に連結されている。もちろん、各パチン
コ機11はユニット化することなく配設してもかまわな
い。各ユニットに対応させて前記遊技機吊下用レール4
6、上方ブラケット47および載置レール24は所定の
長さに分断されている。分断された遊技機吊下用レール
46は、少なくとも2つの前記上下位置調整用スクリュ
ー42により支持基板40側に支持されている。
【0042】中段支持体12は、数枚の板材を重ね合わ
せた状態でプレス加工して形成されるものである。所定
間隔に並ぶ各中段支持体12は、それらの間に架設され
た複数のパイプ部材13,13…によって互いに連結さ
れている。パイプ部材13内には、各種信号線等を収納
するとよい。また、中段支持体12には、各パチンコ機
11を島奥行方向に動力で移動させる駆動ユニットが組
付けられている。
【0043】駆動ユニットは、上下2台1組のパルスモ
ータ14と、このパルスモータ14の回転により島奥行
方向に移動し、その移動端がパチンコ機11の背面側を
押引きする作動部材15,15Aとから構成されてい
る。ここで作動部材15,15Aは、パルスモータ14
の出力軸に所定の動力伝達手段を介して連結されたスク
リュー部材やラック等から成る。もちろん、駆動ユニッ
トを設けることなく、手動で各パチンコ機11を島奥行
方向に移動させるようにしてもよい。
【0044】研磨揚送装置35の前後に位置するパチン
コ機列中央には、景品球計数機18が介装されている。
景品球計数機18は遊技客が投入した景品球を内部の球
計数機やコンピューターで計数し、その結果を表示部に
目視可能に表示したり、計数された球数を印刷したレシ
ート、或はリサイクルカードを払い出すための関連機器
である。なお、上段ユニット10Aの荷重は、中段支持
体12のみならず前後2列に配設された各パチンコ機1
1でも受けるように構成されている。
【0045】次に前述した実施形態に基づく作用を説明
する。島構築時における各パチンコ機11の取付けは、
その上端にあるスライダ11aを、上段ユニット10A
側の遊技機吊下用レール46に嵌合させ、また、各パチ
ンコ機11の下端を、島下段10Aの天板22側にある
載置レール24上に固定すればよい。
【0046】パチンコ機11上端のスライダ11aは、
遊技機吊下用レール46に嵌合した状態で島長手方向に
移動可能であり、また、パチンコ機11下端を支持する
載置レール24も、ベアリング26により上板22a上
を島長手方向に移動できる。従って、各パチンコ機11
を2,3台ずつまとめたユニット単位で島長手方向に移
動させつつ、島端から順次並ぶように配置させることが
できる。
【0047】遊技機吊下用レール46は、分割された前
記ユニット単位毎に最低2本の上下位置調整用スクリュ
ー42によって支持基板40の下方に吊り下げられた状
態にあり、各上下位置調整用スクリュー42は、それぞ
れ螺合する可動ナット43を介して支持基板40に支持
される。従って、各上下位置調整用スクリュー42を正
逆回転させれば、可動ナット43に対して遊技機吊下用
レール46の高さ位置は変動するため、遊技機吊下用レ
ール46に取付けた各パチンコ機11の上下位置を調整
することができる。
【0048】図1に示すように、可動ナット43に押引
き可能に連結してある奥行位置調整用スクリュー44を
正逆回転させれば、該スクリュー44は支持基板40に
固設された固定ナット45に対して島奥行方向に移動す
る。従って、前記可動ナット43は上下方向には動かな
いが、島奥行方向へ移動させることができ、それに伴い
前記遊技機吊下用レール46に取付けてある各パチンコ
機11の島奥行方向における位置も、適宜調整すること
ができる。
【0049】以上のように、各パチンコ機11のスライ
ダ11aは遊技機吊下用レール46に係合しつつ島長手
方向にも移動でき、しかも、遊技機吊下用レール46自
体を島奥行方向に移動させることができるから、島構築
時に各パチンコ機11を取付ける配置スペースの厳密な
位置決めが不要となり、パチンコ機11の取付け作業が
容易となる。また、取付け後における位置調整も簡単に
行うことができる。
【0050】各パチンコ機11を適所に配置させた後、
図1に示すように、上段ユニット10Aの支持基板40
に螺合する角度調整部材48によりパチンコ機11上端
の後端縁側を適度に押圧すれば、パチンコ機11は前記
遊技機吊下用レール46に嵌合しているスライダ11a
を回動中心として確実に傾動するため、簡易な構成によ
りパチンコ機11の傾き角度を容易に調整することがで
きる。
【0051】パチンコ機11上端のスライダ11aは、
もともと遊技機吊下用レール46に対して前後方向に揺
動できるものであり、しかも、パチンコ機11下端を支
持する載置レール24は、上板22a下側に配されたス
プリング23の弾性変形により、パチンコ機11の傾斜
角度の変化に応じて略水平面に対し適宜変位できる。従
って、パチンコ機11下端も所定角度に傾いた状態に安
定して保持され、それにより、パチンコ機11全体の傾
斜角度を比較的広い範囲にわたって十分に調整すること
が可能となり、遊技の難易度に多様な変化をもたらすこ
とができる。
【0052】なお、前述した上下の取付体間へのパチン
コ機11の取付け、位置調整および傾斜角度の調整は、
個々のパチンコ機11毎に1台ずつ行うように構成して
もよい。また、本発明に係る遊技機島は図示した実施形
態に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、各遊技
機を吊り下げるように支持するレールを、スクリューと
これが回転可能に螺合するナットを組合せた機構によっ
て、高さ位置や島奥行方向における位置を確実に調整可
能であるから、各遊技機の取付け時における厳密な位置
決めが不要で島中段への遊技機の取付け作業を極めて簡
単に行うことができ、しかも、各遊技機の取付け後でも
容易に位置調整することができ、また、各遊技機の傾斜
角度も前記レールを回動中心として調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る遊技機島における
遊技機上端の支持状態を示す断面図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を概略的
に示す横断面図である。
【図3】本発明の一の実施形態に係る遊技機島における
遊技機上端の支持状態を示す断面図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係る遊技機島の上段ユ
ニット、中段ユニットおよび下段ユニットをそれぞれ分
離した状態を示す正面図であり、上段ユニットのみ図3
のIV−IV線断面を示す。
【図5】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を示す正
面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…上段ユニット(島上段) 10B…中段ユニット(島中段) 10C…下段ユニット(島下段) 11…パチンコ機(遊技機) 22…天板 40…支持基板 41…ガイド孔 42…上下位置調整用スクリュー 43…可動ナット 44…奥行位置調整用スクリュー 45…固定ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の遊技機とその関連設備とを備え、関
    連設備がそれぞれ内設された島下段と島上段との間に、
    前記複数の遊技機を島長手方向に延びる列をなすよう配
    置して成る遊技機島において、 島上段の下端面をなすよう島長手方向に延びる支持基板
    に、島奥行方向に延びるガイド孔を所定間隔おきに複数
    設け、各ガイド孔に、それぞれ上下方向に移動可能に延
    びる上下位置調整用スクリューを挿通させ、 前記各上下位置調整用スクリューの途中に、それぞれ可
    動ナットを螺合させ、各可動ナットに、前記各ガイド孔
    に沿ってそれぞれ移動可能に延びる奥行位置調整用スク
    リューの一端側を押引き可能に連結し、各奥行位置調整
    用スクリューの他端側を、前記支持基板に所定間隔おき
    に複数固設した各固定ナットにそれぞれ回転操作可能に
    螺合させ、 前記各ガイド孔より下方に延出した各上下位置調整用ス
    クリューの下端間に、島長手方向に沿って延び各遊技機
    の上端に設けたスライダが島奥行方向に回動可能かつ島
    長手方向に移動可能に係合する遊技機吊下用レールを架
    設したことを特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】前記支持基板の下面側に、遊技機列に沿っ
    て島長手方向に延び、前記支持基板より下方に延出した
    各上下位置調整用スクリューの下端、および遊技機吊下
    用レールを隠蔽する上方ブラケットを装着したことを特
    徴とする請求項1記載の遊技機島。
  3. 【請求項3】島長手方向に列をなす複数の遊技機を数台
    ずつユニットとし、各ユニットに対応させて前記遊技機
    吊下用レールを、少なくとも2つの前記上下位置調整用
    スクリューに支持される所定の長さに分断したことを特
    徴とする請求項1または2記載の遊技機島。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036251A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Junko Ito 遊技機交換システム
JP2011125411A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機の島設備
JP2016168280A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 宮本 成容 パチスロ台取付装置

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