JPH09285630A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH09285630A
JPH09285630A JP10121396A JP10121396A JPH09285630A JP H09285630 A JPH09285630 A JP H09285630A JP 10121396 A JP10121396 A JP 10121396A JP 10121396 A JP10121396 A JP 10121396A JP H09285630 A JPH09285630 A JP H09285630A
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JP
Japan
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island
unit
cover body
cover
gaming machine
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Application number
JP10121396A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】島上段全体を覆い得る幕板を含む外壁を簡易か
つ迅速に島上段に設けることができ、島施工にかかる時
間を短縮できコストを大幅に低減することができる遊技
機島を提供する。 【解決手段】パチンコ機列上方に位置する上段ユニット
10A側に、外壁をなす幕板を設ける遊技機島10にお
いて、前記幕板は、上段ユニット10A側に配設した給
配樋90や貨幣識別装置77等の関連設備を囲むよう支
持基板71に上から被せて装着する逆U字形断面のカバ
ー体80から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列をなすよう並設
する複数の遊技機とその関連設備とから構成され、遊技
機列上方に位置する島上段側に外壁をなす幕板を設ける
遊技機島に関する。ここで遊技機とは、主としてパチン
コ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機を列設して成る遊技機
島を構築する場合には、遊技店内の施工現場にて、先ず
島全体の骨格をなすフレーム材を最初から島の高さに組
み上げ、それから順次、島下段をなす貯留タンクや腰
板、島中段をなす複数のパチンコ機や球貸機、それに島
上段をなす給配樋や幕板等の関連設備をフレーム材の枠
組内外に組付けるようにして行われていた。
【0003】島上段には、その下のパチンコ機の数台毎
に対応するように区分された幕板が開閉可能に装着され
ていた。一般に幕板は島上段の島長手方向に延びる前後
面を覆い得る板材からなり、その上端縁が島上段のフレ
ーム材にヒンジを介して取付けられる。幕板は通常閉じ
られて島上段内部を隠蔽するが、開けると島上段内の関
連設備を点検することができる。なお、島上段の天井側
は別の板材で覆われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の遊技機島では、個々の幕板を一々ヒンジ
を介して島上段のフレーム材にねじ等で取付けるため、
幕板の取付け工数が多く、時間もかかった。しかも、島
上段の天井側には、幕板とは別に天井をなす板材を別途
装着しなければならず、結局、島上段全体の外壁を設け
る作業が非常に面倒であり、コストアップの要因になる
という問題点があった。
【0005】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、島上段全体を覆い得
る幕板を含む外壁を簡易かつ迅速に島上段に設けること
ができ、島施工にかかる時間を短縮できコストを大幅に
低減することができる遊技機島を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 1 列をなすよう並設する複数の遊技機(11)とその
関連設備とから構成され、遊技機列上方に位置する島上
段(10A)側に外壁をなす幕板を設ける遊技機島(1
0)において、前記幕板は、島上段(10A)側に配設
した前記関連設備を囲むよう島上段(10A)に上から
被せて装着する逆U字形断面のカバー体(80)から成
ることを特徴とする遊技機島(10)。
【0007】2 列をなすよう並設する複数の遊技機
(11)とその関連設備とから構成され、遊技機列上方
に位置する島上段(10A)側に外壁をなす幕板を設け
る遊技機島(10)において、複数の遊技機(11)を
背中合わせに2列に並設する天板(22)上に、各遊技
機列間にて上下方向に延び島上段(10A)を下から支
える中段支持体(16)を所定間隔おきに複数立設し、
各中段支持体(16)上に、島長手方向に略水平に延び
る支持基板(71)を配置し、前記支持基板(71)上
に島上段(10A)の関連設備を配設し、前記幕板をな
す逆U字形断面のカバー体(80)を、前記支持基板
(71)上に前記関連設備を囲むよう上から被せて装着
したことを特徴とする遊技機島(10)。
【0008】3 前記カバー体(80)の適所に、内部
を覗ける点検用窓(84)を開設したことを特徴とする
1または2項記載の遊技機島(10)。
【0009】4 前記カバー体(80)は、所定の長さ
に形成されたカバーユニット(80a)を島長手方向に
複数連設して成ることを特徴とする1,2または3項記
載の遊技機島(10)。
【0010】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技機島(10)によれば、幕板は逆
U字形断面のカバー体(80)から成るので、このカバ
ー体(80)を島上段(10A)に上から被せるように
装着するだけで、島上段(10A)側に配設した関連設
備を隠蔽することができる。このような簡易な構成のカ
バー体(80)により、島上段(10A)側を囲む外壁
を簡単に設けることができ、その取付けも極めて容易で
ある。
【0011】2項記載の遊技機島(10)によれば、島
構築に際して、天板(22)上に立設されて支持基板
(71)を下から支える複数の中段支持体(16)によ
り、天板(22)と支持基板(71)との間に、背中合
わせの2列に並設する各遊技機(11)の取付けスペー
スを簡易に確保できる。
【0012】各中段支持体(16)は、背中合わせに並
ぶ遊技機列間に配されるので、各遊技機(11)の横幅
や背面側の出っ張り具合等が互いに多少異なっても、従
来の定形的な枠組の如く、枠組自体が遊技機(11)の
組付け作業に支障を来す虞れはない。以上のように、島
中段(10B)の構造も簡易化され、遊技機(11)の
組付け作業も容易となる。支持基板(71)上に島上段
(10A)の関連設備を配設したら、この支持基板(7
1)上に前記1項記載と同様な逆U字形断面のカバー体
(80)を単に上から被せるように装着すればよい。
【0013】3項記載の遊技機島(10)によれば、前
記カバー体(80)の適所に内部を覗ける点検用窓(8
4)を開設したから、カバー体(80)を取り外すこと
なく島上段(10A)内に配設した給配樋等の関連設備
を点検したり、メンテナンスを行うことが可能となる。
【0014】また、4項記載の遊技機島(10)によれ
ば、前記カバー体(80)は、所定の長さ、例えば遊技
機(11)の1または数台分に相当する長さに形成した
カバーユニット(80a)を複数連設して成るから、こ
のカバーユニット(80a)を連ねる数を適宜調整して
様々な島全長に対応させることができる。また、カバー
ユニット(80a)に分割された分、個々の大きさが小
振りとなるため、搬送や取付け取り外し作業を手軽に行
うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の一の
実施の形態を示している。図1および図2に示すよう
に、遊技機島10は、遊技機としてのパチンコ機11の
各種関連設備がそれぞれ内設された上段ユニット(島上
段)10Aと下段ユニット(島下段)10Cの間に、複
数のパチンコ機11が背中合わせに2列をなすよう配設
された中段ユニット(島中段)10Bを配置して成る。
【0016】島最上部となる上段ユニット10Aは、互
いに平行かつ略水平に延びる一対の支持基板71,71
と、各支持基板71上に所定間隔おきに垂設される複数
の仕切板72,72…と、各仕切板72間を連結する複
数のパイプ部材73,73…を骨組とし、この骨格に様
々な関連設備を組付けて構成される。骨格ベースとなる
支持基板71上には、本発明の根幹である幕板をなすカ
バー体80が関連設備を囲むように装着されている。
【0017】図1に示すように、仕切板72の略中央に
は、給配樋90が上下に移動可能に挿通する中空部72
aが形成されている。給配樋90は、各パチンコ機11
へ球を供給する部材である。また、仕切板72には、前
記中空部72aに挿通させた給配樋90を所望の高さ位
置に支持するための樋支持部材72bが装着されてい
る。
【0018】給配樋90の途中箇所には、図示省略した
が各パチンコ機11及び各球貸機11Aに対応した配給
シュートと称される球の供給部材が取付けられている。
各パイプ部材73には、それぞれ長手方向に延びるスリ
ットが形成され、該スリットよりパイプ部材73内に関
連設備の各種信号線が束ねられるように収納されてい
る。また、上段ユニット10Aには、前記給配樋90の
他、貨幣識別装置77や貨幣搬送装置78等の関連設備
も組付けられている。
【0019】貨幣識別装置77は、紙幣や硬貨の投入口
79に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する
各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイ
クロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置78
は、前記貨幣識別装置77から排出された紙幣や硬貨を
搬送するために、島長手方向に延びるように張設される
コンベヤベルトを具備して成る。
【0020】幕板をなすカバー体80は、逆U字形断面
に合成樹脂等で一体成形したものであり、所定の長さに
形成されたカバーユニット80aを基本単位とし、この
カバーユニット80aを島長手方向に複数連設して、前
記骨格や関連設備に単に被せるようにして支持基板71
上に装着できるように形成されている。本実施形態では
カバーユニット80aの長さは、図2に示すように2台
のパチンコ機11と2台の球貸機11Aを合せた幅にほ
ぼ合致するように設定されている。
【0021】更に詳しく言えば、図1に示すようにカバ
ーユニット80aは、島最上端面となる天井部81と、
島上段の前後面をなす側壁部82,82とを有し、何れ
の部位も緩やかに湾曲している。各側壁部82の略中央
には内部を覗ける点検用窓84が開設されており、各点
検用窓84には開閉可能に扉84aが予め設けられてい
る。
【0022】また、図2に示すように側壁部82の要所
には、各パチンコ機11毎に対応して設けられた前記貨
幣識別装置77の投入口79が挿通可能な嵌合溝85も
予め開設されている。更に、側壁部82の下端には、内
側方向に略水平に延び、支持基板71上に固定するため
の取付フランジ86が設けられている。この取付フラン
ジ86は、図示省略した簡易ロック機構によって支持基
板71上に動かぬように固定したり、必要に応じて取り
外したりできるようになっている。
【0023】一方、島全体の土台となる下段ユニット1
0Cは、前後の腰部支持板21,21と、各腰部支持板
21の上端に略水平に設けられてパチンコ機11が設置
される前後の天板22,22、それに底板23を具備し
て成る。かかる下段ユニット10Cは合成樹脂等により
一体成形するとよい。下段ユニット10C内には、島中
央部に立設される研磨揚送装置55を間にして、左右対
称に島長手方向にそれぞれ延びる貯留タンク40,40
が設置されている。
【0024】貯留タンク40は、その一端側(島中央
側)に向い下方へ傾斜する底面部41と、前壁42、後
壁43、それに両側壁44,44とから箱型に形成さ
れ、略水平な上面側は開口し、各パチンコ機11から排
出された球を受入れられるようになっている。貯留タン
ク40の両側壁44,44の上端縁には、略水平方向に
延出した支持受部50が一体成形されている。
【0025】支持受部50は、後述する中段支持体16
が立設された天板22の島内側下方に直接当接して荷重
を受ける部位である。図示したように支持受部50は、
両側壁44,44の上端縁に略T字形断面となるように
設けられている。かかる支持受部50は、ちょうど天板
22の島内側を下から支持するように設定されている。
すなわち、遊技機島10の中段ユニット10Bより上側
の荷重は、前後の腰部支持板21,21のみに集中する
ことなく、貯留タンク40側にも分散されるようになっ
ている。
【0026】また、貯留タンク40内の上部には、各パ
チンコ機11から排出されたパチンコ球を受け、衝撃が
緩和された球を底面部41側へ導く防音受け樋60が配
設されている。防音受け樋60は平板状の部材であり、
貯留タンク40の長手方向に亘って延び、かつ貯留タン
ク40の底面部41の傾斜に合せて一端側に向い下方へ
なだらかに傾斜するように配設されている。
【0027】図2に示すように、防音受け樋60の下流
端と貯留タンク40の前壁42との間には球が落下する
ための隙間62が空けられている。また、防音受け樋6
0の途中部位に、両側方向に細幅状に延びる落下孔64
が設けられている。落下孔64は、上流端51側に落ち
た球をその下流端まで必ずしも流下させることなく、途
中で底面部41側へ落下させるためのものである。
【0028】防音受け樋60は、各パチンコ機11から
落下してきた球の衝撃を緩和・吸収できる材質により成
形され、例えば段ボール等が適する。なお、貯留タンク
40の他端側上方には、島端側のパチンコ機11から排
出されたパチンコ球を受けて貯留タンク40内へ導く補
助回収樋47が配設されている。
【0029】貯留タンク40内の球が自然に集まる一端
側の前壁42下端には、後述する研磨揚送装置55の下
端側に連通する球流出口が形成され、この球流出口には
開閉可能なシャッター42aが設けられている。シャッ
ター42aは、駆動手段であるロータリーソレノイド
(図示せず)により自動的に開閉させることができ、閉
じた際に貯留タンク40内の球が研磨揚送装置55側に
流入するのを阻止する役割を果たすものである。
【0030】貯留タンク40の底面部41は、前述した
ように一端側に向い下方へ傾斜するように複数の支持脚
48で支持されており、各支持脚48の下端には、底板
23上に取付けられたレール部材24に移動可能に外嵌
する馬蹄形のベアリング48aが設けられている。な
お、貯留タンク40の全体的な構成は、図示したように
始めから所定の大きさの一つのタンクとして一体成形し
たものに限らず、複数に分割されたタンクブロックを長
手方向に連結して構成してもよい。
【0031】島略中央、すなわち島両側の貯留タンク4
0,40の間には研磨揚送装置55が立設されている。
この研磨揚送装置55は、前記貯留タンク40内の球を
島上段10A側へと研磨しながら揚送するための装置で
ある。研磨揚送装置55の具体的構成としては、上下に
延びる螺旋体の回転駆動により球と研磨材を混合しなが
ら揚送するタイプや、互いに対接しながら上下に延びる
ように配設された一対の研磨ベルトにより球を磨きつつ
揚送するタイプがある。本遊技機島10においては何れ
のタイプでもかまわない。
【0032】図1に示すように、中段ユニット10B
は、前記天板22上に所定間隔おきに立設されて上段ユ
ニット10Aを支持する複数の中段支持体16,16…
と、各中段支持体16を間にして背中合わせに前後2列
に並設される複数のパチンコ機11とから構成されてい
る。中段支持体16は、数枚の板材を重ね合わせた状態
でプレス加工して形成されるものである。
【0033】更に詳しく言えば中段支持体16は、支持
脚部17を含むベースとなる下板材16aに、支持上部
18を含む補強用の上板材16bを重ね合わせてプレス
加工してなるが、板材の具体的な枚数や形状は図示した
ものに限定されるわけではない。支持脚部17は下段ユ
ニット10Cの天板22の島内側上に設置される部位で
あり、一方の支持上部18は支持基板71に係合して上
段ユニット10Aを下から支える部位である。
【0034】所定間隔に並ぶ各中段支持体16は、それ
らの間に架設された複数のパイプ部材19,19…によ
って互いに連結されている。パイプ部材19内には、各
種信号線等を収納するとよい。また本実施形態では、各
中段支持体16の支持脚部17は、天板22上にて所定
範囲で島長手方向及び島奥行方向に移動可能に設置さ
れ、位置調整できると共に図示省略した簡易ロック機構
で固定できるようになっている。なお、中段支持体16
には、各パチンコ機11を島奥行方向に動力で移動させ
る駆動ユニット等を組付けるようにしてもよい。
【0035】パチンコ機11は、ハンドルの回転操作に
よってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の入賞を競
い楽しむものである。また、各パチンコ機11間には球
貸機11Aが介装されている。この球貸機11Aは、前
述した貨幣識別装置77からの信号を受けた際に、相当
数の球を計数しつつ払い出す関連機器である。
【0036】中段支持体16を間にした前後の天板2
2,22上には、各パチンコ機11の下端が所定範囲で
前後左右に移動可能に支持される載置レール12が設け
られている。載置レール12の奥側にはパチンコ機11
下端が島長手方向に移動可能に嵌合する突起12aが突
設されており、また載置レール12の手前側は球箱台と
なっている。また、前述した上段ユニット10Aの支持
基板71には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌
合レール11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向に
も移動可能に内嵌する吊下レール14が設けられてい
る。
【0037】吊下レール14は略C字形断面であり図1
の紙面に垂直に延びる。この吊下レール14は、上段ユ
ニット10Aの支持基板71に島奥行方向にスライド可
能に装着された上方ブラケット13に対して、高さ位置
を調整できるようねじ軸を介して吊下げられている。更
に上方ブラケット13には、上下に進退可能なねじ状の
角度調整部材15が螺合している。この角度調整部材1
5は、各パチンコ機11上端の前端縁側を適度に押圧す
ることにより、前記被嵌合レール11aを回動中心とし
た各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整するための
部材である。
【0038】載置レール12の下面にはスプリング付き
ベアリング(図示せず)が取付けられており、かかる載
置レール12は、天板22上を島長手方向及び島奥行方
向に移動できるようになっている。また、スプリングの
弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下
端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位
できるように設定されている。
【0039】また、研磨揚送装置55の前後に位置する
パチンコ機列中央には、景品球計数機18が介装されて
いる。景品球計数機18は遊技客が投入した景品球を内
部の球計数機やコンピューターで計数し、その結果を表
示部に目視可能に表示したり、計数された球数を印刷し
たレシート、或はリサイクルカードを払い出すための関
連機器である。なお、上段ユニット10Aの荷重は、中
段支持体16のみならず前後2列に配設された各パチン
コ機11でも受けるように構成されている。
【0040】次に作用を説明する。遊技機島10を構築
する場合、遊技店内等の施工現場では、先ずフロア上の
所定位置に下段ユニット10Cを設置する。そして、下
段ユニット10Cの天板22上に複数の中段支持体1
6,16…を立設する。所定間隔で並ぶ各中段支持体1
6上には、上段ユニット10Aを安定した状態で設置す
ることができる。
【0041】上段ユニット10Aの外壁をなす幕板は、
図1に示すように逆U字形断面のカバー体80から成る
ので、支持基板71や仕切板72から成る骨格に上から
単に被せるようにして簡単に装着できる。このような簡
易な構成のカバー体80により、上段ユニット10Aを
全体的に囲むような外壁を簡単に設けることができ、骨
格内に配設した給配樋90や貨幣識別装置77等の関連
設備を隠蔽することができる。
【0042】また、図2に示すようにカバー体80は、
2台のパチンコ機11と2台の球貸機11Aとを合せた
幅にほぼ合致する長さのカバーユニット80aを複数連
設して成るから、かかるカバーユニット80aを連ねる
数を適宜調整して様々な島全長に対応させることができ
る。また、カバーユニット80aに分割された分、個々
の大きさが小振りとなるため、搬送や取付け取り外し作
業を手軽に行うことができる。
【0043】以上のように本遊技機島10では、特に島
上段側の施工時間を大幅に短縮することができ、コスト
を低減することが可能となる。また、図1に示すよう
に、カバー体80の適所には点検用窓84を開設したか
ら、カバー体80を取り外すことなく、上段ユニット1
0A内に配設した給配樋90等の関連設備を点検した
り、メンテナンスを行うことも可能となる。
【0044】また、上段ユニット10Aを支持する各中
段支持体16間には、図1および図3に示すように3本
パイプ部材19を架設したから、強度は十分に高められ
中段支持体16が倒れる心配はない。このような各中段
支持体16によって、天板22と上段ユニット10Aの
支持基板71との間に、各パチンコ機11の取付けるス
ペースが十分に確保される。
【0045】各中段支持体16は、あくまで背中合わせ
に並ぶ各パチンコ機列間に配されるので、たとえ各パチ
ンコ機11の横幅や背面側の出っ張り具合等が互いに多
少異なってても、従来の定形的な枠組の如く、枠組自体
がパチンコ機11の組付け作業に支障を来す虞れはな
い。以上のように、中段ユニット10Bの構造も極めて
簡易となり、資材点数は従来技術に比して削減され、ま
た組み付け工数も削減されて、パチンコ機11の組付け
作業も容易となる。
【0046】各パチンコ機11の取付けは、その上端に
ある被嵌合レール11aを上段ユニット10A側の吊下
レール14に嵌合させ、また、各パチンコ機11の下端
を天板61上の載置レール12上に設置すればよい。パ
チンコ機11上端の被嵌合レール11aは、吊下レール
14に嵌合した状態でレール長手方向に移動可能であ
り、また、パチンコ機11下端も載置レール12上を島
長手方向に移動できる。従って、各パチンコ機11を移
動させつつ、島端から順次並ぶように配置させることが
できる。
【0047】各パチンコ機11を適所に配置させた後、
上段ユニット10A側の上方ブラケット13に螺合する
角度調整部材15によりパチンコ機11上端の前端縁側
を適度に押圧すれば、パチンコ機11は前記吊下レール
14に嵌合している被嵌合レール11aを回動中心とし
て微妙に傾動するため、パチンコ機11の傾き角度を容
易に調整することができる。更に、前記上方ブラケット
13は、上段ユニット10Aの支持基板71に対して島
奥行方向に一定範囲でスライド可能であり、しかも前記
載置レール12は天板22上を島奥行方向に移動でき
る。従って、各パチンコ機11をそれぞれ島奥行方向に
おける最適な位置にも後から調整することができる。
【0048】島完成後、上段ユニット10Aの荷重は、
各中段支持体16のみならず前後2列の各パチンコ機1
1でも受けられるから、上段ユニット10Aの荷重が分
散される分、中段支持体16に過度に荷重が集中するの
を防ぐことができる。また、貯留タンク40の支持受部
50が前記中段支持体16が立設された天板22の下方
に当接して荷重を受ける。支持受部50は略T字形断面
となるように設けたから、天板22下方をかなり広い面
積で強固に支持することができる。
【0049】それにより、天板22上にかかる荷重は、
下段ユニット10C自体の枠組である前後の腰部支持板
21,21のみに集中することなく、貯留タンク40側
にも適度に分散されて支持されるので、下段ユニット1
0C側では島全体を支えるための十分な強度を保つこと
ができる。
【0050】なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成
は、図示した実施の形態に限定されるものではない。例
えば、カバー体を複数のカバーユニットに小分けしなく
てもよく、またカバーユニットの長さも自由に設定する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、島上段
側に外壁をなす幕板は、島上段側に配設した関連設備を
囲む逆U字形断面のカバー体から成るから、簡易な構成
のカバー体を単に島上段に上から被せるように装着する
だけで、島上段の内部構造全体を隠蔽する外壁を簡易か
つ迅速に島上段に設けることができ、それにより、島施
工にかかる時間が大幅に短縮されて、コスト低減が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を分解し
て示す横断面図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を示す正
面図であり、下段ユニット(島下段)は内部構造を示し
ている。
【図3】本発明の一の実施形態に係る遊技機島の骨格構
造を示す正面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…上段ユニット(島上段) 10B…中段ユニット(島中段) 10C…下段ユニット(島下段) 11…パチンコ機(遊技機) 16…中段支持体 22…天板 80…カバー体 80a…カバーユニット 84…点検用窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列をなすよう並設する複数の遊技機とその
    関連設備とから構成され、遊技機列上方に位置する島上
    段側に外壁をなす幕板を設ける遊技機島において、 前記幕板は、島上段側に配設した前記関連設備を囲むよ
    う島上段に上から被せて装着する逆U字形断面のカバー
    体から成ることを特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】列をなすよう並設する複数の遊技機とその
    関連設備とから構成され、遊技機列上方に位置する島上
    段側に外壁をなす幕板を設ける遊技機島において、 複数の遊技機を背中合わせに2列に並設する天板上に、
    各遊技機列間にて上下方向に延び島上段を下から支える
    中段支持体を所定間隔おきに複数立設し、各中段支持体
    上に、島長手方向に略水平に延びる支持基板を配置し、 前記支持基板上に島上段の関連設備を配設し、前記幕板
    をなす逆U字形断面のカバー体を、前記支持基板上に前
    記関連設備を囲むよう上から被せて装着したことを特徴
    とする遊技機島。
  3. 【請求項3】前記カバー体の適所に、内部を覗ける点検
    用窓を開設したことを特徴とする請求項1または2記載
    の遊技機島。
  4. 【請求項4】前記カバー体は、所定の長さに形成された
    カバーユニットを島長手方向に複数連設して成ることを
    特徴とする請求項1,2または3記載の遊技機島。
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