JPH09276529A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH09276529A
JPH09276529A JP8830896A JP8830896A JPH09276529A JP H09276529 A JPH09276529 A JP H09276529A JP 8830896 A JP8830896 A JP 8830896A JP 8830896 A JP8830896 A JP 8830896A JP H09276529 A JPH09276529 A JP H09276529A
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JP
Japan
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island
top plate
middle stage
support
stage
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JP8830896A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】島中段の構造が簡易化され遊技機の組付け作業
も容易となり、島全体の構築作業が極めて簡単となり、
工期の大幅な短縮によりコストダウンを図ることができ
る遊技機島を提供する。 【解決手段】天板22の上面側に、島奥行方向に延びる
被係合部22aを所定間隔おきに複数形成する一方、上
段ユニット10Aを下から支持する複数の中段支持体1
6の下端側に、それぞれ前記被係合部22aに嵌合する
係合部17aを形成し、天板22の各被係合部22aに
各中段支持体16の係合部17aを嵌合させて、各中段
支持体16を所定間隔おきに天板22上に立設し、各中
段支持体16の上端側に前記上段ユニット10Aを設置
し、各中段支持体16を間にして天板22上に複数のパ
チンコ機11を背中合わせに2列をなすように並設し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、島下段の上端面を
なす天板上に、複数の遊技機を背中合わせに2列をなす
よう並設してなる遊技機島に関する。ここで遊技機とは
主としてパチンコ機を指すものであり、遊技媒体はパチ
ンコ球である。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機島を構築する場合には、遊
技店内の配置場所にて、先ずフレーム材から島全体の骨
格をなす枠組を島全体の高さに合わせて組み上げる。枠
組の下段側には、外壁をなす腰板やパチンコ機等を載置
する天板を組み付ける。天板上にて島中段に相当する枠
組中段も、上下段と同様に島の全長全巾に亘る大きさと
なる。
【0003】枠組中段内には、個々のパチンコ機や球貸
機に対応させて位置決めした所定スペース毎に、パチン
コ機や球貸機を島前方より嵌め込むようにしてボルト等
で固定していた。このような島中段の上方には、パチン
コ球を各パチンコ機へ供給する給配樋等の遊技関連設備
を含む島上段が一体的に連続するように構築されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の遊技機島では、島全体の大きさに相当す
る一体の枠組を個々のフレーム材から総て施工現場で組
み上げるので、資材や部品の点数や組付け工数が嵩んで
工事に時間もかかり、コストを低減する際の大きな支障
になるという問題点があった。
【0005】特に島中段側の構築の際、パチンコ機の横
幅や高さ、それに背面側での構成部品の出っ張り具合等
がメーカーや機種によって異なるため、定形的な枠組中
段内にパチンコ機等を細かく位置決めしつつ組付けるの
は難しく、定形的な枠組がかえって組付け作業の邪魔に
なるような虞れもあった。
【0006】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、島中段の構造が簡易
化され遊技機の組付け作業も容易となり、島全体の構築
作業が極めて簡単となり、工期の大幅な短縮によりコス
トダウンを図ることができる遊技機島を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。
【0008】1 島下段(10C)の上端面をなす天板
(22)上に、複数の遊技機(11)を背中合わせに2
列をなすよう並設してなる遊技機島(10)において、
前記天板(22)の上面側に、島長手方向と略直角の島
奥行方向に延びる被係合部(22a)を所定間隔おきに
複数形成する一方、遊技関連設備を含む島上段(10
A)を下から支持する複数の中段支持体(16)の下端
側に、それぞれ前記被係合部(22a)に嵌合する係合
部(17a)を形成し、前記天板(22)の各被係合部
(22a)に各中段支持体(16)の係合部(17a)
を嵌合させて、各中段支持体(16)を所定間隔おきに
天板(22)上に立設し、各中段支持体(16)の上端
側に前記島上段(10A)を設置し、各中段支持体(1
6)を間にして天板(22)上に複数の遊技機(11)
を背中合わせに2列をなすように並設したことを特徴と
する遊技機島(10)。
【0009】2 前記天板(22)の被係合部(22
a)をあり溝形に形成し、前記中段支持体(16)の係
合部(17a)をあり形に形成したことを特徴とする1
項記載の遊技機島(10)。
【0010】3 前記天板(22)上に立設した各中段
支持体(16)間に、島長手方向に延びるパイプ部材
(19)を架設したことを特徴とする1項または2項記
載の遊技機島(10)。
【0011】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技機島(10)によれば、島を構築
する場合、予めフロア上に島下段(10C)を設置して
おき、島下段(10C)の天板(22)上に形成した被
係合部(22a)に、中段支持体(16)の下端側に形
成した係合部(17a)を横から嵌め込むようにして嵌
合させる。このように天板(22)上に容易に立設でき
る複数の中段支持体(16)によって、遊技関連設備を
含む島上段(10A)を上方位置に支持することができ
る。
【0012】また、各中段支持体(16)により天板
(22)と島上段(10A)との間に、背中合わせの2
列に並設する各遊技機(11)の取付けスペースを十分
に確保することができる。各中段支持体(16)は、あ
くまで背中合わせに並ぶ遊技機列間に配されるので、た
とえ各遊技機(11)の横幅や背面側の出っ張り具合等
が互いに多少異なっても、従来の定形的な枠組の如く、
枠組自体が遊技機(11)の組付け作業に支障を来す虞
れはない。以上のように、島中段(10B)の構造は極
めて簡易となり、遊技機(11)の組付け作業も容易と
なる。
【0013】2項記載の遊技機島(10)では、前記天
板(22)の被係合部(22a)をあり溝形に形成し、
前記中段支持体(16)の係合部(17a)をあり形に
形成したから、極めて簡易な構成で確実かつ容易に、天
板(22)上に中段支持体(16)を立設することがで
きる。また、3項記載の遊技機島(10)によれば、天
板(22)上に立設した各中段支持体(16)間に、島
長手方向に延びるパイプ部材(19)を架設したから、
強度を十分に高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の一の
実施の形態を示している。図1に示すように、遊技機島
10は、遊技機としてのパチンコ機11の各種関連設備
がそれぞれ内設された上段ユニット(島上段)10Aと
下段ユニット(島下段)10Cの間に、複数のパチンコ
機11が背中合わせに2列をなすよう配設された中段ユ
ニット(島中段)10Bを配置してなる。
【0015】島全体の土台となる下段ユニット10C
は、前後の腰部支持板21,21と、各腰部支持板21
の上端に一体的に連なる前後の天板22,22、それに
底板23を具備してなる。下段ユニット10Cは合成樹
脂等により一体成形するとよい。下段ユニット10Cの
上端面をなす天板22上には、後述するパチンコ機11
が背中合わせに2列をなすよう並設される。
【0016】天板22の上面側には、島長手方向と略直
角の島奥行方向に延びる被係合部22aが所定間隔おき
に複数形成されている。この被係合部22aは、後述す
る中段支持体16の係合部17aを嵌合させるための部
位であり、図4に示すようにあり溝形に形成されてい
る。なお、被係合部22aはあり溝形のものに限定され
るわけではなく、例えば単なる矩形断面の溝としてもよ
い。
【0017】下段ユニット10C内には、島中央部に立
設される研磨揚送装置55を間にして、左右対称に島長
手方向にそれぞれ延びる貯留タンク40,40が設置さ
れている。貯留タンク40は、その一端側(島中央側)
に向い下方へ傾斜する底面部41と、前壁42、後壁4
3、それに両側壁44,44とから箱型に形成され、略
水平な上面側は開口している。貯留タンク40の両側壁
44,44の上端縁には、略水平方向に延出した支持受
部50が一体成形されている。
【0018】支持受部50は、後述する中段支持体16
が立設された天板22の島内側下方に直接当接して荷重
を受ける部位である。図示したように支持受部50は、
両側壁44,44の上端縁に略T字形断面となるよう設
けられている。支持受部50により、中段ユニット10
Bより上側の荷重は、前後の腰部支持板21,21のみ
に集中することなく、貯留タンク40側にも分散するよ
う設定されている。
【0019】また、図5に示すように、貯留タンク40
内の上部には、各パチンコ機11から排出されたパチン
コ球を受け、衝撃が緩和された球を底面部41側へ導く
防音受け樋60が配設されている。防音受け樋60は平
板状の部材であり、貯留タンク40の長手方向に亘って
延び、かつ貯留タンク40の底面部41の傾斜に合せて
一端側に向い下方へなだらかに傾斜するように配設され
ている。
【0020】防音受け樋60の下流端と貯留タンク40
の前壁42との間には球が落下するための隙間62が空
けられている。また、防音受け樋60の途中部位に、両
側方向に細幅状に延びる落下孔64が設けられている。
落下孔64は、上流端51側に落ちた球をその下流端ま
で必ずしも流下させることなく、途中で底面部41側へ
落下させるためのものである。
【0021】防音受け樋60は、各パチンコ機11から
落下してきた球の衝撃を緩和・吸収できる材質により成
形され、例えば段ボール等が適する。なお、貯留タンク
40の他端側上方には、島端側のパチンコ機11から排
出されたパチンコ球を受けて貯留タンク40内へ導く補
助回収樋47が配設されている。
【0022】貯留タンク40内の球が自然に集まる一端
側の前壁42下端には、後述する研磨揚送装置55の下
端側に連通する球流出口が形成され、この球流出口には
開閉可能なシャッター42aが設けられている。シャッ
ター42aは、駆動手段であるロータリーソレノイド
(図示せず)により自動的に開閉させることができ、閉
じた際に貯留タンク40内の球が研磨揚送装置55側に
流入するのを阻止する役割を果たすものである。
【0023】貯留タンク40の底面部41は、前述した
ように一端側に向い下方へ傾斜するように複数の支持脚
48で支持されており、各支持脚48の下端には、底板
23上に取付けられたレール部材24に移動可能に外嵌
する馬蹄形のベアリング48aが設けられている。な
お、貯留タンク40の全体的な構成は、図示したように
始めから所定の大きさの一つのタンクとして一体成形し
たものに限らず、複数に分割されたタンクブロックを長
手方向に連結して構成してもよい。
【0024】図1に示すように、中段ユニット10B
は、前記天板22上に所定間隔おきに立設されて上段ユ
ニット10Aを支持する複数の中段支持体16,16…
と、各中段支持体16を間にして背中合わせに前後2列
に並設される複数のパチンコ機11とから構成されてい
る。中段支持体16は、数枚の板材を重ね合わせた状態
でプレス加工して形成されるものである。
【0025】更に詳しく言えば中段支持体16は、支持
脚部17を含むベースとなる下板材16Aに、支持上部
18を含む補強用の上板材16Bを重ね合わせてプレス
加工してなる。ただし、板材の具体的な枚数や形状は図
示したものに限定されるわけではない。支持脚部17は
下段ユニット10Cの天板22の島内側上に設置される
部位であり、支持上部18は後述する支持基板71に係
合して上段ユニット10Aを下から支える部位である。
【0026】支持脚部17の下端側には、前記天板22
に形成した被係合部22aに嵌合する係合部17aが形
成されている。図4に示すように係合部17aは、被係
合部22aのあり溝形にちょうど合致するあり形の突条
として形成されている。係合部17aも、例えば単なる
矩形断面の突条としてもよい。このように互いに嵌合し
合う係合部、被係合部の形状は図示したものに限定され
るわけではなく、逆の態様として係合部の方を凹形に
し、被係合部の方を凸形に設けてもよい。
【0027】各中段支持体16の係合部17aは、天板
22の被係合部22aに嵌合した状態で島奥行方向に移
動できるようになっており、位置調整できると共に図示
省略した簡易ロック機構で固定できるようになってい
る。また、所定間隔に並ぶ各中段支持体16は、それら
の間に架設された複数のパイプ部材19,19…によっ
て互いに連結されている。パイプ部材19内には、各種
信号線等を収納するとよい。なお、中段支持体16に
は、各パチンコ機11を島奥行方向に動力で移動させる
駆動ユニット等を組付けるようにしてもよい。
【0028】このような各中段支持体16を間にして、
天板22上に複数のパチンコ機11が背中合わせに2列
をなすよう並設されている。パチンコ機11は、ハンド
ルの回転操作によってパチンコ球を盤面上に打ち出し、
打球の入賞を競い楽しむものである。また、各パチンコ
機11間には球貸機11Aが介装されている。この球貸
機11Aは、後述する貨幣識別装置77からの信号を受
けた際に、相当数の球を計数しつつ払い出す関連機器で
ある。
【0029】中段支持体16を間にした前後の天板2
2,22上には、各パチンコ機11の下端が所定範囲で
前後左右に移動可能に支持される載置レール12が設け
られている。載置レール12の奥側にはパチンコ機11
下端が島長手方向に移動可能に嵌合する突起12aが突
設されており、また載置レール12の手前側は球箱台と
なっている。また、後述する上段ユニット10Aの支持
基板71には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌
合レール11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向に
も移動可能に内嵌する吊下レール14が設けられてい
る。
【0030】吊下レール14は略C字形断面であり図1
の紙面に垂直に延びている。この吊下レール14は、上
段ユニット10Aの支持基板71に島奥行方向にスライ
ド可能に装着された上方ブラケット13に対して、高さ
位置を調整できるようねじ軸を介して吊下げられてい
る。更に上方ブラケット13には、上下に進退可能なね
じ状の角度調整部材15が螺合している。この角度調整
部材15は、各パチンコ機11上端の前端縁側を適度に
押圧することにより、前記被嵌合レール11aを回動中
心とした各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整する
ための部材である。
【0031】載置レール12の下面にはスプリング付き
ベアリング(図示せず)が取付けられており、かかる載
置レール12は、天板22上を島長手方向及び島奥行方
向に移動できるようになっている。また、スプリングの
弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下
端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位
できるように設定されている。なお、上段ユニット10
Aの荷重は、中段支持体16のみならず前後2列に配設
された各パチンコ機11でも受けるように構成されてい
る。
【0032】上段ユニット10Aは、島長手方向に互い
に平行に延びる略水平な支持基板71と、該支持基板7
1上に所定間隔おきに島長手方向と略直交するよう垂設
される複数の仕切板72と、各仕切板72間を連結する
よう架設される複数のパイプ部材73とを主要骨組とし
て、その周囲に上面板74や内側壁75、それに外壁を
なす幕板76を予め組付けて構成されている。
【0033】各仕切板72の略中央には、給配樋80が
上下に移動可能に挿通する中空部72aが形成されてい
る。また、各仕切板72には、前記中空部72aに挿通
させた給配樋80を所望の高さ位置に支持するための樋
支持部材72bが装着されている。なお、給配樋80の
途中箇所には、図示省略したが各パチンコ機11及び各
球貸機11Aに対応した配給シュートと称される球の供
給部材が取付けられている。
【0034】各パイプ部材73には、それぞれ長手方向
に延びるスリットが形成され、該スリットよりパイプ部
材73内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるよう
に収納されている。また、上段ユニット10A内には、
各パチンコ機11にパチンコ球を供給する前記給配樋8
0の他、貨幣識別装置77や貨幣搬送装置78等の関連
設備も組付けられている。
【0035】貨幣識別装置77は、紙幣や硬貨の投入口
79に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する
各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイ
クロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置78
は、前記貨幣識別装置77から排出された紙幣や硬貨を
搬送するために、島長手方向に延びるように張設される
コンベヤベルトを具備してなる。
【0036】また、島略中央には研磨揚送装置55が立
設されている。この研磨揚送装置55は、前記貯留タン
ク40内の球を島上段10A側へと研磨しながら揚送す
るための装置である。研磨揚送装置55の具体的構成と
しては、上下に延びる螺旋体の回転駆動により球と研磨
材を混合しながら揚送するタイプや、互いに対接しなが
ら上下に延びるように配設された一対の研磨ベルトによ
り球を磨きつつ揚送するタイプがある。本遊技機島10
においては何れのタイプでもかまわない。
【0037】研磨揚送装置55の前後に位置するパチン
コ機列中央には、景品球計数機18が介装されている。
景品球計数機18は遊技客が投入した景品球を内部の球
計数機やコンピューターで計数し、その結果を表示部に
目視可能に表示したり、計数された球数を印刷したレシ
ート、或はリサイクルカードを払い出すための関連機器
である。
【0038】次に作用を説明する。図1に示すように本
遊技機島10は、上段ユニット10Aと下段ユニット1
0Cとの間に中段ユニット10Bを配置してなり、上段
ユニット10Aおよび下段ユニット10Cは、それぞれ
独立の構造体として別々に工場等で規格化して量産する
ことができる。
【0039】本実施形態に係る上段ユニット10Aや下
段ユニット10Cは、搬入に十分耐え得る剛性を備える
ように予め組立てられ、遊技店等の施工現場へは各ユニ
ット毎に容易に搬入できる。また、施工現場では各ユニ
ットを順次積み上げるようにして、島全体を簡易に構築
することができる。
【0040】遊技店内等の施工現場では、先ずフロア上
の所定位置に下段ユニット10Cを設置する。そして、
下段ユニット10Cの天板22上に形成した被係合部2
2aに、中段支持体16の下端側に形成した係合部16
Aを横から嵌め込むようにして嵌合させる。図4に示す
ように、被係合部22aはあり溝形に、係合部16Aは
あり形に形成したから、極めて簡易な構成で確実かつ容
易に、天板22上に中段支持体16を立設することがで
きる。
【0041】このような中段支持体16によって、上段
ユニット10Aを上方位置に安定した状態で支持するこ
とができる。また、各中段支持体16間には3本パイプ
部材19を架設したから、強度は十分に高められ中段支
持体16が倒れる心配はない。各中段支持体16によっ
て、天板22と島上段10Aとの間に各パチンコ機11
の取付けるスペースが十分に確保される。
【0042】各中段支持体16は、あくまで背中合わせ
に並ぶ各パチンコ機列間に配されるので、たとえ各パチ
ンコ機11の横幅や背面側の出っ張り具合等が互いに多
少異なっても、従来の定形的な枠組の如く、枠組自体が
パチンコ機11の組付け作業に支障を来す虞れはない。
以上のように、中段ユニット10Bの構造は極めて簡易
となり、資材点数は従来技術に比して削減され、また組
み付け工数も削減されて、パチンコ機11の組付け作業
も容易となる。従って、島の施工時間を大幅に短縮する
ことができ、コストを低減することが可能となる。
【0043】中段ユニット10Bをなす各パチンコ機1
1の取付けは、その上端にある被嵌合レール11aを上
段ユニット10A側の吊下レール14に嵌合させ、ま
た、各パチンコ機11の下端を天板61上の載置レール
12上に設置すればよい。パチンコ機11上端の被嵌合
レール11aは、吊下レール14に嵌合した状態でレー
ル長手方向に移動可能であり、また、パチンコ機11下
端も載置レール12上を島長手方向に移動できる。従っ
て、各パチンコ機11を移動させつつ、島端から順次並
ぶように配置させることができる。
【0044】各パチンコ機11を適所に配置させた後、
上段ユニット10A側の上方ブラケット13に螺合する
角度調整部材15によりパチンコ機11上端の前端縁側
を適度に押圧すれば、パチンコ機11は前記吊下レール
14に嵌合している被嵌合レール11aを回動中心とし
て微妙に傾動するため、パチンコ機11の傾き角度を容
易に調整することができる。更に、前記上方ブラケット
13は、上段ユニット10Aの下面板26に対して島奥
行方向に一定範囲でスライド可能であり、しかも前記載
置レール12は天板61上を島奥行方向に移動できる。
従って、各パチンコ機11をそれぞれ島奥行方向におけ
る最適な位置にも後から調整することができる。
【0045】島完成後、上段ユニット10Aの荷重は、
各中段支持体16のみならず前後2列の各パチンコ機1
1でも受けられるから、上段ユニット10Aの荷重が分
散される分、中段支持体16に過度に荷重が集中するの
を防ぐことができる。また、貯留タンク40の支持受部
50が前記中段支持体16が立設された天板22の下方
に当接して荷重を受ける。支持受部50は略T字形断面
となるように設けたから、天板22下方をかなり広い面
積で強固に支持することができる。
【0046】それにより、天板22上にかかる荷重は、
下段ユニット10C自体の枠組である前後の腰部支持板
21,21のみに集中することなく、貯留タンク40側
にも適度に分散されて支持されるので、下段ユニット1
0C側では島全体を支えるための十分な強度を保つこと
ができる。
【0047】なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成
は、図示した実施の形態に限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、天板上
に極めて簡易に立設できる中段支持体により島上段を各
遊技機列上に支持でき、天板と島上段との間に各遊技機
の取付けスペースを極めて簡易に確保でき、しかも、中
段支持体は天板上にて各遊技機列間に配されるので、従
来の定形的な枠組の如く枠組自体が遊技機の組付け作業
に支障を来す虞れがなくなる。従って、島中段の構造自
体が極めて簡易化されて、遊技機の組付け作業も容易と
なり、島構築にかかる工期の大幅な短縮により、コスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技機島を分解して
示す横断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る遊技機島を示す横断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る遊技機島を示す正面
図であり、中段ユニット(島中段)および上段ユニット
(島上段)は内部の枠組構造を示している。
【図4】本発明の一実施形態に係る遊技機島を構成する
天板の被係合部と、中段支持体の係合部との嵌合状態を
拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る遊技機島を示す正面
図であり、下段ユニット(島下段)は内部構造を示して
いる。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…上段ユニット(島上段) 10B…中段ユニット(島中段) 10C…下段ユニット(島下段) 11…パチンコ機(遊技機) 16…中段支持体 17a…係合部 22…天板 22a…被係合部 40,40a…貯留タンク 50,50a…支持受部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】島下段の上端面をなす天板上に、複数の遊
    技機を背中合わせに2列をなすよう並設してなる遊技機
    島において、 前記天板の上面側に、島長手方向と略直角の島奥行方向
    に延びる被係合部を所定間隔おきに複数形成する一方、
    遊技関連設備を含む島上段を下から支持する複数の中段
    支持体の下端側に、それぞれ前記被係合部に嵌合する係
    合部を形成し、 前記天板の各被係合部に各中段支持体の係合部を嵌合さ
    せて、各中段支持体を所定間隔おきに天板上に立設し、
    各中段支持体の上端側に前記島上段を設置し、各中段支
    持体を間にして天板上に複数の遊技機を背中合わせに2
    列をなすよう並設したことを特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】前記天板の被係合部をあり溝形に形成し、
    前記中段支持体の係合部をあり形に形成したことを特徴
    とする請求項1記載の遊技機島。
  3. 【請求項3】前記天板上に立設した各中段支持体間に、
    島長手方向に延びるパイプ部材を架設したことを特徴と
    する請求項1または2記載の遊技機島。
JP8830896A 1996-04-10 1996-04-10 遊技機島 Pending JPH09276529A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111284A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ace Denken:Kk 遊技機固定装置

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