JPH09262361A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH09262361A
JPH09262361A JP7663596A JP7663596A JPH09262361A JP H09262361 A JPH09262361 A JP H09262361A JP 7663596 A JP7663596 A JP 7663596A JP 7663596 A JP7663596 A JP 7663596A JP H09262361 A JPH09262361 A JP H09262361A
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JP
Japan
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island
polishing
gaming machine
floor
game machine
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JP7663596A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技機島を両側方向に分割することで、分割さ
れた単位毎に資材の運搬や施工現場での組立てが可能と
なり、島構築を能率的に行うことができ、また、島を分
割単位毎に移動させることで、島の配置替えによる店内
レイアウトの変更が簡単にできる遊技機島を提供する。 【解決手段】研磨揚送装置60を含む島中央部10a
と、該島中央部10aより両側方向へ延びる左右の島半
体10b,10bとを、互いに分離可能に連結して成
り、また、島中央部10aと左右の島半体10bのそれ
ぞれの島底側に、島全体を移動可能にフロアF上に支持
する走行手段30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列をなすように並
設された複数の遊技機と、その関連設備とから構成さ
れ、両側方向における略中央に、各遊技機から島下段内
に排出された遊技媒体を研磨しながら島上段へ揚送する
研磨揚送装置を立設した遊技機島に関する。ここで遊技
機とは主としてパチンコ機を指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技店の新築や改装に際して、店
内に新たに遊技機島を設置する場合には、先ず見取り図
等に基づいてフロアにスミ出しを行ない、その線や印に
沿ってフロア上の所定の箇所に島下段を設置していた。
島下段は島全体の土台をなし、フロア上にボルトやアン
カー等で立設した島柱フレームに囲まれ、フロア上の所
定の箇所に動かぬように固設される。
【0003】そして、島下段の天板上には複数のパチン
コ機を列をなすように並設し、更にその上方にはパチン
コ球の給配樋等を配設した島上段を構築して、一続きに
延びる遊技機島が完成する。一般に遊技機島の両側方向
における略中央に、各パチンコ機から島下段に排出され
た球を研磨しながら島上段へ揚送する研磨揚送装置が立
設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の遊技機島では、両側方向に一続きに延び
るように構築されるのが前提であり、当然かなりの大き
さになるから、島全体の大きさに相当する資材の運搬や
施工現場での組立てが大がかりとなり、工期が長引き易
く、コストを低減する際の大きな支障になるという問題
点があった。
【0005】また、島全体の土台をなす島下段がフロア
上に固設されるため、いったん島が構築された後は、も
はや島の設置位置を変更すことはできない。従って、店
内レイアウトを変更するために、遊技機島の配置替えを
するようなことは極めて困難であった。
【0006】更に、例えば遊技機島のパチンコ機を新台
と入れ替えるような場合、従来の店内ではフロアに固定
された島間の狭いスペースで作業を行なわなければなら
ず、能率的に作業を行うことが困難であった。また、遊
技店内の清掃もしにくいという問題点もあった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、遊技機島を両側方向
に分割することで、分割された単位毎に資材の運搬や施
工現場での組立てが可能となり、島構築を能率的に行う
ことができ、また、島を分割単位毎に移動させること
で、島の配置替えによる店内レイアウトの変更が簡単に
でき、しかも、新台入れ替え時等における作業空間を容
易に確保でき、店内の清掃も容易となる遊技機島を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 1 列をなすように並設された複数の遊技機(11)
と、その関連設備とから構成され、両側方向における略
中央に、各遊技機(11)から島下段(10C)内に排
出された遊技媒体を研磨しながら島上段(10A)へ揚
送する研磨揚送装置(60)を立設した遊技機島(1
0)において、前記研磨揚送装置(60)を含む島中央
部(10a)と、該島中央部(10a)より両側方向へ
延びる左右の島半体(10b,10b)とを、互いに分
離可能に連結して成ることを特徴とする遊技機島(1
0)。
【0009】2 前記島中央部(10a)と左右の島半
体(10b,10b)に、互いに連結および連結解除す
るためのロック機構(90)を設けたことを特徴とする
1項記載の遊技機島(10)。
【0010】3 前記島中央部(10a)と左右の島半
体(10b,10b)のそれぞれの島底側に、フロア
(F)上に移動可能に支持するめたの走行手段(30)
を設けたことを特徴とする1項または2項記載の遊技機
島(10)。
【0011】4 前記走行手段(30)をフロア(F)
上に出没可能に設けたことを特徴とする3項記載の遊技
機島(10)。
【0012】5 前記走行手段(30)は、島底側に固
設されたナット(31)と、該ナット(31)に回転可
能に螺合して上下方向に延びるスクリュー部材(32)
と、該スクリュー部材(32)の下端に設けられフロア
(F)上に接地し得る走行車輪(33)とを具備して成
ることを特徴とする4項記載の遊技機島(10)。
【0013】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技機島(10)によれば、研磨揚送
装置(60)を含む島中央部(10a)と、該島中央部
(10a)より両側方向へ延びる左右の島半体(10
b,10b)とを、互いに分離可能に連結して成るか
ら、例えば各分割単位(10a,10b,10b)毎に
それぞれ別々に予め工場で規格化して製作したり、ある
いは施工現場へ各分割単位(10a,10b,10b)
毎に資材を搬入して組立てたりすることが容易となり、
島全体を簡易かつ迅速に構築できる。
【0014】2項記載の遊技機島(10)によれば、ロ
ック機構(90)によって前記島中央部(10a)と左
右の島半体(10b,10b)とを簡単に連結したり連
結解除することが可能となる。
【0015】また、3項記載の遊技機島(10)によれ
ば、島中央部(10a)と左右の島半体(10b,10
b)のそれぞれの底側に、各分割単位(10a,10
b,10b)を移動可能にフロア(F)上に支持する走
行手段(30)を設けたから、遊技機島(10)の構築
最中、あるいは構築後においても、各分割単位(10
a,10b,10b)毎に極めて手軽に適宜フロア
(F)上を移動させて、島の設置位置を容易に変更でき
る。従って、遊技店内の清掃も遊技機島(10)が邪魔
になることなく簡単に行える。
【0016】また、遊技機島(10)を所望の位置に移
動させることで、島の配置位置による店内のレイアウト
を簡単に変更することもでき、大規模な改装工事をする
ことなく、店内の雰囲気に変化をもたらすことができ
る。また、島の遊技機(11)を新しい機種と入れ替え
るような場合、作業空間を確保すべく一時的に島全体を
別の場所に移動させておくこともでき、能率的に作業を
行なうことが可能となる。
【0017】4項記載の遊技機島(10)によれば、走
行手段(30)をフロア(F)上に出没可能に設けたか
ら、島を移動させる時のみ走行手段(30)をフロア
(F)側に出して接地させればよい。島の位置を定めた
後は走行手段(30)を島内に引っ込めることで島を移
動不能に拘束でき、また、走行手段(30)が隠蔽され
て島底部の外観を損なうこともない。
【0018】5項記載の遊技機島(10)によれば、走
行手段(30)は、島底側に固設されたナット(31)
と、該ナット(31)に回転可能に螺合して上下方向に
延びるスクリュー部材(32)と、該スクリュー部材
(32)の下端に設けられフロア(F)上に接地し得る
走行車輪(33)とを具備して成るから、簡易な構成に
より走行車輪(33)をフロア(F)上に出没させるこ
とができ、容易かつ確実な島の移動を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の一の
実施の形態を示している。本実施形態に係る遊技機島1
0は、図1及び図2に示すように、研磨揚送装置60を
含む島中央部10aと、該島中央部10aより両側方向
へ延びる左右の島半体10b,10bとを互いに分離可
能に連結してなる。
【0020】島中央部10aは、その内部にユニット化
された研磨揚送装置60を内設できる大きさに構成さ
れ、パチンコ機11とほぼ同一幅になっている。島中央
部10aの中段前後には景品球計数機18が設置され
る。景品球計数機18は、その球受入口18aに遊技客
が投入した球を内部の球計数機やコンピューターで計数
し、その結果を表示部に目視可能に表示したり、計数さ
れた球数を印刷したレシート、或はリサイクルカードを
取出口から払い出すための関連機器である。
【0021】研磨揚送装置60は、後述する島半体10
bの中段をなす各パチンコ機(遊技機)11から貯留タ
ンク40に排出された球(遊技媒体)を研磨しながら揚
送する装置である。図5に示すように、研磨揚送装置6
0は、ハウジング61の内部に、一対の研磨ベルト6
2,62を互いに近接するよう対向した状態で上下方向
に延びるように張設してなる。ハウジング61の下部に
は、各研磨ベルト62の下端間に連通する取込口61a
が形成され、上部には各研磨ベルト62の上端間に連通
する排出口61bが形成されている。
【0022】各研磨ベルト62は、例えば6ナイロンま
たは66ナイロン等の材料を無端のベルト状に成形加工
したものであり、材料中には静電気除去材や研磨増強材
を混入してもよい。各研磨ベルト62の一方は、ハウジ
ング61の要所に軸支された複数のプーリー63の他に
駆動プーリー65に掛け渡されて張設されており、駆動
モーター66により回転駆動するよう設定されている。
他方の研磨ベルト62も複数のプーリー64に掛け渡さ
れて所定形状に上下に延びるよう張設されている。
【0023】各研磨ベルト62の互いに近接対向する側
の間隔はパチンコ球を十分に挾持し得る寸法に設定され
ているが、各研磨ベルト62に沿って上下方向に複数連
設されたバネ部材67により波形に湾曲するように要所
が押圧されている。研磨揚送装置60の取込口61aは
下部タンク68の底部付近に配されている。下部タンク
68には景品球計数機18から排出された球が貯留され
る。
【0024】島中央部10aの底側には、フロアF上を
自由に移動させるための走行手段30が設けられてい
る。走行手段30は島中央部10aの底側四隅に設けら
れ計4個である。各走行手段30はフロアF上に出没可
能となっている。図8に示すように、各走行手段30
は、島底側に固設されたナット31と、該ナット31に
回転可能に螺合して上下方向に延びるスクリュー部材3
2、それにスクリュー部材32の下端に設けられた走行
車輪33とを具備して成る。
【0025】ナット31は腰部支持板21の内壁に直接
固設され、このナット31に対してスクリュー部材32
は回転すると上下方向に垂直移動するように螺合してい
る。スクリュー部材32は相当の強度を備えた角ねじか
らなる。このスクリュー部材32の下端部には、走行車
輪33が軸支してある車輪ホルダー34が連結されてい
る。車輪ホルダー34は回転ピン35により左右に回転
自在になっている。
【0026】また、スクリュー部材32の上端部には、
スクリュー部材32を手動で回転させるためのハンドル
36が設けられている。底板23の四隅には、走行車輪
33が出没し得る挿通孔23aが開設されている。ま
た、図示省略したが腰部支持板21の要所には、ハンド
ル36を操作する時に開ける小窓を開設するとよい。な
お、スクリュー部材32は、駆動モーターと動力伝達機
構を使って電動で上下移動できるように構成してもよ
い。
【0027】図1に示すように、前記島中央部10aよ
り両側方向へ延びる左右の島半体10b,10bは、そ
れぞれ上段ユニット(島上段)10Aと下段ユニット
(島下段)10Cの間に、各パチンコ機11が列をなす
中段ユニット(島中段)10Bを配置してなる。各島半
体10bの底側にも、前記島中央部10aと同様に走行
手段30が設けられている。走行手段30は下段ユニッ
ト10C下端の四隅にそれぞれ設けられている。
【0028】下段ユニット10Cは、前後の腰部支持板
21,21と、各腰部支持板21の上端に略水平に設け
られてパチンコ機11が設置される前後の天板22,2
2、それに底板23を具備して成る。かかる下段ユニッ
ト10Cは合成樹脂等により一体成形するとよい。下段
ユニット10C内には、前記研磨揚送装置60を間にし
て左右対称に島長手方向にそれぞれ延びる貯留タンク4
0,40が配設されている。
【0029】貯留タンク40は、その一端側(島中央
側)に向い下方へ傾斜する底面部41と、前壁42、後
壁43、それに両側壁44,44とから箱型に形成さ
れ、略水平な上面側は大きく開口し、各パチンコ機11
から排出された球を受入れられるようになっている。貯
留タンク40の両側壁44,44の上縁は、図3に示す
ようにT字形断面に形成されており、ちょうど天板22
の内側を下から支持するようになる。
【0030】また、貯留タンク40内の上部には、各パ
チンコ機11から排出されたパチンコ球を受け、衝撃が
緩和された球を底面部41側へ導く防音受け樋50が配
設されている。防音受け樋50は平板状の部材であり、
貯留タンク40の長手方向に亘って延び、かつ貯留タン
ク40の底面部41の傾斜に合せて一端側に向い下方へ
なだらかに傾斜するように配設されている。
【0031】図2に示すように、防音受け樋50の下流
端52と貯留タンク40の前壁42との間には球が落下
するための隙間が空けられている。また、防音受け樋5
0の途中部位に、両側方向に細幅状に延びる落下孔54
が設けられている。落下孔54は、上流端51側に落ち
た球をその下流端52まで必ずしも流下させることな
く、途中で底面部41側へ落下させるためのものであ
る。
【0032】防音受け樋50は、各パチンコ機11から
落下してきた球の衝撃を緩和・吸収できる材質により成
形され、例えば段ボール等が適する。なお、貯留タンク
40の他端側上方には、島端側のパチンコ機11から排
出されたパチンコ球を受けて貯留タンク40内へ導く補
助回収樋47が配設されている。
【0033】貯留タンク40内の球が自然に集まる一端
側の前壁42下端には、前述した研磨揚送装置60の下
端側にある下部タンク68に連通接続する球流出口が形
成され、この球流出口には開閉可能なシャッター42a
が設けられている。シャッター42aは、駆動手段であ
るロータリーソレノイド(図示せず)により自動的に開
閉させることができ、閉じた際に貯留タンク40内の球
が研磨揚送装置60側に流入するのを阻止する役割を果
たすものである。
【0034】貯留タンク40の底面部41は、前述した
ように一端側に向い下方へ傾斜するように複数の支持脚
48で支持されており、各支持脚48の下端には、底板
23上に取付けられたレール部材24に移動可能に外嵌
する馬蹄形のベアリング48aが設けられている。な
お、貯留タンク40の全体的な構成は、図示したように
始めから所定の大きさの一つのタンクとして一体成形し
たものに限らず、複数に分割されたタンクブロックを長
手方向に連結して構成してもよい。
【0035】図3に示すように中段ユニット10Bは、
前記天板22上に所定間隔おきに立設されて上段ユニッ
ト10Aを下から支える複数の中段支持体16,16…
と、各中段支持体16を間にして背中合わせに前後2列
に配設される複数のパチンコ機11とから構成されてい
る。所定間隔おきに並ぶ中段支持体16は、それらの間
に架設された複数のパイプ部材17,17…により互い
に連結されている。
【0036】パチンコ機11は、ハンドルの回転操作に
よってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の入賞を競
い楽しむものである。また、各パチンコ機11間には球
貸機11Aが介装されている。この球貸機11Aは、後
述する貨幣識別装置77からの信号を受けた際に、相当
数の球を計数しつつ払い出す関連機器である。
【0037】中段支持体16を間にした前後の天板2
2,22上には、各パチンコ機11の下端が所定範囲で
前後左右に移動可能に支持される載置レール12が設け
られている。載置レール12の奥側にはパチンコ機11
下端が島長手方向に移動可能に嵌合する突起12aが突
設されており、また載置レール12の手前側は球箱台と
なっている。また、後述する上段ユニット10Aの支持
基板71には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌
合レール11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向に
も移動可能に内嵌する吊下レール14が設けられてい
る。
【0038】吊下レール14は略C字形断面であり図3
の紙面に垂直に延びており、かかる吊下レール14は、
上段ユニット10Aの支持基板71に島奥行方向にスラ
イド可能に装着された上方ブラケット13に対して、高
さ位置を調整できるようねじ軸を介して吊下げられてい
る。更に上方ブラケット13には、上下に進退可能なね
じ状の角度調整部材15が螺合している。この角度調整
部材15は、各パチンコ機11上端の前端縁側を適度に
押圧することにより、前記被嵌合レール11aを回動中
心とした各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整する
ための部材である。
【0039】載置レール12の下面にはスプリング付き
ベアリング(図示せず)が取付けられており、かかる載
置レール12は、天板22上を島長手方向及び島奥行方
向に移動できるようになっている。また、スプリングの
弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下
端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位
できるように設定されている。
【0040】また、上段ユニット10Aは、島長手方向
に互いに平行に延びる略水平な支持基板71と、該支持
基板71上に所定間隔おきに島長手方向と略直交するよ
う垂設される複数の仕切板72と、各仕切板72間を連
結するよう架設される複数のパイプ部材73とを主要骨
組として、その周囲に上面板74や内側壁75、それに
外壁をなす幕板76を予め組付けて構成されている。
【0041】各仕切板72の略中央には、給配樋80が
上下に移動可能に挿通する中空部72aが形成されてい
る。また、各仕切板72には、前記中空部72aに挿通
させた給配樋80を所望の高さ位置に支持するための樋
支持部材72bが装着されている。なお、給配樋80の
途中箇所には、図示省略したが各パチンコ機11及び各
球貸機11Aに対応した配給シュートと称される球の供
給部材が取付けられている。
【0042】各パイプ部材73には、それぞれ長手方向
に延びるスリットが形成され、該スリットよりパイプ部
材73内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるよう
に収納されている。また、上段ユニット10A内には、
各パチンコ機11にパチンコ球を供給する前記給配樋8
0の他、貨幣識別装置77や貨幣搬送装置78等の関連
設備も組付けられている。
【0043】貨幣識別装置77は、紙幣や硬貨の投入口
79に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する
各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイ
クロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置78
は、前記貨幣識別装置77から排出された紙幣や硬貨を
搬送するために、島長手方向に延びるように張設される
コンベヤベルトを具備して成る。なお、上段ユニット1
0Aの荷重は、前記中段支持体16のみならず前後2列
に配設された各パチンコ機11でも受けるように構成さ
れている。
【0044】前述した島中央部10aと左右の島半体1
0b,10bには、互いに連結および連結解除するため
のロック機構90も設けられている。ロック機構90
は、図6および図7に示すように、島中央部10aおよ
び島半体10bの一方に固着されたフック91と、他方
に固着されたベース部材94に枢軸93aにより回動可
能に支持された操作レバー93に、更に別の枢軸93b
により回動可能に取付けられたストライカ92とからな
る。フック91とストライカ92との係合点と、枢軸9
3aとを結ぶ線A−Aが、ストライカ92の回動中心と
なる枢軸93bを越える前後でトグルを形成するように
設定されている。
【0045】更に図2に示すように、各島半体10bの
上段ユニット10Aの上端には、島内の各パチンコ機1
1や関連機器、及びこれらを集中制御する島内コンピュ
ーターにおける各種データを送受するための信号線や動
力線を含むコード類Cが外側に延ばされている。これに
対して遊技店の天井には、前記コード類Cを接続するた
めの接続用ターミナルTが設けられている。
【0046】接続用ターミナルTは、遊技機島10の移
動に対応できるように天井の随所に設けられている。移
動させた遊技機島10のコード類Cを、移動先における
最寄り接続用ターミナルTに接続すると、その島の球貸
機11A、パチンコ機11、景品球計数機18等の各種
情報は、接続されたターミナルTからホールコンピュー
ターに送出され、該ホールコンピューターにおける記録
データが更新されるように設定されている。
【0047】次に作用を説明する。図1に示すように遊
技機島10は、島中央部10aとその両側方向へ延びる
左右の島半体10b,10bとを、互いに分離可能に連
結して成るから、例えば各分割単位10a,10b,1
0b毎にそれぞれ別々に予め工場で規格化して製作した
り、あるいは施工現場へ各分割単位10a,10b,1
0b毎に資材を搬入したり組立てたりできる。
【0048】それにより、遊技店等の現場における島全
体の構築工事を簡易かつ迅速に遂行することができ、工
期が大幅に短縮される。また、パチンコ機11の交換や
関連設備の増減等の際に、遊技機島10を両側方向に分
割しておけば、各分割単位10a,10b,10b毎に
それぞれの分解や組立てをより効率よく行なうことも可
能となる。
【0049】島中央部10aと島半体10bとをロック
機構90で連結するには、図6中で実線で示すように、
操作レバー93を時計方向に回動させて、フック91と
ストライカ92との係合点および枢軸93aを結ぶ線A
−Aを越えた位置に枢軸93bを移動させればよい。一
方、操作レバー93を反時計方向に回動させて、枢軸9
3bを線A−Aより上側へ移動させると、ロック状態が
解除され島中央部10aと島半体10bとを簡単に分離
することができる。
【0050】また、島中央部10a、左右の島半体10
b,10bのそれぞれの底側に走行手段30を設けたか
ら、島の構築最中、あるいは構築後においても、各分割
単位10a,10b,10b毎に適宜フロアF上を自由
に移動させて、結局島全体の設置位置を容易に変更する
ことができる。例えば島構築の際には、島半体10bの
下段ユニット10Cを最適な位置に調整できるので、厳
密な位置決め省くことができ、また構築のため作業スペ
ースの確保が容易であり、能率的に工事を行うことがで
きる。
【0051】島構築後では、遊技機島10を所望の位置
に移動させることで、島の配置位置による店内のレイア
ウトを簡単に変更することもでき、大規模な改装工事を
することなく、店内の雰囲気に変化をもたらすことがで
きる。また、島のパチンコ機11を新しい機種と入れ替
えるような場合、作業空間を確保すべく一時的に島全体
を別の場所に移動させておくこともでき、能率的に入れ
替え作業を行なうことができる。更に店内の清掃も容易
に行うことが可能となる。
【0052】各分割単位10a,10b,10bを動か
すには、それぞれ4個ずつ設けられている各走行手段3
0をフロアF上に突出させる。それには先ず、腰部支持
体21に開設された小窓(図示せず)を開けて、スクリ
ュー部材32の上端にあるハンドル36を正方向に回転
させればよい。スクリュー部材32は正方向への回転に
伴いナット31に対して下方へ移動し、やがて走行車輪
33がフロアFに接地する。
【0053】このように各走行手段30の走行車輪33
を、大体同じ高さに揃えてフロアFに接地させると、遊
技機島10全体を各分割単位10a,10b,10b毎
に極めて容易に所望の方向へ自在に動かすことができ
る。遊技機島10を移動し終えたら、今度は各スクリュ
ー部材32のハンドル36を逆方向に回転させて、走行
車輪33を挿通孔23aより内部に収納する。それによ
り、下段ユニット10Cの底板23がフロアF上に接地
し、島は移動不能に拘束され、また、走行車輪33等が
島内に完全に隠蔽されて島底部の外観を損なうこともな
い。
【0054】また、遊技機島10の新たな位置が定まっ
たら、島を動かす前に外しておいたコード類Cを、移動
先の天井にある最寄り接続用ターミナルTに接続する。
すると遊技機島10の球貸機11A、パチンコ機11、
景品球計数機18等の各種情報は、接続されたターミナ
ルTからホールコンピューターに送出され、該ホールコ
ンピューターにおける記録データが自動的に更新され、
直に遊技機島10は遊技可能な状態となる。以上のよう
に、簡易な構成の走行手段30によって、遊技機島全体
10を極めて容易かつ確実に移動させることができる。
【0055】更にまた、本実施形態に係る遊技機島10
によれば、図3に示すように、島半体10bは、上段ユ
ニット10Aと下段ユニット10Cとの間に中段ユニッ
ト10Bを配置して成り、上段ユニット10A及び下段
ユニット10Cは、それぞれ独立の構造体として別々に
工場等で規格化して量産することができる。
【0056】一方、中段ユニット10Bは、後付けする
パチンコ機11を含むため予め総て一体化される構成で
はないが、天板22上に立設され支持基板71を下から
支える複数の中段支持体16,16…により、下段ユニ
ット10Cと上段ユニット10Aとの間に極めて簡易
に、前後2列に並ぶ各パチンコ機11の取付けスペース
を確保することができる。
【0057】各中段支持体16は、あくまで背中合わせ
に並ぶ各パチンコ機列間に配されるので、たとえ各パチ
ンコ機11の横幅や背面側の出っ張り具合等が多少異な
っていても、従来のフレーム材から成る定形的な枠組の
如く、枠組自体がパチンコ機11の組付け作業に支障を
来すおそれはなく、必要な作業スペースも十分確保でき
る。
【0058】また、パチンコ機11上端の被嵌合レール
11aは、吊下レール14に嵌合した状態でレール長手
方向に移動可能であり、パチンコ機11下端も載置レー
ル12上を島長手方向に移動できる。しかも、上方ブラ
ケット13は、上段ユニット10Aの支持基板71に対
して島奥行方向に一定範囲でスライド可能であり、載置
レール12は天板22上を島奥行方向に移動できる。
【0059】なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成
は、図示した実施の形態に限定されるものではない。例
えば、島中央部内に立設される研磨揚送装置は、前述し
た一対の研磨ベルトにより球を磨きつつ揚送するタイプ
に限られるものではなく、上下に延びる螺旋体の回転駆
動により球と研磨材を混合しながら揚送するタイプでも
よい。また、島中央部や左右の島半体に設ける走行手段
の数や設置位置は、遊技機島の大きさや総重量に応じて
決めればよく、また、走行車輪を最初からフロア上に設
置した状態に支持して、車輪を回転不能に拘束するロッ
ク機構等を設けたりして構成してもかまわない。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、島中央
部とその両側方向へ延びる左右の島半体とを互いに分離
可能に連結して成るから、例えば各分割単位毎にそれぞ
れ別々に予め工場で規格化して製作したり、あるいは施
工現場へ各分割単位毎に資材を搬入したり組立てたりで
き、遊技店等の現場における島全体の構築工事を簡易か
つ迅速に遂行することが可能となり、工期が大幅に短縮
されコストを低減することができる。
【0061】また、島中央部と左右の島半体のそれぞれ
島底側に、移動可能にフロア上に支持するための走行手
段を設けた場合、島を自在に移動させることで、島の配
置替えによる店内レイアウトの変更を容易に行うことが
でき、また、店内において例えば新台入れ替える時等の
作業空間を十分に確保することもでき、更に、店内の清
掃も島を移動させつつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を両側方
向に分割した状態を示す正面図である。
【図2】本発明の一の実施形態に係る遊技機島を示す正
面図であり、下段ユニット(島下段)は内部構造を示し
ている。
【図3】本発明の一の実施形態に係る遊技機島の島半体
を上下に分解して示す横断面図である。
【図4】本発明の一の実施形態に係る遊技機島の島半体
を示す横断面図である。
【図5】本発明の一の実施形態に係る遊技機島の島中央
部を示す横断面図である。
【図6】本発明の一の実施形態に係る遊技機島に設けた
ロック機構を拡大して示す側面図である。
【図7】本発明の一の実施形態に係る遊技機島に設けた
ロック機構を拡大して示す正面図である。
【図8】本発明の一の実施形態に係る遊技機島に設けた
走行手段を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10a…島中央部 10b…島半体 10A…上段ユニット(島上段) 10B…中段ユニット(島中段) 10C…下段ユニット(島下段) 11…パチンコ機(遊技機) 30…走行手段 31…ナット 32…スクリュー部材 33…走行車輪 90…ロック機構 91…フック 92…ストライカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列をなすように並設された複数の遊技機
    と、その関連設備とから構成され、両側方向における略
    中央に、各遊技機から島下段内に排出された遊技媒体を
    研磨しながら島上段へ揚送する研磨揚送装置を立設した
    遊技機島において、 前記研磨揚送装置を含む島中央部と、該島中央部より両
    側方向へ延びる左右の島半体とを、互いに分離可能に連
    結して成ることを特徴とする遊技機島。
  2. 【請求項2】前記島中央部と左右の島半体に、互いに連
    結および連結解除するためのロック機構を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の遊技機島。
  3. 【請求項3】前記島中央部と左右の島半体のそれぞれの
    島底側に、フロア上に移動可能に支持するめたの走行手
    段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の遊
    技機島。
  4. 【請求項4】前記走行手段をフロア上に出没可能に設け
    たことを特徴とする請求項3記載の遊技機島。
  5. 【請求項5】前記走行手段は、島底側に固設されたナッ
    トと、該ナットに回転可能に螺合して上下方向に延びる
    スクリュー部材と、該スクリュー部材の下端に設けられ
    フロア上に接地し得る走行車輪とを具備して成ることを
    特徴とする請求項4記載の遊技機島。
JP7663596A 1996-03-29 1996-03-29 遊技機島 Pending JPH09262361A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201900003527A1 (it) * 2019-03-11 2020-09-11 Stefano Serafin Dispositivo di gioco compatto

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT201900003527A1 (it) * 2019-03-11 2020-09-11 Stefano Serafin Dispositivo di gioco compatto

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