JPH0929697A - プリント基板の長穴加工方法 - Google Patents
プリント基板の長穴加工方法Info
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- JPH0929697A JPH0929697A JP17843195A JP17843195A JPH0929697A JP H0929697 A JPH0929697 A JP H0929697A JP 17843195 A JP17843195 A JP 17843195A JP 17843195 A JP17843195 A JP 17843195A JP H0929697 A JPH0929697 A JP H0929697A
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- JP
- Japan
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- hole
- long hole
- holes
- blade
- rooter
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸法を
Lとし、Dに対するLの比率(L/D)が2.0未満の
長穴を、位置ずれを起こすことなくプリント基板にあけ
る、長穴加工方法を提供する。 【解決手段】 プリント基板に先端が尖ったルータ刃
で、上記長穴の長手方向の両端に穴あけをし、次にこの
中間点に、上記ルータ刃を設置して穴加工し、順次これ
ら隣接する穴の中間点に上記ルータ刃を設置して穴加工
を繰り返し、穴を連結させる。
Lとし、Dに対するLの比率(L/D)が2.0未満の
長穴を、位置ずれを起こすことなくプリント基板にあけ
る、長穴加工方法を提供する。 【解決手段】 プリント基板に先端が尖ったルータ刃
で、上記長穴の長手方向の両端に穴あけをし、次にこの
中間点に、上記ルータ刃を設置して穴加工し、順次これ
ら隣接する穴の中間点に上記ルータ刃を設置して穴加工
を繰り返し、穴を連結させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板の長穴
加工方法に関し、具体的には、長穴の短径をD、長手方
向の外縁間の寸法をLとし、Dに対するLの比率(L/
D)が2.0未満の長穴をプリント基板にあける長穴加
工方法に関するものである。
加工方法に関し、具体的には、長穴の短径をD、長手方
向の外縁間の寸法をLとし、Dに対するLの比率(L/
D)が2.0未満の長穴をプリント基板にあける長穴加
工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御機器等で長穴をあける際
は、順次左から右、または、右から左へドリル刃で加工
している。しかし、先に穴あけした側にドリル刃が逃
げ、位置精度が悪くなったり、刃が折れたりしやすかっ
た。そのため、先ず、ある間隔をおいて穴あけ加工し、
さらに、この間隔の中心に穴あけ加工する方法が試みら
れている。
は、順次左から右、または、右から左へドリル刃で加工
している。しかし、先に穴あけした側にドリル刃が逃
げ、位置精度が悪くなったり、刃が折れたりしやすかっ
た。そのため、先ず、ある間隔をおいて穴あけ加工し、
さらに、この間隔の中心に穴あけ加工する方法が試みら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長穴の形状が
細長い場合は、最初にいくつも穴あけ加工できるが、長
穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに
対するLの比率(L/D)が2.0未満の長穴をプリン
ト基板にあけようとすると、やはり先に穴あけした側に
ドリル刃が逃げるため、位置ずれを起こしてしまう問題
がある。
細長い場合は、最初にいくつも穴あけ加工できるが、長
穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに
対するLの比率(L/D)が2.0未満の長穴をプリン
ト基板にあけようとすると、やはり先に穴あけした側に
ドリル刃が逃げるため、位置ずれを起こしてしまう問題
がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、位置ずれを起こすことの
ないプリント基板の長穴加工方法を提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、位置ずれを起こすことの
ないプリント基板の長穴加工方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリント基板の長穴加工方法は、長穴の短径をD、長手
方向の外縁間の寸法をLとし、Dに対するLの比率(L
/D)が2.0未満の長穴をプリント基板にあける長穴
加工方法であって、プリント基板に先端が尖ったルータ
刃で、上記長穴の長手方向の両端に穴あけをし、次にこ
の中間点に、上記ルータ刃を設置して穴加工し、順次こ
れら隣接する穴の中間点に上記ルータ刃を設置して穴加
工を繰り返し、穴を連結させることを特徴とする。
プリント基板の長穴加工方法は、長穴の短径をD、長手
方向の外縁間の寸法をLとし、Dに対するLの比率(L
/D)が2.0未満の長穴をプリント基板にあける長穴
加工方法であって、プリント基板に先端が尖ったルータ
刃で、上記長穴の長手方向の両端に穴あけをし、次にこ
の中間点に、上記ルータ刃を設置して穴加工し、順次こ
れら隣接する穴の中間点に上記ルータ刃を設置して穴加
工を繰り返し、穴を連結させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の穴あけ加工方法のステッ
プを示す説明図であり、図2は本発明の対象となる長穴
の平面図である。
いて説明する。図1は本発明の穴あけ加工方法のステッ
プを示す説明図であり、図2は本発明の対象となる長穴
の平面図である。
【0007】本発明の対象となるプリント基板は、表面
に回路が形成される絶縁基板である。上記絶縁基板は、
基材に樹脂を含浸乾燥して得られるプリプレグの樹脂を
硬化させたものである。上記樹脂としてはエポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、PPO樹脂等の単独、変成物、
混合物等が用いられる。上記基材としては、特に限定す
るものではないが、ガラス繊維などの無機材料の方が耐
熱性、耐湿性などに優れて好ましい。また、耐熱性に優
れる有機繊維布基材及びこれらの混合物を用いることも
できる。
に回路が形成される絶縁基板である。上記絶縁基板は、
基材に樹脂を含浸乾燥して得られるプリプレグの樹脂を
硬化させたものである。上記樹脂としてはエポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、PPO樹脂等の単独、変成物、
混合物等が用いられる。上記基材としては、特に限定す
るものではないが、ガラス繊維などの無機材料の方が耐
熱性、耐湿性などに優れて好ましい。また、耐熱性に優
れる有機繊維布基材及びこれらの混合物を用いることも
できる。
【0008】本発明は上記プリント基板に長穴をあける
加工方法である。上記長穴は、図2に示す如く、長穴の
短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに対す
るLの比率(L/D)が2.0未満の長穴である。
加工方法である。上記長穴は、図2に示す如く、長穴の
短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに対す
るLの比率(L/D)が2.0未満の長穴である。
【0009】本発明において特徴的に使用されるのは、
先端が尖ったルータ刃である。上記ルータ刃は、市販の
ものとして具体的には、ユニオンツール株式会社製のR
CM−DPタイプのルータ刃等が挙げられる。上記ルー
タ刃を用いると剛性が高く、回転しながら周囲を切削す
るので、穴あけした側にルータ刃が逃げることがない。
先端が尖ったルータ刃である。上記ルータ刃は、市販の
ものとして具体的には、ユニオンツール株式会社製のR
CM−DPタイプのルータ刃等が挙げられる。上記ルー
タ刃を用いると剛性が高く、回転しながら周囲を切削す
るので、穴あけした側にルータ刃が逃げることがない。
【0010】加工方法は、図1に示す如く、プリント基
板にあける長穴の長手方向の両外縁3,3に位置する個
所に、上記ルータ刃で1回目の穴1をあけ、次にこの穴
1、1の中間の位置する個所に、上記ルータ刃を設置し
て2回目の穴2加工をする。このように隣接する穴の中
間点に上記ルータ刃を設置して穴加工を繰り返し、穴を
連結させる。上述の如く、ルータ刃を用いると先に穴あ
けした側にルータ刃が逃げることがないので、位置ずれ
を起こすことなく、長穴を加工できる。
板にあける長穴の長手方向の両外縁3,3に位置する個
所に、上記ルータ刃で1回目の穴1をあけ、次にこの穴
1、1の中間の位置する個所に、上記ルータ刃を設置し
て2回目の穴2加工をする。このように隣接する穴の中
間点に上記ルータ刃を設置して穴加工を繰り返し、穴を
連結させる。上述の如く、ルータ刃を用いると先に穴あ
けした側にルータ刃が逃げることがないので、位置ずれ
を起こすことなく、長穴を加工できる。
【0011】なお、穴あけに際し、プリント基板の上側
にアルミ板等の当て板、下側にベーク板等捨て板を配し
ておくと、長穴の仕上がりが良好となる。
にアルミ板等の当て板、下側にベーク板等捨て板を配し
ておくと、長穴の仕上がりが良好となる。
【0012】
【発明の効果】本発明のプリント基板の長穴加工方法に
よると、先端が尖ったルータ刃を用いるので、ルータ刃
は剛性が高く、回転しながら周囲を切削するため、穴あ
けした側にルータ刃が逃げることがない。その結果、長
穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに
対するLの比率(L/D)が2.0未満の長穴であって
も、位置ずれを起こすことなく、良好な加工ができる。
よると、先端が尖ったルータ刃を用いるので、ルータ刃
は剛性が高く、回転しながら周囲を切削するため、穴あ
けした側にルータ刃が逃げることがない。その結果、長
穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸法をLとし、Dに
対するLの比率(L/D)が2.0未満の長穴であって
も、位置ずれを起こすことなく、良好な加工ができる。
【図1】本発明の穴あけ加工方法のステップを示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明の対象となる長穴の平面図である。
1 1回目の穴 2 2回目の穴 3 外縁 D 長穴の短径 L 長手方向の外縁間の寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 長穴の短径をD、長手方向の外縁間の寸
法をLとし、Dに対するLの比率(L/D)が2.0未
満の長穴をプリント基板にあける長穴加工方法であっ
て、プリント基板に先端が尖ったルータ刃で、上記長穴
の長手方向の両端に穴あけをし、次にこの中間点に、上
記ルータ刃を設置して穴加工し、順次これら隣接する穴
の中間点に上記ルータ刃を設置して穴加工を繰り返し、
穴を連結させることを特徴とするプリント基板の長穴加
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17843195A JPH0929697A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | プリント基板の長穴加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17843195A JPH0929697A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | プリント基板の長穴加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0929697A true JPH0929697A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16048396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17843195A Pending JPH0929697A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | プリント基板の長穴加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0929697A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090133461A1 (en) * | 2007-11-26 | 2009-05-28 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Machining method, program, machining-program generating program and machining apparatus of press die |
US20100284755A1 (en) * | 2009-05-11 | 2010-11-11 | Foxnum Technology Co., Ltd. | Hole machining method for circuit board |
JP2011161566A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Hitachi Via Mechanics Ltd | 長穴加工方法、穴明装置並びにプログラム |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17843195A patent/JPH0929697A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090133461A1 (en) * | 2007-11-26 | 2009-05-28 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Machining method, program, machining-program generating program and machining apparatus of press die |
US8137038B2 (en) * | 2007-11-26 | 2012-03-20 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Machining method, program, machining-program generating program and machining apparatus of press die |
US8414231B2 (en) | 2007-11-26 | 2013-04-09 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Machining method, program, machining-program generating program and machining apparatus of press die |
US20100284755A1 (en) * | 2009-05-11 | 2010-11-11 | Foxnum Technology Co., Ltd. | Hole machining method for circuit board |
JP2010260172A (ja) * | 2009-05-11 | 2010-11-18 | Foxnum Technology Co Ltd | 電気回路基板の孔あけ加工方法 |
US8251619B2 (en) * | 2009-05-11 | 2012-08-28 | Foxnum Technology Co., Ltd. | Hole machining method for circuit board |
JP2011161566A (ja) * | 2010-02-09 | 2011-08-25 | Hitachi Via Mechanics Ltd | 長穴加工方法、穴明装置並びにプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020521 |