JP2000225597A - プリント配線基板用切断工具 - Google Patents

プリント配線基板用切断工具

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JP2000225597A
JP2000225597A JP11030274A JP3027499A JP2000225597A JP 2000225597 A JP2000225597 A JP 2000225597A JP 11030274 A JP11030274 A JP 11030274A JP 3027499 A JP3027499 A JP 3027499A JP 2000225597 A JP2000225597 A JP 2000225597A
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JP
Japan
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hole
face
cutting tool
printed wiring
cutting
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JP11030274A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakayama
和夫 中山
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Nippon CMK Corp
CMK Corp
Original Assignee
Nippon CMK Corp
CMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端面スルーホールの金属膜にバリや剥離を発
生させることなく切断でき、しかも短期低コストで作製
し得ると共に、研磨等のメンテナンスが容易なプリント
配線基板用切断工具の提供。 【解決手段】 プリント配線基板を切断外形線に沿って
打ち抜くパンチ本体に、打ち抜き時基板の端面スルーホ
ールに接触することなく挿入するスルーホール保護用突
出リブを一体成形したプリント配線基板用切断工具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端面にスルーホール
を有するプリント配線基板用切断工具、更に詳細には少
なくとも2層以上の導体回路を有し、かつ端面スルーホ
ールを切断外形線上に有する基板を、当該切断外形線上
に沿って打ち抜き切断するのに好適なプリント配線基板
用切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】端面スルーホールを有するプリント配線
基板は、一般に、図5(1)に示す如く、大版の絶縁基
板10に所定の配線パターンを一定の間隔で複数形成
し、かつ各配線パターンに対応する端面スルーホール2
0をそれぞれ切断外形線30上に形成しておき、この外
形線に沿い絶縁基板をプレス金型やルーター等のパンチ
50により切断することにより複数の個片基板11を得
る構成になっている。この場合、当該端面スルーホール
部分が切断時に強いストレスを受けるため、図5(2)
に示す如く、端面スルーホールの内壁面に形成されてい
る金属膜が剥離したり、バリPとなって残存したりし
て、端面スルーホール付きプリント配線基板の歩留を低
下させるほか、バリを除去する手直し工程を必要として
いた。
【0003】従来、このような諸問題を解決する手段と
して、特公平7−70808号公報で提案されているよ
うに、外形線が横切る端面スルーホールの両端2箇所を
ドリルにより、内壁面の金属膜が基板素材に押し付けら
れる方向に回転して穿孔し、その後、プレス金型等によ
り切断する方法が知られている。しかしながら、斯かる
切断方式では、切断の前加工として、ドリルによる2工
程の穿孔加工が必要であり、しかもドリルの回転方向に
細心の注意を要するため、生産性が低く、コスト上昇を
招くほか、ドリル加工時に製品に付着した切粉の除去工
程が必要になって、生産性を更に低下させる問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明者は斯かる問題を解決し得
る切断工具として、端面スルーホールの外形線方向の穴
寸法より大きい幅と当該端面スルーホールの軸方向の長
さより大きい寸法を有し、かつ刃先を傾斜刃構造とした
パンチを開発し、先に特許出願した(特開平10−33
7700号公報)。しかしながら、斯かる切断工具を用
いれば、確かに端面のバリや金属膜の剥離がなく、きれ
いに切断することは可能なものの、当該切断工具の作製
に高度な技術を要し、コスト高となると共に、打ち抜き
後のメンテナンス、特にその切刃研磨が独特の刃先の故
にかなりの困難を伴なうと云う難点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題や難点に鑑みてなされたもので、端面スル
ーホールの金属膜にバリや剥離を発生させることなく切
断でき、しかも短期低コストで作製し得ると共に、研磨
等のメンテナンスが容易なプリント配線基板用切断工具
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明プリント配線基板用切断工具は、少なくとも
2層以上の導体回路を有し、かつ各配線パターンに対応
する端面スルーホールを切断外形線上に有する基板を、
当該切断外形線に沿って打ち抜き切断するプリント配線
基板用切断工具であって、前記基板を切断外形線に沿っ
て打ち抜くパンチ本体に、打ち抜き時基板の端面スルー
ホールに接触することなく挿入するスルーホール保護用
突出リブを、当該端面スルーホールの位置に対応せしめ
て一体成形して構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を示す図
面と共に本発明を更に説明する。
【0008】図1は、複数の個片基板間に、当該個片基
板共用の端面スルーホールが形設されているプリント配
線基板用切断工具の例を示しており、該図1に於て、1
0はプリント配線基板で、切断により小型のプリント配
線基板たる個片基板11、12の複数取りが可能となっ
ている。また、該基板10は少なくとも2層以上の導体
回路を有し、かつ各配線パターンに対応する端面スルー
ホール20は、それぞれその両端が相対する一対の切断
外形線30上に掛かって形設され、個片基板11、12
の共用スルーホールとなっている。この端面スルーホー
ル20の形状は、円孔、長楕円孔、小円の連続孔等その
如何を問わないと共に、その個数も必要に応じて適宜選
定される。尚、当該端面スルーホール20の内壁面に
は、基板10に形成された配線パターン等に接続される
金属膜が形成されている。
【0009】50はパンチ本体で、その下端面及びその
両側面壁に、打ち抜き時基板10の端面スルーホール2
0に挿入する下方突出リブ部61aと側方突出リブ部6
1bから成るスルーホール保護用突出リブ60が、当該
端面スルーホール20の位置に対応せしめて一体に成形
されている。このスルーホール保護用突出リブ60の具
体的な突出長さや形状・大きさは、基板10の厚さや端
面スルーホール20の形状・大きさに対応せしめて適宜
選定されるが、挿入時端面スルーホール内壁面とは接触
しないようになっている。また、パンチ本体50の両側
面壁に於ける側方突出リブ部61bは、図2(1)に示
す如く、当該両側面壁から曲面Rを形成して膨出成形さ
れており、これにより端面スルーホール20部に於てよ
り鋭角な切断角が得られるので、該スルーホール20内
壁のバリを押え込み、図2(2)に示す如く、その発生
をより効果的に防止し得るようになっている。而して、
この例の切断工具によれば、個片基板11、12間の距
離、換言すれば図1(1)の斜線で示す打ち抜き領域4
0の巾Lが0.8mm程度の基板10であっても十分に切
断することができる。
【0010】上記のように構成された切断工具は、例え
ばコンパウンド型金型等の金型に組み込まれ、この金型
をプレス機に装着した後、基板10を当該金型にセット
し、プレス機を下降作動させることにより、打ち抜き領
域40をパンチ本体50により打ち抜き、端面スルーホ
ールを有する個片基板11、12が形成される。このプ
レス機の下降による打ち抜き時、各スルーホール保護用
突出リブ60がそれぞれ端面スルーホール20内に没入
することにより、スルーホール導電部に過度な直下型剪
断応力は加わらず、端面のバリや金属膜の剥離の発生が
防止される。
【0011】図3は、複数の個片基板間に、それぞれ個
片基板毎に独立した端面スルーホールが形設されている
プリント配線基板用切断工具の例を示しており、図1と
同一の構成要素には同一符号を付けて説明すると、プリ
ント配線基板10は、切断により小型のプリント配線基
板たる個片基板11、12の複数取りが可能となってい
る。また、該基板10は少なくとも2層以上の導体回路
を有し、かつ各配線パターンに対応する端面スルーホー
ル20が、相対する一対の切断外形線30上のそれぞれ
に、独立かつ対向して形設されている。この端面スルー
ホール20の形状や個数もその如何を問わないが、前述
の共用端面スルーホールに比し、独立の故小形となって
いる。尚、当該端面スルーホール20の内壁面には、前
述と同様基板10に形成された配線パターン等に接続さ
れる金属膜が形成されている。
【0012】基板10の切断外形線30に沿って、打ち
抜き領域40を打ち抜くパンチ本体50は、その下端面
及びその両側面壁に、打ち抜き時基板10の端面スルー
ホール20に挿入する下方突出リブ部61aと側方突出
リブ部61bから成るスルーホール保護用突出リブ60
が、当該端面スルーホール20の位置に対応せしめて一
体に成形されている。このスルーホール保護用突出リブ
60は、その下端面、すなわち下方突出リブ部61aの
下端面に、パンチ本体50の長手軸線方向に沿ってV字
谷状の切欠部62が設けられ、残存両端部60a、60
bがそれぞれ相対向する端面スルーホール20に挿入す
るようになっている以外は前記図1の例と同様に構成さ
れ、当該例と同様な作用効果が得られるようになってい
る。
【0013】図4は、複数の個片基板間に、それぞれ個
片基板毎に独立した端面スルーホールが形設されている
プリント配線基板用切断工具の例を示しており、図1と
同一の構成要素には同一符号を付けて説明すると、スル
ーホール保護用突出リブ60の下方突出度合が少なく、
かつスルーホール保護用突出リブ60のみならずパンチ
本体50の下端面にもその長手軸線方向に沿ってほぼ同
一拡開角度にてV字谷状の切欠部52を設け、その残存
両端部50a、50bを切刃としている以外は前記図3
の例と同様に構成され、当該例と同様な作用効果が得ら
れるようになっている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、切断時端面スルーホー
ルが、スルーホール保護用突出リブの挿入存在により、
スルーホール導電部に過度な直下型剪断応力が加わるこ
とがないため、端面のバリや金属膜の剥離の発生を防止
することができる。
【0015】しかも、本発明切断工具は、パンチ本体と
スルーホール保護用突出リブとの一体成形体であるた
め、短期低コストで作製し得ると共に、研磨等のメンテ
ナンスが容易で、長期使用性に優れる。
【0016】更にまた、本発明切断工具は、当該一体成
形体の故に、個片基板間の打ち抜き領域の巾が0.8mm
程度の基板であっても切断加工が可能であるため、同一
基板シート寸法に従来より多数の個片基板を集合せしめ
ることができる結果、従来に比し生産効率を頗る向上せ
しめることができ、コストダウンが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すもので、
(1)は切断用基板に対応せしめた本発明切断工具の正
面説明図、(2)は同切断工具の右側面説明図、(3)
は同切断工具の底面説明図。
【図2】本発明切断工具による基板の切断例を示すもの
で、(1)は側方突出リブ部が端面スルーホールに挿入
した状態の要部拡大平面説明図、(2)は切断後の基板
の要部拡大平面説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(1)は切断用基板に対応せしめた本発明切断工具の正
面説明図、(2)は同切断工具の右側面説明図、(3)
は同切断工具の底面説明図。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(1)は切断用基板に対応せしめた本発明切断工具の正
面説明図、(2)は同切断工具の右側面説明図、(3)
は同切断工具の底面説明図。
【図5】従来切断工具による基板の切断例を示すもの
で、(1)は切断状態の要部拡大平面説明図、(2)は
切断後の基板の要部拡大平面説明図。
【符号の説明】
10:プリント配線基板 11:個片基板 12:個片基板 20:端面スルーホール 30:切断外形線 40:打ち抜き領域 50:パンチ本体 50a、50b:残存両端部 52:V字谷状切欠部 60:スルーホール保護用突出リブ 60a、60b:残存両端部 61a:下方突出リブ部 61b:側方突出リブ部 62:V字谷状切欠部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2層以上の導体回路を有し、
    かつ各配線パターンに対応する端面スルーホールを切断
    外形線上に有する基板を、当該切断外形線に沿って打ち
    抜き切断するプリント配線基板用切断工具であって、 前記基板を切断外形線に沿って打ち抜くパンチ本体に、
    打ち抜き時基板の端面スルーホールに接触することなく
    挿入するスルーホール保護用突出リブを、当該端面スル
    ーホールの位置に対応せしめて一体成形したことを特徴
    とするプリント配線基板用切断工具。
  2. 【請求項2】 パンチ本体の両側面壁に於ける側方突出
    リブ部が、当該両側面壁から曲面を形成して膨出してい
    ることを特徴とする請求項1記載のプリント配線基板用
    切断工具。
  3. 【請求項3】 スルーホール保護用突出リブが、その下
    端面にV字谷状の切欠部を有することを特徴とする請求
    項1又は2記載のプリント配線基板用切断工具。
  4. 【請求項4】 パンチ本体が、その下端面にV字谷状の
    切欠部を有することを特徴とする請求項3記載のプリン
    ト配線基板用切断工具。
JP11030274A 1999-02-08 1999-02-08 プリント配線基板用切断工具 Pending JP2000225597A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013115284A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属コアプリント配線板およびその製造方法
CN105828532A (zh) * 2016-05-31 2016-08-03 广东欧珀移动通信有限公司 一种电路板拼板的分板方法

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JP2013115284A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属コアプリント配線板およびその製造方法
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