JPH09296089A - エマルションポリマー組成物 - Google Patents

エマルションポリマー組成物

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JPH09296089A
JPH09296089A JP8113012A JP11301296A JPH09296089A JP H09296089 A JPH09296089 A JP H09296089A JP 8113012 A JP8113012 A JP 8113012A JP 11301296 A JP11301296 A JP 11301296A JP H09296089 A JPH09296089 A JP H09296089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速乾性を有するフィルム形成性エマルション
ポリマー組成物、およびそれから得られる機械的強度に
優れた被覆材の提供。 【解決手段】 フィルム形成性エマルションポリマー組
成物であって、ガラス転移温度が10〜100℃の範囲
である第1の共重合体エマルションポリマーを60重量
%以上の量で含み、0〜50℃の範囲であり第1の共重
合体エマルションポリマーよりも低いガラス転移温度を
有する第2の共重合体エマルションポリマーを40重量
%以下の量で含み、第2の共重合体エマルションポリマ
ー中の、アルファ、ベータ不飽和酸のヒドロキシアルキ
ルエステル、ビニルアルコール、アルキルフォスファト
−アルキルアクリレートおよびメタクリレート、アルキ
ルフォスフォノ−アルキルアクリレートおよびメタクリ
レート、並びにアルファ、ベータ不飽和酸のアルキルア
ミドからなる群より選ばれた非イオン性親水性単位の存
在量が10重量%未満である前記エマルションポリマー
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速乾性を有するフィル
ム形成性エマルションポリマー組成物、およびそれから
得られる機械的強度に優れた被覆材に関するものであ
る。特に耐ブラックヒールマーク性、耐スカッフ性、耐
磨耗性、密着性および耐洗剤性に優れたフロアポリッシ
ュ被覆材を提供するためのエマルションポリマー組成
物、およびそれから得られるフロアポリッシュ被覆材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】被膜形成ラテックス中のポリマーは、良
好な結着性を示す被膜を生成するために十分軟質である
が、一方で高い強度を有するべく十分硬質であること、
低い吸塵性を示すこと、および特定の用途によっては多
数の他の関連特性を有することを要する。もし、ポリマ
ーのガラス転移温度(Tg)が、その被膜の形成される
温度よりも低ければ、ラテックスを乾燥したとき良好な
結着性を示す被膜が一般的に生成されることは知られて
いる。しかしながら、良好な被膜形成をもたらすラテツ
クス粒子のその柔軟性は、生成された被膜が強度、硬
度、耐磨耗性および靭性を示すことに対立する軟質性ま
たは粘着性を意味している。ポリマーの有するジレン
マ、すなわち良好な結着性を有する被膜を形成するため
には十分軟質であることが必要とされ、有用な被膜を形
成するためには十分硬質であることが必要とされるとい
うジレンマから逃れる当該技術分野で容認された方法
は、揮発性の造膜助剤を添加することである。しかし、
空気汚染に対する関心がより大きくなるにつれて、でき
れば揮発性造膜助剤を排除する必要が生じて来た。造膜
助剤の排除はまた、そのコストが節約されるので経済的
でもある。
【0003】低い最低成膜温度(MFT)を有する高T
gポリマーへの他のアプローチは、ポリマー中へ高比率
で親水性モノマー(たとえば、ヒドロキシル、アミンま
たはカルボキシル官能基を伴うもの)を配合することで
ある。このことはラテツクス粒子の水膨潤性をもたらす
が、これは同時にラテックス中の粒子を軟化させる。普
通のポリマー濃度において、この膨潤は非常に高い粘度
を生じ、特に貯蔵もしくは利用pHにおいてカルボキシ
ル基またはアミン基が中和ないし部分的に中和されてい
る場合には、非常に高い粘度を生じる。別の欠点は、仕
上り被膜の感水性ならびに酸性または塩基性溶液に対す
る過敏性である。溶液重合法により調製された親水性モ
ノマーから成るポリマーおよびその溶液中への適用は、
塩化ビニル床材被覆の利用に関し米国特許第39353
68号においてジェー・ワイス(J.Weiss)により教
示されている。
【0004】良好な結着性被膜の形状で硬質被覆を得る
というこの問題に対する更に別の解決は、ディー・シェ
ーンホルツ(D.Schoenholz)他の米国特許第3949
107号に関するものである。シェーンホルツはTg3
0℃ないし80℃を有する樹脂の水性分散液を含有する
艶出剤を床に施用し、艶出剤または床のいずれかをその
樹脂のTg以上に予熱することを教示している。この開
示は、施用に関し適切な処方を得るために粘度の十分に
低いラテツクスを教示しており、そしてこれは造膜助剤
を伴わない被膜形成であり、かつまた強靭で、硬質な被
膜を生成するものである。特公昭63−450号は内部
可塑性ポリマーラテックス及びその製造法に関するもの
であり、初段ポリマーと後段ポリマーからなるラテック
ス粒子中のポリマー分子の配列が新規であるポリマーラ
テックスが開示されている。しかしながら、このポリマ
ーラテックスから得られた被覆材は機械的強度が劣る欠
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、速乾性を有
するフィルム形成性エマルションポリマー組成物、およ
びそれから得られる機械的強度に優れた被覆材を提供す
るものであり、特には耐ブラックヒールマーク性、耐ス
カッフ性、耐磨耗性、密着性および耐洗剤性に優れたフ
ロアポリッシュ被覆材を提供するためのエマルションポ
リマー組成物、およびそれから得られる、特にフロアポ
リッシュ用として好適に使用される被覆材を提供する。
なお、本明細書において「速乾性」とは、従来の組成物
と比較してより速やかに乾燥する性質をいう。
【0006】本発明は、その第1の態様として、フィル
ム形成性エマルションポリマー組成物であって、ガラス
転移温度が10〜100℃の範囲である第1の共重合体
エマルションポリマーを60重量%以上の量で含み、0
〜50℃の範囲であり第1の共重合体エマルションポリ
マーよりも低いガラス転移温度を有する第2の共重合体
エマルションポリマーを40重量%以下の量で含み、第
2の共重合体エマルションポリマー中の、アルファ、ベ
ータ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、ビニルア
ルコール、アルキルフォスファト−アルキルアクリレー
トおよびメタクリレート、アルキルフォスフォノ−アル
キルアクリレートおよびメタクリレート、並びにアルフ
ァ、ベータ不飽和酸のアルキルアミドからなる群より選
ばれた非イオン性親水性単位の存在量が第2の共重合体
エマルションポリマーの総重量の10重量%未満である
前記エマルションポリマー組成物を提供する。
【0007】本発明はその第2の態様として、フィルム
形成性エマルションポリマー組成物であって、ガラス転
移温度が10〜100℃の範囲である第1の共重合体エ
マルションポリマーを60重量%以上の量で含み、0〜
50℃の範囲であり第1の共重合体エマルションポリマ
ーよりも低いガラス転移温度を有する第2の共重合体エ
マルションポリマーを40重量%以下の量で含み、第2
の共重合体エマルションポリマー中の、ビニルアルコー
ル由来の単位の存在量が第2の共重合体エマルションポ
リマーの総重量の5重量%未満である前記エマルション
ポリマー組成物を提供する。
【0008】さらに本発明はその第3の態様として、フ
ィルム形成性エマルションポリマー組成物であって、ガ
ラス転移温度が10〜100℃の範囲である第1の共重
合体エマルションポリマーを60重量%以上の量で含
み、0〜50℃の範囲であり第1の共重合体エマルショ
ンポリマーよりも低いガラス転移温度を有する第2の共
重合体エマルションポリマーを40重量%以下の量で含
み、第2の共重合体エマルションポリマー中の、アルフ
ァ、ベータ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、ア
ルキルフォスファト−アルキルアクリレートおよびメタ
クリレート、アルキルフォスフォノ−アルキルアクリレ
ートおよびメタクリレート、並びにアルファ、ベータ不
飽和酸のアルキルアミドからなる群より選ばれた非イオ
ン性親水性単位の存在量が第2の共重合体エマルション
ポリマーの総重量の10重量%未満であり、ビニルアル
コール由来の単位の存在量が第2の共重合体エマルショ
ンポリマーの総重量の5重量%未満である前記エマルシ
ョンポリマー組成物を提供する。
【0009】上記のすべての態様において、本発明の第
1の共重合体エマルションポリマーのガラス転移温度は
好ましくは40〜100℃、最も好ましくは30〜90
℃の範囲であり、第2の共重合体エマルションポリマー
のガラス転移温度は好ましくは10〜40℃の範囲であ
る。第1の共重合体エマルションポリマーの量は、好ま
しくは60重量%〜95重量%であり、第2の共重合体
エマルションポリマーの量は好ましくは40重量%〜5
重量%である。最も好ましくは第1の共重合体エマルシ
ョンポリマーの量は、60重量%〜80重量%であり、
第2の共重合体エマルションポリマーの量は40重量%
〜20重量%である。なお、重量%はいずれも第1の共
重合体エマルションポリマーと第2の共重合体エマルシ
ョンポリマーの総固形分重量に対する、第1の共重合体
エマルションポリマーの固形分重量、または第2の共重
合体エマルションポリマーの固形分重量の割合である。
【0010】第1の共重合体エマルションポリマーと第
2の共重合体エマルションポリマーの平均ガラス転移温
度は、好ましくは10℃以上であり、より好ましくは2
0℃〜80℃、さらに好ましくは30〜70℃、最も好
ましくは40〜70℃の範囲である。第2の共重合体エ
マルションポリマーのガラス転移温度は第1の共重合体
エマルションポリマーのガラス転移温度よりも低く、好
ましくは10℃以上、より好ましくは30℃以上、さら
に好ましくは40℃以上、最も好ましくは40〜90℃
の差を有する。
【0011】本発明のエマルションポリマー組成物に含
まれる第1の共重合体エマルションポリマーおよび第2
の共重合体エマルションポリマーの原料としては、付加
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する任意の化合物
を使用することができ、たとえば各種のアクリル酸エス
テルやメタアクリル酸エステルが使用できる。また、ア
クリル酸、メタアクリル酸、およびイタコン酸のような
酸モノマーも使用できる。さらに、エチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、アリルメタクリレート等の多官能性不
飽和モノマーを含有することもできる。第1の共重合体
エマルションポリマーおよび第2の共重合体エマルショ
ンポリマーの原料は、規定されたガラス転移温度を有す
ればどのようなものも使用でき、また第1の共重合体エ
マルションポリマーおよび第2の共重合体エマルション
ポリマーの原料として同一のモノマーを使用することも
できる。
【0012】ガラス転移温度の高い第1のエマルション
ポリマーの原料に好適なものとしては、たとえばメタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸第2ブチ
ル、メタクリル酸第3ブチル、メタクリル酸第3アミ
ル、アクリル酸第3ブチルまたは第3アミル、アクリル
酸またはメタクリル酸シクロヘキシル、ベンジルあるい
はイソポルニル、アクリロニトリルまたはメタクリロニ
トリル、スチレン、塩化ビニル、クロロスチレン、酢酸
ビニルおよびα−メチルスチレンがあげられる。
【0013】ガラス転移温度の低い第2のエマルション
ポリマーの原料に好適なものとしては、たとえばアクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸第2ブチル、アクリル酸アミ
ル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸3・5・5−トリメトルヘキシル、アクリル酸デ
シル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸セチル、アクリ
ル酸オクタデシル、アクリル酸オクタデセニル、メタク
リル酸n−アミル、メタクリル酸第2アミル、メタクリ
ル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルブチル、メタク
リル酸オクチル、メタクリル酸3・5・5−トリメチル
ヘキシル、メタクリル酸デジル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸オクタデシルならびに置換アルキル
基、たとえばアクリル酸またはメタクリル酸ブトキシエ
チル等があげられる。さらにブタジエン、クロロプレ
ン、イソブテン、およびイソプレンなどの他、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなども使用することがで
きる。
【0014】本発明の第1の態様において、第2の共重
合体エマルションポリマーにおける、アルファ、ベータ
不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、ビニルアルコ
ール、アルキルフォスファト−アルキルアクリレートお
よびメタクリレート、アルキルフォスフォノ−アルキル
アクリレートおよびメタクリレート、並びにアルファ、
ベータ不飽和酸のアルキルアミドからなる群より選ばれ
た非イオン性親水性単位の存在量は10重量%未満であ
る。非イオン性親水性単位の存在量は好ましくは、8重
量%以下、より好ましくは1〜8重量%、さらに好まし
くは6重量%以下、最も好ましくは1〜6重量%であ
る。
【0015】また、本発明の第2の態様において、第2
の共重合体エマルションポリマーにおけるビニルアルコ
ール由来の単位の存在量は5重量%未満であり、好まし
くはビニルアルコール由来の単位を実質的に含まない。
本発明において、ビニルアルコール由来の単位とは、加
水分解によりポリマー中にビニルアルコール由来の単位
を生ずるものも含む意味であり、たとえば酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルアルコー
ルのエステル由来の単位もビニルアルコール由来の単位
に包含される。
【0016】本発明の第3の態様においては、第2の共
重合体エマルションポリマーにおける、アルファ、ベー
タ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、ビニルアル
コール、アルキルフォスファト−アルキルアクリレート
およびメタクリレート、アルキルフォスフォノ−アルキ
ルアクリレートおよびメタクリレート、並びにアルフ
ァ、ベータ不飽和酸のアルキルアミドからなる群より選
ばれた非イオン性親水性単位の存在量は10重量%未満
であり、ビニルアルコール由来の単位の存在量は5重量
%未満である。非イオン性親水性単位の存在量は好まし
くは、8重量%以下、より好ましくは1〜8重量%、さ
らに好ましくは6重量%以下、最も好ましくは1〜6重
量%である。また、ビニルアルコール由来の単位を実質
的に含まないことが好ましい。
【0017】本発明において言及されるポリマーのガラ
ス転移温度は、計算ガラス転移温度である、コポリマー
のガラス転移温度は、下記のフォックス(Fox)の式
[Bulletin of American Phy
sical Society,1,3,第123頁(1
956]により計算することができる。 1/Tg= W1/Tg(1)+ W2/Tg(2) ここで、W1およびW2は、成分1および成分2のポリ
マーの重量分率を意味し、そしてTg(1)およびTg
(2)は、それぞれ成分1および2のホモポリマーのガ
ラス転移温度(単位は絶対温度)を表す。得られたポリ
マーのガラス転移温度を実験的に測定する方法として
は、多くの方法が知られているが、示差走査熱量測定
(DSC)によるのが簡便かつ正確で好ましい。平均ガ
ラス転移温度は、第1の共重合体エマルションポリマー
と第2の共重合体エマルションポリマーのモノマーの合
計についてフォクスの式を適用することにより求めるこ
とができる。なお、本発明で用いられる代表的なポリマ
ーのガラス転移温度を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】本発明のエマルションポリマー組成物は公
知の方法により製造することができ、好ましくはエマル
ション重合により製造される。重合時には常用の分散
剤、例えば、アルキル硫酸アルカリ金属塩又は同アンモ
ニウム塩、アルキルスルホン酸及び脂肪酸、オキシエチ
ル化フェノール等のような陰イオン性及び/又は非イオ
ン性の乳化剤が使用可能である。好ましい界面活性剤
は、陰イオン性界面活性剤であるアルキル硫酸エステル
塩、およびポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩
であり、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル
硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリ
オキシエチレンアルキルフェノールエーテル硫酸ナトリ
ウムなどが好適に使用される。分散剤の使用量は通常全
モノマーの重量基準で0.1〜6重量%である。
【0020】重合の開始法は、熱開始法又はレドックス
開始法のいずれを使用してもよい。常用のフリーラジカ
ル開始剤(過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、過硫酸アンモニウム及び/又はアルカリ金属塩等)
が使用できる。その量は、典型的には、全モノマーの重
量基準で0.05〜3.0重量%である。同じ開始剤を
適当な還元体(例えば、イソアスコルビン酸、重亜硫酸
ナトリウム)と組み合わせて使用するレドックス系も同
様のレベルで使用可能である。ゲルが有意の分率で形成
されるのを制限し、或いは分子量を制御するために低レ
ベルの、メルカプタン(例えば、モノマーの全重量基準
で0.05〜6重量%のn−オクチルメルカプタン、n
−ドデシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸ブチ
ル若しくは同メチル又はメルカプトプロピオン酸)のよ
うな連鎖移動剤がしばしば用いられる。
【0021】本発明のエマルションポリマー組成物に含
まれるポリマーとして、コア/シェルポリマー、すなわ
ち内部高分子物質のコア相と外部高分子物質のシェル相
を有するポリマーを好適に使用することができる。この
コア/シェルポリマーは、公知の製造プロセスにより製
造できるが、多段階の乳化重合法により製造されるエマ
ルジョンとして提供されることが特に好ましい。たとえ
ば上述のモノマーを使用してまずコア相を形成し、次い
で異なるエチレン性不飽和モノマーを使用して外部相で
あるシェル相を形成することにより得られる。軟質ポリ
マーラテックス粒子に対し硬質のポリマーを連続的に重
合させた、いわゆる内部可塑化ポリマーラテックス粒子
も好適に使用することができる。これはたとえば、通常
の乳化重合条件下で、第2のエマルションポリマーを形
成する第1のエチレン性不飽和モノマー混合物を乳化重
合し、次いで第1のエマルションポリマーを形成する第
2のエチレン性不飽和モノマー混合物を乳化重合するこ
とにより生成することができる。
【0022】さらに、本発明のエマルションポリマー組
成物は2種類のエマルションポリマーをブレンドするこ
とによっても調製できる。すなわち、ガラス転移温度が
10〜100℃の範囲である第1の共重合体エマルショ
ンポリマーと、0〜50℃の範囲であり第1の共重合体
エマルションポリマーよりも低いガラス転移温度を有
し、アルファ、ベータ不飽和酸のヒドロキシアルキルエ
ステル、ビニルアルコール、アルキルフォスファト−ア
ルキルアクリレートおよびメタクリレート、アルキルフ
ォスフォノ−アルキルアクリレートおよびメタクリレー
ト、並びにアルファ、ベータ不飽和酸のアルキルアミド
からなる群より選ばれた非イオン性親水性単位の存在量
が10重量%未満である第2の共重合体エマルションポ
リマーを、第1の共重合体エマルションポリマーと第2
の共重合体エマルションポリマーの固形分重量の合計に
対し、第1の共重合体エマルションポリマーの固形分重
量が60重量%以上であり第2の共重合体エマルション
ポリマーの固形分重量が40重量%以下となるように混
合することにより本発明の第1の態様のエマルションポ
リマー組成物を調製することができる。
【0023】ビニルアルコール由来の単位の存在量が5
重量%未満である第2の共重合体エマルションポリマー
を使用する事により本発明の第2の態様のエマルション
ポリマー組成物を調製することができ、アルファ、ベー
タ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、アルキルフ
ォスファト−アルキルアクリレートおよびメタクリレー
ト、アルキルフォスフォノ−アルキルアクリレートおよ
びメタクリレート、並びにアルファ、ベータ不飽和酸の
アルキルアミドからなる群より選ばれた非イオン性親水
性単位の存在量が10重量%未満であり、ビニルアルコ
ール由来の単位の存在量が5重量%未満である第2のエ
マルションポリマーを使用する事により本発明の第3の
態様のエマルションポリマー組成物を調製することがで
きる。混合比率、平均ガラス転移温度、ガラス転移温度
の差、好ましい第2のエマルションポリマーの組成など
の好ましい範囲は、前述の場合と同じである。
【0024】本発明のエマルションポリマー組成物から
フィルムを形成する際には多価金属化合物が添加され
る。その際第1の共重合体エマルションポリマーと第2
の共重合体エマルションポリマーの少なくとも1方がカ
ルボン酸基を有することが必要である。すなわち、本発
明はその一態様として、多価金属化合物を含有し、第1
の共重合体エマルションポリマーと第2の共重合体エマ
ルションポリマーの少なくとも1方がカルボン酸基を有
する前述の本発明のいずれかの態様のエマルションポリ
マー組成物を提供する。
【0025】多価金属化合物は水溶性又は水分散性の形
であればよく、金属イオン、塩、錯体又は酸化物の形で
含有することができる。多価金属は他の任意成分を配合
した後に添加してもよいが、多価金属でエマルションポ
リマー組成物を変成した後、他の成分を加えることが好
ましい。エマルションポリマーを多価金属で予め変成す
ることにより、より広い温度範囲でエマルションポリマ
ーフィルムの伸びと抗張力のバランスが保たれる。
【0026】変成の方法としては、多価金属の粉末を水
に分散させてエマルションポリマー組成物に加えること
もできるが、最初に多価金属を多価金属イオンの錯体に
したり、多価金属イオンとその対イオンにより塩を形成
させ、多価金属を水溶性もしくは水分散性とするのが好
ましい。多価金属イオンの錯体は、pH=9−10の希
薄なアンモニア水のようなアルカリ性溶液中で可溶化す
ることができる。水溶性または水分散性の多価金属を、
温度30−50℃に保持したエマルション中に添加する
ことによりエマルションポリマーを多価金属で変成する
事ができる。
【0027】カルシウム、アルミニウム、マグネシウ
ム、亜鉛、バリウム、ストロンチウム等のような多価金
属イオンを使用することができる。多価金属イオンの錯
体、例えば亜鉛ヘキサアンモニア、重炭酸亜鉛アンモニ
ウム等、及び多価金属イオンと対イオン、例えば塩化物
イオン、酢酸イオン、重炭酸イオンとの塩も使用するこ
とができる。亜鉛が好ましい多価金属である。多価金属
のイオン、塩、錯体又は酸化物は、好ましくはエマルシ
ョンポリマー固形分の重量基準で約0.1〜約10重量
%、より好ましくは約0.3重量%から約2.0重量%
の量で使用される。
【0028】本発明のエマルションポリマー組成物は、
速乾性を有し、それから得られる被覆材は機械的強度に
優れている。本発明のエマルションポリマー組成物は、
特に耐ブラックヒールマーク性、耐スカッフ性、耐磨耗
性、密着性および耐洗剤性に優れたフロアポリッシュ被
覆材を提供する。なお、本発明のエマルションポリマー
組成物は、具体的には後述の実施例に記載された実験条
件で、5分以下、好ましくは3分以下の「速乾性」を有
する。
【0029】本発明のエマルションポリマー組成物は、
必要に応じ任意に顔料、染料、充填材、酸化防止剤、オ
ゾン劣化防止剤、安定剤、流れ調整剤、界面活性剤また
はその他の成分を含むことができる。
【0030】本発明によるエマルションポリマー組成物
は、エマルションポリマーの広い範囲の用途において使
用される数多くの処方を包含するエマルション+可塑剤
あるいはエマルション+造膜助剤系を置換するのに特に
有用である。これらのラテックスは独立フィルムの形成
ならびに被覆材、たとえばペイント、ラッカー、ワニ
ス、粉体塗料等の被被覆材の形成においても有用であ
る。本発明のエマルションポリマー組成物はまた、天然
および合成材料双方、たとえば紙、布、木材、プラスチ
ツクス、金属およびレザー用の含浸剤および接着剤とし
て、また不織布用のバインダーとしても有用である。本
発明のエマルションポリマー組成物と他のエマルション
またはラテックス系を組み合わせて使用すれば、その最
小被膜形成温度を低下させ、あるいは該他のエマルショ
ンまたはラテックス系の被覆形成を補助するために利用
可能である。顔料、染料、充填材、酸化防止剤、オゾン
劣化防止剤、安定剤、流れ調整剤、界面活性剤またはそ
の他の任意成分を、本発明のエマルションポリマー組成
物中に包含させることができる。
【0031】本発明によるエマルションポリマー組成物
は、特に塗料、填材または接着剤として好適に使用で
き、各種の技術分野において知られる刷毛塗り、流展、
浸漬、吹付けおよびその他の塗布手段を本発明によるエ
マルションポリマー組成物を施用するために利用するこ
とができる。
【0032】本発明はさらに、本発明のエマルションポ
リマー組成物から得られる被覆材に関する。得られる被
覆材のモルホロジーは、第1の共重合体エマルションポ
リマーと第2の共重合体エマルションポリマーとの重量
比率、それぞれのガラス転移温度、成膜条件などにより
変化するので、特に限定するものではないが、本発明の
好ましい態様において、本発明の被覆材は第1の共重合
体エマルションポリマーが連続相を形成し、第2の共重
合体エマルションポリマーが連続相または不連続相を形
成するモルホロジーを有する。このようにガラス転移温
度の高いエマルションポリマーからなる硬質相が連続相
を形成する場合には、耐久性、機械的強度に特に優れた
より好ましい被覆材が得られる。この際、軟質相が前記
硬質相の接着剤的もしくは造膜助剤的な機能を果たし、
そのため硬質相が連続したフィルム相を形成することを
可能にすると共にフィルム形成に要する時間も短くな
り、速乾性が得られるものと考えられている。本発明の
エマルションポリマー組成物から得られる被覆材がフロ
アポリッシュ被覆材である場合、耐ブラックヒールマー
ク性、耐スカッフ性、耐磨耗性、密着性および耐洗剤性
に優れたフロアポリッシュ被覆材を得ることができ、さ
らに該被覆材は速乾性を有しているため特に機械でのフ
ロアポリッシュ塗膜の形成においては好適なものであ
る。
【0033】本発明によるエマルションポリマー組成物
はたとえばズダノウスキー(Zdanowski)による米国特
許第3328325号、ファイアマン(Fiarman)によ
る米国特許第3467610号およびズダノウスキーに
よる第2発明、米国特許第3573239号によって教
示されるフロアポリッシュ剤に好適に利用される。
【0034】一般に、本発明のエマルションポリマー組
成物を使用するフロアポリッシュ剤配合物は下記の配合
により調製することができる。 成 分 割 合 (A)エマルションポリマー組成物(重量部) 10〜100 (B)ワックス(同上) 0〜90 (C)アルカリ可溶性樹脂(同上) 0〜90 (D)湿潤剤、乳化剤および分散剤(パーセント) 0.5〜20 (E)全固形分を0.5%ないし45%、好ましくは 5%ないし30%とする水 (D)はA+B+Cの重量に対する重量パーセントであ
る。A、BおよびCの合計は100でなければならな
い。存在する場合、Cの量はコポリマーAの重量に対し
90%まで、そして好ましくはコポリマーAの重量の約
5%乃至25%であればよい。湿潤剤及び分散剤の例に
は、炭素数12乃至18である高級脂肪酸のアルカリ金
属およびアミン塩、たとえばオレイン酸あるいはシリノ
ール酸ナトリウム、カリウム、アンモニウム、またはモ
ルホリンならびに普通のノニオン表面活性剤がある。以
下、実施例に基づいて本発明を説明するが、かかる実施
例はあくまでも本発明の例示であり、本発明の範囲をな
んら制限するものではない。実施例中において、特に示
さない限り部およびパーセントは重量で示すものとす
る。
【0035】実施例1−5単量体混合物の製造 脱イオン水に、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)の3
0%溶液を加え攪拌した溶液に、単量体を続いてゆっく
り加えることにより、乳化した単量体混合物を作った。
実施例中において使用される化合物の略号は以下の通り
である。 アクリル酸ブチル BA アクリル酸2−エチルヘキシル 2−EHA メタアクリル酸メチル MMA メタアクリル酸ヒドロキシエチル HEMA スチレン Sty メタアクリル酸 MAA アクリル酸 AA ラウリル硫酸ナトリウム SLS 過硫酸アンモニウム APS それぞれの脱イオン水、ラウリル硫酸ナトリウム、単量
体の量は表2のとおりである。
【0036】
【表2】
【0037】多価金属水溶液 脱イオン水 1617.8 グリシン 113.6 酸化亜鉛 132.0
【0038】重合操作−乳化重合体の調製− 温度計、冷却器、および攪拌機を備えた適当な反応容器
に、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)の30%溶液7
4.5g、および脱イオン水4050.5gを含む溶液
を入れ、80−85℃に加熱した。この反応容器に、前
述の単量体混合物第一段の193.9gと過硫酸アンモ
ニウム(APS)水溶液(脱イオン水71.0gにAP
S12.3gを溶解させた液)の全てを加えた。約5分
以内に、5−8℃の温度上昇および反応混合物の外観の
変化により重合の開始を確認した。発熱が終わったと
き、残りの単量体混合物第一段を反応容器に徐々に加え
た。添加速度は、重合反応の熱を冷却によって除くこと
のできる速度(30−60分間)に調整した。重合反応
温度は、必要に応じ冷却することにより85−90℃に
維持した。添加が完了したとき、単量体混合物の容器お
よび供給管を脱イオン水258.2gですすぎ反応容器
に加え、30分間85−90℃に維持した。30分間の
保持の後、単量体混合物第二段と過硫酸アンモニウム水
溶液(脱イオン水801.1gにAPS19.3gを溶
解させた液)を反応容器に徐々に加えた。添加速度は、
重合反応の熱を冷却によって除くことのできる速度(2
−3時間)に調整した。重合反応温度は、必要に応じ冷
却することにより85−90℃に維持した。添加が完了
したとき、単量体混合物の容器および供給管を脱イオン
水258.2gですすぎ、反応容器に加えた。得られた
乳化重合体は60℃に冷却し、前述の多価金属水溶液を
添加し、アンモニア水を用いてpHを8.0−8.5に
調整し、乳化重合体1−5を得た。
【0039】比較例1 単量体混合物の製造 脱イオン水1145.4gに、ラウリル硫酸ナトリウム
(SLS)の30%溶液20.0gを加え攪拌した溶液
に、次に示す単量体をゆっくり加えることにより、乳化
した単量体混合物を作った。 アクリル酸ブチル 331.9 アクリル酸2−エチルヘキシル 53.1 メタアクリル酸メチル 974.5 メタアクリル酸ヒドロキシエチル 79.7 スチレン 1083.3 メタアクリル酸 26.6 アクリル酸(80%) 132.7多価金属水溶液 脱イオン水 357.1 グリシン 23.0 酸化亜鉛 26.8
【0040】重合操作−乳化重合体の調製− 温度計、冷却器、および攪拌機を備えた適当な反応容器
に、ラウリル硫酸ナトリウムの30%溶液34.3g、
および脱イオン水872.4gを含む溶液を入れ、80
−85℃に加熱した。この反応容器に、前述の単量体混
合物の38.0gと過硫酸アンモニウム水溶液(脱イオ
ン水14.4gにAPS2.5gを溶解させた液)の全
てを加えた。約5分以内に、5−8℃の温度上昇および
反応混合物の外観の変化により重合の開始を確認した。
発熱が終わったとき、残りの単量体混合物と過硫酸アン
モニウム水溶液(脱イオン水162.1gにAPS3.
9gを溶解させた液)を反応容器に徐々に加えた。添加
速度は、重合反応の熱を冷却によって除くことのできる
速度(2−3時間)に調整した。重合反応温度は、必要
に応じ冷却することにより85−90℃に維持した。添
加が完了したとき、単量体混合物の容器および供給管を
脱イオン水110.0gですすぎ、反応容器に加えた。
得られた乳化重合体は60℃に冷却し、前述の多価金属
水溶液を添加し、アンモニア水を用いてpHを8.0−
8.5に調整し、乳化重合体6を得た。
【0041】比較例2 単量体混合物の製造 脱イオン水に、ラウリル硫酸ナトリウムの30%溶液を
加え攪拌した溶液に単量体を続いてゆっくり加えること
により、乳化した単量体混合物を作った。それぞれの脱
イオン水、ラウリル硫酸ナトリウム、単量体の量は表3
のとおりである。
【0042】
【表3】
【0043】多価金属水溶液 脱イオン水 1617.8 グリシン 113.6 酸化亜鉛 132.0
【0044】重合操作−乳化重合体の調製− 温度計、冷却器、および攪拌機を備えた適当な反応容器
に、ラウリル硫酸ナトリウムの30%溶液74.5g、
および脱イオン水4050.5gを含む溶液を入れ、8
0−85℃に加熱した。この反応容器に、前述の単量体
混合物第一段の193.9gと過硫酸アンモニウム水溶
液(脱イオン水71.0gにAPS12.3gを溶解さ
せた液)の全てを加えた。約5分以内に、5−8℃の温
度上昇および反応混合物の外観の変化により重合の開始
を確認した。発熱が終わったとき、残りの単量体混合物
第一段を反応容器に徐々に加えた。添加速度は、重合反
応の熱を冷却によって除くことのできる速度(30−6
0分間)に調整した。重合反応温度は、必要に応じ冷却
することにより85−90℃に維持した。添加が完了し
たとき、単量体混合物の容器および供給管を脱イオン水
258.2gですすぎ、反応容器に加え、30分間85
−90℃に維持した。30分間の保持の後、単量体混合
物第二段と過硫酸アンモニウム水溶液(脱イオン水80
1.1gにAPS19.3gを溶解させた液)を反応容
器に徐々に加えた。添加速度は、重合反応の熱を冷却に
よって除くことのできる速度(2−3時間)に調整し
た。重合反応温度は、必要に応じ冷却することにより8
5−90℃に維持した。添加が完了したとき、単量体混
合物の容器および供給管を脱イオン水258.2gです
すぎ、反応容器に加えた。得られた乳化重合体は60℃
に冷却し、前述の多価金属水溶液を添加し、アンモニア
水を用いてpHを8.0−8.5に調整し、乳化重合体
7を得た。
【0045】比較例3および実施例6 単量体混合物の製造 脱イオン水に、ラウリル硫酸ナトリウムの30%溶液を
加え攪拌した溶液に単量体を続いてゆっくり加えること
により、乳化した単量体混合物を作った。それぞれの脱
イオン水、ラウリル硫酸ナトリウム、単量体の量は表4
のとおりである。
【0046】
【表4】
【0047】多価金属水溶液 脱イオン水 357.1 グリシン 23.0 酸化亜鉛 26.8
【0048】重合操作−乳化重合体の調製− 温度計、冷却器、および攪拌機を備えた適当な反応容器
に、ラウリル硫酸ナトリウムの30%溶液34.3g、
および脱イオン水872.4gを含む溶液を入れ、80
−85℃に加熱した。この反応容器に、前述の単量体混
合物の38.0gと過硫酸アンモニウム水溶液(脱イオ
ン水14.4gにAPS2.5gを溶解させた液)の全
てを加えた。約5分以内に、5−8℃の温度上昇および
反応混合物の外観の変化により重合の開始を確認した。
発熱が終わったとき、残りの単量体混合物と過硫酸アン
モニウム水溶液(脱イオン水162.1gにAPS3.
9gを溶解させた液)を反応容器に徐々に加えた。添加
速度は、重合反応の熱を冷却によって除くことのできる
速度(2−3時間)に調整した。重合反応温度は、必要
に応じ冷却することにより85−90℃に維持した。添
加が完了したとき、単量体混合物の容器および供給管を
脱イオン水110.0gですすぎ、反応容器に加えた。
得られた乳化重合体は60℃に冷却し、前述の多価金属
水溶液を添加し、アンモニア水を用いてpHを8.0−
8.5に調整し、乳化重合体8と9を得た。乳化重合体
8と9を次の重量比で混合し、乳化重合体10と11と
した。 比較例3 乳化重合体8:乳化重合体9 = 7:3 (重合体10) 実施例6 乳化重合体8:乳化重合体9 = 3:7 (重合体11) それぞれの乳化重合体について、表5に示した配合で組
成物を調製した。
【0049】
【表5】
【0050】注1 住友3M株式会社製のフッソ系界面
活性剤(フロラード FC−129,有効成分50% 注2 ワッカー・シリコン社製の消泡剤(SWS−21
1,有効成分50%) 注3 ローム・アンド・ハース社製のアルカリ可溶性樹
脂(プライマル 1−1955,有効成分40%) 注4 東邦化学工業株式会社製ポリエチレンワックスエ
マルジョン(ハイテックE−4B,有効成分40%) 得られた配合物の評価結果を表6に示す。表6中、乳化
重合体の番号は、対応する乳化重合体を使用した表5に
示す配合物についての評価であることを意味する。乳化
重合体1から5、および11に関するものは本発明の実
施例であり、他のものは比較例である。
【0051】試験方法 耐ブラックヒールマーク性、耐水性、耐洗剤性1、およ
び除去性は、日本工業規格(JIS)K3920に準じ
て試験した。耐スカッフ性は、JIS K3920中の
耐ブラックヒールマーク性15に準じて試験した後、タ
イル上の擦り傷を観察して評価した。耐洗剤性2は、1
/20のフォーワード(登録商標)を3回塗布したタイ
ルに十分行きわたるようモップで塗り広げる。5分後1
75回転ポリッシャーでタイル上を5往復し塗膜の状態
を観察して評価した。乾燥性は、ローム・アンド・ハー
ス社の「フロアポリッシュの評価方法」14粘着度/乾
燥速度に準じて試験した。サボン・タック・テスターま
たは同様の装置を粘着度と乾燥速度を測定するのに用い
る。厚さ80ミクロンのポリッシュ・フィルムをタイル
の表面に作り乾くまで放置する。(外見上、表面に湿り
気がなくなり乾いたようになった時)次にタック・テス
ターをポリッシュフィルム(25.4mm角)の上にセ
ットし500gの荷重をかけ5秒間放置後、直ちに取り
除く。その際、完全に引き離すのに5秒間以上を要した
時は表面はまだタック・フリーの状態にないとし、さら
に30秒おきにテストを繰り返しタック・フリーになる
まで続ける。ポリッシュを塗布してからタック・フリー
になるまでの時間(分)を測定する。
【0052】タック・テスターの詳細 幅25.4mm,長さ82.6mm,厚さ1.6mmの
アルミニウム板を曲げて6.45cm2の面積となる平
面を作る。曲げる角度は6.45cm2の表面上に5g
の重りをのせ、残りの57.2mmのアルミニウム板と
ちょうどバランスがとれるようにして決める。装置の補
正を行うときは、6ミクロンのアルミホイルを6.45
cm2表面に被せて行う。テストは通常ビニル,ビニル
コンポジションの両方のタイルについて温度20℃,相
対湿度65%の状態下で行う。
【0053】
【表6】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 157/00 PDC C09D 157/00 PDC (72)発明者 財部 邦英 埼玉県北葛飾郡鷲宮町桜田3−2−2−3 −301

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム形成性エマルションポリマー組
    成物であって、ガラス転移温度が10〜100℃の範囲
    である第1の共重合体エマルションポリマーを60重量
    %以上の量で含み、0〜50℃の範囲であり第1の共重
    合体エマルションポリマーよりも低いガラス転移温度を
    有する第2の共重合体エマルションポリマーを40重量
    %以下の量で含み、 第2の共重合体エマルションポリマー中の、アルファ、
    ベータ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、ビニル
    アルコール、アルキルフォスファト−アルキルアクリレ
    ートおよびメタクリレート、アルキルフォスフォノ−ア
    ルキルアクリレートおよびメタクリレート、並びにアル
    ファ、ベータ不飽和酸のアルキルアミドからなる群より
    選ばれた非イオン性親水性単位の存在量が10重量%未
    満である前記エマルションポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 フィルム形成性エマルションポリマー組
    成物であって、ガラス転移温度が10〜100℃の範囲
    である第1の共重合体エマルションポリマーを60重量
    %以上の量で含み、0〜50℃の範囲であり第1の共重
    合体エマルションポリマーよりも低いガラス転移温度を
    有する第2の共重合体エマルションポリマーを40重量
    %以下の量で含み、 第2の共重合体エマルションポリマー中の、ビニルアル
    コール由来の単位の存在量が5重量%未満である前記エ
    マルションポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 フィルム形成性エマルションポリマー組
    成物であって、ガラス転移温度が10〜100℃の範囲
    である第1の共重合体エマルションポリマーを60重量
    %以上の量で含み、0〜50℃の範囲であり第1の共重
    合体エマルションポリマーよりも低いガラス転移温度を
    有する第2の共重合体エマルションポリマーを40重量
    %以下の量で含み、 第2の共重合体エマルションポリマー中の、アルファ、
    ベータ不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、アルキ
    ルフォスファト−アルキルアクリレートおよびメタクリ
    レート、アルキルフォスフォノ−アルキルアクリレート
    およびメタクリレート、並びにアルファ、ベータ不飽和
    酸のアルキルアミドからなる群より選ばれた非イオン性
    親水性単位の存在量が10重量%未満であり、ビニルア
    ルコール由来の単位の存在量が5重量%未満である前記
    エマルションポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 第1の共重合体エマルションポリマーと
    第2の共重合体エマルションポリマーのガラス転移温度
    の差が10℃以上である、請求項1、2または3記載の
    エマルションポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 多価金属化合物をさらに含有し、第1の
    共重合体エマルションポリマーと第2の共重合体エマル
    ションポリマーの少なくとも1方がカルボン酸基を有す
    る、請求項1、2または3項記載のエマルションポリマ
    ー組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項記載のエ
    マルションポリマー組成物を含むフロアポリッシュ用組
    成物。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項記載のエ
    マルションポリマー組成物から得られる被覆材。
  8. 【請求項8】 フロアポリッシュ被覆材である請求項7
    記載の被覆材。
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