JPH09291649A

JPH09291649A - 形材枠一体パネル

Info

Publication number: JPH09291649A
Application number: JP8306338A
Authority: JP
Inventors: Takamasa Sekiguchi; 高正関口; Katsuyuki Hagiwara; 勝之萩原; Hiromitsu Iida; 弘光飯田; Katsuyuki Maruta; 勝之丸田; Shoichi Yamada; 正一山田; Yuji Shimizu; 勇次清水
Original assignee: Mitsubishi Chemical Corp
Current assignee: Mitsubishi Chemical Corp
Priority date: 1996-02-27
Filing date: 1996-11-18
Publication date: 1997-11-11
Anticipated expiration: 2016-11-18
Also published as: DE19708015A1; CN1103847C; AU717308B2; ID16205A; SG79933A1; AU1482397A; US5893245A; JP3183199B2; CN1167865A

Abstract

(57)【要約】【課題】パネルに対する形材枠の組付け作業を作業性
良く、かつ高精度に行うことが出来る形材枠一体パネル
を提供する。【解決手段】方形のパネル（１）に形材枠（２）が組
付けられて成る形材枠一体パネルにおいて、形材枠
（２）は、構築物への取付け脚部（２ａ）と、パネル
（１）の裏面に接合して固定される支持部（２ｂ）と、
パネル（１）の周縁を包持する包持枠部（２ｃ）と、隣
接する形材枠（２）を相互に連結するコーナブロックの
嵌合孔（２ｄ）とを備え、上記支持部（２ｂ）は、パネ
ル（１）の周縁が没入可能な逃げ面（２ｅ）を上記包持
枠部（２ｃ）側に有し、上記嵌合孔（２ｄ）とコーナブ
ロックは相対的に回動可能な構造とされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、形材枠一体パネル
に関するものであり、詳しくは、パネルに対する形材枠
の組付け作業を作業性良く、かつ高精度に行うことが出
来る様に改良された形材枠一体パネルに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】ビル等の建築物においては、質量、耐候
性、施工性などの観点から、外装パネルとしての形材枠
一体パネルが使用されている。例えば、特開平７−１０
２７３４号公報には、合成樹脂製の基板の両面にアルミ
ニウムシートを接合してなる複合板にて方形平板状に形
成されたパネルと、当該パネルの周縁に組付けられてパ
ネルの周縁を保護し且つ木口を覆う形材枠とから構成さ
れた形材枠一体パネルが開示されている。

【０００３】この種の形材枠一体パネルにおける形材枠
は、構築物への取付け脚部と、パネルの裏面に接合して
固定される支持部と、パネルの周縁を包持する包持枠部
とを有する。そして、この形材枠は支持部と包持枠部の
枠縁との間にパネルの周縁を挟み込んだ状態でパネルに
組付けられる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、形材枠が組
付けられるパネルは、例えば、１２００ｍｍ×２４００
ｍｍ程度と比較的に大きいため、多少の捻れや反りがあ
る。このため、パネルの周囲に形材枠を組付ける作業
は、パネルの捻れ等を矯正しつつ行わなければならない
こと、また、形材枠の極めて余裕（パネルの厚みと包持
枠部の間隔の差）の少ない部分への挟み込み作業である
こと、等から相当の熟練を要し作業性に難点があった。
もっとも、パネルの周縁を挟み込む形材枠の支持部と包
持枠部の枠縁との間隔を大きく設定すれば、組付け作業
性は多少改善される。しかし、この場合には、枠縁とパ
ネルの表面との間に隙間ができて外観が低下する。

【０００５】本発明は、前記の実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、パネルに対する形材枠の組付け作
業を作業性良く、かつ高精度に行うことが出来る形材枠
一体パネルを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成する手
段として、本発明は、方形のパネルに形材枠が組付けら
れて成る形材枠一体パネルにおいて、形材枠は、構築物
への取付け脚部と、パネルの裏面に接合して固定される
支持部と、パネルの周縁を包持する包持枠部と、隣接す
る形材枠を相互に連結するコーナブロックの嵌合孔とを
備え、上記支持部は、パネルの周縁が没入可能な逃げ面
を上記包持枠部側に有し、上記嵌合孔とコーナブロック
は相対的に回動可能な構造とされていることを特徴とす
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る形材枠一体パネルの実施の形態を説明する。添付図面
において、図１は本発明に係る形材枠一体パネルの一実
施形態の要部構造を示す部分断面図で、図２は一実施形
態の外観を示す一部破断斜視図、図３は一実施形態にお
ける形材枠の断面形状を示す斜視図、図４は変形例によ
る形材枠の断面形状を示す斜視図、図５は形材枠の組付
け工程を説明する一部破断の断面図、図６は型枠材の固
定構造を示す部分断面図、図７は形材枠とコナーブロッ
クの位置関係を分解して示す斜視図である。

【０００８】本発明に係る形材枠一体パネルは、図１及
び図２に示す様に、方形のパネル（１）に形材枠（２）
が組付けられて成る。形材枠（２）は、構築物への取付
け脚部（２ａ）と、パネル（１）の裏面に接合して固定
される支持部（２ｂ）と、パネル（１）の周縁を包持す
る包持枠部（２ｃ）と、隣接する形材枠（２）を相互に
連結するコーナブロックの嵌合孔（２ｄ）とを備えてい
る。そして、本発明においては、上記の支持部（２ｂ）
はパネル（１）の周縁が没入可能な逃げ面（２ｅ）を上
記の包持枠部（２ｃ）側に有し、上記の嵌合孔（２ｄ）
はコーナブロックと相対的に回動可能な構造とされてい
る。

【０００９】パネル（１）は、非金属材料からなる基板
（１ａ）の両面に金属シート（１ｂ）、金属シート（１
ｃ）を積層してなる複合板である。このパネル（１）
は、例えば、縦１２００ｍｍ、横２４００ｍｍ、厚み６
ｍｍ程度の方形に形成される。

【００１０】パネル（１）の基板（１ａ）としては、各
種の合成樹脂、セラミック、石膏、石綿セメント硅酸カ
ルシウム、セメント等の無機材料が使用される。合成樹
脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、ポリヒドロキシルエーテル、酢酸
ビニル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。勿論、熱硬化性
樹脂であってもよい。基板（１ａ）は、通常、約１〜６
ｍｍの厚みを有する中実の板状に形成されるが、中空の
ハニカム構造の板状に形成してもよい。

【００１１】また、パネル（１）の金属シート（１
ｂ）、（１ｃ）には、アルミニウム、ステンレス、鉄、
銅、チタン、錫、ニッケル等の金属または各種の合金が
使用される。そして、これらの金属シートは、約０．１
〜１．０ｍｍ、通常は０．３〜０．５ｍｍの厚みとされ
る。

【００１２】金属シート（１ｂ）、（１ｃ）は、接着剤
などの使用により、基板（１ａ）に十分に密着させた状
態で設けられる。接着剤としては、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−グリシジルアクリレート共重合体、エチレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリオレフイン（ポリエチレン等）
の不飽和カルボン酸またはその無水物のグラフト変性物
などが挙げられる。

【００１３】上記グラフト変性物における不飽和カルボ
ン酸またはその無水物のグラフト率は、通常１０^-4〜１
０^-3重量％とされ、また、当該グラフト変性物は、１〜
３０重量％の炭化水素系エラストマー、例えば、エチレ
ン−プロピレンゴム、ポリイソブチレン等を配合した接
着材組成物として使用することも出来る。接着剤は、通
常、基板（２ａ）の表面に接着性フィルムとして積層し
て用いられるが、基板（２ａ）が合成樹脂の場合には当
該合成樹脂に配合して用いてもよい。接着性フィルムと
して使用する場合、その厚さは、通常１０〜１００μｍ
の範囲から選択される。

【００１４】パネル（１）を構成する前述の複合板とし
ては、例えば、三菱化学社製の商品「アルポリック」を
挙げることが出来る。この商品は、熱可塑性樹脂板（例
えばポリエチレン板）の両面に金属板（例えばアルミニ
ウム板）を接着接合した複合板であり、建材分野を初め
として各種の分野で広く使用されている。上記の様な複
合板は、溶融押出しされた合成樹脂シートの両面に金属
シートを重ね合わせ、回転ロールの間に通過させて製造
される。

【００１５】一方、前記の形材枠（２）は、図３にも示
す様に、取付け脚部（２ａ）、支持部（２ｂ）、包持枠
部（２ｃ）、嵌合孔（２ｄ）及び逃げ面（２ｅ）が一体
に押出し成形された金属製の形材から成る。この形材枠
（２）には、電気腐食を防止するため、通常、パネル
（１）の金属シート（１ｂ）、（１ｃ）と略同電位の金
属材料が使用される。そして、この形材枠（２）は、パ
ネル（２）の四周に対応した４本一組で構成され、各形
材枠（１）の両端部は正面視にて４５度にカットされて
おり、相互に直角に接合可能となっている。

【００１６】形材枠（２）の取付け脚部（２ａ）は、図
１に示す様に、基端部がパネル（１）の外方に屈曲する
Ｌ字状の断面形状を有し、その基端部は、構築物の壁面
に予め設けられた取付け用のアングル部材（３）に接合
してネジ（４）、（４）により着脱自在に固定される。

【００１７】支持部（２ｂ）は、取付け脚部（２ａ）の
先端部からパネル（１）の裏面に添って内側に屈曲する
部分であり、リベット（５）を介してパネル（１）に固
定される袋断面の固定部（２ｆ）と、パネル（１）の裏
面に接着剤を介して接着される接合面（２ｇ）とを有す
る。そして、この支持部（２ｂ）には、形材枠（２）の
両端部に位置して前記の嵌合孔（２ｄ）が形成されてい
る。

【００１８】包持枠部（２ｃ）は、取付け脚部（２ａ）
の先端からパネル（１）の木口面に添って突出すること
によりパネル（１）の周縁を包持する部分であり、その
先端にはパネル（１）の内方に突出してその表面に係合
する枠縁（２ｈ）が形成されている。

【００１９】嵌合孔（２ｄ）は、形材枠（２）の長手方
向に添って延び且つパネル（１）に面する側が開口した
溝状の不完全孔である。なお、この嵌合孔（２ｄ）は、
図４に示す様に、パネル（１）に面する側と反対側が開
口する溝状としてもよく、また、開口のない完全孔とし
てもよい。

【００２０】本発明においては、前述の様に、支持部
（２ｂ）における包持枠部（２ｃ）に寄った側に、パネ
ル（１）の周縁が没入可能な逃げ面（２ｅ）が形成さ
れ、また、嵌合孔（２ｄ）とコーナブロック（１１）は
相対的に回動可能な構造とされている。

【００２１】逃げ面（２ｅ）は、接合面（２ｇ）に対し
て包持枠部（２ｃ）側が低く後退した構造とされてい
る。通常この逃げ面（２ｅ）は傾斜面である。包持枠部
（２ｃ）側の下端部には、通常逃げ溝（２ｉ）が連続し
て形成されている。パネル（１）の周縁部の厚さは、そ
の裏面の金属シート（１ｃ）が逃げ面（２ｅ）に接触し
た状態で、表面の金属シート（１ｂ）と包持枠部（２
ｃ）の枠縁（２ｈ）との間に若干の隙間が形成される様
に構成されている。即ち、包持枠部（２ｃ）の内側の高
さ（逃げ溝（２ｉ）から枠縁（２ｈ）までの高さ）がパ
ネル（１）の周縁部の厚さより高くされている。

【００２２】また、嵌合孔（２ｄ）の内面は、Ｌ字状に
屈曲するコーナブロック（１１）が緊密に嵌合して軸廻
りに回動できる構造をなしている。なお、コーナブロッ
クの断面形状は、嵌合孔（２ｄ）の円弧面に緊密に嵌合
できる限り特に限定されるものではないが、通常、円形
断面とされる。また、嵌合孔（２ｄ）とコーナブロック
（１１）とは相対的に回動可能であれば良いので、嵌合
孔（２ｄ）を角形の孔とし断面円形のコーナブロック
（１１）を挿入しても良いし、嵌合孔（２ｄ）の内面を
弧状とし、断面角形のコーナブロック（１１）を挿入す
るようにしても良い、勿論、断面円形のコーナブロック
（１１）を挿入することも可能である。

【００２３】なお、図１に示す様に、形材枠（２）に
は、下地アングル（３）に対面するよう取付け脚部（２
ａ）からパネル（１）の内側に張り出して下地アングル
（３）側に開口するガスケット装着溝（２ｊ）が一体形
成されているのが望ましい。

【００２４】本発明に係る形材枠一体パネルにおいて、
パネル（１）の周縁に各形材枠（２）を組付けるには、
予め、嵌合孔（２ｄ）にコーナブロックを挿入して各形
材枠（２）をパネル（１）より若干大き目に仮枠組みし
ておく。その際、各形材枠（２）の接合面（２ｇ）及び
包持枠部（２ｃ）の内面には、粘着材または接着剤を塗
布しておくのが良い。

【００２５】一方、パネル（１）は裏面側を上にして適
宜の作業台上に設置する。そして、パネル（１）の裏面
に支持部（２ｂ）の接合面（２ｇ）が対向する向きにて
パネル（１）の周縁に各形材枠（２）を被せる。その
際、図５に示す様に、各形材枠（２）は、逃げ面（２
ｅ）がパネル（１）の裏面に接合し、包持枠部（２ｃ）
の枠縁（２ｈ）がパネル（１）の表面側に臨むように若
干傾斜させておく。この場合、パネル（１）の周縁部の
厚さより逃げ面（２ｅ）から枠縁（２ｈ）までの高さが
大きいのでパネル（１）は包持枠部（２ｃ）に用意に受
け入れられる。

【００２６】この様に、パネル（１）の周縁が各形材枠
（２）の逃げ面（２ｅ）に没入した状態にて、各形材枠
（２）をパネル（１）の内側、すなわち、パネル（１）
の木口側に向かって押圧する。なお、この押圧作業は、
各形材枠（２）の隣接する２辺を突き当て（定規）に当
接させ、他の２辺をクランパやシリンダ装置により押圧
して行う。すると、各形材枠（２）は、コーナブロック
（１１）に対して相対的に回動しつつ、図５に矢印で示
すように回動する。そして、形材枠（２）の接合面（２
ｇ）がパネル（１）の裏面に接合し、この状態で包持枠
部（２ｃ）の枠縁（２ｈ）がパネル（１）の表面を係止
することにより、包持枠部（２ｃ）はパネル（１）の木
口と共にその周縁を確実に包持して覆う（図６参照）。

【００２７】その後、図６に示す様に、リベット（５）
を使用して形材枠（２）の固定部（２ｆ）をパネル
（１）の基板（１ａ）に固定することにより、パネル
（１）に対する形材枠（２）の組付け作業を完了する。
この場合、形材枠（２）の接合面（２ｇ）及び包持枠部
（２ｃ）の内面に塗布された粘着材または接着剤の余剰
分は、逃げ溝（２ｉ）及び逃げ面（２ｅ）上に溜り、パ
ネル（１）の表面側に漏出することがないので、形材枠
一体パネルは極めて良好な仕上がり状態が得られる。

【００２８】なお、形材枠（２）の接合面（２ｇ）及び
包持枠部（２ｃ）の内面に塗布しておく粘着剤または接
着剤のうち、粘着材としては、天然ゴムや合成ゴムを基
材とするか、または、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体やスチレン−イソプレン共重合体の様な熱可塑性
エラストマーを利用した所謂ゴム系粘着剤、アクリル酸
エステル共重合体を主成分とする所謂アクリル系粘着
剤、シリコーンゴムとシリコーン樹脂とを主成分とする
所謂シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系ポリマーを
原料とする所謂ビニル系粘着剤などが挙げられる。

【００２９】また、接着剤としては、熱可塑性樹脂系接
着剤およびエラストマー系接着剤が挙げられる。熱可塑
性樹脂系接着剤の具体例としては、酢酸ビニル樹脂、塩
化ビニル樹脂、エチレン酢酸ビ樹脂、アクリル樹脂、セ
ルロース等を利用した各種の接着剤が挙げられ、これら
は、溶剤揮散型、化学反応型または熱溶融型の何れであ
ってもよい。また、エラストマー系接着剤としては、ク
ロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体など利用した各種の接着剤が挙げら
れ、これらは、溶剤揮散型または熱溶融型の何れであっ
てもよい。

【００３０】一方、前述したリベット（５）は、所謂ブ
ラインド・リベットであり、頭部から軸部に亙ってマン
ドレル（６）の挿通孔が形成され、かつ、軸部の先端側
には軸線に沿った複数の切り込みが設けられている。ま
た、マンドレル（６）はリベット（５）の挿通孔より大
径の頭部を有し、軸部の先端側から挿通孔に挿通されて
いる。このリベット（５）を使用する場合、パネル
（１）に形成した下孔にマンドレル（６）が装着された
リベット（５）を挿入し、リベット（５）を圧入しつつ
リベット（５）の頭部から突出するマンドレル（６）を
所定量引き抜いて裂断除去する。すると、リベット
（５）は軸部の先端が切り込みにより拡径してパネル
（１）の基板（１ａ）に喰い込む。

【００３１】前述の様にパネル（１）の周縁に各形材枠
（２）が組付けられて成る本発明の形材枠一体パネル
は、例えば、建築物の壁面に碁盤目状に多数配列されて
固定される。すなわち、各形材枠一体パネルは、図１、
図２に示す様に、躯体表面側に配列された下地アングル
（下地鉄骨）（３）にネジ（４）、（４）を介して形材
枠（２）の取付け脚部（２ａ）が固定される。その際、
形材枠（２）のガスケット装着溝（２ｊ）に装着した等
圧空間用のガスケット（７）が下地アングル（３）に密
着する。そして、碁盤目状に配列されて固定された各形
材枠一体パネルの相互間の目地には、止水対策および外
観向上の対策として、バックアップ材（８）、バックア
ップ材（９）及び目地用ガスケット（１０）が順次装填
される。

【００３２】

【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、コ
ーナブロックを介して相互に仮枠組みされた各形材枠を
パネルの木口側に押圧してパネルに組付ける際、各形材
枠の逃げ面にパネルの周縁が没入する状態で各形材枠を
押圧することにより、各形材枠はコーナブロックに対し
相対回動しつつパネルの裏面に支持部が接合し、パネル
の周縁を包持枠部が確実に包持する。従って、パネルに
対する形材枠の組付け作業を作業性良く、かつ高精度に
行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る形材枠一体パネルの一実施形態の
要部構造を示す部分断面図である。

【図２】一実施形態の外観を示す一部破断斜視図であ
る。

【図３】一実施形態における形材枠の断面形状を示す斜
視図である。

【図４】変形例による形材枠の断面形状を示す斜視図で
ある。

【図５】形材枠の組付け工程を説明する一部破断の断面
図である。

【図６】型枠材の固定構造を示す部分断面図である。

【図７】形材枠とコナーブロックの位置関係を分解して
示す斜視図。

【符号の説明】

１：パネル１ａ：基板１ｂ：金属シート１ｃ：金属シート２：形材枠２ａ：取付け脚部２ｂ：支持部２ｃ：包持枠部２ｄ：嵌合孔２ｅ：逃げ面２ｆ：固定部２ｇ：接合面２ｈ：枠縁２ｉ：逃げ溝２ｊ：ガスケット装着溝３：下地アングル４：ネジ５：リベット６：マンドレル７：ガスケット８：バックアップ材９：バックアップ材１０：目地用ガスケット１１：コーナーブロック

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者丸田勝之新潟県上越市福田町１番地上越アルミニウム株式会社内 (72)発明者山田正一新潟県上越市福田町１番地上越アルミニウム株式会社内 (72)発明者清水勇次新潟県上越市福田町１番地上越アルミニウム株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】方形のパネル（１）に形材枠（２）が組
付けられて成る形材枠一体パネルにおいて、形材枠
（２）は、構築物への取付け脚部（２ａ）と、パネル
（１）の裏面に接合して固定される支持部（２ｂ）と、
パネル（１）の周縁を包持する包持枠部（２ｃ）と、隣
接する形材枠（２）を相互に連結するコーナブロックの
嵌合孔（２ｄ）とを備え、上記支持部（２ｂ）は、パネ
ル（１）の周縁が没入可能な逃げ面（２ｅ）を上記包持
枠部（２ｃ）側に有し、上記嵌合孔（２ｄ）とコーナブ
ロックは相対的に回動可能な構造とされていることを特
徴とする形材枠一体パネル。