JP2579831B2 - 石貼りカーテンウォール - Google Patents
石貼りカーテンウォールInfo
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- JP2579831B2 JP2579831B2 JP2248064A JP24806490A JP2579831B2 JP 2579831 B2 JP2579831 B2 JP 2579831B2 JP 2248064 A JP2248064 A JP 2248064A JP 24806490 A JP24806490 A JP 24806490A JP 2579831 B2 JP2579831 B2 JP 2579831B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stone
- curtain wall
- metal reinforcing
- fire
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、薄い石材を外装材としてカーテンウォール
ユニットを構成した石貼りカーテンウォールの改良に関
するものである。
ユニットを構成した石貼りカーテンウォールの改良に関
するものである。
<従来の技術> 従来、第3図に示すように、U形溝を有するアルミ等
の金属性枠材20に変性シリコーン等のシール材を介して
みかげ石等の薄い(6〜8mm程度)パネル形石材21を嵌
め込んで1つのカーテンウォールユニット22を構成し、
これ等各ユニット22との間にパッキンを設け、室内側に
雨水が入らないようにして、躯体側にブラケットを介し
て固着し、外壁を形成した石貼りカーテンウォールが提
案されている。尚、このようなカーテンウォールにおい
ては、火災時、石材は高温で崩壊し、耐火性がないた
め、室内側に耐火断熱性を有する耐火ボードを取付けて
いる。
の金属性枠材20に変性シリコーン等のシール材を介して
みかげ石等の薄い(6〜8mm程度)パネル形石材21を嵌
め込んで1つのカーテンウォールユニット22を構成し、
これ等各ユニット22との間にパッキンを設け、室内側に
雨水が入らないようにして、躯体側にブラケットを介し
て固着し、外壁を形成した石貼りカーテンウォールが提
案されている。尚、このようなカーテンウォールにおい
ては、火災時、石材は高温で崩壊し、耐火性がないた
め、室内側に耐火断熱性を有する耐火ボードを取付けて
いる。
<発明が解決しようとする課題> 上記のように構成された石貼りカーテンウォールは、
石材自体は非常に薄く軽量であるため施工性がよく、し
かも、金属製枠材のU形溝に嵌め込まれているため、万
が一石材がはがれてもU形溝のエッジに引っ掛かるの
で、落下の虞れがない等の特徴を有する。しかしなが
ら、石材の強度が十分でないため、耐風圧を受けると割
れてしまう虞れがあるとともに、耐火断熱性を確保する
ため、室内側に耐火ボードを設けなければならない問題
を有していた。
石材自体は非常に薄く軽量であるため施工性がよく、し
かも、金属製枠材のU形溝に嵌め込まれているため、万
が一石材がはがれてもU形溝のエッジに引っ掛かるの
で、落下の虞れがない等の特徴を有する。しかしなが
ら、石材の強度が十分でないため、耐風圧を受けると割
れてしまう虞れがあるとともに、耐火断熱性を確保する
ため、室内側に耐火ボードを設けなければならない問題
を有していた。
本発明はこのような問題を解決するために提案された
もので、耐風圧性を有し、更には耐火断熱性があり、し
かも施工性の良い石貼りカーテンウォールを得ることを
目的とするものである。
もので、耐風圧性を有し、更には耐火断熱性があり、し
かも施工性の良い石貼りカーテンウォールを得ることを
目的とするものである。
<課題を解決するための手段> 本発明に係る石貼りカーテンウォールは、金属製枠材
のU形溝に薄い石材の周辺をシール材を介して嵌め込ん
でカーテンウォールユニットを構成し、これを躯体側に
ブラケットを介して固着してなる石貼りカーテンウォー
ルにおいて、前記石材の裏面に石綿板を設けるととも
に、同石綿板と石材との間に波形の金属製補強材を設
け、更に、その波形がなす隙間に耐火断熱性を有する無
機質発砲材を充填して石材裏面を裏打補強してなること
を特徴とするものである。
のU形溝に薄い石材の周辺をシール材を介して嵌め込ん
でカーテンウォールユニットを構成し、これを躯体側に
ブラケットを介して固着してなる石貼りカーテンウォー
ルにおいて、前記石材の裏面に石綿板を設けるととも
に、同石綿板と石材との間に波形の金属製補強材を設
け、更に、その波形がなす隙間に耐火断熱性を有する無
機質発砲材を充填して石材裏面を裏打補強してなること
を特徴とするものである。
<作用> 本発明における石貼りカーテンウォールは、石材の裏
面を波形の金属製補強材と石綿板とによるサンドイッチ
構造により裏打補強し、更に、石材と石綿板間において
金属製補強材となす各隙間に耐火断熱性を有する無機質
発砲材を夫々充填しているので、石材と石綿板間が無機
質発泡材により一体化されることで耐風圧性を大幅に向
上することができるとともに、一体化した石材と石綿板
は無機質発砲材により耐火断熱性をも格段に向上させる
ことができる。
面を波形の金属製補強材と石綿板とによるサンドイッチ
構造により裏打補強し、更に、石材と石綿板間において
金属製補強材となす各隙間に耐火断熱性を有する無機質
発砲材を夫々充填しているので、石材と石綿板間が無機
質発泡材により一体化されることで耐風圧性を大幅に向
上することができるとともに、一体化した石材と石綿板
は無機質発砲材により耐火断熱性をも格段に向上させる
ことができる。
しかも無機質発砲材は波形がなす隙間に充填する丈で
よく施工性も向上する。
よく施工性も向上する。
<実施例> 以下に本発明の実施例を第1図乃至第2図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図及び第2図は本発明の概要を示す縦断面図及び
横断面図である。すなわち本発明に係るカーテンウォー
ルの構造は、石材1の裏面に波形の金属製補強材3を弾
性エポキシ接着剤5で接着して設け、石綿板6とでサン
ドイッチ構造の裏打補強を構成するとともに、石材1と
金属製補強材3の波形がなす隙間並びに同波形と石綿板
6とがなす隙間に耐火性,断熱性を有する無機質発砲材
4を夫々充填した構成としている。
横断面図である。すなわち本発明に係るカーテンウォー
ルの構造は、石材1の裏面に波形の金属製補強材3を弾
性エポキシ接着剤5で接着して設け、石綿板6とでサン
ドイッチ構造の裏打補強を構成するとともに、石材1と
金属製補強材3の波形がなす隙間並びに同波形と石綿板
6とがなす隙間に耐火性,断熱性を有する無機質発砲材
4を夫々充填した構成としている。
このような構成とすることにより、波形の金属製補強
材3と石綿板6とによるサンドイッチ構造の裏打補強で
強度が大幅に増大し、しかもその隙間に無機質発砲材4
を充填した為耐火性があり、かつまた耐火性,断熱性が
格段に向上し、室内側の耐火ボードを施工する必要がな
くなる等、金属製補強材3の波形がなす隙間を利用する
ことで、石材1に対して優れた効果を得る事ができる。
材3と石綿板6とによるサンドイッチ構造の裏打補強で
強度が大幅に増大し、しかもその隙間に無機質発砲材4
を充填した為耐火性があり、かつまた耐火性,断熱性が
格段に向上し、室内側の耐火ボードを施工する必要がな
くなる等、金属製補強材3の波形がなす隙間を利用する
ことで、石材1に対して優れた効果を得る事ができる。
尚、無機質発砲材自身は強度が小さく、耐風圧を受け
ると石材ともに割れる虞れがあるが、波形の金属製補強
材3が入っていることにより補強され、割れる虞れが全
くなくなり、しかも波形の為石材との接着力が非常によ
く、軽量で、かつ現場で隙間に充填すればよく、施工性
も極めて良好である。
ると石材ともに割れる虞れがあるが、波形の金属製補強
材3が入っていることにより補強され、割れる虞れが全
くなくなり、しかも波形の為石材との接着力が非常によ
く、軽量で、かつ現場で隙間に充填すればよく、施工性
も極めて良好である。
<発明の効果> 以上に説明したように、本発明に係る石貼りカーテン
ウォールによると、石材と波形の金属製補強材と石綿板
とがなす各隙間に夫々無機質発砲材を充填することによ
り、耐風圧性の大幅向上と同時に耐火断熱性を大幅に向
上させることができるため、室内側に設けていた耐火ボ
ードをなくすることが可能となり施工性を良好ならしめ
ることができる。
ウォールによると、石材と波形の金属製補強材と石綿板
とがなす各隙間に夫々無機質発砲材を充填することによ
り、耐風圧性の大幅向上と同時に耐火断熱性を大幅に向
上させることができるため、室内側に設けていた耐火ボ
ードをなくすることが可能となり施工性を良好ならしめ
ることができる。
第1図及び第2図は、本発明を説明する縦断面図及び横
断面図、 第3図は、公知の石貼りカーテンウォールの外観図であ
る。 尚、図中1は薄い石材,2は金属製枠材,2aはU形溝, 3は波形の金属性補強材,4は無機質発砲材,5は弾性エポ
キシ接着材, 6は石綿板,7はパッキン,8はボルト・ナット,9は耐火ボ
ード, 10は変性シリコーン,11は躯体,12はブラケットである。
断面図、 第3図は、公知の石貼りカーテンウォールの外観図であ
る。 尚、図中1は薄い石材,2は金属製枠材,2aはU形溝, 3は波形の金属性補強材,4は無機質発砲材,5は弾性エポ
キシ接着材, 6は石綿板,7はパッキン,8はボルト・ナット,9は耐火ボ
ード, 10は変性シリコーン,11は躯体,12はブラケットである。
Claims (1)
- 【請求項1】金属製枠材のU形溝に薄い石材の周辺をシ
ール材を介して嵌め込んでカーテンウォールユニットを
構成し、これを躯体側にブラケットを介して固着してな
る石貼りカーテンウォールにおいて、 前記石材の裏面に石綿板を設けるとともに同石綿板と石
材との間に波形の金属製補強材を設け、更に前記石材の
裏面と金属製補強材並びに前記金属製補強材と石綿板と
がなす各隙間に耐火断熱性を有する無機質発泡材を夫々
充填して石材裏面を裏打補強してなることを特徴とする
石貼りカーテンウォール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248064A JP2579831B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 石貼りカーテンウォール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248064A JP2579831B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 石貼りカーテンウォール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128452A JPH04128452A (ja) | 1992-04-28 |
JP2579831B2 true JP2579831B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=17172671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2248064A Expired - Fee Related JP2579831B2 (ja) | 1990-09-18 | 1990-09-18 | 石貼りカーテンウォール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579831B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106639078A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-05-10 | 芜湖浩权建筑工程有限公司 | 一种高性能防火保温建筑波纹幕墙 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2829470B2 (ja) * | 1992-10-27 | 1998-11-25 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | ハニカムサンドイッチパネルの外壁ユニット |
JP2870625B2 (ja) * | 1993-03-11 | 1999-03-17 | 株式会社日建設計 | ハニカムカーテンウォールおよび該ハニカムカーテンウォールに用いるハニカムパネル |
JP3183199B2 (ja) * | 1996-02-27 | 2001-07-03 | 三菱化学株式会社 | 形材枠一体パネル |
CN102392505A (zh) * | 2011-10-10 | 2012-03-28 | 苏州柯利达装饰股份有限公司 | 凹凸式单元幕墙系统 |
CN103174243A (zh) * | 2013-03-20 | 2013-06-26 | 浙江亚厦幕墙有限公司 | 一种石材幕墙结构 |
CN104213660B (zh) * | 2014-09-24 | 2016-08-31 | 深圳广田装饰集团股份有限公司 | 单元式双层幕墙系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05499Y2 (ja) * | 1986-06-13 | 1993-01-08 | ||
JPS6325714U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-19 | ||
JPS63115735A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-20 | 大石 剛正 | 大理石板 |
JPH0291833U (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-20 |
-
1990
- 1990-09-18 JP JP2248064A patent/JP2579831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106639078A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-05-10 | 芜湖浩权建筑工程有限公司 | 一种高性能防火保温建筑波纹幕墙 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04128452A (ja) | 1992-04-28 |
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Legal Events
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