JPH0928915A - 物品投出装置およびこれを備えた物品投出機 - Google Patents

物品投出装置およびこれを備えた物品投出機

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JPH0928915A
JPH0928915A JP7184294A JP18429495A JPH0928915A JP H0928915 A JPH0928915 A JP H0928915A JP 7184294 A JP7184294 A JP 7184294A JP 18429495 A JP18429495 A JP 18429495A JP H0928915 A JPH0928915 A JP H0928915A
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井 義 浩 櫻
Toru Hara
原  徹
Hidetoshi Tatsuta
田 英 俊 龍
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小スペースに多量の物品を収納し、すべての
収納部から同一箇所へ物品を投出することができるよう
にする。 【解決手段】 カード状の物品1を集積状に収納する複
数列の収納部9を有する複数個のカセット11、リフト
機構14、繰出し手段15、前記繰出し手段15により
繰出される物品を受入れて一時保留する保留部と、この
保留部に保留された物品を外部へ投出する投出手段17
ならびにスライド手段18とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ用の特殊
景品のようなカード状の物品を収納し、投出指令に基づ
いてこの物品を投出するための物品投出装置、およびこ
の装置を複数組備えた物品投出機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなカード状の物品を投
出させる投出装置(物品投出機)としては、特開平3−
236878号公報に記載のものがある。この公報に開
示されている装置は、物品を集積状に収納するストッカ
が回転軸の周りに放射方向に配置されて全体として環状
をなし、このストッカを回転させて所定の投出位置で物
品を投出させるようになされており、このストッカを2
組並設し、各ストッカから物品を同一箇所に投出させる
ようになされたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の装
置では、ストッカが環状に配置されているので、機体内
に組込んだ際に中央部をはじめ各コーナー部分にデッド
スペースが生じ、そのため装置全体の容積が大きい割に
収納される物品数が少なく、効率の悪い形態であった。
【0004】また取扱う物品の種類を増すためストッカ
群を増設すると、各ストッカから投出される物品の投出
位置が大きく離間し、操作性が著しく低下することにな
り、そのため投出すべき物品の種類を増やすことが難し
いという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の技術
が有する問題点を解決することを課題とし、小さいスペ
ースであっても多種多量の物品を収納することができ、
それでいてすべての収納部からの物品を同一箇所に投出
することができるようにしたことにある。
【0006】すなわち、カード状の物品を集積状に収納
する複数列の収納部を有し各収納部の内外を連通する連
通部を有する複数個のカセットと、前記各収納部に相当
する大きさを有し前記収納部の小空間に加え1つの収納
部に相当する小空間を一体的に有する受入れ空間部と、
中央に位置する小空間に隣接する小空間に設けられ前記
連通部を通じて収納部内に進入可能とされるとともに小
空間の上下方向略全域にわたり上下動可能とされたリフ
ト部材を有するリフト機構と、中央に位置する小空間に
隣接する小空間の上方にそれぞれ設けられ各小空間に位
置する収納部内の物品を最上位の物品から順に中央の小
空間側へ繰出す繰出し手段と、中央に位置する小空間の
上方に設けられ前記繰出し手段により繰出される物品を
受入れて一時保留する保留部と、この保留部に保留され
た物品を外部へ投出する投出手段と、前記受入れ空間部
に受入れられたカセットを小空間の配設方向に小空間1
つ分スライドさせるスライド手段とを具備せしめ、前記
小空間を利用してカセットのすべての収納部内の物品を
同一箇所に搬送,投出ができるようにしたことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態を参照して説明する。図示の実施形態において取扱う
物品は、パチンコホール等で利用される換金景品を指
し、店内の景品交換所において利用者が獲得したパチン
コ玉(またはメダル)と交換して受取り、通常店外の換
金所で現金と交換するためのものである。したがって以
下この物品を景品1と称して説明することとし、その形
態は、やや厚手(2〜3mm程度)のカード状をなし、換
金金額に応じて3種類(200円、1000円、500
0円相当)または他に1金種加えた4種類があり、外形
は同じで色分けされて用意されている。図示の景品投出
機2は、パチンコホールの景品交換所のカウンタ3に埋
込んで設置され、この投出機2を挟んで店員と客が向か
い合って利用されるものである。
【0008】図1は上記景品投出機2の店員側に位置す
る扉4,4を開けて内部を現わした斜視図を示してお
り、横長直方体形状の箱形の機体5の上部に上板6が取
付けられ、この上板6の上面の店員側寄りの位置には表
示装置7が、また中央位置には物品投出部8がそれぞれ
配設されている。
【0009】上記表示装置7は、店員側に面する店員用
表示部7aと客側に面する客用表示部7bとを有し、店
員用表示部7aには景品1の種類、個数、機体5内に収
納されている景品1の残量、トラブル情報等が表示さ
れ、客用表示部7bには投出された景品1の種類、個
数、投出総額等が表示される。
【0010】機体5の内部には、図示の例では7組の投
出装置が設けられている。
【0011】この投出装置は、景品1が集積状に収納さ
れる複数列の収納部9,9(図示の例では2列)を有し
各収納部9,9の内外を連通するスリット状に開口され
た連通部10,10を有する複数個(図では2個)の第
1カセット111 および第2カセット112 と、前記各
収納部9,9に相当する大きさを有し前記収納部数の小
空間に加え1つの収納部9に相当する小空間を一体的に
有する受入れ空間部12と、中央に位置する小空間に隣
接する小空間に設けられ前記連通部10,10を通じて
収納部9,9内に進入可能とされるとともに小空間の上
下方向略全域にわたり上下動可能とされたリフト部材1
3を有するリフト機構141 ,142 と、中央に位置す
る小空間に隣接する小空間の上方にそれぞれ設けられ各
小空間に位置する収納部9,9内の景品を最上位の景品
から順に中央の小空間側へ繰出す繰出し手段15,15
と、中央に位置する小空間の上方に設けられ前記繰出し
手段15により繰出される景品を受入れて一時保留する
保留部16と、この保留部16に保留された景品を外部
へ投出する投出手段17と、前記受入れ空間12に受入
れられたカセット111 ,112 を小空間の配設方向に
小空間1つ分スライドさせるスライド手段18とからな
っている。
【0012】前記カセット111 ,112 は、機体5に
スライドレール19を介して引出し可能に設けられたカ
セットキャリヤ20に上方から落し込むようにしてセッ
トするようになっている。このカセットキャリヤ20
は、スライドレール19にそって垂直に設けられる背板
21と、この背板21の下端にあってカセット111
112 の下端の幅方向両側を支持する受部22,22,
22とを有している。
【0013】上記カセット111 ,112 は、前述のよ
うに景品1が集積状とされて2列収納できるよう中央に
仕切板11aがあり、一側面にスリット状の連通部1
0,10が開口され、上端は上面に把手23を有する蓋
体24により開閉されるようになっており、景品1の装
填およびカセット111 ,112 をカセットキャリヤ2
0を介して装入するときは蓋体24をカセット111
112 の背面側に開けることができるようになってい
る。
【0014】図2は機体5の内部構造を示し、機体5の
長手方向に直交する略示断面図で、カセットキャリヤ2
0を引出した状態を示している。
【0015】上記第1および第2カセット111 ,11
2 を受入れる受入れ空間12の前後方向中央位置にはエ
レベータ機構25が、その前後には前述の第1カセット
用および第2カセット用の第1リフト機構141 、第2
リフト機構142 が配設されており、カセットキャリヤ
20の下部位置にはカセット111 ,112 の投出すべ
き景品が収容されている収納部9,9を投出可能位置へ
位置合わせするためのスライド機構18が設けられてい
る。
【0016】上記スライド機構18は、図3,図4に示
すように、カセットキャリヤ20の下面に固設されたラ
ック部材26とロック部材27とを有し、機体5側には
前記ラック部材26に噛合してカセットキャリヤ20を
スライドさせるギヤ28、およびこのギヤ28を駆動す
るためのモータ29と、前記ラック部材26の突起30
が接触することによりその位置を検知する位置検知セン
サS1 ,S2 と、前記ロック部材27の第1および第2
ロック用穴311 ,312 に係脱しカセットキャリヤ2
0の停止状態を維持するロックピン32、およびこのロ
ックピン32を上下方向に作動させるリンク機構33
と、前記位置検知センサS1 ,S2 の検知信号に基づい
て作動し前記リンク機構33を作動させるソレイノド3
4とで構成されている。
【0017】したがってラック部材26に噛合うギヤ2
8が回転することによりカセットキャリヤ20がスライ
ドし、位置検知センサS1 またはS2 が突起30を検知
するとカセットキャリヤ20が所定の位置に到達したと
判断してロック用穴311 または312 にロックピン3
2がソレノイド34の作動により挿入されてその位置に
ロックされる。これによりカセットのいずれか2つの収
納部9,9が投出可能な位置に位置決めされる。
【0018】前記リフト機構141 ,142 は、図5に
正面を、図6に平面を示すように、受入れ空間12の上
下方向略全域にわたる範囲に駆動ベルト35が上下のプ
ーリー36,37間に巻装され、駆動用モータ38によ
り下部のプーリー37を駆動して駆動ベルト35が無端
回動されるようになっており、このベルト35に移動体
39が固着されている。この移動体39は上下にガイド
ローラ40,40を有し、垂直に固設されたガイドレー
ル41に上記ガイドローラ40,40が係合されて上下
移動が案内される。
【0019】上記移動体39にはアーム42を介して前
述のリフト部材13が水平姿勢に取付けられており、こ
のリフト部材13はカセット111 ,112 の連通部1
0,10から収納部9,9内を上下動可能とされるもの
で、このリフト部材13はカセット111 ,112 の下
端より下位に位置する待機位置と、上方の繰出し手段1
5,15に近接する上昇位置とにわたり昇降されるよう
になっている。
【0020】上記リフト機構は、例えばカセット1
1 ,112 の一方の収納部9,9内の景品1の残量が
所定量以下になると、モータ38が駆動してリフト部材
13が待機位置まで下降し、次いで前記スライド機構1
8のソレノイド34が励磁されてロックピン32が抜け
るとともにモータ29が駆動してギヤ28、ラック部材
26を介しカセットキャリヤ20を移動させ、各カセッ
ト111 ,112 の他方の収納部9,9が投出位置へ移
行し、その位置で再びロックピン32によりロックされ
る。その後リフト機構141 ,142 が再起動し、その
リフト部材13が景品1を押し上げ、繰出し態勢をと
る。
【0021】前記エレベータ機構25は、機体5の前後
方向中央位置の小空間に設けられるもので、その上方の
投出空間へ上昇して景品1を受ける昇降板43を有し、
この昇降板43は図7に示すように保留部16の上部位
置側方および下部位置側方にわたり上下のプーリー4
4,45間に巻装されたベルト46に固着の移動体47
の垂直に立上がるアーム48の上端に水平姿勢に取付け
られており、この昇降板43は図7の待機位置aから最
上昇位置bにわたりエレベータ駆動モータ49により昇
降されるようになっている。
【0022】繰出し手段15は、図8、図9に片側のみ
示しているように、カセット111,112 の景品1を
取出すべき収納部9の直上位置にある繰出し部15aの
上方位置に配設されたガイドロッド50と、このガイド
ロッド50にスライド自在に支持された繰出し部材51
と、この繰出し部材51を往復移動させる繰出し用モー
タ52と、このモータ52により回転するアーム53に
一端が連結され他端が前記繰出し部材51に連結された
リンク54と、基部が機体5に枢支され先端が前記リフ
ト機構14のリフト部材13上の景品1の上面に接触し
景品1の上昇を感知する圧力検知センサ55とからなっ
ており、前記繰出し部材51の押出し部51aの先端下
面には景品1の厚みより若干小なる段差部51bが形成
されていて、この段差部51bにより景品1を1枚ずつ
前記エレベータ機構25の昇降板43上の保留部16へ
送入するように構成されている。
【0023】上記保留部16の景品受入れ側の面には1
枚の景品1のみが通過可能な上下幅および横幅を有しか
つ前記押出し部51aが進入し得る凸形を有する通孔5
6が形成されたゲート部材57があり、このゲート部材
57の通孔56を塞ぐように揺動板58がその上端を軸
59により枢支して設けられ、景品1の進入により揺動
して保留部16内への景品1の進入を許容し、進入後は
図示しないバネの付勢により垂直姿勢になって前記通孔
56を塞ぐようになっている。
【0024】前記保留部16の直上位置の上板6には投
出空間60が設けられ、この投出空間60の側方には投
出手段17が配設されている。この投出手段17は、水
平方向にプーリー61,62間に巻装され投出駆動モー
タ63により駆動されるベルト64と、このベルト64
に移動体65を介して固定され前記投出空間60の上部
を横切る方向に移動する投出部材66とで構成され、こ
の投出部材66は、投出空間60の上面を閉鎖し得る大
きさを有していて投出空間60のシャッタを兼ねる景品
押動部67と、前記移動体65の下部に取付けられ後述
する昇降板ロック部材68,68のロックを解除させる
ための押圧部材69が設けられている。
【0025】上記ロック部材68,68は、ピン70と
長孔71とで前記投出空間60に出入自在に設けられて
おり、一方のロック部材68の下部にスライド部材72
が固定されて前記押圧部材69の先端に正対する位置へ
延びており、中間部が上板6側に軸73により枢支され
たレバー74の一端が前記スライド部材72の中間部に
ピン75により枢支され、このレバー74の他端は他方
のロック部材68に固定の連結部材76にピン77によ
り連結されていて、常時はバネ78の付勢によりロック
部材68が投出空間60内へ突出する習性が与えられて
いる(図10)。
【0026】前記機体5には、1組以上の投出装置を駆
動して景品の投出を指示するための投出指示手段(図示
せず)が付帯されている。この投出指示手段による投出
指示は、店員用表示部7aに並設される操作部(テンキ
ーを含むボタン類)によって入力することにより行われ
る。例えば景品の種類(金額)と枚数を入力すれば、該
当する投出装置(1組以上)が駆動され、景品が投出さ
れる。また動作確認等のために特定の投出装置のみ駆動
させることも可能である。
【0027】但し通常においては、投出機に接続される
景品管理機によって投出の指示がなされ、客が景品交換
所に持ち込んだパチンコ玉を計数し、そううち例えば4
8800円分を景品によって支払うことになった場合、
最も適切な景品パターン(最も合計枚数が少なくてすむ
パターン、すなわち5000円景品を9枚、1000円
景品を3枚、200円景品を4枚)が算出され、各景品
の投出が指示される。
【0028】次に作用を説明する。上記景品投出機2
は、景品交換所においてパチンコ玉計数機(カードリー
ダ、バーコードリーダでも可)および景品管理機と電気
的に接続されて設置される。
【0029】そして上記景品投出機2内にある7組の投
出装置のうち、例えば3組は5000円の景品、2組は
1000円の景品、残る2組は200円の景品を装填し
て使用される。これら景品の収納量は店員表示部7aに
表示され、投出可能な状態におかれる。
【0030】客が持ち込んだパチンコ玉をパチンコ玉計
数機によって計数し、景品管理機により例えば4880
0円分の景品を投出するよう指示がなされたとすると、
5000円の景品が収納されている投出装置から500
0円の景品が繰出し機構15によって9枚繰出され、保
留部16内の昇降板43上に集積され、1000円の景
品が収納されている投出装置から1000円の景品が3
枚、200円の景品の投出装置から200円の景品が4
枚それぞれ繰出され、同様に昇降板43上に集積され
る。
【0031】客用表示部7bには、投出される景品の種
類、個数および総額が表示され、店員表示部7aには投
出される景品の種類、個数が表示される。
【0032】投出すべき景品のすべてが昇降板43上に
集積されると、昇降板43が上昇し、最上昇位置に到達
すると投出手段17の景品押動部67が前進して昇降板
43上の景品1群を一括して上板6の客側へ押動すると
ともに景品押動部67が投出空間60の上面を塞ぐ。こ
の閉塞完了と同時に昇降板43は待機位置へ下降し、次
の投出に備える。
【0033】上記各投出装置に収納されている景品の投
出に伴い、一組の投出装置内の景品数が所定数以下にな
ると次の投出装置からの投出に切換わる。また各投出装
置に収納されている景品数の減少に伴い、各投出装置に
対応して店員表示部7bの残量表示部の表示残量が減少
し、その残量が店員に知らされる。また景品詰り等が発
生した場合もその旨が知らされる。
【0034】上記景品の投出において、その投出順序の
一例を示す。
【0035】例えば2組の投出装置(カセットの収納部
9は合計8個)に同一の景品が収納されている場合、そ
の投出順序は、第1番目の投出装置のリフト機構14
1 ,142 が配置されている小空間に位置する収納部9
の一方、同、収納部9の他方の順に行われ、次いでそ
の投出装置のスライド機構18が作動してカセット11
1 ,112 が1つの小空間分移動し、リフト機構14
1 ,142 のある小空間に位置した収納部9の一方、
同、収納部9の他方の順に行われる。
【0036】その投出が終わると、第2番目の投出装
置のカセット111 ,112 の収納部9の一方、同、
他方、カセット111 ,112 がスライドしたのちの
収納部9の一方、同、他方の順に行われる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数列の収納部を有する複数個のカセットをその収納部数
より一つの収納部相当の余剰の空間を有する受入れ空間
部内に納め、この受入れ空間部内でカセットをスライド
させて各カセットの収納部から物品をリフト機構により
上昇させ、投出空間へ必要数繰出して投出するようにし
たので、機体内のスペースにデッドスペースを生じるこ
となく最大限に利用することができ、従来機と同じ収納
量とする場合、投出機を著しく小型化することが可能と
なる。また物品の投出位置が1組の投出装置においては
同一箇所とすることができ、多数組の投出装置を組込ん
でもその投出位置が大きく異なることがなく、取扱いや
すい投出機とすることができる。
【0038】また本発明によれば、2個のカセットに収
納されている物品を連続的に投出することができるの
で、待ち時間が少なくてすむ。すなわち従来の装置で
は、収納部1個分の投出→収納部の回転(待ち時間)→
収納部1個分の投出→収納部の回転(待ち時間)という
ように収納部1個分の投出が完了する度に1回の待ち時
間が生じるのに対し、本願発明では、収納部1個分の投
出→収納部1個分の投出→カセットのスライド(待ち時
間)→収納部1個分の投出→収納部1個分の投出→カセ
ットのスライド(待ち時間)というように待ち時間が収
納部2個に対し1回となり、待ち時間を半減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の扉を開けた状態を示す店
員側からみた斜視図。
【図2】同、断面図。
【図3】カセットのスライド機構の一例を示す正面図。
【図4】同、作動状態を示す正面図。
【図5】リフト機構の一例を示す側面図。
【図6】同、平面図。
【図7】エレベータ機構の一例を示す側面図。
【図8】繰出し手段の一例を示す側面図。
【図9】同、作動状態を示す側面図。
【図10】投出手段の一例を示す側面図。
【図11】同、作動状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 景品(物品) 2 景品投出機(物品投出機) 3 カウンタ 5 機体 6 上板 7 表示装置 8 物品投出機構 9 収納部 10 連通部 11(111 ,112 ) カセット 12 受入れ空間部 13 リフト部材 14(141 ,142 ) リフト機構 15 繰出し手段 16 保留部 17 投出手段 18 スライド手段 19 スライドレール 20 カセットキャリヤ 23 把手 24 蓋体 25 エレベータ機構 26 ラック部材 27 ロック部材 311 ,312 ロック用孔 32 ロックピン 33 リンク機構 35 駆動ベルト 39 移動体 43 昇降板 46 ベルト 47 移動体 51 繰出し部材 55 圧力検知センサ 56 通孔 57 ゲート部材 58 揺動板 60 投出空間 64 ベルト 66 投出部材 67 景品押動部 68 昇降板ロック部材 69 押圧部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード状の物品を集積状に収納する複数列
    の収納部を有し各収納部の内外を連通する連通部を有す
    る複数個のカセットと、前記各収納部に相当する大きさ
    を有し前記収納部数の小空間に加え1つの収納部に相当
    する小空間を一体的に有する受入れ空間部と、中央に位
    置する小空間に隣接する小空間に設けられ前記連通部を
    通じて収納部内に進入可能とされるとともに小空間の上
    下方向略全域にわたり上下動可能とされたリフト部材を
    有するリフト機構と、中央に位置する小空間に隣接する
    小空間の上方にそれぞれ設けられ各小空間に位置する収
    納部内の物品を最上位の物品から順に中央の小空間側へ
    繰出す繰出し手段と、中央に位置する小空間の上方に設
    けられ前記繰出し手段により繰出される物品を受入れて
    一時保留する保留部と、この保留部に保留された物品を
    外部へ投出する投出手段と、前記受入れ空間部に受入れ
    られたカセットを小空間の配設方向に小空間1つ分スラ
    イドさせるスライド手段とを具備することを特徴とする
    物品投出装置。
  2. 【請求項2】上記物品投出装置が前記カセットのスライ
    ド方向に対し直角な方向に複数組並設され、1組以上の
    物品投出装置を駆動して物品の投出指示を行う投出指示
    手段を有する請求項1記載の物品投出装置を備えた物品
    投出機。
JP18429495A 1995-07-20 1995-07-20 物品投出装置およびこれを備えた物品投出機 Expired - Lifetime JP3664774B2 (ja)

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