JP3722878B2 - 景品投出装置およびこれを備えた景品投出機 - Google Patents

景品投出装置およびこれを備えた景品投出機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納部に多数の景品を収納し、投出指示に基づいて該景品を指示された個数投出する景品投出装置、およびこの景品投出装置を備えた景品投出機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ用の特殊景品のようなカード状の物品(以下これを景品という)を機体内に収納しておき、投出指令に基づいて上記景品を指示された数だけ投出させる装置(物品投出機)として特開平3−236878号公報に記載のものがある。
【0003】
上記従来の装置は、投出指示に基づいて投出される景品は、押出し機構により機体の前部側(客側)の台上へ押出され、この押出された景品を客が受取ることにより投出動作が完了するようになされている。また景品の補充は、機体の後部側(店員側)に設けられている補充用開口部を通じて行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のような景品投出機とした場合、投出された景品を客が直接受取る(前方投出運用)ようになされるが、客が直接機械から受取ることを条例で規制している地域があり、この場合には景品を店員側に投出して一旦店員が受取ったのち客に手渡す(後方投出運用)ようにする必要がある。しかるに前述の従来の装置では、前方投出運用のみにしか用いることができず、後方投出運用に対応することができなかった。さりとて機体を前後逆向きに設置して使用するようにすると、機体の景品補充用開口部が客側に開口してしまい、補充作業がやりにくいばかりでなく保安上の問題があって実際上使用不可である。
【0005】
このようなことから後方投出運用が強いられる地域に対しては、後方投出運用専用機を提供することにせざるを得ないが、これによるとコストが著しく高くなってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来の装置において前方投出運用と後方投出運用とに対応することができなかったことを同一の機械により対応することができるようにすることを課題としてなされたもので、機体の一面に景品補充用開口部を有し、前記機体内に収納された景品を投出指示に基づいて指示された個数投出する景品投出装置において、前記機体の前後方向略中央上部に形成され前記機体内の収納部から繰出される景品を保留する保留部と、前記機体の上面に結合手段を介して着脱可能に取付けられ前後方向中央位置に前記保留部に連通する投出口が開口された上板と、前記投出口の近傍に配設され該投出口を閉鎖し得る閉鎖位置および該投出口から離間した開放位置の間を駆動手段により移動可能とされた投出部材を有する投出手段と、前記保留部の下方の待機位置から前記投出口近傍の最上昇位置にわたり上下移動自在とされた底板部材を有する昇降機構とを具備し、前記投出部材には、前記最上昇位置にある前記底板部材上の景品1群を一括して押動可能な景品押動部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態を参照して説明する。
図示の実施形態において取扱う物品は、パチンコホール等で利用される換金景品を指し、店内の景品交換所において利用者が獲得したパチンコ玉(またはメダル)と交換して受取り、通常店外の換金所で現金と交換するためのものである。したがって以下この物品を景品1と称して説明することとし、その形態は、やや厚手(2〜3mm程度)のカード状をなし、換金金額に応じて3種類(200円、1000円、5000円相当)または他に1金種加えた4種類があり、外形は同じで色分けされて用意されている。図示の景品投出機2は、パチンコホールの景品交換所のカウンタ3に埋込んで設置され、この投出機2を挟んで店員と客が向かい合って利用されるものである。
【0008】
図1は上記景品投出機2の店員側に位置する補充用開口部の扉4,4を開けて内部を現わした斜視図を示しており、横長直方体形状の箱形の機体5の上部に上板6が取付けられている。この上板6の上面にはその長手方向一側寄りの位置に表示装置7が、また中央位置には物品投出部8がそれぞれ配設されており、後述する結合手段を介して前後いずれの向きにも機体5の上面に取付けられるようになっている。
【0009】
上記表示装置7は、店員側に面すべき店員用表示部7aと客側に面すべき客用表示部7bとを有し、店員用表示部7aには景品1の種類、個数、機体5内に収納されている景品1の残量、トラブル情報等が表示され、客用表示部7bには投出された景品1の種類、個数、投出総額等が表示される。
【0010】
機体5の内部には、図示の例では7組の投出装置が設けられている。
【0011】
この投出装置は、景品1が集積状に収納される複数列の収納部9,9(図示の例では2列)を有し各収納部9,9の内外を連通するスリット状に開口された連通部10,10を有する複数個(図では2個)の第1カセット111 および第2カセット112 と、前記各収納部9,9に相当する大きさを有し前記収納部数の小空間に加え1つの収納部9に相当する小空間を一体的に有する受入れ空間部12と、中央に位置する小空間に隣接する小空間に設けられ前記連通部10,10を通じて収納部9,9内に進入可能とされるとともに小空間の上下方向略全域にわたり上下動可能とされたリフト部材13を有するリフト機構141 ,142 と、中央に位置する小空間に隣接する小空間の上方にそれぞれ設けられ各小空間に位置する収納部9,9内の景品を最上位の景品から順に中央の小空間側へ繰出す繰出し手段15,15と、中央に位置する小空間の上方に設けられ前記繰出し手段15により繰出される景品を受入れて一時保留する保留部16と、この保留部16に保留された景品を外部へ投出する投出手段17と、前記受入れ空間12に受入れられたカセット111 ,112 を小空間の配設方向に小空間1つ分スライドさせるスライド手段18とからなっている。
【0012】
前記カセット111 ,112 は、機体5にスライドレール19を介して引出し可能に設けられたカセットキャリヤ20に上方から落し込むようにしてセットするようになっている。このカセットキャリヤ20は、スライドレール19にそって垂直に設けられる背板21と、この背板21の下端にあってカセット111 ,112 の下端の幅方向両側を支持する受部22,22,22とを有している。
【0013】
上記カセット111 ,112 は、前述のように景品1が集積状とされて2列収納できるよう中央に仕切板11aがあり、一側面にスリット状の連通部10,10が開口され、上端は上面に把手23を有する蓋体24により開閉されるようになっており、景品1の装填およびカセット111 ,112 をカセットキャリヤ20を介して装入するときは蓋体24をカセット111 ,112 の背面側に開けることができるようになっている。
【0014】
図2は機体5の内部構造を示し、機体5の長手方向に直交する略示断面図で、カセットキャリヤ20を引出した状態を示している。
【0015】
上記第1および第2カセット111 ,112 を受入れる受入れ空間12の前後方向中央位置には昇降機構25が、その前後には前述の第1カセット用および第2カセット用の第1リフト機構141 、第2リフト機構142 が配設されており、カセットキャリヤ20の下部位置にはカセット111 ,112 の投出すべき景品が収容されている収納部9,9を投出可能位置へ位置合わせするためのスライド機構18が設けられている。
【0016】
上記スライド機構18は、図3,図4に示すように、カセットキャリヤ20の下面に固設されたラック部材26とロック部材27とを有し、機体5側には前記ラック部材26に噛合してカセットキャリヤ20をスライドさせるギヤ28、およびこのギヤ28を駆動するためのモータ29と、前記ラック部材26の突起30が接触することによりその位置を検知する位置検知センサS1 ,S2 と、前記ロック部材27の第1および第2ロック用穴311 ,312 に係脱しカセットキャリヤ20の停止状態を維持するロックピン32、およびこのロックピン32を上下方向に作動させるリンク機構33と、前記位置検知センサS1 ,S2 の検知信号に基づいて作動し前記リンク機構33を作動させるソレイノド34とで構成されている。
【0017】
したがってラック部材26に噛合うギヤ28が回転することによりカセットキャリヤ20がスライドし、位置検知センサS1 またはS2 が突起30を検知するとカセットキャリヤ20が所定の位置に到達したと判断してロック用穴311 または312 にロックピン32がソレノイド34の作動により挿入されてその位置にロックされる。これによりカセットのいずれか2つの収納部9,9が投出可能な位置に位置決めされる。
【0018】
前記リフト機構141 ,142 は、図5に正面を、図6に平面を示すように、受入れ空間12の上下方向略全域にわたる範囲に駆動ベルト35が上下のプーリー36,37間に巻装され、駆動用モータ38により下部のプーリー37を駆動して駆動ベルト35が無端回動されるようになっており、このベルト35に移動体39が固着されている。この移動体39は上下にガイドローラ40,40を有し、垂直に固設されたガイドレール41に上記ガイドローラ40,40が係合されて上下移動が案内される。
【0019】
上記移動体39にはアーム42を介して前述のリフト部材13が水平姿勢に取付けられており、このリフト部材13はカセット111 ,112 の連通部10,10から収納部9,9内を上下動可能とされるもので、このリフト部材13はカセット111 ,112 の下端より下位に位置する待機位置と、上方の繰出し手段15,15に近接する上昇位置とにわたり昇降されるようになっている。
【0020】
上記リフト機構は、例えばカセット111 ,112 の一方の収納部9,9内の景品1の残量が所定量以下になると、モータ38が駆動してリフト部材13が待機位置まで下降し、次いで前記スライド機構18のソレノイド34が励磁されてロックピン32が抜けるとともにモータ29が駆動してギヤ28、ラック部材26を介しカセットキャリヤ20を移動させ、各カセット111 ,112 の他方の収納部9,9が投出位置へ移行し、その位置で再びロックピン32によりロックされる。その後リフト機構141 ,142 が再起動し、そのリフト部材13が景品1を押し上げ、繰出し態勢をとる。
【0021】
前記昇降機構25は、機体5の前後方向中央位置の小空間に設けられるもので、その上方の投出空間へ上昇して景品1を受ける底板部材43を有し、この底板部材43は図7に示すように保留部16の上部位置側方および下部位置側方にわたり上下のプーリー44,45間に巻装されたベルト46に固着の移動体47の垂直に立上がるアーム48の上端に水平姿勢に取付けられており、この底板部材43は図7の待機位置aから最上昇位置bにわたり駆動モータ49により昇降されるようになっている。
【0022】
繰出し手段15は、図8、図9に片側のみ示しているように、カセット111 ,112 の景品1を取出すべき収納部9の直上位置にある繰出し部15aの上方位置に配設されたガイドロッド50と、このガイドロッド50にスライド自在に支持された繰出し部材51と、この繰出し部材51を往復移動させる繰出し用モータ52と、このモータ52により回転するアーム53に一端が連結され他端が前記繰出し部材51に連結されたリンク54と、基部が機体5に枢支され先端が前記リフト機構14のリフト部材13上の景品1の上面に接触し景品1の上昇を感知する圧力検知センサ55とからなっており、前記繰出し部材51の押出し部51aの先端下面には景品1の厚みより若干小なる段差部51bが形成されていて、この段差部51bにより景品1を1枚ずつ前記エレベータ機構25の昇降板43上の保留部16へ送入するように構成されている。
【0023】
上記保留部16の景品受入れ側の面には1枚の景品1のみが通過可能な上下幅および横幅を有しかつ前記押出し部51aが進入し得る凸形を有する通孔56が形成されたゲート部材57があり、このゲート部材57の通孔56を塞ぐように揺動板58がその上端を軸59により枢支して設けられ、景品1の進入により揺動して保留部16内への景品1の進入を許容し、進入後は図示しないバネの付勢により垂直姿勢になって前記通孔56を塞ぐようになっている。
【0024】
前記保留部16の直上位置の上板6には投出口60が設けられ、この投出口60の側方には投出手段17が配設されている。この投出手段17は、水平方向にプーリー61,62間に巻装され投出駆動モータ63により駆動されるベルト64と、このベルト64に移動体65を介して固定され前記投出口60の上部を横切る方向に移動する投出部材66とで構成され、この投出部材66は、投出口60の上面を閉鎖し得る大きさを有していて投出口60のシャッタを兼ねる景品押動部67と、前記移動体65の下部に取付けられ後述する底板部材ロック部材68,68のロックを解除させるための押圧部69が設けられている。
【0025】
上記ロック部材68,68は、ピン70と長孔71とで前記投出口60に出入自在に設けられており、一方のロック部材68の下部にスライド部材72が固定されて前記押圧部69の先端に正対する位置へ延びており、中間部が上板6側に軸73により枢支されたレバー74の一端が前記スライド部材72の中間部にピン75により枢支され、このレバー74の他端は他方のロック部材68に固定の連結部材76にピン77により連結されていて、常時はバネ78の付勢によりロック部材68が投出口60内へ突出する習性が与えられている(図10)。
【0026】
前記機体5には、1組以上の投出装置を駆動して景品の投出を指示するための投出指示手段(図示せず)が付帯されている。この投出指示手段による投出指示は、店員用表示部7aに並設される操作部(テンキーを含むボタン類)によって入力することにより行われる。例えば景品の種類(金額)と枚数を入力すれば、該当する投出装置(1組以上)が駆動され、景品が投出される。また動作確認等のために特定の投出装置のみ駆動させることも可能である。
【0027】
但し通常においては、投出機に接続される景品管理機によって投出の指示がなされ、客が景品交換所に持ち込んだパチンコ玉を計数し、そのうち例えば48800円分を景品によって支払うことになった場合、最も適切な景品パターン(最も合計枚数が少なくてすむパターン、すなわち5000円景品を9枚、1000円景品を3枚、200円景品を4枚)が算出され、各景品の投出が指示される。
【0028】
前記上板6の結合手段は、図12〜図14にその一例を示している。この実施形態においては、機体5の左右の端板5a,5aの内面上方位置の前後部に図13にその一つを示すように水平方向の溝79を有する凹形状の機体側の結合部材80,80が固設され、上板5の両端部下面の前後方向一方には前記結合部材80,80の溝79にスライドして嵌合するようL形状をなす上板側の結合部材81が、同他方には前記機体側結合部材80と機体5の前後板5b,5bとの間の間隙82に嵌合し得る平板状の固定部材83がそれぞれ設けられている。
【0029】
したがって上板6を機体5に取付けるときは、図12に示すように上板側結合部材81を矢印方向から機体側結合部材80の溝79に嵌入させ、嵌入後上板6の反対側を下方に下げてその固定部材83を前記間隙82に落し込むことにより上板6は上方へは前記固定部材80,81の嵌合により外れることなく取付けられる(図14(A),(B))。また上板6を取外すときは、固定部材83側から先に上方へ持ち上げ、ついで前記とは逆に上板側固定部材81を機体側固定部材80から抜き出せば上板6を外すことができる。これにより上板6上での景品の投出方向を前側とする前方投出運用とするか、あるいは投出方向を後側とする後方投出運用とするかの機械の仕様に応じて上板6の取付方向を選択し、前記の手順で取付けることにより上記仕様に対応することができる。なお前記表示装置7は、上板6に対し向きを変更可能とされており、上板6をいずれの向き(前方投出運用、後方投出運用)に取付けても、常に店員用表示部7aは店員側に、客用表示部7bは客側に向けられる。
【0030】
図15および図16は、前方投出運用として上板6を取付けた状態の略示断面および平面を示しており、景品1は客側に投出される。図17および図18は後方投出運用として上板6を取付けた状態の略示断面および平面を示しており、景品1は店員側に投出され、店員を介して景品1が客に手渡しされる形態となることを示している。
【0031】
次に作用を説明する。
上記景品投出機2は、景品交換所においてパチンコ玉計数機(カードリーダ、バーコードリーダでも可)および景品管理機と電気的に接続されて設置される。
【0032】
そして上記景品投出機2内にある7組の投出装置のうち、例えば3組は5000円の景品、2組は1000円の景品、残る2組は200円の景品を装填して使用される。これら景品の収納量は店員表示部7aに表示され、投出可能な状態におかれる。このときすべての投出部材66はその景品押動部67が投出口60を塞ぐ位置にある。
【0033】
客が持ち込んだパチンコ玉をパチンコ玉計数機によって計数し、景品管理機により例えば48800円分の景品を投出するよう指示がなされたとすると、5000円の景品が収納されている投出装置から5000円の景品が繰出し機構15によって9枚繰出され、保留部16内の底板部材43上に集積され、1000円の景品が収納されている投出装置から1000円の景品が3枚、200円の景品の投出装置から200円の景品が4枚それぞれ繰出され、同様に底板部材43上に集積される。
【0034】
客用表示部7bには、投出される景品の種類、個数および総額が表示され、店員表示部7aには投出される景品の種類、個数が表示される。
【0035】
投出すべき景品のすべてが底板部材43上に集積されると、投出手段17の景品押動部67が後退するとともに底板部材43が上昇し、最上昇位置に到達すると投出手段17の景品押動部67が前進して底板部材43上の景品1群を一括して上板6の客側へ押動するとともに景品押動部67が投出口60の上面を塞ぐ。この閉塞完了と同時に底板部材43は待機位置へ下降し、次の投出に備える。
【0036】
上記各投出装置に収納されている景品の投出に伴い、一組の投出装置内の景品数が所定数以下になると次の投出装置からの投出に切換わる。また各投出装置に収納されている景品数の減少に伴い、各投出装置に対応して店員表示部7bの残量表示部の表示残量が減少し、その残量が店員に知らされる。また景品詰り等が発生した場合もその旨が知らされる。
【0037】
上記景品の投出において、その投出順序の一例を示す。
【0038】
例えば2組の投出装置(カセットの収納部9は合計8個)に同一の景品が収納されている場合、その投出順序は、▲1▼第1番目の投出装置のリフト機構141 ,142 が配置されている小空間に位置する収納部9の一方、▲2▼同、収納部9の他方の順に行われ、次いでその投出装置のスライド機構18が作動してカセット111 ,112 が1つの小空間分移動し、▲3▼リフト機構141 ,142 のある小空間に位置した収納部9の一方、▲4▼同、収納部9の他方の順に行われる。
【0039】
その投出が終わると、▲5▼第2番目の投出装置のカセット111 ,112 の収納部9の一方、▲6▼同、他方、▲7▼カセット111 ,112 がスライドしたのちの収納部9の一方、▲8▼同、他方の順に行われる。
【0040】
景品投出機2の仕様が客側へ景品1を投出する前方投出運用とする場合には、図15,図16のように上板6の表示装置7が設けられている側が店員側に位置するようにしてその下面の結合部材81を機体5側の結合部材80の溝79にスライドさせるように嵌合させ、ついで手元側の固定部材83を機体5と他端の結合部材80との間の間隙82に落し込むように嵌めれば上板6は浮き上がることなく取付けられる。
【0041】
また店員側へ景品1を投出する後方投出運用とする場合には、図17,図18のように前記前方投出運用とは逆に表示装置7が設けられている側が客側に位置するように前記の場合と同様な手順により機体5に取付ければよい。
【0042】
いずれの運用形態に上板6を取付けても、上板6の投出口60は上板6の前後方向中央に位置するので、機体5内の投出装置と整合することになり、景品1の投出は支障なく行われる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、投出口近傍の最上昇位置にある底板部材上の景品1群を投出部材の押動部によって一括して押動可能な景品投出装置において、機体内に収納された景品の投出口を機体の上板の前後方向中央位置に開口し、この投出口を通じて投出される景品の投出方向が機体の前方へ投出する前方投出運用と後方へ投出する後方投出運用との二仕様に対し上板を取付ける向きを前後に変えるだけで直ちに対応することができ、したがって投出装置は同一仕様のまま要求に応じて上記二仕様の景品投出装置および景品投出機を内部構造を変更することなくかつコストに影響を与えることなく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の扉を開けた状態を示す店員側からみた斜視図。
【図2】同、断面図。
【図3】カセットのスライド機構の一例を示す正面図。
【図4】同、作動状態を示す正面図。
【図5】リフト機構の一例を示す側面図。
【図6】同、平面図。
【図7】エレベータ機構の一例を示す側面図。
【図8】繰出し手段の一例を示す側面図。
【図9】同、作動状態を示す側面図。
【図10】投出手段の一例を示す側面図。
【図11】同、作動状態を示す側面図。
【図12】上板の機体への結合手段の一例を示し、上板の結合過程を示す説明図。
【図13】図12のA−A矢視図。
【図14】(A),(B)は上板が取付けられた状態図。
【図15】前方投出運用の投出機とした場合の略示断面図。
【図16】同、平面図。
【図17】後方投出運用の投出機とした場合の略示断面図。
【図18】同、平面図。
【符号の説明】
1 景品(物品)
2 景品投出機(物品投出機)
3 カウンタ
5 機体
6 上板
7 表示装置
8 物品投出機構
9 収納部
10 連通部
11(111 ,112 ) カセット
12 受入れ空間部
13 リフト部材
14(141 ,142 ) リフト機構
15 繰出し手段
16 保留部
17 投出手段
18 スライド手段
19 スライドレール
20 カセットキャリヤ
23 把手
24 蓋体
25 昇降機構
26 ラック部材
27 ロック部材
311 ,312 ロック用孔
32 ロックピン
33 リンク機構
35 駆動ベルト
39 移動体
43 底板部材
46 ベルト
47 移動体
51 繰出し部材
55 圧力検知センサ
56 通孔
57 ゲート部材
58 揺動板
60 投出口
64 ベルト
66 投出部材
67 景品押動部
68 昇降板ロック部材
69 押圧部材
79 溝
80,81 結合部材
82 間隙
83 固定部材

Claims (2)

  1. 機体の一面に景品補充用開口部を有し、前記機体内に収納された景品を投出指示に基づいて指示された個数投出する景品投出装置において、
    前記機体の前後方向略中央上部に形成され前記機体内の収納部から繰出される景品を保留する保留部と、
    前記保留部に連通する投出口が開口された上板と、
    前記投出口の近傍に配設され該投出口を閉鎖し得る閉鎖位置および該投出口から離間した開放位置の間を駆動手段により移動可能とされた投出部材を有する投出手段と、
    前記保留部の下方の待機位置から前記投出口近傍の最上昇位置にわたり上下移動自在とされた底板部材を有する昇降機構と、
    を具備し、
    前記投出部材には、前記最上昇位置にある前記底板部材上の景品1群を一括して押動可能な景品押動部が設けられ、
    前記上板は、前記機体の上面に結合手段を介して着脱可能に取付けられ、前記投出口が前後方向中央位置に開口されていることを特徴とする景品投出装置。
  2. 複数の前記景品投出装置が機体の幅方向中心線を軸として線対称位置に配設され、前記上板を前後反転してもその投出口が各景品投出装置に整合するようにした請求項1記載の景品投出装置を備えた景品投出機。
JP19047495A 1995-07-26 1995-07-26 景品投出装置およびこれを備えた景品投出機 Expired - Lifetime JP3722878B2 (ja)

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