JP2010233878A - 物品払出装置および景品払出方法並びに景品払出システム - Google Patents

物品払出装置および景品払出方法並びに景品払出システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の景品を瞬時に払い出し可能とさせる景品払出装置の提供。
【解決手段】並べて配置された複数の払出物品Wを1毎または複数纏めて移動可能な移動手段19と、
前記移動手段19で移動させた払出物品を載置可能なスタッカ15と、
前記スタッカ15に載置された払出物品Wをスタッカ15から排出可能な排出手段24と、を備える物品払出装置1において、
前記スタッカ15を複数備え、前記複数のスタッカ15のうち1部または全部から、載置されている払出物品Wを前記排出手段24によって纏めて排出させる。
【選択図】図8

Description

この発明は、パチンコ機や回動式遊技機の遊技機器が設置される遊技場等に設置され、所謂、特殊景品と呼ばれる景品等の払出物品を利用者に払い出すことが可能な景品払出装置およびその方法並びにこの装置を用いた景品払出システムに関する。
種々の場面で、利用者に物品を自動的に払い出す必要が有る。例えば、パチンコ機や回動式遊技機が設置される遊技場等では、利用者が遊技に勝利した場合の景品として、特殊景品と言われる景品が払出物品として払い出される。以下、この特殊景品を払出物品の例として説明する。
この特殊景品の払い出しには、例えばパチンコホールでは、景品払出装置が該ホールに設置されており、遊技者が利用している会員カードや非会員カードによって特定される獲得玉数に相当する景品払出可能な有価価値情報に応じて払い出すべき特殊景品の数量や種類が特定され、特殊景品の払出が行われる。
そして出願人は、特殊景品を払い出すことが可能な景品払出装置として、『景品払出機および景品払出システム』(特開2005−211335 、以下、単に従来例1という。)を発明し出願した。この従来例1は、『景品部材を上下方向に積層して収納する景品収納部と、前記景品収納部に収納された景品部材を下方から支持し、景品部材の搬送方向に対する垂直な水平面に対して所定の範囲で傾斜可能な支持部材と、前記支持部材に支持された景品部材を上方に押し上げるリフト機構と、前記リフト機構によって押し上げられた景品部材を排出する排出手段とを具備する』ものであり、図26乃至図30に表すように、景品払出機1010は、景品収納部1100を備えていた。この景品収納部1100は、特殊景品Wを積層して収納可能に形成されている。そして、景品収納部1100の下部は、ほぼC字型に形成された景品ストッパ1101を固着してあり、積層される特殊景品Wの周囲部を支持し、中央部は下方に開放された状態としてある。そして、この景品ストッパ1101には、下方から上方へ特殊景品Wを下方から支持する支持部材1201を備えている。
この支持部材1201は、特殊景品Wを付勢しながら支持する際に、所定の角度範囲で特殊景品Wを傾斜した状態で支持可能となっている。そして、支持部材1201の下部には、支持部材1201を上方へ押し上げることで、支持部材1201の上部に支持されている特殊景品Wをも上方へ押し上げるために、景品支持部1350、支柱1351、平板1352、バネ併設棒逃がし部材1353、バネ1354、バネ併設棒1355、回動部材1356、回転軸1356aなどからなるリフト機構を備えている。
そして更に、該リフト機構によって押し上げられた特殊景品Wの頂上にある一枚を横方向へと移動させて排出させるために、上部ユニット1022を備える。
上部水平ユニット1022には、前記リフト機構によって上方へと移動された特殊景品Wを上部で当接させて位置させる景品受ローラ1401を備え、上方へ移動された特殊景品Wを当接位置させている。更に上部ユニット1022には、景品受ローラ1401に当接した特殊景品Wとは直接当接しない回転ベルト1404を備え、該回転ベルト1404の外表面には、前記頂上にある一枚の特殊景品W側面と当接して該景品Wを水平方向へと押圧して移動させる景品押出爪1402を備えている。そして、回転ベルト1404が回転して景品押出爪1402が前記頂上にある一枚の特殊景品Wを押圧移動させて景品スタッカ部1403へと移動させるように構成してある。これら上部水平ユニット1022が排出手段を構成していた。
従って、従来例1では、上方に移動させて所定位置に位置させた特殊景品Wを一枚ずつ水平方向へと移動させることが可能となっている。
そして、この一枚ずつ移動された特殊景品Wは、景品スタッカ部1403上に所定の枚数を積層させて排出することで、所望枚数の特殊景品を払出可能に構成していた。
また、景品払出システムでは、上記景品払出機1010を用いて構成したシステムが提案された。
このように一枚ずつを確実に積層させることで、積層された特殊景品Wをリフトアップさせる量を、1枚の特殊景品Wの厚さから計算して所定枚数量をリフトアップさせていた従来例1以前の方法に比べ、特殊景品Wの形状が一定でなかったり、経年変化により変形する等して特殊景品Wの厚さが一定でなくなってしまった場合にも所定枚数を確実に計数可能としていた。
特開2005−211335公報
しかしながら、従来の景品払出機では、排出手段が一枚ずつ排出してスタッカ部1403へ積層させ、所定量となったところでやっと利用者に排出するので、特殊景品Wの枚数が数多くなると、一枚一枚スタッカ部1403へ移動させて行くのに時間を要し、利用者を待たせてしまうと言う問題点を有した。
そこでこの発明は上記問題点に鑑み、複数枚の特殊景品等の払出物品を素早く計数して排出可能とさせ、利用者を待たせることなく提供可能な物品払出装置およびその方法並びに物品払出システムを提供する。
この発明は計数してから提供するまでの時間を短くする物品払出装置として、
並べて配置された複数の払出物品を1毎または複数纏めて移動可能な移動手段と、
前記移動手段で移動させた払出物品を載置可能なスタッカと、
前記スタッカに載置された払出物品をスタッカから排出可能な排出手段と、を備える物品払出装置において、
前記スタッカを複数備え、前記複数のスタッカのうち1部または全部から、載置された払い出し物品を前記排出手段によって排出可能なことを特徴とする物品払出装置、
を提供する。
また、同装置を景品払出装置として用い、払出物品が払出景品であり、該景品払出装置と該景品の管理が可能な景品管理装置とからなる景品管理システムとして、
景品と交換すべく遊技媒体数に対応する遊技媒体数情報を入力する遊技媒体数情報入力手段と、前記遊技媒体数情報入力手段で入力された遊技媒体数情報から景品払出情報を算出し、該景品払出情報を出力する景品情報出力手段とを備える景品管理装置と、
並べて配置された複数の払出景品を1毎または複数纏めて移動可能な移動手段と、前記移動手段で移動させた払出景品を載置可能な複数のスタッカと、前記スタッカに載置された払出景品をスタッカから排出可能な排出手段とを備えて景品管理装置と通信可能に接続される景品払出装置と、を具備し、
景品払出装置は、前記複数のスタッカのうち1部または全部から、載置されている払出景品を前記排出手段によって排出可能なことを特徴とする景品払出システム、
を提供する。
そして、この物品払出装置では、例えば、払出物品を特殊景品とした場合、入力した指示情報に基づいて移動手段が複数のスタッカのうちの一部に選択的に特殊景品を移動させ、移動させられたスタッカに有る特殊景品を排出手段が排出することで払い出しを行うことが可能となり、払い出すべき複数のスタッカを選択して組み合わせることで意図した数の景品を即座に払い出すことができる。なお、全てのスタッカの最大収容物数が1の場合であり、スタッカ数が5以上有れば、任意の5のスタッカへ特殊景品を1個ずつ移動させて排出手段が排出しても良い。
また、前記排出手段による排出は、利用者である顧客の前面としたり、物品払出装置の他の機構が処理可能な位置としても良く、適宜選択することができる。
更にまた、移動手段は、並べて配置した複数のスタッカへ移動可能に形成し、複数のスタッカへ払出物品を1個ずつ移動させて移動可能に形成しても良いが、それぞれのスタッカに対して一度に払出可能に形成し、更に対応するスタッカへ複数個の払出物品を纏めて移動させるようにしても良い。
なお、並べて配置された払出物品は、上下方向へ並べられている場合のみではなく水平方向へ並べて配置されていても良く、あるいは傾斜させた状態に並べて配置されていても良く、更には並べられている状態は、払出物品相互が接触していても良く、適宜間隙を保って配置されていても良い。そして更には、払出物品が同一形状でも良いし異なる形状であっても良く、これらに対応出来るように移動手段、スタッカ、排出手段が形成されていればどの様に形成されていても良い。
そして景品払出システムは、前記物品払出装置を景品払出装置とし、景品管理装置では、遊技媒体数情報入力手段が、景品と交換すべく遊技媒体数に対応した払い出すべき景品の数量を特定可能な遊技媒体数情報を他の装置等から入力し、景品情報出力手段が該遊技媒体数情報から景品払出情報を算出する。
そして景品払出装置では、この景品払出情報に基づいて、排出手段が景品の排出を行う。
なお、上記景品払出システムは、以下に表す景品払出装置の何れかを採用してもよい。
更にこの発明では、
前記複数のスタッカは、載置可能な最大収容物数が異なる物品払出装置、
を提供する。従って、スタッカが収容出来る最大収容物数を変更することで、例えば、5個の特殊景品を払い出さなければいけないときには、最大収容物数が5のスタッカからのみ特殊景品を移動させる。また、払出数が7の場合であれば、最大収容物数が5のスタッカと2のスタッカとから特殊景品を移動させることで所望数の特殊景品を移動させ、排出手段から即座に払い出す。
また、
更に複数のスタッカの最大収容物数を特定してより効率の良い払い出しを行えるように、
前記複数のスタッカのうち、最大収容物数が1、2,3,5,10であるスタッカを有する物品払出装置、
を提供し、更に、
前記複数のスタッカは、最大収容物数が1および2の乗数倍である物品払出装置、
を提供する。上記のように、複数のスタッカの収容枚数を異ならせ、且つ、順次大きな数となるような最大収容物数とすることで、スタッカの必要数を少なくしても多くの払出物品(払出景品)を払い出すことができ、これによりスタッカが占める占有体積を減少出来る。そして更に、スタッカの最大収容枚数を1および2の乗数倍にすることで、大量に払い出しを行う場合に、最大収容物数の大きなスタッカから順に選択して行くことで、対応出来る払出数の範囲を広げると共により少ないスタッカの利用で払出作業ができるので、少ない動作で払い出すこととなる。
更にこの発明では、スタッカへの払出物品(払出景品)の移動を効率よく行うものとして、
前記移動手段は、スタッカに載置されている払出物品を払出手段が排出終了後に、払出物品をスタッカに載置させ、次に排出手段が排出するまでは待機状態を取る物品払出装置、
および、
前記排出手段による排出がスタッカに載置されている払出物品を複数回排出することで1回の交換作業とする場合、前記移動手段は、交換作業終了後に、払出物品をスタッカに載置させ、次に排出手段による交換作業終了までは待機状態を取る物品払出装置、
を提供する。従って、物品払出装置は、排出手段による払出物品(払出景品)の排出である払出作業が終了すると、排出され空になったスタッカへ移動手段により即座に払出物品(払出景品)が移動されて待機状態を取ることとなる。
また、複数のスタッカからの排出が1度で所望数できない場合には複数回にわたって排出することで1度の交換作業となるが、この場合には、一度の交換作業が終了したところで、排出され空になったスタッカへ移動手段により即座に払出物品(払出景品)が移動されて待機状態を取ることとなる。
更に物品払出装置として、
前記排出手段は、スタッカから払出物品を押し出して排出させる押出部であって、押出部が所定の方向に押し出した後に他の方向へ押し出して排出させる複数の押出機構である物品払出装置、
および、
前記押出部は、スタッカから払出物品を排出した際に払出物品を単独であるいは他の部材と共に保持可能な保持部材を備える物品払出装置、
ならびに、
前記押出部を構成する押出機構の一部または全部は、スタッカが払出物品を載置された際に保持する保持部材に設ける開口部から挿入されて押出可能な物品払出装置、
を提供する。この場合には、払出物品(払出景品)を排出する排出手段が、押し出すことで排出させる押出部として機能し、例えば、この押出部を構成する第1の押出機構が、上下方向に払出物品(払出景品)が載置されたスタッカから横方向へ押圧することで払出物品(払出景品)をスタッカからいったん第2の押出機構へ移動させ、次いで第2の押出機構がスタッカから移動された払出物品(払出景品)を上方へと移動させて払出用開口部へと移動させ、次いで第3の押出機構が払出用開口部から排出させて最終的に払い出すようにすることで、複数のスタッカに有った払出物品(払出景品)を纏めて顧客へ払い出す。
なお、最終的な顧客への払出までの方向は水平方向および垂直方向に限定されるものではなく、複数の斜め方向等装置全体の構造等から適宜選択すればよく、どの様な方向への押出でも良い。
また、例えば上記のように構成する押出部のうちの、垂直方向へ移動させる第2の押出機構では、第1の押出機構によって押し出された払出物品(払出景品)を保持させる保持部材とは別に第2の押出機構を形成し、保持部材で保持させた状態で、該スタッカの保持部材に設けた間隙から上方へと移動して保持されていた払出物品(払出景品)を押し出す等行う。
更に物品払出装置として、
前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材の一部または全部を、払出物品を滑落または落下させるために動作可能な物品払出装置、
を提供する。従って、排出手段は、スタッカに移動された払出物品(払出景品)を保持しているが、払出時には、該保持部材の一部または全部を動作させ、払出物品(払出景品)を滑落または落下させて顧客へと払い出す。
また、前記排出手段の他の形態として、
前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材に開口される開口部から突出させる物品払出装置、
を提供する。従ってこの排出手段は、保持部材に開口された開口部から突出させて形成する。そして排出手段を動作させることで、保持部材に保持されている払出物品(払出景品)を滑落または落下させて排出させる。
具体的には、例えば、払出物品(払出景品)であるカード状の特殊景品を縦方向に位置させた状態で複数を横方向へ並設させた場合、保持部材がこれら並設された特殊景品を下部で支えている。この保持部材を、一端を水平方向の回動軸として保持部材が垂直方向となるまで稼動させると、保持部材によって並設状態で保持されていた特殊景品が下方へ落下して排出されることとなる。そして、落下した特殊景品をそのままあるいは他の位置まで移動させて顧客へと提供するなどが考えられる。勿論、払出物品(払出景品)である特殊景品は、表面が水平方向になるように位置させて垂直方向へ積層させて配置させていても同じである。
同様に、前記排出手段の他の形態として
前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材の一部または全部を、水平回転軸を支点に斜め方向あるいは下方へと回動動作させる位置をとることが可能であり、該排出手段を回動させて滑落あるいは落下位置とさせるための動作手段を備え、動作手段を動作させて払出物品を一斉に滑落あるいは落下させる物品払出装置、
を提供する。従ってこの排出手段は、回動支点を中心に回動自在な排出手段の保持部材を、ソレノイドなどの装置からなる動作手段によって回動させ、払出物品(払出景品)の自重を利用して滑落あるいは落下可能とさせている。
更にこの発明では、
前記複数のスタッカは、1の筐体を複数に区分して形成する物品払出装置、
を提供する。この場合には、例えば一方向に並設した状態となるように複数のスタッカを位置の筐体内に形成する。詳細には、平たい筐体の内部に複数の隔壁を形成してスタッカを複数形成する。
更にこの発明では、
前記並べて配置された複数の払出物品の並び方向とは異なる方向に前記複数のスタッカを並設配置し、移動手段は払出物品を一斉に複数のスタッカへと移動可能であり且つ払出物品が存在しないスタッカにのみ移動させる物品払出装置、
を提供する。これによれば、例えば複数の払出物品(払出景品)の並び方向が垂直方向の場合に、スタッカを払出物品(払出景品)の水平方向へ並設する。勿論、払出物品(払出景品)の並び方向が水平方向の場合にはスタッカをこれに垂直な方向へと並設する。
そして、移動手段は、一斉に複数のスタッカ側へと払出物品(払出景品)を移動させようとする。この時、複数のスタッカのうち、払出物品(払出景品)が存在しないスタッカでは前記移動により新たに払出物品(払出景品)が載置されることとなり、既に払出物品(払出景品)が存在しているスタッカでは既に払出物品(払出景品)が存在しているので、新たな払出物品(払出景品)の移動は行われない。
従って、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)は、複数のスタッカのうち払出物品(払出景品)が存在していないスタッカにのみ選択的に移動されて新たに配置されることとなる。
この移動手段による移動は、センサ等により払出物品(払出景品)が存在していないスタッカを検知しそのスタッカへのみ移動手段が移動するように形成しても良く、あるいは、全てのスタッカへ払出物品(払出景品)を移動しようとするが、既に払出物品(払出景品)が存在しているスタッカへは移動させようとしている払出物品(払出景品)が移動出来ないように形成しても良い。
更に該スタッカへの移動を行わせる手段を備える物品払出装置として、
前記並べて配置された払出物品は、スタッカ側が開口または開口可能に形成された排出口を備える筐体により形成されるカセットであり、該カセットは払出物品の並び方向が回動軸となるように回動可能に形成され、排出口をスタッカ側となるように回動させることで払出物品をスタッカへ一斉に移動可能な物品払出装置、
を提供する。この物品払出装置では、例えば、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)が、スタッカ側が開口された筐体形状をなすカセットからなる。そして、例えば払出物品(払出景品)の並べてある方向が水平方向であれば、開口が下方に向いたときにカセットに収容されている払出物品(払出景品)は落下する。斜め方向であれば滑落する。
そして、払出物品(払出景品)をスタッカへ移動させないときには開口を落下あるいは滑落しない方向となるように回動させておく。
一方スタッカは、払出物品(払出景品)が滑落あるいは落下する方向へ配置しておく。
この状態で、カセットを回転させて開口をスタッカの方向へ向けると、払出物品(払出景品)はカセットからスタッカへと滑落あるいは落下しスタッカへ配置される。
また、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)が垂直方向へ配置されている場合には、カセット内に、払出物品(払出景品)を常に開口側へ付勢する付勢手段等を備えておき、カセットの水平方向に設置されたスタッカ側に開口が面していないときには、他の阻害面等により払出物品(払出景品)の開口からの飛び出しを防ぎ、開口がスタッカ側へ面したときのみにスタッカ側へ払出物品(払出景品)が付勢力により移動するように形成する等すれば良い。
更にこの発明では、
前記並べて配置された払出物品には、移動手段を該払出物品の側面に接触させて設け、移動手段が払出物品をスタッカ方向へ一斉に移動可能な物品払出装置、
を提供する。従って、この場合には、移動手段は、並べて配置されている払出物品(払出景品)の並び方向と交差する方向へ挟持する。即ち、払出物品(払出景品)が垂直方向に並べて配置されている場合には、移動手段が払出物品(払出景品)を水平方向へ挟持する。そしてスタッカはこの移動手段の挟持方向と交差する水平方向に位置させることで、挟持している移動手段が払出物品(払出景品)をスタッカ側へ移動可能とする。挟持手段は、全てのスタッカに払出物品(払出景品)を移動可能となるように複数の払出物品(払出景品)を挟持して移動可能に形成する。
更に、スタッカへの払出物品の移動を阻害するようにした物品払出装置として、
少なくとも前記スタッカと前記払出物品との間には、払出物品がスタッカ方向へ移動しないよう阻止可能な移動阻止部を備え、該移動阻止部を移動させることで払出物品をスタッカ方向へ移動可能な物品払出装置、
を提供する。この発明では、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)は、例えば、落下あるいは滑落によってスタッカへ移動させる場合に、払出物品(払出景品)がスタッカへ常に移動可能となるようスタッカ側を払出物品(払出景品)が移動自在に開口等しておき、この開口から滑落あるいは落下しないように並べて配置された複数の払出物品(払出景品)とスタッカとの間に移動阻止部を設けておく。この移動阻止部がソレノイドなどの簡単な装置により移動可能にしておき、この移動時に払出物品(払出景品)がスタッカ側へ移動出来るようにしておくことで、払出物品(払出景品)のスタッカへの移動を容易にできる。なお、この移動阻止部は、複数のスタッカそれぞれに設け、ここのスタッカについて払出物品(払出景品)が移動可能となるように選択的に作動可能としておいても良いし、全てのスタッカに設ける移動阻止部が一斉に動作するようにしておいてもよい。
更にこの発明では、
前記並べて配置された複数の払出物品と前記複数のスタッカとを並べて配置し、前記並べて配置された複数の払出物品および/または前記複数のスタッカは払出物品の並べてある方向へ移動可能であり、前記移動手段が各スタッカへ払出物品を1ずつ移動させる物品払出装置、
を提供する。この物品払出装置では、例えば、垂直方向に並べて配置された複数の払出物品(払出景品)の上部に排出手段を備えさせ、常に最上部の払出物品(払出景品)を移動可能とさせる。そして、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)は垂直方向へ移動可能であり、光センサなどにより最上部の払出物品(払出景品)が所望のスタッカ部へと移動可能に形成しておく。そして、払出物品(払出景品)の存在しないスタッカがある場合には、そのスタッカ位置へと最上部の払出物品(払出景品)を移動させると共に移動手段がスタッカへと払出物品(払出景品)を搬送移動させる。この移動手段は、ベルトコンベヤを回転させて行うように構成しても良く、最上部の払出物品(払出景品)を蹴り出すように形成しても良く、適宜手段を選択すれば良い。
なお、スタッカ位置に最上部の払出物品(払出景品)を位置させるためには、スタッカを移動させて位置するように構成しても良く、また、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)とスタッカとの両方を移動可能に構成してもよい。
更に、スタッカへの払出物品の移動を選択的に且つ一度に行わせる物品払出装置として、
前記並べて配置された複数の払出物品と前記複数のスタッカとを並べて配置し、移動手段は、各スタッカが収容可能な最大収容物数の払出物品を一度に移動可能に設けられ、該移動手段は払出物品を、払出物品が載置されていないスタッカに選択的に移動させて載置させる物品払出装置、
を提供する。この物品払出装置では、移動手段は各スタッカに対向した複数の払出物品(払出景品)を該スタッカの最大収容物数だけ一度に移動可能に構成されている。そして、移動手段は、物品払出装置への指示情報により、払出物品(払出景品)が存在していない空のスタッカへ選択的に移動させる。
更にこの発明では、
前記排出手段は、前記複数のスタッカから所望数となるスタッカが選択されて排出可能にしてスタッカから排出させ、所望数の払出物品を纏めてから排出可能とする請求項1〜19いずれかに記載の物品払出装置、
を提供する。このように排出手段が複数のスタッカから所望数となるように払出物品(払出景品)を排出させて、排出された複数の払出物品(払出景品)を一旦纏めてから排出するように構成すると、顧客は複数のスタッカから排出された払出物品(払出景品)を纏めて受け取ることが可能となる。
更に、このように複数の払出物品(払出景品)を一旦纏める他の物品払出装置として、
前記各スタッカには、スタッカに載置された払出物品がスタッカから移動出来ないように阻止するスタッカ移動阻止部材を設け、複数のスタッカのうち排出すべく選択されたスタッカに備えるスタッカ移動阻止部材を作動させて払出物品の移動阻止を解除し、選択されたスタッカに備える払出物品をスタッカから排出させる物品払出装置、
を提供する。この装置では、各スタッカに、スタッカへ移動された払出物品(払出景品)が移動しないようにさせるスタッカ移動阻止部材を備え、このスタッカ移動阻止部材を作動させることで、例えば、排出手段が押出部であり複数の押出機構によって形成されている場合、スタッカに備える第1の押出機構が動作するのをこのスタッカ移動阻止部材によって阻止可能となる。具体的には例えばスタッカ移動阻止部材をソレノイドにより阻止状態と解除状態との間で動作可能とさせると、第1の押出機構がスタッカに有る払出物品(払出景品)を常に排出する方向に付勢する手段であっても、スタッカ移動阻止部材が阻止状態を取るように移動されていることでスタッカからの払出物品(払出景品)の排出をしない状態を取り、このスタッカ移動阻止部材をスタッカ毎に選択的に作動させることで所望数の払出物品(払出景品)を排出する。
また、スタッカに移動された複数の払出物品(払出景品)を滑落あるいは落下させることで排出させる場合には、傾斜して設ける排出手段に、滑落あるいは落下を阻害するためのスタッカ移動阻止部材を備え、ソレノイドなどの装置により該スタッカ移動阻止部材を作動させてスタッカから払出物品(払出景品)を滑落あるいは落下させて行う。
更に排出手段の動作を制御可能とする物品払出装置として、
前記排出手段の排出動作を阻止する排出動作阻止部材を備え、前記所望数の払出物品を纏めて排出する際には、前記排出動作阻止部材を動作させて排出手段が排出動作可能とさせる物品払出装置、
を提供する。この発明では、例えば排出手段がスタッカ上部に積層された払出物品(払出景品)を斜め方向へ回動することで滑落させてスタッカから排出させる場合には、排出動作阻止部材をソレノイドなどの装置によって斜め方向への回動を制御可能とさせ、滑落させて排出させるときには滑落可能な状態へと回動させる。また、排出させない場合には、滑落しない状態即ち水平な状態と維持するように動作する。
また、払出物品(払出景品)であるカード状の特殊景品を縦方向に位置させた状態で複数を横方向へ並設させた場合、保持部材がこれら並設された特殊景品を下部で支えている。この保持部材を、一端を水平方向の回動軸として保持部材が垂直方向となるまで稼動させると、保持部材によって並設状態で保持されていた特殊景品が下方へ落下して排出されることとなるが、この保持部材を、排出動作阻止部材によって移動制御可能とさせる。
更に、排出手段によって排出される払出物品を装置外部へ移動させる物品払出装置として、
前記物品払出装置には、前記排出手段によって排出された払出物品が収納される収納部を備え、該収納部は装置内部から装置外部へと払出物品を移動させる物品払出装置、
を提供する。この収納部は、例えば排出手段から下方へと滑落あるいは落下により収納される場合には引き出し状に形成され、装置内部で一旦複数の払出物品(払出景品)を収納して後、顧客側等所望の装置外部へと移動して払出物品(払出景品)を払い出す。この引き出し状の収納部は、更に他の引き出し状等に形成される収納部に収納されてから装置外部へ移動されるように形成しても良く、あるいは、複数段に形成して装置外部へ移動可能に形成しても良い。
更にこの発明では、
前記排出手段によって排出される払出物品を装置外部へと排出させる装置外部排出手段を備える物品払出装置、
を提供する。従って、排出手段が排出する位置に装置外部排出手段を備え、この装置外部排出手段が一旦排出された払出物品(払出景品)を纏めて装置外部へと排出させ、顧客等に受け取らせる。
装置外部排出手段としては、例えば排出手段が装置上部へ移動して装置外部排出手段によって払い出すテーブル部と同レベルとなるように位置され、この状態で該テーブル部を装置外部へと押し出すように移動して排出手段によって排出された払出物品(払出景品)を装置外部へと移動させる等、適宜装置が考えられる。なお、外部排出手段は、払出物品(払出景品)を押し出す以外にも、例えば払出口から滑落させて受け取り部から受け取らせるとか、装置上方へと移動して装置外部へ払出物品(払出景品)を位置させて利用者に取らせるなど他の方法でも良い。
更にこの発明では、
前記排出手段によって排出される払出物品を装置外部へと排出させた際に、装置外部と装置内部とを遮断可能なシャッターを備える装置外部排出手段を備える物品払出装置、
を提供する。従って、例えば上記のように、前記外部排出手段が押出装置のように構成されてテーブル上の払出物品(払出景品)を装置外部へ移動させる場合に、該外部排出手段が払出物品(払出景品)を外部へ移動させるために開口された開口部にシャッターを備えさせ、該外部排出手段が装置内部から払出物品(払出景品)を外部へ移動させるときに開口部を開口するようにシャッターを移動させ、該外部排出手段が装置外部に払出物品(払出景品)を位置させてから装置内部へと戻った時にシャッターを閉じるように構成する。払出物品(払出景品)の装置外部への払出が、引き出し状等に形成される収納部によって行われる際には、装置外部への払出を行わないときのシャッターとして該収納部の開口側側面が作用し、払い出した際には収納部の開口とは反対側の側面がシャッターとして作用する。
そしてまた、物品払出装置に於ける物品の払出方法として請求項51に
並べて配置された複数の払出物品を移動手段によって複数備えるスタッカに移動載置させるスタッカ載置ステップと、
前記スタッカ載置ステップによって載置された払出物品を排出手段によって1部または全部のスタッカから選択的に排出させる排出ステップとからなることを特徴とする物品払出方法、
を提供する。この物品払出方法によれば、スタッカ載置ステップが払出物品をスタッカへ移動させる。そして、払出物品が載置された各スタッカのうち、入力する情報によって特定される1部または全部のスタッカから払出物品を排出させる。
この発明の物品払出装置および景品払出システムによれば、物品払出装置あるいはその他の装置が入力した指示情報に基づいて、払い出すべきスタッカが、一部あるいは全部というように選択され、排出手段が選択されたスタッカから払出物品を払い出せるので、スタッカを数多く用意しておくことで排出手段による一度の排出作業で払い出すべき払出物品全ての払い出しを行うことが可能であるという効果を有する。
また、払い出しが終了すると、空になったスタッカには移動手段によって新たに払出物品(払い出し景品)が補充されるので、次の払い出し時には前記同様瞬時に払出物品(払出景品)の払い出しが行える。
また、複数有るスタッカに収容出来る払出物品(払出景品)の最大収容物数を異ならせることで、例えば、最大収容物数が10や20のスタッカを夭死しておけば、大量の払出物品(払出景品)を払い出す際に、これら最大収容物数が大きなスタッカを選択することで、複数のスタッカの数を少なくしても所望の数の払出物品(払出景品)を一度の排出作業で払い出すことができる。
そして、複数のスタッカの最大主要物数を異ならせた例として、1,2,4,8,16・・・・と言う2の乗数倍の数と1とを最大主要物数とするスタッカを備えることで、払出物品(払出景品)を最小数のスタッカで所望数払い出すことが可能となる。同様に、1,2,3,5,10であるスタッカを用意することで同様の効果を有する。
更にこの発明では、スタッカへ払出物品(払出景品)を載置させる移動手段が、所望数の払出物品(払出景品)を排出手段が払出作業排出した後に直ちにスタッカへ払出物品(払出景品)を補充出来るので、排出手段による払出作業の終了後でも直ちに次の払出作業を行うことが可能であり、利用者を待たせることの少ない物品払出装置および景品払出システムを提供可能である。
また、物品払出装置では、排出手段が払出物品(払出景品)を押圧して排出させる押出部によって構成し、この押出部を更に複数の押出機構によって構成することで、払出物品(払出景品)を押圧する方向を複数方向とすることが可能となり、例えば、スタッカが水平方向に支持部を備えてこの支持部に垂直方向に積層された払出物品(払出景品)を、第1の押出機構が水平方向へいったん移動させて、複数のスタッカから払い出すべき数の払出物品(払出景品)を纏め、この纏められた払出物品(払出景品)を第2の押出機構が上方へと移動させるなど、排出手段を複数の押出機構によって構成することで、装置を構成するスタッカ等の位置に関係なく自由な場所への払出物品(払出景品)の払い出しが可能となるという効果を有する。
そして、他の押出部を用いた物品払出装置として、前記押出部を構成する押出機構が、スタッカから払出物品(払出景品)を押し出した際にこれらを保持するための保持部材の少なくとも一部として構成することが可能である。また、押出部を構成する押出機構の少なくとも一部がスタックに載置された払出物品(払出景品)をスタッカから押し出す際に、開口から出るようにして払出物品(払出景品)を移動出来る。
また、排出手段が払出物品を落下あるいは滑落させるよう構成した物品払出装置では、排出手段は、スタッカから払出物品(払出景品)を移動させるために、スタッカに保持されている払出物品(払出景品)を斜めにして滑落させるか保持を解除して落下させるかして排出させるように動作するので、払出物品(払出景品)を移動させるための移動を、該物品の自重によって行うことが可能となり排出するための機構を簡便にできるという効果を有する。
そして更に、払出物品を滑落あるいは落下させる際に開口から行わせる物品払出装置では、排出手段は、スタッカが払出物品(払出景品)を保持している保持部材に下方へ落下あるいは滑落させるための開口を備えて自由落下あるいは滑落させるように構成した場合でも、排出手段を該開口から突出させて自重による落下あるいは滑落を阻止できると共に、単に突出している状態から後退させる等して突出を解除させるという簡単な構造とするだけで、該物品の自重による排出動作を実現出来るという効果を有する。
同様に垂直方向に保持された払出物品を保持部材が保持している物品払出装置では、排出手段は、払出物品(払出景品)を滑落あるいは落下させるべくスタッカに保持しているばあいに、水平に設けた回動軸を回動支点に回動することで、保持された払出物品(払出景品)を滑落あるいは落下させて排出させることが可能となり、回動させるという極小さな動きで、払出物品(払出景品)の自重による排出を実現することが可能となる。
また一筐体を区分することで複数のスタッカを該筐体に構成する物品払出装置では、例えば平たい筐体の内部に複数の隔壁を形成してスタッカを複数形成する等して一方向に並設した状態となるように複数のスタッカを1つの筐体内に形成することが可能なので、複数のスタッカを安価で提供できるという効果を有する。
更にこの発明では、払出物品(払出景品)が垂直方向に複数積層されている場合に、この複数の払出物品(払出景品)と水平方向に複数並べてスタッカを設けることで、移動手段はこの複数の払出物品(払出景品)のうちスタッカへ移動させる分を一斉に移動可能とできるので、移動手段によるスタッカへの移動を短時間で行うことができるという効果を有する。勿論、払出物品(払出景品)の積層方向が水平方向の場合には、スタッカを積層された払出物品(払出景品)の下方等に設置すれば同様の効果を備える。
更に並べて配置された複数の払出物品が、カセット収納された状態や該払出物品そのものがカセットを形成する物品払出装置では、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)が、並設されるスタッカ側を開口して形成され且つ開口をスタッカ側およびスタッカ側ではない方向へと回動可能なので、該開口部をスタッカ側に向けることでカセット内に有る払出物品をスタッカへ一斉に移動できるという効果を有し、排出手段がスタッカに載置された払出物品(払出景品)を排出後に前記スタッカへの移動を行えば、次の排出手段による排出が直ぐに行えるという効果を有する。
そして例えば、払出物品(払出景品)の並べてある方向が水平方向であれば、開口が下方あるいは斜め下方に向いたときにカセットに収容されている払出物品(払出景品)は落下あるいは滑落する。
更に上記のように払出物品(払出景品)を一斉に移動可能としたものとして複数並べて配置された払出物品(払出景品)の正面にスタッカが位置する物品払出装置を提供するので、該払出物品(払出景品)の側面に移動手段を設けて一斉に移動可能とさせるので、例えば該払出物品(払出景品)を前記カセットで形成する場合などには、該カセットをセットする方向を上下方向や前後方向のいずれかからセットすることができるので、装置の設計自由度を広げることができるという効果を有する。
そして、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)とスタッカとの間に、スタッカへの移動を記載する移動阻止部材を設ける物品払出装置では、上記効果に加え、移動手段等他の手段が必要でなくなるという効果を有する。例えば該払出物品(払出景品)を移動手段が一斉にスタッカ側へ移動させようとしたときに、該移動阻止部材が無い場合であれば、既に払出物品(払出景品)が有るスタッカへ該物品が一緒に移動してしまわないように、例えば既にある払出物品(払出景品)に新たに移動されようとする払出物品(払出景品)が当接したときに移動手段自身が移動を行われないような力で押圧するように設計するなどの制御が必要となるが、移動阻止部材が移動を阻止できる。
更にこの発明では、例えば垂直方向に並べて配置された複数の払出物品(払出景品)の上部に排出手段を備えさせ、常に最上部の払出物品(払出景品)を移動可能とさせる物品払出装置を提供するので、移動手段が、並べて配置された複数の払出物品(払出景品)から各スタッカへの払出物品(払出景品)を一枚ずつ各スタッカが最大主要物数となるまで移動させるので、スタッカへの払出物品(払出景品)の移動枚数を誤ることがなく、確実に移動可能であるという効果を有する。しかも、移動手段によるスタッカへの移動は、スタッカから排出する顧客への払出物品(払出景品)の排出とは関わりのないので、顧客への払い出し自体は一度でスムーズに行うことができ、支障を来すことがない。
移動手段は各スタッカに対向した複数の払出物品(払出景品)を該スタッカの最大収容物数だけ一度に移動可能に構成する物品払出装置では、複数のスタッカが並べて配置された複数の払出物品(払出景品)と並べて配置され、しかも、移動手段が各スタッカの最大主要物数を前記払出物品(払出景品)から一斉に押出可能なので、複数のスタッカのうち払出物品(払出景品)が存在していないスタッカに移動させる押出部のみを作動させて払出物品(払出景品)を該スタッカへ移動させることが可能なので、払出物品(払出景品)の移動が必要なスタッカを選択して移動させることが可能となる。
排出手段が複数のスタッカから所望数となるように払出物品(払出景品)を排出させて、排出された複数の払出物品(払出景品)を一旦纏めてから排出するように構成する物品払出装置では、顧客は複数のスタッカから排出された払出物品(払出景品)を纏めて受け取ることが可能となる。
スタッカへ移動された払出物品(払出景品)が移動しないようにさせるスタッカ移動阻止部材を各スタッカに備える物品払出装置では、例えば、排出手段が押出部であり複数の押出機構によって形成されている場合、スタッカに備える第1の押出機構が動作するのを進退可能にするなど簡単な構造で払出物品(払出景品)の移動を阻止でき、誤排出や誤落下等の自己を未然に防ぐことが可能となる。そして、スタッカ移動阻止部材をソレノイドにより阻止状態と解除状態との間で動作可能とさせると、払出物品(払出景品)を常に排出する方向に付勢する手段であっても、スタッカ移動阻止部材が阻止状態を取るように移動されていることでスタッカからの払出物品(払出景品)の排出をしない状態を取る。そして、払い出し所望数となるようにスタッカ毎にスタッカ移動阻止部材を選択的に作動させることで所望数の払出物品(払出景品)を排出することができる。
前記排出手段の排出動作を阻止する排出動作阻止部材を備えて前記所望数の払出物品を纏めて排出する際には、前記排出動作阻止部材を動作させて排出手段が排出動作可能とさせる物品払出装置では、例えば排出手段がスタッカ上部に積層された払出物品(払出景品)を斜め方向へ回動することで滑落させてスタッカから排出させる場合には、排出動作阻止部材が該回動を制御して滑落させるか滑落可能とさせるかを選択出来るので、やはり簡単な構造で、スタッカからの払出物品(払出景品)の滑落あるいは落下を制御可能となる効果を有する。特に、カード状の特殊景品を縦方向に位置させた状態で複数を横方向へ並設させた場合、この特殊景品を下部で支えている保持部材を垂直方向となるまで稼動させて落下して排出されることができる。
更にまた、排出手段がスタッカ上部に積層された払出物品(払出景品)を斜め方向へ回動することで滑落させてスタッカから排出させる物品払出装置では、収納部を滑落あるいは落下された払出物品(払出景品)の収納可能に上部を開口したは引き出し状に形成すれば、装置内部で一旦複数の払出物品(払出景品)を収納して後、顧客側等所望の装置外部へと移動して払出物品(払出景品)を払い出すことが可能となり、顧客等に払い出す際に払出物品を一纏まりにして払い出すことが可能となるという効果を有する。そして、この引き出し状の収納部を他の引き出し状等に形成される収納部に収納されてから装置外部へ移動されるように形成する、他の収納部を排出する箇所を選択出来たり、他の収納部内で払出物品(払出景品)を整理出来る等の効果を有する。
前記収納部が装置内部から装置外部へと払出物品を移動させる物品払出装置では、装置外部排出手段が払出物品(払出景品)を装置外部へと払い出せるので、装置外部排出手段が顧客等へ直接払い出すことが可能となり、完全なオートメーション化が実現でききる。
排出手段によって排出される払出物品を装置外部へと排出させた際に、装置外部と装置内部とを遮断可能なシャッターを備える装置外部排出手段を備える物品払出装置では、前記装置外部排出手段が直接的に装置外部へ払出物品(払出景品)を払い出す際、払出口等をシャッターが封鎖するので、装置内部へのいたずらや不正などを防止することが可能である。
この発明の実施形態を表す正面側斜視説明図 この発明の実施形態を表す背面側斜視説明図 背面扉を開いた状態を表す背面側斜視説明図 景品搬送ユニットを表す斜視説明図 景品搬送ユニットの搬送時を表す斜視説明図 景品搬送ユニットの収納部を表す斜視説明図 景品搬送ユニットを表す一部拡大斜視説明図 この発明の実施形態の内部構造を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 この発明の実施形態の動作状態を表す断面説明図 第2実施形態を表す断面説明図 第3実施形態を表す断面説明図 第4実施形態を表す断面説明図 第5実施形態を表す断面説明図 景品払い出しシステムの構成を表す説明図 景品管理装置の構成を表すブロック図 景品払出方法を表すフローチャート説明図 従来例を表す全体説明図 従来例の部品を表す斜視説明図 従来例の一部拡大切欠説明図 従来例の内部構造を表す断面説明図 従来例の内部構造を表す断面説明図
以下に、この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
1は、この発明の実施例であるに物品払出装置である景品払出装置である。物品払出装置1(以下、景品払出装置1として説明する。)は、この実施例ではパチンコ機による遊技や回胴式遊技機による遊技をさせる遊技ホールにおいて遊技の結果得られるパチンコ景品などの特殊景品を払出可能な景品払出装置として説明する。
景品払出装置1は、図1に表すように、筐体2上部に景品払出ユニット2が設けられている。この景品払出ユニット2には、特殊景品Wを排出するための景品払出口3が、景品払出ユニット2の長手方向に6箇所設けられている。この景品払出口3は、特殊景品Wの排出時以外は、景品押出部4の押出面によって閉鎖されている。
景品払出口3から景品押出部4によって特殊景品Wが排出される排出天板5には、各景品払出口3に対応して、凹部が設けられ、その凹部に、例えばLEDランプなどで構成される払出口指示点灯部6が配置されている。そして、払出口指示点灯部6を配置した凹部は、排出天板5と凹凸なく平面になるように、例えば透明なアクリル板などで封鎖されている。そして、特殊景品Wが排出される景品払出口3に対応した払出口指示点灯部6が点灯し、遊技者に特殊景品Wが排出される景品払出口3を示している。
ここで示した景品払出装置1は、6箇所の景品払出口3が設けられているので、最大6箇所から特殊景品Wを同時に排出することが可能である。しかしながら、景品払出装置1に設けられる景品払出口3は、6箇所に限られるものではなく、例えば、払い出される特殊景品Wの一度に排出する量によって、景品払出口3を増減して形成してもよい。
また、景品払出ユニット2の右上面には、払い出される特殊景品Wの数量などを表示するための表示部7が設置されている。この表示部7は、例えば液晶モニタなどで構成される。なお、この実施例では、景品払出ユニット2には、遊技客等へは表示部7によって情報伝達するが、例えば上面両端にスピーカを設ける等して遊技客に対して「いらっしゃいませ」、「景品が出るまでしばらくお待ち下さい」などの音声による情報を発することが可能に形成しても良い。
図2に示すように、景品払出装置1の背面側には、景品払出ユニット2の上部に、景品払出装置1の背面側に向いて操作表示パネル8を設けてある。この操作表示パネル8には、払い出される特殊景品Wの数量等を表示するための、例えば液晶モニタなどで構成される表示部8a、操作表示パネル8の左右の端部には、特殊景品Wの補充要求や搬送不良などのエラー発生時に点灯するエラー発生時点灯部8bを設けてある。
また、景品払出装置1は、2台の景品管理装置(POS)と通信回線によって接続することができ、操作表示パネル8には、何台の景品管理装置(POS)と接続されているかを示す併設景品管理装置数点灯部8cが設けられている。この併設景品管理装置数点灯部8cは、例えばLEDランプなどで構成され、景品管理装置(POS)が1台併設されている場合には、併設景品管理装置数点灯部8cが1つ点灯し、景品管理装置(POS)が2台併設されている場合には、併設景品管理装置数点灯部8cが2つ点灯する。また、併設景品管理装置数点灯部8cに近接して、景品払出装置1のレディ状態を示すレディ点灯部8dが設けられている。このレディ点灯部8dも、例えばLEDランプなどで構成されている。
また、操作表示パネル8には、リセットボタン8g、モード切替ボタン8hが設けられ、さらに開閉可能なパネル8eの内部にテンキー8fが設けられている。設定モードは、モード切替ボタン8hとテンキー8fによって設定され、テンキー8fでは、例えば取り扱う特殊景品Wの数量、各景品カートリッジ9に収納された特殊景品Wの数量などの設定を行う。
また、景品払出装置1の内部には、図3に表すように、景品カートリッジ9を着脱可能に収容し、上部に上部ユニット10、下部に下部ユニット11が設けられた景品搬送ユニット12が、景品払出装置1の横方向に複数積層させて構成されている。この実施例では、6個の景品搬送ユニット12を併設して形成するが、景品搬送ユニット12は6個に限られるものではなく、その数量を増減してもよい。なお、上述した特殊景品Wが排出される景品払出口3の数が景品搬送ユニット12の数に対応している。
また、景品払出装置1には、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などから主に構成される主制御手段13が設けられている。CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。また、この主制御手段13では、景品払出装置1を構成する各機器部との信号の出入力などを制御している。
また、各景品搬送ユニット12は、各景品搬送ユニット12を制御するための、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などから主に構成される各種制御部14によって制御される。ここで、主制御手段13および各種制御手段14におけるCPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。また、各種制御手段14は、主制御手段13と通信可能に接続されており、例えば、主制御手段13から入力する払出指示情報などに基づいて、各景品搬送ユニット12による特殊景品Wの払出動作などを制御する。
この各景品搬送ユニット12を制御するための各種制御手段14は、主制御手段13と同様、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの各手段からなり、対応する景品搬送ユニット12と電気的に接続されて景品搬送ユニット12の各種動作を制御可能に設けられる。
(景品カートリッジ9の構成)
次に、図4〜6を参照して、景品カートリッジ9の構成について説明する。
図4には、景品カートリッジ9の斜視図が示されており、図4には、カートリッジカバー94が取り付けられた状態の景品カートリッジ9の斜視図が示されいる。図6には、景品カートリッジ9の一方の側面の一部を示す斜視図が示されている。
景品カートリッジ9は、全体として直方体からなり、複数の一列に並べられた直方体空間からなる各景品収納部90から構成される。この実施の形態では、景品カートリッジ9は、3個の景品収納部90から構成されているが、これに限られるものではなく、景品収納部90の数を増減してもよい。
景品収納部90の底面には、中央部および前部の一部が切欠され、ほぼC字型に形成された景品ストッパ91が固着され、景品収納部90内に積層される特殊景品Wを支持する。この景品ストッパ91の切欠の形状は、景品収納部90内に収納される特殊景品Wを昇降させる支持部材および支持部材を支持しリフト機構によって押し上げられる昇降台が移動可能であり、かつ景品収納部90内に収納される特殊景品Wを支持できるものであれば、C字型に限られるものではない。
景品収納部90の背面および両側面は壁面で形成され、隣接する景品収納部90の側面は共有している。景品収納部90の前面および天井面は開口されている。景品収納部90の側面前部には、板状のガイド92が景品収納部90に沿って設けられている。各景品収納部90には、例えば特殊景品Wの厚さが3mmの場合には、150個収納することができ、3個の景品収納部90で合計450個の特殊景品Wを収納することができる。
併設する景品収納部90相互を仕切る側面90aは、図6に表すように、上部を切欠して特殊景品Wが隣り合う景品収納部90へと移動可能に切欠開口部90bを備えている。さらにこの切欠開口部90bの側部には、開閉仕切り突部90cを設ける。開閉仕切り突部90cは、L字状に折曲させた板状体を開閉バネ90dによって垂直方向を回動軸として回動可能に取り付けられる。開閉仕切り突部90cの下部には、開閉仕切り突部90cを開閉可能な開閉バー90eを、開閉仕切り突部90cと係止させてある。この開閉バー90eは、景品カートリッジ9を景品カートリッジ挿入口12aから挿入することで景品搬送ユニット12の内部で押圧されて開閉仕切り突部90cを開状態とさせる。従って、景品カートリッジ9を景品払出装置1へ挿入していないときには、開閉バネ90dの付勢力によって開閉仕切り突部90cを閉状態とさせる。
また、景品カートリッジ9の一方の外側面には、挿入用把持部93が配置されている。景品カートリッジ9を景品カートリッジ挿入口12に挿入する際に、従業員などがこの挿入用把持部93を握って挿入を行う。
図4に示すように、景品カートリッジ9の上部には、複数の景品収納部90の天井面を被覆する大きさで構成されたカートリッジカバー94を装着することができる。このカートリッジカバー94は、景品カートリッジ9を持ち運ぶ際に、景品カートリッジ9に装着して使用するもので、例えば従業員などがカートリッジカバー94に設けられた持運び用把持部95を握って持ち運ぶ。なお、このカートリッジカバー94は、景品カートリッジ9を景品カートリッジ挿入口12に挿入する際には外される。
また、図7に示すように、景品カートリッジ9の挿入用把持部93が設置された外側面とは反対側の外側面に、金属板からなるマグネット用プレート96が配設されている。この実施の形態では、景品カートリッジ9の外側面に、2個のマグネット用プレート96が所定の位置に配設されているが、これに限るものではない。
このマグネット用プレート96は、景品払出装置1の内部にマグネット用プレート96と対応して配設されたマグネット(図示せず)と磁気的に接続され、このマグネット(図示せず)を設置してあるキャッチ手段(図示せず)に設置されたホール素子を用いて、景品カートリッジ挿入口12に挿入された景品カートリッジ9が適切なものであるかを判定する。このように磁気的に接続の有無を判断する方法は従来からある方法によって行われているので、キャッチ手段(図示せず)をマグネット(図示せず)がマグネット用プレート96と対応する位置になるように設置すれば足りる。そして、キャッチ手段(図示せず)に設置されたホール素子(図示せず)を用いて、景品搬送ユニット12へ挿入された景品カートリッジ9が適切に装着されたか否かを判定し、適切でない場合には、例えば、ブザーなどで知らせることができる。このホール素子は、主制御手段13に回線を介して接続されている。
(景品払出装置1の内部の構成)
次に、景品払出装置1の内部の構成について、図8を参照して説明する。
図8は、景品払出装置1の一部の内部構造を表す断面説明図である。図8に表す景品払出装置1は、内部に景品搬送ユニット12を収納して景品払出作業が行える状態を表している。
景品払出装置1は、上部ユニット10、下部ユニット11、景品カートリッジ挿入口12aから構成される景品搬送ユニット12と、この景品搬送ユニット12と排出天板5を介して積層配置された景品払出ユニット2とから主に構成されている。
景品カートリッジ挿入口12aの下端位置の両側には、景品カートリッジ挿入口12aから奥部まで、カートリッジガイドレール(図示せず)が帯状に設置されている。この時、カートリッジガイドレール(図示せず)に沿って景品搬送ユニット12を挿入し、最奥部の所定位置で挿入が完了されると、マグネット用プレート96が、景品払出装置1の内部に設けるキャッチ手段(図示せず)のマグネット(図示せず)が最奥部へ収納されたことを感知可能となっている。景品搬送ユニット12挿入状態で、景品搬送ユニット12の挿入側端部と対向位置には、景品搬送ユニット12から排出される特殊景品Wが移動されて載置される複数のスタッカ15を、特殊景品Wが積層されている方向である垂直方向へ所定間隔をもって積層状態に配置してある。
スタッカ15は、この実施例では、この実施例では、最下段が特殊景品Wを1枚載置可能であり、下から順に2段目が特殊景品Wを2枚載置可能であり、同様に3段目が4枚、4段目が8枚、それぞれ特殊景品Wを載置可能である。この載置可能枚数がそれぞれのスタッカ15における最大収納枚数である。
なお、この実施例では、スタッカ15は4段からなるが、5段以上でもよく、3段未満でもよく、払い出す特殊景品Wの実際に払い出す枚数や、最大払出枚数などを考慮して適宜段数とすればよい。
さらに、この実施例では、複数のスタッカ15を1枚のものと、2枚、4枚、8枚というように2の乗数倍となるものとによって構成することで、最大収容枚数が最大のスタッカ15の2倍より1枚少ない枚数までを払い出せるとともに、払出枚数が何枚であってもそれぞれのスタッカ15の組み合わせによって払出可能としている。
スタッカ15は、例えば、5枚、10枚というような5枚ずつの払出が比較的多い場合などには、スタッカ15の最下段が特殊景品Wを1枚載置可能であり、下から順に2段目が特殊景品Wを2枚載置可能であり、同様に3段目が3枚、4段目が5枚、5段目が10枚というように、比較的払出が多い枚数のスタッカ15を予め用意しておいたり、最大収容枚数が5枚のスタッカ15を複数備えるように構成しても良い。また、最大収容枚数が1枚のスタッカ15を複数用意してもよい。
なお、スタッカ15は、最大収容枚数が1枚の最下段のものがスタッカ15aであり、最大収容枚数が2枚の下から2段目のものがスタッカ15bであり、最大収容枚数が4枚の下から3段目のものがスタッカ15cであり、最大収容枚数が8枚の最上部のものがスタッカ15dである。
このようにスタッカ15を設けるので、景品収納部90の切欠開口部90bは、全てのスタッカ15a〜15dへ特殊景品Wが移動できるように、特殊景品Wが並設されている上下方向の幅が少なくとも最下段のスタッカ15aから最上段のスタッカ15dまで開口するように設計されている。
16は景品昇降部である。景品昇降部16は、スタッカ15の景品搬送ユニット12と対向側に設置される。景品搬送は、特殊景品Wを昇降させる手段であり、上下方向へ昇降可能に形成している。
さらに景品搬送ユニット12の下部には、景品搬送ユニット12の各収納部90に載置された特殊景品Wを常に上方へ付勢可能な付勢支持部17を備え、付勢支持部17の下部には、付勢支持部17へ付勢力を付与可能な付勢部18を備える。
また、景品搬送ユニット12の景品収納部90上部には、移動手段19をそれぞれ備える。移動手段19は、景品収納部90上部から収納部90内下方へと入り込み上下方向へ昇降可能である。移動手段19は、ベルトコンベヤ19aをローラ19b、19cに掛け渡してローラ19b、19cを回転させることでベルトコンベヤ19aを動作可能である。このベルトコンベヤ19aは、収納部90の最上部の特殊景品Wに当接した状態で駆動させることで最上部の特殊景品Wを順次スタッカ15側へと移動可能である。
即ち、景品収納部90は、最もスタッカ15側に位置する収納部が第1収納部97を形成し、次いで中央に位置する収納部が第2収納部98を形成し、スタッカ15と反対側に位置する収納部が第3収納部93を形成している。そして、第1収納部97乃至第3収納部93それぞれの上部に移動手段19が設けられ、第1収納部97上部には第1収納移動手段21が、第2収納部98の上部には第2収納移動手段22が、第3収納部93上部には第3収納移動手段23が、それぞれ設けられている。
第1収納移動手段21は、第1収納部97に備える付勢手段17によって常に上方へ移動されている特殊景品Wをスタッカ15側へと移動させ、スタッカ15上へ載置させることが可能である。この移動は特殊景品Wの載置が無くなったスタッカ15に対して行われ、対応する各種制御手段14の指示により行われる。
第2収納移動手段22は、同様に第2収納部98の最上部に位置している特殊景品Wを第1収納部97へと移動させることが可能である。この移動は、第1収納部97に、すべてのスタッカ15へ載置するだけの特殊景品Wが無くなったときに、対応する各種制御手段14の指示により行われる。
第3収納移動手段23も第2収納移動手段22と同様に、第2収納部98に特殊景品Wが無くなったときに対応する各種制御手段14の指示により行われる。
第1収納移動手段21の昇降移動は、図8に表す位置センサp〜tが移動すべき位置に予め備えられている。この位置センサp〜tは、各スタッカ15の載置位置となっており、最下段に表すスタッカ15では、収納可能枚数が1枚なので、スタッカ15表面に特殊景品Wを移動可能な位置で第1収納移動手段21が停止可能に設けてある。即ち、位置センサp〜tは、例えば光センサからなり、位置センサp〜tが遮られると信号を出力可能である。そして制御手段14では、最上部の特殊景品Wを移動させたい所望の位置センサp〜tの状態が変わるまで第1収納移動手段21を移動させ、所望の位置センサp〜tの状態が変化した時に該移動を終了させることで、第1収納移動手段21の位置制御を行う。なお、この実施例では、第1収納移動手段21の移動および第1収納部97下部に位置している付勢部18によって特殊景品Wの位置を移動させ、且つ、その最上部に第1収納移動手段21を最上部の特殊景品W位置へと移動させて特殊景品W位置をスタッカ15側へと移動させるが、第1収納部97の下部に位置する付勢部18がスタッカ15内の特殊景品Wを上下方に常に付勢し、第1収納移動手段21はこの付勢力に抗して特殊景品Wを押圧移動させるように形成し、各種制御手段14がこれらを制御するように形成してもよく、最上部の特殊景品W位置、即ち第1収納移動手段21の位置を制御可能に形成されていればどのように形成してもよい。
景品収納部90は、位置センサp〜tが景品収納部90の内部にある最上部の特殊景品Wの位置、即ち第1収納移動手段21が移動させる位置を検知可能に景品搬送ユニット12の位置センサp〜tと対向する面に該センサp〜tが検知可能となるように孔を穿設する等してある。位置センサp〜tは自身が位置を検知するのではなく、第1収納移動手段21が検知手段を備えており、該検知手段が位置検知できるように、例えば磁石を設けるとか反射鏡面を設ける等して形成し、第1収納移動手段21が該位置へ移動した際に検知可能に形成してもよい。
なお、コンベヤベルト19aは、主制御手段13に配線を介して接続された駆動モータ(図示しない)によって回転される。そして、特殊景品Wを1枚毎にスタッカ15aへ排出する景品押出爪(図示せず)が所定位置に達したことを、ロータリエンコーダ(図示せず)で検知し、スタッカ15aへ排出された特殊景品Wの枚数を計数する。ここで、ロータリエンコーダ(図示しない)には、コンベヤベルト19aの位置を検知可能なようにその回転駆動が所定ギヤ比で伝達されている。このロータリエンコーダ(図示せず)は、主制御手段13に配線を介して接続されている。
第2収納移動手段22および第3収納移動手段23は、それぞれ隣り合う収納部へ最上部から特殊景品Wを移動させるだけなので、スタッカ15内の特殊景品Wが常に最上部へと移動されるように付勢支持部17および付勢部18が作用し、第2収納移動手段22および第3収納移動手段23も最上部において常に隣り合う収納部へ移動させる。このとき隣り合う第2収納部92および第3収納部93では、スタッカの補充を受ける場合に補充される特殊景品Wを積層させるために常に最上部へと移動して特殊景品が1枚だけ上部に載置できるように移動するように各種制御手段14によって制御される。
尚、各移動手段19がスタッカ15a〜15c間で景品の移動を行うか否かは、各収納部97〜99に備える収納景品検知センサ(図示せず)によって並べて載置された複数の払出景品Wが存在しなくなったことを検視して各種制御部14へ信号出力し、この信号出力を受けて各種制御部14が当該収納部90における移動手段19の動作を制御可能に構成されており、更に第1収納部97においては、全てのスタッカ15a〜15dへ払出景品を第1収納移動手段が21移動できない払出景品Wの枚数となったときに同様の信号出力がなされ、各種制御部14が当該景品搬送ユニット12からの払い出しを行えないように制御し、他の景品搬送ユニット12からのみ特殊景品Wの払い出しを行うようにすると共に当該景品搬送ユニット12が払い出し不能になったむねをエラー表示させる等おこなう。
各スタッカ15の景品収納部90側には、各スタッカ15に載置されている特殊景品Wを景品昇降部16へと押圧移動させる第1排出手段24を備える。
第1排出手段24は、最下部のスタッカ15aに設けるのが第1スタッカ排出手段24aであり、スタッカ15bに設けるのが第2スタッカ排出手段24bであり、スタッカ15cに設けるのが第3スタッカ排出手段24cであり、スタッカ15dに設けるのが第4スタッカ排出手段24dである。
景品昇降部16は、第2排出手段を形成する。景品昇降部16は、スタッカ15a〜15dと同じように水平方向の載置面を有する載置部16aと、載置部16a下部に垂直に設けられるラック部16bと、ラック部16bと係止してラックアンドピニオン機構によりラック部16bを含む載置部16aを上下へ昇降させるピニオン16cとからなる。
載置部16aは、各スタッカ15a〜15dの並設方向である上下方向へ、スタッカ15a〜15dに隣接するように移動可能である。
また、載置部16aは、特殊景品Wが移動されてくる方向の長さが特殊景品Wより稍長く、同様に図中奥方向への幅も特殊景品Wを再起可能な幅を有している。ピニオン16cは、回転することでラック16bを移動させるようにステッピングモータ(図示せず)によって回転される。そしてこの回転制御は、各種センサからの情報などにより、各種制御部14によって制御される。
ピニオン16cは、ステッピング駆動モータ(図示せず)の動力を伝達しラック部16bを作動させ、景品昇降部16の載置部16aを昇降可能である。
景品昇降部16の位置制御するためのセンサの具体例を示す。各スタッカ15a〜15dには、特殊景品W排出側端部に昇降手段位置決めセンサ15eを備える。この位置決めセンサ15eは、光センサからなり、景品昇降部16が該センサ15eにさしかかると、センサ15eは、自身から放射した光が景品昇降部16の側面に反射されて再び該センサ15e自身に返るので受信、即ち景品昇降部16が該センサ15e位置にいることを検知して各種制御部14へ出力する。この光センサ15eの出力する検知信号を各種制御部14が受けて景品昇降部16の位置を検知可能に形成されており、所望のスタッカ15a〜15dに備える光センサ15eが検知信号を出力するまでピニオンを回転させることで景品昇降部16の位置を制御可能となる。
このように第2排出手段である景品昇降部16が上方へと移動可能に移動スペース25を上方へ開口する。
移動スペース25の上部には、景品昇降部16が特殊景品払い出しのために上方へ移動した際に、景品昇降部16の載置部16a表面と同一レベルとなる排出通路26aを備える押出排出部26を備える。
押出排出部26は第3排出手段であり、排出通路26aは払出天板5の延長として形成され、該通路26aおよび景品払出ユニット2の上板20とが景品払出口3を形成し、払出景品である特殊景品Wを押出排出部26が該出口3へ押出可能に形成して押出部4としている。
第3排出手段である押出排出部26は、押出装置26bを備える。この押出装置26bは、排出通路26a上を、景品昇降部16に載置されて排出通路26aに位置された払出景品を押圧して景品払出口3から払い出す。押出装置26bは、押し出した状態で押出装置26bの前面が景品払出口3を閉塞した位置で停止し、閉塞手段をかねる。押出排出部26は、クランク機構等適宜手段によって、排出通路26a上を進退可能に構成されている。そして、景品払出口3から払出景品である特殊景品Wを払い出すときには、景品払出口3を閉塞した位置から図8に表す位置まで移動して景品昇降部16が上昇してくるのを待ち受け、上昇し排出可能な位置へと到達したことを受けて押出装置26bが押し出すように各種制御部14によって制御される。
尚、この実施例では、図8に表すように、景品昇降部16の図中左右両側に景品収納部90を備えるが、これは、払出景品である特殊景品Wの補充を行う機会を少なくするように景品払出装置1の正面側および背面側両側から景品収納部90を補充可能に形成した場合の例を挙げており、図3に表す商品搬送ユニット12を正面側および背面側両側に備えることで実現できる。
(景品払出装置1の動作説明)
以下に、景品払出装置1の動作を図面に基づき説明する。
まず、景品搬送ユニット12に装着された収納部90からスタッカ15への特殊景品Wの移動動作を説明する。尚、払い出される特殊景品Wの数量は5枚を例に説明する。
主制御手段13が他の装置等から払い出すべき特殊景品の枚数を指示する指示信号を入力する。すると、主制御手段13では、各種制御部14から予め集められた情報から排出可能な景品搬送ユニット12を選択する。この選択は、景品の払い出しが可能ではなくなった景品搬送ユニット12を除き常に一方側から景品搬送ユニット12を選択する等、プログラムされた適宜方法によって行えばよい。
主制御手段13は払い出すべき特殊景品Wの枚数を、選択した景品搬送ユニット12に対応して備える各種制御部14へと送信する。すると各種制御部14では、対応する景品搬送ユニット12のスタッカ15から、所望数となるものを選択し、選択したスタッカ15に備える第1排出手段24によって当該スタッカ15から景品昇降部16へと特殊景品Wを移動させる。そして第1排出手段24は、スタッカ15への移動を終了すると元の位置へ戻り、次の排出動作に備える。尚、この戻り動作の時には、第1排出手段24は開閉動作をさせたり、払い出し方向への回動のみを可能に観音扉状に構成させ、元の位置へ戻れるようにすると共に元の位置で次の特殊景品Wのスタッカ15への補充を可能とさせている。
即ち、この例では払い出す特集景品の枚数が5枚なので、第1スタッカ15aの最大収容枚数1枚と第3スタッカ15cの最大収容枚数4枚とを足すことで5枚となるので、各種制御部14によって第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cが選択されて第1スタッカ移動手段24aおよび第3スタッカ移動手段24cが動作制御される。これと共に景品昇降部16が第1スタッカ15aからの特殊景品Wを受け入れられるように、景品昇降部16を制御する。
即ち、この状態が図8に表すように、景品昇降部16は、第1スタッカ15aに設ける光センサ15eが景品昇降部16を検知するまで、景品昇降部16に備えるステッピングモータを作動させ移動させる。そして、景品昇降部16の載置部16aが第1スタッカ15aに位置したことを受けて、該ステッピングモータの動作を停止し載置部16aへの特殊景品Wの受け入れ待機状態をとらせる。
次いで各種制御部14は、第1スタッカ15aに備える第1スタッカ移動手段24aを動作させ、第1スタッカ15aに収容載置されている1枚の特殊景品Wを載置部16aへと移動させ、第1スタッカ移動手段24aを戻して第1スタッカ15aが再び特殊景品Wの収容載置可能状態をとらせる。
次いで、図9に表すように、各種制御部14は、景品昇降部16が第3スタッカ15cから特殊景品Wを受領可能とさせるべく前記同様に景品昇降部16を駆動させて第3スタッカ15cに設ける光センサ15eが景品昇降部16を検知するまで移動させる。
第3スタッカ15cに設ける光センサ15eが景品昇降部16を検知した信号を受けて各種制御部14は、景品昇降部16の駆動を停止し、景品昇降部16に第3スタッカ15cからの特殊景品Wの受け入れ可能状態をとらせる。この第3スタッカ15cに設けた光センサ15eが検知した位置は、時景品昇降部16の載置部16aに特殊景品Wが一枚載置されているので、該特殊景品Wの上部が受け入れ可能位置となるように停止されている。
次いで各種制御部14では、前記同様に第3スタッカ移動手段24cを動作させる。
すると第3スタッカ移動手段24cは、第3スタッカ15cに載置収容されている特殊景品Wを景品昇降部16側へと移動させ、移動終了後再び第3スタッカ15cに特殊景品Wを収容可能な位置へと戻る。この時第3スタッカ15cから移動される特殊景品Wの枚数は4枚なので、景品昇降部16の載置部16aには合計で5枚の特殊景品Wが載置されている。
各種制御部14は特殊景品Wのスタッカ15cからの移動を終了したので、次いで、景品昇降部16を押出排出部26へと移動するように制御信号を景品昇降部16へと信号出力する。すると、景品昇降部16では、ステッピングモータ(図示せず)が該信号に基づき動作されて載置部16aを上方へと移動させ、押出通路26aと載置部16aとが同じレベルに到達したところでステッピングモータ(図示せず)の動作を停止させる。この載置部16aの到達位置は、光センサ(図示せず)によって検出するとか、押出通路26a下部に載置部16aの位置を検知可能なリミットスイッチ(図示せず)を設ける等適宜位置検知手段を持って行われ、該位置検知手段は各種制御部14へと信号出力可能に形成されていればよく、従来から行われている位置検知手段と同様である。
各種制御部14は、載置部16aが押出通路26aに位置されるのに先立ち、景品払出口3を閉塞している押出装置26bを後退動作させ、景品払出口3を開口させるとと共に押出通路26aに到達する特殊景品Wを押出可能な位置、即ち払い出す特殊景品Wの景品払出口3と反対側へと移動させておく。
各種制御部14は、押出装置26bの移動が終了し、載置部16aの移動が終了したのを受けて、押出装置26bを景品押出動作させる。即ち、後退していた押出装置26bを再び景品払出口3側へと移動させる。すると押出装置26bはやがて排出通路26aに位置している5枚の特殊景品Wを押出動作し、景品払出口3から外部へと排出させ。図10に表す状態とする。
これに先立ち各種制御部14では、特殊景品Wを排出する景品搬送ユニット12がある払出口指示点灯部6を点灯や点滅させる。
(スタッカへの特殊景品Wの移動載置動作)
各種制御部14は、前記第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cから第1スタッカ移動手段24aおよび第3スタッカ移動手段24cを昇降部16へ移動させた後に、昇降部16の動作と並行して、第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cへの特殊景品Wの補充を行う。
各種制御部14では、特殊景品Wが排出されてなくなったスタッカ15に対して特殊景品Wの補充を行う。即ち、図13に表すように、第1収納移動手段24aが景品収納部90の第1収納部97から特殊景品Wがなくなった最寄りのスタッカ15である第3スタッカ15cへ特殊景品Wを移動させるべく、第1収納部97の最上部特殊景品Wを第3スタッカ15c位置へと移動させる。次いであるいは同時に、第1移動手段21を第1収納部97最上部特殊景品W移動可能位置へと移動させる。尚、この場合には、第1移動手段21は既に位置センサrの位置にあるので、第1移動手段21は移動されない。
第1移動手段21および第1収納部97位置の移動は、第1収納部97内の位置を検知する位置センサrに第1収納部97の最上部特殊景品Wが位置するように移動させる。そして、該位置の最上部の特殊景品Wを移動可能に第1移動手段21を移動させるように各種制御部14が制御する。
次いで、各種制御部14は第1移動手段21に対し、第3スタッカ15cへの特殊景品W移動の移動が可能な位置へと移動した第1収納部97最上部特殊景品Wを第3スタッカ15cへ移動させるように信号出力し、第1移動手段21が第3スタッカ15cへ特殊景品Wを移動させる。この時移動させる特殊景品Wの枚数は、第3スタッカ15cが収容可能な最大収容枚数である4枚を移動させるように各種制御部14が指示制御する。
第3スタ カ15cへの特殊景品Wの移動を終了すると、次いで図14に表すように、次の最寄りの空きスタッカ15である第1スタッカ15aへと、前記同様に第1収納部97を移動させ、次いであるいは同時に第1移動手段21を第1移動手段21の最上部特殊景品Wを移動可能な位置へと移動させる。そして、該位置で第1スタッカ15aの最大収容枚数である1枚の特殊景品Wを移動させる。この時の移動位置は、位置センサpが第1収納部97の最上部特殊景品W位置を検知した信号を各種制御部14が入力することで行う。
このように一度空となった第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cに再び特殊景品Wを収納載置する。
再び全てのスタッカ15に所定数の特殊景品Wが収納されたので、該景品搬送ユニット12は再び払出可能となり、次に特殊景品Wの払出希望があったときに払出可能な景品搬送ユニット12となる。
(各収納部間での特殊景品Wの充填移動動作)
一方、第1収納部97は、特殊景品Wをスタッカ13へと移動してしまったために収納されている枚数が少なくなっているので、隣り合う第2収納部98から特殊景品Wの充填を行うために、各種制御部14では第1収納部97第1移動手段21を最上部へと移動させる。この時の移動位置は、前記同様位置センサtによって行われる。
各種制御部14は、第1移動手段21を位置センサtである最上部へと移動させた後、第1収納部97を、位置センサsの位置へと移動させる。この移動位置(位置センサs位置)は、第1収納部97の最上部の特殊景品Wが第1移動手段21と接触せずに、且つ、第2収納部98から第1収納部97へ移動可能な位置である。
次いで各種制御部14は、第1収納部97が該位置へ移動したことを検知すると、第2移動手段22を作動させ、第2収納部98から第1収納部97へ特殊景品Wを移動させる。この時第2収納部98では、特殊景品Wが1枚移動されるごとに、第2収納部98の下部に位置する付勢支持部17および付勢部18によって第2収納部98を常に上部に備える第2移動手段22による特殊景品W移動可能位置へ移動させる。この時第2収納部98から第1収納部97へ移動させる特殊景品Wの枚数は、各種制御部14が前記移動した枚数である。従って、各種制御部14では、主制御手段13から受領した払い出すべき枚数をRAM等の記憶手段に一時的に記憶してある。
そして第2収納部98から第1収納部97への特殊景品Wの移動が終了すると、各種制御部14は、図17に表すように、第1収納部97を該収納スペースの最上部に、最上部の特殊景品Wが位置するように第1収納部97下部に備える付勢支持部17および付勢部18を制御して移動させる。
この作業により、第2収納部98では収納されている特殊景品Wの枚数が移動した分だけ減少している。
そこで各種制御部14では、次いで第3収納部99へ収納されている特殊景品Wを第2収納部98へと移動させる作業を行わせるべく制御する。
即ち、まず第2収納部98の下部に位置されている付勢支持部17および付勢部18を作動させて所定量下方へと移動させる。この時の移動量は、少なくとも特殊景品W一枚分以上移動させる。そして各種制御部14では、該移動が終了したのを受けて第3収納部99上部にある特殊景品Wを、第3移動手段23によって1枚ずつ順に第2収納部98へと移動していく。この移動は、先に説明した第2収納部98から第1収納部97へ移動と同様に行われる。
従って、第3移動手段23による第3収納部99から第2収納部98への移動により、第2収納部98に収納される特殊景品Wは満杯の状態となる。
そして、上記のように、景品収納部90内における各収納部97〜99間の移動が終了すると、各種制御部14では、次に主制御手段13が特殊景品Wの払出要求の信号を受領し、自身に対する主制御手段13からの払出要求があるまでの間、景品搬送ユニット12を待機状態とさせる。
上記のように、各種制御部14が第2収納部98から第1収納部97へ特殊景品Wを移動させて第1収納部97を所定の満杯となるまで収容し、次いで特殊景品Wの減少した第2収納部98へ第3収納部99から特殊景品Wを移動させることで常に第1収納部97が満杯となるようにして、払い出した特殊景品Wの減少をスタッカ15とは遠い位置にある順に減少させるので、景品収納部90に収納されている特殊景品Wを効率よく払い出していくことが可能である。
尚、上記説明では特殊景品Wの払出枚数が5枚の場合を説明したが、同様の方法によって最小枚数が、第1スタッカ15aに収容される1枚から、最大枚数が全スタッカ15a〜15d全てを合わせた15枚までを一度に払出可能である。
また、この実施例では、一つの景品搬送ユニット12からの特殊景品Wの払い出し方を説明したが、15枚を超える払出枚数であれば、他の景品搬送ユニット12と共に同様の払出操作を行い、例えば払出枚数が21枚であれば、一つの景品搬送ユニット12からは最大払出可能枚数である15枚を払い出すように全てのスタッカ15から15枚を景品昇降部16へ載置させ、他の一つの景品搬送ユニット12からは残りの6枚を払い出すように、第2スタッカ15bおよび第3スタッカ15cから景品昇降部16へ載置させ、この両景品搬送ユニット12の景品昇降部16および押出排出装置26を作動させて同時にあるいは順次景品払出口3か払い出すようにすることで、全ての景品搬送ユニット12から一斉に最大枚数を払い出すことが可能である。
更にまた、この実施例では景品搬送ユニット12を複数設けたが、例えば、省スペース下のため複数の景品搬送ユニット12によって景品払出装置1を構成できない場合などには、例えば、前記の通り払出枚数が21枚の時には、まず1度に最大払出枚数である15枚を払い出し、次いで、残りの6枚を同じ景品搬送ユニット12の第2スタッカ15bおよび第3スタッカ15cからの排出により払い出すことも可能であり、各種制御部14が、払い出すべきスタッカ15を選択して複数回にわたり払い出すように構成してもよい。この場合には、景品払出装置1を小型にして提供することが可能となる。
更に、この発明では、景品払出口3は、払い出しが行われないときには、押出排出部26の押出装置26bによって閉塞した状態を保つようにしたが、図20に表すように景品払出口3にシャッター装置27を設け、景品払出時にシャッター装置27を開動作させて開状態とし景品を払い出させ、払い出し終了後にシャッター装置27を閉動作させて閉状態とするように各種制御部14が制御しするように形成してもよい。このようにシャッター装置27を設けることで、顧客等による装置へのいたずらや不正を防止することが可能であると共に景品払出口3からの異物や埃・塵などの侵入を防止できる。尚、シャッター装置27は従来から行われているものと同様に構成することが可能であり、例えば蛇腹状のものを巻き上げる等して開口可能にしたり、複数の板状体により構成して開口時には各板状体を上方あるいは下方へと移動させて開口させる等種々の方法が考えれられ、勿論、上記実施例のように押出排出部26によって閉塞するのもその一つの方法である。
次いで他の実施の形態を説明する。図19には、排出手段である第1排出手段24の他の実施の形態を説明する。尚、この実施の形態では、第1排出手段24以外の構成は前記実施の形態と同様である。以下第2の実施例として説明する。
第1排出手段24は、前記実施例では、自身に駆動部(図示せず)を有しており動作するように形成したが、この実施例では、第1排出手段24の第1スタッカ排出手段24a乃至第4スタッカ排出手段24dそれぞれが、景品昇降部16側へ移動可能な付勢力を備え、該付勢力を発揮しないように阻止ソレノイド装置28を備える。阻止ソレノイド装置28は、各種制御部14による制御により選択的にあるいは一斉に作動される。阻止ソレノイド装置28は、ソレノイド本体(図示せず)とソレノイド本体(図示せず)により動作される進退可能な付勢力阻止突起(図示せず)により構成され、通常時には該阻止突起(図示せず)が第1排出手段24の付勢力を阻止可能な位置に突出して第1排出手段24を動作させない。そして、対応設置されているスタッカ15a〜15dから特殊景品Wを、第1排出手段24の付勢力により排出させるよう、各種制御部14により制御されるとソレノイド本体(図示せず)が動作し付勢力阻止突起(図示せず)の突出を解除し、第1排出手段24に付勢力を発揮させてスタッカ15に載置されている特殊景品Wを移動させる。また、第1排出手段24を元に戻す際には、付勢力阻止突起(図示せず)を突出させるようにソレノイド本体(図示せず)を動作させることで、第1排出手段24をソレノイド本体(図示せず)の動作力により元の位置へ戻すような機構(図示せず)を備えており、第1排出手段24を元の状態へと戻すことが可能である。
この阻止ソレノイド装置28は、従来同様の装置により構成することで行えばよい。
更に図20に第3の実施の形態を表す。
第3の実施形態では、移動手段およびスタッカ15から特殊景品Wを排出させる第1排出手段を上記実施形態と異なる実施形態で構成した実施形態である。尚、説明を簡略化するため、景品収納部90は第1収納部97および第2収納部98のみから形成したものとして説明するが、第3収納部99あるいはそれ以上に収納部が存在しても、同じように動作させることが可能である。
29は、移動手段である纏め移動装置を構成する。纏め移動装置29は、全スタッカ15に移動させるべき第1収納部97にある特殊景品Wを、スタッカ15が隣り合う第1収納部97の面と交差している一対の対向面に、前記移動させるべき全特殊景品Wを一斉に狭持可能に対向して設けてなる。従って、図20では、図中手前側にある狭持部のみが表されているが、図中奥側にも、同狭持部があり、両狭持部が図中前後方向へ特殊景品Wを狭持可能に形成される。この狭持は、図示しないソレノイド装置やばね力等を発揮して狭持可能であると共に狭持解除を行えるように構成されている。
また、第1纏め移動装置29aでは、既に特殊景品Wが載置された状態のスタッカ15にと、排出されて特殊景品Wが存在しないスタッカ15がある場合には、特殊景品Wが存在しないスタッカ15に対応して第1収納部97にある特殊景品Wのみを選択的に狭持可能である。このように構成する第1纏め移動装置29aでは、スタッカ15から特殊景品Wが払い出された後に、各種制御部14の指示によって動作し、特殊景品Wが存在しないスタッカ15にのみ特殊景品Wを移動させることが可能である。
そして第1纏め移動装置29aは特殊景品Wを移動させた後狭持を解除するように制御され、そのように動作する。
すると、第1纏め移動装置29aによって移動されなかった特殊景品Wは、下方へ自由落下して第1収納部97に積層されることとなる。
尚、この狭持の解除は、例えば上方から順次行うことで、自由落下する特殊景品Wが斜めに載置される等のエラーを起こすことを回避可能である。
このように、自由落下したことで、第1収納部97には、先に排出した枚数のみを上部へ補充すればよい状態となっている。この状態で、第2纏め移動装置29bでは、スタッカ15に対応する全枚数の特殊景品Wのうち補充対象枚数部分のみを狭持して第1収納部97側へと移動させる。これにより第1収納部97は特殊景品Wが再び満杯状態となる。
次いで第2纏め移動装置29bが元の位置へと戻り、一連の特殊景品Wの移動を終了し、スタッカ15は再び払い出し待機状態となる。
尚、この実施形態では、纏め移動装置29は、纏めて移動させるべき特殊景品Wを選択的に狭持するように形成したが、例えば、スタッカ15の景品昇降部16側に、スタッカ15に載置されている特殊景品Wの排出を阻止するスタッカ排出阻害装置30(図22に現れる)を備えたり、あるいは図8に表す第1排出手段24が、払い出していないスタッカ15への第1収納部97からの特殊景品W移動を阻害するように第1収納部97側を開閉可能に構成するので、第1纏め移動装置29aが全スタッカ15に対応する全特殊景品Wを纏めて狭持し、移動させるようにしてもよく、この場合には、スタッカ排出阻害装置30や第1排出手段24の阻害力により、第1収納部97からの特殊景品Wの移動力が阻害されて移動不要なスタッカ15への特殊景品Wの移動をさせないですむように形成されている。
また、この実施形態では、スタッカ15に載置された特殊景品Wを景品昇降部16側へ傾斜させることで排出する傾斜排出装置31によって排出手段を形成する。この傾斜排出装置31は、スタッカ15の特殊景品Wを保持する保持部の一部、即ち景品昇降部16側を形成しており、図20中手前から奥方向側へ回動軸が形成されており、図示するように全体が傾斜可能である。この傾斜は特殊景品Wが落下可能な角度に傾斜可能であればよく、スタッカ15と共に形成する特殊景品Wの保持部となる保持面に摩擦を減少させるようなローラ形状にするなどすることで傾斜角度を小さくでき、動作範囲を小さくすることが可能である。
更に、傾斜排出装置31の傾斜は、傾斜排出装置31自身がステッピングモータ等の動作手段を回動軸(図示せず)に備えて回動可能に構成してもよく、また、図20中に図示する傾斜ソレノイド32を備えて構成してもよく、これらの傾斜手段は全て各種制御部14によって制御されればよい。
勿論、傾斜排出装置31の傾斜は、各スタッカ15a〜15dをから選択的に行われ、所望数の特殊景品Wの払い出しが行われるように制御される。
尚、傾斜排出装置31による特殊景品Wの排出では、特殊景品Wが落下することとなるので、景品昇降部16の斜め方向となる側面には、落下してくる特殊景品Wが景品昇降部16の載置部16aからはみ出さないように位置決め壁部33を備えており、上方側は、対向設置されるスタッカ15により位置決め壁部33同様の作用をさせ、スタッカ15を対向設置しない場合には位置決め壁部33を更に上方まで延設する。
更に図21では、第4実施形態を説明する。
第4実施形態は、第3実施形態までの景品収納部90が垂直方向に特殊景品Wを積層していたのに対し、これとは異なり特殊景品Wを水平方向に並設して収納してある。また、第1収納部97乃至第3収納部99が水平方向に並べて設置されていたのに対し、第4実施形態では垂直方向へ並べて設置される例である。
即ち、水平収納部34は、カード状の特殊景品Wを立てた状態で複数水平方向へ収納可能であり、水平収納部34は、第1水平収納部34aを最下部にして上方へ積み上げるように第2水平収納部34b、第3水平収納部34cを設ける。水平収納部34は、一方の端部に付勢支持部17および付勢部18を備える。付勢支持部17および付勢部18は、図21中、水平収納部34の左側端部に備え、図21中右側端部側へと、並設された複数の特殊景品Wを付勢するように設けられている。勿論、付勢部18は、先の実施の形態同様に、各種制御部14によって所定位置となれるように制御されている。
また、水平収納部34の付勢部18を設けていない側の端部下部には、水平スタッカ35を備える。水平スタッカ35は、第1の実施形態における第1スタッカ15a乃至第4スタッカ15dを90度回転させ水平方向へ並設させた第1水平スタッカ35a乃至第4水平スタッカ35dからなる。これら第1水平スタッカ35a乃至第4水平スタッカ35dは、第1の実施形態同様、それぞれ最大収容枚数が1枚、2枚、4枚、8枚となっている。勿論第1実施形態のように、他の枚数からなるように形成してもよい。
また、水平収納部34の付勢部18とは反対の端部は、第1水平収納部34aから水平スタッカ35へ特殊景品Wが落下挿通可能な開口が形成され、更に第2水平収納部34bの第1水平収納部34a側にも同様に各水平スタッカ35への特殊景品Wの供給枚数と同じ供給枚数を落下挿通可能な開口が形成されており、同様に第3水平収納部34cの第2水平収納部34b側にも各水平スタッカ35への特殊景品Wの供給枚数と同じ供給枚数を落下挿通可能な開口が形成されている。尚、図21では、該開口を詳細に記載すると図がわかりにくくなるので、各開口の記載は省略する。
そして、各水平スタッカ35には、各水平スタッカ35に垂直方向に立てた状態の特殊景品Wが水平方向へ並設された特殊景品Wが落下するのを防止可能であり、且つ、各種制御部14の制御によって落下するように動作可能な落下排出手段36を備える。落下排出手段36も先の景品排出手段同様に、各水平スタッカ35a〜35dにそれぞれ第1落下排出手段36a乃至第4落下排出手段36dとして設けてある。
従って、それぞれの落下排出手段36a〜36dを、各種制御部14が選択的に動作可能に構成してある。これら落下排出手段36は、図21中手前側と奥側とで一組として形成され、水平スタッカ35a〜35dの開口された下面両端を、特殊景品Wが落下できるように開口させるか特殊景品Wの下面側端部を支持して落下を阻止するかの位置をとることが可能であり、各種制御部14によってそれぞれが位置制御される。
そして各第1落下排出手段36a〜36dは、各種制御部14によって個別に開閉動作制御がなされ、特殊景品Wを選択的に下方へ落下排出できる。
また、水平スタッカ35a〜35dの第1水平収納部34a側も開口されており、第1水平収納部34aと各水平スタッカ35との間にも、落下排出手段36と同様に第1水平収納部34aから各水平スタッカ35側へ第1水平収納部34a内に収納してある特殊景品Wを落下させるかあるいは落下を阻止するかの動作が可能な第1落下移動手段37を備える。この第1落下移動手段37も、各水平スタッカ35に対応して4カ所に設置される。従って、第1落下移動手段37もまた、第1落下排出手段36同様に各種制御部14によって選択的に開閉制御がなされ、詳細には、水平スタッカ35のうち空の水平スタッカ35に対応する第1落下移動手段37が選択されて開状態とされるので、空となった水平スタッカ35にのみ特殊景品Wを補充可能である。
従って、第1落下移動手段37は、第1落下排出手段36a〜36dと同様に第1落下移動手段37である第1スタッカ対応第1落下移動手段37a乃至第4スタッカ対応第1落下移動手段37dを備える。この第1落下移動手段37は、全ての第1落下移動手段37を開状態としたときには、第1水平収納部34a内から全ての水平スタッカ35へ特殊景品Wを供給できる。そして第1落下移動手段37a〜37dは、個別に各種制御部14によって開閉動作制御がなされ、所望の水平スタッカ35a〜35dへのみ特殊景品Wを落下移動可能である。従って、第1落下排出手段36によって特殊景品Wが排出された水平スタッカ35へのみ選択的に特殊景品Wを落下排出可能である。
同様に第2水平収納部34bと第1水平収納部34aとの間にも第2水平移動手段38を備える。第2落下移動手段38も第1落下移動手段37同様、第1スタッカ対応第2落下移動手段38a乃至対4スタッカ対応第2落下移動手段38dを備える。第2落下移動手段38も同様に各種制御部14によって開閉制御される。
同様に第3水平収納部34cと第2水平収納部34bとの間にも第32水平移動手段39を備える。第3落下移動手段39も第1落下移動手段37同様、第1スタッカ対応第3落下移動手段39a乃至対4スタッカ対応第3落下移動手段39dを備える。第3落下移動手段39も同様に各種制御部14によって開閉制御される。
更に、各水平スタッカ35の下部には、全ての水平スタッカ35から落下された特殊景品Wを収納可能な引出部40を備える引出部40は、水平方向へ移動可能に図21中左側外側に引出移動手段41を備え、各種制御部14によって移動制御可能である。即ち、各種制御部14は、各水平スタッカ35から所望数の特殊景品Wを落下させた後この引出移動手段41を動作させて払出口(図示せず)側へと引出部40を移動させ、顧客に特殊景品Wを払い出すことが可能である。尚、引出部40はこの実施例では直接顧客へ特殊景品Wを排出するように構成したが、例えばこの引出を更に他の引出状移動手段などへ入れて、複数ある景品搬送ユニット12毎に纏めて排出する等してもよい。また、引出部40の払出先端側内部の形状を湾曲部40aのように湾曲させることで、払い出された特殊景品の受け取りが容易な形状にすると顧客が受け取り容易になる。
第4実施形態では、第1実施形態の例と同様に5枚の特殊景品Wを払い出し要求された場合には、各種制御部14が該枚数から払い出すべき水平スタッカ35を第1水平スタッカ35aおよび第3水平スタッカ35cと選択し、該スタッカ35aおよび35cから払い出すよう、第1落下排出手段36aおよび第3落下排出手段36cを開閉動作させて、特殊景品Wを落下させる。そして落下終了後再び回動させて落下阻害位置へと戻す。
この時の落下排出手段36の開閉は、ソレノイド装置などの動力により水平方向へスライドさせて行ってもよく、また、水平方向を軸に回転させて水平スタッカ35の下方を解放させるように形成するなどして行えばよく、種々の方法が考えられ適宜選択すれば足りる。
第1落下排出手段36aによって排出された第1水平スタッカ35aおよび第3水平スタッカ35cはからの状態となっている。そこで各種制御部14は次の払い出し動作に備え、これら水平スタッカ35a、35cへ特殊景品Wを充填させるために、第1落下移動手段37のうち水平スタッカ35a、35cに対応する第1スタッカ対応第1落下移動手段37aおよび第3スタッカ対応第1落下移動手段37cを回動させる。すると、第1スタッカ対応第1落下移動手段37aおよび第3スタッカ対応第1落下移動手段37cは第1水平収納部34aから第1スタッカ対応第1落下移動手段37aおよび第3スタッカ対応第1落下移動手段37cにある特殊景品Wを第1水平スタッカ35aおよび第3水平スタッカ35cへと落下移動させる。そして、落下移動させた後第1スタッカ対応第1落下移動手段37aおよび第3スタッカ対応第1落下移動手段37cを再び落下阻害位置へと回動させて戻す。
更にこの移動により第1水平収納部34aの第1水平スタッカ35aおよび第3水平スタッカ35c位置が空の状態となったので、第1水平収納部34aへ第2水平収納部34bから特殊景品Wを補充させるために、各種制御部14は第2水平移動手段38のうち空となった第1水平収納部34aの第1スタッカ対応第1落下移動手段37aおよび第3スタッカ対応第1落下移動手段37cに対応する第1スタッカ対応第2落下移動手段38aおよび第3スタッカ対応第2落下移動手段38cを開状態となるように回動どうさせる。すると第2水平収納部34bの該位置にあった特殊景品Wは開口から第1水平収納部34aへと落下移動し、第1水平収納部34aに補充される。この補充と共に第2水平収納部34bでは該位置に特殊景品Wが空となる。
次いで、前記同様からとなった第2水平収納部34bへ第3水平収納部34cから特殊景品Wを補充させるために、各種制御部14は第3水平移動手段39のうち空となった第2水平収納部35aの第1スタッカ対応第2落下移動手段38aおよび第3スタッカ対応第2落下移動手段38cに対応する第1スタッカ対応第3落下移動手段39aおよび第3スタッカ対応第3落下移動手段39cを開状態となるように回動どうさせる。すると第3水平収納部35bの該位置にあった特殊景品Wは開口から第2水平収納部35aへと落下移動し、第2水平収納部35aに補充される。この補充と共に第3水平収納部35bでは該位置に特殊景品Wが空となる。
そこで、第3水平収納部34cからの補充を完了したことを受けて、各種制御部14は、第3水平収納部34cに備える付勢部18を動作させて並設されている特殊景品Wを第3水平移動手段39側へと押圧して第3落下移動手段39側へと詰めて移動させ動作を終了させる。この動作により、第1水平収納部34a乃至第3水平収納部34cは間があくことなく特殊景品Wが詰めて充填されている状態となる。
また、第3水平収納部34cに特殊景品Wがなくなるかあるいは第1スタッカ対応第3落下移動手段39d位置全てに特殊景品Wが位置できなくなった場合には、第3水平収納部34cからの特殊景品Wの補充は以後行われないように各種制御部14が制御する。尚、特殊景品Wが存在しなに状態は、所定位置に設置して残りの特殊景品W位置を検知する光センサ(図示せず)によって検知するとか、各種制御部14が第3水平収納部34cから払い出した総数を計数して同状態を検知する等して行う。
また、そして第1落下移動手段37および第2落下移動手段38並びに第3落下移動手段39は、落下排出手段36と同様に開閉制御可能に形成されれば足りる。
尚、第4実施形態では、第1水平収納部34a乃至第3水平収納部34cからの落下は、それぞれ第1落下移動手段37乃至第3落下移動手段39の開閉によって行ったが、例えば、第1水平収納部34aの外形形状を積層する特殊景品W方向に中心軸を持つ円筒形状に形成し、該円筒形状内に特殊景品Wを並設して収納可能な四角柱状の収納部を形成して構成し、付勢部18を設けない側に特殊景品Wの排出口を水平スタッカ35側に設けると共にこれと対向する側、即ち第2水平収納部34b側に特殊景品Wを受入可能な受入口を開口させ、円筒形状の筒全体が円筒中心を回動軸として回動自在に構成する。そして、円柱形状の第1水平収納部34aから水平スタッカ35へ特殊景品Wを補充する場合には、前記排出口を水平スタッカ35側へと向ける。そして、円筒内にある特殊景品Wを水平スタッカ35へ落下させてい補充させるように形成してもい。この場合には第2水平収納部34bおよび第3水平収納部34cも同様に形成し、筒形状の核水平収納部34を回転させることで、順次あるいは一斉に各水平収納部34から下方へ位置する水平収納部34あるいは水平スタッカ35へ特殊景品Wを移動可能に形成してもよい。この場合にも、円筒の回転は、各種制御部14によって制御させる。
更に図22には、第5実施形態を表す。尚、第5実施形態の説明も先の第3実施形態同様説明省略のため景品収納部90を第1収納部97および第2収納部98のみから形成したものとして説明するが、第3収納部あるいはそれ以上多数の収納部から形成してもよい。第5実施形態は、第3実施形態同様に複数のスタッカ15に対して一斉に特殊景品Wを移動可能に形成した例である。
第5実施形態では、景品収納部90は、第1収納部97および第2収納部98からなるり、下方には付勢支持部17および付勢部18を備える。これらは第1実施形態と同様である。また、スタッカ15も第1実施形態と同様であり、第1スタッカ15a乃至第3スタッカ15dを備える。そして、スタッカ15の景品収納部90と反対側の先端には、スタッカ15に載置された特殊景品Wが移動できないように阻害するスタッカ排出阻害装置30を備える。
スタッカ排出阻害装置30は、スタッカ15の景品昇降部16側に、スタッカ15に載置されている特殊景品Wの排出を阻止するように備えたる。そして、スタッカ排出阻害装置30により、第1収納部97からのスタッカ15への特殊景品Wの移動力が阻害されて移動不要なスタッカ15への特殊景品Wの移動をさせないですむように形成される。
更に第5実施形態では、移動手段19は第1収納部97からスタッカ15へ特殊景品Wを移動させる第1収納移動手段42および第2収納部98から第1収納部97へ特殊景品Wを移動させる第2収納移動手段43からなり、第1収納移動手段42は第1収納部97の第2収納部98側に設置され、第1収納部97からスタッカ15へ特殊景品Wを、第1スタッカ15a乃至第4スタッカ15d毎に個別に移動可能に設置される。即ち第1実施形態における第1排出手段24と同様に、移動させる特殊景品Wの背面側から押圧して移動させるように形成されている。第1収納移動手段42は、第1スタッカ対応第1移動手段42a、第2スタッカ対応第1移動手段42b、第3スタッカ対応第1移動手段42c、第4スタッカ対応第1移動手段42dとからなり、全てのスタッカ分の特殊景品Wを一度に移動可能であり、且つ、各種制御部14の制御によって全てのスタッカ15分あるいはスタッカ15a〜15dを選択的に移動可能に制御される。
第2収納移動手段43は、第1収納移動手段42同様第2収納部98の第1収納部97とは反対側に設ける。そして第2収納移動手段43は、スタッカ15a〜15dと対応する枚数分の特殊景品Wを移動可能にスタッカ15a〜15dに対応する第1スタッカ対応第2移動手段43a、第2スタッカ対応第2移動手段43b、第3スタッカ対応第2移動手段43c、第4スタッカ対応第2移動手段43dとかなり、全てのスタッカ分の特殊景品Wを一度に移動可能であり、且つ、各種制御部14の制御によって全てのスタッカ15分あるいはスタッカ15a〜15dと対向する該移動手段43a〜43dを選択的に移動可能に制御される。
従って、第2収納移動手段43は第2収納部98内の特殊景品Wを第1収納部97側へと纏めてあるいは選択的に移動可能である。
そしてこれら移動は、例えば第1実施例同様第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cからの5枚の特殊景品Wの排出があり、該スタッカ15aおよび15cが空の状態の時には、第1収納移動手段42がスタッカ15側へと特殊景品Wを移動させる。この時第1収納移動手段42が各種制御部14によって選択的に移動される場合は、単にスタッカ15aおよび15cに対応する第1スタッカ対応第1移動手段42aおよび第3スタッカ対応第1移動手段42cのみが駆動されるので、特に問題なく移動される。
また、個別制御はせずに全ての第1収納移動手段42を一括して動作させ特殊景品Wを移動させるように形成すると、空でないスタッカ15に載置されている特殊景品Wは新たに第1収納部97から移動されてくる特殊景品Wによって押圧され、スタッカ15から追い出され落下させられてしまう。
そこで、各スタッカ15a〜15dの第1収納部97とは反対側の端部に、該落下を阻害するようにスタッカ排出阻害装置30を設けるので、このスタッカ排出阻害装置30によってその排出を阻害されるので、特殊景品Wを移動は行われない。
第1収納部97では、第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cへ特殊景品Wを移動したので、該位置に特殊景品が存在していない。
この状態で第2収納部98の特殊景品を第1収納部97へ移動させるべく第2収納移動手段43を動作させる。この動作も、第1収納移動手段42の動作同様選択的に行われた場合ではなく全て同時に行われた場合、第2スタッカ15bおよび第4スタッカ15dに対応する第1収納部97および各スタッカ15b、15dには既に特殊景品Wが存在するので、スタッカ排出阻害装置30によって先頭の特殊景品Wが移動を阻害されているので、第2収納部98から第1収納部97へは特殊景品Wは移動されない。
そして第5実施形態では、スタッカ15から景品昇降部16への排出は、第1収納移動手段42によって行われる。即ち、第1スタッカ15aおよび第3スタッカ15cから景品昇降部16へ特殊景品Wを排出する場合には、このスタッカ15aおよび15cに対応するスタッカ排出阻害装置30を各種制御部14が作動させて排出可能な状態としておき、この状態で全ての第1収納移動手段42を移動させる。すると、第1収納部97のスタッカ15aおよび15cに対応する特殊景品のみが該スタッカ15aおよび15cにある特殊景品Wを押圧し、昇降部16側へ排出する。またその他のスタッカ15bおよび15dにある特殊景品Wはスタッカ排出阻害装置30によって移動を阻害されているので、第1収納部97の同位置の特殊景品Wも移動できないので移動されることなくその場に留まる。そして、スタッカ15から特殊景品Wの払い出しを終了すると、スタッカ排出阻害装置30は再び特殊景品Wの移動を阻害する位置へと戻される。
尚、このような状態を実現するには、第1収納移動手段42および第2収納移動手段43は、所定以上の力が加わると押圧ができずにその場に留まるかあるいは回動する等して押圧している特殊景品Wをよけて移動可能に構成する。
第1収納部97から特殊景品Wが移動されて第1収納部97に空きの場所ができた状態で、第2収納部98の特殊景品Wを移動させるべく第2収納移動手段43を作動させると、前記同様、空きのある第1収納部97位置の特殊景品Wのみが移動されることとなり、第1収納部97は満杯の状態に戻る。
また、第5実施形態では、昇降部16には、スタッカ15から移動された特殊景品Wを支持しておくための支持台16dが備えられている。支持台16dの中央には、少なくとも載置部16eが進退可能な間隙25aを開口してある。
そして、載置部16eは、第1実施形態に表したものとは異なり、載置部16eより幅広に形成する翼部16fを備える。翼部16fは載置部16eの間隙25aより幅狭な位置で回動自在に左右に設けられており、所定以上の力で押圧されると下方へ回動可能であり、所定未満の力では水平方向を維持するようにばね蝶番などにより回動可能に形成されている。
そして、支持台16dへの特殊景品Wの払い出しの終了を受けて各種制御部14がピニオン16bを回転させて、載置部16eを間隙25aから上方へと移動させる。この時、翼部16fは所定以上の力で支持台16dから反力を受けるので、間隙25aを通過可能にばね蝶番部分で回動して通過してくる。そして載置部16eは支持台16d上にある特殊景品Wを更に押し上げ翼部16fが間隙25aを通過したところで再び水平となるように回動して特殊景品Wを支持しながら上方へと移動してくる。以後、移動スペース25を通過してから特殊景品Wを払い出すまでの動作は第1実施形態同様である。
尚、この実施例に表す景品昇降部16の構成は、第4実施形態を除く他の実施形態で利用することが可能である。
以下に、上記説明した第1実施形態乃至第5実施形態に表す景品払出装置1を備えた景品払出システムについて説明する。尚、この実施例では、景品払出システムは従来のパチンコホールにおける景品払出システムと同様である。
景品払出システム101は、図22に表すように、ネットワーク108を介して複数の機器が通信可能に接続されてなるパチンコホールシステムの中で、獲得した遊技媒体に対して払い出される特殊景品Wの払い出しに関するシステムである。
パチンコホールシステムでは、パチンコ機102が複数接続されてそれぞれのパチンコ機102の間にそれらパチンコ機102と接続される台間機103、104を備え、且つ複数のスロットマシン105およびメダル払出用の台間機106間に接続された台間機106がいわゆる「島」を形成し、島コンピュータ107を介してネットワーク108に接続されている。
また、ネットワーク108には、例えば、遊技媒体であるパチンコ玉やメダルの数量を計数して貯玉数とする計数機109、受け入れた会員用ICカードまたは非会員用ICカードの度数(有価価値)残高を現金で返却する精算機110、受け入れた会員用ICカードや貯玉数の情報が記録されたレシートから貯玉数を参照し、貯玉数とその貯玉数により交換される景品種別と数量の表示を行い、景品払出装置1が併設される場合、景品払出装置1へ払い出す景品の種別と数量を指示する景品管理機(POS)111などが接続されている。
この発明にかかる特殊景品Wの払い出しは、これら景品管理機(POS)111から入力する払い出すべき特殊景品Wの種別と数量を指示する払出指示信号を景品払出装置1が入力し、払出指示信号に見合った特殊景品Wの払出を行うシステムである。
尚、会員用ICカードに記憶されたIDに基づいて管理装置113の記憶部に記憶された貯玉数があれば再プレー用貯玉数の情報を書き換える旨の要求信号を、ネットワーク108を介して管理装置113に送信し、再プレーを行える状態にする再プレー受付機112、受け入れた紙幣額に対して購入度数ボタンで選択された金額に対応する度数を、会員用ICカードに更新したり、その金額に対応する度数が記憶された非会員用ICカードの発行を行う発券機120、各遊技機の上部に取り付けられ、各遊技機における、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を表示するデータ表示機121、各遊技機の、例えば、スランプグラフ、スタート回数、大当たり回数などの情報を検索可能であり、その検索情報を表示部に表示して遊技者に提供するデータ公開機122などが接続されている。
そして、大間機103や計数機109などの各機器からの情報は、ネットワーク108を介して管理装置113に出力され、さらに、プロトコルコンバータ114、モデム115を介して外部の統括情報センタ124の統括管理装置125に送信される。この統括管理装置125には、例えば、他の遊技ホールからの情報も送信され、遊技ホール毎の集計やグループ遊技ホール全体における集計などを行うこともできる。また、統括管理装置125において集計された情報を各遊技ホールの管理装置113に備えられたパーソナルコンピュータ117などで見ることができる。一方、管理装置113からの情報は、ネットワーク108を介して各機器に出力することもできる。
このように構成される景品払出システム101では、景品管理装置111が景品払出装置1と有線で電気的に接続されているが、ネットワーク108を介して接続されてもよい。勿論、複数の景品払出装置1を1台の景品管理装置111と接続してもよいし、複数台の景品管理装置111を一大の景品払出装置1と接続してもよいし、景品払出装置1および景品管理装置111の複数台を相互に通信可能に接続して形成してもよく、どのように形成しても、景品管理装置111から景品払出装置1が払出指示信号を入力して該信号に基づき特殊景品Wの払い出しが可能であればよい。
景品管理装置111は、図22に表すように、ICカード挿入口111a、入力用テンキーボード111b、バーコードリーダ111c、表示部111d、特殊景品ボタン111e、一般景品選択部111fで主に構成されている。
景品管理機(POS)111は、ICカード挿入口111aより挿入されたICカードより貯玉数を参照し、貯玉数とその貯玉数により交換される景品種別と数量の表示を行い、払い出す景品の種別と数量の情報を払出指示情報として景品払出装置1に出力するものである。ここで、ICカードは、カード形状を有し、従来から遊技システムで使用されていたICチップおよびアンテナを有する記憶媒体である。
また、景品管理機(POS)111において、獲得した遊技媒体数を計数する計数機(図示しない)で発券されたレシートを用いる場合には、バーコードリーダ111cでレシートに記録されたバーコード情報を読み取り、その情報に基づく貯玉数の範囲で、景品の種類と数量の情報を景品払出装置1に出力するものである。
入力用テンキーボード111bは、ICカードの暗証番号の入力、景品払出装置10への動作指示などを行う際の入力手段として用いられる。
特殊景品ボタン111eは、例えば、大景品(5000円)、中景品(2500円)、小景品(100円)などの特殊景品Wを景品払出装置10から払い出す際に押されるボタンである。特殊景品ボタン111eが押された場合には、景品管理機(POS)111は、貯玉数より端玉(景品と交換後の残り玉)を最小にするよう計算し、払い出す特殊景品Wの種類、数量を決定し、その情報を景品払出装置1に出力する。
一般景品選択部111fは、例えば、タバコ、ジュースなどの一般景品と交換する場合に、交換したい景品や個数を選択する入力手段である。一般景品と交換する場合には、店員などが景品を払い出すことが多いが、景品払出装置などで自動的に景品を払い出すこともできる。
そして景品管理機111は、図27に表すように、制御部112、ICカード処理部113、記録媒体処理部114、選択ボタン検知部115、景品払出処理部116の各手段を備える。
制御部112は、演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)から主に構成され、CPUでは、ROMやRAMに格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する。この制御部112では、ICカード処理部113、記録媒体処理部114、選択ボタン検知部115、景品払出処理部116の各機部間の信号の出入力を制御している。
ICカード処理部113は、ICカード挿入口111aから挿入されたICカードに記憶された、例えば、有価情報などの読み取り、その読み取った情報の制御部112への出力、制御部112からの更新された有価情報などのICカードへの書き込みなどを行うもので、例えば、リーダライタなどで構成される。ここで、有価情報とは、貯玉数または貯メダル数の情報である。
記録媒体処理部114は、バーコードリーダ111cなどによって、レシートに記録されたバーコード情報から貯玉数または貯メダル数の有価情報を読み取り、その読み取った情報を制御部112に出力するものである。
ICカード処理部113や記録媒体処理部114で読み取られた、例えば、貯玉数または貯メダル数などの情報は、表示部111dに表示される。また、表示部111dには、景品交換される景品の種類や個数なども表示させる。
選択ボタン検知部115は、入力用テンキーボード111b、特殊景品ボタン111e、一般景品選択部111fの選択ボタンが押されたことを検知し、その押された信号に基づいて、制御部112に信号を出力するものである。
景品払出処理部116は、選択ボタン検知部115で検知された信号に基づいて、例えば、景品払出装置10に払い出される特殊景品Wの種類や個数などの景品払出情報を出力するものである。また、景品払出処理部116は、景品払出装置10の主制御手段13と回線を介して接続され、信号の入出力が可能である。
そして、制御部112によって制御される、ICカード処理部113、記録媒体処理部114、選択ボタン検知部115、景品払出処理部116の各機器部は、次のように動作する。
以下に、景品払出装置1および景品管理装置111による景品払出方法を図24に基づき各ステップを追うようにして説明する。尚、説明を簡単にするために景品搬送ユニット12の数を1として説明する。
まず、ICカード処理部113においてICカードが挿入されICカードが読み込んだか否かを判定するカード判定ステップS1が実行される。
カード判定ステップ1で、Noと判断された場合には、続けて空きスタッカ充填ステップS2を実行し、リターンステップS3が実行されて再びカード判定ステップ1が実行される。また、Yesと判断された場合には、続けて払出数量指示情報受領ステップS4が実行される。
払出数量指示情報受領ステップS4では、景品払出装置1の各動作部である昇降部16、付勢支持部17、付勢部19、移動手段19第1排出手段24、押出排出部26、シャッター装置27などに払い出し準備を行う。尚、この時点では、未だ払い出すべき特殊景品Wの数量などは指示されていない。
払出数量指示情報受領ステップS4に次いで、遊技媒体数入力ステップS5が実行される。遊技媒体数入力ステップS5では、例えば玉数計数機109が計数した玉数や、精算機110により精算された情報が、ネットワーク108を介して景品管理装置111へ入力された獲得遊技媒体数情報である。また、ホールスタッフがレシートに印刷されたバーコードをバーコードリーダ111cから入力させたり、テンキー111fを操作した情報によって得てもよい。この払出数量指示情報受領ステップS4では遊技媒体数を受領し、特殊景品W払出枚数を算出するデータとして用い、この払出数量指示情報受領ステップS4で実質的に玉数から払出特殊景品Wの数量を算出するようにしてもよいが、景品管理装置111から払い出すべき特殊景品Wの数量を直接入力するものとする。
尚、入力される遊技媒体数は、管理装置113など、他の装置から入力される個々の情報であったり、これら全ての情報であってもよく、システム構築に合わせて選択されれば足りる。
次いで払出指示判断ステップS6が実行される。払出指示判断ステップS6では、景品管理装置111からの払出指示信号があるか否かを判断する。景品管理装置111が最終的に景品払出処理部116による払出指示信号が景品払出装置1へ出力されたか否かを判断するステップである。払出指示判断ステップS6でNoと判断されたときには次いでリターンステップS7が実行される。
また、払出指示判断ステップS6でYesと判断された場合には、次いで払出算出ステップS8が実行される。
払出算出ステップS8では、入力した払出数量指示情報に基づいて払い出すべきスタッカ15a〜15dの選択が行われる。
例えばスタッカ15a〜15dの特殊景品Wの最大収容枚数がそれぞれ1枚、2枚、4枚、8枚の場合であれば、まず入力した払出数量指示情報による張り出し枚数が、これらを全て加えた一度に払出可能な枚数であるか否かを算出する。具体的には、「P>=15」であれば、「選択スタッカ=第1スタッカ15a+第2スタッカ15b+第3スタッカ15c+第4スタッカ15d」で「払出スタッカ=全スタッカ」と演算され全スタッカから払い出すように選択する。尚、ここで表す「15」とは一度に払い出せる最大枚数のことである。
また、「P<15」であれば、2進数化された「P」の各ビットが「1」(即ち、ビットON)に対応する最大収容枚数のスタッカをスタッカ15a〜15dから選択し、例えば数量が5であれば、2進数の「0101」なので第1ビット「1」」に対応するのが最大収容枚数が1枚の第1スタッカ15aであり、第2ビット「0」」に対応するのが最大収容枚数2枚の第2スタッカ15bであり、第3ビット「1」」に対応するのは最大収容枚数4枚の第3スタッカ15cであり、第4ビット「0」に対応するのが最大収容枚数8枚の第4スタッカ15dである。そしてビットON、即ちビット値が「1」であるビットに対応する第1スタッカ15aと第3スタッカ15cとが払出スタッカとして選択され「払出スタッカ=第1スタッカ15a+第3スタッカ15c」と演算される。
尚、第1スタッカ15aの最大収容枚数が1枚であり、第2スタッカ15bの最大収容枚数が2枚であり、第3スタッカ15cの最大収容枚数が3であり、第4スタッカ15dの最大収容枚数が5枚の場合には、
「P>=11」で全スタッカ選択
「P=10」では第2スタッカ15b乃至第4スタッカ15d(全スタッカ)
「P=9」では第1スタッカ15b+第3スタッカ15c+乃至第4スタッカ15d
「P=8」では第3スタッカ15c+第4スタッカ15d
「P=7」では第2スタッカ15b+第4スタッカ15d
「P=6」では第1スタッカ15a+乃至第4スタッカ15d
「P=5」では乃至第4スタッカ15d
「P=4」では第1スタッカ15a+第3スタッカ15c
「P=3」では第1スタッカ15a+第2スタッカ15b
「P=2」では第2スタッカ15b
「P=1」では第1スタッカ15a
がそれぞれ選択されることとなり、この選択の演算式は予め主制御手段13に予めプログラミングして記憶させておく。
これら演算は主制御手段13で行っても各種制御部14で行ってもよく、予めプログラムさえしておけばよい。尚、景品搬送ユニット12を複数も受けた場合には、各種制御部14は対応する景品搬送ユニット12の演算するように形成してもよい。
払出算出ステップS8に続いてはスタッカ払出ステップS9が実行される。スタッカ払出ステップS9では、払出算出ステップS8で払い出しさせるスタッカの特定が終了しているので、選択されたスタッカへ景品を払い出すように指示するステップである。
具体的には各種制御部14が、自身が制御している前記選択されたスタッカから特殊景品Wを払い出せるように排出手段である第1排出手段24a〜24dから、前記選択されたスタッカに所属している第1排出手段24を排出動作させる。払出枚数が5枚である場合には、第1スタッカ排出手段24aおよび第3スタッカ排出手段24cを作動させて、当該スタッカ15a、15cから特殊景品Wを払い出させる。
以後の特殊景品Wの払い出し手順は第1実施形態で説明したとおりであり各種制御部14がそれぞれ制御する。
スタッカ払出ステップS9が終了すると残払出減算ステップS10が実行される。
残払出減算ステップS10では、例えば払出指示情報による払出枚数が15以上の時には、1度の払い出しでは全ての払い出しが終了しなかったときに、再度残りの払出枚数を払い出さなければならないので、複数回の払出が必要となるかどうかの演算をさせるためのステップであり、「P=P−15」と置き換える。即ち払い出すべき枚数が15枚を超えていればプラスとなり、15枚以下であれば0あるいはマイナスとなるので、未払出の枚数が算出可能である。勿論「15」は各スタッカの構成によって異なることはいうまでもない。
残払出減算ステップS10に続けては払出完了確認ステップS11が実行される。払出完了確認ステップS11は、判断ステップであり、残払出減算ステップS10でサイン出して置き換えた「P」の値が「0」以下(「P<=0」)であればYesと判断し続けて払出指示デフォルト設定ステップS12が実行されNoであれば再び払出算出ステップS8を実行させる。
払出指示デフォルト設定ステップS12では、払出が終了したので、次回の払出指示があるまで払い出しの有無を監視可能とするために「払出指示←No」と置き換えるステップである。
払出指示デフォルト設定ステップS12に続けては収納部確認ステップS13を実行させる。
収納部確認ステップS13では、各景品収納部90に収容している特殊景Wがなくなったか否かを判断するステップである。
この判断は、各景品収納部90に、例えば付勢支持部17が最上部に到達したことを検知可能なセンサ(図示せず)を備えており、付勢支持部17が到達したとセンサ(図示せず)が検知し各種制御部14へ検出信号を出力した場合に該検出信号に対応してフラグを立てる等してRAMなどに一時的に記憶しておき、該フラグが立っているか否かを判断するなどして行えばよい。
収納部確認ステップS13でYesと判断された場合には、次いで収納部選択ステップS14が実行され、Noと判断された場合には続けてモード選択ステップS15が実行される。
収納部選択ステップS14では、前のステップで、景品収納部90に特殊景品Wがなくなったと判断されたので、他の景品収納部90(景品カートリッジ9)を選択するステップである。ここで行われる選択は、各種制御部14へ主制御手段13が問い合わせてあった(あるいは常に各種制御部14から主制御手段13へ収納情報を通知されている)結果、特殊景品Wが収納されている景品収納部90を選択する。そして、以後特殊景品W払い出しに供される景品収納部90は新たに選択された景品収納部90へと変更される。
ついでモード選択ステップS15が実行される。
モード選択ステップS15では、現在のモード設定がどのようになっているかによって払い出し位置へセット機構を移動させて素早く対応させるためのステップである。具体的には通常モードは一物一価モードである「第1モード」であり、第2モードは一物二価モードである「第2モード」のいずれのモードで使用されているかを判断するステップであり、第1モードであれば次いでポジション変更ステップS16が実行され、第2モードであると判断された場合には、ホームポジションステップS17が実行される。
ポジション変更ステップS16では、払出数量指示情報受領ステップS4同様、景品払出装置1の各動作部である昇降部16、付勢支持部17、付勢部19、移動手段19第1排出手段24、押出排出部26、シャッター装置27などに払い出し準備を行わせ、直ぐに駆動可能な位置へと移動させるステップである。
ホームポジションステップS17では、景品払出装置1の各動作部である昇降部16、付勢支持部17、付勢部19、移動手段19第1排出手段24、押出排出部26、シャッター装置27などの各手段をホームポジションへ移動させ、待機させるステップである。
ポジション変更ステップS16あるいはホームポジションステップS17に続けてはリターンステップS18が実行される再びステップS1から実行される。
尚、上記フローチャートは、1つの景品カートリッジ9からのみ払い出す場合であり、複数の景品カートリッジ9から同時に払い出しを行うようにすることも可能である。
この発明は、パチンコ遊技場などで、景品を来出すための景品払出装置として利用可能であり、同様に景品払出システムとしても利用可能である。
p〜t 位置センサ
1 景品払出装置
2 景品払出ユニット
21 上板
3 景品払出口
4 景品押出部
5 排出天板
6 払出口指示点灯部
7 表示部
8 操作表示パネル
8a 表示部
8b エラー発生時点灯部
8c 併設景品管理装置数点灯部
8d レディ点灯部
12 景品搬送ユニット
9 景品カートリッジ
90 景品収納部
90a 側面
90b 切欠開口部
90c 開閉仕切り突部
91 景品ストッパ
92 ガイド
93 把持部
94 カートリッジカバー
95 装着把持部
96 マグネット用プレート
97 第1収納部
98 第2収納部
99 第3収納部
10 上部ユニット
11 下部ユニット
12a 景品カートリッジ挿入口
13 主制御手段
14 各種制御手段
15 スタッカ
15a〜15d 各スタッカ
16 景品昇降部
16a 載置部
16b ラック部
16c ピニオン
16d 支持台
16e 載置部
16f 翼部
17 付勢支持部
18 付勢部
19 移動手段
21 第1収納移動手段
22 第2収納移動手段
23 第3収納移動手段
24 第1排出手段
24a 第1スタッカ排出手段
24b 第2スタッカ排出手段
24c 第3スタッカ排出手段
24d 第4スタッカ排出手段
25 移動スペース
26 押出排出部
26a 排出通路
26b 押出装置
27 シャッター装置
28 阻止ソレノイド装置
29 纏め移動装置
29a 第1纏め移動装置
29b 第2纏め移動装置
30 スタッカ排出阻害装置
31 傾斜排出装置
32 傾斜ソレノイド
33 位置決め壁部
34 水平収納部
34a 第1水平収納部
34b 第2水平収納部
34c 第3水平収納部
35 水平スタッカ
35a 第1水平スタッカ
35b 第2水平スタッカ
35c 第3水平スタッカ
35d 第4水平スタッカ
36 落下排出手段
36a 第1落下排出手段
36b 第2落下排出手段
36c 第3落下排出手段
36d 第4落下排出手段
37 第1落下移動手段
37a 第1スタッカ対応第1落下移動手段
37b 第2スタッカ対応第1落下移動手段
37c 第3スタッカ対応第1落下移動手段
37d 第4スタッカ対応第1落下移動手段
38 第2落下移動手段
38a 第1スタッカ対応第2落下移動手段
38b 第1スタッカ対応第2落下移動手段
38c 第3スタッカ対応第2落下移動手段
38d 第4スタッカ対応第2落下移動手段
39 第3落下移動手段
39a 第1スタッカ対応第3落下移動手段
39b 第1スタッカ対応第3落下移動手段
39c 第3スタッカ対応第3落下移動手段
39d 第4スタッカ対応第3落下移動手段
40 引出部
40a 湾曲部
41 引出移動手段
42 第1収納移動手段
43 第2収納移動手段

Claims (27)

  1. 並べて配置された複数の払出物品を1毎または複数纏めて移動可能な移動手段と、
    前記移動手段で移動させた払出物品を載置可能なスタッカと、
    前記スタッカに載置された払出物品をスタッカから排出可能な排出手段と、を備える物品払出装置において、
    前記スタッカを複数備え、前記複数のスタッカのうち1部または全部から、載置されている払出物品を前記排出手段によって排出可能なことを特徴とする物品払出装置。
  2. 前記複数のスタッカは、載置可能な最大収容物数が異なる請求項1に記載の物品払出装置。
  3. 前記複数のスタッカは、最大収容物数が1および2の乗数倍である請求項2に記載の物品払出装置。
  4. 前記複数のスタッカのうち、最大収容物数が1、2,3,5,10であるスタッカを有する請求項2に記載の物品払出装置。
  5. 前記移動手段は、スタッカに載置されている払出物品を払出手段が排出終了後に、払出物品をスタッカに載置させ、次に排出手段が排出するまでは待機状態を取る請求項1〜4いずれかに記載の物品払出装置。
  6. 前記排出手段による排出がスタッカに載置されている払出物品を複数回排出することで1回の交換作業とする場合、前記移動手段は、交換作業終了後に、払出物品をスタッカに載置させ、次に排出手段による交換作業終了までは待機状態を取る請求項1〜5いずれかに記載の物品払出装置。
  7. 前記排出手段は、スタッカから払出物品を押し出して排出させる押出部であって、押出部が所定の方向に押し出した後に他の方向へ押し出して排出させる複数の押出機構である請求項1〜6いずれかに記載の物品払出装置。
  8. 前記押出部は、スタッカから払出物品を排出した際に払出物品を単独であるいは他の部材と共に保持可能な保持部材を備える請求項7に記載の物品払出装置。
  9. 前記押出部を構成する押出機構の一部または全部は、スタッカが払出物品を載置された際に保持する保持部材に設ける開口部から挿入されて押出可能な請求項7に記載の物品払出装置。
  10. 前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材の一部または全部を、払出物品を滑落または落下させるために動作可能な請求項1〜9いずれかに記載の物品払出装置。
  11. 前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材に開口される開口部から突出させて設け払出物品を滑落または落下させるために動作可能な請求項1〜10いずれかに記載の物品払出装置。
  12. 前記排出手段は、スタッカに移動された払出物品を保持可能な保持部材の一部または全部を、水平回転軸を支点に斜め方向あるいは下方へと回動動作させる位置をとることが可能であり、該排出手段を回動させて滑落あるいは落下位置とさせるための動作手段を備え、動作手段を動作させて払出物品を一斉に滑落あるいは落下させる請求項1〜11いずれかに記載の物品払出装置。
  13. 前記複数のスタッカは、1の筐体を複数に区分して形成する請求項1〜12いずれかに記載の物品払出装置。
  14. 前記並べて配置された複数の払出物品の並び方向とは異なる方向に前記複数のスタッカを並設配置し、移動手段は払出物品を一斉に複数のスタッカへと移動可能であり且つ払出物品が存在しないスタッカにのみ移動させる請求項1〜13いずれかに記載の物品払出装置。
  15. 前記並べて配置された払出物品は、スタッカ側が開口または開口可能に形成された排出口を備える筐体により形成されるカセットであり、該カセットは払出物品の並び方向が回動軸となるように回動可能に形成され、排出口をスタッカ側となるように回動させることで払出物品をスタッカへ一斉に移動可能な請求項14に記載の物品払出装置。
  16. 前記並べて配置された払出物品には、移動手段を該払出物品の側面に接触させて設け、移動手段が払出物品をスタッカ方向へ一斉に移動可能な請求項14に記載の物品払出装置。
  17. 少なくとも前記スタッカと前記払出物品との間には、払出物品がスタッカ方向へ移動しないよう阻止可能な移動阻止部を備え、該移動阻止部を移動させることで払出物品をスタッカ方向へ移動可能な請求項15あるいは請求項16に記載の物品払出装置。
  18. 前記並べて配置された複数の払出物品と前記複数のスタッカとを並べて配置し、前記並べて配置された複数の払出物品および/または前記複数のスタッカは払出物品の並べてある方向へ移動可能であり、前記移動手段が各スタッカへ払出物品を1ずつ移動させる請求項1〜13いずれかに記載の物品払出装置。
  19. 前記並べて配置された複数の払出物品と前記複数のスタッカとを並べて配置し、移動手段は、各スタッカが収容可能な最大収容物数の払出物品を一度に移動可能に設けられ、該移動手段は払出物品を、払出物品が載置されていないスタッカに選択的に移動させて載置させる請求項1〜13いずれかに記載の物品払出装置。
  20. 前記排出手段は、前記複数のスタッカから所望数となるスタッカが選択されて排出可能にしてスタッカから排出させ、所望数の払出物品を纏めてから排出可能とする請求項1〜19いずれかに記載の物品払出装置。
  21. 前記各スタッカには、スタッカに載置された払出物品がスタッカから移動出来ないように阻止するスタッカ移動阻止部材を設け、複数のスタッカのうち排出すべく選択されたスタッカに備えるスタッカ移動阻止部材を作動させて払出物品の移動阻止を解除し、選択されたスタッカに備える払出物品をスタッカから排出させる請求項20に記載の物品払出装置。
  22. 前記排出手段の排出動作を阻止する排出動作阻止部材を備え、前記所望数の払出物品を纏めて排出する際には、前記排出動作阻止部材を動作させて排出手段が排出動作可能とさせる請求項20に記載の物品払出装置。
  23. 前記物品払出装置には、前記排出手段によって排出された払出物品が収納される収納部を備え、該収納部は装置内部から装置外部へと払出物品を移動させる請求項1〜22いずれかに記載の物品払出装置。
  24. 前記排出手段によって排出される払出物品を装置外部へと排出させる装置外部排出手段を備える請求項1〜23いずれかに記載の物品払出装置。
  25. 前記排出手段によって排出される払出物品を装置外部へと排出させた際に、装置外部と装置内部とを遮断可能なシャッターを備える請求項1〜24に記載の物品払出装置。
  26. 請求項1〜25に記載する物品払出装置である景品払出装置と、
    景品と交換すべく遊技媒体数に対応する遊技媒体数情報を入力する遊技媒体数情報入力手段と、前記遊技媒体数情報入力手段で入力された遊技媒体数情報から景品払出情報を算出し、該景品払出情報を出力する景品情報出力手段とを備える景品管理装置と、を具備し、
    景品払出装置は、前記複数のスタッカのうち1部または全部から、載置されている払出景品を前記排出手段によって排出可能なことを特徴とする景品払出システム。
  27. 並べて配置された複数の払出物品を移動手段によって移動させる移動ステップと、
    前記移動ステップで移動させた払出物品を複数備えるスタッカに載置させるスタッカ載置ステップと、
    前記スタッカ載置ステップによって載置された払出物品を排出手段によって1部または全部のスタッカから選択的に排出させる排出ステップとからなることを特徴とする物品払出方法。
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