JP2013248290A - 遊技機製造ラインの脱落部品検出装置 - Google Patents

遊技機製造ラインの脱落部品検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構成部材から部品が脱落したか否かを検出することができる遊技機製造ラインの脱落部品検出装置を提供する。
【解決手段】搬送コンベヤの下方に、上方に開口する落下物受容器22が配設される。落下物受容器22の内部には、移動部材24が往復移動自在に配設される。落下物受容器22に、移動部材24が第1検出位置に位置することを検出する第1検出スイッチ28および移動部材24が第2検出位置に位置することを検出する第2検出スイッチ30が設けられる。制御手段に、移動部材24が第1検出位置と第2検出位置との間を移動するのに要する設定時間が記憶される。第1検出位置に位置する移動部材24を第2検出位置に向けて移動し、設定時間が経過したにも関わらず、第2検出スイッチ30が第2検出位置を検出しない場合は、脱落部品有りと判定するよう構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機製造ラインに設けられる脱落部品検出装置に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、外枠、中枠、遊技盤および前枠等の主要構成部材(構成部材)を相互に組み付けると共に、これら中枠、前枠および遊技盤等の主要構成部材に、各種制御装置や可動演出装置および発光演出装置等の多数の部品を組み付けて構成される。このように複数の部材や部品から構成されるパチンコ機の製造ラインでは、複数の組付け工程を効率的に行なうため、複数の組立てステーションをローラコンベヤ等の搬送手段で連結し、主要構成部材を搬送手段で複数の組立てステーションに順次供給し、各組立てステーションにおいて多数の部品を自動組付機によって自動で組み付けたり、または作業者の手作業によって組み付けるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−36074号公報
前記組立てステーションにおいて主要構成部材に部品を組み付けるに際し、主要構成部材に対する部品の固定や係合が不充分であると、該部品が主要構成部材から脱落してしまうことがある。また、パチンコ機では、基板ケースを封印する封印シールや機種情報等を表示した情報シール等の貼付物(部品)を貼付することが行なわれており、これら貼付物の貼着力が弱い場合は、該貼付物が主要構成部材から脱落することもあった。そして、一部の部品が脱落した主要構成部材が次の組立てステーションに搬送されて別の部品が組み付けられてしまうと、部品が脱落したのか否かが確認できなくなってしまい、最終的に不良品が出荷されてしまう事態を招くおそれがあり、部品が脱落したか否かを検出することができる装置が希求されていた。
すなわち本発明は、遊技機製造ラインにおいて構成部材から部品が脱落したことを検出することができる遊技機製造ラインの脱落部品検出装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
構成部材(16)に対して各種部品(18)が組み付けられる遊技機製造ライン(10)に設けられる脱落部品検出装置であって、
前記遊技機製造ライン(10)より下方に配設され、上方に開口する落下物受容器(22)と、
前記落下物受容器(22)内を該落下物受容器(22)の内底面に沿って原点位置から規制壁(34a,36a)に向けて移動することで、該落下物受容器(22)内の部品(18)を規制壁(34a,36a)に寄せる移動部材(24)と、
前記移動部材(24)を移動する駆動手段(26)と、
前記移動部材(24)が前記規制壁(34a,36a)に寄った検出位置に位置することを検出する検出手段(28,30)と、
前記移動部材(24)が検出位置に移動しているべき条件が成立した際に、前記検出手段(28,30)が非検出の場合に部品(18)の有りを判定する判定手段(64)とを備えたことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、構成部材から部品が脱落したことを簡単な構成で検出することができる。
請求項2に係る発明では、前記検出手段(28,30)は、前記移動部材(24)の移動方向と交差する方向に離間して一対設けられ、
前記判定手段(64)は、前記一対の検出手段(28,28/30,30)が何れも検出状態となった場合に、前記移動部材(24)が検出位置に位置していると判定するよう設定されることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、落下物受容器に受容された部品が、移動部材における移動方向と交差する一方に偏った位置に当接することで該移動部材が移動方向と交差する方向で傾いた場合であっても、該部品の存在を確実に検出することができる。
請求項3に係る発明では、前記落下物受容器(22)は、前記遊技機製造ライン(10)に設けた組立てステーション(S)の下方に配設され、
前記組立てステーション(S)から構成部材(16)を移動させた後に前記駆動手段(26)を駆動すると共に、次の構成部材(16)が当該組立てステーション(S)に供給される前に前記判定手段(64)が部品(18)の有無を判定するよう構成されたことを要旨とする。
請求項3の発明によれば、部品が脱落した構成部材を特定し得る。
請求項4に係る発明では、前記移動部材(24)の上面は、上側に凸となる円弧状に形成されることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、構成部材から脱落した部品が移動部材の上面に載ってしまうのを防止し、該部品を落下物収容器内に確実に受容して検出することができる。
本発明に係る遊技機製造ラインの脱落部品検出装置によれば、構成部材からの部品の脱落を検出することができる。
本発明の好適な実施例に係る遊技機製造ラインの脱落部品検出装置を示す概略斜視図である。 実施例に係る脱落部品検出装置を示す概略平面図である。 実施例に係る脱落部品検出装置を示す概略側面図である。 図2のA−A線で示す概略断面図である。 組立てステーションの下方に脱落部品検出装置を配設した状態を示す概略側面図である。 実施例に係る脱落部品検出装置の制御ブロック図である。 実施例に係る脱落部品検出装置の動作を示す説明図であって、(a)は移動部材が第1検出位置から第2検出位置へ移動した際に部品を検出しない状態を示し、(b),(c)は移動部材の第1検出位置から第2検出位置への移動によって部品を検出する状態を示し、(d)は移動部材が第2検出位置から第1検出位置へ移動した際に部品を検出しない状態を示し、(e),(f)は移動部材の第2検出位置から第1検出位置への移動によって部品を検出する状態を示す。 実施例に係る脱落部品検出装置によって実行される脱落部品検出処理のフローチャートである。 図8のステップS11に続くフローチャートである。
次に、本発明に係る遊技機製造ラインの脱落部品検出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。実施例では、遊技機として、パチンコ球(遊技球)を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。
図1は、実施例に係る遊技機製造ライン10の脱落部品検出装置12を示す概略斜視図であり、図5は、該脱落部品検出装置12を遊技機製造ライン10を構成する搬送コンベヤ14の下方に配設した状態を示す概略図である。遊技機製造ライン10は、パチンコ機を構成する主要構成部材(構成部材)16を搬送する搬送手段としての搬送コンベヤ14を所要のレイアウトで配置して構成され、搬送コンベヤ14上には、主要構成部材16に対して各種の部品18を組み付けるための組立てステーションSが設定される。そして、遊技機製造ライン10では、主要構成部材16を搬送コンベヤ14で組立てステーションSに搬送して停止し、該組立てステーションSで部品18の組み付けが完了した主要構成部材16を搬送コンベヤ14で下流側に搬送するよう構成される。ここで、パチンコ機を構成する主要構成部材16とは、中枠や前枠あるいは遊技盤に対して各種の部品18を組み付ける場合には、中枠や前枠あるいは遊技盤の単体が主要構成部材16となり、また中枠に前枠を組み付けた状態で、更にこれら中枠や前枠に対して各種の部品18を組み付ける場合には、中枠に前枠を組み付けた状態の部材が主要構成部材16となり、更に中枠に前枠および遊技盤を組み付けた状態で、更にこれら中枠、前枠および遊技盤に対して各種の部品18を組み付ける場合には、中枠に前枠および遊技盤を組み付けた状態の部材が主要構成部材16となる。すなわち、主要構成部材16とは、パチンコ機を製造するに際し、各種の部品18を組み付ける基体となる部材を指称するものである。また、部品18とは、主要構成部材16に対して組み付けられる装飾体、可動体、ランプレンズ等の遊技部品自体のみならず、これら遊技部品を主要構成部材16に対して固定するためのネジ等の固定手段および基板ケースを封印する封印シールや機種情報等を表示した情報シール等の貼付物も含むものである。
前記搬送コンベヤ14は、図5に示す如く、主要構成部材16の搬送方向に離間した複数のローラ14aを回転可能に備えたローラコンベヤであって、主要構成部材16を起立姿勢で載置搬送するよう構成される。この搬送コンベヤ14の上方には、該コンベヤ14に載置した主要構成部材16の上端部を支持する複数の支持ローラ(図示せず)が、搬送方向に離間して並設され、搬送コンベヤ14のローラ14a上に載置された主要構成部材16は、上端が支持ローラで支持された状態で、該搬送コンベヤ14によって下流側へ搬送されるよう構成してある。なお、組立てステーションSには、搬送コンベヤ14で搬送される主要構成部材16を検知可能な検知手段(図示せず)が設けられ、該検知手段が主要構成部材16を検知したときに搬送コンベヤ14を停止することで、主要構成部材16を組立てステーションSに停止し得るよう構成される。また、組立てステーションSには、主要構成部材16が組立てステーションSから下流側に移動(搬出)したことを検出する搬出センサ20(図6参照)が配設され、該搬出センサ20は、後述する制御手段58に電気的に接続されている。
前記搬送コンベヤ14を挟んで組立てステーションS(遊技機製造ライン10)の下方に、図5に示す如く、該組立てステーションSで各種の部品18の組み付けが行なわれる際に脱落した部品18を受容して検出可能な脱落部品検出装置12が配設されている。この脱落部品検出装置12は、図1または図3に示す如く、上方に開口する矩形状の落下物受容器22と、該落下物受容器22の内部を移動する移動部材24と、該移動部材24を往復移動する駆動手段としての駆動モータ26と、該駆動モータ26により移動される移動部材24が第1検出位置に位置することを検出可能な第1検出スイッチ(第1検出手段)28,28と、該駆動モータ26により移動される移動部材24が第2検出位置に位置することを検出可能な第2検出スイッチ(第2検出手段)30,30とを基本的に備える。
前記落下物受容器22は、図1および図2に示す如く、矩形状の底板32の周縁から4枚の板34,36,38,38を所定長さで立上げて構成された箱状の容器であって、該落下物受容器22の上部開口寸法は、前記組立てステーションSの全体を収容可能な大きさに設定されて、該組立てステーションSに位置する主要構成部材16から脱落した部品18を該容器22内に受け入れ得るよう構成される。実施例では、落下物受容器22における移動部材24の移動方向で対向する板34,36を、第1板34および第2板36と指称すると共に、移動部材24の移動方向と交差する左右方向で対向する板38,38を側板38,38と指称するものとする。なお、落下物受容器22の内底面(底板32の上面)に、主要構成部材16から脱落した部品18が跳ねるのを抑制する緩衝材を貼着したり、または落下物受容器22自体を、緩衝材によって形成するのが好適である。
前記移動部材24は、図1および図4に示す如く、前記落下物受容器22の内部において当該移動部材24の移動方向と交差する左右方向で対向する一対の側板38,38の容器内に臨む内壁38a,38aの間に亘って延在する矩形板状の部材であって、該移動部材24は、前記駆動モータ26の回転駆動によって、底板32の内底面に沿って該移動部材24の移動方向に対向する第1板34および第2板36の容器内に臨む第1内壁34aおよび第2内壁36a間を往復移動するよう構成される。また、移動部材24における左右の端面および下端面と対応する内壁38a,38aおよび内底面との間には、該移動部材24のスムーズな移動を許容する隙間が画成されている。この隙間は、当該組立てステーションSで主要構成部材16に組み付けられる最小の部品18の寸法より小さく設定され、落下物受容器22内に受け入れられた部品18は、移動部材24の移動によって第1内壁34aまたは第2内壁36aに寄せられるよう構成してある。
前記移動部材24は、落下物受容器22の上方に臨む支持部40を備え、該支持部40の長手方向両端部は、図2および図4に示す如く、落下物受容器22における左右の側板38,38から外方に延出している。この支持部40における長手方向の各端部には、下方に向けて垂設された脚部42が夫々設けられ、該脚部42の下端に台車部44が設けられている。この台車部44には、複数(実施例では2個)の車輪44aが回転自在に配設され、該車輪44aが、後述するガイドレール46に転動自在に支持されるよう構成される。また、支持部40の上面は、図3に示す如く、上側に凸となる円弧状(実施例では厚み方向の断面で円弧状)に形成されて、組立てステーションSの主要構成部材16から脱落した部品18が、当該支持部40の上面に載った状態となるのを防止し得るよう構成される。
前記落下物受容器22を挟む左右両外側方に、移動部材24の移動方向に延在する一対のガイドレール46,46が平行に配設され、各ガイドレール46に、図4に示す如く、上方に開口するガイド溝46aが移動部材24の移動方向に延在するように形成される。前記移動部材24における各台車部44の車輪44aは、図4に示す如く、対応するガイドレール46のガイド溝46a内に転動自在に支持されている。また、両台車部44,44は、前記駆動モータ26に連結した作動機構48に連繋されており、駆動モータ26によって作動機構48を作動することで、一対の台車部44,44が対応するガイドレール46,46に沿って移動し得るよう構成される。前記作動機構48は、図3に示す如く、各ガイドレール46を挟んで前後方向に離間する一対のプーリ(回転体)50,50と、両プーリ50,50間に巻掛けられた無端ベルト(索体)52とから構成され、各無端べルト52が対応する台車部44に連結されている。また、左右方向に対向するプーリ50,50は回転軸54によって連結されて一体的に回転するよう構成されており、一方の回転軸54に連結した駆動モータ26でプーリ50,50を正転方向および逆転方向に回転駆動することで、無端ベルト52,52を介して台車部44,44がガイドレール46,46に沿って移動し、移動部材24が第1板34の第1内壁34aに寄った第1検出位置と第2板36の第2内壁36aに寄った第2検出位置との間を往復移動するよう構成される。
前記落下物受容器22における第1板34の外面には、左右方向に離間して一対の第1保持部材56が配設され、各第1保持部材56には、制御手段58に接続する前記第1検出スイッチ28が配設されている。この第1検出スイッチ28としては機械式のリミットスイッチが採用され、該第1検出スイッチ28は、前記移動部材24が第1内壁34aに寄った第1検出位置に位置した状態で、前記台車部44の端部(一方の端部)を検出可能な位置に位置決めされている(図7(a),(b)参照)。なお、移動部材24が第1内壁34aに寄った第1検出位置は、遊技機製造ライン10において、主要構成部材16に対して組み付けられる部品18のサイズに応じて設定されるものであって、第1内壁34aと移動部材24との間に部品18が挟まれた状態(図7(f)参照)では、第1検出スイッチ28が台車部44の端部を検出できず、かつ第1内壁34aと移動部材24との間に部品18が挟まれていない状態(図7(a),(b)参照)では、第1検出スイッチ28が台車部44の端部を検出(ON)し得るものであればよく、第1内壁34aに移動部材24が当接している状態に限定されるものではない。
前記落下物受容器22における第2板36の外面には、左右方向に離間して一対の第2保持部材60,60が配設され、各第2保持部材60には、制御手段58に接続する前記第2検出スイッチ30が配設されている。この第2検出スイッチ30としては機械式のリミットスイッチが採用され、該第2検出スイッチ30は、前記移動部材24が第2内壁36aに寄った第2検出位置に位置した状態で、前記台車部44の端部(他方の端部)を検出可能な位置に位置決めされている。なお、移動部材24が第2内壁36aに寄った第2検出位置は、前記第1検出位置と同様に、第2内壁36aと移動部材24との間に部品18が挟まれた状態(図7(c)参照)では、第2検出スイッチ30が台車部44の端部を検出できず、かつ第2内壁36aと移動部材24との間に部品18が挟まれていない状態(図7(d),(e)参照)では、第2検出スイッチ30が台車部44の端部を検出(ON)し得るものであればよく、第2内壁36aに移動部材24が当接している状態に限定されるものではない。そして実施例では、移動部材24が第1検出位置から第2検出位置に向けて移動する場合は、該第1検出位置が原点位置になると共に第2内壁36aが規制壁となり、移動部材24が第2検出位置から第1検出位置に向けて移動する場合は、該第2検出位置が原点位置になると共に第1内壁34aが規制壁となる。
前記脱落部品検出装置12を制御する制御手段58には、図6に示す如く、前記駆動モータ26が接続されると共に、前記第1検出スイッチ28,28、第2検出スイッチ30,30および搬出センサ20が電気的に接続されている。また、制御手段58には、ランプやブザー等の警報手段62が電気的に接続されており、該制御手段58は、第1検出スイッチ28,28および第2検出スイッチ30,30の検出または非検出の状態に応じて、前記駆動モータ26および警報手段62を制御するよう構成される。更に、制御手段58は、前記第1検出スイッチ28および第2検出スイッチ30の検出または非検出の状態によって、脱落部品の有無を判定する判定部(判定手段)64および駆動モータ26の駆動によって移動部材24が移動を開始した時点からの時間を計測するタイマ66を備えている。そして、制御手段58は、前記搬出センサ20からの信号に基づいて組立てステーションSから主要構成部材16が搬出されたことを確認した後に、前記駆動モータ26を駆動制御して移動部材24を移動することで、次の主要構成部材16が当該組立てステーションSに到来する前に脱落部品の有無を判定し得るよう構成される。
前記判定部64は、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態(ON状態)となることで、移動部材24が第1検出位置に位置していると判定するよう設定されると共に、一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態(ON状態)となることで、移動部材24が第2検出位置に位置していると判定するよう設定される。また、制御手段58は、各種データを記憶する記憶部(図示せず)を備え、該記憶部に、駆動モータ26により移動する移動部材24の移動速度と、第1検出位置と第2検出位置との離間距離とから算出された第1検出位置と第2検出位置との間を移動部材24が移動するのに要する設定時間が記憶されている。そして、実施例では、第1検出位置と第2検出位置との間を移動部材24が移動するのに要する設定時間が、移動部材24が原点位置から検出位置に移動しているべき条件とされる。なお、この設定時間は、駆動モータ26の反応速度や台車部44,44の移動抵抗等を考慮して、第1検出位置と第2検出位置との間を移動部材24が移動するのに要する計算上の時間より長く設定してある。また、実施例では、移動部材24が第1検出位置から第2検出位置まで移動するのに要する設定時間に関して第1設定時間(第1の条件)と指称すると共に、移動部材24が第2検出位置から第1検出位置まで移動するのに要する設定時間に関して第2設定時間(第2の条件)と指称して区別するものとする。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機製造ライン10の脱落部品検出装置12の作用につき説明する。
前記搬送コンベヤ14により搬送される主要構成部材16が組立てステーションSに到来したことを検知手段が検知すると、搬送コンベヤ14が停止して主要構成部材16は、組立てステーションSに位置決め停止される。この状態で、自動組付機または作業者によって、主要構成部材16に対して各種の部品18が組み付けられる。当該組立てステーションSでの部品18の組み付けが完了すると、搬送コンベヤ14が始動して主要構成部材16が組立てステーションSから下流側に搬出される。なお、搬送コンベヤ14は、例えば自動組付機から出力された完了信号、または作業者が完了スイッチを押下することにより出力される完了信号の入力によって始動するよう構成される。
前記組立てステーションSでの主要構成部材16に対する部品18の組み付けの際や、組立てステーションSから主要構成部材16が搬出される際に、該主要構成部材16に対する部品18の固定、係合または貼着が不充分であった場合は、該部品18が主要構成部材16から脱落する場合がある。この脱落した部品18は、前記搬送コンベヤ14におけるローラ14a,14a間の隙間あるいは該コンベヤ14の外側方から下方に落下し、前記落下物受容器22に受け入れられる。そして、脱落部品検出装置12では、落下物受容器22の内部で移動部材24を移動することで、主要構成部材16から部品18が脱落したか否かを判定することができる。
次に、脱落部品検出装置12によって実行される脱落部品検出処理について、図8および図9のフローチャートを参照して説明する。
図8のステップS1において、前記搬出センサ20によって組立てステーションSから主要構成部材16が搬出されたか否かを判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS2に移行して一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS3に移行する。すなわち、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態であれば、図7(a),(b)において実線で示す如く、前記移動部材24は第1検出位置に位置しているので、制御手段58は前記駆動モータ26を正転方向に駆動制御し、これにより移動部材24は第2検出位置に向けて前進移動する。またステップS4で、移動部材24が移動を開始(駆動モータ26の正転開始)すると同時にタイマ66による計測を開始する。
ステップS5で一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定部64で判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS6でタイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止(ステップS7)して処理を終了する。すなわち、一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態となっていれば、図7(d),(e)において実線で示す如く、移動部材24は第2検出位置に適正な姿勢で位置しており、判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていないと判定する。
これに対し、前記ステップS5が否定(NO)された場合は、ステップS8で、予め設定された第1設定時間が経過したか否かを判定し、否定(NO)の場合はステップS5に戻るフローを繰り返す。そして、一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態(ON状態)となることなくステップS8で肯定(YES)された場合は、前記判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていると判定する(ステップS9)。すなわち、図7(b),(c)に示す如く、落下物受容器22に部品18が受容されている場合は、第1検出位置から第2検出位置に移動する移動部材24により部品18が第2内壁36aに寄せられ、該第2内壁36aと移動部材24との間に部品18が挟まることで、該移動部材24は第1設定時間を経過しても第2検出位置まで移動することができず、第2検出スイッチ30,30は台車部44の端部を検出することができない状態(非検出状態)となる。従って、この場合はステップS10において、前記制御手段58は警報手段62を作動し、脱落部品有りを報知すると共に、タイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止して処理を終了する。
前記ステップS2が否定(NO)された場合は、ステップS11に移行して一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS12に移行する。すなわち、一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態であれば、図7(d),(e)において実線で示す如く、前記移動部材24は第2検出位置に位置しているので、制御手段58は前記駆動モータ26を逆転方向に駆動制御することで、移動部材24は第1検出位置に向けて前進移動する。また、ステップS13で、移動部材24が移動を開始(駆動モータ26の逆転開始)すると同時にタイマ66による計測を開始する。
ステップS14で、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定部64で判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS6でタイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止(ステップS7)して処理を終了する。すなわち、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態となっていれば、図7(a),(b)において実線で示す如く、移動部材24は第1検出位置に適正な姿勢で位置しており、判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていないと判定する。
これに対し、前記ステップS14が否定(NO)された場合は、ステップS15で、予め設定された第2設定時間が経過したか否かを判定し、否定(NO)の場合はステップS14に戻るフローを繰り返す。そして、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態(ON状態)となることなくステップS15で肯定(YES)された場合は、前記判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていると判定する(ステップS9)。すなわち、図7(e),(f)に示す如く、落下物受容器22に部品18が受容されている場合は、第2検出位置から第1検出位置に移動する移動部材24により部品18が第1内壁34aに寄せられ、該第1内壁34aと移動部材24との間に部品18が挟まることで、該移動部材24は第2設定時間を経過しても第1検出位置まで移動することができず、第1検出スイッチ28,28は台車部44の端部を検出することができない状態(非検出状態)となる。従って、この場合はステップS10において、前記制御手段58は警報手段62を作動し、脱落部品有りを報知すると共にタイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止して処理を終了する。
ここで、図8のステップS11が否定(NO)された場合は、図9のステップS16に移行する。すなわち、ステップS2およびステップS11が何れも否定(NO)された状態は、制御手段58は前記移動部材24が第1検出位置と第2検出位置との間に位置していると判断し、ステップS16〜ステップS18,S25において、前記ステップS3〜ステップS5,S8と同じ処理を行う。そして、ステップS18において一対の第2検出スイッチ30,30が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定し、肯定(YES)の場合は、ステップS19でタイマ66をリセットしてからステップS20で駆動モータ26を逆転方向に駆動すると共に、ステップS21でタイマ66の計測を開始する。なお、移動部材24が第1検出位置と第2検出位置との間に位置している状態では、該移動部材24の正確な位置は判断し得ないものの、当該移動部材24の位置(原点位置)から第2検出位置に向けて移動部材24の移動を開始してから第2検出位置に到達するまでに要する時間は、前記第1設定時間よりは短かいので、落下物受容器22内における第2内壁36aと移動部材24との間の領域に部品18が受容されていない状態(正常な状態)であれば、該第1設定時間が経過する前に第2検出スイッチ30,30が検出状態となって、脱落部品の無しを検出することができる。
次に、ステップS22で、一対の第1検出スイッチ28,28が何れも検出状態(ON状態)であるか否かを判定部64で判定する。そして、ステップS22が肯定(YES)の場合は、ステップS23でタイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止(ステップS24)して処理を終了する。すなわち、ステップS18およびステップS22が何れも肯定(YES)であれば、移動部材24は第1検出位置および第2検出位置に適正な姿勢で位置したものであり、前記判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていないと判定する。
これに対し、一対の第2検出スイッチ30,30が検出状態とならないまま第1設定時間が経過した場合(ステップS25が否定)および一対の第1検出スイッチ28,28が検出状態とならないまま第2設定時間が経過した場合(ステップS28が否定)は、前記判定部64は落下物受容器22に部品18が受容されていると判定する(ステップS26)。すなわち、落下物受容器22に部品18が受容されている場合は、第1検出位置と第2検出位置との間を移動する移動部材24により部品18が対応する第1内壁34aまたは第2内壁36aに寄せられ、該内壁34a,36aと移動部材24との間に部品18が挟まれることで、該移動部材24が第1検出位置または第2検出位置まで移動することなく設定時間が経過することとなる。従って、この場合はステップS27において、前記制御手段58は警報手段62を作動し、脱落部品有りを報知すると共にタイマ66をリセットしてから駆動モータ26を停止して処理を終了する。
前述したように、落下物受容器22の内部で移動部材24を往復移動するだけの簡単な構成によって、組立てステーションSの主要構成部材16から部品18が脱落したことを検出することができる。また、移動部材24の長手方向に離間して一対の第1検出スイッチ28,28および一対の第2検出スイッチ30,30を配設したので、落下物受容器22に落下した部品18の位置に起因して移動部材24が移動方向に対して長手方向で傾いた姿勢となった場合であっても、脱落部品有りを確実に検出することができる。すなわち、落下物受容器22内の左右何れかの側に部品18が偏って位置している場合は、移動部材24における部品18に当接した側に対して他方の側が移動方向に傾くことで、一方の第1検出スイッチ28または第2検出スイッチ30のみが検出状態となることが考えられるが、両第1検出スイッチ28,28または両第2検出スイッチ30,30の何れもが検出状態とならない限り、脱落部品無しとは判定しないよう構成しているので、誤検出の発生を防止し得る。更に、実施例では、組立てステーションSから主要構成部材16が搬出されたことを条件に脱落部品検出処理を実行し、次の主要構成部材16が当該組立てステーションSに到来する前に脱落部品の有無を判定するよう構成したので、当該脱落部品検出処理で検出された部品18が、どの主要構成部材16から脱落したものであるのかを特定することができる。
ここで、脱落部品検出装置12では、脱落部品検出処理を開始する際には、移動部材24は基本的には第1検出位置または第2検出位置の何れかに停止している状態となるよう設定されるが、前回の脱落部品検出処理に際して部品18を検出したことに起因して第1検出位置と第2検出位置との間で停止している状態となることが考えられる。この場合に、本実施例では、脱落部品検出処理において移動部材24が第1検出スイッチ28および第2検出スイッチ30の何れでも検出されていない場合は、移動部材24を第1検出位置と第2検出位置との間を往復移動するよう構成したので、主要構成部材16から脱落した部品18が落下物受容器22に受け入れられていれば、該部品18を確実に検出することができる。
前記移動部材24が第1検出位置と第2検出位置との間に位置している状態(図5参照)では、前記組立てステーションSの主要構成部材16から脱落した部品18が、移動部材24上に落下する場合がある。実施例では、移動部材24の上部を構成する支持部40の上面を、図5等に示す如く、上側に凸となる円弧状に形成してあるので、主要構成部材16から脱落した部品18が支持部40の上面に落下してきた場合であっても、該支持部40の上面に部品18が載ったままの状態となるのは防止され、該部品18を確実に落下物受容器22の内底面上に落下させることができる。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、第1検出スイッチおよび第2検出スイッチを一対ずつ設けた構成としたが、各第1検出スイッチおよび第2検出スイッチは1つずつであってもよい。
(2) 実施例では、第1検出スイッチおよび第2検出スイッチで台車部を検出するよう構成したが、移動部材自体や、該移動部材と一体的に移動する支持部や脚部等を検出する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、移動部材の第1検出位置および第2検出位置を検出する検出手段として接触式のリミットスイッチを挙げたが、光電センサや磁気センサ等の非接式のセンサやスイッチを採用することができる。
(4) 実施例では、駆動モータの動力を移動部材に伝達する作動機構として、無端ベルトとプーリとを組み合わせた機構を採用したが、作動機構としては、無端チェンとスプロケットとを組み合わせた機構等、索体と回転体との組み合わせによって駆動モータの回転運動を直線運動に変換する機構を採用し得る。また、駆動モータの回転運動をリンク機構等の公知の機構を介して直線運動に変換する機構を採用することができる。更に、駆動手段として流体圧シリンダを採用し、該流体圧シリンダによって移動部材を直接、またはリンク機構等の作動機構を介して関接的に往復移動する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、脱落部品検出処理に際し、移動部材が原点位置から検出位置(第1検出位置,第2検出位置)まで移動しているべき条件として、移動部材が移動を開始したときからの時間(設定時間)を用いる場合で説明したが、これに限られるものではない。例えば、駆動モータとしてパルスモータ(ステッピングモータ)を採用し、該パルスモータに出力するパルス数をカウンタでカウントし、パルスモータによって移動部材を第1検出位置と第2検出位置との間を移動するのに対応するパルス数をカウンタがカウントしたときに、第1検出スイッチまたは第2検出スイッチが検出状態となったか否かによって脱落部品有りを判定するようにしてもよい。すなわち、カウンタでカウントされるパルス数を前記条件とすることができる。
(6) 実施例では、脱落部品の有無を、設定時間と検出スイッチの状態とによって判定するようにしたが、例えば、駆動モータに加わる負荷を検出可能な負荷検出手段を用い、該負荷検出手段が予め設定された負荷(移動部材の移動が規制された状態で発生する負荷)が検出された際に、対応する検出スイッチが検出状態となっていない場合には、脱落部品有りと判定するようにしてもよい。すなわち、移動部材が第1検出位置または第2検出位置に正常に位置した際に、該移動部材の移動が検出スイッチや内壁によって規制されることで駆動モータに加わる負荷が増大するので、この負荷を前記移動部材が検出位置まで移動しているべき条件として、該負荷が増大した際に検出スイッチが検出状態であれば部品無しと判定する。これに対し、移動部材と対応する第1内壁または第2内壁との間に部品が挟まれた状態では、検出スイッチが第1検出位置または第2検出位置を検出する前に移動部材の移動が部品によって規制されることで駆動モータに加わる負荷が増大するので、この負荷の変化と検出スイッチの状態とによって脱落部品有りの判定を行うようにすればよい。すなわち、移動部材の移動状況に関連して変化する時間、パルス数、負荷等のパラメータを設定し、該パラメータを監視(検出、測定、計測等の意味を含む)する監視手段(タイマ、カウンタ、負荷検出手段等)を備え、該監視手段で監視するパラメータと検出スイッチの検出・非検出の状態に基づいて部品の有無を判定部(判定手段)で判定するよう構成すればよい。
(7) 実施例では、組立てステーションから主要構成部材が搬出されることを条件として脱落部品検出装置における移動部材の移動を開始して脱落部品検出処理を実行するよう構成したが、搬送コンベヤで搬送される主要構成部材の動きとは関係なく移動部材を第1検出位置と第2検出位置との間を常に往復移動させるよう構成したものであってもよい。
(8) 実施例では、移動部材を第1検出位置から第2検出位置へ移動する場合と、移動部材を第2検出位置から第1検出位置へ移動する場合との両方で脱落部品の有無を検出するよう構成したが、何れか一方の検出位置を原点位置に設定し、常に原点位置から他方の検出位置に移動する場合にのみ脱落部品の有無を検出する構成を採用し得る。すなわち、原点位置に位置する移動部材を検出位置まで移動して脱落部品の有無を検出する動作を行なった後は、移動部材を原点位置に戻して次の検出処理を待機するよう構成してもよく、この構成によれば検出手段を低減し得ると共に構成を簡略化し得る。
(9) 実施例の脱落部品検出処理におけるフローでは、検出スイッチの検出・非検出の状態を確認してから設定時間(移動部材が検出位置まで移動しているべく条件)が経過したか否かを判定するようにしたが、設定時間が経過した際に、検出スイッチの検出・非検出の状態を確認するようにしてもよい。
(10) 図9のステップS16から始まるフローを、脱落部品検出装置の電源投入時や部品有りと判定した後のリセット処理の初期動作として設定し、移動部材を第1検出位置に位置させるようにしてもよい。
(11) 実施例では、判定部が部品有りと判定した場合に制御手段が警報手段を作動するよう構成したが、更に遊技機製造ライン全体を制御する制御装置に対して異常信号を出力して、ラインに設けた排出部から部品が脱落した主要構成部材をライン外に排出するようにしたり、またはラインに設けた目印付与手段によって部品が脱落した主要構成部材に対して目印を付すようにしてもよい。
(12) 実施例では、落下物受容器を矩形箱状とし、移動部材を対向する一方の壁と他方の壁との間を往復移動する構成で説明したが、落下物受容器の形状や移動部材の移動形態はこれに限られるものではない。例えば、落下物受容器を円形箱状とし、該落下物受容器の半径と略同じ長さに設定した移動部材を落下物受容器の中央部を中心として回動するよう構成すると共に、落下物受容器内において中央部から半径方向に延在する規制壁を内底面から突設し、移動部材を規制壁における周方向の一方の面(原点位置)と他方の面との間を回動させる構成を採用し得る。すなわち、移動部材が落下物受容器の内部全体を移動可能で、該落下物受容器に受容された部品を壁に寄せることが可能なものであればよい。
(13) 実施例では、移動部材の上面を円弧状に形成することで、該移動部材の上面に部品が載置され難くしたが、移動部材の上部を断面三角形等、上方に突出する尖った形状としたものであってもよい。
(14) 実施例では、組立てステーションの下方に脱落部品検出装置を配置した場合で説明したが、遊技機製造ラインの下方であればよく、該製造ラインにおける組立てステーションと組立てステーションとの間の主要構成部材が搬送コンベヤで搬送される領域の下方に脱落部品検出装置を配置した構成であってもよい。
(15) 実施例では、搬送コンベヤによって主要構成部材を起立した状態で搬送する場合で説明したが、主要構成部材を寝かせた状態で搬送するものであってもよい。
10 遊技機製造ライン
16 主要構成部材(構成部材)
18 部品
22 落下物受容器
24 移動部材
26 駆動モータ(駆動手段)
28 第1検出スイッチ(検出手段)
30 第2検出スイッチ(検出手段)
34a 第1内壁(規制壁)
36a 第2内壁(規制壁)
64 判定部(判定手段)
S 組立てステーション

Claims (4)

  1. 構成部材に対して各種部品が組み付けられる遊技機製造ラインに設けられる脱落部品検出装置であって、
    前記遊技機製造ラインより下方に配設され、上方に開口する落下物受容器と、
    前記落下物受容器内を該落下物受容器の内底面に沿って原点位置から規制壁に向けて移動することで、該落下物受容器内の部品を規制壁に寄せる移動部材と、
    前記移動部材を移動する駆動手段と、
    前記移動部材が前記規制壁に寄った検出位置に位置することを検出する検出手段と、
    前記移動部材が検出位置に移動しているべき条件が成立した際に、前記検出手段が非検出の場合に部品の有りを判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする遊技機製造ラインの脱落部品検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記移動部材の移動方向と交差する方向に離間して一対設けられ、
    前記判定手段は、前記一対の検出手段が何れも検出状態となった場合に、前記移動部材が検出位置に位置していると判定するよう設定される請求項1記載の遊技機製造ラインの脱落部品検出装置。
  3. 前記落下物受容器は、前記遊技機製造ラインに設けた組立てステーションの下方に配設され、
    前記組立てステーションから構成部材を移動させた後に前記駆動手段を駆動すると共に、次の構成部材が当該組立てステーションに供給される前に前記判定手段が部品の有無を判定するよう構成された請求項1または2記載の遊技機製造ラインの脱落部品検出装置。
  4. 前記移動部材の上面は、上側に凸となる円弧状に形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機製造ラインの脱落部品検出装置。
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