JPH09269887A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH09269887A
JPH09269887A JP8080107A JP8010796A JPH09269887A JP H09269887 A JPH09269887 A JP H09269887A JP 8080107 A JP8080107 A JP 8080107A JP 8010796 A JP8010796 A JP 8010796A JP H09269887 A JPH09269887 A JP H09269887A
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JP
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icon
file
area
designation area
designated
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Application number
JP8080107A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kato
智 加藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アイコンに複数の機能指定領域を
区分して設定し、各機能指定領域毎に個別のデータ処理
機能を割り当てることにより、アイコンの指定位置に応
じて複数のデータ処理を実行可能とすることである。 【解決手段】 アイコン情報メモリ18は、各アイコン
21毎に、マウスカーソル24によりアイコン本体22
の各機能指定領域が指定された時に読み出すファイルの
アドレスデータを各機能指定領域毎に記憶する。アイコ
ン処理では、マウスカーソル24によりアイコン本体2
2が指定されると、その指定位置に基づいて機能指定領
域を判別し、当該機能指定領域に割り当てられたファイ
ルのアドレスデータを前記アイコン情報メモリ18から
読み出す。そして当該アドレスデータに基づいて外部記
憶部17から対応するファイルを読み出し、当該ファイ
ルに基づいてデータ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置に
係り、詳細には、GUIに基づく操作環境を備えたデー
タ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワードプロセッサ(Word
Processor)やパーソナルコンピュータ(Personal Com
puter )、あるいはPDA(Personal Digital Assista
nt)等のデータ処理装置においては、グラフィックを使
用して視覚的、直感的にわかりやすい操作環境を提供す
るGUI(Graphical User Interface)を標準搭載する
ものが増えてきている。
【0003】このようなデータ処理装置においては、デ
ィスクトップ(表示画面)上にウィンドウやアイコン
(Icon)などのグラフィック(絵)を表示して、このグ
ラフィックをポインティングデバイス(Pointing Devic
e )で選択、指定することにより、メニューからのコマ
ンド選択、ファイル操作、ウィンドウの移動、スクロー
ルなどほとんど全ての操作を行なうことができ、従来の
ようにキーボードから文字を入力してコマンドを実行す
る必要がない等、快適な操作環境を実現している。
【0004】特に、このようなGUIにより提供される
操作環境下では、ファイルをアイコンとしてディスクト
ップ上に表示することにより、ファイル操作に関する使
い勝手を高めている。
【0005】なお、データ処理装置では、ディスクトッ
プ(表示画面)が有限な資源であり、一度にディスクト
ップ上に表示されるアイコン数には限界が有るため、幾
つかのファイルをグループ化してまとめ、1つのアイコ
ンに対応付けてディスクトップ上に表示したり、あるい
は、ファイルに対応して設けられたアイコンを階層構造
(Hierarchical File Structure )に基づいてディスク
トップ上に表示したりしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ処理装置における操作環境には、以下
に述べるような問題点があった。
【0007】すなわち、ファイルに対応して設けられた
アイコンは、ポインティングデバイスによる指定操作に
対して単一のデータ処理機能しか有さない(例えば、ポ
インティングデバイスとしてマウスを使用した場合、プ
ログラムファイルのアイコンをダブルクリックした場合
は、当該プログラムファイルの起動処理、またフォルダ
アイコンをクリックした場合は、当該フォルダのオープ
ン等)。
【0008】したがって、所望のファイルを検索して目
的のデータ処理を実行する際に、例えば、幾つかのファ
イルをグループ化してまとめ、1つのアイコンに対応付
けてディスクトップ上に表示するデータ処理装置の場
合、ポインティングデバイスによりアイコンを指定し、
次いで、サブウィンドウに表示される格納ファイル一覧
情報の中から所望のファイルを検索した後、目的のデー
タ処理を指示しなければならない等、ファイル操作に関
して手間と時間を要し、使い勝手が悪いという問題点が
あった。
【0009】また、アイコンを階層構造に基づいてディ
スクトップ上に表示するデータ処理装置の場合、所望の
ファイルが管理される階層にたどり着くまでに、ポイン
ティングデバイスにより何度もフォルダアイコンの指定
操作を行なわなければならない等、やはり同様にファイ
ル操作に関して手間と時間を要し、使い勝手が悪いとい
う問題点があった。
【0010】本発明の課題は、アイコンに複数の機能指
定領域を区分して設定し、各機能指定領域毎に個別のデ
ータ処理機能を割り当てることにより、アイコンの指定
位置に応じて複数のデータ処理を実行可能とすることで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表示画面上に表示されるアイコンが指定手段により指定
されると、当該アイコンに割り当てられたデータ処理を
実行するデータ処理装置において、前記アイコンに複数
の機能指定領域を区分して設定し、該各機能指定領域毎
に個別のデータ処理機能を割り当てて記憶する記憶手段
と、前記指定手段により前記アイコンの所定位置が指定
されると、この指定位置に基づいて機能指定領域を判別
し、当該機能指定領域に割り当てられたデータ処理機能
を前記記憶手段から読み出して、指定されたデータ処理
を実行するデータ処理手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0012】よって、請求項1記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される複数の機能指定領域毎
に個別のデータ処理機能を割り当てて記憶し、データ処
理手段は、指定手段により前記アイコンの所定位置が指
定されると、この指定位置に基づいて機能指定領域を判
別し、当該機能指定領域に割り当てられたデータ処理機
能を前記記憶手段から読み出して、指定されたデータ処
理を実行する。
【0013】したがって、アイコンに複数の機能指定領
域を区分して設定し、各機能指定領域毎に個別のデータ
処理機能を割り当てることにより、アイコンの指定位置
に応じて複数のデータ処理を実行することができる。
【0014】この場合、請求項2に記載するように、請
求項1記載の発明において、前記アイコンは、各種デー
タ処理のプログラムファイル毎に対応して前記表示画面
に表示されるものであって、前記記憶手段は、前記複数
の機能指定領域を通常機能指定領域と別機能指定領域と
に区分して設定し、該通常機能指定領域に前記プログラ
ムファイルを割り当てて記憶するとともに、該別機能指
定領域に該プログラムファイルの機能説明や操作説明等
の説明ファイルを割り当てて記憶し、前記データ処理手
段は、前記指定手段により前記アイコンの通常機能指定
領域が指定された場合は、当該通常機能指定領域に割り
当てられたプログラムファイルを前記記憶手段から読み
出して、当該プログラムファイルを起動し、また、前記
指定手段により前記アイコンの別機能指定領域が指定さ
れた場合は、当該別機能指定領域に割り当てられた説明
ファイルを前記記憶手段から読み出して、プログラムフ
ァイルの機能説明や操作説明等を前記表示画面に表示す
ることが有効である。
【0015】よって、請求項2記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される通常機能指定領域にプ
ログラムファイルを割り当てて記憶するとともに、別機
能指定領域に該プログラムファイルの機能説明や操作説
明等の説明ファイルを割り当てて記憶し、データ処理手
段は、指定手段により前記アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、当該通常機能指定領域に割り当て
られたプログラムファイルを前記記憶手段から読み出し
て、当該プログラムファイルを起動し、また、指定手段
により前記アイコンの別機能指定領域が指定された場合
は、当該別機能指定領域に割り当てられた説明ファイル
を前記記憶手段から読み出して、プログラムファイルの
機能説明や操作説明等を表示画面に表示する。
【0016】したがって、アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、対応するプログラムファイルを起
動し、また、アイコンの別機能指定領域が指定された場
合は、対応する説明ファイルに基づいて前記プログラム
ファイルの機能説明や操作説明等を表示画面に表示する
ことができるので、説明ファイルの起動操作手順を簡略
化することが可能となり、操作環境の向上を図ることが
できる。その結果、データ処理装置の使い勝手を向上す
ることができる。
【0017】また、請求項3に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記アイコンは、テキストファ
イル毎に対応して前記表示画面に表示されるものであっ
て、当該テキストファイルを印字する印字手段をさらに
備え、前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常
機能指定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該
通常機能指定領域にテキストファイル及び当該テキスト
ファイルを編集処理する編集処理プログラムを対応付け
て記憶するとともに、該別機能指定領域に当該テキスト
ファイルを印刷処理する印刷処理プログラムを割り当て
て記憶し、前記データ処理手段は、前記指定手段により
前記アイコンの通常機能指定領域が指定された場合は、
当該通常機能指定領域に割り当てられたテキストファイ
ル及び対応する編集処理プログラムを前記記憶手段から
読み出して、前記表示画面に当該テキストファイルの編
集環境を設定して表示し、また、前記指定手段により前
記アイコンの別機能指定領域が指定された場合は、当該
別機能指定領域に割り当てられた印刷処理プログラム
と、前記通常機能指定領域に割り当てられたテキストフ
ァイルとを前記記憶手段から読み出して、当該テキスト
ファイルを前記印字手段により印字させることが有効で
ある。
【0018】よって、請求項3記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される通常機能指定領域にテ
キストファイル及び当該テキストファイルを編集処理す
る編集処理プログラムを対応付けて記憶するとともに、
別機能指定領域に当該テキストファイルを印刷処理する
印刷処理プログラムを割り当てて記憶し、データ処理手
段は、指定手段により前記アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、当該通常機能指定領域に割り当て
られたテキストファイル及び対応する編集処理プログラ
ムを前記記憶手段から読み出して、表示画面に当該テキ
ストファイルの編集環境を設定して表示し、また、指定
手段により前記アイコンの別機能指定領域が指定された
場合は、当該別機能指定領域に割り当てられた印刷処理
プログラムと、前記通常機能指定領域に割り当てられた
テキストファイルとを前記記憶手段から読み出して、当
該テキストファイルを印字手段により印字させる。
【0019】したがって、アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、対応するテキストファイルの編集
環境を設定して表示画面に表示し、また、アイコンの別
機能指定領域が指定された場合は、前記テキストファイ
ルを印字させることができるので、テキストファイルの
編集環境の設定や、テキストファイルの印字処理に関す
る操作手順を簡略化することが可能となり、操作環境の
向上を図ることができる。その結果、データ処理装置の
使い勝手を向上することができる。
【0020】また、請求項4に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記アイコンは、高級言語によ
り記述されたソースファイル毎に対応して前記表示画面
に表示されるものであって、当該ソースファイルを該デ
ータ処理装置で直接実行可能な実行ファイルに変換する
変換手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記複数の機
能指定領域を通常機能指定領域と別機能指定領域とに区
分して設定し、該通常機能指定領域にソースファイル及
び当該ソースファイルを編集処理する編集処理プログラ
ムを対応付けて記憶するとともに、該別機能指定領域に
当該ソースファイルを前記実行ファイルに変換処理する
変換処理プログラムを割り当てて記憶し、前記データ処
理手段は、前記指定手段により前記アイコンの通常機能
指定領域が指定された場合は、当該通常機能指定領域に
割り当てられたソースファイル及び対応する編集処理プ
ログラムを前記記憶手段から読み出して、前記表示画面
に当該ソースファイルの編集環境を設定して表示し、ま
た、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領域
が指定された場合は、当該別機能指定領域に割り当てら
れた変換処理プログラムと、前記通常機能指定領域に割
り当てられたソースファイルとを前記記憶手段から読み
出して、当該ソースファイルを前記変換手段により実行
ファイルに変換させることが有効である。
【0021】よって、請求項4記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される通常機能指定領域にソ
ースファイル及び当該ソースファイルを編集処理する編
集処理プログラムを対応付けて記憶するとともに、別機
能指定領域に当該ソースファイルを該データ処理装置で
直接実行可能な実行ファイルに変換する変換処理プログ
ラムを割り当てて記憶し、データ処理手段は、指定手段
により前記アイコンの通常機能指定領域が指定された場
合は、当該通常機能指定領域に割り当てられたソースフ
ァイル及び対応する編集処理プログラムを前記記憶手段
から読み出して、表示画面に当該ソースファイルの編集
環境を設定して表示し、また、指定手段により前記アイ
コンの別機能指定領域が指定された場合は、当該別機能
指定領域に割り当てられた変換処理プログラムと、前記
通常機能指定領域に割り当てられたソースファイルとを
前記記憶手段から読み出して、当該ソースファイルを変
換手段により実行ファイルに変換させる。
【0022】したがって、アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、対応するソースファイルの編集環
境を設定して表示画面に表示し、また、アイコンの別機
能指定領域が指定された場合は、前記ソースファイルを
該データ処理装置で直接実行可能な実行ファイルに変換
することができるので、ソースファイルの編集環境の設
定や、ソースファイルの変換処理に関する操作手順を簡
略化することが可能となり、操作環境の向上を図ること
ができる。その結果、データ処理装置の使い勝手を向上
することができる。
【0023】また、請求項5に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記データ処理装置は、ファイ
ルを階層構造に基づいて管理し、前記アイコンは、該階
層構造の各階層毎に対応して前記表示画面に表示される
ものであって、前記記憶手段は、前記複数の機能指定領
域を通常機能指定領域と別機能指定領域とに区分して設
定し、該通常機能指定領域に前記階層に管理されるファ
イル情報を割り当てて記憶するともに、該別機能指定領
域に該階層に従属する所定階層に管理されるファイル情
報を割り当てて記憶し、前記データ処理手段は、前記指
定手段により前記アイコンの通常機能指定領域が指定さ
れた場合は、当該通常機能指定領域に割り当てられたフ
ァイル情報を前記記憶手段から読み出して、当該ファイ
ル情報を前記表示画面に表示し、また、前記指定手段に
より前記アイコンの別機能指定領域が指定された場合
は、当該別機能指定領域に割り当てられた前記所定階層
に管理されるファイル情報を前記記憶手段から読み出し
て、当該ファイル情報を前記表示画面に表示することが
有効である。
【0024】よって、請求項5記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される通常機能指定領域に階
層に管理されるファイル情報を割り当てて記憶するとも
に、別機能指定領域に該階層に従属する所定階層に管理
されるファイル情報を割り当てて記憶し、データ処理手
段は、指定手段により前記アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、当該通常機能指定領域に割り当て
られたファイル情報を前記記憶手段から読み出して、当
該ファイル情報を表示画面に表示し、また、指定手段に
より前記アイコンの別機能指定領域が指定された場合
は、当該別機能指定領域に割り当てられた前記所定階層
に管理されるファイル情報を前記記憶手段から読み出し
て、当該ファイル情報を表示画面に表示する。
【0025】したがって、アイコンの通常機能指定領域
が指定された場合は、対応する階層に管理されるファイ
ル情報を表示画面に表示し、また、アイコンの別機能指
定領域が指定された場合は、前記階層に従属する所定階
層に管理されるファイル情報を表示画面に表示すること
ができるので、例えば、前記別機能指定領域に使用頻度
の高いファイルが管理される下階層のファイル情報を割
り当てておけば、前記ファイルの検索に要する操作手順
を簡略化することが可能となるなど、操作環境の向上を
図ることができる。その結果、データ処理装置の使い勝
手を向上することができる。
【0026】また、請求項6に記載するように、請求項
1記載の発明において、前記データ処理装置は、ファイ
ルを階層構造に基づいて管理し、前記アイコンは、該フ
ァイル毎に対応して前記表示画面に表示されるものであ
って、前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常
機能指定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該
通常機能指定領域にファイル及び当該ファイルを別階層
に移動するファイル移動処理を対応付けて記憶するとと
もに、該別機能指定領域に当該ファイルを別階層に複写
するファイル複写処理を割り当てて記憶し、前記データ
処理手段は、前記指定手段により前記アイコンの通常機
能指定領域が指定され、かつ、該指定手段により該アイ
コンの別階層への移動が指示された場合は、当該通常機
能指定領域に割り当てられたファイル及びファイル移動
処理を前記記憶手段から読み出して、当該ファイルを当
該ファイル移動処理により該アイコンの移動が指示され
た階層に移動し、また、前記指定手段により前記アイコ
ンの別機能指定領域が指定され、かつ、該指定手段によ
り該アイコンの別階層への移動が指示された場合は、当
該別機能指定領域に割り当てられたファイル複写処理
と、前記通常機能指定領域に割り当てられたファイルと
を前記記憶手段から読み出して、当該ファイルを当該フ
ァイル複写処理により該アイコンの移動が指示された階
層に複写することが有効である。
【0027】よって、請求項6記載の発明によれば、記
憶手段は、アイコンに設定される通常機能指定領域にフ
ァイル及び当該ファイルを別階層に移動するファイル移
動処理を対応付けて記憶するとともに、別機能指定領域
に当該ファイルを別階層に複写するファイル複写処理を
割り当てて記憶し、データ処理手段は、指定手段により
前記アイコンの通常機能指定領域が指定され、かつ、該
指定手段により該アイコンの別階層への移動が指示され
た場合は、当該通常機能指定領域に割り当てられたファ
イル及びファイル移動処理を前記記憶手段から読み出し
て、当該ファイルを当該ファイル移動処理により該アイ
コンの移動が指示された階層に移動し、また、指定手段
により前記アイコンの別機能指定領域が指定され、か
つ、該指定手段により該アイコンの別階層への移動が指
示された場合は、当該別機能指定領域に割り当てられた
ファイル複写処理と、前記通常機能指定領域に割り当て
られたファイルとを前記記憶手段から読み出して、当該
ファイルを当該ファイル複写処理により該アイコンの移
動が指示された階層に複写する。
【0028】したがって、アイコンの通常機能指定領域
が指定され、かつ、指定手段により該アイコンの別階層
への移動が指示された場合は、対応するファイルを指示
された階層に移動し、また、アイコンの別機能指定領域
が指定され、かつ、指定手段により該アイコンの別階層
への移動が指示された場合は、対応するファイルを指示
された階層に複写することができるので、ファイルの移
動処理や複写処理に関する操作手順を簡略化することが
可能となり、操作環境の向上を図ることができる。その
結果、データ処理装置の使い勝手を向上することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図15を参照して本
発明の実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図5は、本発明のデータ処
理装置を適用した第1の実施の形態のコンピュータシス
テムについて示す図である。まず、構成を説明する。
【0030】図1は、本発明を適用したコンピュータシ
ステム1のブロック構成図であり、同図において、コン
ピュータシステム1は、表示部11、入力部12、印字
部13、文書ファイルメモリ14、CPU15、RAM
16、外部記憶部17、アイコン情報メモリ18及びプ
ログラムファイルメモリ19により構成されており、各
部はバス20に接続されている。表示部11は、CRT
(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ等により構成
されており、CPU15を介して入力されたキー入力デ
ータや、文書ファイルメモリ14から転送された文書デ
ータ、あるいはアイコン、マウスカーソル等を表示す
る。
【0031】入力部12は、キー入力部12a及びマウ
ス12bにより構成されており、キー入力部12aは、
ファンクションキー、数値キー、文字キー及び他キーを
有し、ユーザーによる各キー入力操作に応じた各種操作
信号をCPU15に出力する。また、マウス12bは、
表示部11に表示されるアイコンや操作メニューの選択
等を行なうポインティングデバイスであり、相対位置座
標データをCPU15に出力する。
【0032】印字部13は、CPU15からの制御信号
に基づいて駆動制御され、CPU15を介して入力され
たキー入力データや、文書ファイルメモリ14から転送
された文書データ等を所定用紙に印字する。文書ファイ
ルメモリ14は、処理中の文書ファイル(例えば、ヘル
プファイル等)の文書データを一時的に格納するメモリ
エリアを形成する。
【0033】CPU(Central Processing Unit )15
は、プログラムファイルメモリ19に格納される各種制
御プログラムや、外部記憶部17に格納される各種アプ
リケーションプログラムに従ってコンピュータシステム
1の各部を制御する中央演算装置である。具体的には、
CPU15は、マウス12bから新たな相対位置座標デ
ータが入力されて、当該相対位置座標データに基づいて
表示画面上のマウスカーソルの位置が移動されると後述
するアイコン処理(図4参照)を実行し、マウスカーソ
ルの指定位置に応じた各種データ処理を行なう。
【0034】RAM(Random Access Memory)16は、
CPU15により各種制御処理が実行される際に、処理
される各種データを一時的に格納するメモリエリアを形
成する。
【0035】外部記憶部17は、フロッピーディスク
(FD:Floppy Disk )、ハードディスク(HD:Hard
Disk )、光磁気ディスク(MO:Magnet Optical dis
k )等によって構成されており、アプリケーションプロ
グラムやヘルプファイル等の各種データを格納するメモ
リエリアを形成する。この外部記憶部17は、CPU1
5からの制御信号に基づいて駆動制御され、バス20を
介してCPU15により伝達される各種データを所定メ
モリ領域に書込むとともに、CPU15から入力される
データ読み出し要求に応じて、対応するデータを所定メ
モリ領域から読み出してCPU15に出力する。
【0036】アイコン情報メモリ18は、アイコンに関
連する各種データを各アイコン毎に格納するメモリエリ
アを形成する。図2は、アイコン情報メモリ18のメモ
リ構成を示す一例である。
【0037】同図に示すように、アイコン情報メモリ1
8は、各アイコン毎に、アイコン画像メモリ18a、ア
イコン表示座標メモリ18b、通常機能指定領域メモリ
18c、プログラムファイルポインタ18d、別機能指
定領域メモリ18e、ヘルプファイルポインタ18f及
びアイコンボータ画像メモリ18gからなるメモリ領域
を有する。
【0038】アイコン画像メモリ18aは、表示部11
に表示されるアイコン本体(図3参照)の画像データを
格納するメモリエリアを有する。アイコン表示座標メモ
リ18bは、表示部11に表示されるアイコン本体につ
いて、その表示位置のXY座標データを格納するメモリ
エリアを有する。
【0039】通常機能指定領域メモリ18cは、表示部
11に表示されるアイコン本体について、通常機能指定
領域の領域データを格納するメモリエリアを有する。プ
ログラムファイルポインタ18dは、マウスカーソルに
よりアイコン本体の通常機能指定領域が指定された場合
(図5(b)参照)に起動させるプログラムファイルの
アドレスデータを格納するメモリエリアを有する。
【0040】別機能指定領域メモリ18eは、表示部1
1に表示されるアイコン本体について、別機能指定領域
の領域データを格納するメモリエリアを有する。ヘルプ
ファイルポインタ18fは、マウスカーソルによりアイ
コン本体の別機能指定領域が指定された場合(図5
(a)参照)に文書ファイルメモリ14に転送するヘル
プファイルのアドレスデータを格納するメモリエリアを
有する。
【0041】アイコンボータ画像メモリ18gは、表示
部11に表示されるアイコンボーダ(図3参照)の画像
データを格納するメモリエリアを有する。
【0042】プログラムファイルメモリ19は、ROM
(Read Only Memory)等によって構成されており、CP
U15により実行されるコンピュータシステム1の各部
を制御するための各種制御プログラム(例えば、後述す
るアイコン処理に関するプログラム等)を格納するメモ
リエリアを形成する。
【0043】次に、図3は、表示部11に表示されるア
イコンの一例を示す図である。同図に示すように、アイ
コン21は、アイコン本体22とアイコンボーダ23と
により構成される。また、アイコン本体22は、通常機
能指定領域22aと別機能指定領域22bとからなる。
なお、アイコンボーダ23は、マウスカーソル24の先
端位置がアイコン本体22の別機能指定領域22b上に
位置した場合にのみ表示される。以上が、本実施の形態
におけるコンピュータシステム1の構成である。
【0044】次に、動作を説明する。本実施の形態のC
PU15において実行されるアイコン処理について、図
4に示すフローチャートと図5に示すアイコンの表示例
とに基づいて説明する。CPU15では、マウス12b
から新たな相対位置座標データが入力されて、当該相対
位置座標データに基づいて表示画面上のマウスカーソル
24の位置が移動されると、プログラムファイルメモリ
19に格納される当該アイコン処理に関するプログラム
を読み出して、その処理を開始する。
【0045】まず、CPU15は、表示画面上における
マウスカーソル24先端の現在位置(XY座標データ)
を算出し(ステップS1)、当該算出したマウスカーソ
ル24先端のXY座標データに基づいて、マウスカーソ
ル24先端がアイコン本体22上に位置しているか否か
を判別し(ステップS2)、マウスカーソル24先端が
アイコン本体22上に位置していない場合は、当該アイ
コン処理を終了する。
【0046】また、CPU15は、上記ステップS2に
おいてマウスカーソル24先端がアイコン本体22上に
位置していると判別した場合は、次いで、上記ステップ
S1において算出したマウスカーソル24先端のXY座
標データと、アイコン情報メモリ18の各別機能指定領
域メモリ18eに格納される領域データとを逐次比較し
て、マウスカーソル24先端が別機能指定領域22b上
に位置しているか否かを判別する(ステップS3)。
【0047】そして、CPU15は、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置していると判別
した場合は、図5(a)に示すようにアイコン本体22
の周囲にアイコンボーダ23を表示した後(ステップS
4)、マウス12bからクリック信号が入力されたか否
かを判別し(ステップS5)、クリック信号が入力され
ていない場合は、上記ステップS1に戻る。
【0048】また、CPU15は、上記ステップS5に
おいて、クリック信号が入力されていると判別した場合
は、アイコン情報メモリ18の該当するアイコン21の
ヘルプファイルポインタ18fに格納されるアドレスデ
ータに基づいて、外部記憶部17から対応するヘルプフ
ァイルを読み出し、文書ファイルメモリ14に格納す
る。そして、当該ヘルプファイルの内容に基づいて対応
するプログラムの機能説明や操作説明等を表示部11に
表示した後(ステップS6)、当該アイコン処理を終了
する。
【0049】一方、CPU15は、上記ステップS3に
おいて、マウスカーソル24先端が別機能指定領域22
b上に位置していない、すなわち、マウスカーソル24
先端が通常機能指定領域22a上に位置していると判別
した場合は、図5(b)に示すようにアイコンボーダ2
3を表示せずに、次いで、マウス12bからクリック信
号が入力されたか否かを判別し(ステップS7)、クリ
ック信号が入力されていない場合は、上記ステップS1
に戻る。
【0050】また、CPU15は、上記ステップS7に
おいて、クリック信号が入力されていると判別した場合
は、アイコン情報メモリ18の該当するアイコン21の
プログラムファイルポインタ18dに格納されるアドレ
スデータに基づいて、外部記憶部17から対応するプロ
グラムファイルを読み出し、RAM16に格納する。そ
して、当該プログラムファイルを起動した後(ステップ
S8)、当該アイコン処理を終了する。以上が、本実施
の形態のCPU15において実行されるアイコン処理の
動作手順である。
【0051】以上のようなことから、本実施の形態によ
れば、アイコン情報メモリ18は、各アイコン21毎
に、マウスカーソル24によりアイコン本体22の各機
能指定領域が指定された時に読み出すファイルのアドレ
スデータを各機能指定領域毎に記憶する。CPU15
は、マウスカーソル24によりアイコン本体22が指定
されると、その指定位置に基づいて機能指定領域を判別
し、当該機能指定領域に割り当てられたファイルのアド
レスデータを前記アイコン情報メモリ18から読み出
す。そして、当該アドレスデータに基づいて外部記憶部
17から対応するファイルを読み出し、当該ファイルに
基づいてデータ処理を実行する。
【0052】したがって、アイコン本体22に複数の機
能指定領域を区分して設定し、各機能指定領域毎に個別
のデータ処理機能を割り当てることにより、アイコン本
体22の指定位置に応じて複数のデータ処理を実行する
ことができる。
【0053】また、本実施の形態によれば、アイコン情
報メモリ18は、各アイコン21毎に、マウスカーソル
24によりアイコン本体22の通常機能指定領域22a
が指定された時に起動させるプログラムファイルのアド
レスデータをプログラムファイルポインタ18dに記憶
するとともに、マウスカーソル24によりアイコン本体
22の別機能指定領域22bが指定された時に読み込む
ヘルプファイルのアドレスデータをヘルプファイルポイ
ンタ18fに記憶する。CPU15は、マウスカーソル
24により前記通常機能指定領域22aが指定された場
合は、アイコン情報メモリ18の該当するアイコン21
のプログラムファイルポインタ18dに格納されるアド
レスデータに基づいて、外部記憶部17から対応するプ
ログラムファイルを読み出し、当該プログラムファイル
を起動する。また、CPU15は、マウスカーソル24
により前記別機能指定領域22bが指定された場合は、
アイコン情報メモリ18の該当するアイコン21のヘル
プファイルポインタ18fに格納されるアドレスデータ
に基づいて、外部記憶部17から対応するヘルプファイ
ルを読み出し、文書ファイルメモリ14に格納する。そ
して、当該ヘルプファイルに基づいて対応するプログラ
ムファイルの機能説明や操作説明等を表示部11に表示
する。
【0054】したがって、アイコン本体22の通常機能
指定領域22aが指定された場合は、対応するプログラ
ムファイルを起動し、また、アイコン本体22の別機能
指定領域22bが指定された場合は、対応するヘルプフ
ァイルに基づいて前記プログラムファイルの機能説明や
操作説明等を表示画面に表示することができるので、ヘ
ルプファイルの起動操作手順を簡略化することが可能と
なる。以上が、第1の実施の形態についての説明であ
る。
【0055】(第2の実施の形態)次に、図6及び図7
は、本発明のデータ処理装置を適用した第2の実施の形
態のコンピュータシステムについて示す図である。ま
ず、構成を説明する。
【0056】なお、本実施の形態例におけるコンピュー
タシステムのブロック構成は、基本的に上記第1の実施
の形態において示した前記図1と同様であるので図示を
省略し、異なる構成要素のみに新たな番号を付し、説明
を行なうものとする。
【0057】本実施の形態におけるコンピュータシステ
ム2は、前記図1に示した表示部11、入力部12、印
字部13、文書ファイルメモリ14、CPU15、RA
M16、外部記憶部17及びプログラムファイルメモリ
19と、アイコン情報メモリ31とにより構成されてお
り、各部はバス20に接続されている。
【0058】アイコン情報メモリ31は、アイコンに関
連する各種データを各アイコン毎に格納するメモリエリ
アを形成する。図6は、アイコン情報メモリ31のメモ
リ構成を示す一例である。
【0059】同図に示すように、アイコン情報メモリ3
1は、各アイコン毎に、アイコン画像メモリ31a、ア
イコン表示座標メモリ31b、通常機能指定領域メモリ
31c、ワープロプログラムポインタ31d、文書ファ
イルポインタ31e、別機能指定領域メモリ31f、印
字コマンドメモリ31g及びアイコンボータ画像メモリ
31hからなるメモリ領域を有する。
【0060】なお、上記アイコン画像メモリ31a、ア
イコン表示座標メモリ31b、通常機能指定領域メモリ
31c、別機能指定領域メモリ31f及びアイコンボー
タ画像メモリ31hは、上記第1の実施の形態において
示したアイコン情報メモリ18(図2参照)の対応する
各メモリと同様であるので説明を省略する。
【0061】ワープロプログラムポインタ31dは、マ
ウスカーソル24によりアイコン本体22の通常機能指
定領域22a、または別機能指定領域22bが指定され
た場合(図5参照)に起動させるワープロプログラムの
アドレスデータを格納するメモリエリアを有する。な
お、上記ワープロプログラムとは、文書データの編集、
印字処理等を行なうアプリケーションプログラムであ
る。
【0062】文書ファイルポインタ31eは、マウスカ
ーソル24によりアイコン本体22の通常機能指定領域
22a、または別機能指定領域22bが指定された場合
に読み込む文書ファイルのアドレスデータを格納するメ
モリエリアを有する。なお、上記文書ファイルとは、カ
ナ、漢字、アルファベット、記号等により記述されたテ
キストファイルである。
【0063】印字コマンドメモリ31gは、マウスカー
ソル24によりアイコン本体22の別機能指定領域22
bが指定された場合(図5(a)参照)に読み込む印字
コマンドデータを格納するメモリエリアを有する。な
お、上記印字コマンドデータとは、ワープロプログラム
の起動によって構築される文書データ編集環境におい
て、その印字設定内容に従って文書データの印字を行な
う際に入力されるコマンドデータである。以上が、本実
施の形態におけるコンピュータシステム2の構成であ
る。
【0064】次に、動作を説明する。本実施の形態のC
PU15において実行されるアイコン処理について、図
7に示すフローチャートと図5に示すアイコンの表示例
とに基づいて説明する。CPU15では、マウス12b
から新たな相対位置座標データが入力されて、当該相対
位置座標データに基づいて表示画面上のマウスカーソル
24の位置が移動されると、プログラムファイルメモリ
19に格納される当該アイコン処理に関するプログラム
を読み出して、その処理を開始する。
【0065】なお、以下に示すアイコン処理は、上記第
1の実施の形態におけるアイコン処理(図4参照)と基
本的な処理体系は同様であるので、本実施の形態に特有
な処理部分に重点をおいて説明する。
【0066】CPU15は、算出したマウスカーソル2
4先端のXY座標データに基づいて、マウスカーソル2
4先端がアイコン本体22上に位置しているか否かを判
別し(ステップS12)、マウスカーソル24先端がア
イコン本体22上に位置していれば、次いで、算出した
マウスカーソル24先端のXY座標データと、アイコン
情報メモリ31の各別機能指定領域メモリ31fに格納
される領域データとを逐次比較して、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置しているか否か
を判別する(ステップS13)。
【0067】そして、CPU15は、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置していれば、図
5(a)に示すようにアイコン本体22の周囲にアイコ
ンボーダ23を表示した後(ステップS14)、マウス
12bからクリック信号が入力されたか否かを判別する
(ステップS15)。
【0068】CPU15は、クリック信号が入力されて
いれば、まず、アイコン情報メモリ31の該当するアイ
コン21のワープロプログラムポインタ31dに格納さ
れるアドレスデータに基づいて、外部記憶部17から対
応するワープロプログラムを読み出し、当該ワープロプ
ログラムを起動して、文書ファイルを編集、印字処理す
るための編集環境を構築する。
【0069】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ31の該当するアイコン21の文書ファイルポインタ
31eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記
憶部17から対応する文書ファイルを読み出し、当該文
書ファイルを前記編集環境上に読み込む。
【0070】その後、CPU15は、アイコン情報メモ
リ31の該当するアイコン21の印字コマンドメモリ3
1gに格納される印字コマンドデータに基づいて、前記
編集環境における印字設定内容に従って、読み込んだ文
書ファイルを印字部13により印字させた後(ステップ
S16)、当該アイコン処理を終了する。
【0071】一方、CPU15は、上記ステップS13
において、マウスカーソル24先端が別機能指定領域2
2b上に位置していない、すなわち、マウスカーソル2
4先端が通常機能指定領域22a上に位置していると判
別した場合は、図5(b)に示すようにアイコンボーダ
23を表示せずに、次いで、マウス12bからクリック
信号が入力されたか否かを判別する(ステップS1
7)。
【0072】そして、CPU15は、クリック信号が入
力されていれば、まず、アイコン情報メモリ31の該当
するアイコン21のワープロプログラムポインタ31d
に格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部1
7から対応するワープロプログラムを読み出す。そし
て、当該ワープロプログラムを起動し、文書ファイルを
編集、印字処理するための編集環境を構築する。
【0073】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ31の該当するアイコン21の文書ファイルポインタ
31eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記
憶部17から対応する文書ファイルを読み出し、当該文
書ファイルを前記編集環境上に読み込み、表示部11に
表示した後(ステップS18)、当該アイコン処理を終
了する。以上が、本実施の形態のCPU15において実
行されるアイコン処理の動作手順である。
【0074】以上のようなことから、本実施の形態によ
れば、アイコン情報メモリ31は、各アイコン21毎
に、マウスカーソル24によりアイコン本体22の通常
機能指定領域22aが指定された時に読み込む、あるい
は起動させる文書ファイル及びワープロプログラムのア
ドレスデータを、それぞれ文書ファイルポインタ31e
及びワープロプログラムポインタ31dに記憶するとと
もに、マウスカーソル24によりアイコン本体22の別
機能指定領域22bが指定された時に読み込む印字コマ
ンドデータを印字コマンドメモリ31gに記憶する。C
PU15は、マウスカーソル24により前記通常機能指
定領域22aが指定された場合は、アイコン情報メモリ
31の該当するアイコン21のワープロプログラムポイ
ンタ31d及び文書ファイルポインタ31eに格納され
るアドレスデータに基づいて、外部記憶部17から対応
するワープロプログラム及び文書ファイルを読み出し、
当該文書ファイルの編集環境を構築して表示部11に表
示する。また、CPU15は、マウスカーソル24によ
り前記別機能指定領域22bが指定された場合は、上記
通常機能指定領域22aが指定された場合と同様にして
文書ファイルの編集環境を構築するとともに、アイコン
情報メモリ31の該当するアイコン21の印字コマンド
メモリ31gに格納される印字コマンドデータに基づい
て、前記編集環境における印字設定内容に従い、読み込
んだ文書ファイルを印字部13により印字させる。
【0075】したがって、アイコン本体22の通常機能
指定領域22aが指定された場合は、対応する文書ファ
イルの編集環境を構築して表示画面に表示し、また、ア
イコン本体22の別機能指定領域22bが指定された場
合は、前記文書ファイルを印字させることができるの
で、文書ファイルの編集環境の構築や、文書ファイルの
印字処理に関する操作手順を簡略化することが可能とな
る。以上が、第2の実施の形態についての説明である。
【0076】なお、本実施の形態においては、テキスト
ファイル(文書ファイル)を編集処理する編集処理プロ
グラムの一例としてワープロプログラムについて述べた
が、前記編集処理プログラムはワープロプログラムに限
定されるものではなく、例えば、データベース、ユーテ
ィリティ、表計算等のプログラムであってもよいことは
勿論である。
【0077】(第3の実施の形態)次に、図8及び図9
は、本発明のデータ処理装置を適用した第3の実施の形
態のコンピュータシステムについて示す図である。ま
ず、構成を説明する。
【0078】なお、本実施の形態におけるコンピュータ
システムのブロック構成は、基本的に上記第1の実施の
形態において示した前記図1と同様であるので図示を省
略し、異なる構成要素のみに新たな番号を付し、説明を
行なうものとする。
【0079】本実施の形態例におけるコンピュータシス
テム3は、前記図1に示した表示部11、入力部12、
印字部13、文書ファイルメモリ14、CPU15、R
AM16、外部記憶部17及びプログラムファイルメモ
リ19と、アイコン情報メモリ41とにより構成されて
おり、各部はバス20に接続されている。アイコン情報
メモリ41は、アイコンに関連する各種データを各アイ
コン毎に格納するメモリエリアを形成する。
【0080】図8は、アイコン情報メモリ41のメモリ
構成を示す一例である。同図に示すように、アイコン情
報メモリ41は、各アイコン毎に、アイコン画像メモリ
41a、アイコン表示座標メモリ41b、通常機能指定
領域メモリ41c、エディタプログラムポインタ41
d、ソースファイルポインタ41e、別機能指定領域メ
モリ41f、コンパイラプログラムポインタ41g、リ
ンケージエディタプログラムポインタ41h及びアイコ
ンボータ画像メモリ41iからなるメモリ領域を有す
る。
【0081】なお、上記アイコン画像メモリ41a、ア
イコン表示座標メモリ41b、通常機能指定領域メモリ
41c、別機能指定領域メモリ41f及びアイコンボー
タ画像メモリ41iは、上記第1の実施の形態において
示したアイコン情報メモリ18(図2参照)の対応する
各メモリと同様であるので説明を省略する。
【0082】エディタプログラムポインタ41dは、マ
ウスカーソル24によりアイコン本体22の通常機能指
定領域22aが指定された場合(図5(b)参照)に起
動させるエディタプログラムのアドレスデータを格納す
るメモリエリアを有する。なお、上記エディタプログラ
ムとは、高級言語により記述されたソースファイルを編
集処理する環境を構築するプログラムである。
【0083】ソースファイルポインタ41eは、マウス
カーソル24によりアイコン本体22の通常機能指定領
域22a、または別機能指定領域22bが指定された場
合(図5参照)に読み込むソースファイルのアドレスデ
ータを格納するメモリエリアを有する。なお、上記ソー
スファイルとは、例えば、C、Pascal、FORT
RAN等の高級言語によって記述されたプログラムを格
納するファイルである。
【0084】コンパイラプログラムポインタ41gは、
マウスカーソル24によりアイコン本体22の別機能指
定領域22bが指定された場合(図5(a)参照)に起
動させるコンパイラプログラムのアドレスデータを格納
するメモリエリアを有する。なお、上記コンパイラプロ
グラムとは、高級言語により記述されたソースファイル
を当該コンピュータシステム3が直接解読可能なモジュ
ール毎のオブジェクトプログラムに変換するプログラム
である。
【0085】リンケージエディタプログラムポインタ4
1hは、マウスカーソル24によりアイコン本体22の
別機能指定領域22bが指定された場合に起動させるリ
ンケージエディタプログラムのアドレスデータを格納す
るメモリエリアを有する。なお、上記リンケージエディ
タプログラムとは、前記モジュール毎のオブジェクトプ
ログラムを連結処理するなどして、当該モジュール毎の
オブジェクトプログラムを該コンピュータシステム3が
直接実行可能な実行プログラム(ロードモジュール)に
加工するプログラムである。以上が、本実施の形態にお
けるコンピュータシステム3の構成である。
【0086】次に、動作を説明する。本実施の形態のC
PU15において実行されるアイコン処理について、図
9に示すフローチャートと図5に示すアイコンの表示例
とに基づいて説明する。CPU15では、マウス12b
から新たな相対位置座標データが入力されて、当該相対
位置座標データに基づいて表示画面上のマウスカーソル
24の位置が移動されると、プログラムファイルメモリ
19に格納される当該アイコン処理に関するプログラム
を読み出して、その処理を開始する。
【0087】なお、以下に示すアイコン処理は、上記第
1の実施の形態におけるアイコン処理(図4参照)と基
本的な処理体系は同様であるので、本実施の形態に特有
な処理部分に重点をおいて説明する。
【0088】CPU15は、算出したマウスカーソル2
4先端のXY座標データに基づいて、マウスカーソル2
4先端がアイコン本体22上に位置しているか否かを判
別し(ステップS22)、マウスカーソル24先端がア
イコン本体22上に位置していれば、次いで、算出した
マウスカーソル24先端のXY座標データと、アイコン
情報メモリ41の各別機能指定領域メモリ41fに格納
される領域データとを逐次比較して、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置しているか否か
を判別する(ステップS23)。
【0089】そして、CPU15は、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置していれば、図
5(a)に示すようにアイコン本体22の周囲にアイコ
ンボーダ23を表示した後(ステップS24)、マウス
12bからクリック信号が入力されたか否かを判別する
(ステップS25)。
【0090】CPU15は、クリック信号が入力されて
いれば、まず、アイコン情報メモリ41の該当するアイ
コン21のコンパイラプログラムポインタ41gに格納
されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部17から
対応するコンパイラプログラムを読み出し、当該コンパ
イラプログラムを起動する。
【0091】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ41の該当するアイコン21のソースファイルポイン
タ41eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部
記憶部17から対応するソースファイルを読み出して、
当該ソースファイルを前記コンパイラプログラムに基づ
いてモジュール毎のオブジェクトプログラムに変換し、
当該変換したモジュール毎のオブジェクトプログラムを
RAM16に格納する。
【0092】その後、CPU15は、アイコン情報メモ
リ41の該当するアイコン21のリンケージエディタプ
ログラムポインタ41hに格納されるアドレスデータに
基づいて、外部記憶部17から対応するリンケージエデ
ィタプログラムを読み出し、当該リンケージエディタプ
ログラムを起動する。
【0093】そして、CPU15は、このリンケージエ
ディタプログラムに基づいて、RAM16に格納された
前記モジュール毎のオブジェクトプログラムを実行プロ
グラム(ロードモジュール)に加工した後(ステップS
26)、当該アイコン処理を終了する。
【0094】一方、CPU15は、上記ステップS23
において、マウスカーソル24先端が別機能指定領域2
2b上に位置していない、すなわち、マウスカーソル2
4先端が通常機能指定領域22a上に位置していると判
別した場合は、図5(b)に示すようにアイコンボーダ
23を表示せずに、次いで、マウス12bからクリック
信号が入力されたか否かを判別する(ステップS2
7)。
【0095】そして、CPU15は、クリック信号が入
力されていれば、まず、アイコン情報メモリ41の該当
するアイコン21のエディタプログラムポインタ41d
に格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部1
7から対応するエディタプログラムを読み出す。そし
て、当該エディタプログラムを起動し、ソースファイル
を編集処理するための編集環境を構築する。
【0096】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ41の該当するアイコン21のソースファイルポイン
タ41eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部
記憶部17から対応するソースファイルを読み出し、当
該ソースファイルを前記編集環境上に読み込み、表示部
11に表示した後(ステップS28)、当該アイコン処
理を終了する。以上が、本実施の形態のCPU15にお
いて実行されるアイコン処理の動作手順である。
【0097】以上のようなことから、本実施の形態によ
れば、アイコン情報メモリ41は、各アイコン21毎
に、マウスカーソル24によりアイコン本体22の通常
機能指定領域22aが指定された時に読み込む、あるい
は起動させるソースファイル及びエディタプログラムの
アドレスデータを、それぞれソースファイルポインタ4
1e及びエディタプログラムポインタ41dに記憶する
とともに、マウスカーソル24によりアイコン本体22
の別機能指定領域22bが指定された時に起動させるコ
ンパイラプログラム及びリンケージエディタプログラム
のアドレスデータを、それぞれコンパイラプログラムポ
インタ41g及びリンケージエディタプログラムポイン
タ41hに記憶する。CPU15は、マウスカーソル2
4により前記通常機能指定領域22aが指定された場合
は、アイコン情報メモリ41の該当するアイコン21の
エディタプログラムポインタ41d及びソースファイル
ポインタ41eに格納されるアドレスデータに基づい
て、外部記憶部17から対応するエディタプログラム及
びソースファイルを読み出し、当該ソースファイルの編
集環境を構築して表示部11に表示する。また、CPU
15は、マウスカーソル24により前記別機能指定領域
22bが指定された場合は、アイコン情報メモリ41の
該当するアイコン21のコンパイラプログラムポインタ
41g及びリンケージエディタプログラムポインタ41
hに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部
17から対応するコンパイラプログラム及びリンケージ
エディタプログラムを読み出すとともに、アイコン情報
メモリ41の該当するアイコン21のソースファイルポ
インタ41eに格納されるアドレスデータに基づいて、
外部記憶部17から対応するソースファイルを読み出
し、当該ソースファイルを前記コンパイラプログラム及
びリンケージエディタプログラムによりコンピュータシ
ステム3で直接実行可能な実行ファイルに変換する。
【0098】したがって、アイコン本体22の通常機能
指定領域22aが指定された場合は、対応するソースフ
ァイルの編集環境を構築して表示画面に表示し、また、
アイコン本体22の別機能指定領域22bが指定された
場合は、前記ソースファイルをコンピュータシステム3
で直接実行可能な実行ファイルに変換することができる
ので、ソースファイルの編集環境の構築や、ソースファ
イルの変換処理に関する操作手順を簡略化することが可
能となる。以上が、第3の実施の形態についての説明で
ある。
【0099】(第4の実施の形態)次に、図10〜図1
3は、本発明のデータ処理装置を適用した第4の実施の
形態のコンピュータシステムについて示す図である。ま
ず、構成を説明する。
【0100】なお、本実施の形態におけるコンピュータ
システムのブロック構成は、基本的に上記第1の実施の
形態において示した前記図1と同様であるので図示を省
略し、異なる構成要素のみに新たな番号を付し、説明を
行なうものとする。
【0101】本実施の形態例におけるコンピュータシス
テム4は、前記図1に示した表示部11、入力部12、
印字部13、文書ファイルメモリ14、CPU15、R
AM16、外部記憶部17及びプログラムファイルメモ
リ19と、フォルダアイコン情報メモリ51とにより構
成されており、各部はバス20に接続されている。フォ
ルダアイコン情報メモリ51は、フォルダアイコンに関
連する各種データを各フォルダアイコン毎に格納するメ
モリエリアを形成する。
【0102】図10は、フォルダアイコン情報メモリ5
1のメモリ構成を示す一例である。同図に示すように、
フォルダアイコン情報メモリ51は、各フォルダアイコ
ン毎に、アイコン画像メモリ51a、アイコン表示座標
メモリ51b、通常機能指定領域メモリ51c、フォル
ダメモリ51d、別機能指定領域メモリ51e、特定フ
ォルダメモリ51f及びアイコンボータ画像メモリ51
gからなるメモリ領域を有する。
【0103】なお、上記アイコン画像メモリ51a、ア
イコン表示座標メモリ51b、通常機能指定領域メモリ
51c、別機能指定領域メモリ51e及びアイコンボー
タ画像メモリ51gは、上記第1の実施の形態において
示したアイコン情報メモリ18(図2参照)の対応する
各メモリと同様であるので説明を省略する。
【0104】フォルダメモリ51dは、マウスカーソル
24によりフォルダアイコン本体の通常機能指定領域が
指定された場合(図13(b)参照)にオープンする当
該フォルダに管理されるファイルやフォルダ(子)の情
報を格納するメモリエリアを有する。なお、上記フォル
ダとは、階層構造に基づいてファイルを管理する際のデ
ィレクトリ(階層)を示す。
【0105】特定フォルダメモリ51fは、マウスカー
ソル24によりフォルダアイコン本体の別機能指定領域
が指定された場合(図13(a)参照)にオープンする
特定のフォルダに管理されるファイルやフォルダ(子)
の情報を格納するメモリエリアを有する。なお、上記別
機能指定領域が指定された場合にオープンする特定のフ
ォルダとは、同一フォルダアイコンの前記通常機能指定
領域が指定された場合にオープンするフォルダに従属す
るフォルダ(子、孫、曾孫、…)であり、前記条件を満
たす範囲でユーザーにより任意のフォルダが割り当てら
れる。
【0106】次に、図11は、表示部11に表示される
フォルダアイコンの一例を示す図である。同図に示すよ
うに、フォルダアイコン52は、フォルダアイコン本体
53とアイコンボーダ54とにより構成される。また、
フォルダアイコン本体53は、通常機能指定領域53a
と別機能指定領域53bとからなる。
【0107】なお、アイコンボーダ54は、マウスカー
ソル24の先端位置がフォルダアイコン本体53の別機
能指定領域53b上に位置した場合にのみ表示される。
以上が、本実施の形態におけるコンピュータシステム4
の構成である。
【0108】次に、動作を説明する。本実施の形態のC
PU15において実行されるフォルダアイコン処理につ
いて、図12に示すフローチャートと図13に示すフォ
ルダアイコンの表示例とに基づいて説明する。
【0109】CPU15では、マウス12bから新たな
相対位置座標データが入力されて、当該相対位置座標デ
ータに基づいて表示画面上のマウスカーソル24の位置
が移動されると、プログラムファイルメモリ19に格納
される当該フォルダアイコン処理に関するプログラムを
読み出して、その処理を開始する。
【0110】なお、以下に示すフォルダアイコン処理
は、上記第1の実施の形態におけるアイコン処理(図4
参照)と基本的な処理体系は同様であるので、本実施の
形態に特有な処理部分に重点をおいて説明する。
【0111】CPU15は、算出したマウスカーソル2
4先端のXY座標データに基づいて、マウスカーソル2
4先端がフォルダアイコン本体53上に位置しているか
否かを判別し(ステップS32)、マウスカーソル24
先端がフォルダアイコン本体53上に位置していれば、
次いで、算出したマウスカーソル24先端のXY座標デ
ータと、フォルダアイコン情報メモリ51の各別機能指
定領域メモリ51eに格納される領域データとを逐次比
較して、マウスカーソル24先端が別機能指定領域53
b上に位置しているか否かを判別する(ステップS3
3)。
【0112】そして、CPU15は、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域53b上に位置していれば、図
13(a)に示すようにフォルダアイコン本体53の周
囲にアイコンボーダ54を表示した後(ステップS3
4)、マウス12bからクリック信号が入力されたか否
かを判別する(ステップS35)。
【0113】CPU15は、クリック信号が入力されて
いれば、フォルダアイコン情報メモリ51の該当するフ
ォルダアイコン52の特定フォルダメモリ51fに格納
されるファイルやフォルダ(子)の情報に基づいてフォ
ルダをオープンし、当該ファイルやフォルダ(子)のア
イコンを図13(a)に示すように表示部11に表示し
た後(ステップS36)、当該フォルダアイコン処理を
終了する。
【0114】一方、CPU15は、上記ステップS33
において、マウスカーソル24先端が別機能指定領域5
3b上に位置していない、すなわち、マウスカーソル2
4先端が通常機能指定領域53a上に位置していると判
別した場合は、図13(b)に示すようにアイコンボー
ダ54を表示せずに、次いで、マウス12bからクリッ
ク信号が入力されたか否かを判別する(ステップS3
7)。
【0115】そして、CPU15は、クリック信号が入
力されていれば、フォルダアイコン情報メモリ51の該
当するフォルダアイコン52のフォルダメモリ51dに
格納されるファイルやフォルダ(子)の情報に基づいて
フォルダをオープンし、当該ファイルやフォルダ(子)
のアイコンを図13(b)に示すように表示部11に表
示した後(ステップS38)、当該フォルダアイコン処
理を終了する。
【0116】このように当該フォルダアイコン処理で
は、マウス12bによりフォルダアイコン本体53の別
機能指定領域53bが指定されてクリックされると、ユ
ーザーにより予め当該別機能指定領域53bに割り当て
られたフォルダをオープンすることができる。したがっ
て、例えば、使用頻度の高いファイルが管理されるフォ
ルダの情報を、より上位の階層に位置するフォルダアイ
コン52の別機能指定領域53bに割り当てておけば、
前記ファイルの検索に要する操作手順を大幅に簡略化す
ることができる。以上が、本実施の形態のCPU15に
おいて実行されるフォルダアイコン処理の動作手順であ
る。
【0117】以上のようなことから、本実施の形態によ
れば、フォルダアイコン情報メモリ51は、各フォルダ
アイコン52毎に、マウスカーソル24によりフォルダ
アイコン本体53の通常機能指定領域53aが指定され
た時にオープンする当該フォルダに管理されるファイル
やフォルダ(子)の情報をフォルダメモリ51dに記憶
するとともに、マウスカーソル24によりフォルダアイ
コン本体53の別機能指定領域53bが指定された時に
オープンするユーザーによって予め割り当てられたフォ
ルダに管理されるファイルやフォルダ(子)の情報を特
定フォルダメモリ51fに記憶する。CPU15は、マ
ウスカーソル24により前記通常機能指定領域53aが
指定された場合は、フォルダアイコン情報メモリ51の
該当するフォルダアイコン52のフォルダメモリ51d
に格納されるファイルやフォルダ(子)の情報に基づい
てフォルダをオープンし、当該ファイルやフォルダ
(子)のアイコンを表示部11に表示する。また、CP
U15は、マウスカーソル24により前記別機能指定領
域53bが指定された場合は、フォルダアイコン情報メ
モリ51の該当するフォルダアイコン52の特定フォル
ダメモリ51fに格納されるファイルやフォルダ(子)
の情報に基づいてフォルダをオープンし、当該ファイル
やフォルダ(子)のアイコンを表示部11に表示する。
【0118】したがって、フォルダアイコン本体53の
通常機能指定領域53aが指定された場合は、当該指定
されたフォルダアイコン52に応じたフォルダに管理さ
れるファイルやフォルダ(子)のアイコンを表示画面に
表示し、また、フォルダアイコン本体53の別機能指定
領域53bが指定された場合は、ユーザーによって予め
割り当てられたフォルダに管理されるファイルやフォル
ダ(子)のアイコンを表示画面に表示することができる
ので、例えば、前記別機能指定領域53bに使用頻度の
高いファイルが管理される下階層のフォルダ情報を割り
当てておけば、前記ファイルの検索に要する操作手順を
簡略化することが可能となる。以上が、第4の実施の形
態についての説明である。
【0119】(第5の実施の形態)次に、図14及び図
15は、本発明のデータ処理装置を適用した第5の実施
の形態のコンピュータシステムについて示す図である。
まず、構成を説明する。
【0120】なお、本実施の形態におけるコンピュータ
システムのブロック構成は、基本的に上記第1の実施の
形態において示した前記図1と同様であるので図示を省
略し、異なる構成要素のみに新たな番号を付し、説明を
行なうものとする。
【0121】本実施の形態例におけるコンピュータシス
テム5は、前記図1に示した表示部11、入力部12、
印字部13、文書ファイルメモリ14、CPU15、R
AM16、外部記憶部17及びプログラムファイルメモ
リ19と、アイコン情報メモリ61とにより構成されて
おり、各部はバス20に接続されている。アイコン情報
メモリ61は、アイコンに関連する各種データを各アイ
コン毎に格納するメモリエリアを形成する。
【0122】図14は、アイコン情報メモリ61のメモ
リ構成を示す一例である。同図に示すように、アイコン
情報メモリ61は、各アイコン毎に、アイコン画像メモ
リ61a、アイコン表示座標メモリ61b、通常機能指
定領域メモリ61c、移動プログラムポインタ61d、
ファイルポインタ61e、別機能指定領域メモリ61
f、複写プログラムポインタ61g及びアイコンボータ
画像メモリ61hからなるメモリ領域を有する。
【0123】なお、上記アイコン画像メモリ61a、ア
イコン表示座標メモリ61b、通常機能指定領域メモリ
61c、別機能指定領域メモリ61f及びアイコンボー
タ画像メモリ61hは、上記第1の実施の形態において
示したアイコン情報メモリ18(図2参照)の対応する
各メモリと同様であるので説明を省略する。
【0124】移動プログラムポインタ61dは、マウス
カーソル24によりアイコン本体22の通常機能指定領
域22aが指定された場合(図5(b)参照)に起動さ
せる移動プログラムのアドレスデータを格納するメモリ
エリアを有する。なお、上記移動プログラムとは、階層
構造に基づいてファイルを管理する際に、指定されたフ
ァイルを指示された別の階層(別のフォルダ)に移動す
るためのプログラムである。
【0125】ファイルポインタ61eは、マウスカーソ
ル24によりアイコン本体22の通常機能指定領域22
a、または別機能指定領域22bが指定された場合(図
5参照)に読み込むファイルのアドレスデータを格納す
るメモリエリアを有する。
【0126】複写プログラムポインタ61gは、マウス
カーソル24によりアイコン本体22の別機能指定領域
22bが指定された場合(図5(a)参照)に起動させ
る複写プログラムのアドレスデータを格納するメモリエ
リアを有する。なお、上記複写プログラムとは、階層構
造に基づいてファイルを管理する際に、指定されたファ
イルを指示された別の階層(別のフォルダ)に複写する
ためのプログラムである。以上が、本実施の形態におけ
るコンピュータシステム5の構成である。
【0127】次に、動作を説明する。本実施の形態のC
PU15において実行されるアイコン処理について、図
15に示すフローチャートと図5に示すアイコンの表示
例とに基づいて説明する。CPU15では、マウス12
bから新たな相対位置座標データが入力されて、当該相
対位置座標データに基づいて表示画面上のマウスカーソ
ル24の位置が移動されると、プログラムファイルメモ
リ19に格納される当該アイコン処理に関するプログラ
ムを読み出して、その処理を開始する。
【0128】まず、CPU15は、表示画面上における
マウスカーソル24先端の現在位置(XY座標データ)
を算出し(ステップS41)、当該算出したマウスカー
ソル24先端のXY座標データに基づいて、マウスカー
ソル24先端がアイコン本体22上に位置しているか否
かを判別し(ステップS42)、マウスカーソル24先
端がアイコン本体22上に位置していない場合は、当該
アイコン処理を終了する。
【0129】また、CPU15は、上記ステップS42
においてマウスカーソル24先端がアイコン本体22上
に位置していると判別した場合は、次いで、上記ステッ
プS41において算出したマウスカーソル24先端のX
Y座標データと、アイコン情報メモリ61の各別機能指
定領域メモリ61fに格納される領域データとを逐次比
較して、マウスカーソル24先端が別機能指定領域22
b上に位置しているか否かを判別する(ステップS4
3)。
【0130】そして、CPU15は、マウスカーソル2
4先端が別機能指定領域22b上に位置していると判別
した場合は、図5(a)に示すようにアイコン本体22
の周囲にアイコンボーダ23を表示した後(ステップS
44)、マウス12bからクリック信号が入力されたか
否かを判別し(ステップS45)、クリック信号が入力
されていない場合は、上記ステップS41に戻る。
【0131】また、CPU15は、上記ステップS45
において、クリック信号が入力されていると判別した場
合は、次いで、当該アイコン21がマウス12bによる
ドラッグ&ドロップ操作により表示画面上にオープンし
ている別のフォルダに移動されたか否かを判別し(ステ
ップS46)、アイコン21が別のフォルダに移動され
ていない場合は、引き続いて、アイコン21が別のフォ
ルダに移動されたか否かの監視を行なう。
【0132】また、CPU15は、上記ステップS46
において、アイコン21が別のフォルダに移動されたと
判別した場合は、まず、アイコン情報メモリ61の該当
するアイコン21の複写プログラムポインタ61gに格
納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部17か
ら対応する複写プログラムを読み出し、当該複写プログ
ラムを起動する。
【0133】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ61の該当するアイコン21のファイルポインタ41
eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部
17から対応するファイルを読み出し、当該ファイルを
前記複写プログラムに基づいてアイコン21が移動され
た別のフォルダ(別階層)に複写した後(ステップS4
7)、当該アイコン処理を終了する。
【0134】一方、CPU15は、上記ステップS43
において、マウスカーソル24先端が別機能指定領域2
2b上に位置していない、すなわち、マウスカーソル2
4先端が通常機能指定領域22a上に位置していると判
別した場合は、図5(b)に示すようにアイコンボーダ
23を表示せずに、次いで、マウス12bからクリック
信号が入力されたか否かを判別し(ステップS48)、
クリック信号が入力されていない場合は、上記ステップ
S41に戻る。
【0135】また、CPU15は、上記ステップS48
において、クリック信号が入力されていると判別した場
合は、次いで、当該アイコン21がマウス12bによる
ドラッグ&ドロップ操作により表示画面上にオープンし
ている別のフォルダに移動されたか否かを判別し(ステ
ップS49)、アイコン21が別のフォルダに移動され
ていない場合は、引き続いて、アイコン21が別のフォ
ルダに移動されたか否かの監視を行なう。
【0136】また、CPU15は、上記ステップS49
において、アイコン21が別のフォルダに移動されたと
判別した場合は、まず、アイコン情報メモリ61の該当
するアイコン21の移動プログラムポインタ61dに格
納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部17か
ら対応する移動プログラムを読み出し、当該移動プログ
ラムを起動する。
【0137】次いで、CPU15は、アイコン情報メモ
リ61の該当するアイコン21のファイルポインタ41
eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶部
17から対応するファイルを読み出し、当該ファイルを
前記移動プログラムに基づいてアイコン21が移動され
た別のフォルダ(別階層)に移動した後(ステップS5
0)、当該アイコン処理を終了する。以上が、本実施の
形態のCPU15において実行されるアイコン処理の動
作手順である。
【0138】以上のようなことから、本実施の形態によ
れば、アイコン情報メモリ61は、各アイコン21毎
に、マウスカーソル24によりアイコン本体22の通常
機能指定領域22aが指定された時に読み込む、あるい
は起動させるファイル及び移動プログラムのアドレスデ
ータを、それぞれファイルポインタ41e及び移動プロ
グラムポインタ61dに記憶するとともに、マウスカー
ソル24によりアイコン本体22の別機能指定領域22
bが指定された時に起動させる複写プログラムのアドレ
スデータを複写プログラムポインタ61gに記憶する。
CPU15は、マウスカーソル24により前記通常機能
指定領域22aが指定され、かつ、そのアイコン21が
マウス12bによるドラッグ&ドロップ操作により別の
フォルダに移動された場合は、アイコン情報メモリ61
の該当するアイコン21の移動プログラムポインタ61
d及びファイルポインタ41eに格納されるアドレスデ
ータに基づいて、外部記憶部17から対応する移動プロ
グラム及びファイルを読み出し、当該ファイルを当該移
動プログラムに基づいてアイコン21が移動された別の
フォルダに移動する。また、CPU15は、マウスカー
ソル24により前記別機能指定領域22bが指定され、
かつ、そのアイコン21がマウス12bによるドラッグ
&ドロップ操作により別のフォルダに移動された場合
は、アイコン情報メモリ61の該当するアイコン21の
複写プログラムポインタ61g及びファイルポインタ4
1eに格納されるアドレスデータに基づいて、外部記憶
部17から対応する複写プログラム及びファイルを読み
出し、当該ファイルを当該複写プログラムに基づいてア
イコン21が移動された別のフォルダに複写する。
【0139】したがって、アイコン本体22の通常機能
指定領域22aが指定され、かつ、マウス12bにより
該アイコン21の別フォルダへの移動が指示された場合
は、対応するファイルを指示されたフォルダに移動し、
また、アイコン本体22の別機能指定領域22bが指定
され、かつ、マウス12bにより該アイコン21の別フ
ォルダへの移動が指示された場合は、対応するファイル
を指示されたフォルダに複写することができるので、フ
ァイルの移動処理や複写処理に関する操作手順を簡略化
することが可能となる。以上が、第5の実施の形態につ
いての説明である。
【0140】以上、本発明を実施の形態の第1例〜第5
例に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の
形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。
【0141】例えば、上記実施の形態例においては、ア
イコン本体、またはフォルダアイコン本体に通常機能指
定領域と別機能指定領域の2つの機能指定領域を区分し
て設定したが、この区分される機能指定領域の数は2つ
に限定されるものではなく、複数であれば幾つであって
もよい。
【0142】また、上記実施の形態例においては、指定
手段(ポインティングデバイス)としてマウスを使用し
たが、これはマウスに限定されるものではなく、例え
ば、ペン入力装置やトラックボール、あるいはタッチパ
ッド等であってもよいことは勿論である。
【0143】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、アイコン
に複数の機能指定領域を区分して設定し、各機能指定領
域毎に個別のデータ処理機能を割り当てることにより、
アイコンの指定位置に応じて複数のデータ処理を実行す
ることができる。
【0144】また、請求項2記載の発明によれば、アイ
コンの通常機能指定領域が指定された場合は、対応する
プログラムファイルを起動し、また、アイコンの別機能
指定領域が指定された場合は、対応する説明ファイルに
基づいて前記プログラムファイルの機能説明や操作説明
等を表示画面に表示することができるので、説明ファイ
ルの起動操作手順を簡略化することが可能となり、操作
環境の向上を図ることができる。その結果、データ処理
装置の使い勝手を向上することができる。
【0145】また、請求項3記載の発明によれば、アイ
コンの通常機能指定領域が指定された場合は、対応する
テキストファイルの編集環境を設定して表示画面に表示
し、また、アイコンの別機能指定領域が指定された場合
は、前記テキストファイルを印字させることができるの
で、テキストファイルの編集環境の設定や、テキストフ
ァイルの印字処理に関する操作手順を簡略化することが
可能となり、操作環境の向上を図ることができる。その
結果、データ処理装置の使い勝手を向上することができ
る。
【0146】さらに、請求項4記載の発明によれば、ア
イコンの通常機能指定領域が指定された場合は、対応す
るソースファイルの編集環境を設定して表示画面に表示
し、また、アイコンの別機能指定領域が指定された場合
は、前記ソースファイルを該データ処理装置で直接実行
可能な実行ファイルに変換することができるので、ソー
スファイルの編集環境の設定や、ソースファイルの変換
処理に関する操作手順を簡略化することが可能となり、
操作環境の向上を図ることができる。その結果、データ
処理装置の使い勝手を向上することができる。
【0147】また、請求項5記載の発明によれば、アイ
コンの通常機能指定領域が指定された場合は、対応する
階層に管理されるファイル情報を表示画面に表示し、ま
た、アイコンの別機能指定領域が指定された場合は、前
記階層に従属する所定階層に管理されるファイル情報を
表示画面に表示することができるので、例えば、前記別
機能指定領域に使用頻度の高いファイルが管理される下
階層のファイル情報を割り当てておけば、前記ファイル
の検索に要する操作手順を簡略化することが可能となる
など、操作環境の向上を図ることができる。その結果、
データ処理装置の使い勝手を向上することができる。
【0148】あるいは、請求項6記載の発明によれば、
アイコンの通常機能指定領域が指定され、かつ、指定手
段により該アイコンの別階層への移動が指示された場合
は、対応するファイルを指示された階層に移動し、ま
た、アイコンの別機能指定領域が指定され、かつ、指定
手段により該アイコンの別階層への移動が指示された場
合は、対応するファイルを指示された階層に複写するこ
とができるので、ファイルの移動処理や複写処理に関す
る操作手順を簡略化することが可能となり、操作環境の
向上を図ることができる。その結果、データ処理装置の
使い勝手を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータシステムのブロ
ック構成図。
【図2】図1のアイコン情報メモリのメモリ構成例を示
す図。
【図3】図1の表示部に表示されるアイコンの一例を示
す図。
【図4】図1のCPUにおいて実行されるアイコン処理
のフローチャート。
【図5】マウスカーソルによりアイコンが指定された時
の一例を示す図。
【図6】第2の実施の形態におけるアイコン情報メモリ
のメモリ構成例を示す図。
【図7】第2の実施の形態におけるCPUにおいて実行
されるアイコン処理のフローチャート。
【図8】第3の実施の形態におけるアイコン情報メモリ
のメモリ構成例を示す図。
【図9】第3の実施の形態におけるCPUにおいて実行
されるアイコン処理のフローチャート。
【図10】第4の実施の形態におけるフォルダアイコン
情報メモリのメモリ構成例を示す図。
【図11】第4の実施の形態において、表示部に表示さ
れるフォルダアイコンの一例を示す図。
【図12】第4の実施の形態におけるCPUにおいて実
行されるフォルダアイコン処理のフローチャート。
【図13】第4の実施の形態において、マウスカーソル
によりフォルダアイコンが指定された時の一例を示す
図。
【図14】第5の実施の形態におけるアイコン情報メモ
リのメモリ構成例を示す図。
【図15】第5の実施の形態におけるCPUにおいて実
行されるアイコン処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 11 表示部 12 入力部 12a キー入力部 12b マウス 13 印字部 14 文書ファイルメモリ 15 CPU 16 RAM 17 外部記憶部 18 アイコン情報メモリ 18a アイコン画像メモリ 18b アイコン表示座標メモリ 18c 通常機能指定領域メモリ 18d プログラムファイルポインタ 18e 別機能指定領域メモリ 18f ヘルプファイルポインタ 18g アイコンボータ画像メモリ 19 プログラムファイルメモリ 20 バス 21 アイコン 22 アイコン本体 22a 通常機能指定領域 22b 別機能指定領域 23 アイコンボーダ 24 マウスカーソル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に表示されるアイコンが指定手
    段により指定されると、当該アイコンに割り当てられた
    データ処理を実行するデータ処理装置において、 前記アイコンに複数の機能指定領域を区分して設定し、
    該各機能指定領域毎に個別のデータ処理機能を割り当て
    て記憶する記憶手段と、 前記指定手段により前記アイコンの所定位置が指定され
    ると、この指定位置に基づいて機能指定領域を判別し、
    当該機能指定領域に割り当てられたデータ処理機能を前
    記記憶手段から読み出して、指定されたデータ処理を実
    行するデータ処理手段と、 を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記アイコンは、各種データ処理のプログ
    ラムファイル毎に対応して前記表示画面に表示されるも
    のであって、 前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常機能指
    定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該通常機
    能指定領域に前記プログラムファイルを割り当てて記憶
    するとともに、該別機能指定領域に該プログラムファイ
    ルの機能説明や操作説明等の説明ファイルを割り当てて
    記憶し、 前記データ処理手段は、前記指定手段により前記アイコ
    ンの通常機能指定領域が指定された場合は、当該通常機
    能指定領域に割り当てられたプログラムファイルを前記
    記憶手段から読み出して、当該プログラムファイルを起
    動し、 また、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領
    域が指定された場合は、当該別機能指定領域に割り当て
    られた説明ファイルを前記記憶手段から読み出して、プ
    ログラムファイルの機能説明や操作説明等を前記表示画
    面に表示することを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  3. 【請求項3】前記アイコンは、テキストファイル毎に対
    応して前記表示画面に表示されるものであって、 当該テキストファイルを印字する印字手段をさらに備
    え、 前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常機能指
    定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該通常機
    能指定領域にテキストファイル及び当該テキストファイ
    ルを編集処理する編集処理プログラムを対応付けて記憶
    するとともに、該別機能指定領域に当該テキストファイ
    ルを印刷処理する印刷処理プログラムを割り当てて記憶
    し、 前記データ処理手段は、前記指定手段により前記アイコ
    ンの通常機能指定領域が指定された場合は、当該通常機
    能指定領域に割り当てられたテキストファイル及び対応
    する編集処理プログラムを前記記憶手段から読み出し
    て、前記表示画面に当該テキストファイルの編集環境を
    設定して表示し、 また、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領
    域が指定された場合は、当該別機能指定領域に割り当て
    られた印刷処理プログラムと、前記通常機能指定領域に
    割り当てられたテキストファイルとを前記記憶手段から
    読み出して、当該テキストファイルを前記印字手段によ
    り印字させることを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  4. 【請求項4】前記アイコンは、高級言語により記述され
    たソースファイル毎に対応して前記表示画面に表示され
    るものであって、 当該ソースファイルを該データ処理装置で直接実行可能
    な実行ファイルに変換する変換手段をさらに備え、 前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常機能指
    定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該通常機
    能指定領域にソースファイル及び当該ソースファイルを
    編集処理する編集処理プログラムを対応付けて記憶する
    とともに、該別機能指定領域に当該ソースファイルを前
    記実行ファイルに変換処理する変換処理プログラムを割
    り当てて記憶し、 前記データ処理手段は、前記指定手段により前記アイコ
    ンの通常機能指定領域が指定された場合は、当該通常機
    能指定領域に割り当てられたソースファイル及び対応す
    る編集処理プログラムを前記記憶手段から読み出して、
    前記表示画面に当該ソースファイルの編集環境を設定し
    て表示し、 また、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領
    域が指定された場合は、当該別機能指定領域に割り当て
    られた変換処理プログラムと、前記通常機能指定領域に
    割り当てられたソースファイルとを前記記憶手段から読
    み出して、当該ソースファイルを前記変換手段により実
    行ファイルに変換させることを特徴とする請求項1記載
    のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】前記データ処理装置は、ファイルを階層構
    造に基づいて管理し、前記アイコンは、該階層構造の各
    階層毎に対応して前記表示画面に表示されるものであっ
    て、 前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常機能指
    定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該通常機
    能指定領域に前記階層に管理されるファイル情報を割り
    当てて記憶するともに、該別機能指定領域に該階層に従
    属する所定階層に管理されるファイル情報を割り当てて
    記憶し、 前記データ処理手段は、前記指定手段により前記アイコ
    ンの通常機能指定領域が指定された場合は、当該通常機
    能指定領域に割り当てられたファイル情報を前記記憶手
    段から読み出して、当該ファイル情報を前記表示画面に
    表示し、 また、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領
    域が指定された場合は、当該別機能指定領域に割り当て
    られた前記所定階層に管理されるファイル情報を前記記
    憶手段から読み出して、当該ファイル情報を前記表示画
    面に表示することを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  6. 【請求項6】前記データ処理装置は、ファイルを階層構
    造に基づいて管理し、前記アイコンは、該ファイル毎に
    対応して前記表示画面に表示されるものであって、 前記記憶手段は、前記複数の機能指定領域を通常機能指
    定領域と別機能指定領域とに区分して設定し、該通常機
    能指定領域にファイル及び当該ファイルを別階層に移動
    するファイル移動処理を対応付けて記憶するとともに、
    該別機能指定領域に当該ファイルを別階層に複写するフ
    ァイル複写処理を割り当てて記憶し、 前記データ処理手段は、前記指定手段により前記アイコ
    ンの通常機能指定領域が指定され、かつ、該指定手段に
    より該アイコンの別階層への移動が指示された場合は、
    当該通常機能指定領域に割り当てられたファイル及びフ
    ァイル移動処理を前記記憶手段から読み出して、当該フ
    ァイルを当該ファイル移動処理により該アイコンの移動
    が指示された階層に移動し、 また、前記指定手段により前記アイコンの別機能指定領
    域が指定され、かつ、該指定手段により該アイコンの別
    階層への移動が指示された場合は、当該別機能指定領域
    に割り当てられたファイル複写処理と、前記通常機能指
    定領域に割り当てられたファイルとを前記記憶手段から
    読み出して、当該ファイルを当該ファイル複写処理によ
    り該アイコンの移動が指示された階層に複写することを
    特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
JP8080107A 1996-04-02 1996-04-02 データ処理装置 Pending JPH09269887A (ja)

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