JPH09265313A - ロボットの速度演算装置、およびロボットの速度演算方法 - Google Patents

ロボットの速度演算装置、およびロボットの速度演算方法

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JPH09265313A
JPH09265313A JP8310579A JP31057996A JPH09265313A JP H09265313 A JPH09265313 A JP H09265313A JP 8310579 A JP8310579 A JP 8310579A JP 31057996 A JP31057996 A JP 31057996A JP H09265313 A JPH09265313 A JP H09265313A
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • GPHYSICS
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    • G05B19/4103Digital interpolation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原点近傍を直線補間動作にて通過する場合で
も、関節軸の定格最大角速度を超過しない範囲でロボッ
ト先端の最大速度を求める。 【解決手段】 ステップ116により直線補間の開始位
置と終了位置を結ぶ進路に沿った単位ベクトルを算出
し、次のステップ117によりロボットの進路とX軸の
成す進路傾斜を算出し、ステップ103では残距離を更
新し、続くステップ104〜106によりそれぞれ指定
速度の計算、加速パターンでの速度計算、減速パターン
での速度計算を行ない、続くステップ118により関節
角度を修正して、次のステップ107によりロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出
し、次のステップ108によりステップ104〜107
の各ステップで算出した4つの速度の中から最少のもの
を指令速度として採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの軌跡制
御装置や軌跡シミュレーション装置等に採用されるロボ
ットの速度演算装置ならびにロボットの速度演算方法に
関し、特に、直交座標での直線補間を行なう際の速度の
特異領域を速度過大を生ずることなく通過できるように
するロボットの速度演算装置ならびにロボットの速度演
算方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロボット制御において直線補間による軌
跡制御とは、ロボット先端の軌跡が直線になり、その速
度が例えば台形速度パターン等になるように制御する方
法である。
【0003】従来のロボットの直線補間による軌跡制御
方法を図19、図20を参照しながら説明する。図19
は従来の直線補間のアルゴリズムのフローチャート、図
20は従来の直線補間による軌跡制御によるロボット先
端の速度状態図を示している。
【0004】図19においては、ステップ101により
直線補間が開始される。この直線補間の手続きは、上位
の作業計画などの手続きから呼び出されることにより開
始する。この手続きが呼び出されるときには、上位の手
続きによって現在位置と最終目標位置が確定し、この手
続きに与えられるものである。
【0005】直線補間が開始されると、まずステップ1
02によりロボットの開始位置と最終目標位置から移動
距離が算出され、次のステップ103によりそのロボッ
トの現在位置と最終目標位置からロボットの移動すべき
残距離が算出される。
【0006】そして、次のステップ104によりプログ
ラムの中の指定速度と、プログラムの中で指定された速
度倍率と操作盤から指定された速度倍率を乗じて、指定
速度v1を算出し、次のステップ105により指定加速
度α1にサンプリング時間Δtを乗じた速度増分を現在
速度v0に加えて、加速パターン動作での速度v2を下
記数1式により算出する。
【数1】
【0007】次に、ステップ106によりステップ10
3で算出した残距離を、プログラム中で指定された減速
加速度により一定の割合で減速する減速パターンで移動
する場合の速度を算出する。すなわち、指定された減速
の加速度α2にて減速し続けて、残距離Lだけ移動した
ときに速度が0となる速度v3を下記数2式に基づいて
算出する。
【数2】
【0008】次に、ステップ130において、ステップ
104、105、106で算出した3つの速度の中から
最少の値のものを指令速度として採用する。例えば、ロ
ボット先端の速度状態を示す図20を参照して具体的に
説明すると、時刻t=t1の場合は、ステップ105で
算出される加速パターン動作での速度v2が、最少の速
度であるのでこれを採用する。一方、時刻t=t2の場
合は、ステップ104で算出される一定速度である指定
速度v1が最少の速度であるのでこれを採用し、さらに
時刻t=t3の場合は、ステップ106で算出される減
速パターン動作での速度v3が最少の速度であるので、
これを採用する。
【0009】次に、図19に戻り、ステップ109によ
り、現在位置からステップ130にて決定された指令速
度で移動する補間位置を算出し、続いて次のステップ1
10により直交座標で表現されている補間位置を関節座
標の表現に座標変換し、さらに次のステップ111によ
り各々の関節を目標となる補間位置へ駆動して、次のス
テップ112により現在位置を補間位置に更新するよう
にする。
【0010】そして、次のステップ113により現在位
置を最終目標位置と比較して、目標位置に到達したか否
か判定し、未到着の場合には、ステップ103へ実行を
移す一方、到達している場合には直線補間手続きを終了
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボットの直線補間による軌跡制御では、上記のように
ロボット先端の速度のみに着目して直線補間を行ように
していたため、例えばスカラ型ロボット等においては、
先端速度の早い遅いにかかわらず第1軸の速度が非常に
大きな値になるので、原点近傍を直線補間動作で通過す
ることが非常に困難である、という問題があった。
【0012】この問題点を、図21に示す特異領域を通
過する従来技術によるロボットの動作説明図を参照して
詳細に説明する。図21では、X軸に沿って、(1)の
位置から(4)の位置までを原点を通過して直線補間す
るスカラロボットが示されている。図中、このスカラロ
ボットは、長さ5cmの第1アームA1と、同じく長さ
5cmの第2アームA2を有しており、第2アームA2
先端がX軸上を図上左方向へ単位時間あたり5cmで
(1)→(2)→(3)→(4)と移動する。
【0013】図20の場合は、(1)→(2)では、第
1アームA1は反時計回りに58度、(2)→(3)の
場合は反時計回りに117度、(3)→(4)の場合
は、時計回りに16度回転している。
【0014】ところで、直線補間動作では、ロボット先
端、すなわち図21の場合では第2アームA2先端の速
度が一定であるので、原点近傍をすり抜ける(2)→
(3)の動作の場合、第1アームA1は非常に大きな角
度を移動しなくてはならない。図21で示した例では、
第1アームA1は、(2)→(3)の場合、それぞれ、
(1)→(2)の約2倍、(3)→(4)の約7倍の角
速度で動作しなければならない。
【0015】このため、条件によっては、第1軸の能力
を超えた早い回転速度で第1軸が回転する必要が生じ、
速度過大のエラーを生じて、ロボットが動作を中断して
しまう場合もでてくるという不具合が生じる。
【0016】これを、縦軸をロボット先端の速度ならび
に第1関節軸の回転角速度をとり、横軸に時刻をとった
速度状態を示す図22で説明する。図22において、台
形状の線図B1が図20に示すようにして求めたロボッ
ト先端の速度を示しており、山形の曲線B2が第1関節
の回転角速度を示している。ここで、ロボット先端の進
行に伴い第1関節が動作するが、徐々に回転角速度が増
加し、図21の(2)→(3)の動作のように大きな角
度を移動する場合に、第1関節の回転角速度が第1関節
の定格最大角速度J1maxを越えてしまい(尚、図2
2ではt=t0で越えている。)、ロボットに速度過大
のエラーが生じて、以降の運転を続行することができな
くなる不具合が生じる。
【0017】この不具合を数学的に証明する。スカラ型
ロボットにおいて、ロボット先端位置を(X,Y)、関
節角度(θ1、θ2)とした場合の先端位置の速度と関
節角速度との関係は、ヤコビ行列Jによって、次の数3
式により表現できる。
【数3】 ここで、Jは、下記の数4式のように定義されるヤコビ
行列である。
【数4】
【0018】従って、先端位置速度から関節角速度は、
逆ヤコビ行列Jrにより、次の数5式の関係が成り立
つ。
【数5】 ここで、Jrは、下記の数6式のように定義される逆ヤ
コビ行列である。
【数6】
【0019】ここで上記数6式は、2元連立方程式であ
る。この連立方程式の第1式は、第1軸の関節角速度と
先端位置速度の関係を表わしている。図21に示す2自
由度のスカラロボットの場合は、X方向の速度成分のみ
をもちY方向成分の速度が0となるので、第1軸の関節
角速度J1は、次の数7式のようになる。
【数7】
【0020】ここで、上記数7式において、第2アーム
A2先端が原点に近づき、第1アームA1と第2アーム
A2が重なる姿勢すなわち、θ2=πに近づくにつれ
て、J1の分母は0へ近づくために、ロボット先端の速
度dX/dtの値に関らず、第1軸の関節角速度は無限
大に近づく。
【0021】従って、第1軸の能力を超えた早い回転速
度で第1軸は回転する必要が生じて、速度過大のエラー
を生じて、ロボットが動作を中断してしまう場合もでて
くるという不具合が生じる。
【0022】同様にして、後述する図10に示す円筒座
標型ロボットや、図4に示すスカラ型ロボットにおいて
は、ロボット先端位置の速度と関節速度との関係は、ヤ
コビ行列Jによって、次の数8式のように表現できる。
【数8】 ここで、Jは、下記の数9式のように定義されるヤコビ
行列である。
【数9】
【0023】従って、先端位置速度から関節角速度は、
逆ヤコビ行列Jrにより、次の数10式の関係が成り立
つ。
【数10】 ここで、Jrは、下記の数11式のように定義される逆
ヤコビ行列である。
【数11】
【0024】ところで、図21と同様にX軸に沿った動
作を行った場合は、連立方程式である上記数6式の第2
式より、ロボット先端の速度dx/dtとdθ/dtの
関係は、次の数12式のようになる。
【数12】 よって、θ=45度近傍で、所定の先端速度dx/dt
にて、旋回軸が最高回転数に達している場合は、ロボッ
トの先端速度が同一であるにもかかわらず、原点近傍を
通過する時点、すなわちθ=90度では、旋回軸がsin
(90°)/sin(45°)=21/2≒1.41倍、すなわち
40%増しで旋回しなければならず、速度過大を生じて
しまう。逆に、この姿勢で速度過大が発生しないように
設定した場合は、残りの姿勢でロボットの能力に余裕が
生じ、動作範囲全体では、サインカーブの実効値は2/
π=0.63となり、およそ37%の能力が生かされな
いという課題があった。
【0025】そこで、従来のロボットの軌跡制御方法に
よる直線補間では、上記課題を解決するために、例えば
特開昭58−114888号公報等によりフィードバッ
ク技術を用いる方法が提案されている。
【0026】図23は、特開昭58−114888号公
報に示された制御方法をフローチャートにしたものであ
る。図23を参照して、本提案の特異領域における速度
過大エラーを回避する軌跡制御方法を説明する。まず、
ステップ101からステップ110までの処理は、上述
の図19に示す基本的な制御方法と同様である。
【0027】そして、次のステップ131においては、
関節座標において速度過大の発生の可否を判定し、いず
れの関節においても速度過大が発生していない場合に
は、図19に示す基本的制御の場合と同様のステップ1
11以下の処理を行なう一方、いずれかの関節において
速度過大が発生した場合には、ステップ132の処理へ
移行して指令速度の調整を行なう。具体的には、ステッ
プ131において速度過大になった軸の角速度の最大速
度に対する超過割合を求め、次に超過割合の逆数を指令
速度に乗ずる等して、速度過大が発生しないように指令
速度を調節する。
【0028】例えば、最大角速度が3.14rad/s
の第1関節に対して、座標変換の結果、指令速度が90
mm/sにより、4.72rad/sが指令として与え
られた場合を考えると、第1関節の超過割合は、4.7
2rad/s÷3.14rad/s=1.5倍であるの
で、その逆数0.667を指令速度に乗じて、60mm
/sと調整する。なお、その後のステップ111からス
テップ114までの処理は、図19に示す従来の基本的
な制御方法と同様である。
【0029】しかしながら、上記特開昭58−1148
88号公報によって提案された課題解決方式では、上記
のようにフィードバック技術を用いているため、ステッ
プ104からステップ110の一連の演算を行い、関節
に定格の最大角速度を超える指令が生成されなければな
らない。また、それらの一連の演算の結果は一旦破棄さ
れて、再度、ステップ109からステップ110の演算
を少なくとも、もう一度計算しなければならない。ここ
で、ステップ110の座標変換演算は、2自由度ロボッ
トにおいて逆正接関数を2回、平方根を1回、二乗演算
を6回、4乗演算を2回、加減算を6回行うものであ
る。一般に、ロボット速度演算装置では、軌跡精度など
を高くするために、サンプリング間隔を極力短い時間に
設定しているので、サンプリング時間に、これらの複雑
な演算を2回以上繰り返す余裕が設定されていない。
【0030】このため、この方式では、サンプリング時
間以内に演算が終了しない場合には、関節に指令が与え
られず、ロボットの軌跡に乱れを生じるか、もしくは、
サンプリング時間以内にステップ110の演算を2回以
上行うことができる高度な能力を有するCPU11を準
備しなければならない、という新たな問題が生じる。
【0031】また、特開昭59−163609号公報、
特開昭62−189504号公報、特開平2−4770
2号公報、特開平3−66576号公報、特開平6−3
14730号公報、特開平7−72910号公報記載の
発明においても、特開昭58−114888号公報と同
様のフィードバック技術を用いた方法が提案されている
が、これらの方法でもフィードバック技術を用いている
ために、上記特開昭58−114888号公報記載の発
明と同様にロボットの軌跡に乱れを生じる等の新たな問
題が生じる。
【0032】さらに、特開平2−30831号公報記載
の発明においては、移動を開始する以前に、始動点から
目標点までのすべての補間点を事前に演算して速度過大
エラーによる運転中断を回避するロボットの制御方式が
提案されているが、この方式では、事前にすべての補間
点を計算する必要があり、動作開始前に演算のためにロ
ボットが動作を停止するか、若しくはロボットの停止を
回避するために高速な演算装置を必要とすると共に、さ
らに直線動作中に外部の操作盤などから動作速度の変更
指令を反映することができない、という新たな問題が生
じる。
【0033】またさらに、特開昭60−57408号公
報記載の発明では、特異領域を通過する場合に、通過の
間だけ指令速度を無効とし、所定の微小速度にてロボッ
トを運転させ特異領域を通過することにより速度過大エ
ラーによる運転中断を回避するロボットの制御方式が提
案されているが、この方式では、本来、ロボットがより
早い速度で動きうるにもかかわらず特異領域内のすべて
の位置において速度過大を生じない微小速度で運転され
るため、ロボットの速度が非常に遅くなってしまう、と
いう問題がある。
【0034】またさらに、特開平3−66576号公報
や特開平6−170765号公報記載の発明では、特異
領域に進入すると、指令速度に1より小さい所定の係数
を適宜乗じることで、指令速度を引き下げることにより
速度過大エラーによる運転中断を回避するロボットの制
御方式が提案がなされているが、このロボットの制御方
式では、速度過大を回避するために速度を減ずる係数の
決定方法が開示されていないので、実施に当たっては操
作者が、個々のロボットにおいて、個々の経路毎に、試
行錯誤によってその係数を求めざるをえない、という問
題がある。
【0035】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたもので、ロボットの軌跡に乱れを
生じたり、また高度な能力を有するCPUを準備等する
ことなく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に
関節軸の定格最大角速度を超過しない範囲でロボット先
端の最大速度を求めることのできるロボットの速度演算
装置および軌跡制御方法を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、また、本発明では、ロボットの現在位
置情報を取得する手段と、ロボットの関節の定格最高速
度情報を取得する手段と、上記ロボット現在位置情報と
上記関節定格最高速度とに基づいてロボット先端の直線
補間動作において取り得る許容限界速度を算出する手段
と、を備えたものである。
【0037】また、本発明では、ロボットの現在関節情
報を取得する手段と、ロボットの関節の定格最高速度情
報を取得する手段と、上記現在関節情報と上記関節定格
最高速度情報とに基づいてロボット先端の直線補間動作
において取り得る許容限界速度を算出する手段と、を備
えたものである。
【0038】また、本発明では、ロボットはスカラロボ
ットであり、ロボットの現在関節情報として上記スカラ
ロボットの現在関節角度情報を取得し、ロボットの関節
の定格最高速度情報として上記スカラロボットの関節の
定格最高角速度情報を取得するものである。
【0039】また、本発明では、スカラロボットは水平
面内2自由度スカラロボットであり、スカラロボットの
現在関節角度情報として上記水平面内2自由度スカラロ
ボットの現在関節角度情報を取得し、スカラロボットの
関節の定格最高角速度情報として上記平面内2自由度ス
カラロボットの第一関節の定格最高角速度を取得するも
のである。
【0040】また、本発明では、水平面内2自由度スカ
ラロボットは先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボッ
トであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
ットの現在位置における直線移動残距離情報を取得する
手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボッ
トの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得
する手段と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸
移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度スカ
ラロボットの現在関節角度情報を入力して先端姿勢軸に
よる速度寄与補正係数を演算する手段と、当該先端姿勢
軸を有する3自由度スカラロボットの現在関節角度情報
とその第一関節の定格最高角速度とに基づいて算出され
た当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボット先端
の直線補間動作において取り得る許容限界速度に上記速
度寄与補正係数を乗じる手段と、をさらに備えたもので
ある。
【0041】また、本発明では、ロボットは水平面内2
自由度円筒座標ロボットであり、ロボットの現在関節情
報として上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在
関節情報を取得し、ロボットの定格最高速度情報として
上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定格
最高角速度を取得し、上記上記水平面内2自由度円筒座
標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度と
に基づいて上記水平面内2自由度円筒座標ロボット先端
の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出す
るものである。
【0042】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
ボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を取
得する手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情
報を取得する手段と、上記直線移動残距離情報と上記先
端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自
由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づいて
上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算する手段
と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット
の現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて
算出した上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボ
ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
に上記速度寄与補正係数を乗じる手段と、をさらに備え
たものである。
【0043】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多関節ロボ
ットの第1アームおよび第2アームの水平面への投影長
を上記垂直多関節ロボットのアーム長として上記垂直多
関節ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度
とに基づいて上記垂直多関節ロボット先端の直線補間動
作において取り得る許容限界速度を算出するものであ
る。
【0044】また、本発明では、算出されたロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等高
線を記憶する手段と、ロボットの現在位置情報を取得す
る手段と、上記ロボットの現在位置情報に基づいて上記
予め記憶された許容限界速度の等高線から現在位置にお
ける直線補間動作において取り得る許容限界速度を検索
する手段と、をさらに備えたものである。
【0045】また、本発明では、算出されたロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等高
線を多角形、円もしくは楕円等に近似して記憶する手段
と、ロボットの現在位置情報を取得する手段と、上記ロ
ボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された近
似された許容限界速度の等高線から現在位置における直
線補間動作において取り得る許容限界速度を検索する手
段と、をさらに備えたものである。
【0046】また、本発明では、算出されたスカラロボ
ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
の等高線を正方形に近似してその辺長を記憶する手段
と、上記スカラロボットの現在位置情報を取得する手段
と、上記スカラロボットの現在位置情報に基づいて上記
予め記憶された辺長から現在位置における直線補間動作
において取り得る許容限界速度を検索する手段と、をさ
らに備えたものである。
【0047】また、本発明では、算出されたスカラロボ
ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
の等高線を長方形に近似して原点から長方形の各辺まで
の距離を記憶する手段と、上記スカラロボットの現在位
置情報を取得する手段と、上記スカラロボットの現在位
置情報に基づいて上記予め記憶された距離から現在位置
における直線補間動作において取り得る許容限界速度を
検索する手段と、をさらに備えたものである。
【0048】また、本発明では、スカラロボットは先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記先
端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置に
おける直線移動残距離情報を取得する手段と、上記先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置にお
ける先端姿勢軸移動残角度情報を取得する手段と、上記
直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と
上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在
関節角度情報に基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与
補正係数を演算する手段と、検索された許容限界速度に
上記速度寄与補正係数を乗じる手段と、をさらに備えた
ものである。
【0049】また、本発明では、算出された水平面内2
自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作において取
り得る許容限界速度の等高線を入力して得られる複数の
円からなる速度の等高線の半径を記憶する手段と、上記
水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在位置情報を取
得する手段と、上記水平面内2自由度円筒座標ロボット
の現在位置情報に基づいて上記予め記憶された半径から
現在位置における直線補間動作において取り得る許容限
界速度を検索する手段と、をさらに備えたものである。
【0050】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
ボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を取
得する手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情
報を取得する手段と、上記直線移動残距離情報と上記先
端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自
由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づいて
上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算する手段
と、検索された許容限界速度に上記速度寄与補正係数を
乗じる手段と、をさらに備えたものである。
【0051】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
限界速度は、上記垂直多関節ロボットの水平面へ投影し
て、上記垂直多関節ロボットの第1アームおよび第2ア
ームの水平面への投影長を上記垂直多関節ロボットのア
ーム長として算出するものである。
【0052】また、本発明では、ロボットの現在位置に
おける進路方向を取得する手段と、上記ロボットの現在
位置における進路方向に基づいてその進路方向と平行な
方向へ上記ロボットの現在位置の座標を変換する手段
と、をさらに備え、ロボット先端の直線補間動作におい
て取り得る許容限界速度を算出する手段は、上記変換さ
れた上記ロボットの現在位置の座標に基づいて上記許容
限界速度を算出するものである。
【0053】また、本発明では、直線補間を行なう際指
定された速度で移動する場合の指定速度を算出する手段
と、直線補間を行なう際指定された加速パターンで移動
する場合の速度を求める手段と、直線補間を行なう際指
定された減速パターンで移動する場合の速度を求める手
段と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上記
減速パターンでの速度および許容限界速度のうちから最
少の速度を選択する手段、をさらに備えたものである。
【0054】また、本発明では、直線補間を行なう際指
定された速度で移動する場合の指定速度を算出する手段
と、直線補間を行なう際指定された加速パターンで移動
する場合の速度を求める手段と、直線補間を行なう際指
定された減速パターンで移動する場合の速度を求める手
段と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上記
減速パターンでの速度および速度寄与補正係数が乗じら
れた許容限界速度のうちから最少の速度を選択する手段
をさらに備えたものである。
【0055】また、本発明では、ロボットの現在位置情
報を取得するステップと、ロボットの関節の定格最高速
度情報を取得するステップと、上記ロボット現在位置情
報と上記関節定格最高速度とに基づいてロボット先端の
直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出する
ステップと、を備えたものである。
【0056】また、本発明では、ロボットの現在関節情
報を取得するステップと、ロボットの関節の定格最高速
度情報を取得するステップと、上記現在関節情報と上記
関節定格最高速度情報とに基づいてロボット先端の直線
補間動作において取り得る許容限界速度を算出するステ
ップと、を備えたものである。
【0057】また、本発明では、ロボットはスカラロボ
ットであり、ロボットの現在関節情報として上記スカラ
ロボットの現在関節角度情報を取得し、ロボットの関節
の定格最高速度情報として上記スカラロボットの関節の
定格最高角速度情報を取得するものである。
【0058】また、本発明では、スカラロボットは水平
面内2自由度スカラロボットであり、スカラロボットの
現在関節角度情報として上記水平面内2自由度スカラロ
ボットの現在関節角度情報を取得し、スカラロボットの
関節の定格最高角速度情報として上記平面内2自由度ス
カラロボットの第一関節の定格最高角速度を取得するも
のである。
【0059】また、本発明では、水平面内2自由度スカ
ラロボットは先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボッ
トであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
ットの現在位置における直線移動残距離情報を取得する
ステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロ
ボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を
取得するステップと、上記直線移動残距離情報と上記先
端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自
由度スカラロボットの現在関節角度情報を入力して先端
姿勢軸による速度寄与補正係数を演算するステップと、
当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在
関節角度情報とその第一関節の定格最高角速度とに基づ
いて算出された当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラ
ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界
速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステップと、をさ
らに備えたものである。
【0060】また、本発明では、ロボットは水平面内2
自由度円筒座標ロボットであり、ロボットの現在関節情
報として上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在
関節情報を取得し、ロボットの定格最高速度情報として
上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定格
最高角速度を取得し、上記上記水平面内2自由度円筒座
標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度と
に基づいて上記水平面内2自由度円筒座標ロボット先端
の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出す
るものである。
【0061】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
ボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を取
得するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度円
筒座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角
度情報を取得するステップと、上記直線移動残距離情報
と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有
する3自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに
基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算
するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度
とに基づいて算出した上記先端姿勢軸を有する3自由度
円筒座標ロボット先端の直線補間動作において取り得る
許容限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステップ
と、をさらに備えたものである。
【0062】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多関節ロボ
ットの第1アームおよび第2アームの水平面への投影長
を上記垂直多関節ロボットのアーム長として上記垂直多
関節ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度
とに基づいて上記垂直多関節ロボット先端の直線補間動
作において取り得る許容限界速度を算出するものであ
る。
【0063】また、本発明では、算出されたロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等高
線を記憶するステップと、ロボットの現在位置情報を取
得するステップと、上記ロボットの現在位置情報に基づ
いて上記予め記憶された許容限界速度の等高線から現在
位置における直線補間動作において取り得る許容限界速
度を検索するステップと、をさらに備えたものである。
【0064】また、本発明では、算出されたロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等高
線を多角形、円もしくは楕円等に近似して記憶するステ
ップと、ロボットの現在位置情報を取得するステップ
と、上記ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記
憶された近似された許容限界速度の等高線から現在位置
における直線補間動作において取り得る許容限界速度を
検索するステップと、をさらに備えたものである。
【0065】また、本発明では、算出されたスカラロボ
ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
の等高線を正方形に近似してその辺長を記憶するステッ
プと、上記スカラロボットの現在位置情報を取得するス
テップと、上記スカラロボットの現在位置情報に基づい
て上記予め記憶された辺長から現在位置における直線補
間動作において取り得る許容限界速度を検索するステッ
プと、をさらに備えたものである。
【0066】また、本発明では、算出されたスカラロボ
ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
の等高線を長方形に近似して原点から長方形の各辺まで
の距離を記憶するステップと、上記スカラロボットの現
在位置情報を取得するステップと、上記スカラロボット
の現在位置情報に基づいて上記予め記憶された距離から
現在位置における直線補間動作において取り得る許容限
界速度を検索するステップと、をさらに備えたものであ
る。
【0067】また、本発明では、スカラロボットは先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記先
端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置に
おける直線移動残距離情報を取得するステップと、上記
先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置
における先端姿勢軸移動残角度情報を取得するステップ
と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角
度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボッ
トの現在関節角度情報に基づいて上記先端姿勢軸による
速度寄与補正係数を演算するステップと、検索された許
容限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステップ
と、をさらに備えたものである。
【0068】また、本発明では、算出された水平面内2
自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作において取
り得る許容限界速度の等高線を入力して得られる複数の
円からなる速度の等高線の半径を記憶するステップと、
上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在位置情報
を取得するステップと、上記水平面内2自由度円筒座標
ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された
半径から現在位置における直線補間動作において取り得
る許容限界速度を検索するステップと、をさらに備えた
ものである。
【0069】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
ボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座
標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を取
得するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度円
筒座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角
度情報を取得するステップと、上記直線移動残距離情報
と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有
する3自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに
基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算
するステップと、検索された許容限界速度に上記速度寄
与補正係数を乗じるステップと、をさらに備えたもので
ある。
【0070】また、本発明では、水平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
限界速度は、上記垂直多関節ロボットの水平面へ投影し
て、上記垂直多関節ロボットの第1アームおよび第2ア
ームの水平面への投影長を上記垂直多関節ロボットのア
ーム長として算出するものである。
【0071】また、本発明では、ロボットの現在位置に
おける進路方向を取得するステップと、上記ロボットの
現在位置における進路方向に基づいてその進路方向と平
行な方向へ上記ロボットの現在位置の座標を変換するス
テップと、をさらに備え、ロボット先端の直線補間動作
において取り得る許容限界速度を算出するステップは、
上記変換された上記ロボットの現在位置の座標に基づい
て上記許容限界速度を算出するものである。
【0072】また、本発明では、直線補間を行なう際指
定された速度で移動する場合の指定速度を算出するステ
ップと、直線補間を行なう際指定された加速パターンで
移動する場合の速度を求めるステップと、直線補間を行
なう際指定された減速パターンで移動する場合の速度を
求めるステップと、上記指定速度、上記加速パターンで
の速度、上記減速パターンでの速度および許容限界速度
のうちから、最少の速度を選択するステップと、をさら
に備えたものである。
【0073】また、本発明では、直線補間を行なう際指
定された速度で移動する場合の指定速度を算出するステ
ップと、直線補間を行なう際指定された加速パターンで
移動する場合の速度を求めるステップと、直線補間を行
なう際指定された減速パターンで移動する場合の速度を
求めるステップと、上記指定速度、上記加速パターンで
の速度、上記減速パターンでの速度および速度寄与補正
係数が乗じられた許容限界速度のうちから、最少の速度
を選択するステップと、をさらに備えたものである。
【0074】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1に、この発明に係るロボットの速度
演算装置およびロボットの速度演算方法を採用したロボ
ットの軌跡制御装置と、ロボット本体との電気的構成を
示す。図1において、1はロボットの速度演算装置、2
はロボット本体、3はティーチングボックス、4は操作
盤、11はロボット速度演算装置1に内蔵されるCP
U、12はCPU11に接続され後述する図2に示すよ
うに動作するための制御プログラムが格納されたメモ
リ、13はティーチングボックス3および操作盤4とC
PU11との間の各種信号の仲介を行なうインターフェ
イス、14a〜14dはCPU11からの指令に基づい
てロボット本体2に組み込まれた後述するモータ15a
〜15dを駆動するサーボドライバ、15a〜15dは
ロボット本体2に組み込まれてロボットアームを駆動す
るモータ、16a〜16dはモータ15a〜15dとと
もにロボット本体2の関節に組み込まれてモータ15a
〜15dによって駆動されるロボットアームの位置や角
度を検出するエンコーダである。
【0075】次に上記実施の形態1の動作を図2のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。図2は、メモリ1
2に記憶された制御プログラムによって実行されるロボ
ットの速度演算方法を示すフローチャートである。な
お、図19に示す従来の基本的な制御方法と同様なステ
ップには同一ステップ番号を付してその説明は省略する
ものとする。
【0076】図2において、まず、ステップ101およ
びステップ102の処理は、図19に示す従来の基本的
な制御方法と同様である。
【0077】そして、次のステップ116により、この
実施の形態1では、直線補間の開始位置と終了位置を結
ぶ進路に沿った単位ベクトルを算出する。
【0078】続いて、次のステップ117においては、
図5に示すように、進路とX軸の成す角度φ(以下、進
路傾斜という。)を算出する。
【0079】その後、次のステップ103からステップ
106までの処理は、図19の従来の基本的な制御方法
と同様である。
【0080】次のステップ118においては、図5に示
すように、ステップ117で求めた進路傾斜に基づい
て、座標を進路に平行な方向に回転変換する。すなわ
ち、次の数13式により第1軸の関節角度から進路傾斜
を減じる。
【数13】
【0081】次のステップ107においては、現在の位
置における関節の定格最大角速度にて動作しうるロボッ
ト先端での直線補間動作速度の中で最大のもの(以下、
許容限界速度という。)を下記の数14式にて算出する
(尚、本式が許容限界速度であることの詳細説明は後述
する。)。ただし、ここで、第1関節の関節角度θ1
は、ステップ118によって、進路傾斜を減じることに
よる進路に平行な座標に基づくものである。
【数14】
【0082】そして、次のステップ108においては、
ステップ104、105、106、107の各ステップ
で算出した4つの速度の中から最少のものを指令速度と
して採用する。
【0083】例えば、縦軸をロボット先端速度と横軸を
時間とする速度状態を示す図3において、時刻t=t1
の場合は、ステップ105で算出される加速パターン動
作での速度v2が、最少の速度であるので、これを採用
する。同様に、時刻t=t2の場合は、ステップ104
で算出される一定速度動作での速度v1が、最少の速度
であるので、これを採用する。同様に、時刻t=t3の
場合は、ステップ106で算出される減速パターン動作
での速度v3が、最少の速度であるので、これを採用す
る。同様に、時刻t=t4の場合は、ロボット先端が特
異領域にあるために、ステップ107で算出される許容
限界速度Vlimitが最少の速度であるので、これを
採用する。
【0084】次のステップ109からステップ114
は、図19に示す従来の基本的な制御方法と同様であ
る。つまり、ステップ109により現在位置からステッ
プ108にて採用された指令速度で移動する補間位置を
算出し、次のステップ110により座標変換し、次のス
テップ111により各軸を駆動して、ステップ112に
より現在位置を更新して、次のステップ113により到
着判定か否かを判定し、到着していればステップ114
により終了する一方、未到着であれば図19に示す場合
と同様に残距離更新処理を行なうようにする。
【0085】次に、ステップ107で用いた許容限界速
度を求めるための数14式の詳細を、図面を参照して説
明する。図4は、この実施の形態1が制御対象とする平
面内2自由度のスカラロボットの機構図である。図4の
スカラ型ロボットにおいて、ロボット先端位置を(X,
Y)、関節角度(θ1、θ2)とした場合の先端位置の
速度と関節角速度との関係は、ヤコビ行列Jによって、
次の数15式のように表現できる。
【数15】
【0086】ここで、Jは、下記の数16式のように定
義されるヤコビ行列である。
【数16】
【0087】従って、先端位置速度から関節角速度は、
逆ヤコビ行列Jrにより、次の数17式関係が成り立
つ。
【数17】
【0088】ここで、Jrは、下記の数18式のように
定義される逆ヤコビ行列である。
【数18】
【0089】上記数18式は、2元連立方程式である。
この連立方程式の第1式は、第1軸の関節角速度と先端
位置速度の関係を表わしている。ここで、簡単化のため
に座標を図5に示すように、経路の方向に沿うように回
転変換しておくと、X方向の速度成分のみをもちY方向
成分の速度が0となるので、第1軸の関節角速度J1
は、次の数19式のようになる。
【数19】
【0090】ここで、第1軸の速度過大のエラーを生じ
ない定格としての最高回転角速度をJ1maxとし、こ
の時のロボット先端の速度すなわち許容限界速度をVl
imitとする。
【0091】両者の関係は、上式から次の数20式のよ
うに表わせる。
【数20】
【0092】これをVlimitについて整理すると、
次の数21式のようになる。
【数21】
【0093】従って、この実施の形態1によれば、ステ
ップ107にて許容限界速度を求め、ステップ108に
て従来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法で
は関節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端で
の直線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の
定格最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補
間動作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定
される速度指令に代えるので、ロボット先端が原点近傍
を直線補間動作にて通過する場合において、関節に定格
最大角速度を越えた指令が生成されることを回避し、な
おかつ、関節速度過大が発生しない最大の速度で移動す
ることができる。
【0094】ここで、図6に示す縦軸をロボット先端の
速度ならびに第1関節軸の回転角速度をとり、横軸に時
刻をとった速度状態図で説明する。図において、台形状
で高原部分に凹部を有する線図B3が、ロボット先端の
速度を表わし、凸型の線図B4が第1関節の回転角速度
を表わし、線図B5が図2のステップ107で求めた許
容限界速度を示している。なお、線図B2は従来技術に
よる第1軸の角速度指令を示している。
【0095】具体的に説明すると、ロボット先端の進行
に伴い第1関節が動作し、徐々に回転角速度が増加する
と、図6においてt=t01の時刻に第1軸が定格最大
角速度に達する。この時、ステップ107で求められた
許容限界速度が、指定速度V1より小さくなり、許容限
界速度がステップ108にて採用されるので、第1軸の
角速度の線図B4は、J1maxで高原状となる山形の
線図になる。ロボット先端の速度は、原点に近づくにつ
れて小さくなり、原点にもっとも接近したときに、ロボ
ットの先端の速度は最少となる。そして、原点から離れ
るにつれて大きくなり、線図B5に示す許容限界速度と
指定速度V1とが等しくなるt=t02で、再び従来の
技術による軌跡制御方法に移り変わる。このため、ロボ
ット先端の速度線図B3は、高原部分に凹部を有するよ
うになる。このようにして、第1関節への指令角速度
が、定格最大角速度J1maxを超過することが回避さ
れるので、速度過大エラーの発生を回避し運転を続行す
ることができる。
【0096】また、この実施の形態1においては、ステ
ップ107にて許容限界速度を求め、ステップ108に
て従来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法で
は関節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端で
の直線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の
定格最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補
間動作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定
される速度指令に代えるので、計算負荷の大きいステッ
プ110での座標変換の計算結果を破棄しなければなら
ないフィードバック技術を用いることなく、原点近傍を
直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角
速度を超過しないロボット先端の最大速度を求めること
ができる。
【0097】また、この実施の形態1においては、ステ
ップ107にて許容限界速度を求め、ステップ108に
て従来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法で
は関節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端で
の直線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の
定格最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補
間動作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定
される速度指令に代えるので、制御的に不安定となる場
合が生じるフィードフォワード技術を用いることなく、
原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の
定格最大角速度を超過しないロボット先端の最大速度を
求めることができる。
【0098】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、平面内2自由度のスカラロボットを制御の対象とし
たが、この実施の形態2では、平面内2自由度のスカラ
ロボットのうち、先端姿勢軸を有する3自由度スカラロ
ボットを制御対象として説明する。図7に、この実施の
形態2が制御対象とする先端姿勢軸を有する3自由度ス
カラロボットの機構を示す。図において、A1は第1
軸、A2は第2軸、A3は先端姿勢軸である第3軸、K
1は第1関節、K2は第2関節、K3は第3関節であ
る。
【0099】次に、この実施の形態2の動作を図8のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図8に、この実
施の形態2の制御プログラムによって実行されるロボッ
トの速度演算方法を示すフローチャートである。なお、
図19に示す従来の基本的な制御方法と同様なステップ
には同一ステップ番号を付してその説明は省略するもの
とする。まず、ステップ101からステップ107まで
の処理は、図2に示す実施の形態1の処理と同様であ
る。
【0100】そして、次のステップ119により、この
実施の形態2では、先端姿勢軸の寄与を次の数22式に
よって算出する。なお、先端姿勢軸の寄与を算出するこ
の数22式の詳細は後述することにする。
【数22】 ここで、上記数22式中、各記号の内容は下記の通りで
ある。 D:現在位置から目的位置までの移動残距離 Prca:現在の姿勢角度から目的位置の姿勢角度までの
移動残角度
【0101】次いで、次のステップ120により、下記
の数23式により、ステップ107で求めた許容限界速
度にステップ119で求めた先端姿勢軸の寄与を乗じ
て、許容限界速度を修正する。
【数23】
【0102】その後、次のステップ108からステップ
114までの処理は、図2に示す実施の形態1の場合と
同様である。
【0103】次に、ステップ119で用いた先端姿勢軸
の寄与を算出する数22式の詳細を説明する。まず、図
4に示すスカラ型ロボットにおいては、ロボット先端位
置を(X,Y,A)(以下、Aは先端姿勢軸の姿勢角度
とする。)、関節角度(θ1,θ2,θ3)とした場合
の先端位置の速度と関節角速度との関係は、ヤコビ行列
Jによって、次の数24式のように表現できる。
【数24】 ここで、Jは、下記の数25式のように定義されるヤコ
ビ行列である。
【数25】
【0104】従って、先端位置速度から関節角速度は、
逆ヤコビ行列Jrにより、次の数26式の関係が成り立
つ。
【数26】
【0105】ここで、Jrは、下記の数27式のように
定義される逆ヤコビ行列である。
【数27】
【0106】上記数27式は、3元連立方程式である。
この連立方程式の第1式は、第1軸の関節角速度と先端
位置速度の関係を表わしている。ここで、簡単化のため
に座標を図5に示すように、経路の方向に沿うように回
転変換してあるので、X方向の速度成分のみをもちY方
向成分の速度が0となり、第1軸の関節角速度J1は、
次の数28式となる。
【数28】
【0107】ここで、第1軸の速度過大のエラーを生じ
ない定格としての最高回転角速度をJ1maxとし、こ
の時のロボット先端の速度すなわち許容限界速度をVl
imitとする。
【0108】J1maxと許容限界速度の関係は、上記
数28式から次の数29式のように表わせる。
【数29】 ここで、上記数29式中の各記号は、下記の通りである Vlimit:許容限界速度 J1max:第1軸最大角速度 dA/dt:先端姿勢軸の角速度 L1:第1軸A1の長さ L3:ツール長さ(第3軸A3の長さ)
【0109】ここで、上記数29式の第1項は、実施の
形態1で求めた第2軸A2先端での許容限界速度を表わ
している。また、その第2項は、第3軸A3である先端
姿勢軸、すなわちツール軸の動作による補正項である。
【0110】また、先端姿勢軸の角速度dA/dtは、
ロボット先端位置の並進速度と独立に定まるものではな
く、並進移動の終了と姿勢軸の動作の終了とが一致しな
ければならない。すなわち、並進速度と姿勢角速度の比
率は、並進移動残距離と姿勢軸移動残角度の比率に等し
くなる。そこで、数30式に示すように、並進移動残距
離と姿勢軸移動残角度の比率を並進移動速度Vlimi
tに乗ずることにより、先端姿勢軸の角速度dA/dt
が求められる。
【数30】 ここで、Zは、下記の数31式の通りであり、並進移動
の残距離Dに対する姿勢軸の残移動角度Prcaの比率
を表わしている。この値が1を超えた場合は、並進移動
が移動全体を支配し、逆に1未満の場合は、ツール姿勢
移動が全体の移動を支配する。
【数31】
【0111】先端姿勢軸の角速度dA/dtの決定式を
Vlimit式に代入整理して、先端姿勢軸の角速度d
A/dtを消去すると、次の数32式となる。
【数32】
【0112】上記数32式の分子は、実施の形態1で求
めた姿勢軸を有していないロボットにおける許容限界速
度であり、分母は姿勢軸による寄与の逆数を示してい
る。この姿勢軸による寄与をMとすると、姿勢軸による
寄与Mは次の数33式のように表すことができる。
【数33】 このため、この姿勢軸の寄与の逆数Mを、実施の形態1
で求めた姿勢軸を有していないロボットにおける許容限
界速度に乗じることで、姿勢軸の影響を考慮した許容限
界速度をもとめることができる。
【0113】従って、この実施の形態2によれば、ステ
ップ119により姿勢軸の寄与Mを求め、ステップ12
0により先端軸を有していないロボットにおける許容限
界速度に乗じることにより、姿勢軸の寄与を考慮した許
容限界速度を求めることができる。
【0114】実施の形態3.この実施の形態3は、先端
姿勢軸を有する水平面内2自由度円筒座標ロボットを制
御対象としたものである。図9に、この実施の形態3の
制御対象となる先端姿勢軸を有する水平面内2自由度円
筒座標ロボットを示す。図において、A4は円筒軸、A
5は円筒軸A4から伸長自在な先端姿勢軸、K1は第1
関節である。
【0115】次に、先端姿勢軸を有する水平面内2自由
度円筒座標ロボットを制御対象としたこの実施の形態3
の動作を説明するが、この実施の形態3の動作は図2に
示す上記実施の形態1の動作と同じで、許容限界速度を
求める式が異なるのだけであるので、上記実施の形態1
の動作を示す図2のフローチャートを参照しながら説明
するものとする。まず、この実施の形態3でも、ステッ
プ101からステップ118までの処理は、上記実施の
形態1の場合と同様である。
【0116】そして、次のステップ107により、この
先端姿勢軸を有する水平面内2自由度円筒座標ロボット
の許容限界速度を下記の数34式により算出する。
【数34】
【0117】次に、許容限界速度を算出するこの数34
式の詳細を説明する。図9に示す先端姿勢軸を有する水
平面内2自由度円筒座標ロボットにおいて、ロボット先
端位置を(X,Y)、関節軸座標(θ2)とした場合の
先端位置の速度と関節角速度との関係は、ヤコビ行列J
によって、次の数35式のように表現できる。
【数35】
【0118】ここで、Jは、下記の数36式のように定
義されるヤコビ行列である。
【数36】
【0119】従って、先端位置速度から関節角速度は、
逆ヤコビ行列Jrにより、次の数37式の関係が成り立
つ。
【数37】
【0120】この数37式は、2元連立方程式である。
この2元連立方程式の第1式は、第1軸の関節角速度と
先端位置速度の関係を表わしている。ここで、簡単化の
ために座標を図5に示すように、経路の方向に沿うよう
に回転変換しておくと、X方向の速度成分のみをもちY
方向成分の速度が0となるので、第1軸の関節角速度J
1は、次の数38式となる。
【数38】
【0121】ここで、第1軸の速度過大のエラーを生じ
ない定格としての最高回転角速度をJ1maxとし、こ
の時のロボット先端の速度すなわち許容限界速度をVl
imitとする。
【0122】両者の関係は、上記数38式から次の数3
9式のように表わすことができる。
【数39】
【0123】これをVlimitについて整理すると、
次の数40式のようになる。
【数40】
【0124】従って、この実施の形態3では、ステップ
107にて許容限界速度を求め、ステップ108にて従
来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法では関
節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端での直
線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の定格
最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補間動
作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定され
る速度指令に代えるので、ロボット先端が原点近傍を直
線補間動作にて通過する場合において、関節に定格最大
角速度を越えた指令が生成されることを回避し、なおか
つ、関節速度過大が発生しない最大の速度で移動するこ
とができる。
【0125】また、この実施の形態3においては、ステ
ップ107にて許容限界速度を求め、ステップ108に
て従来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法で
は関節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端で
の直線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の
定格最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補
間動作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定
される速度指令に代えるので、計算負荷の大きいステッ
プ110での座標変換の計算結果を破棄しなければなら
ないフィードバック技術を用いることなく、原点近傍を
直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角
速度を超過しないロボット先端の最大速度を求めること
ができる。
【0126】また、この実施の形態3においては、ステ
ップ107にて許容限界速度を求め、ステップ108に
て従来の方法にて決定される速度と比較し、従来方法で
は関節の定格最大角速度を越えてしまうロボット先端で
の直線補間動作の速度指令が生成される場合に、関節の
定格最大角速度にて動作しうるロボット先端での直線補
間動作速度すなわち許容限界速度を、従来手法にて決定
される速度指令に代えるので、制御的に不安定となる場
合が生じるフィードフォワード技術を用いることなく、
原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の
定格最大角速度を超過しないロボット先端の最大速度を
求めることができる。
【0127】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4を説明する。この実施の形態4は、垂直多関節ロボ
ットを制御対象としたものである。図10(a)に、こ
の実施の形態4が対象とする垂直多関節ロボットの構成
を示す。図において、A1は第1アーム、A2は第2ア
ーム、K4は第1関節(旋回軸)、K5は第2関節(シ
ョルダー軸)、K6は第3関節(エルボー軸)である。
【0128】次に、このように構成された実施の形態4
の動作を説明する。図11に、図10に示す垂直多関節
ロボットを制御対象としたこの実施の形態4の動作を示
す。まず、この実施の形態4のステップ101からステ
ップ106までの処理は、図8に示す実施の形態3の場
合と同様である。
【0129】そして、この実施の形態4では、次のステ
ップ121において、下記式により第1アームA1およ
び第2アームA2の水平面内への投影長Lを次の数41
式により算出する。
【数41】 ここで、上記41式中、各記号は下記の通りである。 L1:第1アームA1の長さ L2:第2アームA2の長さ θ2:第2関節(ショルダー軸)K5の関節角度 θ3:第3関節(エルボー軸)K6の関節角度 このため、図10(a)に示す垂直多関節ロボットの水
平面への投影は、図10(b)に示す投影アーム長さL
と第1関節(旋回軸)K4の角度θ1で定義される実施
の形態3の円筒座標ロボットと同等になる。
【0130】尚、その後のステップ118からステップ
114までの処理は、図8に示す実施の形態3と同様で
ある。
【0131】従って、この実施の形態4によれば、図1
0(a)に示す垂直多関節ロボットを水平面へ投影し
て、図10(b)に示すように図9に示す実施の形態3
の円筒座標ロボットと同等として考えることにより、自
由度を縮退させることにより演算の取り扱いを簡便にす
ることができる。
【0132】実施の形態5.上記実施の形態1〜4にお
いては、現在位置について、ロボット先端を全体座標で
管理するに加えて、関節角度も管理されている速度演算
装置もしくは速度演算方法を対象として、原点近傍を直
線補間動作にて通過することを可能とする軌跡制御方法
を実施したものであった。しかし、機能の限定された廉
価なロボットにおいては、コストダウン等を目的とし
て、記憶容量の節約や計算能力の小さなCPUを用い
る。この場合には、現在位置における関節情報を保持し
えない速度演算装置もしくは速度演算方法が採用され
る。そこで、現在位置における関節情報を用いずに、原
点近傍を直線補間動作にて通過することを可能とする水
平面内2自由度スカラロボットの軌跡制御方法の実施の
形態を説明する。
【0133】図4に示す水平面内2自由度スカラロボッ
トにおいて、許容限界速度の等高線は図12に示すよう
に歪んだ双子楕円である。また図13に示すようにこの
双子歪み楕円に外接する双子正方形すなわち辺長比が
1:2の長方形にて等高線を近似する。この場合、二つ
の正方形は、経路の方向と平行となっている座標軸を対
象軸とする。これによって、ロボット先端の許容限界速
度は、経路の方向と座標軸が平行となるように回転変換
を施した座標値によって、近似等高線を検索し、簡便に
許容限界速度を決定することができる。
【0134】歪んだ楕円となる許容限界速度の等高線を
それに外接する正方形に近似しているので、ロボットの
先端位置を回転した座標(X,Y)のX座標とY座標の
絶対値の何れか小さい値を辺長とする正方形が近似され
た許容限界速度の等高線となる。
【0135】このため、予めこの正方形の辺長と許容限
界速度の一次元対応表を作り、ロボットの先端位置の回
転された座標(X,Y)のX座標とY座標の絶対値の何
れか小さい値をインデックスとしてこの表を検索するこ
とにより、許容限界速度を求めることが可能となる。こ
の検索演算は、sin演算、cos演算などの三角関数演算と
比較して大小比較演算のみで可能なので、計算の負荷が
小さくなり、簡便化と高速化を図ることができる。
【0136】具体的に、図14のフローチャートを参照
して説明する
【0137】まず、ステップ101からステップ106
までの処理は、図2に示す実施の形態1の場合と同様で
ある。
【0138】そして、この実施の形態5では、次のステ
ップ122により、図15に示すように座標を角度Ψだ
け回転させて、X軸が経路方向と平行になるようにす
る。
【0139】そして、次のステップ123により、回転
した座標におけるX座標値の絶対値とY座標値の絶対値
の何れか小さい値を選択する。
【0140】さらに、次のステップ124により、予め
用意した近似許容限界速度の等高線の正方形辺長=許容
限界速度の表1(表1の詳細については後述する。)に
対して、ステップ123で選択した値を指標として許容
限界速度を検索して算出する。
【0141】ステップ108からステップ114は、上
記実施の形態1と同様である。
【0142】次に、ステップ124で用いた近似許容限
界速度の等高線の正方形辺長=許容限界速度の表1の詳
細を説明する。この表1は、ロボットアームの長さと関
節軸の定格最大角速度が決まると一意に定まるため、軌
跡生成の度に生成する必要はないので、ロボットの速度
演算装置のCPUで計算する必要はなく、別個の計算機
で計算し、工場出荷段階で不揮発性メモリなどに書き込
んでおくものである。
【0143】図13に示す歪んだ楕円となる許容限界速
度の等高線は、関節角度θ1、θ2を助変数として、次
の数42〜44式で表現される。
【数42】
【数43】
【数44】
【0144】注目する許容限界速度Vlimitに関し
て、まず、xの絶対値とyの絶対値の最大値を求める。
実際には上式をx,yに関して陽の形式に解くことは困
難なので、最初にxの値を逐次変化させながらy方向に
探索を行ない、次にyの値を逐次変化させながらx方向
の探索を行なう。そして、この両者から最大のものを、
該当する許容限界速度に対応する近似許容限界速度の等
高線の正方形辺長として採用する。この操作を許容限界
速度Vlimitを逐次変更して行なう。
【0145】例えば、近似許容限界速度の等高線の正方
形辺長=許容限界速度の表は、アーム長さL1=L2=
320mmで、各々の関節軸の定格最大角速度が4.6
rad/sの場合は、下記の表1のようになる。
【表1】
【0146】なお、上記実施の形態5では、水平面内2
自由度スカラロボットに利用した場合について述べた
が、ステップ124で用いる許容限界速度表を求める式
において水平面内2自由度円筒座標ロボットに対して
は、下記の数45〜47式を用いることにより同様にし
て、ロボット先端位置から許容限界速度を求める表を作
成することが可能である。この場合のロボット先端にお
ける許容限界速度の等高線は、図16に示すようにY軸
上に中心を持ち、原点にて接しているX軸を対称軸とし
た双子円となっている。この等高線に外接する辺比1:
2の長方形、即ち各々の円に外接する正方形を近似され
た許容限界速度の等高線として求めるものである。
【数45】
【数46】
【数47】 これを、まとめると下記の数48式のようになる
【数48】 ただし、上記数48式中、各記号は下記の通りである。 Vlimit:許容限界速度 Jmax :旋回軸定格最大角速度 L:伸縮軸長 θ:旋回軸角度
【0147】さらに、垂直多関節ロボットに対しては、
水平面内にアームを投影した長さを水平面内2自由度円
筒座標ロボットの伸縮軸長さとして扱うことで同様にス
テップ124で用いる許容限界速度表を作ることが可能
になる。
【0148】実施の形態6.上記実施の形態1〜5にお
いては、本発明に係るロボットの速度演算装置をロボッ
ト本体を実際に制御するロボットの軌跡制御装置に採用
して説明した。しかし、本発明に係るロボットの速度演
算装置は、ロボット本体を実際に制御するロボットの軌
跡制御装置のみでなく、ロボットの動作を画面上でシミ
ュレーションするロボットのシミュレーション装置につ
いても適応可能であるので、この実施の形態6では、本
発明に係るロボットの速度演算装置をロボットのシミュ
レーション装置に適用して説明する。
【0149】図17に、本発明に係るロボットの速度演
算装置を採用したロボットのシミュレーション装置の電
気的構成図を示す。図において、31はロボットのシミ
ュレーションを行なうCPU、32はCPU31にシミ
ュレーション動作を行わせるためのプログラムが格納さ
れたメモリ、33はCPU31やメモリ32と表示装置
35および操作盤34とのインターフェイスである。
【0150】次に、この実施の形態6の動作を図面を参
照して説明する。図18に、メモリ32に記憶されたプ
ログラムによって実行されるロボットの速度演算方法を
示す。
【0151】図において、まず、ステップ101から1
10までの処理は、図2に示す上記実施の形態1の場合
と同じである。
【0152】そして、次のステップ112において、現
在位置を更新すると同時に、インターフェイス33を通
じて、シミュレートされた現在の位置(姿勢を含む)を
表示装置35に表示するその後、ステップ113からス
テップ114までの処理は、図4に示す実施の形態1の
場合と同じである。
【0153】従って、この実施の形態6によれば、座標
変換計算の結果を放棄する必要のあるフィードバック技
術や、制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォ
ワード技術を用いることなく、関節軸の定格最大角速度
を超過を生じることなく、原点近傍を直線補間動作にて
通過できるようにロボットの軌跡をシミュレーションす
ることが可能になる。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ロボ
ットの現在位置情報を取得する手段と、ロボットの関節
の定格最高速度情報を取得する手段と、上記ロボット現
在位置情報と上記関節定格最高速度とに基づいてロボッ
ト先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度を
算出する手段と、を設けたので、座標変換計算の結果を
放棄する必要のあるフィードバック技術を用いることな
く、同時に制御的に不安定を生じる恐れの在るフィード
フォワード技術を用いることなく、原点近傍を直線補間
動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超
過しないロボット先端の最大速度を求めることができ
る。
【0155】また、次の発明では、ロボットの現在関節
情報を取得する手段と、ロボットの関節の定格最高速度
情報を取得する手段と、上記現在関節情報と上記関節定
格最高速度情報とに基づいてロボット先端の直線補間動
作において取り得る許容限界速度を算出する手段と、を
設けたので、座標変換計算の結果を放棄する必要のある
フィードバック技術を用いることなく、同時に制御的に
不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用
いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場
合に、関節軸の定格最大角速度を超過しないロボット先
端の最大速度を求めることができる。
【0156】また、次の発明では、ロボットはスカラロ
ボットであり、ロボットの現在関節情報として上記スカ
ラロボットの現在関節角度情報を取得し、ロボットの関
節の定格最高速度情報として上記スカラロボットの関節
の定格最高角速度情報を取得するようにしたので、座標
変換計算の結果を放棄する必要のあるフィードバック技
術を用いることなく、同時に制御的に不安定を生じる恐
れの在るフィードフォワード技術を用いることなく、原
点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の定
格最大角速度を超過しないスカラロボット先端の最大速
度を求めることができる。
【0157】また、次の発明では、スカラロボットは水
平面内2自由度スカラロボットであり、スカラロボット
の現在関節角度情報として上記水平面内2自由度スカラ
ロボットの現在関節角度情報を取得し、スカラロボット
の関節の定格最高角速度情報として上記平面内2自由度
スカラロボットの第一関節の定格最高角速度を取得する
ようにしたので、座標変換計算の結果を放棄する必要の
あるフィードバック技術を用いることなく、同時に制御
的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード技術
を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通過す
る場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない水平面
内2自由度スカラロボット先端の最大速度を求めること
ができる。
【0158】また、次の発明では、水平面内2自由度ス
カラロボットは先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
ットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロ
ボットの現在位置における直線移動残距離情報を取得す
る手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
ットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取
得する手段と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢
軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度ス
カラロボットの現在関節角度情報を入力して先端姿勢軸
による速度寄与補正係数を演算する手段と、当該先端姿
勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在関節角度情
報とその第一関節の定格最高角速度とに基づいて算出さ
れた当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度に上記
速度寄与補正係数を乗じる手段と、をさらに設けたの
で、座標変換計算の結果を放棄する必要のあるフィード
バック技術を用いることなく、同時に制御的に不安定を
生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用いること
なく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、先
端姿勢軸の寄与を考慮して、関節軸の定格最大角速度を
超過しない先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボット
先端の最大速度を求めることができる。
【0159】また、次の発明では、ロボットは水平面内
2自由度円筒座標ロボットであり、ロボットの現在関節
情報として上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現
在関節情報を取得し、ロボットの定格最高速度情報とし
て上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定
格最高角速度を取得し、上記上記水平面内2自由度円筒
座標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度
とに基づいて上記水平面内2自由度円筒座標ロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出
するようにしたので、座標変換計算の結果を放棄する必
要のあるフィードバック技術を用いることなく、同時に
制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード
技術を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通
過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない水
平面内2自由度円筒座標ロボット先端の最大速度を求め
ることができる。
【0160】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標
ロボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を
取得する手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度
情報を取得する手段と、上記直線移動残距離情報と上記
先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3
自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づい
て上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算する手
段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボッ
トの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づい
て算出した上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
ボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速
度に上記速度寄与補正係数を乗じる手段と、を設けたの
で、座標変換計算の結果を放棄する必要のあるフィード
バック技術を用いることなく、同時に制御的に不安定を
生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用いること
なく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、先
端姿勢軸の寄与を考慮して、関節軸の定格最大角速度を
超過しない先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボッ
ト先端の最大速度を求めることができる。
【0161】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直
多関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多関節ロ
ボットの第1アームおよび第2アームの水平面への投影
長を上記垂直多関節ロボットのアーム長として上記垂直
多関節ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速
度とに基づいて上記垂直多関節ロボット先端の直線補間
動作において取り得る許容限界速度を算出するようにし
たので、座標変換計算の結果を放棄する必要のあるフィ
ードバック技術を用いることなく、同時に制御的に不安
定を生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用いる
ことなく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合
に、関節軸の定格最大角速度を超過しない垂直多関節ロ
ボット先端の最大速度を求めることができる。
【0162】また、次の発明では、算出されたロボット
先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等
高線を記憶する手段と、ロボットの現在位置情報を取得
する手段と、上記ロボットの現在位置情報に基づいて上
記予め記憶された許容限界速度の等高線から現在位置に
おける直線補間動作において取り得る許容限界速度を検
索する手段と、をさらに設けたので、直線補間動作を行
う前にロボット先端の位置と直線補間動作における取り
得る速度の関係を計算し記憶することにより、直線補間
動作のサンプリング中は三角関数などからなる演算を行
うことなく、計算機にとって計算負荷の小さい比較演算
を主とした検索処理によって、原点近傍を直線補間動作
にて通過する場合の関節軸の定格最大角速度を超過しな
いロボット先端の最大速度を求めることができる。
【0163】また、次の発明では、算出されたロボット
先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等
高線を多角形、円もしくは楕円等に近似して記憶する手
段と、ロボットの現在位置情報を取得する手段と、上記
ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された
近似された許容限界速度の等高線から現在位置における
直線補間動作において取り得る許容限界速度を検索する
手段と、をさらに設けたので、直線補間動作開始前に生
成される等高線情報の量を小さくすることができ、同時
に直線補間動作のサンプリング中に少ない比較演算にて
ロボット先端の最大速度を検索することができるので、
演算能力の小さい装置においても、原点近傍を直線補間
動作にて通過する場合に、原点近傍を直線補間動作にて
通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない
ロボット先端の最大速度を求めることができる。
【0164】また、次の発明では、算出されたスカラロ
ボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速
度の等高線を正方形に近似してその辺長を記憶する手段
と、上記スカラロボットの現在位置情報を取得する手段
と、上記スカラロボットの現在位置情報に基づいて上記
予め記憶された辺長から現在位置における直線補間動作
において取り得る許容限界速度を検索する手段と、をさ
らに設けたので、直線補間動作開始前に生成される等高
線情報の量を小さくすることができ、同時に直線補間動
作のサンプリング中に少ない比較演算にてロボット先端
の最大速度を検索することができるので、演算能力の小
さい装置においても、原点近傍を直線補間動作にて通過
する場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しないスカ
ラロボット先端の最大速度を求めることができる。
【0165】また、次の発明では、算出されたスカラロ
ボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速
度の等高線を長方形に近似して原点から長方形の各辺ま
での距離を記憶する手段と、上記スカラロボットの現在
位置情報を取得する手段と、上記スカラロボットの現在
位置情報に基づいて上記予め記憶された距離から現在位
置における直線補間動作において取り得る許容限界速度
を検索する手段と、をさらに設けたので、直線補間動作
開始前に生成される等高線情報の量を小さくすることが
でき、同時に直線補間動作のサンプリング中に少ない比
較演算にてロボット先端の最大速度を検索することがで
きるので、演算能力の小さい装置においても、原点近傍
を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大
角速度を超過しないスカラロボット先端の最大速度を求
めることができる。
【0166】また、次の発明では、カラロボットは先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記先
端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置に
おける直線移動残距離情報を取得する手段と、上記先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置にお
ける先端姿勢軸移動残角度情報を取得する手段と、上記
直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と
上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在
関節角度情報に基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与
補正係数を演算する手段と、検索された許容限界速度に
上記速度寄与補正係数を乗じる手段と、をさらに設けた
ので、先端姿勢軸の寄与を考慮して、原点近傍を直線補
間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を
超過しないスカラロボット先端の最大速度を求めること
ができる。
【0167】また、次の発明では、算出された水平面内
2自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作において
取り得る許容限界速度の等高線を入力して得られる複数
の円からなる速度の等高線の半径を記憶する手段と、上
記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在位置情報を
取得する手段と、上記水平面内2自由度円筒座標ロボッ
トの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された半径か
ら現在位置における直線補間動作において取り得る許容
限界速度を検索する手段と、をさらに設けたので、直線
補間動作開始前に生成される等高線情報の量を小さくす
ることができ、同時に直線補間動作のサンプリング中に
少ない比較演算にてロボット先端の最大速度を検索する
ことができるので、演算能力の小さい装置においても、
原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の
定格最大角速度を超過しない水平面内2自由度円筒座標
ロボット先端の最大速度を求めることができる。
【0168】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標
ロボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を
取得する手段と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度
情報を取得する手段と、上記直線移動残距離情報と上記
先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3
自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づい
て上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算する手
段と、検索された許容限界速度に上記速度寄与補正係数
を乗じる手段と、をさらに設けたので、原点近傍を直線
補間動作にて通過する場合に、先端姿勢軸の寄与を考慮
して、関節軸の定格最大角速度を超過しない先端姿勢軸
を有する3自由度円筒座標ロボット先端の最大速度を求
めることができる。
【0169】また、次の発明では、平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
限界速度は、上記垂直多関節ロボットの水平面へ投影し
て、上記垂直多関節ロボットの第1アームおよび第2ア
ームの水平面への投影長を上記垂直多関節ロボットのア
ーム長として算出するようにしたので、原点近傍を直線
補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度
を超過しない垂直多関節ロボット先端の最大速度を求め
ることができる。
【0170】また、次の発明では、ロボットの現在位置
における進路方向を取得する手段と、上記ロボットの現
在位置における進路方向に基づいてその進路方向と平行
な方向へ上記ロボットの現在位置の座標を変換する手段
と、をさらに備え、ロボット先端の直線補間動作におい
て取り得る許容限界速度を算出する手段は、上記変換さ
れた上記ロボットの現在位置の座標に基づいて上記許容
限界速度を算出するようにしたので、関節軸の定格最大
角速度を超過しないロボット先端の最大速度の演算を簡
略化することができる。
【0171】また、次の発明では、直線補間を行なう際
指定された速度で移動する場合の指定速度を算出する手
段と、直線補間を行なう際指定された加速パターンで移
動する場合の速度を求める手段と、直線補間を行なう際
指定された減速パターンで移動する場合の速度を求める
手段と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上
記減速パターンでの速度および許容限界速度のうちから
最少の速度を選択する手段と、をさらに設けたので、座
標変換計算の結果を放棄する必要のあるフィードバック
技術や、制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフ
ォワード技術を用いることなく、また関節軸の定格最大
角速度を超過を生じることなく、原点近傍を直線補間動
作にて通過できるようにロボットの軌跡を実際に制御し
たり、ロボットの軌跡をシミュレーションすることがで
きる。
【0172】また、次の発明では、直線補間を行なう際
指定された速度で移動する場合の指定速度を算出する手
段と、直線補間を行なう際指定された加速パターンで移
動する場合の速度を求める手段と、直線補間を行なう際
指定された減速パターンで移動する場合の速度を求める
手段と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上
記減速パターンでの速度および速度寄与補正係数が乗じ
られた許容限界速度のうちから最少の速度を選択する手
段と、をさらに設けたので、座標変換計算の結果を放棄
する必要のあるフィードバック技術や、制御的に不安定
を生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用いるこ
となく、また関節軸の定格最大角速度を超過を生じるこ
となく、先端姿勢軸の速度寄与を補正して、原点近傍を
直線補間動作にて通過できるようにロボットの軌跡を実
際に制御したり、ロボットの軌跡をシミュレーションす
ることができる。
【0173】また、次の発明では、ロボットの現在位置
情報を取得するステップと、ロボットの関節の定格最高
速度情報を取得するステップと、上記ロボット現在位置
情報と上記関節定格最高速度とに基づいてロボット先端
の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出す
るステップと、を設けたので、座標変換計算の結果を放
棄する必要のあるフィードバック技術を用いることな
く、同時に制御的に不安定を生じる恐れの在るフィード
フォワード技術を用いることなく、原点近傍を直線補間
動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超
過しないロボット先端の最大速度を求めることができ
る。
【0174】また、次の発明では、ロボットの現在関節
情報を取得するステップと、ロボットの関節の定格最高
速度情報を取得するステップと、上記現在関節情報と上
記関節定格最高速度情報とに基づいてロボット先端の直
線補間動作において取り得る許容限界速度を算出するス
テップと、を設けたので、座標変換計算の結果を放棄す
る必要のあるフィードバック技術を用いることなく、同
時に制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワ
ード技術を用いることなく、原点近傍を直線補間動作に
て通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しな
いロボット先端の最大速度を求めることができる。
【0175】また、次の発明では、ロボットはスカラロ
ボットであり、ロボットの現在関節情報として上記スカ
ラロボットの現在関節角度情報を取得し、ロボットの関
節の定格最高速度情報として上記スカラロボットの関節
の定格最高角速度情報を取得するようにしたので、座標
変換計算の結果を放棄する必要のあるフィードバック技
術を用いることなく、同時に制御的に不安定を生じる恐
れの在るフィードフォワード技術を用いることなく、原
点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節軸の定
格最大角速度を超過しないスカラロボット先端の最大速
度を求めることができる。
【0176】また、次の発明では、スカラロボットは水
平面内2自由度スカラロボットであり、スカラロボット
の現在関節角度情報として上記水平面内2自由度スカラ
ロボットの現在関節角度情報を取得し、スカラロボット
の関節の定格最高角速度情報として上記平面内2自由度
スカラロボットの第一関節の定格最高角速度を取得する
ようにしたので、座標変換計算の結果を放棄する必要の
あるフィードバック技術を用いることなく、同時に制御
的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード技術
を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通過す
る場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない水平面
内2自由度スカラロボット先端の最大速度を求めること
ができる。
【0177】また、次の発明では、水平面内2自由度ス
カラロボットは先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
ットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロ
ボットの現在位置における直線移動残距離情報を取得す
るステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラ
ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報
を取得するステップと、上記直線移動残距離情報と上記
先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3
自由度スカラロボットの現在関節角度情報を入力して先
端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算するステップ
と、当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの
現在関節角度情報とその第一関節の定格最高角速度とに
基づいて算出された当該先端姿勢軸を有する3自由度ス
カラロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステップと、
をさらに設けたので、座標変換計算の結果を放棄する必
要のあるフィードバック技術を用いることなく、同時に
制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード
技術を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通
過する場合に、先端姿勢軸の寄与を考慮して、関節軸の
定格最大角速度を超過しない先端姿勢軸を有する3自由
度スカラロボット先端の最大速度を求めることができ
る。
【0178】また、次の発明では、ロボットは水平面内
2自由度円筒座標ロボットであり、ロボットの現在関節
情報として上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現
在関節情報を取得し、ロボットの定格最高速度情報とし
て上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定
格最高角速度を取得し、上記上記水平面内2自由度円筒
座標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度
とに基づいて上記水平面内2自由度円筒座標ロボット先
端の直線補間動作において取り得る許容限界速度を算出
するようにしたので、座標変換計算の結果を放棄する必
要のあるフィードバック技術を用いることなく、同時に
制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード
技術を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通
過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない水
平面内2自由度円筒座標ロボット先端の最大速度を求め
ることができる。
【0179】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標
ロボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を
取得するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度
円筒座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残
角度情報を取得するステップと、上記直線移動残距離情
報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を
有する3自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報と
に基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演
算するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度円
筒座標ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速
度とに基づいて算出した上記先端姿勢軸を有する3自由
度円筒座標ロボット先端の直線補間動作において取り得
る許容限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステッ
プと、を設けたので、座標変換計算の結果を放棄する必
要のあるフィードバック技術を用いることなく、同時に
制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワード
技術を用いることなく、原点近傍を直線補間動作にて通
過する場合に、先端姿勢軸の寄与を考慮して、関節軸の
定格最大角速度を超過しない先端姿勢軸を有する3自由
度円筒座標ロボット先端の最大速度を求めることができ
る。
【0180】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直
多関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多関節ロ
ボットの第1アームおよび第2アームの水平面への投影
長を上記垂直多関節ロボットのアーム長として上記垂直
多関節ロボットの現在関節情報と旋回軸の定格最高角速
度とに基づいて上記垂直多関節ロボット先端の直線補間
動作において取り得る許容限界速度を算出するようにし
たので、座標変換計算の結果を放棄する必要のあるフィ
ードバック技術を用いることなく、同時に制御的に不安
定を生じる恐れの在るフィードフォワード技術を用いる
ことなく、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合
に、関節軸の定格最大角速度を超過しない垂直多関節ロ
ボット先端の最大速度を求めることができる。
【0181】また、次の発明では、算出されたロボット
先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等
高線を記憶するステップと、ロボットの現在位置情報を
取得するステップと、上記ロボットの現在位置情報に基
づいて上記予め記憶された許容限界速度の等高線から現
在位置における直線補間動作において取り得る許容限界
速度を検索するステップと、をさらに設けたので、直線
補間動作を行う前にロボット先端の位置と直線補間動作
における取り得る速度の関係を計算し記憶することによ
り、直線補間動作のサンプリング中は三角関数などから
なる演算を行うことなく、計算機にとって計算負荷の小
さい比較演算を主とした検索処理によって、原点近傍を
直線補間動作にて通過する場合の関節軸の定格最大角速
度を超過しないロボット先端の最大速度を求めることが
できる。
【0182】また、次の発明では、算出されたロボット
先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度の等
高線を多角形、円もしくは楕円等に近似して記憶するス
テップと、ロボットの現在位置情報を取得するステップ
と、上記ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記
憶された近似された許容限界速度の等高線から現在位置
における直線補間動作において取り得る許容限界速度を
検索するステップと、をさらに設けたので、直線補間動
作開始前に生成される等高線情報の量を小さくすること
ができ、同時に直線補間動作のサンプリング中に少ない
比較演算にてロボット先端の最大速度を検索することが
できるので、演算能力の小さい装置においても、原点近
傍を直線補間動作にて通過する場合に、原点近傍を直線
補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度
を超過しないロボット先端の最大速度を求めることがで
きる。
【0183】また、次の発明では、算出されたスカラロ
ボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速
度の等高線を正方形に近似してその辺長を記憶するステ
ップと、上記スカラロボットの現在位置情報を取得する
ステップと、上記スカラロボットの現在位置情報に基づ
いて上記予め記憶された辺長から現在位置における直線
補間動作において取り得る許容限界速度を検索するステ
ップと、をさらに設けたので、直線補間動作開始前に生
成される等高線情報の量を小さくすることができ、同時
に直線補間動作のサンプリング中に少ない比較演算にて
ロボット先端の最大速度を検索することができるので、
演算能力の小さい装置においても、原点近傍を直線補間
動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度を超
過しないスカラロボット先端の最大速度を求めることが
できる。
【0184】また、次の発明では、算出されたスカラロ
ボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速
度の等高線を長方形に近似して原点から長方形の各辺ま
での距離を記憶するステップと、上記スカラロボットの
現在位置情報を取得するステップと、上記スカラロボッ
トの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された距離か
ら現在位置における直線補間動作において取り得る許容
限界速度を検索するステップと、をさらに設けたので、
直線補間動作開始前に生成される等高線情報の量を小さ
くすることができ、同時に直線補間動作のサンプリング
中に少ない比較演算にてロボット先端の最大速度を検索
することができるので、演算能力の小さい装置において
も、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節
軸の定格最大角速度を超過しないスカラロボット先端の
最大速度を求めることができる。
【0185】また、次の発明では、カラロボットは先端
姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記先
端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置に
おける直線移動残距離情報を取得するステップと、上記
先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置
における先端姿勢軸移動残角度情報を取得するステップ
と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角
度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボッ
トの現在関節角度情報に基づいて上記先端姿勢軸による
速度寄与補正係数を演算するステップと、検索された許
容限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じるステップ
と、をさらに設けたので、先端姿勢軸の寄与を考慮し
て、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、関節
軸の定格最大角速度を超過しないスカラロボット先端の
最大速度を求めることができる。
【0186】また、次の発明では、算出された水平面内
2自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作において
取り得る許容限界速度の等高線を入力して得られる複数
の円からなる速度の等高線の半径を記憶するステップ
と、上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在位置
情報を取得するステップと、上記水平面内2自由度円筒
座標ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶さ
れた半径から現在位置における直線補間動作において取
り得る許容限界速度を検索するステップと、をさらに設
けたので、直線補間動作開始前に生成される等高線情報
の量を小さくすることができ、同時に直線補間動作のサ
ンプリング中に少ない比較演算にてロボット先端の最大
速度を検索することができるので、演算能力の小さい装
置においても、原点近傍を直線補間動作にて通過する場
合に、関節軸の定格最大角速度を超過しない水平面内2
自由度円筒座標ロボット先端の最大速度を求めることが
できる。
【0187】また、次の発明では、水平面内2自由度円
筒座標ロボットは先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標
ロボットであり、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒
座標ロボットの現在位置における直線移動残距離情報を
取得するステップと、上記先端姿勢軸を有する3自由度
円筒座標ロボットの現在位置における先端姿勢軸移動残
角度情報を取得するステップと、上記直線移動残距離情
報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を
有する3自由度円筒座標ロボットの現在関節角度情報と
に基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演
算するステップと、検索された許容限界速度に上記速度
寄与補正係数を乗じるステップと、をさらに設けたの
で、原点近傍を直線補間動作にて通過する場合に、先端
姿勢軸の寄与を考慮して、関節軸の定格最大角速度を超
過しない先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット
先端の最大速度を求めることができる。
【0188】また、次の発明では、平面内2自由度円筒
座標ロボットは垂直多関節ロボットであり、上記垂直多
関節ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
限界速度は、上記垂直多関節ロボットの水平面へ投影し
て、上記垂直多関節ロボットの第1アームおよび第2ア
ームの水平面への投影長を上記垂直多関節ロボットのア
ーム長として算出するようにしたので、原点近傍を直線
補間動作にて通過する場合に、関節軸の定格最大角速度
を超過しない垂直多関節ロボット先端の最大速度を求め
ることができる。
【0189】また、次の発明では、ロボットの現在位置
における進路方向を取得するステップと、上記ロボット
の現在位置における進路方向に基づいてその進路方向と
平行な方向へ上記ロボットの現在位置の座標を変換する
ステップと、をさらに備え、ロボット先端の直線補間動
作において取り得る許容限界速度を算出するステップ
は、上記変換された上記ロボットの現在位置の座標に基
づいて上記許容限界速度を算出するようにしたので、関
節軸の定格最大角速度を超過しないロボット先端の最大
速度の演算を簡略化することができる。
【0190】また、次の発明では、直線補間を行なう際
指定された速度で移動する場合の指定速度を算出するス
テップと、直線補間を行なう際指定された加速パターン
で移動する場合の速度を求めるステップと、直線補間を
行なう際指定された減速パターンで移動する場合の速度
を求めるステップと、上記指定速度、上記加速パターン
での速度、上記減速パターンでの速度および許容限界速
度のうちから最少の速度を選択するステップと、をさら
に設けたので、座標変換計算の結果を放棄する必要のあ
るフィードバック技術や、制御的に不安定を生じる恐れ
の在るフィードフォワード技術を用いることなく、また
関節軸の定格最大角速度を超過を生じることなく、原点
近傍を直線補間動作にて通過できるようにロボットの軌
跡を実際に制御したり、ロボットの軌跡をシミュレーシ
ョンすることができる。
【0191】また、次の発明では、直線補間を行なう際
指定された速度で移動する場合の指定速度を算出するス
テップと、直線補間を行なう際指定された加速パターン
で移動する場合の速度を求めるステップと、直線補間を
行なう際指定された減速パターンで移動する場合の速度
を求めるステップと、上記指定速度、上記加速パターン
での速度、上記減速パターンでの速度および速度寄与補
正係数が乗じられた許容限界速度のうちから最少の速度
を選択するステップと、をさらに設けたので、座標変換
計算の結果を放棄する必要のあるフィードバック技術
や、制御的に不安定を生じる恐れの在るフィードフォワ
ード技術を用いることなく、また関節軸の定格最大角速
度を超過を生じることなく、先端姿勢軸の速度寄与を補
正して、原点近傍を直線補間動作にて通過できるように
ロボットの軌跡を実際に制御したり、ロボットの軌跡を
シミュレーションすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るロボットの速度演算装置および
ロボットの速度演算方法を採用したロボットの軌跡制御
装置とロボット本体との電気的構成図である。
【図2】 本発明に係るロボット速度演算装置の実施の
形態1の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係るロボットの動作速度状態図であ
る。
【図4】 実施の形態1が制御対象とするロボット水平
面内2自由度スカラ型ロボットの機構図である。
【図5】 ロボットの動作経路説明図である。
【図6】 縦軸をロボット先端の速度ならびに第1関節
軸の回転角速度をとり、横軸に時刻をとった速度状態図
である。
【図7】 実施の形態2が制御対象とする先端姿勢軸を
有する水平面内3自由度スカラ型ロボットの機構図であ
る。
【図8】 実施の形態2の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】 実施の形態3が制御対象とする円筒座標型ロ
ボットの機構図である。
【図10】 実施の形態4が制御対象とする垂直多関節
型ロボットの機構図である。
【図11】 実施の形態4の動作を示すフローチャート
である。
【図12】 水平面内2自由度スカラ型ロボットの許容
限界速度の等高線図である。
【図13】 水平面内2自由度スカラ型ロボットの長方
形にて近似した許容限界速度の等高線図である。
【図14】 実施の形態5の動作を示すフローチャート
である。
【図15】 ロボットの座標回転の説明図である。
【図16】 円筒座標ロボットの許容限界速度の等高線
図である。
【図17】 実施の形態6であるロボットのシミュレー
ション装置の電気的構成図である。
【図18】 実施の形態6のロボットのシミュレーショ
ン装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】 従来技術のロボット速度演算装置の直線補
間方法の方法を示すフローチャートである。
【図20】 従来技術によるロボットの動作速度状態図
である。
【図21】 特異領域を通過する従来技術によるロボッ
トの動作説明図である。
【図22】 縦軸をロボット先端の速度ならびに第1関
節軸の回転角速度をとり、横軸に時刻をとった場合の従
来のロボットの速度状態図である。
【図23】 フィードバック技術を用いた他の従来技術
によるロボット速度演算装置の直線補間方法のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 軌跡制御装置、2 ロボット本体、3 ティーチン
グボックス、4 操作盤、11 CPU、12 メモ
リ、13 インターフェイス、14a〜14dサーボド
ライバ、15a〜15d モータ、16a〜16d エ
ンコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/407 K

Claims (38)

    【特許請求の範囲】 速度演算装置において、
  1. 【請求項1】 ロボットの現在位置情報を取得する手段
    と、ロボットの関節の定格最高速度情報を取得する手段
    と、上記ロボット現在位置情報と上記関節定格最高速度
    とに基づいてロボット先端の直線補間動作において取り
    得る許容限界速度を算出する手段と、を備えたことを特
    徴とするロボットの速度演算装置。
  2. 【請求項2】 ロボットの現在関節情報を取得する手段
    と、ロボットの関節の定格最高速度情報を取得する手段
    と、上記現在関節情報と上記関節定格最高速度情報とに
    基づいてロボット先端の直線補間動作において取り得る
    許容限界速度を算出する手段と、を備えたことを特徴と
    するロボットの速度演算装置。
  3. 【請求項3】 ロボットはスカラロボットであり、ロボ
    ットの現在関節情報として上記スカラロボットの現在関
    節角度情報を取得し、ロボットの関節の定格最高速度情
    報として上記スカラロボットの関節の定格最高角速度情
    報を取得する、ことを特徴とする請求項2記載のロボッ
    トの速度演算装置。
  4. 【請求項4】 スカラロボットは水平面内2自由度スカ
    ラロボットであり、スカラロボットの現在関節角度情報
    として上記水平面内2自由度スカラロボットの現在関節
    角度情報を取得し、スカラロボットの関節の定格最高角
    速度情報として上記平面内2自由度スカラロボットの第
    一関節の定格最高角速度を取得する、ことを特徴とする
    請求項3記載のロボットの速度演算装置。
  5. 【請求項5】 水平面内2自由度スカラロボットは先端
    姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記先
    端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置に
    おける直線移動残距離情報を取得する手段と、上記先端
    姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置にお
    ける先端姿勢軸移動残角度情報を取得する手段と、上記
    直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と
    上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在
    関節角度情報を入力して先端姿勢軸による速度寄与補正
    係数を演算する手段と、当該先端姿勢軸を有する3自由
    度スカラロボットの現在関節角度情報とその第一関節の
    定格最高角速度とに基づいて算出された当該先端姿勢軸
    を有する3自由度スカラロボット先端の直線補間動作に
    おいて取り得る許容限界速度に上記速度寄与補正係数を
    乗じる手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    4記載のロボットの速度演算装置。
  6. 【請求項6】 ロボットは水平面内2自由度円筒座標ロ
    ボットであり、ロボットの現在関節情報として上記水平
    面内2自由度円筒座標ロボットの現在関節情報を取得
    し、ロボットの定格最高速度情報として上記水平面内2
    自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定格最高角速度を取
    得し、上記上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現
    在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて上記
    水平面内2自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作
    において取り得る許容限界速度を算出する、ことを特徴
    とする請求項2記載のロボットの速度演算装置。
  7. 【請求項7】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは先
    端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットであり、上
    記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現在
    位置における直線移動残距離情報を取得する手段と、上
    記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現在
    位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得する手段
    と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角
    度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボ
    ットの現在関節角度情報とに基づいて上記先端姿勢軸に
    よる速度寄与補正係数を演算する手段と、上記先端姿勢
    軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現在関節情報と
    旋回軸の定格最高角速度とに基づいて算出した上記先端
    姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット先端の直線補
    間動作において取り得る許容限界速度に上記速度寄与補
    正係数を乗じる手段と、をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項6記載のロボットの速度演算装置。
  8. 【請求項8】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは垂
    直多関節ロボットであり、上記垂直多関節ロボットの水
    平面へ投影して、上記垂直多関節ロボットの第1アーム
    および第2アームの水平面への投影長を上記垂直多関節
    ロボットのアーム長として上記垂直多関節ロボットの現
    在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて上記
    垂直多関節ロボット先端の直線補間動作において取り得
    る許容限界速度を算出する、ことを特徴とする請求項6
    もしくは請求項7記載のロボットの速度演算装置。
  9. 【請求項9】 算出されたロボット先端の直線補間動作
    において取り得る許容限界速度の等高線を記憶する手段
    と、ロボットの現在位置情報を取得する手段と、上記ロ
    ボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された許
    容限界速度の等高線から現在位置における直線補間動作
    において取り得る許容限界速度を検索する手段と、をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいず
    れかに記載のロボットの速度演算装置。
  10. 【請求項10】 算出されたロボット先端の直線補間動
    作において取り得る許容限界速度の等高線を多角形、円
    もしくは楕円等に近似して記憶する手段と、ロボットの
    現在位置情報を取得する手段と、上記ロボットの現在位
    置情報に基づいて上記予め記憶された近似された許容限
    界速度の等高線から現在位置における直線補間動作にお
    いて取り得る許容限界速度を検索する手段と、をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか
    に記載のロボットの速度演算装置。
  11. 【請求項11】 算出されたスカラロボット先端の直線
    補間動作において取り得る許容限界速度の等高線を正方
    形に近似してその辺長を記憶する手段と、上記スカラロ
    ボットの現在位置情報を取得する手段と、上記スカラロ
    ボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶された辺
    長から現在位置における直線補間動作において取り得る
    許容限界速度を検索する手段と、をさらに備えたことを
    特徴とする請求項3または請求項4記載のロボットの速
    度演算装置。
  12. 【請求項12】 算出されたスカラロボット先端の直線
    補間動作において取り得る許容限界速度の等高線を長方
    形に近似して原点から長方形の各辺までの距離を記憶す
    る手段と、上記スカラロボットの現在位置情報を取得す
    る手段と、上記スカラロボットの現在位置情報に基づい
    て上記予め記憶された距離から現在位置における直線補
    間動作において取り得る許容限界速度を検索する手段
    と、をさらに備えたことを特徴とする請求項3または請
    求項4記載のロボットの速度演算装置。
  13. 【請求項13】 スカラロボットは先端姿勢軸を有する
    3自由度スカラロボットであり、上記先端姿勢軸を有す
    る3自由度スカラロボットの現在位置における直線移動
    残距離情報を取得する手段と、上記先端姿勢軸を有する
    3自由度スカラロボットの現在位置における先端姿勢軸
    移動残角度情報を取得する手段と、上記直線移動残距離
    情報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸
    を有する3自由度スカラロボットの現在関節角度情報に
    基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算
    する手段と、検索された許容限界速度に上記速度寄与補
    正係数を乗じる手段と、をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項11または請求項12記載のロボットの速度演
    算装置。
  14. 【請求項14】 算出された水平面内2自由度円筒座標
    ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界
    速度の等高線を入力して得られる複数の円からなる速度
    の等高線の半径を記憶する手段と、上記水平面内2自由
    度円筒座標ロボットの現在位置情報を取得する手段と、
    上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在位置情報
    に基づいて上記予め記憶された半径から現在位置におけ
    る直線補間動作において取り得る許容限界速度を検索す
    る手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項6記
    載のロボットの速度演算装置。
  15. 【請求項15】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットであり、
    上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現
    在位置における直線移動残距離情報を取得する手段と、
    上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現
    在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得する手
    段と、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残
    角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロ
    ボットの現在関節角度情報とに基づいて上記先端姿勢軸
    による速度寄与補正係数を演算する手段と、検索された
    許容限界速度に上記速度寄与補正係数を乗じる手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項14記載のロボ
    ットの速度演算装置。
  16. 【請求項16】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    垂直多関節ロボットであり、上記垂直多関節ロボット先
    端の直線補間動作において取り得る許容限界速度は、上
    記垂直多関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多
    関節ロボットの第1アームおよび第2アームの水平面へ
    の投影長を上記垂直多関節ロボットのアーム長として算
    出する、ことを特徴とする請求項14もしくは請求項1
    5記載のロボットの速度演算装置。
  17. 【請求項17】 ロボットの現在位置における進路方向
    を取得する手段と、上記ロボットの現在位置における進
    路方向に基づいてその進路方向と平行な方向へ上記ロボ
    ットの現在位置の座標を変換する手段と、をさらに備
    え、ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容
    限界速度を算出する手段は、上記変換された上記ロボッ
    トの現在位置の座標に基づいて上記許容限界速度を算出
    する、ことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれ
    かに記載のロボットの速度演算装置。
  18. 【請求項18】 直線補間を行なう際指定された速度で
    移動する場合の指定速度を算出する手段と、直線補間を
    行なう際指定された加速パターンで移動する場合の速度
    を求める手段と、直線補間を行なう際指定された減速パ
    ターンで移動する場合の速度を求める手段と、上記指定
    速度、上記加速パターンでの速度、上記減速パターンで
    の速度および許容限界速度のうちから最少の速度を選択
    する手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項6、請求項
    8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、
    請求項14、請求項16または請求項17記載のロボッ
    トの速度演算装置。
  19. 【請求項19】 直線補間を行なう際指定された速度で
    移動する場合の指定速度を算出する手段と、直線補間を
    行なう際指定された加速パターンで移動する場合の速度
    を求める手段と、直線補間を行なう際指定された減速パ
    ターンで移動する場合の速度を求める手段と、上記指定
    速度、上記加速パターンでの速度、上記減速パターンで
    の速度および速度寄与補正係数が乗じられた許容限界速
    度のうちから最少の速度を選択する手段と、をさらに備
    えたことを特徴とする請求項5、請求項7、請求項13
    または請求項15記載のロボットの速度演算装置。
  20. 【請求項20】 ロボットの現在位置情報を取得するス
    テップと、ロボットの関節の定格最高速度情報を取得す
    るステップと、上記ロボット現在位置情報と上記関節定
    格最高速度とに基づいてロボット先端の直線補間動作に
    おいて取り得る許容限界速度を算出するステップと、を
    備えたことを特徴とするロボットの速度演算方法。
  21. 【請求項21】 ロボットの現在関節情報を取得するス
    テップと、ロボットの関節の定格最高速度情報を取得す
    るステップと、上記現在関節情報と上記関節定格最高速
    度情報とに基づいてロボット先端の直線補間動作におい
    て取り得る許容限界速度を算出するステップと、を備え
    たことを特徴とするロボットの速度演算方法。
  22. 【請求項22】 ロボットはスカラロボットであり、ロ
    ボットの現在関節情報として上記スカラロボットの現在
    関節角度情報を取得し、ロボットの関節の定格最高速度
    情報として上記スカラロボットの関節の定格最高角速度
    情報を取得する、ことを特徴とする請求項21記載のロ
    ボットの速度演算方法。
  23. 【請求項23】 スカラロボットは水平面内2自由度ス
    カラロボットであり、スカラロボットの現在関節角度情
    報として上記水平面内2自由度スカラロボットの現在関
    節角度情報を取得し、スカラロボットの関節の定格最高
    角速度情報として上記平面内2自由度スカラロボットの
    第一関節の定格最高角速度を取得する、ことを特徴とす
    る請求項22記載のロボットの速度演算方法。
  24. 【請求項24】 水平面内2自由度スカラロボットは先
    端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットであり、上記
    先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位置
    における直線移動残距離情報を取得するステップと、上
    記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在位
    置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得するステッ
    プと、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残
    角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボ
    ットの現在関節角度情報を入力して先端姿勢軸による速
    度寄与補正係数を演算するステップと、当該先端姿勢軸
    を有する3自由度スカラロボットの現在関節角度情報と
    その第一関節の定格最高角速度とに基づいて算出された
    当該先端姿勢軸を有する3自由度スカラロボット先端の
    直線補間動作において取り得る許容限界速度に上記速度
    寄与補正係数を乗じるステップと、をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項23記載のロボットの速度演算方
    法。
  25. 【請求項25】 ロボットは水平面内2自由度円筒座標
    ロボットであり、ロボットの現在関節情報として上記水
    平面内2自由度円筒座標ロボットの現在関節情報を取得
    し、ロボットの定格最高速度情報として上記水平面内2
    自由度円筒座標ロボットの旋回軸の定格最高角速度を取
    得し、上記上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現
    在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて上記
    水平面内2自由度円筒座標ロボット先端の直線補間動作
    において取り得る許容限界速度を算出する、ことを特徴
    とする請求項21記載のロボットの速度演算方法。
  26. 【請求項26】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットであり、
    上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現
    在位置における直線移動残距離情報を取得するステップ
    と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット
    の現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得す
    るステップと、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢
    軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度円
    筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づいて上記先
    端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算するステップ
    と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット
    の現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて
    算出した上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボ
    ット先端の直線補間動作において取り得る許容限界速度
    に上記速度寄与補正係数を乗じるステップと、をさらに
    備えたことを特徴とする請求項25記載のロボットの速
    度演算方法。
  27. 【請求項27】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    垂直多関節ロボットであり、上記垂直多関節ロボットの
    水平面へ投影して、上記垂直多関節ロボットの第1アー
    ムおよび第2アームの水平面への投影長を上記垂直多関
    節ロボットのアーム長として上記垂直多関節ロボットの
    現在関節情報と旋回軸の定格最高角速度とに基づいて上
    記垂直多関節ロボット先端の直線補間動作において取り
    得る許容限界速度を算出する、ことを特徴とする請求項
    25もしくは請求項26記載のロボットの速度演算方
    法。
  28. 【請求項28】 算出されたロボット先端の直線補間動
    作において取り得る許容限界速度の等高線を記憶するス
    テップと、ロボットの現在位置情報を取得するステップ
    と、上記ロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記
    憶された許容限界速度の等高線から現在位置における直
    線補間動作において取り得る許容限界速度を検索するス
    テップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項20
    〜請求項27のいずれかに記載のロボットの速度演算方
    法。
  29. 【請求項29】 算出されたロボット先端の直線補間動
    作において取り得る許容限界速度の等高線を多角形、円
    もしくは楕円等に近似して記憶するステップと、ロボッ
    トの現在位置情報を取得するステップと、上記ロボット
    の現在位置情報に基づいて上記予め記憶された近似され
    た許容限界速度の等高線から現在位置における直線補間
    動作において取り得る許容限界速度を検索するステップ
    と、をさらに備えたことを特徴とする請求項20〜請求
    項27のいずれかに記載のロボットの速度演算方法。
  30. 【請求項30】 算出されたスカラロボット先端の直線
    補間動作において取り得る許容限界速度の等高線を正方
    形に近似してその辺長を記憶するステップと、上記スカ
    ラロボットの現在位置情報を取得するステップと、上記
    スカラロボットの現在位置情報に基づいて上記予め記憶
    された辺長から現在位置における直線補間動作において
    取り得る許容限界速度を検索するステップと、をさらに
    備えたことを特徴とする請求項22または請求項23記
    載のロボットの速度演算方法。
  31. 【請求項31】 算出されたスカラロボット先端の直線
    補間動作において取り得る許容限界速度の等高線を長方
    形に近似して原点から長方形の各辺までの距離を記憶す
    るステップと、上記スカラロボットの現在位置情報を取
    得するステップと、上記スカラロボットの現在位置情報
    に基づいて上記予め記憶された距離から現在位置におけ
    る直線補間動作において取り得る許容限界速度を検索す
    るステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項
    22または請求項23記載のロボットの速度演算方法。
  32. 【請求項32】 スカラロボットは先端姿勢軸を有する
    3自由度スカラロボットであり、上記先端姿勢軸を有す
    る3自由度スカラロボットの現在位置における直線移動
    残距離情報を取得するステップと、上記先端姿勢軸を有
    する3自由度スカラロボットの現在位置における先端姿
    勢軸移動残角度情報を取得するステップと、上記直線移
    動残距離情報と上記先端姿勢軸移動残角度情報と上記先
    端姿勢軸を有する3自由度スカラロボットの現在関節角
    度情報に基づいて上記先端姿勢軸による速度寄与補正係
    数を演算するステップと、検索された許容限界速度に上
    記速度寄与補正係数を乗じるステップと、をさらに備え
    たことを特徴とする請求項30または請求項31記載の
    ロボットの速度演算方法。
  33. 【請求項33】 算出された水平面内2自由度円筒座標
    ロボット先端の直線補間動作において取り得る許容限界
    速度の等高線を入力して得られる複数の円からなる速度
    の等高線の半径を記憶するステップと、上記水平面内2
    自由度円筒座標ロボットの現在位置情報を取得するステ
    ップと、上記水平面内2自由度円筒座標ロボットの現在
    位置情報に基づいて上記予め記憶された半径から現在位
    置における直線補間動作において取り得る許容限界速度
    を検索するステップと、をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項25記載のロボットの速度演算方法。
  34. 【請求項34】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットであり、
    上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボットの現
    在位置における直線移動残距離情報を取得するステップ
    と、上記先端姿勢軸を有する3自由度円筒座標ロボット
    の現在位置における先端姿勢軸移動残角度情報を取得す
    るステップと、上記直線移動残距離情報と上記先端姿勢
    軸移動残角度情報と上記先端姿勢軸を有する3自由度円
    筒座標ロボットの現在関節角度情報とに基づいて上記先
    端姿勢軸による速度寄与補正係数を演算するステップ
    と、検索された許容限界速度に上記速度寄与補正係数を
    乗じるステップと、をさらに備えたことを特徴とする請
    求項33記載のロボットの速度演算方法。
  35. 【請求項35】 水平面内2自由度円筒座標ロボットは
    垂直多関節ロボットであり、上記垂直多関節ロボット先
    端の直線補間動作において取り得る許容限界速度は、上
    記垂直多関節ロボットの水平面へ投影して、上記垂直多
    関節ロボットの第1アームおよび第2アームの水平面へ
    の投影長を上記垂直多関節ロボットのアーム長として算
    出する、ことを特徴とする請求項32もしくは請求項3
    4記載のロボットの速度演算方法。
  36. 【請求項36】 ロボットの現在位置における進路方向
    を取得するステップと、上記ロボットの現在位置におけ
    る進路方向に基づいてその進路方向と平行な方向へ上記
    ロボットの現在位置の座標を変換するステップと、をさ
    らに備え、ロボット先端の直線補間動作において取り得
    る許容限界速度を算出するステップは、上記変換された
    上記ロボットの現在位置の座標に基づいて上記許容限界
    速度を算出する、ことを特徴とする請求項20〜請求項
    35のいずれかに記載のロボットの速度演算方法。
  37. 【請求項37】 直線補間を行なう際指定された速度で
    移動する場合の指定速度を算出するステップと、直線補
    間を行なう際指定された加速パターンで移動する場合の
    速度を求めるステップと、直線補間を行なう際指定され
    た減速パターンで移動する場合の速度を求めるステップ
    と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上記減
    速パターンでの速度および許容限界速度のうちから、最
    少の速度を選択するステップと、をさらに備えたことを
    特徴とする請求項20、請求項21、請求項22、請求
    項23、請求項25、請求項27、請求項28、請求項
    29、請求項30、請求項31、請求項33、請求項3
    5または請求項36記載のいずれかに記載のロボットの
    速度演算方法。
  38. 【請求項38】 直線補間を行なう際指定された速度で
    移動する場合の指定速度を算出するステップと、直線補
    間を行なう際指定された加速パターンで移動する場合の
    速度を求めるステップと、直線補間を行なう際指定され
    た減速パターンで移動する場合の速度を求めるステップ
    と、上記指定速度、上記加速パターンでの速度、上記減
    速パターンでの速度および速度寄与補正係数が乗じられ
    た許容限界速度のうちから、最少の速度を選択するステ
    ップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項24、
    請求項26、請求項32または請求項34記載のロボッ
    トの速度演算方法。
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