JPH09263268A - 車両のフロア構造 - Google Patents
車両のフロア構造Info
- Publication number
- JPH09263268A JPH09263268A JP7164396A JP7164396A JPH09263268A JP H09263268 A JPH09263268 A JP H09263268A JP 7164396 A JP7164396 A JP 7164396A JP 7164396 A JP7164396 A JP 7164396A JP H09263268 A JPH09263268 A JP H09263268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- floor
- floor member
- seat bracket
- bracket mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フロアメンバの溶接打点数を削減し、板厚を
薄肉化し、シート下足元部の居住性を向上させた車両の
フロア構造を提供する。 【解決手段】 フロアパネル2の左右側端部に車両前後
方向に配設された一対のサイドシル3と、一端が該サイ
ドシル3に、他端が上記フロアパネル2のトンネル部縦
壁面6に接合され、シートブラケット取付面7を有する
一対のフロアメンバ5とを備えた車両のフロア構造にお
いて、上記フロアメンバ5のサイドシル接合部から上記
シートブラケット取付面7までの間に、車両上方向に膨
らんだ凸ビード16を設けたことによる。また、フロア
メンバ5の車幅方向の中央部17を車両後方に向けて湾
曲させたことにある。
薄肉化し、シート下足元部の居住性を向上させた車両の
フロア構造を提供する。 【解決手段】 フロアパネル2の左右側端部に車両前後
方向に配設された一対のサイドシル3と、一端が該サイ
ドシル3に、他端が上記フロアパネル2のトンネル部縦
壁面6に接合され、シートブラケット取付面7を有する
一対のフロアメンバ5とを備えた車両のフロア構造にお
いて、上記フロアメンバ5のサイドシル接合部から上記
シートブラケット取付面7までの間に、車両上方向に膨
らんだ凸ビード16を設けたことによる。また、フロア
メンバ5の車幅方向の中央部17を車両後方に向けて湾
曲させたことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロア構造
に関する。さらに詳しくは、車両のフロアパネルの上面
に配設されるフロアメンバの取付構造に関する。
に関する。さらに詳しくは、車両のフロアパネルの上面
に配設されるフロアメンバの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両のフロア構造においては、フ
ロアパネルの左右側端部に、車両前後方向に沿ってサイ
ドシルが配設されている。また、フロアメンバaは、図
6に示すように断面略コ字形状を成しており、その外周
全体にフランジbが設けられている。このフランジbの
一端cが上記サイドシルに、他端dがフロアパネルのト
ンネル部縦壁面に、下端eがフロアパネルに溶接されて
いる。また、このフロアメンバaは車幅方向に直線形状
を成している。さらに、シートブラケットを固定するた
めの取付面fが上記フロアメンバaに設けられている。
この取付面fの中央部に設けられた取付孔gにボルトを
締結することにより、上記シートブラケットをフロアメ
ンバaに固定している。
ロアパネルの左右側端部に、車両前後方向に沿ってサイ
ドシルが配設されている。また、フロアメンバaは、図
6に示すように断面略コ字形状を成しており、その外周
全体にフランジbが設けられている。このフランジbの
一端cが上記サイドシルに、他端dがフロアパネルのト
ンネル部縦壁面に、下端eがフロアパネルに溶接されて
いる。また、このフロアメンバaは車幅方向に直線形状
を成している。さらに、シートブラケットを固定するた
めの取付面fが上記フロアメンバaに設けられている。
この取付面fの中央部に設けられた取付孔gにボルトを
締結することにより、上記シートブラケットをフロアメ
ンバaに固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両のフロア構造においては、以下の問題点があっ
た。 (1)フロアメンバaのシートブラケット取付面fに
は、車両の発進や制動の際に大きな応力がかかるため、
該取付面下部のフロアメンバaのフランジbには溶接打
点を多数施す必要があった。 (2)また、車両の発進や制動の際に、フロアメンバa
に大きな応力がかかるため、該フロアメンバaの板厚を
厚くしなければならなかった。 (3)フロアメンバaが車幅方向に直線形状を成してい
るため、乗員がフロアメンバa上に足を下ろす場合があ
り、シート足元部hの居住性が良くなかった。
来の車両のフロア構造においては、以下の問題点があっ
た。 (1)フロアメンバaのシートブラケット取付面fに
は、車両の発進や制動の際に大きな応力がかかるため、
該取付面下部のフロアメンバaのフランジbには溶接打
点を多数施す必要があった。 (2)また、車両の発進や制動の際に、フロアメンバa
に大きな応力がかかるため、該フロアメンバaの板厚を
厚くしなければならなかった。 (3)フロアメンバaが車幅方向に直線形状を成してい
るため、乗員がフロアメンバa上に足を下ろす場合があ
り、シート足元部hの居住性が良くなかった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、フロアメンバの溶接打点数を削減し、板厚を薄く
し、シート下足元部の居住性を向上させた車両のフロア
構造を提供することにある。
で、フロアメンバの溶接打点数を削減し、板厚を薄く
し、シート下足元部の居住性を向上させた車両のフロア
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、フロア
パネルの左右側端部に車両前後方向に配設された一対の
サイドシルと、一端が該サイドシルに、他端が上記フロ
アパネルのトンネル部縦壁面に接合され、シートブラケ
ット取付面を有する一対のフロアメンバとを備えた車両
のフロア構造において、上記フロアメンバのサイドシル
接合部から上記シートブラケット取付面までの間に、車
両上方向に膨らんだ凸ビードを設けたことにある。ま
た、上記フロアメンバの車幅方向の中央部を車両後方に
向けて湾曲させたことにある。
決するためになされたものであり、その要旨は、フロア
パネルの左右側端部に車両前後方向に配設された一対の
サイドシルと、一端が該サイドシルに、他端が上記フロ
アパネルのトンネル部縦壁面に接合され、シートブラケ
ット取付面を有する一対のフロアメンバとを備えた車両
のフロア構造において、上記フロアメンバのサイドシル
接合部から上記シートブラケット取付面までの間に、車
両上方向に膨らんだ凸ビードを設けたことにある。ま
た、上記フロアメンバの車幅方向の中央部を車両後方に
向けて湾曲させたことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る車両のフロア構造を詳細に説明する。図1は、
車両1の全体を示す斜視図である。この車両1の内部の
うち、シート近傍部の拡大図を図2に示す。この図にお
いて、車両1のフロアパネル2には、両側端に一対のサ
イドシル3が配設されており、車幅方向中央部には、フ
ロアパネル2のトンネル部4が通っている。フロアメン
バ5は、車幅方向に沿って、両端部が上記サイドシル3
と上記トンネル部4の縦壁面6に溶接されている。
明に係る車両のフロア構造を詳細に説明する。図1は、
車両1の全体を示す斜視図である。この車両1の内部の
うち、シート近傍部の拡大図を図2に示す。この図にお
いて、車両1のフロアパネル2には、両側端に一対のサ
イドシル3が配設されており、車幅方向中央部には、フ
ロアパネル2のトンネル部4が通っている。フロアメン
バ5は、車幅方向に沿って、両端部が上記サイドシル3
と上記トンネル部4の縦壁面6に溶接されている。
【0007】次いで、図2のIII−III線による縦
断面図を図3に示す。底面部にフロアパネル2があり、
このフロアパネル2の上面に、断面略コ字形状のフロア
メンバ5が溶接されている。シートブラケット取付面7
は、フロアパネル2に対して傾斜しており、その中央部
にシートブラケット取付孔8が設けられている。この取
付孔8にボルト9を挿入し、シートブラケット10を締
結することにより、シート本体11が固定される。
断面図を図3に示す。底面部にフロアパネル2があり、
このフロアパネル2の上面に、断面略コ字形状のフロア
メンバ5が溶接されている。シートブラケット取付面7
は、フロアパネル2に対して傾斜しており、その中央部
にシートブラケット取付孔8が設けられている。この取
付孔8にボルト9を挿入し、シートブラケット10を締
結することにより、シート本体11が固定される。
【0008】図4は、図2のIV−IV線による縦断面
図である。底面部にフロアパネル2があり、その上部に
フロアメンバ5が配設されている。該フロアメンバ5の
左端には、凸ビード16がサイドシル3との接合部まで
設けられている。これらの上部には、シート本体11が
取り付けられている。
図である。底面部にフロアパネル2があり、その上部に
フロアメンバ5が配設されている。該フロアメンバ5の
左端には、凸ビード16がサイドシル3との接合部まで
設けられている。これらの上部には、シート本体11が
取り付けられている。
【0009】そして、フロアメンバ5の拡大斜視図を図
5に示す。該フロアメンバ5の外周全体には、フランジ
12が設けられている。該フランジ12の車幅方向の一
端13はサイドシル3に、他端14はフロアパネル2の
トンネル部縦壁面6に、下端15はフロアパネル2にそ
れぞれ溶接されている。このフロアメンバ5の2個所に
上記シートブラケット取付面7が設けられている。
5に示す。該フロアメンバ5の外周全体には、フランジ
12が設けられている。該フランジ12の車幅方向の一
端13はサイドシル3に、他端14はフロアパネル2の
トンネル部縦壁面6に、下端15はフロアパネル2にそ
れぞれ溶接されている。このフロアメンバ5の2個所に
上記シートブラケット取付面7が設けられている。
【0010】サイドシル3との接合部からシートブラケ
ット取付面7までのフロアメンバ5の上面と、フロアパ
ネル2のトンネル部の縦壁面6からシートブラケット取
付面7までのフロアメンバ5の上面に、車両上方向に膨
らんだ凸ビード16を、車幅方向に沿ってそれぞれ2本
ずつ設けている。この凸ビード16は、車両左側と右側
のフロアメンバ5の両端部にそれぞれ設けることが好ま
しい。
ット取付面7までのフロアメンバ5の上面と、フロアパ
ネル2のトンネル部の縦壁面6からシートブラケット取
付面7までのフロアメンバ5の上面に、車両上方向に膨
らんだ凸ビード16を、車幅方向に沿ってそれぞれ2本
ずつ設けている。この凸ビード16は、車両左側と右側
のフロアメンバ5の両端部にそれぞれ設けることが好ま
しい。
【0011】この凸ビード16により、車両発進時およ
び制動時にシートブラケット取付面7にかかる応力が、
サイドシル3との接合部、およびトンネル部縦壁面6と
の接合部に伝達される。このため、シートブラケット取
付面7下部のフランジ12の溶接打点数が削減できる。
また、フロアメンバ5の板厚を薄くしても強度が確保で
きる。さらに、該フロアメンバ5の中央部17を車両後
方に向けて湾曲させることにより、図中に二点鎖線で示
すように乗員の足元部18のスペースが広がるため、居
住性が向上し、乗員が足をゆったりと伸ばすことができ
る。
び制動時にシートブラケット取付面7にかかる応力が、
サイドシル3との接合部、およびトンネル部縦壁面6と
の接合部に伝達される。このため、シートブラケット取
付面7下部のフランジ12の溶接打点数が削減できる。
また、フロアメンバ5の板厚を薄くしても強度が確保で
きる。さらに、該フロアメンバ5の中央部17を車両後
方に向けて湾曲させることにより、図中に二点鎖線で示
すように乗員の足元部18のスペースが広がるため、居
住性が向上し、乗員が足をゆったりと伸ばすことができ
る。
【0012】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る車両のフ
ロア構造によれば、 (1)フロアメンバのフランジの溶接打点数を削減する
ことができ、作業工数の低減が図れる。 (2)フロアメンバの板厚を薄肉化することにより、コ
スト削減と車両重量の軽減が図れる。 (3)乗員の足元部のスペースが広くなり、居住性が向
上する。
ロア構造によれば、 (1)フロアメンバのフランジの溶接打点数を削減する
ことができ、作業工数の低減が図れる。 (2)フロアメンバの板厚を薄肉化することにより、コ
スト削減と車両重量の軽減が図れる。 (3)乗員の足元部のスペースが広くなり、居住性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両全体の斜視図である。
【図2】本発明に係る車両室内のシート近傍部の拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】図2のIII−III線による縦断面図であ
る。
る。
【図4】図2のIV−IV線による縦断面図である。
【図5】本発明に係るフロアメンバの拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】従来のフロアメンバの拡大斜視図である。
1 車両 2 フロアパネル 3 サイドシル 4 トンネル部 5 フロアメンバ 6 縦壁面 7 シートブラケット取付面 8 シートブラケット取付孔 9 ボルト 10 シートブラケット 11 シート本体 12 フランジ 13 フランジの一端 14 フランジの他端 15 フランジの下端 16 凸ビード 17 フロアメンバの中央部 18 足元部
Claims (3)
- 【請求項1】 フロアパネルの左右側端部に車両前後方
向に配設された一対のサイドシルと、一端が該サイドシ
ルに、他端が上記フロアパネルのトンネル部縦壁面に接
合され、シートブラケット取付面を有する一対のフロア
メンバとを備えた車両のフロア構造において、上記フロ
アメンバのサイドシル接合部から上記シートブラケット
取付面までの間に、車両上方向に膨らんだ凸ビードを設
けたことを特徴とする車両のフロア構造。 - 【請求項2】 フロアパネルの左右側端部に車両前後方
向に配設された一対のサイドシルと、一端が該サイドシ
ルに、他端が上記フロアパネルのトンネル部縦壁面に接
合され、シートブラケット取付面を有する一対のフロア
メンバとを備えた車両のフロア構造において、上記フロ
アメンバの車幅方向の中央部を車両後方に向けて湾曲さ
せたことを特徴とする車両のフロア構造。 - 【請求項3】 上記フロアメンバの車幅方向の中央部を
車両後方に向けて湾曲させたことを特徴とする請求項1
記載の車両のフロア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7164396A JPH09263268A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車両のフロア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7164396A JPH09263268A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車両のフロア構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263268A true JPH09263268A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13466529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7164396A Pending JPH09263268A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 車両のフロア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09263268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248448A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のシート取付構造 |
JP2011183982A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Mazda Motor Corp | シートクロスメンバ構造 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7164396A patent/JPH09263268A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248448A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のシート取付構造 |
JP4622596B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2011-02-02 | マツダ株式会社 | 自動車のシート取付構造 |
JP2011183982A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Mazda Motor Corp | シートクロスメンバ構造 |
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