JPH09262745A - 作業指示システム - Google Patents

作業指示システム

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JPH09262745A
JPH09262745A JP8076328A JP7632896A JPH09262745A JP H09262745 A JPH09262745 A JP H09262745A JP 8076328 A JP8076328 A JP 8076328A JP 7632896 A JP7632896 A JP 7632896A JP H09262745 A JPH09262745 A JP H09262745A
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JP
Japan
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product
work instruction
worker
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JP8076328A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Imai
弘志 今井
Kageharu Takeuchi
景治 武内
Yasushi Sada
安史 佐田
Shigeru Ariki
茂 有木
Takashi Nagata
隆 永田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の習熟度合によって作業効率は異な
り、また品質的にもバラ付きが発生しやすいという問題
があった。 【解決手段】 製造装置10や治工具11の取り扱い方
法などの基本作業に関する規定情報を保有する作業知識
データベース1、製造装置や治工具のイメージ図を保有
する治工具イメージ図データベース2、製品9特有の加
工、組立、解体作業などのための製品知識に関する情報
を保有する製品知識データベース3、および製品特有の
イメージ図を保有する製品イメージ図データベース4の
うちの少なくとも一つと、作業者8などからの入力機能
を有する入力装置7と、作業者などからの入力情報と各
データベースからのデータを用いて作業指示情報を生成
する作業指示情報生成部5と、作業指示情報生成部で生
成された情報を表示する作業指示情報表示部6とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造ラインにおけ
る加工、組立、解体などの作業指示情報を生成し、作業
者あるいは製造装置への作業指示を行うシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の一般的な加工、組立、解体
システムの構成を示す図であり、図において、8は作業
者、9は製品、10は製品9の加工、組立、解体などを
行うための製造装置、11は製品9の加工、組立、解体
などを行うための治工具、12は製品9の加工、組立、
解体などを行う場合に使用する補助部品、13は治工具
保管庫、14は補助部品保管庫、15は製品図面、16
は製造上の注意事項を記入したメモ、17は一般的な作
業要領を規定した作業要領書、18は参照図面である。
【0003】次に、製造ラインでの加工、組立、解体作
業方法について説明する。まず、作業者8は製造ライン
でこれから加工、組立、解体作業を行うべき製品9に関
して図面15や作業上の注意事項を記入したメモ16を
読み、経験則的な知識をフル活用して、加工、組立、解
体作業に必要な治工具11や補助部品12を揃えたり、
製造装置10の段取りを行っておく。また、作業で不明
な点に関しては予め作業要領書17などで確認し、さら
に参照図面18などもチェックしておく。そして、作業
手順を頭の中で確認しながら治工具11や補助部品1
2、更には製造装置10を用いて製品9を加工、組立、
解体していく。加工、組立、解体の途中で作業上不明な
点が有れば、再度図面15や作業要領書17を読んだ
り、治工具11で不足分があれば作業を中断して治工具
保管庫13へ取りに行き、補助部品12に不足分が有れ
ば補助部品保管庫14へ取りに行く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の加工、組立、解
体作業は以上のようであったので、作業者の習熟度合に
よって作業効率は異なり、また品質的にもバラ付きが発
生しやすいという問題があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、製造ラインの作業効率の向上と品
質の安定化をはかることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成に係
る作業指示システムは、製造装置や治工具を用いて製品
の加工、組立、解体などを行う製造ラインにおいて、上
記製造装置や治工具の取り扱い方法などの基本作業に関
する規定情報を保有する作業知識データベース、上記製
造装置や治工具のイメージ図を保有する治工具イメージ
図データベース、製品特有の加工、組立、解体作業など
のための製品知識に関する情報を保有する製品知識デー
タベース、および製品特有のイメージ図を保有する製品
イメージ図データベースのうちの少なくとも1つと、作
業者などからの入力機能を有する入力装置と、作業者な
どからの入力情報と上記各データベースからのデータを
用いて作業指示情報を生成する作業指示情報生成部と、
上記作業指示情報生成部で生成された情報を表示する作
業指示情報表示部とを備えたものである。
【0007】また、本発明の第2の構成に係る作業指示
システムは、上記第1の構成に加えて、製品の識別手段
と、その識別結果を用いて上記製品知識データベースま
たは製品イメージ図データベースから識別した製品と同
一の情報が有る場合は同一の情報を検索し、同一の情報
が無い場合は類似の情報を検索する手段を備えたもので
ある。
【0008】また、本発明の第3の構成に係る作業指示
システムは、上記第1の構成に加えて、作業者からの問
い合わせ入力に対応した作業指示情報を生成し、表示す
るものである。
【0009】また、本発明の第4の構成に係る作業指示
システムは、上記第1の構成に加えて、作業者などから
の進捗情報入力に対応した作業指示情報を生成し、表示
するものである。
【0010】また、本発明の第5の構成に係る作業指示
システムは、上記第3または第4の構成における問い合
わせ入力あるいは進捗情報入力または作業指示情報の表
示が音声によるものである。
【0011】また、本発明の第6の構成に係る作業指示
システムは、上記第1の構成に加えて、上記作業指示情
報生成部の情報に基づいて上記製造装置の自動運転を制
御する手段を備えたものである。
【0012】また、本発明の第7の構成に係る作業指示
システムは、上記第6の構成に加えて、上記製造装置か
らの運転状況の信号に対応して上記製造装置の運転状態
を表示する手段を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1を図につい
て説明する。図1において、1は作業知識データベース
で、加工・組立・解体作業を行う上で基本的な事項を収
納している。その中には、治工具11の選定基準や補助
部品12の使用規定や、治工具11類の操作方法や、製
造装置10の使用方法や、製品9型名に1対1に対応し
た(あるいは類似製品に共通した)作業対象製品の情報
や、作業手順情報などが階層的に保有されている。ま
た、作業中の突発事象、例えば工具が壊れた場合の対応
方法や、作業中の各種トラブルへの対応方法などの情報
もある。すなわち、一般的な作業マニュアル的な情報の
他に、異常事態に対処するための情報を含めて保有して
いる。2は治工具イメージ図データベースで、作業知識
データベース1の中の情報にある治工具11のイメージ
図を保有している。このイメージ図は例えば写真でも略
図でもよい。また、製造装置10のイメージ図なども有
り、操作方法の説明で用いられるように一つの写真だけ
でなく、仕様手順に添った写真や略図なども保有してい
る。データタイプがアナログ式であればVTRやビデオ
ディスクなどに収納し、デジタル式であればコンピュー
タのディスクなどに収納されている。3は製品知識デー
タベースで、製品の機種、型名に限定した情報を保有し
ている。例えば外形寸法やネジの本数や位置などの寸法
関連の情報や、電子回路に使用されている電子部品の型
名や各種仕様などの情報も有る。また、各構成部品の材
質や重量などの情報も有る。図面情報も含まれており、
必要に応じCADソフトを通して見ることも可能であ
る。4は製品イメージ図データベースで、一目で全体の
イメージがつかめるような全体写真や、構成部品がどの
ように組み合わせられて製品となるかを鳥瞰図であらわ
したようなものも含まれる。また、部分的に加工・組立
・解体作業のための拡大図や、断面図なども含まれてい
る。これも治工具イメージ図データベース2と同様にデ
ータタイプによって収納方法が異なってくる。5は作業
者8などからの入力情報と上記各データベース1〜4の
各種データを組み合わせて作業指示情報を生成する作業
指示情報生成部で、一般的にはパソコンなどで構成され
る。各データベース1〜4はこうしたパソコンに内臓さ
れていても、ネットワークを通して接続されていてもよ
い。なお、作業指示情報としては治工具などの選択情報
や、製造装置10の段取り情報や、作業内容情報などが
ある。6は作業指示情報などを表示する作業指示情報表
示部で、パソコンのディスプレィモニタが一般的である
が、イメージ図のデータタイプがアナログの場合などに
は通常のテレビでもよい。また、複数画面表示できるテ
レビや、チューナー機能を備えたパソコンのディスプレ
ィモニタでもよい。7は入力装置で、パソコンのキーボ
ードや、テンキーなどでもよく、さらに、専用のスイッ
チを配置したものなどでもよい。また、表示部6に触れ
て入力するタッチパネル方式であれば表示部6と一体型
の構成となる。また、入力装置7として撮像装置と画像
識別装置を備え、製品知識データベース3との照合によ
り入着製品を識別することもできる。
【0014】次に動作について説明する。説明の便宜
上、まず加工組立ラインでの動作について説明し、次い
で解体ラインでの動作について説明する。まず、加工組
立ラインでは日程計画などから作業対象となる製品型名
などが予め指定されていることが多い。そこで、当該作
業者8が加工組立すべき製品9の型名を事前に作業指示
情報生成部5に入力し、製品9に関する一連の作業手順
が規定されている作業知識データベース1に、その製品
9の型名に対応した寸法情報や必要部品形状などが規定
されている製品知識データベース3の情報を用いて、そ
の製品9の型名のものを加工組立するために必要な治工
具11のリストや、加工組立に必要な補助部品12のリ
ストなどが事前に生成されプリントアウトされ作業者8
の手元に渡される。作業者8は、これらの情報を基にし
て事前に治工具11や補助部品12を準備しておく。こ
の情報によって、色々なサイズのものがある治工具11
のうち最も適切なサイズの治工具11を選択することが
可能となる。こうした、治工具情報というのは、設計部
門ではどのような治工具11が有るかが完全には把握で
きておらず、図面レベルで指定されていることはほとん
ど無く、現場の作業者8の経験と勘に頼っている場合が
多い。そのため、作業が始まった後で不都合が有ること
が判明する場合もあり、そうした場合は作業を中断して
治工具11を交換に行ったり、不適合な治工具11をそ
のまま使用し、効率ロスを招くことも有った。この場合
のリストで指定された治工具情報は、コンピュータに記
述された手順にしたがって完全に理論的に寸法などを計
算し選定しているため、作業者8によって異なる仕様の
治工具を選択することは無くなる。また、事前に必要治
工具リストで指定されるため、いざ作業に入ってからぴ
ったりの治工具11が不足していることが判明したりす
ることもなくなる。製造装置10に関しても段取り情報
が事前に生成されるので、ライン停止を最小限にとどめ
て加工組立を行うことが出来る。
【0015】こうした事前準備を行った後、製品9の加
工組立を行う。加工組立作業中には、表示画面6に写し
だされたイメージ図や注意事項などの指示に基づいて必
要な治工具11や補助部品12、あるいは製造装置10
を用いて実施していく。表示画面6からの情報は、経験
を積んだベテラン作業者の場合には手順のみを間違わな
い程度に表示する程度の概略指示を選択することがで
き、わずらわしさを感じることなくベテラン作業者にも
使用してもらうことが可能となる。一方、初心者に対し
ては、各作業内容を通り一遍に説明しても理解出来ない
場合が多く、その時にはさらに1段下の階層に入り込ん
で更に詳細情報の提供を受けることが可能となってい
る。更に下層の情報も用意し、最終的には作業の様子を
ビデオで再現したりするレベルまで掘り下げられるよう
にしておくと良い。画面情報に関して言うと、製品イメ
ージ図と治工具イメージ図、更には説明文章や、矢印記
号などを重ね合わせた分かりやすい指示情報を事前加工
して準備しておくことも可能で、作業者8に対しては高
速のレスポンスで作業指示情報を伝達できる。また、近
年の国際化分業時代に対応していくためには、指示情報
が多国籍対応であったり、あるいは国語に左右されない
図だけの情報で構成されているケースもある。更に、ワ
ンタッチで画面表示の文字サイズを大きくできるように
しておけば、中高年齢作業者などにも対応できる。
【0016】作業の各段階が終了すれば、入力装置7を
通して進捗情報入力することにより次作業の作業指示情
報が作業指示情報表示部6に表示される。両手がふさが
るような作業の場合には音声入力により入力作業を行え
る。そして、順次必要な作業指示情報を表示画面6に表
示したり音声により知らせたりしていくことで、作業手
順ミスをなくすることが可能となる。また、作業の途中
で次の作業はなにかを考えながら集中できないとか、今
の作業が間違っていないかなどを不安に思いながら作業
を行うこともなくなる。なお、各段階の加工終了信号が
製造装置10から自動的に得られる場合は、この信号を
用いて進捗情報入力することもできる。このように作業
者8などからの進捗情報入力により次作業の作業指示情
報が作業指示情報表示部6に表示される。また、品質チ
ェックを行わねばならない作業では、別の作業者8が品
質チェックを実施することがあるが、この指示システム
を用いると、チェックが必要なポイントでは入力装置7
への入力を促す指示を出し確実な品質チェックを実施で
きる。また、コンピュータによるデータベースへの自動
格納や、データ内容の不備や矛盾を検出し、アラームな
どを発する機能を備えることも可能となる。作業途中で
不明な点が発生した場合は、入力装置7を操作して指示
情報生成部5で必要な情報を生成し、表示部6を通して
入手する。製造装置10の進行状況に関しても表示画面
6を通して見ることが出来る。
【0017】次に解体ラインについて実施の形態を説明
する。まず、解体ラインでは作業対象となる製品9型名
などが作業当日にならないと確定しないことも多い。そ
こで、当該作業者8が解体すべき製品9の型名に関して
は、対象製品9が作業者8のところに到着する直前に判
明することになる。また、製品9の型名がはっきりしな
いものも解体対象になっていることも考えられる。この
場合には、類似型名のものを検索することで指示情報を
生成することになる。指示情報の生成においては、加工
組立の場合と同様に、事前に作業指示情報生成部5に入
力し、製品9に関する一連の作業手順が規定されている
作業知識データベース1に、その製品9の型名に対応し
た寸法情報や必要部品形状などが規定されている製品知
識データベース3の情報を用いて、その製品9の型名の
ものを解体するために必要な治工具11のリストや、解
体に必要な補助部品12のリストなどが事前に生成され
プリントアウトされ作業者8の手元に渡される。コンピ
ュータを活用しているので、直前の情報に対してもすば
やく対応できる。ただし、作業の直前ということで作業
者8は治工具11や補助部品12の準備を行えない場合
もあり、こうした場合にはプリントアウトされたリスト
を別の準備を担当する作業者に渡すことで、解体作業者
8は作業を中断することなく準備ができ、トータルの生
産性の向上がはかれる。こうした、治工具情報というの
は、加工組立作業以上にどのような治工具11が必要に
なるかという情報が整備されていない場合が多く、現場
の作業者8の経験と勘に頼っている場合が多い。そのた
め、作業が始まった後で不都合が有ることが判明する場
合も多く、そうした場合は作業を中断して治工具11を
交換に行ったり、不適合な治工具11をそのまま使用
し、効率ロスを招くことも有った。しかしながら、本実
施の形態の場合のリストで指定された治工具情報は、コ
ンピュータに記述された手順にしたがって完全に理論的
に寸法などを計算し選定しているため、作業者8によっ
て異なる仕様の治工具11を選択することは無くなり、
代替の作業者でもその準備業務を行えるようになる。製
造装置10に関しても段取り情報が事前に生成されるの
で、ライン停止を最小限にとどめて解体を行うことが出
来る。
【0018】こうした事前準備を行った後、製品9の解
体作業を行う。解体作業中には、表示画面に写しだされ
たイメージ図や注意事項などの指示に基づいて必要な治
工具11や補助部品12、あるいは製造装置10を用い
て作業を実施していく。表示画面からの情報は、経験を
積んだベテラン作業者の場合には手順のみを間違わない
程度に表示する程度の概略指示を選択することができ、
わずらわしさを感じることなくベテラン作業者にも使用
してもらうことが可能となる。一方、初心者に対して
は、各作業内容を通り一遍に説明しても理解出来ない場
合が多く、その時にはさらに1段下の階層に入り込んで
更に詳細情報の提供を受けることが可能となっている。
更に下層の情報も用意し、最終的には作業の様子をビデ
オで再現したりするレベルまで掘り下げられるようにし
ておくと良い。また、近年の国際化分業時代に対応して
いくためには、指示情報が多国籍対応であったり、ある
いは国語に左右されない図だけの情報で構成されている
ケースも考慮しておくことが必要である。また、画面表
示の文字サイズを大きくすることで中高年齢作業者など
にも対応できる。
【0019】作業の各段階が終了すれば、入力装置7を
通して進捗情報入力することにより次作業の作業指示情
報が作業指示表示部6に表示される。通常の操作要領に
関しては加工組立作業の場合と同様であるが、解体作業
の場合には突発的なトラブル、例えば外形形状が相当変
形していたり、ネジ部がつぶれていたりというようなこ
とも多く発生する。その場合にも、悠長にマニュアルを
めくるよりは、入力装置7を操作して作業指示情報生成
部5で必要な情報を生成し表示部6を通して入手するこ
とで迅速な対応が可能となる。
【0020】実施の形態2.図2を基に実施の形態2に
ついて説明する。実施の形態1では作業者8が主体作業
を実施する構成としたが、作業者8は製造装置10の自
動運転の監視業務を主とする構成でもよい。つまり、指
示システムの機能を用いることによって、自動運転を実
施することができる。なお、この実施の形態の場合は、
作業指示情報としては、治工具などの選択情報や、製造
装置10の段取り情報や、制御情報がある。以下で詳細
動作を述べる。まず、作業対象製品9が製造装置10ま
で到着する前に、日程計画や製品9型名識別機能などで
製品型名情報が指示システムに入手できている。そこ
で、実施の形態1において作業者8への指示情報を生成
するのと同様な手順で、作業知識データベース1と製品
知識データベース3から製造装置10の制御データを自
動生成する。この場合、まず作業知識データベース1か
ら製造装置10の段取り情報の計算手順と製品型名との
関係を引き出し、次に事前に入手できている製品型名情
報から製品知識データベース3の情報を引き出す。言わ
ば、前者が計算式を定義しており、後者がそのパラメー
タを提供するような関係となっている。そして、作業指
示情報生成部5で作業対象製品9のための段取り情報を
生成し、その製品9が到着時点でネットワークを介して
製造装置10の段取りを自動的に変更設定する。次に、
製品9が製造装置10にセットされると、段取り情報を
生成したのと同様の手順で生成された制御情報に基づい
て製造装置10が加工組立や解体動作を自動実行する。
制御情報としては、例えばロボットのハンドリングのた
めの座標データや、切削工具の軌跡データなどが挙げら
れる。さらに、このシステムの大きな特徴として、製造
装置10と指示システムとの通信機能によって、製造装
置10の動作の進行状況を刻々指示システムに取り込
み、その進行状況に対応した情報、例えば装置の工具と
製品9の位置関係などのイメージ図など、を治工具イメ
ージ図データベース2や製品イメージ図データベース4
などの情報を利用して表示部6を通して表示することが
出来る。この機能により、遠隔地、例えば監視室から製
造装置10の監視を行うことも可能となる。なお、作業
中に不都合が生じた場合には、作業者8からの入力によ
り、作業中止や変更などが行われる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の構成によ
れば、製造装置や治工具を用いて製品の加工、組立、解
体などを行う製造ラインにおいて、上記製造装置や治工
具の取り扱い方法などの基本作業に関する規定情報を保
有する作業知識データベース、上記製造装置や治工具の
イメージ図を保有する治工具イメージ図データベース、
製品特有の加工、組立、解体作業などのための製品知識
に関する情報を保有する製品知識データベース、および
製品特有のイメージ図を保有する製品イメージ図データ
ベースのうちの少なくとも1つと、作業者などからの入
力機能を有する入力装置と、作業者などからの入力情報
と上記各データベースからのデータを用いて作業指示情
報を生成する作業指示情報生成部と、上記作業指示情報
生成部で生成された情報を表示する作業指示情報表示部
とを備えたので、作業者の習熟度合に関らず作業効率は
均一となり、効率向上がはかれる。また品質的にもバラ
付きが発生し難くなるという効果がある。また、段取り
替え情報が事前に生成できるため、加工組立作業者以外
の作業者が段取り作業を実施できコスト低減にもつなげ
ることができる。
【0022】また、本発明の第2の構成によれば、上記
第1の構成に加えて、製品の識別手段と、その識別結果
を用いて上記製品知識データベースまたは製品イメージ
図データベースから識別した製品と同一の情報が有る場
合は同一の情報を検索し、同一の情報が無い場合は類似
の情報を検索する手段を備えたので、データベース中に
作業対象製品そのものの情報が無い場合でも、類似の製
品の情報を検索し必要情報を得ることが出来る。
【0023】また、本発明の第3の構成によれば、上記
第1の構成に加えて、作業者からの問い合わせ入力に対
応した作業指示情報を生成し、表示するので、作業者の
習熟度合の違いによる作業効率のバラ付きを最小限に抑
えることができる。
【0024】また、本発明の第4の構成によれば、上記
第1の構成に加えて、作業者などからの進捗情報入力に
対応した作業指示情報を生成し、表示するので、作業の
進行に合わせた品質チェック作業などの確認や結果保管
などを可能とし、品質確報業務の効率化が可能となる。
【0025】また、本発明の第5の構成によれば、上記
第3または第4の構成における問い合わせ入力あるいは
進捗情報入力または作業指示情報の表示が音声によるの
で、手がふさがるような作業中の入力や作業者に注意を
喚起するような警告を発する場合などに有益である。
【0026】また、本発明の第6の構成によれば、上記
第1の構成に加えて、上記作業指示情報生成部の情報に
基づいて上記製造装置の自動運転を制御する手段を備え
たので、予め装置の段取り替え情報を自動生成するので
段取り替え作業の効率化が可能となる。
【0027】また、本発明の第7の構成によれば、上記
第6の構成に加えて、上記製造装置からの運転状況の信
号に対応して上記製造装置の運転状態を表示する手段を
備えたので、作業の進行に応じた情報の授受により、自
動運転中での作業者による進捗状況や品質チェックが可
能となり、自動運転時の品質確報業務の効率化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による作業指示システ
ムの構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態2による作業指示システ
ムの構成図である。
【図3】 従来の作業を説明する図である。
【符号の説明】
1 作業知識データベース、 2 治工具イメージ図デ
ータベース、 3 製品知識データベース、 4 製品
イメージ図データベース、 5 作業指示情報生成部、
6 作業指示情報表示部、 7 入力装置、 8 作
業者、 9 製品、 10 製造装置、 11 治工具、
12 補助部品、 13 治工具保管庫、 14 補助
部品保管庫、 15 製品図面、 16 メモ、 17
作業要領書、 18 参照図面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有木 茂 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 永田 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造装置や治工具を用いて製品の加工、
    組立、解体などを行う製造ラインにおいて、上記製造装
    置や治工具の取り扱い方法などの基本作業に関する規定
    情報を保有する作業知識データベース、上記製造装置や
    治工具のイメージ図を保有する治工具イメージ図データ
    ベース、製品特有の加工、組立、解体作業などのための
    製品知識に関する情報を保有する製品知識データベー
    ス、および製品特有のイメージ図を保有する製品イメー
    ジ図データベースのうちの少なくとも1つと、作業者な
    どからの入力機能を有する入力装置と、作業者などから
    の入力情報と上記各データベースからのデータを用いて
    作業指示情報を生成する作業指示情報生成部と、上記作
    業指示情報生成部で生成された情報を表示する作業指示
    情報表示部とを備えたことを特徴とする作業指示システ
    ム。
  2. 【請求項2】 製品の識別手段と、その識別結果を用い
    て上記製品知識データベースまたは製品イメージ図デー
    タベースから識別した製品と同一の情報が有る場合は同
    一の情報を検索し、同一の情報が無い場合は類似の情報
    を検索する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の作業指示システム。
  3. 【請求項3】 作業者からの問い合わせ入力に対応した
    作業指示情報を生成し、表示することを特徴とする請求
    項1記載の作業指示システム。
  4. 【請求項4】 作業者などからの進捗情報入力に対応し
    た作業指示情報を生成し、表示することを特徴とする請
    求項1記載の作業指示システム。
  5. 【請求項5】 上記作業者などからの問い合わせ入力ま
    たは進捗情報入力が音声入力であることを特徴とする請
    求項3または4記載の作業指示システム。
  6. 【請求項6】 上記作業者への作業指示情報は音声によ
    って表示されることを特徴とする請求項3ないし5の何
    れかに記載の作業指示システム。
  7. 【請求項7】 上記作業指示情報生成部の情報に基づい
    て上記製造装置の自動運転を制御する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の作業指示システム。
  8. 【請求項8】 上記製造装置からの運転状況の信号に対
    応して上記製造装置の運転状態を表示する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項7記載の作業指示システム。
JP8076328A 1996-03-29 1996-03-29 作業指示システム Pending JPH09262745A (ja)

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