JP2006126931A - 作業支援装置およびその作業支援方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 機械工程と手作業工程とが混在する複数の工程を予め定める順序で行う作業者を支援して、作業性を向上させることができる作業支援装置を提供する。
【解決手段】 制御手段37が、手作業の進捗状態に対応する作業の作業内容をモニタ33に報知させる。これによって作業者が進捗状態に応じた作業内容を確認することで、工程の順番および作業内容の間違いによるミスを防止することができるとともに、工程毎に作業工程表を確認する回数を少なくすることができ、作業性を向上することができる。
また制御手段37は、現時点での手作業工程の進捗状態に応じてナットランナ装置23、組立て装置22に動作指令を与える。これによって作業者は、それらの機械装置22,23に動作指令を与える必要がないので、機械装置22,23の操作に関する負担が軽減されて、作業性を向上することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、手作業とともに機械装置を用いて、予め定められる順序で複数の工程を行う作業者を支援する作業支援装置に関し、たとえばセル生産方式現場における作業者の生産作業を支援する作業支援装置に関する。
従来、作業者が予め定められる順序で複数の工程を行う場合、作業者は、前もって配布される作業工程表を確認することで、各工程の順序と、各工程の作業内容とを把握し、把握した順序および作業内容で、各工程の作業を順に行う。作業者は、熟練するにつれて作業工程表を確認する回数が減る。
しかしながら多品種少量製品の生産にあたっては、各工程の順序と、各工程の作業内容とが、製品毎に異なる場合が多い。このような場合、作業者は、熟練しづらく、製品毎に作業工程表を確認する必要がある。作業者が作業工程表を確認しないままで作業を行うと、必要な工程を飛ばすなどのミスが生じるおそれがある。特にセル生産作業では、作業者が複数の工程の作業を担うことになるので、各工程の順序と作業内容との変更による作業者一人当たりの負担が大きい。
このような分野において、作業者を支援する技術が特許文献1と特許文献2とに開示される。特許文献1では、複数のフランジパイプを接続するにあたって、ボルトの締め付け完了時に、締付け完了信号を、管理コンピュータに与える。管理コンピュータは、与えられる締付け完了信号が予め定めるカウント値に達すると、全工程が完了したことを判断する。この場合、ボルトの締め忘れがあれば、管理コンピュータによって全工程が完了したと判断されないので、ボルトの締め忘れを防ぐことができる。
特許文献2では、予め作成される作業計画に基づき、作業の進捗状態に応じた作業指示がスピーカから与えられる。作業者は、各工程において、音声ガイドの指示に従って作業を行うことで、作業ミスを防ぐことができる。
特開平7−105469号公報 特開2002−328716号公報
上述した特許文献1に開示される技術では、作業者は、依然として作業工程表を確認しながら各工程の作業を進める必要がある。作業者は、工程順序および作業内容に変更がある場合、変更前と変更後との違いを作業工程表から確認する必要がある。
また、作業対象に対して、作業者による手作業と、機械装置による機械作業とが混在するような場合、作業者は、手作業のほか機械装置に動作指令を入力する必要がある。作業者が機械装置に動作指令を入力している間は、手作業を行うことができず、作業性が低いという問題がある。このような問題は、特許文献2に開示される技術であっても同様に生じる。
したがって本発明の目的は、機械装置による機械工程と、手作業による手作業工程とが混在し、それらの複数の工程を予め定める順序で行う作業者を支援して、作業性を向上させることができる作業支援装置およびその作業支援方法を提供することである。
本発明は、予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置であって、
各工程の順序と各工程の作業内容とを関連させて記憶する記憶手段と、
少なくとも手作業工程の進捗状態を検出するための検出手段と、
各工程の作業内容を報知する報知手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて手作業工程の進捗状態を判断し、その進捗状態に応じた作業内容を記憶手段から読出し、読出した作業内容を前記報知手段に報知させるとともに、判断した手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与える制御手段とを含むことを特徴とする作業支援装置である。
また本発明は、前記検出手段は、
作業者が手作業工程で用いる手作業器具に接続されて、手作業器具の状態を検出する手作業状態検出手段と、
前記機械装置に接続されて、機械装置の状態を検出する機械状態検出手段とを有することを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は、前記手作業器具の状態と、前記機械装置の状態とがそれぞれ予め定める条件を満たすことを判断して、手作業工程と機械工程とが並行して行われる並行期間における各工程の終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記検出手段は、前記機械装置の異常状態を検出可能に形成され、
前記制御手段は、前記検出手段によって前記機械装置の異常状態が検出されると、異常状態に対応した作業内容を報知させることを特徴とする。
また本発明は、支援動作を中断する中断指示が作業者から入力される入力手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記入力手段に入力される中断指示に基づいて、前記報知手段による情報の報知と、前記機械装置の制御とを中断することを特徴とする。
また本発明は、以前に支援した支援動作を再開すべき工程が指定される戻り指示が作業者から入力される入力手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記入力手段に入力される戻り指示に基づいて、指定される工程から、前記報知手段による情報の報知と、前記機械装置の制御とを再開することを特徴とする。
また本発明は、前記記憶手段は、各工程に予め設定される設定時間をそれぞれ記憶し、
前記制御手段は、工程を開始してから前記設定時間を超えたことを判断すると、そのことを前記報知手段によって報知させることを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は、工程毎の終了時間を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
また本発明は、予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置であって、
少なくとも手作業工程の進捗状態を検出するための検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて手作業工程の進捗状態を判断し、判断した手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与える制御手段とを含むことを特徴とする作業支援装置である。
また本発明は、予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置の作業支援方法であって、
手作業工程の進捗状態を判断した後、
手作業工程の進捗状態に応じた作業内容を作業者に報知するとともに、
手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与えることを特徴とする作業支援方法である。
請求項1記載の本発明によれば、制御手段が、検出手段の検出結果に基づいて、現時点での手作業工程の進捗状態を判断する。そして、進捗状態に対応する工程の作業内容を記憶手段から読出し、読出した作業内容を報知手段によって報知させる。作業者は、報知手段によって報知される作業内容を確認することで、各工程の作業内容を容易かつ確実に判断することができる。これによって工程の順序および作業内容の間違いによるミスを防止させるとともに、作業工程表を確認する回数を少なくさせることができ、作業性を向上することができる。
また制御手段は、現時点での手作業工程の進捗状態に応じて、機械装置に動作指令を与える。これによって機械装置は、作業者から動作指令が与えられなくとも、進捗状態に応じた機械作業を行うことができる。したがって作業者は、機械装置に動作指令を与える必要がないので、機械装置の操作に関する負担が軽減されて、作業性を向上することができる。
請求項2記載の本発明によれば、手作業状態検出手段と機械状態検出手段とからの検出結果に基づいて、制御手段が、手作業工程と機械作業工程との進捗状態を判断する。手作業状態検出手段は、作業者の動作にかかわらずに、手作業器具の状態を検出し、制御手段に与える。したがって作業者が、手作業工程の進捗状態を作業支援装置に別途入力する必要がなく、利便性を向上することができる。
同様に、機械状態検出手段は、作業者の動作にかかわらずに、機械装置の状態を検出し、制御手段に与える。したがって作業者が、機械工程の進捗状態を作業支援装置に別途入力する必要がなく、利便性を向上することができる。これによって作業者が手作業を進めるだけで、進捗状態に応じて作業内容が切り替わることとなる。このように作業者の手作業以外の動作を減らすことで、作業者について手作業に専念させやすくすることができる。
請求項3記載の本発明によれば、制御手段は、手作業状態検出手段と機械状態検出手段との検出結果に基づいて、手作業器具と機械装置とがそれぞれ定められる条件を満たしたことを判断すると、並行期間における各工程の終了を判断する。これによって作業者による手作業と、機械装置による機械作業とが並列に行われる場合であっても、同期または非同期させて各工程の終了を判断することができる。たとえば手工程の終了と機械工程の終了とを同期させることによって、機械工程が終わらないうちに、手作業工程だけが先の工程に進むことを防いで、手作業工程のみが先に進んだ場合における不具合を防ぐことができる。
請求項4記載の本発明によれば、制御手段が機械工程において機械装置の異常があった場合に、正常な場合とは異なり、異常に応じた情報を報知させる。これによって作業者は、機械装置の異常状態を容易に判断することができる。また正常な状態とは異なって報知する情報として、異常状態を解消する作業内容を報知させることで、作業者は、作業管理者の助けを借りずに、異常状態を円滑に解消することができる。
請求項5記載の本発明によれば、中断指示が入力手段に入力されると、制御手段は、報知手段による情報の報知と、機械装置の動作とを中断させる。このように作業者からの中断指示に基づいて、報知手段と機械装置との動作を中断することによって、設備の故障や部品損傷などの不慮の事態が発生して作業が中断した状態で、支援動作だけが進行することを防ぐことができる。
請求項6記載の本発明によれば、戻り指示が入力手段に入力されると、制御手段は、入力手段に指定される工程から報知手段と機械装置との動作を再開させる。これによって不慮の事態が生じて、作業者支援装置による支援動作を中断した状態から回復したときに、不慮の事態が生じる前の工程から、作業内容の報知と、機械装置への動作指令を再開することができ、作業者による作業の再開を容易に行わせることができる。
請求項7記載の本発明によれば、制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて、現時点での手作業工程の進捗状態を判断し、工程を開始してから設定時間を超えたことを判断すると、そのことを報知手段によって作業者に報知させる。これによって作業者は、作業が設定時間よりも遅れていることを把握して、作業を急ぐことで、各工程で費やす時間が不所望に大きくなることを防ぐことができ、作業性を向上することができる。
請求項8記載の本発明によれば、工程毎の終了時間を記憶手段に記憶させることによって、作業者に負荷を与えることなく、工程毎の作業情報を蓄積することができる。このようにして蓄積された作業情報を、分析することによって、作業性を改善することができる。たとえば蓄積された作業情報から、複数の作業のうちでどの作業が最も時間がかかっているのかを確認することができ、その作業の作業時間を短縮する工夫を図ることによって、作業時間を効果的に短縮することができる。
請求項9記載の本発明によれば、制御手段は、検出手段の検出結果に基づいて、現時点での手作業工程の進捗状態を判断する。そして、判断した進捗状態に応じて、機械装置に動作指令を与える。これによって機械装置は、作業者から動作指令を与えられなくとも、進捗状態に応じた機械作業を行うことができる。したがって作業者は、機械装置の操作に起因する負担が軽減され、作業性を向上することができる。
請求項10記載の本発明によれば、現時点での手作業工程の進捗状態に応じた作業内容を作業者に報知することによって、作業者は、作業工程表を見なくても作業内容を把握することができる。そして手作業工程の進捗状態に応じた手作業を間違いなく正確に行うことができる。これによって作業工程表を確認する回数を少なくすることができ、作業性を向上することができる。
また現時点での手作業工程の進捗状態に応じた動作指令を機械装置に与えることによって、機械装置は、現時点での手作業工程の進捗状態に応じた機械作業を行うことができる。したがって作業者は、機械装置に動作指令を与える必要がなく、作業性を向上することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である作業支援装置20が設けられる作業現場10を示す斜視図である。作業支援装置20は、作業者が行うべき作業内容を報知するなどして、作業者の作業を支援する。本実施の形態では、作業者は、セル生産方式によって作業対象物21を組立てる作業を行い、機械装置22,23による機械作業を行う機械工程と、作業者自身の手作業による手作業工程とが混在する複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う。作業対象物21として、たとえばエンジンまたは油圧ポンプなどが想定される。
以下、ナットおよびボルトなどによって、作業対象物21を組立てる複数の工程を行う場合を例示して、作業者支援装置20について説明する。作業現場には、作業対象物21を保持する保持装置である組立て装置22と、ナットを締結するナット締結装置であるナットランナ装置23と、作業支援装置20と、組立て部品および複数の手作業器具24が陳列される陳列台(図示せず)とがそれぞれ配置される。本実施の形態では、手作業器具24として、4種類のトルクレンチ24A〜24Dが設けられる。このような手作業器具24は、作業者が手作業を行う場合に用いられる。
組立て装置22は、作業対象物21を保持した状態で、作業対象物21の姿勢を変更可能に構成される。組立て装置22は、予め定める動作プログラムで動作する機械装置であり、状態を示す信号を出力可能に構成される。組立て装置22は、動作プログラムに従うことによって、作業対象物21の姿勢を予め定める姿勢に調整する。
ナットランナ装置23は、作業対象物21の所定の位置に埋め込まれるナットを締結する。ナットランナ装置23は、予め定める動作プログラムで動作する機械装置であり、状態を示す信号を出力可能に構成される。ナットランナ装置23は、動作プログラムで動作する機械装置であって、ナットを締結する締結部分23aを、ナットが埋め込まれる位置に向かって移動させて、ナット埋込み位置に達するとナットを締結する。本明細書において、組立て装置22およびナットランナ装置23を含んで機械装置22,23と称する場合がある。
図2は、作業支援装置20の構成を示すブロック図である。図1および図2を参照して示すと、作業支援装置20は、記憶手段31と、放音手段であるスピーカ32と、表示手段であるモニタ33と、入力手段34と、手作業状態検出手段35と、機械状態検出手段36と、バーコードリーダ19と、制御手段37とを含んで構成される。本発明において、スピーカ32とモニタ33とを含んで、報知手段32,33と称する場合がある。
記憶手段31は、作業対象物21を組立てるための各工程の順序と、工程毎の作業内容とを記憶し、たとえばハードディスクによって実現される。入力手段34は、作業者から与えられる情報が入力され、キーボード、ボタンおよびタッチパネルなどによって実現される。たとえば入力手段34は、作業者から与えられた情報を制御手段37に与える。
作業者は、バーコードが記載される識別カードを所持する。また作業対象物21は、バーコードが記載されるタグを有する。バーコードリーダ19が作業者の所持する識別カードのバーコードを読取ることによって、作業者を識別するための作業者識別情報を取得する。またバーコードリーダ19が作業対象物21のタグのバーコードを読取ることによって、製品を識別するための製品識別情報を取得する。バーコードリーダ19は、取得した情報を、制御手段37に与える。
手作業状態検出手段35は、複数の手作業器具24にそれぞれ接続されて各手作業器具24の状態を検出する。本実施の形態では、手作業状態検出手段35は、締め付けトルク計測可能なトルク計測センサを有するトルクレンチ24に接続される。手作業状態検出手段35は、トルク計測センサによって、ボルトを締め付けたときの締め付けトルクが所定の値に達すると、制御手段37に作業実施信号を与える。これによって制御手段37は、1つのボルトに対する締め付け作業が終了したことを判断する。
機械状態検出手段36は、機械装置22,23にそれぞれ接続される。機械状態検出手段36は、機械装置22,23から出力される信号に基づいて、それらの機械装置22,23の状態を検出する。そして機械状態検出手段36は、それらの機械装置22,23の1つの動作が完了したことを示す作業実施信号を制御手段37に与える。
たとえば組立て装置22によって、作業対象物21が予め定める1つの姿勢に調整されると、機械状態検出手段36は、作業実施信号を制御手段に与える。またナットランナ装置23によって、作業対象物21に嵌込まれる1つのナットの締め付けが終了すると、機械状態検出手段36は、作業実施信号を制御手段37に与える。本実施の形態では、機械状態検出手段36は、機械装置22,23に接続されるシーケンサ39によって実現される。
本実施の形態では、作業支援装置20は、パーソナルコンピュータ38によって実現され、制御手段37は、CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)によって実現される。制御手段37は、インターフェースを介して、記憶手段31、スピーカ32、モニタ33、入力手段34、バーコードリーダ19、検出手段35,36にそれぞれ接続される。
制御手段37は、各検出手段35,36、入力手段34およびバーコードリーダ19から信号が与えられるとともに、記憶手段31、スピーカ32、モニタ33を制御する。また制御手段37は、組立て装置22およびナットランナ装置23に動作指令を与えることによって、それらを制御する。動作指令は、組立て装置22およびナットランナ23の動作プログラム、起動指令、および移動速度などの動作条件設定(パラメータ設定)の少なくともいずれかを含む。
制御手段37は、手作業状態検出手段35および機械状態検出手段36から与えられる検出結果に基づいて、手作業による手作業工程と、機械装置22,23による機械工程とのそれぞれの進捗状態を判断し、その進捗状態に応じた作業内容を記憶手段31から読出し、読出した作業内容を報知手段32,33に報知させる。また制御手段37は、判断した進捗状態に応じて機械装置22,23に動作指令を与える。
記憶手段31は、作業者に工程毎の作業内容を報知するための作業報知用データベースを記憶する。表1は、本実施の形態の作業報知用データベースを示す表である。
Figure 2006126931
表1に示すように、記憶手段31は、作業報知用データベースとして、工程の順番と、工程の名称と、工程作業中に報知すべき作業内容の画像を表わす画像ファイルと、工程の作業内容を意味する文字情報と、工程を完了するまでに必要な工程標準時間と、工程作業中に報知すべき音声を表わす音声ファイルとを、それぞれ工程毎に関連させて記憶する。画像ファイルは、2次元画像のほか3次元画像であってもよい。また、記憶手段31は、生産すべき製品毎に、このような作業報知用データベースをそれぞれ記憶する。制御手段37は、工程の進捗状態に応じて、記憶手段31から対応する報知内容を読出し、読出した作業内容をモニタ33に表示させる。
図3は、モニタ33の表示例を示す図である。モニタ33には、作業対象物21の型式または品番などの作業対象物名称40と、各工程の標準時間41と、現在の工程を開始してから経過した時間を示す工程経過時間42と、最初の工程から経過した時間を示す総経過時間43と、現在の工程における画像ファイルが示す画像44と、作業内容を意味する文字情報45a,45bと、進捗状態46と、工程表47とが表示される。これらの表示内容の表示態様は、予め記憶手段31に記憶される。制御手段37は、工程が進むにつれて、モニタ33の表示態様を変化させる。
作業内容を示す文字情報45は、各作業の手順を示す作業手順45aと、作業で使用する手作業機器24の種類、注意点などを示す注意事項45bとを含む。進捗状態46は、現時点での状態である作業現時点状態48と、工程を終えたときの状態である作業終了状態49とを示す。たとえば8本のボルトを取付ける工程であったら、8本のボルトを取付けることが作業完了状態49として表示される。また現時点で取付けたボルト数が作業現時点状態48として表示される。工程表47は、複数の工程が並べて表示される。表示される複数の工程のうちで現時点での工程がほぼ中央に配置される。そして工程表47を構成する各工程のうち、既に終了した工程と、これから行うべき工程とで表示態様が変化する。
また記憶手段31は、工程の進捗状態を監視するための進捗監視用データベースを記憶する。進捗監視用データベースは、工程の進捗状態を監視するとともに、機械工程における機械装置22,23の動作プログラムを記憶する。表2は、本実施の形態の進捗監視用データベースを示す表である。
Figure 2006126931
表2に示すように、記憶手段31は、進捗監視用データベースとして、工程の順番と、工程開始時に実行する処理プログラムの動作番号と、工程の完了を判断するために選択される1または複数の作業確認機器と、その工程において作業確認機器による実施作業がなされる回数である作業確認回数と、その工程が完了したか否かを判断するための作業完了条件と、その工程をスキップするか否かを判断するための作業スキップ条件とをそれぞれ工程毎に関連させて記憶する。なお本実施の形態では、1つの工程において、3つ以下の作業確認機器を選択可能である。
ここで、作業完了条件および作業スキップ条件は、実施作業が作業確認回数、実行された各作業確認機器の組合せで表わされる。表3は、表2の作業完了条件および作業スキップ条件に記載される数の意味を示す表である。
Figure 2006126931
たとえば表2に記載される作業完了条件が「4」であれば、表3に示すように、第1作業確認機器による実施作業が第1作業確認回数、実施されるとともに、第2作業確認機器による実施作業が第2作業確認回数実施されることによって、その工程が完了する。また作業スキップ条件が「3」であれば、第3作業確認機器による実施作業が第3作業確認回数実施されていると、その工程をスキップ、すなわち実行せずに次の工程を実行する。また作業スキップ条件が「11」であれば、第1作業確認機器が第1作業確認回数実施されるか、第2作業確認機器が第2作業確認回数実施されるか、第3作業確認機器が第3作業確認回数実施されるか、の少なくとも1つが実施されていると、その工程をスキップする。このように表3において「and」は、論理代数における論理積を意味し、「or」は、論理代数における論理和を意味する。
進捗監視用データベースは、工程毎に、作業確認機器と、作業確認機器に対応する作業確認回数がそれぞれ設定される。たとえば表2に示すように、第1工程では、第1作業確認機器として、機械装置22,23が選択され、第2作業確認機器として第2トルクレンチ24Bが設定される。また第1工程が完了するまでに、第1作業確認機器を用いて実施される第1作業確認回数が5回に設定され、第2作業確認機器を用いて実施される第2作業確認回数が8回に設定される。そして作業完了条件として、「4」が選択されるので、機械装置22,23が5回の作業を実施するとともに、第2トルクレンチ24Bによって8回の手作業がともに実施されることによって、第1工程が終了する。
また第2工程では、第1作業確認機器として、第1トルクレンチ24Aが選択される。そして第2工程が完了するまでに、第1作業確認機器を用いて実施される第1作業確認回数が4回に設定される。そして作業完了条件として、「1」が選択されるので、第1トルクレンチ24Aによって4回の手作業が実施されることによって、第2工程が終了する。
上述したように、制御手段37は、機械装置22,23からシーケンサ39を介して、作業実施信号が与えられると、1つの実施作業が終了したことを判断する。そして機械装置22,23が作業確認機器として選択される工程では、機械装置22,23からの作業実施信号が作業確認回数与えられることによって、工程のうちで、機械装置22,23の担う1つの工程が終了したことを判断する。
また、制御手段37は、手作業器具24であるトルクレンチから作業実施信号が与えられると、1つの実施作業が終了したことを判断する。そしてトルクレンチ24が作業確認機器として選択される工程では、トルクレンチからの作業実施信号が作業確認回数与えられることによって、工程のうちで、作業者の担う1つの工程が終了したことを判断する。なお、1つの工程において、機械装置22,23による機械作業と、作業者による手作業とが混在する工程も有りえる。このようにして制御手段37は、工程の進捗状態を判断して、報知手段32,33および機械装置22,23の制御を行って、作業者を支援する支援動作を行う。
図4は、制御手段37による支援動作を示すフローチャートである。ステップs0では、作業者がバーコードリーダ19を扱うことによって、制御手段37は、バーコードリーダ19から作業者の識別情報と、作業対象物21の識別情報を取得する。制御手段37は、記憶手段31から、作業すべき作業対象物21に対応する作業報知用データベースおよび進捗監視用データベースを読出し、支援動作可能な状態で待機する。そして入力手段34を介して作業者からの支援動作の開始指令が与えられると、ステップs1に進み、支援動作を開始する。
ステップs1では、第1工程を、注目する工程Iとして抽出し、ステップs2に進む。ステップs2では、注目する工程Iにおいて、作業スキップ条件を満たすか否かを判断し、作業スキップ条件を満たさないとすると、ステップs3に進む。また注目する工程Iにおいて、作業スキップ条件を満たすと、ステップs11に進み、注目する工程を1つ後の工程に変更してステップs2に戻る。
ステップs3では、作業報知用データベースから、注目する工程Iに関する表示内容を抽出し、抽出した内容をモニタ33に表示する。同様に、注目する工程Iに関する放音内容を抽出し、抽出した内容をスピーカ32から放音する。たとえばモニタ33には、図3に示すような表示態様で作業内容が表示される。このように注目する工程Iに関する情報を報知すると、ステップs4に進む。
ステップs4では、進捗監視用データベースから、注目する工程Iに設定される動作番号を抽出し、動作番号に対応する処理を実行する。具体的には、確認すべき作業確認機器を設定し、その作業確認機器の作業確認回数をクリアする。また動作番号に対応する動作指令を機械装置22,23に与える。このような処理を実行すると、ステップs5に進む。
ステップs5では、注目する工程Iで設定される各作業確認機器からの作業実施信号を収集およびカウントして、作業確認回数を判断し、ステップs6に進む。ステップs6では、制御手段37は、注目する工程Iを介してからの時間である作業時間が、注目する工程Iに予め設定される設定時間を超過したかどうかを判断する。本実施の形態では、設定時間は、標準時間の定数倍、たとえば1.5倍の時間が設定時間として設定される。作業時間が、設定時間を超えていないと判断するとステップs7に進み、作業時間が設定時間を超えているとステップs8に進む。ステップs8では、モニタ33に警告メッセージを表示するとともに、スピーカ32から警告音を出力し、ステップs7に進む。
ステップs7では、進捗監視用データベースから、注目する工程Iに設定される作業完了条件を満たすかどうか判断し、作業完了条件を満たさないとステップs5に戻る。また作業完了条件を満たすと、ステップs9に進む。ステップs9では、注目する工程Iを終了した終了時間を、注目した工程Iに関連付けて、記憶手段31に記憶する。本実施の形態では、さらに終了時間のほかに、作業者名、製品名、作業内容などの作業に関連する情報を追加して、作業実績情報として記憶手段31に記憶する。そしてステップs10に進む。
ステップs10では、注目する工程Iが、複数の工程のうちで最終の工程であるか否かを判断し、そうでないと、ステップs11に進む。ステップs11では、注目する工程を1つ後の工程に変更して、ステップs2に戻る。また、ステップs10において、注目する工程Iが、設定される複数の工程のうちで最終の工程であると判断すると、ステップs12に進み、作業支援動作を終了する。
以上のように、本実施の形態に従えば、制御手段37が、手作業状態検出手段35から出力される作業実施信号を自動的に収集し、現時点での手作業工程の進捗状態を判断する。そして、進捗状態に対応した工程の作業内容をモニタ33によって表示するとともに、スピーカ32によって放音する。
作業者は、モニタ33およびスピーカ32によって作業内容を容易かつ確実に確認することができ、手作業工程の進捗状態に応じた手作業を確実に行うことができる。これによって工程の順番および作業内容の間違いによるミスを防止することができるとともに、工程毎に作業工程表を確認する回数を少なくすることができ、作業性を向上することができる。
さらに手作業工程の進捗状態に基づいて作業内容を報知することによって、熟練作業者に対しては、次の工程の作業内容を早く報知することができる。したがって作業者の熟練度が増すにつれて作業時間をさらに短縮することができる。また熟練度の低い作業者についても、その作業者の進捗状態に基づいて作業内容を報知することによって、作業内容を見逃すといった不具合を解消することができる。
特に、少量多品種の製品を生産する場合においては、工程順序と各工程の作業内容とが、製品毎に変更する場合がある。本実施の形態によれば、製品毎の工程順序と各工程の作業内容を、進捗状況に応じて報知する。これによって作業者が、製品毎の工程順序と各工程の作業内容を前もって十分に把握しなくてもよく、報知手段32,33の情報を確認することで、各工程が進むごとに次の工程を把握でき、利便性を向上することができる。また、各工程の作業を完了しないと、次の作業内容が報知されないようにすることで、工程を飛ばすなどのミスを防ぐことができ、作業ミスを防ぐことができる。さらに本実施の形態のように、作業支援装置20が、セル生産方式における作業を支援することで、上述した効果がより顕著となり、作業者のミスの防止、いわゆるポカヨケを達成することができる。
また制御手段37は、現時点での手作業工程の進捗状態に応じて機械装置22,23に動作指令を与える。言い換えると、手作業工程と同期させて、機械装置22,23の動作制御を行うことができる。これによって機械装置22,23は、作業者から動作指令を与えられなくとも、現時点での進捗状態に応じた機械作業を行うことができる。したがって作業者は、機械装置22,23に動作指令を与える必要がないので、機械装置22,23の操作に関する負担が軽減されて、作業性を向上することができる。また、機械装置22,23による機械作業と手作業とを並行して行うことができ、作業性を向上することができる。
また、手作業状態検出手段35と機械状態検出手段36とからの検出結果に基づいて、制御手段37が、手作業工程の進捗状態を判断する。手作業状態検出手段35は、作業者の動作にかかわらずに、手作業器具24の状態を検出し、制御手段37に伝える。したがって作業者が、手作業工程の進捗状態を入力する必要がなく、利便性を向上することができる。
同様に、機械状態検出手段35は、作業者の動作にかかわらずに、機械装置22,23の状態を検出し、制御手段37に伝える。したがって作業者が、機械工程の進捗状態を入力手段34から入力する必要がなく、利便性を向上することができる。これによって作業者が手作業を進めるだけで、報知される作業内容が切り替わることとなり、作業対象物21の作業に寄与しない動作を減らして、手作業に専念させることができる。
また、ステップs8に示すように、制御手段37は、検出手段35,36の検出結果にしたがって手作業工程の進捗状態を判断し、記憶手段31に記憶される設定時間を超過しても、その工程が継続されていることを判断すると、そのことを報知手段32,33によって作業者に報知させる。これによって作業者は、作業が設定時間よりも遅れていることを把握して、作業を急ぐことで、各工程に費やす時間が不所望に大きくなることを防ぐことができ、作業性を向上することができる。
また、ステップs9に示すように、工程毎の工程終了時間を記憶手段31に記憶させることによって、作業者に負荷を与えることなく、工程毎の作業情報を蓄積することができる。このように蓄積された作業情報について、作業時間の分析および不具合原因などの分析を行うことによって、作業性を改善することができる。
たとえば蓄積された作業情報から、複数の作業のうちでどの作業が最も時間がかかっているのかを確認することができ、その作業の作業時間を短縮する工夫を図ることによって、作業時間を効果的に短縮することができる。また、本実施の形態では、作業時間のほかに、作業者名、作業対象物名、機械装置22,23からのエラーの有無、中断指示信号の有無、中断指示信号が入力されてから再開指示信号が入力されるまでの時間などを、各工程に対応づけて記憶する。これによって、データ項目を増やすことができ、作業改善をさらに図りやすくすることができる。
このうちバーコードリーダ19を用いて、作業者の識別情報と作業対象物21との識別情報をそれぞれ取得することによって、入力手段34でそれらの識別情報を入力する場合に比べて、入力ミスを防ぐことができるとともに短時間で識別情報を取得することができる。
また図3に示すように、モニタ33に作業内容を表示することによって、何度も見直すことができ、作業内容を再確認することができる。さらに、作業内容を画像44で表示することによって、作業者は、作業内容を視覚的にイメージすることができ、作業内容を短時間で理解することができる。また、スピーカ32によって作業内容を放音することによって、作業者は、作業対象物21から視線を反らさずに、作業内容を理解することができ、利便性を向上することができる。特に、ミスしやすい工程、新しく変更された工程などの注意を促すべき工程で、スピーカ32で作業順序および作業内容について注意を促すことによって、作業ミスが生じることをより確実に防ぐことができる。
また工程表47を表示することによって、現時点の工程に対して、未来の工程を予め知ることができ、作業者がその段取りよく作業を行うことができ、作業性をさらに向上することができる。また工程表47において、終了した工程と、未終了の工程との表示態様を変化させることによって、全工程のうち、現時点の工程がどのくらい進んでいるのかを作業者が把握することができ、利便性を向上することができる。
図5は、機械装置による作業と、手作業による作業が並列して行われる場合の工程の流れを示す図である。また、表4は、図5に示す並列動作が行われる場合の進捗監視用データベースの一部を示す表である。
Figure 2006126931
上述したように、作業確認機器として複数の機器を選択することができ、さらに手作業器具24と、機械装置との両方をそれぞれ作業確認機器として選択可能である。図5および表4に示すように、工程Nの作業内容をモニタ33およびスピーカ32によって報知する。そして作業者によって、第2トルクレンチ24Bを用いた手作業が行われる。作業支援装置20は、第2トルクレンチ24Bを用いた作業が終了したことを判断すると、工程N+1に関する動作を行う。
工程N+1では、制御手段37から動作指令として起動指令が機械装置23に与えられて、機械作業が開始される。作業支援装置20は、工程N+1の完了条件が「0」であるので、工程N+1では、機械装置23の機械作業の終了を待たずに、工程N+2の作業内容をモニタ33およびスピーカ32によって報知する。そして機械装置23の作業の終了にかかわらずに、手作業の進捗状況に基づいて、工程N+3と、工程N+4の作業をそれぞれ順に報知する。作業支援装置20は、工程N+4の完了条件が「10」であるので、工程N+4では手作業および機械装置23の機械作業の両方が終了したことを判断すると、工程N+5の作業内容を報知する。なお、工程N+4では、機械装置23による動作プログラムの実行が一通り終了したことを示す信号23Aが、機械装置23から与えられて、その信号23Aを作業支援装置20が検出する。これによって作業支援装置20は、工程N+4において、第3作業確認機器の作業が終了したことを判断する。
このように制御手段37は、並行期間における各工程の終了をそれぞれ判断するので、作業者による手作業と、機械装置による機械作業とが並列に行われる場合であっても、互いの作業に同期または非同期させて、手作業工程と機械工程との終了をそれぞれ判断することができる。
これによって作業者による手作業と、機械装置による機械作業とが並行して行われる並行期間を設けることができ、さらに作業時間を短縮させることができる。また工程N+4で、スキップ条件を設けることによって、機械工程が終わらないうちに、工程N+5の作業内容を報知することがなく、手作業工程のみが先に進むという不具合を防ぐことができる。言い換えると、工程N+5では、機械装置22,23と手作業との同期を図ることができる。またスキップ条件を設けることによって、組立て順に自由度を与えることができ、作業者の好みに合わせて工程を進めることができる。
図6は、機械装置の正常・異常の状態における工程の分岐を示す図である。また表5は、図6に示す分岐が行われる場合の進捗監視用データベースの一部を示す表である。機械装置22,23は、工具破損などの何らかの理由で作業が正常に遂行されない場合がある。このような場合に、作業者にそれを補うための臨時作業を指示する必要がある。本実施の形態では、機械作業検出手段36は、機械装置22,23の異常状態を検出可能に形成され、制御手段37は、機械作業検出手段36によって機械装置22,23の異常状態が検出されると、報知すべき作業内容を変更する。本実施の形態では、表5に示すように、工程Mで、異常状態が入力された場合とそうでない場合とで、作業内容を変更して報知するといった分岐処理を施している。異常状態としては、設備の故障、部品の損傷、過剰負荷および動力供給停止などの状態である。また異常状態は、入力手段34によって作業者から入力されてもよい。
Figure 2006126931
図6および表5に示すように、工程Mでは、機械装置22,23から与えられる情報によって次に報知する工程が分岐する。作業支援装置20は、工程Mの完了条件が「10」であるので、工程Mでは手作業および機械装置23の機械作業の両方が終了したことを判断すると、工程M+1に進む。作業支援装置20は、工程M+1のスキップ条件が「3」であるので、機械装置23の機械作業における実施結果が正常であれば(すなわち、機械装置23の作業実施回数が「12」であれば)、工程M+1の作業内容を報知せずに工程M+2に進む。逆に、機械装置23の機械作業における実施結果が異常であれば(すなわち、機械装置23の作業実施回数が「12」でなければ)、作業支援装置20は工程M+1の作業内容を報知する。同様に、工程M+2、工程M+3でも工程M+1と同じスキップ条件が設定されているため、作業支援装置20は、機械装置23の機械作業における実施結果が正常であれば、工程M+2、工程M+3の作業内容を報知せずに工程M+4に進み、機械装置23の機械作業における実施結果が異常であれば、工程M+2、工程M+3の作業内容をそれぞれ順に報知する。
なお、表5において、機械装置23が出力する作業実施信号23は2種類ある。工程Mでは、機械装置23による動作プログラムの実行が一通り終了したことを示す信号23Aが、機械装置23から与えられて、その信号23Aを作業支援装置20が検出する。これによって作業支援装置20は、工程Mにおいて、第3作業確認機器の作業が終了したことを判断する。また工程M+1、工程M+2、工程M+3では、機械装置23の作業で実施された作業実施回数を示す信号23Bが、機械装置23から与えられて、その信号23Bを作業支援装置20が検出する。これによって作業支援装置20は、工程M+1、工程M+2、工程M+3で、機械装置23における作業回数が、所定の回数行われた
か否かを判断することができる。
このように機械装置22,23から与えられる状態を示す信号に基づいて、その結果によって、後の工程を分岐させる。本実施の形態では、機械作業が正常に行われた場合と、機械作業に異常があった場合とで、作業者に報知する作業内容を変更する。作業者は、機械作業に異常があった場合に、異常に応じて報知される情報を確認することによって、異常を容易に判断することができる。また制御手段37が異常状態を解消するための作業内容を報知することによって、機械装置22,23に代わって作業者が機械装置22,23の担うべき作業を代わりに行うことができる。またたとえば作業者は、作業管理者の助けを借りずに、異常状態を円滑に解消することができる。
また、前記入力手段34は、支援動作を中断する中断指示と、支援動作を戻して再開する戻り指示とについて、作業者が入力可能に構成される。制御手段37は、前記入力手段34に入力される中断指示に基づいて、モニタ33およびスピーカ32による情報の報知と、機械装置22,23による動作とを中断させる。また制御手段37は、前記入力手段34に入力される戻り指示に基づいて、作業者によって選択された予め定める工程数分戻って、モニタ33およびスピーカ32による情報の報知と、機械装置による動作とを再開する。
作業者からの中断指示に基づいて、制御手段37がモニタ33、スピーカ32と機械装置22,23との制御を中断することによって、設備の故障や部品損傷などの不慮の事態が発生して作業が中断した状態でも、支援動作だけが進行することを防ぐことができる。また、作業者からの戻り指示に基づいて、制御手段37は、予め定められる工程分以前に戻って、モニタ33と、スピーカ32と機械装置22,23との制御を開始する。これによって不慮の事態が生じて、作業者支援装置による支援動作を中断した状態から回復したときに、不慮の事態が生じる前の工程から、作業内容の報知と、機械装置への動作指令を再開することができ、作業者が容易に作業を再開することができる。なお、中断指示および戻り指示は、機械装置22,23から与えられてもよい。これによって異常があった場合の支援動作の中断および再開を素早く行うことができる。
たとえば図4のステップs13に示すように、作業者が入力手段34から中断指示を入力した後、再報知する工程の番号を入力手段34から入力する。この場合、制御手段37は、作業者によって選択された工程の作業内容を報知可能である場合には、注目する工程Iを作業者が選択した工程Kとし、ステップs2に進んで、作業支援動作を再開する。
表6は、工程毎の再開条件の一例を示す表である。進捗監視用データベースには、さらに、作業内容の再報知を可能か否かを判断するための再開条件が工程毎に設定される。再開条件は、設備の故障や部品損傷などの不慮の事故が発生した場合に、予め定める工程分以前に戻った場合に、その工程の作業内容が再報知可能か否かを示す情報である。
Figure 2006126931
たとえば表6に記載される再開条件が「1」であれば、その工程における作業内容の報知が可能に設定される。また再開条件が「−2」であれば、その工程では、作業内容の報知が不可能に設定される。また再開条件「−1」であれば、その工程を跨いで、その工程よりも前の工程において、作業内容の報知が不可能に設定される。
図7は、表6において異常があった場合に報知可能な工程の作業内容を示す図である。工程3に達する前には、工程1および工程2の作業内容を再報知可能であるが、工程3を終えた後では、工程1および工程2の作業内容を再報知することができないように設定される。
このように再開条件が設定されることによって、各工程の作業内容を再報知する場合、作業工程によってはやり直しが許されないものや、一連の作業の途中からは報知を再開できない場合についても、予め設定することができ、後戻りできない作業工程についての再報知を防ぐことによって、利便性を向上することができる。
なお、以上のような本実施の形態は、本発明の一例であり、発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば本実施の形態では、作業対象物21の組立て作業に適用したが、他の作業、たとえば検査作業などにも適用することができる。また報知手段として、スピーカ32とモニタ33とが併用して用いられる場合について説明したが、いずれか一方のみが用いられる場合も含む。また、手作業器具としてトルクレンチを示したが、実施完了信号が出力可能であれば他の手作業器具であっても、適用可能である。たとえばインパクトレンチ、電動ドライバー、電動ドリル、エアー噴射器具、デジタルノギス、テスターなどにも適用可能である。同様に、機械装置22,23としてナットランナ装置23と、組立て装置22とを示したが、予め定めるプログラムで動作すれば、他の装置であってもよい。また手作業器具に新たにセンサをつけることによって、手作業状態検出手段としてもよい。
本発明の実施の一形態である作業支援装置20が設けられる作業現場10を示す斜視図である。 作業支援装置20の構成を示すブロック図である。 モニタ33の表示例を示す図である。 制御手段37による支援動作を示すフローチャートである。 機械装置による作業と、手作業による作業が並列して行われる場合の工程の流れを示す図である。 機械装置の正常・異常の状態における工程の流れを示す図である。 異常があった場合に報知可能な工程の作業内容を示す図である。
符号の説明
20 作業支援装置
21 作業対象物
22 組立て装置
23 ナットランナ装置
24 手作業器具
31 記憶手段
32 スピーカ
33 モニタ
34 入力手段
35 手作業状態検出手段
36 機械状態検出手段
37 制御手段

Claims (10)

  1. 予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置であって、
    各工程の順序と各工程の作業内容とを関連させて記憶する記憶手段と、
    少なくとも手作業工程の進捗状態を検出するための検出手段と、
    各工程の作業内容を報知する報知手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて手作業工程の進捗状態を判断し、その進捗状態に応じた作業内容を記憶手段から読出し、読出した作業内容を前記報知手段に報知させるとともに、判断した手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与える制御手段とを含むことを特徴とする作業支援装置。
  2. 前記検出手段は、
    作業者が手作業工程で用いる手作業器具に接続されて、手作業器具の状態を検出する手作業状態検出手段と、
    前記機械装置に接続されて、機械装置の状態を検出する機械状態検出手段とを有することを特徴とする請求項1記載の作業支援装置。
  3. 前記制御手段は、前記手作業器具の状態と、前記機械装置の状態とがそれぞれ予め定める条件を満たすことを判断して、手作業工程と機械工程とが並行して行われる並行期間における各工程の終了を判断することを特徴とする請求項2記載の作業支援装置。
  4. 前記検出手段は、前記機械装置の異常状態を検出可能に形成され、
    前記制御手段は、前記検出手段によって前記機械装置の異常状態が検出されると、異常状態に対応した作業内容を報知させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業支援装置。
  5. 支援動作を中断する中断指示が作業者から入力される入力手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記入力手段に入力される中断指示に基づいて、前記報知手段による情報の報知と、前記機械装置の制御とを中断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の作業支援装置。
  6. 以前に支援した支援動作を再開すべき工程が指定される戻り指示が作業者から入力される入力手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記入力手段に入力される戻り指示に基づいて、指定される工程から、前記報知手段による情報の報知と、前記機械装置の制御とを再開することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の作業支援装置。
  7. 前記記憶手段は、各工程に予め設定される設定時間をそれぞれ記憶し、
    前記制御手段は、工程を開始してから前記設定時間を超えたことを判断すると、そのことを前記報知手段によって報知させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の作業支援装置。
  8. 前記制御手段は、工程毎の終了時間を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の作業支援装置。
  9. 予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置であって、
    少なくとも手作業工程の進捗状態を検出するための検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて手作業工程の進捗状態を判断し、判断した手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与える制御手段とを含むことを特徴とする作業支援装置。
  10. 予め定める動作プログラムで動作する機械装置による機械工程と、作業者の手作業による手作業工程とを含む複数の工程を、手作業とともに前記機械装置を用いて行う作業者を支援する作業支援装置の作業支援方法であって、
    手作業工程の進捗状態を判断した後、
    手作業工程の進捗状態に応じた作業内容を作業者に報知するとともに、
    手作業工程の進捗状態に応じて前記機械装置に動作指令を与えることを特徴とする作業支援方法。
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