JPH09260627A - 増幅型固体撮像装置 - Google Patents

増幅型固体撮像装置

Info

Publication number
JPH09260627A
JPH09260627A JP8061532A JP6153296A JPH09260627A JP H09260627 A JPH09260627 A JP H09260627A JP 8061532 A JP8061532 A JP 8061532A JP 6153296 A JP6153296 A JP 6153296A JP H09260627 A JPH09260627 A JP H09260627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
semiconductor substrate
sample
potential
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8061532A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Watanabe
恭志 渡辺
Hiroaki Kudo
裕章 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP8061532A priority Critical patent/JPH09260627A/ja
Priority to US08/816,393 priority patent/US5856686A/en
Priority to KR1019970009149A priority patent/KR100262287B1/ko
Publication of JPH09260627A publication Critical patent/JPH09260627A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14609Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements
    • H01L27/14612Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements involving a transistor
    • H01L27/14616Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements involving a transistor characterised by the channel of the transistor, e.g. channel having a doping gradient
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14609Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定パターンノイズを大幅に低減できる増幅
型固体撮像装置を提供する。 【解決手段】 トランジスタの一方電極にクランプ容量
手段CCPを介してサンプルホールド容量手段CSHとサン
プルホールド容量手段CSHに接続された信号ライン55
とが設けられ、所定電位VCPをクランプ容量手段CCP
クランプし、この電位VCPとリセット部のリセット動作
によって電圧降下した正味の画素信号電位ΔVSとの差
信号VCP−ΔVSをクランプ容量手段CCPを介してサン
プルホールド容量手段CSHでサンプルホールドするよう
に制御するとともに、このサンプルホールド容量手段C
SHによるサンプルホールド電位VSHを信号ライン55を
介して順次読み出すように制御する制御手段が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS(金属−酸
化膜−半導体)型FET(電界効果トランジスタ)また
は接合ゲート型FETなどのトランジスタにより各画素
内の信号を増幅する増幅型固体撮像素子が配列された増
幅型固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置としては現在主流である電
荷結合素子(CCD)にかわり、各画素で発生した信号
電荷そのものを読み出さずに、画素内で信号電荷を増幅
した後に走査回路によりその信号電荷を順次読み出す増
幅型固体撮像装置が提案されている。このように、画素
内で信号電荷を増幅することにより、読み出しによる信
号量が充分確保されて、読み出しによる信号量の制限は
なくなり、ダイナミックレンジはCCDよりも有利とな
る。また、その駆動は信号読み出し画素を含む水平ライ
ン、垂直ライン及び選択スイッチのみの駆動で良く、そ
の駆動電圧も低いため、消費電力はCCDより少なくな
る。
【0003】このように、各画素内での信号の増幅に
は、トランジスタを用いるのが一般的であり、トランジ
スタの種類によりSIT型、バイポーラ型、FET型
(MOS型または接合型)などに分けられる。また、信
号電荷の読み出し用の走査回路は、通常、SIT型、バ
イポーラ型は深さ方向にトランジスタ構造を作るが、M
OS−FET型では平面方向にトランジスタ構造を作る
ため、MOS−FET型の方が構成が簡単で製造が容易
であることから、FET型トランジスタを有する画素の
方が装置全体の構成上有利である。このFET型のう
ち、画素内に単一のFETのみ含むものが画素密度を高
める上で有利となる。このタイプには、CMD(Charge
Modulation Device)型、FGA(Floating Gate Arra
y)型、BCMD(Bulk Charge Modulated Device)型
などが報告されている。
【0004】図19は、従来のCMD型増幅型固体撮像
装置の画素部を示しており、(a)はその画素部の平面
図であり、(b)は(a)のG−G断面図である。な
お、これらの図19(a)および図19(b)のCMD
型の画素構成は、文献『ゲート蓄横型MOSフォトトラ
ンジスタ・イメージセンサ』−中村他、1986年テレ
ビジョン学会全国大会、p.57に示されている。
【0005】図19(b)において、p型基板1上にn
型ウェル2が埋め込みチャネルとして形成され、このn
型ウェル2上に絶縁膜3を介してゲート電極4が形成さ
れている。また、n型ウェル2内の表面側に相互に分離
された高濃度n層よりなるソース領域5およびドレイン
領域6が形成されている。
【0006】また、図19(a)において、各画素毎の
ゲート電極4は、水平方向に共通にゲート端子7に接続
され、また、各ソース領域5は垂直方向に共通にソース
端子8に接続されている。さらに、各ドレイン領域6は
編み目状に画素部間が接続されており、このドレイン領
域6はドレイン端子9に接続されている。このような画
素部が複数個、縦横方向にそれぞれマトリクス状に配列
されている。以上により、CMD型画素部が構成されて
いる。
【0007】上記構成により、以下にCMD型画素部の
動作を説明する。
【0008】図20は図19(b)のH−Hラインに沿
う深さ方向のポテンシャル分布図である。図20に示す
ように、まず、信号蓄積時に、所定のゲート端子7を介
して水平方向に配列された各画素部のゲート電極4に印
加されるゲート電圧が電圧VLとされ、その水平方向に
配列された各画素部において、光電変換により発生した
信号電荷(正孔)は半導体/絶縁膜3の界面に蓄積され
る。次に、信号読み出し時に、ゲート電極4に印加され
るゲート電圧を電圧VLよりも高電位の電圧VMとする。
このとき、蓄積された信号電荷の量に応じてトランジス
タのドレイン領域6とソース領域5の間に流れる電流値
が変化する。その変化した電流値を信号出力としてソー
ス端子8を介して読み出すことになる。このとき、同一
のソース端子8上の他の画素部は、他のゲート端子7を
介してゲート電圧がVLレベルのために信号出力として
読み出されず検出されない。
【0009】さらに、蓄積された信号電荷をクリアして
次の信号蓄積に備えるリセット動作は、ゲート電極4に
印加されるゲート電圧を電圧VHとして深さ方向に単調
減少するポテンシャル勾配を付けることにより、n型ウ
ェル2/絶縁膜3の界面に蓄積した信号電荷(この場合
は正孔)をその真下のp型基板1側に、図19(b)の
破線で示すように排出することによってなされる。
【0010】上記従来のCMD型画素部では、信号電荷
蓄積密度を高めるため、n型ウェル2となる埋め込みチ
ャネル層の不純物濃度を高めると、前記したリセット動
作時のゲート電圧VHを非常に高くしなければならない
という問題がある。
【0011】ここで、例えば次の(条件1)の場合を例
に、リセット動作時のゲート電圧VHについて考える。
【0012】(条件1) 基板濃度:1.0x1015cm-3 n層濃度:3.0x1.1015cm−3 n層厚:1.5μm ゲート絶縁膜厚:80nm このような(条件1)の場合、n型ウェル2の表面から
p型基板1側へポテンシャルが単調減少する限界条件と
しては、次式(数1)のようになる。
【0013】
【数1】
【0014】したがって、リセット動作に必要なゲート
電圧Vは、フラットバンド電圧VFB=−0.85Vの
場合、上記(数1)よりゲート電圧VH=20.0Vと
非実用的な非常に高い値となる。
【0015】さらに、従来のCMD型画素部での他の問
題として、暗時においてn型ウェル2/絶縁膜3の界面
が空乏化するため、暗電流が多くなることが挙げられ
る。
【0016】FET型の増幅型固体撮像装置でこの暗電
流を低減する方法としてFGA型の増幅型固体撮像装置
がある。
【0017】図21(a)は従来のFGA型の増幅型固
体撮像装置の画素部断面図であり、図21(b)は図2
1(a)の切断面線K−K部の深さ方向ポテンシャル分
布図である。これらの従来技術は、-J.Hynecek,“A New
Device Architecture Suitable for High-Resolution
and High-Performance Image Sensor",IEEE Trans.Ele
c.Dev.,p.646,(1988).に記載されている。なお、図21
(a)において、図19(b)の各要素と同様の作用効
果を奏するものには同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0018】このFGA型とCMD型との相違は、図2
1(a)に示すようにゲート電極4下のn型ウェル2上
に、比較的高濃度のp層10を設けたことである。
【0019】上記構成により、図21(b)に示すよう
に信号蓄積および読み出し時にはゲート電圧を電圧VL
とし、信号電荷(正孔)がこのp層10に蓄積すること
によるn型ウェル2のチャネルポテンシャルの変化を、
閾値の変化として読み出している。なお、同一信号線上
の他の画素は、そのゲート電圧が読み出し時のみ電圧V
Lレベルのために検出されない。
【0020】その後のリセット動作は上記CMD型の場
合と同様であり、リセット時のゲート電圧を電圧VH
して深さ方向に単調減少するポテンシャル勾配を付ける
ことにより、p層10に蓄積した信号電荷(正孔)をそ
の真下のp型基板1側に排出する。このp層10はこの
リセット動作時においても空乏化しないから、暗電流を
抑えることができる。ところが、このp層10がリセッ
ト動作時にも空乏化しないことは、信号電荷の完全転送
がされないことを意味しており、そのことによって、残
像の発生とリセットノイズの増大という欠点をもたら
す。
【0021】さらに、このFGA型の改善として次のB
CMD型が提案されている(-J.Hynecek,"BCMD-An Impr
oved Photosite Structure for High Density Image Se
nsor",IEEE Trans.Elec.Dev.,p.1011,(1991))。
【0022】図22(a)は従来のBCMD型の増幅型
固体撮像装置の画素部断面図であり、図22(b)は図
22(a)の切断面線L−L部の深さ方向ポテンシャル
分布図である。
【0023】図22(a)において、BCMD型の画素
部は、n型基板11上にp層12、n層13さらにp層
14を順次積層し、これらのp層12、n層13および
p層14に渡るソースおよびドレイン用の高濃度p層1
5を形成している。
【0024】上記したFGA型の画素部と比べると、B
CMD型の画素部は、信号電荷を電子としn層13であ
る埋め込みチャネルに蓄積させたことと、信号電荷によ
る表面p層14のポテンシャル変化をP−MOSの閾値
変化として検出させたこと、さらには、基板11をn型
としてリセット動作時にはゲート電圧を低い電圧VL
して信号電荷をn型基板11側に排出させるようにした
ことが相違点として挙げられる。
【0025】これにより、信号電荷の完全転送が達成さ
れる。ところが、この構造では、p−n−p−nの多層
構造のために、駆動条件の最適化を図ることが困難とな
り、またその作製も複雑になるという欠点を有してい
た。
【0026】本願出願人は上述の各増幅型固体撮像装置
の問題点を解決するため、以下に述べる4種類の新規な
構造の画素を提案し、特願平6−30953号、特願平
7−51641号、特願平8−19199号及び特願平
8−19200号でそれぞれ別途出願している。
【0027】図23は特願平6−30953号に開示し
たTGMIS型(Twin Gate MOS Ima
ge Sensor)と呼ばれる構造の画素の断面図を
示している。p型の半導体基板61の表面側にn型のウ
ェル層62が設けられ、このn層62の表面側にMOS
型FETのソース領域50及びドレイン領域45が設け
られている。このn層62上に絶縁膜63を介して第1
ゲート(ホトゲート)電極46が設けられ、また、p型
の半導体基板61上に絶縁膜63を介して第2ゲート
(リセットゲート)電極48が設けられている。
【0028】この第1ゲート電極46には読み出し走査
電圧VAが印加される制御電圧端子が接続され、第1ゲ
ート電極46をゲートとするMOS型FETのソース領
域50には、画素部から読み出された画素信号電位VS
が得られるソース端子が共通接続され、さらに、各画素
部毎のドレイン領域45にはドレイン電圧VDが印加さ
れるドレイン端子が共通接続されている。
【0029】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0030】まず、第1ゲート電極46を貫いて入射し
た光エネルギーhνは、光電変換により電子−正孔対を
発生するが、この電子はドレイン領域45へ流出する。
また、正孔は、n層62の中程に形成されるポテンシャ
ルバリアおよび第2ゲート電極48下のポテンシャルバ
リアによって閉じ込められており、n層62の半導体/
絶縁膜界面に蓄積して信号電荷となっている。
【0031】この信号電荷の量に応じてn層62のポテ
ンシャルが変化する量を、ソース領域50における電位
変化として読み出して画素電圧の出力信号とすることが
できる。
【0032】一方、信号電荷の排出は、第2ゲート電極
48下のポテンシャルバリアを引き下げてやれば、図2
3の点線に示す経路によりp型半導体基板61側に流れ
ることにより容易に行われる。
【0033】従来のCMD型のように直接基板側に信号
電荷を抜き取る構成では、比較的高い電圧(例えば10
V)を第1ゲートに印加しないと充分なリセットができ
ず、また、nウェル層の濃度を薄くすると充分な電荷量
が蓄積できず、nウェル層の濃度を濃くすると蓄積電荷
量は充分得られるが、高い電圧(例えば20V)をリセ
ットゲートに印加しないと充分なリセットができないと
いう不都合があった。これに対して、上記の図23に示
したリセットすべき信号電荷を一旦横方向に抜いてから
基板側に抜く構造においては、nウェル層の濃度を濃い
状態で使用できて信号電荷を表面に充分に蓄積すること
が可能なため、充分大きな信号電荷量が扱えると共に、
リセット動作が低い電圧で可能となる。
【0034】図24は上述のTGMIS型を改良した構
造(以下表面リセット型と称する)の画素の断面図で、
特願平8−19199号に開示したものである。p型半
導体基板61上に、n型半導体ウェル層62を形成し、
第1のゲート電極46を上記n型半導体ウェル層62上
に形成し、第2のゲート電極48を上記n型半導体ウェ
ル層62に隣接して、上記p型半導体基板61上に形成
する。更に、上記第2のゲート電極48によるポテンシ
ャルバリアが形成される領域をn型半導体ウェル層62
との間のp型半導体基板61上に確保し、p型低抵抗表
面リセットドレイン18を上記第2のゲート電極48を
形成する前に第2のゲート電極48下のp型半導体基板
61の表面に形成しておく。次に、第1のゲート電極4
6をゲートとするMOS型トランジスタのソース50及
びドレイン45用のn+拡散層を形成する。
【0035】上記構成において、第1のゲート電極46
を貫いて入射した光hνは、上記n型半導体ウェル層6
2の光電変換領域において、光電変換により電子・正孔
対を発生するが、電子はドレイン領域へ流出する。一
方、正孔はn型半導体ウェル層62の中程に形成される
ポテンシャルバリア及び第2のゲート電極48下のポテ
ンシャルバリアにより閉じ込められ、第1のゲート領域
の半導体/絶縁膜界面に蓄積し信号電荷となる。この信
号電荷量に応じてn型半導体ウェル層62のポテンシャ
ルが変化する量を、ソース50の電位変化として読み出
し、出力信号とする。
【0036】信号電荷の排出は、第2のゲート電極48
下のポテンシャルバリアを引き下げてやれば、図24に
示す経路により上記低抵抗表面リセットドレイン18へ
流れることにより容易に達成される。ここで、第2のゲ
ート電極下部のp型半導体基板61に形成されるポテン
シャルの尾根17の影響を受けることなく完全に蓄積電
荷を排出するリセット動作を完遂できる。なお、ポテン
シャルの尾根17については、この先行出願で明らかに
されているので、ここでは省略する。
【0037】図25は上述のTGMIS型のものを別の
観点から改良した構造(以下トレンチ型と称する)の画
素であり、特願平8−19200号で開示したものであ
る。
【0038】p型半導体基板61上に、n型半導体ウェ
ル層62を形成し、第1のゲート電極46を上記n型半
導体ウェル層62上に形成し、第2のゲート電極48を
上記n型半導体ウェル層62に隣接して、上記p型半導
体基板61上に形成する。次に、第1のゲート電極46
をゲートとするMOS型トランジスタのソース50及び
ドレイン45用のn+拡散層を形成する。
【0039】ところで、図23に示すTGMIS型の増
幅型固体撮像素子では、第2のゲート電極幅が高画素小
型化するに伴って、蓄積電荷が排出される経路にソー
ス、ドレインに印加されている電位によって3次元的に
ポテンシャルの尾根が形成され、完全に蓄積電荷を半導
体基板に排出できないという問題が生じていた。
【0040】このトレンチ型では、このポテンシャルの
尾根が形成されるのを緩和するように、第2のゲート電
極48に隣接して、半導体基板の表面に所定の深さを有
するトレンチ構造19を形成することで、ソース50、
ドレイン45に印加される電位を空間的に緩和すること
が可能になり、蓄積電荷を半導体基板61へ排出するチ
ャネルを確保することが可能となった。
【0041】ここで、第2のゲート電極に隣接する半導
体基板の全領域にトレンチ構造を形成してもよいが、第
2のゲート領域下に蓄積電荷を完全に排出できるリセッ
トチャネルを一部に確保することができれば、蓄積電荷
を完全に排出できるので、一部にトレンチ構造19を形
成すれば済む。
【0042】上記構成において、第1のゲート電極46
を貫いて入射した光hνは、n型半導体ウェル層62の
光電変換領域において、光電変換により電子・正孔対を
発生するが、電子はドレイン領域45へ流出する。一
方、正孔はn型半導体ウェル層62の中程に形成される
ポテンシャルバリアにより閉じ込められ、第1のゲート
領域の半導体/絶縁膜界面に蓄積し信号電荷となる。こ
の蓄積信号電荷量に応じてn型半導体ウェル層62のポ
テンシャルが変化する量をソース50の電位変化として
読み出し、出力信号とする。一方、信号電荷の排出は、
第2のゲート電極48下のポテンシャルバリアを引き下
げてやれば、図25に示す経路で半導体基板61へ流れ
ることにより、容易に達成される。ここで、トレンチ構
造19によりポテンシャルの尾根が形成されることなく
完全に蓄積電荷を排出するリセット動作を完遂できる。
【0043】図26は特願平7−51641号で先に提
案したBDMIS型(Bulk Drain MOS
Image Sensor)と呼ばれる構造の画素を示
している。p型半導体基板61の主面51に接してp型
半導体基板61内にn型のウェル62が形成されてお
り、更にウェル62内に主面51に接してp+型の半導
体領域50が形成されている。ウェル62の半導体領域
50を除いた領域上に絶縁膜を介して第1のゲート電極
48が形成されている。また、ウェル62に隣接した基
板61上には絶縁膜を介して第2のゲート電極48が形
成されている。絶縁膜が設けられたウェル62の表面近
傍部53、絶縁膜、及び第1のゲート電極46は第1の
ゲート領域55を構成する。
【0044】また、絶縁膜が設けられた基板61の表面
近傍部54、絶縁膜、及び第2のゲート電極48は第2
のゲート領域56を構成する。
【0045】第1のゲート電極46に適当な電圧を印加
すると、第1のゲート領域55の表面近傍部53に小数
キャリアである正孔のためのpチャネルが形成される。
また、第2のゲート電極48に適当な電圧を印加する
と、第2のゲート領域56の表面近傍部54を含む第2
のゲート電極48の下方の基板61全体がpチャネルを
形成する。従って、電圧VDが印加された基板61と電
圧VSが印加された半導体領域50との間に正孔による
電流を流すためのチャネルが形成され、図26の実線で
示されるように電流が流れる。
【0046】第1のゲート電極46を貫いて光hνが入
射すると、第1のゲート電極46の下方に位置するウェ
ル62及び半導体基板61において、光電変換により電
子・正孔対が発生する。発生した正孔は半導体領域50
へ流出し、一方、電子はウェル62の中程に形成される
ポテンシャル井戸に蓄積して信号電荷となる。この信号
電荷となる電子はウェル62において多数キャリアであ
る。蓄積した信号電荷はその電荷量に応じてウェル62
ポテンシャルを変化させ、更に第1のゲート領域55の
表面近傍部53の表面ポテンシャルを変化させる。
【0047】従って、基板61と半導体領域50とを流
れる電流は蓄積した信号電荷量に応じて変化する。基板
61と半導体領域50との間に一定電流が流れるように
しておけば、蓄積した信号電荷量に応じて基板61と半
導体領域50との間の電位が変化し、また、基板61と
半導体領域50との間を一定の電位に保っておけば、蓄
積した信号電荷量に応じて基板61と半導体領域50と
の間に流れる電流が変化する。このようにして、基板6
1と半導体領域50との間で、第1のゲート領域55及
び第2のゲート領域56の表面近傍部53及び54をチ
ャネルとする第1のトランジスタが形成され、蓄積した
信号電荷量に応じて能動素子の電気的特性が変化するこ
とになる。
【0048】更に、第2のゲート領域56の表面近傍部
54に第1のゲート領域55が設けられていない側で隣
接し、主面51に接するように、基板61内にリセット
ドレイン領域45が設けられている。第2のゲート電極
48に適当な電圧を印加し、第2のゲート領域の表面近
傍部54のポテンシャルバリアを引き下げてやれば、ウ
ェル62に蓄積された信号電荷は、図26に点線で示す
経路に沿ってリセットドレイン領域45へ流れる。この
ようにして、ウェル62とリセットドレイン領域45と
の間で、第2のゲート領域56の表面近傍部54をチャ
ネルとする第2のトランジスタが形成され、信号電荷の
排出が達成される。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】現在知られている全て
の増幅型固体撮像装置に共通する問題点として、各画素
毎の信号レベル及び増幅率のバラツキ等に起因する固定
パターンノイズ(FPN)の問題がある。ここで、この
FPNの問題について、上述のTGMIS型の増幅型固
体撮像装置を例にとって、以下に詳しく説明する。
【0050】図27はTGMIS型の増幅型固体撮像素
子を用いた2次元増幅型固体撮像装置の構成例を模式的
に示しており、各画素部、例えば画素部21,22,2
3,24の共通ドレイン25には所定のDC電圧VD
印加される。水平方向に配列された各画素部、例えば画
素部21,22などの第1ゲート電極26は水平方向の
第1走査ラインに共通接続されて、その第1走査ライン
を介して第1垂直走査回路27により読み出し動作が選
択される。また、水平方向に配列された各画素部、例え
ば画素部21,22などの第2ゲート電極28は水平方
向の第2走査ラインに共通接続されて、その第2走査ラ
インを介して第2垂直走査回路29により水平画素列単
位でリセット動作される。さらに、垂直方向に配列され
た各画素部、例えば画素部21,23または画素部2
2,24などのソース30は垂直方向に配列された各画
素部毎に信号ライン31に共通接続されるとともに、水
平走査回路32でオン/オフ制御されるスイッチングト
ランジスタ33を介してビデオライン34に接続されて
いる。さらに、このビデオライン34の出力端子35側
には定電流負荷となるMOS型トランジスタ36が接続
されている。以上により、TGMIS型の増幅型個体撮
像素子を用いた2次元増幅型個体撮像装置が構成され
る。
【0051】図28(a)は図27の2次元増幅型固体
撮像装置を駆動するタイミング図であり、図28(b)
はその出力信号の構成図である。
【0052】図28(a)において、走査信号φGI
(i)は、垂直方向i番目に水平方向に配列された各画
素部の第1ゲート電極26毎に第1垂直走査回路27か
ら順次出力され、また、走査信号φGII(i)は、垂
直方向i番目に水平方向に配列された各画素部の第2ゲ
ート電極28毎に第2垂直走査回路29から順次出力さ
れる制御クロック信号である。第1垂直走査回路27か
らの例えば走査信号φGI(1)は、水平方向に配列さ
れた例えば画素部21,22などの各画素部の第1ゲー
ト電極26に入力されて、画素部21,22などからの
読み出し動作が選択される。
【0053】このとき、垂直方向i番目の第1ゲート電
極26がハイレベルVG(H)で、かつ垂直方向i番目
の第2ゲート電極28がハイレベルVRG(H)とな
り、他の第1ゲート電極26および第2ゲート電極28
が全てローレベルVG(L)、VRG(L)とされるこ
とにより、信号ライン31には垂直方向i番目の画素信
号のみが読み出し状態となる。その期間(τH)内で水
平走査回路32より出力されるクロックパルスφS1,
φS2,φS3・・・により各垂直方向の信号ライン3
1をスイッチングトランジスタ33をオン/オフ制御す
ることで順次選択し、水平方向i番目に垂直方向に配列
された各画素部からの画素信号を信号ライン31さらに
スイッチングトランジスタ33を介してビデオライン3
4に出力信号として出力する。
【0054】その後、垂直方向i番目の第1ゲート電極
26がハイレベルVG(H)で、かつ垂直方向i番目の
第2ゲート電極28がローレベルVRG(L)の期間
(τBL)で、第2垂直走査回路29により水平画素列
単位でリセット動作される。
【0055】これらのクロックパルスφS1,φS2,
φS3・・・により得られた画素信号の信号出力波形
は、図28(b)に示すように、それぞれ順次選択され
た増幅型固体撮像素子の画素部への光入力がない状態
(光電蓄積電荷0の状態)での出力電位のバラツキ成分
も含んでおり、正味の光電変換蓄積電荷による出力信号
の信号量だけを得ることは不可能であり、各画素毎の信
号レベルおよび増幅率のバラツキなどに起因する固定パ
ターンノイズの問題があった。
【0056】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、固定パターンノイズを大幅に低減できる増幅型固体
撮像装置を提供することを目的とする。
【0057】
【課題を解決するための手段】本発明の増幅型固体撮像
装置は、半導体基体の表面に形成されたトランジスタで
あって、入射する光によって発生した電荷を該トランジ
スタ内の該半導体基体表面に蓄積し、該蓄積された信号
電荷に応じた電気信号の変化を出力するトランジスタ
と、該トランジスタに隣接して設けられたゲート領域で
あって、該半導体基体の一部と、該半導体基体の一部上
に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられたゲート
電極とを有し、該ゲート電極に印加された電圧に基づい
て、該蓄積された信号電荷を該半導体基体の表面から内
部へ移動させるゲート領域とを有する増幅型光電変換素
子が配列された増幅型固体撮像装置において、該トラン
ジスタの一方電極にクランプ手段を介してサンプルホー
ルド手段と該サンプルホールド手段に接続された信号ラ
インとが設けられ、所定電位を該クランプ手段でクラン
プし、該所定電位と該蓄積された信号電荷を該半導体基
板の表面から内部へ移動させる動作によって電圧降下し
た無信号電荷時の画素信号電位との差信号を該クランプ
手段を介して該サンプルホールド手段でサンプルホール
ドするように制御するとともに、該サンプルホールド手
段によるサンプルホールド電位を該信号ラインを介して
順次読み出すように制御する制御手段が設けられてお
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0058】また、本発明の増幅型固体撮像装置は、光
電変換により発生した信号電荷を蓄積する半導体基体表
面近傍部と、該半導体基体表面上に形成された第1のゲ
ート電極とからなる第1のゲート領域と、該半導体基体
表面に該半導体基体濃度に比べて高濃度な不純物層によ
って形成されたソース及びドレインとを有するトランジ
スタと、一部分が該第1のゲート領域に隣接する該半導
体基体表面近傍部と、該半導体基体表面上に絶縁膜を介
して形成され、一部分が該第1のゲート電極に隣接する
第2のゲート電極とからなる第2のゲート領域と、該半
導体基体表面であって、該第1のゲート電極と該第2の
ゲート電極との隣接部から該半導体基体表面方向に沿っ
て所定の距離を有する部分に、該半導体基体濃度よりも
高濃度な不純物層を形成してなる電荷排出用ドレインと
を有する電荷排出部とを備え、該蓄積信号電荷を該電荷
排出部の該電荷排出用ドレインに排出するように成した
増幅型光電変換素子が配列された増幅型固体撮像装置に
おいて、該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介
してサンプルホールド手段と該サンプルホールド手段に
接続された信号ラインとが設けられ、所定電位を該クラ
ンプ手段でクランプし、該所定電位と該蓄積信号電荷を
該電荷排出部の該電荷排出用ドレインに排出する動作に
よって電圧降下した無信号電荷時の画素信号電位との差
信号を該クランプ手段を介して該サンプルホールド手段
でサンプルホールドするように制御するとともに、該サ
ンプルホールド手段によるサンプルホールド電位を該信
号ラインを介して順次読み出すように制御する制御手段
が設けられており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0059】また、本発明の増幅型固体撮像装置は、光
電変換により発生した信号電荷を蓄積する半導体基体表
面近傍部と、該半導体基体表面上に形成された第1のゲ
ート電極とからなる第1のゲート領域と、該半導体基体
表面に該半導体基体濃度に比べて高濃度な不純物層によ
って形成されたソース及びドレインとを有するトランジ
スタと、一部分が該第1のゲート領域に隣接する該半導
体基体表面近傍部と、該半導体基体表面上に絶縁膜を介
して形成され、一部分が該第1のゲート電極に隣接する
第2のゲート電極とからなる第2のゲート領域を備え、
該第1のゲート領域に蓄積された信号電荷を該第2のゲ
ート領域を介して該半導体基体に排出する電荷排出部と
を有する増幅型光電変換素子を一次元又は二次元に配列
したイメージセンサ部であって、任意の光電変換素子の
該電荷排出部と、該任意の光電変換素子に隣接する光電
変換素子のトランジスタ部との間に電界阻止部を設けた
増幅型固体撮像装置において、該トランジスタの一方電
極にクランプ手段を介してサンプルホールド手段と該サ
ンプルホールド手段に接続された信号ラインとが設けら
れ、所定電位を該クランプ手段でクランプし、該所定電
位と該第1のゲート領域に蓄積された信号電荷を該第2
のゲート領域を介して該半導体基板に排出する動作によ
って電圧降下した無信号電荷時の画素信号電位との差信
号を該クランプ手段を介して該サンプルホールド手段で
サンプルホールドするように制御するとともに、該サン
プルホールド手段によるサンプルホールド電位を該信号
ラインを介して順次読み出すように制御する制御手段が
設けられており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0060】また、本発明の増幅型固体撮像装置は、半
導体基体の一表面に設けられた半導体領域と、光電変換
により発生した信号電荷を蓄積する該半導体基体の表面
近傍部と、該表面近傍部上に形成された第1のゲート電
極とからなる第1のゲート領域と、該半導体基体の一表
面側にあって該第1のゲート領域に隣接する該半導体基
体の表面近傍部と、該表面近傍部上に絶縁膜を介して形
成された第2のゲート領域と該半導体基体の一表面側に
設けられた電荷排出部とを有し、該半導体領域と該半導
体基体との間で該第1のゲート領域の表面近傍部をチャ
ネルとする第1のトランジスタを形成するように構成
し、該信号電荷によって生じる該第1のトランジスタの
特性変化を出力信号とし、該半導体領域と該電荷排出部
との間をチャネルとする第2トランジスタを有する増幅
型光電変換素子が配列された増幅型固体撮像装置におい
て、該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介して
サンプルホールド手段と該サンプルホールド手段に接続
された信号ラインとが設けられ、所定電位を該クランプ
手段でクランプし、該所定電位と該信号電荷を該電荷排
出部に排出する動作によって電圧降下した無信号電荷時
の画素信号電位との差信号を該クランプ手段を介して該
サンプルホールド手段でサンプルホールドするように制
御するとともに、該サンプルホールド手段によるサンプ
ルホールド電位を該信号ラインを介して順次読み出すよ
うに制御する制御手段が設けられており、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0061】好ましくは、前記トランジスタの前記一方
電極が接続された配線ラインに定電流手段を接続する。
【0062】また、好ましくは、前記信号ラインの出力
部にアンプ手段を設け、該アンプ手段の入力端と出力端
の間に容量手段およびスイッチ手段を並列に設ける。
【0063】また、好ましくは、前記アンプ手段の入力
端に1画素分のサンプルホールド電位が入力される直前
に、前記スイッチ手段を所定時間オンした後にオフする
ように制御する容量手段リセット制御手段を設ける。
【0064】また、好ましくは、前記サンプルホールド
手段の後段にインピーダンス変換手段を設け、該インピ
ーダンス変換手段の出力端を選択スイッチ手段を介して
信号線に接続する。
【0065】また、好ましくは、前記信号ラインに前記
クランプ手段、前記サンプルホールド手段及び前記イン
ピーダンス変換手段の組を複数組接続し、該複数の組を
各々前記選択スイッチ手段を介して複数の信号線に接続
する。
【0066】上記構成により、以下、その作用を説明す
る。
【0067】本発明においては、信号読み出し動作時
に、クランプ手段で所定電位をクランプし、このクラン
プされた所定電位と、リセット動作時に電圧降下した無
信号電荷時の画素信号電位との差信号に対応した電位
を、クランプ手段を介してサンプルホールド手段でサン
プルホールドする構成をとるので、正味の画素信号を得
ることが可能になる。この結果、画素毎でのオフセット
レベルのバラツキ等による固定パターンノイズが抑圧さ
れることになる。
【0068】また、サンプルホールド手段の後段に設け
られたアンプ手段の入力端と出力端との間に容量手段お
よびスイッチ手段が並列に接続し、このアンプ手段の入
力端に1画素分の信号が到達する直前にスイッチ手段を
所定時間オンした後にオフして容量手段上の電荷をリセ
ットすることにより、サンプルホールド手段の出力側に
は、見かけ上容量手段のみが負荷となる。このため、出
力側に付随するストレイ容量の影響が抑圧可能となる。
【0069】また、サンプルホールド手段の後段にイン
ピーダンス変換手段を設け、インピーダンス変換手段の
出力端を選択スイッチ手段を介して信号線に接続する構
成によれば、サンプルホールド手段の出力側にストレイ
容量が付随しても充分な駆動能力を確保できる。
【0070】さらには、信号ラインにクランプ手段、サ
ンプルホールド手段及びインピーダンス変換手段の組を
複数接続し、この複数の組が各々、選択スイッチ手段を
介して複数の信号線に接続される構成によれば、各画素
信号は一度インピーダンス変換手段の入力側に保持され
ることになる。このため、同一の画素信号を複数回読み
出すことが可能になる。即ち、多重読み出しが可能にな
る。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0072】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
にかかるTGMIS型の画素を有する2次元増幅型固体
撮像装置の構成を、画素部平面図と回路図の組み合わせ
により模式的に示した図である。
【0073】図1において、各画素部、例えば画素部4
1,42,43,44の周囲を囲むように配設されたハ
ッチング部で示す共通ドレイン45には、所定のDC電
位VDが印加されている。また、第1ゲート電極46は
それぞれ、各画素部、例えば画素部41,42または画
素部43,44で水平方向に共通接続されるとともに、
第1垂直走査回路47の各接続端子にそれぞれ接続され
ており、第1垂直走査回路47により各第1ゲート電極
46に順次所定電位が印加されて読み出し動作が選択さ
れ、また、各第2ゲート電極48はそれぞれ、各画素
部、例えば画素部41,42または画素部43,44で
水平方向に共通接続されるとともに、第2垂直走査回路
49の各接続端子にそれぞれ接続されており、第2垂直
走査回路49により各第2ゲート電極48に順次所定電
位が印加されて水平画素列単位でリセット動作される。
【0074】また、垂直方向に配列された各画素部、例
えば画素部41,43または画素部42,44のほぼ中
央部に配設されたソース(クロスハッチング部)50は
垂直方向に信号線51に共通接続されており、各信号線
51の一方端にはそれぞれ定電流負荷となるMOS型F
ETであるトランジスタ52に接続されており、また、
各信号線51の他方端にはクランプ容量手段CCP、サン
プルホールド・スイッチ用のMOSトランジスタ53さ
らに信号線選択用のMOSトランジスタ54を介してビ
デオラインとしての信号線55に接続されている。これ
らクランプ容量手段CCPとトランジスタ53の接続点に
は、所定電位ΦCPが印加されて動作するクランプ・スイ
ッチ用のMOSトランジスタ56を介して動作電圧源V
CPに接続され、その接続点に所定電位の動作電圧VCP
強制的に供給可能である。
【0075】この動作電圧VCPは、後述するアンプ手段
58において安定した増幅動作条件を満足するように設
定される。これらのクランプ容量手段CCP、MOSトラ
ンジスタ56および動作電圧源VCPによりクランプ手段
が構成されている。また、これらのMOSトランジスタ
53とMOSトランジスタ54の接続点にはサンプルホ
ールド容量手段CSHが接続されている。また、このMO
Sトランジスタ53の制御端子には所定電位ΦSHが印加
されてサンプルホールド・スイッチ動作をする。これら
のMOSトランジスタ53およびサンプルホールド容量
手段CSHによりサンプルホールド手段が構成されてい
る。さらに、MOSトランジスタ54の制御端子にはそ
れぞれ水平走査回路57の各出力端が接続されて、MO
Sトランジスタ54の制御端子に所定電位ΦH(j)が
順次印加されてサンプルホールド容量の読み出し動作を
している。以上の第1垂直走査回路47、第2垂直走査
回路49および水平走査回路57、さらには、所定電位
ΦCPおよび所定電位ΦSHの出力タイミングを制御する出
力制御回路(図示せず)により制御手段が構成され、こ
の制御手段により、動作電圧VCPをクランプ手段でクラ
ンプし、動作電圧VCPと、蓄積された信号電荷を半導体
基板の表面から基板内部へ移動させるリセット動作によ
って一方電極としてのソース50で電圧降下した無信号
電荷時の画素信号電位との差信号(所定電位と画素信号
電位との電位差)、即ち正味の画素信号をクランプ手段
を介してサンプルホールド手段でサンプルホールドする
ように制御するとともに、サンプルホールド手段による
サンプルホールド電位を信号線55を介して順次読み出
すように制御している。
【0076】さらに、信号線55の出力端に設けられた
フィードバックアンプであるアンプ手段58の入力端と
出力端をフィードバック容量手段CFBおよびリセット用
MOSトランジスタ59で接続している。つまり、信号
線55の出力端には、十分大きなゲインA(例えば10
0以上)を持つ反転アンプで構成されたフィードバック
アンプであるアンプ手段58、フィードバック容量手段
FBおよび、所定電位ΦFBが印加されて動作するスイッ
チ手段59の並列回路60が設けられており、容量手段
FBのリセット制御手段(図示せず)は、この所定電位
ΦFBを出力することにより、アンプ手段58の入力端に
1画素分のサンプルホールド電位が入力される直前に、
スイッチ手段59を所定時間オンした後にオフするよう
に制御することで、容量手段CFB上の電荷をリセットす
る。その後、この並列回路60のアンプ手段58を介し
て求める1画素分の正味の画素信号に対応する信号成分
を得ることができる。
【0077】読み出された画素信号の電位は、クランプ
容量手段CCPの入力側に印加されるが、クランプ容量手
段CCPの出力側では動作電圧VCPがMOSトランジスタ
56を介して印加されており、クランプ容量手段CCP
出力側では強制的に動作電圧VCPと同一の電位がセット
されているため、画素部毎の出力信号の基準レベルの変
動を考慮しなくてもよい。即ち、所定電位の動作電圧V
CPでクランプした後、MOSトランジスタ56をオフす
るとともにリセット動作をすると、正味の信号電位分だ
け下がった、動作電圧VCPと無信号電荷時の画素信号電
位との差信号が得られる。この差信号をクランプ容量手
段CCPを介してサンプルホールド容量手段CSHに記録す
ることが可能となる。
【0078】例えば、画素部41から信号電荷を読み出
した場合について説明すると、信号線51上には読み出
された信号電位VSが生じるが、このとき、クランプ容
量手段CCPとMOSトランジスタ53の接続点において
は、MOSトランジスタ56を介して強制的に動作電圧
源からの動作電位VCPになっている。その後、リセット
動作が行われることにより、信号線51上には正味の画
素信号電位ΔVSだけ電圧降下したリセット電位とな
り、同様にクランプ容量手段CCPの出力側においても正
味の信号電位ΔVSだけ下がりクランプ電位としての差
信号(VCP−ΔVS)となる。このクランプ電位VCP
ΔVSをサンプルホールド容量手段CSHでサンプルホー
ルドする。この差信号であるサンプルホールド電位VCP
−ΔVSでは、画素毎にばらつく閾値電圧が相殺されて
いることから正味の信号電位ΔVSだけに対応した電位
を得ることができ、固定パターンノイズの極めて少ない
画像信号が得られることになる。
【0079】このサンプルホールド容量手段CSHに記録
された正味の信号電位ΔVSを含む差信号であるサンプ
ルホールド電位VCP−ΔVSは、水平走査回路57によ
り駆動される水平選択スイッチ用のMOSトランジスタ
54を介して水平方向に順次選択されて、水平信号線5
5上に読み出されることになる。この水平信号線55は
それ自体十分な長さを有することから、水平信号線55
のストレイ容量CSはサンプルホールド容量CSHに比べ
て無視できない大きさになる。このため、サンプルホー
ルド容量CSHに記録された正味の信号電圧をVeffとす
ると、水平信号線55に読み出される信号電圧V
lineは、Vline=Veff・CSH/(CSH+CS)となり、
正味の信号電圧Veffよりも低下してしまう。このた
め、次の手法を用いる。
【0080】つまり、水平信号線55の出力端に設けら
れたフィードバックアンプ58は、十分大きなゲインA
(例えばA=100以上)を持つ反転アンプであり、そ
の入力端と出力端をフィードバック容量手段CFBおよび
リセット用のMOSトランジスタ59で接続している
が、このMOSトランジスタ59にパルス電位φFBを印
加してアンプ手段58の入出力端をMOSトランジスタ
59を介してショートすることにより、アンプ手段58
の入力電圧Vinおよび出力電圧Vout が、図3に示すよ
うに、Vin=Voutの関係により動作点Rとなる。次
に、特定のMOSトランジスタ59がオンになって、サ
ンプルホールド容量手段CSHに保持された信号電荷Q
sig=Veff・CSHが水平信号線55に読み出されて、信
号電圧Vlineとなるが、同時に、信号電圧Vlineがゲイ
ンA倍された出力信号OS(出力電圧Vout=A・V
line)との間の電位差で容量CFBを充電する。以上の関
係から出力電圧Voutは、 Vout=Veff・CSH/[CFB+(CSH+CS)/A] となり、ゲインAが十分大きければストレイ容量CS
影響は抑えられる。また、フィードバック容量CFBをサ
ンプルホールド容量CSHよりも小さく設定することによ
り、出力電圧Voutを正味の信号電圧Veffよりも大きく
することも可能である。
【0081】なお、図2は、本発明によるサンプルホー
ルド手段から信号ライン55を介して設けられた並列回
路60の回路図であり、CSは寄生容量のストレイ容量
を示している。この場合、下記の(数2)が成立する。
【0082】
【数2】
【0083】図4は図1の2次元増幅型固体撮像装置
(イメージセンサ)を駆動する場合のタイミング図であ
り、図5は図4の期間Pを拡大して詳しく示したタイミ
ング図である。なお、読み出し走査電位VA(i)は、
ホトゲート46の各電極の垂直方向i番目のクロックラ
インに入力される電位であり、リセット走査電位V
B(i)は、リセットゲート48の各電極の垂直方向i
番目のクロックラインに入力される電位である。
【0084】図4および図5に示すように、i番目に接
続されているホトゲート46に印加される読み出し走査
電位VA(i)がハイレベルで、他のホトゲート46に
印加される読み出し走査電位VA(i)は全てローレベ
ルとされることにより、信号線51にはi番目に接続さ
れている画素信号電位VS(j)のみが読み出されるこ
とになる。さらに、i番目に接続されているホトゲート
46に印加される読み出し走査電位VA(i)がハイレ
ベルのまま、i番目に接続されているリセットゲート4
8に印加されるリセット走査電位VB(i)がローレベ
ルになることにより、i番目の画素部がリセットされ
る。これをリセット期間とする。このため、水平方向j
番目の信号線51には画素信号の電位VS(j)に示す
ような波形が得られ、正味の信号電位△VSがリセット
動作の前後の電位差として得られる。この△VS信号の
みを読み出すため以下のような動作を行う。
【0085】まず、この読み出された画素信号電位VS
(j)に関係なく、パルス電位φCPでMOSトランジス
タ56を駆動して動作電位VCPをクランプ容量手段CCP
でクランプする。その後、i番目に接続されているホト
ゲート46に印加される読み出し走査電位VA(i)が
ハイレベルのままで、パルス電位φSHでMOSトランジ
スタ53を駆動して正味の信号電位に対応した電位(動
作電位VCP−電圧降下した正味の信号電位ΔVS)をサ
ンプルホールドする。
【0086】一方、この画素信号の電位VS(j)に関
係なく、パルス電位φCPで動作電位VCPをクランプし、
パルス電位φSHでリセットによる出力電位VSD(VCP
ΔVS)をサンプルホールドすることにより、サンプル
ホールド容量手段CSHには正味の信号電位ΔVSに対応
した信号電位Vsig(i)が1水平走査期間毎に順次得
られることになる。この信号電位Vsig(i)であるサ
ンプルホールド信号電圧VSHを水平走査回路57からの
パルス電位φH(1),φH(2)などで順次選択すると
共に、パルス電位φH(j)とは重ならないタイミング
でフィードバックアンプ部リセットパルスφFBを画素信
号周期で印加すると、出力信号OSは1画素毎にリセッ
トされた正味の信号電位ΔVSに対応した信号電位Vsig
(j)が順次増幅されて連続的に得られることになる。
【0087】図6は、本実施形態1における2次元増幅
型固体撮像装置を駆動する他のタイミング図であり、図
7は図6の期間Pを拡大して詳しく示したタイミング図
である。なお、各パルス信号の名称および意味は図4お
よび図5の場合と同じである。
【0088】この場合は、リセット動作のタイミングを
次の読み出し動作のタイミングに近付けることにより、
露光期間を任意の露光期間KHに短縮するシャッタ動作
の手法を示している。明るさに応じて露光期間KHを設
定(最大で1フレーム期間)することにより、明るさに
応じた最適な画像を得ることができる。例えば非常に明
るい場所においてはシャッタ速度を速くすることによっ
て過度の露光を防止すると共にハレーションなどをもな
くすことができる。
【0089】図6に示すように、通常の場合の信号蓄積
期間となるフレーム期間(1画面の水平走査期間1Hの
数だけ走査される期間)において、読み出し走査信号V
Aおよびリセット走査信号(リセットパルス)VBの信号
位置を通常時と同様に印加し、読み出し期間とリセット
期間を設けると共に、それより手前(KH期間手前)の
信号位置VAKにも印加し、リセット期間を設けることに
より、1フレーム期間よりも短い露光期間KHとなる。
即ち、露光期間を露光期間KHに短縮するシャッタ動作
が実現されることになる。なお、この露光期間短縮用の
リセットパルスを斜線部で示すことで、露光期間短縮用
のリセットパルスと通常のリセットパルスとを区別して
図6に示している。
【0090】ここで、斜線部で示した露光期間短縮用の
リセットパルスは垂直方向k番目の画素部に印加され、
同じ水平ブランキング期間内には垂直方向i番目の画素
部(k<i)が画素信号が読み出される関係にある。k
番目およびi番目の画素列に印加される各種パルスの関
係は図6のようになっており、ホトゲートに印加される
パルスは異なる水平列の間では重ならないようになさ
れ、信号読み出しが干渉しないようになされている。
【0091】したがって、TGMIS型の増幅型固体撮
像素子は、ソース領域、ドレイン領域および第1ゲート
領域からなるトランジスタが半導体基体の表面側に設け
られており、このトランジスタに入射する光によって発
生した信号電荷をトランジスタ内の半導体基体の表面に
蓄積し、この蓄積された信号電荷に応じた電気信号を出
力し、また、このトランジスタに隣接して設けられた第
2ゲート領域には、半導体基体の一部と、半導体基体の
一部上に形成された絶縁膜と、この絶縁膜上に設けられ
た第2ゲート電極とが設けられており、この第2ゲート
電極に印加される電圧に基づいて、前記蓄積された信号
電荷を半導体基体の表面から半導体基体の内部に移動さ
せてリセット動作する構成である。これにより、増幅型
光電変換素子の信号読み出し動作に引き続きリセット動
作を行い、信号ラインにサンプルホールド手段で正味の
画素信号電位に対応した電位をサンプルホールドするこ
とで、画素部毎でのオフセットレベルばらつきなどによ
る画定パターンノイズが大幅に低減できる。
【0092】また、サンプルホールド手段の後段に信号
ラインを介してアンプ手段が設けられ、、このアンプ手
段の入力端と出力端との間にコンデンサおよびスイッチ
手段の並列回路が設けられており、このアンプ手段の入
力端に1画素分の信号が到達する毎に、その直前にスイ
ッチ手段を所定時間オンした後にオフすることによっ
て、1画素分の信号読み出し毎にコンデンサ上の電荷を
リセットすることができて、サンプルホールド手段の出
力側には見かけ上前記コンデンサのみが負荷となり、前
記出力側に付随するストレイ容量の影響を抑圧すること
ができる。
【0093】なお、上記実施形態1では、トランジスタ
が図23のMOS型FET画素の場合を示したが、図8
に示すようにトランジスタが接合ゲート型FETの画素
の場合であっても、また、図9に示すようにトランジス
タが制御ゲート付きFETの画素の場合であっても、同
様に2次元増幅型固体撮像装置を構成することができ、
それぞれの構成例を模式的に図10及び図11にそれぞ
れ示す。なお、図1と対応する部分には同一の符号を付
して、詳細な説明については省略する。
【0094】また、図1では、負荷MOSトランジスタ
52とクランプ手段及びサンプルホールド手段とが画素
部に対して互いに反対側に配置しているが、図12に示
すようにこれらを共通の側に配置することも可能であ
る。
【0095】(実施形態2 )図13は本発明の増幅型
固体撮像装置の実施形態2を模式的に示す。本実施形態
2では、画素部の構成が上記実施形態1とは異なってい
る。即ち、実施形態1では、画素部として、図23に示
すTGMIS型の画素を用いているのに対し、本実施形
態2では図24に示す表面リセット型の画素を用いてい
る。
【0096】画素部以外の構成については実施形態1と
同様であるので、図1と対応する部分ついては同一の符
号を付してある。また、画素部については図24と同様
の符号を付してある。
【0097】本実施形態2の増幅型固体撮像装置におい
ても、実施形態1のものと同じタイミングで駆動するこ
とができるので、同様の効果を奏することができる。
【0098】(実施形態3)図14は本発明の増幅型固
体撮像装置の実施形態3を模式的に示す。本実施形態3
では、画素部の構成が上記実施形態1とは異なってい
る。即ち、本実施形態2では図25に示すトレンチ型の
画素を用いている。
【0099】画素部以外の構成については実施形態1と
同様であるので、図1と対応する部分ついては同一の符
号を付してある。また、画素部については図25と同様
の符号を付してある。
【0100】本実施形態3の増幅型固体撮像装置におい
ても、実施形態1のものと同じタイミングで駆動するこ
とができるので、同様の効果を奏することができる。
【0101】(実施形態4)図15は本発明の増幅型固
体撮像装置の実施形態4を模式的に示す。本実施形態4
では、画素部の構成が上記実施形態1とは異なってい
る。即ち、本実施形態4では図26に示すBDMIS型
の画素を用いている。
【0102】画素部以外の構成については実施形態1と
同様であるので、図1と対応する部分ついては同一の符
号を付してある。また、画素部については図26と同様
の符号を付してある。
【0103】本実施形態4の増幅型固体撮像装置におい
ても、実施形態1のものと同じタイミングで駆動するこ
とができるので、同様の効果を奏することができる。
【0104】(実施形態5)図16〜図18は本発明の
増幅型固体撮像装置の実施形態5を示す。この実施形態
5の増幅型固体撮像装置は、同一の信号を多数回、即ち
多重読み出しを可能としたものである。以下にその構成
を説明する。
【0105】本実施形態5では、サンプルホールド手段
の後段にインピーダンス変換手段(ドライバMOSトラ
ンジスタ120,ロードMOSトランジスタ121)を設け、
信号線101からの信号を選択するスイッチ手段114を介し
て信号線102に接続する概略構成をとる。
【0106】なお、本実施形態5においては、サンプル
ホールド手段は、MOSトランジスタ113およびサンプ
ルホールド容量手段CSHで構成され、クランプ手段は、
クランプ容量手段CCP、MOSトランジスタ112および
動作電圧源VCPで構成されている。
【0107】以下に図16に従いその構成を動作ととも
に説明する。サンプルホールド容量CSHに保持された信
号はドライバMOSトランジスタ120のゲートに印加さ
れ、信号線選択MOSトランジスタ114を介して信号線1
02へ導かれる。信号線102にはMOSトランジスタ121が
接続され、このゲートに印加された一定電圧VGLによっ
て定電流負荷となる。これによりMOSトランジスタ12
0と121はソースフォロワ回路を構成し、インピーダンス
変換を行う。このため、たとえ信号線102のストレイ容
量が大きくても、サンプルホールド容量CSHの信号は減
衰することなく、信号線102へ伝達される。よって、充
分な駆動能力を確保できる。
【0108】図16の構成では、サンプルホールド容量
SHに保持された信号を直接読み出すことをしないか
ら、図17に示す構成にすれば同一の信号を多数回読み
出すことが可能になる。
【0109】図17において、信号線101からの信号は
分岐され、符号の末尾に記号A,Bを付してなるAB2
組の複数の回路手段の組み合わせ(クランプ手段+サン
プルホールド手段+インピーダンス変換手段)へ導かれ
る。各インピーダンス変換手段からの信号は、共通クロ
ックで駆動される別の選択スイッチ手段114A、114Bを
介して各々の信号線102A、102Bへ導かれる。
【0110】図18は上記の動作タイミングを示す。図
18において、画素部は通常の構成と同様に、1H周期
で順次水平ライン毎に駆動される。クランプ手段及びサ
ンプルホールド手段は、各組毎に2H周期で動作し、か
つA組では奇数Hで、B組では偶数Hで交互に動作す
る。
【0111】水平走査回路57からの選択クロックφH
(1),φH(2),φH(3)等はA,B組共通で印加
されるから、2組の出力信号OS(A),OS(B)は
同時タイミングで得られる。但し、動作タイミングが1
H期間ずれているため、その内容は両者間で1H分周期
がずれている。このため、A,B2組の出力端子OS
(A),OS(B)から得られる水平画素ラインの番号
は(i,i−1)、(i,i+1)、(i+2,i+
1)、(i+2,i+3)等のように、1ライン単位で
ずれている。このため、本実施形態によれば、単板カラ
ー化する場合や、画素間で信号処理するような場合には
極めて有用なものとなる。
【0112】なお、図示例では、2重/2線の読み出し
の場合を示しているが、3重/3線以上の読み出しの場
合も同様に、本発明を適用できる。
【0113】
【発明の効果】以上の本発明の増幅型固体撮像装置によ
れば、信号読み出し動作時に、クランプ手段で所定電位
をクランプし、このクランプされた所定電位と、リセッ
ト動作時に電圧降下した無信号電荷時の画素信号電位と
の差信号に対応した電位を、クランプ手段を介してサン
プルホールド手段でサンプルホールドする構成をとるの
で、正味の画素信号を得ることが可能になる。この結
果、画素毎でのオフセットレベルのバラツキ等による固
定パターンノイズが抑圧されることになる。
【0114】また、サンプルホールド手段の後段に設け
られたアンプ手段の入力端と出力端との間に容量手段お
よびスイッチ手段が並列に接続され、このアンプ手段の
入力端に1画素分の信号が到達する直前にスイッチ手段
を所定時間オンした後にオフして容量手段上の電荷をリ
セットすることにより、サンプルホールド手段の出力側
には、見かけ上容量手段のみが負荷となる。このため、
出力側に付随するストレイ容量の影響が抑圧可能とな
る。
【0115】また、特に請求項8記載の増幅型固体撮像
装置によれば、サンプルホールド手段の後段にインピー
ダンス変換手段を設け、インピーダンス変換手段の出力
端を選択スイッチ手段を介して信号線に接続する構成を
とるので、サンプルホールド手段の出力側にストレイ容
量が付随しても充分な駆動能力を確保できる。
【0116】また、特に請求項9記載の増幅型固体撮像
装置によれば、信号ラインにクランプ手段、サンプルホ
ールド手段及びインピーダンス変換手段の組を複数接続
し、この複数の組が各々、選択スイッチ手段を介して複
数の信号線に接続される構成をとるので、各画素信号は
一度インピーダンス変換手段の入力側に保持されること
になるので、同一の画素信号を複数回読み出すことが可
能になる。即ち、多重読み出しが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる増幅型固体撮像装
置を模式的に示す図。
【図2】本発明によるサンプルホールド手段から信号ラ
インを介して設けられた並列回路の回路図。
【図3】図1のアンプ手段の入力電圧Vinと出力電圧V
out の関係を示す動作図。
【図4】図1の増幅型固体撮像装置を駆動する場合のタ
イミング図。
【図5】図4の期間Pを拡大して詳しく示したタイミン
グ図。
【図6】図1の増幅型固体撮像装置を駆動するタイミン
グ図。
【図7】図6の期間Pを拡大して詳しく示したタイミン
グ図。
【図8】トランジスタが接合ゲート型FETの場合の画
素を示す断面図。
【図9】トランジスタが制御ゲート付きFETの場合の
画素を示す断面図。
【図10】図8の画素を用いた2次元増幅型固体撮像装
置の構成例を示す図。
【図11】図9の画素を用いた2次元増幅型固体撮像装
置の構成例を示す図。
【図12】図1の増幅型固体撮像装置の変形例に相当す
る構成令を示す図。
【図13】本発明の実施形態2にかかる増幅型固体撮像
装置を模式的に示す図。
【図14】本発明の実施形態3にかかる増幅型固体撮像
装置を模式的に示す図。
【図15】本発明の実施形態4にかかる増幅型固体撮像
装置を模式的に示す図。
【図16】本発明の実施形態5にかかる増幅型固体撮像
装置を模式的に示す図。
【図17】図16に示す増幅型固体撮像装置を用いて多
重読み出しを行う場合の具体例を模式的に示す図。
【図18】図17の増幅型固体撮像を駆動するタイミン
グ図。
【図19】従来の増幅型固体撮像装置のCMD型の画素
構成を示しており、(a)はその画素部の平面図、
(b)は(a)のG−G断面図。
【図20】図19(b)のH−Hラインに沿う深さ方向
のポテンシャル分布図。
【図21】(a)は従来のFGA型の増幅型固体撮像装
置の画素部断面図、(b)は(a)の切断面線K−K部
の深さ方向ポテンシャル分布図。
【図22】(a)は従来のBCMD型の増幅型固体撮像
装置の画素部断面図、(b)は(a)の切断面線L−L
部の深さ方向ポテンシャル分布図。
【図23】本願出願人が先に提案したTGMIS型の画
素の断面図。
【図24】本願出願人が先に提案した表面リセット型の
画素の断面図。
【図25】本願出願人が先に提案したトレンチ型の画素
の断面図。
【図26】本願出願人が先に提案したBDMIS型の画
素の断面図。
【図27】従来の増幅型個体撮像素子を用いた2次元増
幅型個体撮像装置の構成例を模式的に示す図。
【図28】(a)は図27の2次元増幅型固体撮像装置
を駆動するタイミング図、(b)はその出力信号の波形
図。
【符号の説明】
41,42,43,44 画素部 45 共通ドレイン 46 第1ゲート電極(ホトゲート電極) 47 第1垂直走査回路 48 第2ゲート電極(リセットゲート電極) 49 第2垂直走査回路 50 ソース 51,55 信号線 52,53,54,56,59 トランジスタ 57 水平走査回路 58 アンプ手段 60 並列回路 61 p型半導体基板 62 n型ウェル層 CCP クランプ容量手段 CSH サンプルホールド容量手段 VCP 動作電位(所定電位) VSH サンプルホールド電位 VR リセット電位

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基体の表面に形成されたトランジ
    スタであって、入射する光によって発生した電荷を該ト
    ランジスタ内の該半導体基体表面に蓄積し、該蓄積され
    た信号電荷に応じた電気信号の変化を出力するトランジ
    スタと、 該トランジスタに隣接して設けられたゲート領域であっ
    て、該半導体基体の一部と、該半導体基体の一部上に形
    成された絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられたゲート電極
    とを有し、該ゲート電極に印加された電圧に基づいて、
    該蓄積された信号電荷を該半導体基体の表面から内部へ
    移動させるゲート領域と を有する増幅型光電変換素子が配列された増幅型固体撮
    像装置において、 該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介してサン
    プルホールド手段と該サンプルホールド手段に接続され
    た信号ラインとが設けられ、 所定電位を該クランプ手段でクランプし、該所定電位と
    該蓄積された信号電荷を該半導体基体の表面から内部へ
    移動させる動作によって電圧降下した無信号電荷時の画
    素信号電位との差信号を該クランプ手段を介して該サン
    プルホールド手段でサンプルホールドするように制御す
    るとともに、該サンプルホールド手段によるサンプルホ
    ールド電位を該信号ラインを介して順次読み出すように
    制御する制御手段が設けられている増幅型固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 光電変換により発生した信号電荷を蓄積
    する半導体基体表面近傍部と、該半導体基体表面上に形
    成された第1のゲート電極とからなる第1のゲート領域
    と、該半導体基体表面に該半導体基体濃度に比べて高濃
    度な不純物層によって形成されたソース及びドレインと
    を有するトランジスタと、 一部分が該第1のゲート領域に隣接する該半導体基体表
    面近傍部と、該半導体基体表面上に絶縁膜を介して形成
    され、一部分が該第1のゲート電極に隣接する第2のゲ
    ート電極とからなる第2のゲート領域と、該半導体基体
    表面であって、該第1のゲート電極と該第2のゲート電
    極との隣接部から該半導体基体表面方向に沿って所定の
    距離を有する部分に、該半導体基体濃度よりも高濃度な
    不純物層を形成してなる電荷排出用ドレインとを有する
    電荷排出部とを備え、該蓄積信号電荷を該電荷排出部の
    該電荷排出用ドレインに排出するように成した増幅型光
    電変換素子が配列された増幅型固体撮像装置において、 該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介してサン
    プルホールド手段と該サンプルホールド手段に接続され
    た信号ラインとが設けられ、 所定電位を該クランプ手段でクランプし、該所定電位と
    該蓄積信号電荷を該電荷排出部の該電荷排出用ドレイン
    に排出する動作によって電圧降下した無信号電荷時の画
    素信号電位との差信号を該クランプ手段を介して該サン
    プルホールド手段でサンプルホールドするように制御す
    るとともに、該サンプルホールド手段によるサンプルホ
    ールド電位を該信号ラインを介して順次読み出すように
    制御する制御手段が設けられている増幅型固体撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 光電変換により発生した信号電荷を蓄積
    する半導体基体表面近傍部と、該半導体基体表面上に形
    成された第1のゲート電極とからなる第1のゲート領域
    と、該半導体基体表面に該半導体基体濃度に比べて高濃
    度な不純物層によって形成されたソース及びドレインと
    を有するトランジスタと、 一部分が該第1のゲート領域に隣接する該半導体基体表
    面近傍部と、該半導体基体表面上に絶縁膜を介して形成
    され、一部分が該第1のゲート電極に隣接する第2のゲ
    ート電極とからなる第2のゲート領域を備え、該第1の
    ゲート領域に蓄積された信号電荷を該第2のゲート領域
    を介して該半導体基体に排出する電荷排出部とを有する
    増幅型光電変換素子を一次元又は二次元に配列したイメ
    ージセンサ部であって、任意の光電変換素子の該電荷排
    出部と、該任意の光電変換素子に隣接する光電変換素子
    のトランジスタ部との間に電界阻止部を設けた増幅型固
    体撮像装置において、 該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介してサン
    プルホールド手段と該サンプルホールド手段に接続され
    た信号ラインとが設けられ、 所定電位を該クランプ手段でクランプし、該所定電位と
    該第1のゲート領域に蓄積された信号電荷を該第2のゲ
    ート領域を介して該半導体基体に排出する動作によって
    電圧降下した無信号電荷時の画素信号電位との差信号を
    該クランプ手段を介して該サンプルホールド手段でサン
    プルホールドするように制御するとともに、該サンプル
    ホールド手段によるサンプルホールド電位を該信号ライ
    ンを介して順次読み出すように制御する制御手段が設け
    られている増幅型固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 半導体基体の一表面に設けられた半導体
    領域と、 光電変換により発生した信号電荷を蓄積する該半導体基
    体の表面近傍部と、該表面近傍部上に形成された第1の
    ゲート電極とからなる第1のゲート領域と、 該半導体基体の一表面側にあって該第1のゲート領域に
    隣接する該半導体基体の表面近傍部と、該表面近傍部上
    に絶縁膜を介して形成された第2のゲート領域と該半導
    体基体の一表面側に設けられた電荷排出部とを有し、該
    半導体領域と該半導体基体との間で該第1のゲート領域
    の表面近傍部をチャネルとする第1のトランジスタを形
    成するように構成し、該信号電荷によって生じる該第1
    のトランジスタの特性変化を出力信号とし、該半導体領
    域と該電荷排出部との間をチャネルとする第2のトラン
    ジスタを有する増幅型光電変換素子が配列された増幅型
    固体撮像装置において、 該トランジスタの一方電極にクランプ手段を介してサン
    プルホールド手段と該サンプルホールド手段に接続され
    た信号ラインとが設けられ、 所定電位を該クランプ手段でクランプし、該所定電位と
    該信号電荷を該電荷排出部に排出する動作によって電圧
    降下した無信号電荷時の画素信号電位との差信号を該ク
    ランプ手段を介して該サンプルホールド手段でサンプル
    ホールドするように制御するとともに、該サンプルホー
    ルド手段によるサンプルホールド電位を該信号ラインを
    介して順次読み出すように制御する制御手段が設けられ
    ている増幅型固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記トランジスタの前記一方電極が接続
    された配線ラインに定電流手段が接続されている請求項
    1〜請求項4のいずれかに記載の増幅型固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記信号ラインの出力部にアンプ手段が
    設けられ、該アンプ手段の入力端と出力端の間に容量手
    段およびスイッチ手段が並列に設けられている請求項1
    〜請求項4のいずれかに記載の増幅型固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記アンプ手段の入力端に1画素分のサ
    ンプルホールド電位が入力される直前に、前記スイッチ
    手段を所定時間オンした後にオフするように制御する容
    量手段リセット制御手段が設けられている請求項6記載
    の増幅型固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記サンプルホールド手段の後段にイン
    ピーダンス変換手段が設けられ、該インピーダンス変換
    手段の出力端は選択スイッチ手段を介して信号線に接続
    されている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の増幅
    型固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記信号ラインに前記クランプ手段、前
    記サンプルホールド手段及び前記インピーダンス変換手
    段の組が複数組接続され、該複数の組が各々前記選択ス
    イッチ手段を介して複数の信号線に接続されている請求
    項8記載の増幅型固体撮像装置。
JP8061532A 1996-03-18 1996-03-18 増幅型固体撮像装置 Withdrawn JPH09260627A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8061532A JPH09260627A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 増幅型固体撮像装置
US08/816,393 US5856686A (en) 1996-03-18 1997-03-13 Amplifying type solid-state imaging apparatus and method for driving the same
KR1019970009149A KR100262287B1 (ko) 1996-03-18 1997-03-18 증폭형고체촬상장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8061532A JPH09260627A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 増幅型固体撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09260627A true JPH09260627A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13173819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8061532A Withdrawn JPH09260627A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 増幅型固体撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5856686A (ja)
JP (1) JPH09260627A (ja)
KR (1) KR100262287B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508017B2 (en) 2001-11-13 2009-03-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image sensor using junction gate type field-effect transistor as pixel
JP2010114550A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Sony Corp 撮像素子、撮像素子の駆動方法およびカメラ

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6903771B2 (en) * 2000-03-02 2005-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus
WO1997007628A1 (fr) * 1995-08-11 1997-02-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispositif semi-conducteur mos pour effectuer une saisie d'iamge
JPH09246516A (ja) * 1996-03-13 1997-09-19 Sharp Corp 増幅型固体撮像装置
JPH11103418A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Canon Inc 光電変換装置
JP3181874B2 (ja) * 1998-02-02 2001-07-03 セイコーインスツルメンツ株式会社 イメージセンサー
US6243134B1 (en) 1998-02-27 2001-06-05 Intel Corporation Method to reduce reset noise in photodiode based CMOS image sensors
US6956605B1 (en) * 1998-08-05 2005-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus
US6734906B1 (en) * 1998-09-02 2004-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus with photoelectric conversion portions arranged two dimensionally
JP2000275604A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JP3762604B2 (ja) * 1999-03-30 2006-04-05 シャープ株式会社 増幅型固体撮像装置
TW502236B (en) * 2000-06-06 2002-09-11 Semiconductor Energy Lab Display device
JP3875461B2 (ja) * 2000-07-06 2007-01-31 株式会社東芝 固体撮像システム
US6635857B1 (en) * 2000-07-10 2003-10-21 National Semiconductor Corporation Method and apparatus for a pixel cell architecture having high sensitivity, low lag and electronic shutter
JP3840050B2 (ja) * 2000-11-01 2006-11-01 キヤノン株式会社 電磁波変換装置
JP3851770B2 (ja) * 2000-11-22 2006-11-29 シャープ株式会社 増幅型固体撮像装置
US6903394B2 (en) * 2002-11-27 2005-06-07 Micron Technology, Inc. CMOS imager with improved color response
KR20040060482A (ko) * 2002-12-30 2004-07-06 동부전자 주식회사 포토 다이오드 및 이의 제조 방법
DE602004021985D1 (de) * 2003-03-25 2009-08-27 Panasonic Corp Bildaufnahmevorrichtung, die Detailverlust schattiger Bereiche vermeidet
JP4016962B2 (ja) * 2003-05-19 2007-12-05 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法
JP4071190B2 (ja) * 2003-12-02 2008-04-02 シャープ株式会社 増幅型固体撮像装置およびその駆動方法
JP4086798B2 (ja) * 2004-02-25 2008-05-14 シャープ株式会社 増幅型固体撮像装置
KR101157241B1 (ko) * 2005-04-11 2012-06-15 엘지디스플레이 주식회사 게이트 드라이버 및 그 구동 방법
US7545385B2 (en) * 2005-12-22 2009-06-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Increased color depth, dynamic range and temporal response on electronic displays
US20070153024A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-mode pixelated displays
JP5215681B2 (ja) * 2008-01-28 2013-06-19 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像システム
CN111565032B (zh) * 2019-02-13 2023-11-10 上海耕岩智能科技有限公司 信号转换电路及信号读出电路架构

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614376A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Olympus Optical Co Ltd 固体撮像装置
JPS6312161A (ja) * 1986-07-03 1988-01-19 Olympus Optical Co Ltd 半導体撮像装置
JP2601271B2 (ja) * 1987-04-28 1997-04-16 オリンパス光学工業株式会社 固体撮像装置
US5172249A (en) * 1989-05-31 1992-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric converting apparatus with improved switching to reduce sensor noises
JPH04312082A (ja) * 1991-04-10 1992-11-04 Sony Corp 固体撮像装置
US5317174A (en) * 1993-02-19 1994-05-31 Texas Instruments Incorporated Bulk charge modulated device photocell
JPH0730086A (ja) * 1993-06-24 1995-01-31 Sony Corp 増幅型固体撮像素子
US5486711A (en) * 1993-06-25 1996-01-23 Nikon Corporation Solid-state image sensor with overlapping split gate electrodes
JP2878137B2 (ja) * 1994-06-29 1999-04-05 シャープ株式会社 増幅型光電変換素子、それを用いた増幅型固体撮像装置、及び増幅型光電変換素子の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508017B2 (en) 2001-11-13 2009-03-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image sensor using junction gate type field-effect transistor as pixel
US7679667B2 (en) 2001-11-13 2010-03-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image sensor using junction gate type field-effect transistor as pixel
JP2010114550A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Sony Corp 撮像素子、撮像素子の駆動方法およびカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US5856686A (en) 1999-01-05
KR100262287B1 (ko) 2000-07-15
KR970068498A (ko) 1997-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09260627A (ja) 増幅型固体撮像装置
JP2878137B2 (ja) 増幅型光電変換素子、それを用いた増幅型固体撮像装置、及び増幅型光電変換素子の製造方法
JP4200545B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法、並びにカメラシステム
US9654713B2 (en) Image sensors, methods, and pixels with tri-level biased transfer gates
JP3647390B2 (ja) 電荷転送装置、固体撮像装置及び撮像システム
KR100247167B1 (ko) 증폭형 고체촬상장치
JPS63100879A (ja) 固体撮像装置
US6697114B1 (en) Triple slope pixel sensor and arry
JPH11122532A (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法
JP2525781B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法
JPH04290081A (ja) 固体撮像装置
JP2000350103A (ja) 光電変換装置
JPH04313268A (ja) 固体撮像装置
JP2773787B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法と固体撮像装置
JP2568231B2 (ja) 電荷移送型固体撮像素子
JPH0730816A (ja) 固体撮像素子
JP2006210680A (ja) 固体撮像素子
JP2721603B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法と固体撮像装置
JPH0150156B2 (ja)
JP4593751B2 (ja) リニアセンサ及びその駆動方法
JP2791999B2 (ja) 固体撮像装置の駆動方法と固体撮像装置
JPH06326928A (ja) 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法
JP2865663B2 (ja) 固体撮像装置
JP2006081148A (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の駆動方法
JPH09275204A (ja) 固体撮像素子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603