JPH06326928A - 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法

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JPH06326928A
JPH06326928A JP5115917A JP11591793A JPH06326928A JP H06326928 A JPH06326928 A JP H06326928A JP 5115917 A JP5115917 A JP 5115917A JP 11591793 A JP11591793 A JP 11591793A JP H06326928 A JPH06326928 A JP H06326928A
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JP5115917A
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Haruhisa Ando
治久 安藤
Toshibumi Ozaki
俊文 尾崎
Hajime Akimoto
秋元  肇
Hiroshi Hatae
博 波多江
Katsutaka Kimura
勝高 木村
Haruhiko Tanaka
治彦 田中
Akira Sato
朗 佐藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直CCDの暗電流のばらつきに起因する固
定パターン雑音を抑圧した固体撮像装置を提供すること
にある。 【構成】 受光部101で光電変換された信号電荷のう
ち、選択された行のホトダイオードの信号電荷を、垂直
CCDレジスタを介して水平ブランキング期間内に水平
CCDレジスタ107,108に転送するための構成、
および水平走査期間内に垂直CCDレジスタの全てのゲ
ート電圧を低レベルに固定するための電圧印加手段を備
える。 【効果】 垂直CCDの暗電流を低減し、固定パターン
雑音を抑圧することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各ホトダイオードに蓄
積された信号電荷をそれぞれ独立に出力信号として出力
する、いわゆる画素独立読み出しを行なうのに好適であ
り、また垂直CCDで発生するいわゆる暗電流のばらつ
きに起因する固定パターン雑音を抑圧したS/Nの高い
出力を得るのに好適な固体撮像装置および固体撮像装置
の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像素子の構成は、例えば、
1991年テレビジョン学会年次大会講演予稿集 pp33〜
34 に記載のように、図26に示すようになってい
た。1フィールド期間中にホトダイオード1に蓄積され
た信号電荷はホトゲート2を介して垂直CCDレジスタ3
に転送される。垂直CCDレジスタ3に転送された信号電
荷は、垂直クロック入力端子40、41、42、43に
印加される外部パルスによって各垂直クロックゲート線
10、11、12、13が駆動されることにより、一水
平走査期間毎に水平CCDレジスタ5に送り込まれ、出力
アンプ6を介して外部に出力される。図27はホトダイ
オードおよび垂直CCDレジスタの平面パターンを示した
ものである。ここで、10および12は第1層目のポリ
シリコンゲート電極、11および13は第2層目のポリ
シリコンゲート電極であり、図26の10〜13にそれ
ぞれ対応している。14〜19はポリシリコンゲート電
極上に形成されるアルミニューム等から成る遮光膜の覆
われてない領域で、これを開口領域と呼ぶ。図27にお
いて、A-A’線での断面図を図28に、B-B’線での断面
図を図29に示す。図28において、20のN型半導体
基板内に形成された21のP型ウエル内にこれより高濃
度の22、122のP型ウエルを、さらにその中にCCDチ
ャネルを形成する23、123のN型不純物領域が設け
られている。また、24はホトダイオードとなるN型不
純物領域であり、その上面に形成される25のP+型不純
物領域は半導体表面で発生する暗電流を抑圧するために
設けられている。23、123の片側に設けられた2
6、126のP型不純物領域は垂直CCDレジスタとホトダ
イオードとを分離するためのものである。CCDチャネル
上には27、127のポリシリコンゲートが29の酸化
膜等の絶縁膜を介して形成される。さらにその上面には
28、128の遮光用のアルミニュウムが配置される。
また、23と24との対向する部分はゲート27により
ポテンシャルが制御され、ホトダイオードの選択ゲート
として働く。
【0003】図29は図27におけるB-B’線での断面
図を示したものである。ここで、10〜29の各要素は
図26の各要素と同じものである。さらにその上面に形
成されるアルミニュウム等はここでは省略してある。図
30は図29における垂直CDD レジスタのチャネル電位
の時間変化を模式的に示したものである。まず、時刻t=
taにおいて第2層目のポリシリコンゲートに高レベル電
圧が印加され、各ホトダイオードからの信号電荷Qa,Qb,
Qc...が垂直CCDレジスタに移される。続いて、時刻t=tb
では各信号電荷はQa+Qb,Qc+Qd...というように2つの画
素信号が混合され、中間レベル電圧になった2つの転送
ゲート電極下に保持される。続いて、時刻t=tcでは各信
号電荷は次のゲートが中間レベル電圧となり3つの転送
ゲート電極下に保持される。続いて、時刻t=tdでは各信
号電荷は前のゲートが低レベル電圧に戻り2つの転送ゲ
ート電極下に保持される。この様にして、転送ゲートに
高レベル電圧が印加されて垂直CCDレジスタに読み込ま
れた信号電荷は、2つの画素信号が混合されて、転送ゲ
ートに中間レベル電圧と低レベル電圧の4相のクロック
パルスを交互に印加されながら水平CCDレジスタに転送
されていく。ここで信号電荷が水平ブランキング期間内
に垂直CCDレジスタ3を1段ずつ転送されるように、
上記クロックパルスは印加される。このように垂直CC
Dレジスタ3を駆動することにより、水平CCDレジス
タ5は水平ブランキング期間内に垂直CCD3レジスタ
から信号電荷を受け渡され、さらに水平走査期間内に信
号電荷を出力することができる。
【0004】図31は別の従来例を示したものである。
これは図26に示したCCD 撮像素子の垂直CCDレジスタ
の飽和電荷量を向上するために考案されたものであり、
1985年の国際固体素子会議(ISSCC)において、ア
イエスエスシーシー、ダイジェストオブテクニカルペー
パーズ、100頁から101頁(ISSCC Digest of Tech
nical Papers, pp.100-101, Feb. 1985)にて報告され
たものである。図中、901はホトダイオードである。
902は垂直CCDレジスタのゲートであり、コンタクト
906を介してゲート線905に接続されており、ゲー
ト線905は垂直駆動回路903の出力端子と行選択回
路904の出力端子と接続されている。
【0005】行選択回路904によって行選択された各
ホトダイオードの信号電荷は垂直CCD レジスタのチャネ
ル領域907に移され、水平走査期間中に、垂直駆動回
路903によって信号蓄積ゲート908に転送される。
908に転送された信号電荷は、水平ブランキング期間
に、スイッチゲート909を介して水平CCDレジスタ9
10に転送され、水平走査期間中に水平CCDレジスタ9
10から出力アンプ911を介して外部に出力される。
図32は、垂直CCDレジスタから水平CCDレジスタへの転
送状態を示すためのCCDのチャネルポテンシャルを示し
たものである。(a)において行選択された信号電荷が垂
直CCDレジスタのチャネル内に移される。この時、信号
電荷は選択されたゲートの近傍に留まる必要はなくチャ
ネルの転送方向に延在してもよい。このことは垂直CCD
レジスタのゲート面積を広く使えることを意味し、従っ
て垂直CCDレジスタの飽和信号電荷量を大きくすること
が出来る。垂直CCDレジスタのチャネルに移された信号
電荷は、前に選択転送された信号電荷が水平CCDレジス
タから読み出されている間に、信号蓄積ゲート部に転送
されている。水平走査期間中に信号蓄積ゲート部に転送
完了した信号電荷はスイッチゲート909を介して水平
CCDレジスタに移され、次の水平走査期間に外部に読み
出されるわけである。この様なCCD撮像素子の垂直方向
の画素数は通常のテレビジョン方式であるNTSC方式にお
いては約500である。図32に示す4相の垂直クロッ
クの周波数は2.5MHz以上が必要であるが、水平CCDレ
ジスタの駆動周波数の整数倍あるいは整数分の一にえら
ばれる。これは、垂直クロックパルスの信号出力への飛
び込み雑音を周期的にして取り除き易くするためであ
る。本従来例における垂直CCDレジスタは、水平CC
D910が動作している水平走査期間中にも常時動作し
ているからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の固体撮像素
子においては、動作時間の大半を占める水平走査期間
中、垂直CCD内に電荷を蓄積、あるいは電荷を転送す
る必要がある。このためには垂直CCDゲートには低レ
ベル電圧と、これよりも大きい他の電圧とを印加せねば
ならず、このことが垂直CCDチャネル内で発生する、
いわゆる暗電流の増加原因になっていた。
【0007】本発明の目的は、垂直CCDで発生するい
わゆる暗電流のばらつきに起因する固定パターン雑音を
抑圧し、S/Nの高い出力を得ることの可能な固体撮像
装置および固体撮像装置の駆動方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置においては、同一半導体基板
上に二次元状に形成された光電変換素子群と、各光電変
換素子群からの信号電荷を垂直方向に転送する垂直CCD
レジスタ群と、該垂直CCDレジスタ群の転送ゲートと共
用化された、あるいはこれと独立に設けられた、光電変
換素子群からの信号を垂直CCDレジスタ群に転送する選
択ゲートと、各垂直CCDレジスタ群からの信号を水平方
向に転送する水平読み出し部を有し、各垂直CCDレジス
タ群から水平読み出し部に電荷を転送する際には、該垂
直CCDレジスタ群の全段の転送ゲートの電圧を水平CCDレ
ジスタとは反対側から順次一本づつ低レベル電圧に設定
することにより行なう固体撮像装置において、各垂直CC
Dレジスタ群から水平読み出し部への電荷転送を水平ブ
ランキング期間内に行なわせる。
【0009】
【作用】本発明においては、選択されたホトダイオード
1行分の信号電荷を垂直CCDレジスタのチャネル領域
全体に移した後、水平CCDレジスタから遠い方から垂直C
CDレジスタのチャネルを高速に空にすることによりこれ
らの信号電荷を水平CCDレジスタに転送する。これらの
動作を水平ブランキング期間内にすべて行うことによ
り、動作時間の大半を占める水平走査期間中、垂直CC
Dは信号電荷を取扱う必要がない。従ってこの期間中、
全ての垂直CCDゲートを暗電流の発生の少ない低レベ
ル電圧に固定することが可能となり、垂直CCDチャネ
ル内で発生する暗電流を低減することができる。これに
よりいわゆる暗電流のばらつきに起因する固定パターン
雑音を抑圧し、S/Nの高い画像出力を得ることが可能
になる。このようなことは、水平走査期間内に信号電荷
を垂直CCD等の電荷蓄積領域に保持せねばならなかっ
た従来例においては、実現が不可能であった。
【0010】
【実施例】(第1の実施例)以下、本発明の一実施例を
図1により説明する。図中、101はホトダイオードお
よび垂直CCDレジスタから成る受光部、102、103
は垂直走査回路とインターレース回路であり読み出され
るべきホトダイオード群の行選択を行なう。104、1
05は垂直駆動パルス発生回路とそのパルス分配回路で
あり垂直CCDレジスタの転送動作を行なうためのもの
である。106は102、103からの行選択パルスと
104、105からの転送パルスを切り換えるためのス
イッチ回路である。107および108はそれぞれ第1
および第2の水平CCDレジスタであり、これらは10
9、110の出力アンプにつながる。102〜106の
回路ブロックの集合体を112とすると、101の左側
にもこれと同じものを103のように対称に配置しても
良い。101の両側に駆動回路を設けることにより垂直
CCDレジスタのゲート線の遅延時間を小さくすること
ができる。
【0011】図1を用いて本装置の動作を簡単に説明す
る。101の受光部で光電変換された信号電荷は水平ブ
ランキング期間に102、103により選択された1行
分のホトダイオードの信号電荷が垂直CCDレジスタに
転送される。転送された信号電荷は垂直CCDレジスタの
転送方向に伸びたチャネル内に延びて分布している。次
いで、104、105から駆動パルスが垂直CCDレジス
タの各転送ゲートに順次印加されることにより垂直CCD
レジスタに存在する信号電荷は第1の水平CCDレジスタ
に転送される。さらに既に選択されたホトダイオードの
行に隣接した別のホトダイオードの行が同様に選択され
垂直CCDレジスタから第2の水平CCDレジスタに転送され
る。以上、水平ブランキング期間内に水平CCDレジスタ
に移された信号電荷は、水平走査期間内に水平CCDレジ
スタを駆動することにより出力アンプを経て画像信号と
して外部に出力される。この様にして、各画素の信号を
混合することなく独立に読み出すことができる。以下の
説明では本撮像装置を各部に分けて順に詳細に述べる。
【0012】図2は本発明の撮像装置の受光部の平面パ
ターンを示したものである。図中、201はホトダイオ
ード、202は第1層目のポリシリコンゲート、203
は第2層目のポリシリコンゲートである。従来例の平面
図である図24と比べると良く分かるようにゲートの構
成が簡単であり、一つのホトダイオードに一つのゲート
が対応するように配置することができ、素子の集積度の
向上が容易になる。本実施例においては、ゲート間の重
なり領域も大幅に減少するのでゲート配線容量も減少し
素子の駆動も容易になる。同図における断面構造を図3
および図4を用いて詳しく説明する。
【0013】図3は、図2のA-A'線における断面図を示
したものである。ここで、20〜221の各要素は従来
例の図28とおなじものである。唯一異なる点は222
の不純物領域を設けることにより紙面に垂直方向に電位
勾配を持たせるようにしたことである。この電位勾配に
ついて図4および図5を用いて説明する。
【0014】図4は図2のB-B'線における断面図を示し
たものであり、垂直CCDレジスタの断面図である。20
のN型半導体基板内に形成された21のP型ウエル内にこ
れより高濃度の22のP型ウエルを、さらにその中にCCD
チャネルを形成する23のN型不純物領域が設けられて
いる。222はP型不純物領域であり図の様に濃度勾配
を持たせることにより、右向きの電位勾配すなわち電界
を発生させることが出来る。CCDチャネル上には202
〜207のポリシリコンゲートが29の酸化膜等の絶縁
膜を介して形成される。本実施例では222の不純物領
域はP型としたが、不純物の濃度分布を転送方向に対し
て反対向きとすればN型であっても良いことは自明であ
る。
【0015】図5は図4の垂直CCDレジスタのポテンシ
ャル状態を示したものである。まず時刻t=t1では垂直CC
Dレジスタの全てのゲート電極に中間レベル電圧が印加
されている。ここで各ゲートの下のポテンシャルが傾き
を持っているのは図4の不純物領域222による効果で
ある。次いで時刻t=t2においては、行選択されるゲート
に高レベル電圧が印加されホトダイオードからの信号電
荷が垂直CCDレジスタに読み込まれる。この例では図4
におけるゲート205が選択されるゲートとした。時刻
t=t3では再び選択ゲートの電圧を中間レベル電圧に戻
し、この時、信号電荷は必ずしも読み出されたゲート下
に留まることなく垂直CCDレジスタのチャネル内に拡が
る。垂直CCDレジスタ内に移された信号電荷は、図4に
おけるゲート203、204、205...を低レベル電
圧に下げることにより、それぞれのゲートに対応した場
所のポテンシャルが順次低下し、その結果信号電荷が右
方向、すなわち水平CCDレジスタに転送される。以上の
動作を水平ブランキング期間に行なわれるようにするこ
とにより、出力画像信号は垂直CCDレジスタのゲートパ
ルスの飛び込み雑音の影響を受けない。
【0016】図6は水平ブランキング期間の動作タイミ
ングを示したものである。例えば、2行分の信号を独立
に読み出したい場合には、ある行の信号を垂直CCDレジ
スタに移し、垂直CCDレジスタから高速に1つの水平
CCDレジスタに転送する。転送完了後、最初に選択した
行と隣接した別の行の信号を垂直CCDレジスタに移し、
垂直CCDレジスタから高速に先ほどとは別の水平CCD
レジスタに転送する。このように独立した2行分の信号
を2つの水平CCDレジスタに転送して、その後、水平走
査期間に信号が出力される訳である。ここで、垂直CCD
レジスタの転送時間について考える。図6から垂直CCD
レジスタの転送にかけられる時間は5μs、また垂直CCD
レジスタの転送段数を500とすると、1段当りにかけ
られる時間は10nsである。ところで、転送時間,Tは次
式で表現される。
【0017】 T=L/(μ・E) (1) ここで、Lは垂直CCDレジスタのチャネル長、μは電荷の
移動度、Eは転送方向の電界強度である。例えば、L=5
(μm)、μ=1000 (cm2/V・s)、E=1(V)/5(μm)=2(kV/c
m)とすると、T=0.25 (ns)と求まり、1段当りにかけら
れる時間である10nsより十分小さく出来ることが分か
る。ここで電界強度Eは、図5のポテンシャル図に示し
たものであり、図4における不純物領域222の量で決
定できる。この不純物イオンの打ち込み量は1x1011c
m-2程度の値で良い。
【0018】以上、垂直CCDレジスタ自身の動作原理に
ついて説明した。既に述べたように垂直CCDレジスタの
1段当りの転送時間は10nsであり、これを駆動するに
は100MHzの高速な走査回路が必要となる。この様な
高速走査回路も実現不可能ではないが、駆動の容易さを
考えると素子の外部からは10MHz程度で動作させるよ
うにしたい。この点に関して考案したのが図7および図
8である。
【0019】図7は垂直CCDレジスタの駆動パルス波形
を示したものである。ここでL-1,L-2,L-3...は垂直CCD
レジスタのゲートにかかるパルスであり、これらのパル
ス群に挿入されたタイミング位置は図5の状態図に対応
させてある。セットパルスの投入によって各パルスが低
レベル電圧から中間レベル電圧にセットされる。時刻t=
t2ではホトダイオードの信号を選択する高レベルパルス
が印加される。垂直CCDレジスタの転送に寄与する各パ
ルスの立ち下がりのタイミングは、その上に示す入力パ
ルスl-1,l-2,l-3...の立ち上がり端で決める。ここで入
力パルスl-1,l-2,l-3...はパルスが相互に重なっていて
も良いことに注意されたい。このことは、走査回路の駆
動周波数が低くても、その出力パルスを遅延時間の異な
る複数の遅延要素を用いて立ち上がり時刻の差の小さい
入力パルス列が出来ることを意味する。
【0020】図8は図7の垂直CCDレジスタの駆動パル
ス波形を発生するための回路ブロック図である。図中、
102、103は垂直走査回路とインターレース回路で
あり読み出されるべきホトダイオード群の行選択を行な
う。垂直走査回路102から1H時間(水平ブランキン
グ期間と水平走査期間の和)毎に出力301が順次選ば
れ、103のインターレース回路によって奇数フィール
ドではL-1とL-2,L-3とL-4,...と選ばれ、偶数フィール
ドではL-1,L-2とL-3、L-4とL-5,...というように出力端
子302が選ばれる。104、105は垂直駆動パルス
発生回路とそのパルス分配回路であり垂直CCDレジス
タの転送動作を行なう為のものである。例えば104の
垂直駆動パルス発生回路の出力端子309に10MHz
(すなわち100ns周期)のシフトパルスが出力される
と、次段に設けたパルス分配回路105によって順次遅
延を受ける。ここで303は遅延素子であり、その遅延
時間を10nsと選ぶと実質的に100MHzのパルス列を
得ることが出来る。106は102、103からの行選
択パルスと104、105からの転送パルスを切り換え
るためのスイッチ回路群であり、304はスイッチ回路
である。また、端子305は図7におけるセットパルス
の入力端子である。306は106のスイッチ回路群の
出力端子であり、垂直CCDレジスタのゲートに接続され
る。102あるいは104は通常の走査回路であり、例
えば、1980年テレビジョン学会全国大会講演予稿集
pp.25〜26に記載の様なMOSトランジスタを用いた
低電力低雑音の走査回路を適用しても良い。インターレ
ース回路103は特願昭59−268470に記載した
回路を適用することが出来る。また、インターレース動
作が不必要な用途においてはインターレース回路は必ず
しも無くてもよい。図8における遅延素子及びスイッチ
回路については以下に詳しく述べる。
【0021】図9〜図12は図8における303の遅延
素子の具体例を示したものである。図9はCMOS(Comple
mentary Metal Oxide Semiconductor) トランジスタの
インバータ2段構成による遅延素子の回路構成である。
入力端子401に入力されたパルスはNチャネルのMOS
トランジスタ403とPチャネルのMOSトランジスタ4
02とからなるインバータを介して408の出力端子に
出力され、その出力はNチャネルのMOSトランジスタ4
05とPチャネルのMOSトランジスタ404とからなる
インバータを介して406の出力端子に出力される。こ
こで407はこれら2つのインバータの電源電圧であ
る。この回路の遅延時間は2つのインバータの遅延時間
の和で決まる。
【0022】図10は遅延素子の別の具体例を示したも
のである。各要素は図9とほとんど同じであるが、40
9の抵抗を端子408と410との間に挿入した点が異
なる。抵抗409によって遅延時間を調整することが出
来る。
【0023】図11は遅延素子の別の具体例を示したも
のである。各要素は図10とほとんど同じであるが、4
09の抵抗の代りにNチャネルMOSトランジスタ411
を端子408と410との間に挿入した点が異なる。MO
Sトランジスタ411のチャネル抵抗によって遅延時間
を調整することが出来る。
【0024】図12は遅延素子の別の具体例を示したも
のである。各要素は図10とほとんど同じであるが、4
09の抵抗の代りにPチャネルMOSトランジスタ412
を端子408と410との間に挿入した点が異なる。MO
Sトランジスタ412のチャネル抵抗によって遅延時間
を調整することが出来る。図11および図12において
はトランジスタ411、412のゲート電圧を固定とし
たが外部から制御するようにしても良い。
【0025】図13は図8における304のスイッチ回
路の具体例を示したものであり、図14はこれに対応す
るパルス波形を示したものである。まずセットパルスが
506に入力されるとPチャネルトランジスタ507が
導通状態になり511の電源電圧が出力端子508に印
加される。ここで511の電圧は中間レベル電圧であ
り、通常は0Vに設定される。509は垂直CCDレジス
タのゲート線容量である。端子501には行選択パルス
が印加された時には、505からのパルスが有効に働き
出力端子508に高レベル電圧が印加され、505から
のパルスが中間レベル電圧に戻ると出力端子の電圧も中
間レベル電圧に戻る。垂直駆動パルス発生回路とそのパ
ルス分配回路からの出力が端子503に入力されるとN
チャネルトランジスタ504が導通し出力端子508は
510の電源電圧である低レベル電圧に設定される。こ
の様にして、垂直CCDレジスタのゲートに3値レベルの
パルスが印加されるわけである。
【0026】図15は、図8の実施例と同様に、図7の
垂直CCDレジスタの駆動パルス波形を発生するための回
路ブロック図である。図8と殆ど同じ構成であるが、1
05のパルス分配回路を構成する遅延素子を303を1
段構成にしたことである。遅延素子は図10から12に
示した構成において抵抗あるいはMOSトランジスタのチ
ャネル抵抗を適当に選ぶことにより設定できる。
【0027】図16は本発明の撮像装置の受光部の平面
パターンを示したものである。図中、201はホトダイ
オード、202は第1層目のポリシリコンゲート、20
3は第2層目のポリシリコンゲートである。ここで60
1はゲート下に打ち込むP型不純物領域のマスクパター
ンを示している。この様にチャネルの転送方向に沿って
打ち込まれる不純物領域の幅を減少させることによりチ
ャネルポテンシャルに傾斜を持たせることが出来る。こ
の不純物層は図4における222の領域に対応する。こ
のようにして、マスク形状の工夫により、たった1回の
イオン打ち込みで転送ゲート下の電界を生み出すことが
出来る。
【0028】図17は本発明の撮像装置の受光部の別の
平面パターンを示したものである。図中、201、20
2、203は図16と同じものである。ここで602は
ゲート下に打ち込むN型不純物領域のマスクパターンを
示している。この様にチャネルの転送方向に沿って打ち
込まれる不純物領域の幅を減少させることによりチャネ
ルポテンシャルに傾斜を持たせることが出来る。この不
純物層は図4における222の領域に対応する。このよ
うにして、マスク形状の工夫により、たった1回のイオ
ン打ち込みで転送ゲート下の電界を生み出すことが出来
る。
【0029】図18は本発明の撮像装置の受光部の別の
平面パターンを示したものである。図中、201、20
2、203図16と同じものである。702はアルミニ
ューム等の金属層であり、コンタクト穴701を介して
202の第1層目のポリシリコンゲートに電気的に接続
されている。704はアルミニューム等の金属層であ
り、コンタクト穴703を介して203の第2層目のポ
リシリコンゲートに電気的に接続されている。この様
に、水平方向に金属層でポリシリコンゲートをショート
することにより配線抵抗を格段に下げることが出来、垂
直CCDレジスタのゲート遅延時間を充分下げることが出
来る。また、コンタクト穴の位置は垂直CCDレジスタの
チャネル位置から外すことができるので、コンタクト穴
におけるアルミニウム配線層とポリシリコンゲートの反
応に起因するチャネルポテンシャルの変動の心配も無
い。さらにこの一層の金属層のパターンで垂直CCDレジ
スタのゲートを覆うこともできるので、不必要な光が垂
直CCDレジスタのチャネルに入るのを防止することもで
きる。なお垂直CCDレジスタの遮光を確実に行なうため
に、さらに第2層目の金属層を垂直CCDレジスタ状に
配置してもよい。
【0030】図19は本発明の撮像装置の受光部の別の
平面パターンを示したものである。ここで、10および
12は第1層目のポリシリコンゲート電極、11および
13は第2層目のポリシリコンゲート電極であり201
はホトダイオードを示す。図19において、B-B’線で
の断面図を図20に示す。
【0031】図20は垂直CCDレジスタ部の断面図であ
る。20のN型半導体基板内に形成された21のP型ウエ
ル内にこれより高濃度の22のP型ウエルを、さらにそ
の中にCCDチャネルを形成する23のN型不純物領域が設
けられている。CCDチャネル上には611〜622のポ
リシリコンゲートが29の酸化膜等の絶縁膜を介して形
成され、611と612、613と614のポリシリコ
ンゲートを711、713のように接続して用いる。P
型不純物領域の222は第1層目のポリシリコンゲート
612、614、616...をマスクにして自己整合的
に形成される。接続された2層のポリシリコンゲートは
右向きの電位勾配すなわち電界を発生させることが出来
る。
【0032】図21は図20の垂直CCDレジスタのポテ
ンシャル状態を示したものである。まず時刻t=t1では垂
直CCDレジスタの全てのゲート電極に中間レベル電圧が
印加されている。ここで各ゲートの下のポテンシャルが
階段状になっているのは図20の不純物領域222によ
る効果である。実際にはポテンシャル形状は矩形状では
なく角が取れ滑らかになるのであるが、図面上簡略化の
ために矩形状としている。時刻t=t2においては、行選択
されるゲートに高レベル電圧が印加されホトダイオード
からの信号電荷が垂直CCDレジスタに読み込まれる。こ
の例では図20におけるゲート617および618が選
択されるゲートとした。時刻t=t3では再び選択ゲートの
電圧を中間レベル電圧に戻し、この時、信号電荷は必ず
しも読み出されたゲート下に留まることなく垂直CCDレ
ジスタのチャネル内に拡がる。垂直CCDレジスタ内に移
された信号電荷は、図20におけるゲート端子711、
713、715...を低レベル電圧に下げることによ
り、それぞれのゲートに対応した場所のポテンシャルが
順次低下し、その結果信号電荷が右方向、すなわち水平
CCDレジスタに転送される。以上の動作を水平ブランキ
ング期間に行なわれるようにすることにより、ビデオ信
号は垂直CCDレジスタのゲートパルスの飛び込み雑音の
影響を受けないことは図4の場合と同様である。
【0033】また本実施例において、動作時間の大半を
占める水平走査期間中、垂直CCDは信号電荷を取扱う
必要がない。従ってこの期間中、垂直走査回路102、
インターレース回路103垂直駆動パルス発生回路10
4、パルス分配回路105、スイッチ回路106より成
る回路ブロックの集合体112から、全ての垂直CCD
ゲートに低レベル電圧を印加することにより、垂直CC
Dチャネル内の電界を低減し、同チャネル内で発生する
暗電流を低減することができる。ここでこの低レベル電
圧を、従来から例えばアイトリプルイー、エレクトロン
デバイスレターズ、1980年、131頁から133頁
(IEEE Electron Device Letters, vol.1, no.7, pp.13
1-133, July, 1980)等で報告されているように、垂直
CCDレジスタのゲート下のゲート絶縁膜と半導体との
界面に伝導ホールを蓄積するのに十分な電圧とすること
により、このような暗電流の低減効果を著しく高めるこ
とが可能である。これによりいわゆる暗電流のばらつき
に起因する固定パターン雑音を抑圧し、S/Nの高い画
像出力を得ることが可能になる。なおここでは垂直CC
Dレジスタがn型の埋め込みチャネルを有するために、
低レベル電圧は垂直CCDレジスタのゲート下のゲート
絶縁膜と半導体との界面に伝導ホールを蓄積するのに十
分な電圧としたが、垂直CCDレジスタがp型の埋め込
みチャネルを有する際には、これを垂直CCDレジスタ
のゲート下のゲート絶縁膜と半導体との界面に伝導電子
を蓄積するのに十分な電圧とすることによって同様な効
果を得ることができる。
【0034】(第2の実施例)図22は本発明の別の実
施例を示したものである。図中、101から112は図
1における各要素と同じものである。異なる点は801
の走査回路と806のスイッチ回路と111の電荷掃き
出し領域が付け加わったことである。806の詳細につ
いては図24で改めて説明する。本実施例は信号の蓄積
時間を変えることにより感度を変えられるようにしたも
のである。
【0035】始めに信号の蓄積期間を変える原理を簡単
に説明する。通常読み出される行を選択する前に801
の垂直走査回路によって任意行分先のホトダイオードの
行を選択し、垂直CCDレジスタ、第1及び第2の水平CCD
レジスタを介して電荷掃き出し領域111に転送する。
転送完了後に102、103の垂直走査回路およびイン
ターレース回路によって選択されるホトダイオードの行
の信号が垂直CCDレジスタを介して第1及び第2の水平C
CDレジスタに転送される。以上の動作は図23にそのタ
イミングうを示したように水平ブランキング期間内に行
なわれる。続いて、水平走査期間中に第1及び第2の水
平CCDレジスタに転送された信号電荷は109、110
の出力アンプから外部に出力される。従って、信号の蓄
積時間は掃き出すために801の垂直走査回路によって
行選択されてから102、103の垂直走査回路および
インターレース回路によって行選択されるまでの時間と
なる。102、103の垂直走査回路およびインターレ
ース回路の動作タイミングを基準に考えると、801の
垂直走査回路の出力タイミングのみを変えることで信号
の蓄積時間を自由に変えることが出来る。
【0036】図24は図22における806のスイッチ
回路の具体例を示したものである。図22における垂直
走査回路801からの出力はPチャネルトランジスタの
ゲート821に接続され、ゲート821が選ばれた時の
みドレイン線822に印加される高レベル電圧のパルス
が垂直ゲート線端子508に伝わるようにすることが出
来る。
【0037】以上の実施例では水平レジスタとしてCCD
レジスタを用いた場合について説明したが、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で他の組み合せであっても良い。例
えば水平CCDレジスタの代りに、各垂直CCDレジスタ
毎に出力アンプを設けて、その出力を順次読み出すよう
にしても良い。
【0038】本実施例においても、動作時間の大半を占
める水平走査期間中に垂直CCDが信号電荷を取扱う必
要がないことは、前述の第1の実施例と同様である。従
って本実施例においても、水平走査期間中に垂直走査回
路102、インターレース回路103垂直駆動パルス発
生回路104、パルス分配回路105、スイッチ回路1
06より成る回路ブロックの集合体112から、全ての
垂直CCDゲートに低レベル電圧を印加することによ
り、垂直CCDチャネル内の電界を低減し、同チャネル
内で発生する暗電流を低減することにより、暗電流のば
らつきに起因する固定パターン雑音を抑圧し、S/Nの
高い画像出力を得ることが可能であることは明らかであ
る。
【0039】(第3の実施例)図25は本発明の別の実
施例を示す素子構成図である。図中、101〜112は
図1の実施例と同じものである。異なる点は950〜9
55が追加されたことである。107及び108の水平
CCDレジスタは、101の受光領域の画素数が500
(垂直)x800(水平)とすると、約14MHzのク
ロックで動作する。一方、104の垂直駆動パルス発生
回路の入力クロックは105のパルス分配回路により垂
直CCDレジスタのゲート線に自由に高速パルスを発生さ
せることが出来る。従って、水平CCDレジスタの駆動パ
ルスを垂直駆動パルス発生回路の入力に用いることも出
来る。図中、950のパルス切替器の入力端子951に
例えば14MHzの基準パルスが連続的に印加されている
とする。952の制御端子に水平走査期間の始まりを示
す信号が入力されると107、108の水平CCDレジス
タのクロック線に接続される端子954、955に基準
パルスと同じ周波数のパルスが出力される。次いで、水
平走査期間の終り即ち水平ブランキング期間の始まりを
示す信号が952の端子に入力されると、954、95
5の端子にはパルスが停止し、104の垂直駆動パルス
発生回路の入力クロック端子953に基準パルスと同じ
周波数のパルスが出力される。このように、一つの連続
クロックを有効に使うことが出来るので、装置の駆動を
容易にすることができる。また、950のパルス切替器
には駆動能力を上げるためのエミッタフォロワ回路等の
バッファ回路を含んでいても良いし、出力パルス電圧を
変えられるようにしても良い。
【0040】本実施例においても、動作時間の大半を占
める水平走査期間中に垂直CCDが信号電荷を取扱う必
要がないことは、前述の第1,第2の実施例と同様であ
る。従って本実施例においても、水平走査期間中に回路
ブロックの集合体112から、全ての垂直CCDゲート
に低レベル電圧を印加することにより、垂直CCDチャ
ネル内の電界を低減し、同チャネル内で発生する暗電流
を低減することにより、暗電流のばらつきに起因する固
定パターン雑音を抑圧し、S/Nの高い画像出力を得る
ことが可能であることは明らかである。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、垂直CCDで発生する
いわゆる暗電流を低減し、この暗電流のばらつきに起因
する固定パターン雑音に対して高いS/Nを有する固体
撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す撮像装置の構成図。
【図2】本発明の実施例を示す素子平面図。
【図3】本発明の実施例を示す素子断面図。
【図4】本発明の実施例を示す素子断面図。
【図5】図4における信号電荷に対するポテンシャル
図。
【図6】本発明の実施例を示す動作タイミング図。
【図7】本発明の垂直CCDレジスタの駆動パルス波形。
【図8】本発明の垂直CCDレジスタの駆動回路。
【図9】図8における遅延素子の回路構成。
【図10】図8における遅延素子の回路構成。
【図11】図8における遅延素子の回路構成。
【図12】図8における遅延素子の回路構成。
【図13】図8におけるスイッチ回路構成。
【図14】図13に対応するパルス波形。
【図15】本発明の垂直CCDレジスタの別の駆動回路。
【図16】本発明の撮像装置の受光部の平面パターン
図。
【図17】本発明の撮像装置の受光部の別の平面パター
ン図。
【図18】本発明の撮像装置の受光部の別の平面パター
ン図。
【図19】本発明の撮像装置の受光部の別の平面パター
ン図。
【図20】本発明の撮像装置の垂直CCDレジスタ部の断
面図。
【図21】図20における信号電荷に対するポテンシャ
ル図。
【図22】本発明の別の実施例を示す撮像装置の構成
図。
【図23】図22の実施例に対する動作タイミング図。
【図24】本発明の垂直CCDレジスタの駆動回路図。
【図25】本発明の別の実施例を示す撮像装置の構成
図。
【図26】従来の撮像装置の構成図。
【図27】従来の素子平面図。
【図28】図27におけるA-A’部の素子断面図。
【図29】図27におけるB-B’部の素子断面図。
【図30】図29における信号電荷に対するポテンシャ
ル図。
【図31】従来の別の撮像装置の構成図。
【図32】図31における信号電荷に対するポテンシャ
ル図。
【符号の説明】
101…受光部、102…垂直走査回路、103…イン
ターレース回路、104…垂直駆動パルス発生回路、1
05…パルス分配回路、106…スイッチ回路、107
…第1の水平CCDレジスタ、108…第2の水平CCDレジ
スタ、109および110…出力アンプ、111…不必
要な電荷を外部に取り出すためのドレイン領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多江 博 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木村 勝高 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 田中 治彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 佐藤 朗 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一半導体基板上に二次元状に形成された
    光電変換素子群と、 該光電変換素子群からの信号電荷を垂直方向に転送する
    垂直CCDレジスタ群と、 該垂直CCDレジスタ群の転送ゲートと共用化された、
    あるいはこれと独立に設けられた、該光電変換素子群か
    らの信号を該垂直CCDレジスタ群に転送する選択ゲート
    と、 該垂直CCDレジスタ群からの信号を水平方向に転送す
    る水平CCDレジスタを有し、 該垂直CCDレジスタ群から該CCDレジスタに電荷を
    転送する際には、該垂直CCDレジスタ群の全段の転送
    ゲートの電圧を該水平CCDレジスタとは反対側から順
    次一本づつ低レベル電圧に設定することにより行なう固
    体撮像装置において、 上記垂直CCDレジスタ群から上記水平CCDレジスタ
    への電荷転送を水平ブランキング期間内に行なわせる駆
    動回路を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】請求項1項記載の固体撮像装置において、
    水平走査期間中に、上記垂直CCDレジスタの全てのゲ
    ート電圧を低レベル電圧に固定するための低レベル電圧
    印加手段を具備することを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】請求項2項記載の固体撮像装置において、
    上記低レベル電圧は、上記垂直CCDレジスタがn型の
    埋め込みチャネルを有する際には該垂直CCDレジスタ
    のゲート下のゲート絶縁膜と半導体との界面に伝導ホー
    ルを蓄積するのに十分な電圧であり、該垂直CCDレジ
    スタがp型の埋め込みチャネルを有する際には該垂直C
    CDレジスタのゲート下のゲート絶縁膜と半導体との界
    面に伝導電子を蓄積するのに十分な電圧であることを特
    徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項1項記載の固体撮像装置において、
    上記駆動回路は垂直走査回路とその走査回路出力を分配
    する回路から成ることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】請求項4項記載の固体撮像装置において、
    上記分配回路は遅延回路を含むことを特徴とする固体撮
    像装置。
  6. 【請求項6】請求項5項記載の固体撮像装置において、
    上記遅延回路は相補型MOSトランジスタから成る反転増
    幅器から成ることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 【請求項7】請求項4項記載の固体撮像装置において、
    同一の基準入力パルスを垂直走査回路と時間的に分割し
    て、垂直走査回路と同様に駆動される水平電荷読み出し
    部の駆動回路を設けたことを特徴とする固体撮像装置。
  8. 【請求項8】請求項1項記載の固体撮像装置において、
    信号電荷掃き出し用の行選択走査回路を設けたことを特
    徴とする固体撮像装置。
  9. 【請求項9】請求項1項記載の固体撮像装置において、
    上記垂直CCDレジスタの複数の転送チャネルには、上
    記水平CCDレジスタへ向かって信号電荷が流れ易い向
    きの電位勾配をつけたことを特徴とする固体撮像装置。
  10. 【請求項10】請求項9項記載の固体撮像装置におい
    て、上記垂直CCDレジスタにおける複数の転送チャネ
    ルへの不純物イオン打ち込み量を位置によって変えるこ
    とにより、上記電位勾配をつけたことを特徴とする固体
    撮像装置。
  11. 【請求項11】請求項9項記載の固体撮像装置におい
    て、上記垂直CCDレジスタにおける複数の転送チャネ
    ルへの不純物イオン打ち込みマスクの形状を、垂直CC
    D内を転送される信号電荷の方向に添って実効的な不純
    物イオン打ち込み量を変化させる形状とすることによ
    り、上記電位勾配をつけたことを特徴とする固体撮像装
    置。
  12. 【請求項12】請求項1項記載の固体撮像装置におい
    て、上記垂直CCDレジスタの転送ゲート上に金属配線
    層を設け、該転送ゲートと金属配線層との接触箇所を該
    垂直CCDレジスタのチャネル領域以外のみに設けたこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  13. 【請求項13】同一半導体基板上に二次元状に形成され
    た光電変換素子群と、 該光電変換素子群からの信号電荷を垂直方向に転送する
    垂直CCDレジスタ群と、 該垂直CCDレジスタ群の転送ゲートと共用化された、
    あるいはこれと独立に設けられた、該光電変換素子群か
    らの信号を該垂直CCDレジスタ群に転送する選択ゲー
    トと、 該垂直CCDレジスタ群からの信号を水平方向に転送す
    る水平CCDレジスタを有し、 該垂直CCDレジスタ群から水平CCDレジスタに電荷
    を転送する際には、該垂直CCDレジスタ群の全段の転送
    ゲートの電圧を該水平CCDレジスタとは反対側から順
    次一本づつ低レベル電圧に設定することにより行なう固
    体撮像装置において、 該垂直CCDレジスタ群から水平CCDレジスタへの電
    荷転送を水平ブランキング期間内に行なうことを特徴と
    する固体撮像装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】請求項13項記載の固体撮像装置の駆動
    方法において、水平走査期間中に、上記垂直CCDレジ
    スタの全てのゲート電圧を低レベル電圧に固定すること
    を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】請求項14項記載の固体撮像装置の駆動
    方法において、上記低レベル電圧は、上記垂直CCDレ
    ジスタがn型の埋め込みチャネルを有する際には該垂直
    CCDレジスタのゲート下のゲート絶縁膜と半導体との
    界面に伝導ホールを蓄積するのに十分な電圧であり、該
    垂直CCDレジスタがp型の埋め込みチャネルを有する
    際には該垂直CCDレジスタのゲート下のゲート絶縁膜
    と半導体との界面に伝導電子を蓄積するのに十分な電圧
    であることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】請求項13項記載の固体撮像装置の駆動
    方法において、上記垂直CCDレジスタ群から上記水平
    CCDレジスタへの電荷転送を水平ブランキング期間内
    に少なくとも2回以上行なうことを特徴とする固体撮像
    装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】請求項13項記載の固体撮像装置の駆動
    方法において、上記光電変換素子群の行選択の直前に、
    上記垂直CCDレジスタ群の全段の転送ゲートの電圧を
    水平読み出し部とは反対側から順次一本づつ低レベル電
    圧に設定し、転送された不要電荷を外部に掃き出すこと
    を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】請求項13項記載の固体撮像装置の駆動
    方法において、読み出されるべき上記光電変換素子の行
    選択の直前に、既に読み出しの終っている行の上記光電
    変換素子の信号電荷を上記垂直CCDレジスタに移し、
    上記垂直CCDレジスタ群の全段の転送ゲートの電圧を
    水平CCDレジスタとは反対側から順次一本づつ低レベ
    ル電圧に設定し外部に掃き出すことを特徴とする固体撮
    像装置の駆動方法。
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