JPH09248376A - パチンコ機の入賞球処理装置 - Google Patents
パチンコ機の入賞球処理装置Info
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- JPH09248376A JPH09248376A JP8763396A JP8763396A JPH09248376A JP H09248376 A JPH09248376 A JP H09248376A JP 8763396 A JP8763396 A JP 8763396A JP 8763396 A JP8763396 A JP 8763396A JP H09248376 A JPH09248376 A JP H09248376A
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- winning ball
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソレノイドに掛かる負荷を減少すると共に、
入賞球の排出処理を円滑かつ確実に行うことができるよ
うにする。 【解決手段】 入賞球が一列で導かれる入賞球通路14
の下方にソレノイド17の作動によって回動するフリッ
カー部材18と球受棚16とを設け、前記フリッカー部
材18は、入賞球通路14の先頭に位置する入賞球を受
け止める第1球止片24と、該第1球止片24から落下
する入賞球を球受棚16上で待機させる第2球止片25
と、球受棚16上の入賞球を入賞球排出通路19に押し
出す押出部26とを一体に備え、前記入賞球通路14に
は、フリッカー部材18の第1球止片24で受け止めら
れる入賞球を検出する入賞球検出器21を設けてなるこ
とを特徴とする。
入賞球の排出処理を円滑かつ確実に行うことができるよ
うにする。 【解決手段】 入賞球が一列で導かれる入賞球通路14
の下方にソレノイド17の作動によって回動するフリッ
カー部材18と球受棚16とを設け、前記フリッカー部
材18は、入賞球通路14の先頭に位置する入賞球を受
け止める第1球止片24と、該第1球止片24から落下
する入賞球を球受棚16上で待機させる第2球止片25
と、球受棚16上の入賞球を入賞球排出通路19に押し
出す押出部26とを一体に備え、前記入賞球通路14に
は、フリッカー部材18の第1球止片24で受け止めら
れる入賞球を検出する入賞球検出器21を設けてなるこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞球通路の入賞
球を電気的に検出して所定数の景品球を払い出すと共
に、景品球払出終了後に入賞球通路の入賞球を1個ずつ
球切りしながら排出処理するパチンコ機の入賞球処理装
置に関するものである。
球を電気的に検出して所定数の景品球を払い出すと共
に、景品球払出終了後に入賞球通路の入賞球を1個ずつ
球切りしながら排出処理するパチンコ機の入賞球処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の入賞球処理装置とし
て、入賞球が一列で導かれる入賞球通路と、上下方向へ
回動自在に設けられ、下方に回動されたとき入賞球通路
の先頭の入賞球を受け止める球止部と上方に回動された
とき球止部で受け止められた入賞球を受け入れて保持
し、かつ下方に回動されたときその入賞球を排出通路に
排出する球受部とが一体に設けられたフリッカー部材
と、該フリッカー部材の球止部で受け止められた入賞球
を検出する入賞球検出器と、前記フリッカー部材を回動
させるソレノイドと、からなる構成を有するものが知ら
れていた(例えば実開平5−15786号公報参照)。
て、入賞球が一列で導かれる入賞球通路と、上下方向へ
回動自在に設けられ、下方に回動されたとき入賞球通路
の先頭の入賞球を受け止める球止部と上方に回動された
とき球止部で受け止められた入賞球を受け入れて保持
し、かつ下方に回動されたときその入賞球を排出通路に
排出する球受部とが一体に設けられたフリッカー部材
と、該フリッカー部材の球止部で受け止められた入賞球
を検出する入賞球検出器と、前記フリッカー部材を回動
させるソレノイドと、からなる構成を有するものが知ら
れていた(例えば実開平5−15786号公報参照)。
【0003】このような構成からなるパチンコ機の入賞
球処理装置は、入賞球検出器によって入賞球が検出され
るとパチンコ球払出装置を作動して所定数のパチンコ球
を景品球として払い出すと共に、ソレノイドを作動して
フリッカー部材を上下に回動させ、それによって入賞球
を1個ずつ入賞球排出通路に排出処理するようになって
いた。
球処理装置は、入賞球検出器によって入賞球が検出され
るとパチンコ球払出装置を作動して所定数のパチンコ球
を景品球として払い出すと共に、ソレノイドを作動して
フリッカー部材を上下に回動させ、それによって入賞球
を1個ずつ入賞球排出通路に排出処理するようになって
いた。
【0004】上記した従来のパチンコ機の入賞球処理装
置は、フリッカー部材が上方に回動されると入賞球通路
の先頭の入賞球とフリッカー部材の球止部との接触摩擦
によってその先頭の入賞球が入賞球通路を逆流するよう
なことがあった。そして、入賞球が逆流するとフリッカ
ー部材が上方に回動されている設定時間内にその逆流し
た入賞球が球受部に受け入れられなくて排出通路に排出
されなくなり、景品球を余分に払い出したり、エラーと
して検出されるという問題点があった。
置は、フリッカー部材が上方に回動されると入賞球通路
の先頭の入賞球とフリッカー部材の球止部との接触摩擦
によってその先頭の入賞球が入賞球通路を逆流するよう
なことがあった。そして、入賞球が逆流するとフリッカ
ー部材が上方に回動されている設定時間内にその逆流し
た入賞球が球受部に受け入れられなくて排出通路に排出
されなくなり、景品球を余分に払い出したり、エラーと
して検出されるという問題点があった。
【0005】そこで、本出願人は、このような問題点を
解決する入賞球処理装置として、既に入賞球通路の終端
部分を垂直通路部として形成すると共に、フリッカー部
材の球止部を垂直通路部の真下に臨ませる構成とするこ
とにより、該フリッカー部材の球止部上面で支持される
入賞球の逆流現象を阻止することができる入賞球処理装
置を提案している(本出願人による特願平7−2825
91号参照)。
解決する入賞球処理装置として、既に入賞球通路の終端
部分を垂直通路部として形成すると共に、フリッカー部
材の球止部を垂直通路部の真下に臨ませる構成とするこ
とにより、該フリッカー部材の球止部上面で支持される
入賞球の逆流現象を阻止することができる入賞球処理装
置を提案している(本出願人による特願平7−2825
91号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した入賞
球処理装置は、フリッカー部材の軸支部分の遊びやソレ
ノイドのプランジャーのストローク等の要因によって該
フリッカー部材が必要以上に上方へ回動するようなこと
があると球受部に受けられた先頭の入賞球によって後続
の入賞球を押し上げるような作用力が働き、これによっ
て上記した問題点が依然として残ると共に、フリッカー
部材に過大な球圧が加えられることになって円滑な動き
を阻害したりソレノイドに大きな負荷が掛かる等の問題
点があることが判明した。
球処理装置は、フリッカー部材の軸支部分の遊びやソレ
ノイドのプランジャーのストローク等の要因によって該
フリッカー部材が必要以上に上方へ回動するようなこと
があると球受部に受けられた先頭の入賞球によって後続
の入賞球を押し上げるような作用力が働き、これによっ
て上記した問題点が依然として残ると共に、フリッカー
部材に過大な球圧が加えられることになって円滑な動き
を阻害したりソレノイドに大きな負荷が掛かる等の問題
点があることが判明した。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、フリッカー部材に
掛かる球圧を少なくすると共に、入賞球の逆流現象を防
止して正確かつ円滑に入賞球の排出処理を行うことがで
きるようなパチンコ機の入賞球処理装置を提供すること
にある。
たもので、その目的とするところは、フリッカー部材に
掛かる球圧を少なくすると共に、入賞球の逆流現象を防
止して正確かつ円滑に入賞球の排出処理を行うことがで
きるようなパチンコ機の入賞球処理装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパチンコ機の入賞球処理装置は、入賞
球が一列で導かれる入賞球通路の下方にソレノイドの作
動によって回動するフリッカー部材と球受棚とを設け、
前記フリッカー部材は、入賞球通路の先頭に位置する入
賞球を受け止める第1球止片と、該第1球止片から落下
する入賞球を球受棚上で待機させる第2球止片と、球受
棚上の入賞球を入賞球排出通路に押し出す押出部とを一
体に備え、前記入賞球通路には、フリッカー部材の第1
球止片で受け止められる入賞球を検出する入賞球検出器
を設けるようにしたものである。
に、本発明に係るパチンコ機の入賞球処理装置は、入賞
球が一列で導かれる入賞球通路の下方にソレノイドの作
動によって回動するフリッカー部材と球受棚とを設け、
前記フリッカー部材は、入賞球通路の先頭に位置する入
賞球を受け止める第1球止片と、該第1球止片から落下
する入賞球を球受棚上で待機させる第2球止片と、球受
棚上の入賞球を入賞球排出通路に押し出す押出部とを一
体に備え、前記入賞球通路には、フリッカー部材の第1
球止片で受け止められる入賞球を検出する入賞球検出器
を設けるようにしたものである。
【0009】そして、入賞球の逆流現象を防止するため
に、球受棚上で待機する入賞球をフリッカー部材の軸方
向に押し出すようにすると共に、第2球止片を球受棚で
待機する入賞球の押し出し方向と直交状に設、けさらに
その側面で入賞球の直径部を支持するようにするのが好
ましい。
に、球受棚上で待機する入賞球をフリッカー部材の軸方
向に押し出すようにすると共に、第2球止片を球受棚で
待機する入賞球の押し出し方向と直交状に設、けさらに
その側面で入賞球の直径部を支持するようにするのが好
ましい。
【0010】また、球受棚上で待機する入賞球の押し出
し作用を助長するため、該球受棚の上面を入賞球の押し
出し方向に下り傾斜する傾斜面として形成するのが好ま
しい。
し作用を助長するため、該球受棚の上面を入賞球の押し
出し方向に下り傾斜する傾斜面として形成するのが好ま
しい。
【0011】上記のように構成されたパチンコ機の入賞
球処理装置において、入賞球通路の下方に設けられた球
受棚は、入賞球通路を連続して流下する入賞球を受け止
めてフリッカー部材に掛かる球圧を軽減するように働
く。これによって、ソレノイドの消磁に伴なうフリッカ
ー部材の復帰回動を比較的弱い弾発力のコイルばねで行
わせることが可能となり、ソレノイドに掛かる負荷を減
少することができる。
球処理装置において、入賞球通路の下方に設けられた球
受棚は、入賞球通路を連続して流下する入賞球を受け止
めてフリッカー部材に掛かる球圧を軽減するように働
く。これによって、ソレノイドの消磁に伴なうフリッカ
ー部材の復帰回動を比較的弱い弾発力のコイルばねで行
わせることが可能となり、ソレノイドに掛かる負荷を減
少することができる。
【0012】また、第1球止片から球受棚上に落下する
入賞球は、その直径部が第2球止片の側面で支持される
ため、フリッカー部材が必要以上に回動するようなこと
があっても該入賞球が第2球止片によって押し戻されて
後続の入賞球が上動するような逆流現象が起こらず、入
賞球を円滑かつ正確に排出処理することが可能となる。
入賞球は、その直径部が第2球止片の側面で支持される
ため、フリッカー部材が必要以上に回動するようなこと
があっても該入賞球が第2球止片によって押し戻されて
後続の入賞球が上動するような逆流現象が起こらず、入
賞球を円滑かつ正確に排出処理することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、本発明の実施の形
態の入賞球処理装置が適用されるパチンコ機について図
1を参照して説明する。図1において、1はパチンコ機
の前面枠、2は前面枠1の裏面に着脱自在に取付けられ
る遊技盤、3は遊技盤2の裏面に開閉可能に装着される
合成樹脂製の機構板である。この機構板3の裏面上部に
は球タンク4が固着されており、該球タンク4の下方に
タンクレール5が設けられている。また、タンクレール
5の下流端はカーブレール6を介してパチンコ球払出装
置7に接続されており、該パチンコ球払出装置7の下方
には払い出されたパチンコ球を前面枠1の前面の打球供
給皿に導く排出樋8が設けられている。
いて図面を参照して説明する。まず、本発明の実施の形
態の入賞球処理装置が適用されるパチンコ機について図
1を参照して説明する。図1において、1はパチンコ機
の前面枠、2は前面枠1の裏面に着脱自在に取付けられ
る遊技盤、3は遊技盤2の裏面に開閉可能に装着される
合成樹脂製の機構板である。この機構板3の裏面上部に
は球タンク4が固着されており、該球タンク4の下方に
タンクレール5が設けられている。また、タンクレール
5の下流端はカーブレール6を介してパチンコ球払出装
置7に接続されており、該パチンコ球払出装置7の下方
には払い出されたパチンコ球を前面枠1の前面の打球供
給皿に導く排出樋8が設けられている。
【0014】前記パチンコ球払出装置7は図8に示すよ
うにカーブレール6の最先端部のパチンコ球を受ける突
条9を螺旋状に設けたスクリュー部材10と、該スクリ
ュー部材10を回転するモーター11と、該モーター1
1を駆動制御する制御回路基板12とを有し、スクリュ
ー部材10の回転によって突条9に受けられているパチ
ンコ球を1個ずつ下方の排出樋8に払い出すものであ
る。
うにカーブレール6の最先端部のパチンコ球を受ける突
条9を螺旋状に設けたスクリュー部材10と、該スクリ
ュー部材10を回転するモーター11と、該モーター1
1を駆動制御する制御回路基板12とを有し、スクリュ
ー部材10の回転によって突条9に受けられているパチ
ンコ球を1個ずつ下方の排出樋8に払い出すものであ
る。
【0015】一方、図2に示すように遊技盤2の裏面と
相対する機構板3の内側には入賞球を集合する入賞球集
合部13が形成されており、その出口と連通状に入賞球
を一列で導き出す入賞球通路14が形成されている。こ
の入賞球通路14の終端部分は垂直通路部14aとして
形成されており、該垂直通路部14aの下方に本実施の
形態である入賞球処理装置15が接続されている。
相対する機構板3の内側には入賞球を集合する入賞球集
合部13が形成されており、その出口と連通状に入賞球
を一列で導き出す入賞球通路14が形成されている。こ
の入賞球通路14の終端部分は垂直通路部14aとして
形成されており、該垂直通路部14aの下方に本実施の
形態である入賞球処理装置15が接続されている。
【0016】入賞球処理装置15は、図3に示すように
入賞球1個分の間隔を離して垂直通路部14aの流下端
と対向状に設けられる水平状の球受棚16と、ソレノイ
ド17によって回動されるフリッカー部材18と、球受
棚16から落下する入賞球を入賞球排出通路19に導く
樋状の誘導通路部20と、入賞球検出器21によって構
成される。
入賞球1個分の間隔を離して垂直通路部14aの流下端
と対向状に設けられる水平状の球受棚16と、ソレノイ
ド17によって回動されるフリッカー部材18と、球受
棚16から落下する入賞球を入賞球排出通路19に導く
樋状の誘導通路部20と、入賞球検出器21によって構
成される。
【0017】前記フリッカー部材18は、球受棚16の
下方位置に軸22によって上下方向へ回動自在に軸支さ
れており図4(a)及び図5(a)のように下方(時計
廻り方向)へ回動された状態のとき垂直通路部14aの
先頭に位置する入賞球Bの下部を円弧状受面23で受け
て支持する第1球止片24と、図4(b)及び図5
(b)実線のように上方(反時計廻り方向)へ回動され
た状態のとき第1球止片24の円弧状受面23から落下
する入賞球Bを球受棚16上で待機させる第2球止片2
5と、前記第1球止片24の下部側面に形成された円弧
形テーパー面からなる押出部26と、側方に突出するレ
バー片32によって構成される(図7参照)。
下方位置に軸22によって上下方向へ回動自在に軸支さ
れており図4(a)及び図5(a)のように下方(時計
廻り方向)へ回動された状態のとき垂直通路部14aの
先頭に位置する入賞球Bの下部を円弧状受面23で受け
て支持する第1球止片24と、図4(b)及び図5
(b)実線のように上方(反時計廻り方向)へ回動され
た状態のとき第1球止片24の円弧状受面23から落下
する入賞球Bを球受棚16上で待機させる第2球止片2
5と、前記第1球止片24の下部側面に形成された円弧
形テーパー面からなる押出部26と、側方に突出するレ
バー片32によって構成される(図7参照)。
【0018】一方、前記ソレノイド17のプランジャ2
7下端には連結部材28が固着されており、該連結部材
28の長溝29にレバー片32の係合ピン30を臨ませ
ている。また、ソレノイド17のプランジャ27にはコ
イルばね31が巻装されており、該コイルばね31によ
ってフリッカー部材18を常時下方に回動された状態に
付勢するようになっている。
7下端には連結部材28が固着されており、該連結部材
28の長溝29にレバー片32の係合ピン30を臨ませ
ている。また、ソレノイド17のプランジャ27にはコ
イルばね31が巻装されており、該コイルばね31によ
ってフリッカー部材18を常時下方に回動された状態に
付勢するようになっている。
【0019】前記入賞球検出器21は、垂直通路部14
aの流下端に設けられており、フリッカー部材18が下
方に回動された状態のとき第1球止片24の円弧状受面
23で支持される入賞球を検出してパチンコ球払出装置
7に信号を送るようになっている。そして、入賞球検出
器21からの信号によつてパチンコ球払出装置7のモー
ター11を駆動し、所定数のパチンコ球を景品球として
排出樋8に払い出すように回路設定されている。なお、
前記ソレノイド17はパチンコ球払出装置7からの払出
終了信号によって励磁するようになっている。
aの流下端に設けられており、フリッカー部材18が下
方に回動された状態のとき第1球止片24の円弧状受面
23で支持される入賞球を検出してパチンコ球払出装置
7に信号を送るようになっている。そして、入賞球検出
器21からの信号によつてパチンコ球払出装置7のモー
ター11を駆動し、所定数のパチンコ球を景品球として
排出樋8に払い出すように回路設定されている。なお、
前記ソレノイド17はパチンコ球払出装置7からの払出
終了信号によって励磁するようになっている。
【0020】前記垂直通路部14aは少なくとも入賞球
が上下方向に2個以上並ぶ長さに形成されている。ま
た、前記フリッカー部材18の第1球止片24の円弧状
受面23は、垂直通路部14aで待機する後続の入賞球
に対して押上げ作用が働かないように軸22を中心とす
る円弧面として形成されている。
が上下方向に2個以上並ぶ長さに形成されている。ま
た、前記フリッカー部材18の第1球止片24の円弧状
受面23は、垂直通路部14aで待機する後続の入賞球
に対して押上げ作用が働かないように軸22を中心とす
る円弧面として形成されている。
【0021】一方、前記フリッカー部材18の押出部2
6は、フリッカー部材18が下方に回動するとき球受棚
16上に待機する入賞球に接触して該入賞球をフリッカ
ー部材18の軸方向に押し出すようになっている。ま
た、フリッカー部材18の第2球止片25は、球受棚1
6上で待機する入賞球の押し出し方向と直交状に位置す
るように設けられており、かつその側面で入賞球の直径
部を支持するようになっている。
6は、フリッカー部材18が下方に回動するとき球受棚
16上に待機する入賞球に接触して該入賞球をフリッカ
ー部材18の軸方向に押し出すようになっている。ま
た、フリッカー部材18の第2球止片25は、球受棚1
6上で待機する入賞球の押し出し方向と直交状に位置す
るように設けられており、かつその側面で入賞球の直径
部を支持するようになっている。
【0022】以上、説明した本実施の形態に係る入賞球
処理装置15の動作について説明すると、ソレノイド1
7が消磁してフリッカー部材18が図4(a)及び図5
(a)のように下方に回動されているとき、入賞球集合
部13に集められた入賞球は入賞球通路14から垂直通
路部14aに導かれ、その先頭の入賞球Bがフリッカー
部材18の第1球止片24の円弧状受面23で受けられ
て流下が阻止される。同時にその先頭に位置する入賞球
Bが入賞球検出器21で検出され、その検出信号がパチ
ンコ球払出装置7の制御回路に送られてモーター11を
駆動し、スクリュー部材10を回転させて所定数のパチ
ンコ球を景品球として排出樋8に払い出す。そして、所
定数の景品球が払い出されると払出終了信号がソレノイ
ド17に送られ、該ソレノイド17が瞬間的に励磁され
る。
処理装置15の動作について説明すると、ソレノイド1
7が消磁してフリッカー部材18が図4(a)及び図5
(a)のように下方に回動されているとき、入賞球集合
部13に集められた入賞球は入賞球通路14から垂直通
路部14aに導かれ、その先頭の入賞球Bがフリッカー
部材18の第1球止片24の円弧状受面23で受けられ
て流下が阻止される。同時にその先頭に位置する入賞球
Bが入賞球検出器21で検出され、その検出信号がパチ
ンコ球払出装置7の制御回路に送られてモーター11を
駆動し、スクリュー部材10を回転させて所定数のパチ
ンコ球を景品球として排出樋8に払い出す。そして、所
定数の景品球が払い出されると払出終了信号がソレノイ
ド17に送られ、該ソレノイド17が瞬間的に励磁され
る。
【0023】一方、ソレノイド17が励磁されると、こ
れのプランジャ27がコイルばね31の付勢に抗して上
方に吸引され、フリッカー部材18が軸22を支点とし
て上方に回動する(図4(b)及び図5(b)実線参
照)。これによって、第1球止片24の円弧状受面23
に受けられていた垂直通路部14aの先頭のパチンコ球
Bは球受棚16上に落下し、その直径部が第2球止片2
5の側面によって支持されて該球受棚16上で待機させ
られる。このとき、フリッカー部材18が必要以上に上
方へ回動しても球受棚16上で待機する入賞球が第2球
止片25によっ押し戻されて後続の入賞球を上動するよ
うな逆流現象が起こらないため、いわゆるチャタリング
による入賞球検出器21の検出エラーを確実に防止する
ことができる。
れのプランジャ27がコイルばね31の付勢に抗して上
方に吸引され、フリッカー部材18が軸22を支点とし
て上方に回動する(図4(b)及び図5(b)実線参
照)。これによって、第1球止片24の円弧状受面23
に受けられていた垂直通路部14aの先頭のパチンコ球
Bは球受棚16上に落下し、その直径部が第2球止片2
5の側面によって支持されて該球受棚16上で待機させ
られる。このとき、フリッカー部材18が必要以上に上
方へ回動しても球受棚16上で待機する入賞球が第2球
止片25によっ押し戻されて後続の入賞球を上動するよ
うな逆流現象が起こらないため、いわゆるチャタリング
による入賞球検出器21の検出エラーを確実に防止する
ことができる。
【0024】そして、この状態で、ソレノイド17が消
磁するとこれのプランジャ27がコイルばね31の付勢
によって元の状態に復帰し、これによってフリッカー部
材18も軸22を支点に下方へ回動して図4(a)及び
図5(a)に示す元の位置に戻り、球受棚16上で待機
していた入賞球Bはフリッカー部材18の押出部26に
よって押し出されて誘導通路部20に落下する(図6鎖
線参照)。同時に後続する垂直通路部14aの入賞球B
1を第1球止片24の円弧状受面23で受け止めるもの
であり、その後はソレノイド17の励磁動作ごとに垂直
通路部14aに連続して待機する入賞球が1個ずつ確実
に排出処理される。
磁するとこれのプランジャ27がコイルばね31の付勢
によって元の状態に復帰し、これによってフリッカー部
材18も軸22を支点に下方へ回動して図4(a)及び
図5(a)に示す元の位置に戻り、球受棚16上で待機
していた入賞球Bはフリッカー部材18の押出部26に
よって押し出されて誘導通路部20に落下する(図6鎖
線参照)。同時に後続する垂直通路部14aの入賞球B
1を第1球止片24の円弧状受面23で受け止めるもの
であり、その後はソレノイド17の励磁動作ごとに垂直
通路部14aに連続して待機する入賞球が1個ずつ確実
に排出処理される。
【0025】しかして、フリッカー部材18が図4
(b)及び図5(b)実線のように上方に回動して垂直
通路部14aの先頭の入賞球が球受棚16上で待機する
とき、入賞球通路14に連続する入賞球があると、これ
らの球圧は球受棚16で受け止められることになるので
フリッカー部材18に過大な球圧が掛からず、ソレノイ
ド17のコイルばね31によるプランジャ27の復帰勢
力が比較的弱くてもフリッカー部材18をスムーズに下
方へ回動復帰させることができる。このため、ソレノイ
ド17に掛かる負荷を減少することができ、小型のソレ
ノイドが使用可能になって経済的となる。
(b)及び図5(b)実線のように上方に回動して垂直
通路部14aの先頭の入賞球が球受棚16上で待機する
とき、入賞球通路14に連続する入賞球があると、これ
らの球圧は球受棚16で受け止められることになるので
フリッカー部材18に過大な球圧が掛からず、ソレノイ
ド17のコイルばね31によるプランジャ27の復帰勢
力が比較的弱くてもフリッカー部材18をスムーズに下
方へ回動復帰させることができる。このため、ソレノイ
ド17に掛かる負荷を減少することができ、小型のソレ
ノイドが使用可能になって経済的となる。
【0026】また、入賞球Bが球受棚16上で待機して
いるとき、その入賞球Bの直径部を第2球止片25の側
面で支持するようにしたものであるから、フリッカー部
材18が必要以上に回動するようなことがあっても、球
受棚16上で待機する入賞球Bが第2球止片25によっ
て押し戻されて後続の入賞球を上動するような逆流現象
を起こさないようにすることができる。このため、入賞
球が入賞球検出器21で二度検出されてしまうというよ
うな検出エラーを確実に防止することができ、入賞球を
円滑かつ確実に排出処理することができる。
いるとき、その入賞球Bの直径部を第2球止片25の側
面で支持するようにしたものであるから、フリッカー部
材18が必要以上に回動するようなことがあっても、球
受棚16上で待機する入賞球Bが第2球止片25によっ
て押し戻されて後続の入賞球を上動するような逆流現象
を起こさないようにすることができる。このため、入賞
球が入賞球検出器21で二度検出されてしまうというよ
うな検出エラーを確実に防止することができ、入賞球を
円滑かつ確実に排出処理することができる。
【0027】なお、上記した実施の形態においては、球
受棚16が水平状のものとして説明したが、該球受棚1
6の上面を入賞球の押し出し方向に下り傾斜する傾斜面
として形成してもよい。このように球受棚16の上面を
傾斜面として形成することによって、球受棚16の上面
に入賞球の汚れが付着して滑りが悪くなるようなことが
あってもフリッカー部材18の押出部26による入賞球
の押し出し作用を一層確実にすることができる。
受棚16が水平状のものとして説明したが、該球受棚1
6の上面を入賞球の押し出し方向に下り傾斜する傾斜面
として形成してもよい。このように球受棚16の上面を
傾斜面として形成することによって、球受棚16の上面
に入賞球の汚れが付着して滑りが悪くなるようなことが
あってもフリッカー部材18の押出部26による入賞球
の押し出し作用を一層確実にすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ機の入賞球処理装置は、入賞
球通路の下方にソレノイドの作動によって回動するフリ
ッカー部材と球受棚とを設け、入賞球通路の先頭に位置
する入賞球をフリッカー部材の第1球止片で受け止めて
支持すると共に、フリッカー部材の回動により球受棚上
に落下させて待機させるようにしたものであるから、入
賞球通路に連続する入賞球の球圧がフリッカー部材に直
接掛からず、ソレノイドの消磁に伴なうフリッカー部材
の復帰回動を比較的弱い弾発力のコイルばねで行わせる
ことができる。このため、ソリノイドに掛かる負荷を減
少することができ、小型のソレノイドが使用可能となっ
て経済的となる。
に、本発明に係るパチンコ機の入賞球処理装置は、入賞
球通路の下方にソレノイドの作動によって回動するフリ
ッカー部材と球受棚とを設け、入賞球通路の先頭に位置
する入賞球をフリッカー部材の第1球止片で受け止めて
支持すると共に、フリッカー部材の回動により球受棚上
に落下させて待機させるようにしたものであるから、入
賞球通路に連続する入賞球の球圧がフリッカー部材に直
接掛からず、ソレノイドの消磁に伴なうフリッカー部材
の復帰回動を比較的弱い弾発力のコイルばねで行わせる
ことができる。このため、ソリノイドに掛かる負荷を減
少することができ、小型のソレノイドが使用可能となっ
て経済的となる。
【0029】また、フリッカー部材をスムーズに回動さ
せることができ、円滑かつ確実に入賞球の排出処理を行
うことができる。
せることができ、円滑かつ確実に入賞球の排出処理を行
うことができる。
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の裏面図であ
る。
る。
【図2】入賞球処理装置部分の斜視図である。
【図3】入賞球処理装置の要部斜視図である。
【図4】(a),(b)は入賞球処理装置部分の作用を
説明する断面正面図である。
説明する断面正面図である。
【図5】(a),(b)は入賞球処理装置部分の作用を
説明する断面側面図である。
説明する断面側面図である。
【図6】フリッカー部材の押出部の作用説明図である。
【図7】フリッカー部材の斜視図である。
【図8】パチンコ球払出装置の断面図である。
14 入賞球通路 14a 垂直通路部 15 入賞球処理装置 16 球受棚 17 ソレノイド 18 フリッカー部材 19 入賞球排出通路 21 入賞球検出器 24 第1球止片 25 第2球止片 26 押出部
Claims (3)
- 【請求項1】 入賞球が一列で導かれる入賞球通路の下
方にソレノイドの作動によって回動するフリッカー部材
と球受棚とを設け、 前記フリッカー部材は、入賞球通路の先頭に位置する入
賞球を受け止める第1球止片と、該第1球止片から落下
する入賞球を球受棚上で待機させる第2球止片と、球受
棚上の入賞球を入賞球排出通路に押し出す押出部とを一
体に備え、 前記入賞球通路には、フリッカー部材の第1球止片で受
け止められる入賞球を検出する入賞球検出器を設けてな
ることを特徴とするパチンコ機の入賞球処理装置。 - 【請求項2】 球受棚上で待機する入賞球はフリッカー
部材の軸方向に押し出されるようになっており、第2球
止片は球受棚上で待機する入賞球の押し出し方向と直交
状に設けられ、かつその側面で入賞球の直径部を支持す
るようになっている請求項1記載のパチンコ機の入賞球
処理装置。 - 【請求項3】 球受棚の上面を入賞球の押し出し方向に
下り傾斜させてなる請求項1又は2に記載のパチンコ機
の入賞球処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8763396A JPH09248376A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | パチンコ機の入賞球処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8763396A JPH09248376A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | パチンコ機の入賞球処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248376A true JPH09248376A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13920389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8763396A Pending JPH09248376A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | パチンコ機の入賞球処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248376A (ja) |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8763396A patent/JPH09248376A/ja active Pending
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