JPH09239116A - パチンコ機の入賞球処理装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞球処理装置

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Publication number
JPH09239116A
JPH09239116A JP7527596A JP7527596A JPH09239116A JP H09239116 A JPH09239116 A JP H09239116A JP 7527596 A JP7527596 A JP 7527596A JP 7527596 A JP7527596 A JP 7527596A JP H09239116 A JPH09239116 A JP H09239116A
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JP
Japan
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winning ball
passage
flicker member
prize ball
vertical passage
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Pending
Application number
JP7527596A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Oyama
満 大山
Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
Seiichi Ishihara
誠一 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adachi Light Inc
Original Assignee
Adachi Light Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞球の排出処理を円滑かつ正確に行うこと
ができるようにする。 【解決手段】 入賞球が一列で導かれる入賞球通路14
の終端部分を垂直通路部14aとして形成すると共に、
該垂直通路部14aの下方にソレノイド17の作動によ
って上下方向に回動するフリッカー部材18と入賞球排
出通路19に連通する傾斜棚板16とを設け、前記フリ
ッカー部材18は、上方に回動されたとき垂直通路部1
4aの先頭に位置する入賞球の下部を円弧状受面23で
支持する受片部24と、下方に回動されたとき受片部2
4の円弧状受面23から落下する入賞球を傾斜棚板16
上で待機させると共に、上方に回動されたとき傾斜棚板
16上の入賞球を入賞球排出通路19に落下させる開閉
片部25とを一体に設けて形成し、前記入賞球通路14
の垂直通路部14aには、フリッカー部材18の受片部
24の円弧状受面23で支持される入賞球を検出する入
賞球検出器21を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞球通路の入賞
球を電気的に検出して所定数の景品球を払い出すと共
に、景品球払出終了後に入賞球通路の入賞球を1個ずつ
球切りしながら排出処理するパチンコ機の入賞球処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の入賞球処理装置とし
て、入賞球が一列で導かれる入賞球通路と、上下方向へ
回動自在に設けられ、下方に回動されたとき入賞球通路
の先頭の入賞球を受け止める球止部と上方に回動された
とき球止部で受け止められた入賞球を受け入れて保持
し、かつ下方に回動されたときその入賞球を排出通路に
排出する球受部とが一体に設けられたフリッカー部材
と、該フリッカー部材の球止部で受け止められた入賞球
を検出する入賞球検出器と、前記フリッカー部材を回動
させるソレノイドと、からなる構成を有するものが知ら
れていた(例えば実開平5−15786号公報参照)。
【0003】このような構成からなるパチンコ機の入賞
球処理装置は、入賞球検出器によって入賞球が検出され
るとパチンコ球払出装置を作動して所定数のパチンコ球
を景品球として払い出すと共に、ソレノイドを作動して
フリッカー部材を上下に回動させ、それによって入賞球
を1個ずつ入賞球排出通路に排出処理するようになって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパチン
コ機の入賞球処理装置は、フリッカー部材が上方に回動
されると入賞球通路の先頭の入賞球とフリッカー部材の
球止部との接触摩擦によってその先頭の入賞球が入賞球
通路を逆流するようなことがあった。そして、入賞球が
逆流するとフリッカー部材が上方に回動されている設定
時間内にその逆流した入賞球が球受部に受け入れられな
くて排出通路に排出されなくなり、景品球を余分に払い
出したり、エラーとして検出されるという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、入賞球の逆流現象
を防止して迅速かつ正確に入賞球の排出処理を行うこと
ができるようなパチンコ機の入賞球処理装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパチンコ機の入賞処理装置は、入賞球
が一列で導かれる入賞球通路の終端部分を垂直通路部と
して形成すると共に、該垂直通路部の下方にソレノイド
の作動によって上下方向に回動するフリッカー部材と入
賞球排出通路に連通する傾斜棚板とを設け、前記フリッ
カー部材は、上方に回動されたとき垂直通路部の先頭に
位置する入賞球の下部を円弧状受面で支持する受片部
と、下方に回動されたとき受片部の円弧状受面から落下
する入賞球を傾斜棚板上で待機させると共に、上方に回
動されたとき傾斜棚板上の入賞球を入賞球排出通路に落
下させる開閉片部とを一体に設けて形成し、前記入賞球
通路の垂直通路部には、フリッカー部材の受片部の円弧
状受面で支持される入賞球を検出する入賞球検出器を設
けるようにしたものである。
【0007】前記フリッカー部材の受片部の円弧状受面
は、垂直通路部で待機する後続の入賞球に対して押上げ
作用が働かないようにフリッカー部材の回動軸を中心と
する円弧面として形成するのが好ましい。
【0008】また、前記フリッカー部材の受片部には、
該フリッカー部材が上方に回動されるとき傾斜棚板上で
待機する入賞球に接触して該入賞球を入賞球排出通路に
押し出すように作用する円弧形テーパー面を設けるのが
好ましい。
【0009】上記のように構成された入賞球処理装置に
おいて、前記入賞球通路の終端部分に形成された垂直通
路部は、フリッカー部材の回動による入賞球の逆流現象
を確実に阻止するように機能する。
【0010】また、垂直通路部の下方に形成された傾斜
棚板は、入賞球通路を連続して流下する入賞球を受け止
めてフリッカー部材に掛かる球圧を軽減するように機能
する。これによって、フリッカー部材の回動がスムーズ
に行われると共に、ソレノイドが消磁したとき、これの
プランジャを比較的弱い弾発力のコイルばねで復帰させ
ることが可能となり、該ソレノイドに掛かる負荷を減少
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。まず、本発明の実施の形
態の入賞球処理装置が適用されるパチンコ機について図
1を参照して説明する。図1において、1はパチンコ機
の前面枠、2は前面枠1の裏面に着脱自在に取付けられ
る遊技盤、3は遊技盤2の裏面に開閉可能に装着される
合成樹脂製の機構板である。この機構板3の裏面上部に
は球タンク4が固着されており、該球タンク4の下方に
タンクレール5が設けられている。また、タンクレール
5の下流端はカーブレール6を介してパチンコ球払出装
置7に接続されており、該パチンコ球払出装7の下方に
は払い出されたパチンコ球を前面枠1の前面の打球皿に
導く排出樋8が設けられている。
【0012】前記パチンコ球払出装置7は図7に示すよ
うにカーブレール6の最先端部のパチンコ球を受ける突
条9を螺旋状に設けたスクリュー部材10と、該スクリ
ュー部材10を回転するモーター11と、該モーター1
1を駆動制御する制御回路基板12とを有し、スクリュ
ー部材10の回転によって突条9に受けられているパチ
ンコ球を1個ずつ下方の排出樋8に払い出すものであ
る。
【0013】一方、遊技盤2の裏面と相対する機構板3
の内側には入賞球を集合する入賞球集合部13が形成さ
れており、その出口と連通状に入賞球を一列で導き出す
入賞球通路14が形成されている。
【0014】しかして、本発明によれば、図2に示すよ
うに前記入賞球通路14の終端部分が垂直通路部14a
として形成され、その垂直通路部14aの下方に本実施
の形態の要部である入賞球処理装置15が接続されてい
る。
【0015】入賞球処理装置15は、図3に示すように
入賞球1個分の間隔を離して垂直通路部14aの流下端
と対向状に設けられる傾斜棚板16と、ソレノイド17
によって回動されるフリッカー部材18と、傾斜棚板1
6から落下する入賞球を入賞球排出通路19に導く樋状
の誘導通路部20と、入賞球検出器21によって構成さ
れる。
【0016】前記フリッカー部材18は、傾斜棚板16
の下方位置に軸22によって上下方向へ回動自在に軸支
されており図4(a)及び図5(a)のように上方へ回
動された状態のとき垂直通路部14aの先頭に位置する
入賞球Bの下部を円弧状受面23で受けて支持する受片
部24と、図4(b)及び図5(b)実線のように下方
へ回動された状態のとき受片部24の円弧状受面23か
ら落下する入賞球Bを傾斜棚板16上で待機させる開閉
片部25と、側方に突出するレバー片26によって構成
される(図6参照)。
【0017】一方、前記ソレノイド17のプランジャ2
7下端には連結部材28が固着されており、該連結部材
28の長溝29にレバー片26の係合ピン30を臨ませ
ている。また、ソレノイド17のプランジャ27にはコ
イルばね31が巻装されており、該コイルばね31によ
ってフリツカー部材18を常時上方に回動された状態に
付勢するようになっている。
【0018】前記入賞球検出器21は、垂直通路部14
aの流下端に設けられており、フリッカー部材18が上
方に回動された状態のとき受片部24の円弧状受面23
で支持される入賞球を検出してパチンコ球払出装置7に
信号を送るようになっている。そして、入賞球検出器2
1からの信号によってパチンコ球払出装置7のモーター
11を駆動し、所定数のパチンコ球を景品球として排出
樋8に払い出すように回路設定されている。なお、前記
ソレノイド17はパチンコ球払出装置7からの払出終了
信号によって励磁するようになっている。
【0019】なお、前記垂直通路部14aは少なくとも
入賞球が上下方向に2個以上並ぶ長さに形成されてい
る。また、前記傾斜棚板16は、その上面に受けられた
入賞球Bが誘導通路部20に向けて自然落下するように
緩るやかな傾斜が設けられている。
【0020】さらに、前記フリッカー部材18の受片部
24の円弧状受面23は、垂直通路部14で待機する後
続の入賞球に対して押上げ作用が働かないように軸22
を中心とする円弧面として形成されている。また、フリ
ッカー部材18の受片部24の側面には図6に示すよう
に円弧形テーパー面32が形成されている。この円弧形
テーパー面32は、フリッカー部材18が上方に回動す
るとき傾斜棚板16上に待機する入賞球に接触して該入
賞球を誘導通路部20に押し出す機能を有するものであ
る。
【0021】以上、説明した実施の形態に係る入賞球処
理装置15の動作について説明すると、ソレノイド17
が図4(a)及び図5(a)のように上方に回動されて
いるとき、入賞球集合部13に集められた入賞球は入賞
球通路14から垂直通路部14aに導かれ、その先頭の
入賞球Bがフリッカー部材18の受片部24の円弧状受
面23で受けられて流下が阻止される。同時にその先頭
に位置する入賞球Bが入賞球検出器21で検出され、そ
の検出信号がパチンコ球払出装置7の制御回路に送られ
てモーター11を駆動し、スクリュー部材10を回転さ
せて所定数のパチンコ球を景品球として排出樋8に払い
出す。そして、所定数の景品球が払い出されると払出終
了信号がソレノイド17に送られ、該ソレノイド17が
瞬間的に励磁される。
【0022】一方、ソレノイド17が励磁されると、こ
れのプランジャ27がコイルばね31の付勢に抗して上
方に吸引され、フリッカー部材18が軸22を支点とし
て下方に回動する(図4(b)及び図5(b)実線参
照)。これによって、受片部24の円弧状受面23に受
けられていた垂直通路部14aの先頭のパチンコ球Bは
傾斜棚板16上に落下し、同時に開閉片部25によって
誘導通路部20への落下が阻止されて傾斜棚板16上で
待機させられる。
【0023】そして、この状態で、ソレノイド17が消
磁するとこれのプランジャ27がコイルばね31の付勢
によって元の状態に復帰し、これによってフリッカー部
材18も軸22を支点に上方へ回動して図4(a)及び
図5(a)に示す元の位置に戻り、傾斜棚板16上で待
機していた入賞球Bはこの傾斜によって誘導通路部20
に落下して排出処理される。同時に後続する垂直通路部
14aの入賞球B1を受片部24の円弧状受面23で受
け止めるものであり、その後はソレノイド17の励磁動
作ごとに垂直通路部14aに連続して待機する入賞球が
1個ずつ確実に排出処理される。
【0024】しかして、フリッカー部材18が図4
(b)及び図5(b)実線のように下方に回動して垂直
通路部14aの先頭の入賞球が傾斜棚板16上で待機す
るとき、入賞球通路14に連続する入賞球があると、こ
れらの球圧は傾斜棚板16で受け止められることになる
のでフリッカー部材18に過大な球圧が掛からず、しか
も傾斜棚板16上で待機する入賞球をその傾斜を利用し
て誘導通路部20に落下させるものであるから、ソレノ
イド17のコイルばね31によるプランジャ27の復帰
勢力が比較的弱くてもフリッカー部材18をスムーズに
上方へ回動復帰させることができる。このため、ソレノ
イド17に掛かる負荷を減少することができ、小型のソ
レノイドが使用可能になって経済的となる。
【0025】また、傾斜棚板16の上面に汚れが付着し
てその傾斜による入賞球の落下が阻害されるようなこと
があっても、受片部24の円弧形テーパー面32によつ
て確実に誘導通路部20に落下させることができる。な
お、傾斜棚板16上に汚れが付着していない場合には、
該傾斜棚板16上の入賞球はその傾斜によって円弧形テ
ーパー面32による押し出し作用を受けることなく先行
して自然落下する。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ機の入賞球処理装置は、入賞
球通路の終端部分を垂直通路部として形成すると共に、
該垂直通路部の先頭に位置する入賞球の下部をフリッカ
ー部材の受片部の円弧状受面で受け止めて支持するよう
にし、かつその入賞球をフリッカー部材の回動によって
下方の傾斜棚板上に落下させて待機させるようにしたも
のであるから、入賞球通路の先頭に位置する入賞球の逆
流現象を確実に阻止して入賞球を1個ずつ確実に排出処
理することができ、景品球を余分に払い出したりエラー
として検出されるような事態を確実に防止できる。
【0027】また、フリッカー部材の下方への回動によ
つて垂直通路部の先頭に位置する入賞球を傾斜棚板上に
落下させて待機させると共に、フリッカー部材の上方へ
の回動によって傾斜棚板上で待機する入賞球をその傾斜
を利用して排出させるようにしたものであるから、その
排出動作に無理がなく、しかもフリッカー部材に掛かる
負荷を減少して小型のソレノイドの使用を可能にすると
共に、フリッカー部材をスムーズに回動させることがで
き、円滑かつ正確に入賞球の排出処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の裏面図であ
る。
【図2】入賞球処理装置部分の斜視図である。
【図3】入賞球処理装置の要部斜視図である。
【図4】(a),(b)は入賞球処理装置部分の作用を
説明する断面正面図である。
【図5】(a),(b)は入賞球処理装置部分の作用を
説明する断面側面図である。
【図6】フリッカー部材の斜視図である。
【図7】パチンコ球払出装置の断面図である。
【符号の説明】
14 入賞球通路 14a 垂直通路部 15 入賞球処理装置 16 傾斜棚板 17 ソレノイド 18 フリッカー部材 19 入賞球排出通路 21 入賞球検出器 23 円弧状受面 24 受片部 25 開閉片部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞球が一列で導かれる入賞球通路の終
    端部分を垂直通路部として形成すると共に、該垂直通路
    部の下方にソレノイドの作動によって上下方向に回動す
    るフリッカー部材と入賞球排出通路に連通する傾斜棚板
    とを設け、 前記フリッカー部材は、上方に回動されたとき垂直通路
    部の先頭に位置する入賞球の下部を円弧状受面で支持す
    る受片部と、下方に回動されたとき受片部の円弧状受面
    から落下する入賞球を傾斜棚板上で待機させると共に、
    上方に回動されたとき傾斜棚板上の入賞球を入賞球排出
    通路に落下させる開閉片部とを一体に設けて形成し、 前記入賞球通路の垂直通路部には、フリッカー部材の受
    片部の円弧状受面で支持される入賞球を検出する入賞球
    検出器を設けてなることを特徴とするパチンコ機の入賞
    球処理装置。
JP7527596A 1996-03-04 1996-03-04 パチンコ機の入賞球処理装置 Pending JPH09239116A (ja)

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