JPH09238234A - ファクシミリ装置及びその駆動方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びその駆動方法

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JPH09238234A
JPH09238234A JP8042457A JP4245796A JPH09238234A JP H09238234 A JPH09238234 A JP H09238234A JP 8042457 A JP8042457 A JP 8042457A JP 4245796 A JP4245796 A JP 4245796A JP H09238234 A JPH09238234 A JP H09238234A
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JP8042457A
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Inventor
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Kagehiro Yamamoto
景宏 山本
Hiroshi Minoda
博 箕田
Akihiro Asada
昭広 浅田
Akira Shimizu
清水  晃
Yoichi Narui
陽一 成井
Yasuo Otsuka
康男 大塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーマルヘッドを使用するファクシミリ装置
で、読み取りと記録のそれぞれの駆動にステッピングモ
ータを使用する場合に、モータに使用する電力を削減す
る必要がある。また、記録時にスティッキング現象が起
きないようにする必要がある。さらには、記録の高精細
化と高速化とを両立させる必要がある。 【解決手段】2つのステッピングモータの駆動手段で、
2つのモータを同時に駆動する場合に最大3つの位相を
通電する手段を設けた。また、スティッキングに対して
は、記録途中に休止時間が入った場合には、休止の最後
のラインの記録を再度行ってから記録紙を送る手段を設
けた。さらには、1回の動作は最低2ラインづつ連続し
て行うようにし、記録の高精細化と高速化が両立する手
段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の読み取り、
記録、複写などを行うファクシミリ装置に関わり、特に
その読み取りと記録動作時のモータの駆動方法とサーマ
ルヘッドの駆動方法の改良に関わり、装置の消費電力及
び発熱量の低減と電源容量の削減、及び記録の高精細か
つ高画質化に好適なファクシミリ装置及びその駆動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリは、その読み取り・記録の
画素寸法は、規格により細かく規定されており、一般的
に使われているG3規格ではファインモードで主走査方
向が8本/mm、副走査方向が7.7本/mmとなって
おり、さらにノーマルモードでは副走査方向が3.85
本/mmとなっている。また、最近ではこれら2種類よ
りさらに高精細の副走査15.4本/mmのセミスーパ
ーファインモードに対応した機種が多い。
【0003】従来より、ファクシミリ装置の駆動用モー
タとしてはステッピングモータが使われるのが通例であ
った。この理由としては、通信途中の情報量の変動に対
応して、読み取りと記録の周期を変更する必要があり、
所定の量の紙送りを適宜行うことができるモータとして
ステッピングモータが使われている。
【0004】ステッピングモータの駆動方式としては、
一般的には2−2相駆動や1−2相駆動方式が知られて
いる。2−2相駆動方式は、動作中必ず2つの位相のコ
イルが通電される方式であり、1ステップあたりの回転
角度がモータの定格動作角度、たとえば7.5度などに
対応し、各ステップでの発生トルクはほぼ均等である。
しかしながら、ファクシミリ側の動作としては、従来の
ノーマルとファインの2つのモードへの対応以外にセミ
スーパーモードへの対応が必要となっており、単なる記
録紙の搬送動作を含め、広い範囲の紙送り速度を実現す
る必要がでてきた。そこで、1−2相駆動方式で1ステ
ップあたりの動作角度をモータの定格動作角度の1/2
として、たとえば3.75度などに設定して、さらに広
い動作範囲を実現する技術が広がりつつある。この1−
2相駆動方式では1相通電区間と2相通電区間とで発生
するトルクが不均一となる。
【0005】ギア比の設定で2−2相駆動でセミスーパ
ーファインモードの紙送りとすることもできるが、この
場合にはモータの最高動作速度の制限から、記録紙の単
なる搬送時の最高速度が制限されてしまうので好ましく
ない。
【0006】ファクシミリ装置の記録方式には、発熱素
子を列状に並べたサーマルヘッドを用い、感熱記録紙に
記録する形式のものがある。この形式は、記録部分が単
純な構成で実現できるという点と、通信に同期して逐次
記録を進めてゆくことができるという利点があり、広く
使用されている。
【0007】読み取りと記録の動作を別々のステッピン
グモータで行うという技術は、たとえば公開特許公報昭
62−159971号公報に開示されているようなもの
が知られている。この従来技術では、読み取りと記録の
動作の同期をとるために、2つのステッピングモータを
用い、同じ動作波形で駆動するというものであり、読み
取りと記録の動作を平行して同期を取りながら実現でき
るものであった。しかしながら、この従来技術では、2
つのモータの駆動波形は同一であり、通常の駆動方式を
とった場合には、1個のモータあたりの通電位相数は最
大2相となり、2個のモータの通電位相数は総計で最大
4相となる。このようにすると、モータの動作時の通電
位相数がピークに達した時には、最大で4相分の電力が
必要となってしまう。すなわち、電源容量や発熱といっ
た問題については十分に認識されていなかった。
【0008】ステッピングモータの通電時の電流に着目
した従来技術としては、たとえば公開特許公報昭63−
148895号公報に開示されているものなどが知られ
ている。
【0009】この従来技術では、通電の2相区間で、モ
ータに供給する電圧を減らして、モータの発生する熱量
を減らすものである。このようにすると、1−2相駆動
方式で駆動した場合に、2相区間での消費電力を押さ
え、発生するトルクを平準化することが可能である。し
かしながら、2相区間で電圧を変化させる手段が必要と
なり、装置側の回路構成が複雑となる点十分に認識され
ていなかった。さらに、モータが2つになったような場
合には、電圧変更回路が2系統必要となり、さらに回路
構成が複雑化する点についても十分認識されていなかっ
た。
【0010】記録時の紙送りとステッピングモータの動
作及びサーマルヘッドの印字タイミングとの関連に関し
ては、たとえば公開特許公報昭61−202566号公
報に開示されているようなものが知られている。この従
来技術では、サーマルヘッドの1ラインの記録におい
て、1ラインの発熱素子を複数のブロックに分割して時
分割でブロック毎に通電して所用の最大電流を抑えると
いうものである。そしてさらにステッピングモータの1
ステップに対応する紙送り量を、記録の1ラインの中で
のサーマルヘッドの分割駆動数より少ない量とし、記録
紙の搬送と印字のタイミングより記録紙のステップ間の
紙送りの不整により発生する記録の白スジを防止しよう
とするものである。
【0011】しかしながら、上記従来技術では、記録の
画素寸法の改善を行うものではなく、記録の画素寸法は
依然として従来のままであり解像度の問題は課題として
残っている点十分に認識されていなかった。すなわち、
セミスーパーファインモードなどの動作では、記録のド
ット形状は従来のままの長方形の画素に対応した円形の
ドットであり、セミスーパファインモードのように主走
査に対して副走査を略半分にすると、黒いエリアにある
単一の白い点がつぶれてしまい見えなくなるなどの点、
充分に認識されていなかった。
【0012】ステッピングモータの駆動タイミングとサ
ーマルヘッドの印字タイミングに関しては、別のスティ
ッキングと呼ばれる問題がある。この点に関しては、従
来たとえば公開特許公報昭62−185459号公報に
開示されるものなどが知られている。この従来技術で
は、印字周期が変動するファクシミリの場合に、サーマ
ルヘッドを通電して印字するタイミングとステッピング
モータを駆動して記録紙を移動させるタイミングの関係
は、印字周期が変化した場合には変更して、最適な条件
とすることができ、有効である。しかしながら、記録の
印字周期は様々に変化し、その時間に対応して微妙にタ
イミングを変化させるということはその処理が複雑とな
り、制御回路、ひいては装置全体が複雑となるなどの点
十分に認識されていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で説
明した、本発明が解決しようとする課題事項をまとめる
とつぎのようになる。
【0014】(1)ステッピングモータの駆動電力の問
題では、2つのモータを平行して動作させるコピー動作
の場合に、駆動に使用する電力のピークを抑え、かつ装
置の構成が単純になる方式とする必要がある。
【0015】(2)記録の高精細化での問題では、記録
のドット形状をできるだけ小さくする必要がある。
【0016】(3)スティッキングの問題では、ファク
シミリの印字周期の変化があっても、モータの駆動タイ
ミングと印字タイミングとが所定の関係に維持し、複雑
な処理なしにスティッキングを防止できるようにする必
要がある。
【0017】(4)セミスーパーファインモードのよう
に、記録の主走査と副走査方向の縦横の比率が略半分の
場合でも、記録のドットがつぶれない用にする必要があ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明によるファクシミリ装置における発明の構
成では、2つのステッピングモータの駆動波形の位相を
ずらす手段を設け、1−2相駆動方式で駆動した場合
に、片方が2相の位相に通電している時間には、残りの
一方のモータには1相の位相に通電する手段を設けた。
【0019】さらに、1回の記録を2ライン単位とし、
モータのトルク変動があっても安定して紙送りができる
手段を設けた。そして、スティッキングの起きやすい記
録途中の休止時には、その記録再開時に休止時の最終ラ
インと同じ記録パターンで再度サーマルヘッドを加熱す
る手段を設けた。
【0020】また、サーマルヘッドの記録画素寸法を、
副走査方向に主走査方向の略2分の1となる構成とし、
さらに2ライン単位で記録し、1ライン毎に記録のデー
タを変更する手段を設けた。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。本発明による第1番目の一実
施の形態は、図1から図8を用いて説明する。図2は、
本発明による画像形成装置の一形態としてのファクシミ
リ装置の外観を示す。ファクシミリ装置本体1には、読
み取り部と記録部があり、読み取り部には原稿を入れ、
記録部には、記録媒体である記録紙を入れて動作させ
る。原稿は原稿フタ2を開けて装置内部へ投入し読み取
り動作をおこなう。また記録紙は、記録部フタ3を開け
て装置内部へ記録紙を投入する。
【0022】そのほか、本装置には、各種動作の操作ボ
タン4a〜4c等が設けてあり、これらを適宜操作する
ことにより動作モード及び解像度の設定など、送・受
信、読みとり、記録等の各種の動作を行うことができ
る。
【0023】図3は、記録部フタ3を開いて、ロール紙
31を投入する場合の説明図である。
【0024】記録部フタ3を開けると、内部にはロール
紙31を納める空間があり、さらに記録に使用するプラ
テンローラ32がある。記録紙31を装置内部に納め
て、記録部フタ3を閉めて記録動作を行う。
【0025】記録紙30はロール紙31より引き出して
使用する。
【0026】図4と図5は、装置内部の構成を示す透視
図である。記録部分のギアは読み取り部のギアの裏側に
あり説明上複雑になるので図面を分けた。図4は読み取
り部を中心にした構成であり、図5は同じ視点からの記
録部を中心にした構成である。
【0027】まず、図4を用いて全体動作の概略を説明
後に読み取り部は図4で記録部は図5を用いて動作を説
明する。
【0028】原稿20の読み取りは、読み取りローラ2
3と読み取りセンサ24の間で形成される読み取り部で
行う。記録紙30への記録は、プラテンローラ32とサ
ーマルヘッド33の間で行う。読み取りと記録を同時に
平行して行い、読みとった画像データを記録部に送る
と、原稿のコピーを行うことができる。また、装置本体
1外部からケーブル11等から送られる画像データを元
に記録を行うと、受信動作となる。さらに、読み取り部
から読みとった画像データをケーブル11を経由して装
置外部へ送り出すと、送信動作となる。この3つの動作
すなわち、コピー、送信、受信は、それぞれ動作させる
部分を適宜選択することにより実現できる。
【0029】次に読みとり部の動作を説明する。読み取
り部では原稿20の読みとり動作を行う。当初、原稿2
0は分離ローラ21と分離片22との間にあり、複数枚
の原稿が投入された場合には、分離ローラ21により、
一番下の原稿だけが送られ、それ以外の残りの原稿は分
離片22によって押さえられている。そして、送られた
原稿は読み取り部である読み取りローラ23と読み取り
センサ24との間にすすみ、読み取りローラ23を動か
すことにより原稿が進む。原稿の読み取りは、読み取り
センサ24により1列分の信号として取り出す。そし
て、1列(ライン)の読み取りをおこなうのに平行して
原稿を搬送することにより面状の2次元の画像を読みと
ることができる。原稿の分離と搬送は、読み取りモータ
7の駆動力により行う。すなわち、読み取りモータ7か
らギアa71を経て振り子ギア72、分離ギア25の順
番で駆動力が伝達される。分離ギア25と分離ローラ2
1との間には回転の隙間(遊び)が設けてある。分離ギ
ア25の先には読み取りギア26が設けてあり、このギ
アを回すと読み取りローラ23が回転して読み取り動作
を行うことができる。
【0030】読み取りローラ23の周速度と分離ローラ
21の周速度は、分離ローラ21側の周速度を読み取り
ローラ23より遅く設定(例えば90%など)してあ
り、原稿が読み取りローラ23に掛かった状態では、原
稿の速度が分離ローラ21の周速度より早くなり、分離
ローラの遊び部分で速度差を吸収する。
【0031】読み取り終了後は、原稿は読み取りローラ
23により装置本体1外部へと排出される。
【0032】読み取りモータ7を先ほどの読み取り動作
時とは反対側に回してカッタの動作を行う。読み取り時
とは反対側にモータ7を回すと、回転はギアa71を経
て振り子ギア72が分離ギア25から離れてギアb73
と噛み合って伝えられる。そして、駆動力はギアc74
を経てカムギア75へと伝えられる。カムギア75には
リンク76とロッド77によるアームが回動可能に取付
られており、ロッド77の先にあるカッタ上刃61を動
作させることができる。ロッド77を動かすと、回動中
心63を中心にカッタ上刃61が回転し、下刃62の端
面とで切断動作を行う。記録紙30は切断されると装置
本体1外部に排出される。
【0033】次に図5を用いて記録部の動作を説明す
る。記録部はサーマルヘッド33(図5ではサーマルヘ
ッドの背面部が見えている)とプラテンローラ32との
間に感熱記録紙30をはさんでいる。サーマルヘッド上
に列状に並んだ複数の発熱素子を適宜発熱させて、記録
紙上に1列分の画像を形成し、プラテンローラ31の端
部に設けられたプラテンギア70を図示しない手段によ
り回転させて記録紙30を移動させる。1列分の記録と
記録紙の移動を順次行うことにより2次元の面状の画像
や文字の記録を行うことができる。記録が終わった記録
紙30はカッタ部上刃61と下刃62との間を通り装置
本体1外部へ進む。一連の面状1画面の記録が終了する
と、プラテンローラ32を回し、記録紙の記録部分の終
了端までをカッタ部より外側に送る。そして、カッタ部
を動作させて記録紙を切断して装置外へ排出する。
【0034】記録部の動作は、まず記録モータ50から
中間ギア51を介して記録ギア70へと駆動力が伝えら
れる。そして、プラテンローラ32に駆動力が最終的に
伝えられて記録紙30が搬送される。記録モータ50の
駆動方向は、記録時の搬送方向と記録後に記録紙を切断
後引き込む動作の引き込み方向の2方向あり、記録モー
タの駆動波形を変更する事により切り替えることができ
る。
【0035】先ほどの読み取りモータ7と記録モータ5
0とは、独立した駆動系となっており、互いに平行して
動作させることも、読み取りあるいは記録のどちらか一
方のみを駆動することもできる。
【0036】尚、図4と図5に示した装置は同一のもの
であり、ギア系の位置が重なって見えるため、便宜的に
分割して表したものであり、別形態の装置を示すもので
はない。
【0037】次に図1を用いて、本発明による第1番目
の一実施の形態の制御回路部分の構成を説明する。
【0038】制御回路部分には、記録モータ50と読み
取りモータ7との2つのモータがあり、それぞれ個別の
駆動ドライブ回路に接続されている。モータの駆動信号
はCPU60より出された指令をモータ制御回路62が
モータ駆動信号として出力し、それをドライブ回路で実
際の駆動電圧に変換してモータへと送り込む。
【0039】CPU60は、装置全体の他の回路とのイ
ンタフェース100を経由して装置と信号のやりとりを
行って動作している。
【0040】CPU60から指令が出されると、モータ
制御回路62はモータの通電位相に合わせた信号、すな
わち4つの相それぞれの通電波形を出力する。図1の一
実施の形態での構成では、読み取りモータ7側では、読
み取りドライバ回路63へそのまま送り込み、読み取り
モータ7を駆動している。一方、記録モータ50側で
は、駆動波形はいったんシフトレジスタ回路66へと送
り、駆動波形の位相を変換後に記録ドライバ65へと送
り記録モータ50を駆動している。シフトレジスタ回路
66では、入力された4本の波形をCPU60から送ら
れるクロック信号68により所定のクロック数だけ遅れ
たタイミングで出力する。たとえば、設定してあるクロ
ック数を4とし、CPUから送られるクロックが1クロ
ックあたりたとえば1msであるとすると、つごう4ク
ロック分4msだけ出力されるモータの駆動波形が遅れ
る。このようにして、記録モータ50と読み取りモータ
7の駆動波形位相をずらすことができる。元々のモータ
の駆動波形での1ステップの駆動時間をたとえば4ms
とし、遅延させる時間の設定をたとえば4msとするな
らば、読み取りと記録の2つのモータの動作する位相は
4msずれて、完全に1ステップだけずれた動作をする
ことになる。モータの駆動波形がたとえば1−2相駆動
である場合に、上記のように1位相ずらして駆動する
と、片方のたとえば読み取りモータが2相通電の区間
に、残りの一方のたとえば記録モータの位相を1相通電
の区間とすることができる。このようにすると、最大で
3相の通電とすることができる。
【0041】図6は、上記本発明による第1番目の一実
施の形態での、読み取りと記録を連続して行う動作モー
ドでのモータの通電位相の関係とサーマルヘッドの通電
位相関係を示す波形図である。この波形はロウイネーブ
ルであり、波形の下に下がった状態が通電がオンした状
態でコイルに電流が流れている状態、上に上がった状態
がオフした状態でコイルに電流が流れていない状態を示
している。
【0042】読み取りモータ50の4つの駆動位相は、
A相300、B相301、A’相302、B’相30
3、の4つである。最初の通電位相が2相区間ではA相
300とB相301がオンしており、2つの位相のコイ
ルに電流が流れている。
【0043】そして、次の1相のシーケンスにはいる
と、B相301のみの1相が通電状態となる。このよう
に、1つの読み取りモータ内での通電相数は、2相、1
相、2相、1相と、順番に変化している。このときに、
記録モータの駆動位相は、AII相304、BII相30
5、A’II相306、B’II相307、の4相である。
そして、記録モータの駆動位相数は、1相、2相、1
相、2相の順で変化している。すなわち、波形図のよう
に最初の区間でAII相304の1相だけがオンしてお
り、次の通電位相数が2相区間ではAII相304とBII
相305の2つの相のコイルが通電してオンしている。
そして、読み取りモータの駆動位相数が2相の区間で
は、記録モータの駆動位相数が1相、読み取りモータの
駆動位相数が1相区間では記録モータの駆動位相数が2
相というように、2つのモータを合わせて合計で3つの
位相が通電されるように制御している。
【0044】この図6に示した状態は、読み取りと記録
を同時に並行して行う状態、すなわち、コピー動作の状
態である。サーマルヘッドの通電は、全体を2つのブロ
ックに分けてブロックI308とブロックII309の2
つの通電波形(ロウイネーブルであり信号が下がった状
態がオン状態を表している)で記録を行っている。各動
作ステップ毎に1ラインの記録を行うため、最終的には
モータの動作に連動して記録を行っていることになる。
【0045】図7は、本発明による第1番目の一実施の
形態での、動作途中に休止状態の入った場合のモータの
駆動波形とサーマルヘッドの通電波形のタイミング関係
を示す波形図である。
【0046】ファクシミリの通信に従って読み取り、記
録の動作周期が変化する。すなわち、読みとった画像が
細かくて情報量が多い場合には、通信の電送速度はほぼ
一定であるから動作時間が遅くなり、画像が単純で情報
量が少ない場合には動作時間が短くなる。このように、
読み取る画像の内容により読み取りの周期を変更して電
送する。また、記録側でも同様に、受信時に送られてく
る画像データの情報量が多い場合には電送時間がかか
り、動作速度が遅くなり、画像データの情報量が少ない
場合には動作速度が速くなるなどして、記録の周期が変
化する。このように、記録の動作周期が変化して1ライ
ンの記録の間隔が広がってしまうと、サーマルヘッドの
発熱素子と感熱記録紙との接触点では、記録時に温度が
上がって記録紙の感熱層が軟化しそのまま記録紙が搬送
されれば問題ないが、そのままの位置に停止して冷える
と記録紙の感熱層と発熱素子表面とが密着してしまい、
次に記録紙を搬送しようとして記録紙を動かしても発熱
素子と記録紙が離れない現象が起きる。これをいわゆる
「スティッキング」と呼んでいる現象である。このよう
に、記録の途中で動作時間の間隔が広がってしまうとス
ティッキングが起きて、記録の紙送りに不整が発生し、
白いスジ等の不具合が発生することになる。
【0047】図7に示したように、本発明による第1番
目の一実施の形態では、休止区間310の入った後に記
録を再開する時には、休止直前の記録と同一の画像デー
タでサーマルヘッドを加熱処理312を行った後のステ
ップ313でモータを駆動させて記録紙の搬送を再開す
る。このようにしたため、休止時に発熱素子が冷却して
感熱紙と密着した場合でも、再び記録を再開する時点で
発熱素子を加熱し、感熱紙との密着を溶解し、感熱紙の
紙送り時の負荷を減らし、スティッキングの発生を防止
することができる。さらに記録は2ライン単位で行うよ
うにした。このため、1−2相駆動方式のように、駆動
位相で発生するトルクが異なるような場合でも2ライン
をセットにして動作させるため、記録紙への記録の間隔
に起きるムラを抑えることができる。
【0048】図8は、図1に示した本発明による第1番
目の一実施の形態の記録されたドット形状を示す説明図
である。(a)には一実施の形態での記録ドットの形状
の説明、(b)には従来の記録ドットの形状の説明、
(c)には(a)の単一ドットの形状の説明、(d)に
は(b)の単一ドットの形状の説明をそれぞれ示す。
【0049】サーマルヘッドの発熱体形状と記録時の通
電波形および電圧、記録紙の搬送速度などにより、記録
のドット形状は決定される。本発明の説明では、記録の
形状が主走査方向に対して副走査方向に略2分の1とな
ることを前提としているが、ドットの記録手段およびそ
の記録方法については特に限定しない。
【0050】本発明の一実施の形態では、(c)に示す
ように、記録のドット形状は、発熱素子の並んでいる主
走査方向には1mmあたり8ドットの寸法L2,32
0、記録紙の進行方向の副走査方向には、1mmあたり
15.4ドットの寸法L1、321となっている。従来
の記録ドットは(d)に示すようになっており、(c)
の形状は、副走査方向のすなわち、主走査方向に対して
副走査方向の解像度は略2倍に設定してある。(a)に
は、複数ドットの記録を行った場合の黒部分に囲まれた
孤立した白ドットの記録状況を示している。孤立した白
ドット324は、記録の副走査方向搬送寸法L1,32
1に対して記録のドット形状がほぼこのL1に近いた
め、白い部分として残る。従来の記録方法では、(b)
に示すように、記録の搬送寸法L1,321として記録
を行うと、黒い部分に囲まれた白点部分325は回りの
ドットに埋められて事実上黒となってしまう。
【0051】このように、副走査方向の解像度をあげる
ことにより、従来の動作モードであるファインモード
(主走査8ドット/mm、副走査7.7ドット/mm)
に対して副走査方向に2倍の解像度とすることができ
る。もちろん、記録を行う前提となる情報は、ファクシ
ミリ装置の外部から送られてくるため、このセミスーパ
ーファインに対応する情報でなく、従来のファインに対
応した情報である場合には情報量は同等の記録しかでき
ない。しかしながら、このファイン情報に基づいて、2
つのラインを同じ情報で記録するのでなく、その記録す
る前後のラインとの補間を行うなどして、1ライン毎に
異なる画像データで記録することもでき、従来以上にな
めらかな記録を行うことができる。
【0052】もちろん、新しい動作モードであるセミス
ーパモードにも対応して、セミスーパモードでもドット
のつぶれなく、正しい解像度の画像を記録することがで
きる。また、コピー動作時には、副走査方向に従来の略
2倍の解像度で記録することができる。
【0053】図9は、本発明の第2番目の一実施の形態
の駆動回路の構成を示すブロック図である。
【0054】モータドライバの通電イネーブル線に発振
回路からの連続したオン・オフ信号を重畳し、2相通電
時に断続で通電するようにした。発信回路52では、連
続したオン・オフ信号を出力しており、このオン・オフ
信号55はゲート1、53及びゲート2、54へと送ら
れている。ゲート1、ゲート2へのもう一方の入力は、
イネーブル2、69とイネーブル3、57の2つの信号
でありCPU60から出力されている。このイネーブル
信号とオン・オフ信号とが重畳されてゲートより出力さ
れる。ゲート1、53の出力は読み取りドライバ63へ
送られ、読み取りモータ7の駆動波形にオン・オフ信号
が加えられる。ゲート2、54の出力は、記録ドライバ
64へと送られ、記録モータ50の駆動波形へオン・オ
フ信号が加えられる。
【0055】すなわち、CPU60が出力するイネーブ
ル信号がオンしたときに、ゲートで発振回路からの断続
信号が重畳されてモータドライバへと送られ、モータド
ライバではゲートから送られる信号に従ってモータの通
電オン・オフを行う構成となっている。
【0056】図10は、図9に示した本発明による第2
番目の一実施の形態の読み取りと記録を平行して行う動
作モードでのモータ駆動波形の通電位相の関係とサーマ
ルヘッドの通電位相関係を示す波形図である。
【0057】発信回路から出力される断続クロック31
0とイネーブル1、311波形とイネーブル2、312
の波形をもとにモータドライバに断続波形を重畳する。
【0058】そして、読み取りモータの駆動波形である
4つの位相毎の駆動波形A相300、B相301、A’
相302、B’相303に対して2相通電部分に断続波
形部分、例えば断続波形313などが含まれている。ま
た、一方の記録モータの駆動波形である4つの位相AII
相304、BII相305、AII’相306、BII’相3
07、の各相は、読み取りモータの駆動波形に対して1
位相ずれて設定されているが、この記録モータ側の波形
でも2相通電区間内では、例えば断続波形314などの
ように断続通電となっている。
【0059】このように、2相通電区間で断続通電とす
ることにより、モータの動作途中でのコイルに流れる電
流が均一化し、発生するトルクを平準化することができ
る。すなわち、記録・読み取り動作途中でのモータの駆
動トルクの変動を押さえて、安定した紙搬送を行うこと
が可能となる。
【0060】図11は、本発明による第3番目の一実施
の形態の駆動回路の構成を示すブロック図である。
【0061】モータの駆動波形情報は、記憶素子である
モータROM41に記憶されており、CPU60から送
り出されるクロック信号206に基づき、カウンタ40
がモータROM41のアドレスを発生し、アドレスに基
づいて、モータROM41はモータの駆動波形を出力す
る。このようにすることによって、簡単な構成で通電波
形を作成することが可能となる。さらに、断続波形のよ
うな細かい波形や、微妙に長さの違う通電波形といった
設定を自在に行うことが可能となる。
【0062】図12は、図11に示した本発明による第
3番目の一実施の形態のモータ駆動波形とサーマルヘッ
ドの通電波形との位相関係を示す波形図である。
【0063】モータの通電位相の内、2相部分を1相部
分に比較して短く設定したため、2つのモータ総計での
通電位相数は、3相の部分と2相の部分とができ、例え
ばピーク時315に示す部分は3相であるものの、その
前後は2相分の通電となる。このような設定でも1相と
2相のそれぞれの通電での発生トルクを平準化すること
が可能である。さらに、本発明のように2ラインを連続
して記録するために、上記の本発明による第3番目の一
実施の形態のように記録の通電タイミングを2ラインの
中で設定し、2ラインの間での送りの不整が起きないよ
うに設定することが可能となる。
【0064】このように、記録のモータ駆動波形として
は、1−2相駆動のモータ2個を平行して動作させて、
最大の通電位相数を3相とすることにより、モータで使
用される電流のピーク値を抑えることができる。
【0065】上記した従来技術の説明では、発明の形態
としてファクシミリ装置に適用した形態で説明したが、
他の形態、たとえばコピー装置、あるいはプリンタ装置
とスキャナ装置の複合装置、その他読み取りと記録の2
つの手段を有する装置であれば形態を問わず実施可能で
あることは言うまでもない。
【0066】また、ステッピングモータの形式では、4
相構成の形式での形態を示したが、他の構成、たとえば
5相構成の形式のモータであっても同様の効果があるこ
とは言うまでもない。
【0067】さらに、記録の方式は感熱紙を用いた方式
であるが、モータの通電位相に関しては他の記録方式、
たとえばインクジェット方式などであっても同様の効果
がある。その他、記録方式としては、サーマルヘッドを
使う方式である熱転写記録方式などでも同様の効果があ
ることは言うまでもない。
【0068】モータの通電波形の発生手段としては、モ
ータ制御回路から出力される信号や、モータROMなど
の形態で説明したが、他の形態、例えばCPUから直接
出力する信号や、CPUと周辺回路を複合した複合LS
I回路などの発生手段を用いた場合でも同様の効果があ
ることは言うまでもない。さらに、駆動波形の設定は、
CPUに付属したROMでコントロールする形態で説明
したが、他の形態すなわち外部記憶装置、例えばフロッ
ピーディスクなどに記憶しておいた情報に基づいて、動
作するものや専用回路によるものなどであっても同様の
効果を得ることが可能であることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上、本発明によれば、以下のような効
果が得られる。
【0070】(1)2つのステッピングモータを平行し
て動作させる場合の消費電力の問題では、通電の位相を
2つのモータでずらしたことにより、最大でも3位相分
の電流ですませることができ、消費電力の低減、ひいて
は電源装置の容量の低減、そして発熱の低減などの効果
がある。
【0071】(2)高精細化の問題に関しては、記録の
ドット形状を小さくし、さらに記録時の紙送り量をドッ
ト形状に合わせ、さらに2ライン単位で連続して記録す
るようにしたため、印字のライン間の隙間なく、かつ必
要以上の大きさでないドット形状の記録を得ることがで
き、高品質かつ高精細な印字を実現することができると
いう効果がある。
【0072】(3)スティッキングの問題に関しては、
記録の間隔があいて、連続で記録ができない場合には、
記録を再開する時点でその前の画像データによりサーマ
ルヘッドを通電して加熱した後に記録紙を搬送して本来
の記録を再開するようにしたため、時間の間隔が空いた
場合にでもスティキングなしに連続した記録を行うこと
ができ、高品質な記録を実現できるという効果がある。
また、記録を2ラインづつ連続して行うようにしたた
め、記録のスティッキングとモータのトルク変動との相
互作用による白スジの発生を防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の形態による内部制
御回路の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の形態による装置外
観説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の形態による装置外
観の、記録紙交換フタの解放状態の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の形態による内部の
駆動機構全体の読み取り系を中心にした説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の形態による内部の
駆動機構全体の記録系を中心にした説明図。
【図6】上記本発明による第1番目の一実施の形態で
の、読み取りと記録を連続して行う動作モードでのモー
タの通電位相の関係とサーマルヘッドの通電位相関係を
示す波形図。
【図7】本発明による第1番目の一実施の形態での、動
作途中に休止状態の入った場合のモータの駆動波形とサ
ーマルヘッドの通電波形のタイミング関係を示す波形
図。
【図8】図1に示した本発明による第1番目の一実施の
形態の記録されたドット形状を示す説明図。
【図9】本発明の第2番目の一実施の形態の駆動回路の
構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した本発明による第2番目の一実施
の形態の読み取りと記録を平行して行う動作モードでの
モータ駆動波形の通電位相の関係とサーマルヘッドの通
電位相関係を示す波形図。
【図11】本発明による第3番目の一実施の形態の駆動
回路の構成を示すブロック図。
【図12】図11に示した本発明による第3番目の一実
施の形態のモータ駆動波形とサーマルヘッドの通電波形
との位相関係を示す波形図。
【符号の説明】
1・・・ファクシミリ装置、2・・・原稿フタ、20・
・・原稿、3・・・記録部フタ、30・・・記録紙、3
1・・・ロール紙、32・・・プラテンローラ、33・
・・サーマルヘッド、61・・・上刃、62・・・下
刃、7・・・読み取りモータ、72・・・振り子ギア、
75・・・カムギア、76・・・リンク、77・・・ロ
ッド、79・・・位置検出溝、80・・・戻りピン、8
1・・・戻り爪、50・・・記録モータ、63・・・記
録ドライバ回路、64・・・読み取りドライバ回路、6
0・・・CPU、66・・・シフトレジスタ回路、30
0・・・通電波形A相、301・・・通電波形B相、3
02・・・通電波形A´相、303・・・通電波形B´
相、304・・・通電波形AII相、305・・・通電波
形BII相、306・・・通電波形AII´相、307・・
・通電波形BII´相、322・・・記録ドット形状、3
10・・・休止区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箕田 博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 浅田 昭広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 清水 晃 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 成井 陽一 茨城県ひたちなか市稲田1410番地株式会社 日立製作所情報メディア事業部内 (72)発明者 大塚 康男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立した駆動手段を個別に持つ画像の記録
    手段と読み取り手段の2手段を有するファクシミリ装置
    であって、記録手段と読み取り手段の2つの駆動手段は
    ステッピングモータであるファクシミリ装置において、
    動作時に同時に通電するステッピングモータの通電位相
    数は、2つのモータ合わせて最大3相とする手段を有す
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のファクシミリ装置におい
    て、動作時に1つのステッピングモータでの通電位相数
    が2相以上になったときには通電を断続する手段を設け
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項に1記載のファクシミリ装置におい
    て、動作時に1つのステッピングモータでの通電位相数
    が2相の時間は、通電位相数が1相の時間に比して略2
    分の1以下とする手段を設けたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  4. 【請求項4】独立した駆動手段を個別に持つ画像の記録
    手段と読み取り手段の2手段を有するファクシミリ装置
    の駆動方法であって、記録手段と読み取り手段の2つの
    駆動手段はステッピングモータであるファクシミリ装置
    の駆動方法において、動作時に同時に通電するステッピ
    ングモータの通電位相数は、2つのモータを合わせて最
    大3相とするすることを特徴とするファクシミリ装置の
    駆動方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のファクシミリ装置の駆動
    方法において、動作時に1つのステッピングモータでの
    駆動位相数が2相以上になったときには通電を断続する
    ことを特徴とするファクシミリ装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のファクシミリ装置の駆動
    方法において、動作時に、1つのステッピングモータで
    の通電位相数が2相の時間は、通電位相数が1相の時間
    に比して略2分の1以下とすることを特徴とするファク
    シミリ装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】サーマルヘッドを用いて記録を行うファク
    シミリ装置であって、記録動作ではサーマルヘッドの発
    熱素子が複数個並んだ主走査方向への1ラインの記録
    と、記録媒体を主走査方向とは直交する副走査方向への
    記録媒体の搬送とを順次行うファクシミリ装置におい
    て、記録動作の途中に休止が入る動作では1ラインの主
    走査方向の記録と副走査方向の搬送とを2組、2ライン
    づつ連続した記録シーケンスを単位として記録を行う構
    成としたことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】請求項7項記載のファクシミリ装置であっ
    て、サーマルヘッドの1回の主走査方向の記録の1ライ
    ンの分解能は1mmあたり略15.4本であることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】請求項7項記載のファクシミリ装置であっ
    て、記録媒体を搬送するステッピングモータの駆動波形
    は1−2相駆動方式であり、記録媒体搬送のモータの駆
    動位相は連続した2つのラインの間では1相2相もしく
    は2相1相の連続した駆動位相に対応する手段を設けた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】請求項7に記載のファクシミリ装置にお
    いて、記録動作の途中で休止動作を行った後に記録を再
    開する場合には、休止時の前の画像データの1ラインの
    記録動作を再び行った後に記録紙搬送動作を行い、次の
    記録動作を行う手段を設けたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  11. 【請求項11】請求項7に記載のファクシミリ装置にお
    いて、記録の途中で休止動作を行う場合には、記録終了
    後にサーマルヘッドの1回分の記録紙搬送動作を行った
    後に休止動作を行う手段を設けたことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  12. 【請求項12】請求項7に記載のファクシミリ装置にお
    いて連続して記録を行う2ラインの記録データを異なる
    内容とすることを特徴とするファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】サーマルヘッドを用いて記録を行うファ
    クシミリ装置の駆動方法であって、記録動作ではサーマ
    ルヘッドの発熱素子が複数個並んだ主走査方向への1ラ
    インの記録と、記録媒体を主走査方向とは直交する副走
    査方向への記録媒体の搬送とを順次行うファクシミリ装
    置の駆動方法において、記録動作の途中に休止が入る動
    作では1ラインの主走査方向の記録と副走査方向の搬送
    とを2組、2ラインづつ連続した記録シーケンスを単位
    として記録を行うことを特徴とするファクシミリ装置の
    駆動方法。
  14. 【請求項14】請求項13項記載のファクシミリ装置の
    駆動方法であって、サーマルヘッドの1回の主走査方向
    の記録の1ラインの分解能は1mmあたり略15.4本
    であるファクシミリ装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】請求項13項記載のファクシミリ装置の
    駆動方法であって、記録媒体を搬送するステッピングモ
    ータの駆動波形は1−2相駆動方式であり、記録媒体搬
    送のモータの駆動位相は連続した2つのラインの間では
    1相2相もしくは2相1相の連続した駆動位相に対応し
    たことを特徴とするファクシミリ装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】請求項13に記載のファクシミリ装置の
    駆動方法において、記録動作の途中で休止動作を行った
    後に記録を再開する場合には、休止時の前の画像データ
    の1ラインの記録動作を再び行った後に記録紙搬送動作
    を行い、次の記録動作を行うことを特徴とするファクシ
    ミリ装置の駆動方法。
  17. 【請求項17】請求項13に記載のファクシミリ装置の
    駆動方法において、記録の途中で休止動作を行う場合に
    は、記録終了後にサーマルヘッドの1回分の記録紙搬送
    動作を行った後に休止動作を行うことを特徴とするファ
    クシミリ装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】請求項13に記載のファクシミリ装置の
    駆動方法において、連続して記録を行う2ラインの記録
    データを異なる内容とすることを特徴とするファクシミ
    リ装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014100041A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Denso Corp モータ制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100041A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Denso Corp モータ制御装置
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