JPH0679949A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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Publication number
JPH0679949A
JPH0679949A JP4233651A JP23365192A JPH0679949A JP H0679949 A JPH0679949 A JP H0679949A JP 4233651 A JP4233651 A JP 4233651A JP 23365192 A JP23365192 A JP 23365192A JP H0679949 A JPH0679949 A JP H0679949A
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JP
Japan
Prior art keywords
print
print head
printing
angle
reduction ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP4233651A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kamijo
英二 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4233651A priority Critical patent/JPH0679949A/ja
Publication of JPH0679949A publication Critical patent/JPH0679949A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 元の画情報の欠落や画像歪等を発生させずに
印字画の変倍を可能にする。 【構成】 記録紙11の印字面に対するプリントヘッド1
の角度を、印刷画面の縮率に応じて印字角度設定用のス
テッピングモータ6を回転させることによって変化さ
せ、プリントヘッド1の印字線密度を変化させることに
よって変倍を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷画面の変倍が可能
なシリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ方式の1つとして実
開平3−105059号公報で例示したように、シリアル型イ
メージスキャナプリンタ(シリアルプリンタ)が知られて
おり、また特開昭60−20680号公報の画像処理方法に示
されるように、画情報を論理的に処理して画素密度変換
を行い、印刷画面の倍率比を可変にすることも知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におけ
る画素密度変換は、画情報を論理的に処理することで行
われるため、元の画情報の欠落や画像歪が発生して問題
であった。
【0004】本発明の目的は、元の画情報の欠落や画像
歪等を発生させずに印字画の変倍を可能にしたシリアル
プリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、印字面に対する印字ヘッドの角度を、印
刷画面の縮率に応じて変化させる手段を備えたことを特
徴とする。
【0006】また前記印字ヘッドの角度に応じた印字デ
ータの遅延を、印字ヘッドを構成する複数の印字素子に
それぞれ加える手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また前記印字ヘッドへの印字エネルギを、
印刷画面の縮率に応じて変化させる手段を備えたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、印字面に対する印字ヘッ
ドの角度を変化させることで、走査方向に対して印字ヘ
ッドが傾き、印字ヘッドによる印字線密度が変化するの
で、前記角度変化に対応して印刷画面の縮率が変化す
る。
【0009】また印字ヘッドの傾きに応じて、印字ヘッ
ドを構成する複数の印字素子に印字データを加えるタイ
ミングを制御することで、歪のない良好な印刷画面が得
られる。
【0010】また印字ヘッドへの印字エネルギを変化さ
せることで、縮小画の場合に印字ドットが重なって印刷
画面の文字がつぶれてしまうことを防げる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施例における要部を示
す正面図、図2は図1の実施例の側面図であり、1は印
字ヘッドであるプリントヘッド、2は回転軸3を介して
プリントヘッド1を回動可能に支持している移動台、4
は回転軸3に固定された駆動ギヤ、5は駆動ギヤ4と噛
合するウォームギヤ、6は、移動台2に固定され、かつ
ウォームギヤ5が出力軸6aに固定された印字角度設定
用のステッピングモータ、7は移動台2に一部が固定さ
れたタイミングベルト、8はタイミングベルト7を移動
させる移動台駆動用のステッピングモータ、9,10は移
動台2の主走査方向のスライドを案内するためのスライ
ドスティとスライドシャフトである。
【0013】さらに11は記録紙、12は記録紙11を副走査
方向に搬送するフィードローラ、13は記録紙11を介して
プリントヘッド1と接するプラテン、14はフィードロー
ラ12をタイミングベルト15を介して回転駆動させるフィ
ードローラ駆動用のステッピングモータ、16はプリント
ヘッド1をプラテン方向に押圧している板ばねである。
【0014】図1,図2において、電源が投入されて、
移動台駆動用のステッピングモータ8が回転するとタイ
ミングベルト7が移動されて、プリントヘッド1と共に
移動台2が主走査方向へスライドする。このスライド中
にプリントヘッド1に通電し、印字データに基づいて後
述する発熱体を発熱させ、この熱によって記録紙(感熱
紙)11を発色させることで、印字がなされる。
【0015】前記プリントヘッド1は、プラテン13前方
の記録紙11の印字面に対して平行に、かつ回転軸3を中
心に回動できる。その回動角度は、印字角度設定用のス
テッピングモータ6を回転させ、ウォームギヤ5を介し
て駆動ギヤ4及び回転軸3を回転させることによって、
任意に設定できる。
【0016】図3は前記プリントヘッド1の背面図であ
り、プリントヘッド1は、複数(図では4個を示してあ
る)の印字素子である発熱体17からなるサーマルヘッド
であって、感熱紙である前記記録紙11に対して熱印字を
行うものである。
【0017】図4は前記発熱体17の発熱状態の説明図で
あり、各発熱体17には一対の電極18が接続されており、
電極18への通電状態を制御することによって、印字エネ
ルギを変化できるものである。感熱紙は発色限界温度を
有しており、発色限界温度以上で発色する。
【0018】従って、図示したように、発熱体17の略中
央で印字エネルギがピークを示す特性のプリントヘッド
1では、印字エネルギの大きさを変えることで印字ドッ
トサイズを変えることができる。図4中のA,Bは印字
ドットサイズを示し、印字エネルギが小であるときはド
ットサイズAが小さく、印字エネルギが大であるときは
ドットサイズBが大きくなる。
【0019】図5は本実施例の制御系の構成を示す説明
図であり、20はROM(Read OnlyMemory)21に記憶され
ているプログラムによってプリンタ全体を制御するCP
U(中央演算処理部)、22は、印字ドット情報が記憶さ
れ、4群のシフトレジスタ23が空になり次第、印字ドッ
ト情報がシフトレジスタ23に順次転送されるRAM(Ran
dom Access Memory)である。前記シフトレジスタ23には
AとBとがあり、前記RAM22から一方のシフトレジス
タに印字ドット情報が転送されている間に、他方のシフ
トレジスタではプリントヘッド1に印字ドット情報を転
送するようにしている。
【0020】24は、シフトレジスタ用クロック発生器で
あり、シフトレジスタ23へのデータの書き込みにはWC
Lのクロック(CLOCK1)が用いられ、シフトレジス
タ23からの読み出しにはRCLのクロック(CLOCK
2)が用いられる。
【0021】またIRQ1は、CPU20への割り込み信
号であり、シフトレジスタ23がプリントヘッド1にデー
タを出し終わったら新たなデータをRAM22からシフト
レジスタ23に転送するのを促す。
【0022】25は印字エネルギ制御タイマであり、CL
OCK2に同期して駆動され、印字エネルギを制御して
印字ドットサイズを変化させる。また26,27,28は、第
1モータドライバ,第2モータドライバ,第3モータド
ライバであって、CPU20によって制御されて、それぞ
れ印字角度設定用のステッピングモータ6,移動台駆動
用のステッピングモータ8,フィードローラ駆動用のス
テッピングモータ14の駆動コイル電流をドライブし、後
述するように画像縮率に応じて各部を動作させる。
【0023】さらに図5中の30はデータバス、31はI/
Oポート、32はゲート、33はセレクタ、34はプリントヘ
ッドドライバであり、ゲート32とセレクタ33とプリント
ヘッドドライバ34は、前記シフトレジスタ23と共にプリ
ントヘッド1の各発熱体17に対応して設けられている。
【0024】次に本実施例の印刷画面の変倍動作につい
て説明する。
【0025】図6(a),(b)はプリントヘッド1の傾きと
縮率の関係を示す説明図であり、プリントヘッド1の傾
き角度をθとすると、縮率=cosθとなる。図6(a)はθ
=0度で縮率が1であり、図6(b)はθ=60度の例を示
しており、図6(a)のライン間隔Lに比べてライン間隔
が0.5Lとなって、縮率が0.5になる。
【0026】プリントヘッド1の傾きによって変化する
のは副走査方向の縮率のみであるので、主走査方向の縮
率はプリントヘッド1の移動によって変化させる。すな
わち元画と相似形の縮小画像を得るためには、縮率が0.
5の場合、0.5L/ドットにするため、主走査速度Vを縮
率1のときと比べて半分(0.5V)にする必要がある。表
1にプリントヘッドの傾き角度と縮率と主走査速度との
関係を示した。
【0027】
【表1】
【0028】図7(a),(b)は印字ドットDとプリントヘ
ッドの傾きとの関係を示す説明図である。印字は発熱体
17の下位側からスタートする。この場合は印字エネルギ
が、図7(a)における右部の元画と、図7(b)の右部の縮
小画と同じであるので、黒画素Bと白画素Wとが縮小画
では重なって、画像が文字であるとつぶれた印字状態に
なってしまう。
【0029】そこで、図8の印字ドットDとプリントヘ
ッドの傾きとの関係を示す説明図のように、印字エネル
ギを小さくして印字ドットサイズ(ドット径)を小さく
することで、ドット間の重なりを少なくし、文字のつぶ
れを防止している。このように印字エネルギを縮小画の
縮率に合わせて制御することで、良好な印字画を得るこ
とができる。
【0030】図9はプリントヘッド1を傾けたことによ
る図5の制御系における印字データの遅延時間の補正方
法の説明図であり、A1〜A4,B1〜B4は前記シフ
トレジスタ23内の各シフトレジスタを示し、CLOCK
1,2とIRQ1は既述したクロック信号と割り込み信
号であって、本実施例では1画素を10分割して一種の遅
延線を構成している。
【0031】図9において、図7の2本線を印字するた
めのデータの配列を示し、図中の「・」印は印字データ
であり、プリントヘッド1によって1画素を10分割して
書き込むことになる。
【0032】図10は図5の制御系における印字エネルギ
の制御方法の説明図であり、WD1はセレクタ33の出力
信号、TPHPWは印字エネルギ制御タイマ25の出力信
号、PP1はプリントヘッドドライバ34の出力信号であ
って、PP1中のt1が発熱体17への通電時間であり、
印字エネルギはt1によって制御される。このt1はC
PU20によってプログラム制御されるようになってい
る。なお、図中の「・」印は印字データを示している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画情報を論理的に処理することなく、印字面に対する印
字ヘッドの角度を変化させることにより、印刷画面の縮
率を変化させることができるので、画情報の処理におけ
る情報の欠落,変化がなく、印字画の変倍が可能とな
り、また印字ヘッドの角度に応じて印字データを印字素
子へ遅延して加えたり、さらに縮率に応じて印字エネル
ギを変化させることにより、歪やつぶれを発生させるこ
とがなく、良好な印字画を得ることができる等、元の画
情報の欠落や画像歪等を発生させずに印字画の変倍が可
能なシリアルプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリアルプリンタの一実施例における
要部を示す正面図である。
【図2】図1の実施例の側面図である。
【図3】プリントヘッドの背面図である。
【図4】発熱体の発熱状態の説明図である。
【図5】本実施例の制御系の構成を示す説明図である。
【図6】プリントヘッドとヘッドの傾きと縮率との関係
を示す説明図である。
【図7】印字ドットとプリントヘッドの傾きとの関係を
示す説明図である。
【図8】印字ドットとプリントヘッドの傾きとの関係を
示す説明図である。
【図9】印字データの遅延時間の補正方法の説明図であ
る。
【図10】印字エネルギの制御方法の説明図である。
【符号の説明】
1…プリントヘッド(印字ヘッド)、 2…移動台、 6
…印字角度設定用ステッピングモータ、 8…移動台駆
動用ステッピングモータ、 12…フィードローラ、 13
…プラテン、 14…フィードローラ駆動用ステッピング
モータ、 17…発熱体(印字素子)、 20…CPU、 21
…ROM、 22…RAM、 23…シフトレジスタ、 24
…シフトレジスタ用クロック発生器、 25…印字エネル
ギ制御タイマ、 34…プリントヘッドドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/032 A 8721−5C D 8721−5C 1/23 102 Z 9186−5C 1/393 4226−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字面に対する印字ヘッドの角度を、印
    刷画面の縮率に応じて変化させる手段を備えたことを特
    徴とするシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印字ヘッドの角度に応じた印字デー
    タの遅延を、印字ヘッドを構成する複数の印字素子にそ
    れぞれ加える手段を備えたことを特徴とする請求項1の
    シリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印字ヘッドへの印字エネルギを、印
    刷画面の縮率に応じて変化させる手段を備えたことを特
    徴とする請求項1のシリアルプリンタ。
JP4233651A 1992-09-01 1992-09-01 シリアルプリンタ Pending JPH0679949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4233651A JPH0679949A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 シリアルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4233651A JPH0679949A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 シリアルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0679949A true JPH0679949A (ja) 1994-03-22

Family

ID=16958390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4233651A Pending JPH0679949A (ja) 1992-09-01 1992-09-01 シリアルプリンタ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0679949A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110481174A (zh) * 2019-07-11 2019-11-22 厦门汉印电子技术有限公司 打印控制方法、装置、打印机及计算机可读存储介质

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