JP3665704B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、特に主走査方向に多面連写画像を形成することができる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCDラインセンサ等により読み取られた原稿画像信号に基づいて、読み取った画像と同じ画像を、印刷用紙等に出力する画像形成装置、例えばサーマルプリンタ等の印刷装置や複写装置或いは孔版印刷装置等が知られている。
【0003】
上記孔版印刷装置では、先ず製版読取部において読み取られた原稿画像信号に基づいて、サーマルヘッド並びにプラテンローラから成る製版書込部において孔版原紙に穿孔して製版を行い、製版済の孔版原紙を版胴に巻装し、この版胴に圧接されて回転するプレスローラとの間に印刷用紙を挿入して、版胴内のインクを孔版原紙の孔部より印刷用紙に押し出させてインク転写を行うことにより印刷がなされている。
【0004】
この孔版印刷装置では、例えばB6サイズの1つの原稿画像をB4サイズの印刷用紙上に複数回(例えば主走査方向に2回、副走査方向に2回の計4回)複写する、いわゆる多面連写機能を使用する場合がある。この多面連写機能を使用する場合において、主走査方向に同一画像を連写(複写)させるためには、一般的にはRAM等のラインメモリを用いて行ってる。
【0005】
具体的には、例えば実公平1−45170号に記載されているように、画像データは1ビットのシリアルデータ(2値画像データ)として取り扱い、ラインメモリのアドレス制御によって、同一データを複数のアドレスに記憶させることにより、同じ画像データをメモリ上で複写して、予め多面連写用の画像データをメモリに記憶させている。したがって、ラインメモリとしては、そのデータ幅が1ビット構成のものを使用することになる。
【0006】
一方、製版用の出力ヘッドとして使用されるサーマルヘッドは、画素に対応する複数の発熱素子が直線状に配列された構成となっており、画像データに対応して所望の発熱素子のみを発熱させることにより孔版原紙に孔を開けて、孔版原紙上に穿孔画像を形成して製版を行う。このようにサーマルヘッドを使用して製版を行う場合、製版速度が高速になると発熱素子に印加した熱エネルギが十分に拡散,放出する前に次のラインの製版が開始されるため、発熱素子に徐々に熱エネルギが蓄積される。この結果、各発熱素子には夫々の過去の発熱履歴に応じた熱エネルギが蓄積され、エネルギ状態にバラツキが発生し、画質劣化を生じるという問題がある。一方、1つのサーマルヘッドを複数のブロックに分割して、各ブロックを独立に駆動できるようにして各ブロックを並列処理することにより高速対応を図ることも考えられているが、より高速対応にしようとすれば、上述と同様に各ブロック毎に発熱履歴に起因した画質劣化の問題が生じる。
【0007】
この発熱履歴に起因した画質劣化を解消するため、各発熱素子およびその周辺部の発熱素子の過去の発熱履歴をRAM等のラインメモリに記憶し、この発熱履歴に基づいて現ラインの当該発熱素子の適切な印加エネルギを算出して、当該発熱素子の発熱量を制御して画像を均一化する、いわゆる「熱履歴制御」という補正方法が提案されている。そして、この熱履歴制御は、サーマルヘッドを使用した画像形成装置において、製版速度或いは印刷速度が高速になればなるほど必須の技術となっている(例えば、特開昭60-161163号,特開平2-8065号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、孔版印刷装置においては、上述した多面連写機能を有し且つ高速製版が可能なものが要望されており、このためには多面連写機能と熱履歴制御機能の両方を備えた装置にしなければならない。この両機能を有する装置とするためには、上述のように多面連写用のメモリと熱履歴制御用のメモリとを夫々別個に搭載して、夫々上述したような制御を行うという方法が考えられる。
【0009】
図13は、多面連写用のメモリと熱履歴制御用のメモリとを夫々別個に搭載した上記両機能を有する孔版印刷装置の両機能部分について示したブロック図である。この装置の熱履歴制御は、前ラインと現ラインの画像データに基づいて熱履歴画像データを作成して熱履歴制御を行うものである。この装置においては、入力される2値画像データは1ビットシリアルデータであり、該データが多面連写用のデータ制御手段80に入力され、この入力されたデータが、RAM82のアドレス制御手段84により指定されたアドレスに記録される。アドレス制御手段84は、通常時には、アドレス値を順次インクリメントするものであり、これにより通常時には、RAM82には入力画像データがそのまま1ビットデータとして格納される。一方、連写信号がオン時には、その連写枚数に応じて、アドレス制御手段84により指定された複数のアドレスに、連写対象の入力画像データを記録することにより複写用画像データを格納する。なお、この際にも、同じデータが複数のアドレスに格納されるというだけで、データのビット数が1ビットであることに変わりはない。
【0010】
次いで、熱履歴制御用のデータ制御手段90は、RAM82からデータを順次読み出し、2ラインメモリとして機能するRAM92にそのデータを格納する。このデータ格納の際には、ヘッドブロック総数(本例では4)と同じビット数となるように、RAM82から読み出した1ビットデータを、ヘッドブロック総数でヘッドの延びる方向すなわち主走査方向に連続する画像データのグループに分割し、各画像データグループをRAM92の夫々異なるビットに記録する。これにより、RAM92には4ビットデータとして格納される。
【0011】
次いで、出力制御手段66の熱履歴画像データ作成部64が、RAM92から前ラインデータと現ラインデータを読み出して熱履歴画像データを作成する。この熱履歴画像データは、図14に示すように、前ラインデータを反転したデータと現ラインデータとの論理積をとることにより得られる。次いで、出力制御手段66のデータ選択部67が、先ず熱履歴画像データ作成部64により作成した熱履歴画像データをヘッド駆動手段70のTPHドライブ部72に入力する。TPHドライブ部72はTPH制御信号生成部74からの制御信号に基づいて、TPHドライブ部72に接続されているサーマルヘッド21を各ブロック毎(21a〜21d)に駆動する。この熱履歴画像データに応じた駆動が終了すると、TPHドライブ部72には、引き続きデータ選択部67から現ラインデータが入力され、該現ラインデータに応じてサーマルヘッド21が駆動される。
【0012】
これにより、現ラインデータが発熱有りである場合に、主走査方向の画素位置が同位置である前ラインの発熱があった場合には熱履歴画像データに基づく駆動が行われず、逆に前ラインの発熱が無かった場合には熱履歴画像データに基づく駆動が行われるので、現ラインデータに基づく発熱と合わせると、結局前ラインの発熱があった場合には発熱時間が短くなり、逆に前ラインの発熱が無かった場合には発熱時間が長くなる。すなわち、この装置の熱履歴制御は、1ライン中にTPHドライブ部72に熱履歴画像データと現ラインデータを順次転送して、サーマルヘッド21を2回とも発熱させれば発熱時間が長くなり、1回だけ発熱させれば発熱時間が短くなるというような制御を行うことによって行なわれる。なお、2回とも発熱しなければ、その部分は非印字画素になる。
【0013】
しかしながら、現在安価に入手できるRAM、特に上述の多面連写に使用する程度の低容量のRAMは1ビット構成ではなく4あるいは8ビット程度の多ビット構成のものであり、1ビット構成RAMは多ビット構成RAMのものよりも割高となっている。また、4あるいは8ビット構成のRAMでも、その内の1ビットのみを使用して1ビットRAMとして強引に多面連写用に使用することができないわけではないが、残りの3あるいは7ビットは使用されないので無駄が非常に多く、結局高価なものとなってしまう。
【0014】
また、上述の装置のようにメモリを多面連写用と熱履歴制御用に夫々専用に搭載するというのは不経済であり、また搭載スペースも必要とするので、画像データに基づいて熱履歴制御用の履歴データの作成を行うという点に鑑みれば、できることならば両メモリを共用化したいという要望がある。一方、より高速対応可能な装置を実現するには、上述のようにサーマルヘッドを複数ブロックに分割して駆動することが考えられるが、そうすると、熱履歴制御用のメモリとしてはヘッドブロック数と同数以上のビット数のメモリが必要となり、多面連写用のメモリと共用することができない。すなわち、従来のような1ビット構成のメモリを使用して多面連写を行いつつ、高速対応を図ろうとすれば、多面連写用のメモリと熱履歴制御用のメモリとを専用に持たざるを得ない。
【0015】
また、多面連写時と通常出力時とでの装置の作動をできるだけ共通にしたいという要望もある。特に、上述のようにヘッドを分割駆動して使用するものにあっては、各ヘッドブロック毎にデータが制御されるので、上述のように、多面連写時にメモリのアドレス制御によって、予め多面連写用の画像データをメモリに記憶させるというのは、必ずしも効率的な方法とはいえない。
【0016】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、多面連写を従来とは異なる方法により行い、惹いては熱履歴制御用のメモリを専用に持つことなく高速対応を容易に図ることができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像形成装置は、夫々が直線状に配列された複数の画素を有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力された画像データに基づいてヘッドブロックの夫々を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置において、
例えば画像読取手段により読み取られた後、入力された画像データを記憶可能なメモリと、
主走査方向の多面連写を指示する連写信号が入力されると、メモリから読み出された画像データのうち少なくとも一部のデータを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通して入力する出力制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】
ここで、「一部のデータ」とは、少なくとも連写対象となる複写対象画像データ(連写対象画像データ)を含む画像データを意味する。
【0019】
また、「連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック」とは、少なくとも連写対象画像が出力されるように定められた連写数分のヘッドブロックを意味する。
【0020】
本発明による画像形成装置は、夫々が直線状に配列された複数の画素を有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力された画像データに基づいてヘッドブロックの夫々を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置において、
ヘッドブロックと同数のビットを同一アドレスに記憶可能なメモリと、
現ライン分の画像データ(2値画像データ)を主走査方向に連続する画像データのグループであってヘッドブロックと同数のグループに分割し、各画像データグループをメモリの共通するアドレスであって夫々異なるビットに記憶させる記憶制御手段と、
メモリから現ライン分の画像データを読み出す読出制御手段と、
主走査方向への多面連写時に、メモリから読み出された所定の画像データグループを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロックを駆動するように(連写対象画像が連写数分出力されるように)、ヘッド駆動手段に入力する出力制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0021】
ここで、「ヘッドブロックと同数のビットを同一アドレスに記憶可能なメモリ」とは、少なくともヘッドブロック総数と同数のビットを同一アドレスに記憶することができるメモリであればよく、必ずしもヘッドブロック総数とビット数が同一であるものに限らず、ヘッドブロック総数以上のビット数を記憶することができるものであってもよい。
【0022】
また、「所定の画像データグループ」とは、少なくとも連写対象画像データグループを含む画像データグループを意味する。そして、読出制御手段は、主走査方向への多面連写時には、この「所定の画像データグループ」を少なくとも読み出すものであればよく、必ずしも現ライン分の画像データを全てを読み出す必要はない。
【0023】
さらに、「連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック」とは、上述と同様に連写対象画像が出力されるように定められた連写数分のヘッドブロックを意味し、例えばヘッドブロック総数が4の場合で通常時のビットとブロックの対応関係が、ビット0はブロック1に,ビット1はブロック2に,ビット2はブロック3に,ビット3はブロック4に対応するものであるとき、ライン方向の先頭側の半分の画像すなわちビット0と1のデータを連写対象画像データグループとする場合には、ビット0に対してはブロック1および3、ビット1に対してはブロック2および4の各ヘッドブロックとなる。
【0024】
この画像形成装置の出力ヘッドとしては、サーマルヘッドを使用するのが好適である。
【0025】
そして、このようにサーマルヘッドを使用した画像形成装置にあっては、サーマルヘッドの熱履歴制御を行うべく、
記憶制御手段が、前ライン分の画像データをメモリに保持させたまま現ライン分の画像データを前記メモリに記憶させるものであり、
読出制御手段が、メモリから現ライン分の連写対象画像データグループとともに前ライン分の連写対象画像データグループを読み出すものであり、
出力制御手段が、該読み出した前ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の現ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写対象ヘッド駆動データグループを作成して、該連写対象ヘッド駆動データグループを、連写数に応じて定められた所定の複数のヘッドブロックのヘッド駆動手段を駆動するように入力するものとするのが望ましい。
【0026】
ここで、「現ライン分の連写対象画像データグループとともに前ライン分の連写対象画像データグループを読み出す」とは、主走査方向への多面連写時に、少なくとも現ライン分および前ライン分の各連写対象画像データグループを読み出すものであればよく、例えば多面連写時にも現ライン分および前ライン分の全画像データを読み出すものであってもよい。
【0027】
さらに、出力制御手段が、読み出した前ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の現ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写対象熱履歴画像データグループを作成する熱履歴画像データ作成部を備え、現ライン分の連写対象画像データグループと連写対象熱履歴画像データグループとを組み合わせて連写対象ヘッド駆動データグループを作成するものとするとより望ましい。
【0028】
ここで「読み出した前ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の現ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写対象熱履歴画像データグループを作成する」とあるのは、多面連写時に、少なくとも連写対象画像データグループに対応する熱履歴を考慮した熱履歴画像データを作成するものであればよく、必ずしも前ライン分および同画素位置の現ライン分の各画像データ全てを読み出して連写対象熱履歴画像データグループを作成するものである必要はない。
【0029】
また、「現ライン分の連写対象画像データグループと連写対象熱履歴画像データグループとを組み合わせて」とは、作成された連写対象ヘッド駆動データグループが両画像データグループの情報を含むものである限り、どのような組合せ方法を使用してもよく、例えば両画像データを加算するもの,両画像データを時分割で出力するもの等種々の組合せ方法を使用することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明による画像形成装置によれば、主走査方向の多面連写時には、メモリから読み出された画像データのうち少なくとも連写対象画像データを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通して入力するようにしたので、従来のように、多面連写時に予め連写用の画像データをメモリに記憶させるように書き込み制御を行う必要がなく、各ヘッドブロック毎にデータを制御(具体的には、共通したデータを複数のヘッドブロックに入力)しているので、効率的な駆動ができる。
【0031】
また、入力される2値画像データを、ヘッドブロック総数のグループに分割して、各画像データグループをメモリの夫々異なるビットに記憶させて多ビットデータにし、主走査方向への多面連写時に、連写対象の画像データグループに基づいて、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロックを駆動するようにすれば、多面連写機能用のメモリとしては、従来の1ビット構成のメモリとは異なり、多ビット構成のメモリを無駄なく使用することができるようになる。
【0032】
これにより、出力ヘッドとしてサーマルヘッドを使用した場合には、多面連写の際に取り扱うデータと熱履歴制御の際に取り扱うデータとを同じビット数のデータとすることができ、熱履歴制御専用にメモリを搭載することなく、1つのメモリを使用して多面連写と熱履歴制御を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態による画像形成装置を孔版印刷装置に適用した場合の側断面図を示す。この装置は、出力ヘッドとしてサーマルヘッド21を使用しており、製版読取部10,製版書込部20,カッタ部30,および印刷部40から構成されている。
【0034】
製版読取部10は、被複写物である原稿13をセットする原稿セット台12と,原稿セット台12上にセットされた原稿13を検知する原稿センサ17と,原稿センサ17の検知信号を受けたステッピングモータ18により回転駆動される原稿搬送ローラ対14と,搬送されてきた原稿13の画像を光学的に読み取り電気信号に変換する密着型のラインイメージセンサ11と,該ラインイメージセンサ11で読み取られた原稿13を原稿排紙トレー19に排出するためのステッピングモータ18により回転駆動される原稿排出ローラ対15とから構成されている。なお、原稿搬送ローラ対14の後流部には原稿INセンサ16が設けられており、該原稿INセンサ16は搬送されてきた原稿13を検知することで、後述する製版書込部20の処理のスタートを決定するものである。
【0035】
製版書込部20は、夫々が複数の発熱素子21zを有する,4つのヘッドブロック21a〜21dからなるサーマルヘッド21(図7参照)と,孔版原紙ロール22から送り出される孔版原紙23をサーマルヘッド21に押し当てながら搬送するステッピングモータ18により回転駆動されるプラテンローラ24と,サーマルヘッド21によって製版された孔版原紙23を後述する版胴(ドラム)33のクランプ部32に向けて搬送するステッピングモータ18により回転駆動される原紙搬送ローラ対26とから構成されている。
【0036】
カッタ部30は、サーマルヘッド21によって製版された孔版原紙23がドラム33に巻装された所定量の長さになったときに、その孔版原紙23を切断するカッタ31を備えている。
【0037】
印刷部40は、ドクタローラ46とスキージローラ47間に形成されたインキ溜まり48により一定量のインキをその内面に供給するインキ供給部を内蔵するドラム33と,給紙台44上に積載され複写物となる印刷用紙から1枚づつ印刷用紙43をピックアップして搬送するピックアップローラ46と、ピックアップローラ46から搬送されてきた印刷用紙43を所定のタイミングで送り出すタイミングローラ42と,タイミングローラ42より搬送路41に送り出されてきた印刷用紙43をドラム33の外周面に押し付けるプレスローラ35と,印刷された印刷用紙43をドラム33より剥ぎ取るための分離爪39と,ドラム33より剥ぎ取られた印刷用紙43を排紙積載する排紙台49とから構成されている。
【0038】
ドラム33の外周面にはサーマルヘッド21により製版され搬送されてきた孔版原紙23の先端部をクランプするクランプ部32が設けられており、クランプ終了後に製版済の孔版原紙は23はドラム33をメインモータ34により回転させることによりその外周面に巻装される。
【0039】
図2は上述した給紙台44を上方より見た場合の平面図であり、この給紙台44には印刷用紙43の給紙位置を固定するための移動可能な左フェンス44aおよび右フェンス44bが設けられており、この左フェンス44aおよび右フェンス44bには、これらの移動量を検出して印刷用紙43のサイズを検出するサイズ検出手段44cが設けられており、さらに積載される印刷用紙43が縦置きか横置きかを検出する用紙センサ44dが設けられている。
【0040】
また、この装置には、不図示の操作パネルが備えられており、該パネルには、製版または印刷をスタートさせるスタートキー,多面連写モードを設定する連写キー,製版読取部10において光学的に読み取られた原稿画像信号(2値画像データ)を製版書込部20において印刷用紙43に対し所定の複数面の書込みを行うようにその複写面数を入力したり印刷枚数を入力するためのテンキー,テンキーから入力された複写面数や印刷枚数あるいは連写キーの押下げにより多面連写モードが設定されている旨を表示するためのLCD等の表示手段が配設されている。
【0041】
図3は、上記構成による孔版印刷装置の製版書込部20の多面連写機能および熱履歴制御機能に着目したブロック図を示している。
【0042】
この装置はB4サイズ400dpi対応のものであり、サーマルヘッド21としては、その総画素数(発熱素子数)が4096画素のものを使用しており、また、製版速度を上げるために1024画素ずつ4つのブロック(21a〜21d)に分割されて駆動される。分割された各ブロック夫々に対しては、4つの信号すなわち、画像データDAT,クロックCLK,ラッチ信号LAT,発熱信号ENLが入力され、これら4つの信号のタイミングを取ることによりサーマルヘッド21が発熱駆動される(詳細は後述する)。
【0043】
この製版書込部20には、ヘッドブロック総数(本例では4)と同じビット数のデータを同一アドレスに記憶可能なRAM52が備えられており、製版読取部10において読み取られた現ライン分の2値画像データは、記憶制御手段50によって、出力ヘッドの延びる方向すなわち主走査(ライン)方向に連続する4つのグループに分割され、この分割された画像データのグループである各画像データグループがRAM52の夫々異なるビットに格納される。すなわち、入力された1ビット画像データが4ビットデータに変換されて格納される。なお、この現ライン分の画像データの格納の際には、前ライン分の画像データをRAM52に保持させたまま行われる(詳細は後述する)。
【0044】
読出制御手段56は、RAM52から各ビットに記憶された前ライン分および現ライン分の画像データを読み出して出力制御手段60に入力するものである。
【0045】
出力制御手段60の熱履歴画像データ作成部64は、前ライン分の各画像データおよびこの前ライン分の画像データと同じ画素位置の現ライン分の各画像データに基づいて、サーマルヘッド21の各ヘッドブロック21a〜21dを駆動するためのヘッド駆動データの一部となる、熱履歴を考慮した熱履歴画像データ(図では「履歴データ」と記載)を作成するものである。
【0046】
出力制御手段60のデータ選択部61は、通常出力時には、ビットから読み出された各画像データグループを夫々の画像データグループに1対1で対応するヘッドブロックを駆動するヘッド駆動手段の一部を成すTPHドライブ72にヘッド駆動データグループとして入力し、多面連写時には、現ラインデータとしてビットから読み出された連写対象画像データグループの夫々を、連写数に応じて定められた所定の複数のヘッドブロックのTPHドライブ72に連写対象ヘッド駆動データグループとして入力するものである。また、データ選択部61は、上述の熱履歴画像データ作成部64により作成された各ヘッドブロックに対応する熱履歴画像データグループも、ヘッド駆動データグループの一部としてTPHドライブ72に入力する。
【0047】
以下、上記構成の孔版印刷機の作用について詳細に説明する。
【0048】
先ず、原稿13を原稿台12にセットし、その先端を原稿搬送ローラ対14に突き当てると、原稿センサが17が原稿13を検知し製版動作が可能であることが表示装置上に表示され、連写キーが押し下げられると連写動作が可能であることが表示装置上に表示され、テンキーにより連写面数を入力できる状態となる。本例では、先ずB4サイズの印刷用紙43にB6サイズの原稿画像を主走査方向Xに2面,副走査方向Yに2面の計4面を連写する場合について説明する(図4参照)。
【0049】
テンキーによりこの連写面数の入力が終了した後スタートキーを押し下げると、B4サイズの印刷用紙43が給紙台44にセットされていると、被複写物サイズ検出手段44cによってそのサイズが検出されるとともに表示装置上にその情報が表示され、原稿搬送ローラ対14が書込みモータ18の駆動により回転され原稿送り開始が行われる。続いて原稿INセンサ16が原稿13が搬送されてきたことを検知し、次いでL分(図1参照)原稿を送ると孔版原紙23がプラテンローラ24の駆動によって搬送され孔版原紙送り開始が行われる。
【0050】
これと同時に、密着型イメージセンサ11によってB6サイズの原稿13の画像が光学的に読み取られるとともに電気信号に変換され製版書込部20に送られ、後述する主走査方向の多面連写が行われ、この主走査方向の多面複写が副走査方向1面分すなわち図4(B)に示す印刷用紙43の副走査方向の前半部分(Z2で示すラインまで)に亘って行われる(1次製版)。
【0051】
この孔版原紙23への穿孔画像の形成すなわち製版が行われた後、所定のプラテン送り量分が送られると孔版原紙送り停止が行われ、その後に原稿13が排出されると原稿送り停止が行われ、これにより1次製版動作が終了する。
【0052】
ここで、原稿13のサイズがB6でなく例えばB4サイズである場合には、製版読取部10がB4サイズ分の領域を読み取る一方、製版書込部20はこの原稿13の読み取りが終了するかしないかに拘わらず、図4(A)に示す領域13aの副走査方向の長さに対応する所(Z1で示すライン)までを読み取った画像に基づいて上述同様に副走査方向の前半部分について製版動作を行い、原稿13が排出トレイ19に排出されるまで原稿搬送ローラ対14および原稿排出ローラ対15が駆動される。一方、プラテンローラ24の回転はラインZ2或いはラインZ2を越えた次の製版開始点に到達されるまで継続される。
【0053】
なお、副走査方向の読み取り開始点を例えばテンキー入力により調整できるようにしてもよい。この場合には、その読み取り開始点に応じて読み取り終了点をB6サイズの副走査方向の長さとなるようにすればよい。一方、製版動作は、この読み取られた原稿画像に基づいて上記1次製版動作を行えばよい。
【0054】
また、1次製版用の読み取りが終了した原稿13を排出台19に排出するのではなく、自動的に原稿台12に再セットされるようにするとよい。
【0055】
さらに、原紙23の読み取りは原稿13とイメージセンサ11とを相対的に副走査方向に移動させるものであればよく、上述のように原稿23を副走査方向に搬送するものに限らず、原稿13を図1に示したものとは異なる原稿台に載置した状態でイメージセンサ11を相対的に副走査方向に移動させるものであってもよい。これは製版動作においても同様であり、孔版原紙23とサーマルヘッド21とを相対的に副走査方向に移動させるものであればよく、上述の例に限らず、孔版原紙23を所定量引き出した後一旦停止させて、サーマルヘッド21を相対的に副走査方向に移動させて製版を行った後、再度搬送をスタートさせてもよい。
【0056】
このようにして1次製版が終了した後2次製版が行われる。先ず、操作パネルの表示装置上には原稿13を再セットする旨の表示が成され、原稿13をセットすると原稿センサ17がこれを検知し所定時間例えば17秒以内に原稿13が原稿搬送ローラ対14に突き当たるように原稿送り開始が行われ、続いて原稿INセンサ16が原稿13が搬送されてきたことを検知し、次いでL分原稿を送ると上述した1次製版動作と同様に、孔版原紙送り開始が行われるとともに、密着型イメージセンサ11によって原稿13の画像が光学的に読み取られ製版書込部20に電気信号が送られ、上記同様に後述する主走査方向の多面連写が行われ、この主走査方向の多面複写が副走査方向の残り1面分すなわち副走査方向の後半部分に亘って行われる(2次製版)。
【0057】
その後に孔版原紙23は原稿搬送ローラ対26によって一定量搬送され、その一端部がクランプ部32において固定された後、孔版原紙23は版胴33が回転されることによって版胴33外周面に巻装され所定量巻装された後カッタ31で切断される。
【0058】
これにより版胴33の外周面には孔版原紙23が完全に巻装された状態となり、2次製版動作も終了して印刷動作待機状態となる。
【0059】
次に図3を参照して、主走査方向の多面連写,並びに熱履歴制御について説明する。最初にRAM52への画像データの格納と読出し動作について説明する。製版読取部10において読み取られた画像信号は製版書込部20に送られ、先ずデジタル化されて1ビットの2値画像データに変換される。ここで、イメージセンサ11で読み取られた1ライン分の画像データが、サーマルヘッド21の4096画素分に対応する。なお、図4(A)に示すようにB6サイズの原稿13aを読み取った際には、その原稿画像は2048画素分に相当し、主走査方向の残りの分すなわち図4(A)の13bに相当する部分の画素データは例えば空白画像を示すものとなる。また、B4サイズの原稿を読み取ったときには13bの部分の画像を示す画素データとなる。
【0060】
このサーマルヘッド21の4096画素分の全画像データは一旦RAM52へ書き込まれる。この書込みは、記憶制御手段50による4ビットデータへの変換とアドレス制御手段54によるアドレス指定に基づいて、以下に示すアドレスに格納される。ここで、本例では後述するサーマルヘッド21の熱履歴制御のために、書込み対象となる1ライン分のデータの書込みの際には、その前の数ライン分(本例では3ライン分)のデータをRAM52へ格納したまま書込みを行う。なお、この3ライン分のデータをRAM52へ格納したまま書込みを行うのは、装置構成上の都合からであって(詳細は省略する)、少なくともその前の2ライン分のデータをRAM52へ格納したまま書込みを行うものであればよい。
【0061】
先ず現ライン分の1ビット画像データをサーマルヘッド21のライン方向に連続する画像データのグループであってサーマルヘッド21のブロック総数(本例では4)と同じ数のグループに分割し、この分割された画像データのグループである各画像データグループをRAM52の夫々異なるビットに記憶する。具体的には、画像データのうち、1〜1024画素目の画像データを含む画像データグループをビット0、1025〜2048画素目の画像データを含む画像データグループをビット1、2049〜3072画素目の画像データを含む画像データグループをビット2、3073〜4096画素目の画像データを含む画像データグループをビット3、というように各ビットに対応させて4ビットデータに変換し、この4ビットデータを、アドレス制御手段54により画素番号に応じてRAMアドレスを0から1023番地まで順次インクリメントしながら順次書込む(表1参照)。
【0062】
【表1】
Figure 0003665704
【0063】
次ライン分の画像データの書込みは、表2に示すように、現ラインでのRAMアドレスに2048加えられたアドレスに格納される。
【0064】
【表2】
Figure 0003665704
【0065】
同様にして、次々ライン,次々々ライン分の画像データについても、表3に示すように、現ラインでのRAMアドレスに2048×遅延ライン数が加えられたアドレスに格納される。
【0066】
【表3】
Figure 0003665704
【0067】
次々々ラインの次のラインは、現ラインのアドレスに格納される。以降ラインが変わる毎に、アドレスが2048番地分増えていく。したがって、RAM52は4ライン分のラインメモリとして動作し、ライン毎に所定のアドレス(アドレスの集合を「バンク」という)に格納される。
【0068】
すなわち、図5に示すように、現ライン分の画像データがバンク1に,次ライン分の画像データがバンク2に,次々ライン分の画像データがバンク3に,次々々ライン分の画像データがバンク4に,さらに次のラインがバンク1に、というように順次RAM52に格納される。
【0069】
このようにして、ラインが変わる毎に格納するバンクをバンク1からバンク4まで順次切替えながら、製版読取部10における原稿13の読み取り処理が終了するまで無限に繰り返される。
【0070】
RAM52からの読み出しは、熱履歴制御のため、1回目データ転送用として、前ライン(RAM記憶時の次々々ライン)と前々ライン(RAM記憶時の次々ライン)とを読み出し、2回目データ転送用として、前ライン(RAM記憶時の次々ライン)を読み出す。次のラインは、RAM52のアドレスが2048番地分増えたバンクを、上述と同様に読み出す。以降ラインが変わる毎に、読み出すバンクが順次変わっていく。なお、1回の読込(リード)動作で、RAM52からは0から3までの4ビット分のデータが同時に読み出され、後段の熱履歴画像データ作成部64および出力制御手段66は、各ヘッドブロックに対応する所定のビットの画像データグループを選択して使用する。
【0071】
ここで、上記画像データの書込みと読出しを1ライン処理中の動作として考えると、現ライン書込み,前ライン読み出し,前々ライン読み出しの3つの動作が、見かけ上同時に行われる。
【0072】
但し、実際には、RAM52へのデータ書込み動作とRAM52からのデータ読み出し動作とを同時に行うことはできないから、1画素を処理する期間を細かく時分割して、単位時間当たりのRAM52へのアクセス回数を多くすることで、上記両動作を見かけ上同時に行うことを実現できる。
【0073】
本例では、図6に示すように、1画素処理期間中に、現ラインリード,現ラインライト,前ラインリード,前々ラインリードの4回、RAM52にアクセスしている。ここで、現ラインリードを現ラインライトに先だって行っているのは、書込み対象となるRAM52のビットをずらすためである。すなわち、あるアドレスに「書込み」を行う場合、全てのビットにデータが上書きされるので、他のビットのデータを一旦「読出し」て、その他のビットのデータと書込み対象ビットのデータとから書込み用のデータを作成して「書込み」を行う必要があるからである。
【0074】
次にサーマルヘッド21の熱履歴制御のための熱履歴画像データグループの作成について説明する。本例での熱履歴制御は、上述した図14に示した方法と同様の方法(時分割)により行う。
【0075】
すなわち、熱履歴画像データ作成部64が、読出制御手段56によりRAM52から読み出された前々ライン分の各画像データグループ(図14における前ラインデータに対応する)およびこの前々ライン分の画像データグループと同じ画素位置の前ライン分の各画像データグループ(図14における現ラインデータに対応する)に基づいて、上述の図14に示した方法と同様に、前々ラインデータを反転したデータと前ラインデータとの論理積をとることにより熱履歴画像データグループを作成し、この熱履歴画像データグループをデータ選択部61に入力する。ここで、前々ライン分の画像データグループと前ライン分の画像データグループとを使用しているのは、図6に示すように現ラインデータを書き込んだときに、ヘッドを駆動するためのデータとして1画素の処理サイクルの際に読み出されるデータは、前ライン分の画像データグループと現ライン分の画像データグループではなく、前々ライン分の画像データグループと前ライン分の画像データグループとなるからである。以下の説明では、図14を考慮して、RAM52から読み出された前々ライン分の画像データグループを前ライン分の画像データグループとし、RAM52から読み出された前ライン分の画像データグループを現ライン分の画像データグループとして説明する(図3等においても同様である)。
【0076】
データ選択部61は、先ず履歴データ作成手段64により作成された熱履歴画像データグループをヘッド駆動手段70のTPHドライブ部72に入力する。TPHドライブ部72はTPH制御信号生成部74からの制御信号に基づいて、TPHドライブ部72に接続されているサーマルヘッド21を各ブロック毎(21a〜21d)に駆動する。この履歴データに応じた駆動が終了すると、TPHドライブ部72には、引き続きデータ選択部61から現ラインデータグループが入力され、該現ラインデータグループに応じてサーマルヘッド21が駆動される。
【0077】
なお、このように熱履歴画像データグループと現ラインデータグループとを時分割してTPHドライブ部72に入力するのではなく、これら両画像データグループに基づいて1つのヘッド駆動データを作成して、それをTPHドライブ部72に入力してもよい。また、熱履歴画像データグループを一旦作成するというのではなく、前ラインデータと現ラインデータとから、熱履歴と現ラインの両情報を含む新たなデータを直ちに作成するようにしてもよい。
【0078】
図7にTPHドライブ部72とサーマルヘッド21の接続関係を示す回路図を示す。TPHドライブ部72は、サーマルヘッド21の各ブロック21a〜21dに対応して夫々72a〜72dが設けられている。発熱素子21zの1番目が主走査の開始画素に対応するので、結局、多面連写を行わない通常出力時には、ビット0の画像データグループに基づく熱履歴画像データグループと現ラインデータグループとをTPHドライブ部72aに入力してヘッドブロック21aを駆動させ、ビット1の画像データグループに基づく両データグループをTPHドライブ部72bに入力してヘッドブロック21bを駆動させ、ビット2の画像データグループに基づく両データグループをTPHドライブ部72cに入力してヘッドブロック21cを駆動させ、ビット3の画像データグループに基づく両データグループをTPHドライブ部72dに入力してヘッドブロック21dを駆動させる。
【0079】
なお、出力制御部62からTPHドライブ部72に入力される各データグループは、1024ビットのシリアル入力シフトレジスタ75にシリアルデータとして入力される。続いて、このシリアル入力シフトレジスタ75によりパラレル展開されて1024ビットのラッチ76に保持される。発熱信号ENLとラッチ76に保持されたデータとがアンドゲート77に入力され、この論理積によって所望のタイミングで各発熱素子21zをオンさせる。
【0080】
図8は、所定のラインについて、各熱履歴画像データグループと現ラインデータグループ(生)に基づいて各ヘッドブロックを駆動するタイミングを説明する図である。最初のラッチ信号LATの入力により熱履歴画像データグループがラッチ76に保持され、発熱信号ENLがH(ハイ)のときに、そのデータに応じて、各アンドゲート77にインバータ78を介して接続された発熱素子21zが発熱する。次のラッチ信号LATにより現ラインデータグループがラッチ76に保持され、発熱信号ENLがHのときに、そのデータに応じて、所望の発熱素子21zが発熱する。
【0081】
このような動作が各ブロック毎に同様に行われる。図9にサーマルヘッド21の全ブロックについての駆動タイミング図を示す。
【0082】
これにより、現ラインデータが発熱有りである場合に、主走査方向の画素位置が同位置である前ラインの発熱があった場合には熱履歴画像データに基づく駆動が行われず、逆に前ラインの発熱が無かった場合には熱履歴画像データに基づく駆動が行われるので、現ラインデータに基づく発熱と合わせると、結局前ラインの発熱があった場合には発熱時間が短くなり、逆に前ラインの発熱が無かった場合には発熱時間が長くなる。
【0083】
なお、本例では、着目する発熱履歴は前ラインの1ドットのみであったが、さらに多くの画素に着目すれば、精度を上げた熱履歴制御を行うことができる。また、サーマルヘッドへのデータ転送は、2回だけであったが、転送の回数をさらに増やせば、上記同様に、熱履歴制御の精度を上げることができる。
【0084】
また、上述の例は、熱履歴画像データグループと生データとを時分割して入力するものであるが、本発明はこれに限らず、サーマルヘッドの熱履歴に起因する画像品質の低下を補正するように、熱履歴を考慮した熱履歴画像データに基づいてヘッドを駆動するものである限り、ヘッドへのデータの入力はどのような方法を採るものであってもよい。
【0085】
例えば、図10(A)に示すように、熱履歴画像データと現ラインデータグループとを同時に各電流源79a,79bに入力して、夫々に応じた電流値で発熱素子21aを駆動してもよいし、図10(B)に示すように、熱履歴画像データと生データとに基づいて新たなデータを作成して、このデータに基づいて発熱素子21aを駆動してもよい。
【0086】
一方、主走査方向の多面連写は、以下に説明するビットとサーマルヘッドのブロックの対応関係を変えることで実現する。
【0087】
製版読取部10で読み取った画像データは上述のようにRAM52の各ビットに格納されている。本例では、図4(A)中13a部分のデータがビット0および1に、13b部分のデータがビット2および3に夫々格納されることになる。そして上述のように各画像データグループが読み出され、熱履歴画像データが作成される。すなわち、ここまでは、通常出力時と何ら変わるところがない。
【0088】
一方、熱履歴画像データと現ラインデータをヘッドブロック21a〜21dに入力する際に以下のような動作をさせる点において上述の通常動作とは異なる。本例のように主走査方向に2面連写する場合は、図4より明らかなように図4(A)の13a部分の画像を2面連写すればよく、このためには連写対象画像である13a部分の左半分を担持するデータを含むRAM52のビット0をTPHブロック1および3に対応させ、同様に右半分を担持するデータを含むビット1をTPHブロック2および4に対応させることで、主走査方向に2回同じ画像が製版される。
【0089】
データ選択部61には連写信号が入力されており、操作パネルで入力された主走査方向の連写面数(本例では2)に応じて、連写対象画像の左半分を担持するビット0の画像データグループに基づく熱履歴画像データグループと現ラインデータグループとをTPHドライブ部72aおよび72cに入力してヘッドブロック21aおよび21cを駆動させ、同様にビット1の画像データグループに基づく両画像データグループをTPHドライブ部72bおよび72dに入力してヘッドブロック21bおよび21dを駆動させる。これにより主走査方向1ライン分の2面連写が終了する。したがって、これをB6サイズ分だけの穿孔画像の製版が終了するまで繰り返し行えば主走査方向に2面の複写が終了する。
【0090】
なお、このような多面連写を行うに際しては、各ヘッドブロックが、連写対象画像を担持するデータに基づいて駆動されるものであればよく、上述のように、前ラインデータおよび現ラインデータの全てを読み出してから、夫々連写対象の熱履歴画像データグループと現ラインデータグループとを各ヘッドブロックに入力するものに限らず、当初から夫々連写対象の前ラインデータおよび現ラインデータのみを読み出して、連写対象熱履歴画像データグループのみを作成するようにしてもよい。
【0091】
以上説明したように、副走査方向および主走査方向の多面連写を組み合わせることにより、孔版原紙23の1枚分について多面連写が行われた製版が終了する。
【0092】
次に印刷動作について説明する。テンキーにより印刷枚数を入力すると表示装置上にそのデータが表示される。この状態でスタートキーが押下げられると印刷用紙43はピックアップローラ46により1枚づつタイミングローラ42へ搬送され、一次待機した後に版胴33の回転のある所定のタイミングでタイミングローラ42が駆動されて搬送路41に送り込まれる。搬送路41に送り込まれた印刷用紙43は、プレスローラ35により版胴33の外周面に押し当てられ孔版原紙23に形成された穿孔画像を通過してきたインキが転写されて印刷が行われる。印刷が行われた印刷用紙43は、分離爪39によって版胴33の外周面から剥ぎ取られ排紙台49へ排出される。このようにしてB4サイズの印刷用紙43にB6サイズの原稿13の画像が印刷用紙上に複数収容されて印刷される。
【0093】
上記説明は主走査方向に2面,副走査方向に2面の計4面を連写する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、主走査方向の連写数と,副走査方向の連写数を組み合わせることにより、種々の連写に対応することができる。表4は主走査方向の連写面数と、その面数におけるサーマルヘッド(TPH)のブロックとRAMのビットとの対応関係を示したものである。この主走査方向の対応関係の切替えは、連写面数情報を担持する連写信号を受けてデータ選択部61が行う。そして、この主走査方向の連写面数と副走査方向の連写面数とを組み合わせると、2,4,8,16面等の面数を得ることができる。図11は、主走査方向に4面,副走査方向に4面の計16面を連写する場合について示したものである。
【0094】
【表4】
Figure 0003665704
【0095】
なお、主走査方向への連写対象画像は、上述のようにB4サイズの左側部分(例えば図4で13aで示す部分)の画像に限らず、ヘッドブロックに対応させるビットを組み替えることにより、例えば主走査方向に2面連写する場合であれば右側部分(図4(A)で13bで示す部分)の画像を連写対象画像としたり、4面連写する場合であれば図11(A)で13b〜13dで示す部分のいずれかの画像を連写対象画像とすることもできる。尚、副走査方向の連写対象画像は、上述したように読み取り開始点を調整して、例えば副走査方向に2面連写する場合であれば下側部分(図4(A)で13cまたは13dで示す部分)の画像を連写対象画像としたり、4面連写する場合であれば図11(A)でラインZ1より下側部分の画像を連写対象画像とすることもできる。
【0096】
また上記説明は、B4サイズ400dpiの総画素数4096画素の場合についてして説明しているが、他のサイズのサーマルヘッド、例えばA3サイズ400dpi,A4サイズ300dpiの場合の構成でも、同様にブロック数を4つとして、それらを独立に駆動するものであれば同様の回路でよく、ただ回路的に異なる点は、各ブロックの画素数だけである。
【0097】
さらに、上述の例では4096個の発熱素子21zを4つのブロックに分割して駆動するものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の発熱素子数やブロック数のサーマルヘッドにも適用でき、その総ブロック数に応じてRAM52のビット数を変えればよい。
【0098】
る。
【0099】
また、上記説明は、ヘッドブロック総数と同数のビットとなるようにメモリにデータを記憶させるものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、主走査方向の多面連写時に、メモリから読み出された画像データのうち少なくとも連写対象画像データを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通して入力するようにするものであればよい。例えば、従来のように、1ビットメモリを使用して、多面連写に拘わらず通常通りメモリに画像データを記憶しておき、多面連写時には、連写対象画像を担持する画像データを連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通して入力するものであってもよい。
【0100】
さらにまた、上記説明は本発明による画像形成装置を孔版印刷装置に適用したものについて説明したが、本発明は孔版印刷装置に限定されるものではなく、出力ヘッドを分割駆動して出力するものであればどのようなものにも適用することができ、例えば、上述の製版書込部20と同様に出力ヘッドとしてサーマルヘッドを使用し、感熱紙に直接印字を行ういわゆるサーマルプリンタ等の複写装置にも適用することができる。さらに出力ヘッドとしてサーマルヘッドを使用したものに限らず、出力ヘッドを分割駆動するものである限り、種々の画像形成装置に適用することができる。この際、熱履歴制御を必要としない場合には履歴データに基づく出力ヘッドの駆動を行う必要がなく、したがってメモリからのデータの読み出しも現ラインデータのみを読み出せばよく、熱履歴画像データ作成部を備える必要もない。図12は、このように熱履歴制御機能を有しない多面連写機能のみを有する画像形成装置の構成を示すものであり、上述(図3)の製版書込部20において、出力制御手段60の熱履歴画像データ作成部64を取り外した構成と同様のものとなっている。すなわち、出力制御手段62はデータ選択部63のみから構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を適用した孔版印刷装置の構成を示す側断面図
【図2】上記孔版印刷装置の給紙台を上方より見た平面図
【図3】上記孔版印刷装置の製版書込部の多面連写機能および熱履歴制御機能に着目したブロック図
【図4】主走査方向に2面、副走査方向に2面の計4面を連写する場合の、原稿と印刷用紙との対応を示す図
【図5】RAMに格納されるラインデータとビット及びアドレスの対応関係を示す図
【図6】RAMのアクセスタイミングを説明する図
【図7】TPHドライブ部とサーマルヘッドの接続関係を示す回路図
【図8】熱履歴画像データと現ラインデータに基づいてサーマルヘッドを駆動するタイミングを示す図
【図9】サーマルヘッドの全ブロックの駆動タイミングを示す図
【図10】熱履歴制御のためのヘッド駆動の他の態様を説明する図
【図11】主走査方向に4面、副走査方向に4面の計16面を連写する場合の、原稿と印刷用紙との対応を示す図
【図12】多面連写機能のみを備えた本発明による画像形成装置の構成を示すブロック図
【図13】多面連写機能と熱履歴制御機能の両方を備えた孔版印刷装置の両機能部分を示すブロック図
【図14】熱履歴画像データの作成方法を説明する図図
【符号の説明】
10 製版読取部
20 製版書込部
21 サーマルヘッド
30 カッタ部
40 印刷部
50 記憶制御手段
52 RAM(メモリ)
54 アドレス制御手段
56 読出制御手段
60,62,66 出力制御手段
61,63,67 データ選択部
64 熱履歴画像データ作成部
70 ヘッド駆動手段
72 TPHドライブ部
74 TPH制御信号生成部

Claims (5)

  1. 夫々が直線状に配列された複数の画素を有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力された画像データに基づいて前記ヘッドブロックの夫々を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置において、
    入力された画像データを記憶可能なメモリと、
    主走査方向の多面連写を指示する連写信号が入力されると、前記メモリから一回の読出しによって取得された画像データのうちの少なくとも連写対象画像データを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通して入力する出力制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 夫々が直線状に配列された複数の画素を有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、
    入力された画像データに基づいて前記ヘッドブロックの夫々を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置において、
    前記ヘッドブロックと同数のビットを同一アドレスに記憶可能なメモリと、
    読取部から出力された現ライン分の画像データを前記主走査方向に連続する画像データのグループであって前記ヘッドブロックと同数のグループに分割し、前記分割された各画像データグループの画像データのそれぞれが、前記メモリにおける前記画像データグループの画像データの数のアドレスにそれぞれに記憶されるとともに、各アドレスにおいて前記各画像データグループの画像データがそれぞれ互いに異なるビットに記憶されるように制御する記憶制御手段と、
    前記メモリから前記互いに異なるビットにそれぞれ記憶された前記各画像データグループを同時に読み出す読出制御手段と、
    前記主走査方向への多面連写時に、前記メモリから読み出された各画像データグループのうちの連写対象画像データグループを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロックを前記連写対象データグループに基づいて駆動するように、前記ヘッド駆動手段に入力する出力制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記出力ヘッドがサーマルヘッドであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶制御手段が、前ライン分の前記各画像データグループを前記アドレスに保持させたまま前記現ライン分の前記各画像データグループを前記アドレスとは異なるアドレスに記憶させるものであり、
    前記読出制御手段が、前記メモリから前記現ライン分の連写対象画像データグループとともに前記前ライン分の連写対象画像データグループを読み出すものであり、
    前記出力制御手段が、該読み出した前ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の前記現ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写対象ヘッド駆動データグループを作成して、該連写対象ヘッド駆動データグループを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロックを前記連写対象ヘッド駆動データグループに基づいて駆動するように前記ヘッド駆動手段に入力するものであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記出力制御手段が、前記読み出した前ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の前記現ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写対象熱履歴画像データグループを作成する熱履歴画像データ作成部を備え、前記現ライン分の連写対象画像データグループと前記連写対象熱履歴画像データグループとを時分割で前記ヘッド駆動手段に入力するものであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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