JPH11320808A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11320808A
JPH11320808A JP10135777A JP13577798A JPH11320808A JP H11320808 A JPH11320808 A JP H11320808A JP 10135777 A JP10135777 A JP 10135777A JP 13577798 A JP13577798 A JP 13577798A JP H11320808 A JPH11320808 A JP H11320808A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/3551Block driving

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  • Electronic Switches (AREA)
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔版印刷装置の製版書込部において、多面連
写と熱履歴制御を1つのメモリを使用して行うことがで
きるようにする。 【解決手段】 記憶制御手段50が、入力された2値画像
データをサーマルヘッド21の主走査方向に連続する画像
データのグループであってサーマルヘッドのブロック総
数と同じ4グループに分割し、この各画像データグルー
プを夫々各ビットに対応させて4ビットデータに変換
し、アドレス制御手段54により画素番号に応じてRAM
アドレスをインクリメントしながら順次書込む。熱履歴
データ作成手段64が、読出制御手段56によりRAM52か
ら読み出された現ラインデータと全ラインデータとに基
づいて熱履歴画像データを作成する。データ選択部61
が、連写対象画像データグループとこれに対応する熱履
歴画像データグループとを、連写数に応じて定められた
複数のヘッドブロックのTPHドライブ部72に入力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に主走査方向に多面連写画像を形成することができる画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCDラインセンサ等により
読み取られた原稿画像信号に基づいて、読み取った画像
と同じ画像を、印刷用紙等に出力する画像形成装置、例
えばサーマルプリンタ等の印刷装置や複写装置或いは孔
版印刷装置等が知られている。
【0003】上記孔版印刷装置では、先ず製版読取部に
おいて読み取られた原稿画像信号に基づいて、サーマル
ヘッド並びにプラテンローラから成る製版書込部におい
て孔版原紙に穿孔して製版を行い、製版済の孔版原紙を
版胴に巻装し、この版胴に圧接されて回転するプレスロ
ーラとの間に印刷用紙を挿入して、版胴内のインクを孔
版原紙の孔部より印刷用紙に押し出させてインク転写を
行うことにより印刷がなされている。
【0004】この孔版印刷装置では、例えばB6サイズ
の1つの原稿画像をB4サイズの印刷用紙上に複数回
(例えば主走査方向に2回、副走査方向に2回の計4
回)複写する、いわゆる多面連写機能を使用する場合が
ある。この多面連写機能を使用する場合において、主走
査方向に同一画像を連写(複写)させるためには、一般
的にはRAM等のラインメモリを用いて行ってる。
【0005】具体的には、例えば実公平1−45170
号に記載されているように、画像データは1ビットのシ
リアルデータ(2値画像データ)として取り扱い、ライ
ンメモリのアドレス制御によって、同一データを複数の
アドレスに記憶させることにより、同じ画像データをメ
モリ上で複写して、予め多面連写用の画像データをメモ
リに記憶させている。したがって、ラインメモリとして
は、そのデータ幅が1ビット構成のものを使用すること
になる。
【0006】一方、製版用の出力ヘッドとして使用され
るサーマルヘッドは、画素に対応する複数の発熱素子が
直線状に配列された構成となっており、画像データに対
応して所望の発熱素子のみを発熱させることにより孔版
原紙に孔を開けて、孔版原紙上に穿孔画像を形成して製
版を行う。このようにサーマルヘッドを使用して製版を
行う場合、製版速度が高速になると発熱素子に印加した
熱エネルギが十分に拡散,放出する前に次のラインの製
版が開始されるため、発熱素子に徐々に熱エネルギが蓄
積される。この結果、各発熱素子には夫々の過去の発熱
履歴に応じた熱エネルギが蓄積され、エネルギ状態にバ
ラツキが発生し、画質劣化を生じるという問題がある。
一方、1つのサーマルヘッドを複数のブロックに分割し
て、各ブロックを独立に駆動できるようにして各ブロッ
クを並列処理することにより高速対応を図ることも考え
られているが、より高速対応にしようとすれば、上述と
同様に各ブロック毎に発熱履歴に起因した画質劣化の問
題が生じる。
【0007】この発熱履歴に起因した画質劣化を解消す
るため、各発熱素子およびその周辺部の発熱素子の過去
の発熱履歴をRAM等のラインメモリに記憶し、この発
熱履歴に基づいて現ラインの当該発熱素子の適切な印加
エネルギを算出して、当該発熱素子の発熱量を制御して
画像を均一化する、いわゆる「熱履歴制御」という補正
方法が提案されている。そして、この熱履歴制御は、サ
ーマルヘッドを使用した画像形成装置において、製版速
度或いは印刷速度が高速になればなるほど必須の技術と
なっている(例えば、特開昭60-161163号,特開平2-806
5号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、孔版印刷装
置においては、上述した多面連写機能を有し且つ高速製
版が可能なものが要望されており、このためには多面連
写機能と熱履歴制御機能の両方を備えた装置にしなけれ
ばならない。この両機能を有する装置とするためには、
上述のように多面連写用のメモリと熱履歴制御用のメモ
リとを夫々別個に搭載して、夫々上述したような制御を
行うという方法が考えられる。
【0009】図13は、多面連写用のメモリと熱履歴制御
用のメモリとを夫々別個に搭載した上記両機能を有する
孔版印刷装置の両機能部分について示したブロック図で
ある。この装置の熱履歴制御は、前ラインと現ラインの
画像データに基づいて熱履歴画像データを作成して熱履
歴制御を行うものである。この装置においては、入力さ
れる2値画像データは1ビットシリアルデータであり、
該データが多面連写用のデータ制御手段80に入力され、
この入力されたデータが、RAM82のアドレス制御手段
84により指定されたアドレスに記録される。アドレス制
御手段84は、通常時には、アドレス値を順次インクリメ
ントするものであり、これにより通常時には、RAM82
には入力画像データがそのまま1ビットデータとして格
納される。一方、連写信号がオン時には、その連写枚数
に応じて、アドレス制御手段84により指定された複数の
アドレスに、連写対象の入力画像データを記録すること
により複写用画像データを格納する。なお、この際に
も、同じデータが複数のアドレスに格納されるというだ
けで、データのビット数が1ビットであることに変わり
はない。
【0010】次いで、熱履歴制御用のデータ制御手段90
は、RAM82からデータを順次読み出し、2ラインメモ
リとして機能するRAM92にそのデータを格納する。こ
のデータ格納の際には、ヘッドブロック総数(本例では
4)と同じビット数となるように、RAM82から読み出
した1ビットデータを、ヘッドブロック総数でヘッドの
延びる方向すなわち主走査方向に連続する画像データの
グループに分割し、各画像データグループをRAM92の
夫々異なるビットに記録する。これにより、RAM92に
は4ビットデータとして格納される。
【0011】次いで、出力制御手段66の熱履歴画像デー
タ作成部64が、RAM92から前ラインデータと現ライン
データを読み出して熱履歴画像データを作成する。この
熱履歴画像データは、図14に示すように、前ラインデー
タを反転したデータと現ラインデータとの論理積をとる
ことにより得られる。次いで、出力制御手段66のデータ
選択部67が、先ず熱履歴画像データ作成部64により作成
した熱履歴画像データをヘッド駆動手段70のTPHドラ
イブ部72に入力する。TPHドライブ部72はTPH制御
信号生成部74からの制御信号に基づいて、TPHドライ
ブ部72に接続されているサーマルヘッド21を各ブロック
毎(21a〜21d)に駆動する。この熱履歴画像データに
応じた駆動が終了すると、TPHドライブ部72には、引
き続きデータ選択部67から現ラインデータが入力され、
該現ラインデータに応じてサーマルヘッド21が駆動され
る。
【0012】これにより、現ラインデータが発熱有りで
ある場合に、主走査方向の画素位置が同位置である前ラ
インの発熱があった場合には熱履歴画像データに基づく
駆動が行われず、逆に前ラインの発熱が無かった場合に
は熱履歴画像データに基づく駆動が行われるので、現ラ
インデータに基づく発熱と合わせると、結局前ラインの
発熱があった場合には発熱時間が短くなり、逆に前ライ
ンの発熱が無かった場合には発熱時間が長くなる。すな
わち、この装置の熱履歴制御は、1ライン中にTPHド
ライブ部72に熱履歴画像データと現ラインデータを順次
転送して、サーマルヘッド21を2回とも発熱させれば発
熱時間が長くなり、1回だけ発熱させれば発熱時間が短
くなるというような制御を行うことによって行なわれ
る。なお、2回とも発熱しなければ、その部分は非印字
画素になる。
【0013】しかしながら、現在安価に入手できるRA
M、特に上述の多面連写に使用する程度の低容量のRA
Mは1ビット構成ではなく4あるいは8ビット程度の多
ビット構成のものであり、1ビット構成RAMは多ビッ
ト構成RAMのものよりも割高となっている。また、4
あるいは8ビット構成のRAMでも、その内の1ビット
のみを使用して1ビットRAMとして強引に多面連写用
に使用することができないわけではないが、残りの3あ
るいは7ビットは使用されないので無駄が非常に多く、
結局高価なものとなってしまう。
【0014】また、上述の装置のようにメモリを多面連
写用と熱履歴制御用に夫々専用に搭載するというのは不
経済であり、また搭載スペースも必要とするので、画像
データに基づいて熱履歴制御用の履歴データの作成を行
うという点に鑑みれば、できることならば両メモリを共
用化したいという要望がある。一方、より高速対応可能
な装置を実現するには、上述のようにサーマルヘッドを
複数ブロックに分割して駆動することが考えられるが、
そうすると、熱履歴制御用のメモリとしてはヘッドブロ
ック数と同数以上のビット数のメモリが必要となり、多
面連写用のメモリと共用することができない。すなわ
ち、従来のような1ビット構成のメモリを使用して多面
連写を行いつつ、高速対応を図ろうとすれば、多面連写
用のメモリと熱履歴制御用のメモリとを専用に持たざる
を得ない。
【0015】また、多面連写時と通常出力時とでの装置
の作動をできるだけ共通にしたいという要望もある。特
に、上述のようにヘッドを分割駆動して使用するものに
あっては、各ヘッドブロック毎にデータが制御されるの
で、上述のように、多面連写時にメモリのアドレス制御
によって、予め多面連写用の画像データをメモリに記憶
させるというのは、必ずしも効率的な方法とはいえな
い。
【0016】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、多面連写を従来とは異なる方法により行い、惹い
ては熱履歴制御用のメモリを専用に持つことなく高速対
応を容易に図ることができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、夫々が直線状に配列された複数の画素を有すると
ともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブロックを
主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力された画
像データに基づいてヘッドブロックの夫々を駆動するヘ
ッド駆動手段とを備えた画像形成装置において、例えば
画像読取手段により読み取られた後、入力された画像デ
ータを記憶可能なメモリと、主走査方向の多面連写を指
示する連写信号が入力されると、メモリから読み出され
た画像データのうち少なくとも一部のデータを、連写数
に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通し
て入力する出力制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0018】ここで、「一部のデータ」とは、少なくと
も連写対象となる複写対象画像データ(連写対象画像デ
ータ)を含む画像データを意味する。
【0019】また、「連写数に応じて定められた複数の
ヘッドブロック」とは、少なくとも連写対象画像が出力
されるように定められた連写数分のヘッドブロックを意
味する。
【0020】本発明による画像形成装置は、夫々が直線
状に配列された複数の画素を有するとともに夫々が独立
に駆動される複数のヘッドブロックを主走査方向に配設
してなる出力ヘッドと、入力された画像データに基づい
てヘッドブロックの夫々を駆動するヘッド駆動手段とを
備えた画像形成装置において、ヘッドブロックと同数の
ビットを同一アドレスに記憶可能なメモリと、現ライン
分の画像データ(2値画像データ)を主走査方向に連続
する画像データのグループであってヘッドブロックと同
数のグループに分割し、各画像データグループをメモリ
の共通するアドレスであって夫々異なるビットに記憶さ
せる記憶制御手段と、メモリから現ライン分の画像デー
タを読み出す読出制御手段と、主走査方向への多面連写
時に、メモリから読み出された所定の画像データグルー
プを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロック
を駆動するように(連写対象画像が連写数分出力される
ように)、ヘッド駆動手段に入力する出力制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0021】ここで、「ヘッドブロックと同数のビット
を同一アドレスに記憶可能なメモリ」とは、少なくとも
ヘッドブロック総数と同数のビットを同一アドレスに記
憶することができるメモリであればよく、必ずしもヘッ
ドブロック総数とビット数が同一であるものに限らず、
ヘッドブロック総数以上のビット数を記憶することがで
きるものであってもよい。
【0022】また、「所定の画像データグループ」と
は、少なくとも連写対象画像データグループを含む画像
データグループを意味する。そして、読出制御手段は、
主走査方向への多面連写時には、この「所定の画像デー
タグループ」を少なくとも読み出すものであればよく、
必ずしも現ライン分の画像データを全てを読み出す必要
はない。
【0023】さらに、「連写数に応じて定められた複数
のヘッドブロック」とは、上述と同様に連写対象画像が
出力されるように定められた連写数分のヘッドブロック
を意味し、例えばヘッドブロック総数が4の場合で通常
時のビットとブロックの対応関係が、ビット0はブロッ
ク1に,ビット1はブロック2に,ビット2はブロック
3に,ビット3はブロック4に対応するものであると
き、ライン方向の先頭側の半分の画像すなわちビット0
と1のデータを連写対象画像データグループとする場合
には、ビット0に対してはブロック1および3、ビット
1に対してはブロック2および4の各ヘッドブロックと
なる。
【0024】この画像形成装置の出力ヘッドとしては、
サーマルヘッドを使用するのが好適である。
【0025】そして、このようにサーマルヘッドを使用
した画像形成装置にあっては、サーマルヘッドの熱履歴
制御を行うべく、記憶制御手段が、前ライン分の画像デ
ータをメモリに保持させたまま現ライン分の画像データ
を前記メモリに記憶させるものであり、読出制御手段
が、メモリから現ライン分の連写対象画像データグルー
プとともに前ライン分の連写対象画像データグループを
読み出すものであり、出力制御手段が、該読み出した前
ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライ
ン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の現
ライン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱
履歴を考慮した連写対象ヘッド駆動データグループを作
成して、該連写対象ヘッド駆動データグループを、連写
数に応じて定められた所定の複数のヘッドブロックのヘ
ッド駆動手段を駆動するように入力するものとするのが
望ましい。
【0026】ここで、「現ライン分の連写対象画像デー
タグループとともに前ライン分の連写対象画像データグ
ループを読み出す」とは、主走査方向への多面連写時
に、少なくとも現ライン分および前ライン分の各連写対
象画像データグループを読み出すものであればよく、例
えば多面連写時にも現ライン分および前ライン分の全画
像データを読み出すものであってもよい。
【0027】さらに、出力制御手段が、読み出した前ラ
イン分の連写対象画像データグループおよび該前ライン
分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の現ラ
イン分の連写対象画像データグループに基づいて、熱履
歴を考慮した連写対象熱履歴画像データグループを作成
する熱履歴画像データ作成部を備え、現ライン分の連写
対象画像データグループと連写対象熱履歴画像データグ
ループとを組み合わせて連写対象ヘッド駆動データグル
ープを作成するものとするとより望ましい。
【0028】ここで「読み出した前ライン分の連写対象
画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画像
データグループと同じ画素位置の現ライン分の連写対象
画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮した連写
対象熱履歴画像データグループを作成する」とあるの
は、多面連写時に、少なくとも連写対象画像データグル
ープに対応する熱履歴を考慮した熱履歴画像データを作
成するものであればよく、必ずしも前ライン分および同
画素位置の現ライン分の各画像データ全てを読み出して
連写対象熱履歴画像データグループを作成するものであ
る必要はない。
【0029】また、「現ライン分の連写対象画像データ
グループと連写対象熱履歴画像データグループとを組み
合わせて」とは、作成された連写対象ヘッド駆動データ
グループが両画像データグループの情報を含むものであ
る限り、どのような組合せ方法を使用してもよく、例え
ば両画像データを加算するもの,両画像データを時分割
で出力するもの等種々の組合せ方法を使用することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】本発明による画像形成装置によれば、主
走査方向の多面連写時には、メモリから読み出された画
像データのうち少なくとも連写対象画像データを、連写
数に応じて定められた複数のヘッドブロック夫々に共通
して入力するようにしたので、従来のように、多面連写
時に予め連写用の画像データをメモリに記憶させるよう
に書き込み制御を行う必要がなく、各ヘッドブロック毎
にデータを制御(具体的には、共通したデータを複数の
ヘッドブロックに入力)しているので、効率的な駆動が
できる。
【0031】また、入力される2値画像データを、ヘッ
ドブロック総数のグループに分割して、各画像データグ
ループをメモリの夫々異なるビットに記憶させて多ビッ
トデータにし、主走査方向への多面連写時に、連写対象
の画像データグループに基づいて、連写数に応じて定め
られた複数のヘッドブロックを駆動するようにすれば、
多面連写機能用のメモリとしては、従来の1ビット構成
のメモリとは異なり、多ビット構成のメモリを無駄なく
使用することができるようになる。
【0032】これにより、出力ヘッドとしてサーマルヘ
ッドを使用した場合には、多面連写の際に取り扱うデー
タと熱履歴制御の際に取り扱うデータとを同じビット数
のデータとすることができ、熱履歴制御専用にメモリを
搭載することなく、1つのメモリを使用して多面連写と
熱履歴制御を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態による画像形成装置を孔版印刷装置に適用した場
合の側断面図を示す。この装置は、出力ヘッドとしてサ
ーマルヘッド21を使用しており、製版読取部10,製版書
込部20,カッタ部30,および印刷部40から構成されてい
る。
【0034】製版読取部10は、被複写物である原稿13を
セットする原稿セット台12と,原稿セット台12上にセッ
トされた原稿13を検知する原稿センサ17と,原稿センサ
17の検知信号を受けたステッピングモータ18により回転
駆動される原稿搬送ローラ対14と,搬送されてきた原稿
13の画像を光学的に読み取り電気信号に変換する密着型
のラインイメージセンサ11と,該ラインイメージセンサ
11で読み取られた原稿13を原稿排紙トレー19に排出する
ためのステッピングモータ18により回転駆動される原稿
排出ローラ対15とから構成されている。なお、原稿搬送
ローラ対14の後流部には原稿INセンサ16が設けられて
おり、該原稿INセンサ16は搬送されてきた原稿13を検
知することで、後述する製版書込部20の処理のスタート
を決定するものである。
【0035】製版書込部20は、夫々が複数の発熱素子21
zを有する,4つのヘッドブロック21a〜21dからなる
サーマルヘッド21(図7参照)と,孔版原紙ロール22か
ら送り出される孔版原紙23をサーマルヘッド21に押し当
てながら搬送するステッピングモータ18により回転駆動
されるプラテンローラ24と,サーマルヘッド21によって
製版された孔版原紙23を後述する版胴(ドラム)33のク
ランプ部32に向けて搬送するステッピングモータ18によ
り回転駆動される原紙搬送ローラ対26とから構成されて
いる。
【0036】カッタ部30は、サーマルヘッド21によって
製版された孔版原紙23がドラム33に巻装された所定量の
長さになったときに、その孔版原紙23を切断するカッタ
31を備えている。
【0037】印刷部40は、ドクタローラ46とスキージロ
ーラ47間に形成されたインキ溜まり48により一定量のイ
ンキをその内面に供給するインキ供給部を内蔵するドラ
ム33と,給紙台44上に積載され複写物となる印刷用紙か
ら1枚づつ印刷用紙43をピックアップして搬送するピッ
クアップローラ46と、ピックアップローラ46から搬送さ
れてきた印刷用紙43を所定のタイミングで送り出すタイ
ミングローラ42と,タイミングローラ42より搬送路41に
送り出されてきた印刷用紙43をドラム33の外周面に押し
付けるプレスローラ35と,印刷された印刷用紙43をドラ
ム33より剥ぎ取るための分離爪39と,ドラム33より剥ぎ
取られた印刷用紙43を排紙積載する排紙台49とから構成
されている。
【0038】ドラム33の外周面にはサーマルヘッド21に
より製版され搬送されてきた孔版原紙23の先端部をクラ
ンプするクランプ部32が設けられており、クランプ終了
後に製版済の孔版原紙は23はドラム33をメインモータ34
により回転させることによりその外周面に巻装される。
【0039】図2は上述した給紙台44を上方より見た場
合の平面図であり、この給紙台44には印刷用紙43の給紙
位置を固定するための移動可能な左フェンス44aおよび
右フェンス44bが設けられており、この左フェンス44a
および右フェンス44bには、これらの移動量を検出して
印刷用紙43のサイズを検出するサイズ検出手段44cが設
けられており、さらに積載される印刷用紙43が縦置きか
横置きかを検出する用紙センサ44dが設けられている。
【0040】また、この装置には、不図示の操作パネル
が備えられており、該パネルには、製版または印刷をス
タートさせるスタートキー,多面連写モードを設定する
連写キー,製版読取部10において光学的に読み取られた
原稿画像信号(2値画像データ)を製版書込部20におい
て印刷用紙43に対し所定の複数面の書込みを行うように
その複写面数を入力したり印刷枚数を入力するためのテ
ンキー,テンキーから入力された複写面数や印刷枚数あ
るいは連写キーの押下げにより多面連写モードが設定さ
れている旨を表示するためのLCD等の表示手段が配設
されている。
【0041】図3は、上記構成による孔版印刷装置の製
版書込部20の多面連写機能および熱履歴制御機能に着目
したブロック図を示している。
【0042】この装置はB4サイズ400dpi対応の
ものであり、サーマルヘッド21としては、その総画素数
(発熱素子数)が4096画素のものを使用しており、
また、製版速度を上げるために1024画素ずつ4つの
ブロック(21a〜21d)に分割されて駆動される。分割
された各ブロック夫々に対しては、4つの信号すなわ
ち、画像データDAT,クロックCLK,ラッチ信号L
AT,発熱信号ENLが入力され、これら4つの信号の
タイミングを取ることによりサーマルヘッド21が発熱駆
動される(詳細は後述する)。
【0043】この製版書込部20には、ヘッドブロック総
数(本例では4)と同じビット数のデータを同一アドレ
スに記憶可能なRAM52が備えられており、製版読取部
10において読み取られた現ライン分の2値画像データ
は、記憶制御手段50によって、出力ヘッドの延びる方向
すなわち主走査(ライン)方向に連続する4つのグルー
プに分割され、この分割された画像データのグループで
ある各画像データグループがRAM52の夫々異なるビッ
トに格納される。すなわち、入力された1ビット画像デ
ータが4ビットデータに変換されて格納される。なお、
この現ライン分の画像データの格納の際には、前ライン
分の画像データをRAM52に保持させたまま行われる
(詳細は後述する)。
【0044】読出制御手段56は、RAM52から各ビット
に記憶された前ライン分および現ライン分の画像データ
を読み出して出力制御手段60に入力するものである。
【0045】出力制御手段60の熱履歴画像データ作成部
64は、前ライン分の各画像データおよびこの前ライン分
の画像データと同じ画素位置の現ライン分の各画像デー
タに基づいて、サーマルヘッド21の各ヘッドブロック21
a〜21dを駆動するためのヘッド駆動データの一部とな
る、熱履歴を考慮した熱履歴画像データ(図では「履歴
データ」と記載)を作成するものである。
【0046】出力制御手段60のデータ選択部61は、通常
出力時には、ビットから読み出された各画像データグル
ープを夫々の画像データグループに1対1で対応するヘ
ッドブロックを駆動するヘッド駆動手段の一部を成すT
PHドライブ72にヘッド駆動データグループとして入力
し、多面連写時には、現ラインデータとしてビットから
読み出された連写対象画像データグループの夫々を、連
写数に応じて定められた所定の複数のヘッドブロックの
TPHドライブ72に連写対象ヘッド駆動データグループ
として入力するものである。また、データ選択部61は、
上述の熱履歴画像データ作成部64により作成された各ヘ
ッドブロックに対応する熱履歴画像データグループも、
ヘッド駆動データグループの一部としてTPHドライブ
72に入力する。
【0047】以下、上記構成の孔版印刷機の作用につい
て詳細に説明する。
【0048】先ず、原稿13を原稿台12にセットし、その
先端を原稿搬送ローラ対14に突き当てると、原稿センサ
が17が原稿13を検知し製版動作が可能であることが表示
装置上に表示され、連写キーが押し下げられると連写動
作が可能であることが表示装置上に表示され、テンキー
により連写面数を入力できる状態となる。本例では、先
ずB4サイズの印刷用紙43にB6サイズの原稿画像を主
走査方向Xに2面,副走査方向Yに2面の計4面を連写
する場合について説明する(図4参照)。
【0049】テンキーによりこの連写面数の入力が終了
した後スタートキーを押し下げると、B4サイズの印刷
用紙43が給紙台44にセットされていると、被複写物サイ
ズ検出手段44cによってそのサイズが検出されるととも
に表示装置上にその情報が表示され、原稿搬送ローラ対
14が書込みモータ18の駆動により回転され原稿送り開始
が行われる。続いて原稿INセンサ16が原稿13が搬送さ
れてきたことを検知し、次いでL分(図1参照)原稿を
送ると孔版原紙23がプラテンローラ24の駆動によって搬
送され孔版原紙送り開始が行われる。
【0050】これと同時に、密着型イメージセンサ11に
よってB6サイズの原稿13の画像が光学的に読み取られ
るとともに電気信号に変換され製版書込部20に送られ、
後述する主走査方向の多面連写が行われ、この主走査方
向の多面複写が副走査方向1面分すなわち図4(B)に
示す印刷用紙43の副走査方向の前半部分(Z2で示すライ
ンまで)に亘って行われる(1次製版)。
【0051】この孔版原紙23への穿孔画像の形成すなわ
ち製版が行われた後、所定のプラテン送り量分が送られ
ると孔版原紙送り停止が行われ、その後に原稿13が排出
されると原稿送り停止が行われ、これにより1次製版動
作が終了する。
【0052】ここで、原稿13のサイズがB6でなく例え
ばB4サイズである場合には、製版読取部10がB4サイ
ズ分の領域を読み取る一方、製版書込部20はこの原稿13
の読み取りが終了するかしないかに拘わらず、図4
(A)に示す領域13aの副走査方向の長さに対応する所
(Z1で示すライン)までを読み取った画像に基づいて上
述同様に副走査方向の前半部分について製版動作を行
い、原稿13が排出トレイ19に排出されるまで原稿搬送ロ
ーラ対14および原稿排出ローラ対15が駆動される。一
方、プラテンローラ24の回転はラインZ2或いはラインZ2
を越えた次の製版開始点に到達されるまで継続される。
【0053】なお、副走査方向の読み取り開始点を例え
ばテンキー入力により調整できるようにしてもよい。こ
の場合には、その読み取り開始点に応じて読み取り終了
点をB6サイズの副走査方向の長さとなるようにすれば
よい。一方、製版動作は、この読み取られた原稿画像に
基づいて上記1次製版動作を行えばよい。
【0054】また、1次製版用の読み取りが終了した原
稿13を排出台19に排出するのではなく、自動的に原稿台
12に再セットされるようにするとよい。
【0055】さらに、原紙23の読み取りは原稿13とイメ
ージセンサ11とを相対的に副走査方向に移動させるもの
であればよく、上述のように原稿23を副走査方向に搬送
するものに限らず、原稿13を図1に示したものとは異な
る原稿台に載置した状態でイメージセンサ11を相対的に
副走査方向に移動させるものであってもよい。これは製
版動作においても同様であり、孔版原紙23とサーマルヘ
ッド21とを相対的に副走査方向に移動させるものであれ
ばよく、上述の例に限らず、孔版原紙23を所定量引き出
した後一旦停止させて、サーマルヘッド21を相対的に副
走査方向に移動させて製版を行った後、再度搬送をスタ
ートさせてもよい。
【0056】このようにして1次製版が終了した後2次
製版が行われる。先ず、操作パネルの表示装置上には原
稿13を再セットする旨の表示が成され、原稿13をセット
すると原稿センサ17がこれを検知し所定時間例えば17秒
以内に原稿13が原稿搬送ローラ対14に突き当たるように
原稿送り開始が行われ、続いて原稿INセンサ16が原稿
13が搬送されてきたことを検知し、次いでL分原稿を送
ると上述した1次製版動作と同様に、孔版原紙送り開始
が行われるとともに、密着型イメージセンサ11によって
原稿13の画像が光学的に読み取られ製版書込部20に電気
信号が送られ、上記同様に後述する主走査方向の多面連
写が行われ、この主走査方向の多面複写が副走査方向の
残り1面分すなわち副走査方向の後半部分に亘って行わ
れる(2次製版)。
【0057】その後に孔版原紙23は原稿搬送ローラ対26
によって一定量搬送され、その一端部がクランプ部32に
おいて固定された後、孔版原紙23は版胴33が回転される
ことによって版胴33外周面に巻装され所定量巻装された
後カッタ31で切断される。
【0058】これにより版胴33の外周面には孔版原紙23
が完全に巻装された状態となり、2次製版動作も終了し
て印刷動作待機状態となる。
【0059】次に図3を参照して、主走査方向の多面連
写,並びに熱履歴制御について説明する。最初にRAM
52への画像データの格納と読出し動作について説明す
る。製版読取部10において読み取られた画像信号は製版
書込部20に送られ、先ずデジタル化されて1ビットの2
値画像データに変換される。ここで、イメージセンサ11
で読み取られた1ライン分の画像データが、サーマルヘ
ッド21の4096画素分に対応する。なお、図4(A)
に示すようにB6サイズの原稿13aを読み取った際に
は、その原稿画像は2048画素分に相当し、主走査方
向の残りの分すなわち図4(A)の13bに相当する部分
の画素データは例えば空白画像を示すものとなる。ま
た、B4サイズの原稿を読み取ったときには13bの部分
の画像を示す画素データとなる。
【0060】このサーマルヘッド21の4096画素分の
全画像データは一旦RAM52へ書き込まれる。この書込
みは、記憶制御手段50による4ビットデータへの変換と
アドレス制御手段54によるアドレス指定に基づいて、以
下に示すアドレスに格納される。ここで、本例では後述
するサーマルヘッド21の熱履歴制御のために、書込み対
象となる1ライン分のデータの書込みの際には、その前
の数ライン分(本例では3ライン分)のデータをRAM
52へ格納したまま書込みを行う。なお、この3ライン分
のデータをRAM52へ格納したまま書込みを行うのは、
装置構成上の都合からであって(詳細は省略する)、少
なくともその前の2ライン分のデータをRAM52へ格納
したまま書込みを行うものであればよい。
【0061】先ず現ライン分の1ビット画像データをサ
ーマルヘッド21のライン方向に連続する画像データのグ
ループであってサーマルヘッド21のブロック総数(本例
では4)と同じ数のグループに分割し、この分割された
画像データのグループである各画像データグループをR
AM52の夫々異なるビットに記憶する。具体的には、画
像データのうち、1〜1024画素目の画像データを含
む画像データグループをビット0、1025〜2048
画素目の画像データを含む画像データグループをビット
1、2049〜3072画素目の画像データを含む画像
データグループをビット2、3073〜4096画素目
の画像データを含む画像データグループをビット3、と
いうように各ビットに対応させて4ビットデータに変換
し、この4ビットデータを、アドレス制御手段54により
画素番号に応じてRAMアドレスを0から1023番地
まで順次インクリメントしながら順次書込む(表1参
照)。
【0062】
【表1】
【0063】次ライン分の画像データの書込みは、表2
に示すように、現ラインでのRAMアドレスに2048
加えられたアドレスに格納される。
【0064】
【表2】
【0065】同様にして、次々ライン,次々々ライン分
の画像データについても、表3に示すように、現ライン
でのRAMアドレスに2048×遅延ライン数が加えら
れたアドレスに格納される。
【0066】
【表3】
【0067】次々々ラインの次のラインは、現ラインの
アドレスに格納される。以降ラインが変わる毎に、アド
レスが2048番地分増えていく。したがって、RAM
52は4ライン分のラインメモリとして動作し、ライン毎
に所定のアドレス(アドレスの集合を「バンク」とい
う)に格納される。
【0068】すなわち、図5に示すように、現ライン分
の画像データがバンク1に,次ライン分の画像データが
バンク2に,次々ライン分の画像データがバンク3に,
次々々ライン分の画像データがバンク4に,さらに次の
ラインがバンク1に、というように順次RAM52に格納
される。
【0069】このようにして、ラインが変わる毎に格納
するバンクをバンク1からバンク4まで順次切替えなが
ら、製版読取部10における原稿13の読み取り処理が終了
するまで無限に繰り返される。
【0070】RAM52からの読み出しは、熱履歴制御の
ため、1回目データ転送用として、前ライン(RAM記
憶時の次々々ライン)と前々ライン(RAM記憶時の次
々ライン)とを読み出し、2回目データ転送用として、
前ライン(RAM記憶時の次々ライン)を読み出す。次
のラインは、RAM52のアドレスが2048番地分増え
たバンクを、上述と同様に読み出す。以降ラインが変わ
る毎に、読み出すバンクが順次変わっていく。なお、1
回の読込(リード)動作で、RAM52からは0から3ま
での4ビット分のデータが同時に読み出され、後段の熱
履歴画像データ作成部64および出力制御手段66は、各ヘ
ッドブロックに対応する所定のビットの画像データグル
ープを選択して使用する。
【0071】ここで、上記画像データの書込みと読出し
を1ライン処理中の動作として考えると、現ライン書込
み,前ライン読み出し,前々ライン読み出しの3つの動
作が、見かけ上同時に行われる。
【0072】但し、実際には、RAM52へのデータ書込
み動作とRAM52からのデータ読み出し動作とを同時に
行うことはできないから、1画素を処理する期間を細か
く時分割して、単位時間当たりのRAM52へのアクセス
回数を多くすることで、上記両動作を見かけ上同時に行
うことを実現できる。
【0073】本例では、図6に示すように、1画素処理
期間中に、現ラインリード,現ラインライト,前ライン
リード,前々ラインリードの4回、RAM52にアクセス
している。ここで、現ラインリードを現ラインライトに
先だって行っているのは、書込み対象となるRAM52の
ビットをずらすためである。すなわち、あるアドレスに
「書込み」を行う場合、全てのビットにデータが上書き
されるので、他のビットのデータを一旦「読出し」て、
その他のビットのデータと書込み対象ビットのデータと
から書込み用のデータを作成して「書込み」を行う必要
があるからである。
【0074】次にサーマルヘッド21の熱履歴制御のため
の熱履歴画像データグループの作成について説明する。
本例での熱履歴制御は、上述した図14に示した方法と同
様の方法(時分割)により行う。
【0075】すなわち、熱履歴画像データ作成部64が、
読出制御手段56によりRAM52から読み出された前々ラ
イン分の各画像データグループ(図14における前ライン
データに対応する)およびこの前々ライン分の画像デー
タグループと同じ画素位置の前ライン分の各画像データ
グループ(図14における現ラインデータに対応する)に
基づいて、上述の図14に示した方法と同様に、前々ライ
ンデータを反転したデータと前ラインデータとの論理積
をとることにより熱履歴画像データグループを作成し、
この熱履歴画像データグループをデータ選択部61に入力
する。ここで、前々ライン分の画像データグループと前
ライン分の画像データグループとを使用しているのは、
図6に示すように現ラインデータを書き込んだときに、
ヘッドを駆動するためのデータとして1画素の処理サイ
クルの際に読み出されるデータは、前ライン分の画像デ
ータグループと現ライン分の画像データグループではな
く、前々ライン分の画像データグループと前ライン分の
画像データグループとなるからである。以下の説明で
は、図14を考慮して、RAM52から読み出された前々ラ
イン分の画像データグループを前ライン分の画像データ
グループとし、RAM52から読み出された前ライン分の
画像データグループを現ライン分の画像データグループ
として説明する(図3等においても同様である)。
【0076】データ選択部61は、先ず履歴データ作成手
段64により作成された熱履歴画像データグループをヘッ
ド駆動手段70のTPHドライブ部72に入力する。TPH
ドライブ部72はTPH制御信号生成部74からの制御信号
に基づいて、TPHドライブ部72に接続されているサー
マルヘッド21を各ブロック毎(21a〜21d)に駆動す
る。この履歴データに応じた駆動が終了すると、TPH
ドライブ部72には、引き続きデータ選択部61から現ライ
ンデータグループが入力され、該現ラインデータグルー
プに応じてサーマルヘッド21が駆動される。
【0077】なお、このように熱履歴画像データグルー
プと現ラインデータグループとを時分割してTPHドラ
イブ部72に入力するのではなく、これら両画像データグ
ループに基づいて1つのヘッド駆動データを作成して、
それをTPHドライブ部72に入力してもよい。また、熱
履歴画像データグループを一旦作成するというのではな
く、前ラインデータと現ラインデータとから、熱履歴と
現ラインの両情報を含む新たなデータを直ちに作成する
ようにしてもよい。
【0078】図7にTPHドライブ部72とサーマルヘッ
ド21の接続関係を示す回路図を示す。TPHドライブ部
72は、サーマルヘッド21の各ブロック21a〜21dに対応
して夫々72a〜72dが設けられている。発熱素子21zの
1番目が主走査の開始画素に対応するので、結局、多面
連写を行わない通常出力時には、ビット0の画像データ
グループに基づく熱履歴画像データグループと現ライン
データグループとをTPHドライブ部72aに入力してヘ
ッドブロック21aを駆動させ、ビット1の画像データグ
ループに基づく両データグループをTPHドライブ部72
bに入力してヘッドブロック21bを駆動させ、ビット2
の画像データグループに基づく両データグループをTP
Hドライブ部72cに入力してヘッドブロック21cを駆動
させ、ビット3の画像データグループに基づく両データ
グループをTPHドライブ部72dに入力してヘッドブロ
ック21dを駆動させる。
【0079】なお、出力制御部62からTPHドライブ部
72に入力される各データグループは、1024ビットの
シリアル入力シフトレジスタ75にシリアルデータとして
入力される。続いて、このシリアル入力シフトレジスタ
75によりパラレル展開されて1024ビットのラッチ76
に保持される。発熱信号ENLとラッチ76に保持された
データとがアンドゲート77に入力され、この論理積によ
って所望のタイミングで各発熱素子21zをオンさせる。
【0080】図8は、所定のラインについて、各熱履歴
画像データグループと現ラインデータグループ(生)に
基づいて各ヘッドブロックを駆動するタイミングを説明
する図である。最初のラッチ信号LATの入力により熱
履歴画像データグループがラッチ76に保持され、発熱信
号ENLがH(ハイ)のときに、そのデータに応じて、
各アンドゲート77にインバータ78を介して接続された発
熱素子21zが発熱する。次のラッチ信号LATにより現
ラインデータグループがラッチ76に保持され、発熱信号
ENLがHのときに、そのデータに応じて、所望の発熱
素子21zが発熱する。
【0081】このような動作が各ブロック毎に同様に行
われる。図9にサーマルヘッド21の全ブロックについて
の駆動タイミング図を示す。
【0082】これにより、現ラインデータが発熱有りで
ある場合に、主走査方向の画素位置が同位置である前ラ
インの発熱があった場合には熱履歴画像データに基づく
駆動が行われず、逆に前ラインの発熱が無かった場合に
は熱履歴画像データに基づく駆動が行われるので、現ラ
インデータに基づく発熱と合わせると、結局前ラインの
発熱があった場合には発熱時間が短くなり、逆に前ライ
ンの発熱が無かった場合には発熱時間が長くなる。
【0083】なお、本例では、着目する発熱履歴は前ラ
インの1ドットのみであったが、さらに多くの画素に着
目すれば、精度を上げた熱履歴制御を行うことができ
る。また、サーマルヘッドへのデータ転送は、2回だけ
であったが、転送の回数をさらに増やせば、上記同様
に、熱履歴制御の精度を上げることができる。
【0084】また、上述の例は、熱履歴画像データグル
ープと生データとを時分割して入力するものであるが、
本発明はこれに限らず、サーマルヘッドの熱履歴に起因
する画像品質の低下を補正するように、熱履歴を考慮し
た熱履歴画像データに基づいてヘッドを駆動するもので
ある限り、ヘッドへのデータの入力はどのような方法を
採るものであってもよい。
【0085】例えば、図10(A)に示すように、熱履歴
画像データと現ラインデータグループとを同時に各電流
源79a,79bに入力して、夫々に応じた電流値で発熱素
子21aを駆動してもよいし、図10(B)に示すように、
熱履歴画像データと生データとに基づいて新たなデータ
を作成して、このデータに基づいて発熱素子21aを駆動
してもよい。
【0086】一方、主走査方向の多面連写は、以下に説
明するビットとサーマルヘッドのブロックの対応関係を
変えることで実現する。
【0087】製版読取部10で読み取った画像データは上
述のようにRAM52の各ビットに格納されている。本例
では、図4(A)中13a部分のデータがビット0および
1に、13b部分のデータがビット2および3に夫々格納
されることになる。そして上述のように各画像データグ
ループが読み出され、熱履歴画像データが作成される。
すなわち、ここまでは、通常出力時と何ら変わるところ
がない。
【0088】一方、熱履歴画像データと現ラインデータ
をヘッドブロック21a〜21dに入力する際に以下のよう
な動作をさせる点において上述の通常動作とは異なる。
本例のように主走査方向に2面連写する場合は、図4よ
り明らかなように図4(A)の13a部分の画像を2面連
写すればよく、このためには連写対象画像である13a部
分の左半分を担持するデータを含むRAM52のビット0
をTPHブロック1および3に対応させ、同様に右半分
を担持するデータを含むビット1をTPHブロック2お
よび4に対応させることで、主走査方向に2回同じ画像
が製版される。
【0089】データ選択部61には連写信号が入力されて
おり、操作パネルで入力された主走査方向の連写面数
(本例では2)に応じて、連写対象画像の左半分を担持
するビット0の画像データグループに基づく熱履歴画像
データグループと現ラインデータグループとをTPHド
ライブ部72aおよび72cに入力してヘッドブロック21a
および21cを駆動させ、同様にビット1の画像データグ
ループに基づく両画像データグループをTPHドライブ
部72bおよび72dに入力してヘッドブロック21bおよび
21dを駆動させる。これにより主走査方向1ライン分の
2面連写が終了する。したがって、これをB6サイズ分
だけの穿孔画像の製版が終了するまで繰り返し行えば主
走査方向に2面の複写が終了する。
【0090】なお、このような多面連写を行うに際して
は、各ヘッドブロックが、連写対象画像を担持するデー
タに基づいて駆動されるものであればよく、上述のよう
に、前ラインデータおよび現ラインデータの全てを読み
出してから、夫々連写対象の熱履歴画像データグループ
と現ラインデータグループとを各ヘッドブロックに入力
するものに限らず、当初から夫々連写対象の前ラインデ
ータおよび現ラインデータのみを読み出して、連写対象
熱履歴画像データグループのみを作成するようにしても
よい。
【0091】以上説明したように、副走査方向および主
走査方向の多面連写を組み合わせることにより、孔版原
紙23の1枚分について多面連写が行われた製版が終了す
る。
【0092】次に印刷動作について説明する。テンキー
により印刷枚数を入力すると表示装置上にそのデータが
表示される。この状態でスタートキーが押下げられると
印刷用紙43はピックアップローラ46により1枚づつタイ
ミングローラ42へ搬送され、一次待機した後に版胴33の
回転のある所定のタイミングでタイミングローラ42が駆
動されて搬送路41に送り込まれる。搬送路41に送り込ま
れた印刷用紙43は、プレスローラ35により版胴33の外周
面に押し当てられ孔版原紙23に形成された穿孔画像を通
過してきたインキが転写されて印刷が行われる。印刷が
行われた印刷用紙43は、分離爪39によって版胴33の外周
面から剥ぎ取られ排紙台49へ排出される。このようにし
てB4サイズの印刷用紙43にB6サイズの原稿13の画像
が印刷用紙上に複数収容されて印刷される。
【0093】上記説明は主走査方向に2面,副走査方向
に2面の計4面を連写する場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、主走査方向の連
写数と,副走査方向の連写数を組み合わせることによ
り、種々の連写に対応することができる。表4は主走査
方向の連写面数と、その面数におけるサーマルヘッド
(TPH)のブロックとRAMのビットとの対応関係を
示したものである。この主走査方向の対応関係の切替え
は、連写面数情報を担持する連写信号を受けてデータ選
択部61が行う。そして、この主走査方向の連写面数と副
走査方向の連写面数とを組み合わせると、2,4,8,
16面等の面数を得ることができる。図11は、主走査方
向に4面,副走査方向に4面の計16面を連写する場合に
ついて示したものである。
【0094】
【表4】
【0095】なお、主走査方向への連写対象画像は、上
述のようにB4サイズの左側部分(例えば図4で13aで
示す部分)の画像に限らず、ヘッドブロックに対応させ
るビットを組み替えることにより、例えば主走査方向に
2面連写する場合であれば右側部分(図4(A)で13b
で示す部分)の画像を連写対象画像としたり、4面連写
する場合であれば図11(A)で13b〜13dで示す部分の
いずれかの画像を連写対象画像とすることもできる。
尚、副走査方向の連写対象画像は、上述したように読み
取り開始点を調整して、例えば副走査方向に2面連写す
る場合であれば下側部分(図4(A)で13cまたは13d
で示す部分)の画像を連写対象画像としたり、4面連写
する場合であれば図11(A)でラインZ1より下側部分の
画像を連写対象画像とすることもできる。
【0096】また上記説明は、B4サイズ400dpi
の総画素数4096画素の場合についてして説明してい
るが、他のサイズのサーマルヘッド、例えばA3サイズ
400dpi,A4サイズ300dpiの場合の構成で
も、同様にブロック数を4つとして、それらを独立に駆
動するものであれば同様の回路でよく、ただ回路的に異
なる点は、各ブロックの画素数だけである。
【0097】さらに、上述の例では4096個の発熱素
子21zを4つのブロックに分割して駆動するものについ
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、種々の発熱素子数やブロック数のサーマルヘッドに
も適用でき、その総ブロック数に応じてRAM52のビッ
ト数を変えればよい。
【0098】る。
【0099】また、上記説明は、ヘッドブロック総数と
同数のビットとなるようにメモリにデータを記憶させる
ものについて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、主走査方向の多面連写時に、メモリから読
み出された画像データのうち少なくとも連写対象画像デ
ータを、連写数に応じて定められた複数のヘッドブロッ
ク夫々に共通して入力するようにするものであればよ
い。例えば、従来のように、1ビットメモリを使用し
て、多面連写に拘わらず通常通りメモリに画像データを
記憶しておき、多面連写時には、連写対象画像を担持す
る画像データを連写数に応じて定められた複数のヘッド
ブロック夫々に共通して入力するものであってもよい。
【0100】さらにまた、上記説明は本発明による画像
形成装置を孔版印刷装置に適用したものについて説明し
たが、本発明は孔版印刷装置に限定されるものではな
く、出力ヘッドを分割駆動して出力するものであればど
のようなものにも適用することができ、例えば、上述の
製版書込部20と同様に出力ヘッドとしてサーマルヘッド
を使用し、感熱紙に直接印字を行ういわゆるサーマルプ
リンタ等の複写装置にも適用することができる。さらに
出力ヘッドとしてサーマルヘッドを使用したものに限ら
ず、出力ヘッドを分割駆動するものである限り、種々の
画像形成装置に適用することができる。この際、熱履歴
制御を必要としない場合には履歴データに基づく出力ヘ
ッドの駆動を行う必要がなく、したがってメモリからの
データの読み出しも現ラインデータのみを読み出せばよ
く、熱履歴画像データ作成部を備える必要もない。図12
は、このように熱履歴制御機能を有しない多面連写機能
のみを有する画像形成装置の構成を示すものであり、上
述(図3)の製版書込部20において、出力制御手段60の
熱履歴画像データ作成部64を取り外した構成と同様のも
のとなっている。すなわち、出力制御手段62はデータ選
択部63のみから構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置を適用した孔版印刷
装置の構成を示す側断面図
【図2】上記孔版印刷装置の給紙台を上方より見た平面
【図3】上記孔版印刷装置の製版書込部の多面連写機能
および熱履歴制御機能に着目したブロック図
【図4】主走査方向に2面、副走査方向に2面の計4面
を連写する場合の、原稿と印刷用紙との対応を示す図
【図5】RAMに格納されるラインデータとビット及び
アドレスの対応関係を示す図
【図6】RAMのアクセスタイミングを説明する図
【図7】TPHドライブ部とサーマルヘッドの接続関係
を示す回路図
【図8】熱履歴画像データと現ラインデータに基づいて
サーマルヘッドを駆動するタイミングを示す図
【図9】サーマルヘッドの全ブロックの駆動タイミング
を示す図
【図10】熱履歴制御のためのヘッド駆動の他の態様を
説明する図
【図11】主走査方向に4面、副走査方向に4面の計1
6面を連写する場合の、原稿と印刷用紙との対応を示す
【図12】多面連写機能のみを備えた本発明による画像
形成装置の構成を示すブロック図
【図13】多面連写機能と熱履歴制御機能の両方を備え
た孔版印刷装置の両機能部分を示すブロック図
【図14】熱履歴画像データの作成方法を説明する図図
【符号の説明】
10 製版読取部 20 製版書込部 21 サーマルヘッド 30 カッタ部 40 印刷部 50 記憶制御手段 52 RAM(メモリ) 54 アドレス制御手段 56 読出制御手段 60,62,66 出力制御手段 61,63,67 データ選択部 64 熱履歴画像データ作成部 70 ヘッド駆動手段 72 TPHドライブ部 74 TPH制御信号生成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々が直線状に配列された複数の画素を
    有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブ
    ロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力
    された画像データに基づいて前記ヘッドブロックの夫々
    を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 入力された画像データを記憶可能なメモリと、 主走査方向の多面連写を指示する連写信号が入力される
    と、前記メモリから読み出された画像データのうち少な
    くとも一部のデータを、連写数に応じて定められた複数
    のヘッドブロック夫々に共通して入力する出力制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 夫々が直線状に配列された複数の画素を
    有するとともに夫々が独立に駆動される複数のヘッドブ
    ロックを主走査方向に配設してなる出力ヘッドと、入力
    された画像データに基づいて前記ヘッドブロックの夫々
    を駆動するヘッド駆動手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記ヘッドブロックと同数のビットを同一アドレスに記
    憶可能なメモリと、 現ライン分の画像データを前記主走査方向に連続する画
    像データのグループであって前記ヘッドブロックと同数
    のグループに分割し、前記各画像データグループを前記
    メモリの共通するアドレスであって夫々異なるビットに
    記憶させる記憶制御手段と、 前記メモリから前記現ライン分の画像データを読み出す
    読出制御手段と、 主走査方向への多面連写時に、前記メモリから読み出さ
    れた所定の画像データグループを、連写数に応じて定め
    られた複数のヘッドブロックを駆動するように前記ヘッ
    ド駆動手段に入力する出力制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記出力ヘッドがサーマルヘッドである
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶制御手段が、前ライン分の画像
    データを前記メモリに保持させたまま前記現ライン分の
    画像データを前記メモリに記憶させるものであり、 前記読出制御手段が、前記メモリから前記現ライン分の
    連写対象画像データグループとともに前記前ライン分の
    連写対象画像データグループを読み出すものであり、 前記出力制御手段が、該読み出した前ライン分の連写対
    象画像データグループおよび該前ライン分の連写対象画
    像データグループと同じ画素位置の前記現ライン分の連
    写対象画像データグループに基づいて、熱履歴を考慮し
    た連写対象ヘッド駆動データグループを作成して、該連
    写対象ヘッド駆動データグループを、連写数に応じて定
    められた複数のヘッドブロックを駆動するように前記ヘ
    ッド駆動手段に入力するものであることを特徴とする請
    求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記出力制御手段が、前記読み出した前
    ライン分の連写対象画像データグループおよび該前ライ
    ン分の連写対象画像データグループと同じ画素位置の前
    記現ライン分の連写対象画像データグループに基づい
    て、熱履歴を考慮した連写対象熱履歴画像データグルー
    プを作成する熱履歴画像データ作成部を備え、前記現ラ
    イン分の連写対象画像データグループと前記連写対象熱
    履歴画像データグループとを組み合わせて前記連写対象
    ヘッド駆動データグループを作成するものであることを
    特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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