JP3026597B2 - 製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷装置

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JP3026597B2
JP3026597B2 JP2321641A JP32164190A JP3026597B2 JP 3026597 B2 JP3026597 B2 JP 3026597B2 JP 2321641 A JP2321641 A JP 2321641A JP 32164190 A JP32164190 A JP 32164190A JP 3026597 B2 JP3026597 B2 JP 3026597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製版及び印刷を行う製版印刷装置に関する。
〔従来の技術〕
特開平1−247164号公報には原稿を原稿移送手段によ
り移送しながら原稿画像を読み取って原版を製版し、こ
の原版により印刷用紙に画像を印刷する製版印刷装置に
おいて、自動的に原稿移送手段の動作タイミングをずら
すことによって原稿の先端部余白を縮小して画像を上方
に移動させ、印刷物上の画像位置を一定にするようにし
たものが記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記製版印刷装置では原稿移送手段の動作タイミング
をずらすことによって原稿の先端部余白を縮小して印刷
物上の画像位置を一定にするので、原稿画像を変倍して
製版した場合には原稿上の画像が原版上で思わぬ位置に
ずれてしまって印刷物上でも思わぬ位置にずれてしまう
ことがよくあった。例えば第13図(a)に示すような原
稿11上の画像12を2倍に拡大して製版した場合には、第
13図(c)に示すように印刷物13上で画像14が中央部に
印刷されずに第13図(b)に示すように印刷物13上で画
像14が下側にはみ出して切れてしまうことがあった。
そこで、印刷物13上で画像14がはみ出さないように原
稿を複写機等で作り直してから製版及び印刷を行うこと
も考えられるが、このようにすれば画像の劣化が避けら
れない。
本発明は上記欠点を改善し、原稿画像を変倍して印刷
する場合原稿画像を印刷物上の希望位置に印刷すること
ができる製版印刷装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、原
稿画像を読み取るスキャナと、このスキャナからの画像
信号により原版の製版を行う製版部と、原稿画像を変倍
して原版へ書き込ませる変倍手段と、前記製版部にて製
版された原版により印刷用紙に画像を印刷して印刷物と
する印刷部とを具備する製版印刷装置において、第1図
に示すように原稿上の所望の点を第1の注目点として指
定しこの第1の注目点を印刷物上で再現したい位置を第
2の注目点として指定する注目点指定手段1と、この注
目点指定手段1により指定された原稿上の第1の注目点
の画素と印刷物上の第2の注目点の画素とが一致するよ
うに画像を移動させる画像移動手段2とを備えたことを
特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の製版印刷装置
において、前記注目点指定手段は、原稿上の所望の点を
第1の注目点として座標で指定し、この第1の注目点を
印刷物上で再現したい位置を座標で第2の注目点として
指定する操作パネルであることを特徴とするものであ
る。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の製版印刷装置
において、前記注目点指定手段は、原稿上の所望の点を
第1の注目点として指定し、この第1の注目点を印刷物
上で再現したい位置を第2の注目点として指定するタブ
レットであることを特徴とするものである。
〔作 用〕
請求項1に係る発明では、原稿上の所望の点が第1の
注目点として注目点指定手段1により指定され、かつ第
1の注目点を印刷物上で再現したい位置が第2の注目点
として注目点指定手段1により指定される。そして、画
像移動手段2が注目点指定手段1にて指定された原稿上
の第1の注目点の画素と印刷物上の第2の注目点の画素
とが一致するように画像を移動させる。
請求項2に係る発明では、請求項1記載の製版印刷装
置において、原稿上の所望の点が操作パネルにより第1
の注目点として座標で指定され、この第1の注目点を印
刷物上で再現したい位置が操作パネルにより座標で第2
の注目点として指定される。
請求項3に係る発明では、請求項1記載の製版印刷装
置において、原稿上の所望の点がタブレットにより第1
の注目点として指定され、この第1の注目点を印刷物上
で再現したい位置がタブレットにより第2の注目点とし
て指定される。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例を示す。
原稿21はスキャナ22に挿入されて走査され、画像が読
み取られる。このスキャナ22においてはパルスモータか
らなる原稿フィードモータ23がオンしてこの原稿フィー
ドモータ23により送りローラ24,25が駆動されると、挿
入された原稿が送りローラ24,25により所定の速度で搬
送されて透明な原稿台26上を通過する。この原稿は原稿
台26上の原稿読み取りライン上を通過する際に光源27に
より照明され、その反射光像がミラー28,レンズ29を介
してCCD(電荷結合素子)からなる画像センサ30上に結
像されて画像信号に変換される。
製版部はサーマルヘッド31を含むプロッタ32とスキャ
ナ22とにより構成される。プロッタ32においてはパルス
モータからなる原版フィードモータ33がオンしてプラテ
ンローラ34を回転させ、このプラテンローラ34によりロ
ール状原版35が搬送されると同時にサーマルヘッド31が
画像センサ30からアナログ/ディジタル(A/D)変換
部、画像信号処理部を介して入力される画像信号により
原版35に画像を書き込んで製版する。この原版35の製版
が完了した後に図示しないカッターにより原版35が一定
の長さに切断され、製版動作が終了する。
印刷部36においては上記カッターにより一定の長さに
切断された原版が送りローラ37,38により搬送されて印
刷ドラム39のクランパ40にくわえられ、印刷ドラム39が
モータにより駆動されて図示矢印方向へ回転することに
よって原版が印刷ドラム39に巻き付けられる。印刷ドラ
ム39の内部にはインキがインキ供給部から供給されてお
り、このインキは印刷ドラム39の穴を通って原版よりし
み出す。印刷用紙41は給紙コロ42により給紙され、印刷
ドラム39上の原版とプレスローラ43との間を通過する際
に印圧がかけられて印刷ドラム39上の原版からインキが
転写されることによって原版の画像が転写されて用紙搬
送部44を経て排紙台45に印刷物として排出される。印刷
ドラム39上の原版は設定枚数の印刷が終了した後にクラ
ンパ40が外され、排版箱46へ排出される。
次に、第3図(a)(b)に示すように原稿21上の所
望の点P0を印刷物47上の点P1に移動し、この点P1を中心
にして原稿21の画像21aを例えば2倍に変倍して印刷物4
7上の画像47aとして印刷する場合について説明する。
原稿21の主走査方向(CCD30の走査方向)及び印刷物4
7の主走査方向(印刷ドラム39の幅方向)の幅は共に2S
(mm)であり、点P0は原稿21の左上の原点P00から主走
査方向にx0(mm)、副走査方向(搬送方向)にy0(mm)
だけ離れた位置にある。また、点P1は印刷物47の左上の
原点P00から主走査方向にx1(mm)、副走査方向(搬送
方向)にy1(mm)だけ離れた位置にある。点P0はスキャ
ナ22の画像センサ30によって読み取られ、プロッタ32に
より原版に点P1として書き込まれるわけであるが、これ
らの点P0,P1の移動変倍あるいは画像の移動変倍は主走
査方向と副走査方向とに分けて独立に考えることがで
き、先ず主走査方向について説明する。
第4図に示すようにスキャナ22の画像センサ30による
点P0の画像読み取り装置l0はpelという単位で示され、 l0=2532+15.75(x0−S)pel として与えられる。ここで、2532はこの実施例における
原稿21の読み取り中心画素の位置であり、15.75は1mm当
りの画素数(すなわち400dpi)であり、Sは原稿21の幅
の半分である。また、この実施例では主走査方向の画素
数、すなわち1行の長さを5120(5×210)pelとしてい
る。また、サーマルヘッド31による点P1の画素記録位置
l1は l1=2320+15.75(x1−S)pel として与えられる。ここで、2320はこの実施例における
原版(ひいては印刷物)の書き込み中心画素の位置であ
る。このように点P0,P1の各画素位置はx0,x1にて決定さ
れる。
第5図に示すようにスキャナ22の画像センサ30からの
点P0を含む画像信号はA/D変換部61によりA/D変換された
後に、画像処理部48にてシェーディング補正,主走査方
向の変倍,2値化などの処理をされてからプロッタ32のサ
ーマルヘッド31に送られて原版に書き込まれるが、上述
のように点P0から点P1への主走査方向の画像移動は画像
信号処理部48において画像信号を主走査方向に変倍する
主走査方向変倍部によって行われる。
この主走査方向変倍部は第6図に示すように2組のラ
インメモリ49,50を持ち、これらを交互に読み出し状態
と書き込み状態とに切り替えて用いるいわゆるトグルメ
モリ方式である。この主走査方向変倍部において、アド
レスカウンタ51,52は独立にアドレスを発生してライン
メモリ49,50にそれぞれ与える。このアドレスカウンタ5
1,52はラインメモリ49,50が画像信号の読み出し及び書
き込みを開始するスタートアドレスをロードできるよう
に構成されており、主走査の各周期の始めにそのスター
トアドレスがロードされる。また、アドレスカウンタ5
1,52は13ビットで構成され、イネーブル状態で画素信号
に同期したクロックCKをカウントして213=8192になる
と、また0に戻ってクロックCKのカウントを続ける。さ
らに、アドレスカウンタ51,52はE端子が高レベルにな
っている場合にはイネーブル状態となってクロックCKを
カウントアップし、E端子が低レベルになっている場合
にはディスイネーブル状態となってクロックCKのカウン
トを停止する(クロックCKを無視する)。
まず、原稿画像を縮小して原版に書き込む場合につい
て主走査方向変倍部の動作を第7図(a)に示すタイム
チャートに沿って説明する。
KAKUDAI信号は原稿画像を拡大して原版に書き込む場
合に高レベルとなる信号であり、現在は原稿画像を縮小
して原版に書き込む場合であるから低レベルとなってい
る。従って、Y0信号は排他的オア回路53をそのまま通っ
てセレクタ55,57のS端子に入力され、またセレクタ54,
56,58,59のS端子に直接に入力される。セレクタ54〜59
はS端子が低レベルの時にはA端子の入力をY端子より
出力し、S端子が高レベルの時にはS端子の入力をY端
子より出力する。なお、セレクタ56はS端子が低レベル
の時には1A,2A端子の各入力を1Y,2Y端子より出力し、S
端子が高レベルの時には1B,2B端子の各入力を1Y,2Y端子
より出力する。Y0信号は原稿の主走査される行が奇数行
であるか偶数行であるかを示す信号であり、奇数行の主
走査時には高レベルになって偶数行の主走査時には低レ
ベルになる。▲▼信号は操作パネル(第5図参
照)60により指定された変倍率に応じた割合で高レベル
と低レベルとに周期的に変化する信号である。セレクタ
55は排他的オア回路53からのY0信号により原稿の主走査
行が奇数行であるか偶数行であるかに応じてWAIT信号と
高レベルとのいずれか一方を選択してアドレスカウンタ
51のE端子へ出力し、セレクタ57は排他的オア回路53か
らのY0信号により原稿の主走査行が奇数行であるか偶数
行であるかに応じて▲▼信号と高レベルとのい
ずれか一方をセレクタ55とは逆に選択してアドレスカウ
ンタ51のE端子へ出力する。▲▼信号は原稿の
各偶数行の末尾画素位置(5119)が主走査される時に低
レベルになり、アドレスカウンタ51はセレクタ54により
選択された0のデータがスタートアドレスとしてロード
される。また、アドレスカウンタ52は原稿の各偶数行の
末尾画素位置(5119)がスキャナ22により主走査される
時に▲▼信号が高レベルになり、セレクタ58に
より選択されたnのデータがスタートアドレスとしてロ
ードされる。▲▼信号はスキャナ22による原稿21の
各画素の主走査に同期して高レベルと低レベルとに周期
的に変化する。セレクタ56はY0信号により原稿の主走査
行が奇数行であるか偶数行であるかに応じて▲▼信
号と高レベルとのいずれか一方を選択してラインメモリ
49へ出力し、かつY0信号により原稿の主走査行が奇数行
であるか偶数行であるかに応じて▲▼信号と高
レベルとのいずれか一方をラインメモリ49への出力信号
とは逆になるように選択してラインメモリ50へ出力す
る。この結果、スキャナ22が原稿の偶数行を主走査する
時には画像センサ30からの画像信号DATAINがラインメモ
リ49に書き込まれ、ラインメモリ50は原稿の奇数行(前
行)主走査時に書き込まれた画像信号を読み出してセレ
クタ59を通して出力する。この場合、アドレスカウンタ
51は▲▼信号がセレクタ55を介してE端子に入
力され、▲▼信号が低レベルのときにカウント
を停止してアドレスカウンタ51の出力信号AD1が第7図
(a)に示すようになる。このため、ラインメモリ49は
アドレスカウンタ51のカウント停止により1つの画素信
号を書き込んで次の画素信号を同じアドレスに上書きす
ることになり、画像センサ30からの画像信号DATAINが変
倍率に応じて例えば2/3に間引いかれて書き込まれるこ
とで画像の主走査方向が縮小される。アドレスカウンタ
52はセレクタ57からE端子への信号が高レベルのままで
あるからカウントを停止せず、nをスタートアドレスと
してクロックCKを1個づつ通常にカウントして行く。こ
のため、ラインメモリ50は前記の行で縮小されて書き込
まれた画像信号をアドレスカウンタ52のカウント値に従
って読み出す。また、スキャナ22が原稿の奇数行を主走
査する時には画像センサ30からの画像信号DATAINがライ
ンメモリ50に書き込まれ、ラインメモリ49は原稿の偶数
行(前行)主走査時に書き込まれた画像信号を読み出し
てセレクタ59を通して出力する。この場合、アドレスカ
ウンタ52は▲▼信号がセレクタ57を介してE端
子に入力され、▲▼信号が低レベルのときにカ
ウントを停止してアドレスカウンタ52の出力信号AD1が
第7図(a)に示すようになる。このため、ラインメモ
リ50はアドレスカウンタ52のカウント停止により1つの
画素信号を書き込んで次の画素信号を同じアドレスに上
書きすることになり、画像センサ30からの画像信号DATA
INが変倍率に応じて2/3に間引いかれて書き込まれるこ
とで画像の主走査方向が縮小される。アドレスカウンタ
51はセレクタ55からE端子への信号が高レベルのままで
あるからカウントを停止せず、nをスタートアドレスと
してクロックCLKを1個づつ通常にカウントして行く。
このため、ラインメモリ49は前の行で縮小されて書き込
まれた画像信号をアドレスカウンタ51のカウント値に従
って読み出す。このように画像センサ30からの画像信号
DATAINが変倍率に応じて間引かれてラインメモリ49,50
に交互に書き込まれ、ラインメモリ49,50から交互に読
み出されてセレクタ59を介して出力される。
次に、原稿画像を拡大して原版に書き込む場合につい
て主走査方向変倍部の動作を第7図(b)に示すタイム
チャートに沿って説明する。
原稿画像を拡大して原版に書き込む場合にはKAKUDAI
信号が高レベルとなり、Y0信号が排他的オア回路53によ
り反転されてセレクタ55,57のS端子に入力される。従
って、▲▼信号がアドレスカウンタ51,52に縮
小時とは逆に入力され、スキャナ22が原稿の偶数行を主
走査する時にはアドレスカウンタ51が0からクロックCK
を1個づつ通常にカウントして行って画像センサ30から
の画像信号DATAINがラインメモリ49にそのまま書き込ま
れる。アドレスカウンタ52は▲▼信号がセレク
タ57を介してE端子に入力されて▲▼信号が高
レベルのときにはスタートアドレスnからクロックCLK
をカウントし、▲▼信号が低レベルのときには
カウントを停止してアドレスカウンタ52の出力信号AD2
が第7図(b)に示すようになる。このため、ラインメ
モリ50はアドレスカウンタ52のカウント停止により1つ
の画素信号を読み出して次に同じ画素信号を同じアドレ
スから重複して読み出すことになり、画像信号を主走査
方向に変倍率に応じて例えば3/2に拡大して読み出す。
また、スキャナ21が原稿の奇数行を主走査する時にはア
ドレスカウンタ51は▲▼信号がセレクタ55を介
してE端子に入力されて▲▼信号が高レベルの
ときにはスタートアドレスnからクロックCKをカウント
し、▲▼信号が低レベルのときにカウントを停
止する。このため、ラインメモリ49はアドレスカウンタ
51のカウント停止により1つの画素信号を読み出して次
に同じ画素信号を同じアドレスから重複して読み出すこ
とになり、画像信号を主走査方向に変倍率に応じて例え
ば3/2に拡大して読み出す。アドレスカウンタ52は0か
らクロックCKを1個づつ通常にカウントして行って画像
センサ30からの画像信号DATAINがラインメモリ50にその
まま書き込まれる。このように画像センサ30からの画像
信号DATAINがそのままラインメモリ49,50に交互に書き
込まれ、ラインメモリ49,50から交互に変倍率に応じて
主走査方向に拡大されて読み出されてセレクタ59を介し
て出力される。
上述のようにラインメモリ49,50は画像信号がスター
トアドレスnから読み出されるが、そのスタートアドレ
スnが変倍率に応じて設定されて原稿21上の点P0が印刷
物上の点P1に移動され、すなわち点P1の画素信号が適切
な画素位置l1のタイミングでラインメモリ49,50から読
み出される。
まず、原稿画像を縮小して印刷する場合における画像
の移動について説明する。
第8図に示すように原稿21上の点P0を印刷物上の点P1
に移動する場合、点P0の画素位置をl0、点P1の画素位置
をl1とすると、画像信号DATAINはラインメモリ49,50に
書き込まれる際に画像の変倍率に応じて間引かれて点P0
の画素信号がラインメモリ49,50におけるl0×α(α:
変倍率)のアドレスに書き込まれる。このラインメモリ
49,50に書き込まれた画像信号を読み出す際にそのスタ
ートアドレスnは第8図に示すように変倍率α等に応じ
て設定され、点P0の画素信号がラインメモリ49,50から
点P1に対応した画素位置のタイミングで読み出される。
スタートアドレスnはα,l0,l1から n=αl0−l1+8196 として求められる。l0,l1が前述の通りであるから、 n=α{2532+15.75(x0−S)}−{2320+15.75 (x1−S)}+8196 となる。但し、n≧8196の場合はn−8196をnとする。
このようにnを原稿21上の点P0の位置x0(mm),印刷物
上の点P1の位置x1(mm)から求めて設定することによ
り、原稿21の画像を原稿22の点P0が印刷物上の点P1とな
るように移動させて縮小することができる。
また、原稿画像を拡大して印刷する場合における画像
の移動について説明する。
第9図に示すように原稿21上の点P0を印刷物上の点P1
に移動する場合、画像信号DATAINはラインメモリ49,50
にそのまま書き込まれ、ラインメモリ49,50から読み出
される際にそのアドレスのカウントアップが間欠的に停
止することにより一部が重複して読み出される。このラ
インメモリ49,50から画像信号を読み出す際にそのスタ
ートアドレスnが第9図に示すように変倍率α等に応じ
て設定されることにより、点P0の画素信号がラインメモ
リ49,50から点P1に対応した画素位置のタイミングで読
み出される。スタートアドレスnはα,l0,l1から n=l1−l0/α として求められる。l0,l1が前述の通りであるから、 n={2320+15.75(x1−S)}−{2532+15.75( x0−S)}/α となる。但し、n<0の場合はn+8196をnとする。こ
のように原稿22の画像を原稿22の点P0が印刷物上の点P1
となるように移動させて拡大することができる。
次に、画像の副走査方向移動について説明する。
画像の移動を行わない通常の製版時には原稿21の先端
画像が原版35にaライン(第10図参照)から書き込まれ
る。ここで、第5図に示すようにマイクロコンピュータ
(CPU)62は操作パネル60から入力される変倍率α等や
原稿幅検知装置63からの原稿幅検知信号などにより原稿
フィードモータ23及び原版フィードモータ33を制御する
が、第11図(c)に示すように原稿フィードモータ23と
原版フィードモータ33とを同時にオンさせる。そして、
原版35の搬送速度はサーマルヘッド31の書き込みドット
密度、1ライン分の画像を製版するのに要する時間で決
定され、原版35は変倍率αに関係なく一定の速度で搬送
される。原稿21の搬送速度は原稿21の画像を等倍で印刷
する等倍時には原版35の搬送速度と等しく設定され、原
稿21の画像を変倍して印刷する変倍時にはCPU62が原稿
フィードモータ23の速度を変倍率αに応じて変えること
によって原稿21の搬送速度を変えることで画像の副走査
方向の変倍が実現される。例えば原稿21の搬送速度は変
倍率が200%の場合には等倍時の1/2となり、変倍率が50
%の場合には等倍時の2倍となる。なお、原稿幅検知装
置63はスキャナ22で画像が読み取られる原稿22の幅を検
知する。
第10図(a)に示すように通常の製版に対して原稿22
をl(mm)だけ搬送したポイントの画像を原版35のaラ
インから製版する場合には、CPU62により第11図(a)
に示すように原版フィードモータ33が原稿フィードモー
タ23よりl(mm)だけ遅れてオンされ、点P1が点P0より
副走査方向について前方向に移動することになる。この
場合、原稿21上の副走査方向のy0(mm)の画像を印刷物
(原版)上で副走査方向のy1(mm)の画像に移動させる
ので、 (y0−l)α=y1 となり、 l=y0−y1/α となる。
また、第10図(b)に示すように通常の製版に対して
原版35をl(mm)だけ搬送したポイントから原稿21の先
端の画像を製版する場合には、CPU62により第11図
(b)に示すように原稿フィードモータ23が原版フィー
ドモータ33よりl(mm)だけ遅れてオンされ、点P1が点
P0より副走査方向について前方向に移動することにな
る。この場合は l+y0α=y1となり、 l=y1−y0α となる。
第12図は上記CPU62の処理フローの一部を示す。
ユーザは原稿21上の画像を移動させ変倍して印刷する
場合には、操作パネル60により原稿21上の所望の点P0
第1の注目点として座標で指定してこの第1の注目点を
印刷物上で再現したい位置P1を座標で第2の注目点とし
て指定し、変倍率αを指定する。CPU62は操作パネル60
より入力された移動座標P0,P1、変倍率α及び原稿幅検
知装置63からの原稿幅検知信号から上記主走査方向のス
タートアドレスn、副走査方向の移動量lをそれぞれ上
述の式により算出すると共に、副走査方向についての画
像移動方向(前後方向)を判定し、画像信号処理部48に
ロードしてセレクタ54,58に与えることによって画像の
主走査方向の移動を実現させる。なお、CPU62は画像信
号処理部48に上述のY0信号,KAKUDAI信号,▲▼
信号,▲▼信号を与えて上述のように動作させ
る。また、CPU62は画像移動が副走査方向について前方
向である場合には原稿フィードモータ23をオンさせ、そ
れから原稿21が上記算出した副走査方向移動量l(mm)
だけ搬送された時点で原版フィードモータ33をオンさせ
て製版開始指令をプロッタ32に出力することによって製
版を開始させる。この結果、原稿画像は副走査方向につ
いて前方向に移動されて原版35に書き込まれる。また、
CPU62は画像移動が副走査方向について後方向である場
合にはまず原版フィードモータ33をオンさせ、それから
原版35が上記算出した副走査方向移動量l(mm)だけ搬
送された時点で原稿フィードモータ23をオンさせて製版
開始指令をプロッタ32に出力することによって製版を開
始させる。この結果、原稿画像は副走査方向について後
方向に移動されて原版35に書き込まれる。
なお、上記実施例では注目点P0,P1を座標で指定した
が、注目点P0,P1をタブレット等により指定するように
してもよい。また、注目点P0,P1の指定は変倍率αの指
定後でも指定前でもよい。
〔発明の効果〕
以上のように請求項1に係る発明によれば、原稿画像
を読み取るスキャナと、このスキャナからの画像信号に
より原版の製版を行う製版部と、原稿画像を変倍して原
版へ書き込ませる変倍手段と、前記製版部にて製版され
た原版により印刷用紙に画像を印刷して印刷物とする印
刷部とを具備する製版印刷装置において、原稿上の所望
の点を第1の注目点として指定しこの第1の注目点を印
刷物上で再現したい位置を第2の注目点として指定する
注目点指定手段と、この注目点指定手段により指定され
た原稿上の第1の注目点の画素と印刷物上の第2の注目
点の画素とが一致するように画像を移動させる画像移動
手段とを備えたので、原稿画像を変倍して印刷する場合
原稿画像を原稿上の所望の第1の注目点が印刷物上で再
現したい第2の注目点となるように印刷物上の希望位置
に印刷することが可能となり、印刷物上で画像がはみ出
さないようにすることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の
製版印刷装置において、前記注目点指定手段は、原稿上
の所望の点を第1の注目点として座標で指定し、この第
1の注目点を印刷物上で再現したい位置を座標で第2の
注目点として指定する操作パネルであるので、原稿画像
を変倍して印刷する場合原稿画像を原稿上の所望の第1
の注目点が印刷物上で再現したい第2の注目点となるよ
うに印刷物上の希望位置に印刷することが可能となり、
印刷物上で画像がはみ出さないようにすることができ
る。
また、請求項3に係る発明によれば、請求項1記載の
製版印刷装置において、前記注目点指定手段は、原稿上
の所望の点を第1の注目点として指定し、この第1の注
目点を印刷物上で再現したい位置を第2の注目点として
指定するタブレットであるので、原稿画像を変倍して印
刷する場合原稿画像を原稿上の所望の第1の注目点が印
刷物上で再現したい第2の注目点となるように印刷物上
の希望位置に印刷することが可能となり、印刷物上で画
像がはみ出さないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示す断面図、第3図(a)(b)及び第
4図は同実施例の画像移動を説明するための図、第5図
は同実施例の一部を示すブロック図、第6図は同実施例
の主走査方向変倍部を示すブロック図、第7図(a)
(b)は同主走査方向変倍部のタイムチャート、第8図
及び第9図は同実施例の主走査方向の画像移動を説明す
るための図、第10図(a)(b)は同実施例の副走査方
向の画像移動を説明するための図、第11図(a)〜
(c)は同実施例のタイムチャート、第12図は同実施例
におけるCPUの処理フローの一部を示すフローチャー
ト、第13図(a)〜(c)は従来の製版印刷装置を説明
するための図である。 1……注目点指定手段、2……画像移動手段。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41C 1/00 - 1/18 B41L 13/04 B41F 33/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取るスキャナと、このスキ
    ャナからの画像信号により原版の製版を行う製版部と、
    原稿画像を変倍して原版へ書き込ませる変倍手段と、前
    記製版部にて製版された原版により印刷用紙に画像を印
    刷して印刷物とする印刷部とを具備する製版印刷装置に
    おいて、原稿上の所望の点を第1の注目点として指定し
    この第1の注目点を印刷物上で再現したい位置を第2の
    注目点として指定する注目点指定手段と、この注目点指
    定手段により指定された原稿上の第1の注目点の画素と
    印刷物上の第2の注目点の画素とが一致するように画像
    を移動させる画像移動手段とを備えたことを特徴とする
    製版印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製版印刷装置において、前
    記注目点指定手段は、原稿上の所望の点を第1の注目点
    として座標で指定し、この第1の注目点を印刷物上で再
    現したい位置を座標で第2の注目点として指定する操作
    パネルであることを特徴とする製版印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の製版印刷装置において、前
    記注目点指定手段は、原稿上の所望の点を第1の注目点
    として指定し、この第1の注目点を印刷物上で再現した
    い位置を第2の注目点として指定するタブレットである
    ことを特徴とする製版印刷装置。
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