JP3153795B2 - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP3153795B2
JP3153795B2 JP09101298A JP9101298A JP3153795B2 JP 3153795 B2 JP3153795 B2 JP 3153795B2 JP 09101298 A JP09101298 A JP 09101298A JP 9101298 A JP9101298 A JP 9101298A JP 3153795 B2 JP3153795 B2 JP 3153795B2
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俊明 渡辺
健司 寺尾
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松下電送システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の発熱素子を
複数のブロックに分割し、ブロック毎に記録する記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の発熱素子を複数のブロッ
クに分割し、ブロック毎に同時に記録する分割記録方式
の記録装置は、電源の小型化、電力消費の低減を図るた
めファクシミリ装置やプリンタ等に広く使用されてい
る。このような記録装置では、画像データ中の黒画素の
数を計数し、黒画素の数が予め定められた所定数の範囲
内にある複数のブロックを同時に記録するということが
行われていた。また、このような記録装置は一般に、記
録紙の搬送を行いながら同時に記録が行われる。
【0003】以下、従来の技術を図面を用いて説明す
る。図6は従来技術の構成を示すブロック図である。
【0004】図6において、CPU601は、装置全体
を制御するものであり、メモリ602から1ライン分の
画データを読み出してパラレルシリアル変換器603に
引き渡す。パラレルシリアル変換器603は、画データ
を分割画像検出手段604および記録情報制御手段60
5に転送する。分割画像検出手段604は、1ライン分
の画データのうち今回印字対象となる有効ブロックを選
択し、有効ブロック中の黒画素数を計数して同時に印字
可能なブロックを記録情報制御手段605に通知すると
ともに、同時に印字可能なブロック数をモータパルス数
算出手段607に通知する。記録情報制御手段605
は、パラレルシリアル変換器603から転送される1ラ
イン分の画データのうち分割画像検出手段604から通
知された同時に印字可能なブロック以外のブロックをマ
スクする。サーマルヘッド606は、記録情報制御手段
605から送られるマスクされた1ライン分の画データ
を、CPU601からの取り込みを指令するラッチ信号
LTを受けて取り込み、さらに、CPU601からのス
トローブ信号STBを受けて、ストローブに対応するブ
ロックを通電し印字を行う。モータパルス数算出手段6
07は、分割画像検出手段604から通知された同時に
印字可能なブロック数に基づいてモータパルス数を算出
し、CPU601に通知する。モータドライバ608
は、CPU601からの指令を受けて算出されたモータ
パルス数でモータ609を駆動する。
【0005】以上のように構成された従来の記録装置に
ついて、図4、図5を用いて説明する。図4は、印字制
御のタイミング図、図5(a)は、有効ブロックの選択
パターンを示す図、図5(b)は、図5(a)の選択パ
ターンで出力された記録画像の例を示す図である。
【0006】図4において、記録データDATは、1ラ
インの画データであり、16ブロックに分割されてい
る。この16ブロックは、転送NO.1〜NO.4の4回に分け
て転送される。斜線部分は各転送回で記録対象となる有
効ブロック、斜線以外の部分は記録対象外のマスクデー
タである。各転送回の有効ブロックの合計の黒画素数が
所定数N以内であれば、各ブロック群は同時に記録され
る。左端のブロックから順次印加すると1ラインが右下
がりに傾斜した状態で記録されるが、上述のように1ラ
インを4分割した状態で各ブロックを順次印加すること
により、1ラインの左右の端部は、図5(b)に示すよう
に、副走査方向に過度に広がることがなく見易い画像が
得られる。
【0007】具体的には、16ブロックを4ブロック毎
に区切ったうちの先頭ブロック群(5A1〜5A4)を
第1回目に記録ヘッドに転送し、第2ブロック群(5B
1〜5B4)を第2回目に転送し、第3ブロック群(5
C1〜5C4)を第3回目に転送し、最終ブロック群
(5D1〜5D4)を第4回目に転送するものとして設
定していた。
【0008】まず、分割画像検出手段604は、パラレ
ルシリアル変換器603から転送された1ラインの記録
データDATの内、第1回目に転送するブロック群(5
A1〜5A4)を選択して有効ブロックとし、5A1ブ
ロックから黒画素数の計数を開始する。5A4ブロック
を計数し終えて所定数Nの範囲内であれば、5A1〜5
A4の4ブロックが同時に印字可能となる。次いで、記
録情報制御手段605は、記録データDATの有効ブロ
ック以外のデータをマスクしてサーマルヘッド606に
転送する。同時印字可能なブロック数(4個)を分割画
像検出手段604より通知されたモータパルス数算出手
段607は、データ転送が終了しラッチ信号LTが印加
された後に、同時印字可能なブロック数と等しい回数だ
けモータパルスMPを印加する。モータパルスMPの印
加により、装置固有の起動遅れ時間(Td)後にモータ
609が駆動を開始し、CPU601からサーマルヘッ
ド606にストローブ信号STB1〜4が同時に印加さ
れて、図4ののタイミングで上記4ブロックのデータ
が印字される。
【0009】次に、第2回目に転送するブロック群(5
B1〜5B4)を選択して有効ブロックとし、5B1ブ
ロックから黒画素数の計数を開始する。各ブロックの黒
画素数が所定数N以上であるか、次ブロックの途中で所
定数Nに達する場合には、各5Bブロックは単独で印字
されることとなり、同時印字可能なブロック数(1個)
が分割画像検出手段604よりモータパルス数算出手段
607に通知される。モータパルス数算出手段607
は、データ転送が終了しラッチ信号LTが印加された後
の図4ののタイミングでモータパルスMPを1回印加
する。続いて残りの3ブロック分のモータパルスMPを
順番に印加する。次に、CPU601からサーマルヘッ
ド606にストローブ信号STB1〜STB4が順番に
印加され、5B1ブロックが図4ののタイミングで印
字され、続いて残りの3ブロックが順番に印字される。
【0010】以下、1ラインの画データの最終ブロック
である5D4ブロックまで同様に繰り返される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術の構成では、分割ブロック群のデータ転送が終了して
ラッチ信号LTが印加され、この分割ブロック群のため
のモータパルスMPが印加されてから、次の分割ブロッ
ク群のための有効ブロックの選択および黒画素数の計数
が行われるので、ブロック群の印字終了から次のブロッ
ク群の印字開始までの時間(Ta)が、モータ起動から
実際に紙送りが開始されるまでに要する時間(Td)以
上に長くかかり、記録時間の増大を招くという問題があ
る。
【0012】また、各回の転送で記録対象とされる有効
ブロックが、4ブロック置きに選択されるため、隣接す
る5Dブロック群と5Aブロック群との間が大きくずれ
る記録むらが発生して非常に見づらいという問題があ
る。
【0013】本発明は、上述の課題に鑑みて為されたも
ので、次の有効ブロック群のための紙送り量の算出とモ
ータパルスの印加を早い時期に行って、有効ブロック群
の印字終了から次の有効ブロック群の印字開始までの時
間を短縮し、高速に記録を行うことのできる記録装置を
提供することを目的とする。
【0014】また、隣接ブロック間の高低差が最小とな
るように記録対象のブロックを選択し、記録紙の送りむ
らを最小に抑えた高品質な記録装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の記録装置の発明は、モータパルス
により駆動し記録紙を搬送する搬送手段と、1ラインを
複数のブロックを有するブロック群に分割し前記ブロッ
ク群単位でデータ記録を行う記録制御手段と、現印字ブ
ロック群の黒画素を計数して同時にデータ記録可能なブ
ロック数を出力する第1分割画像検出手段と、前記第1
分割画像検出手段が前記現印字ブロック群の処理をして
いる間に次印字ブロック群の黒画素を計数して同時にデ
ータ記録可能なブロック数を出力する第2分割画像検出
手段と、前記同時にデータ記録可能なブロック数に応じ
たモータパルス数を出力するモーターパルス出力手段
と、前記モータパルス出力手段を制御し前記現印字ブロ
ック群の印字終了前であって、かつ前記次印字ブロック
群の印字が開始する前に記録紙の搬送が開始されるよう
なタイミングで前記次印字ブロックに対応する前記モー
タパルス数を前記搬送手段に対して印加するタイミング
制御手段と、を具備した構成を採る。また、請求項2記
載の記録装置は、前記タイミング制御手段は、前記記録
制御手段へ前記次印字ブロック群のデータを転送が終了
した直後に記録紙の搬送が開始されるようにするため
に、前記搬送手段の起動遅れ時間を考慮して前記搬送手
段に前記モータパルスの印加を行う構成を採る。また、
請求項3記載の記録方法は、1ラインを複数のブロック
を有するブロック群に分割し前記ブロック群単位でデー
タ記録を行う場合に、現印字ブロック群の黒画素を計数
し同時にデータ記録可能なブロック数を計数している間
に次印字ブロック群の黒画素を計数し次ブロック群の同
時にデータ記録可能なブロック数を出力し、前記現印字
ブロック群の印字終了前であって、かつ次ブロックの印
字が開始する前に記録紙の搬送が開始されるようなタイ
ミングで前記次印字ブロックに対応する前記同時にデー
タ記録可能なブロック数に応じたモータパルス数を記録
用紙を搬送する搬送手段に対して印加する構成を採る。
また、請求項4記載の記録方法は、前記次印字ブロック
群のデータの転送終了直後に記録紙の搬送が開始される
ように、前記搬送手段の起動遅れ時間を考慮して前記搬
送手段に前記モータパルスの印加を行う構成を採る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】上述の目的を達成するため、本発
明は、パルスモータにより記録紙を搬送させる搬送手段
と、1ラインを複数ブロックに分割して順次ブロック単
位でデータ記録を行う記録制御手段と、現印字ブロック
群の記録終了以前に前記パルスモータに対して次印字ブ
ロック群のデータ記録のための駆動パルスを印加するタ
イミング制御手段とを具備する構成とした。この構成に
より、現印字ブロック群の記録中に、次印字ブロック群
のための駆動パルスの印加を行って紙送り動作を起動す
るため、現印字ブロック群の印字終了から次印字ブロッ
ク群の印字開始までの時間を大幅に短くして、記録時間
を高速化することができる。また、本発明は、上記発明
において、前記記録制御手段は、記録ヘッドとこの記録
ヘッドにブロック単位でデータを転送するデータ制御手
段とを具備し、前記タイミング制御手段は、前記データ
制御手段による前記記録ヘッドへの次印字ブロック群の
データの転送終了直後に記録紙の搬送が開始されるよ
う、前記パルスモータの起動遅れ時間を考慮して駆動パ
ルスの印加を行う構成とした。この構成により、記録ヘ
ッドへのデータ転送直後に記録紙の搬送が行われるた
め、データ転送完了から記録紙搬送開始までの時間を大
幅に短くして、記録時間を高速化することができる。ま
た、本発明は、上記発明において、印字ブロック群の中
から所定の黒画素数の範囲内にある一つ以上のブロック
を検出する検出手段を具備し、前記記録制御手段は、検
出された前記ブロックを同時に記録し、前記タイミング
制御手段は、検出された前記ブロックの数に応じた駆動
パルスを印加する構成とした。この構成により、同時に
記録されるブロック数に応じて駆動パルスをタイミング
よく印加するため、記録紙の搬送を円滑に行って記録時
間を高速化することができる。また、本発明は、上記発
明において、複数ブロックで分割記録する記録ヘッド
と、1ラインの画データを複数回前記記録ヘッドに転送
する転送手段と、記録時にすべての隣接ブロック間の副
走査方向の高低差が最小となるように各回の転送 毎に記
録対象となる有効ブロック群を選択する選択手段とを備
え、前記記録ヘッドは前記転送手段による転送データの
うち前記有効ブロックの画データのみを印字する構成と
した。また、本発明は、上記発明において、前記選択手
段は、初回転送のブロック群を基点ブロックとした場合
に、次回以降転送のブロック群として基点ブロックのブ
ロック番号から昇順または降順に位置するブロックを順
次選択するとともに、この昇順または降順によるブロッ
クの選択が基点ブロック毎に交互に繰り返される構成と
した。これらの構成により、隣接ブロック間の高低差が
最小となる略V字形状または略∧字形状にブロックを選
択して印字するため、記録紙の紙送りむらを最小に抑え
ることができる。また、本発明は、1ラインを複数ブロ
ックに分割して順次ブロック単位でデータ記録を行う際
に、現印字ブロック群の記録終了以前に、記録紙を搬送
させるパルスモータに対して次印字ブロック群のデータ
記録のための駆動パルスを印加する構成とした。この構
成により、現印字ブロック群の記録中に、次印字ブロッ
ク群のための駆動パルスの印加を行って紙送り動作を起
動するため、現印字ブロック群の印字終了から次印字ブ
ロック群の印字開始までの時間を大幅に短くして、記録
時間を高速化することができる。また、本発明は、上記
発明において、印字ブロック群のデータ記録のためのデ
ータ転送終了直後に記録紙の搬送が開始されるよう、前
記パルスモータの起動遅れ時間を考慮して駆動パルスの
印加を行う構成とした。この構成により、記録ヘッドへ
のデータ転送直後に記録紙の搬送が行われるため、デー
タ転送完了から記録紙搬送開始までの時間を大幅に短く
して、記録時間を高速化することができる。以下、本発
明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図
1は、本発明の一実施の形態による記録装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0023】実施の形態の記録装置は、CPU101、
メモリ102、パラレルシリアル変換器103、第1分
割画像検出手段104、記録情報制御手段105、サー
マルヘッド106、モータパルス数算出手段107、モ
ータドライバ108、モータ109、第2分割画像検出
手段110、から構成される。第1分割画像検出手段1
04に加えて、新たに第2分割画像検出手段110を設
けた点が、図6に示した従来技術の構成と異なる。
【0024】パラレルシリアル変換器103から1ライ
ンの画データが第1、第2分割画像検出手段に送られ
る。第2分割画像検出手段110は、第1分割画像検出
手段104が現印字ブロック群を処理するのと同時に次
印字ブロック群を選択し各ブロックの黒画素数の計数を
行って、次印字ブロック群の内の同時に印字可能なブロ
ック数をモータパルス数算出手段107に通知する。モ
ータパルス数算出手段107は、次印字ブロック群の紙
送りのためのモータパルスを印加してモータ109を起
動する。記録情報制御手段105は、現印字ブロック群
以外のデータがマスクされた画データをサーマルヘッド
106に転送する。
【0025】以上のように構成された記録装置につい
て、図2に示す制御タイミング図、図3(a)に示す有
効ブロックの選択パターンを示す図、図3(b)に示す
図3(a)の選択パターンで出力された記録画像の例を
示す図、に沿って説明する。
【0026】図2において、記録データDATは、1ラ
インの画データであり16ブロックに分割されている。
この16ブロックは、転送NO.1〜NO.4の4回に分けて転
送される。各転送回において、斜線部分は記録対象とな
る有効ブロック、斜線以外の部分は記録対象外のマスク
データである。各転送回の有効ブロック群の合計の黒画
素数が所定数N以内であれば、各ブロック群は同時に記
録される。
【0027】本実施の形態では、3A、3B、3C、3
Dの4つのブロック群が有効ブロックである。3Aブロ
ック群は、図3(a)の転送NO.1において斜線で表され
るブロックである。同じく、3Bブロック群〜3Dブロ
ック群は、転送NO.2〜NO.4において斜線で表されるブロ
ックである。現分割ブロックBLK1が転送NO.1の3A
ブロック群であるとき、次分割ブロック群BLK2は転
送NO.2の3Bブロック群となる。
【0028】第1分割画像検出手段104は、現分割ブ
ロックBLK1のデータをパラレルシリアル変換器10
3から受け取り、3Aブロック群の3A1ブロックの先
頭画素から黒画素を計数していき、所定数Nに達するブ
ロックの組合せを検出する。ここでは、3A1〜3A4
の4個のブロックの黒画素の合計が所定数Nとする。
【0029】第1分割画像検出手段104は、この検出
結果(3A1〜3A4ブロックの同時印字)を記録情報
制御手段105に通知する。記録情報制御手段105
は、3A1〜3A4ブロックはパラレルシリアル変換器
2からの記録データをそのままで、これ以外のブロック
は白のダミーデータに置き換えてサーマルヘッド106
に転送する。3Aブロック群は1ラインの最初のデータ
であるため、従来と同様に、このデータ転送が完了した
時点でCPU101からサーマルヘッド106にラッチ
信号LTが、続いてモータパルスMPがモータドライバ
108に印加され、データがサーマルヘッド106に取
り込まれるとともに印字のための紙送りの準備が開始さ
れる。この紙送りの準備開始から実際に紙送りが開始さ
れるまでの装置固有のモータ起動遅れ(Td)を経た
後、印字ストローブ1〜4が同時に印加されることによ
り3A1〜3A4ブロックが同時に印字される。
【0030】一方、第2分割画像検出手段110も、次
分割ブロックBLK2のデータをパラレルシリアル変換
器103から受け取り、3Bブロック群の3B1ブロッ
クの先頭画素から黒画素数を計数し、所定数Nに達する
ブロックの組合せを検出している。
【0031】3Bブロック群から所定数Nに達するブロ
ックの組合せ(ここでは、3B1、3B2、3B3、3
B4ブロックが各々所定数Nの黒画素を有するものとす
る。)を検出した第2分割画像検出手段110は、この
検出結果をモータパルス数算出手段107に通知する。
モータパルス数算出手段107は、3Bブロック群の同
時に印字可能なブロック数に応じたモータパルス数を算
出し、CPU101に通知する。3Bブロック群では有
効ブロック4個全てが個別の印字であるため、それぞれ
がモータパルス数1となる。CPU101は、3Bブロ
ック群のデータがサーマルヘッドに転送されてラッチ信
号LTを印加する前の3Aブロック群の印字中に、3B
ブロック群のモータパルスMPを印加することにより、
モータ109の駆動を図2ののタイミングで行う。
【0032】これによって、3A4ブロックの印字終了
からわずかにTb時間後の図2ののタイミングで3B
1ブロックの印字開始を行うことができる。3B1ブロ
ックのためのモータパルスMPの発生タイミングは、モ
ータの起動遅れTdを考慮して、記録情報制御手段10
5からサーマルヘッド106へのデータの転送直後に、
記録可能となるようなタイミングを調整すればよい。
【0033】同様に、3Bブロック群の印字中にはすで
に3Cブロック群の所定数Nとなるブロックの組合せが
検出され、3Cブロック群では3C1〜3C3の3個の
ブロックの黒画素の合計が所定数Nとなって、この3ブ
ロックが同時に、3C4ブロックがその後に印字され、
3Dブロック群では3D1〜3D4の4個のブロックの
黒画素の合計が所定数Nとなって4ブロックが同時に印
字される。
【0034】いずれの場合においても、装置固有のモー
タ起動遅れ時間Tdよりも短い時間で現ブロック群の最
後のブロックの印字終了から次ブロック群の最初のブロ
ックの印字開始が行われる。
【0035】次に、本実施の形態に係る上記記録装置の
印加制御について、図3(a)に示す有効ブロックの選
択パターン図、及び図3(b)に示す記録画像の例を示
す図に沿って説明する。
【0036】第1分割画像検出手段104は、16ブロ
ックの1ラインの画データの内、記録対象となる有効ブ
ロック(斜線で示す)として、第1回目(3Aブロック
群)にはブロック1、8、9,16を、第2回目(3B
ブロック群)にはブロック2,7,10,15を、第3
回目(3Cブロック群)にはブロック3,6,11,1
4を、第4回目(3Dブロック群)にはブロック4、
5,12,13を選択する。
【0037】この有効ブロックの選択パターンは、転送
NO.1の3Aブロック群を基点ブロックとした場合、基点
ブロックNO.1から3Bブロック群のブロックNO.2、3
Cブロック群のブロックNO.3、3Dブロック群のブロ
ックNO.4と昇順に位置するブロックが選択され、次の
基点ブロックNO.8からは3Bブロック群のブロックNO.
7、3Cブロック群のブロックNO.6、3Dブロック群
のブロックNO.5と降順に位置するブロックが選択され
る。これらの8ブロック分で略V字形状、次の基点ブロ
ックNO.9からの昇順ブロックと基点ブロックNO.14か
らの降順ブロックとを合わせた16ブロック分で略W字
形状となるように選択する。
【0038】以上のように有効ブロックを選択して、転
送NO.1〜NO4の順番で印字させることにより、図3
(b)に示すように全てのブロックの高低差(段差)を
最小とすることができる。
【0039】仮に、16ブロックを2回の転送で行う場
合であれば、第1回目には、ブロックNO.1,2,7〜
10,15,16を、第2回目には、ブロックNO.3〜
6,11〜14を有効ブロックとすることにより、略V
字形状とすることができる。他の分割数、有効ブロック
数においても同様である。
【0040】また、上述の例では、初回の転送NO.1と最
終の転送NO.4に有効ブロックとして隣接するブロックを
含ませて、記録時に副走査方向の高低差の全くないブロ
ックが印字されるようにしたが、この限りではない。
【0041】また、上述の例では、基点ブロックから昇
順、降順の順に選択して略V字形状としたが、3Aブロ
ック群をブロックNO.4,5,11,12とした場合に
は、基点ブロックNO.4から降順、基点ブロックNO.5か
ら昇順、基点ブロックNO.11から降順、基点ブロックN
O.12から昇順にと降順、昇順の順に選択し、8ブロッ
ク分で略∧字形状、16ブロック分で略M字形状となる
ように選択しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、予め次に印字する転送データの紙送り量を算出して
搬送モータの起動を行うことにより、前の転送データの
印字終了から次の転送データの印字開始までの時間を大
幅に短くして、記録時間を高速化することができるとい
う効果を奏する。
【0043】また、すべての隣接ブロック間の記録時の
高低差が最小となるように、記録対象のブロックを選択
することにより、記録紙の紙送りむらを最小に抑えるの
で、高品質な記録を行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る記録装置の構成を
示すブロック図
【図2】実施の形態1の記録装置の制御タイミングを示
す図
【図3】(a)実施の形態2の記録装置の有効ブロック
選択パターンを示す図 (b)実施の形態2の記録装置の記録画像の例を示す図
【図4】従来の記録装置の制御タイミングを示す図
【図5】(a)従来の記録装置の有効ブロック選択パタ
ーンを示す図 (b)従来の記録装置の記録画像の例を示す図
【図6】従来の記録装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 CPU 102 メモリ 103 パラレルシリアル変換器 104 第1分割画像検出手段 105 記録情報制御手段 106 サーマルヘッド 107 モータパルス数算出手段 108 モータドライバ 109 モータ 110 第2分割画像検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−314837(JP,A) 特開 平6−115137(JP,A) 特開 平6−291949(JP,A) 特開 平7−112566(JP,A) 特開 平8−252955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/35 B41J 2/51 B41J 5/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータパルスにより駆動し記録紙を搬送
    する搬送手段と、1ラインを複数のブロックを有するブ
    ロック群に分割し前記ブロック群単位でデータ記録を行
    う記録制御手段と、現印字ブロック群の黒画素を計数し
    て同時にデータ記録可能なブロック数を出力する第1分
    割画像検出手段と、前記第1分割画像検出手段が前記現
    印字ブロック群の処理をしている間に次印字ブロック群
    の黒画素を計数して同時にデータ記録可能なブロック数
    を出力する第2分割画像検出手段と、前記同時にデータ
    記録可能なブロック数に応じたモータパルス数を出力す
    るモーターパルス出力手段と、前記モータパルス出力手
    段を制御し前記現印字ブロック群の印字終了前であっ
    て、かつ前記次印字ブロック群の印字が開始する前に記
    録紙の搬送が開始されるようなタイミングで前記次印字
    ブロックに対応する前記モータパルス数を前記搬送手段
    に対して印加するタイミング制御手段と、を具備したこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、前記記録制
    御手段へ前記次印字ブロック群のデータを転送が終了し
    た直後に記録紙の搬送が開始されるようにするために、
    前記搬送手段の起動遅れ時間を考慮して前記搬送手段に
    前記モータパルスの印加を行うことを特徴とした請求項
    1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 1ラインを複数のブロックを有するブロ
    ック群に分割し前記ブロック群単位でデータ記録を行う
    場合に、現印字ブロック群の黒画素を計数し同時にデー
    タ記録可能なブロック数を計数している間に次印字ブロ
    ック群の黒画素を計数し次ブロック群の同時にデータ記
    録可能なブロック数を出力し、前記現印字ブロック群の
    印字終了前であって、かつ次ブロックの印字が開始する
    前に記録紙の搬送が開始されるようなタイミングで前記
    次印字ブロックに対応する前記同時にデータ記録可能な
    ブロック数に応じたモータパルス数を記録用紙を搬送す
    る搬送手段に対して印加することを特徴とする記録方
    法。
  4. 【請求項4】 前記次印字ブロック群のデータの転送終
    了直後に記録紙の搬送が開始されるように、前記搬送手
    段の起動遅れ時間を考慮して前記搬送手段に前記モータ
    パルスの印加を行うことを特徴とする請求項3記載の記
    録方法。
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