JP2003175587A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003175587A
JP2003175587A JP2001379354A JP2001379354A JP2003175587A JP 2003175587 A JP2003175587 A JP 2003175587A JP 2001379354 A JP2001379354 A JP 2001379354A JP 2001379354 A JP2001379354 A JP 2001379354A JP 2003175587 A JP2003175587 A JP 2003175587A
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Yuji Matsuda
雄二 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テキストと自然画が混在する画像データに対し
て、テキスト画像部分については高速に印字を行うこと
により、ページあたりの印字時間を短縮する。 【解決手段】印字ヘッドがスキャン印字する画像中のテ
キスト領域と自然画領域とを識別し、テキスト領域の印
字速度を自然画領域の印字速度により速くする。テキス
ト領域と自然画領域とが所定の距離L以上離れていれ
ば、同スキャン中であっても印字速度を切り替えること
ができる。具体的には、テキスト領域については、キャ
リッジの高速駆動とヘッドのブロック分散駆動とを採用
したマルチパス印字を行い、自然画領域の印字にはキャ
リッジの通常速度駆動とデータマスクとを採用したマル
チパス印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置におけるインクジ
ェット記録方式は、インクが満たされているノズル内に
ヒータが複数個装着されており、このヒータにパルス信
号を印加することによりヒータを加熱して、インクを沸
騰させ、これによって生じる気泡圧でインクを吐出させ
るようになっている。このインクジェット記録方式を画
像形成装置に使用する場合には、前記ノズルを複数数個
並べて1つの印字ヘッド(以下、単にヘッドという)を
構成する。更にこのヘッドを複数個(例えば、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラック等のインクを吐出する複
数個)組み合わせて使用することにより、フルカラーの
画像を形成している。
【0003】このような画像形成装置において、ヘッド
を駆動する制御回路は、図2に示すように構成されてい
る。なお、同図は1個のヘッドを構成する場合を示して
いる。図2において、201はシフトレジスタ、202
はラッチ回路、203はデコーダ回路、204〜209
はAND回路、210〜215はトランジスタ、216
はヒータを示している。この構成において、外部より画
像データOUT_DATAがシリアル2値データで転送
クロックCLKに同期して転送されてきて、シフトレジ
スタ201で順次シリアル−パラレル変換される。25
6個(本例では256ノズルで構成されているヘッドを
使用している)の画像データOUT_DATAが転送さ
れた後、ラッチLAT信号により各ノズル上で保持状態
となる。また、複数ノズルで構成されている1つのヘッ
ドをnブロックに分けている(本例では256ノズルで
構成されているヘッドを16ブロックに分けて使用して
いる)。4ビットで構成されるブロック選択信号BLK
ENBをデコーダ回路203でデコードすることによ
り、1ブロックに1パルスのイネーブル信号BENB0
〜15と、ヒータ駆動のパルス信号HENBを与える。
これらの信号が与えられるとともに画像データがイネー
ブルで保持されているノズルのみトランジスタ210〜
215がONされ、ヒータ216が加熱されてインクを
吐出する。
【0004】以上のような制御で図3のように1カラム
分印字し、これを主走査方向に数カラム印字することに
よって1バンドの印字を行い、次いで紙を送って2バン
ド目の印字を行う。このような動作を複数回繰り返して
複数バンドから構成される画像全体を形成する。
【0005】キャリッジ速度の変動に対して正確な位置
で印字を行うために、一般的には図4のように1ドット
毎にスリットが入っているリニアスケール401をキャ
リッジの移動方向に並行して配置して、それをヘッド1
03の近傍に取り付けられているセンサ402で読み取
る。このセンサ402の出力信号を用いてインク吐出の
同期をとって正確な位置でインクを吐出する制御を行
う。
【0006】一方、ヘッドの製造工程において、吐出口
の形状や電気/熱変換体(吐出ヒータ)のばらつき等に
よって、ノズル毎の僅かな違いがそれぞれに吐出される
インクの吐出量や吐出方向の向きに影響を及ぼす。また
印字用紙の種類によっては、インクのあふれや紙の繊維
に沿って微小にインクがにじむ、いわゆるフェザリング
が発生するため、各バンド間のつなぎ部分でバンドすじ
が発生することがある。更に1バンド印字毎に印字用紙
を送って次のバンドを印字する動作を繰り返すため、紙
送り量の微小の誤差でもバンドすじが発生することがあ
る。これらの要因は、最終的に形成される画像の濃度ム
ラとして画像品位を劣化させる原因となる。
【0007】その結果として、ヘッドの主走査方向に対
して周期的に、エリア・ファクタ100%を満たせない
“白”の部分が存在したり、逆に必要以上にドットが重
なり含ったり、あるいは白スジが発生したりすることと
なる。これらの現象が通常人間の目で濃度ムラとして感
知される。この現象は、特に多数のインク色を重ね合わ
せて印字を行う自然画(例えば写真画像等)の場合に特
に目立つ。そこで、これらの濃度ムラ対策としてマルチ
パス印字方式と呼ばれる方式が提案されている。
【0008】ここでは、説明を簡単にするために8ノズ
ルからなる単一インク色ヘッドを用いた場合を例に挙
げ、図14を参照してマルチパス印字の一例を説明す
る。
【0009】第1走査において白丸印で示すドット(画
素)を第1の千鳥パターン状に記録し、記録幅(バンド
幅)の半分(ここでは4ドット幅)だけ紙送りを行う。
図では用紙は上方に搬送されるが、便宜上ヘッドを下方
に移動させて示している。最初に記録する記録幅の半分
は、図の上側の半分が、紙送り方向と逆の側のヘッドの
半分で記録される。次に、第2走査において白三角印△
で示す別のドットを第2の千鳥パターン(逆千鳥パター
ン)状に記録する。この第2走査以降はヘッドの全記録
幅を記録に用いる。この第2の千鳥パターンは第1の千
鳥パターンと逆の相補的なパターンである。よって、第
1走査と第2走査により4ドット幅分の記録が完成され
る。同様にして第3走査では、さらに記録幅の半分だけ
の紙送りを行った後、白丸印で示すドットを第1の千鳥
パターンで印字する。これにより、8ドット幅分の記録
が完成される。このように、2パス印字では、奇数走査
と偶数走査で記録幅の半分ずつ紙送りを行い、交互に第
1および第2の千鳥パターンの印字を行う。すなわち、
順次4ドット単位の紙送りと千鳥/逆千鳥パターンの記
録を交互に行うことにより、4ドット単位の印字領域を
1スキャン毎に完成させていく。このようにして、一つ
のラインについて異なる二つのノズルを用いて印字する
ことにより、ノズル形成精度の影響を排除し、濃度ムラ
を抑えた高品位な画像を形成することができる。また、
マルチパス印字方式では、インクを乾かしながら印字し
ていくといった効果も同時に達成できる。
【0010】各走査毎のパス・データは、元のデータの
一部を間引いたものであり、このようなデータの間引き
をデータマスクと呼ぶ。パスデータを生成する方法とし
ては、上述のように千鳥/逆千鳥パターンを用いて、印
字すべき画像データ(以下、印字データと記す)を間引
く(マスクする)ことによりパス・データを生成する方
法(固定間引きと称す)や、記録ドットと非記録ドット
とが乱数的に配列されたランダム・マスタパターンを用
いて印字データを間引くことによりパス・データを生成
する方法(ランダム間引きと称す)などが知られてい
る。
【0011】2より大きいパス数のマルチパス印字につ
いても同様である。すなわちnパス印字ではn(>2)
回のパスで1バンドの印字を完成するよう、1回のパス
ではn分の1バンド分だけ紙送りを行うとともに、1ラ
インはn個の異なるノズルで順次印字される。
【0012】一方、1ページの画像を印字するのに係る
時間を短縮するために、キャリッジの1走査あたりのキ
ャリッジ移動速度を倍にして印字時間を短縮する場合が
ある。通常は図15(a)に示すように、1カラムの印
字毎に全16ブロックのヒートを行って全ノズルの印字
を行う。しかし、キャリッジ速度を倍にした場合、性能
上の制約から1カラム内で全16ブロックをヒートする
ことが出来ない。仮に1カラム内で全16ブロックヒー
トできるように各ブロックのヒート時間を短縮すると、
インクの発泡が十分なされないため、インク吐出が行わ
れなくなる。
【0013】このような問題を回避するために、図15
(b)のように各カラム毎に偶数ブロックと奇数ブロッ
クを交互にヒートすることで各ブロックのヒート時間を
確保する方法(ブロック分散駆動印字と称す)と、図1
5(c)のように、1カラム置きに全16ブロックをヒ
ートすることで各ブロックのヒート時間を確保する方法
(カラム間引き印字と称す)とがある。カラム間引き印
字の場合、物理的なハードウェア回路で実現するときは
比較的簡単な回路構成で実現できるが、2カラムにまた
がって全16ブロックをヒートするためインクの着弾が
斜めになる短所がある。またブロック分散駆動印字の場
合、1カラムで半分の対象ブロックのデータを印字して
いくためインクの着弾が斜めになる量は少ないが、物理
的なハードウエア回路で実現するときは比較的複雑な回
路構成になる。
【0014】以上のカラム間引きやブロック分散駆動を
一般的に、駆動マスクを呼んでいる。いずれの駆動マス
クも、ランダムマスク等のデータマスクを併用しない場
合であれば、2回の印字スキャンで100%の画像を印
字する。
【0015】通常の画像形成装置における高品位モード
においては、ブロックのヒートタイミングを切り替える
駆動マスクを用いないで、通常の印字速度で画像データ
をマスクするデータマスクを用いたマルチパス印字を行
うことで高品位画像印字を実現している。これに対し、
ドラフトモード(高速印字モード)ではキャリッジ移動
速度を倍にして、画像データをマスクするデータマスク
とブロックのヒートタイミングを切り替える駆動マスク
とを併用して高速印字を実現している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記マルチパス印字方
式を行った場合、1ラインを完成するための走査回数
(パス数)が多ければ多いほど画像品位は向上するが、
それに反して印字速度が遅くなる欠点がある。
【0017】また一般約に自然画の場合はマルチパス印
字を行うと画像品位が向上するが、テキストデータの場
合は、一定以上印字パス数を増やしても画像品位はあま
り変わらない。
【0018】したがって、テキストデータと自然画とで
は、それぞれに適した印字制御を行うことが好ましい。
【0019】しかしながらテキストデータと自然画が混
在している画像の場合、画像品位維持のために自然画優
先で印字モードが選択されるために、テキスト画像も自
然画と同様の印字モードで印字が行われる。そのため、
印字時間が長くなり非常に非効率的であった。
【0020】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、テキストと自然画が混在する画像デ
ータに対して、テキスト画像部分については高速に印字
を行うことにより、ページあたりの印字時間を短縮する
ことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による画像形成装
置は、インクジェット記録方式により、記録媒体の搬送
方向とほぼ直角の方向に複数のヘッドをスキャンしてカ
ラー画像の形成を行う画像形成装置であって、印字ヘッ
ドがスキャン印字する入力画像データがテキスト領域を
含むか自然画領域を含むかを判定する領域判定手段と、
この判定の結果、前記ヘッドの1スキャン中であって
も、前記テキスト領域と自然画領域とで印字速度を切り
替える制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】本明細書では、印字ヘッドがスキャン印字
する入力画像データがテキスト領域を含むか自然画領域
を含むかを判定することにより、両領域の印字速度を切
り替える。例えば、テキスト領域の印字速度を自然画領
域の印字速度の倍とすることができる。これによって、
両テキストと自然画が混在する画像データに対して、適
切な印字制御を行い、自然画の印字品位を低下させるこ
となく、ページあたりの印字時間を短縮することが可能
となる。
【0023】前記領域判定手段は、予め定めた単位領域
毎に各ヘッドの色の画素の記録の有無を調べることによ
り各単位領域がテキスト領域か自然画領域かを判定する
ことができる。そのために、前記領域判定手段は、例え
ば、予め定めた単位領域毎に各色について記録有の画素
数をカウントし、各色のカウント値に基づいて各単位領
域がテキスト領域か自然画領域かを判定する。なお、テ
キスト領域と判断された単位領域が連続する場合にはそ
の全体の領域がテキスト領域となる。自然画領域につい
ても同様である。
【0024】両領域の印字速度としては、例えば、自然
画領域については前記ヘッドを搭載するキャリッジを通
常印字の速度で駆動し、テキスト領域についてはヘッド
を搭載するキャリッジを通常印字の倍の速度で駆動す
る。
【0025】前記画像形成装置は、好ましくは、画像デ
ータを任意のパターンでマスクするデータマスク手段
と、前記データマスク手段を用いて複数の印字パス数で
印字を行う印字パス設定手段と、前記ヘッドの駆動ブロ
ックを任意に選択駆動するブロック選択駆動手段と、キ
ャリッジの駆動速度を可変する手段とを備え、前記制御
手段は、テキスト領域については、キャリッジの高速駆
動とヘッドのブロック分散駆動とを採用したマルチパス
印字を行い、自然画領域の印字にはキャリッジの通常速
度駆動と前記データマスク手段によるデータマスクとを
採用したマルチパス印字を行う。マルチパス印字を行う
ことにより、自然画領域の印字頻度を向上させると共
に、ブロック分散駆動によりテキスト領域の高速印字を
実現することができる。
【0026】前記制御手段は、印字モードによって利用
する印字パス数を変えるとともに、テキスト領域と自然
画領域の両方に同じ印字パス数を用いる。これによっ
て、同じ印字スキャン中に混在するテキスト領域と自然
画領域とを同じパス数で同時に印字することが可能とな
る。
【0027】前記制御手段は、テキスト領域について
は、印字パス数に応じて、前記ブロック分散駆動とデー
タマスクとを併用することも可能である。
【0028】前記制御手段は、自然画領域については、
前記キャリッジを通常速度駆動するとともに、ヘッドの
全ブロック非分散駆動し、複数のパスで印字するとき
は、パス毎の印字データをデータマスクによりマスクす
ることが好ましい。これにより、高品位での自然画印字
が行える。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0030】まず、図5に、本発明の実施の形態に係わ
る画像形成装置のキャリッジ周りの外観構成を示す。図
において、103はキャリッジ(図示せず)に搭載され
た印字ヘッド、104はリニアスケール、105は主走
査モータ、501は副走査モータを示している。前述の
ように、印字ヘッド103は主走査モータ105によっ
てベルト502を介して図中の左右の方向に駆動され
る。また印字用紙503は、副走査モータ501によっ
て駆動される紙搬送ローラ504によって図中の「紙送
り方向」に沿って搬送される。印字時には、印字ヘッド
103で、1バンド印字ごとに指定されたパス分の紙送
りを行いながら印字スキャンを繰り返すことにより、1
ページの画像を形成する。図において502,505は
形成された画像を示していて、502はカラー画像(自
然画)、505はテキスト画像を示している。本発明で
は、カラー画像とテキスト画像が副走査方向に分かれて
配置されている場合はもちろんのこと、図のように主走
査方向に分かれて配置されている場合でも、ある一定間
隔以上離れているときにはキャリッジの移動速度を可変
する制御を行って印字時間を短縮することができる。
【0031】図1は、図5に示した画像形成装置の構成
を示すブロック図である。同図に示す画像形成装置は、
印字制御部102およびヘッド103を有し、印字制御
部102にはリニアスケールセンサ402、主走査モー
タ105および図示しない副走査モータ、各種センサ等
が接続されている。また、印字制御部102には、イメ
ージスキャナ、パソコン、ハードウェアRIP等の外部
装置101を接続することができる。
【0032】図1に示す画像形成装置は、外部装置10
1から転送されてくる画像データIN_DATAに基づ
き、ヘッド103を用いて記録紙に画像イメージを形成
する。具体的には印字制御部102がそのために必要な
信号の生成を行っている。印字制御部102は、ゼロデ
ータ検知部106、メモリコントロール部107、画像
メモリ108、データマスク部109、マスクメモリ部
110、リニアスケールカウント部111、印字トリガ
生成部112、ヘッド制御部113、主走査モータ制御
部114、CPU115、メモリ116から構成されて
いる。その中でも、CPU115は画像データが転送さ
れてくる外部装置101とのインターフェースを行うと
共に、メモリ116やI/O等、印字制御部102全体
の動作のコントロールを行っている。
【0033】外部装置101から画像データIN_DA
TAが転送されてくると、CPU115からの命令で、
ゼロデータ検知部106にて画像データIN_DATA
を取り込み、メモリコントロール部107経由で数バン
ド分の画像データを画像メモリ部108に一時保持す
る。本実施の形態では、外部装置から32ビットバスで
ラスタ方向の画像データを各色(本実施の形態ではブラ
ック・シアン・マゼンタ・イエロー・ライトシアン・ラ
イトマゼンタの6色を使用している)32ライン単位で
転送し、32ラインの画像データを一旦、ゼロデータ検
知部106内の内部バッファに取り込む。このゼロデー
タ検知部106において、ラスタ方向の画像データをヘ
ッドのノズルの並び方向のデータに変換するHV変換
(縦横変換)を横方向の32ドットと縦方向の32ライ
ン単位で行う。このHV変換後のデータをメモリコント
ロール部107経由で画像メモリ部108にライトする
(書き込む)。32ライン分を、画像サイズ分の横方向
全てのデータに対してHV変換して、画像メモリ108
へデータライトした後に、外部装置101から次の32
ラインの転送を行う動作を繰り返す。以上のHV変換
は、画像メモリ108からデータを読み出す際に、ヘッ
ド103に与えるデータの取得のためのメモリアクセス
を容易にするための処理であり、この処理自体は公知で
ある。
【0034】またゼロデータ検出部106では、前記H
V変換を行う際に、横方向の32ドットと縦方向32ド
ットの単位領域内のデータ“1”の個数を数える処理
(ドットカウント処理と称す)を同時に行い、画像メモ
リ108に画像データをライトするときに、同時にドッ
トカウントデータも画像メモリ108の別領域にライト
する処理も行っている。これはヘッドのインク吐出によ
る昇温で吐出不良が発生するのを防止するために、印字
ドット数を事前にカウントしておき、規定値以上になっ
た場合に回復処理を行うと共に、インクの消費量を検出
するために行っている。更に本発明では、各色のドット
カウント値を用いて各単位領域内の画像データが、複数
色を含むカラーデータであるか、単色のみのデータであ
るかを検出する処理も行っている。この検出の結果、テ
キストデータのある領域のみ、キャリッジ速度(スピー
ド)を倍にし、例えば2パス印字の場合は、後述するデ
ータマスクを行わないで駆動マスクのみで印字を行うこ
とにより、印字時間を短縮する。
【0035】ゼロデータ検知部106によるデータ検知
と印字方法の詳細は、本発明でもっとも特徴的な動作を
行うところで、HV変換の説明も含めて後ほど詳述す
る。
【0036】前記のデータ処理により、画像メモリ10
8に数バンド分の画像データを格納後、印字スキャンを
開始して、順次画像メモリ108から画像データの読み
出しを開始する。この際、メモリコントロール部107
は、外部装置101からの画像データの入力と、ヘッド
103への画像データの読み出しを時分割に行うため
の、画像メモリ部108のバス選択処理を行う。
【0037】尚、本実施の形態では、前述したようにリ
ニアスケール104を配置していて、リニアスケールセ
ンサ402からヘッド103のスキャンに同期して出力
される信号LINSCL_A/LINSCL_Bを用い
て、画像データOUT_DATAの出力およびヘッド駆
動信号の生成、キャリッジの位置管理、主走査モータの
速度制御等の、印字制御の同期をとっている。リニアス
ケールセンサ402からは図16に示すような90度位
相のずれた2相の信号(LNSCL_A/LINSCL
_B)が出力され、この2相の信号の位相関係からキャ
リッジの移動方向の検出を行う。またこの2相の信号か
らリニアスケールカウント部111で、キャリッジの移
動量をカウントし、CPU115で指定された位置情報
から図17のような画像メモリからデータを読み出す領
域とヘッド制御信号を生成する領域信号(WINDO
W)の生成を行う。また、印字トリガ生成部112で
は、リニアスケールカウント部111と同様にリニアス
ケールセンサ402から出力される2相の信号から、印
字タイミング信号(HSYNC)を生成する。メモリコ
ントロール部107およびヘッド制御信号生成部113
では、WINDOW信号とHSYNC信号の両方がイネ
ーブルとなっているタイミングで、画像メモリ108か
らの画像データの読み出しとヘッド制御信号の生成が行
われる。高解像度のリニアスケールは非常に高価である
ため、本実施の形態では、低解像度(例えば300dp
i)のリニアスケールを用いて、印字トリガ生成部11
2で高解像度の印字トリガ(例えば1200dpi)
を、逓倍回路(図示せず)を用いて生成する。
【0038】画像メモリ108から読み出された画像デ
ータは、データマスク部109でマルチパス印字のため
のデータマスク処理が行われる。そのために、ページ印
字開始前に、CPU115によりデータマスク部109
を経由してマスクメモリ部110に、印字パス数に応じ
たマスクパタ一ンをデータライトしておく。印字開始後
に、キャリッジが駆動されてヘッド103が印字領域に
達したときに、HSYNC信号に同期して、画像メモリ
108から画像データをリードし、同時にマスクメモリ
部110からマスクデータをリードして、データマスク
部109で両方のデータが“1”のデータの時のみ、デ
ータ“1”をヘッド103に出力する制御を行う。本実
施の形態ではマスタパターンとして記録画素と非記録画
素とが乱数的に配列されたランダム・マスクパタ一ンを
用いて、マルチパス印字を行う。
【0039】ヘッド制御信号生成部113では、前記W
INDOW信号とHSYNC信号に応じて、ヘッドの各
ブロックの選択信号BLKENBとヒータ駆動のパルス
信号HENBのインクの吐出に必要な信号の生成を行
う。更に前述した高速印字を行う場合、各カラム毎に偶
数ブロックと奇数ブロックを交互にヒートすることで、
各ブロックのヒート時間を確保するブロック分散駆動印
字を行う。これは前記HSYNC信号のタイミングでブ
ロック選択信号を偶数ブロックについて生成する動作
と、奇数ブロックについて生成する動作とを交互に行う
ものである。
【0040】以下、画像データの検出と、検出された画
像データの印字の方法について詳細に説明する。
【0041】まず、図10を用いて、ゼロデータ検知部
106でのHV変換とドットカウントの詳細を説明す
る。外部装置101からは図10(a)に示す様に、各
色毎にラスタ方向(横方向)の32ラインの画像データ
を32ドット単位で転送してくる。ゼロデータ検知部1
06では、内部に各色毎に32ライン分のバッファ10
6aを持っている。図10(a)のように順次内部バッ
ファに入力データを0hexアドレスから32アドレス
飛びに格納していく。また2ライン目は1hexアドレ
スから32アドレス飛びに格納していき、それらの動作
を32ライン目まで繰り返す。32ライン分の画像デー
タの入力後、HV変換を実行する。ゼロデータ検知部1
06では、図10(b)に示すように32ライン×32
ドット分のマトリクスバッファ106bを持ち、このマ
トリクスバッファ106bを用いてHV変換を行う。3
2ライン分の内部バッファ106aの0hexから1F
hexまでの32アドレス分のデータをリードし、マト
リクスバッファ106bに順次ライトしていく(図にお
けるa1〜a32、b1〜b32,...x1〜x32の
順)。マトリクスバッファ106bでは32ラインの1
カラム毎のデータ(例えば、a1,b1...x1)を
リードし、メモリコントロール部107を経由して各色
毎に画像メモリ部108にライトする。順に(a
2...x2)、(a3...x3)…(a32...
x32)を実行する。以上の動作を横方向の画像サイズ
分繰り返す。
【0042】本実施の形態では256ノズルのヘッドを
用いているため、画像メモリ108へのデータの書き込
みは、DRAMを用いる場合バーストリードしやすいよ
うに8アドレス置きにデータをライトする。2バンド分
の画像メモリを有する場合は、16アドレス置きとな
る。
【0043】本実施の形態では、上記マトリクスバッフ
ァ106bにデータをライトするときに、同時に32ラ
イン×32ドットの領域(単位領域)内のデータ“1”
をカウントする処理を行っている。カウントされたカウ
ント値は、画像メモリ108の画像データを格納する領
域とは別の領域に格納される。この領域をカウント領域
108aと呼び、図11にその概略構成を示す。カウン
ト領域108aの1アドレスのデータ領域には1単位領
域内の画像データの“1”の個数が格納される。各色毎
に、1ヘッド幅分の単位領域のカウントデータが1バン
ド分格納される。
【0044】印字パス分のデータを画像メモリ108に
格納後、CPU116により同時に画像メモリ108の
カウント領域108aに格納したドットカウントデータ
を順次リードしていく。このリード終了後に、各色のド
ットカウント値を用いて次の走査で印字するデータが、
複数色からなるカラーデータ(これを自然画とみなす)
であるか、単色のみのデータ(これをテキストとみな
す)であるかを判定する。
【0045】図6(a)に示すように印字スキャン中に
単色データとカラーデータとが混在する場合と、カラー
データのみが存在する場合は、カラーデータを高品位で
印字する必要性があるため、低速度(速度T)でキャリ
ッジを駆動する。このときヘッド制御信号生成部113
では、図7(a)のように1カラム内でヘッドの全16
ブロックを非分散駆動(駆動マスクをOFF)すること
で、駆動マスクによるインクの着弾ずれがないように制
御が行われるとともに、データマスク部109では画像
むらがない目立たないように、画像データに対してラン
ダムマスク(ランダムデータマスク)をかけるように制
御が行われる。そのため2パス印字が選択されている場
合は、ランダムマスタパターンを1パス目と2パス目を
それぞれ50%に分けて、2回のスキャンで100%の
エリアの印字を行う。印字結果の一例として図8(a)
のように1パス目が丸印○で印字され、2パス目が三角
印△で印字される。
【0046】また図6〈b)に示すように、印字スキャ
ン中に単色データのみが存在し、カラーデータが存在し
ない場合は、高品位印字モードであっても、単色データ
を高品位で印字する必要性が低いため、高速度(速度2
T)でキャリッジを駆動する。このときヘッド制御部信
号生成部113では図7〈b)に示すように1カラム毎
に奇数ブロックと偶数ブロックを交互に駆動(ブロック
分散駆動マスクをON)することにより高速にヘッド駆
動がなされるように御御され、更にデータマスク部10
9では、画像データに対してランダムデータマスクがか
からないように制御される。その印字結果の一例とし
て、図8(b)に示すように1パス目が白丸印○のパタ
ーンで印字され、2パス目が白三角印△のパターンで印
字される。これは駆動マスクで偶数ブロックと奇数ブロ
ックが交互に駆動され、更に印字パス数が2パス(2回
の印字スキャンで100%の印字を行う)であった場合
に、駆動マスクだけで100%となり、これにデータマ
スクをかけてしまうと100%のエリアを印字すること
が出来ないからである。
【0047】4パス印字であれば、1ブロックを4回に
分けて1度(1HSYNC期間)に1/4ブロックずつ
駆動し、データマスクなしでエリア100%を印字する
か、上記のように1/2ブロックを交互に駆動し、デー
タマスクで1・2パス目と3・4パス目をそれぞれ半分
に分けて、結果的にエリア100%を印字するかの選択
になる。本実施の形態では、選択された印字モードに応
じて、制御の態様を切り替えている。例えば比較的高い
画像品質を要求されるノーマルモードが選択された場合
は、カラーデータ(自然画)についてキャリッジを低速
駆動/ヘッドを全16ブロック駆動/ランダムデータマ
スクを各パス25%に設定して4パス印字を行い、また
単色のみのデータ(テキスト)についてはキャリッジを
高速駆動/ヘッドを1/2ブロック駆動/ランダムデー
タマスクを各パス50%に設定して、4パス印字を行っ
ている。
【0048】単色データもカラーデータと同様に4パス
で印字するのは、後述するが同一スキャン中であって
も、単色データとカラーデータが混在する場合に、キャ
リッジ速度の可変制御を行うためである。
【0049】更に画像品質よりも印字速度が強く要求さ
れるドラフトモードが選択された場合は、カラーデータ
についてはキャリッジを低速駆動/ヘッドを全16ブロ
ック駆動/ランダムデータマスクを各パス50%に設定
して2パス印字を行い、また単色のみのデータについて
はキャリッジを高速駆動/ヘッドを1/2ブロック駆動
/ランダムデータマスクをOFFに設定して2パス印字
を行う。
【0050】図6(c)に同一スキャン中に単色データ
とカラーデータ共に存在する場合を示す。ゼロデータ検
知部106で次の印字スキャン内に単色データとカラー
データとが混在し、更にその間隔がキャリッジを減速す
るのに必要な距離L以上あった場合に、単色データにつ
いて速度2×Tで駆動し、カラーデータが存在する個所
の手前で速度Tに減速して、速度Tでカラーデータを印
字する動作を行う。このとき単色データの領域では、前
述のようにヘッド制御部信号生成部113では図7
(b)のように1カラム毎に奇数ブロックと偶数ブロッ
クを交互に駆動する様に制御(ブロック分散駆動マスク
をON)することで、高速にヘッド駆動がなされるよう
に制御され、更にデータマスク部109では、画像デー
タに対してランダムデータマスクがかからないように制
御される。更にキャリッジを減速するときにヘッドの駆
動方式を切り替え、カラーデータの領域では、低速度
(速度T)でキャリッジを駆動し、ヘッド制御部信号生
成部113では図7(a)のように1カラム内で全16
ブロックを駆動(非分散駆動)する様に制御(駆動マス
クをOFF)され、更にデータマスク部109では画像
むらがない目立たないように、画像データに対してラン
ダムデータマスクをかけるように制御される。これによ
り、1ページ内にテキスト画像(単色データ)がある場
合は高速で印字を行い、自然画(カラーデータ)に対し
ては低速で高品位な印字を行うことで、高品位モードで
あっても高速印字を行い1ページの画像を印字するのに
かかる印字時間を短縮することが可能となる。特に、本
発明では、同じ印字スキャン中にテキスト画像(単色デ
ータ)と自然画(カラーデータ)とが混在する場合であ
っても、上記動作によりテキスト画像を高速に印字し、
自然画を低速で高品位に印字することが可能である。
【0051】図12に、各印字モードについて、使用す
るパス数、およびテキスト(単色データ)とカラーデー
タ(自然画)での制御方法の例をまとめて示す。これは
あくまで例示であり、本発明がこれらに限定されるとい
うことではない。
【0052】以上の動作を図13にフローチャートで説
明する。
【0053】先ず印字開始に先駆けて、6色・32ライ
ンの画像データを入力し、ゼロデータ検知部内のバッフ
ァに一時格納する(S11)。その後、32ライン×3
2ドットのデータをバッファからリードし(S12)、
HV変換して、更にその領域内のデータ“1”をカウン
トして(S13)、画像メモリ108に格納する(S1
4)。32ライン全ての画像サイズ分のHV変換が終了
するまでステップS12〜S14を繰返した後に(S1
5,Yes)、次の32ラインを外部装置101から転
送し、上記処理を繰り返す。6色分の画像データを印字
パス分(例えば2パスの場合128ライン)転送終了し
た後に(S16,S17,Yes)、全ドットデータを
画像メモリ108からCPU115でリードする(S1
8)。このとき、ヘッドの記録幅(本実施の形態では2
56ノズル)分を考慮して、テキストおよび自然画の領
域の判断を行う。リードしたドットデータから、単色の
み存在する領域と、カラーデータの領域を抽出し、単色
のみと複数色(カラー)の領域の境界を抽出する(S1
9)。単色のみ存在する領域については、駆動マスクを
用いて高速印字を行い、カラーデータを含む領域につい
ては、低速でランダムデータマスクを用いて高品位印字
を行うよう、マルチパス印字およびヘッド駆動方法の設
定を行う(S20、S21)。この設定に基づいて印字
スキャンを実行する(S22)。以上の動作を1ページ
の印字が終了するまで繰り返す(S23)。
【0054】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更
を行うことが可能である。上述した各種の具体的な数値
は説明のためのものであり、本発明を限定するためのも
のではない。例えば、入力画像データのデータ幅および
HV変換の単位を32ラインとしたが、これに限るもの
ではない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、印字ヘッドがスキャン
印字する画像中のテキスト領域と自然画領域とを識別
し、印字対象スキャン中にテキスト領域がある場合はヘ
ッドのブロック分散駆動を用いてキャリッジを高速で駆
動することでその領域の高速印字を行う。自然画領域に
ついては、キャリッジを低速で駆動してデータマスクを
用いて高品位に印字する。キャリッジの同一スキャン中
にテキスト領域と自然画とが混在する場合であっても、
両領域がキャリッジの加速及び減速に必要な距離分離れ
ている場合には、同一スキャン中に高速のテキストデー
タの印字と、低速の自然画の高品位印字とを、キャリッ
ジの加速もしくは減速中に切り替える。このようにし
て、1ページ当たりのトータルの印字時間を短縮するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる画像形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態におけるヘッドの内部回路の
詳細を示すブロック図である。
【図3】図1の実施の形態における印字結果の一例を示
す図である。
【図4】図1の実施の形態におけるリニアスケールの構
成およびスリットを示す図である。
【図5】図1の実施の形態に係わる画像形成装置のキャ
リッジ周りの外観構成を示す図である。
【図6】図1の実施の形態における印字動作の3つの例
(a)(b)(c)を示すブロック図である。
【図7】図1の実施の形態におけるヘッド制御信号の状
態(a)(b)を示す図である。
【図8】図1の実施の形態における印字結果(a)
(b)を示す図である。
【図9】図1の実施の形態におけるマルチパス印字のヘ
ッドの移動状態を示す図である。
【図10】図1の実施の形態におけるHV変換のデータ
の処理状態(a)(b)を示す図である。
【図11】図1の実施の形態における画像メモリ内のカ
ウント領域の構成例を示す図である。
【図12】図1の実施の形態における各印字モードと使
用するパス数、およびテキスト(単色データ)とカラー
データ(自然画)での制御方法の例をまとめて示した図
である。
【図13】図1の実施の形態における動作のフローチャ
ートである。
【図14】マルチパス印字の状態を示す図である。
【図15】ヘッド制御信号の状態と印字結果(a)
(b)(c)を示す図である。
【図16】リニアスケール信号と印字トリガを示す図で
ある。
【図17】印字領域信号WINDOWを示す図である。
【符号の説明】
101…外部装置、102…印字制御部、103…ヘッ
ド、105…主操作モータ、106…ゼロデータ検知
部、107…メモリコントロール部、109…データマ
スク部、110…マスクメモリ部、111…リニアスケ
ールカウント部、112…印字トリガ生成部、113…
ヘッド制御信号生成部、114…種操作モータ制御信号
生成部、115…CPU、116…メモリ、402…リ
ニアスケールセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェット記録方式により、記録媒体
    の搬送方向とほぼ直角の方向に複数の印字ヘッドをスキ
    ャンしてカラー画像の形成を行う画像形成装置であっ
    て、 印字ヘッドがスキャン印字する入力画像データがテキス
    ト領域を含むか自然画領域を含むかを判定する領域判定
    手段と、 この判定の結果、前記印字ヘッドの1スキャン中であっ
    ても、前記テキスト領域と自然画領域とで印字速度を切
    り替える制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記領域判定手段は、予め定めた単位領域
    毎に各ヘッドの色の画素の記録の有無を調べることによ
    り各単位領域がテキスト領域か自然画領域かを判定する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記領域判定手段は、予め定めた単位領域
    毎に各色について記録有の画素数をカウントし、各色の
    カウント値に基づいて各単位領域がテキスト領域か自然
    画領域かを判定する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、自然画領域については前
    記印字ヘッドを搭載するキャリッジを通常印字の速度で
    駆動し、テキスト領域については前記印字ヘッドを搭載
    するキャリッジを通常印字の倍の速度で駆動することを
    特徴とする請求項1、2または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】画像データを任意のパターンでマスクする
    データマスク手段と、 前記データマスク手段を用いて複数の印字パス数で印字
    を行う印字パス設定手段と、 前記印字ヘッドの駆動ブロックを任意に選択駆動するブ
    ロック選択駆動手段と、 キャリッジの駆動速度を可変する手段とを備え、 前記制御手段は、テキスト領域については、キャリッジ
    の高速駆動と前記印字ヘッドのブロック分散駆動とを採
    用したマルチパス印字を行い、自然画領域の印字にはキ
    ャリッジの通常速度駆動と前記データマスク手段による
    データマスクとを採用したマルチパス印字を行うことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、印字モードによって利用
    する印字パス数を変えるとともに、テキスト領域と自然
    画領域の両方に同じ印字パス数を用いることを特徴とす
    る請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、テキスト領域について
    は、印字パス数に応じて、前記ブロック分散駆動とデー
    タマスクとを併用することを特徴とする請求項5または
    6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、自然画領域については、
    前記キャリッジを通常速度駆動するとともに前記印字ヘ
    ッドを全ブロック非分散駆動し、複数のパスで印字する
    ときは、パス毎の印字データをデータマスクによりマス
    クすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
JP2001379354A 2001-12-12 2001-12-12 画像形成装置 Withdrawn JP2003175587A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156772A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Brother Ind Ltd 印刷データ作成装置、および印刷データ作成プログラム
US9233565B2 (en) 2012-01-27 2016-01-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus and non-transitory computer-readable medium
JP7524656B2 (ja) 2020-07-29 2024-07-30 ブラザー工業株式会社 液滴吐出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156772A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Brother Ind Ltd 印刷データ作成装置、および印刷データ作成プログラム
US9233565B2 (en) 2012-01-27 2016-01-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Apparatus and non-transitory computer-readable medium
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