JPH11240186A - ラインプリンタ - Google Patents

ラインプリンタ

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JPH11240186A
JPH11240186A JP4245898A JP4245898A JPH11240186A JP H11240186 A JPH11240186 A JP H11240186A JP 4245898 A JP4245898 A JP 4245898A JP 4245898 A JP4245898 A JP 4245898A JP H11240186 A JPH11240186 A JP H11240186A
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JP
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line
recording
printing
head
printer
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JP4245898A
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Mitsuharu Endo
光治 遠藤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で印刷速度が早いラインプリンタ
を得ることである。 【解決手段】 1ラインに複数個の記録部2が形成され
たラインヘッド1とこのラインヘッド1を駆動するヘッ
ド駆動手段6と記録用紙4を副走査方向に搬送する搬送
手段5とを有するラインプリンタにおいて、1ラインの
前記記録部2を分割数Nで分割して記録部分割駆動手段
6により駆動される複数のブロックを形成し、個々の前
記記録部2への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷周
期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライン型のサーマ
ルプリンタ、通電転写プリンタ、発熱インクドットプリ
ンタ等に係り、特に、ドットの集合で文字や図形を印刷
する形式のラインプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラインプリンタの一種として、発
熱抵抗体に電圧を印加して熱を発生させ、発生エネルギ
により感熱紙を発色させて印刷を行うサーマルプリンタ
が知られている。このサーマルプリンタとしては、発熱
抵抗体が発生するエネルギの強弱に応じて感熱紙の発色
濃度や発色ドット径の変化により印刷濃度が変化する形
式のものや、発熱抵抗体と記録用紙との間にインクリボ
ンを挟み発熱抵抗体が発生するエネルギの強弱に応じて
記録用紙へのインクや色材の転写浸透濃度やドット径の
変化により印刷濃度が変化する溶融転写方式と呼ばれる
ものや昇華型・熱拡散型と呼ばれるもの等の種々の形式
のものがある。
【0003】以下に従来の感熱紙を発色させて印刷を行
うサーマルラインプリンタ装置について説明する。図6
は従来のサーマルラインプリンタ装置の構成例を示すも
のである。図6において、1はラインヘッドとして形成
されたサーマルラインヘッドで、2は記録部としての発
熱体であり、サーマルラインヘッド1上に形成される発
熱体2の数は一般に数百〜数千個であるが、図6では省
略して20個とした。3は圧接手段のゴムローラであ
り、発熱体2の並び方向と平行かつ発熱体2と圧接する
ように配置されている。4は記録用紙である感熱紙であ
り、5は感熱紙4の搬送手段であり、ゴムローラ3と直
結している。印刷するときには、感熱紙4を感熱発色面
が発熱体2の方を向くようにして、発熱体2とゴムロー
ラ3との間に挟む。また、サーマルラインプリンタでは
ピーク電流値(消費電力)を抑える目的で、通常、1ラ
インの発熱体2を複数のブロックN個に分割して駆動す
るが、図6では最小限の2個にブロックを分けた状態を
示す。10aは左側発熱体駆動手段であり、サーマルラ
インヘッド1上の左半分に位置する発熱体2に直結して
いる。10bは右側発熱体駆動手段であり、サーマルラ
インヘッド1上の右半分に位置する発熱体2に直結して
いる。
【0004】このように形成された従来のサーマルライ
ンプリンタ装置について、その動作を、第nラインから
第n+1ライン(nは自然数)まで全ドット発色パター
ンを印刷する場合について説明する。まず、第nライン
の印刷をするとき、サーマルラインヘッド1の左半分に
位置する発熱体ブロックを左側発熱体駆動手段10aに
よって同時に駆動する。すると、感熱紙4は駆動した発
熱体2に接触している部分が発色し、左半分のパターン
がドット8として印刷される。この時、各発熱体ブロッ
クの両端のドット12は、中央部のドット8に較べて他
の発熱体2から伝わる熱エネルギーが少なくてドット径
が小さくなる。このようにして左半分の印刷が終了した
ら、サーマルラインヘッド1の右半分に位置する発熱体
ブロックを右側発熱体駆動手段10bによって同時に駆
動する。すると、感熱紙4は駆動した発熱体2に接触し
ている部分が発色し、右半分のパターンが印刷される。
ついで、第nラインの印刷が終了したら、第n+1ライ
ンの印刷を開始するが、第nラインの印刷の場合と同様
に、左半分を印刷してから右半分を印刷する。第nライ
ンの印刷を開始した時点から、第n+1ラインの印刷を
開始する時点までの間に、搬送手段5はゴムローラ3を
回転させて、感熱紙4をラインピッチ距離搬送する。そ
の後、第n+2ライン以降の印刷についても同様であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、画質劣化なくピーク電流(消費電力)
を小さくできるものの、例えば、特開平8−25659
号公報に見られるように、各ラインの印刷と紙搬送との
タイミングとが重複しないように時分割駆動する形式の
ものにおいては、各ブロックの印刷が終了してから紙搬
送を行うため、印刷時間が非常に長くなってしまう。ま
た、ピーク電流値(消費電力)を下げると云う本来の目
的を達成するためには、分割数を一層増加させればよい
が、分割数を増加させることは、さらに、印刷時間が長
くなってしまうと云うことになる。
【0006】そこで、通常は紙を搬送しながら印刷し印
刷時間が長くならないようにすることが行なわれている
が、分割駆動を行うと1ライン中における分割境界部に
段差ができてしまう。上記の従来例の構成で感熱紙4を
搬送しながら印刷すると、図7に示すように、ラインの
右側のブロックと左側のブロックとの境界部となる真ん
中で段差ができてしまう。
【0007】さらに、各ブロックの両端のドット12
は、前述のように、中央部のドット8にくらべ他の発熱
体から伝わる熱エネルギが少なくドット径が小さくなっ
たり発色濃度が低くなったりするため、図6や図7の印
刷結果に示すようなホワイトライン11が生じるという
問題もある。特に、べた画像では発熱体の蓄熱量にも差
が蓄積され画質劣化が著しい。これについては、特開平
7−329335号公報に見られるように、1ライン中
の分割場所をランダムにすることにより、境界部の位置
が分散されることから、見かけ上、ホワイトライン11
が生じないような技術が開示されている。しかしなが
ら、この場合においても感熱紙4を搬送しながら印刷し
印刷時間が長くならないようにしても、1ライン毎に段
差ができてしまうと云う問題点は解決しないものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
1ラインに複数個の記録部が形成されたラインヘッドと
このラインヘッドを駆動するヘッド駆動手段と記録用紙
を副走査方向に搬送する搬送手段とを有するラインプリ
ンタにおいて、1ラインの前記記録部を分割数Nで分割
して記録部分割駆動手段により駆動される複数のブロッ
クを形成し、個々の前記記録部への最長通電時間と分割
数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周期の範囲内に納
まるように設定した。
【0009】請求項2記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの同時に駆動する隣接記録部の数が2個以
内で印刷するようにした。
【0010】請求項3記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの隣接記録部の駆動タイミングの差が印刷
周期の1/N以内であるようにした。
【0011】請求項4記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの隣接記録部の駆動タイミングの差が印刷
周期の1/N以内であり、1ラインの同時に駆動する隣
接記録部の数が2個以内で印刷するようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図5に基づいて説明する。まず、図1において、図6に
ついて説明した部分と同一部分は同一符号を用い説明も
省略する。9はデータ受信手段で印刷画像データを受信
し分割データ作成手段13に印刷データを送信する。分
割データ作成手段13は受け取った印刷画像データから
1ライン分の印刷データを抜き出し、1ラインの画素数
をmとすると、m/N個づつのデータに分割しN個のブ
ロックデータを作成し、順番にタイミング調整手段7に
印刷データを送信する。ここで、1ラインでm個の発熱
体2が存在するが、これをN個に分割すると云う意味
は、1ラインを図形的にN分割すると云う意味ではな
く、1ライン中に分散して同時に通電される発熱体2の
グループを1ブロックとし、そのブロックがN個存在す
ると云う意味である。そのため、分割数Nと云うこと
は、1ライン全体にわたって通電するタイミングの回数
がN回あると云うことになる。そこで、前述のN個のブ
ロックデータを受け取ったタイミング調整手段7は、温
度センサ14よりの温度データと印刷データの濃度など
により各発熱体の通電時間を決定し、ヘッド駆動手段、
すなわち、記録部分割駆動手段としての発熱体分割駆動
手段6に発熱体2に対応した印刷データと搬送手段5に
最長通電時間を送信する。これにより、搬送手段5は1
ライン送りの1/Nに相当する量を最長時間に合わせた
タイミングで搬送し、発熱体分割駆動手段6は印刷デー
タに対応するm/N個の発熱体2を駆動する。この間、
搬送手段5は、定速搬送により高精度送りを行うことが
できる。これをN回繰り返し、1ラインの印刷が完了す
る。さらに、印刷画像データが終了するまで、1ライン
づつ印刷して印刷画像を形成する。分割駆動方法として
は、発熱すべき発熱体2とその通電時間との組み合わせ
をデータとして使用することや、発熱すべきでない発熱
体2を白印刷として1ラインのデータを使用するなどが
一般的である。また、1ラインの画素数mは、8の倍数
にするとメモリーやドライバーなどの使用効率がよいの
で、mは8の倍数とするため、分割数Nは8の因数とす
るのがよく、2、4、8あるいはその倍数の16、32
がよい。これによりピーク電流(消費電力)を分割しな
かった場合に較べて1/Nとすることができる。
【0013】なお、濃度階調を発熱体2毎に行わない2
値印刷の場合には、温度により最長通電時間を決定する
とよい。
【0014】次に、図2を参照して分割データの作成に
ついて説明する。図2において、上下方向にラインヘッ
ドを配置して移動方向を右にしたときのドット形成位置
を円で図示している。また、分割数はNは8であり、1
ラインピッチ、すなわち、ヘッド1ライン毎の移動距離
を約127μmとして素子ピッチも127μm、つまり
200dpi相当のヘッドで解像度200dpiの印刷
ドット形成を行う場合を模式的に示している。便宜上ド
ットサイズも127μmとしたが、実際の印刷ドットに
おいては濃度などに応じてサイズは変更される。また、
1ラインの素子数mは通常数百〜数千なので図ではその
うちの11ドットのみ示している。図2では、1ライン
を8分割した位置1〜8のときに各々m/8個づつのド
ットを形成し、引き続き次のラインのドット(図では破
線の円)を形成しこれを繰り返しべた画像を形成するよ
うな分割配列の例を示している。具体的には、1ライン
が8分割されているため、印刷周期(1ラインの印刷時
間であり、感熱紙4が127μmだけ移動する時間)中
での発熱体2に対する通電回数が8回である。そのた
め、図2におけるヘッド位置としては、nラインからn
+1ラインまでが1,2,3,4,…8として8分割し
て示される。また、図2において、印刷されるドット8
の表記を、1番上が1−1であり、その後2−1,3−
1,…8−1となり、9番目が1−2となり、その後、
2−2,3−2,…と進行する。そのため、時間経過と
ともに通電される状態を説明すると、ヘッド位置1にお
いては、1−1,1−2,1−3,…のドット8が形成
され、ヘッド位置2においては、2−1,2−2,2−
3,…のドット8が形成され、ヘッド位置3において
は、3−1,3−2,3−3,…のドット8が形成さ
れ、最終的には、ヘッド位置8において、8−1,8−
2,8−3,…のドットが形成される。この時、発熱体
2に対する最長通電時間は、印刷周期の1/N(1/
8)に等しいか、これ以下になっている。これにより、
ピーク電流(消費電力)が1/N、前述の場合である
と、1/8とすることができる。従って、ピーク電流の
低減と云う観点からみれば、1ラインの発熱体2を分割
数Nで分割することによりその目的を達する。この状態
を要約すれば、1ラインの発熱体2を分割数Nで分割し
て発熱体分割駆動手段6により駆動される複数のブロッ
クを形成し、個々の前記発熱体2への最長通電時間と分
割数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周期の範囲内に
納まるように設定したものである。
【0015】しかしながら、図2に示した状態において
は、ドットA(8−1)とドットB(1−2)との段差
が1ラインの7/8の約111μmとなり画質劣化が目
立ってしまう。そこで、図3に示すように、9番目以降
のドット8を、8−2,7−2,6−2,…となるよう
に配列すれば、隣接するドットの段差が1ラインの1/
8となり、非常に小さくなり、画質劣化がなくなる。但
し、全体的には、1乃至8番目のドット8と9乃至16
番目のドットとがV字形に配列されることになり、その
後も逆V字、V字の連続で1ラインが形成される。
【0016】つぎに、印刷速度を高めるためには、図4
に示すように、各ブロックにおいて同時に通電する発熱
体2を複数個隣接させることにより達成することができ
る。図示のものでは、3個の発熱体2に同時に通電して
いるものであり、具体的には、ヘッド位置1において、
1−1,1−2,1−3の発熱体2に通電し、ヘッド位
置2において、2−1,2−2,2−3の発熱体2に通
電するように、各ヘッド位置において繰り返す。この場
合にも、図2のドットAとドットBのように段差の大き
い部分が発生するが、その段差を小さくするためには、
図3で示したように、全体的にV字形の通電形態を採用
する。
【0017】しかしながら、従来例で説明したように、
隣接発熱体2を同時に通電する場合、中央のドット8よ
りも両端のドット12が小さくなり濃度低下やホワイト
ラインを生じてしまう。図4の例でもドット8が大きい
ドットとして形成され画質劣化を生じる。そこで、図4
に示すように、3個づつの配列でなく、図5に示すによ
うに、2個づつとすれば発熱条件がほぼ等しくなり画質
劣化は目立たなくなる。すなわち、1ラインの同時に駆
動する隣接発熱体2の数が2個以内であるようにするこ
とが望ましい。このように熱的に孤立させることによ
り、各ドット8の形状は均一になり画質が安定する。こ
のため自然画像においては中間調画像再現性がよくな
り、漢字などの複雑な画像再現も可能となる。これは、
孤立1ドット8は隣接ドット8があるものより小さめに
なってしまうのが防止できるからである。当然ドットサ
イズを制御して中間調濃度を再現する場合にも低濃度は
より低濃度に、高濃度はより高濃度になってしまい中間
調が再現できなくなるのを防止できる。従来の配列では
べた画像のときとそうでないときとで隣接ドット8の有
無が変化するため、その影響がばらついたが本実施の形
態によれば、隣接ドット8の有無の影響は目立たず均一
な画像となる。
【0018】さらに、分割数は元々冷却に必要な冷却時
間を通電時間で割った値プラス1に分割すると、印刷時
間は全く延長せずに、蓄熱制御も不要となり、ピーク電
流(消費電力)が1/Nでかつ高画質にできる。割り切
れない場合でもあまり印刷時間は低下せずにできる。た
とえば、1ラインの周期が15msで最長通電時間が4
msで冷却時間が11msの場合、11/4+1=3余
り3となるので3分割では不可能で当然4分割とする。
つまり、16ms周期とし冷却時間を12msとすると
よい。ただし、通常は全条件での最長通電時間は低温時
の単独ドットなので、あまり印刷時間は低下しない。
【0019】冷却時間は特に各ドット8毎に階調を必要
とするフルカラー画像などを印刷するプリンタでは高画
質化のため冷却時間が長く必要であり、また、高速印刷
を行うプリンタでも短時間に大エネルギを印加し冷却時
間を取らないとヘッドが破損するので、冷却時間の割合
は大きい。すなわち、短時間に大エネルギが必要な方式
には特に有効であり、例えば、通常のサーマル方式でも
600dpi以上の高解像になると発熱体2の絶縁距離
つまり発熱しない部分の割合が大きくなるので面積当た
りのエネルギが多く必要であり、かつ、電極(金属)と
発熱体2の中央部との距離が近づき放熱し易いため、短
時間に大エネルギが必要であるので、特に効果が大き
い。また、サーマル製版なども短時間に大エネルギが必
要であるので、特に効果が大きい。
【0020】また、インクジェットプリンタでも発熱素
子を使用するものや消費電流の大きいものには効果があ
る。紙上でインクが滲みやすい場合にもドットが孤立し
滲みを抑え画質劣化を抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、1ラインに複数
個の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッ
ドを駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に
搬送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、
1ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割
駆動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個
々の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印
刷周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
した。従って、搬送しながら印刷することができて印刷
時間も従来の分割駆動の場合より非常に短かくすること
ができ、特に、発熱体への通電時間は低温環境での最大
濃度や長い空白後の単独ドット印刷時が最長となるが、
高温時で最小濃度の時や空白のとき、あるいは、連続ド
ット印刷時には最長通電時間は短くなり、各ブロックへ
の通電が同一タイミングであったとしても、その通電時
間をその時点でそのブロック内のドットに必要な最長通
電時間とすることにより、ピーク電流(消費電力)を増
加せずに印刷時間を短縮できると云う効果を有する。
【0022】請求項2記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの同時に駆動する隣接記録部の数が2個以
内で印刷するようにしたので、1ライン全体にわたって
ドット径を均一なものとすることができると云う効果を
有する。
【0023】請求項3記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの隣接記録部の駆動タイミングの差が印刷
周期の1/N以内であるようにしたので、1ラインにお
けるドットのずれが小さくなり、画質を劣化させること
がないと云う効果を有する。
【0024】請求項4記載の発明は、1ラインに複数個
の記録部が形成されたラインヘッドとこのラインヘッド
を駆動するヘッド駆動手段と記録用紙を副走査方向に搬
送する搬送手段とを有するラインプリンタにおいて、1
ラインの前記記録部を分割数Nで分割して記録部分割駆
動手段により駆動される複数のブロックを形成し、個々
の前記記録部への最長通電時間と分割数Nとの積を印刷
周期に等しいか印刷周期の範囲内に納まるように設定
し、1ラインの隣接記録部の駆動タイミングの差が印刷
周期の1/N以内であり、1ラインの同時に駆動する隣
接記録部の数が2個以内で印刷するようにしたので、1
ライン全体にわたってドット径を均一なものとすること
ができ、かつ、1ラインにおけるドツトのずれが小さく
なり、画質を劣化させることがないと云う効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すもので、プリンタ
と印刷状態とを示す模式図である。
【図2】印刷パターンの一例を示す説明図である。
【図3】印刷パターンの他の例を示す説明図である。
【図4】同時に通電される隣接発熱体の数が3個の場合
の印刷パターンを示す説明図である。
【図5】同時に通電される隣接発熱体の数が2個の場合
の印刷パターンを示す説明図である。
【図6】従来の一例を示すもので、プリンタと印刷状態
とを示す模式図である。
【図7】従来の他の例を示すもので、プリンタと印刷状
態とを示す模式図である。
【符号の説明】
1 ラインヘッド 2 記録部 4 記録用紙 5 搬送手段 6 記録部分割駆動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ラインに複数個の記録部が形成された
    ラインヘッドとこのラインヘッドを駆動するヘッド駆動
    手段と記録用紙を副走査方向に搬送する搬送手段とを有
    するラインプリンタにおいて、1ラインの前記記録部を
    分割数Nで分割して記録部分割駆動手段により駆動され
    る複数のブロックを形成し、個々の前記記録部への最長
    通電時間と分割数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周
    期の範囲内に納まるように設定したことを特徴とするラ
    インプリンタ。
  2. 【請求項2】 1ラインに複数個の記録部が形成された
    ラインヘッドとこのラインヘッドを駆動するヘッド駆動
    手段と記録用紙を副走査方向に搬送する搬送手段とを有
    するラインプリンタにおいて、1ラインの前記記録部を
    分割数Nで分割して記録部分割駆動手段により駆動され
    る複数のブロックを形成し、個々の前記記録部への最長
    通電時間と分割数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周
    期の範囲内に納まるように設定し、1ラインの同時に駆
    動する隣接記録部の数が2個以内で印刷するようにした
    ことを特徴とするラインプリンタ。
  3. 【請求項3】 1ラインに複数個の記録部が形成された
    ラインヘッドとこのラインヘッドを駆動するヘッド駆動
    手段と記録用紙を副走査方向に搬送する搬送手段とを有
    するラインプリンタにおいて、1ラインの前記記録部を
    分割数Nで分割して記録部分割駆動手段により駆動され
    る複数のブロックを形成し、個々の前記記録部への最長
    通電時間と分割数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周
    期の範囲内に納まるように設定し、1ラインの隣接記録
    部の駆動タイミングの差が印刷周期の1/N以内である
    ことを特徴とするラインプリンタ。
  4. 【請求項4】 1ラインに複数個の記録部が形成された
    ラインヘッドとこのラインヘッドを駆動するヘッド駆動
    手段と記録用紙を副走査方向に搬送する搬送手段とを有
    するラインプリンタにおいて、1ラインの前記記録部を
    分割数Nで分割して記録部分割駆動手段により駆動され
    る複数のブロックを形成し、個々の前記記録部への最長
    通電時間と分割数Nとの積を印刷周期に等しいか印刷周
    期の範囲内に納まるように設定し、1ラインの隣接記録
    部の駆動タイミングの差が印刷周期の1/N以内であ
    り、1ラインの同時に駆動する隣接記録部の数が2個以
    内で印刷するようにしたことを特徴とするラインプリン
    タ。
JP4245898A 1998-02-24 1998-02-24 ラインプリンタ Pending JPH11240186A (ja)

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JP4245898A JPH11240186A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ラインプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4245898A JPH11240186A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ラインプリンタ

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JPH11240186A true JPH11240186A (ja) 1999-09-07

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JP4245898A Pending JPH11240186A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ラインプリンタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022925A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Brother Industries Ltd 印刷装置

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