JPH05301369A - 画像記録方法及び装置及び前記装置を有する通信装置 - Google Patents

画像記録方法及び装置及び前記装置を有する通信装置

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JPH05301369A
JPH05301369A JP4109988A JP10998892A JPH05301369A JP H05301369 A JPH05301369 A JP H05301369A JP 4109988 A JP4109988 A JP 4109988A JP 10998892 A JP10998892 A JP 10998892A JP H05301369 A JPH05301369 A JP H05301369A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時間間隔が空いた時の記録ヘッドの駆動
を、記録に使用する記録媒体のサイズに応じて最適な値
に設定することにより、記録画像の品位の低下を防止し
た画像記録方法及び装置及び該装置を用いた通信装置を
提供することを目的とする。 【構成】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動して記
録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、記録時
間間隔が所定時間以上になった時、前記記録ヘッドを通
電駆動する駆動部と、前記記録媒体のサイズに応じて前
記駆動部による通電駆動条件を設定する設定部とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置等の通信装置や、出力端末としての画像記録装置及び
その記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にファクシミリ装置では、ステッピ
ングモータ等の紙送り用モータを回転駆動することによ
り記録紙を移動させ、サーマルヘッドの発熱抵抗体との
相対的な位置を変えながら、発熱抵抗体にストローブパ
ルスを送出して記録紙上に画像記録を行っている。とこ
ろが、記録紙をステッピングモータ等の回転駆動により
移動させる際に、記録紙の搬送駆動系に振動が発生し、
それが原因で記録紙と発熱抵抗体との位置関係が、本来
あるべきところでないところに移動してしまうという問
題が発生し、それによる画像品質の劣化が著しかった。
【0003】特に受信画像データを一時的に蓄える受信
バッファを有し、ECM受信等において、この受信バッ
ファに記憶された受信画像データ量が所定のデータ量に
達した時(1ブロックに達した時)、その1ブロックの
分の受信データをまとめて記録するファクシミリ装置で
は、1ブロックの最終ラインを記録した後、記録紙の搬
送を停止する時の振動が最も激しかった。そのため、従
来のファクシミリ装置では、1ブロックの最終ラインを
記録するための発熱抵抗体へのストローブ信号の送出が
終わった後に、記録紙の搬送用モータが振動を続けるた
め記録紙が進み過ぎてしまい、その部分の記録画像に白
筋が発生するという問題が発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、ECM受信時などの場合には、サーマルヘ
ッドの発熱抵抗体へ出力するストローブパルスの回数を
増やすか、或いはその時間を長くするという対応策が考
えられている。しかし、そのようにした場合は、記録紙
及び発熱抵抗体に熱が加わりすぎて記録濃度が濃くなり
すぎ、細かい画像などは黒くつぶれてしまうという問題
が生じる。しかも使用する記録紙のサイズにより、記録
紙の振動が異なっていたために、例えばストローブパル
スを印加する回数の最大値を、B4サイズの記録紙に応
じた値に設定したとしても、それがA4サイズの記録紙
に最適な値になるとは限らなかった。
【0005】また、ブロックとブロックとの間の印刷時
間間隔において、記録紙が発色するには至らない程度に
発熱抵抗体に微少パルスを与え続けることにより、発熱
抵抗体の温度が低下しすぎるのを防止していた。しか
し、上述の方法によっても、ブロックとブロックとの間
での発熱抵抗体温度の温度低下を完全に防止できないた
め、印刷された画像における白筋が完全になくなってい
なかった。特に、中間調画像などでは白筋が非常に目立
ってしまい、印刷された画像における画像品位を低下さ
せる原因となっていた。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録時間間隔が空いた時の記録ヘッドの駆動を、記
録に使用する記録媒体のサイズに応じて最適な値に設定
することにより、記録画像の品位の低下を防止した画像
記録方法及び装置及び該装置を用いた通信装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】また、本発明は所定量単位に記録される画
像データの先頭における白筋等の発生を防止し、記録画
像品位を向上した画像記録方法及び装置及び前記装置を
有する通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像記録装置は以下の様な構成を備える。即
ち、画像データに応じて記録ヘッドを駆動して記録媒体
に画像を記録する画像記録装置であって、記録時間間隔
が所定時間以上になった時、前記記録ヘッドを通電駆動
する駆動手段と、前記記録媒体のサイズに応じて前記駆
動手段による通電駆動条件を設定する設定手段とを有す
る。
【0009】上記目的を達成するために本発明の画像記
録方法は以下の様な工程を備える。即ち、画像データに
応じて記録ヘッドを駆動して記録媒体に画像を記録する
画像記録方法であって、前記記録媒体のサイズに応じて
前記記録ヘッドの通電駆動条件を設定する設定工程と、
記録時間間隔が所定時間以上になった時、前記設定工程
で設定された駆動条件に従って前記記録ヘッドを通電駆
動する工程とを有する。
【0010】上記目的を達成するために本発明の通信装
置は以下の様な構成を備える。即ち、画像信号を受信
し、その画像信号に対応する画像データに応じて記録ヘ
ッドを駆動して記録媒体に画像を記録する通信装置であ
って、受信した画像信号を記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された画像信号が所定量になると記録を開
始する記録手段と、前記記録手段による記録時間間隔が
所定時間以上になった時、前記記録ヘッドを通電駆動す
る駆動手段と、前記記録媒体のサイズに応じて前記駆動
手段による通電駆動条件を設定する設定手段とを有す
る。
【0011】
【作用】以上の構成において、記録媒体のサイズに応じ
て記録ヘッドの通電駆動条件を設定し、記録時間間隔が
所定時間以上になった時、その設定された駆動条件に従
って前記記録ヘッドを通電駆動するように動作する。
【0012】又、本発明の通信装置によれば、受信した
画像信号を記憶する記憶手段に記憶された画像信号が所
定量になると記録を開始し、記録媒体のサイズに応じて
通電駆動条件を設定しておき、記録時間間隔が所定時間
以上になった時、記録ヘッドをその駆動条件に従って通
電駆動する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0014】以下、本実施例を説明する前に、本実施例
の概要を簡単に説明すると、画像データを記録する時間
間隔が空いた時は、画像の記録を目的とした発熱抵抗体
の温度を一定に保つために、ストローブパルスの回数を
増やす、いわゆるマルチスキャン(以下、或いはサブス
キャン)を行う。このサブスキャンの回数或いは最大
値、サブスキャンを行うかどうかを、記録紙のサイズA
4あるいはB4等に応じて決定する。これにより、記録
紙のサイズを変更しても、マルチスキャンのパラメータ
が最適化される。即ち、記録紙のサイズが記録紙の振動
に与える影響を考慮した、マルチスキャンの最適化を図
ることができる。
【0015】又他の実施例では、受信画像信号を一時的
に蓄える受信バッファを持ち、ECM受信等において、
この受信バッファに記憶された受信画像信号データ量
が、設定されたデータ量(以下、1ブロック)に達した
時、1ブロックのデータ分の受信画像をまとめて印刷す
るファクシミリ装置において、1ブロックの印刷処理が
終了し、次のブロックの印刷処理を開始するまでの間、
記録ヘッドの発熱抵抗体に微小パルスからなるストロー
ブ信号を送出し続けて、発熱抵抗体をある一定の温度に
保持し続ける。そして、次のブロックの先頭ラインを印
刷する時には、前ブロックの最終ラインのデータによっ
て印刷或いは印刷に至らない程度に、所定時間だけ発熱
抵抗体を発熱駆動する。そして、記録媒体である記録紙
を移動させるモータ(以下、紙送り用モータ)を回転さ
せて、次のブロックを順次印刷することにより、次のブ
ロックの先頭ラインを印刷する時に、発熱抵抗体の過度
の温度低下を防いで白筋の発生を防止する。
【0016】又、前ブロックの各ラインを印刷する際に
検知した記録ヘッドの温度データを保持しておき、ブロ
ック間での非印刷時間に前述した発熱抵抗体へのプレヒ
ートを実行中に記録ヘッドの温度を検知して記憶されて
いる温度データと比較する。これらの温度データの間の
差分がある一定範囲内に達したときに、このプレヒート
処理を中止し、次のブロックの印刷処理へと移行するこ
とにより、不必要な発熱抵抗体のエネルギーの印加を防
止し、ブロック間で黒筋等が発生しなくなるようにす
る。
【0017】図1は本実施例のファクシミリ装置の全体
構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、1は送信原稿を読取って、
画像データを出力する原稿読取り部。2は回線を通して
ファクシミリ受信された受信画像、或いは原稿読取り部
1で読み取られた画像データ、更には通信結果のレポー
ト等を記録する記録部である。これら原稿読取り部1及
び記録部2は図2に示すサブCPU201によって制御
されている。。3は網制御装置(NCU)で、電話回線
との間で通信手順を実行してファクシミリ画像の送信及
び受信を行っている。4は通信を行うための変調復調装
置(モデム)、5はモデム4を制御するモデム制御部で
ある。6は操作パネルで、ファクシミリの状態をユーザ
に対して表示するための表示器7やユーザにより操作さ
れ、本実施例のファクシミリ装置に各種動作を指示する
ための操作キー8等を備えている。
【0019】9はセンサで、このファクシミリの状態を
検知し、その検知信号を中央制御部20に出力してい
る。10はメモリで、受信画像データや原稿読取り画像
データなどを記憶するとともに、ECM受信時等におい
て受信画像データを一次的に記憶するためのバッファと
しても機能している画像メモリ11、電池等でバックア
ップされて各種データを不揮発に記憶しているシステム
RAM(またはシステムメモリ)及び中央制御部20の
制御プログラムや後述する記録紙サイズに応じたマルチ
スキャン回数等を記憶しているテーブル13a等を記憶
しているROM13等を備えている。20は中央制御部
で、前述した各部を制御している。
【0020】なお、この実施例のファクシミリ装置で
は、ECM受信等において、受信バッファに受信画像デ
ータを一時記憶し、この受信画像データが設定されたデ
ータ量(1ブロック)に達したとき、まとめて印刷する
モードを有しているが、この受信バッファは画像メモリ
11に含まれるものである。
【0021】図2は、本実施例のファクシミリ装置の原
稿読取部1及び記録部2、その他を制御するサブCPU
201周辺の構成を示すブロック図である。
【0022】図2において、11は、原稿読取部1に属
し、送信原稿をCCDによる読取り位置まで移動させる
リードモータである。12は電流ドライバで、リードモ
ータ11を回転駆動させるのに必要な電流を供給してい
る。21は記録紙を搬送するための紙送り用モータで、
記録部2に属して、画像を記録する記録紙とサーマルヘ
ッド202の発熱抵抗体との位置関係を相対的に移動さ
せている。22は、紙送り用モータ21を回転駆動する
のに必要な電流を供給する電流ドライバである。23は
カッタ駆動用モータで、カッタを駆動してロール状の記
録紙を記録された画像の長さに応じて切断している。2
4は、カッタ駆動用モータ23を回転駆動するのに必要
な電流を供給する電流ドライバである。
【0023】201はサブCPUで、ROM210に記
憶された制御プログラムに従って、サーマルヘッド20
2の発熱抵抗体への通電制御及び前述した各種モータを
制御している。又、このROM210は、サーマルヘッ
ド202の温度及び記録紙のサイズに応じてサーマルヘ
ッド202に印加するストローブ信号のパルス幅を記憶
しているテーブル211を記憶している。203はスム
ージングICで、記録する画像データのラインとライン
の間を補間することにより、記録画像の画質を向上させ
ている。204は符号化/復号化器で、相手側ファクシ
ミリ送信機により送られてきた符号化データを復号して
元の画像データを作成するとともに、原稿読取部1で読
み取られて出力される画像データを符号化している符号
化/復号化器(CODEC)である。205は、前述し
た中央制御部20のメインCPUと、その周辺回路であ
るアドレスデコーダ、その他の回路構成を示している。
【0024】図3は、本発明の第1実施例のファクシミ
リ装置において、受信画像を記録する時の中央制御部2
0の処理を示す動作フローチャートで、この処理を実行
する制御プログラムはROM13に記憶されている。
【0025】図3の処理はファクシミリ受信を行うこと
により開始され、まずステップS1で、画像メモリ11
に記憶されている画像データをプリントするメモリプリ
ントか否かを判断する。メモリプリントであればステッ
プS2に進み、画像メモリ11より順次データを読出し
てプリントする。この場合は、画像記録時に各ライン間
での時間間隔が長くなることはなく、一定の速度でプリ
ントできる。
【0026】ステップS1でメモリプリントでない時は
ステップS3に進み、通常のG3モードによる受信プリ
ントかどうかをみる。G3モードでの受信プリントであ
ればステップS4に進み、G3モードで受信した画像デ
ータを記録するG3受信記録処理を行う。
【0027】このG3モードでの受信でない時はステッ
プS3からステップS5更にはステップS6に進み、記
録紙のサイズがA4サイズか、B4サイズかを判定す
る。記録紙がA4サイズであるときはステップS7に進
み、マルチスキャンの回数(あるいは時間)の最大値等
のマルチスキャン・パラメータをA4サイズに対応した
値に設定する。この値は、例えばROM13のテーブル
13aに記憶されている。次にステップS8に進み、サ
ブCPU201に対して記録紙がA4サイズであり、次
に記録する画像がECM原稿受信データであるというこ
とを伝達する。これにより、サーマルヘッド202の温
度を調べ、その温度及び記録紙サイズA4に対応してサ
ーマルヘッド202に印加するパルス幅をテーブル21
1を参照して決定する。
【0028】一方、記録紙のサイズがB4である時はス
テップS10に進み、マルチスキャンの回数(あるいは
時間)の最大値等のマルチスキャン・パラメータをB4
サイズに対応した値に設定する。この値は、例えばRO
M13のテーブル13aに記憶されている。次にステッ
プS11に進み、サブCPU201に記録紙がB4サイ
ズで、次に記録する画像データがECM受信データであ
ることを知らせる。これによりサブCPU201は、サ
ーマルヘッド202の温度を調べ、その温度及び記録紙
サイズB4に対応して、サーマルヘッド202に印加す
るパルス幅をテーブル211を参照して決定する。
【0029】こうしてステップS9に進み、ECM受信
データのプリントが開始される。
【0030】図4は本実施例のファクシミリ装置におけ
る受信画像記録時における、サブCPU201の動作を
示すフローチャートである。この処理は中央制御部20
よりのプリント指示が入力されることにより開始され、
まずステップS21でサーマルヘッド202の発熱抵抗
体に通電するサブスキャンを開始する。次にステップS
22に進み、サーマルヘッド202の温度を検出し、ス
テップS23で、サーマルヘッド202の温度及び記録
紙サイズに応じたメインスキャン、及びサブスキャンに
おける通電パルス幅を、テーブル211を参照して決定
する。そしてステップS24に進み、その決定された通
電パルス幅に応じてサーマルヘッド202を画像データ
に従って発熱駆動することにより、1ラインの記録を行
う。
【0031】次にステップS25に進み、次のラインの
記録データの準備ができたことを符号化・復号化器20
4よりのPRDY信号により調べ、PRDY信号がオン
であればステップS24に戻り、前述の画像記録処理を
実行する。
【0032】一方、ステップS25で次のラインの記録
データがない時はステップS26に進み、ステップS2
3で決定された条件に従って、サーマルヘッド202の
発熱抵抗体の温度を維持するために通電するサブスキャ
ンを行い、次にステップS27で、ステップS25と同
様にして、次のラインの記録データが準備されたかをみ
る。次に記録データが準備されていない時はステップS
28に進み、ステップS23で決定された回数分サブス
キャンが実行されたかどうかを調べ、されていない時は
ステップS26に戻り、前述の処理を繰返し実行する。
【0033】図5は本実施例のファクシミリ装置で行わ
れるメインスキャン、サブスキャンを説明するためのタ
イミングチャートである。
【0034】図中、PRDY(プリンタレディ)信号
は、図2の符号化/復号化器204からサブCPU20
1に出力される信号であり、ハイレベルの時、次のライ
ンを記録する画像データがあることを示している。ま
た、XPOE信号は、PRDY信号に対してサブCPU
201より符号化・復号化器204に出力される応答信
号であり、符号化・復号化器204が記録データをスム
ージングIC203に転送することを許可するものであ
る。また、符号化・復号化器204がスムージングIC
203に対して、その記録データを転送し終るとPRD
Y信号はオフになるが、それを確認したことをサブCP
U201より符号化・復号化器204に伝達する機能を
も合わせて持つものである。
【0035】モータトリガ信号は、サブCPU201か
ら電流ドライバ22に送出される制御信号に含まれるも
のであり、このモータトリガ信号により紙送り用モータ
21の励磁状態が変更され、その結果、紙送り用モータ
21がステッピング動作を行って記録紙が記録幅に応じ
て搬送される。ストローブ信号はサブCPU201から
サーマルヘッド202に対して送出されるパルス信号
(通電信号)であり、このストローブ信号によりサーマ
ルヘッド202が発熱し、サーマルヘッド202と接触
している感熱紙等の記録紙に画像を記録できる。また、
サブスキャン時、このストローブ信号は、サーマルヘッ
ド202の温度を一定に保つためのパルス信号として印
加される。
【0036】このストローブ信号におけるメインスキャ
ン部分(501,503,504)は、サーマルヘッド
202に送られた画像データに基づいて発熱抵抗体を発
熱駆動して実際に画像を記録するためのストローブ信号
である。また、サブスキャン(マルチスキャン)部分5
02は、サーマルヘッド202へ画像データが連続的に
送られてこないとき、即ち、画像データ転送の間隔が空
いてしまったときに、余っている時間である一定の時間
以内だけ画像データを記録するためのストローブ信号を
連続して送るものである。これにより画像データの記録
濃度を濃くすることが可能となる。
【0037】図5から明らかなように、メインスキャン
(1ラインの画像記録)501の後、次にラインをの記
録503までに時間間隔が空いているため、サーマルヘ
ッド202の温度低下を防止するために、502で示す
サブスキャンが実行されている。一方、メインスキャン
503と504との間には時間間隔がほとんどないの
で、サブスキャンを行うことなく次のメインスキャン5
04が引き続いて実行されている。
【0038】また、温度検知タイミングは、メインスキ
ャン、サブスキャンのパルス幅をサーマルヘッド202
の発熱抵抗体の温度に合わせて最適化するために、サー
マルヘッド202の発熱抵抗体の温度を検出するタイミ
ングを示すものである。尚、この発熱抵抗体の温度に応
じた通電パルス幅を決定するためのテーブルは、ROM
210のテーブル211に格納されている。
【0039】なお、スムージングIC203は、符号化
・復号化器204から送られてくる画像データと画像デ
ータとの間で補間データを作成し、それをサーマルヘッ
ド202に転送し、これによりサーマルヘッド202が
駆動されて記録が行われるが、この図5では、説明を簡
略化するために、このような補間を行わない場合でのタ
イミングを示している。
【0040】図6は本発明の第2実施例のファクシミリ
装置における動作タイミングを示すタイミング図であ
る。
【0041】図6において、PRDY信号(レディ信
号)は、前述したように図2の符号化・復号化器204
からサブCPU201に伝達される信号であり、ハイレ
ベルの時、符号化・復号化器204に印刷すべきデータ
があることを示している。XPOE信号は、サブCPU
201より符号化・復号化器204に出力する応答信号
で、PRDY信号に応答する信号として出力され、これ
により符号化・復号化器204が印刷データをスムージ
ングIC203に転送することが許可される。また、符
号化・復号化器204がスムージングIC203に対
し、この印刷データを転送し終るとPRDY信号がロウ
レベルになるが、それをサブCPU201が確認したこ
とを符号化・復号化器204に伝達する働きも合わせて
持つものである。
【0042】モータトリガ信号は、サブCPU201か
ら紙送り用モータ21のドライバ22に対して送出され
る制御信号に含まれるものであり、このモータトリガ信
号により紙送り用モータ21は励磁状態を変更し、その
結果、紙送り用モータ21がステッピング動作をするも
のである。プレヒートコマンドは、メインCPU205
からサブCPU201に送出される制御信号に含まれる
ものであり、メインCPU205が、次に印刷するライ
ンがブロックの先頭ラインであると判断したときに、サ
ブCPU201に対し送出されるものである。
【0043】ストローブ信号はサブCPU201からサ
ーマルヘッド(TPH)202に対し送出されるパルス
信号であり、このストローブ信号によりサーマルヘッド
202が発熱し、サーマルヘッド202に接触する感熱
紙等の記録紙に画像を印刷することができる。また、こ
れにより、サーマルヘッド202の温度を一定に保つこ
とができる。図6において、30,33は実際に印刷を
行う時のメインヒートパルスを示し、31,35はサブ
ヒートパルス、32,33はプリスキャンヒートパルス
を示している。最後に、温度検知タイミングは、サーマ
ルヘッド202の温度を検知するタイミングを示したも
のであり、サブCPU201では、これにより検知され
た温度データを基にして、最適なストローブ信号のパル
ス幅を決定している。
【0044】なお、スムージングIC203は、符号化
・復号化器204から送られてくる画像データと画像デ
ータの間で補間データを作成し、それをサーマルヘッド
202に転送する。またサーマルヘッド202ではそれ
を印刷する、というような動作が可能であるが、この実
施例では、説明を簡略化するために、このような補間処
理を行なわない形でのタイミングを示している。
【0045】次に、図7のフローチャートを参照して本
発明の第2実施例のファクシミリ装置のサブCPU20
1の動作を説明する。なお、この処理を実行する制御プ
ログラムはROM210に記憶されている。図7におい
て、メインスキャンは、サーマルヘッド(TPH)20
2に送られた画像データを印刷するためのストローブ信
号、サブスキャン(あるいはマルチスキャンと呼ばれ
る)はサーマルヘッド202へ画像データが連続的に送
られてこないとき、即ち、画像データ転送の間隔が空い
てしまった時に、余っている時間において、ある一定の
時間以内だけ画像データを印刷するためのストローブ信
号を連続して送るものである。こうすることにより、画
像印刷濃度を濃くすることができる。
【0046】この第2実施例のファクシミリ装置では、
ECM受信等、受信バッファに受信画像データを一時記
憶し、この受信画像データが予め設定されているデータ
量(1ブロック)に達したとき、まとめて印刷するモー
ドを有している。このモードにおいて、1ブロック分の
データの印刷が終了し、次の符号化された画像データが
受信されて受信バッファに蓄積されている間に、メイン
CPU205は図6に示すタイミングでプレヒートコマ
ンドをサブCPU201に送出する。
【0047】以下、図7のフローチャートに従って、サ
ブCPU201の動作を説明する。まずステップS31
でサーマルヘッド202の温度データを入力し、その温
度データをRAM212に記憶する(ステップS3
2)。次にステップS33に進み、このサーマルヘッド
202の温度に応じたメインスキャン、サブスキャンパ
ルスのパルス幅をROM210のテーブル211を参照
して決定する。ステップS34では、符号化・復号化器
204よりのPRDY信号に同期して紙送り用モータ2
1を起動すると共に、印刷を行うためのメインスキャン
パルスをサーマルヘッド202に出力する。次にステッ
プS35に進み、符号化・復号化器204よりのPRD
Y信号を入力したか、即ち、次のラインの記録データが
あるかどうかを調べ、ある時はステップS36に進んで
次のラインの印刷を行う。
【0048】次のラインの印刷データがない時はステッ
プS37に進み、サブスキャンのためのストローブ信号
をサーマルヘッド202に出力する。次にステップS3
8に進み、中央制御部20(メインCPU)よりのプレ
ヒートコマンドが入力されたかを調べ、プレヒートコマ
ンドが入力されない時はステップS39に進み、次のラ
インの印刷データが準備されたかをみる。次のラインの
印刷データがある時はステップS40で、その印刷を行
うが、印刷データがない時はステップS38に戻り、メ
インCPUよりのプレヒートコマンドが入力されるのを
待つ。
【0049】ステップS38でプレヒートコマンドを受
信するとステップS41に進み、サーマルヘッド202
の発熱抵抗体の温度を一定の温度に保つため、発熱抵抗
体に微小パルスを送出し続ける動作を開始する(図6の
プリスキャン1(32))。このプリスキャン1により
発熱抵抗体が保持する温度は、その発熱抵抗体が印刷す
るのに足りる温度に比べ、十分に低い温度である。その
後ステップS42で、符号化・復号化器204からPR
DY信号が入力されて、次のラインを印刷するデータが
あることが知らされるとステップS43に進み、そのP
RDY信号に対応する画像データ信号が1ブロックの先
頭ラインデータであるかどうかを判断する。先頭データ
でない時はステップS47に進み、直にそのラインデー
タの印刷を行う。この先頭データかどうかの判定は、中
央制御部20より与えられる信号或いはコマンド等によ
り行うものとする。
【0050】もし、1ブロックの先頭データであればス
テップS44に進み、図6の33で示すプリンタスキャ
ン2のストローブパルス信号をサーマルヘッド202に
出力する。これは通常のスキャン(メインスキャン、あ
るいはメインスキャンとサブスキャン)の始まる前に、
サーマルヘッド202の発熱抵抗体の温度を上げるため
に行うものである。このプリンタスキャン2の間、サー
マルヘッド202の発熱抵抗体の温度を検出し(ステッ
プS45)、ステップS46で、その温度値とステップ
S2で記憶されている温度値との差が一定の範囲内にあ
るかどうかを調べる。こうして温度差が一定の範囲内に
入るまでステップS44〜ステップS46を繰返し実行
して、サーマルヘッド202の発熱抵抗体の温度を一定
値にまで引き上げる。その後、ステップS47に進み、
紙送り用モータ21を回転させて記録紙を移動させなが
ら、次のラインデータを印刷する。
【0051】以上説明したように、この第2実施例によ
れば、メインスキャン或いはサブスキャンにおいてサー
マルヘッド202に通電するストローブ信号のパルス幅
を、スキャンを開始する直前の、サーマルヘッド202
の発熱抵抗体の温度により最適化するという動作を行な
っている。そのために必要な温度に対するパルス幅テー
ブル211は、サブCPU201に内蔵されているRO
M210に格納されている。
【0052】次に図8〜図10を参照して、本発明の第
3実施例を説明する。
【0053】図8は、第3実施例におけるサブCPU2
01により実行される温度検知タイミングを示す図であ
り、図6の温度検知1に相当していうる。ここで、該温
度検知タイミングに対する他の信号タイミングは、図6
と同様とする。
【0054】図9及び図10は第3実施例におけるサブ
CPU201の動作を示すフローチャートである。この
実施例では、図8に示すようにプリスキャン1の時点に
おいてもサーマルヘッド202の温度を検知しており、
そしてそのデータを用いてプリスキャン1のパルス幅を
制御する。
【0055】図9において、ステップS51〜ステップ
S60は前述の図7のステップS31〜ステップS40
と同じであるため、これらの説明を省略する。
【0056】ステップS58でメインCPUよりプレヒ
ートコマンドを入力するとステップS61(図10)に
進み、プリスキャン1を開始する。このプリスキャン1
の間サーマルヘッド202の温度を検出し、ステップS
52で記憶した温度値との差が上限値以上であるかをみ
る。差が上限値以上である時はステップS64に進み、
このプリスキャン1におけるストローブ信号のパルス幅
を大きくして、サーマルヘッド202に印加するエネル
ギーを大きくする。一方、この温度差が上限値以上でな
い時はステップS65に進み、その温度差が下限値以下
かどうかをみる。下限値以下であればステップS66に
進み、このプリスキャンのパルス幅を小さくするか、或
いはプリスキャンを停止する。こうしてステップS67
に進み、次のラインの印刷データが準備されたかどうか
をみる。次のラインの印刷データが準備されていない時
はステップS61に戻り、前述の処理を繰返し実行す
る。なお、図8における温度検知のタイミングは、こ
のプリスキャン1において温度検知が繰返し行われてい
る時のタイミングを示している。
【0057】ステップS67で次のラインの印刷データ
が準備されるとステップS68に進み、次に印刷するデ
ータが1ブロックの先頭データかをみる。先頭データで
なければステップS72に進み、ただちに次のラインの
印刷処理を開始するが、先頭データの時はステップS6
9に進み、プリスキャン2を開始する。これにより、図
7のステップS44〜S47と同様の処理を実行し、サ
ーマルヘッド202の温度が所定の温度範囲に入るまで
プリスキャン2が繰返し実行される。
【0058】以上説明したように、この第3実施例によ
れば、プリスキャン1においてもサーマルヘッド202
の温度を検知して、その温度が所定の範囲に入るように
しているため、より正確な発熱抵抗体の温度制御が可能
になる。そして、サーマルヘッド202への不必要なエ
ネルギーが印加されるのを防止し、ブロック間で黒筋等
が発生する可能性を低減させると同時に、次ブロック先
頭ラインを印刷する時のプレヒート2に要する時間を削
減することができる。
【0059】なお、本発明は、ECM受信機能を持つフ
ァクシミリ装置に限らず、画像データを蓄積できるバッ
ファを持ち、このバッファに蓄積された画像データがま
とめて印刷されるような画像出力装置にも適用できる。
特に、サーマルプリントヘッドやインクジェットヘッド
等のように、発熱抵抗体に通電して記録する時、1ペー
ジの画像データがバッファに一度に入り切らない場合
や、バッファに蓄積された画像データを印刷する時に、
時間間隔が空く場合等に有効である。このような制御を
行うことによる効果は、印刷する画像データが中間調で
ある場合、特に顕著に表われる。
【0060】次に図11及び図12を参照して本発明の
第4実施例を説明する。
【0061】図11は本発明の第4実施例の動作タイミ
ングを示すタイミング図である。この図11と前述の第
2実施例の図6とを参照すれば明らかなように、この第
4実施例では、画像データが転送される時間が空いて、
画像データを記録する時間間隔が長くなった時は、次の
ブロックの画像データの先頭を記録するメインスキャン
33の直前にプリスキャン(プレヒート33)を行って
サーマルヘッド202の発熱抵抗体の温度を所定の温度
まで高めるようにしている。即ち、前述の第1実施例で
は、この時間間隔において複数の微小パルスのストロー
ブ信号を印加していた(図6のプリスキャン32)のを
なくし、次のブロックの先頭を記録する直前にプリスキ
ャンを行うようにしたものである。
【0062】この処理の動作フローチャートが図12に
示されている。このフローチャートと図7のフローチャ
ートとを参照すると明らかなように、図12のフローチ
ャートは図7のフローチャートのステップS41とステ
ップS42とが省略されているだけで他の処理は全く同
じである。即ち、ステップS88でプレヒートコマンド
を受信するとステップS91に進み、図6に示すプリス
キャン32を行うことなく次ラインの印刷データが受信
されるのを待ち、次ラインの印刷データを受信するとそ
れがブロックの先頭かどうかを判断し(ステップS9
2)、ブロックの先頭でなければステップS95で次ラ
インの印刷に進む。
【0063】一方、次ブロックの先頭の時はステップS
93〜S95で、サーマルヘッド202の発熱抵抗体の
温度が所定の温度になるまでプリスキャンを実行し、そ
の後次ラインの印刷処理に進む。尚、これらプリスキャ
ン或いはメインスキャンにおけるストローブ信号のパル
ス幅は、センサ9により検出されるサーマルヘッド20
2の温度に応じて、ROMのテーブル211を参照して
決定される。
【0064】以上説明したように第4実施例により、サ
ーマルヘッドを発熱駆動するプリスキャンの回数を減ら
すことができるので、サーマルヘッドでの消費エネルギ
ー量を少なくし、サーマルヘッドの寿命を延ばすことが
できる。
【0065】尚、この実施例ではファクシミリ装置の場
合で説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、例えば文書処理装置や各種画像処理装置に接続され
て使用されるプリンタ等の記録装置や、各種データ通信
装置の記録部等にも適用可能である。
【0066】また、本実施例のファクシミリ装置の記録
部の記録ヘッドはサーマルヘッドとしたが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、例えば電気エネルギーを熱
エネルギーに変換し、その熱エネルギーを利用してイン
クを吐出するインクジェット記録ヘッドを有する記録部
の場合にも適用できることはもちろんである。
【0067】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0068】以上説明したように本実施例によれば、以
下に示すような効果がある。 (1)画像データを記録する時間間隔が空いたときに、
発熱抵抗体へのストローブパルスの回数を増やして発熱
抵抗体の温度を一定に保つためにサブスキャンを行う
際、記録に使用する記録紙のサイズに応じてサブスキャ
ンの回数あるいは回数の最大値、又はマルチスキャンす
るしない等の各種設定値を変更する。これにより、記録
紙のサイズを変えてもサブスキャンのパラメータが最適
化され、記録に使用する記録紙のサイズが記録紙の振動
に与える影響を考慮した最適なサブスキャンを行うこと
ができる。 (2)ECMモード等においては、ブロックの最終ライ
ンを記録した直後での記録紙の振動により影響される記
録品位を改善できる。 (3)ファクシミリの受信信号によって復号処理時間が
変動する時、記録紙を含む記録系の振動も大きくなるた
め、このようなサブスキャンを行うことにより記録品位
の低下を防止できる。 (4)ECM受信の最終ライン記録直後の、振動の影響
による白筋等をなくすためにサブスキャンの回数(或い
は時間)を増やしたとしても、それによる記録濃度が過
度に濃くなりすぎない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録時間間隔が空いた時の記録ヘッドの駆動を、記録に使
用する記録媒体のサイズに応じて最適な値に設定するこ
とにより、記録画像の品位の低下を防止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の全体概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置のサブCPUの周
辺回路と各部との接続を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例のファクシミリ装置の中央
制御部による制御処理を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例のファクシミリ装置のサブCPUに
よる制御処理を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例のファクシミリ装置のサブCPUが
入出力する各種信号のタイミングを示すタイミング図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例のファクシミリ装置におけ
る各種信号の出力タイミングを示すタイミング図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例のサブCPUの動作を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の第3実施例の温度検知タイミングを示
すタイミング図である。
【図9】本発明の第3実施例のサブCPUによる動作を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例のサブCPUによる動作
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例のファクシミリ装置にお
ける各種信号の出力タイミングを示すタイミング図であ
る。
【図12】本発明の第4実施例のサブCPUの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿読取部 2 記録部 6 操作パネル 11 画像メモリ 13,210 ROM 13a,211 テーブル 20 中央制御部 21 紙送り用モータ 201 サブCPU 202 サーマルヘッド 203 スムージングIC 204 符号化・復号化器 205 メインCPU及びアドレスデコーダ等 210 ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、 記録時間間隔が所定時間以上になった時、前記記録ヘッ
    ドを通電駆動する駆動手段と、 前記記録媒体のサイズに応じて前記駆動手段による通電
    駆動条件を設定する設定手段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は前記記録ヘッドの温度を
    検出する手段を有し、前記記録ヘッドの温度を更に考慮
    して前記駆動手段による通電駆動条件を設定することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 画像信号を受信し、その画像信号に対応
    する画像データに応じて記録ヘッドを駆動して記録媒体
    に画像を記録する通信装置であって、 受信した画像信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号が所定量になると記
    録を開始する記録手段と、 前記記録手段による記録時間間隔が所定時間以上になっ
    た時、前記記録ヘッドを通電駆動する駆動手段と、 前記記録媒体のサイズに応じて前記駆動手段による通電
    駆動条件を設定する設定手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録方法であって、 前記記録媒体のサイズに応じて前記記録ヘッドの通電駆
    動条件を設定する設定工程と、 記録時間間隔が所定時間以上になった時、前記設定工程
    で設定された駆動条件に従って前記記録ヘッドを通電駆
    動する工程と、 を有することを特徴とする画像記録方法。
  5. 【請求項5】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、 入力した画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データの量が所定量にな
    った時、前記画像データの印刷開始を指示する印刷開始
    指示手段と、 前記印刷開始指示手段により指示される時間間隔が所定
    時間以上になった時、前記記録ヘッドに通電して発熱駆
    動する駆動手段と、 前記記録ヘッドの温度を検出する検出手段と、 前記所定量の画像データの先頭データを印刷する時、前
    記検出手段により検出される前記記録ヘッドの温度が所
    定の温度範囲にあるように前記駆動手段を制御して前記
    所定量の画像データの先頭データを印刷する印刷手段
    と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 画像信号を受信し、その画像信号に対応
    する画像データに応じて記録ヘッドを駆動して記録媒体
    に画像を記録する通信装置であって、 受信した画像信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像信号が所定量になると記
    録を開始する記録手段と、 前記記録手段による記録時間間隔が所定時間以上になっ
    た時、前記記録ヘッドを通電駆動する駆動手段と、 前記記録ヘッドの温度を検出する検出手段と、 前記所定量の画像データの先頭データを記録する時、前
    記検出手段により検出される前記記録ヘッドの温度が所
    定の温度範囲にあるように前記駆動手段を制御して前記
    所定量の画像データの先頭データを記録する記録手段
    と、 を有することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録方法であって、 入力した画像データを記憶する工程と、 記憶された画像データの量が所定量になった時、前記画
    像データの印刷開始を指示する工程と、 印刷開始を指示する時間間隔が所定時間以上になった
    時、記録ヘッドに通電して発熱駆動する工程と、 所定量の画像データの先頭データを印刷する前に、記録
    ヘッドの温度が所定の温度範囲に入るように記録ヘッド
    に通電する工程と、 を有することを特徴とする画像記録方法。
  8. 【請求項8】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、 入力した画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データの量が所定量にな
    った時、前記画像データの印刷開始を指示する印刷開始
    指示手段と、 前記記録ヘッドの温度を検出する検出手段と、 前記所定量の画像データの先頭データを印刷する時、前
    記検出手段により検出される前記記録ヘッドの温度が所
    定の温度範囲にあるように前記駆動手段を制御して前記
    所定量の画像データの先頭データを印刷する印刷手段
    と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  9. 【請求項9】 画像データに応じて記録ヘッドを駆動し
    て記録媒体に画像を記録する画像記録方法であって、 入力した画像データを記憶する工程と、 記憶された画像データの量が所定量になった時、前記画
    像データの印刷開始を指示する工程と、 所定量の画像データの先頭データを印刷する前に、記録
    ヘッドの温度が所定の温度範囲に入るように記録ヘッド
    に通電する工程と、 を有することを特徴とする画像記録方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825682A (ja) * 1994-07-15 1996-01-30 Murata Mach Ltd 印字装置
JP2018047641A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 カシオ計算機株式会社 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム

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