JPH06133128A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH06133128A
JPH06133128A JP4281865A JP28186592A JPH06133128A JP H06133128 A JPH06133128 A JP H06133128A JP 4281865 A JP4281865 A JP 4281865A JP 28186592 A JP28186592 A JP 28186592A JP H06133128 A JPH06133128 A JP H06133128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
msec
buffer memory
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4281865A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Takeda
智之 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4281865A priority Critical patent/JPH06133128A/ja
Publication of JPH06133128A publication Critical patent/JPH06133128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不定周期で入力する画像データの記録を行う
場合に、簡単な制御で高品位の画像記録を可能にするこ
と。 【構成】 熱エネルギーを用いて画像を記録する装置に
おいて、一定の時間間隔でストローブ信号を出力し、こ
のストローブ信号により記録ヘッドを駆動する。この際
記録ヘッドに供給するエネルギーを、記録時には画像記
録を可能にする第1のエネルギーとし、非記録時には画
像記録が行われない程度の第2のエネルギーとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不定周期で送信されて
くる記録データを記録する記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、一定の周期で送られてくる記録
データに基づいて記録を行なうプリンタに比べ、例えば
ファクシミリ装置などに用いられるプリンタには以下に
示すような問題があった。即ち、ファクシミリ装置の場
合は、受信データそのものの周期或は受信データの復号
周期などによって、その受信データに基づく記録データ
の生成周期が異なり、その記録周期も一定でなくなって
しまう。特に、ファクシミリ受信時におけるECM受信
のブロック間や、ハーフトーン原稿画像の受信時には、
受信データの処理に時間を要するため記録周期が極端に
長くなってしまう。このようなファクシミリ装置のプリ
ンタ部には、一般的にインクシートのインクをサーマル
ヘッドによって加熱して、記録紙に転写して記録する熱
転写記録方式のプリンタを採用しているため、このよう
に記録周期が長くなると、次のラインの記録までにイン
クシートやサーマルヘッドの温度が低下してしまい、次
のラインの記録濃度が低下する等の問題があった。又、
記録周期が長くなると、インクシートや記録紙を搬送す
るためのモータが完全に停止した後次のラインの記録時
に再び起動されるため、インクシートや記録紙の搬送ム
ラが発生して、記録品位を低下させるという問題があっ
た。
【0003】このような問題を解決するために、1ライ
ンの記録終了後、次のラインの記録データが形成される
までの時間が長いときは、記録紙の搬送を停止させたま
まで再度同じデータでサーマルヘッドを発熱させたり
(アフターヒート)、次のラインの記録の直前にサーマ
ルヘッドを記録しない程度に発熱させたり(プレヒー
ト)しなければならなかった。しかし、このようなプレ
ヒート、アフターヒートの制御を行っても十分な記録品
質が得られなかった。特に、複数回(m回)の画像記録
が可能なインクシート(マルチプリントシート)を用い
て、記録長さLを記録するために使用するインクシート
の搬送長をその長さLより小さく(L/m)にして記録
を行うマルチプリントの場合には、前述したような記録
品質の低下の問題の他に、インクシートと記録紙が貼り
付いたり、記録された画像に尾引きが発生するという問
題もあった。
【0004】更に、前述した記録品位の低下を防止する
方法として、複数ライン分の記録データを記憶するバッ
ファメモリを設け、このバッファメモリにより受信デー
タの記録周期の変動分を吸収し、このバッファメモリよ
り記録データを等速に読出して記録するという方法があ
った。しかし、記録データの周期の変動を吸収して完全
に等速で記録するためにはかなりのメモリ容量(例えば
8Mバイト程度)が必要となってしまう。また、小さな
サイズのバッファメモリを複数個用意して、それらを切
り換えて等速記録を実現する方法もあるが、前述したよ
うにファクシミリの受信データの受信周期が一定でない
ため、バッファの切り換え時に次のバッファに記録デー
タが揃うまでの時間が長いと、その時点で記録動作が中
断してしまうことになる。
【0005】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、簡単な制御で高品位の画像記
録を行うことが可能な記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】このため本発明
では、熱エネルギーを用いて記録材に画像を記録する記
録ヘッドを備えた記録装置において、一定の時間間隔で
ストローブ信号を前記記録ヘッドに出力し、記録時に画
像記録可能な程度の第1のエネルギーを前記ストローブ
信号により前記記録ヘッドに供給し、非記録時に画像記
録が行われない程度の第2のエネルギーを前記ストロー
ブ信号により前記記録ヘッドに供給することを特徴とす
る。
【0007】これにより一定の時間間隔で記録ヘッドが
駆動され、記録時には画像記録可能な第1のエネルギー
が記録ヘッドに供給され、非記録時には画像記録が行わ
れない第2のエネルギーが記録ヘッドに供給される。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1〜図3は本発明の一実施例のファクシ
ミリ装置の概要を説明するための図で、図1は本実施例
のファクシミリ装置の制御部と記録部の詳細を示すブロ
ック図である。また、図2は本実施例のファクシミリ装
置の概略構成を示すブロック図、そして図3は記録周期
がバッファメモリに格納されているライン数によって変
化する様子を示した状態遷移図である。
【0010】まず、図2を参照して本実施例のファクシ
ミリ装置の概略構成を説明する。
【0011】図2において、201は原稿を光電的に読
取ってデジタル画像信号として制御部202に出力する
読取部で、このデジタル画像信号は、コピーモードの場
合は制御部202を介して記録部205に出力されて記
録され、ファクシミリモードの場合は制御部202によ
り符号化されてモデム207,NCU(網制御部)20
8を介して通信回線に出力される。
【0012】次に制御部202の構成を説明すると、2
11は読取部201よりの画像データ或いは復号された
画像データの各ラインのイメージデータを格納するライ
ンメモリで、原稿の送信(ファクシミリモードの場合)
あるいはコピー(コピーモードの場合)のときは読取部
201よりの1ライン分のイメージデータが格納され、
ファクシミリ画像データの受信のときは復号された受信
画像データの1ラインデータが格納される。そして、こ
の格納されたデータがバッファメモリ102を介して記
録部205に出力されることによって画像形成が行われ
る。212は送信する画像情報をMH符号化などにより
符号化するとともに、受信した符号化画像データを復号
してイメージデータに変換する符号化/復号化部であ
る。また、106は受信した符号化画像データを格納す
る受信画像メモリである。これら制御部202の各部
は、例えばマイクロプロセッサなどのCPU104によ
り制御されている。この制御部202には、このCPU
104の他に、CPU104の制御プログラムや各種デ
ータを記憶しているROM214、CPU104のワー
クエリアとして後述する記録周期Tや各種データを一時
保存するRAM101、更にはRAM等で構成された後
述するバッファメモリ102等を備えている。
【0013】205はサーマルラインヘッド103(記
録幅と略同幅に複数個の発熱素子113(図1)を有し
ている)を備え、熱転写記録法により記録紙に画像記録
を行う記録部である。203は送信開始などの各種機能
を指示キーや電話番号の入力キーなどを含む操作部、2
04は通常、操作部203に隣接して設けられており、
各種機能や装置の状態などを表示する表示部である。2
06は装置全体に電力を供給するための電源部である。
また、207は送受信するファクシミリ信号の交直変換
を行うモデム(変復調器)、208は回線との間で通信
制御を実行する網制御部(NCU)である。
【0014】図1は実施例のファクシミリ装置における
制御部202と記録部205の詳細を示す図で、他の図
面と共通する部分は同一番号で示している。
【0015】サーマルヘッド103はラインヘッドであ
る。そして、このサーマルヘッド103は、制御部20
2よりの1ライン分のシリアル記録データを入力するた
めのシフトレジスタ111、ラッチ信号132によりシ
フトレジスタ103の1ライン分の記録データをラッチ
して保持するラッチ回路112、1ライン分の発熱抵抗
体を有する発熱素子113を備えている。ここで、1ラ
インの記録時、発熱抵抗体113は4つのブロックに分
割して駆動されている。また、133はサーマルヘッド
13に取付けられているサーマルヘッド103の温度を
検出するための温度センサで、この温度センサ133よ
りの信号はスレーブCPU105に入力されており、こ
のスレーブCPU105はその温度センサ133により
検出された信号に基づいて、ストローブ信号134のパ
ルス幅を変更して発熱素子113に通電する時間を制御
したり、あるいはサーマルヘッド103の駆動電圧など
を変更して、サーマルヘッド103の温度に応じてサー
マルヘッド103への印加エネルギーを変更している。
107はプログラマブルタイマで、指示された時間ごと
にCPU104に割込み信号やタイムアウト信号などを
出力している。
【0016】102はバッファメモリで、受信画像メモ
リ106から読出され、復号化部212で復号された画
像データ(イメージデータ)を複数ライン分記憶してい
る。このバッファメモリ102の容量は、サーマルヘッ
ド103による記録速度によって異なるが、本実施例で
は記録周期を10msecと20msecの2段階と
し、バッファメモリ102の容量を256Kバイト、つ
まり1024ライン分としている。また、131はバッ
ファメモリ102からサーマルヘッド103への記録デ
ータの転送を指示するデータ転送開始信号である。
【0017】105はスレーブCPUで、記録部205
の各種モータの制御やサーマルヘッド103の発熱抵抗
体113へのストローブ信号134を出力しており、C
PU104からの記録コマンド135などの信号によっ
てその制御動作を開始する。122は記録紙搬送用モー
タであり、121はこれを駆動するドライバ回路、12
4はインクシート搬送用モータであり、123はこれを
駆動するドライバ回路である。また、126は原稿搬送
用モータであり、125はこれを駆動するドライバ回
路、128はカッタを駆動させたり、排紙を行うための
モータであり、127はこれを駆動するドライバ回路で
ある。
【0018】図3は本実施例のファクシミリ装置におい
て、記録周期を10msec(m秒)と20msecの
2段階とし、バッファメモリ102に格納されている画
像データのライン数(R)に応じてどのように記録周期
を切り換えるかを示す状態遷移図である。なお、電送さ
れてくる各ラインのファクシミリ画像データの最小周期
を10msecとし、この実施例では、例えば白ライン
スキップのような独自モードでの電送は考慮にいれない
ものとする。従って、1ライン分のファクシミリデータ
を受信してしまってから次の1ライン分のファクシミリ
データを受信するまでの時間は、最小10msecであ
る。
【0019】この実施例では、バッファメモリ102か
らサーマルヘッド103へデータを転送して記録を開始
するタイミングを、受信を開始した後、バッファメモリ
102がいっぱいになった時(1024ライン分のデー
タが揃った時)としている。従って、300で示すよう
に、初期状態での記録周期は10msecである。この
ようにしても、CPU104より1ライン分の記録デー
タがバッファメモリ102へ転送されてくる間隔は10
msec以上であるため(前述したように、最小電送時
間を10msecとしているため)、バッファメモリ1
02があふれて受信データが記録されなくなることはな
い。
【0020】いま、1ラインの電送時間が長いラインが
続き、記録部205による記録速度よりもデータ受信速
度が低下してバッファメモリ102に記憶されている画
像データの残りライン数がα1以下になると、301で
示すように記録周期を20msecとし、記録速度を低
下させてバッファメモリ102が空にならないようにす
る。その後、例えば電送時間の短いラインが続き、30
2で示すように、バッファメモリ102に記憶されたラ
イン数がα2以上になれば記録周期を再び10msec
に戻して記録速度を高め、バッファメモリ102の記録
データが溢れないようにする(α1<α2)。本実施例で
はα1として10ライン、α2として612ラインを設定
する。
【0021】このようにすることで、バッファメモリ1
02がいっぱい或いはバッファメモリ102の残りデー
タ量が多い時は10msecの等速で記録し、バッファ
メモリ102の残りデータ量が少ない時からバッファメ
モリ102がある程度いっぱいになるまでの間は20m
secの等速で記録する。この場合、α1とα2との値が
あまり近接していると、記録周期が10msecと20
msecの間で頻繁に切り換わってしまい、通常の不定
周期の記録とあまり大差ないものとなってしまう。ま
た、α1の値があまり小さすぎるとほとんど全てが10
msecの等速記録となるため、従来例での等速記録の
ように、大容量のバッファメモリが必要になってしま
う。従って、α1とα2の値を適切な値に設定すれば、そ
れほど大容量のバッファメモリを用いなくても、1ペー
ジ中における記録周期を、10msecと20msec
との間で多くても数回切り換えるだけで記録できる。
【0022】図4〜図6は本実施例の受信データをデコ
ードしてから記録するまでの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。この処理を実行する制御プログラム
はROM214に記憶されている。
【0023】図4はメインCPU104の実行する制御
のフローチャートであり、受信画像バッファ106に格
納された符号化された受信データ(例えばMMR)をデ
コードしてバッファメモリ102へデータを転送するま
でを示している。
【0024】まずステップS1で受信画像バッファ10
6にデコードできる1ラインのデータがそろうまでウエ
イトして、データがそろえばステップS2を実行する。
ステップS2では受信画像バッファ106から符号化さ
れたデータを読みこみデコードする。そしてステップS
3でそのデコードされた生データを1ライン分バッファ
メモリ102へ転送する。転送が終わるとステップS4
でバッファメモリ102内のライン数を表わすRの値を
1つ増やし、ステップS5でバッファメモリ102が一
杯になったかどうか、つまりRが1024になったかど
うかを判断する。もしバッファメモリ102がまだいっ
ぱいでなければステップS1へ戻る。バッファメモリ1
02が一杯になっていればステップS6に進み、10m
secごとの記録のためのインタラプトをイネーブルに
する。尚このインタラプト処理は図5のフローチャート
で示しており、後で説明をする。
【0025】インタラプトをイネーブルにした後ステッ
プS7で受信画像バッファ106にデコードできる1ラ
インのデータがそろうまでウエイトして、データがそろ
えばステップS8を実行する。ステップS8では受信画
像バッファ106から符号化されたデータを読みこみデ
コードする。そしてステップS9でそのデコードされた
生データを1ライン分バッファメモリ102へ転送す
る。転送が終わるとステップS10でバッファメモリ1
02内のライン数を表わすR.lineの値を1つ増や
し、ステップS11で1ページ分のデータのデコードが
終了したかどうかを判断する。もしまだ終っていなけれ
ばステップS7へ戻る。1ページのデコードが終了して
いれば1ページのデコード処理を終了する。
【0026】図5はバッファメモリ102からデータを
サーマルヘッド103のシフトレジスタ111へ転送す
る10msecごとのインタラプト処理のフローチャー
トである。このインタラプト処理はタイマ107からの
インタラプト要求信号によって開始する。まずステップ
S21で記録周期TRECが10msecか20msec
かを判断する。このTRECはRAM101に記憶されて
おり、前述したようにイニシャルでは10msecにな
っている。TRECが10msecであればステップS2
4へ飛ぶ。TRECが20msecならばステップS22
でReadyが1か0か、つまり前ラインのデータ転送
から20msec経過したかどうかを判断する(このR
eadyもRAM101の所定領域に記憶されてい
る)。Readyが1ならば、つまり前ラインのデータ
転送から20msec経過していればステップS24に
進み、データ転送処理を実行する。ステップS24では
バッファメモリ102にデータ転送開始指示信号B1を
出し、ステップS25ではR.lineを1つ減らす。
そしてステップS26でサーマルヘッド103への1ラ
イン分のデータ転送が終了するまでウエイトする。デー
タ転送が終了すればステップS28で、スレーブMPU
105に記録コマンド135を出す。スレーブMPU1
05ではこの記録コマンドによってメイン記録処理を開
始する。このスレーブMPU105の記録動作について
は図6に示しており、これについては後で説明する。
【0027】次にステップS29でRの値によって、図
3で示すように記録周期を10msecあるいは20m
secに切り換える。つまり、Rα1より小さければス
テップS30へ進み、記録周期を20msecにし、R
eadyを0にして、インタラプト処理を終了する。ま
たRがα2より大きければステップS31に進み、記録
周期を10msecにし、Readyを0にして、イン
タラプト処理を終了する。前記のどちらでもない場合は
そのまま現在の記録周期を変えずにインタラプト処理を
終了する。
【0028】さて、ステップS24においてReady
が0、つまり前ラインのデータ転送から10msecし
か経過していなければステップS32に進む。ステップ
S32ではスレーブCPU105に予備発熱コマンドを
出す。この予備発熱コマンドによって、スレーブCPU
105は印字が行われない程度にサーマルヘッド103
に通電させる。スレーブCPU105による予備発熱動
作については図7に示しており、後で説明する。
【0029】図6はスレーブCPU105のメイン記録
処理を示すフローチャートである。CPU104からの
記録コンドを実行するとまずステップS41でインクシ
ートを1/mイラン搬送する分だけインクシートモータ
(I,M)124を回転させる。そしてステップS42
で記録紙を1ライン分搬送する分だけ記録モータ(W,
M)122を回転させる。次にステップS43でサーマ
ルヘッド103の発熱抵抗体113にストローブ信号1
34を出してΔT1間通電する。この発熱抵抗体113
は4つのブロックに分割されており、ステップS43で
はそのうちの1つのブロックだけを発熱させる。次にス
テップS44で4つのブロック全部への通電が終了した
かどうかを判断する。もし全ブロックへの通電が終了し
ていなければステップS45に進み、次のブロックを発
熱させるようにしてステップS43に戻る。ステップS
43の前で、本印字のストローブ信号を出す前に、印字
しない程度のエネルギーのパルス巾で発熱抵抗体113
を発熱させる。いわゆるプレヒートを行ってもかまわな
い。ステップS44で全ブロックへの通電が終了してい
れば、1ライン分の記録処理を終了する。
【0030】図7はスレーブCPU105の予備発熱動
作を示すフローチャートである。CPU104から予備
発熱コマンドを受信すると、まずステップS51でサー
マルヘッド103の発熱抵抗体113にストロープ信号
134を出してΔT2間通電する(ΔT1>ΔT2)。こ
の時のストローブ信号134のパルス巾ΔT2は、印字
しない程度のエネルギーのパルス巾であり、サーマルヘ
ッド103のサーミスタ温度などによって可変としても
よいが、本実施例ではΔT2を0.1msec程度の固
定値としている。ステップS51で、発熱抵抗体113
の4つのブロックのうちの1つのブロックだけを発熱さ
せると、次にステップS52で4つのブロック全部への
通電が終了したかどうかを判断する。もし全ブロックへ
の通電が終了していれば予備発熱動作を終了する。もし
全ブロックへの通電が終了していなければステップS5
3に進み、次のブロックを発熱させるようにしてステッ
プS51に戻る。
【0031】本実施例の予備発熱動作では、全ラインの
印字データをそのままにしたまま予備発熱動作を行う、
いわゆるアフターヒートであるが、予備発熱の時のサー
マルヘッド103のデータはどのようなデータであって
もよい。例えば、前ラインの印字で発熱していない発熱
抵抗体113だけを発熱させるように前ラインの印字デ
ータを反転させたものであってもよいし、全部の発熱抵
抗体113を発熱させるような全黒データであってもよ
い。
【0032】図8は本実施例の記録処理におけるサーマ
ルヘッド103への通電タイミング例を示す図である。
ストローブ1〜ストローブ4は4つに分割されている発
熱抵抗体113のそれぞれのブロックに対応させてい
る。また図8ではプレヒートも含めた図になっている。
【0033】図8において81,83,86はプレヒー
トのパルスの通電タイミングを示し、82,84は実際
に印字を行う本印字パルスの通電タイミングを示し、8
5は予備発熱(アフターヒート)の通電タイミングを示
す。ΔT1は本印字パルスのパルス巾を示し、ΔT2はア
フターヒートのパルス巾である。ΔT1は実際に印字が
行われる程度(1msec程度)であり、ΔT2は実際
には印字されない程度(0.1msec)である。
【0034】記録動作は10msecごとに行われ、図
3のフローチャートに示すようにして本印字あるいはア
フターヒートを行う。
【0035】以上説明したように、本実施例ではサーマ
ルヘッドへデータを転送する前段でバッファメモリを設
け、そのバッファメモリに格納されているライン数によ
って2種類の記録周期(10msecと20msec)
で記録するようにしている。しかも遅い方の記録周期
(20msec)は速い方の記録周期(10msec)
の倍となっている。一体的にn段階の記録周期を持って
いて、そのn段階がすべて一番速い記録周期のn倍とす
る。本実施例のようにこの一番速い記録周期をインタラ
プト間隔としてこの周期でストローブ信号を出すとする
と、記録のためのストローブ信号はすべて前記のインタ
ラプトの周期のストローブ信号に含まれている。
【0036】従って本実施例で示したように一番速い記
録周期(10msec)のインタラプトでストローブ信
号を出し、そのストローブ信号を記録を行う時は印字に
必要なだけのエネルギーを持ったパルスとして、記録を
行わない時は実際には印字をしない程度のエネルギーを
持ったパルスとすれば、この他に特に特別な制御をしな
くても記録周期が長くなったためサーマルヘッドが冷え
るのを防止できる。従来はまったくバラバラな記録周期
に対応できるようにするために、複雑なプレヒートやア
フターヒートの制御が必要であったが、本実施例では記
録周期は概知である。しかも速い記録周期の場合ならば
印字が行われるタイミングで、遅い記録周期で実際には
記録を行わない時には印字しない程度のエネルギーを持
ったパルスを出すだけの制御ですむ。
【0037】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0038】また、この実施例では、ファクシミリ装置
の場合で説明したが本発明はこれに限定されるものでな
く、不定周期で伝送されてくるデータに基づいて記録を
行う記録装置にも適用できる。
【0039】また、本実施例の記録装置は、熱転写法に
よる記録方式を採用した記録装置の場合で説明したが本
発明はこれに限定されるものでなく、例えば感熱方式の
プリンタ或いは熱を印加してインク滴を吐出するインク
ジェット方式の記録装置等にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、一定の時間
間隔で記録ヘッドを駆動し、記録時には画像記録可能な
第1のエネルギーを記録ヘッドに供給し、非記録時には
画像記録が行われない第2のエネルギーを記録ヘッドに
供給するので、不定周期で画像データが送られてくる様
な場合であっても、簡単な制御で高品位の画像記録を行
うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の制御部と記録部
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例のファクシミリ装置における記録周期
の状態遷移図である。
【図4】本実施例のファクシミリ装置におけるメインC
PUのデコード処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施例のファクシミリ装置におけるメインC
PUのインタラプト処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施例のファクシミリ装置におけるスレーブ
CPUのメインの記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】本実施例のファクシミリ装置のスレーブCPU
の予備発熱動作のフローチャートである。
【図8】サーマルヘッドの通電パルスを示す図である。
【符号の説明】
101 RAM 102 バッファメモリ 103 サーマルヘッド 104 CPU 105 スレーブCPU 106 受信画像バッファ 107 タイマ 111 シフトレジスタ 112 ラッチ回路 113 発熱抵抗素子 121,123,125,127 モータドライバ 122 記録紙搬送用モータ 124 インクシート搬送用モータ 201 読取部 202 制御部 203 操作部 204 表示部 205 記録部 214 ROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギーを用いて記録材に画像を記
    録する記録ヘッドを備えた記録装置において、 一定の時間間隔でストローブ信号を前記記録ヘッドに出
    力し、記録時に画像記録可能な程度の第1のエネルギー
    を前記ストローブ信号により前記記録ヘッドに供給し、
    非記録時に画像記録が行われない程度の第2のエネルギ
    ーを前記ストローブ信号により前記記録ヘッドに供給す
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録データを格納する格納手段を備え、
    前記格納手段内のデータ量に応じて前記一定の時間間隔
    を選択することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドはインクシートに作用し
    てインクシートの有するインクを記録材に転写すること
    を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
JP4281865A 1992-10-20 1992-10-20 記録装置 Pending JPH06133128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4281865A JPH06133128A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4281865A JPH06133128A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06133128A true JPH06133128A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17645070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4281865A Pending JPH06133128A (ja) 1992-10-20 1992-10-20 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06133128A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191357A (en) Method and apparatus for preheating a thermally activated printing head
JP3139804B2 (ja) 記録方法及び装置
JPH0284353A (ja) 記録装置及びファクシミリ装置
JP3071237B2 (ja) 熱式プリント機構を備える装置
US5262799A (en) Recording apparatus with auxiliary recording and method for same
JPH06133128A (ja) 記録装置
US5712671A (en) Thermal recording method and apparatus varying the number of auxiliary heating pulses based on the length of time between recording operations
US5534908A (en) Thermal transfer recorder with ink sheet and recording medium conveyed according to recording mode
EP0409243A2 (en) Recording apparatus and method
JP3382261B2 (ja) 記録装置及び該記録装置を用いたファクシミリ装置
JP2844576B2 (ja) 記録方法及びその装置
JP3110859B2 (ja) 画像記録方法及び装置及び前記装置を有する通信装置
US5587733A (en) Recording apparatus which avoids ink sheet sticking and image streaking
JP3110853B2 (ja) 記録方法及び装置
JP3027049B2 (ja) 画像記録方法及び装置及び前記装置を有する通信装置
JP2966959B2 (ja) 記録方法及び装置
JP2625538B2 (ja) 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置
EP0441247A2 (en) Thermal transfer recording apparatus and facsimile apparatus
JP3065860B2 (ja) サーマルヘッドの予熱方法
JPH0768826A (ja) サーマルヘッドの予熱方法
JP3105935B2 (ja) 記録方法及び装置
JPH07125292A (ja) 感熱記録装置
JPH08290603A (ja) 印字装置
JPH0683344B2 (ja) サ−マル記録装置
JPH0664210A (ja) 記録装置