JP3110853B2 - 記録方法及び装置 - Google Patents

記録方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱記録ヘッドを用いて
記録媒体に画像の記録を行なう記録方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドに通電して記録す
るサーマルプリンタが知られており、このようなサーマ
ルプリンタには、行単位で記録を行うライン型のサーマ
ルヘッドを備えたサーマルプリンタが一般的である。こ
のサーマルプリンタで1ラインの情報を記録する際、同
一の発熱抵抗体に所定回数、ある時間間隔をおいて所定
の電圧を印加して通電する方法が知られている。これは
サーマルヘッドの発熱抵抗体の温度に起因する記録濃度
のバラツキをなくし、より安定した記録濃度が得られる
ようにするためである。このような記録処理では、サー
マルヘッドに通電する回数を一定にして、サーマルヘッ
ドの温度に応じて1回の通電時間を変化させることによ
り、サーマルヘッドの昇温を防ぐという方法が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、サーマルヘッドの温度にかかわらず1ライン記録
中における通電回数が一定であるため、1回の通電時間
に制約が生じる。即ち、例えば極低温時には記録濃度が
低くなりすぎる傾向があるが、これをサーマルヘッドに
通電する時間を長くして印加エネルギーを増大させるだ
けでは、十分な記録濃度が得られないという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、熱記録ヘッドの温度が所定値以下の場合には、その
所定値を越える場合に比べて、1ライン当たりの熱記録
ヘッドに通電する回数を減らし、かつ1回の通電時間を
長くするようにして、記録に要する時間を長くすること
なく、熱記録ヘッドの温度に拘らず常に安定した記録濃
度を得ることができる記録方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、ライン型の熱記録ヘッドにより記録媒体に画像の記
録を行う記録装置であって、前記熱記録ヘッドの温度を
検出する温度検出手段と、1ライン分の画像信号に対し
て、前記熱記録ヘッドに複数回通電して1ラインの画像
の記録を行わせる駆動手段と、前記温度検出手段により
検出された温度が所定値以下の場合には、前記所定値を
越える場合に比べて、1ライン当たりの前記熱記録ヘッ
ドに通電する回数を減らし、かつ1回の通電時間を長く
するように制御する制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0006】上記目的を達成するために本発明の記録方
法は以下のような工程を備える。即ち、ライン型の熱記
録ヘッドに複数回通電して1ラインの記録を行わせるこ
とにより記録媒体に画像の記録を行う記録方法であっ
て、前記熱記録ヘッドの温度を検出する検出工程と、前
記検出工程で検出された前記熱記録ヘッドの温度が所定
値以下の時は、前記所定値を越える場合に比べて、1ラ
イン当たりの前記熱記録ヘッドに通電する回数を減ら
し、かつ1回の通電時間を長くするようにして記録する
工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成において、ライン型の熱記録ヘッド
に複数回通電して1ラインの記録を行わせることにより
記録媒体に画像の記録を行う記録装置及び方法であっ
て、熱記録ヘッドの温度を検出し、その検出された熱記
録ヘッドの温度が所定値以下の時は、その所定値を越え
る場合に比べて、1ライン当たりの熱記録ヘッドに通電
する回数を減らし、かつ1回の通電時間を長くするよう
にして記録する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1は本実施例のサーマルプリンタの概略
構成及び制御部101と記録部102との電気的接続を
示す図である。
【0010】図1において、サーマルヘッド13は1ラ
イン分の発熱抵抗体を備えたラインヘッドである。この
サーマルヘッド13は制御部101よりの1ライン分の
シリアル記録データ43aをシフトクロック43bに同
期して入力するシフトレジスタ130、ラッチ信号44
によりシフトレジスタ130に保持されている1ライン
分の記録データをラッチするラッチ回路131、1ライ
ン分の発熱抵抗体からなる発熱素子132を備えてい
る。ここで、発熱抵抗体132は132−1〜132−
mまでのm個のブロックに分割して発熱駆動されてい
る。また、133はサーマルヘッド13の温度を検出す
るための温度センサである。この温度センサ133の出
力信号42は、制御部101内でA/D変換され、この
A/D変換されたデジタル値により制御部101はサー
マルヘッド13の温度を検出している。本実施例では温
度情報を0〜255の256段階にA/D変換してお
り、その各段階の温度に対応してストローブ信号47の
パルス幅や、サーマルヘッド13に印加するパルス数
(スキャン回数)を変更したりして、サーマルヘッド1
3への印加エネルギーを変更している。
【0011】45はモータドライバ回路で、制御部10
1の指示により紙送り用モータ48や、記録紙を切断す
るためのカッタ駆動用モータ49を回転駆動している。
46はサーマルヘッド13の発熱低抗体に通電して発熱
駆動する駆動回路で、制御部101の指示によりその通
電パルス幅或いは通電電圧等を変更して発熱駆動するこ
とができる。110はラインメモリで、1ライン分の記
録データを記憶している。113はCPUで、ROM1
14に記憶されている制御プログラムや各種データに従
って制御部101全体を制御している。115はCPU
113のワークエリアとして使用され、各種データを一
次的に保存している。116はタイマで、CPU113
の指示により指示された時間の計時を開始し、その計時
が終了する(タイムアウトになる)と、割込み等により
CPU113に、その時間が経過したことを知らせてい
る。
【0012】次に、図2を参照して、この実施例のサー
マルプリンタにおける、1ライン分の記録処理を説明す
る。この処理を実行する制御プログラムは制御部101
のROM114に記憶されている。
【0013】この処理は記録される1ライン分の記録デ
ータがラインメモリ110に格納されている状態で開始
され、まずステップS1で1ライン分のデータをシリア
ルでサーマルヘッド13のシフトレジスタ130に転送
する。この1ライン分のデータ転送が終了すると、ステ
ップS2でラッチ信号44を出力して、シフトレジスタ
130に保持されている1ライン分の記録データをラッ
チ回路131に格納する。次にステップS3に進み、信
号42を通して温度センサ133により検出されたサー
マルヘッド13の温度情報を入力する。
【0014】この実施例では、前述した様にサーマルヘ
ッド13よりの温度情報を0〜255の256段階に分
け、この温度情報の値が“63”以下の場合はステップ
S5に進み、スキャン回数を“4”に、サーマルヘッド
13へ電圧を印加する時間を2tとしてタイマ116に
セットする。一方、温度情報の値が“64”以上のとき
はステップS4に進み、スキャン回数を“8”、サーマ
ルヘッド13への電圧印加時間を決定するためにタイマ
116へのセット時間をtとする。尚、この実施例で
は、サーマルヘッド13の温度に応じて2種類の時間設
定と、それに応じたスキャン回数を設定したが、本発明
はこれに限定されるものでなく、より細かい温度情報に
対して、より細かく設定値を変更するようにしても良
い。
【0015】こうしてスキャン回数及び電圧印加時間が
設定されるとステップS6に進み、サーマルヘッド13
の発熱抵抗体132の発熱抵抗体132−1に通電して
画像の記録を行なう。こうしてタイマ116に設定した
時間が経過するのを待ち、ステップS7で発熱抵抗体の
全ブロック(この実施例では4ブロック)への通電が終
了したかをみる。ステップS7で全ブロックへの通電が
終了していなければステップS8に進み、同様にして発
熱抵抗体の次のブロックへの通電を行なう。こうしてス
テップS7で、全発熱抵抗体(132−1〜132−
4)の発熱駆動が終了するとステップS9に進み、ステ
ップS4或いはステップS5で設定されたスキャン回数
を1つだけ減少させる。次にステップS10に進み、ス
テップS4或いはステップS5で設定されたスキャン回
数分のスキャンが終了したかどうかをみる。この設定さ
れた回数分のスキャンが終了していなければステップS
6に進み、前述と同様に発熱抵抗体132−1に通電
し、前述の動作を繰返し実行する。こうしてステップS
10において、設定されたスキャン回数分のスキャン処
理が終了すると、1ラインの記録処理が終了したことに
なる。
【0016】図3は、本実施例のサーマルプリンタにお
ける1ラインの記録タイミングを示すタイミング図であ
る。
【0017】図3において、図3(A)は、前述の図2
のステップS4でセットされたパルス幅(t)とスキャ
ン回数(8)による1ラインの記録タイミングを示す図
である。
【0018】又、図3(B)は、前述の図2のステップ
S5でセットされたパルス幅(2t)とスキャン回数
(4)による1ラインの記録タイミングを示す図であ
る。尚、ストローブ1〜4のそれぞれは、発熱抵抗体1
32−1〜132−4のそれぞれに出力するストローブ
信号(通電信号)を表している。
【0019】以上説明したように本実施例によれば、サ
ーマルヘッドの温度が低いときにはスキャン回数を減ら
し、通電パルスのパルス幅を長くして通電時間を長くす
ることにより、1ラインの記録所要時間を延ばすことな
く記録濃度を確保することができる。
【0020】これにより、例えばファクシミリ装置等に
おいては、最小伝送時間により1ラインの記録に使用で
きる時間が限られるので、記録濃度を均一にするために
この様な動作が有効となる。
【0021】尚、前述の実施例では、サーマルヘッド1
3の温度により、スキャン回数及び電圧印加時間(スト
ローブ信号のパルス幅)を設定したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、1ラインの記録を終了した後か
ら次のラインの記録開始までの時間を計時し、その経過
した時間によりスキャン回数及び電圧印加時間を設定す
るようにしてもよい。
【0022】これは、例えば温度センサ133の感度が
鈍いような場合において、次のラインの記録までの時間
間隔が長くなったときはサーマルヘッド13の温度が低
下したとき判断して、スキャン回数や電圧印加時間を変
更するものである。
【0023】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
記録ヘッドの温度が所定値以下の場合には、その所定値
を越える場合に比べて、1ライン当たりの熱記録ヘッド
に通電する回数を減らし、かつ1回の通電時間を長くす
るようにして、記録に要する時間を長くすることなく、
熱記録ヘッドの温度に拘らず常に安定した記録濃度を得
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のサーマルプリンタの概略構成及び制御
部と記録部の電気的接続を示すブロック図である。
【図2】実施例のサーマルプリンタにおける記録処理を
示すフローチャートである。
【図3】実施例のサーマルプリンタの記録処理における
サーマルヘッドへの通電タイミングを示すタイミング図
である。
【符号の説明】
45 モータドライバ回路 46 サーマルヘッド駆動回路 48 紙送り用モータ 101 制御部 102 記録部 110 ラインメモリ 113 CPU 114 ROM 115 RAM 116 タイマ 130 シフトレジスタ 131 ラッチ回路 132 発熱抵抗体 133 温度センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン型の熱記録ヘッドにより記録媒体
    に画像の記録を行う記録装置であって、 前記熱記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段と、1ライン分の画像信号に対して、 前記熱記録ヘッドに複
    数回通電して1ラインの画像の記録を行わせる駆動手段
    と、 前記温度検出手段により検出された温度が所定値以下の
    場合には、前記所定値を越える場合に比べて、1ライン
    当たりの前記熱記録ヘッドに通電する回数を減らし、か
    つ1回の通電時間を長くするように制御する制御手段
    と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 ライン型の熱記録ヘッドに複数回通電し
    て1ラインの記録を行わせることにより記録媒体に画像
    の記録を行う記録方法であって、 前記熱記録ヘッドの温度を検出する検出工程と、前記検出工程で 検出された前記熱記録ヘッドの温度が所
    定値以下の時は、前記所定値を越える場合に比べて、1
    ライン当たりの前記熱記録ヘッドに通電する回数を減ら
    、かつ1回の通電時間を長くするようにして記録する
    工程と、を有することを特徴とする記録方法。
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