JP3382261B2 - 記録装置及び該記録装置を用いたファクシミリ装置 - Google Patents

記録装置及び該記録装置を用いたファクシミリ装置

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JP3382261B2
JP3382261B2 JP14055792A JP14055792A JP3382261B2 JP 3382261 B2 JP3382261 B2 JP 3382261B2 JP 14055792 A JP14055792 A JP 14055792A JP 14055792 A JP14055792 A JP 14055792A JP 3382261 B2 JP3382261 B2 JP 3382261B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録データに基づいて記
録ヘッドを駆動して被記録媒体に画像を記録する記録装
置及び該記録装置を用いたファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のサーマルプリンタ等の記録装置で
は、記録紙に記録する記録データがどのようなパターン
であっても、そのパターンとは関係なく、所定の記録制
御を行って画像を記録していた。従って、例えば、孤立
している黒ドット等を記録する時には、サーマルヘッド
の発熱素子の温度が低下しているため、他の連続した黒
ドットを記録する場合と同じ量の印加エネルギーをサー
マルヘッドに与えても、通常の記録濃度が得られなくな
ってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これを説明したのが図
8及び図9で、これらの図はファインモードでの記録ド
ットを示しており、図8の(A)に示す様な黒の孤立ド
ットを記録すると図8(B)に示すように、孤立ドット
の記録面積が小さくなってしまうという欠点があった。
【0004】また逆に、図9(A)に示すように、白の
孤立点が含まれる記録データを記録する時は、一般に発
熱素子の温度は、周りの黒ドットを記録するために高く
なっているため、他のドットを記録する時と同じ印加エ
ネルギーをサーマルヘッドに印加すると、図9の(B)
に示すように、孤立点のまわりの黒情報の記録面積が大
きくなってしまい、真ん中の白の孤立点の面積が小さく
なってしまうという欠点があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録データ或いは画像データに含まれる黒の孤立ド
ット及び白の孤立ドットを高品位に記録できる記録装置
及び該記録装置を用いたファクシミリ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、記録データに基づいて記録ヘッドを駆動して被記録
媒体に画像を記録する記録装置であって、注目画素に対
応する記録データが周辺画素に対応するデータに対して
孤立ドットとなるデータになっているか否か、および孤
立ドットが黒の孤立ドットであるか白の孤立ドットであ
るかを判別する判別手段と、前記被記録媒体に対して記
録を行う記録手段と、前記判別手段により、前記注目画
素が黒の孤立ドットであると判別された場合には前記注
目画素を記録するために投入する投入エネルギーを高く
し、前記注目画素が白の孤立ドットであると判別された
場合には当該注目画素に対応する周囲画素を記録するた
めの投入エネルギーを低くするよう前記記録手段を駆動
する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために本発明のファク
シミリ装置は以下のような構成を備える。即ち、画像デ
ータに基づいて記録ヘッドを駆動して被記録媒体に画像
を記録するファクシミリ装置であって、注目画素に対応
する画像データが周辺画素に対応する画像データに対し
て孤立ドットとなる画像データになっているか否か、お
よび孤立ドットが黒の孤立ドットであるか白の孤立ドッ
トであるかを判別する判別手段と、画像データに基づい
て前記記録ヘッドを駆動し前記被記録媒体に対して記録
を行う記録手段と、前記判別手段により、前記注目画素
が黒の孤立ドットであると判別された場合には前記注目
画素を記録するために投入するエネルギーを高くし、前
記注目画素が白の孤立ドットであると判別された場合に
は前記注目画素に対応する周囲画素を記録するためのエ
ネルギーを低くするよう前記記録手段を駆動する制御手
段と、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成において、注目画素に対応する記録
データが周辺画素に対応するデータに対して孤立ドット
となるデータになっているか否か、およびその孤立ドッ
トが黒の孤立ドットであるか白の孤立ドットであるかを
判別し、注目画素が黒の孤立ドットであると判別された
場合にはその注目画素を記録するために投入する投入エ
ネルギーを高くし、またその注目画素が白の孤立ドット
であると判別された場合には、その注目画素に対応する
周囲画素を記録するための投入エネルギーを低くするよ
う記録手段を駆動する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。 <ファクシミリ装置の説明(図1〜図7)]図1〜図7
は本発明の一実施例を用いた熱転写プリンタをファクシ
ミリ装置に適用した例を示す図で、図1はファクシミリ
装置の制御部101と記録部102との電気的接続を示
す図、図5はファクシミリ装置の概略構成を示すブロッ
ク図、図6はファクシミリ装置の側断面図、そして図7
は記録紙とインクシートの搬送機構を示す図である。
【0010】まず、図5を基に、本実施例のファクシミ
リ装置の概略構成を説明する。
【0011】図5において、100は原稿を光電的に読
取ってデジタル画像信号として制御部101に出力する
読取部で、原稿搬送用モータやCCDイメージセンサな
どを備えている。次に、この制御部101の構成を説明
する。110は画像データの各ラインのイメージデータ
を格納するラインメモリで、原稿の送信あるいはコピー
のときは読取部100よりの1ライン分のイメージデー
タが格納され、画像データの受信のときは復号された受
信画像データの1ラインデータが格納される。そして、
格納されたデータが記録部102に出力されることによ
って画像形成が行われる。111は送信する画像情報を
MH符号化などにより符号化するとともに、受信した符
号化画像データを復号してイメージデータに変換する符
号化/復号化部である。また、112は送信する、或は
受信された符号化画像データを格納するバッファメモリ
である。これら制御部101の各部は、例えばマイクロ
プロセッサなどのCPU113により制御されている。
制御部101にはこのCPU113の他に、CPU11
3の制御プログラムや各種データを記憶しているROM
114、CPU113のワークエリアとして各種データ
を一時保存するRAM115などを備えている。
【0012】102はサーマルラインヘッドを備え、熱
転写記録法により記録紙に画像記録を行う記録部であ
る。この構成は図6を参照して詳しく後述する。103
は送信開始などの各種機能指示キーや電話番号の入力キ
ーなどを含む操作部、103aは使用するインクシート
14の種類を指示するスイッチで、スイッチ103aが
オンのときはマルチプリントのインクシートが、オフの
ときは通常のインクシートが装着されていることを示し
ている。104は通常、操作部103に隣接して設けら
れており、各種機能や装置の状態などを表示する表示部
である。105は装置全体の電力を供給するための電源
部である。また、106はモデム(変復調器)、107
は網制御部(NCU)、108は電話機である。
【0013】次に、図6を参照して記録部102の構成
を詳しく説明する。なお、図5と共通な部分は同一図番
で示している。
【0014】図6において、10は普通紙である記録紙
11をコア10aにロール状に捲回したロール紙であ
る。このロール紙10は、プラテンローラ12の矢印方
向への回転により記録紙11をサーマルヘッド部13に
供給できるように、回転自在に装置内に収納されてい
る。なお、10bはロール紙装填部であって、ロール紙
10を着脱可能に装填している。さらに12はプラテン
ローラであって、記録紙11を矢印b方向に搬送すると
ともに、サーマルヘッド13の発熱体132との間で、
インクシート14や記録紙11を押圧するものである。
サーマルヘッド13の発熱により画像記録の行われた記
録紙11は、プラテンローラ12のさらなる回転によっ
て排出ローラ16(16a,16b)方向に搬送され、
1頁分の画像記録が終了するとカッタ15(15a,1
5b)の噛合によって頁単位に切断される。
【0015】17はインクシート14を捲回しているイ
ンクシート供給ロール、18はインクシート巻取ロール
であって、後述するインクシート搬送用モータ25によ
り回転駆動され、インクシート14を矢印a方向に巻取
るものである。なお、このインクシート供給ロール17
及びインクシート巻取りロール18は、装置本体内のイ
ンクシート装填部70に着脱可能に装填されている。さ
らに、19はインクシート14の残量検出やインクシー
ト14の搬送速度を検出するためのセンサである。ま
た、20はインクシート14の有無を検出するためのイ
ンクシートセンサ、21はスプリングで、記録紙11や
インクシート14を介して、プラテンローラ12に対し
てサーマルヘッド13を押圧するものである。また、2
2は記録紙の有無を検出するための記録紙センサであ
る。
【0016】次に、読取部100の構成を説明する。
【0017】図6において、30は原稿32を照射する
光源で、原稿32で反射された光は光学系(ミラー5
0,51,レンズ52)を通してCCDセンサ31に入
力されて電気信号に変換される。原稿32は図示しない
原稿搬送用モータにより駆動される搬送用ローラ53,
54,55,56により、原稿32の読取り速度に対応
して搬送される。なお、57は原稿積載台であって、こ
の積載台57に積載された複数枚の原稿32は搬送用ロ
ーラ54と押圧分離片58との協動によって1枚ずつに
分離されて、読取部100へ搬送される。
【0018】41は制御部101の主要部を構成する制
御基板で、この制御基板41より装置の各部に各種制御
信号が出力される。また、106はモデム基板ユニッ
ト、107はNCU基板ユニットである。
【0019】さらに、図7はインクシート14と記録紙
11の搬送機構の詳細を示す図である。
【0020】図7において、24はプラテンローラ12
を回転駆動し、記録紙11を矢印a方向とは反対の矢印
b方向に搬送するための記録紙搬送用モータである。ま
た、25はインクシート14をキャプスタンローラ7
1、ピンチローラ72により、矢印a方向に搬送するた
めのインクシート搬送用モータである。さらに、26,
27は記録紙搬送用モータ24の回転をプラテンローラ
12に伝達する伝達ギア、73,74はインクシート搬
送用モータ25の回転ン71に伝達する伝達ギアであ
る。また、75は滑りクラッチユニットである。
【0021】ここで、ギア75aの回転により巻取りロ
ール18に巻取られるインクシート14の長さを、キャ
プスタンローラ71により搬送されるインクシート長よ
りも長くなるようにギア74と75の比を設定しておく
ことにより、キャプスタンローラ71により搬送された
インクシート14が確実に巻取りロール18に巻取られ
る。そして、巻取りロール18によるインクシート14
の巻取り量と、キャプスタンローラ71により送られた
インクシート14の差分量に相当する分が、滑りクラッ
チユニット75で吸収される。これにより、巻取りロー
ル18の巻取り径の変動によるインクシート14の搬送
速度(量)の変動を抑えることができる。
【0022】図1は本実施例のファクシミリ装置におけ
る制御部101と記録部102との電気系の接続を示す
図で、他の図面と共通する部分は同一図番で示してい
る。
【0023】サーマルヘッド13はラインヘッドであ
る。そして、このサーマルヘッド13は、制御部101
よりのスーパーファインの1ライン分の情報が5ライン
に分割されたシリアル記録データ43aやシフトクロッ
ク43bを入力するためのシフトレジスタ130、ラッ
チ信号44によりシフトレジスタ130のデータをラッ
チするラッチ回路131、1ライン分の発熱抵抗体から
なる発熱素子132を備えている。ここで、発熱抵抗体
132は132−1〜132−mで示されたm個のブロ
ックに分割して駆動されている。また、133はサーマ
ルヘッド13に取付けられている、サーマルヘッド13
の温度を検出するための温度センサである。この温度セ
ンサ133の出力信号42は、制御部101内でA/D
変換されて前記CPU113に入力される。これにより
CPU113はサーマルヘッド13の温度を検知し、そ
の温度に対応してストローブ信号47のパルス幅を変更
したり、あるいはサーマルヘッド13の駆動電圧などを
変更して、インクシート14の特性に応じてサーマルヘ
ッド13への印加エネルギーを変更している。116は
プログラマブル・タイマで、CPU113より計時時間
がセットされ、計時の開始が指示されると計時を開始す
る。そして、指示された時間ごとにCPU113に割込
み信号やタイムアウト信号などを出力するように動作す
る。
【0024】134はヘッド駆動制御回路で、孤立ドッ
トの検出を行うとともに、黒の孤立ドットを検出した時
は、サーマルヘッド13に印加するエネルギーをアップ
して黒ドットの面積が小さくなるのを防止し、逆に白の
孤立点を検出した時には周りの黒ドットを記録するため
の印加エネルギーをダウンさせることにより、孤立した
白ドットの面積が小さくなるのを防止している。この駆
動制御回路134の構成は図2及び図3を参照して詳し
く後述する。
【0025】なお、インクシート14の種類(特性)
は、前述した操作部103のスイッチ103aや、イン
クシート14に印刷されたマークなどを検出して判別す
るようにしても良く、またインクシートのカートリッジ
に付されたマークや切り欠きあるいは突起などを判別し
て行うようにしても良い。
【0026】46は制御部101よりサーマルヘッド1
3の駆動信号を入力し、サーマルヘッド13を各ブロッ
ク単位で駆動するストローブ信号47を出力する駆動回
路である。なお、この駆動回路46は制御部101の指
示により、サーマルヘッド13の発熱素子132に電流
を供給する電源線45に出力する電圧を変更してサーマ
ルヘッド13の印加エネルギーを変更することができ
る。36はカッタ15を噛合させて駆動する駆動回路
で、カッタ駆動用のモータなどを含んでいる。39は排
紙用ローラ16を回転駆動する排紙用モータである。3
5,48,49はそれぞれ対応する排紙用モータ39、
記録紙搬送用モータ24及びインクシート搬送用モータ
25を回転駆動するドライバ回路である。なお、これら
排紙用モータ39や記録紙搬送用モータ24及びインク
シート搬送用モータ25は、この実施例ではステッピン
グモータであるが、これに限定されるものでなく、例え
ばDCモータなどであっても良い。
【0027】次に、本実施例の特徴であるヘッド駆動制
御回路134の構成を、図2及び図3を参照して詳しく
説明する。
【0028】ヘッド駆動制御回路134の概要を説明す
る前に、サーマルヘッド13に記録データを転送する転
送クロックの周波数を5MHzとし、サーマルヘッド1
3により記録される1ラインのデータ長は最大2048
ドットとする。そして、1ラインの転送に要する時間
(制御部101からヘッド駆動制御回路134へのデー
タ転送に要する時間、及びヘッド駆動制御回路134か
らサーマルヘッド13へデータを転送するのに要する時
間をともに考える)は、1048/5MHz=0.40
96(ms)である。そして、スーパーファイン1ライ
ンのデータを記録する時、このライン情報を5回に分け
てサーマルヘッド13に転送し、この5回のデータ転送
のうち何回ヒートするかにより、各ドット毎のヒート制
御をするものとする。ここで、通常はサーマルヘッド1
3を4回ヒートし、黒の孤立ドットを検出した時は5回
ヒートし、白の孤立点を検出した時は周りの黒情報を3
回ヒートするものとする。
【0029】図2及び図3において、左側の信号線は制
御部101から入力される信号を示し、右側の信号線は
ヘッド駆動制御回路134よりサーマルヘッド13への
出力信号である。
【0030】図2及び図3において、クロック220は
周波数が5MHzのクロック信号であり、このクロック
220に同期して制御部101からのデータ222を入
力するとともに、1ラインのデータを5回に分けてサー
マルヘッド13にデータ43aとして出力している。
【0031】スーパーファインモードでは、制御部10
1からの1ラインのデータ入力に対して5回、そのデー
タをサーマルヘッド13に出力する。またファインモー
ドでは、制御部101からの1ラインのデータ入力に対
して、スーパーファインモードの1ライン相当を2回、
即ち、データを10回サーマルヘッド13に出力する。
また、標準モードでは、制御部101からの1ラインの
データ入力に対してスーパーファインモードでの1ライ
ン相当を4回、即ち、1ラインデータを20回サーマル
ヘッド13に出力する。ここで、スーパーファインモー
ドのラインに相当する回数がLS0,LS1に出力され
る。即ち、スーパーファインモードのラインに相当する
回数が1回目の時には、LS0,LS1にはともに
“0”を出力し、スーパーファインのラインに相当する
2回目の時には、LS0,LS1に“10”を出力し、
スーパーファインのラインに相当する3回目の時には、
LS0,LS1に“01”を出力し、スーパーファイン
のラインに相当する4回目の時にはLS0,LS1に、
ともに“1”を出力する。即ち、スーパーファインモー
ドでのライン記録時は、常にLS0,LS1に“0”が
出力され、ファインモードでのライン記録時は(LS
0,LS1)には、(0,0),(1,0)が出力さ
れ、標準モードでのライン記録時には(LS0,LS
1)には、(0,0),(1,0),(0,1),
(1,1)が出力される。
【0032】また、スーパーファインモードのラインに
相当するラインを1回記録する時には、サーマルヘッド
13に5回データを出力するが、この5回を、SLS
0,SLS1,SLS2によりカウントする。即ち、1
回目のデータを出力する時には(SLS0,SLS1,
SLS2)に(0,0,0)が出力され、2回目のデー
タを出力する時には(SLS0,SLS1,SLS2)
に(1,0,0)が出力され、3回目のデータを出力す
る時には(SLS0,SLS1,SLS2)に(0,
1,0)が出力され、4回目のデータを出力する時には
(SLS0,SLS1,SLS2)に(1,1,0)が
出力され、5回目のデータを出力する時には(SLS
0,SLS1,SLS2)に(0,0,1)が出力され
る。
【0033】223はクリア信号で、この信号223が
ロウレベルになることにより、アドレスカウンタ20
2,フリップフロップ201,シフトレジスタ203,
204,205,206,207がクリアされる。ま
た、制御部101からラッチ信号44が出力されると、
その信号44はそのままサーマルヘッド13に対するラ
ッチ信号となる。200はメモリで、5ライン分(5×
2048ビット)の記録データを格納しており、11ビ
ットのアドレスカウンタ202より出力される11ビッ
トのアドレス信号によりアドレスされている。I1〜I
5はメモリ200の入力端子であり、O1〜O5は出力
端子を示している。これら出力端子のそれぞれからは、
アドレスカウンタ202よりのアドレスで指定されたド
ットデータがシリアルに出力される。ここで出力端子O
2に出力されるデータの方が出力端子O1よりも過去の
ラインデータである。
【0034】これら5ライン分のデータをメモリ200
に格納する方法を図10のタイミング図を参照して説明
する。
【0035】図10において、アドレスカウンタ202
はクロック信号43bを計数しており、メモリ200に
データを格納する時には、このクロック信号43bは、
クロック信号220から出力されるクロック信号であ
り、クロック発生回路211から出力されるクロック信
号ではない。まず、このクロック信号43bの立上がり
に同期してアドレスカウンタ202の値がインクリメン
トされる。そして、メモリ200に格納されている5ラ
イン分のデータは、このアドレスに従って出力端子O1
〜O5からそれぞれ1ビットずつ出力される。ここで、
出力端子O1には直前にメモリ200に格納されたライ
ンデータが出力される。
【0036】クロック信号43bの立下がりでフリップ
フロップ201は、データ222をラッチし、フリップ
フロップ201の出力端子1Qには、図10の901で
示すようにデータが出力される。このタイミングで、同
時にフリップフロップ201の入力端子2D〜5Dに
は、メモリ200の出力端子O1,O2,O3,O4よ
りのデータが入力され、1ラインずつメモリ200にシ
フトインする作業を行う。また、クロック作成回路21
0の出力信号としてロウレベルのパルス信号が出力さ
れ、かつOR回路214よりロウレベルの信号が出力さ
れている時は、メモリ200は、I1,I2,I3,I
4,I5の情報を入力し、アドレスA0〜A10により
指定されたアドレスに、そのデータを書き込む。このよ
うにして、メモリ200には各ラインデータがシリアル
にシフトしながら、データのビット1より順次書き込ま
れることになる。
【0037】尚、メモリ200にデータが書込まれるの
は、各モード(標準、ファイン、スーパーファイン)に
おいて、1ラインのデータを制御部101から入力する
時、即ち、LS0,LS1,SLS0,SLS1,SL
S2が全て“0”である時である。また、このメモリ2
00にデータを書き込む時に同時に、メモリ200の出
力端子O1〜O2から出力される各ラインのデータは、
それぞれ対応するシフトレジスタ203,204,20
5,206,207に転送され、データ生成回路208
は、これらシフトレジスタ203〜207よりの5ビッ
トデータを入力して、それぞれ5回分のデータを作成し
ていく。
【0038】以下、この動作について説明する。
【0039】図2及び図3において、メモリ200から
の出力として、O1には1ライン前のデータが、O2に
は2ライン前のデータが、O3には3ライン前のデータ
が、O4には4ライン前のデータが、O5には5ライン
前のデータがそれぞれ1ビットずつ出力される。ここ
で、シフトレジスタ203はクロック信号223に同期
してメモリ200の出力端子O1よりのデータを入力し
て順次シフトしている。そして、シフトレジスタ203
の出力端子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5に5ビットの
パラレル信号を出力する。このため、端子Q1には(d
+4)ドット、Q2には(d+3)ドット、Q3には
(d+2)ドット、Q4には(d+1)ドット、Q5に
はdドットの情報が出力される。即ち、シフトレジスタ
203の出力端子Q5からQ1には、(n+4)ライン
目のdドット目から(d+4)ドットまでの情報が出力
される。
【0040】同様に、シフトレジスタ204の出力端子
Q5からQ1には、(n+3)ライン目のdドット目か
ら(d+4)ドット目の情報が出力される。同様に、シ
フトレジスタ205の出力端子Q5からQ1には、(n
+2)ライン目のdドット目から(d+4)ドット目の
情報が出力され、また同様に、シフトレジスタ206の
出力端子Q5からQ1には、(n+1)ライン目のdド
ット目から(d+4)ドット目の情報が出力される。更
に、シフトレジスタ207の出力端子Q5からQ1に
は、nライン目のdドット目から(d+4)ドット目の
情報が出力される。
【0041】データ生成回路208は、シフトレジスタ
203〜207より入力される5×5ビットのデータを
基に、順次その中央のドットを注目画素として、このド
ットのスーパーファインモードに相当するラインを記録
する時、5回ヒートするか、4回ヒートするか、3回ヒ
ートするかを決定する回路である。このスーパーファイ
ンモードにおける1ライン相当を記録する時、5回に分
けて記録するが、1回目のデータが1/5に、2回目の
データが2/5に、3回目のデータが3/5に、4回目
のデータが4/5に、そして5回目のデータが5/5に
出力される。この5回のデータをセレクタ209により
切り換えて、データ43aとして出力する。このセレク
タ209は、SLS0,SLS1,SLS2に(0,
0,0)が出力されている時には1/5のデータを選択
してデータ43aとして出力する。またSLS0,SL
S1,SLS2に、(1,0,0)が出力されている時
には、2/5のデータを選択してデータ43aとして出
力する。また、SLS0,SLS1,SLS2に(0,
1,0)が出力されている時には3/5のデータを選択
してデータ43aとして出力する。またSLS0,SL
S1,SLS2に(1,1,0)が出力されている時に
は4/5のデータを選択し、データ43aとして出力す
る。また、SLS0,SLS1,SLS2に(0,0,
1)が出力されている時には5/5のデータを選択し
て、データ43aとして出力する。
【0042】ここで、スーパーファインモードでの記録
における2回目以降のラインデータのデータ43aの出
力は、それぞれの回数に対し、クロックスタート信号2
21にローパルスが出力されることにより行われる。こ
のクロックスタート信号221にローパルスが入力され
るとクロック発生回路211は、2048個のクロック
を出力する。このクロックの周波数は5MHzであり、
クロック220と同じ周波数である。この時には、OR
回路214の出力はハイレベルとなり、メモリ200に
はデータの書込みが行なわれずメモリ200からのデー
タの読み出しのみが行なわれる。この場合には、5ライ
ン分のデータをメモリ200の出力端子O1〜O5に出
力し、シフトレジスタ203,204,205,20
6,207及びデータ生成回路208とにより、5回分
のデータを出力し、セレクタ209により、何回目かの
選択を行う。スーパーファインモードでのデータの記録
時においては、LS0,LS2は共に“0”で、SLS
0,SLS1,SLS2は(0,0,0),(1,0,
0),(0,1,0),(1,1,0),(0,0,
1)となり、5回分のデータを生成し、この動作を繰り
返す。
【0043】又、ファインモードでのデータ記録時は、
スーパーファインモードでのデータ記録動作をまず行
い、次に、LS0,LS1に(1,0)を出力し、SL
S0,SLS1,SLS2は(0,0,0),(1,
0,0),(0,1,0),(1,1,0),(0,
0,1)を順に出力し、5回分のデータを生成し、この
2つの動作を繰り返す。更に、標準モードでのデータ記
録時は、ファインデータの記録動作をまず行い、次に、
LS0,LS1に(0,1)を出力し、そしてSLS
0,SLS1,SLS2は(0,0,0),(1,0,
0),(0,1,0),(1,1,0),(0,0,
1)を順に出力し、5回分のデータを生成する。次に、
LS0,LS1に(1,1)を出力し、そしてSLS
0,SLS1,SLS2は(0,0,0),(1,0,
0),(0,1,0),(1,1,0),(0,0,
1)を順に出力し、5回分のデータを生成する。
【0044】次に、データ生成回路208の動作を、図
4を参照して説明する。
【0045】図4(A)に示すように、nライン目を1
ライン目、(n+1)ライン目を2ライン目、(n+
2)ライン目を3ライン目、(n+3)ライン目を4ラ
イン目、(n+4)ライン目を5ライン目として、dド
ット目をAドット目、(d+1)ドット目をBドット
目、(d+2)ドット目をCドット目、(d+3)ドッ
ト目をDドット目、そして(d+4)ドット目をEドッ
ト目とする。
【0046】図4(A)において、3Cの位置にある注
目画素が黒(3C=1)であり、その周りの位置3B,
2C,3D,4Cに位置している画素が全て白(2C+
3B+3D+4C=0)であり、かつ、注目画素の黒ド
ットが他のエリアにおいて、白ドットの孤立点が形成さ
れていない時(1C・2B・2D+2B・3A・4B+
4B・4D・5C+2D・3E・4D=0)、3Cに位
置している注目画素を記録する時の印加エネルギーを上
昇させる。具体的にはスーパーファインモードの1ライ
ン相当の情報は5回に分けて記録されるが、全て黒情報
を記録する。この論理条件が、図4(B)の[1]に示
されている。
【0047】また、3Cに位置している注目画素が黒
(3C=1)であり、その周りの位置3B,2C,3
D,4Cに位置している画素の少なくとも1ドットが黒
(2C+3B+3D+4C=1)で、かつ、注目画素の
黒ドットが他のエリアにおいて、白ドットの孤立点を形
成している時(1C・2B・2C/・2D+2B・3A
・3B/・4B+4B・4C/・4D・5C+2D・3
D/・3E・4D=1:但し、/は反転を示す)、3C
に位置している注目画素を記録する時には、その印加エ
ネルギーを低下させる。具体的には、スーパーファイン
モードでの1ライン相当の情報は5回に分けて記録され
るが、最初の3回を黒情報として記録し、残りの2回を
白情報(記録しない)とする。この論理条件が、図4
(B)の[2]に示されている。
【0048】上記以外の時で、3Cに位置している注目
画素が黒の時には、印加エネルギーを特に変更しない。
具体的には、スーパーファインモードの1ライン相当の
情報は5回に分けて記録されるが、最初の4回を黒情報
として記録し、残りの1回を白情報(記録しない)とす
る。
【0049】スーパーファインモードにおいて、主走査
方向13ドット、副走査4ラインの画像データを記録す
る具体例が図11(A)(B)に図示されている。
【0050】図11(A)は、主走査方向13ドット、
副走査方向4ラインの記録データを示す図である。
【0051】又図11(B)は、図11(A)に示す5
ライン分のデータを記録する時のサーマルヘッド13に
よる記録タイミングを示す図で、図の斜線部分は黒で記
録される発熱素子部分を示している。
【0052】図11(B)に示すように、スーパーファ
インの1ラインのデータを記録する時は5回分のデータ
に分割して(例えば、1ライン目であれば、行a,b,
c,d,eに分割する)記録を行う。そして、これら5
回に分けて記録する各データを図11(B)に示すよう
に変更することにより、各ドット(発熱素子)毎の通電
制御を行っている。同様に2ライン目は、行f,g,
h,i,jに分割され、3ライン目は行k,l,m,
n,oに、4ライン目は行p,q,r,s,tにそれぞ
れ分割されて、各ラインが5回に分けて記録される。こ
こで、図11(A)のAで示す画素は孤立点の白である
ので、そのまわりの黒画素B,C,D,Eのそれぞれ
は、図11(B)に示すように3回分黒で記録してい
る。また、黒の孤立画素であるFは、各回ごとに記録さ
れ、合計5回に黒として記録される。又、サーマルヘッ
ド13の発熱素子132は、例えば4つのブロック(m
=4)に分割されて通電されることにより記録が行われ
る。
【0053】この具体例が、図12〜図14に図示され
ている。スーパーファインモードでの記録は図12に、
ファインモードでの記録は図13に、標準モードでの記
録は図14にそれぞれ示されている。ここで、STB0
により、1〜5にドットの情報が通電され、STB1に
より513〜1024ドットの情報が通電され、STB
2により1025〜1536ドット、STB3により、
1557〜2048ドットの情報が通電される。
【0054】図12において、1100により1回目の
データが記録され(例えば、図11(B)におけるa行
のデータが記録され)、1101において2回目のデー
タが記録され(例えば、図11(B)におけるb行のデ
ータが記録され)、1102において3回目のデータが
記録され(例えば、図11(B)におけるc行のデータ
が記録され)、1103により4回目のデータが記録さ
れ(例えば図11(B)におけるd行のデータが記録さ
れ)、そして最後に1104において5回目のデータが
記録される(例えば、図11(B)におけるe行のデー
タが記録される)。また、サーマルヘッド13のサーミ
スタ133により検出される温度情報により、図12〜
図14に示す各ストローブ信号(STB0〜STB3)
のパルス幅が制御される。
【0055】図13はファインモードにおける通電タイ
ミングを示すタイミング図で、ファインモードでは、1
ラインのデータ入力に対して、スーパーファインモード
のライン相当を2回、即ち、1ラインのデータを10回
の通電により記録する。
【0056】また、図14は、標準モードにおける通電
タイミングを示すタイミング図で、1ラインのデータ入
力に対してスーパーファインモードでのライン相当を4
回、即ち、1ラインのデータを20回の通電により記録
している。図15〜図19は、この実施例のファクシミ
リ装置における1頁分の記録処理を示すフローチャート
で、この処理を実行する制御プログラムは、制御部10
1のROM114に記憶されている。
【0057】この処理は、記録する1ライン分のイメー
ジデータがラインメモリ110に格納されて、記録動作
が開始できる状態になることにより開始され、この処理
の開始時には、マルチインクシート14が装着されてい
ることがスイッチ103aなどにより制御部101で判
別されているものとする。
【0058】まずステップS1において、クリア信号2
23をロウレベルとし、フリップフロップ201、アド
レスカウンタ202及びシフトレジスタ203〜207
をクリアする。これにより、フリップフロップ201の
出力端子1Q〜5Qには、ロウレベルの信号が出力され
る。次にステップS2において、クロックスタート信号
221をロウレベルで出力する。これにより、メモリ2
00に5ライン分の全てが白の情報(0)が格納され
て、メモリ200の内容が全て0クリアされる。次にス
テップS3に進み、後端3ラインの記録を行うために、
ポインタkに“3”をセットする。次にステップS4に
進み、LS0,LS1,SLS0,SLS1,SLS2
を全て“0”にして出力する。次にステップS5に進
み、クロック信号220に同期して、3ライン分のデー
タ222をシリアルでヘッド駆動制御回路134に出力
する。これにより、メモリ200に3ライン分のデータ
がシフトインされ、注目画素と、その注目画素に対する
周辺画素が記憶された状態になる。そしてステップS6
に進んでラッチ信号44を出力する。
【0059】これにより、ヘッド駆動制御回路134の
メモリ200に3ライン分の記録データが記憶され、サ
ーマルヘッド13のラッチ回路131には1ライン目の
記録データそのものがセットされる。又、2ライン目の
データが入力されている時はシフトレジスタ203には
1ライン目のデータがシフトインされ、3ライン目のデ
ータが入力されている時は、シフトレジスタ203には
2ライン目のデータが、シフトレジスタ204には1ラ
イン目のデータがシフトインされる。
【0060】次にステップS7,S8においては、現在
のファクシミリのモードがチェックされ、スーパーファ
インモードであればステップS9に、ファインモードで
あればステップS25に、標準モードであればステップ
S35に進む。スーパーファインモードの時はステップ
S9において、インクシートを(1/5)×(1/1
5.4)mm搬送開始するために、インクシート搬送用
モータ25の励磁相を切りかえる。次にステップS10
で、記録紙11を(1/15.4)mmだけ搬送するた
めに、記録紙搬送用モータ24の励磁相を切りかえる。
次に、ステップS11に進み、スーパーファインモード
において、1ライン分を記録する時、5回に分けて記録
するが、この回数をカウントするカウンタnに“1”を
セットする。次にステップS12で、(SLS0,SL
S1,SLS2)の値を1つインクリメントして、
(1,0,0)とする。そしてステップS13で、クロ
ックスタート信号221を出力する。これによりクロッ
ク発生回路211が起動されて、2048個のパルス信
号が出力される。この時OR回路214の出力はハイレ
ベルであるため、メモリ200への書き込みは行われな
い。この時、データ生成回路208は、シフトレジスタ
203〜205よりのデータを順次入力して出力画素デ
ータを作成して出力端子1/5〜5/5に出力してお
り、セレクタ209により2/5の出力が選択されてサ
ーマルヘッド13に転送される。
【0061】次にステップS14に進み、ストローブ
(STB)0,ストローブ(STB)1,ストローブ
(STB)2,ストローブ(STB)3を順次出力し
て、カウンタnの値で指示される回数目のデータを記録
する。次にステップS15に進み、ラッチ信号44を出
力して、ステップS13でサーマルヘッド13に転送さ
れたラインデータをラッチ回路131にラッチする。ス
テップS16では、カウンタnの値を+1し、ステップ
S17でカウンタnの値が“4”以下であるか否かを判
断し、4以下である時にはスーパーファインモードでの
5回の記録が終了していないのでステップS12に戻っ
て前述の動作を実行し、“4”をこえるとステップS1
8に進む。
【0062】ステップS18では1ラインの記録が終了
したので、LS0,LS1,SLS0,SLS1,SL
S2を全て“0”にして出力してステップS19に進
む。ステップS19では、次ラインの記録データがある
か否かが判断され、ある時にはステップS20に進み、
ない時にはステップS21に進む。ステップS20で
は、n回目のデータの記録と同時に、次ラインの記録デ
ータをクロック信号220に同期してシリアルデータ2
22としてヘッド駆動制御回路134に出力してステッ
プS6に進む。
【0063】ステップS21〜S23は、次のラインの
データがなくなった時、メモリ200に記憶されている
残りの3ライン分のデータを記録するための処理を示
す。ステップS21ではKの値が“0”であるか否かが
判断され、“0”であるとステップS24に進んで処理
を終了するが、“0”でないとステップS22に進み、
n回目のデータの記録と同時に、白ラインのデータ(全
て0のデータ)をクロック220に同期して、シリアル
データ222としてヘッド駆動制御回路134に出力す
る。そして、ステップS23で、カウンタKの値を1つ
デクリメント(−1)してステップS6に進む。
【0064】一方、ステップS8において、ファインモ
ードであると判定した時はステップS25に進み、LS
0,LS1に共に“0”を出力する。次にステップS2
6では、前述のステップS9からステップS17で示す
制御を実行し、スーパーファインモードにおける1ライ
ンに相当する記録を行う。次にステップS27に進み、
ラッチ信号44を出力する。そして、ステップS28に
おいて、SLS0,SLS1,SLS2に共に“0”を
出力する。次にステップS29において、(LS0,L
S1)を1つインクリメント(+1)する。次にステッ
プS30に進んで(LS0,LS1)が“2”以上であ
るか否かを判断し、“2”以上である時はステップS3
1に進み、“2”未満の時にはステップS26に進む。
【0065】ステップS31では次ラインにデータがあ
るか否かを判断し、データがある時はステップS32に
進み、前述のステップS20と同様にしてn回目のデー
タの記録と、次ラインのデータをクロック220に同期
してヘッド駆動制御回路134に出力する。一方、ステ
ップS31で次ラインのデータが無い時はステップS3
3に進み、Kの値が“0”かどうかを判断し、“0”の
時は処理を終了し、Kの値が“0”でない時はステップ
S34に進む。ステップS34では、前述のステップS
22〜ステップS23と同様にして、n回目のデータの
記録と、白ラインデータ(全て“0”)をクロック22
0に同期してヘッド駆動制御回路134に出力する。そ
して、カウンタKの値をデクリメント(−1)する。
【0066】一方、ステップS7で標準モードである時
はステップS35に進み、LS0,LS1に0を出力す
る。次にステップS36では、前述のステップS9から
ステップS17の制御を実行し、スーパーファインモー
ドにおける1ラインに相当する記録を行う。そしてステ
ップS37でラッチ信号44を出力する。次にステップ
S38に進み、SLS0,SLS1,SLS2にを共に
“0”にして出力する。次にステップS39で(LS
0,LS1)を1つインクリメント(+1)し、ステッ
プS40で(LS0,LS1)が“3”をこえるか否か
が判断される。“3”をこえる時にはステップS41に
進み、“3”以下の時はステップS36に戻る。
【0067】ステップS41では、ステップS19と同
様に次ラインのデータがあるかどうかを判断し、ある時
はステップS42に進み、前述のステップS20と同様
の処理を行う。一方、次ラインのデータがない時はステ
ップS43に進み、ステップS21と同様にKの値が
“0”かどうかを判断し、Kの値が“0”の時は処理を
終了するが、Kの値が“0”でない時はステップS44
に進み、前述のステップS22とステップS23と同様
の制御を行って、n回目のデータの記録と、白ラインデ
ータ(全で“0”のデータ)をクロック信号220に同
期してヘッド駆動制御回路134に出力する。そして、
カウンタKを1つデクリメントする。
【0068】[記録原理の説明(図20)]図20はこ
の実施例における記録紙11とインクシート14の搬送
方向を逆にして画像の記録を行う時の画像記録状態を示
す図である。
【0069】図示したように、プラテンローラ12とサ
ーマルヘッド13との間には記録紙11とインクシート
14が挟持されており、サーマルヘッド13はスプリン
グ21により所定圧でプラテンローラ12に押圧されて
いる。ここで、記録紙11はプラテンローラ12の回転
により矢印b方向に速度VP で搬送される。一方、イン
クシート14はインクシート搬送用モータ25の回転に
より矢印a方向に速度VI で搬送される。
【0070】いま、サーマルヘッド13の発熱抵抗体1
32に電源105から通電されて加熱されると、インク
シート14の斜線部91で示す部分が加熱される。ここ
で、14aはインクシート14のベースフィルム、14
bはインクシート14のインク層を示している。発熱抵
抗体132に通電することにより加熱されたインク層9
1のインクは溶融し、そのうち92で示す部分が記録紙
11に転写される。この転写されるインク層部分92は
91で示すインク層のほぼ1/nに相当している。
【0071】この転写時において、インク層14bの境
界線93で、インクに対する剪断力を生じさせて92で
示す部分だけを記録紙11に転写する必要がある。
【0072】インクシート14と記録紙11の相対速度
を大きくすれば、転写すべきインク層をインクシート1
4から確実に剥離させることができる。
【0073】[インクシートの説明(図21)]図21
は本実施例のマルチプリントに使用されるインクシート
の断面図で、ここでは4層で構成されている。
【0074】まず第2層はインクシート14の支持体と
なるベースフィルムである。マルチプリントの場合、同
一箇所に何回も熱エネルギーが印加されるため、耐熱性
の高い芳香族ポリアミドフィルムやコンデンサ紙が有利
であるが、従来のポリエステルフィルムでも使用に耐え
る。これらの厚さは、媒体という役割から、なるべく薄
い方が記録品質の点で有利となるが、強度の点から3〜
8μmが望ましい。
【0075】第3層は記録紙(記録シート)にn回分の
転写が可能な量のインクを含有したインク層である。こ
の成分は、接着剤としてのEVAなどの樹脂、着色のた
めのカーボンブラックやニグロシン染料、バインディン
グ材としてのカルナバワックス、パラフィンワックスな
どを主成分として同一箇所でn回の使用に耐えるように
配合されている。この塗布量は4〜8g/m2 が望まし
いが、塗布量によって感度や濃度が異なり、任意に選択
できる。
【0076】第4層は記録をしない部分で記録紙に第3
層のインクが圧力転写されるのを防止するためのトップ
コーティング層であり、透明なワックスなどで構成され
る。これにより、圧力転写されるのは透明な第4層だけ
となり、記録紙の地汚れを防止できる。第1層はサーマ
ルヘッド13の熱から、第2層のベースフィルムを保護
する耐熱コートそうである。これは、同一箇所にnライ
ン分の熱エネルギーが印加される可能性のある(黒情報
が連続したとき)マルチプリントには好適であるが、用
いるか用いないかは適宜選択できる。また、ポリエステ
ルフィルムのように比較的耐熱性の低いベースフィルム
には有効となる。
【0077】なお、インクシート14の構成はこの実施
例に限定されるものでなく、例えばベース層及びベース
層の片側に設けられたインクが含有された多孔性インク
保持層とからなるものでも良く、ベースフィルム上に微
細多孔質網状構造を有する耐熱性インク層を設け、その
インク層内にインクを含有させたものでもよい。また、
ベースフィルムの材質としては、例えばポリアミド,ポ
リエチレン,ポリエステル,ポリ塩化ビニル,トリアセ
チルセルロース,ナイロンなどからなるフィルムまたは
紙であってもよい。さらに、耐熱コート層は必ずしも必
要でないが、その材質としては、例えばシリコーン樹脂
やエポキシ樹脂,フッソ樹脂,エトロセルロースなどで
あってもよい。
【0078】なお、熱転写プリンタにおける加熱方式
は、前述したサーマルヘッドを用いるサーマルヘッド方
式に限定されるものではなく、例えば通電方式あるいは
レーザ転写方式を用いても良い。
【0079】また、この実施例では、サーマルラインヘ
ッドを使用したときの例で説明したがこれに限定される
ものでなく、所謂シリアル型の熱転写プリンタであって
も良い。また、本実施例ではマルチプリントの場合で説
明したがこれに限定されるものでなく、ワンタイムイン
クシートによる通常の熱転写記録の場合にも適用できる
ことは勿論である。
【0080】さらに、前述した実施例では、熱転写プリ
ンタをファクシミリ装置に適用した場合で説明したが、
これに限定されるものでなく、例えば本発明の熱転写記
録装置はワードプロセッサ、タイプライタあるいは複写
装置などにも適用できる。
【0081】また、記録媒体としては記録紙に限らず
に、インク転写が可能な材質であれば、例えば布、プラ
スチックシートなどが挙げられる。また、インクシート
は実施例で示したロール構成に限定されずに、例えば記
録装置本体に着脱可能な筐体内にインクシートを内蔵し
て、この筐体ごと記録装置本体に着脱する、所謂インク
シートカセットタイプなどであっても良い。
【0082】尚、前述の実施例においては、ヘッド駆動
制御回路134へのデータの出力及びヘッド駆動制御回
路134からのデータの出力は、それぞれ1本の信号線
としたが、これをn本(n≧2)、例えば、n=4とす
れば1/4の時間で1ライン分のデータ生成が可能とな
り、よりきめこまかな制御が可能になる。
【0083】又、前述の実施例においては、ヘッド駆動
制御回路134へ1ビットのデータが入力されると、ヘ
ッド駆動制御回路134からサーマルヘッド13へ1ビ
ットデータを出力するようにした。しかし、上記構成に
加えて、例えば2048ビット×1のRAMからなるバ
ッファを有して、ヘッド駆動制御回路134へのデータ
入力と出力とを独立して行ってもよい。
【0084】又、前述の実施例では、5×5の画素マト
リクスに着目してデータを作成したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、別のマトリクスサイズの場合で
も適当できる。
【0085】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0086】以上説明したように本実施例によれば、黒
の孤立点と白の孤立点の再現性が非常によくなった。特
に、これは、インクシートの搬送スピードを記録紙の搬
送スピードに対して約1/n(例えばn=5)にしたマ
ルチプリント記録においては、孤立点の再現が難しいの
で、非常に有効となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によれば、
記録データ或いは画像データに含まれる黒の孤立ドット
及び白の孤立ドットを高品位に記録できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の制御部と記録部
との電気的接続を示す図である。
【図2】本実施例のヘッド駆動制御回路の回路構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施例のヘッド駆動制御回路の回路構成を示
すブロック図である。
【図4】注目画素の周辺画素の構成及び、注目画素の通
電制御を説明するための図である。
【図5】本実施例のファクシミリ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図6】本実施例のファクシミリ装置の側断面図であ
る。
【図7】本実施例のファクシミリ装置における記録紙と
インクシートの搬送機構を示す図である。
【図8】黒の孤立点を記録する時の従来例と本実施例と
を比較して示す図である。
【図9】白の孤立点を記録する時の従来例と本実施例と
を比較して示す図である。
【図10】本実施例のヘッド駆動制御回路における動作
を示すタイミング図である。
【図11】4ラインの記録データと、そのラインデータ
を記録する時のデータ構成を示す図である。
【図12】スーパーファインモードにおける1ラインを
記録する時の通電タイミングを示す図である。
【図13】ファインモードにおける1ラインを記録する
時の通電タイミングを示す図である。
【図14】標準モードにおいて1ラインを記録する時の
通電タイミングを示す図である。
【図15】本実施例のファクシミリ装置における記録処
理を示すフローチャートである。
【図16】本実施例のファクシミリ装置における記録処
理を示すフローチャートである。
【図17】本実施例のファクシミリ装置における記録処
理を示すフローチャートである。
【図18】本実施例のファクシミリ装置における記録処
理を示すフローチャートである。
【図19】本実施例のファクシミリ装置における記録処
理を示すフローチャートである。
【図20】本実施例のファクシミリ装置の記録時におけ
る記録紙とインクシートとの状態を示す図である。
【図21】この実施例で使用したマルチインクシートの
断面図である。
【符号の説明】
11 記録紙 13 サーマルヘッド 14 インクシート 24 記録紙搬送用モータ 25 インクシート搬送用モータ 101 制御部 102 記録部 113 CPU 114 ROM 115 RAM 132 発熱抵抗体(発熱素子) 134 ヘッド駆動制御回路 200 メモリ 201 フリップフロップ 202 アドレスカウンタ 203〜207 シフトレジスタ 208 データ生成回路 209 セレクタ 210 クロック作成回路 211 クロック発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−128275(JP,A) 特開 平3−71860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/23 - 1/31

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに基づいて記録ヘッドを駆動
    して被記録媒体に画像を記録する記録装置であって、注目画素に対応する記録データが周辺画素に対応するデ
    ータに対して孤立ドットとなるデータになっているか否
    か、および孤立ドットが黒の孤立ドットであるか白の孤
    立ドットであるかを判別する判別手段と、 前記被記録媒体に対して記録を行う 記録手段と、前記判別手段により、前記注目画素が黒の孤立ドットで
    あると判別された場合には前記注目画素を記録するため
    に投入する投入エネルギーを高くし、前記注目画素が白
    の孤立ドットであると判別された場合には当該注目画素
    に対応する周囲画素を記録するための投入エネルギーを
    低くするよう 前記記録手段を駆動する制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は前記記録ヘッドを発熱駆
    動して記録を行わせるものであり、前記制御手段は、前
    記記録手段による前記記録ヘッドのヒート回数を制御す
    ることにより前記投入エネルギーを制御することを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、注目画素を中心とした
    複数ラインでの連続画素と、前記注目画素を中心とした
    一ライン中での連続画素とに基づいて前記孤立ドットを
    判別することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 画像データに基づいて記録ヘッドを駆動
    して被記録媒体に画像を記録するファクシミリ装置であ
    って、注目画素に対応する画像データが周辺画素に対応する画
    像データに対して孤立ドットとなる画像データになって
    いるか否か、および孤立ドットが黒の孤立ドットである
    か白の孤立ドットであるかを判別する判別手段と、 画像データに基づいて前記記録ヘッドを駆動し前記被記
    録媒体に対して記録を行う 記録手段と、前記判別手段により、前記注目画素が黒の孤立ドットで
    あると判別された場合には前記注目画素を記録するため
    に投入するエネルギーを高くし、前記注目画素 が白の孤
    立ドットであると判別された場合には前記注目画素に対
    応する周囲画素を記録するためのエネルギーを低くする
    よう 前記記録手段を駆動する制御手段と、 を有することを特徴とするファクシミリ装置。
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