JP3302055B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3302055B2
JP3302055B2 JP28305092A JP28305092A JP3302055B2 JP 3302055 B2 JP3302055 B2 JP 3302055B2 JP 28305092 A JP28305092 A JP 28305092A JP 28305092 A JP28305092 A JP 28305092A JP 3302055 B2 JP3302055 B2 JP 3302055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手先から送られてく
る情報に応じて記録材上に画像を記録する記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置などにおいて、記録部
としてインクシートの有するインクを記録媒体に転写し
て、記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置を備え
たものが知られている。
【0003】一般に、熱転写プリンタは熱溶融性(熱昇
華性)インクをベースフィルムに塗布したインクシート
を使用し、サーマルヘッドによりそのインクシートを画
像信号に対応して選択的に加熱し、溶融したインクを記
録紙に転写して画像記録を行っている。一般に、このイ
ンクシートは、1回の画像記録により完全にインクが記
録紙に転写されるもの(所謂ワンタイムシート)である
ため、1文字或いは1ラインの記録終了後、その記録さ
れた長さに対応する分だけインクシートを搬送し、次に
記録する位置に確実にインクシートの未使用部分をもっ
てくる必要があった。このため、インクシートの使用量
が増大し、感熱紙に記録する通常の感熱プリンタに比
べ、熱転写プリンタのランニングコストが高くなる傾向
があった。
【0004】このような問題点を解決するために、特開
昭57−83471号公報や特開昭58−201686
号公報及び特公昭62−58917号公報にみられるよ
うに、記録紙とインクシートとを速度差を設けて搬送す
るようにした熱転写プリンタが提案されている。
【0005】本願発明は前記公報に記載されている発明
を更に発展させたものである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】複数(n)回の画
像記録が可能なインクシート(所謂マルチプリントシー
ト)が知られており、このインクシートを用いれば、記
録長さLを連続して記録するとき、各画像記録の終了後
或いは画像記録中に搬送されるインクシートの搬送長を
その長さLよりも小さく(L/n:n>1)して記録す
ることができる。これにより、インクシートの使用効率
が従来のn倍になり、熱転写プリンタのランニングコス
トの低下が期待できる。以下、この記録方式をマルチプ
リントという。
【0007】このようなインクシートによるマルチプリ
ントの場合は、インクシートのインク層のインクがn回
に分けて加熱される。そして、この各加熱ごとに、イン
ク層の溶融されたインクと溶融されないインク間での剪
断力を発生させて記録紙に転写を行っている。
【0008】ここで、上記n値を大きくすれば、インク
の節約は可能となり、ランニングコストは、安くなる。
しかし、一方では、n値を大きくしすぎると画像の濃度
は薄くなるという欠点がある。
【0009】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、情報を送信してくる相手先に
応じて、記録モードを変更するようにした記録装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】このため本発明
は、相手先から送信されてくる情報を受信する受信手段
と、前記受信手段により受信される情報に応じて記録材
に画像を記録する記録手段と、特定の相手先を登録する
登録手段と、前記登録手段に未登録の相手先からの情報
受信時に第1の記録モードで前記記録手段を動作させ、
前記登録手段に登録された相手先からの情報受信時に、
前記第1の記録モードよりも高品位の画像記録が可能な
第2の記録モードで前記記録手段を動作させる制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0011】これにより、登録された相手先と未登録の
相手先とで記録モードを異ならしめる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0013】[ファクシミリ装置の説明(図1〜図
4)]図1〜図4は本発明の一実施例を用いた熱転写プ
リンタを、ファクシミリ装置に適用した例を示す図で、
図1はファクシミリ装置の制御部101と記録部102
との電気的接続を示す図、図2はファクシミリ装置の概
略構成を示すブロック図、図3はファクシミリ装置の側
断面図、そして図4は記録紙とインクシートの搬送機構
を示す図である。
【0014】まず、図2をもとにファクシミリ装置の概
略構成を説明する。
【0015】図において、100は原稿を光電的に読取
ってデジタル画像信号として制御部101に出力する読
取部で、原稿搬送用モータやCCDイメージセンサなど
を備えている。次に、この制御部101の構成を説明す
る。110は画像データの各ラインのイメージデータを
格納するラインメモリで、原稿の送信或いはコピーのと
きは読取部100よりの1ライン分のイメージデータが
格納され、画像データの受信のときは復号された受信画
像データの1ラインデータが格納される。そして、格納
されたデータが記録部102に出力されることによって
画像形成が行われる。111は送信する画像情報をMH
符号化などにより符号化するとともに、受信した符号化
画像データを復号してイメージデータに変換する符号化
/復号化部である。また、112は送信する或いは受信
された符号化画像データを格納するバッファメモリであ
る。これら制御部101の各部は、例えばマイクロプロ
セッサなどのCPU113により制御されている。制御
部101にはこのCPU113の他に、CPU113の
制御プログラムや各種データを記憶しているROM11
4、CPU113のワークエリアとして各種データを一
時保存するRAM115などを備えている。
【0016】102はサーマルラインヘッドを備え、熱
転写記録法により記録紙に画像記録を行う記録部であ
る。この構成は図3を参照して詳しく後述する。103
はテンキー、*キー、#キー、アルファベットキー、セ
ットキー、ワンタッチキー、短縮ダイヤルキー、重要通
信相手先の登録、消去キー等の各種キーが押下されると
その情報が信号線103bに出力される操作部、103
aは使用するインクシート14の種類を指示するスイッ
チで、スイッチ103aがオンのときはマルチプリント
のインクシートが、オフのときは通常のインクシートが
装着されていることを示している。104は通常、操作
部103に隣接して設け、信号線104aに出力される
情報を入力し、表示する表示部である。105は装置全
体に電力を供給するための電源部である。また、106
はモデム(変復調器)、107は網制御部(NCU)、
108は電話機である。109は重要通信相手先電話番
号を記憶する回路であり、例えば50ケ所の電話番号を
記憶することが可能である。そして、重要通信相手先電
話番号記憶回路109に、電話番号を記憶させる時に
は、01から、50の1つの2桁の数字を信号線109
aに出力後、引き続きその番号に対応して記憶する電話
番号を信号線109aに出力後、信号線109bにライ
トパルスを発生する。また、制御部が109に格納され
た電話番号を読み出す時には、信号線109aに、01
から50の2桁の数字を出力後、信号線109cにリー
ドパルスを発生する。そうすると109は、この2桁の
番号に対応して記憶してある電話番号を信号線109a
に出力する。
【0017】次に、図3を参照して記録部102の構成
を詳しく説明する。なお、図2と共通な部分は同一図番
で示している。
【0018】図において、10は普通紙である記録紙1
1をコア10aにロール状に捲回したロール紙である。
このロール紙10は、プラテンローラ12の矢印方向へ
の回転により記録紙11をサーマルヘッド部13に供給
できるように、回転自在に装置内に収納されている。な
お、10bはロール紙装填部であって、ロール紙10を
着脱可能に装填している。さらに12はプラテンローラ
であって、記録紙11を矢印b方向に搬送するととも
に、サーマルヘッド13の発熱体132との間で、イン
クシート14や記録紙11を押圧するものである。サー
マルヘッド13の発熱により画像記録の行われた記録紙
11は、プラテンローラ12のさらなる回転によって排
出ローラ16(16a,16b)方向に搬送され、1頁
分の画像記録が終了するとカッタ15(15a,15
b)の噛合によって頁単位に切断される。
【0019】17はインクシート14を捲回しているイ
ンクシート供給ロール、18はインクシート巻取ロール
であって、後述するインクシート搬送用モータにより駆
動され、インクシート14を矢印a方向に巻取るもので
ある。なお、このインクシート供給ロール17及びイン
クシート巻取りロール18は、装置本体内のインクシー
ト装填部70に着脱可能に装填されている。さらに、1
9はインクシート14の残量検出やインクシート14の
搬送速度を検出するためのセンサである。また、20は
インクシート14の有無を検出するためのインクシート
センサ、21はスプリングで、記録紙11やインクシー
ト14を介して、プラテンローラ12に対してサーマル
ヘッド13を押圧するものである。また、22は記録紙
の有無を検出するための記録紙センサである。
【0020】次に、読取部100の構成を説明する。
【0021】図において、30は原稿32を照射する光
源で、原稿32で反射された光は光学系(ミラー50,
51,レンズ52)を通してCCDセンサ31に入力さ
れ、電気信号に変換される。原稿32は図示しない原稿
搬送用モータにより駆動される搬送用ローラ53,5
4,55,56により、原稿32の読取り速度に対応し
て搬送される。なお、57は原稿積載台であって、この
積載台57に積載された複数枚の原稿32は搬送用ロー
ラ54と押圧分離片58との協動によって1枚ずつに分
離されて、読取部100へ搬送される。
【0022】41は制御部101の主要部を構成する制
御基板で、この制御基板41より装置の各部に各種制御
信号が出力される。また、106はモデム基板ユニッ
ト、107はNCU基板ユニットである。
【0023】さらに、図4はインクシート14と記録紙
11の搬送機構の詳細を示す図である。
【0024】図において、24はプラテンローラ12を
回転駆動し、記録紙11を矢印a方向とは反対の矢印b
方向に搬送するための記録紙搬送用モータである。ま
た、25はインクシート14をキャプスタンローラ7
1、ピンチローラ72により、矢印a方向に搬送するた
めのインクシート搬送用モータである。さらに、26,
27は記録紙搬送用モータ24の回転をプラテンローラ
12に伝達する伝達ギア、73,74はインクシート搬
送用モータ25の回転をキャプスタンローラ71に伝達
する伝達ギアである。また、75は滑りクラッチユニッ
トである。
【0025】ここで、ギア75aの回転により巻取りロ
ール18に巻取られるインクシート14の長さを、キャ
プスタンローラ71により搬送されるインクシート長よ
りも長くなるようにギア74と75の比を設定しておく
ことにより、キャプスタンローラ71により搬送された
インクシート14が確実に巻取りロール18に巻取られ
る。そして、巻取りロール18によるインクシート14
の巻取り量と、キャプスタンローラ71により送られた
インクシート14の差分量に相当する分が、滑りクラッ
チユニット75で吸収される。これにより、巻取りロー
ル18の巻取り径の変動によるインクシート14の搬送
速度(量)の変動を抑えることができる。
【0026】図1は実施例のファクシミリ装置における
制御部101と記録部102との電気系の接続を示す図
で、他の図面と共通する部分は同一図番で示している。
【0027】サーマルヘッド13はラインヘッドであ
る。そして、このサーマルヘッド13は、制御部101
よりの1ライン分のシリアル記録データ43aやシフト
クロック43bを入力するためのシフトレジスタ13
0、ラッチ信号44によりシフトレジスタ130のデー
タをラッチするラッチ回路131、1ライン分の発熱抵
抗体からなる発熱素子132を備えている。ここで、発
熱抵抗体132は132−1〜132−mで示されたm
個のブロックに分割して駆動されている。また、133
はサーマルヘッド13に取付けられている、サーマルヘ
ッド13の温度を検出するための温度センサである。こ
の温度センサ133の出力信号42は、制御部101内
でA/D変換されて前記CPU113に入力される。こ
れによりCPU113はサーマルヘッド13の温度を検
知し、その温度に対応してストローブ信号47のパルス
幅を変更したり、或いはサーマルヘッド13の駆動電圧
などを変更して、インクシート14の特性に応じてサー
マルヘッド13への印加エネルギーを変更している。1
16はプログラマブル・タイマで、CPU113より計
時時間がセットされ、計時の開始が指示されると計時を
開始する。そして、指示された時間ごとにCPU113
に割込み信号やタイムアウト信号などを出力するように
動作する。
【0028】なお、インクシート14の種類(特性)
は、前述した操作部103のスイッチ103aや、イン
クシート14に印刷されたマークなどを検出して判別す
るようにしても良く、またインクシートのカートリッジ
に付されたマークや切り欠き或いは突起などを判別して
行うようにしても良い。
【0029】46は制御部101よりサーマルヘッド1
3の駆動信号を入力し、サーマルヘッド13を各ブロッ
ク単位で駆動するストローブ信号47を出力する駆動回
路である。なお、この駆動回路46は制御部101の指
示により、サーマルヘッド13の発熱素子132に電流
を供給する電源線45に出力する電圧を変更してサーマ
ルヘッド13の印加エネルギーを変更することができ
る。36はカッタ15を噛合させて駆動する駆動回路
で、カッタ駆動用のモータなどを含んでいる。39は排
紙用ローラ16を回転駆動する排紙用モータである。3
5,48,49はそれぞれ対応する排紙用モータ39、
記録紙搬送用モータ24及びインクシート搬送用モータ
25を回転駆動するドライバ回路である。なお、これら
排紙用モータ39や記録紙搬送用モータ24及びインク
シート搬送用モータ25は、この実施例ではステッピン
グモータであるが、これに限定されるものでなく、例え
ばDCモータなどであっても良い。
【0030】図5には、本発明によるファクシミリ装置
の実施例の制御の流れ図が図示されている。重要通信相
手先から受信時は、記録紙の搬送スピード/インクシー
トの搬送スピードを
【0031】
【外1】 (例えば、n=5で2.5)とし、重要通信相手先以外
からの受信時は、記録紙の搬送スピード/インクシート
の搬送スピードをn(例えば、n=5で5)とする。以
下このフローチャートに従って詳細に説明する。
【0032】図5において、ステップS0は始めを表し
ている。
【0033】ステップS2においては、CML(Con
nect Modem to Line)をオフする。
【0034】ステップS4においては、重要通信相手先
の登録が選択されたか否かが判断され、選択されると、
ステップS6において、登録を行う。選択されないと、
ステップS8に進む。
【0035】ステップS8においては、重要通信相手先
の電話番号の消去が選択されたか否かが判断され、選択
されると、ステップS10において、消去を行う。選択
されていないと、ステップS12に進む。
【0036】ステップS12においては、ファクシミリ
受信が選択されているか否かが判断され、ファクシミリ
受信が選択されると、ステップS16に進み、ファクシ
ミリ受信が選択されていないと、ステップS14に進
み、その他の処理を行う。
【0037】ステップS16において、CMLをオンす
る。ステップS18は、前手順を表している。ステップ
S20は、画信号の受信と記録を表している。画信号の
記録の制御詳細は、図6のステップS30以降に、図示
されている。ステップS22は、中間手順を表してい
る。ステップS24は、次ページが有るか否かが判断さ
れる。次ページがある場合には、ステップS28に進
み、中間手順を行い、次ページがない場合には、ステッ
プS26に進み、後手順を行う。
【0038】図6において、ステップS30は、画信号
の記録を表している。
【0039】ステップS32においては、1ライン分の
記録データをシリアルで、シフトレジスタ130に出力
する。そして、1ラインの記録データの転送が終了する
と、ステップS34でラッチ信号44を出力して、ラッ
チ回路131に、1ライン分の記録データを格納する。
【0040】ステップS36においては、相手側送信機
は、重要通信相手先であるか否かが判断される。重要通
信相手先であると、ステップS38に進み、重要通信相
手先でないと、ステップS40に進む。具体的には、T
SI(送信端末識別)信号の下位所定桁数(例えば、6
桁)は、重要通信相手先電話番号の下位所定数(例え
ば、6桁)に登録されているか否かが判断される。登録
されている場合には、ステップS38に進み、登録され
ていない場合は、ステップS40に進む。
【0041】ステップS38においては、インクシート
搬送用モータ25を駆動して、インクシート14を
【0042】
【外2】 ライン分搬送する。例えば、スーパーファインモードで
1ライン記録時、nが5とすると、インクシートを
【0043】
【外3】 搬送する。
【0044】ステップS40においては、インクシート
搬送用モータ25を駆動して、インクシート14を
【0045】
【外4】 ライン分搬送する。例えば、スーパーファインモードで
1ライン記録時、nが5とすると、インクシートを、
【0046】
【外5】 搬送する。
【0047】ステップS42においては、記録紙搬送用
モータ24を駆動して、記録紙11を1ライン分搬送す
る。例えば、スーパーファインモードで、1ライン記録
時、記録紙を
【0048】
【外6】 搬送する。
【0049】尚、この1ラインの長さは、本実施例のフ
ァクシミリ装置では約(1/15.4)mmにセットさ
れており、記録紙11とインクシート14の搬送量は、
それぞれ記録紙搬送用モータ24とインクシート搬送用
モータ25の励磁パルス数を変更することにより設定で
きる。
【0050】次にステップS44で発熱抵抗体132の
1つのブロックに通電して画像の記録を行い、ステップ
S46でサーマルヘッド13の全ブロックの通電が終了
したかをみる。ステップS46で、サーマルヘッド13
の全ブロックの通電が終了していなければステップS4
8に進み、サーマルヘッド13の全ブロックの通電が終
了していれば、ステップS56に進む。ステップS48
においては、次にラインの記録データの生成が終了した
かどうかを調べる。そして、次のラインの記録データの
生成が終了していればステップS50に進み、次ライン
の記録データの生成が終了していなければ、ステップS
54に進む。
【0051】ステップS50においては、次ラインの記
録データを順次サーマルヘッド13のシフトレジスタ1
30に転送する。ステップS52においては、制御部1
01において、次ラインのデータを順次、復号してデー
タ生成をする。
【0052】ステップS54で1ブロックの通電時間が
経過したかをみる。通電時間(約600μs)が経過し
ていなければステップS48に戻るが、通電時間が経過
するとステップS44に戻り、次のブロックの通電処理
を実行する。なお、この実施例では、サーマルヘッド1
3は4ブロックに分けて通電駆動されており、1ライン
の記録に要する所要時間はほぼ2.5ms(600μs
×4ブロック)となっている。
【0053】ステップS46で全ブロックへの通電が終
了して1ラインの記録が終了していればステップS56
に進み、1頁分の画像記録が終了したかをみる。1頁分
の記録が終了していると、ステップS66に進み、1頁
分の画像記録が終了していなければ、ステップS58に
進む。
【0054】ステップS58においては、次ラインのサ
ーマルヘッド13のシフトレジスタ130へのデータ転
送が終了したか否かが判断される。次ラインのサーマル
ヘッド13のシフトレジスタ130へのデータ転送が終
了していないと、ステップS60に進み、次ラインのサ
ーマルヘッド13のシフトレジスタ130へのデータ転
送が終了していると、ステップS34に進む。
【0055】ステップS60においては、次のラインの
記録データの生成が終了したかどうかを調べる。そし
て、次のラインの記録データの生成が終了していれば、
ステップS62に進み、次のラインの記録データの生成
が終了していなければ、ステップS64に進む。
【0056】ステップS62においては、サーマルヘッ
ド13のシフトレジスタ130に、1ライン分のデータ
を全て転送する。
【0057】ステップS64においては、制御部101
において、次ラインのデータを順次復号してデータ生成
をする。
【0058】次にステップS56で、1頁分の画像記録
が終了するとステップS66に進み、記録紙11を所定
量排紙ローラ16a,16b方向に搬送する。そして、
ステップS68がカッタ15a,15bを駆動して噛合
させ、記録紙11を頁単位に切断する。次にステップS
70で、記録紙搬送用モータ24を反転駆動し、記録紙
11をサーマルヘッド13とカッタ15の間隔に相当す
る距離だけ戻す、記録紙11のカッタ処理を実行する。
【0059】[記録原理の説明(図7)]図7はこの実
施例における記録紙11とインクシート14の搬送方向
を逆にして画像の記録を行うときの画像記録状態を示す
図である。
【0060】図示したように、プラテンローラ12とサ
ーマルヘッド13との間には記録紙11とインクシート
14が挟持されており、サーマルヘッド13はスプリン
グ21により所定圧でプラテンローラ12に押圧されて
いる。ここで、記録紙11はプラテンローラ12の回転
により矢印b方向に速度VP で搬送される。一方、イン
クシート14はインクシート搬送用モータ25の回転に
より矢印a方向に速度VI で搬送される。
【0061】いま、サーマルヘッド13の発熱抵抗体1
32に電源105から通電されて加熱されると、インク
シート14の斜線部81で示す部分が加熱される。ここ
で、14aはインクシート14のベースフィルム、14
bはインクシート14のインク層を示している。発熱抵
抗体132に通電することにより加熱されたインク層
のインクは溶融し、そのうち82で示す部分が記録紙
11に転写される。この転写されるインク層部分82
81で示す層のほぼ1/n〜
【0062】
【外7】 に相当している。
【0063】この転写時において、インク層14bの境
界線83で、インクに対する剪断力を生じさせて82
示す部分だけを記録紙11に転写する必要がある。イン
クシート14と記録紙11の相対速度を大きくすれば、
転写すべきインク層をインクシート14から確実に剥離
させることができる。
【0064】[インクシートの説明(図8)]図8 は本実施例のマルチプリントに使用されるインクシ
ートの断面図で、ここでは4層で構成されている。
【0065】まず第2層はインクシート14の支持体と
なるベースフィルムである。マルチプリントの場合、同
一個所に何回も熱エネルギーが印加されるため、耐熱性
の高い芳香族ポリアミドフィルムやコンデンサ紙が有利
であるが、従来のポリエステルフィルムでも使用に耐え
る。これらの厚さは、媒体という役割から、なるべく薄
い方が印字品質の点で有利となるが、強度の点から3〜
8μmが望ましい。
【0066】第3層は記録紙(記録シート)にn回分の
転写が可能な量のインクを含有したインク層である。こ
の成分は、接着剤としてのEVAなどの樹脂、着色のた
めのカーボンブラックやニグロシン染料、バインディン
グ材としてのカルナバワックス、パラフィンワックスな
どを主成分として同一個所でn回の使用に耐えるように
配合されている。この塗布量は4〜8g/m2 が望まし
いが、塗布量によって感度や濃度が異なり、任意に選択
できる。
【0067】第4層は印字をしない部分で記録紙に第3
層のインクが圧力転写されるのを防止するためのトップ
コーティング層であり、透明なワックスなどで構成され
る。これにより、圧力転写されるのは透明な第4層だけ
となり、記録紙の地汚れを防止できる。第1層はサーマ
ルヘッド13の熱から、第2層のベースフィルムを保護
する耐熱コート層である。これは、同一個所にnライン
分の熱エネルギーが印加される可能性のある(黒情報が
連続したとき)マルチプリントには好適であるが、用い
るか用いないかは適宜選択できる。また、ポリエステル
フィルムのように比較的耐熱性の低いベースフィルムに
は有効となる。
【0068】なお、インクシート14の構成はこの実施
例に限定されるものでなく、例えばベース層及びベース
層の片側に設けられたインクが含有された多孔性インク
保持層とからなるものでも良く、ベースフィルム上に微
細多孔質網状構造を有する耐熱性インク層を設け、その
インク層内にインクを含有させたものでもよい。また、
ベースフィルムの材質としては、例えばポリアミド、ポ
リエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、トリアセ
チルセルロース、ナイロンなどからなるフィルムまたは
紙であってもよい。さらに、耐熱コート層は必ずしも必
要でないが、その材質としては、例えばシリコーン樹脂
やエポキシ樹脂、フッソ樹脂、エトロセルロースなどで
あってもよい。
【0069】なお、熱転写プリンタにおける加熱方式
は、前述したサーマルヘッドを用いるサーマルヘッド方
式に限定されるものでなく、例えば通電方式或いはレー
ザ転写方式を用いても良い。
【0070】また、この実施例では、サーマルラインヘ
ッドを使用したときの例で説明したがこれに限定される
ものでなく、所謂シリアル型の熱転写プリンタであって
も良い。また、本実施例ではマルチプリントの場合で説
明したがこれに限定されるものでなく、ワンタイムイン
クシートによる通常の熱転写記録の場合にも適用できる
ことは勿論である。
【0071】さらに、前述した実施例では、熱転写プリ
ンタをファクシミリ装置に適用した場合で説明したがこ
れに限定されるものでなく、例えば本発明の熱転写記録
装置はワードプロセッサ、タイプライタ或いは複写装置
などにも適用できる。
【0072】また、記録媒体としては記録紙に限らず
に、インク転写が可能な材質であれば、例えば布、プラ
スチックシートなどが挙げられる。また、インクシート
は実施例で示したロール構成に限定されずに、例えば記
録装置本体に着脱可能な筐体内にインクシートを内蔵し
て、この筐体ごと記録装置本体に着脱する、所謂インク
シートカセットタイプなどであっても良い。
【0073】この様に、重要情報通信相手先からの受信
時は、記録濃度の濃い、画品質の優れた画像を出力する
ことが可能になった。また、重要情報通信相手先以外か
らの受信時は、記録濃度は薄く、画品質はあまりよくな
い。該情報は、読んだら捨てることが多いので、ランニ
ングコストが安いことが重要であり、これを実現するこ
とが可能になった。
【0074】〔他の実施例〕尚、前記実施例において
は、重要通信相手先からの受信時は、記録紙の搬送スピ
ード/インクシートの搬送スピードを2.5、重要通信
相手先以外からの受信時は、記録紙の搬送スピード/イ
ンクシートの搬送スピードを5.0を考えた。しかし、
この記録紙の搬送スピード/インクシートの搬送スピー
ドはともに他の値でもよい。
【0075】また、前記、実施例においては、重要通信
相手先電話番号を登録し、相手送信機からのTSI信号
と比較し、TSI信号が、重要通信相手先電話番号に含
まれている時には、高品質モードで記録を行い、含まれ
ていない時には、節約モードでの記録を行う構成であっ
た。
【0076】しかし、重要通信相手先電話番号の代わり
に、ワンタッチダイヤル及び短縮ダイヤルに登録されて
いる電話番号を考えてもよい。これにより、ワンタッチ
ダイヤル、短縮ダイヤルの登録するメモリ回路の他に、
登録すべきメモリ空間が不要となるという長所がある。
【0077】また、送信機のオペレーション部に重要通
信であるか否かを選択する手段を設け、送信機の該選択
手段が有効の時、その旨を受信機に通知する。そして、
その時は、高品質モードで記録を行う。また、送信機の
該選択手段が無効の時、その旨を受信機に通知し、この
時は節約モードで記録を行ってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、未登録の相
手先からの情報受信時には、第1のモードで画像記録
し、登録された相手先からの情報受信時には、第1の記
録モードよりも高品位の画像記録が可能な第2の記録モ
ードで画像記録するので、必要に応じて記録モードの選
択が可能になり、消耗材の節約等を可能にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の制御部と記録部との電気的接続を示す
図である。
【図2】本実施例のファクシミリ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例のファクシミリ装置の機構部を示す側
断面図である。
【図4】インクシートと記録紙の搬送系の構造を示す図
である。
【図5】本実施例の受信処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】画像信号の記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】本実施例の記録時における記録紙とインクシー
トとの状態を示す図である。
【図8】本実施例で使用したマルチインクシートの断面
図である。
【符号の説明】
10 ロール状記録紙 11 記録紙 12 プラテンローラ 13 サーマルヘッド 14 インクシート 15 カッタ 16 排出ローラ 17 インクシート供給ロール 18 インクシート巻取ロール 19 インクシートセンサ 20 インクシート有無センサ 21 スプリング 22 記録紙有無センサ 24 記録紙搬送用モータ 25 インクシート搬送用モータ 35,48,49 ドライバ回路 36 駆動回路 39 排紙用モータ 100 読取部 101 制御部 102 記録部 103 操作部 104 表示部 105 電源 106 モデム 107 NCU 109 重要通信相手先電話番号記憶回路 110 ラインメモリ 111 符号化/復号化部 112 バッファメモリ 113 CPU 114 ROM 115 RAM 116 タイマ 132 発熱抵抗体(発熱素子)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先から送信されてくる情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信される情報に応じて記録材に画
    像を記録する記録手段と、 特定の相手先を登録する登録手段と、 前記登録手段に未登録の相手先からの情報受信時に第1
    の記録モードで前記記録手段を動作させ、前記登録手段
    に登録された相手先からの情報受信時に、前記第1の記
    録モードよりも高品位の画像記録が可能な第2の記録モ
    ードで前記記録手段を動作させる制御手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記録モードは高濃度の画像記
    録を可能にするモードであることを特徴とする請求項1
    に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段はインクシートの有するイ
    ンクを記録材に転写して画像を記録するものであって、
    前記制御手段は前記第2の記録モードにおいて、前記登
    録手段に未登録の相手先からの情報受信時に比べ、前記
    インクシートの前記記録材に対する搬送量を大きく設定
    することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記第2の記録モードに
    おいて、前記未登録の相手先からの情報受信時に比べ、
    インクシートの搬送スピードを大きくすることを特徴と
    する請求項3に記載の記録装置。
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