JP2625538B2 - 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置 - Google Patents

記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置

Info

Publication number
JP2625538B2
JP2625538B2 JP1011852A JP1185289A JP2625538B2 JP 2625538 B2 JP2625538 B2 JP 2625538B2 JP 1011852 A JP1011852 A JP 1011852A JP 1185289 A JP1185289 A JP 1185289A JP 2625538 B2 JP2625538 B2 JP 2625538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
line
information
time
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1011852A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02192963A (ja
Inventor
武弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1011852A priority Critical patent/JP2625538B2/ja
Publication of JPH02192963A publication Critical patent/JPH02192963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625538B2 publication Critical patent/JP2625538B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は記録装置に関し、特に過去の記録情報に基づ
いて記録ヘッドの各発熱素子に印加するエネルギーを制
御する記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来のサーマルプリンタにおける、過去の記録情報に
基づいてサーマルヘツドの各発熱抵抗体に加える電力を
制御する場合の説明を以下に行う。
いま例えば、3ライン分のラインバツフアを有し、過
去3ライン分の記録した情報を記憶しておく。そして、
あるドツトの記録を行う時、そのドツト位置に対応する
同一副走査方向の過去の3ドット情報と、1ライン前の
ドットの主走査方向に隣接する左右2ドツトのドツト情
報と、記録するドツトの主走査方向の左側(シリアル方
式で既に記録済みのドツト)の2ドツトのドツト情報か
らなる合計7ドツト情報に着目し、それらドツト状態に
対応して、そのドツトに対応する発熱抵抗体に加える電
力を制御する。この制御の一例が第6図に図示されてい
る。
第6図は記録紙を表わしていて、●印はこれから記録
される注目ドツトを示している。ここで、記録紙の横軸
は主走査方向を表わし、縦軸は副走査方向を表わしてい
る。そして、●印のドツト情報が黒の時に、その対応す
る発熱抵抗体に印加するパルス幅(ヘツドの発熱抵抗体
に通電する時間)は、例えば、前後左右のドツトに着目
し、 としていた。
ここで、a,b,c,d,e,f,g,hは、これらドツト情報が白
情報の時“1"、そして黒情報の時“0"で表される。い
ま、例えばA4サイズで1728ドツトのサーマルラインヘツ
ドを用い、このサーマルヘツドを4ブロツクに分けて通
電する場合を考える。このサーマルヘツドのうち、一度
に通電されるドツト数は432ドツトとし、1ラインの記
録時間は約2.5msとしている。従つて、1ブロツク当り
の記録に要する時間は約0.6msとなる。このようにし
て、1ドツトの最大パルス幅を例えば0.6msとし、サー
マルヘツドの発熱抵抗体に印加する電圧を、例えば24V
とする。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では1ラインの記録時間は
最小2.5msであるが、1ラインと次のラインの記録まで
の記録間隔に対しては特に何も制御していない。従つ
て、例えば10ラインのデータを記録する時、約25msで記
録が終了する(全てのラインを連続して1ライン2.5ms
で記録するとき)場合と、1ラインの記録間隔がバラツ
クために、10ラインを記録するのに数秒を要する場合も
ある。特にフアクシミリ装置などように、受信した画像
情報を復号化して記録する場合、画像情報のパターンに
より1ラインの復号化に要する時間が変化してしまい、
1ラインの記録時間間隔が変動して、例えば1ラインの
記録間隔が数100msに及ぶことがある。
この様な場合、過去の記録情報をもとに各発熱抵抗体
への印加エネルギーを調整しても、各ライン間の記録間
隔が変動してしまうため、あまり効果が得られないこと
になる。即ち、例えば注目画素の過去の3ライン分の同
一副走査方向の記録ドツトが黒ドツトであるときは、前
ラインの記録後次ラインの記録までに数百ms以上時間が
経過した時であつても、それ以上に黒が連続しているた
め、この注目画素の記録時には対応する発熱抵抗体に印
加されるエネルギーは減少されることになる。しかし、
実際にはサーマルヘツドのその注目画素に対応している
発熱抵抗体は、ライン間での数百msに及ぶ時間間隔のた
めに冷えてしまつており、発熱抵抗体への印加エネルギ
ーを減少されると発熱抵抗体の温度が上昇せず、ほとん
ど記録ができなくなつてしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、過去の
画像の記録状態および各ラインの記録時間間隔または復
号時間にかかわらず、最適な濃度の画像を記録すること
ができる記録装置および該記録装置を用いたフアクシミ
リ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下
の構成を備える。
本発明にかかる記録装置は、複数の発熱素子が配列さ
れた記録ヘッドを備え、黒データおよび白データからな
る記録情報に基づいて前記複数の発熱素子を選択的に駆
動することによりラインごとに画像を記録する記録手段
と、前記記録手段により記録された所定ライン分の過去
の記録情報をライン順に記憶する記憶手段と、現ライン
を記録する際に、前記記憶手段に記憶された過去の記録
情報に基づいて、前記複数の発熱素子のそれぞれに印加
するエネルギーを制御する制御手段と、各ラインの記録
時間間隔を計時する計時手段と、前記計時手段により所
定時間が計時されるごとに、前記記憶手段にすべてが白
データからなる1ライン分の記録情報を入力する情報変
更手段とを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる記録装置を用いたファクシミリ
装置は、符号化された画像信号を受信して復号する復号
化手段と、複数の発熱素子が配列された記録ヘッドを備
え、前記復号化手段により復号された黒データおよび白
データからなる記録情報に基づいて前記複数の発熱素子
を選択的に駆動することによりラインごとに画像を記録
する記録手段と、前記記録手段により記録された所定ラ
イン分の過去の記録情報をライン順に記憶する記憶手段
と、現ラインを記録する際に、前記記憶手段に記憶され
た過去の記録情報に基づいて、前記複数の発熱素子のそ
れぞれに印加するエネルギーを制御する制御手段と、前
記復号化手段による各ラインごとの復号時間を計時する
計時手段と、前記計時手段により所定時間が計時される
ごとに、前記記憶手段にすべてが白データからなる1ラ
イン分の記録情報を入力する情報変更手段とを有するこ
とを特徴とする。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。
[フアクシミリ装置の説明(第1図)] 第1図は実施例のフアクシミリ装置の概略構成を示す
ブロツク図である。
図において、100は原稿を光電的に読み取つてデジタ
ル画像信号として制御部101に出力する読取部で、原稿
搬送用モータやCCDイメージセンサなどを備えている。1
01はフアクシミリ装置全体を制御する制御部で、読取部
100よりの画像データを符号化して、モデム(変復調
器)106、NCU(網制御部)107を介して通信回線に送信
している。また受信時には、受信した符号化画像データ
を復号してイメージデータに変換し、サーマルヘツド13
などを備えた記録部に出力して画像データを記録紙上に
再生する。この制御部101は、CPU111の制御プログラム
や各種データを記憶しているROM112、ROM112に格納され
た制御プログラムや各種データに従つて各種制御信号を
出力して装置全体を制御するCPU111、CPU111のワークエ
リアとして使用され、各種データを一時保存するRAM113
などを備えている。
102は送信開始などの各種機能指示キーや電話番号の
入力キーなどを含む操作部である。103は通常操作部102
に設けられており、各種機能や装置の状態などを表示す
る表示部である。
114は次に記録する1ライン分の画像データを記憶し
ているラインバツフアである。115は過去最近の3ライ
ン分の画像データを記憶する3ラインメモリである。但
し、後述するように、各ライン間の記録間隔が長くなつ
た時は1ライン分の全白情報が格納されるため、この3
ラインメモリ115に記憶されている画像データは、実際
に記録された最近の3ライン分の画像データとは異なる
場合がある。116はタイマで、CPU111より時間がセツト
されると計時を開始し、そのセットされた時間が経過す
る度に、CPU111に対して割込みなどを発生して、タイム
アウトが発生したことを知らせる。
記録部の構成を説明する前に、まず第2図の実施例の
フアクシミリ装置の側断面図をもとに説明する。なお、
第1図と共通な部分は同一符号で示している。
図において、10は普通紙である記録紙11をコア10aに
ロール状に捲回したロール紙である。このロール紙10
は、プラテンローラ12の矢印方向への回転により記録紙
11をサーマルヘツド13部に供給できるように、回転自在
に装置内に収納されている。なお、10bはロール紙装填
部であつて、ロール紙10を着脱可能に装填している。さ
らに、12はプラテンローラであつて、記録紙11を矢印b
方向に搬送するとともに、サーマルヘツド13の発熱体13
2との間で、インクシート14や記録紙11を押圧するもの
である。サーマルヘツド13の発熱により画像記録の行わ
れた記録紙11は、プラテンローラ12のさらなる回転によ
つて排出ローラ16a,16b方向に搬送され、1頁分の画像
記録が終了するとカツタ15a,15bの噛合によつて頁単位
に切断される。21はスプリングで、記録紙11を介してプ
ラテンローラ12に対してサーマルヘツド13を押圧するも
のである。また、22は記録紙の有無を検出するための記
録紙センサである。
次に、読取部100の構成を説明する。
図において、30は原稿32を照射する光源で、原稿32で
反射された光は光学系(ミラー50,51、レンズ52)を通
してCCDセンサ31に入力され、電気信号に変換される。
原稿32は図示しない原稿搬送用モータにより駆動される
搬送用ローラ53,54,55,56により、原稿32の読取り速度
に対応して搬送される。なお、57は原稿積載台であつ
て、この積載台57に積載された複数枚の原稿32は、搬送
用ローラ54と押圧分離片58との協動によつて1枚ずつに
分離されて読取部100へ搬送される。
41は制御部101の主要部を構成する制御基板で、この
制御基板41より装置の各部に各種制御信号が出力され
る。また、106はモデム基板ユニツト、107はNCU基板ユ
ニツトである。
また、第1図には記録部における記録紙11の搬送系機
構が詳しく示されている。
49は記録紙搬送用モータ24を回転駆動するモータ駆動
回路である。記録紙搬送用モータ24の回転は、伝達ギア
26,27を介してプラテンローラ12に伝達されており、こ
の回転により記録紙11を矢印方向に搬送することができ
る。なお、記録紙搬送用モータ24は、この実施例ではス
テツピングモータであるがこれに限定されるものでな
く、例えばDCモータなどであつても良い。
次に記録部の構成を説明する。
13はライン型のサーマルヘツドで、ここではA4判のサ
イズに対応して1728ドツト分の発熱素子を備えており、
4ブロツクに分割されて432ドツトずつ通電駆動され
る。46は通電回路で、432ドツトの発熱素子のそれぞれ
に対する通電時間を制御部101より信号線43を介して入
力し、各ドツト毎の通電時間を決定してサーマルヘツド
13の各発熱素子に通電している。48はヘツドドライバ
で、記録する画像データ44に対応して各発熱素子を発熱
駆動している。
第3図は記録紙11に記録される画像データの一例を示
す図で、●印はこれから記録される注目ドツトを示して
いる。記録紙の横軸は主走査方向を表わし、縦軸は副走
査方向を表わしている。そして、●印のドツト情報が黒
の時に対応するサーマルヘツド13の発熱抵抗体132に印
加されるパルス幅(ヘツドの発熱抵抗体132に通電する
時間)は、例えば注目ドツトの前後,左右のドツトに着
目し、 とする。
ここで、a,b,c,d,e,f,g,hはこのドツト情報が白情報
の時“1"、そして黒情報の時“0"である。
この実施例のサーマルヘツド13は前述したように、1
ライン1728ドツトであり、これを4ブロツクに分割して
画像の記録を行う。即ち、432ドツトを一度に通電して
画像の記録を行う。ここで、1ラインの記録時間は約2.
5msとしているので、1ブロツク当りに割当てられる時
間は約0.6msとなる。従つて、1ドツトの最大パルス幅
(発熱抵抗体への通電時間)を、例えば0.6msとし、発
熱抵抗体に加える電圧を24Vとする。
[記録処理の説明(第1図〜第4図)] 第4図は実施例のフアクシミリ装置における受信画像
の記録処理を示すフローチヤートで、この処理を実行す
る制御プログラムは制御部101のROM112に格納されてい
る。
この記録処理は、画像信号の受信が行われることによ
り開始され、ステツプS1で3ラインメモリ115に全白情
報“1"を記憶する。これは記録動作の開始に当り、それ
以前の3ライン分の画像データを全白にプリセツトする
ものである。次にステツプS2で画像データを受信したか
どうかを調べ、符号化された画像データが受信されると
ステツプS3に進み、1ライン分の受信データを復号す
る。そして、ステツプS4で復号した画像データをライン
メモリ114に格納するとともに、ステツプS5で3ライン
メモリ115に1ライン分の画像データを格納する。
第5図はこの3ラインメモリ115の構成を示す図で、
1ライン分の記録情報を記憶できる1ラインメモリ115
a,115b,115cを備えている。各ラインメモリはシフトレ
ジスタで構成されており、1ライン分の画像データが1
ラインメモリ115aにシフトインされると、それまで各1
ラインメモリに格納されていた画像データが順次次の1
ラインメモリにシフトアウトされる。従つて、ラインメ
モリ115aには現在記録されるラインの直前の1ライン分
の画像データが記憶され、1ラインメモリ115cに記憶さ
れている画像データが一番古い画像データとなる。な
お、3ラインメモリ115への1ライン分の画像データの
入力時には、1ラインメモリ115cに格納されている画像
データがシフトアウトされて消滅する。
次にステツプS6に進み、記録紙搬送用モータ24に対し
て所定量の相励磁信号を出力し、記録紙11を1ライン分
搬送する。次にステツプS7に進み、ラインメモリ114に
記憶されている画像データを信号線44を介してヘツドド
ライバ48に転送する。そして、ステツプS8で、サーマル
ヘツド13の発熱抵抗体の1つのブロツクに通電する。こ
のとき、各ドットに対応する発熱抵抗体の通電時間は第
3図に示したように、記録される注目ドツトの副走査方
向の過去3ラインのドツト(a,b,d)と、直前のライン
の左右2ドツト(c,e)及び現主走査ライン上の左側3
ドツト(f,g,h)などの記録情報に従つて決定される。
この決定された通電情報は信号線43を介して通電回路46
に出力される。各ドツト単位で通電時間が制御される。
こうしてステツプS9でサーマルヘツド13の全ブロツク
への通電が終了するとステツプS10に進み、タイマ116に
待ち時間をセツトする。この待ち時間は、ここでは1ラ
インの記録時間にほぼ等しい2.5msとしている。次にス
テツプS11に進み、1頁の記録処理が終了したかどうか
を調べ、1頁の記録処理が終了していなければステツプ
S12に進み、次に記録する1ラインの画像データの復号
化処理が終了したかどうかをみる。復号化処理が終了し
ていればステツプS4に進み、ラインメモリ114に1ライ
ン分の画像データを転送して画像の記録処理を実行す
る。一方、復号化処理が終了していなければステツプS1
3に進み、その復号処理中のラインの画像データにエラ
ーが発生したかどうかをみる。エラーが発生したときは
ステツプS5に進むが、エラーが発生していなければステ
ツプS14に進み、2.5msが経過したか、即ち、タイマ116
がタイムアウトになつたかどうかをみる。
タイマ116が2.5ms以上を計時してタイマ116がタイム
アウトになつたときはステツプS15に進み、3ラインメ
モリ115に1ライン分の全白データを転送する。これに
より、現在記録中の主走査方向ラインの直前のライン情
報が全て白“1"に置換えられる。そして次にステツプS1
6に進み、タイマ116に2.5msデータを格納し、再びタイ
マ116による復号化時間の計時処理を行う。このように
して、1ラインの記録と次ラインの記録までの時間間隔
Tが、2.5ms≦T<5.0msのときは3ラインメモリ115の
1ラインメモリ115aのみに全白データがセツトされ、5.
0ms≦T<7.5msのときは1ラインメモリ115a,115bの両
方に全白データがセツトされる。そして、7.5ms≦Tの
ときは3ラインメモリ115の全てに全白データがセツト
されることになる。
こうしてステツプS11で1頁の記録処理が終了すると
ステツプS17に進み、記録済みの記録紙11を所定量搬送
して、記録済みの画像の終端近傍にカツタ15による切断
位置がくるようにする。そして、ステツプS18で記録紙1
1を頁単位に切断し、ステツプS19で記録紙11の未記位部
分を所定量(カツタ15とサーマルヘツド13による記録位
置までの長さ分)戻して、1頁の画像記録処理を実行す
る。
このように本実施例によれば、各ラインの記録時間間
隔が所定値よりも長くなつたときは、それ以前の記憶さ
れている画像データの1ライン情報を白データに変更す
ることにより、過去の記録ドツト情報に基づいた記録濃
度の制御を効率良く実施することができる。このため、
例えばそれ以前に副走査方向に黒ドツトが連続していた
場合でも、各ラインの記録間隔が長くなると前のライン
情報が白情報に変更されることにより、サーマルヘツド
への印加エネルギーが極端に低下されることがなくなる
ことにより、記録濃度の低下を防止できるという効果が
ある。
なお、前述した実施例ではサーマルヘツド13への通電
パルス幅は、過去の記録ドツト情報のみを元にして決定
するようにしたがこれに限定されるものでなく、サーマ
ルヘツド13の温度を検出するサーミスタを備え、このサ
ーミスタよりの温度情報を過去の記録ドツト情報に基づ
いて、サーマルヘツド13の各ドツト(発熱抵抗体)に印
加するパルス幅を制御するようにしてもよい。
また、サーマルヘツド13への印加エネルギーの変更
は、実施例のようにサーマルヘツドに通電するパルス幅
で制御しても良く、また印加電圧で調整するようにして
も良い。
またさらにこの実施例では、フアクシミリ装置の場合
で説明したが、サーマルプリンタなどの記録装置であつ
ても良い。
以上説明したように本実施例によれば、過去に記録し
たドツト情報及びライン毎の記録間隔により、各ドツト
毎に加える最適なパルス幅を決定することが可能にな
り、ライン間の記録間隔がばらついても最適な濃度での
記録が可能になつた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、記録ヘッドの
各発熱素子に印加するエネルギーを、過去の画像の記録
状態および各ラインの記録時間間隔または復号時間に基
づき制御するので、過去の画像の記録状態および各ライ
ンの記録時間間隔または復号時間にかかわらず、最適な
濃度の画像を記録することができる。例えば、ファクシ
ミリ装置のように、受信した符号化された画像データを
復号して画像を記録する場合、過去の画像の記録状態に
相当する前のラインの画像データに基づき発熱素子に印
加するエネルギーを制御すると、復号に時間を要したラ
インにおいては、時間が経過して発熱素子の温度が下が
っているのにもかかわらず、発熱素子に印加するエネル
ギーを必要以上に小さくしてしまい、充分な画像濃度を
得られないことがある。本発明に従えば、前述したよう
に、各ラインの復号時間に基づき過去の記録状態を変更
するので、発熱素子に印加するエネルギーを必要以上に
小さくすることを防いで、最適な濃度の画像を記録する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のフアクシミリ装置の概略構成を示す
ブロツク図、 第2図は実施例のフアクシミリ装置の構成を示す側断面
図、 第3図は実施例の過去の3ラインのデータ情報をもとに
各ドツト毎のパルス時間を設定する例を示す図、 第4図は実施例のフアクシミリ装置における1頁の記録
処理を示すフローチヤート、 第5図は実施例の3ラインメモリの構成を示す図、そし
て 第6図は従来の過去の記録情報に基づいて各ドツトに加
える電力を制御する例を示す図である。 図中、10……ロール紙、11……記録紙、12……プラテン
ローラ、13……サーマルヘツド、15……カツタ、24……
記録紙搬送用モータ、46……通電回路、48……ヘツドド
ライバ、49……駆動回路、100……読取部、101……制御
部、102……操作部、103……表示部、106……モデム、1
07……NCU、111……CPU、112……ROM、113……RAM、114
……ラインメモリ、115……3ラインメモリ、116……タ
イマである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発熱素子が配列された記録ヘッドを
    備え、黒データおよび白データからなる記録情報に基づ
    いて前記複数の発熱素子を選択的に駆動することにより
    ラインごとに画像を記録する記録手段と、 前記記録手段により記録された所定ライン分の過去の記
    録情報をライン順に記憶する記憶手段と、 現ラインを記録する際に、前記記憶手段に記憶された過
    去の記録情報に基づいて、前記複数の発熱素子のそれぞ
    れに印加するエネルギーを制御する制御手段と、 各ラインの記録時間間隔を計時する計時手段と、 前記計時手段により所定時間が計時されるごとに、前記
    記憶手段にすべてが白データからなる1ライン分の記録
    情報を入力する情報変更手段とを有することを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】符号化された画像信号を受信して復号する
    復号化手段と、 複数の発熱素子が配列された記録ヘッドを備え、前記復
    号化手段により復号された黒データおよび白データから
    なる記録情報に基づいて前記複数の発熱素子を選択的に
    駆動することによりラインごとに画像を記録する記録手
    段と、 前記記録手段により記録された所定ライン分の過去の記
    録情報をライン順に記憶する記憶手段と、 現ラインを記録する際に、前記記憶手段に記憶された過
    去の記録情報に基づいて、前記複数の発熱素子のそれぞ
    れに印加するエネルギーを制御する制御手段と、 前記復号化手段による各ラインごとの復号時間を計時す
    る計時手段と、 前記計時手段により所定時間が計時されるごとに、前記
    記憶手段にすべてが白データからなる1ライン分の記録
    情報を入力する情報変更手段とを有することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
JP1011852A 1989-01-23 1989-01-23 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置 Expired - Fee Related JP2625538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1011852A JP2625538B2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1011852A JP2625538B2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02192963A JPH02192963A (ja) 1990-07-30
JP2625538B2 true JP2625538B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=11789253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1011852A Expired - Fee Related JP2625538B2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625538B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153376A (ja) * 1983-02-22 1984-09-01 Canon Inc フアクシミリ装置
JP2587612B2 (ja) * 1985-06-28 1997-03-05 株式会社東芝 感熱ヘッドの印字制御装置
JPS6265562A (ja) * 1985-09-17 1987-03-24 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 感熱記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02192963A (ja) 1990-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5451988A (en) Recording apparatus with controlled preheating of a thermally activated printing head
JPH0284353A (ja) 記録装置及びファクシミリ装置
JP3139804B2 (ja) 記録方法及び装置
EP0367237B1 (en) Thermal printer and facsimile system
JP2834480B2 (ja) 熱転写記録装置及び該装置を用いたフアクシミリ装置
JP2625538B2 (ja) 記録装置及び該記録装置を用いたフアクシミリ装置
EP0440228B1 (en) Thermal transfer recording apparatus and facsimile apparatus using said apparatus
JP3071237B2 (ja) 熱式プリント機構を備える装置
EP0781031B1 (en) Facsimile apparatus
EP0440232B1 (en) Thermal transfer recording apparatus and facsimile apparatus
JP3382261B2 (ja) 記録装置及び該記録装置を用いたファクシミリ装置
US5712671A (en) Thermal recording method and apparatus varying the number of auxiliary heating pulses based on the length of time between recording operations
JPH0361553A (ja) 記録装置
JP3164186B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH03146362A (ja) 熱記録装置及び該装置を用いたフアクシミリ装置
JP3007236B2 (ja) 記録装置
EP0365010A2 (en) Thermal transfer recording apparatus and facsimile apparatus
JP2998594B2 (ja) 熱転写式記録装置
JP2514678B2 (ja) 画像処理方法
JP2004167790A (ja) ファクシミリ装置及びその印字方法
JP2792985B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH06133128A (ja) 記録装置
JPH05301369A (ja) 画像記録方法及び装置及び前記装置を有する通信装置
JPH03153369A (ja) 記録装置
JPH02184165A (ja) 画像通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees