JP3059573B2 - 熱記録方法及び装置 - Google Patents

熱記録方法及び装置

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JP3059573B2
JP3059573B2 JP7785792A JP7785792A JP3059573B2 JP 3059573 B2 JP3059573 B2 JP 3059573B2 JP 7785792 A JP7785792 A JP 7785792A JP 7785792 A JP7785792 A JP 7785792A JP 3059573 B2 JP3059573 B2 JP 3059573B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間調画像の記録に適
した熱記録方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱記録方法、例えば溶融型熱転写記録方
法は、多数の発熱素子を主走査方向に配列したサーマル
ヘッドを用い、これをインクフイルムの背後に押し当
て、軟化又は溶融したインクを記録紙に転写するもので
ある。この溶融型熱転写記録方法では、記録紙に転写す
るインク量を熱量に応じて調節することができないた
め、線画や文字等の二値画像の記録に利用されている。
本出願人は、主走査方向に細長な発熱素子を用い、この
発熱素子の通電時間,電流の大きさ,駆動パルスの個数
等を制御して、画素内に記録されるインクドットの副走
査方向における長さを変化させて、中間調画像を記録す
る方法を提案した(例えば特開平3ー219969
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記溶融型熱転写記録
方法で用いられる記録紙は、インクの転写を確実に行う
ために記録面が平滑に仕上げられている。このため、記
録面が粗い記録紙を用いる場合には、本来インクが転写
されるべきところにインクが転写されない部分(ボイ
ド)が発生し、良好な画質を確保することができないと
いう問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、平滑度が低く粗い記録面であっても、上記ボイド
の目立たない中間調画像を記録することができるように
した熱記録方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録紙の記録面の平滑度合いが粗いほ
ど、主走査方向及び副走査方向の画素密度を下げ、1画
素当たりの面積を大きくして記録するようにしたもので
ある。
【0006】また、請求項記載の発明は、熱記録装置
を、記録紙の記録面の平滑度合いを入力する手段と、前
記記録面の平滑度合いが粗いほど、少なくとも主走査方
向の画素密度を下げるように、記録面の平滑度とこれに
対応する画素密度との関係を予め記憶する手段と、入力
された平滑度に基づき記憶手段から対応する画素密度を
求める手段と、この画素密度に応じて1画素相当分の発
熱素子を1まとまりとして駆動して、画像データを記録
する手段とから構成したものである。なお、前記熱記録
は溶融型熱転写記録であることが好ましい。
【0007】
【実施例】図2〜図4は、階調画像の記録状態を示すも
のである。サーマルヘッド10は、主走査方向に伸びた
発熱素子アレイ11を備え、この発熱素子アレイ11は
複数の発熱素子11a,11b,11c,・・・からな
る。各発熱素子は、主走査方向の長さがA、副走査方向
の長さがBの細長な形状をしている。例えば、Aは84
μmであり、Bは40μmである。
【0008】前記サーマルヘッド10と記録紙14は、
副走査方向に連続的又は間欠的に相対移動する。記録紙
14にはインクフイルム15(図6参照)が密着してお
り、このインクフイルム15の背後からサーマルヘッド
10で加熱し、溶融又は軟化したインクを記録紙14に
転写する。この溶融したインクは、各画素16内にハッ
チングで示すインクドット17を形成する。この実施例
では、サーマルヘッド10の送りピッチが4μmであ
り、各インクドット17は、40μmから4μmずつ増
加してゆく。
【0009】主走査方向の画素密度は、図1に示すよう
に、記録紙14の記録面の平滑度に応じて変化する。す
なわち、図2に示すように、平滑度が高い高画質紙14
を用いる時には、1個の発熱素子で1個の画素16を記
録するために、主走査方向の画素密度は12ドット/m
mとなる。そして、この時の画素サイズは、主走査方向
及び副走査方向の長さがA×L1である。ここで、副走
査方向の長さL1は、電気的に制御されるものであり、
画素が正方形であれば、例えば84×84μmとなる。
また、図3に示すように、普通紙14aを用いる時に
は、隣合う2個の発熱素子で1個の画素20を構成する
ために、主走査方向の画素密度は6ドット/mmとな
る。そして、この時の画素サイズは、主走査方向及び副
走査方向の長さが2A×L2(例えば168×168μ
m)となる。更に、図4に示すように、ラフ紙14bを
用いる時には、隣合う3個の発熱素子で1個の画素21
を構成するために、画素密度は4ドット/mmとなる。
この時の画素サイズは、主走査方向及び副走査方向の長
さが3A×L3(252×252μm)となる。
【0010】このように、用いる記録紙14,14a,
14bの記録面の平滑度に応じて、主走査方向でのイン
クドット17,17a,17bの長さを変え、平滑度が
低く粗い面である場合には、インクドットの長さを平滑
度が高い平滑面に比べて長くしているため、図5に示す
ように、表面が粗くなってもインクドットが長くなった
分だけインクの付着性が向上して、これによりボイド2
3の発生が少なくなる。すなわち、短いインクドット1
7は、普通紙14aやラフ紙14bの表面の凹凸によ
り、付着箇所が少なくなり、これによりボイド23が発
生する。また、2個の発熱素子によるインクドット17
aの場合には、普通紙14aではボイド23の発生もな
く良好であるが、ラフ紙14bになるとその凹凸により
付着箇所が少なくなり、ボイド23が発生する。また、
3個の発熱素子によるインクドット17bの場合には、
ラフ紙14bであっても、その長さが長い分だけ付着箇
所が増すため、ボイド23は発生することがない。
【0011】図6は、本発明を実施する溶融型熱転写プ
リンタを示すものである。記録紙14は、プラテンドラ
ム25の外周に巻き付けられており、また、先端がクラ
ンプ部材26で固定されている。このプラテンドラム2
5は、パルスモータ27によって、一定ピッチ(4μ
m)ずつ間欠回転される。インクフイルム15は、イン
ク面が記録紙14に密着した状態で、ガイドローラ2
8,29に沿って移動される。これらのガイドローラ2
8,29の間に、サーマルヘッド10が配置され、イン
クフイルム15を背後から加熱する。
【0012】TVカメラやスキャナー等の画像入力部3
1から取り込まれた階調画像の画像データは、A/D変
換器32によってアナログ信号からデジタル信号に変換
されてフレームメモリ34にいったん書き込まれる。こ
のフレームメモリ34から読み出された各画素の画像信
号は、画像信号処理部35に送られ、ここで階調補正さ
れる。コントローラ36には、モードセレクタ37が接
続されている。モードセレクタ37は、記録紙選択つま
み38を備えており、これの操作により、平滑度が高い
高画質紙と、平滑度が中ほどの普通紙と、平滑度が低く
粗いラフ紙との3種のモード信号をコントローラ36に
送る。
【0013】コントローラ36は、この記録紙モード信
号により、間引き回路40を制御して、高画質紙モード
時には、データを間引くことなく、そのまま画像信号を
テーブルメモリ41に送る。また、普通紙モード時に
は、X及びY方向で偶数番のデータを間引き、この間引
いた偶数番のデータを隣接する奇数番の画像データと入
替え、この画像信号をテーブルメモリ41に書き込む。
更に、ラフ紙モード時には、X及びY方向で3個に2個
の割合で間引き、この間引いた箇所のデータを残った1
個の画像データと入替え、この画像信号をテーブルメモ
リ41に書き込む。
【0014】テーブルメモリ41は、予め階調制御デー
タを格納しており、各画素ごとの画像データを、サーマ
ルヘッド10の各発熱素子を駆動する駆動時間データに
変換し、ラインバッファメモリ42に格納する。このラ
インバッファメモリ42からの1ライン分の画像データ
は、1ライン毎にゲート43に送られる。ゲート43に
はパルス発生器45が接続されている。パルス発生器4
5は、周知のように発熱素子をインク溶融温度に立ち上
げる周期の長い1個の立ち上げ用パルスと、発熱素子の
温度を一定レベルに維持する周期の短いパルス列とから
なる定常パルスを発生する。そして、ゲート43は、ラ
インバッファメモリ42からの駆動時間データの長さに
応じてパルス列の長さを変えた定常パルスを通過させる
ことにより、駆動パルスをドライバ46に出力する。ド
ライバ46は駆動パルスにしたがってサーマルヘッド1
0を駆動し、各発熱素子を所定時間発熱させる。これに
より、記録紙14には、中間調の画像が記録される。
【0015】コントローラ36は、更に、サーマルヘッ
ド10の駆動に同期させてドライバ46及びパルスモー
タ27を介してプラテンドラム25を回転する。これに
より、記録紙14の記録面の平滑度に応じて、記録面が
平坦な高画質紙のときには、図2に示すように、画素サ
イズが1個の発熱素子の長さAの正方形(84×84μ
m)となり、画素密度が12ドット/mmとなる中間調
画像が記録される。また、普通紙のときには、図3に示
すように、画素サイズが2個の発熱素子の長さ2Aの正
方形(168×168μm)となり、画素密度が6ドッ
ト/mmとなる中間調画像が記録される。また、ラフ紙
のときには、図4に示すように、画素サイズが3個の発
熱素子となり、画素密度が4ドット/mmとなる中間調
画像が記録される。
【0016】なお、前記実施例は、ラインプリンタであ
るが、本発明はシリアルプリンタに対しても適用するこ
とができるものである。このシリアルプリンタでは、サ
ーマルヘッドが副走査方向に移動し、記録紙が主走査方
向に移動する。また、シアン,マゼンタ,イエローのイ
ンクフイルムを使用するカラープリンタに対しても本発
明を利用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録紙の記録面の平滑度合いが粗いほど、主走査
方向及び副走査方向の画素密度を下げ、1画素当たりの
面積を大きくして記録したから、記録面が粗い記録紙に
対しても付着面積を大きくして確実にインクが転写され
るため、ボイド(インク抜け)の発生を少なくすること
ができる。特に、主走査方向でも画素密度を下げている
ため、インクの付着面積を確実に大きくすることがで
き、ドット抜けを効果的に防止することができる。ま
た、平滑度合いが粗いほど画素密度を下げる構成によ
り、高質紙、普通紙、ラフ紙などの複数種類に対して、
的確な画素密度で記録することができる。これにより、
画素密度を下げることによる印画品質の低下を最小限に
抑えつつ、効率よくドット抜けを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱記録方法を示すフローチャートであ
る。
【図2】サーマルヘッドと、これで記録された高画質紙
上のインクドットとを示す説明図である。
【図3】サーマルヘッドと、これで記録された普通紙上
のインクドットとを示す説明図である。
【図4】サーマルヘッドと、これで記録されたラフ紙上
のインクドットとを示す説明図である。
【図5】記録紙の表面の粗さに応じた各インクドットの
転写状態を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の熱記録装置の概略を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 11 発熱素子アレイ 14,14a,14b 記録紙 16,20,21 画素 17,17a,17b インクドット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
    サーマルヘッドを用い、画像を記録紙に記録する熱記録
    方法において、 前記記録紙の記録面の平滑度合いが粗いほど、主走査方
    及び副走査方向の画素密度を下げ、1画素当たりの面
    積を大きくして記録することを特徴とする熱記録方法。
  2. 【請求項2】 前記熱記録は溶融型熱転写記録であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱記録方法。
  3. 【請求項3】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
    サーマルヘッドを用い、画像を記録紙に記録する熱記録
    装置において、 前記記録紙の記録面の平滑度合いを入力する手段と、前
    記記録面の平滑度合いが粗いほど、主走査方向の画素密
    度を下げるように、記録面の平滑度とこれに対応する画
    素密度との関係を予め記憶する手段と、入力された平滑
    度に基づき記憶手段から対応する画素密度を求める手段
    と、この画素密度に応じて1画素相当分の発熱素子を1
    まとまりとして駆動して、画像データを記録する手段と
    を有することを特徴とする熱記録装置。
  4. 【請求項4】 前記熱記録は溶融型熱転写記録であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の熱記録装置。
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