JP2883239B2 - 熱記録方法 - Google Patents

熱記録方法

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JP2883239B2
JP2883239B2 JP4046957A JP4695792A JP2883239B2 JP 2883239 B2 JP2883239 B2 JP 2883239B2 JP 4046957 A JP4046957 A JP 4046957A JP 4695792 A JP4695792 A JP 4695792A JP 2883239 B2 JP2883239 B2 JP 2883239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間調画像を記録する
ための熱記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱記録には、インクフイルムのインクを
記録紙に転写する熱転写記録と、感熱記録紙を加熱して
発色させる感熱記録とがある。熱転写記録には、熱エネ
ルギーに応じて記録紙に転写されるインク量が変化する
昇華型と、軟化又は溶融したインクを記録紙に転写する
溶融型とがある。例えば、溶融型熱転写記録では、多数
の発熱素子を主走査方向に配列したサーマルヘッドを用
い、これをインクフイルムの背後に押し当て、軟化又は
溶融したインクを記録紙に転写する。記録紙とサーマル
ヘッドとが1画素分だけ副走査方向に相対移動する間
に、発熱素子の通電時間,電流パルスの個数を調節する
ことで、1画素内に記録されるインクドットの副走査方
向の長さを変えて、中間調を表現することができる。
【0003】インクドットの副走査方向の長さを変えて
中間調を表現する場合には、主走査方向に伸びたライン
が現れるため、絵柄によってはモアレが発生する。そこ
で、本出願人は、主走査方向において奇数番となる画素
と偶数番となる画素との間で、一方の画素を副走査方向
の長さの1/2だけずらすようにした熱記録方法を提案
した(特願平2ー163726号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した画素の半ピッ
チずらしは、モアレ防止に有効であるが、画素の位置を
ずらすことにより、解像度が低下してしまうという問題
がある。
【0005】本発明は、解像度を低下させることなく、
モアレの発生を防止することができる熱記録方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主走査方向で奇数番となる画素と偶数番
となる画素との間で、一方の画素は一端から他端に向か
ってインクドットを増やすドットパターンを用い、他方
の画素は反対方向に向かってインクドットを増やすドッ
トパターンを用いて記録するとともに、これらのドット
パターンを副走査方向の1ラインごとに入れ替えて各イ
ンクドットが2ライン分連続するようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】図2において、複数の発熱素子10a,10
b,10cが主走査方向Mに沿って配列されている。発
熱素子10aは画素11a,12aを記録し、発熱素子
10bは画素11b,12bを記録する。画素11a,
11bは第1ライン上に位置し、画素12a,12bは
第2ラインに位置している。また、画素11a,12a
は第1列上に位置し、画素11b,12bは第2列上に
位置している。各画素は、主走査方向M及び副走査方向
Sの長さがL(例えば160μm)となっている。この
実施例では、各発熱素子は、主走査方向Mの長さが16
0μmであり、副走査方向Sの長さが20μmである。
【0008】画素11a,11bは、8個のサブライン
13a〜13hに仮想的に区画され、記録紙26(図5
参照)が副走査方向Sへ単位送り量(例えば20μm)
だけ搬送される際に、階調レベルに応じて各サブライン
13a〜13hにインクドットが記録される。各サブラ
イン13a〜13h内には、ある1ラインにおけるイン
クドットの記録順を表す数字が付してある。また、同様
に画素12a,12bも8個のサブライン14a〜14
hに区画され、次のラインにおけるインクドットの記録
順を表す数字が付してある。
【0009】図3の(A)に示すように、第1ラインに
おいて奇数番となる画素11aは、画素の上端から下端
に向かってインクドットの面積が増えるドットパターン
で記録される。即ち、階調レベル「0」では、サブライ
ンのいずれにもインクドットが記録されず、階調レベル
「1」では、発熱素子10aが1回通電され、ハッチン
グで示すように、サブライン13aにインクドットを記
録する。階調レベル「2」では、発熱素子10aが2回
通電され、サブライン13aと13bにインクドットを
記録する。また、階調レベル「10」では、発熱素子1
0aが8回通電され、サブライン13a〜13hの全て
にインクドットを記録する。
【0010】図3の(B)に示すように、偶数番となる
画素11bは、画素11aとは逆に画素の下端から上端
に向かってインクドットの面積が増えるドットパターン
で記録される。即ち、階調レベル「1」では、発熱素子
10bがサブライン13hに対面したタイミングで1回
通電され、サブライン13hにインクドットを記録す
る。階調レベル「2」では、発熱素子10bが2回通電
され、サブライン13gと13hにインクドットを記録
する。また、階調レベル「5」では、発熱素子10bが
5回通電され、サブライン13d〜13hにインクドッ
トを記録する。
【0011】そして、次の第2ラインでは、奇数番のド
ットパターンと偶数番のドットパターンとが入れ替わ
る。即ち、奇数番の画素12aは図3の(B)に示した
ドットパターンで記録され、偶数番の画素12bは図3
の(A)に示したドットパターンで記録される。
【0012】図4は、5×4の画素の階調レベルを表
す。この階調レベルに基づいて熱記録を行うと、図1に
示すようなパターンでインクドットが記録される。この
記録状態から分るように、ハッチングで示すインクドッ
トは、副走査方向に繋がり、その繋がったインクドット
が適当に散らばっているので、主走査方向Mに列なった
ラインが形成されず、モアレの発生を抑えることができ
る。しかも、画素の位置を副走査方向Sにずらしていな
いため、解像度が低下しない。また、副走査方向に繋が
ることによってインクドットのサイズが大きくなるの
で、記録画像がざらついた感じにならないとともに、凹
凸のある普通紙に対してもインクの付着が良好になって
記録特性が向上する。
【0013】図5は、本発明を実施する溶融型熱転写プ
リンタを示すものである。パルスモータ20の駆動軸に
歯付きプーリ21が固定されており、この歯付きプーリ
21と大径の歯付きプーリ24にタイミングベルト(歯
付きベルト)22が掛けられている。この歯付きプーリ
24は、プラテン23の側面に固定されているため、パ
ルスモータ20によってプラテン23が副走査方向に回
転する。
【0014】記録紙26とインクフイルム27とは、重
なった状態でプラテン23に支持されている。これらの
記録紙26とインクフイルム27とは、ガイドローラ2
8,29によって、プラテン23の外周の一部に密着す
るように押圧されており、プラテン23の回転によっ
て、記録紙26とインクフイルム27とが一緒に矢線で
示す副走査方向に搬送される。これらのガイドローラ2
8,29の間に、サーマルヘッド30が配置され、イン
クフイルム27を背後から加熱する。
【0015】図6はヘッド駆動部の一例を示すものであ
る。ビデオテープレコーダやスキャナーから入力された
画像データは、フレームメモリ35に書き込まれる。記
録時に、コントローラ36は、階調レベルを表す画像デ
ータをフレームメモリ35から1ラインずつ読み出す。
この読出し時に、コントローラ36は、セレクタ37を
作動させて、主走査方向で奇数番となる画素と、偶数番
となる画素とに振り分ける。奇数番の画素の画像データ
はラインメモリ38に送られ、偶数番の画素の画像デー
タはラインメモリ39に送られる。
【0016】前記ラインメモリ38,39に書き込まれ
た画像データは、バッファメモリ40,41へ転送され
る。コントローラ36は、図3(A)に示すドットパタ
ーンを記録するための駆動データと、図3(B)に示す
ドットパターンを記録するための駆動データの一方をL
UT42に書き込み、他方の駆動データをLUT43に
書き込む。これらの駆動データは、1ラインを記録する
ごとに、入れ替えられる。
【0017】前記駆動データは8ビットで構成され、イ
ンクドットを記録するためのサブラインには「1」が割
り当てられている。図3(A)に示すドットパターンに
おいては、例えば、階調レベル「0」で「000000
00」の駆動データを出力し、階調レベル「4」で「1
1110000」の駆動データを出力する。また、図3
(B)に示すドットパターンにおいては、例えば、階調
レベル「1」で「00000001」の駆動データを出
力し、階調レベル「5」で「00011111」の駆動
データを出力する。
【0018】1ライン分の画素の駆動データは、サブラ
イン毎に順番に取り出されてシリアル信号を形成し、こ
のシリアル信号がシフトレジスタ44,45に送られ
る。このシフトレジスタ44,45は、シリアル信号を
パラレル信号に変換し、スイッチング回路46,47に
送る。発熱素子アレイ48は、多数の発熱素子10a,
10b,・・からなり、これらが主走査方向に一列に並
んでいる。スイッチング回路46は、発熱素子アレイ4
8中の奇数番の発熱素子の通電を制御し、スイッチング
回路47は偶数番の発熱素子の通電を制御する。
【0019】熱記録に際しては、パルスモータ20の回
転が、タイミングベルト22を介してプラテン23に伝
達される。このプラテン23は、記録紙26にインクフ
イルム27を重ねた状態で、矢線で示す副走査方向に単
位送り量(例えば20μm)ずつ搬送する。この搬送中
に、サーマルヘッド30は、発熱素子アレイ48を通電
し、インクフイルム27の背後を加熱し、溶融又は軟化
したインクを記録紙26に転写し、インクドットを記録
する。
【0020】インクドットの記録に際しては、1ライン
分の画像データは、8ビットの画像データに変換され
る。この第1番目のビットで発熱素子アレイ48の通電
が制御され、第1番目のサブライン13aにインクドッ
トを記録する。次に、プラテン23を回転して、記録紙
26とインクフイルム27とを単位送り量だけ搬送す
る。この後に、第2番目のビットで発熱素子アレイ48
の通電を制御し、第2番目のサブライン13bにインク
ドットを記録する。以下、同様にして第8番目のサブラ
イン13hまでにインクドットを記録する。この8本の
サブライン13a〜13hの記録によって、1画素の記
録が終了する。
【0021】このように第1ライン目の画素の記録が終
了すると、コントローラ36は、LUT42に書き込ん
である駆動データと同じものをLUT43に書き込み、
そしてLUT43に書き込まれていた駆動データと同じ
ものをLUT42に書き込む。この駆動データの書き込
み後に、前述した手順で第2ラインの画素を記録する。
【0022】前記実施例では、単位送り量が発熱素子の
副走査方向の長さと同じであるが、更に高階調を表現す
る場合には、単位送り量を小さくして、サブラインの副
走査方向の長さを狭くするのがよい。例えば、発熱素子
の副走査方向の長さを20μmとし、単位送り量を4μ
mとした場合には、第1番目のサブラインは20μmで
あるが、第2番目以降のサブラインは4μmとなる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、主走査方向における偶数番と奇数番の画素の間
で、画素の位置をずらす代わりに、増減方向が逆方向の
ドットパターンでインクドットを記録するとともに、こ
のドットパターンを副走査方向の1ラインごとに入れ替
えるようにしたから、インクドットを適当に散らばらせ
ることができ、解像度を低下させることなく、モアレの
発生をなくすことができる。また、各インクドットが2
ライン分連続することにより、インクドットのサイズが
大きくなるから、普通紙に対する記録特性が向上すると
いう効果も得られる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、主走査方向における偶数番と奇数番の画素の間
で、画素の位置をずらす代わりに、増減方向が逆方向の
ドットパターンでインクドットを記録するとともに、こ
のドットパターンを副走査方向の1ラインごとに入れ替
えるようにしたから、インクドットを適当に散らばらせ
ることができ、解像度を低下させることなく、モアレの
発生をなくすことができる。また、インクドットのサイ
ズが大きくなるから、普通紙に対する記録特性が向上す
るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示す20個の画素の階調レベルに応じ
て、インクドットを記録した状態を示す説明図である。
【図2】サブラインの記録順を示す説明図である。
【図3】(A),(B)は隣合う画素のドットパターン
を各々示す。
【図4】20個の画素の階調レベルを示す説明図であ
る。
【図5】本発明を実施する溶融型熱転写プリンタを示す
概略図である。
【図6】ヘッド駆動部のブロック図である。
【符号の説明】
10a〜10c 発熱素子 11a,11b,12a,12b 画素 13a〜13h,14a〜14h サブライン M 主走査方向 S 副走査方向 23 プラテン 26 記録紙 27 インクフイルム 30 サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/36 B41J 2/485 B41J 2/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子を主走査方向に配列した
    サーマルヘッドを用い、画素内に記録されるインクドッ
    トの副走査方向における長さを変えて階調を表現する熱
    記録方法において、 主走査方向で奇数番となる画素と偶数番となる画素との
    間で、一方の画素は一端から他端に向かってインクドッ
    トを増やすドットパターンを用い、他方の画素は反対方
    向に向かってインクドットを増やすドットパターンを用
    いて記録するとともに、これらのドットパターンを副走
    査方向の1ラインごとに入れ替えて各インクドットが2
    ライン分連続するようにしたことを特徴とする熱記録方
    法。
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JPH023345A (ja) * 1988-06-20 1990-01-08 Fujitsu Ltd サーマルラインヘッドの分割駆動方法
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