JP2643532B2 - 溶融型熱転写記録方法 - Google Patents
溶融型熱転写記録方法Info
- Publication number
- JP2643532B2 JP2643532B2 JP2124474A JP12447490A JP2643532B2 JP 2643532 B2 JP2643532 B2 JP 2643532B2 JP 2124474 A JP2124474 A JP 2124474A JP 12447490 A JP12447490 A JP 12447490A JP 2643532 B2 JP2643532 B2 JP 2643532B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width
- recording
- heating element
- thermal head
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオ画像等の画像をハードコピーするビ
デオプリンタ等に用いられ、熱溶融したインクを記録紙
に転写することによって中間調画像を記録する溶融型熱
転転写記録方法に関するものである。
デオプリンタ等に用いられ、熱溶融したインクを記録紙
に転写することによって中間調画像を記録する溶融型熱
転転写記録方法に関するものである。
画像の記録方法としてインクフイルムの背後から加熱
して熱溶融又は軟化したインクを普通紙に転写する溶融
型熱転写記録方式が知られている。この溶融型熱転写記
録方式は、インクを転写するものであるから、文字,線
画等の二値画像の記録に適している。しかし、最近例え
ば本出願人から提出された特願平2−15886号に記載さ
れているように、記録紙搬送方向(副走査方向)の幅が
これと直角方向(主走査方向)の長さより狭い発熱素子
を備えたサーマルヘッドを用い、発熱素子の副走査方向
の幅を単位記録幅とし、この単位記録幅ずつ記録紙を間
欠送りしながら、各発熱素子を画像データに応じて通電
し、1記録画素(ドット)内での記録面積を変えて階調
表現を行うようにした溶融型熱転写記録方法が提案され
ている。
して熱溶融又は軟化したインクを普通紙に転写する溶融
型熱転写記録方式が知られている。この溶融型熱転写記
録方式は、インクを転写するものであるから、文字,線
画等の二値画像の記録に適している。しかし、最近例え
ば本出願人から提出された特願平2−15886号に記載さ
れているように、記録紙搬送方向(副走査方向)の幅が
これと直角方向(主走査方向)の長さより狭い発熱素子
を備えたサーマルヘッドを用い、発熱素子の副走査方向
の幅を単位記録幅とし、この単位記録幅ずつ記録紙を間
欠送りしながら、各発熱素子を画像データに応じて通電
し、1記録画素(ドット)内での記録面積を変えて階調
表現を行うようにした溶融型熱転写記録方法が提案され
ている。
ところで、上記記録方法では、発熱素子の副走査方向
での幅が単位記録幅となっているため、記録画像の階調
性を向上させるためには、発熱素子の副走査方向の幅を
狭くする必要がある。しかしながら、これにはサーマル
ヘッドの耐久性及び製造コスト等の面で限界があり、よ
り高い階調性を得るのが困難であった。
での幅が単位記録幅となっているため、記録画像の階調
性を向上させるためには、発熱素子の副走査方向の幅を
狭くする必要がある。しかしながら、これにはサーマル
ヘッドの耐久性及び製造コスト等の面で限界があり、よ
り高い階調性を得るのが困難であった。
本発明は、発熱素子の幅を特別に狭くすることなく、
高い階調性を備えた画像を記録することができる溶融型
熱転写記録方法を提供することを目的とするものであ
る。
高い階調性を備えた画像を記録することができる溶融型
熱転写記録方法を提供することを目的とするものであ
る。
上記目的を達成するために、本発明の溶融型熱転写記
録方法は、サーマルヘッドを記録紙に対して相対的に単
位送り幅ずつ間欠移動させるとともに、この単位送り幅
を発熱素子の副走査方向の幅より狭くし、この単位送り
幅ごとに発熱素子を駆動し、記録すべき画素の濃度に応
じて各発熱素子による1ないし複数回の通電による1記
録画素形成過程での記録紙搬送方向の最終適な記録長を
制御するようにしたものである。
録方法は、サーマルヘッドを記録紙に対して相対的に単
位送り幅ずつ間欠移動させるとともに、この単位送り幅
を発熱素子の副走査方向の幅より狭くし、この単位送り
幅ごとに発熱素子を駆動し、記録すべき画素の濃度に応
じて各発熱素子による1ないし複数回の通電による1記
録画素形成過程での記録紙搬送方向の最終適な記録長を
制御するようにしたものである。
上記構成によれば、記録紙とサーマルヘッドとは、発
熱素子の副走査方向の幅より狭い単位送り幅で相対的に
間欠移動される。そして、この単位送り幅ごとに発熱素
子が記録すべき画素の濃度に応じて駆動される。したが
って、記録幅が発熱素子の幅より狭い幅で変わるので、
特別に幅の狭い発熱素子を使用することなく、高階調の
画像記録を行うことができる。
熱素子の副走査方向の幅より狭い単位送り幅で相対的に
間欠移動される。そして、この単位送り幅ごとに発熱素
子が記録すべき画素の濃度に応じて駆動される。したが
って、記録幅が発熱素子の幅より狭い幅で変わるので、
特別に幅の狭い発熱素子を使用することなく、高階調の
画像記録を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
る。
本発明を実施した溶融型熱転写記録装置の構成を示す
第1図において、TVカメラやスキャナー等の画像入力部
11から取り込まれた各画素の画像信号は、A/D変換器12
によって諧調ステップを表す画像データに変換されてフ
レームメモリ14にいったん書き込まれる。このフレーム
メモリ14から読み出された各画素の画像データは、画像
信号処理部15に送られ、ここで階調補正されてテーブル
メモリ16に送出される。
第1図において、TVカメラやスキャナー等の画像入力部
11から取り込まれた各画素の画像信号は、A/D変換器12
によって諧調ステップを表す画像データに変換されてフ
レームメモリ14にいったん書き込まれる。このフレーム
メモリ14から読み出された各画素の画像データは、画像
信号処理部15に送られ、ここで階調補正されてテーブル
メモリ16に送出される。
このテーブルメモリ16には、各諧調ステップをこれに
対応したNビットの駆動データに変換する変換テーブル
が記憶されており、入力された各画素の画像データは例
えば12ビットの駆動データに変換される。なお、本実施
例では説明の便宜上画像データのデータ幅を12ビットと
したが、例えば32ビットや64ビットとすることによりさ
らにきめ細かな中間調を表現することができる。この駆
動データはラインバッファメモリ17に格納される。この
ラインバッファメモリ17から読み出された1ライン分の
駆動データは、サーマルヘッドドライバ18に送出され
る。
対応したNビットの駆動データに変換する変換テーブル
が記憶されており、入力された各画素の画像データは例
えば12ビットの駆動データに変換される。なお、本実施
例では説明の便宜上画像データのデータ幅を12ビットと
したが、例えば32ビットや64ビットとすることによりさ
らにきめ細かな中間調を表現することができる。この駆
動データはラインバッファメモリ17に格納される。この
ラインバッファメモリ17から読み出された1ライン分の
駆動データは、サーマルヘッドドライバ18に送出され
る。
サーマルヘッドドライバ18は、入力された駆動データ
に従い、第2図(B)に示すような駆動パルスP1,P2,・
・・をサーマルヘッド21に送出して各発熱素子を発熱さ
せる。このサーマルヘッド21には、記録紙搬送方向(副
走査方向)の幅Wが例えば20μmでこれと直角方向(主
走査方向)の長さが120μm程度の発熱素子23が主走査
方向に複数個ライン状に並べられている。サーマルヘッ
ド21の下方にはプラテン24が設けられており、これらの
間にはインクシート25,記録紙26が重ね合わされなが
ら、樹脂ローラ27,ゴムローラ28によって発熱素子23の
幅Wより狭い単位送り幅,例えばW/2(10μm)ずつ間
欠的に搬送される。そして、記録紙26が単位送り幅分移
送されるごとに、各発熱素子23が、前記駆動パルスP1,P
2,・・・によって駆動される。
に従い、第2図(B)に示すような駆動パルスP1,P2,・
・・をサーマルヘッド21に送出して各発熱素子を発熱さ
せる。このサーマルヘッド21には、記録紙搬送方向(副
走査方向)の幅Wが例えば20μmでこれと直角方向(主
走査方向)の長さが120μm程度の発熱素子23が主走査
方向に複数個ライン状に並べられている。サーマルヘッ
ド21の下方にはプラテン24が設けられており、これらの
間にはインクシート25,記録紙26が重ね合わされなが
ら、樹脂ローラ27,ゴムローラ28によって発熱素子23の
幅Wより狭い単位送り幅,例えばW/2(10μm)ずつ間
欠的に搬送される。そして、記録紙26が単位送り幅分移
送されるごとに、各発熱素子23が、前記駆動パルスP1,P
2,・・・によって駆動される。
前記樹脂ローラ27,ゴムローラ28はパルスモータ29,30
でそれぞれ駆動され、これらはモータドライバ32,33を
介して制御回路35によって制御される。この制御回路35
は、モータドライバ32,33の他に、前記フレームメモリ1
4,画像信号処理部15,テーブルメモリ16,ラインバッファ
メモリ17,サーマルヘッドドライバ18に接続されてお
り、これらの同期をとりながら装置全体の制御を行う。
でそれぞれ駆動され、これらはモータドライバ32,33を
介して制御回路35によって制御される。この制御回路35
は、モータドライバ32,33の他に、前記フレームメモリ1
4,画像信号処理部15,テーブルメモリ16,ラインバッファ
メモリ17,サーマルヘッドドライバ18に接続されてお
り、これらの同期をとりながら装置全体の制御を行う。
以上のように構成された溶融型熱転写記録装置の作用
を説明する。転写や絵画等の中間調画像は画像入力部11
によって画像信号に変換され、得られた画像信号がA/D
変換器12を介してフレームメモリ14に書き込まれる。プ
リント時には、フレームメモリ14から読み出された画像
データが画像信号処理部15によって階調補正された後、
テーブルメモリ16に送出される。
を説明する。転写や絵画等の中間調画像は画像入力部11
によって画像信号に変換され、得られた画像信号がA/D
変換器12を介してフレームメモリ14に書き込まれる。プ
リント時には、フレームメモリ14から読み出された画像
データが画像信号処理部15によって階調補正された後、
テーブルメモリ16に送出される。
このテーブルメモリ16により、各画素の画像データは
12ビットの駆動データにそれぞれ変換される。この駆動
データは、例えば「11000・・・0」,「101100・・・
0」,・・・のようなデジタルデータであり、各ライン
ごとにラインバッファメモリ17に書き込まれる。そし
て、制御回路35により順次1ライン分の駆動データがラ
インバッファメモリ17から読み出されてサーマルヘッド
ドライバ18に送出される。
12ビットの駆動データにそれぞれ変換される。この駆動
データは、例えば「11000・・・0」,「101100・・・
0」,・・・のようなデジタルデータであり、各ライン
ごとにラインバッファメモリ17に書き込まれる。そし
て、制御回路35により順次1ライン分の駆動データがラ
インバッファメモリ17から読み出されてサーマルヘッド
ドライバ18に送出される。
一方、パルスモータ29,30には、モータドライバ32,33
から第2図(A)に示すような搬送パルスP0が供給され
ており、記録紙26は単位送り幅W/2ずつ間欠的に搬送さ
れている。そして、前記駆動データ「11000・・・0」
の最初のビット「1」がサーマルヘッドドライバ18に送
出されると、同図(B)に示すように、駆動パルスP1が
サーマルヘッドドライバ18からサーマルヘッド21に送出
され、対応する発熱素子23が発熱される。この直後に記
録紙26が単位送り幅W/2だけ搬送されてインクシート25
のインクが幅Wで記録紙26に転写される。
から第2図(A)に示すような搬送パルスP0が供給され
ており、記録紙26は単位送り幅W/2ずつ間欠的に搬送さ
れている。そして、前記駆動データ「11000・・・0」
の最初のビット「1」がサーマルヘッドドライバ18に送
出されると、同図(B)に示すように、駆動パルスP1が
サーマルヘッドドライバ18からサーマルヘッド21に送出
され、対応する発熱素子23が発熱される。この直後に記
録紙26が単位送り幅W/2だけ搬送されてインクシート25
のインクが幅Wで記録紙26に転写される。
続いて、第2ビットの「1」がサーマルヘッドドライ
バ18に送出されて駆動パルスP2がサーマルヘッド21に入
力され、再び発熱素子23が発熱される。そして、記録26
が単位送り幅W/2だけ搬送されると、最初の駆動パルスP
1による転写と同様に幅Wの転写が行われる。しかし、
1回目の転写と2回目の転写との間に記録紙26が搬送さ
れた距離は単位送り幅W/2だけであるから、転写された
インク幅とこれに対応した駆動パルスとの関係を示す同
図(C)で分かるように、2回目の転写幅Wは最初の転
写幅Wに半分だけ重なって転写される。したがって、駆
動パルスP1,P2による合計転写幅は(3/2)・Wとなる。
バ18に送出されて駆動パルスP2がサーマルヘッド21に入
力され、再び発熱素子23が発熱される。そして、記録26
が単位送り幅W/2だけ搬送されると、最初の駆動パルスP
1による転写と同様に幅Wの転写が行われる。しかし、
1回目の転写と2回目の転写との間に記録紙26が搬送さ
れた距離は単位送り幅W/2だけであるから、転写された
インク幅とこれに対応した駆動パルスとの関係を示す同
図(C)で分かるように、2回目の転写幅Wは最初の転
写幅Wに半分だけ重なって転写される。したがって、駆
動パルスP1,P2による合計転写幅は(3/2)・Wとなる。
次に、第3ビットの「0」がサーマルヘッドドライバ
18に送出されると、同図(B)に示すように、駆動パル
スはサーマルヘッド21に送出されず、記録紙26が搬送さ
れてもインクの転写は行なわれない。したがって、以下
インクの転写は行なわれず、前記駆動データ「11000・
・・0」に対応した1記録画素の転写幅は、同図(D)
に示すように、駆動パルスP1,P2による(3/2)・Wだけ
となる。
18に送出されると、同図(B)に示すように、駆動パル
スはサーマルヘッド21に送出されず、記録紙26が搬送さ
れてもインクの転写は行なわれない。したがって、以下
インクの転写は行なわれず、前記駆動データ「11000・
・・0」に対応した1記録画素の転写幅は、同図(D)
に示すように、駆動パルスP1,P2による(3/2)・Wだけ
となる。
同様に、次の駆動データ「101100・・・0」について
も駆動パルスP3,P4,P5が発熱素子23に順次送出される
が、同図(B)に示すように、駆動パルスP3,P4の間に
は駆動パルスが送出されない。そして、この間にパルス
モータ29,30に搬送パルスP0が2個送出され、記録紙26
が単位送り幅W/2の2単位分,即ち幅Wだけ搬送される
ので、駆動パルスP3,P4による各転写幅Wは互いに重な
り合うことなく合計2Wの転写幅となる。そして、次の駆
動パルスP5による転写幅Wの半分が駆動パルスP4による
転写幅Wの半分と重なるから、駆動データ「101100・・
・0」に対応した転写幅は、同図(C),(D)に示す
ように、(5/2)・Wとなる。以下同様に、駆動パルスP
6,P7,P8,P9による転写幅は(7/2)・Wとなり、駆動パ
ルスP10,P11による転写幅は2Wとなる。
も駆動パルスP3,P4,P5が発熱素子23に順次送出される
が、同図(B)に示すように、駆動パルスP3,P4の間に
は駆動パルスが送出されない。そして、この間にパルス
モータ29,30に搬送パルスP0が2個送出され、記録紙26
が単位送り幅W/2の2単位分,即ち幅Wだけ搬送される
ので、駆動パルスP3,P4による各転写幅Wは互いに重な
り合うことなく合計2Wの転写幅となる。そして、次の駆
動パルスP5による転写幅Wの半分が駆動パルスP4による
転写幅Wの半分と重なるから、駆動データ「101100・・
・0」に対応した転写幅は、同図(C),(D)に示す
ように、(5/2)・Wとなる。以下同様に、駆動パルスP
6,P7,P8,P9による転写幅は(7/2)・Wとなり、駆動パ
ルスP10,P11による転写幅は2Wとなる。
このように、発熱素子23の副走査方向の幅Wの半分を
記録紙26の単位送り幅としたので、幅Wそのものを狭く
することなく、単位送り幅をWとした場合に比較してほ
ぼ倍の階調を得ることができる。
記録紙26の単位送り幅としたので、幅Wそのものを狭く
することなく、単位送り幅をWとした場合に比較してほ
ぼ倍の階調を得ることができる。
以上説明した実施例では、記録紙26の単位送り幅を発
熱素子23の副走査方向の幅Wの半分としたが、本発明は
これに限定されることなく、幅Wより狭い幅であれば単
位送り幅とすることができ、例えば幅Wの1/3,1/4,・・
・,1/n(nは整数)としてもよい。また、発熱素子の副
走査方向の幅と主走査方向の長さとがほぼ等しいような
サーマルヘッドにも応用することができる。
熱素子23の副走査方向の幅Wの半分としたが、本発明は
これに限定されることなく、幅Wより狭い幅であれば単
位送り幅とすることができ、例えば幅Wの1/3,1/4,・・
・,1/n(nは整数)としてもよい。また、発熱素子の副
走査方向の幅と主走査方向の長さとがほぼ等しいような
サーマルヘッドにも応用することができる。
以上の実施例ではモノクロハードコピーの作成につい
て説明したが、本発明はカラーハードコピーの作成にも
利用することもできる。インクシートとしてインク層を
1フレームの長さごとにイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)の3色の色分けして設けたものを
用いるとともに、画像信号処理回路15で階調補正の他に
色調補正を行い、テーブルメモリ16で画像のRGB各成分
の濃度をそれぞれYMCの転写時間に変換する。そして、
まず、例えばYの転写を1フレーム分行った後、ゴムロ
ーラ28を逆回転させて記録紙26を初期位置に戻すと同時
に、インクシートを次のMのインク層がサーマルヘッド
21の下方にセットされるように移送させる。そして、Y
の転写と同様にM,Cの転写を順次に行う。これによっ
て、YMC混合色による1枚のカラーハードコピーが作成
される。
て説明したが、本発明はカラーハードコピーの作成にも
利用することもできる。インクシートとしてインク層を
1フレームの長さごとにイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)の3色の色分けして設けたものを
用いるとともに、画像信号処理回路15で階調補正の他に
色調補正を行い、テーブルメモリ16で画像のRGB各成分
の濃度をそれぞれYMCの転写時間に変換する。そして、
まず、例えばYの転写を1フレーム分行った後、ゴムロ
ーラ28を逆回転させて記録紙26を初期位置に戻すと同時
に、インクシートを次のMのインク層がサーマルヘッド
21の下方にセットされるように移送させる。そして、Y
の転写と同様にM,Cの転写を順次に行う。これによっ
て、YMC混合色による1枚のカラーハードコピーが作成
される。
上記実施例は、サーマルヘッドと記録紙とを一次元に
相対移動して記録するラインプリンタであるが、本発明
は二次元に相対移動するシリアルプリンタに対しても適
用することができる。
相対移動して記録するラインプリンタであるが、本発明
は二次元に相対移動するシリアルプリンタに対しても適
用することができる。
以上詳細に説明したように、本発明の溶融型熱転写記
録方法によれば、サーマルヘッドを記録紙に対して相対
的に単位送り幅ずつ間欠移動させるとともに、この単位
送り幅を発熱素子の副走査方向の幅より狭くし、この単
位送り幅ごとに発熱素子を駆動し、記録すべき画素の濃
度に応じて副走査方向での記録幅を変えるようにしたの
で、発熱素子の副走査方向の幅を特別に狭くすることな
く、高階調の画像を記録することができるようになる。
録方法によれば、サーマルヘッドを記録紙に対して相対
的に単位送り幅ずつ間欠移動させるとともに、この単位
送り幅を発熱素子の副走査方向の幅より狭くし、この単
位送り幅ごとに発熱素子を駆動し、記録すべき画素の濃
度に応じて副走査方向での記録幅を変えるようにしたの
で、発熱素子の副走査方向の幅を特別に狭くすることな
く、高階調の画像を記録することができるようになる。
第1図は本発明を実施した熱溶融型転写記録装置の概略
を示すブロック図である。 第2図(A)はパルスモータを駆動させる搬送パルスの
波形図である。 第2図(B)は発熱素子を発熱させる駆動パルスの例を
示す波形図である。 第2図(C)は転写されたインク幅と駆動パルスとの関
係を示す説明図である。 第2図(D)は同図(B)に示した駆動パルスによって
インクが記録紙に転写された状況を示す説明図である。 16……テーブルメモリ 18……サーマルヘッドドライバ 21……サーマルヘッド 22……制御回路 23……発熱素子 24……プラテン 29,30……パルスモータ 32,33……モータドライバ。
を示すブロック図である。 第2図(A)はパルスモータを駆動させる搬送パルスの
波形図である。 第2図(B)は発熱素子を発熱させる駆動パルスの例を
示す波形図である。 第2図(C)は転写されたインク幅と駆動パルスとの関
係を示す説明図である。 第2図(D)は同図(B)に示した駆動パルスによって
インクが記録紙に転写された状況を示す説明図である。 16……テーブルメモリ 18……サーマルヘッドドライバ 21……サーマルヘッド 22……制御回路 23……発熱素子 24……プラテン 29,30……パルスモータ 32,33……モータドライバ。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の発熱素子を備えたサーマルヘッドを
記録紙に対して相対的に単位送り幅ずつ間欠移動させ、
サーマルヘッドと記録紙との間に配置された熱転写用イ
ンクフイルムのインクを熱溶融し、これを記録紙に転写
して画像を記録する溶融型熱転写記録方法において、 前記単位送り幅を発熱素子の記録紙搬送方向の幅より狭
くし、この単位送り幅ごとに発熱素子を駆動し、記録す
べき画素の濃度に応じて各発熱素子による1ないし複数
回の通電による1記録画素形成過程での記録紙搬送方向
の最終的な記録長を制御することを特徴とする溶融型熱
転写記録方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124474A JP2643532B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 溶融型熱転写記録方法 |
DE19914115881 DE4115881C2 (de) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | Thermisches Wachsübertragungs-Druckverfahren |
US08/024,813 US5297878A (en) | 1990-05-15 | 1993-03-01 | Method of thermal wax transfer printing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2124474A JP2643532B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 溶融型熱転写記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419163A JPH0419163A (ja) | 1992-01-23 |
JP2643532B2 true JP2643532B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=14886418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2124474A Expired - Fee Related JP2643532B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 溶融型熱転写記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2643532B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3174197B2 (ja) * | 1993-03-04 | 2001-06-11 | 富士写真フイルム株式会社 | 画像記録方法 |
US5607809A (en) | 1994-08-22 | 1997-03-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image receiving sheet and image forming method |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59191967A (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | 中間調画像記録方法 |
JPS6042074A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 感熱中間調記録方法 |
JPH01214459A (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-28 | Shinko Electric Co Ltd | 印刷方法 |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP2124474A patent/JP2643532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419163A (ja) | 1992-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04320860A (ja) | プリンタの記録ヘッド駆動装置 | |
JP2643532B2 (ja) | 溶融型熱転写記録方法 | |
JPH10109436A (ja) | カラー画像記録方法、カラー画像記録装置、及びカラー画像記録制御方法 | |
US5539442A (en) | Wax transfer type thermal printing method and apparatus | |
JPH05293995A (ja) | 溶融型熱転写記録方法 | |
JPH04336259A (ja) | 熱記録方法及び装置 | |
JP3020732B2 (ja) | サーマルプリント方法及びサーマルプリンタ | |
JP3574160B2 (ja) | シリアルサーマルプリント方法 | |
JP3174197B2 (ja) | 画像記録方法 | |
JP2577115B2 (ja) | 溶融型カラー熱転写記録方法 | |
JP3059573B2 (ja) | 熱記録方法及び装置 | |
JP3669020B2 (ja) | 熱転写型記録装置 | |
JP3078678B2 (ja) | カラー熱記録方法 | |
JPS62165474A (ja) | サ−マルプリンタ駆動制御方式 | |
JP3065844B2 (ja) | カラー画像記録方法 | |
JP3068729B2 (ja) | 画像記録方法 | |
JP3157965B2 (ja) | シリアルプリント方法 | |
JP2883239B2 (ja) | 熱記録方法 | |
JPH05116356A (ja) | 溶融型カラー熱転写記録方法 | |
JPH06305198A (ja) | シリアル熱転写プリント方法 | |
JP3310795B2 (ja) | シリアルサーマルプリンタ | |
JPH05155051A (ja) | カラー画像記録方法 | |
JPH06270450A (ja) | 溶融型熱転写記録方法 | |
JPS62246752A (ja) | 多色記録装置 | |
JPH08238806A (ja) | 多色画像記録方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |