JPH09234752A - 加飾成形品の製造方法 - Google Patents

加飾成形品の製造方法

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JPH09234752A
JPH09234752A JP8041539A JP4153996A JPH09234752A JP H09234752 A JPH09234752 A JP H09234752A JP 8041539 A JP8041539 A JP 8041539A JP 4153996 A JP4153996 A JP 4153996A JP H09234752 A JPH09234752 A JP H09234752A
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JP
Japan
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molding
resin
mold
decorative
decorative sheet
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Application number
JP8041539A
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English (en)
Inventor
Natsuki Morishita
夏樹 森下
Toshimitsu Tsuji
敏充 辻
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体状加飾部において、皺、膨れ、破れ等の
不良の発生のない、加飾成形品を得る製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 加飾シート3と熱硬化性成形材料4とを
重ね、これを加熱加圧して加飾成形品を製造するにあた
り、閉合時、稜線部を有する立体状型面を有する成形型
1、2を用い、加飾シート3に予め折り目31を設け、
この折り目31が上記成形型2の稜線部22に対峙する
ように型内に載置した後、型を閉じ、加熱加圧して加飾
シート3と成形材料4とを一体に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱硬化性成形材
料を成形型内で加熱加圧して成形品を成形する方法にお
いて、熱硬化性成形材料に加飾シートを積層することに
より各種意匠を発現できる加飾成形品を製造する方法に
関し、特に加飾部が立体状である加飾成形品の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラス繊維強化プラスチック
(以下、FRPという)製のバスタブ、バスユニット床
等のFRP成形品の製造方法としては、ハンドレイアッ
プ成形法、或いはスプレーアップ成形法といわれる成形
方法が広く用いられている。これらの方法においては、
1個の製品を生産するのに時間と工数を多く必要とする
ため、これらの生産性を格段に改良するものとして、シ
ート・モールディング・コンパウンド(以下、SMCと
いう)、バルク・モールディング・コンパウンド(以
下、BMCという)等の熱硬化性成形材料が開発され、
これを用いたプレス成形法が広く用いられるようになっ
ている。
【0003】しかしながら、このようなSMC或いはB
MCをプレス成形することにより得られる成形品は、成
形品全体の色が単1色に限られ、例えば赤なら成形品全
体が赤色のものしか生産できず、デザインの自由度が制
限されるものであった。
【0004】勿論、印刷、塗装等の後加工を行えば、適
宜意匠を付加することは可能であるが、この場合には複
雑な後加工の工程を要し、生産性の劣るものとなる。そ
こで、これらのFRP製品に模様を付す方法、即ち、加
飾方法として、加飾シート(例えば、ガラスクロス、ガ
ラスマット、不織布、織布等の基材に印刷したもの)を
SMC等の熱硬化性成形材料に積層する方法が提案され
ている。
【0005】例えば、特開平5−285973号公報に
は、印刷したチタン紙に熱硬化性樹脂を含浸させたもの
をSMCに積層して成形し、加飾成形品を得る方法が開
示されている。これらの方法は、FRP製品の中でも、
防水床パン等の製造に汎用的に用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したF
RP製防水床パンにおいては、加飾部を平面形状とする
ものが勿論主流ではあるが、近年、立体状のデザインの
ものが製品化されてきている。具体的に説明すると、防
水床パンの床部においては、排水性を得るため、必然的
に傾斜を持たせるのものであるが、図1(イ)に示すよ
うな1方向傾斜構造(1方向排水構造)のものの他に、
図1(ロ)、(ハ)に示すような2方向傾斜構造(2方
向排水構造)や図1(ニ)に示すような4方向傾斜構造
(4方向排水構造)等のものが製品化されてきている。
【0007】ところが、このような加飾部が立体状とな
る製品の成形に対しては、上記成形方法では、プレス成
形の際、加飾シートが、しわになったり、破れたり、膨
れたりし易く、このような立体状の加飾部を有するFR
P成形品をプレス一体成形により製造することは難しか
った。
【0008】この発明は、上述したような立体状の加飾
部の製造方法において、加飾部にしわ、破れ、膨れ等の
不良が発生することのない、加飾成形品の製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の加飾成形品の
製造方法は、加飾シートと熱硬化性成形材料とを重ね、
これを加熱加圧して加飾成形品を製造するにあたり、稜
線部を有する立体状型面を有する成形型を用い、上記加
飾シートに予め折り目を設け、この加飾シートを折り目
部が立体状型面の稜線部に対峙するように成形型の立体
状型面に載置し、この加飾シート上に熱硬化性成形材料
を重ね置きし、その後、型を閉じ、加熱加圧して加飾シ
ートと熱硬化性成形材料とを一体化することを特徴とす
るものであり、このことにより上記課題が解決される。
【0010】この発明に用いる加飾シートとは、着色又
は印刷した紙、布、不織布、ガラスクロス、ガラスマッ
ト等をいう。この加飾シートには、適宜、熱硬化性樹脂
組成物を含浸させることができる。熱硬化性樹脂組成物
を含浸させた場合には、型内にてこれが硬化し、硬質で
耐久性等に優れる加飾表面を得ることができる。
【0011】上記紙としては、従来公知の各種の紙が用
いられる。具体的には、薄様紙、チタン紙、新聞紙用巻
き取り紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アー
ト紙、コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能であ
る。また、その印刷方法としても従来公知の各種方法に
よることが可能であり、具体的には、グラビア印刷方
式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクスクリーン
印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等があ
る。また、着色方法としても従来公知の各種方法が可能
であり、具体的には抄造時に顔料等を混ぜ込む方法、抄
造後にインク等を染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗
布する方法等がある。
【0012】上記布としては、従来公知の各種のものが
用いられる。具体的には、絹、麻、木綿等の天然繊維、
レーヨン等の再生繊維、ポリエステル、ナイロン、アク
リル等の合成繊維等を織成してなるものが使用可能であ
る。また、その印刷方法としても従来公知の各種方法が
可能であり、具体的には、グラビア印刷方式、グラビア
・オフセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、凸
版印刷方式、オフセット印刷方式等がある。また、着色
方法としても従来公知の各種方法が可能であり、具体的
には繊維を染料にて着色したものを用いる方法、織成後
にインク等を染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗布す
る方法等がある。
【0013】上記不織布としては、従来公知の各種のも
のが用いられる。具体的には、絹、麻、木綿、羊毛等の
天然繊維、レーヨン等の再生繊維、ポリエステル、ナイ
ロン、アクリル等の合成繊維等を化学的、熱的に、接着
或いは繊維同士の溶着等を利用して布状としたものが使
用可能である。また、その印刷方法としても従来公知の
各種方法で可能であり、具体的には、グラビア印刷方
式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクスクリーン
印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等があ
る。また、着色方法としても従来公知の各種方法が可能
であり、具体的には繊維を染料にて着色したものを用い
る方法、布状とした後にインク等を染み込ませる方法、
絵の具や塗料を塗布する方法等がある。
【0014】上記ガラスクロスとしては、ガラス繊維を
織成してなる従来公知のものが使用可能である。また、
その印刷方法としても従来公知の各種方法で可能であ
り、具体的には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセ
ット印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方
式、オフセット印刷方式等がある。また、着色方法とし
ても従来公知の各種方法が可能であり、具体的には繊維
を染料にて着色したものを用いる方法、織成後にインク
等を染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗布する方法等
がある。
【0015】上記ガラスマットとしては、ガラス繊維に
接着剤(バインダー)を用いて化学的に接着させて布状
としたものが使用可能である。また、その印刷方法とし
ても従来公知の各種方法で可能であり、具体的には、グ
ラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シル
クスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷
方式等がある。また、着色方法としても従来公知の各種
方法が可能であり、具体的には繊維を染料にて着色した
ものを用いる方法、織成後にインク等を染み込ませる方
法、絵の具や塗料を塗布する方法等がある。
【0016】ここで、着色又は印刷の態様としては、単
一色に彩色しても構わないし、複数色を用いて模様等図
柄を形成させても構わない。即ち、目的に応じて、自在
な意匠を適用することが可能である。
【0017】この発明において、加飾シートに熱硬化性
樹脂組成物を含浸させる場合に、熱硬化性樹脂組成物と
して、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート
樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレート
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の各種熱硬化性
樹脂を主成分とする樹脂組成物が使用可能である。
【0018】上記不飽和ポリエステル樹脂は、公知慣用
の方法により、通常、有機ポリオールと脂肪族不飽和ポ
リカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリカ
ルボン酸および/又は芳香族ポリカルボン酸等から製造
される。
【0019】上記エポキシアクリレート樹脂は、これも
また公知慣用の方法により、通常、エポキシ樹脂および
(メタ)アクリル酸等の反応性二重結合を持つモノカル
ボン酸とから製造される。
【0020】上記ウレタンアクリレート樹脂は、通常、
アルキレンジオール、アルキレンジオールエステル、ア
ルキレンジオールエーテル、ポリエーテルポリオール又
はポリエステルポリオール等の有機ポリオールに有機ポ
リイソシアネートを反応させ、さらにヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートを反応させて製造される。
【0021】上記ジアリルフタレート樹脂は、ジアリル
フタレートモノマーを過酸化ベンゾイルのような過酸化
物触媒の存在下で加熱、重合させてプレポリマー化させ
ることによって得られる。
【0022】上記メラミン樹脂は、メラミンとホルムア
ルデヒド樹脂を縮合させることによって得られる。
【0023】上記フェノール樹脂は、フェノールアルコ
ール類とホルマリンを反応させて得られる。フェノール
に対してホルムアルデヒドを過剰にして、アルカリ触媒
で反応させたレゾールタイプ、及び、ホルムアルデヒド
を過剰にして、酸触媒にて反応させたノボラックタイプ
の2種類が一般的である。
【0024】ここで、上記各種熱硬化性樹脂組成物に
は、必要に応じて、溶剤、或いはモノマー等が添加され
る。例えば、粘度の高い樹脂においては含浸性を改良す
るために溶剤等を加えて粘度を低下させる。また、反応
性の低い樹脂においては、モノマー等を添加して反応性
を改良することができる。なお、粘度を低下させるため
に溶剤を用いる場合には、これが残存する場合には成形
時に気泡等の不良の原因となりやすいので、樹脂含浸後
に、溶剤を揮発乾燥させる工程が必要になる。
【0025】また、上記各種熱硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、各種充填材、添加剤等を用いてもよい。
具体的には、炭酸カルシウム等の充填剤、有機過酸化物
等の開始剤、パラベンゾキノン等の禁止剤、ステアリン
酸亜鉛等の内部離型剤、防かび剤、防腐剤等を適当量添
加できる。
【0026】ここで、加飾シートへの樹脂の含浸量とし
ては、基材として紙、布、不織布等有機系のものを用い
た場合には、含浸した加飾シートの乾燥後の全体の重量
に対してほぼ20〜70重量%となるように配合される
ことが好ましく、より好適には30〜60重量%であ
る。
【0027】また、加飾シートの基材として、ガラスク
ロス、ガラスマット等無機系のものを用いた場合には、
含浸した加飾シートの乾燥後の全体の重量に対してほぼ
10〜50重量%となるように配合されることが好まし
く、より好適には20〜40重量%である。
【0028】加飾シートの基材への樹脂組成物の含浸
は、従来公知の方法により行うことができる。即ち、例
えば、樹脂組成物の入った槽に基材を浸漬して含浸さ
せ、ロール等でしごいて余分な樹脂を落とし、必要に応
じて乾燥炉において乾燥する方法、或いは、ベルトの上
で基材を載せ、移送中、その上に樹脂を乗せ、ロール又
はブレード等でしごいて行く方法等がある。
【0029】この発明において、熱硬化性成形材料とし
ては、SMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料が使用
可能である。具体的に例えば、熱硬化性樹脂として不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレ
タンアクリレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種
充填材、補強材、添加剤等を加えることができ、従来公
知の方法により、SMC或はBMC等の形態を持つ熱硬
化性成形材料として用いることができる。
【0030】上記不飽和ポリエステル樹脂に用いられる
有機ポリオールとしては、ジオール、トリオール、テト
ラオールおよびそれらの混合物が挙げられるが、主とし
て脂肪族ポリオールと芳香族ポリオールとに分けられ、
このうち脂肪族ポリオールとして代表的なものには、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ヘキサメチレングリコール、水素化ビス
フェノールA等があり、また芳香族ポリオールとしては
ビスフェノールA又はビスフェノールS等がある。
【0031】上記不飽和ポリエステル樹脂に用いられる
脂肪族不飽和ポリカルボン酸としては、(無水)マレイ
ン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸等が挙げられる。
【0032】上記不飽和ポリエステル樹脂に用いられる
脂肪族飽和ポリカルボン酸としては、セバチン酸、アジ
ピン酸、(無水)コハク酸等が挙げられる。
【0033】上記不飽和ポリエステル樹脂に用いられる
芳香族ポリカルボン酸としては、(無水)フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フ
タル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸等が
挙げられる。
【0034】上記エポキシアクリレート樹脂に用いられ
るエポキシ樹脂としては、これもまた公知慣用の方法に
よりエピクロルヒドリンおよびビスフェノールAから製
造されるビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピクロル
ヒドリンおよび臭素化ビスフェノールAから製造される
臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック又はオルトクレゾールノボラックをグリシジル
エーテル化して製造されるノボラック型エポキシ樹脂、
各種アミンとエピクロルヒドリンを反応させて得られる
グリシジルアミン型エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0035】上記ウレタンアクリレート樹脂に用いられ
るポリオールとしては、アルキレンジオールとして例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール等、ポリエーテルポリオールとしてはポ
リオキシメチレン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロ
ピレンオキサイド等、ポリエステルポリオールとしては
アルキレンジオール等の有機ポリオールおよびポリカル
ボン酸の縮合化合物等、が挙げられる。
【0036】上記ウレタンアクリレート樹脂に用いられ
るポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、ポリメチレンポリ
フェニルジイソシアネート等が挙げられる。
【0037】上記ウレタンアクリレート樹脂に用いられ
るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとしては、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0038】また、熱硬化性成形材料には、低収縮剤と
して、ポリ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸
ビニルースチレン共重合体、ポリブタジエン、飽和ポリ
エステル類、飽和ポリエーテル類等のような熱可塑性樹
脂を必要に応じて適当量用いることができる。
【0039】またさらに、熱硬化性成形材料には、必要
に応じて、スチレン、アルファメチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、ビニルトルエン、ジアリルフタレート、各
種アクリレートモノマー、各種メタクリレートモノマー
等の重合性単量体を適当量加えることができる。中で
も、スチレン及びメチルメタクリレートが価格及び各種
性能の点で優れるため、好適に用いられる。
【0040】また、熱硬化性成形材料には、必要に応じ
て、ラジカル反応開始剤としての有機過酸化物を用いる
ことができる。具体的には例えば、メチルエチルケトン
パーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、イソブチ
リルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類、ク
メンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイ
ド類、ジクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキ
サイド類、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート等のアルキルパーエステル類、ターシャ
リーブチルパーオキシイソプロピルカーボネート等のパ
ーカーボネート類、1,1−ジブチルパーオキシシクロ
ヘキサン等のパーオキシケタール類等が挙げられ、汎用
的には、ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート、
ターシャリーブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト等が使用可能である。
【0041】上記熱可塑性樹脂の量としては、樹脂分の
うち0.1〜30重量%であることが好適であり、より
好適には0.3〜20重量%である。用いる量が多すぎ
る場合には、熱硬化性成形材料の粘度が高くなるため、
成形時に充分な流動性が得られ難く、また逆に、少なす
ぎる場合には充分な収縮改良効果が得られ難いものであ
る。
【0042】上記樹脂分とは、熱硬化性樹脂、熱可塑性
樹脂の他に、共重合性モノマー等のように化学反応して
樹脂となり得る成分の総量を意味する。
【0043】上記各種共重合性単量体の量としては、樹
脂分のうち1〜70重量%であることが好適であり、よ
り好適には3〜50重量%である。用いる量が少なすぎ
る場合には、熱硬化性成形材料の粘度が高くなるため、
成形時に充分な流動性が得られないという欠点を有す
る。また逆に多すぎる場合には、密着性が低下しやすい
という欠点を有する。
【0044】また、上記有機過酸化物を用いる場合に
は、その量としては、反応性不飽和結合を持つ熱硬化性
樹脂及び共重合性モノマーの和100重量部に対して
0.3〜5重量部が好適であり、より好適には0.5〜
3重量部である。用いる量が少ない場合には、熱硬化性
成形材料の硬化速度が遅くなり易く、また逆に多すぎる
場合には、成形材料が硬化時に黄変しやすくなるという
欠点を有する。
【0045】さらに熱硬化性成形材料には、目的及び用
途に応じて、適当量の無機充填材を加えることができ
る。使用可能な無機充填材としては、以下のようなもの
がある。すなわち、グラファイト、ダイヤモンド等の元
素鉱物、岩塩、カリ岩塩等のハロゲン化鉱物、炭酸カル
シウム等の炭酸塩鉱物、藍鉄鉱等のりん酸塩鉱物、カル
ノー石等のバナジン酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウ
ム)、石膏(硫酸カルシウム)等の硫酸塩鉱物、ほう砂
等のほう酸塩鉱物、灰チタン石等のチタン酸塩鉱物、雲
母、タルク(滑石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石
等のけい酸塩鉱物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウ
ム)、水酸化アルミニウム等の金属(水)酸化物、(中
空)ガラス球等のガラス製品、等を中心とした天然又は
人工の鉱物又はそれを処理、精製或は加工したもの、お
よびそれらの混合物が用いられる。
【0046】また、熱硬化性成形材料には、必要に応じ
て着色顔料を適当量用いることができる。この着色顔料
としては、従来公知のものが用いられる。例えば、酸化
チタン、ベンジンイエロー、アンスラキノンイエロー、
チタンイエロー、ハンザイエロー、モリブデートオレン
ジ、黄鉛、ジスアゾイエロー、ベンジンオレンジ、キナ
クリドンレッド、、キナクリドンマゼンダ、ナフトール
バイオレット、クロムグリーン、フタロシアニングリー
ン、アルカリブルー、コバルトブルー、フタロシアニン
ブルー、酸化鉄(ベンガラ)、銅アゾブラウン、アニリ
ンブラック、カーボンブラック、鉄黒、アルミフレー
ク、ニッケル粉、金粉、銀粉等各種公知慣用のものが用
いられる。
【0047】中でも、酸化チタン、チタンイエロー、キ
ナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダ、フタロシア
ニンブルー、酸化鉄(ベンガラ)、カーボンブラック、
鉄黒、アルミフレーク等が、成形材料の硬化性等への影
響が少ないないため、好適に用いられる。
【0048】着色顔料の添加量としては、樹脂分100
重量部に対して、1〜100重量部とすることが好まし
く、より好ましくは3〜50重量部である。また、無機
充填材の添加量としては、樹脂分100重量部に対し
て、0〜300重量部とすることが好ましく、より好ま
しくは0〜250重量部である。また、着色顔料、無機
充填材の総量として、30〜320重量部添加されるの
が好ましく、より好ましくは40〜200重量部となる
ように調節される。無機充填材、着色顔料の添加量が、
少なすぎる場合には充分な隠ぺい性が得られにくいとい
う欠点を有し、逆に多すぎる場合には、組成物の粘度が
高くなるため、成形時に型内における充分な流動性が得
られ難いという欠点を有する。
【0049】また、熱硬化性成形材料には、補強材とし
て、各種補強繊維、すなわちガラス繊維、炭素繊維等を
必要に応じて適当量加えることができる。補強繊維の使
用量としては、樹脂分100重量部に対して、1〜25
0重量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜2
00重量部である。含有量が少なすぎる場合には充分な
補強効果が得られにくいという欠点を有し、逆に多すぎ
る場合には、組成物の粘度が高くなるため、成形時に型
内における充分な流動性が得られ難いものである。
【0050】またさらに、熱硬化性成形材料には、必要
に応じて、ジメチルアニリン、ナフテン酸コバルト等の
公知の硬化促進剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、
アゾ系染料やアントラキノン系、インジゴイド系、スチ
ルベン系等の染料、カーボンブラック等の導電性付与
剤、乳化剤、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族
燐酸塩、レシチン等の離型剤等を、用途、目的に応じて
適当量加えることができる。
【0051】従って、熱硬化性成形材料として、より具
体的には、例えば、不飽和ポリエステル樹脂液(スチレ
ン濃度30〜70重量%)60〜100重量部にポリス
チレン樹脂等のスチレン溶液(スチレン濃度約30〜7
0重量%)0〜40重量部を加えて100重量部とし、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ガラス粉末等の
充填材30〜300重量部、酸化チタン、酸化鉄、カー
ボンブラック、チタンイエロー等の着色顔料5〜20重
量部、ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート等の
有機過酸化物0.5〜3重量部、酸化マグネシウム等の
増粘剤0.5〜3重量部、ステアリン酸亜鉛等の離型剤
0.5〜5重量部程度を混練し、ガラス繊維等の補強材
5〜180重量部に含浸してSMC或はBMCの形態と
したものが好適に用いられる。
【0052】この発明の製造方法は、上記のような材料
を用いて行われるが、そのプロセス例としては、以下の
ようになる。
【0053】この発明に用いる成形機としては、従来公
知の、プレス成形機が使用可能である。また、成形型と
しては、従来公知の、金型、鋳物型等が使用可能であ
る。
【0054】また、型の形式としては、一般的には上下
型が好ましく用いられる。この場合、通常は上型を可動
型、下型を固定型として用いるのが通常である。
【0055】上記の成形機に、上記型を取り付け、加熱
した後、型を開いた状態で、型内に、加飾シート及び成
形材料をその目的の位置に積層載置する。
【0056】ここで、加飾シートには、予め、製品形状
の稜線に対応する部分に折り目を付けておく。折り目を
付ける方法としては、自動折りたたみ機のような機械設
備を用いれば簡便であるが、そのような大規模な設備を
用いなくても、作業員が手で押さえつけることにより行
ってもよい。
【0057】加飾シートに折り目を付ける程度として
は、手で軽く押さえつける程度でよく、折り目を付けた
のち手を離して開放された状態で、若干折り癖が残り、
おおよそ製品形状に近似される形状となる程度が好まし
い。あまり強く折り目を付けすぎると、加飾シートがそ
の折り目から破れ易くなる場合があり、逆に折り癖が全
く残らない程度であると、皺、膨れ等の発生防止に十分
な改良効果が得られ難いという欠点を有する。
【0058】また、折り目を付ける場所は、製品形状の
稜線に対応する部分である。具体的には例えば、図2
(ニ)のような形状であれば、加飾シートにおいての2
つの対角線A、Bである。この様に折り目を付けるべき
場所が複数ある場合には、その全てにおいて折り目を付
けることが当然好ましいが、何らかの事情でその全てに
ついてはできない場合には、その一部についてのみでも
折り目を付けることを行えば、その場合でも、それなり
にある程度のこの発明の効果は得られる。
【0059】ここで、型の温度としては、70〜170
℃であることが好適であり、より好適には85〜155
℃である。特に、汎用のSMC、BMCのような高温用
の熱硬化性成形材料を用いる場合には100〜155℃
とすることが好適であり、又、いわゆる低温SMCと呼
ばれる、低温成形用の熱硬化性成形材料を用いる場合に
は、85〜100℃とすることが好適である。型温度が
低すぎる場合には、成形材料が充分に硬化しにくいとい
う欠点を有し、逆に高すぎる場合には、熱硬化性成形材
料の十分な流動性が得られ難いという欠点を有する。
【0060】ここで、金型の上下関係としては、加飾面
側の型を下型とするのが好ましい。即ち、先ず加飾シー
トを下型上に載置し、その上に熱硬化性成形材料を重ね
置きするのが、加飾シートの位置ずれが少なくなり良好
である。ただ、加飾シートの位置ずれがあまり問題とな
らないような場合には、必要に応じて、加飾面側の型を
上型とし、成形材料を下側に載置して上側に加飾シート
を載置しても構わない。
【0061】また、加飾シートを載置する向きとして
は、金型側即ち製品面側を印刷或いは着色した面とする
のが普通であるが、必要に応じて、成形材料側を印刷或
いは着色した面としても構わない。
【0062】ここで、加飾シートの大きさとしては、成
形品表面全面をこれにて加飾する大きいものであっても
構わないし、成形品表面のうち一部のみを加飾する小さ
いものであっても構わない。即ち、求める意匠に応じ
て、任意の大きさ、形が用いられる。
【0063】そして型を締めた後、5〜150kg/c
2 の圧力で30秒〜15分間加圧成形し、硬化させた
後、型を開け、製品を脱型すれば、積層された加飾成形
品が得られる。
【0064】ここで、上記成形圧力は、5〜150kg
/cm2 であることが好適であり、より好適には10〜
120kg/cm2 である。特に、汎用のSMC或いは
BMCのような熱硬化性成形材料を用いる場合には50
〜120kg/cm2 とすることが好適であり、又、い
わゆる低圧SMCと呼ばれる、低圧成形用の熱硬化性成
形材料を用いる場合には、10〜40kg/cm2 とす
ることが好適である。成形圧力が低すぎる場合には成形
材料に十分な流動性が得られ難いという欠点を有し、ま
た逆に高すぎる場合には量産時の型の劣化が進み易くな
るという欠点を有する。
【0065】(作用)この発明の製造方法においては、
加飾シートに折り目が設けられて製品の形状に近似する
形態となっているため、成形する際に加飾用シートが成
形型に追随し易く、このため、加飾シートが不均一に延
びて皺になる、破れる、或いは、エアーが抜け難くなっ
て膨れが発生するといったようなことがない。
【0066】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を以下の実
施例に基づいて説明する。以下、特に断らない限り、部
とは重量部を意味する。
【0067】(成形機及び金型)成形機として、800
トンプレス成形機(川崎油工社製)を用いた。また、成
形型として、図2(ニ)に示すような4方向傾斜構造の
防水床パンを成形するための金型(図1参照)を準備し
た。この金型の上型1、下型2の両方には、電気ヒータ
ー及び冷却水配管を埋め込まれて(図示せず)型面が加
熱或いは冷却可能とされている。この金型を上記プレス
成形機に取り付けた。上型1を可動型とし、下型(加飾
部面側)2を固定型とした。
【0068】(加飾シートの調整)加飾シートを以下の
とおりにして調整した。
【0069】含浸用樹脂液(a)の調整 ・不飽和ポリエステル樹脂液〔イソフタル酸系の不飽和
ポリエステル樹脂、(数平均分子量約2000)をスチ
レンに溶解したもの、スチレン濃度約40重量%〕・・
・100部 ・硬化剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾエー
ト)・・・1部 上記二種を混合、撹拌して含浸用樹脂液(a)を調整し
た。
【0070】含浸用樹脂液(b)の調整 ・ジアリルフタレート樹脂液〔ジアリルフタレート樹脂
(数平均分子量約700)をジアリルフタレートモノマ
ーに溶解したもの、ジアリルフタレートモノマー濃度約
45重量%〕・・・100部 ・硬化剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾエー
ト)・・・1部 上記二種を混合、撹拌して含浸用樹脂液(b)を調整し
た。
【0071】加飾シートの調整 加飾シートの基材として、以下の各シートを用い、これ
を95cm×65cmの大きさに切り、上記含浸用樹脂
液(a)又は(b)中に浸漬して樹脂を含浸させた後、
ロールで余分な樹脂をしごいて加飾シートを得た。得ら
れた加飾シートの基材(紙)含有率は表1に示すとおり
であった。
【0072】 ・基材−1:オーバーレイ紙〔厚さ0.1mm、100
g/m2 〕に黒御影石調の石目柄を印刷したもの。 ・基材−2:布〔ナイロン製、厚さ0.1mm、90g
/m2 、東洋紡績社製〕に黒御影石調の石目柄を印刷し
たもの。 ・基材−3:不織布〔ポリエステル製、厚さ0.36m
m、40.7g/m2、ソンタラ#8000(東レ・デ
ュポン社製)〕に黒御影石調の石目柄を印刷したもの。 ・基材−4:ガラスクロス〔厚さ0.25mm、200
g/m2 、平織り、WF230100BS6(日東紡績
社製)〕に黒御影石調の石目柄を印刷したもの。 ・基材−5:ガラスマット〔厚さ0.41mm、60g
/m2 、SM3603E(旭ファイバーグラス社製)〕
に黒御影石調の石目柄を印刷したもの。
【0073】(熱硬化性成形材料の調整) ・不飽和ポリエステル樹脂液〔イソフタル酸系の不飽和
ポリエステル樹脂(数平均分子量約2000)をスチレ
ンに溶解したもの、スチレン濃度約40重量%〕・・・
70部 ・ポリスチレン樹脂液〔ポリスチレン樹脂(重量平均分
子量約95,000)をスチレンモノマーに溶解したも
の、スチレン濃度約65重量%〕・・・・30部 ・硬化剤〔ターシャリーブチルパーオキシベンゾエー
ト〕・・・1部 ・炭酸カルシウム粉末〔NS−100(日東粉化社
製)〕・・・120部 ・着色顔料〔酸化チタン粉末、SR−1(堺化学工業社
製)〕・・・6部 ・増粘剤〔酸化マグネシウム粉末、キョーワマグ150
(協和化学工業社製)〕・・・1部 ・内部離型剤〔ステアリン酸亜鉛(堺化学工業社製)〕
・・・3部 ・ガラス繊維〔長さ25mmに切断したロービング、E
R4630LBD166W(旭ファイバーグラス社
製)〕・・・70部
【0074】ガラス繊維を除く上記7種の材料を混合、
充分に混練を行った後、これをSMC製造装置により上
記ガラス繊維に含浸させ、40℃にて24時間熟成し
て、厚さ約2mmのSMCを得、これを熱硬化性成形材
料とした。
【0075】(成形)加飾成形品の成形を以下のように
行った。
【0076】図1に示すとおり、加飾シート3をその対
角線A、B(図2(ニ)参照)に沿って折り曲げ、軽く
手で押さえつけて、手を離しても折り目が残る程度に、
折り目31を付けた。この作業を、2つの対角線A、B
両方について行った。上型1の型面11を140℃、下
型2の型面21を150℃に加熱した後、下型2の型面
21の上に、加飾シート3をその折り目31が型面21
の稜線22に対峙するように載せ、さらにその上に熱硬
化性成形材料であるSMC4を90cm×60cmの大
きさに切って2枚載せ、2mm/秒の速度で上型1を下
降させて締め、100kg/cm2 の圧力で240秒間
加圧成形した。その後型を開いて脱型し、図2(ニ)に
示すような4方向傾斜構造の防水床パンを成形した。
【0077】実施例1〜6 加飾シート、熱硬化性成形材料を表1に示すとおりの組
成により前記した方法によりそれぞれ調整し、上記の成
形方法によって、図2(ニ)に示すような4方向傾斜構
造の防水床パンを製造した。
【0078】比較例1〜6 加飾シートに折り目をつけなかったこと以外は、実施例
1〜6と同様に成形を行って図2(ニ)に示すような4
方向傾斜構造の防水床パンを製造した。
【0079】(評価方法)このようにして得られた加飾
成形品(防水床パン)について、加飾部の外観表面を肉
眼にて観察した。成形品1個の全体の中に存在する、し
わ、破れ、膨れの発生箇所数を数えた。その結果は表1
に示すとおりであった。
【0080】
【表1】
【0081】表1から明らかなとおり、実施例1〜6の
加飾成形品は、しわ、破れ、膨れ等のない良好なもので
あったが、比較例1〜6の加飾成形品には、しわ、破
れ、膨れ等の不良箇所の発生が多数みられ、良好なもの
ではなかった。
【0082】
【発明の効果】この発明の加飾成形品の製造方法は上述
した内容であるので、加飾部が立体状である加飾成形品
を、しわ、破れ、膨れ等の不良の発生のないものして容
易に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加飾成形品の製造方法の概要を示す
断面図である。
【図2】この発明の方法によって得られた防水床パンの
床部排水用傾斜構造例を示すものであって、(イ)は1
方向排水構造の模式図、(ロ)及び(ハ)は2方向排水
構造例の模式図、(ニ)は4方向排水構造例の模式図で
ある。
【符号の説明】
1 上型 11 型面 2 下型 21 型面 22 稜線 3 加飾シート 31 折り目 4 熱硬化性成形材料
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 101:10 105:06 105:20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加飾シートと熱硬化性成形材料とを重
    ね、これを加熱加圧して加飾成形品を製造するにあた
    り、稜線部を有する立体状型面を有する成形型を用い、
    上記加飾シートに予め折り目を設け、この加飾シートを
    折り目部が立体状型面の稜線部に対峙するように成形型
    の立体状型面に載置し、この加飾シート上に熱硬化性成
    形材料を重ね置きし、その後、型を閉じ、加熱加圧して
    加飾シートと熱硬化性成形材料とを一体化することを特
    徴とする加飾成形品の製造方法。
JP8041539A 1996-02-28 1996-02-28 加飾成形品の製造方法 Pending JPH09234752A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208161A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010208161A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Nissan Motor Co Ltd 表皮付発泡成形部材の成形方法、表皮付発泡成形部材、および表皮付発泡成形部材用の表皮

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