JPH0911265A - 加飾シートおよび加飾成形品の製造方法 - Google Patents

加飾シートおよび加飾成形品の製造方法

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JPH0911265A
JPH0911265A JP7165694A JP16569495A JPH0911265A JP H0911265 A JPH0911265 A JP H0911265A JP 7165694 A JP7165694 A JP 7165694A JP 16569495 A JP16569495 A JP 16569495A JP H0911265 A JPH0911265 A JP H0911265A
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JP
Japan
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molding
resin
mold
weight
decorative sheet
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JP7165694A
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English (en)
Inventor
Natsuki Morishita
夏樹 森下
Toshimitsu Tsuji
敏充 辻
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明による加飾シートは、熱硬化性成形材
料に積層して加熱圧縮成形して加飾成形品を得るための
シートであって、加飾されたオーバーレー紙からなる加
飾シート、または、加飾されたオーバーレー紙に熱硬化
性樹脂組成物を含浸させてなる加飾シートである。ま
た、本発明による加飾成形品の製造方法は、上記構成の
加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配し、加熱圧縮
成形を行う方法である。 【効果】 本発明による加飾シートを用いて成形を行
うことによって、加飾部の歪み、皺、破れ等の不良の発
生が顕著に少ない高品質の成形品を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内に加飾シートと
熱硬化性成形材料とを重ねて配し、加熱圧縮成形を行う
ことによって、加飾シートと成形材料を一体化させて、
加飾シートによって所望の模様ないしは色彩を発現した
加飾成形品を製造するに当たり、上記方法に使用される
加飾シートの改良に関し、またこの改良加飾シートを使
用する加飾成形品の製造方法に関する。
【0002】こうして得られた加飾成形品は、浴槽、浴
槽用壁材、防水パン、カウンター等、表面に模様ないし
は色彩を有する製品に好適に使用される。
【0003】
【従来の技術】従来、FRP(ガラス繊維強化プラスチ
ック)の分野、特にFRP製バスタブ、バスユニット床
等の生産においては、ハンドレイアップ成形法、あるい
はスプレーアップ成形法と言われる方式が広く採用され
て来たが、これらの方法は一個の製品を生産するのに長
い時間と多くの工数を必要とした。そこで、これらの生
産性を格段に改良するものとして、シート・モールディ
ング・コンパウンド(以下、SMCと略す)またはバル
ク・モールディング・コンパウンド(以下、BMCと略
す)等の熱硬化性成形材料が開発され、これを用いた加
熱圧縮成形法が現在広く採用されている。
【0004】しかしながら、熱硬化性成形材料だけを用
いたSMCあるいはBMCの加熱圧縮成形では、得られ
た成形品は、成形品全体の色が単一色に限られたものと
なり、例えば赤なら成形品全体が赤色のものしか生産で
きず、模様および色彩の自由度が狭められるという難点
がある。勿論、成型品に印刷、塗装等の後加工を施せ
ば、適宜模様ないしは色彩を付加することは可能である
が、この場合には複雑な後加工の工程を付け加える必要
があり、生産性がいっそう低下する。
【0005】そこで、これらのFRP製品を加飾する方
法として、成型品に所望の模様を発現するための加飾シ
ートを用いる方法が提案されている。例えば、ガラスク
ロス、ガラスマット、不織布、織布等の基材に所望の模
様柄を印刷してなる加飾シートをSMCに重ねて金型内
に配し、加熱圧縮成形を行うことによって、加飾シート
と成形材料を一体化させて成形品を加飾する方法が提案
されている。
【0006】しかしながら、基材としてガラスクロス、
ガラスマット等を用いた場合には、これら基材が多くの
空隙を有するために印刷適性が悪く、基材に印刷を施し
ても目的とする柄よりも非常にぼやけた不鮮明な柄付け
しかできず、また、基材としてガラスクロス、織布等の
織物を用いた場合には、得られた成形品において織り目
が見えてしまうため外観として高級感が得られず、さら
に、基材としてガラスマット、不織布等を用いた場合に
は、成形時にこれら材料が伸びてしまい、そのため加飾
シート端部が歪んでしまうという欠点があった。
【0007】そこで、これらの欠点を改良する方法とし
て、特開平5−285973号公報には、所望の模様柄
を印刷したチタン紙に熱硬化性樹脂を含浸させてなる加
飾シートの上にSMCを重ねて加熱圧縮成形を行い、加
飾成形品を得る方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加熱圧縮成形方法においては、チタン紙が成形時
に破れたり、皺になったりし易く、破れや皺のない良好
な成形品が得られ難いという欠点がある。このため、上
記のような方法では、成形不良率が非常に高く、生産効
率に劣るという難点がある。破れや皺等の成形不良が比
較的軽微なものは修正を施して製品とすることも可能で
あるが、この修正作業は、手作業によりコンパウンドを
埋める、塗装を施して乾燥する等、人手と時間を要する
ものであり、トータルとして非常にコストが高くなると
いう欠点を有する。
【0009】本発明は上記欠点を解消すべくなされたも
のであり、自在な模様、色等のデザインを有する加飾シ
ート積層成形品を成形するに当たり、成形前工程におけ
る取扱い性に優れ、成形時における破れや皺が発生し難
い加飾シートを提供すること、およびこのような改良加
飾シートを使用する加飾成形品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による加飾成形品
の製造方法は上記目的を達成すべく工夫されたものであ
る。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明は、熱硬化
性成形材料に積層して加熱圧縮成形して加飾成形品を得
るためのシートであって、加飾されたオーバーレー紙か
らなる加飾シートである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、熱硬化性成
形材料に積層して加熱圧縮成形して加飾成形品を得るた
めのシートであって、加飾されたオーバーレー紙に熱硬
化性樹脂組成物を含浸させてなる加飾シートである。
【0013】請求項3の発明は、金型内に請求項1また
は2記載の加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配
し、加熱圧縮成形を行うことを特徴とする加飾成形品の
製造方法である。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。まず、加
飾シートについて説明する。本発明に用いる加飾シート
とは、着色または印刷等によって加飾されたオーバーレ
ー紙をいう。この加飾シートには、適宜、熱硬化性樹脂
組成物を含浸させることができる。熱硬化性樹脂組成物
を含浸させた場合には、型内にてこれが硬化し、硬質で
耐久性等に優れる加飾表面を得ることができる。
【0015】上記オーバーレー紙としては、従来、化粧
板等の透明層材料として用いられていたものが用いられ
る。オーバーレー紙は、一般には、高αセルロースパル
プに湿潤力増強剤を多量に添加して抄造を行うことによ
って製造され、顔料は含まれないか含まれるとしても微
量であり、その他、夾雑物のないものが好ましく用いら
れる。
【0016】上記オーバーレー紙は、従来の化粧板用途
では、坪量10〜40g/m2 、厚み0.01〜0.0
4mm程度のものが好適に用いられているが、本発明に
おいては、坪量30〜300g/m2 、厚み0.03〜
0.3mmのものが好適に用いられ、より好適には、坪
量50〜250g/m2 、厚み0.05〜0.25mm
のものが好適に用いられる。坪量および厚みが小さすぎ
る場合には、紙の隠蔽力が弱くなり、成形品において成
形材料の色が透けて見えていまい、逆に大きすぎる場合
には、シートの凹凸追随性が悪くなり、成形時に型のエ
ンボスを正確に転写することができなくなり易く、コス
トも上昇するので、いずれの場合も好ましくない。
【0017】オーバーレー紙の加飾は一般に着色または
印刷によって行われる。その印刷方法としては従来公知
の各種方法が適用可能であり、具体的には、グラビア印
刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクスクリ
ーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等が
ある。また、着色方法としても従来公知の各種方法が適
用可能であり、具体的には抄造時に顔料等を混ぜ込む方
法、抄造時にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料
を塗布する方法等がある。
【0018】ここで、着色または印刷の態様としては、
単一色に彩色しても構わないし、複数色を用いて模様等
図柄を形成させても構わない。即ち、目的に応じて、自
在な模様ないしは色彩を適用することが可能である。
【0019】本発明において、基剤としての加飾オーバ
ーレー紙に熱硬化性樹脂組成物を含浸させる場合には、
熱硬化性樹脂組成物としては、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート
樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂等の各種熱硬化性樹脂を主成分とする組成物が
使用可能である。
【0020】上記不飽和ポリエステル樹脂は、公知慣用
の方法により、通常、有機ポリオールと、脂肪族不飽和
ポリカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリ
カルボン酸および/または芳香族ポリカルボン酸等とか
ら製造される。
【0021】上記不飽和ポリエステル樹脂の製造に用い
られる有機ポリオールの例としてはジオール、トリオー
ル、テトラオールおよびそれらの混合物が挙げられる。
有機ポリオールは主として脂肪族ポリオールと芳香族ポ
リオールとに分けられ、このうち脂肪族ポリオールの代
表的なものには、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ジブロムネオペンチルグ
リコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロール
プロパン、水素化ビスフェノールA等があり、また芳香
族ポリオールの代表的なものとしては、ビスフェノール
AまたはビスフェノールSあるいはこれらのビスフェノ
ールAまたはビスフェノールSにエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシドもしくはブチレンオキシドのような脂
肪族オキシラン化合物を、一分子中に平均1〜20個の
範囲で付加させて得られるポリオキシアルキレンビスフ
ェノールAまたはポリオキシアルキレンビスフェノール
S等がある。
【0022】また、上記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としては(無
水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸等が例
示される。
【0023】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としてはセバ
チン酸、アジピン酸、(無水)コハク酸等が例示され
る。
【0024】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる芳香族ポリカルボン酸としては(無水)フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フ
タル酸等が例示される。
【0025】上記エポキシアクリレート樹脂は、これも
また公知慣用の方法により、通常、エポキシ樹脂と、
(メタ)アクリル酸等の反応性二重結合を持つモノカル
ボン酸とから製造される。
【0026】また、前記エポキシアクリレート樹脂の製
造に用いられるエポキシ樹脂としては、これもまた公知
慣用の方法によりエピクロルヒドリンおよびビスフェノ
ールAから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹
脂、エピクロルヒドリンおよび臭素化ビスフェノールA
から製造される臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、フェノールノボラックまたはオルトクレゾールノボ
ラックをグリシジルエーテル化して製造されるノボラッ
ク型エポキシ樹脂、各種アミンとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂
(テトラグリシジルメタキシレンジアミン、テトラグリ
シジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テ
トラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシ
ジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−m−ア
ミノフェノール、ジグリシジルアニリン、ジグリシジル
オルトトルイジン等)等が例示される。
【0027】上記ウレタンアクリレート樹脂は、通常、
アルキレンジオール、アルキレンジオールエステル、ア
ルキレンジオールエーテル、ポリエーテルポリオールま
たはポリエステルポリオール等の有機ポリオールに有機
ポリイソシアネートを反応させ、さらにヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを反応させて製造される。
【0028】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリオールとしては、アルキレンジオー
ルとして例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ジイソプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ブタンジオール等が、ポリエーテルポリオールと
してはポリオキシメチレン、ポリエチレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイド等が、ポリエステルポリオー
ルとしてはアルキレンジオール等の有機ポリオールおよ
びポリカルボン酸の縮合化合物等がそれぞれ例示され
る。
【0029】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリイソシアネートとしてはトリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等が例示される。
【0030】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレ
ートとしては通常ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等が例示され、ヒドロ
キシル基は通常アルキル基のベータ位の炭素に結合して
いる。アルキル基は通常8個までの炭素原子を含むこと
ができる。
【0031】上記ジアリルフタレート樹脂とは、ジアリ
ルフタレートモノマーを過酸化ベンゾイルの様な過酸化
物触媒の存在下で加熱、重合させてプレポリマー化させ
ることによって得られる。
【0032】上記メラミン樹脂は、メラミンとホルムア
ルデヒド樹脂を縮合させることによって得られる。
【0033】上記フェノール樹脂は、フェノールアルコ
ール類とホルマリンを反応させて得られる。フェノール
に対してホルムアルデヒドを過剰にして、アルカリ触媒
で反応させたレゾールタイプ、および、ホルムアルデヒ
ドを過剰にして、酸触媒にて反応させたノボラックタイ
プの2種類が汎用的である。
【0034】ここで、上記各種熱硬化性樹脂組成物に
は、必要に応じて、溶剤、モノマー等が添加される。例
えば、粘度の高い樹脂においては含浸性を改良するため
に溶剤等を加えて粘度を低下させる。また、反応性の低
い樹脂においては、モノマー等を添加して反応性を改良
することができる。なお、粘度を低下させるために溶剤
を用いる場合には、これが残存していると成形時に気泡
等の不良の原因となり易いので、樹脂含浸後に、溶剤を
揮発乾燥させる工程が必要になる。
【0035】また、上記各種熱硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、各種充填剤、添加剤等を用いても良い。
具体的には、炭酸カルシウム等の充填剤、有機過酸化物
等の重合開始剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、ス
テアリン酸亜鉛等の内部離型剤、防かび剤、防腐剤等が
適当量添加できる。
【0036】ここで、基材オーバーレー紙への樹脂の含
浸量については、樹脂を含浸した基材の乾燥後の全体の
重量に対して樹脂量が約25〜70重量%となるように
含浸を行うことが好ましく、より好適には30〜60重
量%である。
【0037】基材オーバーレー紙への樹脂含浸は、従来
公知の方法により行うことができる。即ち、例えば、樹
脂の入った槽にシート基材を浸漬して樹脂を含浸し、ロ
ール等で基材を押圧して余分な樹脂を落とし、必要に応
じて乾燥炉において乾燥する方法、あるいは、ベルトの
上でシート基材を流して行き、その上に樹脂を載置し、
ロールまたはブレード等で基材を押圧して行く方法等が
ある。
【0038】つぎに、熱硬化性成形材料について説明す
る。本発明において、熱硬化性成形材料としては、従来
よりSMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料として使
用されているものを用いることができる。
【0039】熱硬化性成形材料の調製例は、つぎのとお
りである。すなわち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加剤等が加えられ、従来公知の方法により、
SMCあるいはBMC等の形態を持つ熱硬化性樹脂組成
物が調製される。
【0040】熱硬化性成形材料の調製に用いる熱硬化性
樹脂は、加飾シートの調製に用いるものと同じであって
よい。熱硬化性樹脂については、加飾シートの説明で詳
述した通りである。
【0041】また、成形材料には、低収縮剤として、ポ
リ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
−スチレン共重合体、ポリブタジエン、飽和ポリエステ
ル類、飽和ポリエーテル類等のような熱可塑性樹脂を必
要に応じて適当量添加することできる。
【0042】またさらに成形材料には、必要に応じて、
スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビ
ニルトルエン、ジアリルフタレート、各種アクリレート
モノマー、各種メタクリレートモノマー等の重合性モノ
マーを適当量加えることができる。
【0043】中でも、スチレンおよびメチルメタクリレ
ートが価格および各種性能の点で優れるため、好適に用
いられる。
【0044】また、成形材料には、必要に応じて、ラジ
カル反応開始剤としての有機過酸化物を用いることがで
きる。具体的には例えば、メチルエチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド類、イソブチリルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド類、クメンハイ
ドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類、ジ
クミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド
類、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等のアルキルパーエステル類、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等のカーボネ
ート類、1,1−ジブチルパーオキシシクロヘキサン等
のパーオキシケタール類等があり、汎用的には、ターシ
ャリーブチルパーオキシベンゾエート、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等が使用可能
である。
【0045】また、上記熱可塑性樹脂を用いる場合に
は、その量としては、樹脂分のうち0.1〜30重量%
であることが好適であり、より好適には0.3〜20重
量%である。この使用量が多すぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得られ
難く、逆に少なすぎる場合には充分な収縮改良効果が得
られ難く、いずれの場合も好ましくない。
【0046】本明細書において、「樹脂分」とは、熱硬
化性樹脂、熱可塑性樹脂の他に、前述したスチレンやメ
チルメタクリレート等の共重合性モノマーのように化学
反応して樹脂となり得る成分も含む総量を意味する。
【0047】また、上記各種共重合性モノマーを用いる
場合には、その量としては、樹脂分のうち1〜70重量
%であることが好適であり、より好適には3〜50重量
%である。この使用量が少なすぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得ら
ず、逆に多すぎる場合には、密着性が低下し易く、いず
れの場合も好ましくない。
【0048】また、上記有機過酸化物を用いる場合に
は、その量としては、反応性不飽和結合を持つ熱硬化性
樹脂および共重合性モノマーの和100重量部に対し
0.3〜5重量部が好適であり、より好適には0.5〜
3重量部である。この使用量が少ない場合には、成形材
料の硬化速度が遅くなり易く、また逆に多すぎる場合に
は、成形材料が硬化時に黄変し易くなり、いずれの場合
も好ましくない。
【0049】さらに成形材料には、目的および用途に応
じて、適当量の無機充填材を加えることができる。使用
可能な無機充填材としては、以下のようなものがある。
すなわち、グラファイト、ダイヤモンド等の元素鉱物、
岩塩、カリ岩塩等のハロゲン化鉱物、炭酸カルシウム等
の炭酸塩鉱物、藍鉄鉱等のりん酸塩鉱物、カルノー石等
バナジン酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウム)、石膏(硫
酸カルシウム)等の硫酸塩鉱物、ほう砂等のほう酸塩鉱
物、灰チタン石等のチタン酸塩鉱物、雲母、タルク(滑
石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石等のけい酸塩鉱
物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウム)、水酸化ア
ルミニウム等の金属(水)酸化物、(中空)ガラス球等
のガラス製品、等を中心とした天然または人工の鉱物ま
たはこれらを処理、精製あるいは加工したもの、および
それらの混合物が用いられる。
【0050】また、成形材料には、必要に応じて着色顔
料を適当量用いることができる。この着色顔料として
は、従来公知のものが用いられる。例えば、酸化チタ
ン、ベンジンイエロー、アンスラキノンイエロー、チタ
ンイエロー、ハンザイエロー、モリブデートオレンジ、
黄鉛、ジスアゾイエロー、ベンジンオレンジ、キナクリ
ドンレッド、キナクリドンマゼンダ、ナフトールバイオ
レット、クロムグリーン、フタロシアニングリーン、ア
ルカリブルー、コバルトブルー、フタロシアニンブル
ー、酸化鉄(ベンガラ)、銅アゾブラウン、アニリンブ
ラック、カーボンブラック、鉄黒、アルミニウムフレー
ク、ニッケル粉、金粉、銀粉等各種公知慣用のものが用
いられる。
【0051】中でも、酸化チタン、チタンイエロー、キ
ナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダ、フタロシア
ニンブルー、酸化鉄(ベンガラ)、カーボンブラック、
鉄黒、アルミニウムフレーク等が、成形材料の硬化性等
への影響が少ないため、好適に用いられる。
【0052】ここで、成形材料に用いる着色顔料の添加
量としては樹脂分100重量部に対して、1〜100重
量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜50重
量部である。また、無機充填材の添加量としては、樹脂
分100重量部に対して、0〜300重量部とすること
が好ましく、より好ましくは0〜250重量部である。
また、着色顔料と無機充填材の総量は、30〜320重
量部添加されるのが好ましく、より好ましくは40〜2
00重量部となる様に調節される。無機充填材、着色顔
料の添加量が、少なすぎる場合には充分な隠蔽性が得ら
れ難く、逆に多すぎる場合には、組成物の粘度が高くな
るため、成形時に型内における充分な流動性が得られ難
く、いずれの場合も好ましくない。
【0053】また、成形材料には、補強材として、各種
補強繊維、すなわちガラス繊維、炭素繊維等を必要に応
じて適当量加えることができる。
【0054】ここで、成形材料に補強繊維を用いる場合
には、その使用量としては樹脂分に対して、1〜250
重量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜20
0重部である。この使用量が少なすぎる場合には、充分
な補強効果が得られ難く、逆に多すぎる場合には、組成
物の粘度が高くなるため、成形時に型内における充分な
流動性が得られ難く、いずれの場合も好ましくない。
【0055】またさらに成形材料には、必要に応じて、
ジメチルアニリン、ナフテン酸コバルト等の公知の硬化
促進剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、アゾ系染料
やアントラキノン系、インジゴイド系、スチルベン系等
の染料、カーボンブラック等の導電性付与剤、乳化剤、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシ
チン等の離型剤等を用途、目的に応じて適当量加えるこ
とができる。
【0056】本発明の好適な実施態様はつぎのとおりで
ある。本発明に用いる成形材料としては、より具体的に
は例えば、不飽和ポリエステル樹脂液(スチレン濃度3
0〜70重量%)60〜100重量部にポリスチレン樹
脂等のスチレン溶液(スチレン濃度約30〜70重量
%)0〜40重量部を加えて全体を100重量部の樹脂
溶液とし、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ガラ
ス粉末等の充填材30〜300重量部、酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラック、チタンイエロー等の着色顔料
5〜20重量部、ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート等の有機過酸化物0.5〜3重量部、酸化マグネ
シウム等の増粘剤0.5〜3重量部、ステアリン酸亜鉛
等の離型剤0.5〜5重量部程度を混練し、ガラス繊維
等の補強材5〜180重量部に含浸してSMCあるいは
BMCの形態としたものが好適に用いられる。
【0057】本発明の製造方法は、上記のような材料を
用いて行われるが、その具体的操作は、以下のとおりで
ある。
【0058】本発明に用いる成形機としては、従来公知
のプレス成形機が使用可能である。また、成形型として
は、従来公知の金型、鋳物型等が使用可能である。
【0059】また、型の形式としては、一般的には上下
型が好ましく用いられる。この場合、通常は上型を可動
型、下型を固定型として用いる。
【0060】上記の成形機に、上記成形型を取り付け、
80〜180℃に加熱した後、型を開いた状態で、型内
に被圧縮材料である加飾シートと成形材料を所要の位置
に重ねて配する。
【0061】ここで、型の温度は80〜180℃であ
り、好適には85℃〜155℃である。特に、汎用のS
MC、BMCのような高温用の成形材料を用いる場合に
は100〜155℃とすることが好適であり、また、い
わゆる低温SMCと呼ばれる、低温成形用の成形材料を
用いる場合には、85〜100℃とすることが好適であ
る。型温度が低すぎる場合には、成形材料が充分に固化
し難く、逆に高すぎる場合には、成形材料の十分な流動
性が得られ難いので、いずれの場合も好ましくない。
【0062】ここで、加飾シートと成形材料の上下関係
としては、加飾シートを下型の型面上に載置し、その上
に成形材料を載置するのが、シートの位置ずれが少な
く、良好である。ただし、必要に応じて、成形材料を下
側としても構わない。
【0063】また、本発明においては、加飾シートに剥
離用フィルムを積層したものを用いても構わない。
【0064】ここで、加飾シートを下型に載置する面
は、印刷あるいは着色がより多く施された加飾面とする
のが普通であるが、必要に応じて、成形材料側を加飾面
としても構わない。
【0065】ここで、加飾シートの大きさとしては、成
形品の表面全体を加飾するための大きなものであっても
構わないし、成形品表面のうち一部のみを加飾する小さ
いものであっても構わない。即ち、加飾シートの大きさ
は所望する模様ないしは色彩に応じて、任意の大きさ、
形とすればよい。
【0066】また、本発明においては、必要に応じて、
加飾シートと成形材料の間にガラスマット、ガラスクロ
ス、不織布、布、紙等あるいはそれらに樹脂を含浸させ
たもの等を適宜挿入しても構わない。
【0067】こうして、金型内に加飾シートと熱硬化性
成形材料を積層状に配した後、型を締める。その後、1
0〜120kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間圧縮
成形を行い、被成形物を硬化させた後、型を開け、製品
を脱型すれば、積層された加飾成形品が得られる。
【0068】ここで、上記成形圧力は、10〜120k
g/cm2 であり、好適には20〜120kg/cm2
である。特に、汎用のSMCあるいはBMCの様な成形
材料を用いる場合には50〜120kg/cm2 とする
ことが好適であり、また、いわゆる低圧SMCと呼ばれ
る、低圧成形用の成形材料を用いる場合には、10〜4
0kg/cm2 とすることが好適である。成形圧力が低
すぎる場合には成形材料に充分な流動性が得られ難く、
また逆に高すぎる場合には量産時の型の劣化が進み易く
なり、いずれの場合も好ましくない。
【0069】
【作用】加飾シートの基材としてチタン紙を用いる従来
技術では、上述したように、酸化チタンのために加飾シ
ートが成形時に破れたり、チタン紙の剛性が小さいため
加飾シートが成形時に皺になったりすることがあった
が、本発明では、加飾シートの基材として、顔料が含ま
れていないか或いは含まれているとしても微量であるオ
ーバーレー紙を用いるので、このような加飾シートの破
れが起きる恐れがなく、またオーバーレー紙は大きな剛
性を有するので成形時に加飾シートが皺を生じることも
ない。したがって、本発明によれば、成形不良率を低く
抑えて生産効率を向上させることができる。
【0070】このように、自在な模様、色等のデザイン
を有する加飾シート積層成形品を成形するに当たり、成
形前工程における取扱い性に優れ、成形時における破れ
や皺が発生し難い加飾シートを用いことによって、加飾
部の歪み、皺、破れ等の不良の発生が顕著に少ない高品
質の加飾成形品を製造することができる。
【0071】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0072】1.成形機および金型の準備 成形機としては、川崎油工社製の800トンプレス成形
機を用いた。
【0073】金型としては100cm×100cmの正
方形平板を成形する金型を準備した。
【0074】上型、下型は共に電気ヒーターおよび冷却
水配管を埋め込んだものである。この金型を上記プレス
成形機に取り付けた。上型を可動型とし、下型を固定型
とした。
【0075】2.加飾シートの調製 加飾シートは、以下のようにして調製した。
【0076】1)基材シートとして下記のものを用い
た。
【0077】基材1:オーバーレー紙(厚さ0.1m
m、坪量70g/m2 :興人社製)に石目柄を印刷した
もの。
【0078】基材2:オーバーレー紙(厚さ0.06m
m、坪量55g/m2 :興人社製)に石目柄を印刷した
もの。
【0079】基材3:オーバーレー紙(厚さ0.13m
m、坪量105g/m2 :興人社製)に石目柄を印刷し
たもの。
【0080】基材4:オーバーレー紙(厚さ0.18m
m、坪量130g/m2 :興人社製)に石目柄を印刷し
たもの。
【0081】基材5:チタン紙(厚さ0.1mm、坪量
80g/m2 、酸化チタン量25重量%:興人社製)に
石目柄を印刷したもの。
【0082】基材6:不織布(厚さ0.1mm、坪量6
0g/m2 、ポリエステル製:ユニチカ社製。
【0083】2)含浸用樹脂液の調製 含浸用樹脂液1 (1) 不飽和ポリエステル樹脂(数平均分子量約2000
のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレン
に溶解したもの、スチレン濃度40重量%)100重量
部 (2) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 上記(1) 、(2) を混合し、充分に攪拌し、含浸用樹脂液
1とした。
【0084】含浸用樹脂液2 (1) ジアリルフタレート樹脂液(数平均分子量約700
のジアリルフタレート樹脂をジアリルフタレートモノマ
ーに溶解したもの、ジアリルフタレートモノマー濃度4
5重量%)100重量部 (2) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 上記(1) 、(2) を混合し、充分に攪拌し、含浸用樹脂液
2とした。
【0085】3)加飾シートの調製 加飾シート1:基材1を70cm×100cmの大きさ
に切り、この切断片を上記含浸用樹脂液1中に浸漬して
樹脂を含浸させた後、切断片をロールで押圧して余分な
樹脂を落し、加飾シート1を得た。この加飾シート中の
基材(オーバーレー紙)の重量割合は、45重量%であ
った。
【0086】加飾シート2〜7:基材および含浸用樹脂
液を表1に記すものに変えた以外は加飾シート1の調製
方法と同様にしてそれぞれ加飾シート2〜7を調製し
た。これらの加飾シート中の基材(オーバーレー紙)の
重量割合を表1にそれぞれ示す。
【0087】
【表1】 3.成形材料の調製 成形材料としては以下のものを用いた。 成形材料1: (1) 不飽和ポリエステル樹脂液(数平均分子量約200
0のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレ
ンに溶解してもの、スチレン濃度40重量%)70重量
部 (2) ポリスチレン樹脂液(重量平均分子量約9万5千の
ポリスチレン樹脂をスチレンに溶解したもの、スチレン
濃度65重量%)30重量部 (3) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 (4) 炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120重量部 (5) 着色顔料(酸化チタン粉末、SR−1:堺化学工業
社製)6重量部 (6) 増粘剤(酸化マグネシウム粉末、平均粒径約3μ
m、キョーワマグ150:協和化学工業社製)1重量部 (7) 内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社製)
3重量部 (8) ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断
したもの、以下、GFと略す)70重量部
【0088】上記配合材料のうち(1) 〜(7) の配合材料
を混合し、充分に混練を行った後、得られた混練物をS
MC製造装置により(8) のガラス繊維に含浸させ、40
℃にて24時間熟成して、厚み約2mmの着色(白色)
SMCを得た。
【0089】4.成形方法 この様にして得られたSMCおよび加飾シートを、以下
のように成形した。
【0090】実施例1 上型を140℃、下型を150℃に加熱した後、加飾シ
ートとして上記シート1(70cm×100cm)を下
型に載せた。その上に上記SMCを60cm×90cm
の大きさに切ったものを2枚チャージした。上型を型締
め速度2mm/秒で締め、金型を締め切った後70kg
/cm2 の圧力で240秒間圧縮成形を行った。その
後、型を開いて脱型し、加飾成形品を得た。この成形を
10回繰り返し、10個の成形品を得た。添付図1〜3
に示すように、加飾シート(11)と成形材料(12)の大きさ
により、所望の形態の成形品を得ることができる。
【0091】実施例2〜6、比較例1〜3 加飾シートを表2に記すものに変えた以外は実施例1と
同様に成形を行った。
【0092】5.評価方法 上記各実施例および比較例において得られた成形品につ
いて、加飾部の皺の有無、破れの有無、端部歪みの有無
をそれぞれ目視にて観察した。
【0093】評価基準は次の通りである。すなわち、皺
と破れについては、これらが目視で視認できるものを不
良とする。端部歪みについては歪み幅が2mmを越える
ものを不良とする。
【0094】各実施例および比較例において得られた成
形品10個のうち皺、破れおよび端部歪みについての不
良品の数を表2にまとめて示す。
【0095】
【表2】 表2から明らかなように、各実施例で得られた成形品
は、顔料が含まれないか或いは含まれるとしても微量で
あるオーバーレー紙を基材とする加飾シートが用いられ
ており、いずれの評価項目においても良好なものであっ
た。
【0096】
【発明の効果】本発明による加飾シート、およびこれを
使用する加飾成形品の製造方法は以上のとおり構成され
ているので、加飾部の歪み、皺、破れ等の不良の発生が
顕著に少ない高品質の成形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られた成形品の一例を示す垂直
断面図である。
【図2】本発明により得られた成形品の他の例を示す垂
直断面図である。
【図3】本発明により得られた成形品の更に他の例を示
す垂直断面図である。
【符号の説明】
(11):加飾シート (12):成形材料
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 B32B 33/00 // B29K 101:10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性成形材料に積層して加熱圧縮成
    形して加飾成形品を得るためのシートであって、加飾さ
    れたオーバーレー紙からなる加飾シート。
  2. 【請求項2】 熱硬化性成形材料に積層して加熱圧縮成
    形して加飾成形品を得るためのシートであって、加飾さ
    れたオーバーレー紙に熱硬化性樹脂組成物を含浸させて
    なる加飾シート。
  3. 【請求項3】 金型内に請求項1または2記載の加飾シ
    ートと熱硬化性成形材料を重ねて配し、加熱圧縮成形を
    行うことを特徴とする加飾成形品の製造方法。
JP7165694A 1995-06-30 1995-06-30 加飾シートおよび加飾成形品の製造方法 Pending JPH0911265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1076538A (ja) * 1996-09-05 1998-03-24 Sekisui Chem Co Ltd 加飾成形用シート及び加飾成形品の製造方法
WO2007020900A1 (ja) 2005-08-12 2007-02-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 化粧板及び化粧板の製造方法

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