JPH08267482A - 加飾成形品の製造方法 - Google Patents
加飾成形品の製造方法Info
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- JPH08267482A JPH08267482A JP7599095A JP7599095A JPH08267482A JP H08267482 A JPH08267482 A JP H08267482A JP 7599095 A JP7599095 A JP 7599095A JP 7599095 A JP7599095 A JP 7599095A JP H08267482 A JPH08267482 A JP H08267482A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- decorative sheet
- resin
- weight
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、金型内に加飾シートと熱硬化性成
形材料を重ねて配し、金型を締めて加熱圧縮成形を行う
加飾成形品の製造方法に関する。この方法は、型締め速
度を、上下両方の型が被圧縮材料に接触してから型を締
め切るまで、0.05〜2mm/秒とすることを特徴と
する。 【効果】 加飾部の歪み、皺、破れ等の不良の発生を顕
著に少なくすることができる。
形材料を重ねて配し、金型を締めて加熱圧縮成形を行う
加飾成形品の製造方法に関する。この方法は、型締め速
度を、上下両方の型が被圧縮材料に接触してから型を締
め切るまで、0.05〜2mm/秒とすることを特徴と
する。 【効果】 加飾部の歪み、皺、破れ等の不良の発生を顕
著に少なくすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内に加飾シートと
熱硬化性成形材料と重ねて配し、加熱圧縮成形を行うこ
とによって、加飾シートと成形材料を一体化させて、加
飾シートによって所望の模様ないしは色彩を発現した加
飾成形品を製造する方法に関する。
熱硬化性成形材料と重ねて配し、加熱圧縮成形を行うこ
とによって、加飾シートと成形材料を一体化させて、加
飾シートによって所望の模様ないしは色彩を発現した加
飾成形品を製造する方法に関する。
【0002】こうして得られた加飾成形品は、浴槽、浴
槽用壁材、防水パン、カウンター等、表面に模様ないし
は色彩を有する製品に好適に使用される。
槽用壁材、防水パン、カウンター等、表面に模様ないし
は色彩を有する製品に好適に使用される。
【0003】
【従来の技術】従来、FRP(ガラス繊維強化プラスチ
ック)の分野、特にFRP製バスタブ、バスユニット床
等の生産においては、ハンドレイアップ成形法、あるい
はスプレーアップ成形法と言われる方式が広く採用され
て来たが、これらの方法は一個の製品を生産するのに長
い時間と多くの工数を必要とした。そこで、これらの生
産性を格段に改良するものとして、シート・モールディ
ング・コンパウンド(以下、SMCと略す)またはバル
ク・モールディング・コンパウンド(以下、BMCと略
す)等の熱硬化性成形材料が開発され、これを用いた加
熱圧縮成形法が現在広く採用されている。
ック)の分野、特にFRP製バスタブ、バスユニット床
等の生産においては、ハンドレイアップ成形法、あるい
はスプレーアップ成形法と言われる方式が広く採用され
て来たが、これらの方法は一個の製品を生産するのに長
い時間と多くの工数を必要とした。そこで、これらの生
産性を格段に改良するものとして、シート・モールディ
ング・コンパウンド(以下、SMCと略す)またはバル
ク・モールディング・コンパウンド(以下、BMCと略
す)等の熱硬化性成形材料が開発され、これを用いた加
熱圧縮成形法が現在広く採用されている。
【0004】しかしながら、熱硬化性成形材料だけを用
いたSMCあるいはBMCの加熱圧縮成形では、得られ
た成形品は、成形品全体の色が単一色に限られたものと
なり、例えば赤なら成形品全体が赤色のものしか生産で
きず、模様および色彩の自由度が狭められるという難点
がある。勿論、成型品に印刷、塗装等の後加工を施せ
ば、適宜模様ないしは色彩を付加することは可能である
が、この場合には複雑な後加工の工程を付け加える必要
があり、生産性がいっそう低下する。
いたSMCあるいはBMCの加熱圧縮成形では、得られ
た成形品は、成形品全体の色が単一色に限られたものと
なり、例えば赤なら成形品全体が赤色のものしか生産で
きず、模様および色彩の自由度が狭められるという難点
がある。勿論、成型品に印刷、塗装等の後加工を施せ
ば、適宜模様ないしは色彩を付加することは可能である
が、この場合には複雑な後加工の工程を付け加える必要
があり、生産性がいっそう低下する。
【0005】そこで、これらのFRP製品を加飾する方
法として、成型品に所望の模様を発現するための加飾シ
ートを用いる方法が提案されている。例えば、ガラスク
ロス、ガラスマット、不織布、織布等の基材に所望の模
様柄を印刷してなる加飾シートをSMCに重ねて金型内
に配し、加熱圧縮成形を行うことによって、加飾シート
と成形材料を一体化させて成形品を加飾する方法が提案
されている。例えば、、特開平5−285973には、
所望の模様柄を印刷したチタン紙に熱硬化性樹脂を含浸
させてなる加飾シートの上にSMCを重ねて加熱圧縮成
形を行い、加飾成形品を得る方法が開示されている。ま
た、これらの方法においては、その成形条件としては、
通常のSMCプレス成形条件がそのまま適用されてお
り、即ち、3〜10mm/秒程度の高速での型閉めが行
われていた。
法として、成型品に所望の模様を発現するための加飾シ
ートを用いる方法が提案されている。例えば、ガラスク
ロス、ガラスマット、不織布、織布等の基材に所望の模
様柄を印刷してなる加飾シートをSMCに重ねて金型内
に配し、加熱圧縮成形を行うことによって、加飾シート
と成形材料を一体化させて成形品を加飾する方法が提案
されている。例えば、、特開平5−285973には、
所望の模様柄を印刷したチタン紙に熱硬化性樹脂を含浸
させてなる加飾シートの上にSMCを重ねて加熱圧縮成
形を行い、加飾成形品を得る方法が開示されている。ま
た、これらの方法においては、その成形条件としては、
通常のSMCプレス成形条件がそのまま適用されてお
り、即ち、3〜10mm/秒程度の高速での型閉めが行
われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加熱圧縮成形方法においては、加飾シートが成形
時に伸びたり、破れたりし易く、伸びによる加飾部端部
の歪み、破れ等のない良好な成形品が得られ難いという
欠点がある。このため、上記のような高速の型締め速度
では、成形不良率が非常に高く、生産効率に劣るという
難点がある。伸びによる歪みや破れの不良の程度が比較
的軽微なものは修正を施して製品とすることも可能であ
るが、この修正作業は、手作業により塗装を施して乾燥
する等、人手と時間を要するものであり、トータルとし
て非常にコストが高くなるという欠点を有する。
ような加熱圧縮成形方法においては、加飾シートが成形
時に伸びたり、破れたりし易く、伸びによる加飾部端部
の歪み、破れ等のない良好な成形品が得られ難いという
欠点がある。このため、上記のような高速の型締め速度
では、成形不良率が非常に高く、生産効率に劣るという
難点がある。伸びによる歪みや破れの不良の程度が比較
的軽微なものは修正を施して製品とすることも可能であ
るが、この修正作業は、手作業により塗装を施して乾燥
する等、人手と時間を要するものであり、トータルとし
て非常にコストが高くなるという欠点を有する。
【0007】本発明は上記欠点を解消すべくなされたも
のであり、自在な模様、色等のデザインを有する、加飾
シート積層成形品を成形するに際し、加飾部歪み、破れ
等の不良が発生しにくい、加飾成形品の製造方法を提供
することを目的とする。
のであり、自在な模様、色等のデザインを有する、加飾
シート積層成形品を成形するに際し、加飾部歪み、破れ
等の不良が発生しにくい、加飾成形品の製造方法を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による加飾成形品
の製造方法は上記目的を達成すべく工夫されたものであ
り、金型内に加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配
し、金型を締めて加熱圧縮成形を行うに当たり、型締め
速度を、上下両方の型が被圧縮材料に接触してから型を
締め切るまで、0.05〜2mm/秒とすることを特徴
とするものである。
の製造方法は上記目的を達成すべく工夫されたものであ
り、金型内に加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配
し、金型を締めて加熱圧縮成形を行うに当たり、型締め
速度を、上下両方の型が被圧縮材料に接触してから型を
締め切るまで、0.05〜2mm/秒とすることを特徴
とするものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。まず、加
飾シートについて説明する。本発明に用いる加飾シート
とは、着色または印刷した紙、布、不織布、ガラスマッ
ト、ガラスクロス等をいう。この加飾シートには、適
宜、熱硬化性樹脂組成物を含浸させることができる。熱
硬化性樹脂組成物を含浸させた場合には、型内にてこれ
が硬化し、硬質で耐久性等に優れる加飾表面を得ること
ができる。
飾シートについて説明する。本発明に用いる加飾シート
とは、着色または印刷した紙、布、不織布、ガラスマッ
ト、ガラスクロス等をいう。この加飾シートには、適
宜、熱硬化性樹脂組成物を含浸させることができる。熱
硬化性樹脂組成物を含浸させた場合には、型内にてこれ
が硬化し、硬質で耐久性等に優れる加飾表面を得ること
ができる。
【0010】上記紙としては、従来公知の各種のものが
用いられる。具体的には、薄様紙、チタン紙、新聞巻き
取り紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アート
紙、コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能であ
る。また、その印刷方法としても従来公知の各種方法が
適用可能であり、具体的には、グラビア印刷方式、グラ
ビア・オフセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方
式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等がある。ま
た、着色方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には抄造時に顔料等を混ぜ込む方法、抄造
時にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗布す
る方法等がある。
用いられる。具体的には、薄様紙、チタン紙、新聞巻き
取り紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アート
紙、コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能であ
る。また、その印刷方法としても従来公知の各種方法が
適用可能であり、具体的には、グラビア印刷方式、グラ
ビア・オフセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方
式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等がある。ま
た、着色方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には抄造時に顔料等を混ぜ込む方法、抄造
時にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗布す
る方法等がある。
【0011】上記布としては、従来公知の各種のものが
用いられる。具体的には、絹、麻、木綿等の天然繊維、
レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊維、ナイロ
ン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を織成してなるも
のが使用可能である。また、その印刷方法としても従来
公知の各種方法が適用可能であり、具体的には、グラビ
ア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクス
クリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式
等がある。また、着色方法としても従来公知の各種方法
が適用可能であり、具体的には繊維を染料にて着色した
ものを用いて織成する方法、織成後に布にインク等を染
み込ませる方法、絵の具や塗料を布に塗布する方法等が
ある。
用いられる。具体的には、絹、麻、木綿等の天然繊維、
レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊維、ナイロ
ン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を織成してなるも
のが使用可能である。また、その印刷方法としても従来
公知の各種方法が適用可能であり、具体的には、グラビ
ア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクス
クリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式
等がある。また、着色方法としても従来公知の各種方法
が適用可能であり、具体的には繊維を染料にて着色した
ものを用いて織成する方法、織成後に布にインク等を染
み込ませる方法、絵の具や塗料を布に塗布する方法等が
ある。
【0012】上記不織布としては、従来公知の各種のも
のが用いられる。具体的には、絹、麻、木綿、羊毛等の
天然繊維、レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊
維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を化学
的、熱的に、接着あるいは繊維同士の溶着等を利用して
布状としたものが使用可能である。また、その印刷方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方
式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセ
ット印刷方式等がある。また、着色方法としても従来公
知の各種方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料
にて着色したものを用いて布状にする方法、繊維を布状
とした後にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を
不織布に塗布する方法等がある。
のが用いられる。具体的には、絹、麻、木綿、羊毛等の
天然繊維、レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊
維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を化学
的、熱的に、接着あるいは繊維同士の溶着等を利用して
布状としたものが使用可能である。また、その印刷方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方
式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセ
ット印刷方式等がある。また、着色方法としても従来公
知の各種方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料
にて着色したものを用いて布状にする方法、繊維を布状
とした後にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を
不織布に塗布する方法等がある。
【0013】上記ガラスクロスとしては、ガラス繊維を
織成してなる従来公知のものが使用可能である。また、
その印刷方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には、グラビア印刷方式が、グラビア・オ
フセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印
刷方式、オフセット印刷方式等がある。また、着色方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には繊維を染料にて着色したものを用いて織成する方
法、織成後にガラスクロスにインク等を染み込ませる方
法、絵の具や塗料をガラスクロスに塗布する方法等があ
る。
織成してなる従来公知のものが使用可能である。また、
その印刷方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には、グラビア印刷方式が、グラビア・オ
フセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印
刷方式、オフセット印刷方式等がある。また、着色方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には繊維を染料にて着色したものを用いて織成する方
法、織成後にガラスクロスにインク等を染み込ませる方
法、絵の具や塗料をガラスクロスに塗布する方法等があ
る。
【0014】上記ガラスマットとしては、ガラス繊維に
接着剤(バインダー)を用いて化学的に接着させてマッ
ト状としたものが使用可能である。また、その印刷方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方
式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセ
ット印刷方式等がある。また、着色方法としても従来公
知の各種方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料
にて着色したものを用いてマット状にする方法、織成後
にインク等をガラスマットに染み込ませる方法、絵の具
や塗料をガラスマットに塗布する方法等がある。
接着剤(バインダー)を用いて化学的に接着させてマッ
ト状としたものが使用可能である。また、その印刷方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方
式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセ
ット印刷方式等がある。また、着色方法としても従来公
知の各種方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料
にて着色したものを用いてマット状にする方法、織成後
にインク等をガラスマットに染み込ませる方法、絵の具
や塗料をガラスマットに塗布する方法等がある。
【0015】ここで、着色または印刷の態様としては、
単一色に彩色しても構わないし、複数色を用いて模様等
図柄を形成させても構わない。即ち、目的に応じて、自
在な模様ないしは色彩を適用することが可能である。
単一色に彩色しても構わないし、複数色を用いて模様等
図柄を形成させても構わない。即ち、目的に応じて、自
在な模様ないしは色彩を適用することが可能である。
【0016】本発明において、加飾シートに熱硬化性樹
脂組成物を含浸させる場合には、熱硬化性樹脂組成物と
しては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレー
ト樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の各種熱硬化
性樹脂を主成分とする組成物が使用可能である。
脂組成物を含浸させる場合には、熱硬化性樹脂組成物と
しては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレー
ト樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の各種熱硬化
性樹脂を主成分とする組成物が使用可能である。
【0017】上記不飽和ポリエステル樹脂は、公知慣用
の方法により、通常、有機ポリオールと、脂肪族不飽和
ポリカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリ
カルボン酸および/または芳香族ポリカルボン酸等とか
ら製造される。
の方法により、通常、有機ポリオールと、脂肪族不飽和
ポリカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリ
カルボン酸および/または芳香族ポリカルボン酸等とか
ら製造される。
【0018】上記不飽和ポリエステル樹脂の製造に用い
られる有機ポリオールの例としてはジオール、トリオー
ル、テトラオールおよびそれらの混合物が挙げられる。
有機ポリオールは主として脂肪族ポリオールと芳香族ポ
リオールとに分けられ、このうち脂肪族ポリオールの代
表的なものには、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ジブロムネオペンチルグ
リコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロール
プロパン、水素化ビスフェノールA等があり、また芳香
族ポリオールの代表的なものとしては、ビスフェノール
AまたはビスフェノールSあるいはこれらのビスフェノ
ールAまたはビスフェノールSにエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシドもしくはブチレンオキシドのような脂
肪族オキシラン化合物を、一分子中に平均1〜20個の
範囲で付加させて得られるポリオキシアルキレンビスフ
ェノールAまたはポリオキシアルキレンビスフェノール
S等がある。
られる有機ポリオールの例としてはジオール、トリオー
ル、テトラオールおよびそれらの混合物が挙げられる。
有機ポリオールは主として脂肪族ポリオールと芳香族ポ
リオールとに分けられ、このうち脂肪族ポリオールの代
表的なものには、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ジブロムネオペンチルグ
リコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロール
プロパン、水素化ビスフェノールA等があり、また芳香
族ポリオールの代表的なものとしては、ビスフェノール
AまたはビスフェノールSあるいはこれらのビスフェノ
ールAまたはビスフェノールSにエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシドもしくはブチレンオキシドのような脂
肪族オキシラン化合物を、一分子中に平均1〜20個の
範囲で付加させて得られるポリオキシアルキレンビスフ
ェノールAまたはポリオキシアルキレンビスフェノール
S等がある。
【0019】また、上記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としては(無
水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸等が例
示される。
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としては(無
水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸等が例
示される。
【0020】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としてはセバ
チン酸、アジピン酸、(無水)コハク酸等が例示され
る。
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としてはセバ
チン酸、アジピン酸、(無水)コハク酸等が例示され
る。
【0021】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる芳香族ポリカルボン酸としては(無水)フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フ
タル酸等が例示される。
に用いられる芳香族ポリカルボン酸としては(無水)フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フ
タル酸等が例示される。
【0022】上記エポキシアクリレート樹脂は、これも
また公知慣用の方法により、通常、エポキシ樹脂と、
(メタ)アクリル酸等の反応性二重結合を持つモノカル
ボン酸とから製造される。
また公知慣用の方法により、通常、エポキシ樹脂と、
(メタ)アクリル酸等の反応性二重結合を持つモノカル
ボン酸とから製造される。
【0023】また、前記エポキシアクリレート樹脂の製
造に用いられるエポキシ樹脂としては、これもまた公知
慣用の方法によりエピクロルヒドリンおよびビスフェノ
ールAから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹
脂、エピクロルヒドリンおよび臭素化ビスフェノールA
から製造される臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、フェノールノボラックまたはオルトクレゾールノボ
ラックをグリシジルエーテル化して製造されるノボラッ
ク型エポキシ樹脂、各種アミンとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂
(テトラグリシジルメタキシレンジアミン、テトラグリ
シジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テ
トラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシ
ジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−m−ア
ミノフェノール、ジグリシジルアニリン、ジグリシジル
オルトトルイジン等)等が例示される。
造に用いられるエポキシ樹脂としては、これもまた公知
慣用の方法によりエピクロルヒドリンおよびビスフェノ
ールAから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹
脂、エピクロルヒドリンおよび臭素化ビスフェノールA
から製造される臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、フェノールノボラックまたはオルトクレゾールノボ
ラックをグリシジルエーテル化して製造されるノボラッ
ク型エポキシ樹脂、各種アミンとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂
(テトラグリシジルメタキシレンジアミン、テトラグリ
シジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テ
トラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシ
ジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−m−ア
ミノフェノール、ジグリシジルアニリン、ジグリシジル
オルトトルイジン等)等が例示される。
【0024】上記ウレタンアクリレート樹脂は、通常、
アルキレンジオール、アルキレンジオールエステル、ア
ルキレンジオールエーテル、ポリエーテルポリオールま
たはポリエステルポリオール等の有機ポリオールに有機
ポリイソシアネートを反応させ、さらにヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを反応させて製造される。
アルキレンジオール、アルキレンジオールエステル、ア
ルキレンジオールエーテル、ポリエーテルポリオールま
たはポリエステルポリオール等の有機ポリオールに有機
ポリイソシアネートを反応させ、さらにヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを反応させて製造される。
【0025】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリオールとしては、アルキレンジオー
ルとして例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ジイソプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ブタンジオール等が、ポリエーテルポリオールと
してはポリオキシメチレン、ポリエチレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイド等が、ポリエステルポリオー
ルとしてはアルキレンジオール等の有機ポリオールおよ
びポリカルボン酸の縮合化合物等がそれぞれ例示され
る。
造に用いられるポリオールとしては、アルキレンジオー
ルとして例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ジイソプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ブタンジオール等が、ポリエーテルポリオールと
してはポリオキシメチレン、ポリエチレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイド等が、ポリエステルポリオー
ルとしてはアルキレンジオール等の有機ポリオールおよ
びポリカルボン酸の縮合化合物等がそれぞれ例示され
る。
【0026】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリイソシアネートとしてはトリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等が例示される。
造に用いられるポリイソシアネートとしてはトリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等が例示される。
【0027】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレ
ートとしては通常ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等が例示され、ヒドロ
キシル基は通常アルキル基のベータ位の炭素に結合して
いる。アルキル基は通常8個までの炭素原子を含むこと
ができる。
造に用いられるヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレ
ートとしては通常ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等が例示され、ヒドロ
キシル基は通常アルキル基のベータ位の炭素に結合して
いる。アルキル基は通常8個までの炭素原子を含むこと
ができる。
【0028】上記ジアリルフタレート樹脂とは、ジアリ
ルフタレートモノマーを過酸化ベンゾイルの様な過酸化
物触媒の存在下で加熱、重合させてプレポリマー化させ
ることによって得られる。
ルフタレートモノマーを過酸化ベンゾイルの様な過酸化
物触媒の存在下で加熱、重合させてプレポリマー化させ
ることによって得られる。
【0029】上記メラミン樹脂は、メラミンとホルムア
ルデヒド樹脂を縮合させることによって得られる。
ルデヒド樹脂を縮合させることによって得られる。
【0030】上記フェノール樹脂は、フェノールアルコ
ール類とホルマリンを反応させて得られる。フェノール
に対してホルムアルデヒドを過剰にして、アルカリ触媒
で反応させたレゾールタイプ、および、ホルムアルデヒ
ドを過剰にして、酸触媒にて反応させたノボラックタイ
プの2種類が汎用的である。
ール類とホルマリンを反応させて得られる。フェノール
に対してホルムアルデヒドを過剰にして、アルカリ触媒
で反応させたレゾールタイプ、および、ホルムアルデヒ
ドを過剰にして、酸触媒にて反応させたノボラックタイ
プの2種類が汎用的である。
【0031】ここで、上記各種熱硬化性樹脂組成物に
は、必要に応じて、溶剤、モノマー等が添加される。例
えば、粘度の高い樹脂においては含浸性を改良するため
に溶剤等を加えて粘度を低下させる。また、反応性の低
い樹脂においては、モノマー等を添加して反応性を改良
することができる。なお、粘度を低下させるために溶剤
を用いる場合には、これが残存していると成形時に気泡
等の不良の原因となりやすいので、樹脂含浸後に、溶剤
を揮発乾燥させる工程が必要になる。
は、必要に応じて、溶剤、モノマー等が添加される。例
えば、粘度の高い樹脂においては含浸性を改良するため
に溶剤等を加えて粘度を低下させる。また、反応性の低
い樹脂においては、モノマー等を添加して反応性を改良
することができる。なお、粘度を低下させるために溶剤
を用いる場合には、これが残存していると成形時に気泡
等の不良の原因となりやすいので、樹脂含浸後に、溶剤
を揮発乾燥させる工程が必要になる。
【0032】また、上記各種熱硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、各種充填剤、添加剤等を用いても良い。
具体的には、炭酸カルシウム等の充填剤、有機過酸化物
等の重合開始剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、ス
テアリン酸亜鉛等の内部離型剤、防かび剤、防腐剤等が
適当量添加できる。
必要に応じて、各種充填剤、添加剤等を用いても良い。
具体的には、炭酸カルシウム等の充填剤、有機過酸化物
等の重合開始剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、ス
テアリン酸亜鉛等の内部離型剤、防かび剤、防腐剤等が
適当量添加できる。
【0033】ここで、シート基材への樹脂の含浸量とし
ては、基材として、紙、布、不織布等有機系のものを用
いた場合には、おおよそ、含浸したシートの乾燥後の全
体の重量に対して20〜70重量%となるように配合さ
れることが好ましく、より好適には30〜60重量%で
ある。
ては、基材として、紙、布、不織布等有機系のものを用
いた場合には、おおよそ、含浸したシートの乾燥後の全
体の重量に対して20〜70重量%となるように配合さ
れることが好ましく、より好適には30〜60重量%で
ある。
【0034】またここで、基材として、ガラスクロス、
ガラスマット等無機系のものを用いた場合には、おおよ
そ、含浸したシートの乾燥後の全体の重量に対して10
〜50重量%となるように配合されることが好ましく、
より好適には20〜40重量%である。
ガラスマット等無機系のものを用いた場合には、おおよ
そ、含浸したシートの乾燥後の全体の重量に対して10
〜50重量%となるように配合されることが好ましく、
より好適には20〜40重量%である。
【0035】シート基材への樹脂含浸は、従来公知の方
法により行うことができる。即ち、例えば、樹脂の入っ
た槽にシート基材を浸漬して樹脂を含浸し、ロール等で
基材を押圧して余分な樹脂を落とし、必要に応じて乾燥
炉において乾燥する方法、あるいは、ベルトの上でシー
ト基材を流して行き、その上に樹脂を載置し、ロールま
たはブレード等で基材を押圧して行く方法等がある。
法により行うことができる。即ち、例えば、樹脂の入っ
た槽にシート基材を浸漬して樹脂を含浸し、ロール等で
基材を押圧して余分な樹脂を落とし、必要に応じて乾燥
炉において乾燥する方法、あるいは、ベルトの上でシー
ト基材を流して行き、その上に樹脂を載置し、ロールま
たはブレード等で基材を押圧して行く方法等がある。
【0036】つぎに、熱硬化性成形材料について説明す
る。本発明において、熱硬化性成形材料としては、従来
よりSMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料として使
用されているものを用いることができる。
る。本発明において、熱硬化性成形材料としては、従来
よりSMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料として使
用されているものを用いることができる。
【0037】熱硬化性成形材料の調製例は、つぎのとお
りである。すなわち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加剤等が加えられ、従来公知の方法により、
SMCあるいはBMC等の形態を持つ熱硬化性樹脂組成
物が調製される。
りである。すなわち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加剤等が加えられ、従来公知の方法により、
SMCあるいはBMC等の形態を持つ熱硬化性樹脂組成
物が調製される。
【0038】熱硬化性成形材料の調製に用いる熱硬化性
樹脂は、加飾シートの調製に用いるものと同じであって
よい。熱硬化性樹脂については、加飾シートの説明で詳
述した通りである。
樹脂は、加飾シートの調製に用いるものと同じであって
よい。熱硬化性樹脂については、加飾シートの説明で詳
述した通りである。
【0039】また、成形材料には、低収縮剤として、ポ
リ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
−スチレン共重合体、ポリブタジエン、飽和ポリエステ
ル類、飽和ポリエーテル類等のような熱可塑性樹脂を必
要に応じて適当量添加することできる。
リ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル
−スチレン共重合体、ポリブタジエン、飽和ポリエステ
ル類、飽和ポリエーテル類等のような熱可塑性樹脂を必
要に応じて適当量添加することできる。
【0040】またさらに成形材料には、必要に応じて、
スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビ
ニルトルエン、ジアリルフタレート、各種アクリレート
モノマー、各種メタクリレートモノマー等の重合性単量
体を適当量加えることができる。
スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビ
ニルトルエン、ジアリルフタレート、各種アクリレート
モノマー、各種メタクリレートモノマー等の重合性単量
体を適当量加えることができる。
【0041】中でも、スチレンおよびメチルメタクリレ
ートが価格および各種性能の点で優れるため、好適に用
いられる。
ートが価格および各種性能の点で優れるため、好適に用
いられる。
【0042】また、成形材料には、必要に応じて、ラジ
カル反応開始剤としての有機過酸化物を用いることがで
きる。具体的には例えば、メチルエチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド類、イソブチリルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド類、クメンハイ
ドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類、ジ
クミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド
類、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等のアルキルパーエステル類、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等のカーボネ
ート類、1,1−ジブチルパーオキシシクロヘキサン等
のパーオキシケタール類等があり、汎用的には、ターシ
ャリーブチルパーオキシベンゾエート、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等が使用可能
である。
カル反応開始剤としての有機過酸化物を用いることがで
きる。具体的には例えば、メチルエチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド類、イソブチリルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド類、クメンハイ
ドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類、ジ
クミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド
類、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等のアルキルパーエステル類、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等のカーボネ
ート類、1,1−ジブチルパーオキシシクロヘキサン等
のパーオキシケタール類等があり、汎用的には、ターシ
ャリーブチルパーオキシベンゾエート、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等が使用可能
である。
【0043】また、上記熱可塑性樹脂を用いる場合に
は、その量としては、樹脂分のうち0.1〜30重量%
であることが好適であり、より好適には0.3〜20重
量%である。この使用量が多すぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得られ
にくく、逆に少なすぎる場合には充分な収縮改良効果が
得られにくく、いずれの場合も好ましくない。
は、その量としては、樹脂分のうち0.1〜30重量%
であることが好適であり、より好適には0.3〜20重
量%である。この使用量が多すぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得られ
にくく、逆に少なすぎる場合には充分な収縮改良効果が
得られにくく、いずれの場合も好ましくない。
【0044】本明細書において、「樹脂分」とは、熱硬
化性樹脂、熱可塑性樹脂の他に、共重合性モノマー等の
様に化学反応して樹脂となり得る成分の総量を意味す
る。
化性樹脂、熱可塑性樹脂の他に、共重合性モノマー等の
様に化学反応して樹脂となり得る成分の総量を意味す
る。
【0045】また、上記各種共重合性単量体を用いる場
合には、その量としては、樹脂分のうち1〜70重量%
であることが好適であり、より好適には3〜50重量%
である。この使用量が少なすぎる場合には、成形材料の
粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得らず、
逆に多すぎる場合には、密着性が低下しやすく、いずれ
の場合も好ましくない。
合には、その量としては、樹脂分のうち1〜70重量%
であることが好適であり、より好適には3〜50重量%
である。この使用量が少なすぎる場合には、成形材料の
粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得らず、
逆に多すぎる場合には、密着性が低下しやすく、いずれ
の場合も好ましくない。
【0046】また、上記有機過酸化物を用いる場合に
は、その量としては、反応性不飽和結合を持つ熱硬化性
樹脂および共重合性モノマーの和100重量部に対し
0.3〜5重量部が好適であり、より好適には0.5〜
3重量部である。この使用量が少ない場合には、成形材
料の硬化速度が遅くなり易く、また逆に多すぎる場合に
は、成形材料が硬化時に黄変しやすくなり、いずれの場
合も好ましくない。
は、その量としては、反応性不飽和結合を持つ熱硬化性
樹脂および共重合性モノマーの和100重量部に対し
0.3〜5重量部が好適であり、より好適には0.5〜
3重量部である。この使用量が少ない場合には、成形材
料の硬化速度が遅くなり易く、また逆に多すぎる場合に
は、成形材料が硬化時に黄変しやすくなり、いずれの場
合も好ましくない。
【0047】さらに成形材料には、目的および用途に応
じて、適当量の無機充填材を加えることができる。使用
可能な無機充填材としては、以下のようなものがある。
すなわち、グラファイト、ダイヤモンド等の元素鉱物、
岩塩、カリ岩塩等のハロゲン化鉱物、炭酸カルシウム等
の炭酸塩鉱物、藍鉄鉱等のりん酸塩鉱物、カルノー石等
バナジン酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウム)、石膏(硫
酸カルシウム)等の硫酸塩鉱物、ほう砂等のほう酸塩鉱
物、灰チタン石等のチタン酸塩鉱物、雲母、タルク(滑
石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石等のけい酸塩鉱
物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウム)、水酸化ア
ルミニウム等の金属(水)酸化物、(中空)ガラス球等
のガラス製品、等を中心とした天然または人工の鉱物ま
たはこれらを処理、精製あるいは加工したもの、および
それらの混合物が用いられる。
じて、適当量の無機充填材を加えることができる。使用
可能な無機充填材としては、以下のようなものがある。
すなわち、グラファイト、ダイヤモンド等の元素鉱物、
岩塩、カリ岩塩等のハロゲン化鉱物、炭酸カルシウム等
の炭酸塩鉱物、藍鉄鉱等のりん酸塩鉱物、カルノー石等
バナジン酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウム)、石膏(硫
酸カルシウム)等の硫酸塩鉱物、ほう砂等のほう酸塩鉱
物、灰チタン石等のチタン酸塩鉱物、雲母、タルク(滑
石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石等のけい酸塩鉱
物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウム)、水酸化ア
ルミニウム等の金属(水)酸化物、(中空)ガラス球等
のガラス製品、等を中心とした天然または人工の鉱物ま
たはこれらを処理、精製あるいは加工したもの、および
それらの混合物が用いられる。
【0048】また、成形材料には、必要に応じて着色顔
料を適当量用いることができる。この着色顔料として
は、従来公知のものが用いられる。例えば、酸化チタ
ン、ベンジンイエロー、アンスラキノンイエロー、チタ
ンイエロー、ハンザイエロー、モリブデートオレンジ、
黄鉛、ジスアゾイエロー、ベンジンオレンジ、キナクリ
ドンレッド、キナクリドンマゼンダ、ナフトールバイオ
レット、クロムグリーン、フタロシアニングリーン、ア
ルカリブルー、コバルトブルー、フタロシアニンブル
ー、酸化鉄(ベンガラ)、銅アゾブラウン、アニリンブ
ラック、カーボンブラック、鉄黒、アルミニウムフレー
ク、ニッケル粉、金粉、銀粉等各種公知慣用のものが用
いられる。
料を適当量用いることができる。この着色顔料として
は、従来公知のものが用いられる。例えば、酸化チタ
ン、ベンジンイエロー、アンスラキノンイエロー、チタ
ンイエロー、ハンザイエロー、モリブデートオレンジ、
黄鉛、ジスアゾイエロー、ベンジンオレンジ、キナクリ
ドンレッド、キナクリドンマゼンダ、ナフトールバイオ
レット、クロムグリーン、フタロシアニングリーン、ア
ルカリブルー、コバルトブルー、フタロシアニンブル
ー、酸化鉄(ベンガラ)、銅アゾブラウン、アニリンブ
ラック、カーボンブラック、鉄黒、アルミニウムフレー
ク、ニッケル粉、金粉、銀粉等各種公知慣用のものが用
いられる。
【0049】中でも、酸化チタン、チタンイエロー、キ
ナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダ、フタロシア
ニンブルー、酸化鉄(ベンガラ)、カーボンブラック、
鉄黒、アルミニウムフレーク等が、成形材料の硬化性等
への影響が少ないため、好適に用いられる。
ナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダ、フタロシア
ニンブルー、酸化鉄(ベンガラ)、カーボンブラック、
鉄黒、アルミニウムフレーク等が、成形材料の硬化性等
への影響が少ないため、好適に用いられる。
【0050】ここで、成形材料に用いる着色顔料の添加
量としては樹脂分100重量部に対して、1〜100重
量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜50重
量部である。また、無機充填材の添加量としては、樹脂
分100重量部に対して、0〜300重量部とすること
が好ましく、より好ましくは0〜250重量部である。
また、着色顔料と無機充填材の総量は、30〜320重
量部添加されるのが好ましく、より好ましくは40〜2
00重量部となる様に調節される。無機充填材、着色顔
料の添加量が、少なすぎる場合には充分な隠蔽性が得ら
れにくく、逆に多すぎる場合には、組成物の粘度が高く
なるため、成形時に型内における充分な流動性が得られ
にくく、いずれの場合も好ましくない。
量としては樹脂分100重量部に対して、1〜100重
量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜50重
量部である。また、無機充填材の添加量としては、樹脂
分100重量部に対して、0〜300重量部とすること
が好ましく、より好ましくは0〜250重量部である。
また、着色顔料と無機充填材の総量は、30〜320重
量部添加されるのが好ましく、より好ましくは40〜2
00重量部となる様に調節される。無機充填材、着色顔
料の添加量が、少なすぎる場合には充分な隠蔽性が得ら
れにくく、逆に多すぎる場合には、組成物の粘度が高く
なるため、成形時に型内における充分な流動性が得られ
にくく、いずれの場合も好ましくない。
【0051】また、成形材料には、補強材として、各種
補強繊維、すなわちガラス繊維、炭素繊維等を必要に応
じて適当量加えることができる。
補強繊維、すなわちガラス繊維、炭素繊維等を必要に応
じて適当量加えることができる。
【0052】ここで、成形材料に補強繊維を用いる場合
には、その使用量としては樹脂分に対して、1〜250
重量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜20
0重部である。この使用量が少なすぎる場合には、充分
な補強効果が得られにくく、逆に多すぎる場合には、組
成物の粘度が高くなるため、成形時に型内における充分
な流動性が得られにくく、いずれの場合も好ましくな
い。
には、その使用量としては樹脂分に対して、1〜250
重量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜20
0重部である。この使用量が少なすぎる場合には、充分
な補強効果が得られにくく、逆に多すぎる場合には、組
成物の粘度が高くなるため、成形時に型内における充分
な流動性が得られにくく、いずれの場合も好ましくな
い。
【0053】またさらに成形材料には、必要に応じて、
ジメチルアニリン、ナフテン酸コバルト等の公知の硬化
促進剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、アゾ系染料
やアントラキノン系、インジゴイド系、スチルベン系等
の染料、カーボンブラック等の導電性付与剤、乳化剤、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシ
チン等の離型剤等を用途、目的に応じて適当量加えるこ
とができる。
ジメチルアニリン、ナフテン酸コバルト等の公知の硬化
促進剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、アゾ系染料
やアントラキノン系、インジゴイド系、スチルベン系等
の染料、カーボンブラック等の導電性付与剤、乳化剤、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシ
チン等の離型剤等を用途、目的に応じて適当量加えるこ
とができる。
【0054】本発明の好適な実施態様はつぎのとおりで
ある。本発明に用いる成形材料としては、より具体的に
は例えば、不飽和ポリエステル樹脂液(スチレン濃度3
0〜70重量%)60〜100重量部にポリスチレン樹
脂等のスチレン溶液(スチレン濃度約30〜70重量
%)0〜40重量部を加えて100重量部とし、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、ガラス粉末等の充填材
30〜300重量部、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブ
ラック、チタンイエロー等の着色顔料5〜20重量部、
ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート等の有機過
酸化物0.5〜3重量部、酸化マグネシウム等の増粘剤
0.5〜3重量部、ステアリン酸亜鉛等の離型剤0.5
〜5重量部程度を混練し、ガラス繊維等の補強材5〜1
80重量部に含浸してSMCあるいはBMCの形態とし
たものが好適に用いられる。
ある。本発明に用いる成形材料としては、より具体的に
は例えば、不飽和ポリエステル樹脂液(スチレン濃度3
0〜70重量%)60〜100重量部にポリスチレン樹
脂等のスチレン溶液(スチレン濃度約30〜70重量
%)0〜40重量部を加えて100重量部とし、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、ガラス粉末等の充填材
30〜300重量部、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブ
ラック、チタンイエロー等の着色顔料5〜20重量部、
ターシャリーブチルパーオキシベンゾエート等の有機過
酸化物0.5〜3重量部、酸化マグネシウム等の増粘剤
0.5〜3重量部、ステアリン酸亜鉛等の離型剤0.5
〜5重量部程度を混練し、ガラス繊維等の補強材5〜1
80重量部に含浸してSMCあるいはBMCの形態とし
たものが好適に用いられる。
【0055】本発明の製造方法は、上記のような材料を
用いて行われるが、その具体的操作は、以下のとおりで
ある。
用いて行われるが、その具体的操作は、以下のとおりで
ある。
【0056】本発明に用いる成形機としては、従来公知
のプレス成形機が使用可能である。また、成形型として
は、従来公知の金型、鋳物型等が使用可能である。
のプレス成形機が使用可能である。また、成形型として
は、従来公知の金型、鋳物型等が使用可能である。
【0057】また、型の形式としては、一般的には上下
型が好ましく用いられる。この場合、通常は上型を可動
型、下型を固定型として用いる。
型が好ましく用いられる。この場合、通常は上型を可動
型、下型を固定型として用いる。
【0058】上記の成形機に、上記成形型を取り付け、
70〜170℃に加熱した後、型を開いた状態で、型内
に被圧縮材料である加飾シートと成形材料を所要の位置
に重ねて配する。
70〜170℃に加熱した後、型を開いた状態で、型内
に被圧縮材料である加飾シートと成形材料を所要の位置
に重ねて配する。
【0059】ここで、型の温度は70〜170℃であ
り、好適には85℃〜155℃である。特に、汎用のS
MC、BMCのような高温用の成形材料を用いる場合に
は100〜155℃とすることが好適であり、また、い
わゆる低温SMCと呼ばれる、低温成形用の成形材料を
用いる場合には、85〜100℃とすることが好適であ
る。型温度が低すぎる場合には、成形材料が充分に固化
し難く、逆に高すぎる場合には、成形材料の十分な流動
性が得られ難いので、いずれの場合も好ましくない。
り、好適には85℃〜155℃である。特に、汎用のS
MC、BMCのような高温用の成形材料を用いる場合に
は100〜155℃とすることが好適であり、また、い
わゆる低温SMCと呼ばれる、低温成形用の成形材料を
用いる場合には、85〜100℃とすることが好適であ
る。型温度が低すぎる場合には、成形材料が充分に固化
し難く、逆に高すぎる場合には、成形材料の十分な流動
性が得られ難いので、いずれの場合も好ましくない。
【0060】ここで、加飾シートと成形材料の上下関係
としては、加飾シートを下型の型面上に載置し、その上
に成形材料を載置するのが、シートの位置ずれが少な
く、良好である。ただし、必要に応じて、成形材料を下
側としても構わない。
としては、加飾シートを下型の型面上に載置し、その上
に成形材料を載置するのが、シートの位置ずれが少な
く、良好である。ただし、必要に応じて、成形材料を下
側としても構わない。
【0061】上記請求項において「上下両方の型が被圧
縮材料に接触」とは、加飾シートを下型側に載置する場
合は、上型が成形材料に接触する時点を意味し、加飾シ
ートを上型側に載置する場合は、上型が加飾シートに接
触する時点を意味する。また、本発明においては、加飾
シートに剥離用フィルムを積層したものを用いても構わ
ないが、その場合には、その剥離用フィルムに型が接触
する時点をいう。
縮材料に接触」とは、加飾シートを下型側に載置する場
合は、上型が成形材料に接触する時点を意味し、加飾シ
ートを上型側に載置する場合は、上型が加飾シートに接
触する時点を意味する。また、本発明においては、加飾
シートに剥離用フィルムを積層したものを用いても構わ
ないが、その場合には、その剥離用フィルムに型が接触
する時点をいう。
【0062】またここで、加飾シートを下型に載置する
面は、印刷あるいは着色がより多く施された面とするの
が普通であるが、必要に応じて、成形材料側を印刷ある
いは着色した面としても構わない。
面は、印刷あるいは着色がより多く施された面とするの
が普通であるが、必要に応じて、成形材料側を印刷ある
いは着色した面としても構わない。
【0063】ここで、加飾シートの大きさとしては、成
形品の表面全体を加飾するための大きなものであっても
構わないし、成形品表面のうち一部のみを加飾する小さ
いものであっても構わない。即ち、加飾シートの大きさ
は所望する模様ないしは色彩に応じて、任意の大きさ、
形とすればよい。
形品の表面全体を加飾するための大きなものであっても
構わないし、成形品表面のうち一部のみを加飾する小さ
いものであっても構わない。即ち、加飾シートの大きさ
は所望する模様ないしは色彩に応じて、任意の大きさ、
形とすればよい。
【0064】また、本発明においては、必要に応じて、
加飾シートと成形材料の間にガラスマット、ガラスクロ
ス、不織布、布、紙等あるいはそれらに樹脂を含浸させ
たもの等を適宜挿入しても構わない。
加飾シートと成形材料の間にガラスマット、ガラスクロ
ス、不織布、布、紙等あるいはそれらに樹脂を含浸させ
たもの等を適宜挿入しても構わない。
【0065】こうして、金型内に加飾シートと熱硬化性
成形材料を積層状に配した後、型を締める。型を締める
段階は、大略、下記の3つの工程に分けられる。即ち、
可動型を高速で、成形材料あるいは加飾シートの近傍
まで近づける。可動型が成形材料あるいは加飾シート
の近傍から、成形材料あるいは加飾シートに接触するま
で、可動型の速度を減速する。可動型が成形材料ある
いは加飾シートに接触してから、圧力を加えながら成形
材料を押し流して成形し、締め切る。の3工程である。
ただし、型の開閉ストロークが短い成形機の場合には、
、の工程をとらなくてもプリゲル等の不良の起こら
ないこともあり、この場合には勿論、、の工程をと
らず、の低速締め切り工程のみとしても構わない。
成形材料を積層状に配した後、型を締める。型を締める
段階は、大略、下記の3つの工程に分けられる。即ち、
可動型を高速で、成形材料あるいは加飾シートの近傍
まで近づける。可動型が成形材料あるいは加飾シート
の近傍から、成形材料あるいは加飾シートに接触するま
で、可動型の速度を減速する。可動型が成形材料ある
いは加飾シートに接触してから、圧力を加えながら成形
材料を押し流して成形し、締め切る。の3工程である。
ただし、型の開閉ストロークが短い成形機の場合には、
、の工程をとらなくてもプリゲル等の不良の起こら
ないこともあり、この場合には勿論、、の工程をと
らず、の低速締め切り工程のみとしても構わない。
【0066】ここで、工程において、可動型が成形材
料あるいは加飾シート近傍まで近づくまでは、任意の速
度で可動型を動かすことが可能である。ただし、ここで
の型の動作速度が遅すぎる場合には、成形材料および加
飾シートが流動前に硬化して流動性を失って欠肉等の成
形不良の原因になりやすいので、この動作速度は20m
m/秒以上であることが好ましく、より好ましくは50
mm/秒以上である。ここで、「近傍」とは、成形機の
性能により異なるが、使用する成形機において、可動型
の動作速度を工程の高速動作状態から工程の低速動
作状態にスムーズに減速するに適した距離をいう。汎用
プレス成形機ではその距離は30〜50mm程度であ
る。
料あるいは加飾シート近傍まで近づくまでは、任意の速
度で可動型を動かすことが可能である。ただし、ここで
の型の動作速度が遅すぎる場合には、成形材料および加
飾シートが流動前に硬化して流動性を失って欠肉等の成
形不良の原因になりやすいので、この動作速度は20m
m/秒以上であることが好ましく、より好ましくは50
mm/秒以上である。ここで、「近傍」とは、成形機の
性能により異なるが、使用する成形機において、可動型
の動作速度を工程の高速動作状態から工程の低速動
作状態にスムーズに減速するに適した距離をいう。汎用
プレス成形機ではその距離は30〜50mm程度であ
る。
【0067】工程においては、可動型が成形材料ある
いは加飾シートの近傍から、これに接触するまでは、漸
時速度を低下させる。
いは加飾シートの近傍から、これに接触するまでは、漸
時速度を低下させる。
【0068】工程においては、可動型が成形材料ある
いは加飾シートに接触してから後は、その型締め速度
は、0.05〜2.0mm/秒であり、好適には0.1
〜1.2mm/秒であり、より好適には0.2〜1.0
mm/秒である。ここで、可動型の動作速度が遅すぎる
場合には、成形材料が流動前に硬化して流動性を失って
欠肉等の成形不良の原因になり易く、逆にこの速度が速
すぎる場合には、加飾シートに急激に圧力が加わるた
め、加飾シートが延ばされて歪む、皺になる、あるいは
破れるといった成形不良が起こり易く、いずれの場合も
好ましくない。
いは加飾シートに接触してから後は、その型締め速度
は、0.05〜2.0mm/秒であり、好適には0.1
〜1.2mm/秒であり、より好適には0.2〜1.0
mm/秒である。ここで、可動型の動作速度が遅すぎる
場合には、成形材料が流動前に硬化して流動性を失って
欠肉等の成形不良の原因になり易く、逆にこの速度が速
すぎる場合には、加飾シートに急激に圧力が加わるた
め、加飾シートが延ばされて歪む、皺になる、あるいは
破れるといった成形不良が起こり易く、いずれの場合も
好ましくない。
【0069】ここで、工程における型締め速度の制御
は、従来公知の方法によって行うことができる。即ち、
速度制御機能の備えられている成形機を用いる場合には
それによれば良いし、また、出力制御方式が採用されて
いる成形機を用いる場合には、予め予備試験を行い、上
述した締め切り速度となる出力範囲を測定し、その条件
として成形を行えば良い。
は、従来公知の方法によって行うことができる。即ち、
速度制御機能の備えられている成形機を用いる場合には
それによれば良いし、また、出力制御方式が採用されて
いる成形機を用いる場合には、予め予備試験を行い、上
述した締め切り速度となる出力範囲を測定し、その条件
として成形を行えば良い。
【0070】そのようにして型を締め切った後、5〜1
50kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間加圧成形を
行い、被成形物を硬化させた後、型を開け、製品を脱型
すれば、積層された加飾成形品が得られる。
50kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間加圧成形を
行い、被成形物を硬化させた後、型を開け、製品を脱型
すれば、積層された加飾成形品が得られる。
【0071】ここで、上記成形圧力は、5〜150kg
/cm2 であり、好適には10〜120kg/cm2 で
ある。特に、汎用のSMCあるいはBMCの様な成形材
料を用いる場合には50〜120kg/cm2 とするこ
とが好適であり、また、いわゆる低圧SMCと呼ばれ
る、低圧成形用の成形材料を用いる場合には、10〜4
0kg/cm2 とすることが好適である。成形圧力が低
すぎる場合には成形材料に充分な流動性が得られ難く、
また逆に高すぎる場合には量産時の型の劣化が進み易く
なり、いずれの場合も好ましくない。
/cm2 であり、好適には10〜120kg/cm2 で
ある。特に、汎用のSMCあるいはBMCの様な成形材
料を用いる場合には50〜120kg/cm2 とするこ
とが好適であり、また、いわゆる低圧SMCと呼ばれ
る、低圧成形用の成形材料を用いる場合には、10〜4
0kg/cm2 とすることが好適である。成形圧力が低
すぎる場合には成形材料に充分な流動性が得られ難く、
また逆に高すぎる場合には量産時の型の劣化が進み易く
なり、いずれの場合も好ましくない。
【0072】
【作用】本発明の製造方法においては、可動型が成形材
料あるいは加飾シートに接触してから、型を締め切るま
での型締め速度が所要範囲に設定されているので、加飾
用シートに急激に圧力がかかってシートが不均一に伸び
て歪む、皺になる、あるいは破れるといった不良が起こ
らず、また、締め切りが遅すぎることもないので欠肉等
の成形不良も起こらない。
料あるいは加飾シートに接触してから、型を締め切るま
での型締め速度が所要範囲に設定されているので、加飾
用シートに急激に圧力がかかってシートが不均一に伸び
て歪む、皺になる、あるいは破れるといった不良が起こ
らず、また、締め切りが遅すぎることもないので欠肉等
の成形不良も起こらない。
【0073】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0074】1.成形機および金型の準備 成形機としては、川崎油工社製の800トンプレス成形
機を用いた。
機を用いた。
【0075】金型としては100cm×100cmの正
方形平板を成形する金型を準備した。
方形平板を成形する金型を準備した。
【0076】上型、下型は共に電気ヒーターおよび冷却
水配管を埋め込んだものである。この金型を上記プレス
成形機に取り付けた。上型を可動型とし、下型を固定型
とした。
水配管を埋め込んだものである。この金型を上記プレス
成形機に取り付けた。上型を可動型とし、下型を固定型
とした。
【0077】2.加飾シートの調製 加飾シートは、以下のようにして調製した。
【0078】1)含浸用樹脂液の調製 (1) 不飽和ポリエステル樹脂(数平均分子量約2000
のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレン
に溶解したもの、スチレン濃度40重量%)100重量
部 (2) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 上記(1) 、(2) を混合し、充分に攪拌し、含浸用樹脂液
とした。
のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレン
に溶解したもの、スチレン濃度40重量%)100重量
部 (2) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 上記(1) 、(2) を混合し、充分に攪拌し、含浸用樹脂液
とした。
【0079】2)加飾シートの調製 加飾シート1:チタン紙(厚さ0.1mm、80g/m
2 、PM11P:興人社製)に石目柄を印刷したものを
80cm×80cmの大きさに切り、この切断片を上記
樹脂液中に浸漬して樹脂を含浸させた後、切断片をロー
ルで押圧して余分な樹脂を落し、含浸シートを得た。こ
のシートの4隅に酢酸エチルを1滴ずつ滴下し、樹脂が
軟らかくなった状態で、これに同じ大きさのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを積層、密着させ、加飾シー
ト1を得た。この加飾シート中の基材(紙)の重量割合
は、50重量%であった。
2 、PM11P:興人社製)に石目柄を印刷したものを
80cm×80cmの大きさに切り、この切断片を上記
樹脂液中に浸漬して樹脂を含浸させた後、切断片をロー
ルで押圧して余分な樹脂を落し、含浸シートを得た。こ
のシートの4隅に酢酸エチルを1滴ずつ滴下し、樹脂が
軟らかくなった状態で、これに同じ大きさのポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを積層、密着させ、加飾シー
ト1を得た。この加飾シート中の基材(紙)の重量割合
は、50重量%であった。
【0080】加飾シート2:布(ナイロン製、厚さ0.
1mm、90g/m2 :東洋紡績社製)に石目柄を印刷
したものを用いた以外は加飾シート1と同様にして加飾
シート2を得た。この加飾シート中の基材の重量割合
は、45重量%であった。
1mm、90g/m2 :東洋紡績社製)に石目柄を印刷
したものを用いた以外は加飾シート1と同様にして加飾
シート2を得た。この加飾シート中の基材の重量割合
は、45重量%であった。
【0081】加飾シート3:不織布(ポリエステル製、
厚さ0.36mm、40.7g/m 2 、ソンタラ#80
00:東レ・ディポン社製)に石目柄を印刷したものを
用いた以外は加飾シート1と同様にして加飾シート3を
得た。この加飾シート中の基材の重量割合は、50重量
%であった。
厚さ0.36mm、40.7g/m 2 、ソンタラ#80
00:東レ・ディポン社製)に石目柄を印刷したものを
用いた以外は加飾シート1と同様にして加飾シート3を
得た。この加飾シート中の基材の重量割合は、50重量
%であった。
【0082】加飾シート4:ガラスクロス(厚さ0.2
5mm、200g/m2 、平織り、WF230100B
S6:日東紡績社製)に石目柄を印刷したものを用いた
以外は加飾シート1と同様にして加飾シート4を得た。
この加飾シート中のガラスクロスの重量割合は、35重
量%であった。
5mm、200g/m2 、平織り、WF230100B
S6:日東紡績社製)に石目柄を印刷したものを用いた
以外は加飾シート1と同様にして加飾シート4を得た。
この加飾シート中のガラスクロスの重量割合は、35重
量%であった。
【0083】加飾シート5:ガラスマット(厚さ0.3
0mm、300g/m2 、MC300A104:日東紡
績社製)に石目柄を印刷したものを用いた以外は加飾シ
ート1と同様にして加飾シート5を得た。この加飾シー
ト中のガラスマットの重量割合は、35重量%であっ
た。
0mm、300g/m2 、MC300A104:日東紡
績社製)に石目柄を印刷したものを用いた以外は加飾シ
ート1と同様にして加飾シート5を得た。この加飾シー
ト中のガラスマットの重量割合は、35重量%であっ
た。
【0084】3.成形材料の調製 成形材料としては以下のものを用いた。 成形材料1: (1) 不飽和ポリエステル樹脂液(数平均分子量約200
0のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレ
ンに溶解してもの、スチレン濃度40重量%)70重量
部 (2) ポリスチレン樹脂液(重量平均分子量約9万5千の
ポリスチレン樹脂をスチレンに溶解したもの、スチレン
濃度65重量%)30重量部 (3) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 (4) 炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120重量部 (5) 着色顔料(酸化チタン粉末、SR−1:堺化学工業
社製)6重量部 (6) 増粘剤(酸化マグネシウム粉末、平均粒径約3μ
m、キョーワマグ150:協和化学工業社製)1重量部 (7) 内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社製)
3重量部 (8) ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断
したもの、以下、GFと略す)70重量部
0のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレ
ンに溶解してもの、スチレン濃度40重量%)70重量
部 (2) ポリスチレン樹脂液(重量平均分子量約9万5千の
ポリスチレン樹脂をスチレンに溶解したもの、スチレン
濃度65重量%)30重量部 (3) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 (4) 炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120重量部 (5) 着色顔料(酸化チタン粉末、SR−1:堺化学工業
社製)6重量部 (6) 増粘剤(酸化マグネシウム粉末、平均粒径約3μ
m、キョーワマグ150:協和化学工業社製)1重量部 (7) 内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社製)
3重量部 (8) ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断
したもの、以下、GFと略す)70重量部
【0085】上記配合材料のうち(1) 〜(7) の配合材料
を混合し、充分に混練を行った後、得られた混練物をS
MC製造装置により(8) のガラス繊維に含浸させ、40
℃にて24時間熟成して、厚み約2mmの着色(白色)
SMCを得た。
を混合し、充分に混練を行った後、得られた混練物をS
MC製造装置により(8) のガラス繊維に含浸させ、40
℃にて24時間熟成して、厚み約2mmの着色(白色)
SMCを得た。
【0086】4.成形方法 この様にして得られたSMCおよび加飾シートを、以下
のように成形した。 実施例1 上型を140℃、下型を150℃に加熱した後、加飾シ
ートとして上記シート1を下型に載せた。その上に上記
SMCを70cm×70cmの大きさに切ったものを4
枚チャージした。上型を、SMCに接触する位置より
30mm上まで動作速度50mm/秒で、SMCに接
触位置より30mm上からSMCに接触するまで、漸時
減速して動作速度50〜0.5mm/秒で、SMCに
接触した後締め切りまで、型締め速度0.5mm/秒で
締め、金型を締め切った後70kg/cm2 の圧力で2
40秒間加圧成形を行った。その後、型を開いて脱型
し、加飾成形品を得た。この成形を10回繰り返し、1
0個の成形品を得た。添付図1〜3に示すように、加飾
シート(11)と成形材料(12)の大きさにより、所望の形態
の成形品を得ることができる。
のように成形した。 実施例1 上型を140℃、下型を150℃に加熱した後、加飾シ
ートとして上記シート1を下型に載せた。その上に上記
SMCを70cm×70cmの大きさに切ったものを4
枚チャージした。上型を、SMCに接触する位置より
30mm上まで動作速度50mm/秒で、SMCに接
触位置より30mm上からSMCに接触するまで、漸時
減速して動作速度50〜0.5mm/秒で、SMCに
接触した後締め切りまで、型締め速度0.5mm/秒で
締め、金型を締め切った後70kg/cm2 の圧力で2
40秒間加圧成形を行った。その後、型を開いて脱型
し、加飾成形品を得た。この成形を10回繰り返し、1
0個の成形品を得た。添付図1〜3に示すように、加飾
シート(11)と成形材料(12)の大きさにより、所望の形態
の成形品を得ることができる。
【0087】実施例2〜8、比較例1〜10 表1および表2に記す加飾シートおよび型締め速度を用
いた以外は、実施例1と同様に成形を行った。
いた以外は、実施例1と同様に成形を行った。
【0088】5.評価方法 上記各実施例および比較例において得られた成形品につ
いて、欠肉の有無を目視評価した。また、目視にて加飾
シートの伸びによる歪み(幅1mm以上のもの)、破
れ、皺、欠肉等の不良の有無を評価した。各実施例の成
形品は、不良のないものであったが、比較例の成形品は
不良率の多いものであった。
いて、欠肉の有無を目視評価した。また、目視にて加飾
シートの伸びによる歪み(幅1mm以上のもの)、破
れ、皺、欠肉等の不良の有無を評価した。各実施例の成
形品は、不良のないものであったが、比較例の成形品は
不良率の多いものであった。
【0089】
【表1】
【表2】
【0090】
【発明の効果】本発明による加飾成形品の製造方法は以
上のとおり構成されているので、加飾部の歪み、皺、破
れ等の不良の発生を顕著に少なくすることができる。
上のとおり構成されているので、加飾部の歪み、皺、破
れ等の不良の発生を顕著に少なくすることができる。
【図1】本発明により得られた成形品の一例を示す垂直
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明により得られた成形品の他の例を示す垂
直断面図である。
直断面図である。
【図3】本発明により得られた成形品の更に他の例を示
す垂直断面図である。
す垂直断面図である。
(11):加飾シート (22):成形材料
Claims (1)
- 【請求項1】 金型内に加飾シートと熱硬化性成形材料
を重ねて配し、金型を締めて加熱圧縮成形を行うに当た
り、型締め速度を、上下両方の型が被圧縮材料に接触し
てから型を締め切るまで、0.05〜2mm/秒とする
ことを特徴とする加飾成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7599095A JPH08267482A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 加飾成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7599095A JPH08267482A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 加飾成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267482A true JPH08267482A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13592231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7599095A Pending JPH08267482A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 加飾成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08267482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080636A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Teijin Meton Kk | 複合成形品及びそれを用いた浴室構成品 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7599095A patent/JPH08267482A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003080636A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Teijin Meton Kk | 複合成形品及びそれを用いた浴室構成品 |
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